JP2023132329A - 冷熱機器診断システム - Google Patents

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道治 渡部
Michiharu Watanabe
禎夫 関谷
Sadao Sekiya
陽子 國眼
Yoko Kokugan
浩伸 川村
Hironobu Kawamura
秀雄 熊倉
Hideo Kumakura
一朗 藤林
Ichiro Fujibayashi
孝治 米沢
Koji Yonezawa
侑雄 村田
Yukio Murata
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features

Abstract

【課題】簡易な方法で冷熱機器の主機能の正常性を診断する。【解決手段】圧縮機112の回転数を時間積分することによって求められる投入エネルギ量に応じて駆動する圧縮機112と、圧縮機112により庫内空間102の温度を制御する吸熱装置111と、を備える冷蔵庫本体100から取得される稼働情報を基に、圧縮機112に投入される投入エネルギ量を算出し、投入エネルギ量の時間経過に対する変化量の情報である変化量情報を算出し、変化量情報を基に冷蔵庫本体100の正常性を診断する診断装置100を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、冷熱機器診断システムの技術に関する。
食品、水、衣類等の冷却または加熱を行う汎用機器として、冷蔵庫、ヒートポンプ給湯機、洗濯乾燥機等が知られている。これらの機器は、冷熱や温熱を所定の温度に制御して、所定の熱量を提供する機能を有し、食品、衛生面の維持等の至るところで必要不可欠な役割を担っている。このため、故障が発生した場合や、故障の兆候が確認された場合に迅速な修理を必要とする。
このような課題を解決する技術として、従来文献1には「 冷凍サイクルの運転状態を総合的に把握することにより、理想値からの変位から故障個所を推定する。本発明によれば、修理時に故障部位の特定を効率よく行うことができる」空気調和機が開示されている(要約参照)。
特開2006-090614号公報
特許文献1に記載の方法により、機器の動作原理に基づいて正常性(異常度)と、異常個所を検知することが可能となるため、物理的に妥当な診断が提供できる。
一方で、従来技術では、異常度の大きさと機器の主機能に対する深刻さの関係が曖昧である。例えば冷蔵庫は庫内の保管物を所定の温度に冷却することが主機能であるが、従来技術のような方法で求めた異常度と、冷却機能の低下状態の深刻さの対応がわかりにくいため、診断結果の正常性の判断が難しい。
前記した課題を解決するため、本発明は、投入エネルギ量に応じて駆動する駆動源と、前記駆動源により温調空間の温度を制御する温調装置と、を備える冷熱機器から取得される稼働情報を基に、前記駆動源に投入される前記投入エネルギ量を算出し、前記投入エネルギ量の時間経過に対する変化量の情報である変化量情報を算出し、前記変化量情報を基に前記冷熱機器の正常性を診断する演算装置を有することを特徴とする。
その他の解決手段は実施形態中において適宜記載する。
第1実施形態における冷熱機器システムの構成を示す図である。 診断装置による診断期間を示す図である。 投入エネルギ量の時間変化を示す図である。 表示装置に表示される診断結果表示画面の例を示す図である。 第2実施形態における冷熱機器システムの構成例を示す図である。 冷蔵庫における投入エネルギ量及び庫内温度の時間変化を示す図である。 第2実施形態において診断装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態において端末装置の画面に表示される診断結果表示画面の例を示す図である。 第3実施形態における冷熱機器システムの構成を示す図である。 第3実施形態で行われる利用状態判定処理の手順を示す図である。 第3実施形態において端末装置に表示される診断結果表示画面の例を示す図である。 第4実施形態における冷熱機器システムの構成を示す図である。 冷熱機器システムにおける投入エネルギ量の時間変化を示す図である。 第5実施形態における冷熱機器システムの構成を示す図である。 洗濯乾燥機の投入エネルギ量と、洗濯乾燥機の洗濯槽に投入された衣類の質量(衣類質量)との関係を示す図である。 乖離度の時間変化を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1~図4を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
<冷熱機器システムZの構成>
図1は、第1実施形態における冷熱機器システムZの構成を示す図である。
第1実施形態では、冷蔵庫の正常性診断(正常性の診断)を行う冷熱機器システムZを示す。
冷熱機器システムZは、冷蔵庫本体(冷熱機器、冷却装置)100Bと診断装置(冷熱機器診断システム)200とを有する。診断装置200は、冷蔵庫本体100Bに内蔵されていてもよいし、冷蔵庫本体100Bとは別の装置として設置されてもよい。
(冷蔵庫本体100B)
