JP6282051B2 - データ処理装置、データ処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、データ処理装置に関し、特に階層構造を持つファイル構成から所望のファイルを閲覧検索するためのデータ処理装置、データ処理方法及びプログラムに関する。
近年、保存された電子ファイルから表示用のサムネイル画像を生成し、この生成されたサムネイル画像を表示して、閲覧検索する様々な機器が普及している。ユーザが機器を快適に操作するためには、これら電子ファイルから表示用画像を生成し、表示する処理に要する時間を短縮することが望ましい。
特許文献1には、作成した縮小画像をキャッシュ領域に予め保存し、表示対象となった画像に対応する縮小画像がキャッシュ領域に存在すれば、キャッシュ領域に保存されている縮小画像を表示する方法が開示されている。
特開2003−256827号公報
特許文献1に記載の技術では、表示対象の画像データ数に対して、キャッシュ領域のサイズが大きければ、キャッシュ領域の画像を表示することによって、快適な操作感をユーザに提供することができる。
しかし、ユーザの操作手順によっては、表示対象として指定されない画像がキャッシュ領域に多く保存されている可能性があり、また、表示対象として指定される画像がキャッシュ領域から既に削除されている可能性がある。特に、キャッシュ領域のサイズが、表示される画像の数に対して十分に確保できない場合に、キャッシュ領域を有効に活用できないことが多い。キャッシュ領域を有効に活用するようにするためには、十分なサイズのキャッシュ領域を確保する必要があるが、このようにすると、機器にかかるコストが高くなるという問題がある。
本発明は、キャッシュ領域に保存されるデータを適切に決定することができるデータ処理装置、データ処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明のデータ処理装置は、外部のメモリにおいて階層構造で管理されているデータを処理するデータ処理装置であって、表示画面への表示対象になっている、前記階層構造で管理されている第1のデータから、前記階層構造で管理されている第2のデータまで表示対象を切り替えるための前記階層構造における操作ステップの数を、前記階層構造に基づいて取得する取得手段と、前記階層構造で管理されている複数の第2のデータのそれぞれについて前記取得手段により取得された操作ステップ数に基づいて、前記複数の第2のデータのうちの、前記表示画面への表示対象となる前に前記外部のメモリから読み込んでキャッシュ領域に保存させるデータを決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、表示画面への表示対象になっているデータから、キャッシュ領域に保存されるデータの候補である所定のデータを表示するまでの階層構造における操作ステップの数に基づいて、キャッシュ領域に保存されるデータが決定される。よって、キャッシュ領域に保存されるデータを適切に決定することができるという効果を奏する。
実施形態1である画像データ処理装置101の構成のブロック図である。 メモリカード109に保存されている画像ファイルの内容を示す図である。 操作部105を示す図である。 フォルダアイコン401を表示している表示部106を示す図である。 ファイルリスト500を模式的に示す図である。 指定したファイルのサムネイルを表示する手順のフローチャートである。 キャッシュ管理テーブル700を示す図である。 キャッシュ管理テーブル700を更新する処理のフローチャートである。 所定の処理後におけるキャッシュ管理テーブル700を示す図である。 所定の処理の前後でのキャッシュ管理テーブル700を示す図である。 キャッシュ管理テーブル700を更新するフローチャートである。 操作前後におけるキャッシュ管理テーブル700の状態を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
実施形態1
図1は、本発明の実施形態1である画像データ処理装置101を示すブロック図である。
画像データ処理装置101は、CPU102、RAM103、ROM104、操作部105、表示部106、バス108、メモリカードI/F110、ファイルリスト記憶部111を含む。
まず、メモリカード109にフォルダ毎に保存されている画像ファイルを閲覧しながら、画像ファイルを選択する画像データ処理装置101の説明を行う。
図2は、メモリカード109に保存されている画像ファイルの内容を示す図である。
