JP2023148068A - レンズ保持機構、光学装置、制御システム、及び移動装置 - Google Patents

レンズ保持機構、光学装置、制御システム、及び移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】弾性部材におけるよじれの発生を防止しつつレンズの周辺部を光軸方向へ押えることが可能なレンズ保持機構を提供する。【解決手段】レンズを保持するレンズ保持機構であって、レンズを収容する鏡筒と、鏡筒に対して光軸に沿った方向へ移動可能な押え環と、光軸の周りに回転することで押え環を光軸に沿った方向へ移動させる回転環と、レンズと押え環との間に配置される弾性部材と、を有し、鏡筒には、押え環の光軸周りの回転を規制する回転規制部が設けられ、押え環の移動により弾性部材をレンズの周辺部に対して光軸に沿った方向へ付勢することで、レンズを光軸に沿った方向へ押えるように構成されたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ保持機構、光学装置、制御システム、及び移動装置に関するものである。
近年、車間距離を計測するためにレーザ光を用いたレーザレーダ装置、いわゆるLIDAR(Laser Imaging And Ranging)の様に、自動運転等に使用される車載センサとして、光学装置が自動車に搭載されることが増加している。
一般に、車載センサとして使用される光学装置は過酷な環境変化にさらされる。一方、光学装置の環境変化、特に周囲温度の変化に対して、各レンズ位置の変化を緩和する手段として、例えば特許文献1に記載される様な、レンズと押え環の間に弾性部材を配置する構造が知られている。
特開昭61-149911号公報
特許文献1では、レンズと押え環の間に弾性部材を配置する構造としている。この特許文献1の構成では、押え環と弾性部材の接触抵抗により、弾性部材によじれが生じてしまう場合がある。弾性部材によじれが生じると、レンズにかかる付勢力が不均一となってしまう問題や、弾性部材が有効光束内にはみ出してしまう問題が生じてしまう。
また、特許文献1に記載されるように、弾性部材の前後に摩擦減衰シートを挿入する方法を用いても、押え環の締め込み力によっては弾性部材によじれが生じてしまうため、弾性部材のよじれ量をコントロールすることが困難であった。
そこで本発明においては、弾性部材におけるよじれの発生を防止しつつレンズの周辺部を光軸方向へ押えることが可能なレンズ保持機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのレンズ保持機構は、レンズを保持するレンズ保持機構であって、レンズを収容する鏡筒と、鏡筒に対して光軸に沿った方向へ移動可能な押え環と、光軸の周りに回転することで押え環を光軸に沿った方向へ移動させる回転環と、レンズと押え環との間に配置される弾性部材と、を有し、鏡筒には、押え環の光軸周りの回転を規制する回転規制部が設けられ、押え環の移動により弾性部材をレンズの周辺部に対して光軸に沿った方向へ付勢することで、レンズを光軸に沿った方向へ押えるように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、弾性部材におけるよじれの発生を防止しつつレンズの周辺部を光軸方向へ押えることが可能なレンズ保持機構を提供することができる。
実施例1に係る光学装置の構造を説明する一例の図である。 実施例1に係るテレスコープの構造を説明する断面図である。 実施例2に係るレンズユニットの撮像素子周辺の断面図である。 実施例3に係る車載システムの構成図である。 実施例3に係る車載システムを含む移動装置としての車両の模式図である。 実施例3に係る車載システムの動作例を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例や図を用いて説明する。尚、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
<実施例1>
図1は、実施例1に係る光学装置(光学機器)100の構造を説明する図である。図1に示しているように実施例1の光学装置100は、対象物を照明する照明系及び、対象物からの反射光や散乱光を受光する受信系の光軸が有孔ミラー4で合致される、いわゆる同軸系のLIDARである。
実施例1に係る光学装置100は、有孔ミラー4、固定ミラー5、可動ミラー6、集光レンズ7、受光素子8、ベース鏡筒9、光源形成部(投光部)10、制御部14、テレスコープ20を有する。
