JP2023139670A - 信号処理装置、及び、信号処理方法 - Google Patents

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Tomoya Ozaki
僚平 進藤
Ryohei SHINDO
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Yohei Asada
丈泰 藤島
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Abstract

【課題】受信信号から時間的な周期性を有するノイズを適切に除去する。【解決手段】信号処理装置はノイズ推定部を備え、当該ノイズ推定部は、放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、受信信号から、一定の時間間隔で存在する、放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、非放送区間における受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する。【選択図】図1

Description

本開示は、信号処理装置、及び、信号処理方法に関する。
一般的にノイズキャンセラは、ノイズ抽出部と、抽出されたノイズを受信信号から差し引くノイズ抑圧部とから構成される。特許文献1に開示されるような従来技術は、例えばAMラジオ受信機のようにA/Dコンバータの帯域に対して放送波の帯域幅が狭いことを前提としている。すなわち、従来技術は、ノイズの周期性を利用して、周波数シフトさせた受信信号を、もとの受信信号に逆位相で加算することによってノイズ抑圧を実現している。
特開2015-126360号公報
しかし、DAB放送波のように複数のキャリア周波数を利用する信号は、帯域幅が広いため、A/Dコンバータの帯域の大部分を占有する。そのため、上述した周波数シフトを用いる方法では、放送波同士が干渉し、適切にノイズ抑圧を実現できない場合がある。
本開示の目的は、受信信号から時間的な周期性を有するノイズを適切に除去する技術を提供することにある。
本開示の一態様に係る信号処理装置は、ノイズ推定部を備える信号処理装置であって、前記ノイズ推定部は、放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、前記受信信号から、一定の時間間隔で存在する、前記放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、前記非放送区間における前記受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する。
本開示の一態様に係る信号処理方法は、放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、前記受信信号から、一定の時間間隔で存在する、前記放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、前記非放送区間における前記受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、受信信号から時間的な周期性を有するノイズを適切に除去できる。
本実施の形態に係る信号処理装置の第1の構成例を示す図 本実施の形態に係る、第1の構成例を有する信号処理装置の処理を説明するための図 本実施の形態に係る信号処理装置の第2の構成例を示す図 本実施の形態に係る、第2の構成例を有する信号処理装置の処理を説明するための図 本実施の形態に係る信号処理装置の第3の構成例を示す図 本実施の形態に係る、第3の構成例を有する信号処理装置の処理を説明するための図 本実施の形態に係る、第3の構成例を有する信号処理装置の処理を説明するための図 本実施の形態に係る信号処理装置の第4の構成例を示す図 本実施の形態に係る、第4の構成例を有する信号処理装置の処理を説明するための図 本開示に係る信号処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
(本実施の形態)
<第1の構成例>
図1は、本実施の形態に係る信号処理装置10の第1の構成例を示す図である。図2は、本実施の形態に係る、第1の構成例を有する信号処理装置10の処理を説明するための図である。
信号処理装置10は、受信した放送波の信号処理に用いられる。信号処理装置10は、例えば、EV(Electric Vehicle)又はPHEV(Plug-in Hybrid Electrical Vehicle)等の車両に搭載される。第1の構成例に係る信号処理装置10は、アンテナ11と、AD変換部12と、ノイズ推定部13と、ずれ算出部14と、切り出し部15と、位相調整部16と、ノイズ除去部17とを備える。