図2に示すフォルダ構成の画像ファイルが、メモリカード109内に保存されている。図2において、各フォルダに含まれている画像ファイルは、それぞれの代表画像の作成時刻が新しい順に、左から右に向かって配置されている。
ルートフォルダ200の直下に、画像201から204と、フォルダ216、217とが存在している。また、フォルダ216の直下には、画像205から210が存在している。さらに、フォルダ217の直下には、画像211から215が存在している。
画像データ処理装置101において、ユーザが画像ファイルを指定すると、指定された画像ファイルをメモリカード109から読み出し、読み出された画像ファイルについてサムネイルを生成し、この生成されたサムネイルを表示する。
図3は、操作部105を示す図である。
操作部105は、上キー301、左キー302、下キー303、右キー304によって構成されている。画像データ処理装置101において、ユーザがメモリカードインタフェース110にメモリカード109を挿入すると、ファイルリスト500(図5参照)を生成し、この生成されたファイルリスト500をファイルリスト記憶部111に保存する。
図4は、フォルダアイコン401を表示している表示部106を示す図である。
ユーザがフォルダを指定すると、フォルダアイコンが表示される。さらに、各フォルダに含まれている画像のうちで、作成時刻が最も新しい画像を代表画像として扱い、フォルダアイコンには、フォルダの代表画像のサムネイルが付加される。たとえば、フォルダ216が表示対象として指定された場合、図4に示すように、画像205のサムネイルが付加されたフォルダアイコン401が表示される。
図5は、ファイルリスト500を模式的に示す図である。
ファイルリスト500は、階層構造の情報を持つファイルリストである。ファイルリスト500を作成した後に、ルートフォルダ200の直下で、作成時刻の最も新しい画像201に対応するサムネイルが表示部106に表示される。
表示部106に、表示用のサムネイルまたは、フォルダアイコンが表示されている状態で、ユーザが左キー302または、右キー304を押下すると、同一階層に含まれている隣の画像またはフォルダのアイコンに、表示を切り替えることができる。たとえば、画像204のサムネイルを表示中に、左キー302を押下することによって、画像203のサムネイル表示に切り替わり、右キー304を押下することによって、フォルダ216のフォルダアイコンの表示(画像205のサムネイルの表示)に切り替わる。
また、フォルダ216のフォルダアイコンを表示中に、下キー303を押下すると、フォルダアイコンに対応するフォルダに含まれている代表画像を表示することができる。たとえば、フォルダ216のフォルダアイコン表示中に、下キー303を押下すると、フォルダ216の代表画像である画像205のサムネイルが表示される。
さらに、フォルダアイコンまたは、サムネイルを表示中に、上キー301を押下すると、上位の階層に移動し、これまで表示していた画像ファイルまたはフォルダを含むフォルダアイコンが表示される。たとえば、画像210のサムネイルを表示中に、上キー301を押下すると、フォルダ216のフォルダアイコンが表示される。
メモリカード109がメモリカードインタフェース110に挿入されると、まず、表示部106に、ルートフォルダ200の代表画像である画像201のサムネイルが表示される。ユーザは、操作部105の各種キーを用いて画像ファイルを指定し、該画像のサムネイルを閲覧することができる。
上記操作フローチャートによる閲覧、検索を行うために、現在表示している画像ファイルやフォルダに応じて、次の操作で表示させる画像ファイルやフォルダが一意に定まる。つまり、左キー302、右キー304を1回操作すると、それぞれ、左右に隣接するファイル、フォルダを表示することができ、上キー301を操作すると、上層のファイル、フォルダを表示できる。ただし、下キー303を押下した場合、代表画像のみを表示し、代表画像と同一階層の他の画像は表示しない。
図5に示すファイルリスト500には、それぞれのファイルまたはフォルダを切り替えて表示可能なファイルまたはフォルダの情報が保存されている。たとえば、画像206に対応するサムネイルを表示中に、左キー302を押下すれば、画像205を表示可能であり、右キー304を押下すれば、画像207を表示可能である。また、上キー301を押下することによって、フォルダ216を表示することができる。
一方、フォルダ216が表示されている状態で、左キー302を押下することによって、画像204が表示され、右キー304を押下することによって、フォルダ217が表示され、下キー303を押下することによって、画像205が表示される。