冷蔵庫本体100Bの庫内空間(温調空間、保冷空間)102及び庫外は、発泡断熱材が充填された断熱箱体によって隔てられている。冷蔵庫本体100Bには、冷凍サイクルを構成する吸熱装置111、圧縮機112、放熱装置113、膨張装置114が備えられている。また、冷蔵庫本体100Bは、送風ファン104を備えている。さらに、冷蔵庫本体100Bは表示装置(出力装置)101を備えている。
冷凍サイクルにおいて、冷媒(伝熱媒体)が、吸熱装置(温調装置)111、圧縮機112、放熱装置113、膨張装置114のそれぞれが環状に接続されている流路を循環することによって冷凍サイクルが形成される。吸熱装置111は、庫内空間102の熱を吸熱する熱交換器であり、具体的には蒸発器で構成される。投入エネルギ量に応じて駆動する圧縮機(駆動源)112は、吸熱装置111で蒸発した冷媒蒸気を圧縮する。投入エネルギ量については後記する。放熱装置113は、圧縮機112によって圧縮した冷媒蒸気を冷却水又は空気で冷やす(庫内空間102の温度を制御する)ことで、冷媒蒸気が有する熱を放熱する。この際、冷媒蒸気は液化して冷媒液となる。放熱装置113は、具体的には凝縮器で構成される。膨張装置114は、放熱装置113から出た冷媒液を膨張させることで、冷媒蒸気を低圧かつ低温の冷媒液とし、吸熱装置111へ送りだす。
送風ファン104は、吸熱装置111で生じた冷気を庫内空間102へ送風する(圧縮機112により庫内空間102の温度を制御する)。また、庫内空間102に備えられ、開閉可能な扉103を有する。
表示装置101は、診断装置200による診断結果等を表示するものである。図1に示すように、表示装置101は、冷蔵庫本体100Bの扉103に設置されるのが望ましいが、冷蔵庫本体100Bの側面等に設置されてもよい。
(診断装置200)
診断装置200は、演算装置210、記憶装置220、制御装置230を備えている。
演算装置210は、CPU(Central Processing Unit)等で構成され。診断装置200が行う処理を実行する。
記憶装置220は、HD(Hard Disk)や、RAM(Random Access Memory)で構成され、プログラムや、冷熱機器(冷蔵庫本体100B)から取得した投入エネルギ量の算出に必要な情報等が格納される。投入エネルギ量については後記するが、投入エネルギ量の算出に必要な情報とは圧縮機112の回転速度等である。
制御装置230は、演算装置210による指示や、記憶装置220に格納されている情報を参照して、冷蔵庫本体100Bの圧縮機112を制御したり、冷蔵庫本体100Bに備えられている表示装置101に情報を表示したりする。また、制御装置230は、圧縮機112の回転速度等の情報(稼働情報)を取得する。
(診断期間)
図2は、診断装置200による診断期間303を示す図である。適宜、図1を参照する。
図2において、横軸は時間を示し、符号301は圧縮機112の回転速度を示しており、符号302は冷蔵庫本体100Bの開扉を示している。
図2に示すように、診断装置200による診断期間303は冷蔵庫本体100Bの開扉(符号302)が行われていない期間に行われる。具体的には、深夜帯等、冷蔵庫100の使用者が冷蔵庫本体100Bを使用していない時間帯に行われるとよい。このように、正常性診断は、庫内空間102が閉じられた状態(閉じられた状態が継続する状況)において行われる。あるいは、診断処理中に冷蔵庫本体100Bが開扉されると、診断処理が中止され、冷蔵庫本体100Bが閉扉されると診断処理が最初から再度行われるようにしてもよい。ちなみに、診断期間は1~2時間程度であるが、この時間に限らない(診断期間中は庫内空間102が閉じられた状態であることが好ましい)。
(投入エネルギ量の時間変化)
図3は、投入エネルギ量の時間変化を示す図である。
投入エネルギ量とは、冷蔵庫本体100Bの主機能である温度制御のために冷蔵庫本体100Bに投入されるエネルギである。具体的には、冷蔵庫本体100Bの温度制御のために冷蔵庫本体100Bに投入される電力を投入エネルギ量とする。本実施形態では、圧縮機112の回転速度の時間積分が投入エネルギ量として算出される。投入エネルギ量の算出は、所定時間毎(例えば、1日毎)に行われる。
ここで、診断装置200は、所定の基準ラインに対する投入エネルギ量の差分312(変化量)を投入エネルギ量の時間経過に対する変化量の情報である変化量情報として算出する。診断装置200は、この差分312によって冷蔵庫本体100Bの異常に対する深刻度を推定する。基準ラインとして、例えば、冷蔵庫本体100Bが正常に作動している期間における投入エネルギ量を基に算出される正常ライン314や、定格出力等に基づく最大出力315等が考えられる。図3に示す例では、正常ライン314と、投入エネルギ量との差分312を示しているが、最大出力315と、投入エネルギ量との差分316を深刻度とすることで、最大出力315まで、どのくらいの余裕があるかを深刻度とすることができる。このように、診断装置200は、投入可能エネルギ量の最大値に関する情報と、投入エネルギ量とを基に、冷蔵庫本体100Bの正常性を診断する。最大出力315と、投入エネルギ量との差分316を深刻度とすることにより、最大出力315に対する余裕度が明示できるため、深刻さをわかりやすく示すことができる。
