JP2023138083A - 作業機械 - Google Patents

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宏明 田中
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Abstract

【課題】チルトバケットを備えた作業機に対してマシンコントロール制御を行う際に、掘削動作中においてチルトシリンダがストロークエンド付近に達した状態でも目標面への干渉を回避することができる作業機械を提供すること。【解決手段】作業機の先端に設けられた被駆動部材であって、作業機に対する左右方向に回動駆動するための油圧アクチュエータであるチルトシリンダを備えたバケットと、バケットの予め定めた目標面と対向する部位の左右角度が目標面に一致するように、かつ、バケットが目標面上または目標面の上方の領域内に位置するように操作信号を出力するか補正する領域制限制御を行う制御装置とを備え、制御装置は、領域制限制御を行う際に、チルトシリンダがストロークエンドに達した状態でのバケットの傾斜角よりも目標面の傾斜角が大きくなると、バケットを目標面から遠ざけるように制御する。【選択図】 図10

Description

本発明は、作業機械に関する。
作業機械の1つである油圧ショベルには、オペレータの掘削操作を補助する制御システムが備えられることがある。具体的には、操作装置を介して掘削操作(例えば、アームクラウドの指示)が入力された場合に、目標面と作業機の先端(例えば、バケットの先端)との位置関係に基づいて、作業機(フロント作業機とも言う)の先端の位置が目標面上及びその上方の領域内に保持されるように、作業機を駆動するブームシリンダ、アームシリンダ及びバケットシリンダのうち少なくともブームシリンダを強制的に動作させる制御(例えば、ブームシリンダを伸ばして強制的にブーム上げ動作を行う制御)や、目標面上で作業機の先端が停止するように、ブームシリンダやバケットシリンダ、バケットがチルト方式の場合チルトシリンダを停止させる停止制御などを行う制御システムがある。
このような作業機の先端が動き得る領域を制限する制御システムの利用により、掘削面の仕上げ作業や法面の成形作業が容易になる。以下では、この種の制御を「領域制限制御」または「整地制御」と称することがある。そして、操作装置が操作されている間に、所定のアクチュエータを予め定めた条件に従って動作させる制御信号を演算し、その制御信号に基づいてそのアクチュエータを制御する制御一般のことを「マシンコントロール(MC:Machine Control)」または「(オペレータ操作に対する)介入制御」と称することがある。
チルトバケットのマシンコントロール(MC)システムに関する従来技術としては、目標面とバケットが平行となるようにバケットの目標チルト角や目標バケット角を決定し、チルトシリンダやバケットシリンダを制御するものが知られている。
このようなマシンコントロールシステムとして、例えば、特許文献1には、アームと、バケット軸及び前記バケット軸と直交するチルト軸のそれぞれを中心に前記アームに対して回転可能なバケットとを含む作業機を備える建設機械の制御システムであって、掘削対象の目標形状を示す目標施工地形と前記バケットの特定部位とが平行となるように、前記チルト軸を中心とする前記バケットの前記特定部位の角度を示すチルト角度を決定する角度決定部と、前記角度決定部で決定された前記チルト角度に基づいて、前記チルト軸を中心に前記バケットを回転されるチルトシリンダを制御する作業機制御部と、を備える建設機械の制御システムが開示されている。
国際公開第2018/030220号
しかしながら、上記従来技術においては、チルトシリンダがストロークエンドに達し、更にバケット付近の目標面の傾斜が更に大きい場合、次のような問題点がある。すなわち、上記のような場合においては、目標チルト角としてストロークエンドに達した傾斜角よりも大きいチルト角を算出してチルトシリンダを制御しようとするが、ストロークエンドに達していることでチルト角はそれ以上に回転することができない。そして、この状態において、目標面を掘り過ぎないようにブーム上げ補正でバケット位置を上昇して回避しようとした場合、バケット刃先位置情報を取得してからの補正では間に合わず、そのチルト角より傾斜のある目標面に対してバケットが干渉する恐れがある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、チルトバケットを備えた作業機に対してマシンコントロール制御を行う際に、掘削動作中においてチルトシリンダがストロークエンド付近に達した状態でも目標面への干渉を回避することができる作業機械を提供することを目的とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、下部走行体と、前記下部走行体に対して旋回可能に設けられた上部旋回体と、前記上部旋回体に取り付けられ、回動可能に連結された複数の被駆動部材からなる多関節型の作業機と、操作信号に基づいて前記複数の被駆動部材をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータと、前記作業機の先端に設けられた被駆動部材であって、前記作業機に対する回動軸に垂直なチルト回動軸を中心に左右方向に回動駆動するための油圧アクチュエータであるチルトシリンダを備えたバケットと、前記作業機の姿勢に関する情報である姿勢情報を検出する姿勢情報検出装置と、前記姿勢情報検出装置で検出された姿勢情報に基づいて、前記バケットの予め定めた目標面と対向する部位の左右角度が前記目標面に一致するように、かつ、前記バケットが前記目標面上または前記目標面の上方の領域内に位置するように、前記複数の油圧アクチュエータの少なくとも1つに前記操作信号を出力するか、又は前記複数の油圧アクチュエータの少なくとも1つに出力された前記操作信号を補正する領域制限制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記バケットが前記目標面上を移動するように前記領域制限制御を行う際に、前記チルトシリンダがストロークエンドに達した状態での前記バケットの前記目標面と対向する一辺の左右方向の傾斜角よりも前記目標面の傾斜角が大きくなると、前記バケットを前記目標面から遠ざけるように制御するものとする。
本発明によれば、チルトバケットを備えた作業機に対してマシンコントロール制御を行う際に、掘削動作中においてチルトシリンダがストロークエンド付近に達した状態でも目標面への干渉を回避することができる。
