JP2023142334A - 個室ブース - Google Patents

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Yasuyo Sugimoto
一平 小田
Ippei Oda
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Abstract

【課題】本開示は、居室空間に対する換気量を大きくした場合であっても送風機から発生する騒音に対して居室空間の滞在者が不快に感じる可能性を低減可能な個室ブースを提供する。【解決手段】本開示における個室ブースは、床面に給気口を有する居室空間と、居室空間の床面側から天面側に向けて立設すると共に居室空間に連通する通風路と、居室空間の天面側から床面側に吹出口を向けた複数のノズルと、居室空間と異なる居室外空間の空気を給気口から吸い込み通風路および吹出口を介して居室空間へ吹き出す気流を生成する遠心送風機と、上面に着座可能な座面と上面の下方に遠心送風機を内包する空間とを有するファンボックスと、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、個室ブースに関する。
特許文献1は、簡単な構成で優れた空調機能を発揮可能な防音室及び防音室の空調システムを開示する。図4において、この防音室900は、ユーザが入ることができる空間を形成する筐体910と、筐体910を支持する複数のキャスター920とを備える。筐体910の床上には、キャビネット930内に冷房用の冷凍サイクルを収納した一体型空気調和機940が設置される。キャビネット930は、前面に設けられた送風口931と、底面に設けられた排気口932とを有して形成される。筐体910の床911は、排気口932の位置に対応した開口が設けられることにより、排気口932から吹き出した温風を開口から筐体910の外部に排出可能に形成される。筐体910の天井912には、空間内に上昇気流を形成して送風口931から吹き出した冷風の上昇を促進させるファン940が設けられている。
特開2021-017797号公報
快適な防音室の環境を形成するためには、筐体内に発生する騒音を抑えることが好ましい。特許文献1に開示する技術は、ファンによる筐体内の換気量(排気量)を大きくすると、筐体内に発生するファンの騒音(乱流騒音など)も大きくなる。特許文献1に開示する技術は、換気量を大きくした場合であっても筐体内に発生する騒音を抑えるという点で改善の余地があった。
本開示は、居室空間に対する換気量を大きくした場合であっても送風機から発生する騒音に対して居室空間の滞在者が不快に感じる可能性を低減可能な個室ブースを提供する。
本開示における個室ブースは、床面に給気口を有する居室空間と、居室空間の床面側から天面側に向けて立設すると共に居室空間に連通する通風路と、居室空間の天面側から床面側に吹出口を向けた複数のノズルと、居室空間と異なる居室外空間の空気を給気口から吸い込み通風路および吹出口を介して居室空間へ吹き出す気流を生成する遠心送風機と、上面に着座可能な座面と上面の下方に遠心送風機を内包する空間とを有するファンボックスと、を備える。
本開示における個室ブースは、遠心送風機から発生する騒音がファンボックスの外側へ広がることを抑制する。つまり、ファンボックスは、遠心送風機から発生する騒音を遮音する。そのため、個室ブースは、居室空間に対する換気量を大きくした場合であっても送風機から発生する騒音に対して居室空間の滞在者が不快に感じる可能性を低減することができる。
図1は、実施の形態1における個室ブースの構成を示す側面図である。 図2は、実施の形態1における個室ブースの構成を示す正面図である。 図3は、実施の形態1における個室ブースの制御系の構成を示すブロック図である。 図4は、先行技術における防音室及び防音室の空調システムの構成を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~3を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
個室ブース1は、オフィスなどの屋内空間に設置される。図1~2において、個室ブース1は、ボックス10と、ノズル20と、遠心送風機30と、ファンボックス40と、フィルタ50と、コントローラ60と、コントロールユニット70と、を備える。
ボックス10は、矩形の筐体であり、居室空間11と、通風路12と、給気口13と、排気口14と、を有する。
居室空間11は、1~2人が滞在可能な空間である。居室空間11に特別な限定はないが、この例の居室空間11は、リモート業務や学習を行うための椅子100や机200等を備える個室である。なお、図2において椅子100及び机200の図示は省略している。これ以降、居室空間11を含む個室ブース1の外周側空間を「居室外空間」と定義する。居室空間11は、フロアボード11aと、サイドパネル11bと、トップボード11cと、により形成される。