つまり、画像206を表示中に、フォルダ216の表示に切り替えることが可能であっても、フォルダ216を表示中に、1操作では画像206の表示に切り替えることはできないので、片方向の切り替えのみが可能である。
画像データ処理装置101は、画像表示のために生成したサムネイルを一時的に記憶するキャッシュ領域を、RAM103中に有する。キャッシュ領域中に存在しているサムネイルが表示対象になった場合(表示対象として選択された場合)、メモリカード109から画像ファイルを読み込む処理とサムネイルを生成する処理とを省略し、キャッシュ領域中のサムネイルを表示することができる。したがって、サムネイルを高速に表示することができる。このキャッシュ領域には、実施形態1では、4つのサムネイルまで一時記憶することが可能であるとする。
図6は、指定したファイルのサムネイルを表示する手順を示すフローチャートである。なお、この図6に示すフローチャートの処理に対応するプログラムがROM104に格納されており、CPU102がこのプログラムをRAM103に読み出し、RAM103上で実行することにより、図6に示す処理が実現される。
ユーザ操作によって、表示すべき画像ファイルまたはフォルダが指定されると、図6に示すフローに従って、キャッシュ領域制御と表示に係る処理とを行う。なお、フォルダが指定された場合、そのフォルダに含まれている画像のサムネイルの表示が要求され、フォルダアイコンと合成した後に表示すものとする。
図7は、キャッシュ管理テーブル700を示す図である。
キャッシュ管理テーブル700には、画像IDと、最少操作ステップ数と、削除優先度とが格納されている。最少操作ステップ数は、現在の表示状態で、各画像IDに対応する画像を表示させるために、操作部105のキーを操作するステップ数のうちで最少の操作ステップ数である。図7のキャッシュ管理テーブル700は、現在の表示状態で204の画像が表示されているときのものとする。ユーザにより表示対象の画像が変更されると、キャッシュ管理テーブルが更新される。このキャッシュ管理テーブルにおいて、削除優先度は、最少操作ステップ数が多い順に、削除する優先度が高い。また、削除優先度が高い程、削除優先度を示す数値が多い。
ユーザ操作によって、表示すべき画像ファイルまたはフォルダが指定されると、まず、S601で、指定された画像IDに対応するサムネイルがキャッシュ領域に存在しているか否かを判断する。この判断を行う場合、図7に示すキャッシュ管理テーブル700に基づいて判断する。
キャッシュ管理テーブル700上に、指定された画像IDが存在していると判断されると、S606で、キャッシュ管理テーブル700に存在している画像IDに対応するサムネイルであって、指定された画像IDに対応するサムネイルを表示部106に表示する。
S601で、指定されたサムネイルが、キャッシュ領域に存在していないと判断されると、S602で、キャッシュ領域に空きがあるか否かを判断する。キャッシュ領域に空きがないと判断されれば、S603で、キャッシュ管理テーブル700上で、削除優先度の最も高い画像のIDを削除する。そして、S604で、指定された画像IDの画像ファイルをメモリカード109から読み出し、ビットマップ形式に変換した後に、縮小処理し、サムネイルを生成する。この生成されたサムネイルは、S605で、キャッシュ領域に保存され、キャッシュ管理テーブル700に、画像IDが登録される。
S602でキャッシュ領域に空きがあると判断されれば、S604で、指定された画像IDの画像ファイルをメモリカード109から読み出し、ビットマップ形式に変換した後に、縮小処理し、サムネイルを生成する。生成されたサムネイルは、S605で、キャッシュ領域に保存され、キャッシュ管理テーブル700に、その画像IDが登録される。
S605でキャッシュ管理テーブル700に画像IDが登録された後に、S606で、キャッシュ領域中に存在している今回の表示対象であるサムネイルを表示部106に表示する。
図8は、実施形態1におけるキャッシュ管理テーブル700を更新する処理を示すフローチャートである。
指定したファイルのサムネイルを表示する手順において、最後に、S607で、図8に示すフローチャートに従って、キャッシュ管理テーブル700に格納されている最少操作ステップ数と削除優先度とを更新する。