有孔ミラー(導光部)4は、ベース鏡筒9に固定保持され、穴部4a(開口部)を有するミラーである。有孔ミラー4は、レーザ光12を穴部4aにより透過及び反射面4bにより反射させることができる。有孔ミラー4は、光源形成部10からのレーザ光12を固定ミラー5に導光すると共に、固定ミラー5からの反射光を集光レンズ7に導光する。固定ミラー5は、ベース鏡筒9に固定保持されるミラーである。固定ミラー5は、有孔ミラー4からのレーザ光12を可動ミラー6に導光すると共に、可動ミラー6からの反射光を有孔ミラー4に導光する。
可動ミラー(偏向部、走査部)6は、ベース鏡筒9に固定保持され、光源からの照明光を用いて物体を走査するミラーである。可動ミラー6は、図1中におけるY軸、及びY軸に直交する方向であるX軸のまわりに回転する2軸駆動ミラーとして構成される。可動ミラー6として例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーなどが挙げられる。可動ミラー6は、固定ミラー5からのレーザ光12を、テレスコープ20のレンズ(光学素子)を介し目標領域に照射すると共に、目標領域にある障害物11からの反射光13を、テレスコープ20のレンズを介し固定ミラー5に導光する。
集光レンズ7は、ベース鏡筒9に固定保持され、有孔ミラー4からのレーザ光12を集光し、集光したレーザ光12を受光素子8に導く光学素子(集光光学系)である。受光素子8は、光源形成部10からの照明光を光電変換して信号を出力するための素子である。受光素子8として、PD(Photo Diode)、APD(Avalanche Photo Diode)やSPAD(Singel PHTON Avalanche Diode)などが用いられる。有孔ミラー4、固定ミラー5、可動ミラー6、集光レンズ7、受光素子8等は、ベース鏡筒9に組み込まれることで、ベース鏡筒9内に収納される。
光源形成部(投光部)10は、光源(半導体レーザ)1、収束レンズ2、固定絞り3を有する。光源1は、レーザ光(照射光)12を照射する光源である。収束レンズ2は、光源1からのレーザ光12の目標照射領域におけるビーム形状を整える光学素子である。固定絞り3は、収束レンズ2を介して光源1から照射されたレーザ光12に含まれる不要光を遮るよう構成され、開口部3aより投光される。
制御部14は、CPUやメモリ(記憶部)などを含み、少なくとも1つのコンピュータで構成され、光学装置100の各構成要素に回線を介して接続される。また、制御部14は、メモリに格納されたコンピュータプログラムに従って、光学装置100全体の各構成要素の動作調整などを統括的に制御する。それによって、後述の図6のフローチャートの動作が制御される。例えば、制御部14は、光学装置100の他の部分と一体で構成されることが好ましいが、光学装置100の他の部分とは別体で構成してもよい。
制御部14は、実施例1において、光源1、可動ミラー6、受光素子8等を制御する。具体的には、制御部14は、光源1及び可動ミラー6を、それぞれ所定の駆動電圧や駆動周波数で駆動すると共に、受光素子8における受光の際の受光波形を特定の周波数で計測する。そして制御部14によって、受光素子8で得られた受光時間と、光源1の発光時間との差分、もしくは、受光素子8で得られた受光信号の位相と、光源1の出力信号の位相との差分を計測し、差分を光速で乗じて対象物との距離を決定する。
テレスコープ(レンズ保持機構)20は、可動ミラー6からのレーザ光12の径を拡大するとともに、障害物11(対象物)からの反射光13の径を縮小する光学系である。具体的には、屈折力(パワー)を有する複数の光学素子(レンズ)で構成され、かつ全系では屈折力を持たない光学系(アフォーカル系)である。テレスコープ20の構成は後述する。
ここで、実施例1における光学装置100の光源形成部10より発光されたレーザ光12は、固定絞り3の開口部3aからベース鏡筒9内に投光される。固定絞り3の開口部3aから投光されたレーザ光12は、有孔ミラー4の穴部4aを通り、固定ミラー5により反射され、可動ミラー6により、目標領域に照射される。
テレスコープ20から目標領域に照射されたレーザ光12は、目標領域にある障害物11で反射され、反射光13としてテレスコープ20を通り、可動ミラー6に帰ってくる。可動ミラー6により反射された反射光13は、固定ミラー5により反射される。その後、反射光13は、有孔ミラー4の反射面4bに反射され、集光レンズ7に導光される。集光レンズ7を出射した反射光13は、受光素子8へ導光される。受光素子8は、反射光13を光電変換して信号を出力する。
図2は、実施例1に係るテレスコープ20の構成を説明する断面図の一例である。以下、テレスコープ20の構成について図2を参照して説明する。実施例1のテレスコープ20は、レンズ21、レンズ22、スペーサ23、固定鏡筒(移動鏡筒)24、押え環25、回転環26、弾性部材27を有する。
