JP2023132461A - パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】パッケージの部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下を抑制しつつ、パッケージに加わる熱応力に起因しての信頼性低下を抑制することができるパッケージを提供する。【解決手段】ヒートシンク10は金属材料からなる。セラミック枠体20は、ヒートシンク10に支持された第1面SF1と、厚み方向において第1面SF1と反対の第2面SF2とを有しており、キャビティCVを囲む枠形状を有している。端子側メタライズ層22はセラミック枠体20の第2面SF2に設けられている。リード端子30は端子側メタライズ層22上に設けられている。ろう材層32は端子側メタライズ層22とリード端子30とを互いに接合している。エラストマー層31は、ヒートシンク10とセラミック枠体20の第1面SF1との各々に直接的または間接的に接しており、ヒートシンク10とセラミック枠体20の第1面SF1とを互いに接着している。【選択図】図3

Description

本発明は、パッケージに関し、特に、少なくとも1つの電子部品を収めるためのパッケージに関するものである。
電力用半導体素子などの電子部品を収納するために、キャビティを有するパッケージがしばしば用いられる。パッケージのキャビティ中へ電子部品が搭載された後、パッケージに蓋体が接合されることによって、キャビティが気密に封止される。これにより、外部環境から保護された電子部品を有する電子装置が得られる。
ヒートシンクの底面(電子部品が搭載された面と反対の面)は、通常、それを支持する支持部材へ取り付けられることになる。支持部材は、例えば、実装ボードまたは放熱部材である。支持部材は、ヒートシンクの底面へ熱的に接触させられる。ヒートシンクを介することによって電子部品からの熱が効率的にパッケージの外部へ(典型的には支持部材へ)と排出される。これにより、電子部品の温度上昇が、例えば150℃程度までに抑えられる。一方で、電子装置が置かれた外部環境によっては、パッケージの温度は氷点下温度にまで低下する。よってパッケージは、その使用中に、大きな温度差(例えば、150℃と氷点下との間の温度差)にさらされることがある。
特開2014-003134号公報(特許文献1)は電子部品収納用パッケージを開示している。このパッケージは、平板状のヒートシンク板と、ヒートシンク板の上面に窓枠形状の一方の主面をろう付け接合するセラミック枠体と、セラミック枠体の他方の主面に一方の端子部下面をろう付け接合すると共に、他方の端子部をセラミック枠体の外周縁から外部に突出させる外部接続リード端子と、を備える。ろう付けのためのろう材の組成は、例えば、銀(Ag)-銅(Cu)である。ヒートシンク板としては、セラミック枠体との接合時の熱膨張係数差から発生する反りを抑えることができる金属板が用いられてよい。このような金属板として、複合金属板および積層金属板が例示されている。複合金属板としては、ポーラス状のタングステンにCuを含浸させることによって形成された、タングステンとCuとの複合金属板が例示されている。積層金属板としては、銅(Cu)-モリブデン(Mo)系の金属板の両面にCu板をクラッドすることによって形成された積層金属板が例示されている。外部接続リード端子の材料としては、セラミック枠体との熱膨張係数の近似性を勘案して、代表的な鉄(Fe)-ニッケル(Ni)系合金である42アロイ(Fe-Ni系合金)が例示されている。
なお、上記特開2014-003134号公報における「複合金属板」および「積層金属板」の材料のように、異なる組成を有する領域を所望の分布で人為的に配置することによって形成された材料のことを、本明細書において複合材料と称することがある。典型的な複合材料は、積層材料(例えば、上記「積層金属板」のようなクラッド材料)である。また、複合材料でない材料のことを、非複合材料と称することがある。典型的な非複合材料は、実質的に均一な材料である。
上述したAg-Cuのようなろう材を用いてのろう付けには、通常、数百℃の高温での熱処理を必要とする。よって、製造過程にあるパッケージは、この熱処理に起因して、大きな温度差にさらされることがある。
以上のように、パッケージは、その使用中または製造中に、大きな温度差にさらされることがある。この大きな温度差は、パッケージにおける大きな熱応力の発生につながり得る。大きな熱応力は、パッケージの過剰な反りまたは破壊につながり得る。よって、パッケージにおける熱応力を緩和する技術が検討されており、例えば、以下のようなものが知られている。
特開2013-038375号公報(特許文献2)は半導体パッケージ基板を開示している。このパッケージ基板は、ベース基板と、前記ベース基板の上部に実装される実装材と、前記ベース基板と前記実装材との間に形成される接着層と、を含む。前記実装材としては、半導体チップまたはリードフレームが例示されている。前記接着層は、熱伝導性接着剤と、前記熱伝導性接着剤の外周に形成される軟性接着剤と、を含む。前記接着層のこのような構成は、ベース基板に半導体チップまたはリードフレームが実装される際に、熱膨張係数の差から発生する反り現象を防止することを意図してのものである。
特開平10-65053号公報(特許文献3)は半導体パッケージを開示している。このパッケージは、半導体素子を搭載するメタルベースと、前記半導体素子に接続されると共に前記メタルベースに接着された配線基板と、を有している。前記配線基板は前記メタルベースに、弾性を有する接着剤をもって接着されている。この接着剤が緩衝材として作用することによって、配線基板および半導体チップに熱応力が及ばないようにすることが意図されている。接着剤としては、シリコーン樹脂系接着剤が例示されている。
特開2014-003134号公報 特開2013-038375号公報 特開平10-65053号公報
上記特開平10-65053号公報において、パッケージとして具体的に説明されているのは、ピングリッドアレイ(PGA)およびボールグリッドアレイ(BGA)である。当該公報は、セラミック枠体と、それにろう付けされたリード端子とを有するパッケージについては開示していない。
上記特開2014-003134号公報の技術によると、セラミック枠体はヒートシンクおよびリード端子の各々に、ろう材によってろう付けされている。よって、セラミック枠体と、リード端子と、ヒートシンクとが、互いに強固に接合されている。これにより、部材間での接合強度を高めることができる。よって、部材間での接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下を避けることができる。一方で、部材間での熱膨張係数の差異が大きい場合、パッケージの製造中または使用中の熱応力に起因して、セラミック枠体が割れたり、あるいは、平坦性が求められるヒートシンクが過度に反ったりすることが懸念される。
そこでこの特開2014-003134号公報の技術においては、前述したように、ヒートシンクの材料として、セラミック枠体との接合時の熱膨張係数差から発生する反りを抑えることができるような複合材料を用いてよいことが記載されている。しかしながら、複合材料の製造には、異なる組成を有する領域を所望の分布で配置するための複雑な工程が必要である。よって、ヒートシンクに複合材料が用いられると、パッケージを製造するための材料コストが増大しやすい。また、ヒートシンクの材料としての、セラミック枠体の熱膨張係数との差異が十分に抑制されるように設計された複合材料は、ほぼ純粋なCu材料に比べると、熱伝導性において劣るのが通常である。よって、材料コストの抑制および熱伝導性の確保の少なくともいずれかの制約の理由で、当該公報の技術では、パッケージにおける熱応力に起因した問題の解決が困難なことがある。
