JP2023139486A - センサ装置及び当該センサ装置を備える半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検出判定結果の信頼性を損なうこと無く回路占有面積を小面積化したセンサ装置及び当該センサ装置を備える半導体装置を提供する。【解決手段】センサ装置10は、連続して複数回検出したことをもって物理量の検出を判定する装置であり、信号S01を出力するホール素子20と、信号S02から物理量を検出した旨が今回とその直前回とで2回連続して一致しているか否かを判定した結果に対応した信号レベルを含む信号S05を出力する判定回路40と、物理量を検出した旨が2回連続していない場合にはカウント数を初期化する一方、2回連続している場合にはカウントを継続して設定回数までカウント可能なカウンタを有し、当該設定回数まで連続一致しているか否かに対応した信号レベルを含む信号S08を出力する判定回路50と、信号S08の信号レベルの変化に応じて、出力端子Toへ供給する出力信号Soの信号レベルを切り替える出力レジスタ90とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、センサ装置及び当該センサ装置を備える半導体装置に関する。
磁気センサに代表されるセンサ装置及び当該センサ装置を備えた半導体装置によれば、センサ等の複数回の論理出力をレジスタで順次ラッチして一致判定することで、雑音による検出判定結果の揺らぎを抑制している(例えば、特許文献1参照)。検出判定結果の信頼性を高めるためには、一致判定の回数を増やすことが有効である。特許文献1に記載される回路においては、2ビットのレジスタによって、一致判定の回数が3回に設定されている。
しかしながら、何ら工夫無く一致判定の回数を増やした回路(以下、「従来装置」とする)を構成した場合、論理出力をラッチするレジスタの占有面積を著しく増大させてしまう。例えば、特許文献1に記載される回路では、一致判定の回数を「N」(Nは2以上の自然数)とすると、N-1ビットのレジスタが必要となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、検出判定結果の信頼性を損なうこと無く、回路占有面積を小面積化したセンサ装置及び当該センサ装置を備える半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係るセンサ装置は、物理量を複数回にわたり連続して検出したことをもって当該物理量の検出を判定するセンサ装置であって、前記物理量の検出結果を表す検出結果信号を出力するセンサ素子と、前記検出結果信号の信号レベルに応じて、前記物理量を検出した旨が今回とその直前回とで2回連続しているか否かを判定し、判定した結果に対応した信号レベルを含む初期化信号を出力する第1判定回路と、前記初期化信号が、前記物理量を検出した旨が前記2回連続していない旨を表す場合にはカウント数を初期化する一方、前記物理量を検出した旨が前記2回連続している旨を表す場合にはカウントを継続して設定された回数までカウント可能なカウンタを有し、前記カウンタのカウント数が設定された前記回数まで連続一致しているか否かに対応した信号レベルを含む出力ラッチ信号を出力する第2判定回路と、前記ラッチ信号の信号レベルの変化に応じて、出力端子へ供給する出力信号の信号レベルを切り替える出力レジスタと、を備えることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、上述したセンサ装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、上述したセンサ装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検出判定結果の信頼性を損なうこと無く、回路占有面積を小面積化することができる。
以下、本発明の実施形態に係るセンサ装置及び当該センサ装置を備える半導体装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るセンサ装置及び半導体装置であるセンサ装置10及び半導体装置1の回路構成例を示すブロック図である。ここで、図1に示されるX軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する三次元直交座標系の各座標軸である。X-Y平面は半導体基板2の表面(図1における紙面手前側の面)に平行な面である。すなわち、半導体基板2の表面は、Z軸を法線ベクトルに持つ。
半導体装置1は、センサ装置10が半導体領域に形成された半導体基板2を備えている。半導体基板2には、第1の電源と接続される電源端子3と、第2の電源と接続される電源端子4と、が設けられている。
センサ装置10は、物理量を複数回にわたり連続して検出したことを判定することによって当該物理量の検出を判定する装置である。ここで、物理量を検出した旨をカウントする上限値として設定される回数を「N回」と規定する。なお、Nは2以上の自然数である。センサ装置10は、ホール素子20と、二値化回路30と、判定回路40と、判定回路50と、出力レジスタ90とを備えている。