レンズ21及びスペーサ23の外径は、固定鏡筒24の内径24aより小さく形成される。具体的には、レンズ21及びスペーサ23の外径は、固定鏡筒24の内径24aより、10~20μm程度小さく形成される。また、レンズ22の外径は、固定鏡筒24の内径24bより小さく形成される。具体的には、レンズ22の外径は、固定鏡筒24の内径24bより、10~20μm程度小さく形成される。これにより、固定鏡筒24内にレンズ21、レンズ22、スペーサ23の夫々を光軸方向(光軸に沿った方向)に収容することができる。
スペーサ23は、レンズ21のR2面及びレンズ22のR1面に線接触する角部23aおよび角部23bを有し、レンズ21とレンズ22の光軸直交方向(径方向)の偏心、及び光軸方向の間隔を規制している。
尚、固定鏡筒24に対する押え環25の光軸方向位置は、押え環25の内径に設けられた環状の端面25dと固定鏡筒24に環状に設けられた突起部(移動規制部)24dが当接して決められる。尚、突起部24dは、光軸直交方向で外周側に所定量突出するように形成される。また、押え環25の光軸直交方向位置は、押え環25の内径嵌合部25eと固定鏡筒24の外径嵌合部24eとの嵌合により決められる。
弾性部材27は、ゴム等から成る部材で構成され、円環形状(リング形状)に一体形成される。弾性部材27は、一体形成の円環形状で形成されるため、レンズ21の周辺部に接触する際には全周に亘って接触する。弾性部材27は、上記のように一体形成の円環形状であることが好ましいが、例えば、弾性部材27は、レンズ21の一部が接する環状形状で構成してもよい。さらに、120度間隔等の所定の間隔でレンズ21に接触する例えば3つに分かれた弾性部材などから構成されてもよい。
弾性部材27は、レンズ21と押え環25の間に配置される。具体的には、押え環25に環状に形成される溝部25aにはめ込むように配置することで、弾性部材27は押え環25に保持される。溝部25aは、例えば、光学装置100やテレスコープ20を組立てる際等に弾性部材27の設置位置がズレない(動かない)または外れないように弾性部材27を挟み込んでガイドする。溝部25aは、例えば、凹部(凹形状及び凹形状と同等の形状も含む)や、半円形状としてもよく、弾性部材27を配置した際に、弾性部材27の位置がズレなければ何れの形状であってもよい。また、溝部25aは、レンズ21のR1面側も設けてもよく、その場合は押え環25に溝部を設けないようにしてもよい。
次に、押え環25の内径に設けられるキー溝25bを固定鏡筒24のキー部(回転規制部)24cと嵌合させる。これにより、押え環25の光軸周り(周方向)の回転が規制される。さらにこの時、押え環25の外径(光軸直交方向で外周側)に設けられている雄ネジ部25cを回転環26の内径(光軸直交方向で内周側)に設けられている雌ネジ部26aに螺合させる。これにより、押え環25と回転環26が嵌合し固定された状態となる。この状態で回転環26を光軸周りに回転させると、押え環25を光軸方向にのみ移動させることができる。
尚、実施例1の構成を製造する際には、押え環25と固定鏡筒24を嵌合し、押え環25と回転環26を嵌合させた際に、回転環26の突起部24dと固定鏡筒24の端面25dの間に所定の隙間が形成される。所定の隙間は、光軸方向に所定の幅寸法(間隔B)で形成される。また、この間隔Bの幅寸法は、弾性部材27がレンズ21のR1面に接した状態であって、且つ弾性部材27がレンズ21に対して付勢していない状態における寸法である。そして、この光軸方向の幅寸法が間隔Bである隙間は、弾性部材27の断面寸法ΦAに対して、以下の式(1)の関係となるように形成される。
(数1)
ΦA>B (1)
上記の式(1)のように、間隔Bは上記した弾性部材27の断面寸法ΦAより小さい幅寸法となる。従って、光軸方向における幅寸法である間隔Bによって、弾性部材27の光軸方向の変形量が決まる。
回転環26を光軸周りに回転させると、押え環25は光軸方向に移動し、レンズ21のR1面を、弾性部材27を挟んで光軸方向に付勢する。回転環26の内径に設けられた環状のストッパ26bは、固定鏡筒24の突起部24dに対し、弾性部材27の付勢力により光軸方向に接した状態となる。加えて、押え環25の端面25dを固定鏡筒24の突起部24dに当接するまで移動させると、弾性部材27は間隔Bだけ変形し、レンズ21、レンズ22、及びスペーサ23を、固定鏡筒24の受け面24fに対し付勢することができる。
間隔Bは、弾性部材27の断面寸法ΦAより小さいため、回転環26を光軸周りに回転させ、押え環25の端面25dを突起部24dに当接させたとしても、弾性部材27の光軸方向における変形をほぼ一定とすることができる。そして、押え環25は光軸方向にのみ移動可能である。そのため、押え環25を光軸方向に移動させ弾性部材27をレンズ21に対し付勢させた際、弾性部材27に回転力によるよじれを発生させず、レンズ21の周辺部に全周に亘って接触し、レンズ21を均等に押えることができる。
