JP2023146429A - アンテナの配置を考慮した通信制御のための端末装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末装置におけるアンテナの配置に応じた適切な通信制御を実行すること。【解決手段】複数のアンテナを有する端末装置は、複数のアンテナのそれぞれを用いて、端末装置が属するネットワークの基地局装置から送信された信号を測定し、複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとについて、測定された信号に基づいて特定される所定の特性が共通するか否かを判定し、判定の結果を示す情報を、端末装置が属するネットワークへ通知する。【選択図】 図1
Description
本発明は、端末装置におけるアンテナの配置に応じた通信制御技術に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の規格に従って、複数の地理的に分散して配置された基地局装置が、それぞれが送出した電波が届く範囲において端末装置に無線通信サービスを提供する無線通信システムが広く利用されている。そのような無線通信システムでは、基地局装置のアンテナと端末装置のアンテナとの間の伝送路の状態に応じて各種通信制御が実行される。
無線通信が様々な状況において使用されることとなったことに応じて、端末装置の構成も多様化している。例えば、従来の携帯電話のような小型の端末装置のみならず、車両などの大型の物体に搭載される端末装置などが利用されうる。また、セルラ通信システムを利用した固定無線アクセス(FWA)において、セルラ通信システムの端末装置としてユーザ側の無線装置が使用されうる。
従来、端末装置が複数のアンテナを有する場合に、それらのアンテナがいずれも小型の端末装置の内部に配置されることが想定されることから、その複数のアンテナと基地局装置のアンテナとの間の伝送路の特性は概ね共通しているものとして扱われていた。一方で、端末装置の多様化に伴い、端末装置が有する複数のアンテナが相互に離れた位置に配置され、複数のアンテナと基地局装置のアンテナとの間の伝送路の特性は大きく異なることが想定される。このような場合に、端末装置が有する複数のアンテナにおける伝送路の特性が概ね共通として扱うと、十分な通信品質を得ることが容易ではなくなってしまう。
本発明は、端末装置におけるアンテナの配置に応じた適切な通信制御を実行可能とする手法を提供する。
本発明の一態様による端末装置は、複数のアンテナと、前記複数のアンテナのそれぞれを用いて、前記端末装置が属するネットワークの基地局装置から送信された信号を測定する測定手段と、前記複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとについて、測定された前記信号に基づいて特定される所定の特性が共通するか否かを判定する判定手段と、前記判定の結果を示す情報を、前記端末装置が属するネットワークへ通知する通知手段と、を有する。
本発明によれば、端末装置におけるアンテナの配置に応じた適切な通信制御を実行することが可能となる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(システム構成)
図1に本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において規格化された、第5世代(5G)規格に準拠したセルラ通信システムでありうる。ただし、これは一例であり、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)等の従来規格や、第6世代以降の規格などに準拠した無線通信システムにおいて以下の議論が適用されてもよく、また、セルラ通信システム以外の無線通信システムにおいて以下の議論が適用されてもよい。
図1に本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において規格化された、第5世代(5G)規格に準拠したセルラ通信システムでありうる。ただし、これは一例であり、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)等の従来規格や、第6世代以降の規格などに準拠した無線通信システムにおいて以下の議論が適用されてもよく、また、セルラ通信システム以外の無線通信システムにおいて以下の議論が適用されてもよい。
本無線通信システムは、例えば、基地局装置101と、端末装置111とを含んで構成される。なお、基地局装置101は、コアネットワークに接続された無線アクセスネットワークノードであり、ネットワークには他のネットワークノードも当然に含まれうるが、説明を簡単にするために、図1において、そのような構成については省略している。ここで、端末装置111は、複数(少なくとも2つ)のアンテナを有し、その複数のアンテナのうちのアンテナ121及びアンテナ122が、アンテナ123及びアンテナ124とは大きく離れた位置に配置されているものとする。この場合、アンテナ121及びアンテナ122は、基地局装置101から到達した電波に関して概ね同様の特性を有することが想定される。例えば、アンテナ121及びアンテナ122で受信される電波の受信タイミングは概ね同様のタイミングであり、例えばフーリエ変換用のタイミング制御などの受信タイミング制御に関して同じ設定を使用することができ、また、タイミングアドバンスなどの送信タイミング制御に関しても同じ設定を使用することができる。