フロアボード11aは、居室外空間において床面側に配置される矩形の板材である。フロアボード11aは、居室外空間の床面との間に10cm程度の間隙を設けて配置される。
サイドパネル11bは、フロアボード11aの外周端から天井面側へ向けて立設する矩形の板材であり、4枚が配置される。
トップボード11cは、サイドパネル11bが立設することで形成される開口を覆う矩形の板材であり、フロアボード11aに対して上方に配置される。
通風路12は、フロアボード11aの側からトップボード11cの側に向けて立設すると共に、ノズル20を介して居室空間11に連通するダクトである。通風路12は、吸込口12aと、吹出口12bと、を有する。
吸込口12aは、フロアボード11aとトップボード11cとの間の中央よりもフロアボード11aの側である通風路12の一端側に設けられ、気流AFを吸い込むための開口である。
吹出口12bは、フロアボード11aとトップボード11cとの間の中央よりもトップボード11cの側である通風路12の他端側に設けられ、気流AFを吹き出すための開口である。
給気口13は、居室外空間とファンボックス40とを連通し、居室外空間の空気をファンボックス40へ吸い込むための矩形の開口である。給気口13は、フロアボード11aに設けられる。
排気口14は、居室外空間とファンボックス40とを連通し、居室空間11の空気を居室外空間へ吹き出すための矩形の開口である。排気口14は、フロアボード11aに設けられる。
ノズル20は、通風路12から居室空間11を挟んで対向して配置されるサイドパネル11bへ向けて立設する中空柱状の部品である。ノズル20は、立設方向に垂直な面の断面視にして矩形に形成される。ノズル20は、吹出口12bを介して通風路12と連通する。ノズル20の本数に特に限定はないが、この例のノズル20は4本が居室空間11に配置される。また、複数のノズル20は、トップボード11cとの間に10cm程度の間隙を設けると共に、等間隔に配置されることが好ましい。ノズル20は、吹出口21を有する。
吹出口21は、フロアボード11aと対向して設けられる矩形の開口である。吹出口21は、ノズル20の立設方向が長辺となるように形成される。吹出口21は、居室空間11とノズル20とを連通し、ひとつのノズル20に対して、ひとつが設けられる。
遠心送風機30は、シロッコファンと、シロッコファンを回動するモータと、を有する送風機である。遠心送風機30は、居室外空間の空気を給気口13から吸い込み通風路12およびノズル20に設けられた吹出口21を介して居室空間11へ吹き出す気流AFを生成する。遠心送風機30の数に限定はないが、複数を配置することが好ましい。この例では、遠心送風機30は4基が配置される。
ファンボックス40は、給気口13、排気口14、遠心送風機30およびフィルタ50を内包する空間41を形成する矩形の筐体である。ファンボックス40は、フロアボード11a上に配置される。ファンボックス40は、吸込口12aを介して通風路12と連通すると共に、給気口13および排気口14を介して居室外空間と連通する。ファンボックス40は、上面42と、側面43と、を有する。
上面42は、空間41を挟んでフロアボード11aに対向して配置される板材である。言い換えると、上面42は、空間41の上方に配置される。上面42は、着座可能な座面であり、椅子100は、上面42に設置される。
側面43は、上面42に隣接すると共に通風路12と対向して配置される板材である。側面43は、吸込口43aを有する。
吸込口43aは、居室空間11と空間41とを連通する矩形の開口であり、水平方向が長辺となるように形成される。
フィルタ50は、気流AFが流通する風路において遠心送風機30より上流側に配置され、給気口13から吸い込まれる空気(気流AF)に含まれる塵埃を捕集する。フィルタ50の種類に限定はないが、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)を採用することが好ましい。
コントローラ60は、個室ブース1の運転種別を選択するための操作パネルであり、機械式スイッチまたはタッチパネルを採用する。気流AFの大きさとは、風速または風量を指し示す。居室空間11においてコントローラ60の配置に限定はないが、この例では机200の上方であって、サイドパネル11bに配置する。
コントロールユニット70は、少なくとも、遠心送風機30と、コントローラ60とに電気的に通信可能に接続し、個室ブース1の動作を統括的に制御する。コントロールユニット70は、空間41に配置される。本開示におけるコントロールユニット70は、本開示における装置を制御できるものであればよい。コントロールユニットは様々な態様で実現可能である。例えば、コントロールユニット70としてプロセッサを用いてもよい。コントロールユニット70としてプロセッサを用いれば、プログラムを格納している記憶媒体からプログラムをプロセッサに読み込ませ、プロセッサによりプログラムを実行することで、各種処理を実行することが可能となる。このため、記憶媒体に格納されたプログラムを変更することで処理内容を変更できるので、制御内容の変更の自由度を高めることができる。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、及び、MPU(Micro-Processing Unit)などがある。記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、及び、光ディスクなどがある。図3において、コントロールユニット70は、運転種別情報受信部71と、処理部72と、動作制御部73と、を有する。