実施例1では、例えば、固定鏡筒24、押え環25、回転環26及びスペーサ23には、線膨張係数が、26×10^-6/℃のアルミニウム合金を用いている。また、レンズ21、レンズ22には、線膨張係数が、7×10^-6/℃のガラス材を用いている。
ここで、一例としてアルミニウム合金のスペーサ23の厚みを5mm、ガラス材のレンズ21のR1面受け部からレンズ22のR2面受け部の間隔を15mmとした場合を想定する。レンズ21のR1面受け部は、弾性部材27と接触するレンズ21の部分であり、レンズ22のR2面受け部は、固定鏡筒24の受け面24fと接触するレンズ22の部分である。
この時、温度が1℃変化すると、レンズ21のR1面受け部からレンズ22のR2面受け部の間で約0.19μmの熱膨張差が発生する。即ち、温度が1℃変化すると固定鏡筒24とレンズとの間隔差が約0.19μm発生する。例えば、光学装置100が屋外等の外部環境に配置されているような状況で、その際の外気温度や装置内部の温度等が光学装置100等の組立時より60℃上昇するような環境下の場合、光軸方向に約11.4μmのガタ(ガタ量)が発生する。また、外気温度が上記のように組立時より60℃下降するような環境下では、光軸方向に約11.4μmのレンズ変形が発生する。
実施例1における光学装置100は、自動運転等に使用され、車間距離を計測するためにレーザ光を用いたレーザ照射装置であるLIDARに適用することを想定しているため、過酷な環境変化に晒されることが多い。従って、上記に述べたような大きな温度変化が生じることで光軸方向にガタが発生すると、例えば、レンズ21やレンズ22が光軸直交方向にずれて(即ち、偏芯して)しまう可能性がある。または、レンズ21やレンズ22が変形して収差が悪化する可能性もある。これらは、投影位置、撮像位置のずれにつながり、障害物11の計測精度が低下することが考えられる。また、障害物11の表面の微小な特徴点を計測する場合等において、計測が困難となることも考えられる。
実施例1においては、上記したような光軸方向におけるガタは押え環25の溝部25aに配置され、レンズ21に接触して当該レンズを光軸方向へ付勢する弾性部材27が弾性変形することで吸収する。即ち、外気温度が上記のように、光学装置100等の組立時より60℃上昇または下降するような環境下において、光軸方向にレンズの長さが約11.4μm変化することとなるが、この際のレンズの変形量を弾性部材27によって吸収可能としている。また、レンズ21とレンズ22の光軸直交方向(径方向)に発生するガタに対し、上記のような環境下に晒されている際には、押え環25の端面25dに固定鏡筒24の突起部24dが当接している状態である。これにより、レンズ21とレンズ22がスペーサ23と弾性部材27により押え付けられている状態であるため、相対偏心を緩和することができる。
以上、実施例1における光学装置100においては、テレスコープ20に組み込まれるレンズ21やレンズ22等の光軸方向におけるガタを弾性部材27に吸収させることができる。即ち、複数のレンズ(レンズ21、22)やスペーサ23を環状に形成される1つの弾性部材27で押えることで、温度変化による線膨張差で発生する複数のレンズやスペーサのガタ量を、弾性部材27に吸収させることができる。さらに押え環25は光軸方向にのみ移動可能であるため、弾性部材27に回転力によるよじれを発生させないで、レンズの周辺部を均等に押えることができる。さらに、弾性部材27の断面寸法ΦAより、所定の隙間の間隔Bの寸法を小さくしているため、弾性部材27は最大でも間隔Bの寸法分しか変形しない。これにより、弾性部材27の光軸方向における変形をほぼ一定とすることができ、レンズ21の周辺部を均等に押えることができる。
尚、実施例1では、2枚のレンズでテレスコープ20を構成する構造を説明しているが、これに限らずレンズ枚数は、1枚以上構成されていればよい。また、実施例1においては、レーザ照射装置(レーザレーダ装置)であるLIDARのテレスコープに適用することを想定しているが、これに限らずレーザ照射装置以外の、他の装置に適用してもよい。
<実施例2>
実施例1では、LIDARのテレスコープの前玉(レンズ21)固定部に、弾性部材27を採用した例を説明した。実施例2では、撮像レンズユニットの撮像素子30を保持したセンサホルダ35による、レンズの保持形態について説明する。実施例2として言及しない事項は、実施例1に従う。
図3は、実施例2に係る光学装置100の構造を説明する図である。具体的には、光学装置100における撮像レンズユニット(レンズ保持機構)の撮像素子30周辺の断面図である。