キャッシュ管理テーブル700が図7に示す状態では、表示部106に、最少操作ステップ数が0である画像IDが204である画像204が表示されている。この状態で、ユーザがたとえば右キー304を押下すると、フォルダ216のフォルダアイコンを表示する。フォルダアイコンには、フォルダ216の代表画像である画像205のサムネイルが合成されるので、上記のように右キー304を押下した直後には、画像205が表示対象画像である。
S602で、キャッシュ領域に空きが無いと判定され、S603で、削除優先度の最も高い画像201(画像ID:201、最少操作ステップ数:3、削除優先度:3)の画像データが、キャッシュ管理テーブル700から削除される。このようにして、キャッシュ領域が解放される(キャッシュ領域の空き領域が増える)。なお、画像データを実際に消去する処理を実行する代わりに、消去対象とする処理、使用不可とする処理等、画像データを無効化する処理を実行するようにしてもよい。
S605で、画像205から生成したサムネイルが、キャッシュ領域に保存され、キャッシュ管理テーブル700に、画像IDが205である画像205を登録する。なお、現在、画像205が表示されているので、その最少操作ステップ数は「0」であり、削除優先度も「0」である。図9(a)に示すキャッシュ管理テーブル700の先頭には、画像205が登録されているので、S801で、画像205が、今回登録した画像であると判定され、S804で、キャッシュ管理テーブル700上の最少処理ステップ数が「0」であると登録される。
S801で今回表示した画像ではないと判断されると、図7に示すキャッシュ管理テーブルに基づいて、S802で、最少操作ステップ数を探索する。なお、最少操作ステップを探索する場合、現在表示されている画像の次の画像を表示させると、操作ステップ数が1増加する。そして、そのときに表示されている画像の次の画像を表示させる毎に、操作ステップ数が1つずつ増加し、所望の画像が表示されると、操作ステップの数のカウントを終了し、終了したときの操作ステップ数が、最少操作ステップ数である。そして、S803で、最少操作ステップ数を登録する。
S801で今回表示した画像であると判断されると、S804で、キャッシュ管理テーブル700上の最少処理ステップ数として「0」が登録される。そして、S805で、キャッシュ管理テーブル700が終端に到達していないと判断され、図9(a)に示すキャッシュ管理テーブル700上の次の画像である画像202について、S801からS803までの処理を行う。
上記次の画像202は、今回表示対象となった画像ではないので、S802で、図5に示すリスト構造を検索し、今回表示された画像205を表示しているときに、左キー302を3度押下すると、画像202が表示される。よって、キャッシュ管理テーブル700上の最少操作ステップ数として「3」を登録する。つまり、上記次の画像である画像202を表示させるまでに操作した最も少ないステップ数が「3」であるので、キャッシュ管理テーブル700に最少操作ステップ数として、「3」を登録する。
以降、キャッシュ管理テーブルの画像203、204についても、上記と同様の処理を実行し、最少操作ステップ数をキャッシュ管理テーブルに登録する。S805で、キャッシュ管理テーブル700における最終端までの処理が終了したことを検知すると、S806で、最少操作ステップ数の少ないものから順に、削除優先度が低くなるように、削除優先度を設定する。
図9は、上記説明の操作を実行した後におけるキャッシュ管理テーブル700の内容を示す図である。図9に示すキャッシュ管理テーブル700は、現在の表示対象が205の画像であるときに作成されたものである。
以上の処理によって、キャッシュ管理テーブル700は、図9(a)に示す内容になる。また、キャッシュ管理テーブル700が、図7に示す状態のときに、左キー302を押下すると、画像203が表示されるので、表示対象となる画像が、画像203になる。そして、画像203のサムネイルは既に生成されているので、サムネイル生成処理を実行せずに、キャッシュ領域のサムネイルを使用して表示される。
その後に、S801からS806の処理を実行し、キャッシュ管理テーブル700は、図9(b)に示す内容になる。
図9(b)において、画像202、204の最少操作ステップがともに、「1」であるのに、画像202の削除優先度と、画像204の削除優先度とが異なるのは、次の理由による。つまり、S806で削除優先度を設定する場合、最少処理ステップ数が同一である画像が複数あれば、キャッシュ管理テーブル700において、より上位に存在する画像(上方に記載されている画像)の削除優先度を低くするようにしている。
