JP2023142378A - エレベータドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エレベータの乗降口を開閉する際に、異物の挟み込みをより正確に検出する。【解決手段】 互いに接近離間する方向に移動して乗降口を開閉する第1のドアと第2のドアを備え、第1のドアと第2のドアにはそれぞれ、他方のドアと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、第1のドアの第2のドアと向かい合う対向面の上端位置には、下方に向けて設けられた発光/受光ユニットを備え、第1のドアと第2のドアが接近し乗降口を閉じた状態となったときに、第1のドアと第2のドアの間に、発光/受光ユニットによって上面が覆われ、且つ、第1のドアの溝部と第2のドアの溝部によって側面が覆われた筒状空間が形成され、その筒状空間において発光/受光ユニットの発光部から出射されて受光部により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する。【選択図】 図7

Description

本開示は、エレベータの乗降口を開閉する際に異物の挟み込みを検出するエレベータドア装置に関する。
特許文献1には、乗降口を上端位置に発光/受光ユニットを設けるとともに、下端位置に反射部材を設け、発光/受光ユニットから出射された光が反射部材に反射されて戻ってくるときの光量を測定し、その測定される光量が一定量を下回る場合に、光を遮る異物が存在すると推定し、異物検知信号を生成する装置が開示されている。
特許第5293741号公報
しかし、上記特許文献1に開示の方法では、反射部材の汚れや設置不良による反射率の低下を異物の存在によるものと誤って判断されてしまう場合があり、問題となる。
そこで、本開示の目的は、エレベータの乗降口を開閉する際に、異物の挟み込みをより正確に検出することができるエレベータドア装置を提供することである。
本開示に係るエレベータドア装置は、互いに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する第1のドアと第2のドアを備えたエレベータドア装置であって、第1のドアと第2のドアにはそれぞれ、他方のドアと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、第1のドアまたは第2のドアの、他方のドアと向かい合う対向面の上端位置には、下方に向けて光を出射する発光部と下方からの光を検出する受光部が配置された発光/受光ユニットが設けられ、第1のドアと第2のドアが接近し乗降口を閉じた状態となったときに、第1のドアと第2のドアの間に、発光/受光ユニットによって上面が覆われ、且つ、第1のドアの溝部と第2のドアの溝部によって側面が覆われた筒状空間が形成され、その筒状空間において発光部から出射されて受光部により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する異物検知手段を備えたものである。
本開示に係るエレベータドア装置によれば、エレベータの乗降口を開閉する際に、異物の挟み込みをより正確に検出することができる。
第1の実施の形態に係るエレベータドア装置の乗降口が開いた状態を示す図である。 第1の実施の形態に係るエレベータドア装置の乗降口が閉じた状態を示す図である。 第1のドアと第2のドアの対向面における構造を示す要部拡大図である。 乗降口を閉じた状態のときに第1のドアと第2のドアの間に形成される筒状空間を示す図である。 発光器と受光器の配置を説明するための上面図である。 第1のドアと第2のドアの間に異物が挟まれた様子の例を示す図である。 筒状空間において発光器から出射された光が異物に当たって戻ってくる様子を模式的に示す図である。 エレベータドア装置の制御系の構成を示すブロック図である。 発光器と受光器の動作の例を示すタイムチャートである。 発光器と受光器の動作の別の例を示すタイムチャートである。 変形例に係るエレベータドア装置の乗降口が開いた状態を示す図である。 変形例に係るエレベータドア装置の乗降口が閉じた状態を示す図である。 第2の実施の形態に係るエレベータドア装置の乗降口が開いた状態を示す図である。 第2の実施の形態に係るエレベータドア装置の乗降口が閉じた状態を示す図である。 第2の実施の形態に係るエレベータドア装置の変形例を示す図である。 第2の実施の形態に係るエレベータドア装置の別の変形例を示す図である。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態に係るエレベータドア装置1について説明する。図1は、第1の実施の形態に係るエレベータドア装置1の乗降口が開いた状態を示す図である。図2は、エレベータドア装置1のエレベータの乗降口が閉じた状態を示すものである。図1及び図2に示すように、エレベータドア装置1は、乗降口を開閉する第1のドアD1と第2のドアD2を備えている。乗降口の上部フレーム4にはレール41が固定され、第1のドアD1と第2のドアD2はそれぞれ、ハンガー42によってレール41に吊り下げられるとともに、ドア下端部に突設されたドアシュー51が敷居5に摺動可能に嵌まって、水平方向の往復移動が案内されている。また、たとえばエレベータかごの上部に、エレベータドア装置1の各部の動作を制御する制御装置6が設置されている。
