JP2023134255A - 椅子 - Google Patents

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弘志 早乙女
Hiroshi Saotome
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Abstract

【課題】座体が使用姿勢にあるときの着座者の衣服の挟み込みを防止でき、かつ、外観を良好にすることができる椅子を提供する。【解決手段】椅子は座体3と脚体2を備える。脚体は、座体を使用姿勢と収納姿勢とに切り換え可能とされる。脚体は、椅子幅方向に離間した各一対の前脚21と後脚22を有する。椅子幅方向の一側の前後脚対と椅子幅方向の他側の前後脚対は、椅子幅方向に延出する横連結杆24によって連結される。座体は、枠状フレームと膨出梁を備える。枠状フレームは、前部支持杆、後部支持杆、及び、左右の側部支持杆を有する。膨出梁は、前部支持杆と後部支持杆とに連結され、かつ、一対の側部支持杆よりも椅子幅方向内側領域に配置されるとともに、前後方向の中間領域が、座面の着座側と逆側に向かって膨出する。膨出梁は、座板が使用姿勢の状態で、膨出した部分が横連結杆の上面に当接する。【選択図】図1

Description

本発明は、座体の跳ね上げが可能な椅子に関するものである。
不使用時に収納スペースをよりコンパクトにするために、座体を脚体に対して跳ね上げ可能にした椅子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の椅子は、着座者が着座する座体と、座体の後部を椅子幅方向に沿う軸線回りに回動可能に支持する脚体と、を備えている。座体は、椅子幅方向に沿う軸心を中心とした回動により、座板を、座面が上方を向く使用姿勢と、座面が後方を向く収納姿勢とに切り換え可能とされている。脚体は、椅子幅方向に離間して配置される一対の前脚と、前脚の後方側で椅子幅方向に離間して配置される一対の後脚と、を備えている。各前脚と左右の対応する後脚とは、前後方向に延出する一対の前後延出部(水平部)によって連結されている。左右の前後延出部の前端部の上面には、椅子幅方向に延びる支持部材が架設されている。
この椅子の場合、座体が使用姿勢のときに、座体の前端部側の裏面が脚体側の支持部材の上面に当接することにより、座体に入力された着座荷重が脚体によって受け止められる。
特許第4256041号公報
しかし、特許文献1に記載の椅子は、座体が使用姿勢であるときに、座体と略同幅に椅子幅方向に延びる脚体側の支持部材に対し、座体の前部側の裏面が上方側から当接する。このため、座体に着座した着座者の衣服が座体の前側の側部から下方に垂れ下がったときに、着座者の衣服が座体と脚体側の支持部材との間に挟み込まれることが懸念される。
また、特許文献1に記載の椅子は、脚体側の支持部材が、前後延出部の前端部において、座体と略同幅に椅子幅方向に延びている。このため、使用姿勢にある座体を側部上方から見たときに、座体と脚体側の支持部材の当接部が外部から見え、外観を損なうことが懸念される。
そこで本発明は、座体が使用姿勢にあるときの着座者の衣服の挟み込みを防止でき、かつ、外観を良好にすることができる椅子を提供しようとするものである。
本発明に係る椅子は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る椅子は、着座者が着座する座面を有する座体と、前記座体の前部または後部が椅子幅方向に沿う軸心回りに回動可能に連結され、前記座体を、前記座面が上方を向く使用姿勢と、前記座面が後方または前方を向く収納姿勢とに切り換え可能に支持する脚体と、を備え、前記脚体は、椅子幅方向に離間して配置された一対の前脚と、前記前脚の後方側で椅子幅方向に離間して配置された一対の後脚と、を有し、椅子幅方向の一側の前記前脚と前記後脚が相互に連結された一側の前後脚対と椅子幅方向の他側の前記前脚と前記後脚が相互に連結された他側の前後脚対は、椅子幅方向に延出する横連結杆によって連結されており、前記座体は、当該座体の前辺に沿う前部支持杆、当該座体の後辺に沿う後部支持杆、当該座体の左右の各側辺に沿う一対の側部支持杆を有する枠状フレームと、前記前部支持杆と前記後部支持杆とに連結され、かつ、一対の前記側部支持杆よりも椅子幅方向内側領域に配置されるとともに、前記軸心から離間した前後方向の中間領域が、前記座面の着座側と逆側に向かって膨出し、前記座体が前記使用姿勢の状態で、当該膨出した部分が前記横連結杆の上面に当接する膨出梁と、を備えことを特徴とする。
