JP2023144947A - 情報管理プログラムおよび情報管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報の記憶状態をユーザが容易に管理できるという利点に貢献する情報管理プログラムおよび情報管理方法を提供する。【解決手段】情報編集システムは表示部に表示される領域内のオブジェクトを、操作部を介して編集可能である。情報管理プログラムは、情報編集システムのコンピュータに、記憶処理と条件変更処理(S43またはS46)とを実行させる。記憶処理は、領域内において、オブジェクトを編集するための編集操作が、操作部を介して行われた場合、編集操作に対応する履歴を示す履歴データを記憶する。条件変更処理は、記憶処理によって記憶された履歴データの記憶状態の変更条件を変更するための条件変更操作が、操作部を介して行われた場合、変更条件を変更する。【選択図】図10
Description
本発明は、情報管理プログラムおよび情報管理方法に関する。
表示部に表示される情報を編集し、且つ編集した情報を記憶する情報管理システムがある。例えば特許文献1に記載のドキュメント管理システムは、表示部に表示されるドキュメントを編集する。ドキュメント管理システムは、編集されたドキュメントの保存期限を設定する。保存期限が経過すると、ドキュメント管理システムは、ドキュメントをファイルごと記憶装置から削除することで、ドキュメントの記憶状態を変更する。
上記ドキュメント管理システムでは、ドキュメントの記憶状態がファイルごと変更されるので、ドキュメント内の必要な情報の記憶状態まで変更される可能性がある。あるいは、上記ドキュメント管理システムでは、特定のユーザのみドキュメントの記憶状態を変更する権利がある可能性がある。これらのため、上記ドキュメント管理システムでは、ユーザによる情報の記憶状態の管理が難しい可能性がある。
本発明の目的は、情報の記憶状態をユーザが容易に管理できるという利点に貢献する情報管理プログラムおよび情報管理方法を提供することである。
本発明の第一態様に係る情報管理プログラムは、表示部に表示される領域内のオブジェクトを、操作部を介して編集可能な情報編集システムのコンピュータに、前記領域内において、前記オブジェクトを編集するための編集操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記編集操作に対応する履歴を示す履歴データを記憶する記憶処理と、前記記憶処理によって記憶された前記履歴データの記憶状態の変更条件を変更するための条件変更操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記変更条件を変更する条件変更処理とを実行させることを特徴とする。
本発明の第二態様に係る情報管理方法は、表示部に表示される領域内のオブジェクトを、操作部を介して編集可能な情報編集システムによる情報管理方法であって、前記領域内において、前記オブジェクトを編集するための編集操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記編集操作に対応する履歴を示す履歴データを記憶する記憶処理と、前記記憶処理によって記憶された前記履歴データの記憶状態の変更条件を変更するための条件変更操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記変更条件を変更する条件変更処理とを備えたことを特徴とする。
第一態様または第二態様によれば、ユーザが操作部に対して条件変更操作を行うと、条件変更処理によって、履歴データの記憶状態の変更条件が変更される。よって、条件変更処理は、履歴データの記憶状態をユーザが容易に管理できるという利点に貢献する。
<ノート編集システム1の概要>
図1に示すように、ノート編集システム1は、サーバ2とユーザ端末3A、3B、3Cを有する。サーバ2は、ネットワーク回線4を介してアクセスポイント4Aと通信可能に接続する。ユーザ端末3A、3B、3Cは、それぞれ、アクセスポイント4Aと無線により通信可能に接続する。ユーザ端末3A~3Cは、それぞれ、タブレット端末であり、それぞれの基本構成は互いに同じである。ユーザ端末3A~3Cのいずれかを特定しない場合、または総称する場合、「ユーザ端末3」という。
図1に示すように、ノート編集システム1は、サーバ2とユーザ端末3A、3B、3Cを有する。サーバ2は、ネットワーク回線4を介してアクセスポイント4Aと通信可能に接続する。ユーザ端末3A、3B、3Cは、それぞれ、アクセスポイント4Aと無線により通信可能に接続する。ユーザ端末3A~3Cは、それぞれ、タブレット端末であり、それぞれの基本構成は互いに同じである。ユーザ端末3A~3Cのいずれかを特定しない場合、または総称する場合、「ユーザ端末3」という。
本実施形態にて、ユーザ端末3Aのユーザは「ユーザA」である。ユーザ端末3Bのユーザは「ユーザB」である。ユーザ端末3Cのユーザは「ユーザC」である。ユーザCは、ノート編集システム1の管理者である。管理者のユーザを「管理ユーザ」といい、管理者以外のユーザを「一般ユーザ」という。
<サーバ2の電気的構成>
図1に示すように、サーバ2はCPU21とROM22AとRAM22Bとフラッシュメモリ22Cと通信I/F23を有する。CPU21はサーバ2を制御する。ROM22Aは、各種プログラムの実行時にCPU21が必要とする情報などを記憶する。ROM22Aは例えば各編集属性に対応する期限上限を記憶する。RAM22Bは、CPU21が処理を実行する過程でデータを一時的に記憶する。
図1に示すように、サーバ2はCPU21とROM22AとRAM22Bとフラッシュメモリ22Cと通信I/F23を有する。CPU21はサーバ2を制御する。ROM22Aは、各種プログラムの実行時にCPU21が必要とする情報などを記憶する。ROM22Aは例えば各編集属性に対応する期限上限を記憶する。RAM22Bは、CPU21が処理を実行する過程でデータを一時的に記憶する。
フラッシュメモリ22Cは不揮発性の記憶装置であり、プログラム記憶エリア221とアカウント記憶エリア222とページ記憶エリア223と履歴記憶エリア224と条件記憶エリア225を含む。プログラム記憶エリア221にはCPU21が実行するための制御プログラムが記憶される。アカウント記憶エリア222にはアカウント情報が記憶される。
ページ記憶エリア223にはページ情報が記憶される。履歴記憶エリア224には履歴データが記憶される。条件記憶エリア225には変更条件が記憶される。一つのノートに対応するページ情報と履歴データと変更条件を総称する場合、「ノート情報」という。通信I/F23は、サーバ2がネットワーク回線4とアクセスポイント4Aを介してユーザ端末3A~3Cと通信を行うための通信モジュールである。
<ユーザ端末3の電気的構成>
図1に示すように、ユーザ端末3はCPU31とROM32AとRAM32Bとフラッシュメモリ32Cとディスプレイ33とタッチパネル34と通信インタフェース(I/F)35を有する。CPU31はユーザ端末3を制御する。ROM32Aは、各種プログラムの実行時にCPU31が必要とする情報などを記憶する。RAM32Bは、CPU31が処理を実行する過程でデータを一時的に記憶する。フラッシュメモリ32Cは、CPU31が実行するための制御プログラムなどを記憶する。
図1に示すように、ユーザ端末3はCPU31とROM32AとRAM32Bとフラッシュメモリ32Cとディスプレイ33とタッチパネル34と通信インタフェース(I/F)35を有する。CPU31はユーザ端末3を制御する。ROM32Aは、各種プログラムの実行時にCPU31が必要とする情報などを記憶する。RAM32Bは、CPU31が処理を実行する過程でデータを一時的に記憶する。フラッシュメモリ32Cは、CPU31が実行するための制御プログラムなどを記憶する。
ディスプレイ33は液晶ディスプレイであり、CPU31による制御によって種々の情報を表示する。タッチパネル34はディスプレイ33の表面に設けられ、ディスプレイ33上のペンまたは指の接触位置を検出する。タッチパネル34はユーザによる操作を検出した場合、検出した操作に応じた信号をCPU31に出力する。通信I/F35は、ユーザ端末3がネットワーク回線4とアクセスポイント4Aを介してサーバ2と通信を行うための通信モジュールである。
<ノート編集システム1の基本動作>
図1に示すように、ノート編集システム1は、複数のユーザA、B、Cがそれぞれのユーザ端末3A、3B、3Cを使用し、サーバ2を介してノートを共有するように構成される。ノートは、1または複数のページ領域100(図6参照)によって構成される。ページ領域100はディスプレイ33に表示されるように構成される。ノート編集システム1では、複数のユーザA、B、Cがそれぞれのユーザ端末3A、3B、3Cを使用し、ページ領域100内のオブジェクトを編集できる。
図1に示すように、ノート編集システム1は、複数のユーザA、B、Cがそれぞれのユーザ端末3A、3B、3Cを使用し、サーバ2を介してノートを共有するように構成される。ノートは、1または複数のページ領域100(図6参照)によって構成される。ページ領域100はディスプレイ33に表示されるように構成される。ノート編集システム1では、複数のユーザA、B、Cがそれぞれのユーザ端末3A、3B、3Cを使用し、ページ領域100内のオブジェクトを編集できる。
本実施形態にて、オブジェクトの種類にはストロークとマーカーとテキストとシェイプと画像がある。ストロークは、直線、曲線などの線である。マーカーは、着色するための線である。テキストは、テキストブロック(図示略)内に配置される文字、数字、記号などの列である。シェイプは平面図形または立体図形である。画像は静止画または動画である。オブジェクトの編集は、オブジェクトの追加、オブジェクトの削除、オブジェクトの移動、オブジェクトのフォントの変更、オブジェクトの色の変更、オブジェクトの大きさの変更などをいう。
ノート編集システム1では、ユーザ端末3にて、ユーザがタッチパネル34を介して操作を行うと、CPU31は操作情報をサーバ2に送信する。操作情報は、行われた操作内容を示す。サーバ2にて、CPU21はユーザ端末3から操作情報を受信すると、受信した操作情報に応じた動作を行う。