図3は、第1のドアD1と第2のドアD2の対向面における構造を示す要部拡大図である。図3に示すように、第1のドアD1と第2のドアD2にはそれぞれ、他方のドアと向かい合う対向面21,31に上端部から下端部に亘って延びる溝部8が設けられている。溝部8の両側には、第1のドアD1と第2のドアD2が接近し乗降口を閉じた状態となったときに、他方のドアと当接する当接面9が形成されている。また、第1のドアD1の第2のドアD2と向かい合う対向面21の上端位置には、下方に向けて光(たとえばレーザ光)を出射する発光器71(発光部)と下方からの光を検出する受光器72(受光部)が配置された発光/受光ユニット7が設けられている。
図4は、乗降口を閉じた状態のときに第1のドアと第2のドアの間に形成される筒状空間を示す図である。図4に示すように、第1のドアD1と第2のドアD2が接近し乗降口を閉じた状態となったときに、第1のドアD1と第2のドアD2の間には、発光/受光ユニット7によって上面が覆われ、且つ、第1のドアD1の溝部8と第2のドアD2の溝部8によって側面が覆われた筒状空間Sが形成される。このような構造により、筒状空間Sは、乗場又はかご内の光源からの光がほとんど入ってこない暗室となる。また、図2に示すように、敷居5には、筒状空間Sに対応する位置に、上下方向に貫通した開口部53が形成されている。敷居5は、基本的には下面が昇降路に露出されるように配置されるため、筒状空間Sは下面が開口部53を介して昇降路内の空間に開放された状態となる。
図5は、発光器71と受光器72の配置を説明するための上面図である。図5示すように、発光器71は、第1のドアD1と第2のドアD2の、筒状空間Sを挟んで乗場側とかご側において互いに当接する各当接部分の筒状空間S側端部A,Bを結ぶ直線Cの鉛直上方となる位置(たとえば位置P)に配置されている。受光器72は、筒状空間S上面の任意に決定された位置に配置されている。このような配置により、たとえば図6に示すように、第1のドアD1と第2のドアD2の間に、筒状空間Sを横切るように挟み込まれた異物M(紐など)があった場合に、発光器71から出射される光が異物Mに確実に当たるようにすることができる。そして、その異物Mに当たって戻ってくる光Lを受光器72により検出することができ、その検出される光量が一定量を上回る場合に、筒状空間S内に異物が存在すると判断することができる。図7は、筒状空間Sにおいて発光器71から出射された光が異物Mに当たって戻ってくる様子を模式的に示す図である。なお、通常空間Sに異物M存在しない場合、発光器71から出射された光は、ほとんどが下方の開口部53から抜けてしまい、発光/受光ユニット7側には戻ってこない。
図8は、エレベータドア装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図8に示すように、制御装置6は、発光/受光制御部61と、異物検知部62と、開閉制御部63を備えている。発光/受光制御部61は、発光器71と受光器72の動作を制御する。発光/受光制御部61は、たとえば、光が筒状空間Sの上端から下端までの間を往復するのにかかる基準時間Td以上の間隔を空けて光を間欠的に出射するように発光器71を制御し、且つ、発光器71により光が出射されてから基準時間Tdが経過する前までの時間範囲において光を検出するように受光器72を制御することができる。このような制御によれば、筒状空間Sの下面が仮に塞がった状態であり、発光器71から出射された光が筒状空間Sの下面に当たって戻ってくる場合でも、受光器72がその戻ってくる光を検知しないようにすることができる。
図9は、発光器71と受光器72の動作の例を示すタイムチャートである。図9には、発光器71が、第1のドアD1と第2のドアD2が接近し乗降口を閉じた状態となったタイミングで(t=t0)単発的に光を出射し、その後さらに数回、「基準時間Td+Δt1」の間隔を空けながら光の出射を繰り返すように動作する例が示されている。また、図9には、受光器72が、発光器71による光の出射が有る度に、その後「基準時間Td-Δt2」が経過するまでの間、光の検出を継続するように動作する例が示されている。
図10は、発光器71と受光器72の動作の別の例を示すタイムチャートである。発光/受光制御部61は、たとえば図10に示すように、発光器71により光を出射する動作と受光器72により光を検知する動作が、乗降口を閉じた状態となったとき(t=t0)から一定時間tkを経過するまでの間継続するようにすることもできる。
異物検知部62は、受光器72からの信号に基づいて、異物の挟み込みの有無を検知する。具体的には、筒状空間Sにおいて発光器71から出射されて受光器72により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する。
開閉制御部63は、第1のドアD1と第2のドアD2を互いに接近離間する方向に移動させるドア駆動装置の動作を制御してエレベータの乗降口を開閉する。開閉制御部63は、戸閉動作時に異物検知部62により異物検知信号が生成されると、第1のドアD1と第2のドアD2を反転させ、戸開動作を行う。