図3において、レンズ31、レンズ32、スペーサ33は、固定鏡筒34に組込まれ、撮像レンズユニットの一部を構成する。レンズ31の外径は、固定鏡筒34の内径34aより小さく形成される。具体的には、レンズ31の外径は、固定鏡筒34の内径34aより、10~20μm程度小さく形成される。また、レンズ32及びスペーサ33の外径は、固定鏡筒34の内径34bより小さく形成される。具体的には、レンズ32及びスペーサ33の外径は、固定鏡筒34の内径34bより10~20μm程度小さく形成される。これにより、固定鏡筒34内にレンズ31、レンズ32、スペーサ33の夫々を光軸方向に沿って収容することができる。
スペーサ33は、レンズ31のR2面及びレンズ32のR1面に線接触する角部33aおよび角部33bを有し、レンズ31とレンズ32の光軸直交方向の偏心、及び光軸方向の間隔を規制している。
センサホルダ35には、撮像素子30が固定保持されており、固定鏡筒34との光軸方向位置はセンサホルダ35に環状に設けられた端面35dと固定鏡筒34の内径に設けられた環状の突起部(移動規制部)34dが当接して決められる。尚、突起部34dは、光軸直交方向で外周側に所定量突出するように形成される。また、センサホルダ35の光軸直交方向位置は、センサホルダ35の内径嵌合部35eと固定鏡筒34の外径嵌合部34eとの嵌合により決められる。
弾性部材37は、レンズ32とセンサホルダ35の間に配置される。具体的には、センサホルダ35に環状に形成される溝部35aにはめ込むように配置することで、弾性部材37はセンサホルダ35に保持される。溝部35aは、例えば、光学装置100や撮像レンズユニットを組立てる際等に弾性部材27の設置位置がズレない(動かない)または外れないように弾性部材37を挟み込んでガイドする。
また、センサホルダ35の内径に設けられるキー溝35bを固定鏡筒34のキー部(回転規制部)34cと嵌合させる。これにより、センサホルダ35の光軸周りの回転が規制される。さらにこの時、センサホルダ35の外径に設けられている雄ネジ部35cを回転環36の内径に設けられている雌ネジ部36aに螺合させる。これにより、センサホルダ35と回転環36が嵌合し固定された状態となる。この状態で回転環36を光軸周りに回転させると、センサホルダ35を光軸方向にのみ移動させることができる。
尚、実施例2の構成を製造する際には、センサホルダ35と固定鏡筒34を嵌合し、センサホルダ35と回転環36を嵌合させた際に、固定鏡筒34の突起部34dとセンサホルダ35の端面35dの間に所定の隙間が形成される。所定の隙間は、光軸方向に所定の幅寸法(間隔D)で形成される。また、この間隔Dの幅寸法は、弾性部材37がレンズ32のR2面に接した状態であって、且つ弾性部材37がレンズ32に対して付勢していない状態であるにおける寸法である。そして、この光軸方向の幅寸法が間隔Dである隙間は、弾性部材37の断面寸法ΦCに対して、以下の式(2)の関係となるように形成される。
(数2)
ΦC>D (2)
上記の式(2)のように、間隔Dは、上記した弾性部材37の断面寸法ΦCより小さい幅寸法となる。従って、光軸方向における幅寸法である間隔Dよって、弾性部材37の光軸方向の変形量が決まる。
回転環36を光軸周りに回転させると、センサホルダ35は光軸方向に移動し、レンズ32のR2面を、弾性部材27を挟んで光軸方向に付勢する。回転環36の内径に設けられた環状のストッパ36bは、固定鏡筒34に設けられた突起部34dに対し、弾性部材37の付勢力により光軸方向に接した状態となる。加えて、センサホルダ35の端面35dを固定鏡筒34の突起部34dに当接するまで移動させると、弾性部材37は間隔Dだけ変形し、レンズ32、レンズ31、及びスペーサ33を、センサホルダ35の受け面35fに対し付勢することができる。
間隔Dは、弾性部材37の断面寸法ΦCより小さいため、回転環36を光軸周りに回転させ、センサホルダ35の端面35dを突起部34dに当接させたとしても、弾性部材37の光軸方向における変形をほぼ一定とすることができる。そして、センサホルダ35は光軸方向にのみ移動可能である。そのため、センサホルダ35を光軸方向に移動させ弾性部材37をレンズ32に対し付勢させた際、弾性部材37に回転力によるよじれを発生させず、レンズ32の周辺部に全周に亘って接触し、レンズ32を均等に押えることができる。
実施例2では、例えば、固定鏡筒34、センサホルダ35、回転環36及びスペーサ33には、線膨張係数が26×10^-6/℃のアルミニウム合金を用いている。また、レンズ31、レンズ32には、線膨張係数は7×10^-6/℃のガラス材料を用いている。