タッチパネル34に対する操作の種類には、ノート選択操作、ページ選択操作、編集操作、許可設定変更操作、維持期限変更操作、削除操作などがある。ノート選択操作は、ユーザが1または複数のノートのいずれかを選択するための操作である。ページ選択操作は、ユーザが1または複数のページ領域100のいずれかを選択するための操作である。
編集操作は、ユーザがページ領域100内のオブジェクトを編集するための操作である。許可設定変更操作は、ユーザが許可設定を変更するための操作である。維持期限変更操作は、ユーザが維持期限を変更するための操作である。削除操作は、ユーザが履歴データを削除するための操作である。
ノート選択操作、ページ選択操作、編集操作、許可設定変更操作、維持期限変更操作、削除操作のそれぞれに応じた操作情報を「ノート選択情報」、「ページ選択情報」、「編集情報」、「許可設定変更情報」、「期限変更情報」、「削除情報」という。各情報は各操作内容、IDなどの情報を示す。
例えばユーザ端末3にて、ユーザが編集操作を行うと、CPU31は編集情報をサーバ2に送信する。CPU21は編集情報を受信すると、受信した編集情報に応じて履歴データを記憶し、且つノートを更新する。この場合、CPU21は、更新されたノートに応じて、表示情報をユーザ端末3A~3Cに送信する。表示情報は最新のページ領域100(図6参照)の表示内容を示す。
ユーザ端末3A~3Cにて、それぞれのCPU31は表示情報を受信すると、受信した表示情報に基づいて最新のページ領域100(図6参照)の表示内容を表示する。これにより、ユーザ端末3A~3Cのそれぞれのディスプレイ33にて、ページ領域100の表示内容は、ノート編集システム1内で共有される。
<アカウント情報>
図2に示すように、アカウント情報は、各ユーザごとにアカウント記憶エリア222に記憶される。図2に示す例では、アカウント記憶エリア222には、アカウント情報A1、A2、A3が記憶されている。アカウント情報はユーザの識別情報を示し、本実施形態では、IDとパスワードとID種別を示す。
図2に示すように、アカウント情報は、各ユーザごとにアカウント記憶エリア222に記憶される。図2に示す例では、アカウント記憶エリア222には、アカウント情報A1、A2、A3が記憶されている。アカウント情報はユーザの識別情報を示し、本実施形態では、IDとパスワードとID種別を示す。
アカウント情報では、パスワードとID種別が各ユーザのIDと対応付けられている。図2に示す例では、アカウント情報A1では、ユーザAのID「ユーザA」とパスワード「AAAA」とID種別「一般」とが互いに対応付けられている。アカウント情報A2では、ユーザBのID「ユーザB」とパスワード「BBBB」とID種別「一般」とが互いに対応付けられている。アカウント情報A3では、ユーザCのID「ユーザC」とパスワード「CCCC」とID種別「管理者」とが互いに対応付けられている。
IDは、一のユーザを他のユーザと識別するための情報である。パスワードは、ノート編集システム1にログインする場合に使用される。ID種別は、IDが管理者IDまたは一般IDのいずれであるかを示す。図2では、管理者IDを「管理者」で示し、一般IDを「一般」で示す。
管理者IDは、管理ユーザ(本実施形態では、ユーザC)のIDである。管理者IDには、履歴データを履歴記憶エリア224から削除する権限があらかじめ付与される。さらに、管理者IDには、履歴データを履歴記憶エリア224から削除する権限を一般IDに付与するか否かを設定する権限があらかじめ付与される。一般IDは管理者ID以外のIDである。管理者IDによる許可がない場合、一般IDには、履歴データを履歴記憶エリア224から削除する権限はない。
ノート編集システム1では、複数のIDのうちいずれか1つまたは複数が管理者IDとしてあらかじめ登録されるように構成される。管理者IDは、その後変更されてもよい。一般IDはさらに複数のID種別に区分されてもよい。
<ページ情報>
図示しないが、ページ情報は、各ノートに応じて各ページ領域100ごとにページ記憶エリア223(図1参照)に記憶される。ページ情報は、ページ領域100(図6参照)内のオブジェクト(最新の表示情報)、ページ領域100の作成者などを示す。
図示しないが、ページ情報は、各ノートに応じて各ページ領域100ごとにページ記憶エリア223(図1参照)に記憶される。ページ情報は、ページ領域100(図6参照)内のオブジェクト(最新の表示情報)、ページ領域100の作成者などを示す。
<履歴データ>
上述したように、ノート編集システム1では、1つのノートにて、複数のユーザのそれぞれが、ページ領域100にてオブジェクトを編集する。このため、ノート編集システム1は、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶されるように構成される。
上述したように、ノート編集システム1では、1つのノートにて、複数のユーザのそれぞれが、ページ領域100にてオブジェクトを編集する。このため、ノート編集システム1は、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶されるように構成される。
図3に示すように、履歴データは各ノートに応じて各ページ領域100ごとに履歴記憶エリア224に記憶される。本実施形態では、履歴データは1回の編集操作ごと記憶される。図3に示す例では、履歴記憶エリア224には、ノートNAの1ページに応じて、履歴データH1、H2、H3、H4、H5が記憶されている。
履歴データは編集操作に対応する履歴(「編集履歴」という。)を示し、本実施形態では、編集日時と編集者IDと編集位置と編集属性と編集内容を示す。編集日時は、1回の編集操作が完了した時点の時間を示す。例えば、履歴データH1の「2022年3月31日7時10分」は、履歴データH1に対応する編集操作が2022年3月31日7時10分に完了したことを示す。編集者IDは、編集操作を行ったユーザのIDを示す。例えば、履歴データH1の「ユーザB」は、履歴データH1に対応する編集操作がユーザBによって行われたことを示す。
編集位置は、編集操作によって編集されたオブジェクトのページ領域100(図6参照)内の位置を座標データによって示す。例えば、履歴データH1の「(X1,Y1)」は、履歴データH1に対応する編集操作がページ領域100内の(X1,Y1)の位置で行われたことを示す。図示しないが、例えば、座標の原点(0,0)は、ページ領域100(図6参照)の左上角に位置する。ページ領域100の左右方向はX軸方向に対応する。ページ領域100の上下方向はY軸方向に対応する。
編集属性は編集対象のオブジェクトの種類を示す。本実施形態では、編集属性はストロークとマーカーとテキストとシェイプと画像のいずれかである。図3の履歴データH1の「画像」は、履歴データH1に対応する編集操作が画像に対して行われたことを示す。
編集内容はオブジェクトに対して行われた編集内容を示す。本実施形態では、編集内容は、オブジェクトの追加、オブジェクトの削除、オブジェクトの移動、オブジェクトのフォントの変更、オブジェクトの色の変更、オブジェクトの大きさの変更(拡大または縮小)などのいずれかである。図3の履歴データH1の「追加」は、履歴データH1に対応する編集操作によってオブジェクトがページ領域100に追加されたことを示す。
<変更条件>
図4に示すように、変更条件は履歴データの記憶状態を変更するために要する条件であり、本実施形態では、維持期限と許可設定を含む。維持期限は、条件記憶エリア225のうち維持期限の欄に設定(記憶)される。維持期限は、条件記憶エリア225にて、各ノートに応じて各編集属性ごとに設定される。本実施形態では、管理ユーザのみが維持期限変更操作によって維持期限の有無と維持期限の長さを変更する権限を有する。
図4に示すように、変更条件は履歴データの記憶状態を変更するために要する条件であり、本実施形態では、維持期限と許可設定を含む。維持期限は、条件記憶エリア225のうち維持期限の欄に設定(記憶)される。維持期限は、条件記憶エリア225にて、各ノートに応じて各編集属性ごとに設定される。本実施形態では、管理ユーザのみが維持期限変更操作によって維持期限の有無と維持期限の長さを変更する権限を有する。
維持期限は、ユーザによる削除操作がなければ、履歴データの記憶状態を維持する期限を示す。つまり、維持期限を経過した履歴データの記憶状態は維持されない。換言すれば、維持期限を経過した履歴データの記憶状態は変更される。本実施形態では、維持期限を経過した履歴データは履歴記憶エリア224から削除される。
図4に示す例では、ストロークとマーカーとテキストとシェイプと画像のそれぞれの編集属性について、維持期限として、「60日」、「30日」、「期限なし」、「90日」、「1日」が設定されている。「期限なし」は、履歴データが図3に示す履歴記憶エリア224に記憶されないことを意味するのではなく、削除操作がなければ、履歴データの記憶状態が無期限に維持されることを意味する。
仮にすべての履歴データが履歴記憶エリア224に蓄積され、且つ履歴データの記憶状態が維持される場合、履歴記憶エリア224の記憶容量の残量が低下することにより、ノート編集システム1の動作が遅くなるなどノート編集システム1のパフォーマンスが低下する可能性がある。ノート編集システム1は、維持期限を経過した履歴データを履歴記憶エリア224から削除することで、履歴記憶エリア224の記憶容量の残量の低下を抑制し、ノート編集システム1のパフォーマンスの低下を抑制するという利点に貢献する。
維持期限の設定可能な上限値を「期限上限」という(図4中の備考欄参照)。ストロークに対応する期限上限は特定の数値に限定されないが、本実施形態では、「60日」である。マーカーに対応する期限上限は特定の数値に限定されないが、本実施形態では「60日」である。テキストに対応する期限上限は特定の数値に限定されないが、本実施形態では「なし」である。シェイプに対応する期限上限は特定の数値に限定されないが、本実施形態では「なし」である。画像に対応する期限上限は特定の数値に限定されないが、本実施形態では「30日」である。