上記特開2013-038375号公報の技術によれば、リードフレーム(リード端子)の接合に軟性接着剤を用いることによって、リード端子に起因した熱応力を緩和することができると考えられる。しかしながらこの方法では、パッケージの一部材としてのリード端子の接合強度が不足しやすい。よって、パッケージにおける部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下が懸念される。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、パッケージの部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下を抑制しつつ、パッケージに加わる熱応力に起因しての信頼性低下を抑制することができるパッケージを提供することである。
本発明のパッケージは、少なくとも1つの電子部品を収めるためのキャビティを有している。前記パッケージは、ヒートシンクと、セラミック枠体と、端子側メタライズ層と、リード端子と、ろう材層と、エラストマー層とを備えている。前記ヒートシンクは金属材料からなる。前記セラミック枠体は、前記ヒートシンクに支持された第1面と、厚み方向において前記第1面と反対の第2面とを有しており、前記キャビティを囲む枠形状を有している。前記端子側メタライズ層は前記セラミック枠体の前記第2面に設けられている。前記リード端子は前記端子側メタライズ層上に設けられている。前記ろう材層は前記端子側メタライズ層と前記リード端子とを互いに接合している。前記エラストマー層は、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体の前記第1面との各々に直接的または間接的に接しており、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体の前記第1面とを互いに接着している。
本発明のパッケージによれば、第1に、前記リード端子は、前記端子側メタライズ層が設けられた前記セラミック枠体へ、前記ろう材層を用いて接合される。これにより、前記リード端子の接合強度の確保が重要であるパッケージにおいて、部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下を抑制することができる。第2に、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体との間の接着のために、前記エラストマー層が用いられる。これにより、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体との間での熱膨張係数の差異に起因しての熱応力を緩和することができる。以上から、パッケージの部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下を抑制しつつ、パッケージに加わる熱応力に起因しての信頼性低下を抑制することができる。
前記ヒートシンクと前記セラミック枠体の前記第1面との間は、前記厚み方向における少なくとも一部範囲においては前記エラストマー層のみによって接着されていてよい。その場合、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体との間での熱膨張係数の差異に起因しての熱応力を、より十分に緩和することができる。
前記エラストマー層はシリコーンを含んでいてよい。その場合、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体との間での熱膨張係数の差異に起因しての熱応力を、より確実に緩和することができる。
前記ヒートシンクの前記金属材料は非複合材料であってよい。その場合、金属材料の材料コストを容易に低減することができる。一方で、ヒートシンク用の非複合材料と、前記セラミック枠体のためのセラミック材料とでは、熱膨張係数の差異が大きくなりやすい。前記パッケージによれば、この熱膨張係数の大きな差異に起因しての熱応力を緩和することができる。
前記ヒートシンクの前記金属材料は300W/m・Kより大きな熱伝導率を有していてよい。その場合、前記パッケージの放熱性能を高めることができる。一方でこの場合は、熱伝導率を高めることを優先する結果として、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体との間での熱膨張係数の差異が大きくなりやすい。前記パッケージによれば、この熱膨張係数の大きな差異に起因しての熱応力を緩和することができる。
前記リード端子は、平面視において、前記セラミック枠体よりも外側に突出していてよい。その場合、前記リード端子のこの突出部に対して、前記厚み方向に沿った成分を有する外力が加わると、前記リード端子と前記セラミック枠体との接合箇所周りに前記リード端子を捻るようなトルクが大きく発生しやすい。このようなトルクに耐えるためには、前記リード端子の接合強度が特に重要である。このような場合において、前記パッケージによれば、部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージの信頼性低下を抑制することができる。
前記リード端子は平板形状を有していてよい。このような形状を有するリード端子は、大電流を流すのに適している。よって、パッケージを、パワー半導体素子用に適したものとすることができる。
前記少なくとも1つの電子部品はパワー半導体素子を含んでいてよい。パワー半導体素子は、多量の熱を発生しやすい。前記パッケージによれば、この多量の熱に起因した熱応力を効果的に緩和することができる。
前記パッケージはシンク側メタライズ層をさらに備えていてよい。前記シンク側メタライズ層は、前記セラミック枠体の前記第1面に設けられており、前記エラストマー層によって前記ヒートシンクに接着されている。前記シンク側メタライズ層が設けられることによって、セラミック枠体の機械的強度を補強することができる。よって、熱応力に起因してのセラミック枠体の割れを抑制することができる。
前記シンク側メタライズ層は、前記キャビティを囲んでいてよい。その場合、セラミック枠体の機械的強度を、より全体的に補強することができる。
前記セラミック枠体の前記第1面の全体が前記エラストマー層によって直接的に覆われていてよい。この場合、セラミック枠体の前記第1面と、前記エラストマー層との間に、何らかの導電性部材が配置されることがない。仮にこのような導電性部材が配置されたとすると、当該導電性部材は、セラミック枠体と前記エラストマー層との間に配置されることによって外界から絶縁されるので、電気的にフローティング状態とされる。このようにフローティング状態にある導電性部材と前記リード端子との間には、容量結合が形成される。この容量結合を介して前記リード端子にノイズが混入する現象が生じることがある。前記セラミック枠体の前記第1面の全体が前記エラストマー層によって直接的に覆われていれば、この現象を避けることができる。
前記パッケージは、前記セラミック枠体の前記第1面と、前記エラストマー層との間に、導電性部材を有していなくてよい。このような導電性部材が配置されたとすると、当該導電性部材は、セラミック枠体と前記エラストマー層との間に配置されることによって外界から絶縁されるので、電気的にフローティング状態とされる。このようにフローティング状態にある導電性部材と前記リード端子との間には、容量結合が形成される。この容量結合を介して前記リード端子にノイズが混入する現象が生じることがある。前記パッケージがセラミック枠体の前記第1面と前記エラストマー層との間に導電性部材を有していなければ、この現象を避けることができる。