ここで、一例としてアルミニウム合金のスペーサ33の厚みを5mm、ガラス材のレンズ31のR1面受け部からレンズ32のR2面受け部の間隔が15mmとした場合を想定する。レンズ31のR1面受け部は、センサホルダ35の受け面35fと接触するレンズ31の部分であり、レンズ32のR2面受け部は、弾性部材37と接触するレンズ32の部分である。
この時、温度が1℃変化すると、レンズ31のR1面受け部からレンズ32のR2面受け部の間で約0.19μmの熱膨張差が発生する。即ち、固定鏡筒34とレンズとの間隔差が約0.19μm発生する。例えば、光学装置100が屋外等の外部環境に配置されているような状況で、その際の外気温度や装置内部の温度等が光学装置100等の組立時より60℃上昇するような環境下の場合、光軸方向に約11.4μmのガタ(ガタ量)が発生する。また、外気温度が上記のように組立時より60℃下降するような環境下では、光軸方向に約11.4μmのレンズ変形が発生する。実施例2における光学装置100も実施例1と同様に、自動運転等に使用され、車間距離を計測するためにレーザ光を用いたレーザ照射装置であるLIDARに適用することを想定している。
実施例2においては、上記したような光軸方向におけるガタはセンサホルダ35の溝部35aに配置され、レンズ32に接触して当該レンズを光軸方向へ付勢する弾性部材37が弾性変形することで吸収する。即ち、外気温度が上記のように、光学装置100等の組立時より60℃上昇または下降するような環境下において、光軸方向にレンズの長さが約11.4μm変化することとなるが、この際のレンズの変形量を弾性部材37によって吸収可能としている。また、レンズ31とレンズ32の光軸直交方向(径方向)に発生するガタに対し、上記のような環境下に晒されている際には、センサホルダの端面35dに固定鏡筒34の突起部34dが当接している状態である。これにより、レンズ31とレンズ32がスペーサ33と弾性部材27により押え付けられている状態であるため、相対偏心を緩和することができる。
以上、実施例2における光学装置100においては、撮像レンズユニットに組み込まれるレンズ31やレンズ32等の光軸方向におけるガタを弾性部材27に吸収させることができる。即ち、複数のレンズ(レンズ31、32)やスペーサ33を環状に形成される1つの弾性部材37で押えることで、温度変化による線膨張差で発生する複数のレンズやスペーサのガタ量を、弾性部材37に吸収させることができる。さらにセンサホルダ35は光軸方向にのみ移動可能であるため、弾性部材37に回転力によるよじれを発生させないで、実施例1と同様にレンズの周辺部を均等に押えることができる。さらに、弾性部材37の断面寸法ΦCより、所定の隙間の間隔Dの寸法を小さくしているため、弾性部材37は最大でも間隔Dの寸法分しか変形しない。これにより、弾性部材37の光軸方向における変形をほぼ一定とすることができ、レンズの周辺部を均等に押えることができる。
尚、実施例2では、2枚のレンズで撮像レンズユニットを構成する構造を説明しているが、これに限らずレンズ枚数は、1枚以上であれば何枚でもかまわない。
<実施例3>
図4は、上記の各実施例に係る光学装置100及びそれを備える車載システム(運転支援装置)1000の構成図である。車載システム1000は、自動車(車両)等の移動可能な移動体(移動装置)により保持され、光学装置100により取得した車両の周囲の障害物や歩行者などの対象物の距離情報に基づいて、車両500の運転(操縦)を支援するための制御システムである。図5は、車載システム1000を含む移動装置としての車両500の模式図である。図5においては、光学装置100の測距範囲(検出範囲)を車両500の前方に設定した場合を示しているが、測距範囲を車両500の後方や側方などに設定してもよい。
図4に示すように、車載システム1000は、光学装置100と、車両情報取得装置200と、制御装置(制御部、ECU:エレクトロニックコントロールユニット)300と、警告装置(警告部)400とを備える。車載システム1000において、光学装置100が備える制御部14は、距離取得部(取得部)及び衝突判定部(判定部)としての機能を有する。ただし、必要に応じて、車載システム1000において制御部14とは別体の距離取得部や衝突判定部を設けてもよく、夫々を光学装置100の外部(例えば車両500の内部)に設けてもよい。あるいは、制御装置300を制御部14として用いてもよい。
図6は、実施例3に係る車載システム1000の動作例を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って車載システム1000の動作を説明する。