アンテナ11は、放送波を受信する。放送波は、DAB(Digital Audio Broadcast)方式のデジタルラジオ放送であってよい。DAB方式の放送波は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を採用している。また、DAB方式の放送波は、一定の時間間隔毎に、放送波を含まないNULLシンボルを有する。NULLシンボルは、放送波を含まない時間区間であり、非放送区間と読み替えられてもよい。
AD(Analog Digital)変換部12は、アンテナ11が受信した放送波のアナログ信号を、デジタル信号に変換して出力する。AD変換部12が出力する信号を、受信信号と称する。受信信号には、放送波に由来する信号である放送信号と、ノイズに由来する信号であるノイズ信号とが含まれ得る。EV等の車両には、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズを発する機器が搭載されている場合がある。そのような機器の例として、インバータや、DC/DCコンバータが挙げられる。つまり、受信信号には、一定の時間周期毎にピークを有するノイズ信号が含まれ得る。信号処理装置10は、受信信号から、このような一定の時間周期毎にピークを有するノイズ信号を除去した信号を出力する。ラジオ装置(図示しない)は、信号処理装置10によってノイズ信号の除去された信号をデコードすることにより、ノイズの少ない音響をスピーカから出力することができる。
本実施の形態では、受信信号のうちの1msec分に相当する、2048サンプル分の信号を第1信号として説明する。ただし、第1信号は、所定の時間区間であればどのようなサンプル数であってもよい。
ノイズ推定部13は、AD変換部12から出力された受信信号に含まれるノイズ信号を推定する。ノイズ推定部13は、NULLシンボル検出部21と、ノイズパターン抽出部22とを含む。
DAB方式の場合、放送信号において、一定の時間間隔でNULLシンボルが存在する。一定の時間間隔は、1フレーム周期であってよい。NULLシンボル検出部21は、受信信号から、1フレーム周期毎に存在するNULLシンボルを検出する。
ノイズパターン抽出部22は、NULLシンボル検出部21が検出したNULLシンボルにおける信号の少なくとも一部を、第1ノイズパターン信号として抽出する。例えば、ノイズパターン抽出部22は、NULLシンボルに含まれる2656サンプルのうち、中央部分の2548(=2048+500)サンプル分を、第1ノイズパターン信号として抽出する。ノイズ推定部13は、抽出した第1ノイズパターン信号を出力する。NULLシンボルには放送信号が含まれないので、NULLシンボルから抽出される信号は、ノイズ信号が支配的である。つまり、第1ノイズパターン信号は、実際のノイズ信号が高い精度で推定されたものである。
すなわち、ノイズ推定部13は、放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、受信信号から、一定の時間間隔で存在する、放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、非放送区間における受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する。
ずれ算出部14は、AD変換部12から出力された受信信号のうちの所定区間における受信信号である第1信号と、ノイズ推定部13から出力された第1ノイズパターン信号と、の時間領域におけるピークのずれ量を算出する。そして、ずれ算出部14は、算出したずれ量に基づいて、第1ノイズパターン信号から所定区間分を切り出す際の開始位置を決定する。所定区間分は、第1信号と同じ2048サンプル分であってよい。例えば、ずれ算出部14は、図2(a)に示すように、第1ノイズパターン信号に対して第1信号を時間方向にずらしながら相互相関を算出し、相関値が最も高くなる第1ノイズパターン信号に対する第1信号の位置を、開始位置に決定する。ずれ算出部14は、決定した開始位置を出力する。
また、ずれ算出部14は、相関値が最も高くなる位置における、第1ノイズパターン信号と第1信号との間の位相差を算出する。ずれ算出部14は、算出した位相差に基づいて、相関値が最も高くなる位置における、第1ノイズパターン信号と第1信号との位相を同期させるための位相調整量を算出する。ずれ算出部14は、算出した位相調整量を出力する。
すなわち、ずれ算出部14は、所定区間における受信信号である第1信号と、第1ノイズパターン信号との相互相関に基づいて、第1ノイズパターン信号の切り出しの開始位置を決定し、第1信号と第1ノイズパターン信号との位相のずれに基づいて、位相調整量を算出する。
切り出し部15は、ノイズ推定部13から出力された第1ノイズパターン信号を、ずれ算出部14から出力された開始位置から所定区間分切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する。所定区間分は第1信号と同じ2048サンプル分であってよい。すなわち、切り出し部15は、第1ノイズパターン信号を、開始位置から2048サンプル分切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する。また、切り出し部15は第2ノイズパターン信号を出力する。これにより、切り出し部15は、時間領域において第1信号とピーク部分がそろった第2ノイズパターン信号を生成及び出力できる。