上記の構成により、座体が使用姿勢のときには、座体に設けられた膨出梁の膨出部分が脚体側の横連結杆の上面に当接することにより、座体に入力される着座荷重が膨出梁を通して脚体側の横連結杆に支持されることになる。
本構成では、座体側の膨出梁は、枠状フレームの左右の側部支持杆よりも椅子幅方向内側に配置され、座体が使用姿勢であるときには、枠状フレームの左右の側部支持杆よりも椅子幅方向の内側位置において、脚体側の横連結杆に当接する。このため、着座者が座体に着座したときに、着座者の衣服が座体の側部から下方に垂れ下がっても、その衣服が枠状フレームの側部支持杆に阻まれて当接部の方向に変位し難くなる。このため、座体側の膨出梁と脚体側の横連結杆との当接部に着座者の衣服が挟み込まれるのを防止することが可能になる。
また、本構成では、座体側の膨出梁が枠状フレームの左右の側部支持杆よりも椅子幅方向内側に配置されているため、座体が使用姿勢の状態ときに座体を側部上方から見た場合に、膨出梁が外部から見え難くなる。このため、本構成を採用した場合には、外部からの見栄えが良好となる。
前記膨出梁は、椅子幅方向に離間して配置された第1膨出梁、及び、第2膨出梁を有し、第1膨出梁、及び、第2膨出梁は、互いの椅子幅方向の離間幅が前後方向の一端側から他端側に向かって狭まるようにしても良い。
この場合、第1膨出梁と第2膨出梁が枠状フレームとの間でトラス構造を構成し、座体の剛性を効率良く高めることが可能になる。
第1膨出梁、及び、第2膨出梁は、互いの椅子幅方向の離間幅が、前記軸心に近接する側の前後方向の端部から前記軸心から離間する側の前後方向の端部に向かって狭まるようにしても良い。
この場合、第1膨出梁、及び、第2膨出梁の横連結杆との各当接部がより椅子幅方向内側に配置されるようになる。このため、座体が使用姿勢であるときにおける当接部での衣服の挟み込みをより確実に防止することができる。
一対の前記前脚の前端部側の椅子幅方向の外側の端部間の離間幅は、一対の前記後脚の後端部側の椅子幅方向の内側の端部間の離間幅よりも狭くすることが望ましい。
この場合、座を収納姿勢にして複数の椅子を前後に重ねるときに、前側の椅子の左右の後脚の間に後の椅子の左右の前脚を挿入することができる。このため、複数の椅子を前後にコンパクトに重ねて配置することが可能になる。
記脚体の一対の前記前後延出部の椅子幅方向の離間幅は、前方に向かって狭まるようにしても良い。
この場合、座を収納姿勢にして複数の椅子を前後に重ねるときに、前側の椅子の左右の後脚の間に後の椅子をより深く挿入して前後に重ねることができる。したがって、本構成を採用した場合には、複数の椅子を前後によりコンパクトに重ねて配置することが可能になる。
本発明に係る椅子は、座体が使用姿勢であるときに、膨出梁の膨出部分が枠状フレームの左右の側部支持杆よりも椅子幅方向の内側位置で脚体側の横連結杆に当接する構造とされている。このため、本発明に係る椅子を採用した場合には、座体側と脚体側の当接部の間に着座者の衣服が挟み込まれるのを確実に防止することができ、しかも、座体側と脚体側の当接部が外部から見えにくくなることから、椅子の外観を良好にすることができる。
図1は、実施形態の椅子の斜視図である。 図2は、実施形態の椅子の座体が使用姿勢であるときの側面図である。 図3は、実施形態の椅子の座体の骨格部の平面図である。 図4は、実施形態の椅子の座体が収納姿勢であるときの側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明においては、椅子1に正規姿勢で着座した人の正面が向く図中矢印FRの指す向きを「前」と呼び、それと逆側の向きを「後」と呼ぶものとする。また、「上」,「下」と「左」,「右」については、椅子1に正規姿勢で着座した人の上側の図中矢印UPの指す向きを「上」、それと逆側の向きを「下」と呼び、椅子1に正規姿勢で着座した人の左側の図中矢印LHの指す向きを「左」、それと逆側の向きを「右」と呼ぶものとする。また、椅子1の左右に向く方向を「椅子幅方向」と呼ぶものとする。