前記パッケージは、第1めっき層と、第2めっき層とをさらに備えていてよい。前記第1めっき層は、めっき材料からなり、前記リード端子を覆っている。前記第2めっき層は、前記めっき材料からなり、前記ヒートシンクを覆っている。前記エラストマー層と前記前記セラミック枠体の前記第1面との間と、前記エラストマー層と前記ヒートシンクとの間と、のいずれにも、前記めっき材料からなるめっき層が設けられていない。その場合、第1に、めっき面積が小さくなるので、めっき材料のコストを抑制することができる。第2に、このような第1めっき層および第2めっき層は、前記リード端子と前記ヒートシンクとが前記セラミック枠体を介して互いに取り付けられた後に、一括して形成することができる。よって、パッケージの製造を効率化することができる。
前記パッケージは、第1めっき層と、第2めっき層とをさらに備えていてよい。第1めっき層は、第1めっき材料からなり、前記リード端子を覆っている。第2めっき層は、第2めっき材料からなり、前記ヒートシンクを覆っており、かつ、前記ヒートシンクと前記エラストマー層との間を延びている。その場合、前記第1めっき層および前記第2めっき層は、当然に、前記エラストマー層を形成する前に形成される。よって、前記第1めっき層および前記第2めっき層を形成するためのめっき液が、前記エラストマー層によって汚染されることが避けられる。
この発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る電子装置の構成を、キャビティ内部が見えるようにその一部の図示を省略して示す概略斜視図である。 図1の電子装置の線II-IIに沿う概略断面図である。 実施の形態1に係るパッケージの構成を示す概略断面図である。 図3における、端子側メタライズ層が設けられたセラミック枠体の構成を示す平面図である。 図3における、シンク側メタライズ層が設けられたセラミック枠体の構成を示す平面図である。 比較例のパッケージの構成を示す断面図である。 実施の形態2に係るパッケージの構成を示す概略断面図である。 実施の形態3に係るパッケージの構成を示す概略断面図である。 実施の形態4に係るパッケージにおける、シンク側メタライズ層が設けられたセラミック枠体の構成を、図5に対応する視野で示す平面図である。 実施の形態5に係るパッケージの構成を示す概略断面図である。 実施の形態6に係るパッケージの構成を示す概略断面図である。 実施の形態7に係るパッケージの構成を示す概略断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図面間での方向関係を理解しやすくするために、いくつかの図にはxyz直交座標が示されている。なお本明細書において、金属は、特段の記載がない限り、純金属および合金のいずれをも意味し得る。また平面視は、厚み方向に垂直な平面への射影を意味する。言い換えれば、厚み方向は、平面視に垂直な方向である。上記xyz直交座標系によれば、厚み方向はz方向に対応し、厚み方向に垂直な平面はxy平面に対応する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る電子装置90の構成を、キャビティCV内部が見えるようにその一部の図示を省略して示す概略斜視図である。図2は、図1の電子装置90の線II-IIに沿う概略断面図である。電子装置90は、パッケージ61と、蓋体80と、少なくとも1つの電子部品8とを有している。パッケージ61は、少なくとも1つの電子部品8を収めるためのキャビティCVを有している。
少なくとも1つの電子部品8はパワー半導体素子を含んでいてよく、その場合、電子装置90はパワーモジュールである。パワー半導体素子は高周波(RF:Radio Frequency)用であってよく、この場合、電子装置90はRFパワーモジュールである。RFパワーモジュールは、例えば、RFパワーアンプモジュールである。RFパワーアンプモジュールのためのパワー半導体素子は、例えば、横方向拡散MOSFET(Laterally Diffused MOSFET)または高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)であり、HEMTとしては、例えば、GaN-HEMTが用いられてよい。
電子装置90はさらに、電子部品8とパッケージ61との間の電気的接続のためのワイヤ9(配線部材)を有していてよい。パッケージ61の(詳しくは後述される)少なくとも1つのリード端子30の各々には、少なくとも1つのワイヤ9が接続されていてよく、図1に示されているように複数のワイヤ9が接続されていてよい。
電子装置90はさらに、蓋体80とパッケージ61とを互いに接着する接着層70を有していてよい。接着層70は、パッケージ61の(詳しくは後述される)セラミック枠体20上に、キャビティCVを囲むように設けられている。接着層70の、蓋体80とパッケージ61との間での厚みは、例えば、100μm以上、360μm以下である。接着層70は、図2に示されているように、セラミック枠体20上にリード端子30を介して設けられる部分を有していてよい。
接着層70は、典型的には熱硬化性樹脂であり、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂およびシリコーン(silicone)樹脂の少なくともいずれかを主成分として含んでいる。特にエポキシ樹脂は、耐熱性、機械的強度および耐薬品性をバランス良く備えている点で好ましい。これら特性を好適に有するためには、主成分としてのエポキシ樹脂の含有量が20~40wt%であることが好ましく、残部は硬化剤などの副成分からなってよい。具体的には、この副成分は、例えば、1~10wt%の硬化剤と、50~70wt%の無機フィラーと、0.5~2wt%のカップリング剤と、0.5~2wt%の触媒と、0.1~5wt%の低応力剤とであってよい。硬化剤としてはフェノキシ樹脂化合物が用いられてよい。無機フィラーとしてはシリカが用いられてよい。触媒としては有機リンまたはホウ素塩が用いられてよい。低応力剤としてはシリコーンが用いられてよい。接着層70は、蓋体80の曲げ弾性率よりも小さな曲げ弾性率を有していてよい。
蓋体80(図2)は、キャビティCVに面する内面81iと、その反対の外面81oとを有していてよく、また典型的には、内面81i上には、セラミック枠体20の枠形状におおよそ対応した枠形状を有する突起である枠部81pが設けられている。この場合、接着層70は枠部81pに接する。図2に例示された構成においては、蓋体80が枠部81pを有することによって、蓋体80がワイヤ9に緩衝しにくくなる利点が得られる。
蓋体80はセラミック材料からなっていてよい。このセラミック材料は、主成分としてアルミナを含んでいてよく、例えば、実質的にアルミナである。あるいは、蓋体80は樹脂を含んでいてよい。樹脂は、例えば、液晶ポリマーである。なお当該樹脂中に無機フィラーが分散されていてもよく、無機材フィラーは、例えばシリカ粒である。樹脂中に無機フィラーが分散されていることによって、蓋体80の強度および耐久性を高めることができる。
図3は、実施の形態1に係るパッケージ61の構成を示す概略断面図である。図4は、図3における、端子側メタライズ層22が設けられたセラミック枠体20の構成を示す平面図である。図5は、図3における、シンク側メタライズ層21が設けられたセラミック枠体20の構成を示す平面図である。