すなわち、アンテナ121及びアンテナ122を介する通信において、共通の通信タイミング制御(上りリンクと下りリンクとの少なくともいずれかにおけるタイミング制御)を使用することができる。同様に、アンテナ123及びアンテナ124は、基地局装置101から到達した電波に関して概ね同様の特性を有することが想定され、例えば共通の通信タイミング制御を適用することができる。一方で、アンテナ121またはアンテナ122と、アンテナ123またはアンテナ124との間では、互いに異なる特性を有することが想定されうる。このため、アンテナ121とアンテナ123とで共通の通信タイミング制御を適用すると、適切に通信を行うことができなくなりうる。例えば、下りリンクにおいてアンテナ121において適切なフーリエ変換のウィンドウ設定が、アンテナ123において適切でなく、直交性を担保することができなくなることがありうる。
また、例えば、端末装置111は、複数のパネルを用いて、ネットワーク内のそれぞれ異なる送受信点と通信することができる。この場合、パネルごとに特性が大きく異なることが想定されるため、複数のパネルを用いた通信において共通の設定を用いるのが適切でない場合がありうる。なお、複数のアンテナのそれぞれに対して別個の設定を適用することができるが、アンテナの数が増えるほどに処理が煩雑となりうる。
このため、本実施形態では、複数のアンテナを介して基地局装置101から到達した電波が検出される場合の、それぞれの所定の特性が共通するか否かによって、同じ設定制御を適用するか、異なる設定制御を適用するかを決定しうる。そのために、端末装置111は、例えば、基地局装置101に対して、自装置が有する複数のアンテナのうちの第1のアンテナについて、所定の特性が共通する第2のアンテナと、所定の特性が共通しない第3のアンテナとの少なくともいずれかを特定可能な情報を、基地局装置101(ネットワーク内のネットワークノード)へ通知する。例えば、端末装置111は、アンテナ121について、アンテナ122と所定の特性が共通することを基地局装置101へ通知しうる。また、端末装置111は、アンテナ121について、アンテナ123やアンテナ124と所定の特性が共通しないことを基地局装置101へ通知してもよい。また、端末装置111は、例えば、アンテナ121とアンテナ122とが第1のグループに属し、アンテナ123とアンテナ124とが第2のグループに属することを、基地局装置101へ通知してもよい。この場合、グループが同じ2つのアンテナは相互に所定の特性が共通し、グループが異なる2つのアンテナは相互に所定の特性が共通しないことが示されうる。ネットワークノード(例えば基地局装置101)は、この通知に基づいて、所定の特性が共通するアンテナ群に対して共通する通信の設定および制御を行うとともに、所定の特性が共通しないアンテナ群に対して独立して通信の設定および制御を行う。
所定の特性は、一例において、基地局装置101や基地局装置102から送出されて端末装置111に到達した電波又は端末装置111から送出されて基地局装置101や基地局装置102に到達した電波に関して観測される遅延の大きさに関する。この場合、アンテナ121における遅延の大きさと他のアンテナにおける遅延の大きさとの差に基づいて、その差が所定値を超えないアンテナはアンテナ121と所定の特性が共通するアンテナとして扱われる。また、その差が所定値を超えるアンテナがアンテナ121と所定の特性が共通しないアンテナと扱われうる。なお、ここでの遅延の大きさは、アンテナごとに基地局装置101や基地局装置102から送出された電波が端末装置111に到達するまでの時間差の平均値でありうる。また、各アンテナにおける遅延の大きさは、いずれか1つのアンテナにおいて電波が到達したタイミングを基準として特定されてもよい。
ネットワークノードは、基地局装置101や基地局装置102から送出された電波が端末装置111に到達したタイミングが十分に近いアンテナ群、すなわち、遅延の大きさに関する特性が共通するアンテナ群については、共通する通信タイミング制御を適用しうる。一方で、ネットワークノードは、その遅延の大きさに関する特性が共通しないアンテナ群に対して共通する通信タイミング制御を適用すると、直交性の担保が困難となりうるため、これらについては独立した通信タイミング制御を適用しうる。通信タイミング制御は、例えば、上りリンク信号を送信する際に用いるタイミングアドバンスの設定を含みうる。また、ネットワークノードは、例えば、アンテナ121及びアンテナ122と、アンテナ123及びアンテナ124とでは、異なるタイミングに対応するフーリエ変換のウィンドウを設定するなどの、異なる受信制御を行うことができるような設定情報を端末装置111に通知しうる。また、ネットワークノードは、遅延の大きさに関する特性が共通するアンテナ群については、上りリンクの送信電力制御の設定および制御を共通して行い、遅延の大きさに関する特性が異なるアンテナ群については、上りリンクの送信電力制御の設定および制御を独立して行うようにしうる。平均遅延が大きく異なるアンテナは、その平均遅延の大きさの違いに伴い、伝搬損失の大きさも異なることが想定される。このため、平均遅延が概ね共通するアンテナ群に対しては共通の送信電力制御の設定および制御が行われ、平均遅延が共通しないアンテナ群に対しては独立して送信電力制御の設定および制御が行われるようにしうる。