つまり、本実施形態では、画像に対応する期限上限はストロークとマーカーとテキストとシェイプに対応する期限上限のいずれよりも短い。ストロークとマーカーに対応する期限上限はテキストとシェイプに対応する期限上限のいずれよりも短い。テキストとシェイプに対応する期限上限は互いに同じである。
履歴データの1ファイルあたりのデータ容量が比較的大きいと、履歴データの蓄積による履歴記憶エリア224の記憶容量の残量が低下しやすい。一般的に、1ファイルあたりの画像のデータ容量は1ファイルあたりのストロークとマーカーとテキストとシェイプのそれぞれのデータ容量よりも大きくなりやすい。1ファイルあたりのストロークとマーカーのそれぞれのデータ容量は1ファイルあたりのテキストとシェイプのそれぞれのデータ容量よりも大きくなりやすい。1ファイルあたりのストロークとマーカーのそれぞれのデータ容量は互いに同程度である。1ファイルあたりのテキストとシェイプのそれぞれのデータ容量は互いに同程度である。
以上のように、本実施形態では、1ファイルあたりのデータ容量が大きくなりやすい編集属性ほど、期限上限が短くなるように構成される。このため、期限上限の構成は、履歴データの蓄積によって履歴記憶エリア224の記憶容量の残量が低下することを抑制するという利点に貢献する。
本実施形態にて、1ファイルの画像は1枚の画像に相当する。1ファイルのストロークは1画のストロークに相当する。1ファイルのマーカーは1画のマーカーに相当する。1ファイルのテキストは、1つのテキストブロック内のテキストに相当する。1ファイルのシェイプは、1つのシェイプに相当する。
許可設定は、条件記憶エリア225のうち図4に示す許可設定の欄に設定(記憶)される。許可設定は、条件記憶エリア225にて、各ノートに応じて設定される。許可設定は、履歴データの記憶状態を変更する権限を管理者以外のユーザに与えるか否かを示す。本実施形態では、管理者のみが許可設定変更操作によって許可設定を「許可」と「不可」の一方から他方に変更する権限を有する。
図2に示す例では、履歴データの記憶状態を変更する権限を管理者以外のユーザに与える許可設定を「許可」によって示し、履歴データの記憶状態を変更する権限を管理者以外のユーザに与えない許可設定を「不可」によって示す。図4に示すノートNAに対応する許可設定は「不可」である。ノートNBに対応する許可設定は「許可」である。
許可設定が「不可」である場合、管理ユーザ(本実施形態ではユーザC)のみが、削除操作によって履歴データを削除する権限を有する。許可設定が「許可」である場合、管理者に加えて、一般ユーザ(本実施形態ではユーザAとユーザB)が削除操作によって履歴データを削除する権限を有する。維持期限の変更と許可設定の変更を総称する場合「履歴設定」という。
<ノート選択ウィンドウ60>
図5に示すノート選択ウィンドウ60は、ユーザがノート編集システム1にログインした場合、表示される。ノート選択ウィンドウ60はノート選択領域61とページ選択領域62と設定ボタン63を含む。ノート選択領域61は1または複数の選択肢を表示する。選択肢は既に作成されたノートを示す。図5に示す例では、ノートNA、ノートNBの選択肢61A、61Bがノート選択領域61に表示されている。
図5に示すノート選択ウィンドウ60は、ユーザがノート編集システム1にログインした場合、表示される。ノート選択ウィンドウ60はノート選択領域61とページ選択領域62と設定ボタン63を含む。ノート選択領域61は1または複数の選択肢を表示する。選択肢は既に作成されたノートを示す。図5に示す例では、ノートNA、ノートNBの選択肢61A、61Bがノート選択領域61に表示されている。
ページ選択領域62はページ領域100(図6参照)に応じたサムネイルを表示する。図5に示す例では、サムネイル62A、62B、62Cがページ選択領域62に表示されている。サムネイル62Aは、ノートNAの1ページ目のページ領域100(図6参照)に対応する。サムネイル62Bは、ノートNAの2ページ目のページ領域に対応する。サムネイル62Cは、ノートNAの3ページ目のページ領域に対応する。設定ボタン63は、履歴設定を行う場合などに選択される。
ノート選択操作の一例を説明する。例えば、ユーザはノート選択領域61にて、1つの選択肢を選択する。これにより、ユーザは1または複数のノートのいずれかを選択する。図5に示す例は、選択肢61Aが選択されている状態を破線によって示す。
ページ選択操作の一例を説明する。例えば、ユーザはページ選択領域62にて、1つのサムネイルを選択する。これにより、ユーザは選択したサムネイルに対応するページ領域100を選択する。
<設定選択ウィンドウ80>
図5に示す設定選択ウィンドウ80は、設定ボタン63が選択された場合に表示される。設定選択ウィンドウ80はID表示領域81と言語設定領域82と履歴設定領域83とログアウトボタン84を含む。ID表示領域81は自分のIDを表示する。図5に示す例では、管理者ID「ユーザC」がID表示領域81に表示されている。言語設定領域82は、言語を切り替える場合に選択される。
図5に示す設定選択ウィンドウ80は、設定ボタン63が選択された場合に表示される。設定選択ウィンドウ80はID表示領域81と言語設定領域82と履歴設定領域83とログアウトボタン84を含む。ID表示領域81は自分のIDを表示する。図5に示す例では、管理者ID「ユーザC」がID表示領域81に表示されている。言語設定領域82は、言語を切り替える場合に選択される。
履歴設定領域83は、履歴設定を行う場合に選択される。履歴設定領域83は、管理者ID(例えばユーザC)によってログインされている場合にのみ、設定選択ウィンドウ80に表示され、または選択可能に構成される。つまり、一般ID(例えば、ユーザAまたはユーザB)によってログインされている場合、履歴設定領域83は、設定選択ウィンドウ80には表示されず、または選択できないように構成される。ログアウトボタン84は、ノート編集システム1からログアウトする場合に選択される。
<ページ編集ウィンドウ70>
図6に示すページ編集ウィンドウ70は、図5に示すページ選択領域62にてサムネイル62Aが選択された場合に表示される。ページ編集ウィンドウ70はメイン領域71と、複数の編集ボタン72と、履歴ボタン73と、履歴表示領域74を含む。メイン領域71は、ページ選択操作によって選択された1または複数のページ領域100を表示する。図6に示す例では、ページ領域100はオブジェクト711とオブジェクト712を含む。オブジェクト711は山が描かれた1枚の画像である。オブジェクト712は「123」の形状を有する3画のストロークである。
図6に示すページ編集ウィンドウ70は、図5に示すページ選択領域62にてサムネイル62Aが選択された場合に表示される。ページ編集ウィンドウ70はメイン領域71と、複数の編集ボタン72と、履歴ボタン73と、履歴表示領域74を含む。メイン領域71は、ページ選択操作によって選択された1または複数のページ領域100を表示する。図6に示す例では、ページ領域100はオブジェクト711とオブジェクト712を含む。オブジェクト711は山が描かれた1枚の画像である。オブジェクト712は「123」の形状を有する3画のストロークである。
複数の編集ボタン72は、ページ領域100内のオブジェクトを編集する場合に選択される。図6に示す例では、複数の編集ボタン72は、ボタン72A、72B、72C、72D、72E、72F、72G、72Hを含む。
ボタン72Aは、ページ領域100内にストロークを追加する場合に選択される。ボタン72Bは、ページ領域100内からオブジェクトを消去する場合に選択される。ボタン72Cは、ページ領域100内にマーカーを追加する場合に選択される。ボタン72Dは、ページ領域100内にテキストを追加する場合に選択される。
ボタン72Eは、ページ領域100内にシェイプを追加する場合に選択される。ボタン72Fは、ページ領域100内に画像を追加する場合に選択される。ボタン72Gは、ページ領域100内のストローク、テキスト、またはシェイプの色を変更する場合に選択される。ボタン72Hは、ページ領域100内のストロークの太さを変更する場合に選択される。
履歴ボタン73は、ページ編集ウィンドウ70にて履歴表示領域74の表示と非表示を切り替える場合に選択される。図6は、履歴ボタン73が選択され、履歴表示領域74が表示された状態のページ編集ウィンドウ70の一例を示す。
履歴表示領域74は編集履歴群または編集履歴の一覧を表示する。編集履歴群は1または、ユーザ、編集日時、または編集属性などに応じてまとめられた複数の編集履歴のグループである。図6に示す例では、履歴表示領域74は、編集履歴群741、742、743と編集履歴741A、742A、742B、742Cを表示する。例えば、編集履歴群741は編集日時「3/31 7:20」と編集者ID「ユーザA」に対応する編集履歴のまとめを示す。展開マーク7421が選択されると、編集履歴群742から編集履歴742A、742B、742Cが展開される。
編集操作の一例を説明する。例えばページ領域100内にオブジェクト711を追加する場合、ユーザはボタン72Fを選択する。ユーザはオブジェクト711を示す画像ファイルを選択する。ユーザはページ領域100内のうちオブジェクト711を追加する位置を選択する。これにより、ページ領域100内にオブジェクト711が追加される。
編集操作の一例を説明する。例えばページ領域100内にオブジェクト712を追加する場合、ユーザはボタン72Aを選択する。ユーザは、ストロークによる線が「123」の形状を有するように、ページ領域100内にオブジェクト712を追加する。これにより、ページ領域100内にオブジェクト712が追加される。
削除操作の一例を説明する。例えば、編集履歴742Aに対応する履歴データを削除する場合、ユーザは履歴ボタン73を選択する。これにより、履歴表示領域74が表示される。ユーザは展開マーク7421を選択する。これにより、編集履歴742Aが表示される。ユーザは編集履歴742Aを選択する。ユーザは削除ボタン(図示略)を選択する。これにより、編集履歴742Aに対応する履歴データが削除される。
<履歴設定ウィンドウ90>
図7に示す履歴設定ウィンドウ90は、図5に示す履歴設定領域83が選択された場合、表示される。履歴設定ウィンドウ90は許可設定切替ボタン91と維持期限設定領域92を含む。