位相調整部16は、切り出し部15から出力された第2ノイズパターン信号の位相を、ずれ算出部14から出力された位相調整量に基づいて調整することにより、図2(b)に示すような、第3ノイズパターン信号を生成する。これにより、位相調整部16は、第1信号とピーク部分及び位相がそろった第3ノイズパターン信号を生成できる。位相調整部16は、生成した第3パターン信号を出力する。
ノイズ除去部17は、図2(c)に示すように、AD変換部12から出力された第1信号から、位相調整部16から出力された第3ノイズパターン信号を減算することにより、図2(d)に示すような、第2信号を生成する。また、ノイズ除去部17は、第2信号を出力する。これにより、ノイズ除去部17は、第1信号と比較してノイズのピークの大きさが抑制されている第2信号を生成及び出力できる。よって、ラジオ装置(図示しない)は、ノイズ除去部17から出力された第2信号をデコードすることにより、ノイズの少ない音響をスピーカから出力することができる。
<第2の構成例>
図3は、本実施の形態に係る信号処理装置10の第2の構成例を示す図である。図4は、本実施の形態に係る、第2の構成例を有する信号処理装置10の処理を説明するための図である。第2の構成例の説明では、第1の構成例と異なる部分を説明し、第1の構成例と共通の部分については説明を省略する場合がある。
信号処理装置10は、アンテナ11と、AD変換部12と、ノイズ推定部13と、ずれ算出部14と、切り出し部15と、位相調整部16と、ノイズ除去部17と、同期合成部30とを備える。
ノイズ推定部13は、互いに異なるM個のNULLシンボルから、それぞれ、第1ノイズパターン信号を生成する。Mは2以上の整数である。つまり、ノイズ推定部13は、M個の第1ノイズパターン信号を生成する。ノイズ推定部13は、生成したM個の第1ノイズパターン信号を出力する。
ずれ算出部14は、ノイズ推定部13から出力されたM個の第1ノイズパターン信号のそれぞれの開始位置を決定する。このとき、ずれ算出部14は、図4(a)に示すように、開始位置を決定するために算出した相関値を、第1ノイズパターン信号に対応付けて保持する。当該相関値は、後述する同期合成部30において使用される。ずれ算出部14は、M個の開始位置を出力する。
また、ずれ算出部14は、M個の第1ノイズパターン信号のそれぞれについて位相調整量を算出する。ずれ算出部14は、M個の位相調整量を出力する。
切り出し部15は、ノイズ推定部13から出力されたM個の第1ノイズパターン信号を、それぞれ、ずれ算出部14から出力されたM個の開始位置のうちの対応する開始位置から所定区間部分切り出すことにより、M個の第2ノイズパターン信号を生成する。つまり、切り出し部15は、M個の第1ノイズパターンのそれぞれについて対応する開始位置から切り出しを行うことで、M個の第2ノイズパターン信号を生成する。切り出し部15は、生成したM個の第2ノイズパターン信号を出力する。
位相調整部16は、切り出し部15から出力されたM個の第2ノイズパターン信号の位相を、それぞれ、ずれ算出部14から出力されたM個の位相調整量の対応する位相調整量を用いて調整することにより、M個の第3ノイズパターン信号を生成する。つまり、位相調整部16は、M個の第2ノイズパターン信号のそれぞれについて対応する位相調整量を用いて位相調整を行うことで、M個の第3ノイズパターン信号を生成する。位相調整部16は、生成したM個の第3ノイズパターン信号を出力する。
同期合成部30は、位相調整部16から出力されたM個の第3ノイズパターン信号から、図4(b)に示すように、相関値の高い順にN個の第3ノイズパターン信号を選択する。Nは、Mよりも小さい正の整数である。同期合成部30は、選択したN個の第3ノイズパターン信号の同期合成処理を行うことにより、図4(c)に示すように、合成ノイズパターン信号を生成する。同期合成処理は、複数の第3ノイズパターン信号を、ノイズのピークのタイミング及び位相を同期させて合成する処理である。合成処理では、複数の第3ノイズパターン信号を加算する処理が行われてよい。同期合成処理により、ノイズのピーク部分が強調され、ノイズのピーク以外の部分が相殺により抑制された合成ノイズパターン信号が生成される。そのため、合成ノイズパターン信号は、1つの第3ノイズパターン信号と比較して、周期性ノイズとノイズフロアとのCN比(Carrier to Noise ratio)が改善されている。同期合成部30は、生成した合成ノイズパターン信号を出力する。
なお、同期合成部30は、以下の(A1)又は(A2)のいずれかの方法によって同期合成処理を行ってよい。
(A1)同期合成部30は、相関値の高い順にN個の第3ノイズパターン信号を平均化することにより、合成ノイズパターン信号を生成する。