また、所定の特性は、一例において、基地局装置101や基地局装置102から送出されて端末装置111に到達した電波又は端末装置111から送出されて基地局装置101や基地局装置102に到達した電波に関して観測される遅延広がりの大きさに関する。この場合、アンテナ121における遅延広がりの大きさと他のアンテナにおける遅延広がりの大きさとの差に基づいて、その差が所定値を超えないアンテナはアンテナ121と所定の特性が共通するアンテナとして扱われる。また、その差が所定値を超えるアンテナがアンテナ121と所定の特性が共通しないアンテナと扱われうる。また、アンテナ121における遅延広がりの形状と、遅延広がりの形状の相関値を算出した場合に、その相関値が所定値を超えるアンテナはアンテナ121と所定の特性が共通するアンテナとして扱われる。また、その相関値が所定値を超えないアンテナがアンテナ121と所定の特性が共通しないアンテナと扱われうる。
ネットワークノードは、例えば、遅延広がりの特性が共通するアンテナ群に対しては、例えばサウンディング参照信号(SRS)の設定を共通としうる。一方で、遅延広がりの特性が共通しないアンテナ群に対しては、SRSの設定を独立して適用しうる。ここで、SRSの設定は、例えば、SRSが送信されるべき周波数リソースの密度の設定を含みうる。すなわち、SRSが送信されるサブキャリアの数が、端末装置111が有する複数のアンテナのそれぞれに対して異なるように設定されうる。このように、遅延広がりの特性が共通するアンテナ群に対しては共通のSRSの設定が適用され、遅延広がりの特性が共通しないアンテナ群に対しては独立して別個の設定が適用されることにより、伝送路の状況が大きく異なる複数のアンテナのそれぞれについて、その伝送路に適したSRSの設定が用いられるようにすることができる。
また、所定の特性は、一例において、基地局装置101や基地局装置102から送出された電波が端末装置111に到達した方向に関する。この場合、アンテナ121における電波の到達方向と他のアンテナにおける電波の到達方向との差に基づいて、その差が所定値を超えないアンテナはアンテナ121と所定の特性が共通するアンテナとして扱われる。また、その差が所定値を超えるアンテナがアンテナ121と所定の特性が共通しないアンテナと扱われうる。ネットワークノードは、例えば、電波の到達方向の特性が共通するアンテナ群に対しては、ビーム制御のための設定および制御を共通としうる。一方で、遅延広がりの特性が共通しないアンテナ群に対しては、ビーム制御のための設定および制御を独立して適用しうる。ここで、ビーム制御のための設定は、例えばチャネル状態情報-参照信号(CSI-RS)の設定を含みうる。
なお、アンテナ121~アンテナ124のそれぞれにおいて他のアンテナと所定の特性が共通するか否かは、端末装置111におけるアンテナ121~アンテナ124を用いた無線環境の測定結果に応じて、適応的に分類されうる。すなわち、端末装置111は、例えば、基地局装置101から送信された信号を測定し、その測定された信号に基づいて上述のような所定の特性が共通するアンテナ群又は所定の特性が共通しないアンテナの組み合わせを特定しうる。そして、端末装置111は、その特定の結果を基地局装置101へ通知する。基地局装置101は、その通知に基づいて、複数のアンテナのうち、所定の特性が共通するアンテナ群に対して共通の設定制御処理を実行し、所定の特性が共通しないアンテナに対しては独立した設定制御処理を実行しうる。
本実施形態では、端末装置111は、アンテナ121~アンテナ124のそれぞれについて、伝搬特性を特定する。端末装置111は、例えば、基地局装置101との間での通信に関して、チャネル応答、フーリエ変換のタイミング、及びどのビームを用いて通信を行うか等を特定しうる。一例において、端末装置111は、伝搬特性に対して統計処理を実行し、基地局装置101との間の伝送路に関する所定の特性を示す特徴量を、自装置が有するアンテナごとに特定する。なお、所定の特性を示す特徴量は、例えば、伝送路損失、遅延プロファイル、ドップラースプレッド、ドップラーシフト、平均遅延、遅延広がりの少なくともいずれかを含みうる。そして、端末装置111は、アンテナごとの特徴量を比較することにより、自装置が有する複数のアンテナが相互に所定の特性において共通するか否かを判定しうる。例えば、端末装置111は、2つのアンテナに関する特徴量の差が所定値以下である場合に、その2つのアンテナにおいてその特徴量に対応する所定の特性が共通すると判定する。一方、端末装置111は、2つのアンテナに関する特徴量の差が所定値を超える場合に、その2つのアンテナにおいてその特徴量に対応する所定の特性が共通しないと判定する。すなわち、所定の特性を示す特徴量が類似する2つのアンテナが、その所定の特性が共通するアンテナのペアとして決定されうる。また、端末装置111は、例えば、所定の特性が波形や系列によって表現される特徴量である場合、2つのアンテナのそれぞれについての波形や系列の相関値を算出し、その相関値が所定値を超える場合に、その2つのアンテナにおいてその特徴量に対応する所定の特性が共通すると判定しうる。また、端末装置111は、その相関値が所定値を超えない場合に、その2つのアンテナにおいてその特徴量に対応する所定の特性が共通しないと判定しうる。なお、所定の特性が共通するか否かを判定する基準として使用される所定値は、基地局装置101から端末装置111へ通知されてもよいし、端末装置111の製造時に端末装置111内の記憶装置に登録されていてもよい。また、所定値は、ネットワークへの登録時にネットワークから端末装置111へ通知され、接続先の基地局装置や在圏セルが変動してもそのまま維持されてもよい。