図7に示す履歴設定ウィンドウ90は、図5に示す履歴設定領域83が選択された場合、表示される。履歴設定ウィンドウ90は許可設定切替ボタン91と維持期限設定領域92を含む。
許可設定切替ボタン91は、許可設定が「許可」と「不可」のいずれであるかを示す。本実施形態では、許可設定切替ボタン91が左方に位置する場合、許可設定が「不可」となっていることを示し、許可設定切替ボタン91が右方に位置する場合、許可設定が「許可」となっていることを示す。許可設定切替ボタン91は、許可設定を「許可」と「不可」の一方から他方に切り替える場合に操作される。
維持期限設定領域92は、維持期限の設定に関する情報を表示し、本実施形態では、編集属性表示領域921とチェックボックス922と維持期限表示領域923とプルダウンマーク924を含む。編集属性表示領域921は編集属性を表示する。本実施形態では、編集属性表示領域921は、編集属性としてオブジェクト名を表示し、上方から下方に向かって、ストローク、マーカー、テキスト、シェイプ、画像を表示する。
チェックボックス922は、編集属性表示領域921に対応するように設けられる。チェックボックス922は、維持期限をデフォルトの期限の長さから変更する場合、または維持期限をデフォルトの期限の長さに戻す場合に選択される。デフォルトの期限の長さは、図1に示すROM22Aに記憶されている。デフォルトの期限の長さは、各編集属性に応じた期限上限でもよいし、各編集属性に応じた期限上限よりも短くてもよいし、または「期限なし」でもよい。
図7に示す例では、テキストに対応するチェックボックス922には、チェックが入力されておらず、ストロークとマーカーとシェイプと画像のそれぞれに対応するチェックボックス922には、チェックが入力されている。つまり、テキストに対応する維持期限には、デフォルトの期限の長さが設定され、ストロークとマーカーとシェイプと画像のそれぞれに対応する維持期限には、デフォルトの期限の長さから変更された期限の長さが設定されている。
維持期限表示領域923は編集属性表示領域921に対応するように設けられ、各編集属性に応じて設定中の維持期限を表示する。図7に示す例では、ストローク、マーカー、テキスト、シェイプ、画像に対応する維持期限に、それぞれ、「60日」、「30日」、「期限なし」、「90日」、「1日」が設定されている。プルダウンマーク924は維持期限表示領域923に対応するように設けられる。プルダウンマーク924は維持期限を変更する場合に選択される。
<メイン処理>
図1に示すCPU21は、ユーザがノート編集システム1にログインした場合、図1に示すプログラム記憶エリア221から制御プログラムを読み出す。CPU21は読み出した制御プログラムを実行することにより、図8に示すメイン処理を開始する。メイン処理では、履歴データの処理に関する制御を主に説明し、複数のユーザによるノートの共有に関する制御については図示と説明を省略する。
図1に示すCPU21は、ユーザがノート編集システム1にログインした場合、図1に示すプログラム記憶エリア221から制御プログラムを読み出す。CPU21は読み出した制御プログラムを実行することにより、図8に示すメイン処理を開始する。メイン処理では、履歴データの処理に関する制御を主に説明し、複数のユーザによるノートの共有に関する制御については図示と説明を省略する。
本実施形態では、ユーザがノート編集システム1にログインすると、CPU31はログイン情報をサーバ2に送信する。ログイン情報は、ID、パスワードなどの情報を含む。ノート編集システム1に複数のユーザが同時にログインしている場合でも、CPU31はログイン情報に基づいて各操作を行ったユーザを特定するように構成される。
メイン処理が開始されると、CPU21は、ユーザ端末3からノート選択情報を受信したか否かに基づいて、ノート選択操作が行われたか否かを判断する(S10)。本実施形態では、図5に示すノート選択ウィンドウ60にて、ユーザがノート選択操作を行うと、CPU31はノート選択情報をサーバ2に送信する。ノート選択情報は、ユーザによって選択されたノートを特定するための情報を含む。
CPU21はユーザ端末3からノート選択情報を受信していない場合、ノート選択操作が行われていないと判断する(S10:NO)。この場合、CPU21は処理をS10の判断に戻す。CPU21はユーザ端末3からノート選択情報を受信した場合、ノート選択操作が行われたと判断する(S10:YES)。この場合、CPU21はノート選択情報に基づいて、選択されたノートに対応するノートデータを図1に示すフラッシュメモリ22Cから取得する(S20)。
CPU21は編集処理を行う(S30)。編集処理では、CPU21はページ領域100(図6参照)内のオブジェクトを編集し、編集操作に応じて履歴データを図3に示す履歴記憶エリア224に記憶する。CPU21は管理処理を行う(S40)。管理処理では、CPU21は許可設定変更操作または維持期限変更操作に基づいて条件記憶エリア225にて履歴データの記憶状態の変更条件を変更し、維持期限に基づいて履歴データを削除する。CPU21は第一状態変更処理を行う(S50)。第一状態変更処理では、CPU21は削除操作に基づいて履歴データを履歴記憶エリア224から削除する。
CPU21は、ユーザ端末3から送信されるノート選択情報に基づいて、他のノートを選択するためのノート選択操作が行われたか否かを判断する(S60)。他のノートは、S10の処理で選択されたノートとは異なるノートである。
他のノート選択するためのノート選択操作が行われていない場合(S60:NO)、CPU21は処理をS30の処理に戻す。この場合、CPU21は選択中のノートについて、S30、S40、S50の処理を繰り返す。
他のノートを選択するためのノート選択操作が行われた場合(S60:YES)、CPU21は処理をS20の処理に戻す。この場合、CPU21は他のノートに対応するノートデータを図1に示すフラッシュメモリ22Cから取得し(S20)、他のノートについて、S30、S40、S50の処理を行う。
<編集処理>
図9に示すように、編集処理が開始されると、CPU21は、ユーザ端末3から編集情報を受信したか否かに基づいて、編集操作が行われたか否かを判断する(S31)。本実施形態では、図6に示すページ編集ウィンドウ70にて、ユーザが編集操作を行うと、CPU31は編集情報をサーバ2に送信する。編集情報は編集内容を示し、履歴データを生成するための情報を含む。
図9に示すように、編集処理が開始されると、CPU21は、ユーザ端末3から編集情報を受信したか否かに基づいて、編集操作が行われたか否かを判断する(S31)。本実施形態では、図6に示すページ編集ウィンドウ70にて、ユーザが編集操作を行うと、CPU31は編集情報をサーバ2に送信する。編集情報は編集内容を示し、履歴データを生成するための情報を含む。
CPU21はユーザ端末3から編集情報を受信していない場合、編集操作が行われていないと判断する(S31:NO)。この場合、CPU21は処理を図8に示すメイン処理に戻す。CPU21はユーザ端末3から編集情報を受信した場合、編集操作が行われたと判断する(S31:YES)。この場合、CPU21は編集情報に基づいて履歴データを生成する(S32)。
S32の処理では、例えばCPU21は編集情報を受信した場合にリアルタイムクロック(図示略)から取得し、取得した時刻を編集日時とする。CPU21は編集情報が示すIDを編集者IDとする。CPU21は編集情報中の編集内容に基づいて編集属性と編集位置を特定する。CPU21は生成した履歴データを、履歴記憶エリア224のうち対応するノートのページに対応付けて記憶する(S33)。この場合、CPU21は生成した履歴データを、既に記憶された履歴データに対して上書きするのではなく、蓄積するように履歴記憶エリア224に記憶する。CPU21は処理を図8に示すメイン処理に戻す。
<管理処理>
図10に示すように、管理処理が開始されると、CPU21は、図2に示すアカウント記憶エリア222を参照し、ログイン中のIDが管理者ID(本実施形態では、ユーザCのID)であるか否かを判断する(S41)。ログイン中のIDが管理者IDでない場合(S41:NO)、CPU21は処理をS48の処理に移行する。
図10に示すように、管理処理が開始されると、CPU21は、図2に示すアカウント記憶エリア222を参照し、ログイン中のIDが管理者ID(本実施形態では、ユーザCのID)であるか否かを判断する(S41)。ログイン中のIDが管理者IDでない場合(S41:NO)、CPU21は処理をS48の処理に移行する。
ログイン中のIDが管理者IDである場合(S41:YES)、CPU21はユーザ端末3から期限変更情報を受信したか否かに基づいて、維持期限変更操作が行われたか否かを判断する(S42)。本実施形態では、図7に示す履歴設定ウィンドウ90にて、ユーザが維持期限変更操作を行うと、CPU31は期限変更情報をサーバ2に送信する。期限変更情報は、維持期限が変更された編集属性と変更後の維持期限の長さを特定するための情報を含む。
CPU21は期限変更情報を受信していない場合、維持期限変更操作が行われていないと判断する(S42:NO)。この場合、CPU21は処理をS45の判断に移行する。CPU21は期限変更情報を受信した場合、維持期限変更操作が行われたと判断する(S42:YES)。この場合、CPU21は期限変更処理を行う(S43)。期限変更処理では、CPU21は期限変更情報に基づいて、変更後の維持期限の長さを、図4に示す条件記憶エリア225のうち編集属性に対応する維持期限の箇所に記憶する。
CPU21は、ログイン中の一般ユーザのユーザ端末3に維持期限変更通知を送信する(S44)。CPU21は、ログアウト中の一般ユーザのユーザ端末3には、一般ユーザの次回ログイン時に維持期限変更通知を送信する。維持期限変更通知は維持期限の変更内容を示す。維持期限変更通知は、例えば「画像の履歴データの維持期限が30日から1日に変更されました。」である。
仮に維持期限変更通知が一般ユーザに通知されない場合、一般ユーザは維持期限の変更の有無を把握することが困難である。本実施形態では、一般ユーザのユーザ端末3に維持期限変更通知が送信されるので、一般ユーザは維持期限の変更の有無と変更内容を把握しやすい。