作業機械の一例である油圧ショベルの外観を概略的に示す側面図である。 油圧駆動装置をコントローラとともに抜き出して示す図である。 フロント制御用油圧ユニットの詳細を関連構成とともに示す図である。 油圧ショベルにおける基準座標系を示す図であり、XY座標系を示す側面図である。 油圧ショベルにおける基準座標系を示す図であり、YZ座標系を示す背面図である。 油圧ショベルのマシンガイダンス及びマシンコントロールを行う制御システムを構成するコントローラのハードウェア構成図であり、コントローラを関連構成とともに抜き出して概略的に示す図である。 表示装置の表示画面の一例を示す図である。 コントローラの処理内容を示す機能ブロック図である。 目標速度演算部の処理機能の詳細を関連機能とともに抜き出して示す図である。 掘削回避動作判定処理の処理内容を示すフローチャートである。 現在姿勢におけるバケット位置と一定距離だけ掘削方向に進んだ場合の予測姿勢におけるバケット位置の一例を目標面とともに示す図である。 図11におけるA矢視とB矢視とを比較して示す図である。 掘削方向に進むにつれて、運転室内から見た目標面の断面方向の傾斜が大きくなる場合の一例を示す図である。 常掘削動作モードの各状態におけるバケット先端の速度ベクトルを示す図である。 目標面に対するバケットのチルト動作の例を示す図である。 目標面に対するバケットのチルト動作の例を示す図である。 チルト角偏差とチルト目標速度との関係を示す図である。 現在姿勢におけるバケット位置と一定距離だけ掘削方向に進んだ場合の予測姿勢におけるバケット位置の一例を目標面とともに示す図である。 図18におけるB矢視を示す図である。 目標軌跡補正の様子を示す図である。 現在姿勢におけるバケット位置から予測姿勢におけるバケット位置まで掘削方向に進む場合の補正目標軌跡を示す図である。 図21におけるB矢視を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態においては、作業機械として、チルト機構を有するバケットを設置した作業機を備える油圧ショベルを示して説明するが、チルトバケットを有する作業機を備えた他の作業機械においても本発明を適用することが可能である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る作業機械の一例である油圧ショベルの外観を概略的に示す側面図である。また、図2は、油圧駆動装置をコントローラとともに抜き出して示す図であり、図3は、フロント制御用油圧ユニットの詳細を関連構成とともに示す図である。
図1において、油圧ショベル100は、多関節型の作業機1A(フロント作業機と称することがある)と、車体1Bとで構成されている。車体1Bは、左右の走行油圧モータ3a,3b(図1では、油圧モータ3aのみを図示)により走行する下部走行体11と、下部走行体11の上に取り付けられ、旋回油圧モータ4により下部走行体11に対して旋回する上部旋回体12とからなる。
作業機1Aは、垂直方向にそれぞれ回動する複数の被駆動部材(ブーム8,アーム9、バケット10及びチルト機構17)を連結して構成されている。
ブーム8の基端は上部旋回体12の前部においてブームピンを介して回動可能に支持されている。ブーム8の先端にはアームピンを介してアーム9が回動可能に連結されており、アーム9の先端にはバケットピンを介してチルト機構17およびバケット10が回動可能に連結されている。バケット(チルトバケット)10は、アーム9に対するチルト機構17の回動軸に垂直なチルト回動軸を中心に左右方向に回動可能に連結されている。
ブーム8はブームシリンダ5によって駆動され、アーム9はアームシリンダ6によって駆動され、バケット10はバケットシリンダ7によって駆動され、チルト機構17はチルトシリンダ14によって駆動される。
ブーム8、アーム9、バケット10、チルト機構17の回動角度α,β,γ,Ψ(後の図4、図5を参照)を測定可能なように,ブームピンにブーム角度センサ30、アームピンにアーム角度センサ31、バケットリンク13にバケット角度センサ32、チルト機構にチルト角度センサ34が取付けられ、上部旋回体12には基準面(例えば、水平面)に対する上部旋回体12(車体1B)の傾斜角θ,Φ(後の図4、図5を参照)を検出する車体傾斜角センサ33が取付けられている。なお、角度センサ30,31,32,34はそれぞれ基準面に対する角度センサ(例えば、慣性計測装置(IMU: Inertial Measurement Unit)など)に代替可能である。
図2及び図3に示すように、上部旋回体12に設けられた運転室12a内には、走行右レバー23aを有し走行右油圧モータ3a(下部走行体11)を操作するための操作装置47aと、走行左レバー23bを有し走行左油圧モータ3b(下部走行体11)を操作するための操作装置47bと、操作右レバー1aを共有しブームシリンダ5(ブーム8)及びバケットシリンダ7(バケット10)を操作するための操作装置45a,46aと、操作左レバー1bを共有しアームシリンダ6(アーム9)及び旋回油圧モータ4(上部旋回体12)を操作するための操作装置45b,46bとチルト機構17操作するための操作ペダル1cが設置されている。以下では、走行右レバー23a、走行左レバー23b、操作右レバー1a、操作左レバー1b、及び、操作ペダル1cをまとめて操作レバー1,23と称することがある。
上部旋回体12に搭載された原動機であるエンジン18は、油圧ポンプ2とパイロットポンプ49とを駆動する。油圧ポンプ2は、レギュレータ2aによって容量が制御される可変容量型ポンプであり、パイロットポンプ49は、固定容量型ポンプである。本実施の形態においては、パイロットライン143,144,145,146,147,148,149の途中にシャトルブロック162が設けられている。操作装置45,46,47,48から出力された油圧信号がシャトルブロック162を介してレギュレータ2aにも入力される。シャトルブロック162の詳細構成は省略するが、シャトルブロック162では入力された油圧信号の最大値が選択されてレギュレータ2aに入力されており、油圧ポンプ2の吐出流量が当該油圧信号に応じて制御される。
パイロットポンプ49の吐出配管であるポンプライン170は、ロック弁39を通った後、複数に分岐して操作装置45,46,47,48,フロント制御用油圧ユニット160内の各弁に接続している。ロック弁39は、本実施の形態では電磁切換弁を例示しており、その電磁駆動部は上部旋回体12の運転室に配置されたゲートロックレバー(不図示)の位置検出器と電気的に接続している。ゲートロックレバーのポジションは位置検出器で検出され、その位置検出器からロック弁39に対してゲートロックレバーのポジションに応じた信号が入力される。ゲートロックレバーのポジションがロック位置にあればロック弁39が閉じてポンプライン170が遮断され、ロック解除位置にあればロック弁39が開いてポンプライン170が開通する。つまり,ポンプライン170が遮断された状態では操作装置45,46,47,48による操作が無効化され、旋回、掘削等の動作が禁止される。
操作装置45,46,47,48は、油圧パイロット方式であり、パイロットポンプ49から吐出される圧油をもとに、それぞれオペレータにより操作される操作レバー1,23の操作量(例えば、レバーストローク)と操作方向に応じたパイロット圧(操作圧と称することがある)を発生する。このように発生したパイロット圧は、コントロールバルブユニット内の対応する流量制御弁15a~15gの油圧駆動部150a~156bにパイロットライン143a~149bを介して供給され、これら流量制御弁15a~15gを駆動する制御信号として利用される。