運転種別情報受信部71は、コントローラ60を介して入力された個室ブース1の運転種別に係る情報を受信し、受信した情報を処理部へ送信する。個室ブース1の運転種別に係る情報は、遠心送風機30の運転ON/OFFに係る情報と、遠心送風機30の運転出力に係る情報と、を含む。
処理部72は、運転種別情報受信部71から受信した情報に基づく処理の結果を動作制御部73へ出力する。
動作制御部73は、処理部72から出力される情報に基づき、遠心送風機30の動作を個別に制御する。処理部72から出力される情報は、遠心送風機30の運転出力に係る情報を含む。
[1-2.動作]
以上のように構成された個室ブース1について、その動作を以下説明する。
コントロールユニット70は、コントローラ60を介して遠心送風機30に対する運転開始の指示を受信したタイミングで遠心送風機30の運転を開始する。遠心送風機30の運転が開始されると、居室外空間の空気は、気流AFとなって給気口13から吸い込まれる。給気口13から吸い込まれた空気(気流AF)は、通風路12を通過して、ノズル20へ流入する。ノズル20へ流入した気流AFは、吹出口21から下方、即ち床面にむけて吹き出す。気流AFが吹出口21から吹き出すと、気流AFの周囲の空間の空気が気流AFに引き寄せられ、隣り合うノズル20の間の空間に負圧領域Sが生成される。負圧(陰圧とも呼ぶ)とは、周囲に比べて気圧が低い状態のことを指す。つまり、負圧領域Sは、周囲に比べて気圧の低い領域のことである。負圧領域Sが生成されると、負圧を解消しようとする力が働き、ノズル20の周囲の空間から負圧領域Sを解消するための空気(気流BF)が生成される。気流BFは、誘引気流とも呼ばれる。気流BFは、隣り合う気流AFが負圧領域Sに引き寄せられて合流する力を抑制する。そのため、個室ブース1は、隣り合う気流AFの合流が抑制された気流、即ち気流全体として吹出方向に直線的な気流CF(本開示では、この気流を「面の気流」または「面気流」と呼ぶ場合がある)が生成される。気流AFが居室空間11に供給されると、居室空間11は、居室外空間に対して正圧(陽圧とも呼ぶ)となる。居室空間11が正圧になると、居室空間11と居室外空間との間の圧力差に応じた気流DFが生成される。気流DFは、吸込口43aと排気口14とを介して居室外空間へ排気される居室空間11の空気の流れである。つまり、個室ブース1は、遠心送風機30による機械式の給気と圧力差による自然排気とを含む第2種換気方式を実行する。なお、気流AFを流通する風路と気流DFを流通する風路とは、独立して設けられる。
気流AFの大きさ(風速、風量)は、コントローラ60を介して調整することが可能である。気流AFの大きさは、遠心送風機30の運転出力により制御(調整)される。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、個室ブース1は、ファンボックス40が有する空間41に遠心送風機30を配置したことにより、遠心送風機30の運転に伴い発生する騒音をファンボックス40により遮音することができる。すなわち、個室ブース1は、居室空間11に到達する音のエネルギーを、ファンボックス40を備えない場合に比べて小さくすることができる。さらに、気流AFを生成するにあたりシロッコファンを有する遠心送風機30を用いることで、ファンの回転により発生する気流の乱れを、プロペラファンを有する軸流送風機に比べて小さくすることができる。そのため、個室ブース1は、居室空間11に対する換気量を大きくした場合であっても遠心送風機30から発生する騒音に対して居室空間11の滞在者が不快に感じる可能性を低減することができる。
また、個室ブース1は、遠心送風機30を複数備えたことにより、遠心送風機30を1基備えた場合に比べて気流AFの大きさを調整できる幅を広げることができる。さらに、ある目的の風量を生成するにあたり、一台の遠心送風機30で生成する場合と、複数台の遠心送風機30で生成する場合とでは、複数台の遠心送風機30で生成する場合のほうが1台当たりで生成する風量を小さくすることができる。そのため、個室ブース1は、居室空間11に対する換気量を大きくした場合であっても遠心送風機30から発生する騒音に対して居室空間11の滞在者が不快に感じる可能性を低減することができる。
また、個室ブース1は、ファンボックス40が有する空間41内に給気口13を配置したことで、給気口13から吸い込まれる気流AFが居室空間11の滞在者の足元を通過することを防止する。気流AFは、遠心送風機30を用いた機械方式により生成されるため、その風速は気流DFに比べて早くなる。そのため、気流DFよりも気流AFが足元を通過することを防止することが、足元におけるドラフト感(人体に不快感を与える空気の流れ)を抑制する上では重要となる。
