JP2023139867A - 紙抑え版面を有する印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷胴、版胴、及び版胴に取り付けられる凸版面を有する輪転式凸版印刷機において、印刷時における用紙の抑えが不十分であることに起因する、用紙の浮き上がり等の挙動を確実に抑制することを可能にした方法を安価に提供する。【解決手段】印刷胴、版胴、及び版胴に取り付けられる凸版面を有する印刷機で合って、版胴の凸版面が取り付けられていない箇所に、紙抑え版面を設けたことを特徴とする紙抑え版面を有する印刷機。【選択図】図8
Description
本発明は、輪転式凸版印刷機の印刷時に、搬送中の用紙の印刷胴からの浮き上がりを抑制する機構を備えた印刷機に関するものである。
一般的な輪転式凸版印刷機の印刷胴と凸版面を図1及び図2に示す。図1は印刷胴を軸方向から見た場合の図であり、図2は印刷胴を周方向から見た図である。
輪転式凸版印刷機は、図1及び図2に示すように、凸版面(4)に付着したインキが印刷胴(1)で搬送した用紙(3)に転写する方法を用いたものである。
一般的には、輪転式凸版印刷機の印刷部は、印刷胴(1)、版胴(2)、版胴(2)に取り付けられる凸版面(4)、及び印刷胴(1)の近傍かつ印刷胴(1)の回転方向において凸版面(4)と用紙(3)が接触するタイミングと同じもしくは早くなる位置に設けられ、用紙(3)の挙動を抑制するためのブラシ(5)とから構成されている。
一般的には、輪転式凸版印刷機の印刷部は、印刷胴(1)、版胴(2)、版胴(2)に取り付けられる凸版面(4)、及び印刷胴(1)の近傍かつ印刷胴(1)の回転方向において凸版面(4)と用紙(3)が接触するタイミングと同じもしくは早くなる位置に設けられ、用紙(3)の挙動を抑制するためのブラシ(5)とから構成されている。
このような輪転式凸版印刷機は、着肉ローラ(図示せず)から、版胴(2)上に取り付けられた凸版面(4)にインキが着肉され、印刷胴(1)と凸版面(4)との間で生じる印圧により、最終的に凸版面(4)から、印刷胴(1)によって搬送される用紙(3)にインキを転写するものである。
しかし、凸版面(4)は図3に示すように、凸版面(4)上に、設けられた凸形状の画線部(7)にインキが転写され、印刷されることから、画線部(7)以外の部位では、印圧が低くなり、用紙(3)の印刷胴(1)に対する抑えが低くなり、用紙(1)の浮き上がりが発生してしまう。
また、図4に示すように、版胴(2)上に複数の凸版面が取り付けられる場合もあり、その際は、凸版面(4)が用紙(3)全面に対し、一部の面積のみに設けられていることから、凸版面(4)が設けられていない部位では遠心力、重力等により印刷胴(1)から用紙(3)が浮き上がる。
また、用紙(3)の浮き上がりを防止するために、ブラシ(5)が設置されていたが、搬送される用紙(3)の終端がブラシ(5)を通過した後から、凸版面(4)が用紙(3)に接触するまでの間、用紙(3)の印刷胴(1)からの浮き上がりを抑制するものがなく、印刷胴(1)から浮き上がった用紙(3)と凸版面(4)との接触するタイミングが通常よりも速くなり、印刷不良が発生していた。
さらには、用紙(3)の挙動を最低限に抑えるためのブラシ(5)の調整を含めた管理は、作業者に熟練の技量が必要とされていた。
そのような課題を解決する手段として、特許文献1には用紙を印刷胴に対して押圧するための押圧胴を設ける印刷機が開示されている。
押圧胴を設けることで、用紙が印刷胴に押圧され密着することで、用紙の浮き上がりを抑制することが可能となる。
しかし、印刷機に新たに押圧胴を設けるためには押圧胴を設置するスペースが必要となり、新たに胴を1つ設けることで印刷機に係るコストも大幅に増加することとなる。
本発明は、上記課題の解決を目的とするものであり、印刷時における用紙の挙動を確実に抑制することを可能にした方法を安価に提供することである。
本発明は、印刷胴、版胴、及び版胴に取り付けられる凸版面を有する印刷機であって、版胴の凸版面が取り付けられていない箇所に、紙抑え版面を設けたことを特徴とする紙抑え版面を有する印刷機である。
本発明は、印刷時において、用紙の印刷胴からの浮き上がりを抑制することで、印刷不良製品の発生量の低減に繋がるという効果を奏する。
また、従来のブラシで抑える場合では、用紙の抑え効果が不十分となることに対し、本発明は、用紙を凸版面で印刷するタイミングで抑えることが出来るため、用紙の浮き上がりを従来も抑制することが出来る。
また、本発明では、用紙を抑えるためのブラシの調整が不十分な場合でも、印刷時には増設する凸版面で用紙の浮き上がりを抑えることができるため、従来は必要としていたブラシの調整に対する熟練の技量が必要とされない。
また、本発明では、凸版面が取り付けられる版胴に紙抑え版面を設ける構成であることから、新たに胴を設ける必要が無く、コストを抑えることが可能となる。
本発明の好ましい実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。しかしながら、本願発明は以下に述べる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載における技術的思想の範囲内であれば、その他様々な形態がある。