CPU21はユーザ端末3から許可設定変更情報を受信したか否かに基づいて、許可設定変更操作が行われたか否かを判断する(S45)。本実施形態では、図7に示す履歴設定ウィンドウ90にて、ユーザが許可設定変更操作を行うと、CPU31は許可設定変更情報をサーバ2に送信する。許可設定変更情報は、変更後の許可設定を特定するための情報を含む。
CPU21は許可設定変更情報を受信していない場合、許可設定変更操作が行われていないと判断する(S45:NO)。この場合、CPU21は処理をS48の処理に移行する。CPU21は許可設定変更情報を受信した場合、許可設定変更操作が行われたと判断する(S45:YES)。この場合、CPU21は許可設定変更情報に基づいて、変更後の許可設定を、図4に示す条件記憶エリア225のうち選択中のノートに対応する許可設定のエリアに記憶する(S46)。
CPU21は、ログイン中の一般ユーザのユーザ端末3に許可設定変更通知を送信する(S47)。CPU21は、ログアウト中の一般ユーザのユーザ端末3には、一般ユーザの次回ログイン時に許可設定変更通知を送信する。許可設定変更通知は許可設定の変更内容を示す。許可設定変更通知は、例えば「一般ユーザでも履歴データを削除できるようになりました。」または「一般ユーザは履歴データを削除できなくなりました。」である。
仮に許可設定変更通知が一般ユーザに通知されない場合、一般ユーザは許可設定の変更の有無を把握することが困難である。本実施形態では、一般ユーザのユーザ端末3に許可設定変更通知が送信されるので、一般ユーザは許可設定の変更の有無と変更内容を把握しやすい。
CPU21は第二状態変更処理を行う(S48)。CPU21は処理を図8に示すメイン処理に戻す。第二状態変更処理では、CPU21は維持期限を経過した履歴データを履歴記憶エリア224から削除する。例えばCPU21は図4に示す条件記憶エリア225を参照し、一の編集属性に応じた維持期限を特定する。CPU21は図3に示す履歴記憶エリア224にて、一の編集属性に応じた編集日時を参照する。CPU21は、一の編集属性に応じた履歴データのうち、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶されてから、一の編集属性に応じた維持期限を経過した履歴データを特定する。CPU21は特定した履歴データを図3に示す履歴記憶エリア224から削除する。CPU21は他の編集属性について、一の編集属性と同様に、特定した履歴データを履歴記憶エリア224から削除する。
図3に示す例にて、一の編集属性を画像とし、他の編集属性をストロークとする。編集日時2022年3月31日7時10分から1日経過した時点を現時点とする。この場合、CPU21は、画像に対応する履歴データのうち、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶されてから1日経過した履歴データとして、履歴データH1を特定する。CPU21は履歴データH1を履歴記憶エリア224から削除する。
編集日時2022年3月31日7時10分から1日経過した時点では、ストロークに対応する履歴データのうち、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶されてから90日経過した履歴データはない。この場合、CPU21は、ストロークに対応する履歴データH2~H5を履歴記憶エリア224から削除せず、履歴データH2~H5の記憶状態を維持する。
例えば「1日経過する」とは、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶されてから24時間経過することを意味してもよいし、履歴データが履歴記憶エリア224に記憶された日を起算日として翌日の基準時間(例えば午前0時)を経過することを意味してもよい。さらに、「維持期限を経過した場合」とは、維持期限を経過したその時点を意味してもよいし、維持期限を経過した後のいずれかの時点を意味してもよい。
<第一状態変更処理>
図11に示すように、第一状態変更処理が開始されると、CPU21は図2に示すアカウント記憶エリア222を参照し、ログイン中のIDが管理者IDであるか否かを判断する(S51)。ログイン中のIDが管理者IDである場合(S51:YES)、CPU21は処理をS53の判断に移行する。図2に示す例では、ユーザCがログインしている場合、ID種別が「管理者」なので、CPU21はログイン中のIDは管理者IDであると判断する。
図11に示すように、第一状態変更処理が開始されると、CPU21は図2に示すアカウント記憶エリア222を参照し、ログイン中のIDが管理者IDであるか否かを判断する(S51)。ログイン中のIDが管理者IDである場合(S51:YES)、CPU21は処理をS53の判断に移行する。図2に示す例では、ユーザCがログインしている場合、ID種別が「管理者」なので、CPU21はログイン中のIDは管理者IDであると判断する。
ログイン中のIDが管理者IDでない場合(S51:NO)、CPU21は処理をS52の判断に移行する。図2に示す例では、ユーザAまたはユーザBがログインしている場合、ID種別が「一般」なので、CPU21はログイン中のIDは管理者IDでないと判断する。
CPU21は条件記憶エリア225を参照し、許可設定が「許可」であるか否かを判断する(S52)。許可設定が「不可」である場合(S52:NO)、CPU21は処理を図8に示すメイン処理に戻す。
許可設定が「許可」である場合(S52:YES)、CPU21はユーザ端末3から削除情報を受信したか否かに基づいて、削除操作が行われたか否かを判断する(S53)。本実施形態では、図6に示す履歴表示領域74にて、ユーザが削除操作を行うと、CPU31は削除情報をサーバ2に送信する。削除情報は削除する対象の履歴データを特定するための情報を含む。
CPU21は削除情報を受信していない場合、削除操作が行われていないと判断する(S53:NO)。この場合、CPU21は処理を図8に示すメイン処理に戻す。
CPU21は削除情報を受信した場合、削除操作が行われたと判断する(S53:YES)。この場合、CPU21は削除情報に基づいて、対象の履歴データを履歴記憶エリア224から削除する(S54)。CPU21は処理を図8に示すメイン処理に戻す。
<実施形態の作用効果>
上記実施形態では、ユーザが維持期限変更操作または許可設定変更操作を行うと、S43またはS46の処理によって、履歴データの記憶状態の変更条件が変更される。よって、S43またはS46の処理は、履歴データの記憶状態をユーザが容易に管理できるという利点に貢献する。
上記実施形態では、ユーザが維持期限変更操作または許可設定変更操作を行うと、S43またはS46の処理によって、履歴データの記憶状態の変更条件が変更される。よって、S43またはS46の処理は、履歴データの記憶状態をユーザが容易に管理できるという利点に貢献する。
例えば、ユーザによって短期間での削除が望まれる編集属性と、長期間の記憶状態の維持が望まれる編集属性がある場合がある。仮に、すべての編集属性で維持期限が同じ場合、各編集属性に応じて、ユーザが望む期間、履歴データの記憶状態を維持することが困難となる。例えばユーザが望む期間よりも短期間で履歴データが削除される場合、ユーザが履歴データの確認することと、履歴の復元をすることが困難となる。例えばユーザが望む期間よりも長期間、履歴データの記憶状態が維持される場合、履歴記憶エリア224の記憶容量の残量低下によってノート編集システム1のパフォーマンスが低下する可能性がある。または履歴データの個数の増加によってユーザによる履歴データの管理が困難となる。上記実施形態にて、S43の処理では、履歴データのうち編集属性に応じて、維持期限が変更される。よって、S43の処理は、維持期限を編集属性に応じてユーザが容易に管理できるという利点に貢献する。
S43の処理では、ストロークまたはマーカーに応じた履歴データに対して、上限なしで維持期限が変更される。S43の処理では、テキストまたはシェイプに応じた履歴データに対して、90日以内で維持期限が変更される。S43の処理では、画像に応じた履歴データに対して、30日以内で維持期限が変更される。つまり、S43の処理では、維持期限を変更可能な期限の上限が各編集属性に応じて異なる。よって、S43の処理は、編集属性に応じて、互いに異なる期限内で維持期限を設定できるという利点に貢献する。
S48の処理では、維持期限を経過した履歴データが履歴記憶エリア224から削除される。よって、S48の処理は、履歴データの蓄積による履歴記憶エリア224の記憶容量の残量低下を抑制できるという利点に貢献する。
許可設定が「許可」であれば、S54の処理にて、ユーザAまたはユーザBによって履歴データが履歴記憶エリア224から削除される。つまり、「一般」のユーザによって履歴データの記憶状態が変更される。一方で、許可設定が「不可」であれば、S54の処理にて、ユーザAまたはユーザBによって履歴データが履歴記憶エリア224から削除されない。つまり、「一般」のユーザによる削除操作を受け付けず、「一般」のユーザによっては履歴データの記憶状態は変更されない。許可設定は、ユーザC、つまり管理ユーザが許可設定変更操作を行うことで、S46の処理によって変更される。よって、S46の処理は、管理ユーザの意図せず、一般ユーザによって履歴データが履歴記憶エリア224から削除されることを抑制できるという利点に貢献する。
<実施形態と発明の対応関係>
上記実施形態にて、ディスプレイ33が本発明の「表示部」に相当する。ページ領域100が本発明の「領域」に相当する。ノート編集システム1が本発明の「情報編集システム」に相当する。CPU21が本発明の「コンピュータ」に相当する。S33の処理が本発明の「記憶処理」に相当する。S43の処理とS46の処理のそれぞれが本発明の「条件変更処理」に相当する。許可設定変更操作または期限変更操作が本発明の「条件変更操作」に相当する。
上記実施形態にて、ディスプレイ33が本発明の「表示部」に相当する。ページ領域100が本発明の「領域」に相当する。ノート編集システム1が本発明の「情報編集システム」に相当する。CPU21が本発明の「コンピュータ」に相当する。S33の処理が本発明の「記憶処理」に相当する。S43の処理とS46の処理のそれぞれが本発明の「条件変更処理」に相当する。許可設定変更操作または期限変更操作が本発明の「条件変更操作」に相当する。