センサ素子としてのホール素子20は、磁気センサ素子の一例である。図示されるホール素子20は、半導体基板2に対して垂直方向、すなわちZ方向に作用する磁束密度Bに応じた信号S01を出力する、いわゆる水平ホール素子である。
二値化回路30は、例えば、ローレベル(以下、「Lレベル」とする)と、ハイレベル(以下、「Hレベル」とする)とを含む検出結果信号としての信号S01を二値化した信号S02に変換する回路である。信号S02は、信号S01の信号レベルに応じた2個の信号レベル、具体的には、現在の極検出状態と磁束密度Bとが一致している状態であるか否かに対応した信号レベルを含んでいる。二値化回路30は、ホール素子20の出力端と接続される入力端と、信号S02を出力する出力端と、を有している。
第1判定回路としての判定回路40は、入力される信号S02に基づき、物理量としての磁束密度Bを検出した旨が今回とその直前回とで2回連続しているか否かを判定し、判定した結果に対応した信号レベルを含む信号S05を出力する回路である。判定回路40は、信号S02が供給される入力端40aと、クロック信号CLKが供給される入力端40bと、リセット信号RSTが供給される入力端40cと、初期化信号としての信号S05を出力する出力端40dとを有している。入力端40aは、二値化回路30の出力端と接続されている。
第2判定回路としての判定回路50は、信号S05に基づいて、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致しているか否かを判定した結果に対応した信号レベルを含む出力ラッチ信号としての信号S08を出力する回路である。判定回路50は、クロック信号CLKが供給される入力端50aと、出力端40dと接続される入力端50bと、カウンタ60と、連続一致判定回路70と、AND回路80と、信号S08を出力する出力端50cと、を有している。
カウンタ60は、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数を、設定された回数までカウント可能に構成されている。カウンタ60は、入力端50aと接続される入力端60aと、入力端50bと接続される入力端60bと、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数のカウント数を表す信号S06を出力する出力端60cとを含んでいる。信号S06は設定されるカウント数に応じたビット数を持つバイナリー信号である。
連続一致判定回路70は、出力端60cと接続される入力端70aと、一致判定フラグ信号としての信号S07を出力する出力端70bとを含んでいる。信号S07は、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致しているか否かの判定結果に対応した信号レベルを含んでいる。信号S07のLレベルは、例えば、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致していない状態に対応している。Hレベルは例えば、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致している状態に対応している。
連続一致判定回路70は、例えば、入力される信号S06に対して、予め設定される規則にしたがって、信号S07を出力するデコーダを有して構成される。連続一致判定回路70におけるデコーダでは、信号S06から把握される3ビット(000b)~(111b)の値と信号S07の信号レベルとが対応付けられている。連続一致判定回路70におけるデコーダは、信号S06から把握される値に対応する信号レベルを含む信号S07が出力されるように構成されている。
第1AND回路としてのAND回路80は、クロック信号CLKが供給される第1入力端80aと、出力端70bと接続される第2入力端80bと、出力端50cと接続される出力端80cとを含んでいる。
出力レジスタ90は、例えば、立ち上がりエッジ型のDフリップフロップ(以下、「D-FF」とする)回路を有して構成される。出力レジスタ90のD-FF回路は、第1入力端Dと、出力端80cと接続される第2入力端Cと、リセット信号RSTが供給されるリセット信号入力端Rと、正論理の信号を出力する第1出力端Qと、負論理の信号を出力する第2出力端QXと、を含んでいる。第1入力端Dは、第2出力端QX及び出力端子Toと接続されている。
続いて、判定回路40及びカウンタ60のより詳細な回路構成例について説明する。
図2は判定回路40の回路構成例を示すブロック図である。図3はカウンタ60の回路構成例を示すブロック図である。
図2は判定回路40の回路構成例を示すブロック図である。図3はカウンタ60の回路構成例を示すブロック図である。
判定回路40は、上述した入力端40a,40b,40c及び出力端40dに加え、さらに、例えば、立ち上がりエッジ型のD-FF回路41,43と、第1入力端45a、第2入力端45b及び出力端45cを含むNAND回路45とを有している。