また、個室ブース1は、フィルタ50を備えたことにより、気流AFに含まれる塵埃を捕集することができる。そのため、個室ブース1は、フィルタ50を備えない場合と比べて、より清浄化した空気(気流AF)を居室空間11へ提供することができるので、居室空間11の空気環境をより良い状態にすることができる。
また、個室ブース1は、フィルタ50を備えたことで気流AFを流通する風路の風路抵抗(圧力損失)が大きくなった場合であっても、目的の風量を生成するにあたり軸流送風機を用いる場合に比べて容易に生成することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
コントローラ60は、居室空間11の滞在者が好みの位置へ配置出来るように可搬型としてもよい。
ファンボックス40が有する上面42は、ファンボックス40から取り外し可能な構成としてもよい。上面42を取り外した状態において、ファンボックス40の開口から遠心送風機30へ容易にアクセスすることができるので、個室ブース1のメンテナンス性を向上する効果が期待できる。
フロアボード11aには、個室ブース1を可搬型とするためにキャスターを配置してもよい。
サイドパネル11bの少なくとも1枚には、居室空間1に対して入退室するためのドアを設けてもよい。
個室ブース1は、ひとつの遠心送風機30により生成される気流AFがひとつのノズル20にのみ流入する構成とするため、通風路12を複数に分割する隔壁を備えるか、またはひとつの遠心送風機30とひとつのノズル20とを連通するダクトを通風路12に備えてもよい。これにより、個室ブース1は、それぞれのノズル20から吹き出す気流AFの大きさ(風速、風量)を独立して制御することが可能となる。そのため、個室ブース1は、実施の形態1に比べてさらに多様な気流AFの制御が可能となり、居室空間11の滞在者の好みに応じた気流AFを有する居室空間11を実現する効果が期待できる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
(発明の概要)
本出願において開示する発明の概要を以下に記載する。
個室ブース1は、床面(フロアボード11a)に給気口13を有する居室空間11と、居室空間11の床面(フロアボード11a)側から天面(トップボード11c)側に向けて立設すると共に居室空間11に連通する通風路12と、居室空間11の天面(トップボード11c)側から床面(フロアボード11a)側に吹出口21を向けた複数のノズル20と、居室空間11と異なる居室外空間の空気を給気口13から吸い込み通風路12および吹出口21を介して居室空間11へ吹き出す気流AFを生成する遠心送風機30と、上面42に着座可能な座面と上面42の下方に遠心送風機30を内包する空間41とを有するファンボックス40と、を備える。
遠心送風機30は、複数配置される。
給気口13は、ファンボックス40が有する空間41内に配置され当該空間と居室外空間と連通する。
個室ブース1は、給気口13から吸い込まれる空気(気流AF)に含まれる塵埃を捕集するフィルタ50を備える。
本開示は、換気量を大きくした場合に居室空間に発生する騒音が大きくなり得る個室ブースに適用可能である。具体的には、防音室などに、本開示は適用可能である。
1 個室ブース
10 ボックス
11 居室空間
11a フロアボード
11b サイドパネル
11c トップボード
12 通風路
12a 吸込口
12b 吹出口
13 給気口
14 排気口
20 ノズル
21 吹出口
30 遠心送風機
40 ファンボックス
41 空間
42 上面
43 側面
43a 吸込口
50 フィルタ
60 コントローラ
70 コントロールユニット
71 運転種別情報受信部
72 処理部
73 動作制御部
100 椅子
200 机
AF 気流
BF 気流
CF 気流
DF 気流

Claims (4)

  1. 床面に給気口を有する居室空間と、
    前記居室空間の前記床面側から天面側に向けて立設すると共に前記居室空間に連通する通風路と、
    前記居室空間の天面側から前記床面側に吹出口を向けた複数のノズルと、
    前記居室空間と異なる居室外空間の空気を前記給気口から吸い込み前記通風路および前記吹出口を介して前記居室空間へ吹き出す気流を生成する遠心送風機と、
    上面に着座可能な座面と前記上面の下方に前記遠心送風機を内包する空間とを有するファンボックスと、を備えた個室ブース。
  2. 前記遠心送風機は、
    複数配置される、請求項1記載の個室ブース。
  3. 前記給気口は、
    前記ファンボックスが有する空間内に配置され当該空間と前記居室外空間と連通する、請求項1記載の個室ブース。
  4. 前記給気口から吸い込まれる空気に含まれる塵埃を捕集するフィルタを備えた、請求項1記載の個室ブース。
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