まず、ステップS1では、光学装置100の光源形成部10により照射したレーザ光12によって車両500の周囲の対象物(障害物11)を照明し、対象物からの反射光13を受光する。制御部14は、反射光13を受光することで受光素子(受光部)8が出力する信号に基づいて、対象物の距離情報を取得する。この時、距離取得部は、受光素子8からの信号に基づき物体の距離情報を取得する距離情報取得手段として機能する。ここで、距離情報は、移動装置(車両500)から物体までの距離に関する情報であればよく、距離そのものでなくてもよい。また、ステップS2では、車両情報取得装置200により車両500の車速、ヨーレート、舵角などを含む車両情報の取得を行う。そして、ステップS3では、制御部14によって、ステップS1で取得された距離情報やステップS2で取得された車両情報を用いて、対象物までの距離が予め設定された設定距離の範囲内に含まれるか否かの判定を行う。
これにより、車両500の周囲の設定距離内に対象物が存在するか否かを判定し、車両500と対象物との衝突可能性を判定することができる。なお、ステップS1及びS2は、上記の順番とは逆の順番で行われてもよいし、互いに並列して処理を行われてもよい。制御部14は、設定距離内に対象物が存在する場合は「衝突可能性あり」と判定し(ステップS4)、設定距離内に対象物が存在しない場合は「衝突可能性なし」と判定する(ステップS5)。
次に、制御部14は、「衝突可能性あり」と判定した場合、その判定結果を制御装置300や警告装置400に対して通知(送信)する。このとき、制御装置300は制御部14での判定結果に基づいて車両500を制御し(ステップS6)、警告装置400は制御部14での判定結果に基づいて車両500のユーザ(運転者、搭乗者)への警告を行う(ステップS7)。この時、警告装置400は、物体の距離情報に応じて警告を行う警告手段として機能する。なお、判定結果の通知は、制御装置300及び警告装置400の少なくとも一方に対して行えばよい。
制御装置300は、車両500の駆動部(エンジンやモータなど)に対して制御信号を出力することで、車両500の駆動及び移動を制御することができる制御手段として機能する。制御装置300は、例えば、車両500においてブレーキをかける、アクセルを戻す、ハンドルを切る、各輪に制動力を発生させる制御信号を生成してエンジンやモータの出力を抑制するなどの制御を行う。また、警告装置400は、ユーザに対して、例えば警告音を発する、カーナビゲーションシステムなどの画面に警告情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどの警告を行う。
以上、実施例3に係る車載システム1000によれば、上記の処理により対象物の検出及び測距を行うことができ、車両500と対象物との衝突を回避することが可能になる。特に、上記した各実施例に係る光学装置100を車載システム1000に適用することで、高い測距精度を実現することができるため、対象物の検出及び衝突判定を高精度に行うことが可能になる。
なお、実施例3では、車載システム1000を運転支援(衝突被害軽減)に適用したが、これに限らず、車載システム1000をクルーズコントロール(全車速追従機能付を含む)や自動運転などに適用してもよい。また、車載システム1000は、自動車等の車両に限らず、例えば船舶や航空機、産業用ロボットなどの移動体に適用することができる。また、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)や監視システム等の物体認識を利用する種々の機器に適用することができる。
また、車載システム1000や車両500は、万が一、車両500が障害物に衝突した場合に、その旨を車載システムの製造元(メーカ)や移動装置の販売元(ディーラ)などに通知するための通知装置(通知部)を備えていてもよい。例えば、通知装置としては、車両500と障害物との衝突に関する情報(衝突情報)を予め設定された外部の通知先に対して電子メールなどによって送信するもの採用することができる。
このように、通知装置によって衝突情報を自動通知する構成を採ることにより、衝突が生じた後に点検や修理などの対応を速やかに行うことができる。なお、衝突情報の通知先は、保険会社、医療機関、警察などや、ユーザが設定した任意のものであってもよい。また、衝突情報に限らず、各部の故障情報や消耗品の消耗情報を通知先に通知するように通知装置を構成してもよい。衝突の有無の検知については、上述した受光素子8からの出力に基づいて取得された距離情報を用いて行ってもよいし、他の検知部(センサ)によって行ってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。また、上述の実施例を組み合わせて実施してもよい。
また、上述した各実施例における制御の一部または全部を上述した各実施例の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワークまたは各種記憶媒体を介して光学装置100等に供給するようにしてもよい。そしてその光学装置100等におけるコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