端末装置111は、例えば、アンテナ121~アンテナ124のうちの2つのアンテナの組み合わせについて、どの所定の特性が共通するかを示す情報を、基地局装置101(ネットワーク)へ通知しうる。例えば、所定の特性として、伝送路損失及びドップラースプレッドが使用されるものとする。このとき、一例として、端末装置111は、アンテナ121に着目した情報として、アンテナ122との間で伝送路損失及びドップラースプレッドが共通し、アンテナ123との間で伝送路損失のみが共通し、アンテナ124との間でいずれの特性も共通しない、などの情報を基地局装置101へ通知する。また、端末装置111は、さらに、アンテナ122とアンテナ123及びアンテナ124との間では伝送路損失のみが共通し、アンテナ123とアンテナ124との間では伝送路損失及びドップラーシフトが共通する、等の情報を基地局装置101へ通知しうる。なお、これは一例であり、端末装置111は、自装置が有する複数のアンテナのうちの第1のアンテナと、その複数のアンテナのうちの第2のアンテナとについて、無線信号の測定結果に基づいて、所定の特性が共通するか否かを特定し、その特定の結果を基地局装置101へ通知するようにしうる。なお、端末装置111は、2つのアンテナ間で特定の1つの所定の特性が共通するか否かのみを判定する場合には、どの特性が共通するかを示す情報を基地局装置101へ通知しないでもよい。なお、複数の所定の特性に関して、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの全ての2つのアンテナの組み合わせにおいて、その複数の所定の特性のそれぞれが共通するか否かを特定可能な情報が基地局装置101へ通知されるようにしてもよい。
なお、端末装置111は、3GPPの5G規格において規定されているQuasi Co-Location(QCL) typeを用いて、2つのアンテナの組み合わせにおいてどの所定の特性が共通するかを基地局装置101へ通知してもよい。例えば、QCL typeAは、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、及び遅延スプレッドの特性が共通することを示し、QCL typeBは、ドップラーシフト及びドップラースプレッドの特性が共通することを示しうる。すなわち、端末装置111は、例えば、基地局装置101からの信号の測定結果に基づいて、アンテナ121及びアンテナ122においてドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、及び遅延スプレッドの特性が共通すると判定した場合、アンテナ121とアンテナ122との間の関係として、QCL typeAを、基地局装置101へ通知しうる。
なお、上述のように、端末装置111が有する複数のアンテナのうち、2つのアンテナの全ての組み合わせに対して、それぞれ所定の特性が共通するか否か、又は、いずれの所定の特性が共通するかが通知されてもよいが、複数のアンテナが複数のグループに分類され、そのグループ間で所定の特性が共通するか否かが通知されるようにしてもよい。すなわち、端末装置111が有するアンテナ121~124が、事前にグループ分けされ、2つのグループ間において、所定の特性が共通するか否かが判定されてもよい。例えば、アンテナが配置されている位置関係に基づいて、事前のアンテナのグループ分けが行われる。一例において、端末装置111が有するアンテナ121~124が、アンテナ121及びアンテナ122を含んだ第1のグループと、アンテナ123及びアンテナ124を含んだ第2のグループに分類される。そして、端末装置111は、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通するか否かを判定しうる。このとき、例えば、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通すると判定される場合、アンテナ121とアンテナ123及びアンテナ124とにおいて所定の特性が共通し、また、アンテナ122とアンテナ123及びアンテナ124とにおいて所定の特性が共通するものとして扱われる。
端末装置111は、第1のグループに属する1つ以上のアンテナにおけるその所定の特性を示す特徴量の第1の統計値と、第2のグループに属する1つ以上のアンテナにおけるその所定の特性を示す特徴量の第2の統計値とを算出し、第1の統計値と第2の統計値とを比較することにより、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通するか否かを判定しうる。ここで、統計値は、例えば平均値や中央値でありうる。端末装置111は、その統計値の差が所定値以下である場合に、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通すると判定しうる。また、統計値は分布によって表現されてもよく、端末装置111は、分布の相関値が所定値を超える場合に、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通すると判定してもよい。なお、ここでの所定値も、基地局装置101から端末装置111へ通知されてもよいし、端末装置111の製造時に端末装置111内の記憶装置に登録されていてもよい。また、所定値は、ネットワークへの登録時にネットワークから端末装置111へ通知され、接続先の基地局装置や在圏セルが変動してもそのまま維持されてもよい。