また、図2に示すように、扉103が閉じられた期間、即ち、庫内空間102が閉じられた状態における投入エネルギの積算量(圧縮機112の回転速度の時間積分)が用いられる。これにより、外気の影響、即ち、ノイズが投入エネルギ量にのることを防止することができる。
また、診断装置200は、投入エネルギ量の時間経過に対する変化量の情報である変化量情報として傾き311の大きさによって緊急度を推定する。つまり、傾き311が大きい場合、実測される投入エネルギ量が最大出力(投入可能エネルギ量の最大値に関する情報)315に到達するまでの時間が短いと予想されるため、緊急度が高いと診断される。最大出力315とは、定格電力でもよいし、圧縮機112の最大回転速度の時間積分でもよい。なお、投入エネルギ量は最大出力315以上とはならない。逆に、傾き311が小さい場合、投入エネルギ量が最大出力315に到達するまでの時間が長いと予想されるため、緊急度が低いと診断される。緊急度を診断する際の投入エネルギ量の傾き311は最小二乗法等に基づいて算出されればよい。
なお、符号313は、最新の投入エネルギ量を示している。
<診断結果表示画面330>
図4は、表示装置101に表示される診断結果表示画面330の例を示す図である。
診断結果表示画面330では、診断装置200による診断に基づいた注意レベルが表示される。注意レベルは、図3に示す実測される投入エネルギ量の時間変化における投入エネルギ量と、正常ライン314や、最大出力315である基準ラインとの差分312,316(図3参照:深刻度)及び傾き311(図3参照:緊急度:投入エネルギ量の時間経過に対する傾き)に基づくものである。例えば、投入エネルギ量と基準ラインとの差分312(深刻度:所定の基準と投入エネルギ量との差分)及び傾き311(緊急度)の重み付き和によって注意レベルが算出される。
なお、注意レベルは、ユーザの必要性に応じて、投入エネルギ量と基準ラインとの差分312(図3参照:深刻度)のみを注意レベルとしてもよいし、傾き311(図3参照:緊急度)のみを注意レベルとしてもよい。つまり、診断結果表示画面330には、投入エネルギ量の時間経過に対する傾き、及び、所定の基準と投入エネルギ量との差分のうち、少なくとも一方に関する情報が表示されている。
なお、図4に示す例では、注意レベルが比較的良好(注意レベルが低い状態)である例を示している。
第1実施形態によれば、冷蔵庫本体100B等の冷熱機器の主機能に関する異常を投入エネルギ量のみから診断することができる。例えば、冷蔵庫本体100Bの断熱機能が故障している場合、庫内空間102の温度を維持するため、冷蔵庫本体100Bは圧縮機112の回転速度を上げて庫内空間102の温度を下げようとする。そのため、投入エネルギ量が上昇する。そのため、冷蔵庫本体100Bの異常度と投入エネルギ量とは比例関係にある。診断装置200は、そのような投入エネルギ量の上昇を検知すると異常と判定する。このようにすることで、投入エネルギ量(具体的には圧縮機112の回転速度の時間積分)による簡易なデータによって、冷熱機器である冷蔵庫本体100Bの主機能について正常性診断(正常性の診断)を行うことができる。
加えて、第1実施形態によれば、投入エネルギ量を基に正常性診断が行われている。具体的には、投入エネルギ量とは、圧縮機112の回転数の時間積分であり、冷蔵庫本体100Bに異常が生じていることが、圧縮機112の異常として認識できる。これにより、例えば、メンテナスのサービスマンがユーザに対して説明する際、圧縮機112に異常が生じているため、現在のような状態となっていることをユーザに対して分かりやすく説明することができる。
つまり、投入エネルギ量に基づいて冷蔵庫本体100Bの正常性を診断するため、主機能の提供状況を直接的に知ることができる。例えば、冷蔵庫本体100Bの断熱状態が悪化した場合には、庫内の温度を維持するために投入するエネルギ量を増やす必要があり、異常の大きさと投入エネルギ量は比例関係となる。従って、冷蔵庫本体100Bの主機能の深刻さを直接監視できることから、精度と説明性の高い診断が可能となる。
また、第1実施形態によれば、冷蔵庫本体100Bの正常性診断を投入エネルギ量によって簡易に行うことができる。そして、第1実施形態によれば、投入エネルギ量の差分312,316による冷蔵庫本体100B(冷熱機器)の異常に対する深刻度と、投入エネルギ量の傾き311(の大きさ)による緊急度との2つを診断することができる。
また、第1実施形態では、冷蔵庫本体100Bに冷熱機器システムZを適用している。冷蔵庫本体100Bのように所定の温度に保冷する装置は、圧縮機112の回転速度と運転時間とで投入エネルギ量を算出することができるため、精度よく診断をすることができる。さらに、故障が生じる前にユーザへ通知を行うことで突然の故障を回避することができる。また、メーカ側においても、故障が生じそうな冷蔵庫本体100Bを把握することができ、故障前において修理や、修理の準備を行うことができる。これにより、食材や、生活への影響を最小限にとどめることができる。
[第2実施形態]
次に、図5~図8を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
<冷熱機器システムZaの構成>