油圧ポンプ2から吐出された圧油は、流量制御弁15a,15b,15c,15d,15e,15f,15gを介して走行右油圧モータ3a、走行左油圧モータ3b、旋回油圧モータ4、ブームシリンダ5、アームシリンダ6、バケットシリンダ7、チルトシリンダ14に供給される。供給された圧油によってブームシリンダ5、アームシリンダ6、バケットシリンダ7、チルトシリンダ14が伸縮することで、ブーム8、アーム9、バケット10がそれぞれ回動し、バケット10の位置及び姿勢が変化する。また、供給された圧油によって旋回油圧モータ4が回転することで、下部走行体11に対して上部旋回体12が旋回する。そして、供給された圧油によって走行右油圧モータ3a、走行左油圧モータ3bが回転することで、下部走行体11が走行する。
図4及び図5は、油圧ショベルにおける基準座標系を示す図であり、図4はXY座標系を示す側面図、図5はYZ座標系を示す背面図である。
図4及び図5に示すように、作業機1Aの姿勢は油圧ショベル100の基準座標系(以降、ショベル基準座標系と称する)に基づいて定義できる。ショベル基準座標系は、上部旋回体12に設定された座標であり、ブーム8の基底部を原点とし、上部旋回体12における鉛直方向にZ軸、水平方向にX軸、Y軸が設定されている。X軸に対するブーム8の傾斜角をブーム角α、ブームに対するアーム9の傾斜角をアーム角β、アームに対するバケット先端の傾斜角をバケット角γとし、Y軸に対するバケットの傾斜角をチルト角ψとした。水平面(基準面)に対する車体1B(上部旋回体12)の前後傾斜角を傾斜角θとし左右傾斜角をΦとした。
ブーム角αはブーム角度センサ30により、アーム角βはアーム角度センサ31により、バケット角γはバケット角度センサ32により、チルト角ψはチルト角度センサ34により、傾斜角θ,Φは車体傾斜角センサ33により検出される。ブーム角αは、ブーム8を最大(最高)まで上げたとき(ブームシリンダ5が上げ方向のストロークエンドのとき、つまりブームシリンダ長が最長のとき)に最大となり、ブーム8を最小(最低)まで下げたとき(ブームシリンダ5が下げ方向のストロークエンドのとき、つまりブームシリンダ長が最短のとき)に最小となる。アーム角βは、アームシリンダ長が最短のときに最小となり、アームシリンダ長が最長のときに最大となる。バケット角γは、バケットシリンダ長が最短のときに最小となり、バケットシリンダ長が最長のときに最大となる。このとき、ブーム8、アーム9、バケット10、チルト機構17各部寸法と、各角度センサの出力によりバケット先端、および後端の中央、および左右端の(X,Y,Z)座標を演算する事ができる。
また、油圧ショベル100は、図4にも示すように、上部旋回体12に一対のGNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナ16A,16Bを備えている。GNSSアンテナ16からの情報に基づき、グローバル座標系における油圧ショベル100の位置、バケット10の先端位置および後端位置を算出することができる。
図6は、油圧ショベルのマシンガイダンス(MG:Machine Guidance)及びマシンコントロール(MC:Machine Control)を行う制御システムを構成するコントローラのハードウェア構成図であり、コントローラを関連構成とともに抜き出して概略的に示す図である。
本実施の形態に係る制御システムでは、操作装置45a,45b,46a,48の少なくとも1つが操作されたときに予め定めた条件に従って作業機1Aを動作させるMCが実行される。MCにおける油圧アクチュエータ5,6,7,14の制御は、該当する流量制御弁15a,15b,15c,15gに制御信号(例えば、ブームシリンダ5を伸ばして強制的にブーム上げ動作を行う)を強制的に出力することで行われる。マシンコントロールシステムで実行されるMCとしては、フロント操作をする際に実行される「整地制御(領域制限制御)」と、ブーム下げやチルト停止をする際に実行される「停止制御」とが含まれる。
整地制御(領域制限制御)は、所定の目標面700(後の図7参照)上またはその上方に作業機1Aが位置するように油圧アクチュエータ5,6,7,14のうち少なくとも1つを制御するMCである。例えば、アーム操作によってバケット先端部が目標面700に沿って移動するように、目標面700に垂直な方向のバケット先端(作業機1Aの先端)の速度ベクトルがゼロになるようにブーム上げ速度又はブーム下げ速度を出力する。他には、アーム操作中にバケットのチルト角度が目標面700の左右角度に一致するように、チルト回転速度の増減を行う。
停止制御は、目標面700よりも下方にバケット先端部(例えば、バケット先端)が侵入しないようブーム下げ動作やチルト動作を停止するMCであり、目標面700とバケット先端部との距離が近づくにつれブーム下げ速度、チルト回転速度を減速する。
また、本システムでの作業機1AのMGとしては、例えば、後の図7に示すように、目標面700と作業機1A(例えば、バケット10)の位置関係を表示装置57に表示する処理が行われる。
なお、本実施の形態では、MC時の作業機1Aの制御点を油圧ショベル100のバケット10の先端(作業機1Aの先端)に設定しているが、制御点は作業機1Aの先端部分の点であればバケット先端以外にも変更可能である。例えば、バケット10の底面やバケットリンク13の最外部を制御点として選択可能であり、目標面700から最も距離の近いバケット10上の点を適宜制御点として採用しても良い。
姿勢情報検出装置50は、ブーム角度センサ30、アーム角度センサ31、バケット角度センサ32、車体傾斜角センサ33、チルト角度センサ34から構成される。これらの角度センサ30,31,32,33,34は、作業機1Aおよび、上部旋回体12の姿勢センサとして機能している。
目標面設定装置51は、目標面700に関する情報(複数もしくは単数の目標面の位置情報や傾斜角度情報を含む)を入力可能なインターフェースである。目標面設定装置51は、グローバル座標系(絶対座標系)上に規定された目標面の3次元データを格納した外部端末(図示せず)と接続されている。なお、目標面設定装置51を介した目標面の入力は、オペレータが手動で行っても良い。
オペレータ操作検出装置52aは、オペレータによる操作レバー1a,1b,1c(操作装置45a,45b,46a、48)の操作によってパイロットライン143,144,145,146に生じる操作圧(第1制御信号)を取得する圧力センサ70a,70b,71a,71b,72a,72b,73a,73bから構成される。すなわち、作業機1Aに係る油圧シリンダ5,6,7,14に対する操作を検出している。
図7は、表示装置の表示画面の一例を示す図である。
図7に示すように、表示装置57は、目標面700と作業機1A(例えば、バケット10)の位置関係を表示するためのタッチパネル式の液晶モニタであり、運転室内に設置されている。表示装置57の表示画面には、目標面700とバケット10の位置関係が車体をY軸方向と、X軸方向から見た方向から表示されており、目標面700とバケット10の先端までの距離が目標面距離として表示されている。