第1フリップフロップ回路としてのD-FF回路41は、信号S02とクロック信号CLKとに基づいて、直近回の磁束密度Bの検出の判定結果と対応する2個の信号レベルを含む第1保持信号である信号S03を出力する回路である。第2フリップフロップ回路としてのD-FF回路43は、信号S03とクロック信号CLKとに基づいて、直近回の1回前(以下、単に「前回」とする)の磁束密度Bの検出の判定結果と対応する2個の信号レベルを含む第2保持信号である信号S04を出力する回路である。
ここで、信号S03は、例えば、直近回の磁束密度Bを検出していると判定していない判定結果に対応しているLレベルと、直近回の磁束密度Bを検出していると判定している判定結果に対応しているHレベルの信号レベルを含んでいる。信号S04は、例えば、前回の磁束密度Bを検出していると判定していない旨の判定結果に対応するLレベルと、前回の磁束密度Bを検出していると判定している旨の判定結果に対応するHレベルの信号レベルを含んでいる。
D-FF回路41及びD-FF回路43は、それぞれ、第1入力端Dと、第2入力端Cと、リセット信号入力端Rと、正論理の信号を出力する第1出力端Qと、負論理の信号を出力する第2出力端QXと、を含んでいる。
D-FF回路41において、第1入力端Dは入力端40aと接続されている。第2入力端Cは入力端40bと接続されている。リセット信号入力端Rは入力端40cと接続されている。第1フリップフロップ回路の出力端としての第1出力端Qは、D-FF回路43の第1入力端D及び第1入力端45aと接続されている。D-FF回路43において、第1入力端DはD-FF回路41の第1出力端Q及び第1入力端45aと接続されている。第2入力端Cは入力端40bと接続されている。リセット信号入力端Rは入力端40cと接続されている。第2フリップフロップ回路の出力端としての第1出力端Qは、第2入力端45bと接続されている。
NAND回路45において、第1入力端45aは、D-FF回路41の第1出力端Q及びD-FF回路43の第1入力端Dと接続されている。第2入力端45bは、D-FF回路43の第1出力端Qと接続されている。出力端45cは、出力端40dと接続されている。
カウンタ60は、上述した入力端60a,60b及び出力端60cに加え、さらに、例えば、3個の立ち下がりエッジ型のD-FF回路601~603を有し、3ビットのカウンタとして構成されている。すなわち、自然数kを用いて説明すれば、カウンタ60をkビットのカウンタとして構成する場合、カウンタ60は少なくともk個のフリップフロップ回路を有して構成される。
自然数kと物理量を検出した旨をカウントする上限値を表す自然数Nとの間には、次の式(1)の関係が成立する。
k=ceiling(log2N) ---(1)
ここで、ceiling(log2N)は、実数log2Nに対してlog2N以上の最小の整数を表す天井関数である。例えば、N=3,4の場合、k=2となる。また、N=5,6,7,8の場合、k=3となる。
k=ceiling(log2N) ---(1)
ここで、ceiling(log2N)は、実数log2Nに対してlog2N以上の最小の整数を表す天井関数である。例えば、N=3,4の場合、k=2となる。また、N=5,6,7,8の場合、k=3となる。
D-FF回路601~603は、それぞれ、第1入力端Dと、第2入力端CXと、リセット信号入力端Rと、正論理の信号を出力する第1出力端Qと、負論理の信号を出力する第2出力端QXと、を含んでいる。カウンタ60において、D-FF回路601は最小位から数えて1番目のビット、すなわち最小位ビット(LSB)に対応している。D-FF回路602は最小位から数えて2番目のビット、すなわち真ん中のビットに対応している。D-FF回路603は、最小位から数えて3番目のビット、すなわち最大位ビット(MSB)に対応している。
D-FF回路601の第1出力端Qは、最小位ビットの0,1に対応した信号レベルを含む信号S61を供給する信号線を介して出力端60cと接続されている。D-FF回路602の第1出力端Qは、最小位から数えて2番目のビットの0,1に対応した信号レベルを含む信号S62を供給する信号線を介して出力端60cと接続されている。D-FF回路603の第1出力端Qは、最大位ビットの0,1に対応した信号レベルを含む信号S63を供給する信号線を介して出力端60cと接続されている。
続いて、センサ装置10及び半導体装置1の特性、具体的には、磁束密度Bに対する信号S02の関係と、磁束密度Bに対する出力信号Soの関係について説明する。
図4(A)はセンサ装置10及び半導体装置1の磁束密度Bに対する信号S02の関係を示す関係図である。
ここで、図4(A)の横軸はS極を正方向として表した磁束密度Bである。すなわち、縦軸(B=0)に対して左側の負領域(B<0)がN極に対応し、右側の正領域(B>0)がS極に対応している。また、図4(A)に示される実線L1及び実線L2は、それぞれ、出力信号SoがLレベルの場合及びHレベルの場合、すなわちセンサ装置10のS極検出状態及びN極検出状態に対応している。さらに、BRP及びBOPは、それぞれ、復帰点及び動作点となる磁束密度である。本実施形態の説明では、復帰点及び動作点となる磁束密度を、それぞれ、復帰点BRP及び動作点BOPと呼称する。
