JP2023141253A5 - - Google Patents

Description

請求項１、７、１１に記載の発明は、
圧縮機（１１）、圧縮機から吐出された高圧冷媒を減圧する減圧部（１６）、減圧部で減圧された低圧冷媒を第１熱媒体と熱交換させて蒸発させる蒸発器（１７）を含む蒸気圧縮式の冷凍サイクル（１０）に適用される複合型熱交換器であって、
高圧冷媒を第２熱媒体と熱交換させて凝縮させる凝縮部（１２）と、
凝縮部を通過した高圧冷媒に含まれる高圧液冷媒を一時的に貯留する貯液部（１３）と、
貯液部に貯留された高圧液冷媒を第２熱媒体と熱交換させて過冷却する過冷却部（１４）と、
過冷却部を通過した高圧液冷媒を蒸発器から流出した低圧冷媒と熱交換させる内部熱交換部（１５）と、を備え、
凝縮部、過冷却部、内部熱交換部は、所定の結合要素によって結合されることで一体の構造物（ＳＴ）として構成されている。
請求項１に記載の発明は、
構造物は、凝縮部と内部熱交換部との間に過冷却部が配置されており、
貯液部は、構造物における内部熱交換部を構成する部位に隣接して配置されている。
請求項７に記載の発明は、
内部熱交換部は、凝縮部および過冷却部の一方の熱交換部に対して間隔をあけた状態で、一方の熱交換部に対して締結用部品（ＣＮｃ１、ＣＮｃ２）を介して結合されており、
構造物は、過冷却部と内部熱交換部との間に凝縮部が配置され、
内部熱交換部は、凝縮部に対して間隔をあけた状態で結合されている。
請求項１１に記載の発明は、
凝縮部および過冷却部のうち少なくとも１つ、並びに、内部熱交換部は、複数の板状部材（３０）が積層されて接合されることよって構成されており、
複数の板状部材には、高圧液冷媒を含む高圧冷媒を通過させるための高温側流路孔（ＨＬ１）が少なくとも２つ形成されるとともに、第２熱媒体または低圧冷媒を通過させるための低温側流路孔（ＨＬ２）が少なくとも１つ形成された多孔部材（３０Ａ、３０Ｂ）が含まれている。

Claims (21)

1. 圧縮機（１１）、前記圧縮機から吐出された高圧冷媒を減圧する減圧部（１６）、前記減圧部で減圧された低圧冷媒を第１熱媒体と熱交換させて蒸発させる蒸発器（１７）を含む蒸気圧縮式の冷凍サイクル（１０）に適用される複合型熱交換器であって、
   前記高圧冷媒を第２熱媒体と熱交換させて凝縮させる凝縮部（１２）と、
   前記凝縮部を通過した前記高圧冷媒に含まれる高圧液冷媒を一時的に貯留する貯液部（１３）と、
   前記貯液部に貯留された前記高圧液冷媒を前記第２熱媒体と熱交換させて過冷却する過冷却部（１４）と、
   前記過冷却部を通過した前記高圧液冷媒を前記蒸発器から流出した前記低圧冷媒と熱交換させる内部熱交換部（１５）と、を備え、
   前記凝縮部、前記過冷却部、前記内部熱交換部は、所定の結合要素によって結合されることで一体の構造物（ＳＴ）として構成されており、
   前記構造物は、前記凝縮部と前記内部熱交換部との間に前記過冷却部が配置されており、
   前記貯液部は、前記構造物における前記内部熱交換部を構成する部位に隣接して配置されている、複合型熱交換器。
2. 前記構造物は、前記凝縮部と前記内部熱交換部との間の熱移動が抑制される構造になっている、請求項１に記載の複合型熱交換器。
3. 前記構造物には、前記凝縮部を通過した前記高圧冷媒を前記貯液部に導くための高圧導入路（ＨＰｉ）が前記過冷却部および前記内部熱交換部を貫通するように形成されるとともに、前記貯液部に貯留された前記高圧液冷媒を前記過冷却部に導くための高圧導出路（ＨＰｏ）が前記内部熱交換部を貫通するように形成され、
   前記構造物は、前記内部熱交換部における前記貯液部に隣接する部位が、前記高圧導入路を流れる前記高圧冷媒を前記貯液部へ導くとともに、前記貯液部に貯留された前記高圧液冷媒を前記高圧導出路に導く構造になっている、請求項１または２に記載の複合型熱交換器。