(A2)同期合成部30は、時系列において新しい第3ノイズパターン信号ほど影響が大きくなるように重み付けした上で、相関値の高い順にN個の第3ノイズパターン信号を平均化することにより、合成ノイズパターン信号を生成する。
ノイズ除去部17は、図4(d)に示すように、AD変換部12から出力された第1信号から、同期合成部30から出力された合成ノイズパターン信号を減算することにより、図4(e)に示すような、第2信号を生成する。また、ノイズ除去部17は、第2信号を出力する。これにより、ノイズ除去部17は、第1信号と比較して、ノイズのピークの大きさが抑制されている第2信号を生成及び出力できる。また、典型的には、合成ノイズパターン信号のCN比は、1つの第3ノイズパターン信号のCN比よりも高い。したがって、ノイズ除去部17は、第1の構成例の場合と比較して、よりノイズのピークの大きさが抑制されている第2信号を生成及び出力できる。これにより、ラジオ装置(図示しない)は、ノイズ除去部17から出力された第2信号をデコードすることにより、よりノイズの少ない音響をスピーカから出力することができる。
<第3の構成例>
図5は、本実施の形態に係る信号処理装置10の第3の構成例を示す図である。図6A及び図6Bは、本実施の形態に係る、第3の構成例を有する信号処理装置10の処理を説明するための図である。第3の構成例の説明では、第2の構成例と異なる部分を説明し、第2の構成例と共通の部分については説明を省略する場合がある。
信号処理装置10は、アンテナ11と、AD変換部12と、ノイズ推定部13と、同期合成部30と、ずれ算出部14と、切り出し部15と、位相調整部16と、ノイズ除去部17とを備える。
ノイズ推定部13に含まれるノイズパターン抽出部22は、図6A(a)に示すように、NULLシンボルに含まれる2656サンプルのうち、中央部分の2548(=2048+250+250)サンプル分を、第1ノイズパターン信号として抽出する。ノイズ推定部13は、図6A(a)に示すように、互いに異なるM個のNULLシンボルから、それぞれ、第1ノイズパターン信号を生成する。Mは2以上の整数である。つまり、ノイズ推定部13は、M個の第1ノイズパターン信号を生成する。ノイズ推定部13は、生成したM個の第1ノイズパターン信号を出力する。
同期合成部30は、ノイズ推定部13から出力されたM個の第1ノイズパターン信号について同期合成処理を行う。例えば、同期合成部30は、次のステップS11~S16の処理を行う。
(ステップS11)同期合成部30は、図6A(b)に示すように、M個の第1ノイズパターン信号のうちの1番目の第1ノイズパターン信号を選択し、後半の250サンプル分を除去する。
(ステップS12)同期合成部30は、図6A(b)に示すように、250サンプル分を除去した1番目の第1ノイズパターン信号を、2番目の第1ノイズパターン信号に対して、250サンプル分をずらし幅としてずらしながら相関値を算出し、相関値が最大となる区間を検出する。
(ステップS13)同期合成部30は、2番目の第1ノイズパターン信号から、相関値が最大となる区間を切り出す。
(ステップS14)同期合成部30は、3番目~M番目の第1ノイズパターン信号に対しても、上記したステップS12~S13と同様の処理を行い、相関値が最大となる区間を切り出す。
(ステップS15)同期合成部30は、ステップS11で後半の250サンプル分を除去した1番目の第1ノイズパターン信号の位相に揃うように、ステップS12~S14で切り出した2番目~M番目の第1ノイズパターン信号の位相を調整する。
(ステップS16)同期合成部30は、ステップS15で位相を調整した1番目~M番目の第1ノイズパターン信号を合成し、図6A(c)に示すように、2298(=2048+250)サンプル分の合成ノイズパターン信号を生成する。第1ノイズパターン信号のうちの250サンプル分は、第1ノイズパターン同士で相互相関を計算するために必要となる余剰分である。図6Aに示す例では、相互相関を算出する際のずらし幅が250サンプル分であるため、余剰分も250サンプルとしている。余剰分は、相関値が最大となる区間を切り出す過程で、第1ノイズパターン信号から取り除かれる。したがって、合成ノイズパターン信号のサンプル数は第1ノイズパターン信号のサンプル数よりも250サンプル分少なくなる。
以上の処理により、ノイズのピーク部分が強調され、ノイズのピーク以外の部分が相殺により抑制された合成ノイズパターン信号が生成される。そのため、合成ノイズパターン信号では、1つの第1ノイズパターン信号と比較して、周期性ノイズとノイズフロアとのCN比が改善されている。
ずれ算出部14は、図6B(d)に示すように、AD変換部12から出力された2048サンプル分の第1信号を、同期合成部30から出力された2298(=2048+250)サンプル分の合成ノイズパターン信号に対して、ずらし幅である250サンプル分をずらしながら相関値を算出する。ずれ算出部14は、相関値が最大となるずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて、合成ノイズパターン信号から所定区間分を切り出す際の開始位置を決定する。ずれ算出部14は、決定した開始位置を出力する。