ここで、図4(A)の横軸はS極を正方向として表した磁束密度Bである。すなわち、縦軸(B=0)に対して左側の負領域(B<0)がN極に対応し、右側の正領域(B>0)がS極に対応している。また、図4(A)に示される実線L1及び実線L2は、それぞれ、出力信号SoがLレベルの場合及びHレベルの場合、すなわちセンサ装置10のS極検出状態及びN極検出状態に対応している。さらに、BRP及びBOPは、それぞれ、復帰点及び動作点となる磁束密度である。本実施形態の説明では、復帰点及び動作点となる磁束密度を、それぞれ、復帰点BRP及び動作点BOPと呼称する。
図4(A)によれば、S極検出状態では、実線L1に示されるように、磁束密度Bが復帰点BRPよりも小さい場合、すなわち、磁束密度BがN極側に大きい場合、磁束密度Bの検出に対応するHレベルの信号S02が出力される。一方、磁束密度Bが復帰点BRP以上、すなわち磁束密度BがN極側に大きくない場合、磁束密度Bの非検出に対応するLレベルの信号S02が出力される。つまるところ、S極検出状態は、S極の反対極であるN極の強磁場の検出を待機する状態である。
また、N極検出状態では、実線L2に示されるように、磁束密度Bが動作点BOPよりも大きい場合、磁束密度Bの検出に対応するHレベルの信号S02が出力される。一方、磁束密度Bが動作点BOP以下の場合、磁束密度Bの非検出に対応するLレベルの信号S02が出力される。つまるところ、N極検出状態は、N極の反対極であるS極の強磁場の検出を待機する状態である。
図4(B)はセンサ装置10及び半導体装置1の磁束密度Bに対する出力信号Soの関係を示す関係図である。
図4(B)によれば、縦軸(B=0)に対して左側の負領域(B<0)がN極に対応し、右側の正領域(B>0)がS極に対応している。N極検出状態は、出力信号SoのHレベルに対応している。N極検出状態の間は、S極側(B>0)に位置する動作点BOPを超えない限り、出力信号SoのHレベル、すなわちN極検出状態が維持される。磁束密度Bが増加方向(図4(B)において右方向)に変化して動作点BOPを超えると、N極検出状態からS極検出状態へ遷移する。
一方、S極検出状態は、出力信号SoのLレベルに対応している。S極検出状態の間は、N極側(B<0)に位置する復帰点BRPを負側に超えない限り、出力信号SoのLレベル、すなわちS極検出状態が維持される。磁束密度Bが減少方向(図4(B)において左方向)に変化して復帰点BRPを負側に超えると、S極検出状態からN極検出状態へ遷移する。
次に、センサ装置10及び半導体装置1の動作について説明する。先ず、図1~図4を参照して、センサ装置10及び半導体装置1の動作概要について説明する。
半導体装置1は、電源端子3及び電源端子4が、それぞれ、第1電源及び第2電源に接続された状態で動作する。電源端子3からは第1電源電圧が供給される。電源端子4からは第2電源電圧が供給される。第1電源電圧及び第2電源電圧は、それぞれ、半導体装置1内の不図示の回路及びセンサ装置10に供給される。
半導体装置1は、電源端子3及び電源端子4が、それぞれ、第1電源及び第2電源に接続された状態で動作する。電源端子3からは第1電源電圧が供給される。電源端子4からは第2電源電圧が供給される。第1電源電圧及び第2電源電圧は、それぞれ、半導体装置1内の不図示の回路及びセンサ装置10に供給される。
センサ装置10は、N極側の強磁場(B<BRP)を検出するN極検出状態では、例えばHレベルの出力信号Soを出力し、S極側の強磁場(B>BOP)を検出するS極検出状態では、例えばLレベルの出力信号Soを出力するように構成されている。センサ装置10では、外部から作用する磁束密度Bに応じた信号S01がホール素子20から出力される。信号S01は二値化回路30によって二値化された信号S02に変換される。
信号S02に含まれる2つのレベルは、現在の極検出状態と磁束密度Bとが一致している状態であるか否かに対応している。例えば、Lレベルは現在の極検出状態と磁束密度Bとが一致している状態に対応する。Hレベルは現在の極検出状態と磁束密度Bとが不一致の状態に対応する。この例では、信号S02がLレベルからHレベルに遷移すると、現在の極検出状態に対して、反対極の強磁場の検出判定が開始される。
判定回路40には、信号S02、クロック信号CLK及びリセット信号RSTが、それぞれ、入力端40a、入力端40b及び入力端40cから供給される。判定回路40において、信号S02はD-FF回路41の第1入力端Dに供給される。クロック信号CLKは、D-FF回路41及びD-FF回路43の各第2入力端Cに供給される。リセット信号RSTは、D-FF回路41及びD-FF回路43の各リセット信号入力端Rに供給される。
D-FF回路41は、信号S02及びクロック信号CLKを受けて、第1出力端Qから信号S03を、D-FF回路43の第1入力端D及び第1入力端45aへ供給する。D-FF回路43は、信号S03及びクロック信号CLKを受けて、第1出力端Qから信号S04を、第2入力端45bへ供給する。すなわち、D-FF回路41は、信号S02を、タイミングを遅延させるシフトレジスタとして動作する。D-FF回路43は、信号S03を、タイミングを遅延させるシフトレジスタとして動作する。NAND回路45は、供給される信号S03,S04をNAND演算し、演算結果に対応した信号レベルを含む信号S05を、出力端45cから出力端40dに供給する。
