JP2023132519A - 架台及び冷蔵保存庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】架台や冷蔵庫に安定した電磁界を形成することができるため、被冷却物(保存対象物)の鮮度を長期間維持することができる。【解決手段】冷蔵室に設置され、複数の棚板を有する架台1は、複数の棚板によってそれぞれ構成される複数の導体板21と、複数の導体板21のうち任意の導体板21に電圧を印加して、任意の導体板21と、複数の導体板21のうち任意の導体板21と隣り合う導体板21との間に、電磁界を形成するための発生装置10と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、架台及び冷蔵保存庫に関する。
食品や生体等の被冷却物(保存対象物)の鮮度を長期間維持する保存方法として、冷蔵保存や冷凍保存と併せて庫内の空間に電界(静電場雰囲気)を形成する方法が知られている。この方法では、庫内に高電圧を付加することで電圧振動により電界を形成しながら被冷却物を冷蔵することで、氷結点付近でも被冷却物を凍りにくい状態にする。これにより、氷結点付近での長期保存が可能となる(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第3218537号公報
上記のような保存方法は、高い電圧を印加して電界を形成し、被冷却物の水分子を微振動させて互いに結合しにくくすることで、被冷却物を凍りにくい状態にする手法である。このため、当該保存方法においては、庫内の電界を安定して形成することが重要である。
本件の架台及び冷蔵保存庫は、このような課題に鑑み案出されたもので、架台や冷蔵庫に安定した電磁界を形成することができるため、被冷却物(保存対象物)の鮮度を長期間維持することを目的とする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する架台は、冷蔵室に設置され、複数の棚板を有する架台であって、前記複数の棚板によってそれぞれ構成される複数の導体板と、前記複数の導体板のうち任意の導体板に電圧を印加して、前記任意の導体板と、前記複数の導体板のうち前記任意の導体板と隣り合う導体板との間に、電磁界を形成するための発生装置と、を備える。
(2)前記複数の導体板の天面をそれぞれ覆うように敷設された複数の不導体板を更に備えることが好ましい。
(3)前記複数の導体板のうち前記冷蔵室の床面に最も近い導体板は、前記床面よりも所定値以上高い位置に配設されることが好ましい。
(4)ここで開示する冷蔵保存庫は、庫内に複数の棚板を有する冷蔵保存庫であって、前記複数の棚板によって構成される複数の第一導体板と、前記庫内の底面によって構成される第二導体板と、前記庫内の天井面によって構成される第三導体板と、前記庫内の内側を向く面であって前記底面及び前記天井面を除く面によって構成される絶縁板と、前記複数の第一導体板のうち任意の導体板に電圧を印加して、前記任意の導体板と、前記複数の第一導体板と前記第二導体板と前記第三導体板とのうち前記任意の導体板と隣り合う導体板との間に、電磁界を形成するための発生装置と、を備える。
(5)前記複数の第一導体板の天面をそれぞれ覆うように敷設された複数の不導体板を更に備えることが好ましい。
(6)前記庫内には、出し入れ可能な架台が設置され、前記複数の棚板は、前記架台の複数の棚板としてそれぞれ構成さることが好ましい。
(7)前記庫内には、出し入れ可能な複数のコンテナが積み上げられた状態で配置され、前記複数の棚板は、前記複数のコンテナの底面によってそれぞれ構成されることが好ましい。
開示の架台及び冷蔵保存庫によれば、架台や冷蔵庫に安定した電磁界を形成することができるため、被冷却物(保存対象物)の鮮度を長期間維持することができる。
第1実施形態に係る架台を示す斜視図である。 図1の架台の作用を説明するための図である。 第2実施形態に係る冷蔵保存庫を示す斜視図である。 図3の冷蔵保存庫の作用を説明するための図である。 第2実施形態の変形例に係る架台を示す斜視図である。 図5の架台にコンテナが設置された状態を示す斜視図である。 図5の架台の作用を説明するための図(図6に対応する図)である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図3の冷蔵保存庫内における電界分布の計測結果である。 図8A~図8Iに示した電界分布の測定箇所を説明するための図である。 電界の単位換算表である。