図5は、第2実施形態における冷熱機器システムZaの構成例を示す図である。
図5において、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示す冷熱機器システムZaは、冷蔵庫100aと、診断装置200aとを備える。
また、冷蔵庫100aは、冷蔵庫本体100Baと、制御装置131と、通信装置(送信装置)132とを備える。
冷蔵庫本体100Baが、図1に示す冷蔵庫本体100Bと異なる点は以下の点である。まず、冷蔵庫本体100Baの庫外に外気温度を測定するための外気温センサ121が備えられ、さらに、冷蔵庫本体100Baの庫内空間102に、庫内空間102の温度を測定するための庫内温度センサ122が備えられている。
さらに、冷蔵庫本体100Baには制御装置131及び通信装置132が備えられている。制御装置131は、外気温センサ121及び庫内温度センサ122で測定された温度の情報(温度情報)や、圧縮機112の回転速度等を収集し、通信装置132を介して制御装置131に送られる。また、図1において冷蔵庫本体100Bに備えられていた表示装置101が図5に示す冷蔵庫本体100Baには備えられていない。
制御装置131は、図1に示す制御装置230の機能に加え、外気温センサ121及び庫内温度センサ122で測定された温度を温度情報として取得する。そして、制御装置131は、通信装置132を介して取得した圧縮機112の回転速度や、温度情報を診断装置200aへ送信する。
また、診断装置200aは、冷蔵庫100aとは異なる場所に設置されている(別の装置である)。さらに、診断装置200aは、通信装置132,241(受信装置)を介して冷蔵庫100aの制御装置131と通信可能である。つまり、通信装置132は、冷蔵庫100aと通信を行うものである。
診断装置200aは、いわゆるクラウド環境を構築し、企業等に設置されるサーバとしてもよい。前記したように、診断装置200aは、通信装置132を介して冷蔵庫100aの制御装置131から送られた圧縮機112の回転速度、外気温センサ121及び庫内温度センサ122から送られる温度情報を取得する。そして、診断装置200aは、取得した圧縮機112の回転速度、外気温センサ121及び庫内温度センサ122から送られる温度情報を基に冷蔵庫本体100Baの正常性診断を行う。
また、出力装置でもある端末装置Tは診断装置200a及び冷蔵庫100aとは別の装置である。そして、診断装置200aは、通信装置241を介して、スマートフォンや、タブレット端末、ノートパソコン等の端末装置Tと通信可能である。端末装置Tでは、図8で後記する診断結果表示画面350が表示される。これにより、ユーザや、メンテナンスのサービスマンが、図8において後記する診断結果表示画面350を閲覧することができる。
<投入エネルギ量及び庫内温度の時間変化>
図6は、冷蔵庫本体100Baにおける投入エネルギ量及び庫内温度の時間変化を示す図である。適宜、図5を参照する。
図6において、横軸は日付となっている。
そして、図6において想定性能(外部の因子)342は、外気温センサ121によって測定される外気温度(検知値)に基づいて予め算出される投入エネルギ量である。図6の横軸は、日付を示しており、時点349aは夏であり、時点349bは冬である。即ち、夏は外気温度が高くなるため、想定性能342が高くなり、冬は外気温度が低いため、想定性能342が低くなる。
丸型プロット346は、測定される圧縮機112の回転速度を時間積分した結果、得られる投入エネルギ量である。
そして、最大出力(投入可能エネルギ量の最大値に関する情報)341は、図3に示す最大出力315と同様のものであり、定格電力でもよいし、圧縮機112の最大回転速度の時間積分でもよい。
そして、図6に示す図では、最大出力341を境に、最大出力341より下が投入エネルギ量のグラフとなっており、最大出力341より上が庫内温度のグラフとなっている。つまり、図6において星型プロット347は庫内温度センサ122による温度の時間変化を示している。
また、庫内温度が故障ライン345を超えると、冷蔵庫本体100Baが故障する。
投入エネルギ量(丸型プロット346)は最大出力341に達すると、図6に示すように投入エネルギ量は最大出力341で一定となる。従って、図6に示すように、投入エネルギ量が最大出力341に到達した後は、庫内温度(星型プロット347)によって深刻度の診断が行われる。なお、投入エネルギ量が最大出力341に到達したことを契機として庫内温度の測定が開始されてもよいし、常時、庫内温度の測定が行われていてもよい。
また、図6に示す例では、実測された投入エネルギ量と想定性能342との差分343が深刻度として算出される。つまり、想定性能342が、基準ラインとなっている。なお、投入エネルギ量が最大出力341を超えた後は、深刻度を最大レベルで一定にしたり、故障ライン345と庫内温度との差を深刻度としたりしてもよい。故障ライン345と庫内温度との差を深刻度とする場合、故障ライン345と庫内温度との差が小さいほど、深刻度が大きいとする。また、最大出力341より上では星型プロット347で示される庫内温度と、正常時の庫内温度(図6に示す例ではx軸(日付の軸))との差分343aが庫内空間102内に設けられている庫内温度センサ122により取得した温度の時間経過に対する変化量としての深刻度として用いられる。