図1は、本実施形態の椅子1を前部左斜め上方から見た斜視図である。また、図2は、椅子1を左側方から見た側面図である。なお、図2では、一部の部材(クッション体30)が省略されている。
これらの図に示すように、椅子1は、脚体2と、座体3と、背凭れ4と、肘掛け5と、を備えている。
脚体2は、椅子幅方向に離間して配置された一対の前脚21と、前脚21の後方側で椅子幅方向に離間して配置された一対の後脚22と、を備えている。前脚21と後脚22の各下端には、接地面上を転動可能なキャスター15が取り付けられている。左右の各前脚21には、下端から上方に起立する起立部の上端部から後方側に向かって前後方向に延びる前後延出部23が一体に形成されている。各前後延出部23の後端部は、左右の対応する後脚22の上下方向の略中央部に連結されている。
椅子幅方向の一側の前脚21と後脚22は、前後延出部23を通して相互に連結されることにより、一側の前後脚対を構成している。同様に、椅子幅方向の他側の前脚21と後脚22は、前後延出部23を通して相互に連結されることにより、他側の前後脚対を構成している。一側の前後脚対と他側の前後脚対は、前後延出部23の前後方向の略中央部よりも前部寄り部分において、横連結杆24によって相互に連結されている。本実施形態では、左右の前後延出部23同士が横連結杆24によって連結されている。
横連結杆24は、左右の各前後延出部23の上面から上方側に突出する支持アーム部24aと、椅子幅方向に沿って延出して左右の支持アーム部24aの上部同士を連結する横梁部24bと、を備えている。左右の支持アーム部24aは、上方に向かって椅子幅方向内側に傾斜している。
左右の前脚21の前端部側の椅子幅方向の外側の端部間の離間幅は、左右の後脚22の後端部側の椅子幅方向の内側の端部間の離間幅よりも狭くなっている。前後延出部23は、後脚22の上下方向の略中央部と左右の対応する前脚21の上端部とを連結している。前後延出部23は、後脚22の椅子幅方向の内側面に結合され、後脚22の椅子幅方向の内側面から前方側に湾曲した後に前方に向かって延出している。また、前後延出部23は、後脚22側から前脚21側に向かって椅子幅方向内側と下方側に傾斜している。したがって、左右の前後延出部23の椅子幅方向の離間幅は、前方側に向かって狭まっている。
本実施形態の椅子1は、脚体2のこの構成により、不使用時に、前側の椅子1の左右の後脚22の間に後側の椅子1の左右の前脚21を挿入し得るように(ネスティング可能に)なっている。
また、左右の後脚22は、キャスター15の取り付けられる下端から上方側に向かって前方側に所定角度で傾斜している。左右の後脚22の前後延出部23との連結位置よりも上方側には、座体3の後部を回動可能に支持するための枢支アーム25が設けられている。枢支アーム25は、後脚22から前方側に向かって延出している。枢支アーム25には、椅子幅方向に延びる図示しない回動軸が支持されている。回動軸は、座体3の後部を回動可能に支持する。座体3は、枢支アーム25の回動軸の軸心を中心として跳ね上げ回動可能とされている。
左右の後脚22の上端部には、背凭れ4と肘掛け5が取り付けられる取付座26が形成されている。取付座26には、背凭れ4の左右の側部を支持する支持突起27が突設されている。背凭れ4は、左右の側部が支持突起27に嵌合された状態でボルト締結等によって取付座26に固定されている。肘掛け5は、背凭れ5の側部下端に接した状態において、取付座26にボルト締結等によって固定されている。肘掛け5は、後脚22の上端部から前方側に向かって延出している。
図1に示すように、座体3は、平面視が矩形枠状の枠状フレーム29と、枠状フレーム29に支持されるクッション体30と、を備えている。枠状フレーム29は、金属や硬質樹脂等によって形成されている。クッション体30は、例えば、矩形状の座板の上面にウレタン等のクッション材が載置され、クッション材の上面と周域が表皮材に覆われて構成されている。
なお、座体3の構造は、これに限定されない。座体3は、例えば、枠状フレーム29の上面側に張材を張設した構造であっても良い。
図3は、座体3の骨格部を示す平面図である。なお、図3では、図示の都合上、脚体2の前脚21の一部と後脚22が省略されている。また、図3では、脚体2の左右の前後延出部23と横連結杆24が仮想線で示されている。