電子装置90(図2)の製造のための部品としてパッケージ61が準備された時点では、図3に示されているように、電子部品8(図2)は未だ実装されていない。パッケージ61のキャビティCVは、電子部品8がパッケージ61上に実装された後、蓋体80(図2)によって封止されることになる。パッケージ61は、ヒートシンク10と、セラミック枠体20と、シンク側メタライズ層21と、端子側メタライズ層22と、リード端子30と、ろう材層32と、エラストマー層31とを備えている。
ヒートシンク10は金属材料からなる。金属材料は、非複合材料であってよく、例えば、Cu、Cu合金、アルミニウム(Al)またはAl合金である。この金属材料は、300W/m・Kより大きな熱伝導率を有していることが好ましい。このように高い熱伝導率は、例えば、金属材料が純度95.0重量パーセント(wt%)以上、好ましくは純度99.8wt%以上、でCuを含有することによって、容易に得られる。
ヒートシンク10は、互いに反対の外面SH1および内面SH2を有している。外面SH1(図2)は、電子装置90を支持するための支持部材(図示せず)に取り付けられることになる。支持部材は、例えば、実装ボードまたは放熱部材である。ヒートシンク10は、支持部材への取り付けのための固定具(例えば、ねじ)が通る貫通部(図示せず)を有していてよい。内面SH2は、領域SH2aおよび領域SH2bを有している。また内面SH2はさらに領域SH2cを有していてよい。領域SH2aは、キャビティCVの底に位置している。領域SH2bは領域SH2aを囲んでいる。言い換えれば、領域SH2bは領域SH2aの外側に閉形状で配置されている。領域SH2cは、領域SH2bの外側に位置している。領域SH2cは領域SH2bを囲んでいてよい。言い換えれば、領域SH2cは領域SH2bの外側に閉形状で配置されていてよい。あるいは、領域SH2cは領域SH2bの外側に開形状で配置されていてよい。
セラミック枠体20は、厚み方向(z方向)において互いに反対の下面SF1(第1面)および上面SF2(第2面)を有している。セラミック枠体20の下面SF1は、ヒートシンク10の内面SH2の領域SH2bに支持されている。図4および図5に示されているように、セラミック枠体20は、キャビティCVを囲む枠形状を有している。
端子側メタライズ層22はセラミック枠体20の上面SF2に設けられている。端子側メタライズ層22は、例えば、タングステン(W)層またはモリブデン(Mo)層を含み、さらにそれを覆うめっき層を含んでもよい。このめっき層は、例えば、Niめっき層である。図4に示されているように、端子側メタライズ層22は、互いに分離された複数の領域によって構成されたパターンを有している。なお図4では端子側メタライズ層22の外縁とセラミック枠体20の外縁とが一致しているが、これらは必ずしも一致していなくてよい。すなわち、端子側メタライズ層22の外縁の一部または全部が、セラミック枠体20の外縁よりも、内側方向(図4においてはy方向に沿ってキャビティCVへ向かう方向)に引き下がっていてもよい。
シンク側メタライズ層21はセラミック枠体20の下面SF1に設けられている。図5に示されているように、シンク側メタライズ層21はキャビティCVを囲んでいる。言い換えれば、シンク側メタライズ層21はキャビティCVの外側に閉形状で配置されていている。シンク側メタライズ層21は、例えば、タングステン(W)層またはモリブデン(Mo)層を含み、さらにそれを覆うめっき層を含んでもよい。このめっき層は、例えば、Niめっき層である。シンク側メタライズ層21の材料は、端子側メタライズ層22の材料と同じであってよい。なお図5ではシンク側メタライズ層21の外縁とセラミック枠体20(図4参照)の外縁とが一致しているが、これらは必ずしも一致していなくてよい。すなわち、シンク側メタライズ層21の外縁の一部または全部が、セラミック枠体20の外縁よりも、内側方向(キャビティCVへ向かう方向)へ引き下がっていてもよい。
なおパッケージ61の製造においては、焼成工程によって、端子側メタライズ層22およびシンク側メタライズ層21が設けられたセラミック枠体20が、1つの部品として形成される。この部品を、以下において、焼成体ユニットとも称する。焼成体ユニットの形成のためには、まず、セラミック枠体20になるセラミックグリーンシートが準備される。このセラミックグリーンシートの一方の面および他方の面のそれぞれに、端子側メタライズ層22となるペースト層と、シンク側メタライズ層21となるペースト層とが塗布される。また、キャビティCVが、適当なタイミングで形成される。以上の工程によって、未焼成体が準備される。この未焼成体が焼成されることによって、焼成体ユニットが得られる。未焼成体において、セラミック枠体20になるセラミックグリーンシートの片面のみではなく両面に上記のようにペースト層が設けられているので、未焼成体の焼成の結果として生じる反りが抑制される。この焼成体ユニットの金属表面上には、必要に応じて、前述したようなめっきが施されてよい。
リード端子30は、キャビティCVの内部と外部との間での電気的接続を得るためのものである。リード端子30は端子側メタライズ層22上に設けられている。リード端子30は、平面視(xy面)において、セラミック枠体20よりも外側に突出していてよい。またリード端子30は、平板形状を有していてよく、この平板形状は、xy面に平行な主面を有していてよい。リード端子30の材料は、例えば、Fe-Ni合金、Cu、またはCu合金である。Fe-Ni合金は、例えば、42アロイである。42アロイは、主成分としてFe原子を含有しており、かつ約42wt%のNi原子を含有している。
ろう材層32は、リード端子30と端子側メタライズ層22とを互いに接合している。よってリード端子30は端子側メタライズ層22上に、ろう材層32を介して配置されている。ろう材層32は、リード端子30を端子側メタライズ層22上にろう付けしている。よって、端子側メタライズ層22は、ろう付けのための下地としての機能を発揮している。
ろう材層32の材料、すなわちろう材、は銀ろう材であってよい。銀ろう材は、Agを含有するろう材であり、その融点は、例えば、650℃以上、950℃以下である。よってこの場合のろう付けは、例えば、650℃以上、950℃以下の温度で行われる。ろう材層32の厚みは、セラミック枠体20およびヒートシンク10の各々の厚みよりも小さくてよい。
パッケージ61の製造においては、前述した焼成体ユニットの端子側メタライズ層22上に、リード端子30が、ろう材層32によって、ろう付けされる。これにより、焼成体ユニットと、ろう材層32と、リード端子30とを有する部品が形成される。この部品を、以下において、枠体・リード複合ユニットとも称する。
エラストマー層31は、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との各々に直接的または間接的に接しており、それにより、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間は、厚み方向(z方向)における少なくとも一部範囲においてはエラストマー層31のみによって接着されている。本実施の形態においては、エラストマー層31は、ヒートシンク10には直接的に接しており、セラミック枠体20の下面SF1にはシンク側メタライズ層21を介して間接的に接している。ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間は、z方向における一部範囲においてはエラストマー層31のみによって接着されている。ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間の、z方向における他部範囲(上記一部範囲以外の範囲)には、シンク側メタライズ層21が配置されている。パッケージ61の製造においては、前述した枠体・リード複合ユニットがヒートシンク10に、接着層としてのエラストマー層31によって接着される。上述した構成から、ヒートシンク10と、セラミック枠体20の下面SF1との間は、エラストマー層31によって隔てられている。平面視(xy面)においては、エラストマー層31は、セラミック枠体20の枠形状におおよそ対応した閉形状を有している。