信号S05は、信号S03,S04の各信号レベルがLレベルの場合にはHレベルの信号レベルを含み、その他の場合にはLレベルの信号レベルを含む。信号S05は、例えば、Hレベルが初期化実行に対応し、Lレベルが初期化非実行に対応している。信号S05は、出力端40dから入力端50bに供給される。すなわち、信号S05は、判定回路40から判定回路50に供給される。
判定回路50には、クロック信号CLK及び信号S05が、それぞれ、入力端50a及び入力端50bから供給される。判定回路50において、クロック信号CLK及び信号S05は、それぞれ、入力端60a及び入力端60bを介してカウンタ60に供給される。
カウンタ60において、クロック信号CLKは、D-FF回路601~603の各第2入力端CXに供給される。また、信号S05は、D-FF回路601~603の各リセット信号入力端Rに供給される。D-FF回路601~603は、クロック信号CLKの立ち下がり毎に、D-FF回路601~603の各第1出力端Qから各信号S61~S63を出力端60cに供給する。
D-FF回路601~603は、Hレベルの信号S05を受けるまで、すなわちLレベルの信号S05を受けている間は、カウントを継続する。一方、D-FF回路601~603は、Hレベルの信号S05を受けると、各D-FF回路601~603の値を初期化する。すなわち、カウンタ60のカウント数は0に戻る。D-FF回路601~603の各第1出力端Qから出力端60cへ供給される信号S61~S63は、1個のバイナリー信号である信号S06として出力端60cから入力端70aに供給される。すなわち、信号S06は、カウンタ60から連続一致判定回路70に供給される。
連続一致判定回路70は、入力端70aから供給される信号S06から把握される値に対応する信号レベルを含む信号S07を、出力端70bから第2入力端80bに供給する。すなわち、信号S07は、連続一致判定回路70からAND回路80に供給される。
AND回路80には、クロック信号CLK及び信号S07が、それぞれ、第1入力端80a及び第2入力端80bから供給される。AND回路80は、供給されるクロック信号CLK及び信号S07をAND演算し、演算結果に対応した信号レベルを含む信号S08を、出力端80cから出力端50cに供給する。
上述した信号S07の例によれば、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致していない状態がLレベルに対応しているので、信号S08のLレベルは、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致していないことを表している。一方、信号S08のHレベルは、磁束密度Bを検出した旨が2回連続している回数が設定された回数まで連続一致したことを表している。出力端50cに供給された信号S08は、出力端50cから出力レジスタ90、より詳細には、出力レジスタ90のD-FF回路の第2入力端Cに供給される。
出力レジスタ90は、供給される信号S08の信号レベルがHレベルの場合にトグル動作し、信号S08の信号レベルがLレベルの場合に現状を維持する。すなわち、出力レジスタ90は、信号S08の信号レベルがHレベルであって出力信号SoがLレベルであれば、出力信号SoをHレベルに遷移させ、信号S08の信号レベルがHレベルであって出力信号SoがHレベルであれば、出力信号SoをLレベルに遷移させる。出力信号SoのLレベル及びHレベルは、図4(B)に例示されるように、それぞれ、S極検出状態及びN極検出状態に対応している。
続いて、センサ装置10及び半導体装置1の動作タイミングについて説明する。
図5は、センサ装置10及び半導体装置1におけるタイミング図である。図5のタイミング図は、横軸をt=0から始まる時間として共通軸に持つ13個のグラフを有している。図5に含まれる13個のグラフについて、縦軸は、上から順に、磁束密度B、リセット信号RST、信号S02、クロック信号CLK、信号S03、信号S04、信号S05、信号S61、信号S62、信号S63、信号S07、信号S08及び出力信号Soを表している。
図5は、センサ装置10及び半導体装置1におけるタイミング図である。図5のタイミング図は、横軸をt=0から始まる時間として共通軸に持つ13個のグラフを有している。図5に含まれる13個のグラフについて、縦軸は、上から順に、磁束密度B、リセット信号RST、信号S02、クロック信号CLK、信号S03、信号S04、信号S05、信号S61、信号S62、信号S63、信号S07、信号S08及び出力信号Soを表している。
ここで、説明に先立ち、t=0における値を初期値と呼称する。また、磁束密度Bが動作点BOPを上に超えてから実際にS極検出状態に遷移するまでの時間及び磁束密度Bが復帰点BRPを下に超えてから実際にS極検出状態に遷移するまでの時間を「遅延時間tD」と呼称する。さらに、時間tの関数である磁束密度Bを図5では「B(t)」と表記する。図5に示されるように、時間tの推移に伴って磁束密度Bが変化する場合を例にして、ホール素子20、二値化回路30、判定回路40、判定回路50及び出力レジスタ90の動作及び動作タイミングを説明する。