冬(時点349b)になると、想定性能342にみられるように投入エネルギ量が下がることが予想される。しかし、図6に示す例では、冬になったにもかかわらず、投入エネルギ量が上昇し続けている。また、庫内温度も上昇し続けている。このことから、診断装置200aは、冷蔵庫本体100Baに異常が発生していると診断する。具体的には、断熱構造に異常があること等が考えられる。なお、図6に示す例において、投入エネルギ量や、庫内温度が徐々に上昇している理由として、徐々に断熱構造の異常が大きくなっていることが考えられる。
また、第1実施形態と同様、診断装置200aは、投入エネルギ量(丸型プロット346)や、庫内温度(星型プロット347)の傾き344緊急度とする。庫内温度の傾き344、庫内温度センサ122により取得した温度の時間経過に対する変化量である。
図6に示すように、正常性判定に投入エネルギ量だけでなく庫内温度も使用することで、投入エネルギ量が最大出力341を超えた後も庫内温度を用いた正常性診断を続けることができる。従って、診断可能域を広げることができる。
図6に示すように庫内温度、外気温度(想定性能342)といった複数のセンサによる情報を用いることで、精度の高い正常性診断を実現することができる。
また、図5における投入エネルギ量及び庫内温度の更新は、例えば、1日毎や、1週間毎(定期的に繰り返す運転の1サイクル)、除霜サイクル等、所定の期間毎に行われるとよい。図6に示す例では、2週間毎に投入エネルギ量及び庫内温度の更新が行われている。このようにすることで、診断装置200aの処理負荷の軽減や、端末装置Tと診断装置200aとの間の通信コストを低減することができる。
また、深夜帯等、通信料が低い時間帯に、図7に示す処理を行うようにすれば、診断装置200aから端末装置Tへの通信負荷のさらなる軽減や、通信コストのさらなる低減を実現することができる。
<フローチャート>
図7は、第2実施形態において診断装置200aが行う処理の手順を示すフローチャートである。適宜、図5を参照する。
まず、診断装置200aは、制御装置131を介して稼働情報を取得する(S101)。稼働情報には、圧縮機112の回転速度、運転時間、外気温センサ121及び庫内温度センサ122の温度情報が含まれている。なお、運転時間とは、圧縮機112の運転時間である。
続いて、診断装置200aは、稼働情報のうち、圧縮機112の回転速度及び運転時間を用いて、圧縮機112の回転速度の時間積分を算出することによって、投入エネルギ量を計算する(S111)。
そして、診断装置200aは、投入エネルギ量及び庫内温度から、後記する危険度を算出し、算出した危険度の差分及び傾きを計算する(S112)。図6では、投入エネルギ量及び庫内温度の差分343,343a及び傾き344が求められている。しかし、図7のフローチャートでは投入エネルギ量及び庫内温度を基に計算される危険度の差分及び傾きが算出される。危険度の差分及び傾きについては後記する。ただし、ステップS112で、図6のように投入エネルギ量及び庫内温度の差分343,343a及び傾き344が求められてもよい。
次に、診断装置200aは、ステップS112で算出した危険度の差分及び傾きから正常性診断を行う(S113)。ステップS113において、診断装置200aは、差分で深刻度を診断し、傾きで緊急度を診断する。また、正常性診断において、深刻度及び緊急度のうち、少なくとも一方が所定の値より大きい場合、診断装置200aはステップS113で「異常」と診断する。
ステップS113の結果、正常であると診断された場合(S113→正常)、診断装置200aは、端末装置Tに正常である旨の情報を送信する(冷蔵庫本体100aBの正常性に関する情報)。正常である旨の情報を受信した端末装置Tは、端末装置Tの画面に正常である旨の情報(正常性)を出力する(S114)。
ステップS113の結果、異常であると診断された場合(S113→異常)、診断装置200aは、ステップS131へ処理を進める。この際、診断装置200aは異常情報を端末装置Tへ送信する。異常情報には、深刻度(危険度の差分)や、緊急度(図6の傾き344)に関する情報が含まれる。
また、診断装置200aは、稼働情報のうち、温度情報を用いて異常原因の推定を行う(S121)。異常原因の推定については後記する。なお、ステップS121の処理はステップS113で異常が判定された後に行われてもよい。
ステップS131において、端末装置Tは、危険度、投入エネルギ量の履歴と、予測、緊急性、異常原因等を画面に出力する。予測については後記する。
<診断結果表示画面400>
図8は、第2実施形態において端末装置Tの画面に表示される診断結果表示画面400の例を示す図である。図8に示す診断結果表示画面400は図7のステップS131で表示される画面である。
診断結果表示画面400は、運転状態表示部410、緊急度表示部420、履歴表示部430、異常原因表示部440、異常原因候補表示部450を有している。
運転状態表示部410では、図7のステップS113における診断結果(正常・異常:正常性)が表示される。運転状態表示部410における診断結果は、履歴表示部430に示されている危険度(実線グラフ433)における危険度の差分436aを基に診断される。