また、ずれ算出部14は、合成ノイズパターン信号と第1信号との間の位相差を算出し、算出した位相差に基づいて位相調整量を算出する。ずれ算出部14は、算出した位相調整量を出力する。
切り出し部15は、同期合成部30から出力された合成ノイズパターン信号を、ずれ算出部14から出力された開始位置から所定区間分切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する。また、切り出し部15は、第2ノイズパターン信号を出力する。
位相調整部16は、切り出し部15から出力された第2ノイズパターン信号の位相を、ずれ算出部14から出力された位相調整量に基づいて調整することにより、図6B(e)に示すような、第3ノイズパターン信号を生成する。また、位相調整部16は、第3パターン信号を出力する。合成ノイズパターン信号のうちの250サンプル分は、第1信号と合成ノイズパターン信号の相互相関を計算するために必要となる余剰分である。図6Bに示す例では、相互相関を算出する際のずらし幅が250サンプル分であるため、余剰分も250サンプルとしている。余剰分は、相関値が最大となる区間を切り出す過程で、合成ノイズパターン信号から取り除かれる。したがって、第3ノイズパターン信号のサンプル数は合成ノイズパターン信号のサンプル数よりも250サンプル分少なくなる。
ノイズ除去部17は、図6B(f)に示すように、AD変換部12から出力された第1信号から、位相調整部16から出力された第3ノイズパターン信号を減算することにより、図6B(g)に示すような、第2信号を生成する。また、ノイズ除去部17は、第2信号を出力する。第2信号は、第3ノイズパターン信号が減算されたことにより、第1信号と比較して、ノイズのピークの大きさが抑制されている。これにより、ラジオ装置(図示しない)は、信号処理装置10から出力された第2信号をデコードし、ノイズの少ない音響をスピーカから出力することができる。
なお、NULLシンボルのサンプル数が「2656」であるため、図6A(a)に示す第1ノイズパターン信号のサンプル数は「2656」以下に制限される。そのため、上記では、第1ノイズパターン信号のサンプル数を「2048+250+250」としている。例えば、第1ノイズパターン信号のサンプル数を「1024+500+500」とし、第1信号のサンプル数を「1024」としてもよい。言い換えると、相互相関を計算するための余剰分を500サンプル分としてもよい。
また、ずれ算出部14は、同期合成部30から出力された合成ノイズパターン信号を所定のメモリに記憶しておき、当該記憶した合成ノイズパターン信号を、AD変換部12から順次出力される第1信号に繰り返し利用してもよい。これにより、毎回合成ノイズパターン信号を生成する場合と比較して、信号処理装置10の処理負荷を軽減できる。
また、記憶されている合成ノイズパターン信号に有効期限を設定しておき、有効期限が切れた場合、同期合成部30は、新たに合成ノイズパターン信号を生成してメモリに記憶してもよい。これにより、信号処理装置10は、処理負荷を抑制しつつ、現状の受信信号に適合するように合成ノイズパターン信号を更新することができる。
<第4の構成例>
図7は、本実施の形態に係る信号処理装置10の第4の構成例を示す図である。図8は、本実施の形態に係る、第4の構成例を有する信号処理装置10の処理を説明するための図である。第4の構成例の説明では、第1の構成例と異なる部分を説明し、第1の構成例と共通の部分については説明を省略する場合がある。第4の構成例では、NULLシンボルが含まれない放送波にも適用可能な信号処理装置10について説明する。
信号処理装置10は、アンテナ11と、AD変換部12と、ノイズ推定部13と、ずれ算出部14と、切り出し部15と、位相調整部16と、ノイズ除去部17とを備える。
ノイズ推定部13は、同期合成部30と、ノイズパターン抽出部22とを含む。
同期合成部30は、図8(a)に示すように、AD変換部12から出力された受信信号に含まれる、互いに異なるM個の1シンボル分の信号について同期合成処理を行うことにより、図8(b)に示すような、合成シンボル信号を生成する。例えば、同期合成部30は、3156(=2656+500)サンプル分の1シンボル分の信号をM個取得する。同期合成部30は、M個の1シンボル分の信号について、500サンプル分をずらし幅として、上記の第3の構成例にて説明したステップS11~S16と同様の処理を行うことにより、図8(b)に示すように、2656サンプル分の合成シンボル信号を生成する。すなわち、合成シンボル信号のサンプル数は、1シンボル分の信号のサンプル数よりも、ずらし幅に用いられる500サンプル分少なくなる。