以上説明したように、第1の実施の形態に係るエレベータドア装置1は、互いに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する第1のドアD1と第2のドアD2を備えたものである。第1のドアD1と第2のドアD2にはそれぞれ、他方のドアと向かい合う対向面21,31に上端部から下端部に亘って延びる溝部8が設けられ、第1のドアD1の第2のドアD2と向かい合う対向面21の上端位置には、下方に向けて光を出射する発光器71と下方からの光を検出する受光器72が配置された発光/受光ユニット7が設けられ、第1のドアD1と第2のドアD2が接近し乗降口を閉じた状態となったときに、第1のドアD1と第2のドアD2の間に、発光/受光ユニット7によって上面が覆われ、且つ、第1のドアD1の溝部8と第2のドアD2の溝部8によって側面が覆われた筒状空間Sが形成され、その筒状空間Sにおいて発光器71から出射されて受光器72により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する異物検知部62を備えたものである。筒状空間Sは、上面と側面が覆われ、乗場又はかご内の光源からの光(外乱)がほとんど入ってこない暗室となるため、乗場又はかご内の光源からの光(外乱)の影響を受けることなく、発光器71から出射されて異物Mに当たって戻ってくる光を受光器72により検出することができる。これにより、エレベータドア装置1によれば、エレベータの乗降口を開閉する際に、異物の挟み込みをより正確に検出することができる。また、エレベータドア装置1は、異物の検出に特許文献1に記載のような反射部材を必要としないため、反射部材の汚れや設置不良による誤検出の問題が発生しない。
なお、上記第1の実施の形態では、第1のドアD1の、他方のドアと向かい合う対向面21の上端位置に発光/受光ユニット7が設けられている場合について説明したが、これに限定されない。発光/受光ユニット7は、第2のドアD2の、他方のドアと向かい合う対向面31の上端位置に設けるようにしてもよいし、図11及び図12に示すように、上部フレーム4の、筒状空間Sに対応する位置に設けるようにしてもよい。
また、上記第1の実施の形態では、筒状空間Sが円筒である場合を例示したが、角筒であってもよい。以下の実施の形態においても同様である。
また、上記第1の実施の形態において、第1のドアD1と第2のドアD2の各当接面9には、ゴム、樹脂又はスポンジ等の材料からなるクッション材を取り付けるようにしてもよい。これにより、異物の挟み込みにより第1のドアD1と第2のドアD2の間に多少の隙間が発生した場合でも、乗場又はかご内の光源からの光を効率よく遮断することができる。以下の実施の形態においても同様である。
[第2の実施の形態]
以下、図13及び図14を参照して、第2の実施の形態に係るエレベータドア装置101について説明する。第2の実施の形態に係るエレベータドア装置101は、第3のドアD3が戸当たりフレームFに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する点と、第3のドアD3と戸当たりフレームFの間に形成される筒状空間Sにおいて発光器71から出射された光が異物に当たって戻ってくる光を受光器72により受光するようにしている点で第1の実施の形態と相違し、その他の点では第1の実施の形態と共通する。以下の説明ではその相違点について説明し、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
第3のドア 3には、戸当たりフレームFと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、戸当たりフレームFには、第3のドアD3と向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、第3のドアD3の戸当たりフレームFと向かい合う対向面の上端位置には、下方に向けて光を出射する発光部と下方からの光を検出する受光部が配置された発光/受光ユニット7が設けられている。戸当たりフレームFに第3のドアD3が接近し乗降口を閉じた状態となったときに、戸当たりフレームFと第3のドアD3の間に、発光/受光ユニット7によって上面が覆われ、且つ、戸当たりフレームFの溝部と第3のドアD3の溝部によって側面が覆われた筒状空間Sが形成される。そして、異物検知部62は、その筒状空間Sにおいて発光器71から出射されて受光器72により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する。
これにより、第2の実施の形態に係るエレベータドア装置101によれば、第1の実施の形態と同様な理由により、エレベータの乗降口を開閉する際に、異物の挟み込みをより正確に検出することができる。
なお、上記第2の実施の形態では、第3のドアD3の戸当たりフレームFと向かい合う対向面の上端位置に発光/受光ユニット7が設けられている場合について説明したが、これに限定されない。発光/受光ユニット7は、図15に示すように、戸当たりフレームFの第3のドアD3と向かい合う対向面の上端位置に設けるようにしてもよいし、図16に示すように、上部フレーム4の、筒状空間Sに対応する位置に設けるようにしてもよい。
1、101 エレベータドア装置
4 上部フレーム
5 敷居
6 制御装置
7 発光/受光ユニット
8 溝部
9 当接面
21、31 対向面
41 レール
42 ハンガー
51 ドアシュー
53 開口部
61 発光/受光制御部
62 異物検知部
63 開閉制御部
71 発光器
72 受光器
D1 第1のドア
D2 第2のドア
D3 第3のドア
F 戸当たりフレーム

Claims (6)

  1. 互いに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する第1のドアと第2のドアを備えたエレベータドア装置であって、