エラストマー層31は、エラストマーを含んでいる。エラストマーは、例えば、樹脂系エラストマーである。樹脂系エラストマーは、例えば、シリコーンである。よってエラストマー層31は、例えば、シリコーン層であってよい。エラストマー層31は、おおよそ均一な材料からなっていてよい。エラストマー層31は、エラストマーのみからなっていてよく、あるいは、主成分としてのエラストマーと、添加物としての非エラストマーとの混合材料であってよい。例えば、エラストマー中に、非エラストマーからなるフィラーが分散された材料が用いられてよい。このような材料も、フィラーの分散がおおよそ均一であれば、均一な材料とみなす。エラストマー層31の材料は、超弾性特性を有していてよい。
シンク側メタライズ層21は、エラストマー層31によってヒートシンク10に接着されている。このように、シンク側メタライズ層21上においては、エラストマー層31による接着が行われているが、ろう付けは行われていない。よって、シンク側メタライズ層21は、ろう付けのための下地としての機能を有していない。
以下、電子装置90(図2)の製造方法を例示する。
まずパッケージ61(図3)が準備される。パッケージ61のヒートシンク10の内面SH2の領域SH2a上に電子部品8(図2)が搭載される。この搭載は、例えば、Agペーストの塗布と焼結とによって行われてよい。言い換えれば、電子部品8をパッケージ61上に搭載するための接合層として焼結Ag層が用いられてよい。次に、電子部品8がリード端子30に、ワイヤ9によって電気的に接続される。ワイヤ9はワイヤボンディングによって形成されてよい。
次に、パッケージ61上に蓋体80が接着層70を介して載置される。接着層70は、本例においては熱硬化性樹脂を含み、当該載置の時点では半硬化状態にある。次に、蓋体80がセラミック枠体20へ所定の荷重で押し付けられる。適切な荷重は、パッケージ61の寸法設計に依存するが、例えば500g以上、1kg以下程度である。荷重での押し付けが行われながら、接着層70が加熱される。加熱された接着層70は、まず軟化状態へと変化する。これにより接着層70の粘度が低下する。その結果、接着層70が濡れ広がる。その後、加熱による硬化反応の進行にともなって、接着層70は硬化状態へと変化し、その結果、接着層70は蓋体80とセラミック枠体20とを互いに接着する。
以上により、図1および図2に示されているように、蓋体80がキャビティCVを封止する構成が得られる。言い換えれば、電子装置90(図1および図2)が得られる。
図6は、比較例のパッケージ60の構成を示す断面図である。パッケージ60は、エラストマー層31(図3:実施の形態1)に代わって、ろう材層31Sを有している。言い換えれば、パッケージ60の製造においては、ヒートシンク10へ、前述した枠体・リード複合ユニットのシンク側メタライズ層21が、エラストマーを用いた接着に代わって、ろう付けを用いた接合によって取り付けられる。この場合、パッケージ60は、その製造において、ろう付け時の数百℃の高温から室温への温度変化にさらされる。また、パッケージ61のエラストマー層31に比して、パッケージ60のろう材層31Sは、はるかに高い剛性を有している。よって、ろう材層31Sは、エラストマー層31とは異なり、パッケージにおいて発生した熱応力を緩和する作用はほとんどない。
本実施の形態のパッケージ61(図3)によれば、第1に、リード端子30は、端子側メタライズ層22が設けられたセラミック枠体20へ、ろう材層32を用いて接合される。これにより、リード端子30の接合強度の確保が重要であるパッケージ61において、部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージ61の信頼性低下を抑制することができる。第2に、ヒートシンク10とセラミック枠体20との間の接着のために、エラストマー層31が用いられる。これにより、ヒートシンク10とセラミック枠体20との間での熱膨張係数の差異に起因しての熱応力を緩和することができる。以上から、パッケージ61の部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージ61の信頼性低下を抑制しつつ、パッケージ61に加わる熱応力に起因しての信頼性低下を抑制することができる。
ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間は、z方向(図3)における少なくとも一部範囲においてはエラストマー層31のみによって接着されている。これにより、当該一部範囲においては、面内方向(xy面に平行な方向)におけるエラストマー層31の変形が、他部材によって妨げられることがない。よって、ヒートシンク10とセラミック枠体20との間での熱膨張係数の差異に起因しての熱応力を、より十分に緩和することができる。
エラストマー層31(図3)はシリコーンを含んでいてよい。その場合、ヒートシンク10とセラミック枠体20との間での熱膨張係数の差異に起因しての熱応力を、より確実に緩和することができる。
ヒートシンク10の金属材料は非複合材料であってよい。その場合、金属材料の材料コストを容易に低減することができる。一方で、ヒートシンク10用の非複合材料と、セラミック枠体20のためのセラミック材料とでは、熱膨張係数の差異が大きくなりやすい。本実施の形態によれば、この熱膨張係数の大きな差異に起因しての熱応力を緩和することができる。
金属材料は300W/m・Kより大きな熱伝導率を有していてよい。その場合、パッケージ61の放熱性能を高めることができる。一方で、熱伝導率を高めることを優先する結果として、ヒートシンク10とセラミック枠体20との間での熱膨張係数の差異が大きくなりやすい。本実施の形態によれば、この熱膨張係数の大きな差異に起因しての熱応力を緩和することができる。
リード端子30は、平面視において、セラミック枠体20よりも外側に突出している。この場合、リード端子30のこの突出部に対して、何らかの原因によって、厚み方向に沿った成分を有する外力が加わると、リード端子30とセラミック枠体20との接合箇所周りにリード端子30を捻るようなトルクが大きく発生しやすい。このようなトルクに耐えるためには、リード端子30の接合強度が特に重要である。このようなパッケージ61において、本実施の形態によれば、部材間の接合強度の不足に起因してのパッケージ61の信頼性低下を抑制することができる。
リード端子30(図1)は平板形状を有している。このような形状を有するリード端子30は、大電流を流すのに適している。よって、パッケージ61を、パワー半導体素子用に適したものとすることができる。パワー半導体素子は、多量の熱を発生しやすい。本実施の形態によれば、この多量の熱に起因した熱応力を効果的に緩和することができる。またこのような形状を有するリード端子30は、ワイヤボンディングが施されるのに適しており、特に、パッケージ上におけるワイヤボンディングによって、図1に示されているように、1つのリード端子30に複数のワイヤ9が接続されるのに適している。1つのリード端子30に複数のワイヤ9が接続されることによって、1つのワイヤ9しか接続されない場合に比して、そのリード端子30を経由する電気的経路に、より大きな電流を、低抵抗で流すことができる。