編集属性が本発明の「属性」に相当する。維持期限が本発明の「期限」に相当する。例えばストロークが本発明の「第一属性」に相当する。例えば60日が本発明の「第一期限」に相当する。例えば画像が本発明の「第二属性」に相当する。例えば30日が本発明の「第二期限」に相当する。S48の処理が本発明の「削除処理」に相当する。
管理者IDが本発明の「第一ID」に相当する。ユーザ端末3Cが本発明の「第一端末」に相当する。ユーザ端末3Cのタッチパネル34が本発明の「第一操作部」に相当する。一般IDが本発明の「第二ID」に相当する。ユーザ端末3Aまたはユーザ端末3Bが本発明の「第二端末」に相当する。ユーザ端末3Aのタッチパネル34またはユーザ端末3Bのタッチパネル34が本発明の「第二操作部」に相当する。S41の処理が本発明の「ID判断処理」に相当する。S54の処理が本発明の「状態変更処理」に相当する。削除操作が本発明の「状態変更操作」に相当する。
<変形例>
本発明は上記実施形態から種々変更されてもよい。例えば上記実施形態にて、ユーザ端末3はタブレット端末に限定されず、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、専用端末などでもよい。ユーザ端末3はタッチパネル34に代えてまたは加えてマウス、キーボードなどを備えてもよい。
本発明は上記実施形態から種々変更されてもよい。例えば上記実施形態にて、ユーザ端末3はタブレット端末に限定されず、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、専用端末などでもよい。ユーザ端末3はタッチパネル34に代えてまたは加えてマウス、キーボードなどを備えてもよい。
上記実施形態では、ノート編集システム1は、サーバ2と複数のユーザ端末3によって構成される。これに対して、ノート編集システム1は、サーバ2と単一のユーザ端末3によって構成されてもよい。つまり、ノート編集システム1は、複数のユーザがノートを共有するように構成されなくてもよい。この場合、ノート編集システム1はサーバ2を含まず、単一のユーザ端末3によって構成されてもよい。ノート編集システム1が単一のユーザ端末3によって構成される場合、CPU31がメイン処理を実行してもよい。この場合、条件記憶エリア225は許可設定を記憶しなくてもよく、CPU31はS41とS44とS45とS46とS47とS51とS52の処理を省略してもよい。
上記実施形態にて、ノート編集システム1はS43の期限変更処理の処理内容を変更してもよい。例えば、図12に示すように、期限変更処理が開始されると、CPU21は期限変更情報に基づいて、維持期限変更操作が行われた編集属性に応じた履歴データのデータ容量が第一基準容量以下か否かを判断する(S431)。第一基準容量はあらかじめ決められた閾値であり、図1に示すROM22Aにあらかじめ記憶される。第一基準容量は、例えば履歴記憶エリア224の記憶容量に基づいて設定されてもよい。
維持期限変更操作が行われた編集属性に応じた履歴データのデータ容量は、維持期限変更操作が行われた編集属性に応じた履歴データのデータ容量の合計でもよいし、維持期限変更操作が行われた編集属性に応じた履歴データの個別のデータ容量でもよい。
維持期限変更操作が行われた編集属性に応じた履歴データのデータ容量が第一基準容量以下の場合(S431:YES)、CPU21は維持期限を第一期限上限内で変更する(S432)。CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。
維持期限変更操作が行われた編集属性に応じた履歴データのデータ容量が第一基準容量よりも大きい場合(S431:NO)、CPU21は維持期限を第二期限上限内で変更する(S433)。第二期限上限は第一期限上限よりも短い。CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。維持期限は履歴データがS33の処理で記憶されてから一定期間、履歴データの記憶状態が維持されるように構成される。このため、履歴データはS33の処理で記憶された後、すぐに削除されることはない。
図12に示す期限変更処理によれば、履歴データのデータ容量が第一基準容量よりも大きい場合、第二期限上限内で維持期限が設定される。この場合、最も長い期限が維持期限に設定されても、維持期限は第一期限上限よりも短くなる。よって、期限変更処理は、履歴データのデータ容量の大きさによらずに維持期限に第一期限上限が設定される場合に比べ、履歴データの蓄積による履歴記憶エリア224の記憶容量の残量低下を抑制できるという利点に貢献する。この場合、S431の処理が本発明の「容量判断処理」に相当する。
例えば、図13に示すように、期限変更処理が開始されると、CPU21は維持期限変更操作が行われた履歴データが複数存在するか否かを判断する(S434)。維持期限変更操作が行われた複数の履歴データを「第一履歴データ」と「第二履歴データ」という。第一履歴データと第二履歴データは互いに同じ編集属性に属していてなくてもよい。第一履歴データと第二履歴データは互いに同じ編集属性に属している履歴データとして定義されてもよい。
第一履歴データと第二履歴データが存在しない場合(S434:NO)、CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。つまり、履歴データが1つしか存在しない場合、CPU21は1つの履歴データについて維持期限を変更しない。このため、例えば履歴データが1つ記憶された時点で記憶された履歴データについて維持期限が変更されることはない。維持期限は履歴データがS33の処理で記憶されてから一定期間、履歴データの記憶状態が維持されるように構成される。このため、履歴データはS33の処理で記憶された後、すぐに削除されることはない。第一履歴データと第二履歴データが存在する場合(S434:YES)、CPU21は、第一履歴データと第二履歴データのそれぞれのデータ容量を互いに比較し、第一履歴データのデータ容量が第二履歴データのデータ容量以下であるか否かを判断する(S435)。
第一履歴データのデータ容量が第二履歴データのデータ容量以下の場合(S435:YES)、CPU21は第一履歴データについて維持期限を第一期限上限内で変更する(S436)。CPU21は第二履歴データについて維持期限を第二期限上限内で変更する(S437)。CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。
第一履歴データのデータ容量が第二履歴データのデータ容量よりも大きい場合(S435:NO)、CPU21は第二履歴データについて維持期限を第一期限上限内で変更する(S438)。CPU21は第一履歴データについて維持期限を第二期限上限内で変更する(S439)。CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。
つまり、CPU21はS435の処理での比較結果に基づいて、第一履歴データと第二履歴データのうちデータ容量の小さい方について、維持期限を第一期限上限内で変更してもよい。CPU21はS435の処理での比較結果に基づいて、第一履歴データと第二履歴データのうちデータ容量の大きい方について、維持期限を第二期限上限内で変更してもよい。第一履歴データと第二履歴データのそれぞれのデータ容量が互いに同じ場合、CPU21は第一履歴データと第二履歴データのそれぞれに応じた維持期限を第一期限上限内で変更してもよいし、第二期限上限内で変更してもよい。
これによれば、第一履歴データと第二履歴データのうちデータ容量が大きい方について、第二期限上限内で維持期限が設定される。この場合、最も長い期限が維持期限に設定されても、維持期限は第一期限上限よりも短くなる。よって、期限変更処理は、履歴データのデータ容量の大きさによらずに維持期限に第一期限上限が設定される場合に比べ、履歴データの蓄積による履歴記憶エリア224の記憶容量の残量低下を抑制できるという利点に貢献する。この場合、S435の処理が本発明の「容量比較処理」に相当する。
複数の履歴データの個数が所定数に到達した場合、または複数の履歴データのそれぞれのデータ容量の合計が所定容量に到達した場合に、CPU21はS431の処理を行ってもよい。この場合、CPU21は複数の履歴データをデータ容量順、編集日時順など所定の規則に従って順位付けをしてもよい。さらに、CPU21は順位付けがされたなかで、所定の順位よりも上位の履歴データについて、維持期限を第一期限上限内で変更してもよく、所定の順位よりも下位の履歴データについて、維持期限を第二期限上限内で変更してもよい。
上記実施形態にて、「履歴データの記憶状態の変更」は、履歴データの削除を意味する。これに対し、「履歴データの記憶状態の変更」は、履歴データのデータ容量の削減を意味してもよい。例えば、CPU21はS48の第二状態変更処理にて、維持期限を経過した履歴データのデータ容量を削減してもよい。データ容量の削減は、圧縮、画像の解像度の低下、ストロークに含まれるドットの間引きなどによって行われてもよい。データ容量の削減量は、特定の量または特定の割合に限定されない。これによれば、第二状態変更処理は、履歴データの蓄積による履歴記憶エリア224の記憶容量の残量低下を抑制できるという利点に貢献する。この場合、S48の処理が本発明の「削減処理」に相当する。
さらに、許可設定が「許可」である場合、管理ユーザに加えて、一般ユーザが削減操作によって履歴データのデータ容量を削減する権限を有してもよい。この場合、S53の処理にて、CPU21は削減操作が行われたか否かに代えて、または加えて削減操作が行われたか否かを判断してもよい。削減操作が行われた場合、CPU21は履歴データのデータ容量を削減してもよい。削減操作は履歴データを削減するための操作である。削減操作は、例えば削除操作のうち、削除ボタンの代わりに削減ボタン(図示略)を選択する操作である。この場合、削減操作が本発明の「状態変更操作」に相当する。