    前記第1のドアと前記第2のドアにはそれぞれ、他方のドアと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、
    前記第1のドアまたは前記第2のドアの、他方のドアと向かい合う対向面の上端位置には、下方に向けて光を出射する発光部と下方からの光を検出する受光部が配置された発光/受光ユニットが設けられ、
    前記第1のドアと前記第2のドアが接近し前記乗降口を閉じた状態となったときに、前記第1のドアと前記第2のドアの間に、前記発光/受光ユニットによって上面が覆われ、且つ、前記第1のドアの溝部と前記第2のドアの溝部によって側面が覆われた筒状空間が形成され、
    当該筒状空間において前記発光部から出射されて前記受光部により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する異物検知手段を備えたエレベータドア装置。
  2. 互いに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する第1のドアと第2のドアと、前記乗降口の上部に取り付けられる上部フレームとを備えたエレベータドア装置であって、
    前記第1のドアと前記第2のドアにはそれぞれ、他方のドアと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、
    前記第1のドアと前記第2のドアが接近し前記乗降口を閉じた状態となったときに、前記第1のドアと前記第2のドアの間に、前記第1のドアの溝部と前記第2のドアの溝部によって側面が覆われた筒状空間が形成され、
    前記上部フレームの、前記筒状空間に対応する位置には、下方に向けて光を出射する発光部と下方からの光を検出する受光部が配置された発光/受光ユニットが設けられ、
    前記筒状空間において前記発光部から出射されて前記受光部により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する異物検知手段を備えたエレベータドア装置。
  3. 戸当たりフレームと、当該戸当たりフレームに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する第3のドアを備えたエレベータドア装置であって、
    前記戸当たりフレームには、前記第3のドアと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、
    前記第3のドアには、前記戸当たりフレームと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、
    前記第3のドアの前記戸当たりフレームと向かい合う対向面の上端位置、または前記戸当たりフレームの前記第3のドアと向かい合う対向面の上端位置には、下方に向けて光を出射する発光部と下方からの光を検出する受光部が配置された発光/受光ユニットが設けられ、
    前記戸当たりフレームに前記第3のドアが接近し前記乗降口を閉じた状態となったときに、前記戸当たりフレームと前記第3のドアの間に、前記発光/受光ユニットによって上面が覆われ、且つ、前記戸当たりフレームの溝部と前記第3のドアの溝部によって側面が覆われた筒状空間が形成され、前記発光部から出射されて前記受光部により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する異物検知手段を備えたエレベータドア装置。
  4. 戸当たりフレームと、当該戸当たりフレームに接近離間する方向に移動してエレベータの乗降口を開閉する第3のドアと、前記乗降口の上部に取り付けられる上部フレームとを備えたエレベータドア装置であって、
    前記戸当たりフレームには、前記第3のドアと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、
    前記第3のドアには、前記戸当たりフレームと向かい合う対向面に上端部から下端部に亘って延びる溝部が設けられ、
    前記戸当たりフレームに前記第3のドアが接近し前記乗降口を閉じた状態となったときに、前記戸当たりフレームと前記第3のドアの間に、前記戸当たりフレームの溝部と前記第3のドアの溝部によって側面が覆われた筒状空間が形成され、
    前記上部フレームの、前記筒状空間に対応する位置には、下方に向けて光を出射する発光部と下方からの光を検出する受光部が配置された発光/受光ユニットが設けられ、
    前記筒状空間において前記発光部から出射されて前記受光部により受光された光の強度が予め定められた閾値を超えたときに異物検知信号を生成する異物検知手段を備えたエレベータドア装置。
  5. 光が前記筒状空間の上端から下端までの間を往復するのにかかる基準時間以上の間隔を空けて光を間欠的に照射するように前記発光部を制御し、且つ、前記発光部により光が照射されてから前記基準時間が経過する前までの時間範囲において光を検出するように前記受光部を制御する発光/受光制御手段を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータドア装置。
  6. 前記乗降口の下部に取り付けられる敷居を備え、
    当該敷居には、前記筒状空間に対応する位置に、上下方向に貫通した開口部が形成されている請求項1から5のいずれか1項に記載のエレベータドア装置。
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