緊急度表示部420は、緊急度が表示される。前記したように、緊急度(正常度に関する緊急度)は履歴表示部430において実線グラフ433で示される危険度の傾き436bが所定の大きさ以上であれば、緊急度表示部420において「緊急」と表示される。
履歴表示部430では、図6に示すグラフが表示されている。ただし、図8に示す履歴表示部430では、基準ライン431が「0」を示し、危険ライン432が「1」となるよう調整されている。
そして、図8の履歴表示部430において、実線グラフ433は、危険度の時間変換を示している(正常度の履歴)。危険度とは、図6における投入エネルギ量(丸型プロット346)を正規化した値と、庫内温度(星型プロット347)を正規化した値とを足し合わせたものである。危険度が低いほど、冷蔵庫本体100Baが正常であることを示しているので、履歴表示部430は正常度についての診断結果を示しており、危険度は正常度と言い換えることができる。
投入エネルギ量を正規化するとは、図6における想定性能342が「0」、最大出力341が「1」となるよう投入エネルギ量が正規化されることである。このような正規化は、例えば、(投入エネルギ量-想定性能の値)/(最大出力341の値-想定性能の値)によって容易に計算できる。
また、庫内温度を正規化するとは、冷蔵庫本体100Baが正常に稼働している際における庫内温度が「0」、図6の故障ライン345が「1」となるよう、庫内温度が正規化されることである。このような正規化は、例えば、(庫内温度 - 冷蔵庫本体100Baが正常に稼働している際における庫内温度)/(故障ライン345の値 - 冷蔵庫本体100Baが正常に稼働している際における庫内温度)によって容易に計算できる。
このように、それぞれ正規化した投入エネルギ量と、庫内温度とが足し合わされる。そして、足し合わされた値の最低値が「0」、最大値が「1」となるよう、さらに正規化されることで、図8に示す危険度が算出される。このように、危険度は正規化された投入エネルギ量に関する情報である。そして、図7のステップS113では、正規化された投入エネルギ量に関する情報である危険度を基に正常性診断が行われている。
このように、正規化された危険度が示されることで、危険度を相対評価することができる。前記したように危険度は投入エネルギ量と、庫内温度とが足し合わされたものであるが、説明を簡易にするため、投入エネルギ量について正規化を行う効果を説明する。庫内温度について正規化を行う効果についても同様である。
例えば、図6では、夏場(時点349a)では想定性能342そのものが大きいため、想定性能342と最大出力341との間が狭い。そのため、投入エネルギ量、つまり、危険度も全体的に底上げされた値が示されてしまう。つまり、夏場は、外気温度が高いため、冷蔵庫本体100Baが正常でも、高い投入エネルギ量が検出されてしまい、それにともない危険度も高い値が検出されてしまう。そのため、あたかも危険度が高いようにみえてしまう。これに対して、図8のように正規化が行われることにより、図6に示す想定性能342と最大出力341の間において、どの割合の場所に投入エネルギ量が存在しているのかが示され、夏場と冬場とを同列に評価することが可能となる。このように外部の因子である想定性能342を基に冷蔵庫本体100Bの正常性診断が行われる。
なお、危険度は、上記したものに限らなくてもよい。例えば、図6における投入エネルギ量(丸型プロット346)の時間変化と、庫内温度(星型プロット347)の時間変化とが、単純に接続されたものを危険度としてもよい。すなわち、図6における投入エネルギ量(丸型プロット346)の時間変化と、庫内温度(星型プロット347)の時間変化そのものが、図8の危険度(実線グラフ433)として示されてもよい。この場合、図6の最大出力341より下は投入エネルギ量の時間変化が危険度として示されており、図6の最大出力341より上は庫内温度の時間変化が危険度として示される。このような場合、図6の想定性能342が「0」(図8の基準ライン431)、図6の故障ライン345が「1」となるよう正規化される。
また、図8の履歴表示部430において、破線グラフ434は予測される危険度(正常度の予測)を示し、符号435は現時点の危険度を示している。破線グラフ434で示される、予測される危険度は、これまでの危険度(実線グラフ433)を基に、診断装置200aあるいは端末装置Tが算出すればよい。予測される危険度は、例えば、回帰による機械学習等で算出される。さらに、履歴表示部430には深刻度を示す危険度の差分436aと、緊急度を示す傾き436bが示されている。危険度の差分436a及び傾き436bはいずれか一方が表示されてもよい。
図8の緊急度表示部420に表示されている緊急度は、履歴表示部430に表示されている危険度の時間変化を基に診断装置200a等が診断する。具体的には、予測される危険度の時間変化において、所定期間内(例えば、1か月以内)に危険度が所定の値(例えば、図8の危険ライン432)に到達すると予測される場合、診断装置200aは「緊急」と判定する。換言すれば、診断装置200aは、危険度の傾き436bが所定の値以上であれば、「緊急」と判定する。