上記実施形態にて、ノート編集システム1は第二状態変更処理の処理内容を変更してもよい。例えば、図14に示すように、第二状態変更処理が開始されると、CPU21は維持期限判断処理を行う(S481)。維持期限判断処理では、CPU21は、履歴記憶エリア224を参照し、維持期限を経過した履歴データが存在するか否かを判断する。維持期限を経過した履歴データが存在しない場合(S481:NO)、CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。
維持期限を経過した履歴データが存在する場合(S481:YES)、CPU21は容量判断処理を行う(S482)。容量判断処理では、CPU21は維持期限を経過した履歴データのデータ容量が第二基準容量以下であるか否かを判断する。第二基準容量はあらかじめ決められた閾値であり、図1に示すROM22Aにあらかじめ記憶される。第二基準容量は、例えば履歴記憶エリア224の記憶容量に基づいて設定されてもよい。
維持期限を経過した履歴データのデータ容量が第二基準容量以下の場合(S482:YES)、CPU21は第一削減処理を行う(S483)。第一削減処理では、CPU21は維持期限を経過した履歴データを第一割合削減する。維持期限を経過した履歴データのデータ容量が第二基準容量よりも大きい場合(S482:NO)、CPU21は第二削減処理を行う(S484)。第二削減処理では、CPU21は維持期限を経過した履歴データを第二割合削減する。第二割合は第一割合よりも大きい。第一割合と第二割合はあらかじめ決められた値であり、図1に示すROM22Aにあらかじめ記憶される。
図14に示す第二状態変更処理によれば、履歴データのデータ容量が第二基準容量よりも大きいと、維持期限を経過した履歴データのデータ容量が第一割合よりも大きく削減される。よって、第二状態変更処理は、履歴データのデータ容量の大きさによらずに第一割合削減される場合に比べ、履歴データの蓄積による記憶容量の残量低下を抑制できるという利点に貢献する。この場合、S482の処理が本発明の「容量判断処理」に相当する。
図14に示す第二状態変更処理にて、CPU21はS481の維持期限判断処理の処理内容を変更してもよい。例えば、S481の維持期限判断処理で、CPU21は維持期限を経過した履歴データが複数存在するか否かを判断してもよい。維持期限を経過した複数の履歴データを「第一履歴データ」と「第二履歴データ」という。維持期限を経過した履歴データが複数存在しない場合(S481:NO)、CPU21は処理を図10に示す管理処理に戻す。維持期限を経過した履歴データが複数存在する場合(S481:YES)、S482の容量判断処理にて、CPU21は第一履歴データと第二履歴データのそれぞれのデータ容量を互いに比較し、第一履歴データのデータ容量が第二履歴データのデータ容量以下であるか否かを判断してもよい。
第一履歴データのデータ容量が第二履歴データのデータ容量以下の場合(S482:YES)、CPU21は、S483の第一削減処理にて、第一履歴データのデータ容量を第一割合削減し、第二履歴データのデータ容量を第二割合削減してもよい。第一履歴データのデータ容量が第二履歴データのデータ容量よりも大きい場合(S482:NO)、CPU21は、S484の第二削減処理にて、第二履歴データのデータ容量を第一割合削減し、第一履歴データのデータ容量を第二割合削減してもよい。
つまり、CPU21はS482の容量判断処理での比較結果に基づいて、第一履歴データと第二履歴データのうちデータ容量の小さい方のデータ容量を第一割合削減し、第一履歴データと第二履歴データのうちデータ容量の大きい方のデータ容量を第二割合削減してもよい。第一履歴データと第二履歴データのそれぞれのデータ容量が互いに同じ場合、CPU21は第一履歴データと第二履歴データのそれぞれのデータ容量を第一割合削減してもよいし、第二割合削減してもよい。
これによれば、第一履歴データと第二履歴データのうちデータ容量が大きい方について、第一割合よりも大きく削減される。よって、第二状態変更処理は、履歴データのデータ容量の大きさによらずに第一割合削減される場合に比べ、履歴データの蓄積による記憶容量の残量低下を抑制できるという利点に貢献する。この場合、S482の処理が本発明の「容量比較処理」に相当する。
各編集属性に対応する期限上限は、上記実施形態に限定されない。例えば、1ファイルあたりのデータ容量が大きくなりやすい編集属性か否かに関わらず、各編集属性に応じた期限上限が異なるように、または同じになるように構成されてもよい。より具体的には、画像に対応する期限上限はストロークとマーカーとテキストとシェイプに対応する期限上限のいずれかまたは全部よりも長くてもよいし、同じでもよい。ストロークとマーカーに対応する期限上限は、テキストとシェイプに対応する期限上限のいずれかまたは全部よりも長くてもよいし、同じでもよい。テキストとシェイプに対応する期限上限は、互いに異なっていてもよい。各編集属性に対応する期限上限は、いずれも設けられなくてもよい。
編集属性にて、画像は静止画と動画に区別されてもよい。この場合、1ファイルあたりの動画のデータ容量は、1ファイルあたりの静止画のデータ容量よりも大きくなりやすい。このため、動画に対応する期限上限は、静止画に対応する期限上限よりも短くてもよい。動画に対応する期限上限は、静止画に対応する期限上限よりも長くてもよいし、同じでもよい。
オブジェクトの種類にはストロークとマーカーとテキストとシェイプと画像以外の種類があってもよい。オブジェクトの種類にはストロークとマーカーとテキストとシェイプと画像の一部の種類、例えばテキストのみがあってもよい。
上記実施形態では、オブジェクトの種類と編集属性が1対1の対応関係を有する。これに対し、オブジェクトの種類と編集属性は1対1の対応関係を有しなくてもよい。例えば、テキストとシェイプの2つがまとめられて1つの編集属性を構成してもよい。マーカーとストロークの2つがまとめられて1つの編集属性を構成してもよい。
上記実施形態にて、CPU21は、例えばS48の処理に代えて、判断対象のデータ容量が第三基準容量を超えたか否かを判断してもよい。判断対象のデータ容量は、複数のノートのデータ容量の合計でもよいし、複数のノートのそれぞれのデータ容量でもよいし、履歴記憶エリア224に記憶されている履歴データのデータ容量の合計でもよいし、履歴記憶エリア224に記憶されている履歴データのうち各ノートまたは各ページに対応する履歴データのそれぞれのデータ容量でもよい。第三基準容量は閾値であり、図1に示すフラッシュメモリ22Cに記憶される。第三基準容量は、例えば履歴記憶エリア224の記憶容量に基づいて設定されてもよい。管理ユーザは第三基準容量を変更するための操作を行ってもよい。
判断対象のデータ容量が第三基準容量以下の場合、CPU21は履歴データの記憶状態を維持してもよい。判断対象のデータ容量が第三基準容量を超えた場合、CPU21は履歴データを削除してもよい。この場合、CPU21は編集日時が最も古い履歴データから順次削除してもよい。CPU21はデータ容量が最も大きい履歴データから順次削除してもよい。CPU21はデータ容量が最も小さい履歴データから順次削除してもよい。
上記実施形態において、CPU21はメイン処理の一部の処理を省略してもよい。例えば、CPU21はS44とS47の一方または両方の処理を省略してもよい。CPU21はS43とS46の一方の処理を省略してもよい。つまり、ノート編集システム1では、変更条件は維持期限と許可設定の一方のみを含んでもよい。例えば維持期限が変更条件に含まれない場合、CPU21はS48の処理を省略してもよい。例えば許可設定が変更条件に含めまれない場合、CPU21はS52の処理を省略してもよい。この場合、CPU21はS51の処理も省略してもよい。つまり、ノート編集システム1は、ユーザが管理者であるか否かにかかわらず、削除操作によって履歴データを削除できるように構成されてもよい。
上記実施形態において、履歴データは複数回の編集操作ごとに履歴記憶エリア224に記憶されてもよい。履歴データは編集日時と編集者IDと編集位置と編集属性と編集内容のうち一部を示してもよいし、他の情報を示してもよい。他の情報は、例えば編集場所である。編集場所は、編集操作が行われたときのユーザ端末3の地球上の位置である。
上記実施形態では、S32の処理において、CPU21が履歴データを生成する。これに対し、CPU31が履歴データを生成してもよい。この場合、CPU31は編集情報とともに履歴データをサーバ2に送信してもよい。
CPU21、31の代わりに、マイクロコンピュータ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などが、プロセッサとして用いられてもよい。メイン処理は、複数のプロセッサによって分散処理されてもよい。ROM22A、32A、フラッシュメモリ22C、32Cなどの非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を留めておくことが可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送される信号)を含まなくてもよい。制御プログラムは、例えば、図示外のネットワークに接続されたサーバからダウンロードされて(すなわち、伝送信号として送信され)、ROM22A、32Aまたはフラッシュメモリ22C、32Cに記憶されてもよい。この場合、制御プログラムは、サーバに備えられたHDD等の非一時的な記憶媒体に保存されていればよい。
出願当初の特許請求の範囲において、引用可能な他の従属項(「非引用従属項」という。)を引用していない従属項(「対象従属項」という。)が存在したとしても、他の2以上の請求項の記載を択一的に引用する請求項(いわゆるマルチクレーム)を引用する、他の2以上の請求項の記載を択一的に引用する請求項(いわゆるマルチマルチクレーム)を回避するために、形式的に、対象従属項が非引用従属項を引用していないなどの理由による。したがって、出願当初の特許請求の範囲において、対象従属項が存在したとしても、非引用従属項を引用する対象従属項に係る発明が、本出願に係る開示から排除されるものではない。例えば、出願当初の特許請求の範囲において、請求項1、2、5、7に係る発明は、本出願に係る開示から排除されるものではない。より具体的には、CPU21はS43で期限変更処理の変形例を実行する場合、S48で第二状態変更処理の変形例を実行してもよい。つまり、上記実施形態と上記変形例のそれぞれは矛盾が生じない範囲で互いに組み合わされてもよい。