また、端末装置111は、上述のように、第1のグループに属する1つ以上のアンテナのうちの1つと、第2のグループに属する1つ以上のアンテナのうちの1つとの組み合わせについて所定の特性が共通するか否かを判定し、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通するか否かを判定してもよい。端末装置111は、例えば、第1のグループに属する1つ以上のアンテナのそれぞれと、第2のグループに属する1つ以上のアンテナのそれぞれとの全ての組み合わせについて、所定の特性が共通するか否かを判定し、いずれかのアンテナの組み合わせについて所定の特性が共通しないと判定された場合に、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通しないと判定しうる。また、端末装置111は、例えば、第1のグループに属するアンテナと第2のグループに属するアンテナとの全ての組み合わせについて、所定の特性が共通すると判定された場合に、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通すると判定してもよい。また、端末装置111は、例えば、第1のグループに属するアンテナと第2のグループに属するアンテナとの組み合わせのうち、所定数以上の組み合わせについて、所定の特性が共通すると判定された場合に、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通すると判定してもよい。この場合、端末装置111は、例えば、第1のグループに属するアンテナと第2のグループに属するアンテナとの組み合わせのうち、所定数を下回る組み合わせについてのみ、所定の特性が共通すると判定された場合には、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通しないと判定してもよい。
なお、端末装置111は、複数の所定の属性について、第1のグループと第2のグループとの間で所定の特性が共通するか否かを判定し、その複数の特性のうちのいずれの特性が共通するかを基地局装置101へ通知してもよい。このとき、端末装置111は、例えば、第1のグループと第2のグループとにおいて共通する特性を、QCL typeを用いて通知してもよい。
また、端末装置111は、上述の通知を、定期的に、例えば特性が共通するアンテナの組み合わせが変化した場合などの所定のイベントが発生した場合、又は、基地局装置101からの要求を受信した場合に、上述の通知を行うようにし得る。なお、端末装置111は、通知を行う際に、前回の通知からの差分値のみを通知するようにしてもよい。なお、所定の特性のうちの、いずれの特性に関する関係を通知するかが、基地局装置101によって指定されてもよい。
なお、複数のグループが事前に決定されていなくてもよく、端末装置111は、基地局装置101から受信された信号に基づいてグループを動的に決定してもよい。例えば、端末装置111は、伝送路損失などの特定の特徴量に基づいて、アンテナのグループを決定してもよい。例えば、端末装置111は、第1のアンテナにおける伝送路損失の大きさと第2のアンテにおける伝送路損失の大きさの差が所定値以下である場合に、第1のアンテナと第2のアンテナとが同じグループに属すると決定しうる。例えば、アンテナ121とアンテナ122とにおける伝送路損失の大きさの差、アンテナ121とアンテナ123とにおける伝送路損失の大きさの差、及び、アンテナ122とアンテナ123とにおける伝送路損失の大きさの差がいずれも所定値以下である場合、端末装置111は、アンテナ121~アンテナ123が同一のグループに属すると決定しうる。一方、端末装置111は、アンテナ121とアンテナ122とにおける伝送路損失の大きさの差及びアンテナ121とアンテナ123とにおける伝送路損失の大きさの差が所定値以下であるが、アンテナ122とアンテナ123とにおける伝送路損失の大きさの差が所定値を超える場合、アンテナ122及びアンテナ123のうち、アンテナ121の伝送路損失との値が小さい方のアンテナが、アンテナ121と同じグループに属すると判定しうる。なお、これは一例であり、これ以外の方法でグループが決定されてもよい。
なお、端末装置111は、さらに、グループ内に含まれる2つのアンテナ間の関係を上述のようにして特定し、その特定した情報を基地局装置101へ通知するようにしてもよい。また、端末装置111は、さらにアンテナのグループの数を基地局装置101へ通知してもよい。例えば、端末装置111は、自装置が有する複数のアンテナが第1のグループと第2のグループの2つのグループに分類される場合、グループの数が「2」であることを示す情報と、第1のグループと第2のグループとにおいて所定の特性が共通するか否かを示す情報と、第1のグループ及び第2のグループのそれぞれにおけるグループ内のアンテナ間において所定の特性が共通するか否かを示す情報とを、基地局装置101へ通知してもよい。
(装置構成)