上記構成によって、キャッシュ領域に一旦、登録された画像を削除しても、少ない操作ステップ数で表示対象となるサムネイルがキャッシュ領域に残るので、キャッシュヒット率が向上する。つまり、現在表示されている画像から最少操作ステップ数が少ない画像は、次回以降に表示する可能性が高いと考え、逆に、現在表示されている画像から最少操作ステップ数が多い画像は、次回以降に表示する可能性が低いと考える。したがって、この最少操作ステップ数がより少ない画像がキャッシュ領域に残っているので、キャッシュ領域に保存されている画像データのヒット率が高く、ヒット率が向上する。
図10は、所定の処理を行う前後におけるキャッシュ管理テーブル700の状態を示す図である。
たとえば、キャッシュ管理テーブル700が、図10(a)に示す状態、つまり、画像207を表示している状態で、上キー301を押下すると、表示すべき画像を上位階層に移動する。これによって、画像205が表示され、キャッシュ管理テーブル700は、図10(b)に示す状態になる。
つまり、図10(b)に示す状態では、画像205が表示されているので、画像205を表示するための最少操作ステップ数は「0」であり、画像204を表示するための最少操作ステップ数は「1」である。また、画像206を表示するための最少操作ステップ数は「2」である。すなわち、フォルダ216を表示している状態から、画像205に進むためにステップ数が1必要であり、ここから、画像206を表示するためにステップ数1が必要である。結局、画像205を表示している状態から画像206を表示するための最少処理ステップ数は「2」である。また、画像206を表示している状態から、画像207を表示するための最少操作ステップ数「1」が必要であり、結局、画像205を表示している状態から画像207を表示するための最少処理ステップ数は「3」である。
キャッシュ領域中に存在する画像は変わらないが、フォルダ階層を移動することによって、削除優先度が、上記のように大きく変更される。特に、画像207を表示するまでに要する操作ステップ数が「3」であるので、画像207の削除優先度が高くなる。
最少操作ステップ数が多い画像は、再利用される可能性の低い画像であると考えるので、この再利用される可能性の低い画像を、上記のように優先的に削除し、再利用される可能性の高い画像をキャッシュ領域に残す。これによって、画像が高速に表示され、ユーザの利便性が向上する。
つまり、上記実施形態は、階層構造を具備するデータを処理する装置であって、現在表示すべきデータから、キャッシュ領域に保存されている所定のデータを表示するまでの階層構造における処理ステップの数をカウントする。そして、このカウントされた処理ステップ数に基づいて、上記所定のデータを、上記キャッシュ領域において無効化するので、再利用される可能性の高い画像をキャッシュ領域に残すことができ、これによって、画像が高速に表示され、ユーザの利便性が向上する。
実施形態2
本発明の実施形態2は、実施形態1におけるS802で行う最少処理ステップ数探索処理の負荷を軽減する画像データ処理装置である。なお、実施形態2の前提は、実施形態1と同じである。
図11は、実施形態2において、キャッシュ管理テーブル700を更新する処理を示すフローチャートである。
S1101からS1106までの処理は、それぞれ、S801からS806までの処理と同じである。
S1103で最少操作ステップ数を登録した後に、S1107で、最少処理ステップ数とキャッシュ可能数とを比較する。なお、上記キャッシュ可能数は、キャッシュ領域に保存可能な数である。この比較の結果、キャッシュ可能数よりも最少処理ステップ数が多ければ、S1108で、そのサムネイルをキャッシュ領域から削除するように制御することが実施形態2の特徴である。
図12は、実施形態2の操作を行う前後におけるキャッシュ管理テーブル700の状態を示す図である。
画像210を表示中に、キャッシュ管理テーブル700の状態は、図12(a)に示す状態である。この状態で、上キー301を押下すると、フォルダ216(フォルダアイコン)が表示され、この状態で、画像209を表示するためには、下キー303を1回押下し、右キー304を4回押下するので、最少処理ステップ数が5になる。この場合における最少操作ステップ数5は、キャッシュ可能サムネイル数4よりも多いので、S1108で、画像209がキャッシュ管理テーブル700から削除される。画像210も、上記と同様に、画像210の最少操作ステップ数6がキャッシュ可能サムネイル数4よりも大きくなり、削除されるので、図12(b)に示すキャッシュ管理テーブル700になる。最少操作ステップ数がキャッシュ可能なサムネイル数を超えると、そのサムネイルが使われる可能性が少ないと考えるので、キャッシュ管理テーブル700に保持する必要がない。