図3に示すように、フロント制御用油圧ユニット160は、ブーム8用の操作装置45aのパイロットライン144a,144bに設けられ、操作レバー1aの操作量としてパイロット圧(第1制御信号)を検出する圧力センサ70a,70bと、一次ポート側がポンプライン170を介してパイロットポンプ49に接続されパイロットポンプ49からのパイロット圧を減圧して出力する電磁比例弁54aと、ブーム8用の操作装置45aのパイロットライン144aと電磁比例弁54aの二次ポート側に接続され、パイロットライン144a内のパイロット圧と電磁比例弁54aから出力される制御圧(第2制御信号)の高圧側を選択し、流量制御弁15aの油圧駆動部150aに導くシャトル弁82aと、ブーム8用の操作装置45aのパイロットライン144bに設置され、コントローラ40からの制御信号を基にパイロットライン144b内のパイロット圧(第1制御信号)を低減して出力する電磁比例弁54bとを備えている。
また、フロント制御用油圧ユニット160は、アーム9用のパイロットライン145a,145bに設けられ、操作レバー1bの操作量としてパイロット圧(第1制御信号)を検出してコントローラ40に出力する圧力センサ71a,71bと、パイロットライン145bに設置され、コントローラ40からの制御信号を基にパイロット圧(第1制御信号)を低減して出力する電磁比例弁55bと、パイロットライン145aに設置され、コントローラ40からの制御信号を基にパイロットライン145a内のパイロット圧(第1制御信号)を低減して出力する電磁比例弁55aとを備えている。
また、フロント制御用油圧ユニット160は、バケット10用のパイロットライン146a,146bに設けられ、操作レバー1aの操作量としてパイロット圧(第1制御信号)を検出してコントローラ40に出力する圧力センサ72a,72bと、コントローラ40からの制御信号を基にパイロット圧(第1制御信号)を低減して出力する電磁比例弁56a,56bと、一次ポート側がパイロットポンプ49に接続されパイロットポンプ49からのパイロット圧を減圧して出力する電磁比例弁56c,56dと、パイロットライン146a,146b内のパイロット圧と電磁比例弁56c,56dから出力される制御圧の高圧側を選択し、流量制御弁15cの油圧駆動部152a,152bに導くシャトル弁83a,83bとを備えている。
また、フロント制御用油圧ユニット160は、チルト機構17用のパイロットライン143a,143bに設けられ、操作ペダル1cの操作量としてパイロット圧(第1制御信号)を検出してコントローラ40に出力する圧力センサ73a,73bと、コントローラ40からの制御信号を基にパイロット圧(第1制御信号)を低減して出力する電磁比例弁53a,53bと、一次ポート側がパイロットポンプ49に接続されパイロットポンプ49からのパイロット圧を減圧して出力する電磁比例弁53c,53dと、パイロットライン143a,143b内のパイロット圧と電磁比例弁56c,56dから出力される制御圧の高圧側を選択し、流量制御弁15gの油圧駆動部156a,156bに導くシャトル弁84a,84bとを備えている。なお、図3においては、圧力センサ70,71,72,73とコントローラ40との接続線を紙面の都合上省略している。
電磁比例弁53a,53b,54b,55a,55b,56a,56bは、非通電時には開度が最大であり、コントローラ40からの制御信号である電流を増大させるほど開度は小さくなる。一方、電磁比例弁53c,53d,54a,56c,56dは、非通電時には開度が0(ゼロ)であり、通電時には開度を有し、コントローラ40からの電流(制御信号)を増大させるほど開度は大きくなる。このように各電磁比例弁53,54,55,56の開度はコントローラ40からの制御信号に応じたものとなる。
以上のように構成されたフロント制御用油圧ユニット160において、コントローラ40から制御信号を出力して電磁比例弁53c,53d,54a,56c,56dを駆動すると、対応する操作装置45a,46a,48のオペレータ操作が無い場合にもパイロット圧(第2制御信号)を発生できるので、ブーム上げ動作、バケットクラウド動作、バケットダンプ動作、チルト右回転動作、チルト左回転動作を強制的に発生することができる。また、これと同様にコントローラ40により電磁比例弁53a,53b,54b,55a,55b,56a,56bを駆動すると、操作装置45a,45b,46a,48のオペレータ操作により発生したパイロット圧(第1制御信号)を減じたパイロット圧(第2制御信号)を発生することができ、ブーム下げ動作、アームクラウド/ダンプ動作、バケットクラウド/ダンプ動作、チルト右回転/左回転の速度をオペレータ操作の値から強制的に低減することができる。
本実施の形態においては、流量制御弁15a~15c,15gに対する制御信号のうち、操作装置45a,45b,46a,48の操作によって発生したパイロット圧を「第1制御信号」と称する。また、流量制御弁15a~15c,15gに対する制御信号のうち、コントローラ40で電磁比例弁53a,53b,54b,55a,55b,56a,56bを駆動して第1制御信号を補正(低減)して生成したパイロット圧と、コントローラ40で電磁比例弁53c,53d,54a,56c,56dを駆動して第1制御信号とは別に新たに生成したパイロット圧を「第2制御信号」と称する。
第2制御信号は、第1制御信号によって発生される作業機1Aの制御点の速度が所定の条件に反するときに生成され、当該所定の条件に反しない作業機1Aの制御点の速度を発生させる制御信号として生成される。なお、同一の流量制御弁15a~15c,15gにおける一方の油圧駆動部に対して第1制御信号が生成され、他方の油圧駆動部に対して第2制御信号が生成される場合は、第2制御信号を優先的に油圧駆動部に作用させるものとし、第1制御信号を電磁比例弁で遮断することで第2制御信号を当該他方の油圧駆動部に入力する。したがって、流量制御弁15a~15c,15gのうち第2制御信号が演算されたものについては第2制御信号を基に制御され、第2制御信号が演算されなかったものについては第1制御信号を基に制御され、第1及び第2制御信号の双方が発生しなかったものについては制御(駆動)されないことになる。以上のように第1制御信号と第2制御信号を定義すると、MCは、第2制御信号に基づく流量制御弁15a~15c,15gの制御ということもできる。
図6において、コントローラ40は、入力インターフェース91と、プロセッサである中央演算装置(CPU)92と、記憶装置であるリードオンリーメモリ(ROM)93及びランダムアクセスメモリ(RAM)94と、出力インターフェース95とを有している。
入力インターフェース91には、姿勢情報検出装置50である角度センサ30~32,34及び車体傾斜角センサ33からの信号と、目標面700を設定するための装置である目標面設定装置51からの信号と、GNSSアンテナ16からの信号と、オペレータ操作検出装置52aである圧力センサ70a,70b,71a,71b,72a,72b,73a,73bからの信号が入力されており、CPU92が演算可能な形式に変換する。