図面を参照して、実施形態としての架台1及び冷蔵保存庫1aについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る架台1を示す斜視図である。架台1は、不図示の冷蔵室内に設置され、発生装置10及び架台本体2を備える。
発生装置10は、高電圧を発生させるトランスと制御手段とを内蔵した制御ボックス11と、後述する複数の導体板21に対する電圧印加を制御するリレー装置12と、不図示の高圧ケーブルとを含む。高圧ケーブルは、制御ボックス11とリレー装置12とを接続する部分と、リレー装置12と複数の導体板21とを接続する部分とにそれぞれ設けられる。図1に示す例において、発生装置10は架台本体2の側面において床面上に設置されているが、これに限定されるものではない。発生装置10は、例えば、いずれも後述する架台本体2の最上段の棚板#1の上面や、最下段の棚板#4と床面との間に設置されてもよい。
架台1は、不図示のダウントランスを備えてもよい。ダウントランスは、冷蔵室の電圧を降下して発生装置10の制御ボックス11に電源を供給する。
次に、架台本体2の構造を説明する。図1に示すように、架台本体2は、複数の棚板#1~#4によってそれぞれ構成される複数(図1に示す例では4枚)の導体板21を備える。架台本体2において、各導体板21は、棒状のフレームによって互いに連結される。フレームは、絶縁体の素材で構成され、又は導体の素材の表面に絶縁体の素材が貼り付けられることが好ましい。架台本体2において、いずれかの導体板21に電圧が印加されると、電気は流れやすい隣り合う導体板21へと向かうため、安定した電磁界が形成される。
複数の導体板21のうち冷蔵室の床面に最も近い導体板21(図1に示す例では、棚板#4)は、冷蔵室の床面よりも所定値以上高い位置に配設されてよい。これにより、空気絶縁の効果により、冷蔵室の床面へ電流が流れてしまうこと防ぐことができる。
導体板21としては、例えばアルミ板やステンレス板といった金属の薄板を採用可能である。架台本体2の棚板がもともと導体で形成されている場合には、その棚板を導体板21として利用可能である。なお、各導体板21の天面には、保存対象物が載置される。導体板21の天面には、被冷却物への漏電を防ぐために、不導体板が貼り付けられてよい。
フレームに採用される絶縁体及び導体板21に貼り付けられる不導体板としては、例えば樹脂(FRP,ABS)や発泡ポリエチレンといった素材を採用可能である。絶縁体素材の貼付の方法は特に限られず、業務用の接着剤や両面テープ等で貼り付けられる。なお、絶縁体素材を貼付したのち、シーリングを行って隙間を埋めることが好ましい。
図2は、図1の架台1の作用を説明するための図である。上述した架台1によれば、任意の導体板21に電圧を印加することで電磁界を発生させることにより、電気の流れる方向を隣り合う導体板21の方向へと決めることができる。言い換えると、上述した架台1では、任意の導体板21に印加された電圧(電気)が流れやすい隣り合う導体板21へと向かうため、安定した電磁界を形成することができる。図2に示す例では、棚板#2の導体板21に電圧が印加され、棚板#2に隣り合う棚板#1,#3の導体板21の方向へ電磁界が形成されている。
発生装置10のリレー装置12は、各導体板21に対する電圧印加を制御する。本第1実施形態のリレー装置12は、複数の導体板21に電圧を印加する際に、どの導体板21に電圧を印加するのか(電圧印加のタイミングやオンオフ)を制御する。なお、発生装置10は、全ての導体板21に同時に電圧を印加してもよいし、一部の導体板21(例えば、最上段及び最下段以外の導体板21)にのみ電圧を印加してもよい。全ての導体板21に同時に電圧を印加する場合、リレー装置12を省略してもよい。
[2.第2実施形態]
図3は、第2実施形態に係る冷蔵保存庫1aを示す斜視図である。冷蔵保存庫1aは、発生装置10及び保存庫本体3を備える。
発生装置10は、高電圧を発生させるトランスと制御手段とを内蔵した制御ボックス11と、後述する複数の導体板31に対する電圧印加を制御するリレー装置12と、不図示の高圧ケーブルとを含む。高圧ケーブルは、制御ボックス11とリレー装置12とを接続する部分と、リレー装置12と複数の導体板31とを接続する部分とにそれぞれ設けられる。図3に示す例において、発生装置10は保存庫本体3の側面において床面上に設置されているが、これに限定されるものではない。発生装置10は、例えば、保存庫本体3の上面や、保存庫本体3の内部に設置されてもよい。