出力信号Soの初期値は、Hレベルなので、センサ装置10はN極検出状態である。また、磁束密度Bの初期値は、N極側の弱磁場(BRP<B<0)である。リセット信号RST、信号S02、クロック信号CLK、信号S03、信号S04、信号S05、信号S61、信号S62、信号S63、信号S07及び信号S08の各初期値は、それぞれ、Hレベル、Lレベル、Hレベル、Lレベル、Lレベル、Hレベル、Lレベル、Lレベル、Lレベル、Lレベル及びLレベルである。
t=0から時間が経過すると、t=t1に到達する前に、リセット信号RSTがHレベルからLレベルに遷移し、立ち下がり時において、D-FF回路41,43及び出力レジスタ90が有するD-FF回路のリセットが解除される。
磁束密度Bが、負領域(N極側)から正領域(S極側)へ向かって増加を継続し、t=1において、磁束密度Bは動作点BOPを超える。磁束密度Bが動作点BOPを上に超えると、その直後のクロック信号CLKの立ち下がり時であるt=t2において、信号S02はLレベルからHレベルへ遷移する。信号S02がHレベルに遷移すると、直後のクロック信号CLKの立ち上がり時であるt=t3において、信号S03がLレベルからHレベルに遷移する。すなわち、判定回路40における2回連続検出の判定が開始される。
信号S02がHレベルのまま信号S03がHレベルに遷移すると、直後のクロック信号CLKの立ち上がり時であるt=t4において、信号S04がLレベルからHレベルに遷移する。また、t=t4において、信号S03及び信号S04が共にHレベルなので、信号S05はHレベルからLレベルに遷移する。すなわち、判定回路40から判定回路50にLレベルの信号S05が供給される。
信号S05がLレベルに遷移すると、直後のクロック信号CLKの立ち下がり時であるt=t5において、カウンタ60、すなわちD-FF回路601~603によるカウントが開始される。具体的には、t=t5のクロック信号CLKの立ち下がり時に、D-FF回路601は、1に対応する信号レベルの信号S61を出力する。D-FF回路602は、0に対応する信号S62を出力する。D-FF回路603は、0に対応する信号S63を出力する。すなわち、信号S05がLレベルのまま、クロック信号CLKがカウンタ60に入力されると、カウンタ60はクロック信号CLKの立ち下がりの度にカウント数が増加していく。
t=t6のクロック信号CLKが立ち下がり時に、1に対応する信号レベルの信号S61、1に対応する信号レベルの信号S62、及び1に対応する信号レベルの信号S63が、各D-FF回路601,602,603から出力される。すなわち、カウンタ60はカウント値7に対応する(111b)の信号レベルを含む信号S06が出力される。信号S06が(111b)の信号レベルを含むことは、磁束密度BがS極側の強磁場(B>BOP)を検出した旨の判定回数が8回に到達したことを表している。また、t=t6において、信号S07は、LレベルからHレベルに遷移する。
t=t6の直後にクロック信号CLKが立ち上がるt=t7において、信号S08がLレベルからHレベルに遷移するとともに、出力信号SoがHレベルからLレベルに遷移する。すなわち、センサ装置10はN極検出状態からS極検出状態に遷移する。センサ装置10の極検出状態が遷移した直後のクロック信号CLKが立ち下がり時であるt=t8において、信号S02はHレベルからLレベルに遷移する。また、t=t8において、信号S03,S04は何れもHレベルが維持されているので、信号S05はLレベルが維持されている。信号S05はLレベルが維持されているので、カウンタ60のカウント動作は継続されて、各々の信号S61,S62,S63は、何れも1に対応する信号レベルから0に対応する信号レベルに遷移する。さらに、t=t8において、信号S08はHレベルからLレベルに遷移する。
t=t8の直後にクロック信号CLKが立ち上がるt=t9において、信号S03はHレベルからLレベルに遷移する。一方、信号S04はHレベルを維持している。信号S03がLレベルに遷移すると、信号S03,S04のNAND演算結果がHになるため、信号S05はLレベルからHレベルに遷移する。信号S05がHレベルに遷移すると、D-FF回路601~603は初期化される。
t=t9のクロック信号CLK立ち上がり時に続くクロック信号CLKが立ち上がり時であるt=t10において、信号S04はHレベルからLレベルに遷移する。信号S04がLレベルに遷移すると、信号S03,S04のNAND演算結果はHを維持するため、信号S05はLレベルを維持する。
t=t10の後に、磁束密度Bが正領域(S極側)に位置する動作点BOPを超えている状態から低下していく。そして、t=t11において、磁束密度Bの負領域(N極側)に位置する復帰点BRPを上から下に超える。t=t11以降の磁束密度Bは、復帰点BRPの下側、すなわちN極検出側で推移している。