4. 前記内部熱交換部は、前記凝縮部および前記過冷却部の一方の熱交換部に対して間隔をあけた状態で、前記一方の熱交換部に対して締結用部品（ＣＮｃ１、ＣＮｃ２）を介して結合されている、請求項１または２に記載の複合型熱交換器。
5. 前記内部熱交換部は、前記過冷却部に対して間隔をあけた状態で結合されている、請求項４に記載の複合型熱交換器。
6. 前記貯液部は、前記構造物における前記内部熱交換部を構成する部位に直に接合されている、請求項１ないし５のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
7. 圧縮機（１１）、前記圧縮機から吐出された高圧冷媒を減圧する減圧部（１６）、前記減圧部で減圧された低圧冷媒を第１熱媒体と熱交換させて蒸発させる蒸発器（１７）を含む蒸気圧縮式の冷凍サイクル（１０）に適用される複合型熱交換器であって、
   前記高圧冷媒を第２熱媒体と熱交換させて凝縮させる凝縮部（１２）と、
   前記凝縮部を通過した前記高圧冷媒に含まれる高圧液冷媒を一時的に貯留する貯液部（１３）と、
   前記貯液部に貯留された前記高圧液冷媒を前記第２熱媒体と熱交換させて過冷却する過冷却部（１４）と、
   前記過冷却部を通過した前記高圧液冷媒を前記蒸発器から流出した前記低圧冷媒と熱交換させる内部熱交換部（１５）と、を備え、
   前記凝縮部、前記過冷却部、前記内部熱交換部は、所定の結合要素によって結合されることで一体の構造物（ＳＴ）として構成されており、
   前記内部熱交換部は、前記凝縮部および前記過冷却部の一方の熱交換部に対して間隔をあけた状態で、前記一方の熱交換部に対して締結用部品（ＣＮｃ１、ＣＮｃ２）を介して結合されており、
   前記構造物は、前記過冷却部と前記内部熱交換部との間に前記凝縮部が配置され、
   前記内部熱交換部は、前記凝縮部に対して間隔をあけた状態で結合されている、複合型熱交換器。
8. 前記貯液部は、前記構造物における前記過冷却部を構成する部位に隣接して配置されている、請求項７に記載の複合型熱交換器。
9. 前記貯液部は、前記構造物における前記過冷却部を構成する部位に直に接合されている、請求項７または８に記載の複合型熱交換器。
10. 前記凝縮部および前記過冷却部のうち少なくとも１つ、並びに、前記内部熱交換部は、複数の板状部材（３０）が積層されて接合されることよって構成されている、請求項１ないし９のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
11. 圧縮機（１１）、前記圧縮機から吐出された高圧冷媒を減圧する減圧部（１６）、前記減圧部で減圧された低圧冷媒を第１熱媒体と熱交換させて蒸発させる蒸発器（１７）を含む蒸気圧縮式の冷凍サイクル（１０）に適用される複合型熱交換器であって、
    前記高圧冷媒を第２熱媒体と熱交換させて凝縮させる凝縮部（１２）と、
    前記凝縮部を通過した前記高圧冷媒に含まれる高圧液冷媒を一時的に貯留する貯液部（１３）と、
    前記貯液部に貯留された前記高圧液冷媒を前記第２熱媒体と熱交換させて過冷却する過冷却部（１４）と、
    前記過冷却部を通過した前記高圧液冷媒を前記蒸発器から流出した前記低圧冷媒と熱交換させる内部熱交換部（１５）と、を備え、
    前記凝縮部、前記過冷却部、前記内部熱交換部は、所定の結合要素によって結合されることで一体の構造物（ＳＴ）として構成されており、
    前記凝縮部および前記過冷却部のうち少なくとも１つ、並びに、前記内部熱交換部は、複数の板状部材（３０）が積層されて接合されることよって構成されており、
    前記複数の板状部材には、前記高圧液冷媒を含む前記高圧冷媒を通過させるための高温側流路孔（ＨＬ１）が少なくとも２つ形成されるとともに、前記第２熱媒体または前記低圧冷媒を通過させるための低温側流路孔（ＨＬ２）が少なくとも１つ形成された多孔部材（３０Ａ、３０Ｂ）が含まれている、複合型熱交換器。