1 半導体レーザ
2 収束レンズ
4 有孔ミラー
5 固定ミラー
6 可動ミラー
7 集光レンズ
8 受光素子
9 ベース鏡筒
10 光源形成部
14 制御部
20 テレスコープ
21、22 レンズ
23 スペーサ
24 固定鏡筒
25 押え環
26 回転環
27 弾性部材

Claims (15)

  1. レンズを保持するレンズ保持機構であって、
    前記レンズを収容する鏡筒と、
    前記鏡筒に対して光軸に沿った方向へ移動可能な押え環と、
    前記光軸の周りに回転することで前記押え環を前記光軸に沿った方向へ移動させる回転環と、
    前記レンズと前記押え環との間に配置される弾性部材と、を有し、
    前記鏡筒には、前記押え環の光軸周りの回転を規制する回転規制部が設けられ、
    前記押え環の移動により前記弾性部材を前記レンズの周辺部に対して前記光軸に沿った方向へ付勢することで、前記レンズを前記光軸に沿った方向へ押えるように構成されたことを特徴とするレンズ保持機構。
  2. 前記鏡筒には、前記押え環の前記光軸に沿った方向の移動を規制する移動規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ保持機構。
  3. 前記弾性部材は、前記押え環に形成される凹部にはめ込まれることで前記押え環に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ保持機構。
  4. 前記押え環と前記回転環は互いに螺合していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のレンズ保持機構。
  5. レンズを保持するレンズ保持機構であって、
    前記レンズを収容する鏡筒と、
    撮像素子を固定保持し、前記鏡筒に対して光軸に沿った方向へ移動可能なセンサホルダと、
    光軸周りに回転することで前記センサホルダを前記光軸に沿った方向へ移動可能させる回転環と、
    前記レンズと前記センサホルダとの間に配置される弾性部材と、を有し、
    前記鏡筒には、前記センサホルダの前記光軸周りの回転を規制する回転規制部が設けられ、
    前記センサホルダの移動により前記弾性部材が前記レンズの周辺部に対して前記光軸に沿った方向へ付勢することで、前記レンズを前記光軸に沿った方向へ押えるように構成されたことを特徴とするレンズ保持機構。
  6. 前記鏡筒には、前記センサホルダの前記光軸に沿った方向の移動を規制する移動規制部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ保持機構。
  7. 前記弾性部材は、前記センサホルダに形成される凹部にはめ込まれることで前記センサホルダに保持されることを特徴とする請求項5又は6に記載のレンズ保持機構。
  8. 前記センサホルダと前記回転環は互いに螺合していることを特徴とする請求項5~7のいずれか1項に記載のレンズ保持機構。
  9. 光源からの照明光を用いて物体を走査する走査部と、
    請求項1~8のいずれか1項に記載のレンズ保持機構と、を備え、
    前記走査部により照明された前記物体からの反射光を、前記レンズを介して受光素子に導くことを特徴とする光学装置。
  10. 請求項9に記載の光学装置を備え、
    前記受光素子からの信号に基づき前記物体の距離情報を取得する距離取得部を有することを特徴とする制御システム。
  11. 前記距離情報に基づき、移動可能な移動体である移動装置の駆動を制御する制御装置を備えることを特徴とする請求項10に記載の制御システム。
  12. 前記物体の前記距離情報に応じて警告を行う警告装置を備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の制御システム。
  13. 請求項9に記載の光学装置を備え、
    前記受光素子からの信号に基づき前記物体の距離情報を取得する距離情報取得手段を有することを特徴とする移動装置。
  14. 前記距離情報に基づき、前記移動装置の駆動を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の移動装置。
  15. 前記物体の前記距離情報に応じて警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の移動装置。

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