磁束密度Bが復帰点BRPを下に超えた直後のクロック信号CLKの立ち下がり時であるt=t12において、信号S02はLレベルからHレベルへ遷移する。t=t12以降t=t16以前の動作は、上述したt=t2以降t=t6以前の動作と同様である。但し、t=t16における信号S06は、磁束密度BがN極側の強磁場(B<BRP)を検出した旨の判定回数が8回に到達したことを表している。t=t16の直後にクロック信号CLKが立ち上がるt=t17おいて、信号S08がLレベルからHレベルに遷移するとともに、出力信号SoがLレベルからHレベルに遷移する。すなわち、センサ装置10はS極検出状態からN極検出状態に遷移する。t=t18以降t=t20以前の動作は、上述したt=t8以降t=t10以前の動作と同様である。
以上、本実施形態に係る発明によれば、N回の一致判定をするためのレジスタの構成が、第1段階の判定をする第1判定回路及び第2段階の判定をする第2判定回路を備えて構成されている。第1段階の判定は物理量の検出状態が2回連続して一致しているか否かの判定である。第2段階の判定は物理量の検出状態が2回連続して一致している回数が設定された回数まで連続一致しているか否かの判定である。したがって、N回が2の乗数回、すなわち、自然数mを用いて、N=2m回で表せる場合、2+m個のフリップフロップ回路でN回の一致判定をするためのレジスタを構成することができる。
一方、上述した従来装置では、N回の一致判定をするためのレジスタを、N-1個のフリップフロップ回路を用いて構成することができる。ここで、m=3の場合を例に挙げて、本実施形態に係る発明と従来装置とを比べる。m=3、すなわちN=23=8の場合、従来装置では、7(=8-1)個のフリップフロップ回路が必要となる。これに対し、本実施形態に係る発明では、5(=3+2)個のフリップフロップ回路を用いて構成することができる。このように、本実施形態に係る発明によれば、少なくとも一致判定の回数を維持しつつ一致判定に必要となる回路数を低減できる。したがって、本実施形態に係る発明によれば、検出判定結果の信頼性を損なうこと無く、回路占有面積を小面積化することができる。
本実施形態に係る発明によれば、従来装置と比べて、一致判定の回数である自然数Nが大きくなるほど、回路占有面積の小面積化の効果は顕著になる。m=4,5の場合を例に挙げて説明すれば、m=4の場合、すなわち、N=24=16の場合、従来装置では、15(=16-1)個のフリップフロップ回路が必要となる。一方、本実施形態に係る発明では6(=4+2)個のフリップフロップ回路を用いて構成することができる。m=5の場合、すなわち、N=25=32の場合、従来装置では、31(=32-1)個のフリップフロップ回路が必要となる。一方、本実施形態に係る発明では7(=5+2)個のフリップフロップ回路を用いて構成することができる。
本実施形態に係る発明によれば、従来装置と同じ個数のフリップフロップ回路を用いて構成する場合、従来装置よりも判定回数を多くすることができる。例えば、7個のフリップフロップ回路を用いてセンサ装置10を構成する場合、N=32までに増加させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では、上述した実施例以外にも様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、追加、置き換え又は変更することができる。
例えば、NAND回路45又はAND回路80等の本実施形態に係るセンサ装置及び半導体装置に適用される論理回路は、入力信号に対する出力信号、すなわち論理演算結果が異ならない限り、例示の構成に限定されない。すなわち、本実施形態に係るセンサ装置及び半導体装置に適用される論理回路は、論理演算結果が異ならない限り、その内部の構成を問わない。
上述した実施形態において、連続一致判定回路70は、デコーダを有して構成される例を説明したが、この例に限定されない。2以上の自然数Nが2の乗数、すなわち、自然数mを用いて、N=2mで表せる場合、連続一致判定回路70は、m個の入力端を含む、第2AND回路としてのAND回路を有して構成されていてもよい。
AND回路はデコーダに比べて簡素に構成できるため、デコーダの代わりにAND回路を有する連続一致判定回路70は、デコーダを有する連続一致判定回路70よりも、小面積に構成することができる。また、N=2mが成立する場合、自然数Nは、m個のフリップフロップ回路でカウント可能な最大値となるので、同じ面積のカウンタ60がカウント可能な回数を最大化することができる。
上述した実施形態において、水平ホール素子を含む半導体装置を説明したが、センサ素子は、水平ホール素子又は磁気センサに限定されない。本実施形態において、センサ素子は、水平ホール素子に限定されず、例えばX方向等のXY平面に対して平行方向の磁束密度Bに応じた信号S01を出力する垂直ホール素子(縦型ホール素子)でもよい。また、センサ素子は、ホール素子に限定されず、例えば、磁気抵抗(MR)素子、磁気インピーダンス(MI)素子、フラックスゲート型センサ等のホール素子以外の磁気センサ素子を含んで構成されていてもよい。さらに、センサ素子は、例えば、温度、湿度、圧力、紫外線、可視光線、赤外線等の光、放射線等の磁気以外の物理量を検出可能な各種センサ素子でもよい。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 半導体装置
2 半導体基板
10 センサ装置
20 ホール素子(センサ素子)
30 2値化回路