ROM93は、後述する処理を含めMC及びMGを実行するための制御プログラムと、当該処理の実行に必要な各種情報等が記憶された記録媒体であり、CPU92は、ROM93に記憶された制御プログラムに従って入力インターフェース91及びROM93、RAM94から取り入れた信号に対して所定の演算処理を行う。出力インターフェース95は、CPU92での演算結果に応じた出力用の信号を作成し、その信号を表示装置57や電磁比例弁54,55,56に出力することで、表示装置57の表示や作業機1Aの動作を制御することができる。
なお、図6のコントローラ40は、記憶装置としてROM93及びRAM94という半導体メモリを備えているが、記憶装置であれば特に代替可能であり、例えばハードディスクドライブ等の磁気記憶装置を備えても良い。
図8は、コントローラの処理内容を示す機能ブロック図である。
図8に示すように、コントローラ40は、操作量演算部43aと、姿勢演算部43bと、目標面演算部43cと、目標速度演算部43dと、掘削回避判定部43eと、フロントMC速度演算部43fと、チルトMC速度演算部43gと、目標パイロット圧演算部43hと、バルブ指令演算部43iと、表示制御部374aとを有している。なお、目標パイロット圧演算部43hとバルブ指令演算部43iとをまとめてアクチュエータ制御部81と称する。
操作量演算部43aは、オペレータ操作検出装置52aからの入力に基づいて、操作装置45a,45b,46a,48(操作レバー1a,1b,1c)の操作量を算出する。圧力センサ70,71,72,73の検出値から操作装置45a,45b,46a,48の操作量が算出できる。図8中に示した圧力センサ70aの検出値からはブーム上げの操作量、圧力センサ70bの検出値からはブーム下げの操作量、圧力センサ71aの検出値からはアームクラウド(アーム引き)の操作量、圧力センサ71bの検出値からはアームダンプ(アーム押し)の操作量、圧力センサ72aの検出値からはバケットクラウド(バケット引き)の操作量、圧力センサ72bの検出値からはバケットダンプ(バケット押し)の操作量、圧力センサ73aの検出値からはチルト左回転の操作量、圧力センサ73bの検出値からはチルト右回転の操作量が算出される。このように圧力センサ70,71,72,73の検出値から変換された操作量は目標速度演算部43dに出力される。
なお、圧力センサ70,71,72,73による操作量の算出方法は一例であり、例えば、各操作装置45a,45b,46a,48の操作レバーの回転変位を検出する位置センサ(例えば、ロータリーエンコーダ)で当該操作レバーの操作量を検出するように構成しても良い。また、操作量から動作速度を算出する構成に代えて、各油圧シリンダ5,6,7,14の伸縮量を検出するストロークセンサを取り付け、検出した伸縮量の時間変化を基に各シリンダの動作速度を算出するように構成しても良い。
姿勢演算部43bは、姿勢情報検出装置50からの情報に基づいて、ローカル座標系(ショベル基準座標)における作業機1Aの姿勢と、バケット10の先端の位置を演算する。姿勢演算部43bでは、バケット10の先端中央位置(Xtc,Ytc,Ztc)、先端右端位置(XtR,YtR,ZtR)、先端左端位置(XtL,YtL,ZtL)、後端中央位置(Xbc,Ybc,Zbc)、後端右端位置(XbR,YbR,ZbR)、後端左端位置(XbL,YbL,ZbL)を演算する。
また、姿勢演算部43bは、グローバル座標系における作業機1Aの姿勢と、バケット10の先端の位置とが必要な場合には、GNSSアンテナ16の信号から上部旋回体12のグローバル座標系における位置と姿勢を算出してローカル座標系における座標をグローバル座標に変換する。
目標面演算部43cは、目標面設定装置51からの情報に基づいて、目標面700の位置情報を演算し、RAM94内に記憶する。本実施の形態では、図7に示すように、3次元の目標面を作業機1Aが移動する平面(作業機の動作平面)で切断した断面形状を目標面700(2次元の目標面)として利用する。
目標速度演算部43dは、掘削動作か回避動作か判定し、フロントMC速度を決定する整地制御(領域制限制御)、停止制御、チルトMC制御時の各油圧シリンダ5,6,7,14の目標速度(制限速度)を演算する。
図9は、目標速度演算部の処理機能の詳細を関連機能とともに抜き出して示す図である。
掘削回避判定部43eは、操作量演算部43a、姿勢演算部43b、目標面演算部43cから取得した操作量情報、姿勢情報、目標面情報を基に通常の掘削動作を行うか、目標面に干渉しないように回避動作を行うかを判定する演算部である。ここで、通常の掘削動作とは、チルトシリンダ14が可動な状態でバケット線が目標面に追従して目標面通りに掘削を行える動作を意味する。
図10は、掘削回避動作判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
図10において、掘削回避判定部43eはまず、フロント操作圧Pi(すなわち、ブーム8、アーム9、バケット10に係る操作圧)が0.7MPaよりも大きいか否かを判定する(ステップS100)。
ステップS100での判定結果がNOの場合、すなわち、フロント操作圧Piが0.7MPa以下である場合には、掘削動作を行っておらず、バケット10が目標面に干渉しないと見なし、フロントMC速度演算部43fとチルトMC速度演算部43gに、通常掘削動作モード(後述)の指令を出力し(ステップS101)、掘削回避動作判定処理を繰り返す。
また、ステップS100での判定結果がYESの場合、すなわち、フロント操作圧Piが0.7MPaよりも大きい場合には、掘削動作を行っていると見なし、フロントが掘削している方向の距離Lだけ先の区間までの予測地点での目標面の傾斜が、チルトシリンダ14がストロークエンド時のバケットチルト角よりも大きいか否かを判定する(ステップS110)。
ステップS110の処理では、予めストロークエンド時に測定したチルト角の値を設定値とし、この設定値と目標面の傾斜とを比較することで判定を行っている。また、距離Lだけ先までの区間の予測位置p1,p2,・・・,pn(nは正の整数)の姿勢の演算は、例えば、バケット10の刃先が現在の位置から間隔lで距離Lまでのそれぞれの位置にあると仮定し、仮定した位置情報から姿勢を逆算することでブーム8、アーム9、バケット10の姿勢(チルト姿勢を含む)が算出される。チルト姿勢については、チルトシリンダ14のストロークエンド時に測定した設定値を上限値として演算する。
ステップS110での判定結果がNOの場合、すなわち、掘削方向の距離L先区間までの予測地点p1,p2,・・・,pn(nは正の整数)で目標面の傾斜がバケットチルト角以下であれば、バケット10が目標面に干渉しないと見なし、フロントMC速度演算部43fとチルトMC速度演算部43gに、通常掘削動作モード(後述)の指令を出力し(ステップS101)、掘削回避動作判定処理を繰り返す。
また、ステップS110での判定結果がYESの場合、すなわち、掘削方向の距離L先区間までの予測地点p1,p2,・・・,pn(nは正の整数)で目標面の傾斜がバケットチルト角よりも大きければバケットが目標面に干渉すると見なし、フロントMC速度演算部43fとチルトMC速度演算部43gに、回避動作モード(後述)の指令を出力し(ステップS120)、掘削回避動作判定処理を繰り返す。