冷蔵保存庫1aは、不図示のダウントランスを備えてもよい。ダウントランスは、外部電源や保存庫本体3の電圧を降下して発生装置10の制御ボックス11に電源を供給する。
次に、保存庫本体3の構造を説明する。図3に示すように、保存庫本体3は、複数の棚板#1~#4によってそれぞれ構成される複数(図1に示す例では4枚)の第一導体板31と、保存庫本体3の庫内の底面によって構成される第二導体板32と、保存庫本体3の庫内の天井面によって構成される第三導体板33を備える。また、保存庫本体3は、保存庫本体3の庫内の内側を向く面であって底面及び天井面を除く面によって構成される絶縁板34,35を備える。絶縁板34は保存庫本体3の開閉扉30によって構成され、絶縁板35は保存庫本体3の庫内の側面によって構成される。保存庫本体3において、いずれかの第一導体板31に電圧が印加されると、電気は流れやすい隣り合う第一導体板31,第二導体板32又は第三導体板33へと向かうため、安定した電磁界が形成される。
第一導体板31,第二導体板32及び第三導体板33としては、例えばアルミ板やステンレス板といった金属の薄板を採用可能である。保存庫本体3の棚板又は庫内の壁がもともと導体で形成されている場合には、その棚板又は庫内の壁を第一導体板31,第二導体板32又は第三導体板33として利用可能である。なお、各第一導体板31の天面には、保存対象物が載置される。第一導体板31の天面には、保存対象物への漏電を防ぐために、不導体板が貼り付けられてよい。
絶縁板34,35は、例えば樹脂(FRP,ABS)や発泡ポリエチレンといった素材を採用可能である。保存庫本体3の開閉扉30の内壁又は庫内の壁がもともと絶縁体で形成されている場合には、その開閉扉30の内壁又は庫内の壁を絶縁板34,35として利用可能である。保存庫本体3の開閉扉30の内壁又は庫内の壁が導体素材で構成されている場合の絶縁板34,35の貼付の方法は特に限られず、業務用の接着剤や両面テープ等で貼り付けられる。なお、絶縁板34,35を貼付したのち、シーリングを行って隙間を埋めることが好ましい。
図4は、図3の冷蔵保存庫1aの作用を説明するための図である。上述した冷蔵保存庫1aによれば、任意の第一導体板31に電圧を印加することで電磁界を発生させることにより、電気の流れる方向を隣り合う第一導体板31,第二導体板32又は第三導体板33の方向へと決めることができる。言い換えると、上述した冷蔵保存庫1aでは、任意の第一導体板31に印加された電圧(電気)が流れやすい隣り合う第一導体板31,第二導体板32又は第三導体板33へと向かうため、安定した電磁界を形成することができる。図4に示す例では、棚板#1の第一導体板31に電圧が印加され、棚板#1に隣り合う天井面の第三導体板33及び棚板#2の第一導体板31の方向へ電磁界が形成されている。
発生装置10のリレー装置12は、各第一導体板31に対する電圧印加を制御する。本第2実施形態のリレー装置12は、複数の第一導体板31に電圧を印加する際に、どの導体板31に電圧を印加するのか(電圧印加のタイミングやオンオフ)を制御する。なお、発生装置10は、全ての第一導体板31に同時に電圧を印加してもよいし、一部の第一導体板31にのみ電圧を印加してもよい。全ての第一導体板31に同時に電圧を印加する場合、リレー装置12を省略してもよい。
図5は、第2実施形態の変形例に係る架台4を示す斜視図である。図6は、図5の架台4にコンテナ43が設置された状態を示す斜視図である。図7は、図5の架台4の作用を説明するための図(図6に対応する図)である。第2実施形態の変形例では、導体板41を備える組み立て式の架台4が図3に示した保存庫本体3に収納される。この場合に、保存庫本体3は、図3に示した導体板31を備えない。
図5に示すように、架台4は、被冷却物の数量や保存庫本体3の庫内のサイズによって段数を変更可能な架台であり、複数の棚板#1~#3によって構成される導体板41と、棚#1~#4以外の側面板によって構成される絶縁板42とを備える。棚板#1よりも上段における架台4の天面の棚板は、保存庫本体3における冷風の循環が効率的に行われるように、設置が省略されてよい。
図6に示すように、架台4の各棚板#1~#3には、被冷却物を載置するためのスタッキングコンテナ43(#1~#3)がそれぞれ設置されてよい。スタッキングコンテナ43は、絶縁素材で構成されており、架台4に設置された状態において手前側の壁を有しない形状であってよい。これにより、導体板41から被冷却物への漏電を防ぐことができると共に、保存庫本体3における冷風の循環が効率的に行われる。