少なくとも1つの電子部品8(図2)はパワー半導体素子を含んでよい。パワー半導体素子は、多量の熱を発生しやすい。本実施の形態によれば、この多量の熱に起因した熱応力を効果的に緩和することができる。
シンク側メタライズ層21(図3)が設けられることによって、セラミック枠体20の機械的強度を補強することができる。よって、熱応力に起因してのセラミック枠体20の割れを抑制することができる。
シンク側メタライズ層21(図5)は、キャビティCVを囲んでいる。これにより、セラミック枠体20(図3)の機械的強度を、より全体的に補強することができる。
<実施の形態2>
図7は、実施の形態2に係るパッケージ61Pの構成を示す概略断面図である。パッケージ61Pは、パッケージ61(図3)の構成に加えて、めっき部51Pを有している。めっき部51Pは、めっき層51P1(第1めっき層)と、めっき層51P3(第2めっき層)とを含む。まためっき部51Pはさらに、シンク側メタライズ層21の側面に付着しためっき層51P2を含んでよい。
めっき層51P1、めっき層51P2およびめっき層51P3の各々は、同じめっき材料からなる。このめっき材料は、単層材料であってよく、あるいは、積層材料であってよい。単層材料は、例えば、Ag(銀)またはSn(スズ)である。積層材料は、例えば、Ni/Au(ニッケル/金)、Ni/Pd/Au(ニッケル/パラジウム/金)、または、Ni/Ag(ニッケル/銀)である。
めっき層51P1はリード端子30を覆っている。めっき層51P1は、ろう材層32および端子側メタライズ層22の側面にも付着していてよい。めっき層51P3はヒートシンク10を覆っている。
パッケージ61Pは、パッケージ61(図3)の構成を得た後、当該構成にめっき部51Pを付与することによって得られる。これに対応して、エラストマー層31とセラミック枠体20の下面SF1との間と、エラストマー層31とヒートシンク10との間と、のいずれにも、上記めっき材料からなるめっき層が設けられていない。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、エラストマー層31とセラミック枠体20の下面SF1との間と、エラストマー層31とヒートシンク10との間と、のいずれにも、めっき部51Pが設けられていない。これにより、めっき部51Pによるめっき面積が小さくなるので、めっき部51Pを形成するためのめっき工程におけるめっき材料のコストを抑制することができる。第2に、めっき部51Pに含まれるめっき層51P1およびめっき層51P3は、リード端子30とヒートシンク10とがセラミック枠体20を介して互いに取り付けられた後に、一括して形成することができる。よって、リード端子30およびヒートシンク10の各々をめっきしつつ、パッケージ61Pの製造を効率化することができる。
<実施の形態3>
図8は、実施の形態3に係るパッケージ61Qの構成を示す概略断面図である。パッケージ61Qは、パッケージ61(図3)の構成に加えて、めっき部51Qを有している。めっき部51Qは、めっき層51Q1(第1めっき層)と、めっき層51Q2と、めっき層51Q3(第2めっき層)とを含む。
めっき層51Q1は、リード端子30を覆っている。めっき層51Q1は、めっき層51P1(図7:実施の形態2)と、ほぼ同様の構成を有している。めっき層51Q2は、シンク側メタライズ層21とエラストマー層31との間を延びるようにシンク側メタライズ層21を覆っている。また、めっき層51Q2は、シンク側メタライズ層21の側面にも付着していてよい。めっき層51Q3は、ヒートシンク10を覆っており、かつ、ヒートシンク10とエラストマー層31との間を延びている。よって図8においては、エラストマー層31は、ヒートシンク10にはめっき層51Q3を介して間接的に接しており、セラミック枠体20の下面SF1にはシンク側メタライズ層21およびめっき層51Q2を介して間接的に接している。その結果、エラストマー層31は、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1とを、めっき層51Q3とめっき層51Q2とシンク側メタライズ層21とを介して間接的に互いに接着している。パッケージ61Qにおいて、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間は、厚み方向(z方向)における一部範囲においてはエラストマー層31のみによって接着されている。ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間の、z方向における他部範囲(上記一部範囲以外の範囲)には、めっき層51Q3とめっき層51Q2とシンク側メタライズ層21とが配置されている。一部範囲の寸法と他部範囲の寸法との合計が、セラミック枠体20の下面SF1とヒートシンク10との間の距離に相当する。
めっき層51Q1と、めっき層51Q2との各々は、第1めっき材料からなる。めっき層51Q1およびめっき層51Q2は、前述した実施の形態1において説明された枠体・リード複合ユニットへのめっき工程によって、一括して形成される。このめっき工程は、エラストマー層31の形成前に行われる。めっき層51Q3は、第2めっき材料からなる。めっき層51Q3は、エラストマー層31の形成前に行われる。第1めっき材料は、前述した実施の形態2で例示しためっき材料のいずれかであってよい。また第2めっき材料は、前述した実施の形態2で例示しためっき材料のいずれかであってよい。第1めっき材料と第2めっき材料とは、同一であっても、異なってもよい。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、パッケージ61へのめっき処理として、めっき部51P(図7:実施の形態2)ではなく、めっき部51Q(図8)が適用される。めっき部51Qは、その配置から当然に、エラストマー層31を形成する前に形成される。よって、めっき層51Q1およびめっき層51Q3を形成するためのめっき液が、エラストマー層31によって汚染されることが避けられる。特に、めっき液がシリコーンによって汚染されることは望ましくないことが多い。よってエラストマー層31がシリコーンを含む場合、シリコーン汚染を防止することができる本実施の形態は、特段の利点を有している。
<実施の形態4>
図9は、実施の形態4に係るパッケージにおけるセラミック枠体20の構成を、図5(実施の形態1)に対応する視野で示す平面図である。セラミック枠体20の下面SF1上に、シンク側メタライズ層21(図5:実施の形態1)に代わって本実施の形態においてはシンク側メタライズ層21Cが設けられている。シンク側メタライズ層21Cは、セラミック枠体20の下面SF1の一部にのみ設けられている。シンク側メタライズ層21Cは、キャビティCVの周りにおいて閉形状を有している必要はなく、図9においては、互いに離れた複数のパターンによって構成された形状を有している。平面視(xy面)において、シンク側メタライズ層21Cのパターンは、端子側メタライズ層22(図4)のパターンに対応していてよく、例えば、これらパターンは互いにおおよそ同一であってよい。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1~3のいずれかの構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、シンク側メタライズ層21Cは、セラミック枠体20の下面SF1の一部にのみ設けられている。これにより、シンク側メタライズ層21Cの配置を、端子側メタライズ層22の配置に対応したものとすることができる。これにより、セラミック枠体20の下面SF1上のメタライズ層の構成と上面SF2上のメタライズ層の構成との差異を小さくすることができる。よって、焼成収縮に起因してのセラミック枠体20の反りを抑制することができる。さらに熱応力に起因してのセラミック枠体20の反りも抑制することができる。