以上の構成にすることによって、キャッシュ領域中の不必要なサムネイルを削除し、これによって、S1101からS1105の処理回数が削減されるので、より高速に処理が可能となる。
その他の実施形態
上記各実施形態は、メモリカード109に保存された画像データを、階層構造のフォルダ構造に従って表示する装置であるが、画像データの代わりに、画像ファイルまたは文書ファイルを階層構造化し、表示するようにしてもよい。つまり、上記各実施形態において階層構造中に使用するデータは、画像データ、画像ファイル、文書ファイルの少なくとも1つであればよい。サムネイル化する場合には、画像データをサムネイル化する代わりに、画像ファイルまたは文書ファイルをサムネイル化するようにしてもよい。
また、メモリカード109に保存されているファイルを表示閲覧する代わりに、たとえばサーバ上のファイルをネットワーク経由で表示閲覧する装置に、上記各実施形態を適用するようにしてもよい。つまり、階層構造を具備するデータは、メモリに保存されたデータまたは、ネットワークを経由するサーバ上のデータである。
また、上記のように階層構造的にフォルダをグループ管理する代わりに、たとえばファイル作成年毎、ファイル作成月毎、ファイル作成日毎の少なくとも1種類のグループで管理し、これらを階層的にグループ管理するようにしてもよい。
上記各実施形態において、データ処理を行った後に、表示する代わりに、又は、表示と並行して、処理したデータを印刷するようにしてもよい。
また、表示手段を具備していないパソコンに、上記各実施形態を適用するようにしてもよい。さらに、上記各実施形態において、入力手段として、タッチパネルを使用するようにしてもよい。
上記各実施形態では、カウントされた最少処理ステップ数に基づいて、上記所定のデータを、上記キャッシュ領域から削除する。しかし、実際に削除する代わりに、上記所定のデータを削除する対象とするように処理してもよく、上記所定のデータを無効化するように処理してもよく、さらには、上記所定のデータを記憶している領域を、他のデータのために解放するように処理してもよい。
上記実施形態は、階層構造中の1つのデータから他のデータにジャンプする実施形態ではないが、階層構造中の1つのデータから他のデータにジャンプし、ジャンプ先で、上記各実施形態を実行するようにしてもよい。
なお、以上の実施形態では、キャッシュ領域にすでにキャッシュされているデータから、削除対象のデータを決定するときに、階層構造における操作ステップ数に応じて削除対象を決定していた。しかしこれに限らず、所定のメモリ領域に新たにデータを保存するときに、階層構造における操作ステップ数に応じて保存対象のデータを決定してもよい。このとき、操作ステップ数がより少ないデータが、上記メモリ領域への保持対象としてより優先される。
また以上の実施形態では、操作ステップ数をデータ同士で相対的に比較し、最も操作ステップ数が多いデータを削除対象として決定し、それ以外の画像を保存対象として決定していた。例えば、2つのデータがあった場合、操作ステップ数が少ないデータが、保存対象として決定されていた。しかしこれに限らず、操作ステップ数が固定数以上のデータを削除対象として決定し、操作ステップ数が当該固定値よりも少ないデータを保存対象として決定してもよい。
さらに、以上の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。たとえば、処理内容の一部あるいは全てをプログラム化したコードを記憶媒体へ格納してコンピュータにて実行する方法であってもよい。また、上記のプログラムを1つのコンピュータが実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することにより実行する場合であってもよい。また全ての処理をプログラム(ソフトウェア)によって実現するものに限らず、一部または全部の処理をASIC等のハードウェアによって実現するようにしてもよい。
101…画像データ処理装置、
105…操作部、
106…表示部、
109…メモリカード、
700…キャッシュ管理テーブル。

Claims (13)

  1. 外部のメモリにおいて階層構造で管理されているデータを処理するデータ処理装置であって、
    表示画面への表示対象になっている、前記階層構造で管理されている第1のデータから、前記階層構造で管理されている第2のデータまで表示対象を切り替えるための前記階層構造における操作ステップの数を、前記階層構造に基づいて取得する取得手段と、