本発明における輪転式凸版印刷機の印刷胴(1)と凸版面(4)を図5及び図6に示す。図5は印刷胴(1)を軸方向から見た場合の図であり、図6は印刷胴(1)を周方向から見た図である。
本発明の実施の形態では、輪転式凸版印刷機において、印刷胴(1)の周方向から見た既存の凸版面(4)の版胴(2)への取付位置に対して、印刷タイミングが同時もしくは先にくる位置、すなわち、印刷胴(1)の軸方向に平行もしくは印刷胴(1)の回転方向より前の位置に、版胴(2)へ紙抑え版面(6)を設ける。
また、紙抑え版面(6)は、ローラからのインキ付着の有無には関係なく、印刷胴(1)の搬送機構で搬送された用紙(3)との接触により、用紙(3)の浮き上がりを抑制するものであり、素材と、形状は限定するものではない。例えば素材は凸版面(4)と同じ素材でも良いし、異なる素材でも良い。形状は正方形でも良いし、矩形でも良い。
紙抑え版面(6)の厚みについては、図7(a)に示すように凸版面(4)の画線部(7)の厚みと同程度の厚みとすることが好ましい。
図7(b)に示すように、紙抑え版面(6)の厚みが、凸版面(4)の画線部(7)の厚みよりも極端に薄い場合は、紙抑え版面(6)から加わる印圧が凸版面(4)から加わる印圧よりも低くなるため、用紙(3)を抑える効果が低くなってしまう。
一方、図7(c)に示すように、紙抑え版面(6)の厚みが、凸版面(4)の画線部(7)の厚みよりも極端の厚い場合は、紙抑え版面(6)から加わる印圧が凸版面(4)から加わる印圧よりも高くなるため、凸版面(4)から用紙(3)へのインキの転写が不十分となってしまう。
図8に示すように、紙抑え版面(6)の周方向の長さは、凸版面(4)の周方向の長さと同じでも良い。同じ長さとすることで、凸版面(4)からの印圧が用紙(3)に加わる間、同時に紙抑え版面(6)からの印圧が用紙(3)に加わるため、効果的に用紙(3)を抑えることが出来る。
また、図9に示すように、凸版面(4)の周方向の長さよりも短い紙抑え版面(6)を、凸版面(4)の周方向の長さに沿って複数備えた場合でも、凸版面(4)からの印圧に加え、紙抑え版面(6)からの印圧を用紙(3)に加えることが出来、効果的に用紙(3)を抑えることが出来る。
また、図10及び図11に示すように、版胴(2)に複数の凸版面(4)が取り付けられる場合、凸版面(4)の並ぶ列間や行間に紙抑え版面(6)を設けてもよい。
この場合の、紙抑え版面(6)は版胴(2)の周方向に並ぶ複数の凸版面(4)に対して一つの紙抑え版面(6)を設けてもよく、一つの凸版面(4)に対し、一つの紙抑え版面(6)を設けてもよい。
また、紙抑え版面(6)に加えて、従来のブラシ(5)を設けてもよい。
ブラシ(5)を設けることで、紙抑え版面(6)とブラシ(5)の相乗効果でより効果的に用紙(3)を抑えることが可能となる
このように紙抑え版面(6)を設けることで、従来であれば印刷時において用紙(3)に係る圧力は凸版面(4)による印圧のみであったところが、紙抑え版面(6)による圧力も加わることにより、用紙(3)を印刷胴(1)へ抑える圧力が増加する。
そのため、従来技術と比べ、印刷時の用紙(3)の浮き上がりを抑制することが可能となる。
また、押圧胴を設ける従来技術と比べ、既に設けられている版胴(2)の凸版面(4)が設けられていない箇所に、紙抑え版面(6)を設ける構成であることから、新たに胴を設ける必要が無く、コストを低減することが可能となる。
1 印刷胴
2 版胴
3 用紙
4 凸版面
5 ブラシ
6 紙抑え版面
7 画線部
2 版胴
3 用紙
4 凸版面
5 ブラシ
6 紙抑え版面
7 画線部
Claims (1)
- 印刷胴、版胴、及び前記版胴に取り付けられる凸版面を有する印刷機で合って、
前記版胴の前記凸版面が取り付けられていない箇所に、紙抑え版面を設けたことを特徴とする紙抑え版面を有する印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022045614A JP2023139867A (ja) | 2022-03-22 | 2022-03-22 | 紙抑え版面を有する印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022045614A JP2023139867A (ja) | 2022-03-22 | 2022-03-22 | 紙抑え版面を有する印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023139867A true JP2023139867A (ja) | 2023-10-04 |
Family
ID=88204601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022045614A Pending JP2023139867A (ja) | 2022-03-22 | 2022-03-22 | 紙抑え版面を有する印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023139867A (ja) |
-
2022
- 2022-03-22 JP JP2022045614A patent/JP2023139867A/ja active Pending
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