40 判定回路(第1判定回路)
40a 入力端
40d 出力端
41 第1フリップフロップ回路
43 第2フリップフロップ回路
50 判定回路(第2判定回路)
60 カウンタ
601~603 D-FF回路(フリップフロップ回路)
70 連続一致判定回路(デコーダ、第2AND回路)
70a 入力端
70b 出力端
80 AND回路(第1AND回路)
80a 第1入力端
80b 第2入力端
80c 出力端
90 出力レジスタ
2 半導体基板
10 センサ装置
20 ホール素子(センサ素子)
30 2値化回路
40 判定回路(第1判定回路)
40a 入力端
40d 出力端
41 第1フリップフロップ回路
43 第2フリップフロップ回路
50 判定回路(第2判定回路)
60 カウンタ
601~603 D-FF回路(フリップフロップ回路)
70 連続一致判定回路(デコーダ、第2AND回路)
70a 入力端
70b 出力端
80 AND回路(第1AND回路)
80a 第1入力端
80b 第2入力端
80c 出力端
90 出力レジスタ
Claims (7)
- 物理量を複数回にわたり連続して検出したことをもって当該物理量の検出を判定するセンサ装置であって、
前記物理量の検出結果を表す検出結果信号を出力するセンサ素子と、
前記検出結果信号の信号レベルに応じて、前記物理量を検出した旨が今回とその直前回とで2回連続しているか否かを判定し、判定した結果に対応した信号レベルを含む初期化信号を出力する第1判定回路と、
前記初期化信号が、前記物理量を検出した旨が前記2回連続していない旨を表す場合にはカウント数を初期化する一方、前記物理量を検出した旨が前記2回連続している旨を表す場合にはカウントを継続して設定された回数までカウント可能なカウンタを有し、前記カウンタのカウント数が設定された前記回数まで連続一致しているか否かに対応した信号レベルを含む出力ラッチ信号を出力する第2判定回路と、
前記ラッチ信号の信号レベルの変化に応じて、出力端子へ供給する出力信号の信号レベルを切り替える出力レジスタと、
を備えることを特徴とするセンサ装置。 - 前記第1判定回路は、
前記検出結果信号の信号レベルに応じて2値化された信号が供給される入力端と、
前記初期化信号を出力する出力端と、
前記第1判定回路の入力端と接続される第1入力端と、クロック信号が供給される第2入力端と、自己の第1入力端及び第2入力端に供給される信号の信号レベルに応じた信号レベルを含む信号を出力する出力端とを含む第1フリップフロップ回路と、
前記第1フリップフロップ回路の前記出力端と接続される第1入力端と、クロック信号が供給される第2入力端と、自己の第1入力端及び第2入力端に供給される信号の信号レベルに応じた信号レベルを含む信号を出力する出力端とを含む第2フリップフロップ回路と、
前記第1フリップフロップ回路の出力端及び前記2フリップフロップ回路の第1入力端と接続される第1入力端と、前記第2フリップフロップ回路の出力端と接続される第2入力端と、前記第1判定回路の出力端と接続される出力端とを含むNAND回路と、
を有する請求項1に記載のセンサ装置。 - 前記第2判定回路は、
前記出力レジスタと接続される出力端子と、
前記2回連続して一致している回数をカウントしたカウント数を表す信号を出力する出力端を含む前記カウンタと、
前記カウンタの出力端と接続される入力端と、前記カウント数に基づいて設定された前記回数まで連続一致しているか否かの判定結果に対応した信号レベルを含む一致判定フラグ信号を出力する出力端とを含む連続一致判定回路と、
クロック信号が供給される第1入力端と、前記連続一致判定回路の出力端と接続される第2入力端と、前記第2判定回路の出力端子と接続される出力端とを含み、供給される前記一致判定フラグ信号と前記クロック信号とをAND演算した結果に対応した信号レベルを含む信号を前記出力ラッチ信号として前記出力端から前記第2判定回路の出力端子へ供給する第1AND回路と、
を有する請求項1又は請求項2に記載のセンサ装置。 - 前記連続一致判定回路は、前記一致判定フラグ信号の信号レベルと前記カウント数を表す信号から把握される前記カウント数とが対応付けられており、当該対応付けにしたがって前記カウント数に対応する信号レベルを含む前記ラッチ信号を出力するデコーダを有する請求項3に記載のセンサ装置。
- 前記複数回が2以上の2の乗数回である場合、
前記連続一致判定回路は、前記カウンタの出力端と接続され、前記カウンタのビット数と同数個の入力端と、各入力端に供給される信号をAND演算して出力する出力端とを含む第2AND回路を有する請求項3に記載のセンサ装置。 - 前記カウンタは、少なくともk個のフリップフロップ回路を有し、
前記kが自然数、Nが前記複数回の回数を表す自然数である場合、
前記kは、実数log2Nに対してlog2N以上の最小の整数を表す天井関数ceiling(log2N)を用いて、
k=ceiling(log2N)
で表される請求項1から5の何れか一項に記載のセンサ装置。 - 請求項1から6の何れか一項に記載のセンサ装置が形成された半導体基板を備える半導体装置。
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