架台4によれば、任意の導体板41に電圧を印加することで電磁界を発生させることにより、電気の流れる方向を隣り合う導体板41の方向へと決めることができる。言い換えると、架台4では、任意の導体板41に印加された電圧(電気)が流れやすい隣り合う導体板41へと向かうため、安定した電磁界を形成することができる。図7に示す例では、棚板#1の導体板41に電圧が印加され、棚板#1に隣り合う保存庫本体3の天井面の第三導体板33(図3を参照)及び棚板#2の導体板41の方向へ電磁界が形成されている。
なお、スタッキングコンテナ43の内側底面に導体板を貼り付け、積み上げたスタッキングコンテナ43を保存庫本体3へ入れることにより、図7に示すような電磁界が形成されてもよい。この場合には、スタッキングコンテナ43に貼り付けた導体板の上に更に不導体板を貼り付けることにより、被冷却物への漏電を防ぐことができる。
図8A~図8Iは、図3の保存庫本体3内における電界分布の計測結果である。図9は、図8A~図8Iに示した電界分布の測定箇所を説明するための図である。図10は、電界の単位換算表である。図9に示すように、9つの電界センサ100(電界センサ#1~#9)が各第一導体板31を構成する各棚板#1~#4上に置かれる。図8A~図8Iに示す電界[dBkV/m]の単位を電界[kV/m]の単位に変換すると、図7に示す単位換算表の通りとなる。
図8Aには、Z=-40, -20, 0, +20, +40の各面において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#1~#9によって測定された電界分布が示されている。図8Bには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#2,#4,#6,#8によって測定された電界強度に基づいた電界分布が示されている。図8Cには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#4~#9によって測定された電界強度に基づいたY=-15の断面における電界分布が示されている。図8Dには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#4~#9によって測定された電界強度に基づいたY=-10の断面における電界分布が示されている。図8Eには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#4~#9によって測定された電界強度に基づいたY=-5の断面における電界分布が示されている。図8Fには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#4~#6によって測定された電界強度に基づいたY=-0の断面における電界分布が示されている。図8Gには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#1~#6によって測定された電界強度に基づいたY=5の断面における電界分布が示されている。図8Hには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#1~#6によって測定された電界強度に基づいたY=10の断面における電界分布が示されている。図8Iには、各棚板上において、Z=0の位置の第一導体板31に電圧を印加した場合に電界センサ#1~#6によって測定された電界強度に基づいたY=15の断面における電界分布が示されている。
図8A~図8Iに示すように、Z=0付近では電界強度が大きく、Z=-50, 50付近では電界強度が小さくなる。
[3.効果]
上述した架台1及び冷蔵保存庫1aによれば、例えば以下の作用効果を奏することができる。
(1)架台1は、複数の棚板によってそれぞれ構成される複数の導体板21と、複数の導体板21のうち任意の導体板21に電圧を印加して、任意の導体板21と、複数の導体板21のうち任意の導体板21と隣り合う導体板21との間に、電磁界を形成するための発生装置10と、を備える。これにより、架台1に安定した電磁界を形成することができるため、被冷却物(保存対象物)の鮮度を長期間維持することができる。
(2)架台1は、複数の導体板21の天面をそれぞれ覆うように敷設された複数の不導体板を更に備える。これにより、導体板21から被冷却物への漏電を防ぐことができる。