枠状フレーム29は、座体3の前辺に沿う前部支持杆29fと、座体3の後辺に沿う後部支持杆29rと、座体3の左右の各側辺に沿う一対の側部支持杆29s(側部フレーム)と、を有する。左右の側部支持杆29sの後部には、上方側に向かって山形状に膨出する支持片31(図1,図2参照)が一体に形成されている。左右の各支持片31は、脚体2側の左右の枢支アーム25の間に配置され、枢支アーム25の各軸に回動可能に支持されている。
図4は、座体3が枢支アーム25の軸の軸心を中心として上方に跳ね上げられた状態を示す椅子1の側面図である。
座体3は、枢支アーム25の軸の軸心を中心とした座体3の回動により、座面3aが上方を向く使用姿勢(図2参照)と、座面3aが後方を向く収納姿勢と、に切り換え可能とされている。座体3は、使用姿勢のときには略水平に維持され、収納姿勢のときには前部側が背凭れ4の方向に跳ね上げられる。
枠状フレーム29の前部支持杆29fと後部支持杆29rには、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sが架設されている。第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、例えば、中実な棒材やパイプ材等によって構成されている。ただし、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sの構造は充分な強度を確保できる構造であれば、この構造に限定されない。第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、椅子幅方向に相互に離間し、かつ、左右の側部支持杆29sよりも椅子幅方向内側領域に配置されている。また、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、前後方向の中央領域(座体3の回動軸の軸心位置から離間した領域)が、使用姿勢の座体3の下方となる側(座体3の座面3aと逆側)に凸に膨出している。
第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、座体3が使用姿勢であるときに、最も下方に膨出する部分(以下、「膨出部41」と呼ぶ。)が脚体2側の横連結杆24(横梁部24b)の上面に当接する。ここで、第1膨出梁40F及び第2膨出梁40Sの前後方向の全域は、左右の側部支持杆29sよりも椅子幅方向内側領域に位置されている。このため、両膨出梁40F,40Sの膨出部41と脚体2側の横連結杆24との当接部は、左右の側部支持杆29sよりも椅子幅方向内側に位置されている。
座体3は、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sの各膨出部41が脚体2側の横連結杆24の上面に当接することにより、略水平姿勢に維持されるとともに、座体3に加わる着座者の荷重が脚体2によって受け止められる。
また、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、図3に示すように、後部支持杆29rに連結される後端部側から前部支持杆29fに連結される前端部側に向かって椅子幅方向内側に傾斜している。そして、両膨出梁40F,40Sは、枠状フレーム29の幅方向の中心を挟んで対称に配置されている。したがって、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、互いの椅子幅方向の離間幅が後方側(前後方向の一端側)から前方側(前後方向の他端側)に向かって狭まっている。また、本実施形態では、座体3を回動させる軸心が座体3の後部側に配置されているため、第1膨出梁40F、及び、第2膨出梁40Sは、互いの椅子幅方向の離間幅が、軸心に近接する側の前後方向の端部から軸心から離間する側の前後方向の端部に向かって狭まっているものとも言える。