ここで、掘削回避動作判定処理における動作例について説明する。
図11は、現在姿勢におけるバケット位置と一定距離だけ掘削方向に進んだ場合の予測姿勢におけるバケット位置の一例を目標面とともに示す図である。また、図12は、図11におけるA矢視とB矢視とを比較して示す図である。
図11においては、左側から右側に向かう方向を掘削方向とし、奥側に向かって目標面が立ち上がり、また、右側に行くにしたがって目標面の傾斜(立ち上がり角度)が大きくなる様子を示している。すなわち、図12に示すように、図11におけるA矢視よりもB矢視の方が目標面の傾斜が大きくなっている。
図11に示す掘削回避動作判定処理では、地点a(現在位置)と、地点aから掘削方向に距離Lだけ先に進んだ場合を仮定する地点b(pn:予測位置)でのフロントを定義して、間隔lでの各地点p1,p2,・・・,pn(nは正の整数)の爪先位置およびフロント姿勢を演算する場合を例示する。
図12に示す図11のA矢視、すなわち、運転室12a内から見た地点a(現在位置)では、ストロークエンドのチルト角よりも目標面の傾斜は大きくなってはいない様子を示しており、バケット10の爪先(爪先を形成する一辺)は目標面と一致するようにMC制御が可能である。
一方、図12に示す図11のB矢視、すなわち、運転室12a内から見た地点b(予測位置)では、ストロークエンドのチルト角よりも目標面の傾斜が大きくなっており、回避動作を行わない場合には、バケット10の一部が目標面に干渉する(目標面よりも下方に侵入する)ことが予測される。これは、掘削回避動作判定処理(図10)のステップS110において、掘削方向の距離Lまでの位置にチルトシリンダ14のストロークエンドの角度よりも大きい傾斜がある場合に相当する。すなわち、この場合には、図10の掘削回避判定処理では回避動作モードの指令を出力する。ここで、距離Lとしては、ストロークエンド時のチルト角より大きい傾斜角がある目標面の地点を検知して回避動作する時に徐々に回避できるような長さ(例えば、1m)を設定する。また間隔lは、より細かくフロント姿勢と目標面の傾斜の情報を取得できるような間隔(例えば、0.1m)を設定する。
図13は、掘削方向に進むにつれて、運転室内から見た目標面の断面方向の傾斜が大きくなる場合の一例を示す図である。
図13においては、法面S(目標面)に正対して作業機1Aを伸ばしている位置(現在位置)から、左旋回しながらアーム引き操作を行って左斜め手前方向(掘削方向)への切り下げを行う場合を例示している。この場合、法面Sに対して旋回することで、バケット10に対する目標面(法面S)の傾斜が大きくなるように変化し、さらに引き操作を行うことで法面Sの傾斜次第ではバケット10が目標面に干渉することが考えられる。
本実施の形態における掘削回避判定処理(図10)では、掘削動作に際してバケット10が目標面と干渉することが予測される場合に回避動作モードに遷移して(図10のステップS120)、バケット10が目標面に干渉しない方向、すなわち、バケット10を目標面から遠ざける方向に作業機1Aを制御する。ただし、回避動作モードでもフロント操作が0.7MPa未満の場合、操作が入力されないため、目標面から遠ざける制御は停止される。また、回避動作モードに遷移してバケット10を目標面から遠ざける方向に作業機1Aを制御する際、バケット10を目標面から遠ざけるように制御する旨を、例えば、表示装置57への表示や図示しないブザーの鳴動によってオペレータに報知する。
ここで、通常掘削動作モード(図10のステップS101参照)におけるMC制御と、回避動作モード(図10のステップS120参照)におけるMC処理とについてそれぞれ詳述する。
(通常掘削動作モードでのMC制御)
通常掘削動作モードでのフロントMC速度演算部43fとチルトMC速度演算部43gの演算処理について説明する。
図14は、常掘削動作モードの各状態におけるバケット先端の速度ベクトルを示す図である。
通常掘削動作モードでは、フロントMC速度演算部43fは、操作量演算部43aから操作装置45a,45b,46aの操作量を入力して各油圧シリンダ5,6,7の目標速度を計算する。また、各油圧シリンダ5,6,7の目標速度と、姿勢演算部43bで求めたバケットの先端および後端位置と、ROM93に記憶されている作業機1Aの各部寸法とからバケット先端および後端の目標速度ベクトルVcを求める。
図14に示すように、バケット先端と目標面700との距離(目標面距離)H1がゼロに近づくにつれて、バケット先端の目標速度ベクトルVcにおける目標面700に垂直な成分Vcyがゼロになるように油圧シリンダ5,6,7のうち必要な油圧シリンダの目標速度を補正してバケット先端の速度ベクトルをVcaに変換する制御(方向変換制御)を行う。目標面距離H1がゼロのときの速度ベクトルVcaは目標面700に平行な成分Vcxのみになる。これにより、目標面700上またはその上方にバケット10の先端(制御点)が位置するように保持される。
ブーム上げ/下げとアームクラウドの組み合わせで方向変換制御を行うようにMC制御が設計されている場合には、速度ベクトルVcが目標面700へ接近する方向の成分を含むとき(すなわち、目標面700に対する垂直方向のベクトル成分Vcyが負のとき)は、フロントMC速度演算部43fは、その成分を打ち消すようなブーム上げ方向のブームシリンダ5の目標速度を演算する。また、速度ベクトルVcが目標面700から離れる方向の成分を含むとき(すなわち目標面700に対する垂直方向のベクトル成分Vcyが正のとき)は、その成分を打ち消すようブーム下げ方向のブームシリンダ5の目標速度を演算する。また、ブーム上げ、ブーム下げの電磁弁や構造体の応答遅れを加味して、アームクラウド操作直後はアームクラウドの目標速度の増加率を制限して出力するようにする。
また、ブーム上げ/下げとアームダンプの組合せで方向変換制御を行うようにMC制御が設計されている場合には、速度ベクトルVcが目標面700へ接近する方向の成分を含むときは、フロントMC速度演算部43fはその成分を打ち消すようなブーム上げ方向のブームシリンダ5の目標速度を演算する。また、速度ベクトルVcが目標面700から離れる方向の成分を含むときは、その成分を打ち消すようブーム下げ方向のブームシリンダ5の目標速度を演算する。また、ブーム上げ、ブーム下げの電磁弁や構造体の応答遅れを加味して、アームダンプ操作直後はアームクラウドの目標速度の増加率を制限して出力するようにする。また、掘削開始時のバケット姿勢を一定に保持するためにバケットシリンダ7の目標速度を演算する。以降では、バケット姿勢を一定に保持しながらMC制御を行うものとする。
続いて、チルトMC速度演算部43gの演算について説明する。
チルトMC速度演算部43gの目標チルト角演算部43g-1では、バケット10のチルト角を目標面のロール角度に一致させるためのチルト目標速度を演算する。
図15及び図16は、目標面に対するバケットのチルト動作の例を示す図である。また、図17は、チルト角偏差とチルト目標速度との関係を示す図である。
図15及び図16においては、運転席側から見て時計回り方向を正方向、反時計回り方向を負方向としてバケット10のチルト動作を説明する。