(3)複数の導体板21のうち冷蔵室の床面に最も近い導体板21は、床面よりも所定値以上高い位置に配設される。これにより、空気絶縁の効果により、冷蔵室の床面へ電流が流れることを防ぐことができる。
(4)冷蔵保存庫1aは、複数の棚板によって構成される複数の第一導体板31と、庫内の底面によって構成される第二導体板32と、庫内の天井面によって構成される第三導体板33と、庫内の内側を向く面であって底面及び天井面を除く面によって構成される絶縁板34,35と、複数の第一導体板31のうち任意の導体板31に電圧を印加して、任意の導体板31と、複数の第一導体板31と第二導体板32と第三導体板33とのうち任意の導体板31と隣り合う導体板との間に、電磁界を形成するための発生装置10と、を備える。これにより、冷蔵保存庫1aに安定した電磁界を形成することができるため、被冷却物(保存対象物)の鮮度を長期間維持することができる。
(5)冷蔵保存庫1aは、複数の第一導体板31の天面をそれぞれ覆うように敷設された複数の不導体板を更に備える。これにより、導体板21から被冷却物への漏電を防ぐことができる。
(6)庫内には、出し入れ可能な架台4が設置され、複数の棚板は、架台4の複数の棚板としてそれぞれ構成さる。これにより、保存庫本体3に電磁界を形成可能な架台4を容易に組み入れることができる。
(7)庫内には、出し入れ可能な複数のコンテナ43が積み上げられた状態で配置され、複数の棚板は、複数のコンテナ43の底面によってそれぞれ構成される。これにより、保存庫本体3に電磁界を形成可能なコンテナ43を容易に組み入れることができる。
1 :架台
1a :冷蔵保存庫
2 :架台本体
3 :保存庫本体
4 :架台
5 :開閉扉
10 :発生装置
11 :制御ボックス
12 :リレー装置
21,41:導体板
30 :開閉扉
31 :第一導体板
32 :第二導体板
33 :第三導体板
34,35,42:絶縁板
43 :スタッキングコンテナ
100 :電界センサ

Claims (7)

  1. 冷蔵室に設置され、複数の棚板を有する架台であって、
    前記複数の棚板によってそれぞれ構成される複数の導体板と、
    前記複数の導体板のうち任意の導体板に電圧を印加して、前記任意の導体板と、前記複数の導体板のうち前記任意の導体板と隣り合う導体板との間に、電磁界を形成するための発生装置と、
    を備える、ことを特徴とする、架台。
  2. 前記複数の導体板の天面をそれぞれ覆うように敷設された複数の不導体板
    を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の架台。
  3. 前記複数の導体板のうち前記冷蔵室の床面に最も近い導体板は、前記床面よりも所定値以上高い位置に配設される、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の架台。
  4. 庫内に複数の棚板を有する冷蔵保存庫であって、
    前記複数の棚板によって構成される複数の第一導体板と、
    前記庫内の底面によって構成される第二導体板と、
    前記庫内の天井面によって構成される第三導体板と、
    前記庫内の内側を向く面であって前記底面及び前記天井面を除く面によって構成される絶縁板と、
    前記複数の第一導体板のうち任意の導体板に電圧を印加して、前記任意の導体板と、前記複数の第一導体板と前記第二導体板と前記第三導体板とのうち前記任意の導体板と隣り合う導体板との間に、電磁界を形成するための発生装置と、
    を備える、ことを特徴とする、冷蔵保存庫。
  5. 前記複数の第一導体板の天面をそれぞれ覆うように敷設された複数の不導体板
    を更に備えることを特徴とする、請求項4に記載の冷蔵保存庫。
  6. 前記庫内には、出し入れ可能な架台が設置され、
    前記複数の棚板は、前記架台の複数の棚板としてそれぞれ構成さる、
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の冷蔵保存庫。
  7. 前記庫内には、出し入れ可能な複数のコンテナが積み上げられた状態で配置され、
    前記複数の棚板は、前記複数のコンテナの底面によってそれぞれ構成される、
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の冷蔵保存庫。
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