続いて、上述のような処理を実行する端末装置111の構成について説明する。図2は、端末装置111のハードウェア構成例を示す図である。なお、基地局装置101も同様の構成を有しうる。端末装置111は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM202は、端末装置111が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、他の装置との通信を行うための回路を含んで構成される。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、端末装置111は、複数の通信回路を有しうる。なお、本実施形態の端末装置111は、複数のアンテナを含んで構成され、その複数のアンテナが1つの通信回路205に接続されてもよいし、その複数のアンテナのうちの1つ以上が1つの通信回路205に接続されると共に他のアンテナが別の通信回路205に接続されてもよい。
続いて、上述のような処理を実行する端末装置111の構成について説明する。図2は、端末装置111のハードウェア構成例を示す図である。なお、基地局装置101も同様の構成を有しうる。端末装置111は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM202は、端末装置111が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、他の装置との通信を行うための回路を含んで構成される。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、端末装置111は、複数の通信回路を有しうる。なお、本実施形態の端末装置111は、複数のアンテナを含んで構成され、その複数のアンテナが1つの通信回路205に接続されてもよいし、その複数のアンテナのうちの1つ以上が1つの通信回路205に接続されると共に他のアンテナが別の通信回路205に接続されてもよい。
図3は、端末装置111の機能構成例を示す図である。端末装置111は、例えば、関係判定部301、関係情報通知部302、グループ特定部303、及び処理部304を含んで構成される。図3に示す機能は、例えば、プロセッサ201が、ROM202や記憶装置204に記憶されたプログラムを実行することによって実現されうる。なお、これは一例であり、図3に示す機能の一部または全部が、専用のハードウェアによって実現されてもよい。また、図3は、端末装置111が有する機能のうち、本実施形態に関連する機能のみを示しており、端末装置111は、例えばセルラ通信システムにおける端末装置が当然に有する機能など、図3に示す以外の機能を当然に有しうる。
関係判定部301は、基地局装置101から受信した信号(例えばチャネル状態情報-参照信号(CSI-RS))に基づいて、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの第1のアンテナと第2のアンテナとの間で、所定の特性が共通するか否かの関係を判定する。関係情報通知部302は、基地局装置101に対して、関係判定部301によって判定された結果を通知する。グループ特定部303は、複数のアンテナをグループ化する。なお、例えば、事前にアンテナが配置された位置に基づいて決定されたグループの情報を事前に記憶しておき、グループ特定部303は、その情報を参照することによって、グループを特定しうる。また、グループ特定部303は、上述のようにして、基地局装置101からの信号に基づいて適応的にアンテナをグループ化してもよい。なお、アンテナ間の関係が基地局装置101へ通知され、グループ間の関係が基地局装置101へ通知されない場合には、グループ特定部303は省略されてもよい。また、グループ間の関係が基地局装置101へ通知される場合、関係判定部301は、グループ間の関係を判定する。処理部302は、基地局装置101からの制御や設定の指示情報を受信して、その指示情報に基づく設定処理及び制御処理を実行する。このとき、基地局装置101は、所定の特性が共通するアンテナについては共通の設定制御を行い、所定の特性が共通しないアンテナについては独立して設定制御を行うようにしうる。
図4は、基地局装置101の機能構成例を示す図である。基地局装置101は、例えば、情報取得部401及び設定制御部402を含んで構成される。図4に示す機能は、例えば、プロセッサ201が、ROM202や記憶装置204に記憶されたプログラムを実行することによって実現されうる。なお、これは一例であり、図4に示す機能の一部または全部が、専用のハードウェアによって実現されてもよい。また、図4は、基地局装置101が有する機能のうち、本実施形態に関連する機能のみを示しており、基地局装置101は、例えばセルラ通信システムにおける基地局装置が当然に有する機能など、図4に示す以外の機能を当然に有しうる。
情報取得部401は、端末装置111から、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの第1のアンテナと第2のアンテナとにおいて、所定の特性が共通するか否かを特定可能な情報を取得する。設定制御部402は、情報取得部401によって取得された情報に基づいて、端末装置111の設定及び制御を実行する。また、設定制御部402は、例えば、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの第1のアンテナと第2のアンテナとにおいて、所定の特性が共通するか否かを判定する基準として使用されるべき所定値を端末装置111へ通知しうる。