本実施形態の椅子1に着座者が実際に着座する場合には、座体3を、図1,図2に示すような使用姿勢にし、座体3の下方の第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sを脚体2側の横連結杆24の上面に当接させる。この状態で着座者が座面3aに着座すると、着座荷重が第1膨出梁40F及び第2膨出梁40Sを通して脚体2側の横連結杆24によって支持される。このとき、第1,第2膨出梁40F,40Sの膨出部41と脚体2側の横連結杆24との当接部は、座体3の座面3aから充分に下方に離間し、かつ、座体3の側部(側部支持杆29s)よりも椅子幅方向内側にオフセットした位置に配置されている。
また、複数の椅子1を纏めて収納スペースに収納する場合には、各椅子1の座体3を、図4に示すように上方に跳ね上げて収納姿勢にする。次に、この状態において、前側の椅子1の左右の後脚22の間に後側の椅子の前脚21を後方側から挿入し、後側の椅子1の左右の前後延出部23を前側の椅子1の左右の前後延出部23の間に挿入する。こうして前側の椅子1の後部に後側の椅子1を重ね合わせると、全体の前後幅が狭まり、収納スペースにコンパクトに配置することが可能になる。なお、椅子1は、三つ以上でも、同様にして前後に重ね合わせることができる。
以上のように、本実施形態の椅子1は、座体3が使用姿勢のときに、第1,第2膨出梁40F,40Sの膨出部41が枠状フレーム29の左右の側部支持杆29sよりも椅子幅方向の内側位置で脚体2側の横連結杆24に当接する構造とされている。このため、着座者の衣服が座体3の側部から下方に垂れ下がることがあっても、座体3側と脚体2側の当接部の間に着座者の衣服が挟み込まれるのを確実に防止することができる。また、座体3を側部上方から見たときに、座体3側の第1,第2膨出梁40F,40Sが外部から見えにくくなる。
したがって、本実施形態の椅子1を採用した場合には、座体3が使用姿勢にあるときの着座者の衣服の挟み込みを防止でき、かつ、外観を良好にすることができる。
また、本実施形態の椅子1は、第1膨出梁40F、及び、第2膨出梁40Sが、互いの離間幅が前後方向の一端側から他端側に向かって狭まるように枠状フレーム29に連結されている。このため、第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sが枠状フレーム29との間でトラス構造を構成することになり、座体3の剛性を効率良く高めることが可能になる。
特に、本実施形態の椅子1の第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sは、互いの椅子幅方向の離間幅が、座体3の回動軸心に近接する側の前後方向の端部から回動軸心から離間する側の前後方向の端部に向かって狭まっている。このため、第1,第2膨出梁40F,40Sと横連結杆24の当接部はより椅子幅方向内側に配置されるようになる。したがって、本構成を採用した場合には、座体3が使用姿勢であるときにおける当接部での衣服の挟み込みをより確実に防止することができる。
また、本実施形態の椅子1は、左右の前脚21の前端部側の椅子幅方向外側の端部間の離間幅が、左右の後脚22の後端部側の椅子幅方向内側の端部間の離間幅よりも狭くなっている。このため、座体3を収納姿勢にして複数の椅子1を前後に重ねるときに、前側の椅子1の左右の後脚22の間に後の椅子1の左右の前脚21を挿入することができる。したがって、本構成を採用した場合には、複数の椅子1を前後にコンパクトに重ねて配置することができる。
また、本実施形態の椅子1は、脚体2側の一対の前後延出部23の椅子幅方向の離間幅が、前方に向かって狭まっている。このため、座体3を収納姿勢にして複数の椅子1を前後に重ねるときに、前側の椅子1の左右の後脚22の間に後の椅子1をより深く挿入して前後に重ねることができる。したがって、本構成を採用した場合には、複数の椅子1を前後によりコンパクトに重ねて配置することができる。
さらに、本実施形態の椅子1は、脚体2側の横連結杆24が、左右の前後延出部23の上面から上方に突出する一対の支持アーム部24aと、椅子幅方向に延びて一対の支持アーム部24aの上部同士を連結する横梁部24bと、を備えている。このため、座体3側の第1,第2膨出梁40F,40Sと当接する横梁部24bが前後延出部23よりも上方側に位置される分、第1,第2膨出梁40F,40Sの膨出高さを低くすることができる。したがって、本構成を採用した場合には、座体3を収納姿勢にして複数の椅子1を前後に重ねる際に、第1,第2膨出梁40F,40Sの膨出高さが低くなる分、椅子1を前後により深く重ねることが可能になる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、座体3の後部が、椅子幅方向に沿う軸心を中心として、脚体2に跳ね上げ回動自在に支持されているが、座体3の支持態様はこれに限定されない。座体3は、前端部側が、椅子幅方向に沿う軸心を中心として、脚体2に跳ね上げ回動自在に支持されるようにしても良い。この場合、座体3は、収納姿勢のときに、座面が前方側を向く。