OFDM変調方式を採用している放送波の時間波形は、ランダム性が高い。つまり、当該放送波は、自己相関が低い。そのため、M個の1シンボル分の信号を同期合成処理した合成シンボル信号においては、図8(b)に示すように、放送信号の部分のレベルが低下し、周期性を有するノイズ信号の部分のレベルが強調されることになる。
ノイズパターン抽出部22は、合成シンボル信号から、第1ノイズパターン信号を抽出する。例えば、ノイズパターン抽出部22は、図8(c)に示すように、合成シンボル信号に含まれる2656サンプルのうち、中央部分の2548(=2048+500)サンプルを、第1ノイズパターン信号として抽出する。
このように、放送波がNULLシンボルを含まない場合でも、ノイズ推定部13は、同期合成処理によって合成シンボル信号を生成することにより、第1ノイズパターン信号を出力することができる。
ずれ算出部14及び切り出し部15は、ノイズ推定部13から出力される第1ノイズパターン信号を用いて、第1の構成例と同様の処理を行ってよい。また、位相調整部16及びノイズ除去部17も、第1の構成例と同様の処理を行ってよい。
これにより、信号処理装置10は、ノイズのピークが抑制された第2信号を出力することができる。よって、ラジオ装置(図示しない)は、信号処理装置10から出力された第2信号をデコードし、ノイズの少ない音響をスピーカから出力することができる。
なお、第4の構成例は、第1~第3の構成例と異なり、NULLシンボルを使用しない。そのため、第4の構成例では、同期合成部30は、受信信号から任意のサンプル区間を抜き出してよい。例えば、図8(a)に示す1シンボル分の信号は、2656サンプル以上であってもよい。
<変形例>
上述した第1から第4の構成例に係る信号処理装置10は、次の処理を行ってよい。すなわち、信号処理装置10は、第1信号の信号レベルと第2信号の信号レベルとを比較し、第2信号の電力が第1信号の電力よりも大きいか否かを判定する。信号処理装置10は、第2信号の電力が第1信号の電力よりも大きい場合、ノイズ除去部17の動作を停止する。つまり、信号処理装置10は、ノイズキャンセラを停止する。ノイズ除去部17が適切に動作していない場合、第2信号では第1信号と比較してノイズが増大してしまう可能性がある。第2信号においてノイズが増大している場合、第2信号の電力が第1信号の電力よりも大きくなる。したがって、第1信号の電力と第2信号の電力を比較した結果に応じてノイズ除去部17の動作を停止することにより、信号処理装置10は、ノイズの増大した第2信号が放送信号のデコーダに出力されてしまうことを防止できる。
(ハードウェア構成)
図9は、本開示に係る信号処理装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図9に示すように、信号処理装置10は、プロセッサ1001、メモリ1002、信号入力I/F(Interface)1003、信号出力I/F1004、及び、通信装置1005を備えてよい。
プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、上述した信号処理装置10が備える、AD変換部12、ノイズ推定部13、ずれ算出部14、切り出し部15、位相調整部16、ノイズ除去部17、NULLシンボル検出部21、ノイズパターン抽出部22、及び、同期合成部30の処理を実現してよい。プロセッサ1001は、制御部、制御装置、制御回路、コントローラ、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)といった他の用語に読み替えられてもよい。
メモリ1002は、信号処理装置10が取り扱うコンピュータプログラム及びデータを記憶する。メモリ1002は、ROM(Read-Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含んでよい。また、メモリ1002は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでよい。
信号入力I/F1003は、アンテナ11に接続されてよい。信号入力I/F1003は、アンテナ11から入力された受信信号を、プロセッサ1001へ出力してよい。
信号出力I/F1004は、ラジオ装置(図示しない)に接続されてよい。信号出力I/F1004は、プロセッサ1001から入力された出力信号を、ラジオ装置へ出力してよい。
通信装置1005は、車両内の通信ネットワークに接続されてよい。当該通信ネットワークの例として、CAN(Controller Area Network)、LIN、FlexRayが挙げられる。プロセッサ1001は、通信装置1005及び通信ネットワークを通じて、車両が備える各装置と情報を送受信してよい。
なお、信号処理装置100が備える、AD変換部12、ノイズ推定部13、ずれ算出部14、切り出し部15、位相調整部16、ノイズ除去部17、NULLシンボル検出部21、ノイズパターン抽出部22、及び、同期合成部30の少なくとも一部は、集積回路であるLSIとして実現されてもよい。AD変換部12、ノイズ推定部13、ずれ算出部14、切り出し部15、位相調整部16、ノイズ除去部17、NULLシンボル検出部21、ノイズパターン抽出部22、及び、同期合成部30の少なくとも一部は、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いてブロックの集積化を行ってもよい。