<実施の形態5>
図10は、実施の形態5に係るパッケージ62の構成を示す概略断面図である。パッケージ62は、パッケージ61(図3:実施の形態1)におけるシンク側メタライズ層21が省略された構成を有している。言い換えれば、本実施の形態における焼成体ユニットは、前述した実施の形態1において説明した焼成体ユニットにおけるシンク側メタライズ層21が省略された構成を有している。これにともなって、セラミック枠体20の下面SF1は全体がエラストマー層31によって直接的に覆われている。よって図10においては、エラストマー層31は、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との各々に直接的に接している。よってパッケージ62においては、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間は、厚み方向(z方向)における全範囲においてエラストマー層31のみによって接着されている。なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1または4の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、パッケージ62において、セラミック枠体20の下面SF1と、エラストマー層31との間に、シンク側メタライズ層21(図3)のような導電性部材が配置されることがない。仮にこのような導電性部材が配置されたとすると、当該導電性部材は、セラミック枠体20とエラストマー層31との間に配置されることによって外界から絶縁されるので、電気的にフローティング状態とされる。このようにフローティング状態にある導電性部材とリード端子30との間には、容量結合が形成される。この容量結合を介してリード端子30にノイズが混入する現象が生じることがある。セラミック枠体20の下面SF1の全体がエラストマー層31によって直接的に覆われていれば、この現象を避けることができる。
<実施の形態6>
図11は、実施の形態6に係るパッケージ62Pの構成を示す概略断面図である。パッケージ62Pは、パッケージ62(図10:実施の形態5)の構成に加えて、めっき部52Pを有している。めっき部52Pは、めっき層52P1(第1めっき層)と、めっき層52P3(第2めっき層)とを含む。めっき層52P1およびめっき層51P3の各々は、同じめっき材料からなる。このめっき材料としては、前述した実施の形態2(図7)において例示したものが用いられてよい。めっき層52P1は、めっき層51P1(図7:実施の形態2)と、ほぼ同様の構成を有している。
めっき層52P1はリード端子30を覆っている。めっき層52P1は、ろう材層32および端子側メタライズ層22の側面にも付着していてよい。めっき層52P3はヒートシンク10を覆っている。
パッケージ62Pは、パッケージ62(図10:実施の形態5)の構成を得た後、当該構成にめっき部52Pを付与することによって得られる。これに対応して、エラストマー層31とセラミック枠体20の下面SF1との間と、エラストマー層31とヒートシンク10との間と、のいずれにも、上記めっき材料からなるめっき層が設けられていない。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、エラストマー層31とセラミック枠体20の下面SF1との間と、エラストマー層31とヒートシンク10との間と、のいずれにも、めっき部52Pが設けられていない。これにより、めっき部52Pによるめっき面積が小さくなるので、めっき部52Pを形成するためのめっき工程におけるめっき材料のコストを抑制することができる。第2に、めっき部52Pに含まれるめっき層52P1およびめっき層52P3は、リード端子30とヒートシンク10とがセラミック枠体20を介して互いに取り付けられた後に、一括して形成することができる。よって、リード端子30およびヒートシンク10の各々をめっきしつつ、パッケージ62Pの製造を効率化することができる。
<実施の形態7>
図12は、実施の形態7に係るパッケージ62Qの構成を示す概略断面図である。パッケージ62Qは、パッケージ62(図10:実施の形態5)の構成に加えて、めっき部52Qを有している。めっき部52Qは、めっき層52Q1(第1めっき層)と、めっき層52Q3(第2めっき層)とを含む。めっき層52Q1は、リード端子30を覆っている。めっき層52Q1は、めっき層52P1(図11:実施の形態6)と、ほぼ同様の構成を有している。めっき層52Q3は、ヒートシンク10を覆っており、かつ、ヒートシンク10とエラストマー層31との間を延びている。よって図12においては、エラストマー層31は、ヒートシンク10にはめっき層52Q3を介して間接的に接しており、セラミック枠体20の下面SF1には直接的に接している。その結果、エラストマー層31は、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1とを、めっき層52Q3を介して間接的に互いに接着している。パッケージ62Qにおいて、ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間は、厚み方向(z方向)における一部範囲においてはエラストマー層31のみによって接着されている。ヒートシンク10とセラミック枠体20の下面SF1との間の、z方向における他部範囲(上記一部範囲以外の範囲)には、めっき層52Q3が配置されている。一部範囲の寸法と他部範囲の寸法との合計が、セラミック枠体20の下面SF1とヒートシンク10との間の距離に相当する。
めっき層52Q1は第1めっき材料からなる。めっき層52Q1は、実施の形態1において説明された枠体・リード複合ユニットへのめっき工程によって形成される。ただし本実施の形態における枠体・リード複合ユニットは、実施の形態1におけるものとは異なり、シンク側メタライズ層21を含まない。このめっき工程は、エラストマー層31の形成前に行われる。めっき層52Q3は、第2めっき材料からなる。めっき層52Q3は、エラストマー層31の形成前に行われる。第1めっき材料は、実施の形態2で例示しためっき材料のいずれかであってよい。また第2めっき材料は、実施の形態2で例示しためっき材料のいずれかであってよい。第1めっき材料と第2めっき材料とは、同一であっても、異なってもよい。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、めっき部52P(図11:実施の形態6)ではなく、めっき部52Q(図)12が適用される。めっき部52Qは、その配置から当然に、エラストマー層31を形成する前に形成される。よって、めっき層52Q1およびめっき層52Q3を形成するためのめっき液が、エラストマー層31によって汚染されることが避けられる。特に、めっき液がシリコーンによって汚染されることは望ましくないことが多い。よってエラストマー層31がシリコーンを含む場合、シリコーン汚染を防止することができる本実施の形態は、特段の利点を有している。
<実施例>
電子装置の製造および試験が行われた。この製造および試験は、以下の表1に示す熱処理条件を有する工程を伴っていた。
Figure 2023132461000002