(処理の流れ)
続いて、基地局装置101と端末装置111との間で実行される処理の流れの例について、図5を用いて説明する。本処理では、端末装置111が、基地局装置101が送信したCSI-RS等の所定の信号を受信し(S501)、その受信した信号に基づいて、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの2つのアンテナの組み合わせのそれぞれについて、所定の特性が共通するか否かを判定することによって、アンテナ間の関係を判定する(S502)。なお、端末装置111は、複数のアンテナのグループ間の関係を特定してもよいし、さらに、そのためのグループの分類を実行してもよい。そして、端末装置111は、アンテナ間の関係の判定結果を基地局装置101へ通知する(S503)。その後、基地局装置101は、その通知された関係に基づいて、所定の特性が共通するアンテナに対しては共通の設定制御を適用し、所定の特性が共通しないアンテナに対しては個別の設定制御を適用する。なお、基地局装置101は、端末装置111に対して、事前に、S502における判定の基準となる所定値を通知するようにしてもよい。
続いて、基地局装置101と端末装置111との間で実行される処理の流れの例について、図5を用いて説明する。本処理では、端末装置111が、基地局装置101が送信したCSI-RS等の所定の信号を受信し(S501)、その受信した信号に基づいて、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの2つのアンテナの組み合わせのそれぞれについて、所定の特性が共通するか否かを判定することによって、アンテナ間の関係を判定する(S502)。なお、端末装置111は、複数のアンテナのグループ間の関係を特定してもよいし、さらに、そのためのグループの分類を実行してもよい。そして、端末装置111は、アンテナ間の関係の判定結果を基地局装置101へ通知する(S503)。その後、基地局装置101は、その通知された関係に基づいて、所定の特性が共通するアンテナに対しては共通の設定制御を適用し、所定の特性が共通しないアンテナに対しては個別の設定制御を適用する。なお、基地局装置101は、端末装置111に対して、事前に、S502における判定の基準となる所定値を通知するようにしてもよい。
図6及び図7を用いて、端末装置111から基地局装置101へ通知する情報の例について説明する。なお、図6及び図7は、アンテナ間の関係をQCL typeによって通知するものとする。また、図6は、端末装置111が有する複数のアンテナのうちの個別の2つのアンテナ間の関係を通知する場合の例を示しており、図7は、アンテナのグループ間の関係を通知する場合の例を示している。
図6の例では、アンテナ1に着目すると、アンテナ2及びアンテナ4との関係がQCL typeAによって示され、アンテナ3との関係がQCL typeBによって示されている。また、アンテナ2に着目すると、アンテナ3との関係がQCL typeBによって示され、アンテナ4との関係がQCL typeAによって示されている。また、アンテナ3とアンテナ4との間には、共通する所定の特性が存在しないことが示されている。図7の例では、グループ1に着目すると、グループ2との関係がQCL typeAによって示され、グループ3との関係がQCL typeBによって示されている。また、グループ2とグループ3との関係がQCL typeBによって示されている。なお、これらは一例であり、QCL typeによる情報の通知ではなく、共通する特性を示す任意の情報が通知されうる。
このように、端末装置111が、複数のアンテナのそれぞれに関して、適切にアンテナ間の関係を決定し、その関係に基づいて、共通の特性を有するアンテナについては共通の設定制御が実行され、共通の特性を有しないアンテナについては個別の設定制御が行われるようにしうる。上述のようにして、アンテナ間の関係性が適応的に判定されるため、例えばアンテナの配置が変更された場合にも、その状況に応じてアンテナ間の関係が特定され、端末装置111に対して適切な設定制御を適用することができる。
以上のようにして、端末装置におけるアンテナ配置の多様化に対応して、適切な通信制御を行うことが可能となる。よって、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る」に貢献することが可能となる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
Claims (15)
- 端末装置であって、
複数のアンテナと、
前記複数のアンテナのそれぞれを用いて、前記端末装置が属するネットワークの基地局装置から送信された信号を測定する測定手段と、
前記複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとについて、測定された前記信号に基づいて特定される所定の特性が共通するか否かを判定する判定手段と、
前記判定の結果を示す情報を、前記端末装置が属するネットワークへ通知する通知手段と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 前記通知手段は、さらに、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとに共通する前記所定の特性を示す情報を前記ネットワークへ通知することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