12. 前記多孔部材は、前記高温側流路孔において前記高圧液冷媒を通過させる流路孔が前記低温側流路孔に隣接するように形成されている、請求項１１に記載の複合型熱交換器。
13. 前記多孔部材には、前記高温側流路孔として気相状態の前記高圧冷媒または前記高圧液冷媒を通過させる大径孔と、前記高圧液冷媒を通過させるものであって前記大径孔よりも小径となる小径孔とが形成され、前記小径孔が前記低温側流路孔に隣接する位置に形成されている、請求項１１または１２に記載の複合型熱交換器。
14. 前記複数の板状部材は、それぞれの一面側に犠牲層（ＳＬ）が設けられ、前記犠牲層が設けられた前記一面同士が接するように接合されるとともに、前記犠牲層が設けられていない他面同士が接するように接合され、
    前記複数の板状部材における前記他面同士の間には、前記圧縮機から吐出された前記高圧冷媒を通過させる第１凝縮流路（１２１）、前記貯液部に貯留された前記高圧液冷媒を通過させる第１過冷却流路（１４１）、前記過冷却部を通過した前記高圧液冷媒を通過させる第１熱交換流路（１５１）が形成され、
    前記複数の板状部材における前記一面同士の間には、前記第２熱媒体を通過させる第２凝縮流路（１２２）、前記第２熱媒体を通過させる第２過冷却流路（１４２）、前記低圧冷媒を通過させる第２熱交換流路（１５２）が形成されている、請求項１０ないし１３のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
15. 前記凝縮部、前記過冷却部、前記内部熱交換部それぞれを構成する前記複数の板状部材は、少なくとも板厚および外形寸法が共通した板材で構成されている、請求項１０ないし１４のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
16. 前記凝縮部および前記過冷却部は、前記高圧冷媒と前記第２熱媒体との熱交換を促進する第１熱交換フィン（Ｆ１）を含んでおり、
    前記内部熱交換部は、前記高圧液冷媒と前記低圧冷媒との熱交換を促進する第２熱交換フィン（Ｆ２）を含んでおり、
    前記第２熱交換フィンは、前記内部熱交換部における冷媒の圧力損失が小さくなるように前記第１熱交換フィンとは異なる形状になっている、請求項１ないし１５のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
17. 前記内部熱交換部は、正面における縦および横のいずれかの寸法が、前記凝縮部および前記過冷却部の正面における縦および横のうち大きい方の寸法よりも小さくなっている、請求項１ないし１６のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
18. 前記内部熱交換部は、正面における縦および横のうち大きい方の寸法が、前記凝縮部および前記過冷却部における縦および横のうち大きい方の寸法よりも小さくなっている、請求項１ないし１７のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
19. 前記凝縮部、前記過冷却部、前記内部熱交換部のうち、一部の熱交換部は、正面における縦および横のいずれかの寸法が、他の熱交換部の正面における縦および横の寸法のうち、最大となる寸法よりも小さくなっている、請求項１ないし１６のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
20. 前記貯液部は、前記貯液部の中心位置が、前記構造物における前記凝縮部、前記過冷却部、および前記内部熱交換部それぞれの並び方向に沿う中心平面と重なり合わないように配置されている、請求項１ないし１９のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。
21. 前記内部熱交換部には、接続コネクタを介して前記蒸発器が接続されている、請求項１ないし２０のいずれか１つに記載の複合型熱交換器。