1 :ノート編集システム
3、3A、3B、3C :ユーザ端末
21 :CPU
22A :ROM
22B :RAM
22C :フラッシュメモリ
33 :ディスプレイ
34 :タッチパネル
3、3A、3B、3C :ユーザ端末
21 :CPU
22A :ROM
22B :RAM
22C :フラッシュメモリ
33 :ディスプレイ
34 :タッチパネル
Claims (11)
- 表示部に表示される領域内のオブジェクトを、操作部を介して編集可能な情報編集システムのコンピュータに、
前記領域内において、前記オブジェクトを編集するための編集操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記編集操作に対応する履歴を示す履歴データを記憶する記憶処理と、
前記記憶処理によって記憶された前記履歴データの記憶状態の変更条件を変更するための条件変更操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記変更条件を変更する条件変更処理と
を実行させることを特徴とする情報管理プログラム。 - 前記条件変更処理において、前記操作部を介して前記条件変更操作が行われた場合、前記履歴データのうち前記編集操作による編集の属性に応じて、前記変更条件として、前記記憶状態を維持する期限を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理プログラム。 - 前記条件変更処理において、
第一属性に応じた前記履歴データに対して、前記操作部を介して前記条件変更操作が行われた場合、前記変更条件として、第一期限内で前記期限を変更し、
前記第一属性とは異なる第二属性に応じた前記履歴データに対して、前記操作部を介して前記条件変更操作が行われた場合、前記変更条件として、前記第一期限とは異なる第二期限内で前記期限を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報管理プログラム。 - 前記操作部を介して前記条件変更操作が行われた前記履歴データである第一履歴データおよび第二履歴データのそれぞれのデータ容量を互いに比較する容量比較処理を実行させ、
前記条件変更処理において、
前記容量比較処理での比較結果に基づいて、前記第一履歴データおよび前記第二履歴データのうちデータ容量が小さい方について、前記変更条件として、第一期限内で前記期限を変更し、前記第一履歴データおよび前記第二履歴データのうちデータ容量が小さい方について、前記変更条件として、前記第一期限よりも短い第二期限内で前記期限を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報管理プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記操作部を介して前記条件変更操作が行われた前記履歴データのデータ容量があらかじめ決められた閾値以下かを判断する容量判断処理を実行させ、
前記条件変更処理において、
前記容量判断処理によって前記履歴データのデータ容量が前記閾値以下と判断された場合、前記変更条件として、第一期限内で前記期限を変更し、
前記容量判断処理によって前記履歴データのデータ容量が前記閾値よりも大きいと判断された場合、前記変更条件として、前記第一期限よりも短い第二期限内で前記期限を変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報管理プログラム。 - 前記期限を経過した前記履歴データを削除する削除処理を行う
ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の情報管理プログラム。 - 前記期限を経過した前記履歴データのデータ容量を削減する削減処理を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の情報管理プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記期限を経過した前記履歴データである第一履歴データおよび第二履歴データのそれぞれのデータ容量を互いに比較する容量比較処理を実行させ、
前記削減処理において、
前記容量比較処理での比較結果に基づいて、前記第一履歴データおよび前記第二履歴データのうちデータ容量が小さい方のデータ容量を第一割合削減し、前記第一履歴データおよび前記第二履歴データのうちデータ容量が大きい方のデータ容量を前記第一割合よりも大きい第二割合削減する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報管理プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記期限が経過した前記履歴データのデータ容量があらかじめ決められた閾値以下かを判断する容量判断処理を実行させ、
前記削減処理において、
前記容量判断処理によって前記閾値以下と判断された場合、前記履歴データのデータ容量を第一割合削減し、
前記容量判断処理によってデータ容量が前記閾値よりも大きいと判断された場合、前記履歴データのデータ容量を前記第一割合よりも大きい第二割合削減する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報管理プログラム。 - 前記情報編集システムは、前記履歴データの前記記憶状態を変更する権限があらかじめ付与された第一IDを用いて前記情報編集システムにログインした第一端末が備えた第一操作部を介して前記オブジェクトを編集可能であり、且つ前記履歴データの前記記憶状態を変更する権限が付与されていない第二IDを用いて前記情報編集システムにログインした第二端末が備えた第二操作部を介して前記オブジェクトを編集可能であり、
前記コンピュータに、
前記情報編集システムにログインしたIDが前記第一IDであるか否かを判断するID判断処理を実行させ、
前記ID判断処理によって前記IDが前記第一IDであると判断され、且つ前記条件変更操作が前記第一操作部を介して行われた場合、前記条件変更処理において、前記履歴データの前記記憶状態を変更するための状態変更操作を、前記第二操作部を介して受け付ける許可設定を行うか否かを、前記変更条件として変更し、
前記ID判断処理によって前記IDが前記第二IDであると判断された場合、前記条件変更処理を実行せず、
前記コンピュータに、
前記履歴データの前記記憶状態を変更する状態変更処理を実行させ、
前記状態変更処理は、
前記第一操作部を介して前記状態変更操作が行われた場合、前記履歴データの前記記憶状態を変更し、
前記許可設定が行われていない状態では、前記第二操作部を介して前記状態変更操作を受け付けず、
前記許可設定が行われた状態で、前記第二操作部を介して前記状態変更操作が行われた場合、前記履歴データの前記記憶状態を変更する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報管理プログラム。 - 表示部に表示される領域内のオブジェクトを、操作部を介して編集可能な情報編集システムによる情報管理方法であって、
前記領域内において、前記オブジェクトを編集するための編集操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記編集操作に対応する履歴を示す履歴データを記憶する記憶処理と、
前記記憶処理によって記憶された前記履歴データの記憶状態の変更条件を変更するための条件変更操作が、前記操作部を介して行われた場合、前記変更条件を変更する条件変更処理と
を備えたことを特徴とする情報管理方法。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2022052169A JP2023144947A (ja) | 2022-03-28 | 2022-03-28 | 情報管理プログラムおよび情報管理方法 |
PCT/JP2023/009799 WO2023189526A1 (ja) | 2022-03-28 | 2023-03-14 | 情報管理プログラムおよび情報管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022052169A JP2023144947A (ja) | 2022-03-28 | 2022-03-28 | 情報管理プログラムおよび情報管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023144947A true JP2023144947A (ja) | 2023-10-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022052169A Pending JP2023144947A (ja) | 2022-03-28 | 2022-03-28 | 情報管理プログラムおよび情報管理方法 |
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JP6110755B2 (ja) * | 2013-08-20 | 2017-04-05 | コニカミノルタ株式会社 | 文書編集装置およびプログラム |
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2022
- 2022-03-28 JP JP2022052169A patent/JP2023144947A/ja active Pending
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2023
- 2023-03-14 WO PCT/JP2023/009799 patent/WO2023189526A1/ja unknown
Also Published As
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