- 前記通知手段は、1つ以上の前記所定の特性について、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとにおいて共通するか否かを特定可能な情報を前記ネットワークへ通知することを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
- 前記通知手段は、前記1つ以上の前記所定の特性についての前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとにおいて共通するか否かを特定可能な情報を、Quasi Co-Location(QCL) typeを用いて通知することを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
- 前記判定手段は、前記第1のアンテナについての前記所定の特性を示す第1の特徴量と、前記第2のアンテナについての前記所定の特性を示す第2の特徴量とを比較することにより、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとにおいて前記所定の特性が共通するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記複数のアンテナは複数のグループに分類されており、
前記判定手段は、前記複数のグループのうち、前記第1のアンテナが属する第1のグループと、前記第2のアンテナが属する第2のグループとについて、前記所定の特性が共通するか否かを判定することにより、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとにおいて前記所定の特性が共通するかを判定する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末装置。 - 前記判定手段は、前記第1のグループに含まれる1つ以上のアンテナについての前記所定の特性を示す特徴量の第1の統計値と、前記第2のグループに含まれる1つ以上のアンテナについての前記所定の特性を示す特徴量の第2の統計値とを比較することにより、前記第1のグループと前記第2のグループとについて前記所定の特性が共通するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
- 前記判定手段は、前記第1のグループに含まれる1つ以上のアンテナのそれぞれについての前記所定の特性を示す第1の特徴量と、前記第2のグループに含まれる1つ以上のアンテナのそれぞれについての前記所定の特性を示す第2の特徴量とを比較することにより、前記第1のグループと前記第2のグループとについて前記所定の特性が共通するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
- 前記複数のアンテナのそれぞれについての前記所定の特性に基づいて前記複数のグループを決定する決定手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記通知手段は、さらに、前記複数のグループに含まれるグループの数を前記ネットワークへ通知することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記通知手段は、さらに、前記複数のグループのうちの1つのグループに含まれる2つのアンテナについて前記所定の特性が共通するか否かの情報を前記ネットワークへ通知することを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記所定の特性は、伝送路損失、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延、遅延広がりの少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の端末装置。
- 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとについて前記所定の特性が共通するか否かの判定に用いる基準となる所定値を前記ネットワークから取得する取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の端末装置。
- 複数のアンテナを有する端末装置によって実行される制御方法であって、
前記複数のアンテナのそれぞれを用いて、前記端末装置が属するネットワークの基地局装置から送信された信号を測定することと、
前記複数のアンテナに含まれる第1のアンテナと第2のアンテナとについて、測定された前記信号に基づいて特定される所定の特性が共通するか否かを判定することと、
前記判定の結果を示す情報を、前記端末装置が属するネットワークへ通知することと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - コンピュータを請求項1から13のいずれか1項に記載の端末装置として機能させるためのプログラム。
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