    前記階層構造で管理されている複数の第2のデータのそれぞれについて前記取得手段により取得された操作ステップ数に基づいて、前記複数の第2のデータのうちの、前記表示画面への表示対象となる前に前記外部のメモリから読み込んでキャッシュ領域に保存させるデータを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記キャッシュ領域に既に保存されている複数のデータのうちの、当該キャッシュ領域から削除される対象のデータを決定することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記キャッシュ領域に新たに保存される候補である複数のデータのうちの、当該キャッシュ領域に新たに保存される対象のデータを決定することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記階層構造で管理されているデータは、画像データ、画像ファイル、文書ファイルのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記外部のメモリは、前記データ処理装置に装着されたメモリカードまたは、ネットワークを経由するサーバであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. 前記階層構造で管理されているデータは、フォルダ毎、ファイル作成年毎、ファイル作成月毎、ファイル作成日毎のうちの少なくとも1種類のグループで管理されているデータであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 前記決定手段は、前記キャッシュ領域に保存される候補である複数の第2のデータのうち、前記操作ステップ数が所定の数よりも少ないデータを当該キャッシュ領域に保存されるデータとして決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記決定手段は、前記キャッシュ領域に保存される候補である複数の第2のデータ同士で操作ステップ数を比較することにより、操作ステップ数のより少ないデータを前記キャッシュ領域に保存されるデータとして決定することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. ユーザにより所定の操作が行われたことに応じて、表示対象のデータを、前記階層構造における当該表示対象となっているデータの同一階層におけるデータ、もしくは当該表示対象となっているデータの上位階層のデータに切り替える切り替え手段を有し、
    前記取得手段は、前記切り替え手段による表示対象の切り替えにより前記第2のデータが表示対象となるまでの前記所定の操作の数を取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  10. 前記外部のメモリにおいて階層構造で管理されているデータを表示することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  11. 前記外部のメモリにおいて階層構造で管理されているデータを印刷することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  12. 外部のメモリにおいて階層構造で管理されているデータを処理するデータ処理方法であって、
    表示画面への表示対象になっている、前記階層構造で管理されている第1のデータから、前記階層構造で管理されている第2のデータまで表示対象を切り替えるための前記階層構造における操作ステップの数を、前記階層構造に基づいて取得する取得工程と、
    前記階層構造で管理されている複数の第2のデータのそれぞれについて前記取得工程において取得された操作ステップ数に基づいて、前記複数の第2のデータのうちの、前記表示画面への表示対象となる前に前記外部のメモリから読み込んでキャッシュ領域に保存させるデータを決定する決定工程と、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  13. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のデータ処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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