異常原因候補表示部450には、異常原因の候補が複数表示されている。異常原因候補表示部450には、異常原因の候補が、可能性の高い順に表示されている。
そして、異常原因表示部440には、異常原因候補表示部450に表示される異常原因の候補のうち、最も可能性の高い異常原因が表示されている。
異常原因は、例えば、庫内温度や、外気温度(センサを用いて)の履歴を基に診断装置200aが特定する。例えば、冷蔵室の庫内温度が所定の温度より高ければ、診断装置200aは冷蔵室の断熱構造に異常があると診断する。あるいは、製氷装置(不図示)のための熱交換器(不図示)の温度変化を基に、当該熱交換器の異常が診断される。製氷装置(不図示)のための熱交換器(不図示)の温度は、図示しない当該熱交換器に付随している温度センサ(不図示)によって測定される。あるいは、外気温センサ121、庫内温度センサ122の温度情報の時間変化のパターンから機械学習によって、冷蔵庫100aの異常原因が分類されてもよい。
このように原因が表示されることで、ユーザや、メンテナンスのサービスマンが異常の原因を特定しやすくなる。
第2実施形態において、診断装置200aは、庫内温度センサ122を用いて、最大負荷(図6の最大出力341)以上での熱収支も診断可能である。つまり、診断装置200aは、図6に示す図において、最大出力341(図6参照)から下では熱収支的に冷却能力が足りている状態、最大出力341から上は熱収支的には冷却能力が足りていない状態と診断する。
図8に示すように、図6の想定性能342を「0」(図8の直線破線351)とし、図6の故障ライン345を「1」(図8の基準ライン431)として正規化することにより、外気温度の条件に対する妥当性の判定が可能となる。例えば、夏場は外気温度が高くなるので、冷蔵庫本体100Baが正常であっても危険度が高くなるが、そのような条件でも、冷蔵庫本体100Baに異常が発生していると判定されることを防ぐことができる。このように外気温度(外部の因子)を加味して正常性診断を行うことにより、冷蔵庫本体100Baの周囲条件(外気温度)に対する正常性診断を行うことができる。
図8に示す診断結果表示画面400が端末装置Tの画面に表示されることにより、危険度の傾き436bの大きさや、危険度の差分436aが表示される。このようにすることで、ユーザは見た目で深刻度をすぐに認識することができる。異常に継続性があれば何かが徐々に壊れていることになるし、継続性がなければ扉103の開閉や隙間をチェックすればいい等のアドバイスを行うことができる。
また、図8に示す診断結果表示画面400が緊急度表示部420や、危険度の予測(破線グラフ434)を表示することにより、ユーザが異常の深刻度や、緊急度を容易に認識することができる。
第2実施形態では、診断装置200aを冷蔵庫100aとは別の装置としている。診断装置200aの機能を冷蔵庫100aに搭載すると、計算領域や記憶領域確保のコストが生じる。第2実施形態のように、診断装置200aを冷蔵庫100aと別の装置とすることで、これらのコストを圧縮できる。また、診断装置200aを冷蔵庫100aと別の装置とすることで、診断装置200aと冷蔵庫100aとのメンテナンスを切り分けることができる。そのため、サービスのメンテナンス性を向上させることができる。
さらに、第2実施形態では、端末装置Tに診断結果を表示している。このようにすることで、ユーザや、メンテナンスのサービスマンが手軽に診断結果を確認することができる。
なお、図8に示す診断結果表示画面400において、冷蔵庫100aが後何日で危険ライン432に到達するかを示す表示が行われてもよい。
[第3実施形態]
次に、図9~図11を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。
図9は、第3実施形態における冷熱機器システムZbの構成を示す図である。
図9において、図5と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、適宜、図5を参照する。
図9に示す冷熱機器システムZbは、複数の冷蔵庫100a1~100a4(100a)と、診断装置200aとを備えている。
冷熱機器システムZbでは、複数の冷蔵庫100a1~100a4(100a)が診断装置200と通信可能に接続されている。冷蔵庫100a1~100a4のそれぞれは、図5に示す冷蔵庫100aと同様の構成を有するため、図9における説明を省略する。なお、図9に示す例では、4台の冷蔵庫100a1~100a4が診断装置200aと通信可能に接続されることにより、診断装置200aの診断対象となっているが、診断対象は4台の冷蔵庫100aに限らない。また、冷熱機器システムZbに設置される冷蔵庫100aは1台でもよい。第3実施形態において、冷蔵庫100a1~100a4の構成については、図5に示す冷蔵庫100aを参照することとする。
また、診断装置200aは、図5に示す診断装置200aと同様の構成を備えるため、図9における説明を省略する。図9に示す診断装置200aも図5に示す診断装置200aと同様、いわゆるクラウド環境を構築し、企業等に設置されるサーバとしてもよい。