(本開示のまとめ)
本開示の内容は、以下の項目のように表現できる。
<項目1>
本開示の信号処理装置(10)は、ノイズ推定部(13)を備える。ノイズ推定部(13)は、放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、受信信号から、一定の時間間隔で存在する、放送信号を含まない時間区間である非放送区間(例えばNULLシンボル)を検出し、非放送区間における受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する。
非放送区間は放送信号が含まれないので、非放送区間から抽出される第1ノイズパターン信号は、高い精度で実際のノイズ信号を推定している。よって、信号処理装置(10)は、当該第1ノイズパターン信号を使用することにより、受信信号に含まれるノイズを適切に抑制することができる。
<項目2>
項目1に記載の信号処理装置(10)は、ずれ算出部(14)をさらに備える。ずれ算出部(14)は、所定区間における受信信号である第1信号と、第1ノイズパターン信号との相互相関に基づいて、第1ノイズパターン信号の切り出しの開始位置を決定し、第1信号と第1ノイズパターン信号との位相のずれに基づいて、位相調整量を算出する。
これにより、ずれ算出部(14)は、第1信号と第1ノイズパターン信号のピークのずれと位相のずれを算出することができる。
<項目3>
項目2に記載の信号処理装置(10)は、切り出し部(15)をさらに備える。切り出し部(15)は、第1ノイズパターン信号を開始位置から所定区間分切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する。
これにより、切り出し部(15)は、時間領域において第1信号とピーク部分がそろった第2パターン信号を生成できる。
<項目4>
項目3に記載の信号処理装置(10)は、位相調整部(16)をさらに備える。位相調整部(16)は、位相調整量に基づいて第2ノイズパターン信号の位相を調整することにより、第3ノイズパターン信号を生成する。
これにより、位相調整部(16)は、第1信号とピーク及び位相がそろった第3ノイズパターン信号を生成できる。
<項目5>
項目4に記載の信号処理装置(10)は、同期合成部(30)をさらに備える。同期合成部(30)は、複数の第3ノイズパターン信号を同期させて合成することにより、合成ノイズパターン信号を生成する。
これにより、同期合成部(30)は、ノイズのピーク部分が強調され、ノイズのピーク以外の部分が相殺により抑制された合成ノイズパターン信号を生成できる。
<項目6>
項目4に記載の信号処理装置(10)は、ノイズ除去部(17)をさらに備える。ノイズ除去部(17)は、第1信号から第3ノイズパターン信号を減算することにより、第2信号を生成する。
これにより、ノイズ除去部(17)は、ノイズのピークが抑制されている第2信号を生成することができる。
<項目7>
項目5に記載の信号処理装置(10)は、ノイズ除去部(17)をさらに備える。ノイズ除去部(17)は、第1信号から合成ノイズパターン信号を減算することにより、第2信号を生成する。
合成ノイズパターン信号は、ノイズのピーク部分が強調され、ノイズのピーク以外の部分が抑制されている。これにより、ノイズ除去部(17)は、よりノイズのピークが抑制されている第2信号を生成することができる。
<項目8>
項目1に記載の信号処理装置(10)は、同期合成部(30)と、ずれ算出部(14)と、切り出し部(15)と、位相調整部(16)と、ノイズ除去部(17)とをさらに備える。
同期合成部(30)は、複数の前記第1ノイズパターン信号を同期させて合成することにより、合成ノイズパターン信号を生成する。
ずれ算出部(14)は、受信信号の所定区間である第1信号と、合成ノイズパターン信号との相互相関に基づいて、合成ノイズパターン信号の切り出しの開始位置を決定し、第1信号と合成ノイズパターン信号との位相のずれに基づいて、位相調整量を算出する。
切り出し部(15)は、合成ノイズパターン信号を開始位置から所定区間分を切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する。
位相調整部(16)は、位相調整量に基づいて第2ノイズパターン信号の位相を調整することにより、第3ノイズパターン信号を生成する。
ノイズ除去部(17)は、第1信号から第3ノイズパターン信号を減算することにより、第2信号を生成する。
これにより、ノイズ除去部(17)は、ノイズのピークが抑制されている第2信号を生成することができる。
<項目9>