また、上記の実施形態では、枠状フレーム29の前部支持杆29fと後部支持杆29rに連結される膨出梁が第1膨出梁40Fと第2膨出梁40Sによって構成されているが、膨出梁の個数は二つに限らず、三つ以上でも一つでも良い。
また、膨出梁の形状は、必ずしも棒状やパイプ状である必要はなく、正面視が台形状の中空ブロックや中実ブロックであっても良い。
さらに、上記の実施形態では、前脚21の起立部の上端部に前後延出部23が一体に形成されているが、前後延出部23は、後脚22に一体に形成するようにしても良い。また、前後延出部23は、前脚21と後脚22に夫々一体に形成し、前後の延出部23同士を相互に連結するようにしても良い。また、前後延出部23は、前脚21や後脚22と別体の部材によって形成し、前後延出部23の前後の端部を前脚21と後脚22に連結するようにしても良い。
1…椅子
2…脚体
3…座体
3a…座面
21…前脚
22…後脚
23…前後延出部
24…横連結杆
29…枠状フレーム
29f…前部支持杆
29r…後部支持杆
29s…側部支持杆
40F…第1膨出梁(膨出梁)
40S…第2膨出梁(膨出梁)

Claims (5)

  1. 着座者が着座する座面を有する座体と、
    前記座体の前部または後部が椅子幅方向に沿う軸心回りに回動可能に連結され、前記座体を、前記座面が上方を向く使用姿勢と、前記座面が後方または前方を向く収納姿勢とに切り換え可能に支持する脚体と、を備え、
    前記脚体は、
    椅子幅方向に離間して配置された一対の前脚と、
    前記前脚の後方側で椅子幅方向に離間して配置された一対の後脚と、を有し、
    椅子幅方向の一側の前記前脚と前記後脚が相互に連結された一側の前後脚対と椅子幅方向の他側の前記前脚と前記後脚が相互に連結された他側の前後脚対は、椅子幅方向に延出する横連結杆によって連結されており、
    前記座体は、
    当該座体の前辺に沿う前部支持杆、当該座体の後辺に沿う後部支持杆、当該座体の左右の各側辺に沿う一対の側部支持杆を有する枠状フレームと、
    前記前部支持杆と前記後部支持杆とに連結され、かつ、一対の前記側部支持杆よりも椅子幅方向内側領域に配置されるとともに、前記軸心から離間した前後方向の中間領域が、前記座面の着座側と逆側に向かって膨出し、前記座体が前記使用姿勢の状態で、当該膨出した部分が前記横連結杆の上面に当接する膨出梁と、を備えことを特徴とする椅子。
  2. 前記膨出梁は、椅子幅方向に離間して配置された第1膨出梁、及び、第2膨出梁を有し、
    第1膨出梁、及び、第2膨出梁は、互いの椅子幅方向の離間幅が前後方向の一端側から他端側に向かって狭まっていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 第1膨出梁、及び、第2膨出梁は、互いの椅子幅方向の離間幅が、前記軸心に近接する側の前後方向の端部から前記軸心から離間する側の前後方向の端部に向かって狭まっていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  4. 一対の前記前脚の前端部側の椅子幅方向の外側の端部間の離間幅は、一対の前記後脚の後端部側の椅子幅方向の内側の端部間の離間幅よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の椅子。
  5. 前記脚体の一対の前記前後延出部の椅子幅方向の離間幅は、前方に向かって狭まっていることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
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