上記表1における「反り」欄は、各熱処理条件での工程後におけるパッケージの外面SH1(図7参照)の反り量を示している。反り量の符号は、反りに起因しての凸形状がマイナスz方向(図7参照)に突出する場合を正として定義されている。また「反り」欄における「x」および「y」のそれぞれは、反りの測定がx方向およびy方向に沿って行われたことを示している。反り量の測定には、3D形状測定機(キーエンス製 VR-3200)が用いられた。
具体的には、まず、パッケージ61P(図7:実施の形態2)の製造に必要な部材として、ヒートシンク10と、端子側メタライズ層22およびシンク側メタライズ層21が設けられたセラミック枠体20である焼成体ユニットと、が準備された。ヒートシンク10は、x方向において20.6mm、y方向において9.8mmの最大寸法を有していた。セラミック枠体20は、x方向において19.8mm、y方向において9.4mmの最大寸法を有していた。セラミック枠体20のキャビティCVは、x方向において16.5mm、y方向において6.1mmの最大寸法を有していた。次に、上記焼成体ユニットとヒートシンク10とが、硬化されることによってエラストマー層31としてのシリコーン層となる接着剤によって互いに接着された。次に、このシリコーン層が熱処理によって硬化された(硬化のための熱処理条件と、熱処理後の反り量とは、上記表1参照)。続いて、めっき処理が行われることによって、パッケージ61Pを得た。
次に、パッケージ61P上に、電子部品8(図2参照)としてのチップ部品が実装された。この実装は、Agペーストの塗布と焼結とによって行われた(焼結のための熱処理条件と、熱処理後の反り量とは、上記表1参照)。
次に、パッケージ61Pに蓋体80が接着層70を用いて接合された。接着層70は、エポキシ樹脂系の接着剤の塗布と硬化とによって形成された(硬化のための熱処理条件と、熱処理後の反り量とは、上記表1参照)。これにより、気密に封止された電子部品8(図2参照)を有する電子装置を得た。
次に、上記電子装置に対して、100回のヒートサイクルによるヒートサイクル試験が大気中で行われた(試験のための熱処理条件と、熱処理後の反り量とは、上記表1参照)。続いて、ヒートサイクルが総計500回に達するまでさらに繰り返された後、グロスリーク試験が行われた。このグロスリーク試験において、グロスリークは認められず、パッケージの気密性が維持されていることが確認された。
以上の実験結果が示すように、本実施例によれば、パッケージの反り量は10μm以下の小さな量であり、かつ、グロスリークにつながるようなパッケージの破壊がなかった。
なお、上述した実施の形態1~7およびその変形例は、技術的矛盾が生じない範囲で、互いに自由に組み合わされてよい。
8 : 電子部品
9 : ワイヤ
10 : ヒートシンク
20 : セラミック枠体
21,21C : シンク側メタライズ層
22 : 端子側メタライズ層
30 : リード端子
31 : エラストマー層
32 : ろう材層
51P,51Q,52P,52Q : めっき部
51P1,51Q1,52P1,52Q1 : めっき層(第1めっき層)
51P2,51Q2 : めっき層
51P3,51Q3,52P3,52Q3 : めっき層(第2めっき層)
61,61P,61Q,62,62P,62Q : パッケージ
70 : 接着層
80 : 蓋体
90 : 電子装置
CV : キャビティ
SF1 : 下面(第1面)
SF2 : 上面(第2面)

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの電子部品を収めるためのキャビティを有するパッケージであって、
    金属材料からなるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクに支持された第1面と、厚み方向において前記第1面と反対の第2面とを有し、前記キャビティを囲む枠形状を有するセラミック枠体と、
    前記セラミック枠体の前記第2面に設けられた端子側メタライズ層と、
    前記端子側メタライズ層上に設けられたリード端子と、
    前記端子側メタライズ層と前記リード端子とを互いに接合する、ろう材層と、
    前記ヒートシンクと前記セラミック枠体の前記第1面との各々に直接的または間接的に接し、前記ヒートシンクと前記セラミック枠体の前記第1面とを互いに接着するエラストマー層と、
    を備える、パッケージ。
  2. 前記ヒートシンクと前記セラミック枠体の前記第1面との間は、前記厚み方向における少なくとも一部範囲においては前記エラストマー層のみによって接着されている、
    請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記エラストマー層はシリコーンを含む、
    請求項1または2に記載のパッケージ。
  4. 前記ヒートシンクの前記金属材料は非複合材料である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のパッケージ。
  5. 前記ヒートシンクの前記金属材料は300W/m・Kより大きな熱伝導率を有している、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のパッケージ。
  6. 前記リード端子は、平面視において、前記セラミック枠体よりも外側に突出している、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のパッケージ。
  7. 前記リード端子は平板形状を有している、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のパッケージ。
  8. 前記少なくとも1つの電子部品はパワー半導体素子を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のパッケージ。
  9. 前記セラミック枠体の前記第1面に設けられ、前記エラストマー層によって前記ヒートシンクに接着されたシンク側メタライズ層をさらに備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のパッケージ。
  10. 前記シンク側メタライズ層は、前記キャビティを囲んでいる、
    請求項9に記載のパッケージ。
  11. 前記セラミック枠体の前記第1面の全体が前記エラストマー層によって直接的に覆われている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のパッケージ。
  12. 前記セラミック枠体の前記第1面と前記エラストマー層との間に導電性部材を備えていない、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のパッケージ。
  13. めっき材料からなり、前記リード端子を覆う第1めっき層と、
    前記めっき材料からなり、前記ヒートシンクを覆う第2めっき層と、
    をさらに備え、
    前記エラストマー層と前記前記セラミック枠体の前記第1面との間と、前記エラストマー層と前記ヒートシンクとの間と、のいずれにも、前記めっき材料からなるめっき層が設けられていない、
    請求項1から12のいずれか1項に記載のパッケージ。
  14. 第1めっき材料からなり、前記リード端子を覆う第1めっき層と、
    第2めっき材料からなり、前記ヒートシンクを覆い、かつ、前記ヒートシンクと前記エラストマー層との間を延びる第2めっき層と、
    をさらに備える、
    請求項1から12のいずれか1項に記載のパッケージ。
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