図15及び図16に示すように、バケット刃先の線分からチルト角目標地形(目標面)までの角度偏差となるチルト角度偏差ΔTiltに応じてチルト角の目標速度を演算する。図17に示すように、チルト角度偏差ΔTiltが負の方向(反時計回り方向)に大きい程、バケット10の左方向のチルト回転速度が大きくなるように目標速度が大きくなる(図15参照)。また、チルト角度偏差ΔTiltが正の方向に大きい程、バケット10の右方向の回転速度が大きくなるように目標速度が大きくなる(図16参照)。
このようにして、バケットのチルト角度が目標面の角度に一致するようになり、手動でのチルト角の調整が不要となるため、作業効率が向上する。
また、この目標速度は、チルト角目標面に対するバケットの距離が大きいほど、大きいゲインを乗算するようししてもよいし、目標地形に対するバケットの距離がある閾値以下とならないと、常に大きい速度が出力されるようにしてもよい。この目標面に対するバケットの距離によってチルト目標速度を補正する事で、バケットのチルト角度を目標面の角度に一致させる制御をどの程度目標面の近くから有効とするのかを調整することができる。
図9に示したチルトMC速度演算部43gでは、目標チルト角演算部43g-1から算出したチルト目標速度から実際にチルトPi圧増圧弁を指令するには、フロント操作が入力されている事を条件としている。これは、空中で非操作しているときにチルトバケットが勝手に動作しないようにするためで、アーム引き/押し、旋回操作などで均し操作を行っているときや、ブーム上げ、下げ、バケット引き/押し操作で位置合わせを行っているときに自動でバケットがチルト停止角地形に合わせてチルト動作することを想定しているためである。
なお、図9においては、チルトMC速度演算部43g-4において、フロント操作による指令速度0mm/sでチルト目標速度への切替を行っているが、フロント操作の最大値に応じて指令速度が0mm/sから増加するのにしたがって徐々にチルト目標速度へ滑らかに移行するようにしてもよい。
以上のような構成により、フロント操作時に目標面の角度にチルト角を一致させることできる。
(回避動作モードでのMC制御)
掘削回避判定部43eから回避動作モードの指令が出力された場合の、フロントMC速度演算部43fとチルトMC速度演算部43gの演算処理について説明する。ここでは、現在の地点a(現在姿勢)から掘削方向に距離Lだけ先の地点b(予測姿勢)の目標面の傾斜がチルトシリンダ14のストロークエンド時のチルト角より大きいとする。
図18は、現在姿勢におけるバケット位置と一定距離だけ掘削方向に進んだ場合の予測姿勢におけるバケット位置の一例を目標面とともに示す図であり、図19は図18におけるB矢視を示す図である。また、図20は、目標軌跡補正の様子を示す図である。
図18においては、左側から右側に向かう方向を掘削方向とし、奥側に向かって目標面が立ち上がり、また、右側に行くにしたがって目標面の傾斜(立ち上がり角度)が大きくなる様子を示している。
図18及び図19に示すように、フロントMC速度演算部43fでは、掘削回避判定部43eで演算された地点bでの予測姿勢によるチルト角と目標面角の比較し、目標面角がチルトシリンダ14のストロークエンドでの角度より大きく、バケットが目標面に干渉する時のバケット潜り量dを算出する。
続いて、図20に示すように、潜り量dの分だけバケット刃先位置を上昇させ、地点bでの目標バケット位置を決定する。
図21は、現在姿勢におけるバケット位置から予測姿勢におけるバケット位置まで掘削方向に進む場合の補正目標軌跡を示す図である。また、図22は、図21におけるB矢視を示す図である。
図21及び図22に示すように、では地点bでバケットの一端が目標面に接するように地点aから地点bまでの補正目標軌跡を算出し、目標の軌跡を補正する。図21では、地点aから地点bまでの最短距離となる直線を補正目標軌跡として算出する場合を例示している。演算した補正目標軌跡に追従するように、フロントの各シリンダの補正目標速度を通常掘削動作モードと同様に演算する。
チルトMC速度演算部43gでは、回避動作中において、チルトシリンダ14がストロークエンドに達するまでは、バケット10の爪先辺の角度が目標面の角度に一致するようにチルト角の調整を行い、それ以上チルト角を大きくすることができないストロークエンドに達すると、チルト角がストロークエンド時の角度に固定となるように目標チルト角速度を0(ゼロ)とするように指令を出す。
以上のように構成した本実施の形態における効果を説明する。
従来技術においては、チルトシリンダがストロークエンドに達し、更にバケット付近の目標面の傾斜が更に大きい場合、次のような問題点がある。すなわち、上記のような場合においては、目標チルト角としてストロークエンドに達した傾斜角よりも大きいチルト角を算出してチルトシリンダを制御しようとするが、ストロークエンドに達していることでチルト角はそれ以上に回転することができない。そして、この状態において、目標面を掘り過ぎないようにブーム上げ補正でバケット位置を上昇して回避しようとした場合、バケット刃先位置情報を取得してからの補正では間に合わず、そのチルト角より傾斜のある目標面に対してバケットが干渉する恐れがある。
これに対して本実施の形態においては、下部走行体と、下部走行体に対して旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に取り付けられ、回動可能に連結された複数の被駆動部材からなる多関節型の作業機と、操作信号に基づいて複数の被駆動部材をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータと、作業機の先端に設けられた被駆動部材であって、作業機に対する回動軸に垂直なチルト回動軸を中心に左右方向に回動駆動するための油圧アクチュエータであるチルトシリンダを備えたバケットと、作業機の姿勢に関する情報である姿勢情報を検出する姿勢情報検出装置と、姿勢情報検出装置で検出された姿勢情報に基づいて、バケットの予め定めた目標面と対向する部位の左右角度が目標面に一致するように、かつ、バケットが目標面上または目標面の上方の領域内に位置するように、複数の油圧アクチュエータの少なくとも1つに操作信号を出力するか、又は複数の油圧アクチュエータの少なくとも1つに出力された操作信号を補正する領域制限制御を行う制御装置とを備え、制御装置は、バケットの制御点が目標面上を移動するように領域制限制御を行う際に、チルトシリンダがストロークエンドに達した状態でのバケットの目標面と対向する一辺の左右方向の傾斜角よりも目標面の傾斜角が大きくなると、バケットを目標面から遠ざけるように制御するように構成したので、掘削動作中においてチルトシリンダがストロークエンド付近に達した状態でも目標面への干渉を回避することができる。
<第1の実施の形態の変形例>
本発明の第1の実施の形態における変形例について説明する。
第1の実施の形態においては、目標面へのバケット10の接触(侵入)を回避する回避動作において、ブーム上げによる回避動作を例示して説明したが、本変形例では、旋回による回避動作を行う場合を示すものである。