本開示の信号処理方法は、次の処理を含む。信号処理方法に係る処理として、放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、受信信号から、一定の時間間隔で存在する、放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、非放送区間における受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する。
非放送区間は放送信号が含まれないので、非放送区間から抽出される第1ノイズパターン信号は、高い精度で実際のノイズ信号を推定している。よって、信号処理方法によれば、当該第1ノイズパターン信号を使用することにより、受信信号に含まれるノイズを適切に抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示の技術は、信号からノイズを除去する信号処理装置又は信号処理方法に有用である。
10 信号処理装置
11 アンテナ
12 AD変換部
13 ノイズ推定部
14 ずれ算出部
15 切り出し部
16 位相調整部
17 ノイズ除去部
21 NULLシンボル検出部
22 ノイズパターン抽出部
30 同期合成部

Claims (9)

  1. ノイズ推定部を備える信号処理装置であって、前記ノイズ推定部は、
    放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、
    前記受信信号から、一定の時間間隔で存在する、前記放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、
    前記非放送区間における前記受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する、信号処理装置。
  2. 所定区間における前記受信信号である第1信号と、前記第1ノイズパターン信号との相互相関に基づいて、前記第1ノイズパターン信号の切り出しの開始位置を決定し、前記第1信号と前記第1ノイズパターン信号との位相のずれに基づいて、位相調整量を算出する、ずれ算出部、をさらに備える、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記第1ノイズパターン信号を前記開始位置から所定区間分切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する、切り出し部、をさらに備える、
    請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記位相調整量に基づいて前記第2ノイズパターン信号の位相を調整することにより、第3ノイズパターン信号を生成する、位相調整部、をさらに備える、
    請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 複数の前記第3ノイズパターン信号を同期させて合成することにより、合成ノイズパターン信号を生成する、同期合成部、をさらに備える、
    請求項4に記載の信号処理装置。
  6. 前記第1信号から前記第3ノイズパターン信号を減算することにより、第2信号を生成する、ノイズ除去部、をさらに備える、
    請求項4に記載の信号処理装置。
  7. 前記第1信号から前記合成ノイズパターン信号を減算することにより、第2信号を生成する、ノイズ除去部、をさらに備える、
    請求項5に記載の信号処理装置。
  8. 複数の前記第1ノイズパターン信号を同期させて合成することにより、合成ノイズパターン信号を生成する同期合成部と、
    前記受信信号の所定区間である第1信号と、前記合成ノイズパターン信号との相互相関に基づいて、前記合成ノイズパターン信号の切り出しの開始位置を決定し、前記第1信号と前記合成ノイズパターン信号との位相のずれに基づいて、位相調整量を算出する、ずれ算出部と、
    前記合成ノイズパターン信号を前記開始位置から所定区間分を切り出すことにより、第2ノイズパターン信号を生成する、切り出し部と、
    前記位相調整量に基づいて前記第2ノイズパターン信号の位相を調整することにより、第3ノイズパターン信号を生成する、位相調整部と、
    前記第1信号から前記第3ノイズパターン信号を減算することにより、第2信号を生成する、ノイズ除去部と、をさらに備える、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  9. 放送波に由来する信号である放送信号と、一定の時間間隔毎にピークを有するノイズ信号と、を含む時間領域の信号である受信信号が入力され、
    前記受信信号から、一定の時間間隔で存在する、前記放送信号を含まない時間区間である非放送区間を検出し、
    前記非放送区間における前記受信信号の少なくとも一部を第1ノイズパターン信号として抽出する、
    信号処理方法。
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