本変形例では、第1の実施の形態における油圧駆動装置において(図2参照)、旋回油圧モータ4を操作するための操作装置46bとシャトル弁の間に旋回制御用油圧ユニットを接続し、電磁比例弁で制御を行うように構成することにより、旋回による回避動作が可能である。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1の実施の形態のようなブーム上げによる回避動作と本変形例のような旋回による回避動作との両方の機能を有し、回避に必要なバケット10の補正量をブーム上げによる回避動作と旋回による回避動作とで比較して、移動量(補正量)が少ない方を回避動作として選択するように構成してもよい。
<第1の実施の形態の他の変形例>
第1の実施の形態およびその変形例においては、油圧による操作Pi圧の増圧や減圧によってチルト動作の制御を行っているが、電気レバーの操作に伴う電気信号の増減によってチルト動作の制御を行うように構成してもよい。
<付記>
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例や組み合わせが含まれる。また、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1…操作レバー、1A…作業機、1B…車体、1c…操作ペダル、2…油圧ポンプ、2a…レギュレータ、3…走行油圧モータ、4…旋回油圧モータ、5…ブームシリンダ、6…アームシリンダ、7…バケットシリンダ、8…ブーム、9…アーム、10…バケット(チルトバケット)、11…下部走行体、12…上部旋回体、12a…運転室、13…バケットリンク、14…チルトシリンダ、15…流量制御弁、16…GNSSアンテナ、17…チルト機構、18…エンジン、23…操作レバー、30…ブーム角度センサ、31…アーム角度センサ、32…バケット角度センサ、33…車体傾斜角センサ、34…チルト角度センサ、39…ロック弁、40…コントローラ(制御装置)、43a…操作量演算部、43b…姿勢演算部、43c…目標面演算部、43d…目標速度演算部、43e…掘削回避判定部、43f…フロントMC速度演算部、43g…チルトMC速度演算部、43g-1…目標チルト角演算部、43g-4…チルトMC速度演算部、43h…目標パイロット圧演算部、43i…バルブ指令演算部、45,46,47,48…操作装置、49…パイロットポンプ、50…姿勢情報検出装置、51…目標面設定装置、52a…オペレータ操作検出装置、53,54,55,56…電磁比例弁、57…表示装置、70,71,72,73…圧力センサ、81…アクチュエータ制御部、82a…シャトル弁、83…シャトル弁、91…入力インターフェース、92…中央演算装置(CPU)、93…リードオンリーメモリ(ROM)、94…ランダムアクセスメモリ(RAM)、95…出力インターフェース、100…油圧ショベル、143,144,145,146,147,148…パイロットライン、149b…パイロットライン、150a…油圧駆動部、152a,152b…油圧駆動部、156a,156b…油圧駆動部、159…パイロットライン、160…フロント制御用油圧ユニット、162…シャトルブロック、170…ポンプライン、374a…表示制御部、700…目標面

Claims (5)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に対して旋回可能に設けられた上部旋回体と、
    前記上部旋回体に取り付けられ、回動可能に連結された複数の被駆動部材からなる多関節型の作業機と、
    操作信号に基づいて前記複数の被駆動部材をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータと、
    前記作業機の先端に設けられた被駆動部材であって、前記作業機に対する回動軸に垂直なチルト回動軸を中心に左右方向に回動駆動するための油圧アクチュエータであるチルトシリンダを備えたバケットと、
    前記作業機の姿勢に関する情報である姿勢情報を検出する姿勢情報検出装置と、
    前記姿勢情報検出装置で検出された姿勢情報に基づいて、前記バケットの予め定めた目標面と対向する部位の左右角度が前記目標面に一致するように、かつ、前記バケットが前記目標面上または前記目標面の上方の領域内に位置するように、前記複数の油圧アクチュエータの少なくとも1つに前記操作信号を出力するか、又は前記複数の油圧アクチュエータの少なくとも1つに出力された前記操作信号を補正する領域制限制御を行う制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記バケットの制御が前記目標面上を移動するように前記領域制限制御を行う際に、前記チルトシリンダがストロークエンドに達した状態での前記バケットの前記目標面と対向する一辺の左右方向の傾斜角よりも前記目標面の傾斜角が大きくなると、前記バケットを前記目標面から遠ざけるように制御することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1記載の作業機械において、
    前記制御装置は、前記バケットの制御点が前記目標面上を移動するように前記領域制限制御を行う際に、前記チルトシリンダがストロークエンドに達した状態での前記バケットの前記目標面と対向する一辺の左右方向の傾斜角よりも前記目標面の傾斜角が大きくなると、前記バケットの制御点が前記目標面上に位置する際の前記バケットの前記目標面への潜り量の分だけ前記バケットを前記目標面から遠ざけることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2記載の作業機械において、
    前記制御装置は、前記バケットの制御点が前記目標面上を移動するように前記領域制限制御を行う際に、前記チルトシリンダがストロークエンドに達した状態での前記バケットの前記目標面と対向する一辺の左右方向の傾斜角よりも前記目標面の傾斜角が大きくなると、前記バケットの制御点が前記目標面上に位置する際の前記バケットの前記目標面への潜り量の分だけ前記バケットの目標軌跡を補正することを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1記載の作業機械において、
    前記制御装置は、オペレータによる操作装置の操作で生成される前記操作信号が入力され、前記バケットの制御点が前記目標面上を移動するように前記領域制限制御を行う際に、前記チルトシリンダがストロークエンドに達した状態での前記バケットの前記目標面と対向する一辺の左右方向の傾斜角よりも前記目標面の傾斜角が大きくなると、前記バケットを前記目標面から遠ざけるように制御し、前記操作信号が入力されない場合には前記バケットを前記目標面から遠ざける制御を停止することを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1記載の作業機械において、
    前記制御装置は、前記バケットを前記目標面から遠ざけるように制御する際に、その旨をオペレータに報知することを特徴とする作業機械。
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