診断装置200aは、複数の冷蔵庫100a1~100a4のそれぞれから圧縮機112(図5参照)の回転速度、外気温センサ121及び庫内温度センサ122(それぞれ図5参照)によって測定される温度の情報(温度情報)を稼働情報として、それぞれの冷蔵庫100a1~100a4に備えられている通信装置132(図5参照)を介して受信(取得)する。
また、診断装置200aは、第2実施形態と同様、異常情報を端末装置(出力装置)Tへ送信する。異常情報は、図7で説明したものと同様のものである。また、端末装置Tはカメラ(撮影装置)T1を備えており、診断装置200aは、端末装置TのカメラT1で撮像された冷蔵庫本体100Ba(図5参照)の設置状態に関する画像を受信する。なお、第3実施形態では、冷蔵庫本体100Baの利用状態を考慮した正常時や、利用状態に関する情報が出力されるが、以下では、利用状態として、その一形態である設置状態について記載する。
<フローチャート>
図10は、第3実施形態で行われる利用状態判定処理の手順を示す図である。適宜、図9を参照する。適宜、図5及び図9を参照する。
まず、ユーザ自身が所有する端末装置Tに備えられているカメラT1で、ユーザ自身が所有する冷蔵庫100a(冷蔵庫100a1~100a4のいずれか)における冷蔵庫本体100Ba(図5参照)の設置状態を撮影する(S201)。例えば、ユーザは、冷蔵庫本体100Baの側面と、壁との距離がわかるような画像を撮影する。
そして、ユーザは撮影した設置状態の画像を診断装置200aに送信する(S202)。
続いて、診断装置200aは送信された画像を基に、冷蔵庫本体100Baが適切に設置されているか否かを評価する(S203)。評価は、例えば、以下のように行われる。まず、冷蔵庫本体100Baの側面と、壁との距離に基づいた評価値が予め診断装置200aの記憶装置220に設定されている。そして、診断装置200aは、送信された画像から冷蔵庫本体100Baの側面と、壁との距離を推定する。続いて、診断装置200aは、推定された距離と、記憶装置220に記憶されている評価値とを基に、冷蔵庫本体100Baの設置状態(利用状態)に関する評価値を決定する。
診断装置200aは、ステップS203の評価結果を端末装置Tに送信し、端末装置Tは送信された評価結果を出力する(S204)。図10に示す処理は、それぞれの冷蔵庫100aについて行われる。つまり、診断装置200aは、複数の前記冷熱機器のそれぞれから取得した稼働情報に基づいた投入エネルギ量に基づいて、複数の前記冷熱機器のそれぞれについて正常性を診断する。
<評価画面>
図11は、図10のステップS204で端末装置Tに表示される診断結果表示画面700の例を示す図である。
診断結果表示画面700は、履歴表示部710と、正常度比較部720と、運転状態表示部731、利用状態表示部732を有する。
履歴表示部710は、図8に示す履歴表示部430の表示と同様であるが、図11に示す履歴表示部710の表示は、図8に示す履歴表示部430の表示と異なり、縦軸が正常度となっている。これは、図8の危険度の上下を逆にすることで実現される。従って、危険ライン712は図8の危険ライン432に相当し、基準ライン713は図8の基準ライン431に相当する。
また、図11に示す正常度の時間変化(実線711)は、冷蔵庫本体100Baの設置状態(利用状態)を加味したものになっている。ここで、設置状態は、図10のステップS203で評価された設置状態である。例えば、診断装置200aは、冷蔵庫本体100Baの側面と壁との距離に応じて、予め正常度から差し引く値を決めておく。この差し引く値は、図10のステップS203で算出された評価値を基に設定される。
そして、診断装置200aが算出した正常度から、冷蔵庫本体100Baの側面と壁との距離に応じて決められている値を差し引いたもの(新たに算出された正常度)を正常度の時間変化(実線711)として表示する。この他にも、正常度を算出する前に投入エネルギ量から、冷蔵庫本体100Baの側面と壁との距離に応じて決められている値が差し引かれてもよい。あるいは、診断装置200aは、正常度を算出する前に想定性能342(図6参照)に対して、冷蔵庫本体100Baの側面と壁との距離に応じて決められている値を足したりしてもよい。
このように、図11では正常度に冷蔵庫本体100Baの設置状態(利用状態)の影響を加味している。設置状態が不適切であるといわれても、一般的なユーザは対応できないことが多い。従って、図11に示すように、正常度に冷蔵庫本体100Baの設置状態を加味することでユーザは設置状態の影響が加味されている正常度を確認することができる。なお、診断結果表示画面700に設置状態の評価値そのものが出力され、ユーザ自身が設置状態の診断を行ってもよい。
このように、冷蔵庫本体100Baの設置状態を画像で診断装置200aへアップロードし、正常度から設置状態の因子(評価値)を除いて正常性診断が行われる。また、第3実施形態において、設定状態に対する評価値が機械学習によって算出されてもよい。そして、予め設置状態に対する評価値や、機械学習のパラメータがデータベース(不図示)等に保持されていることにより、診断装置200aは、画像を受信すると設置状態の評価値を短時間で計算することができる。これにより、例えば、冷蔵庫100aの納品時において、メーカのサービスマンが冷蔵庫本体100Baの設置状態チェックに第3実施形態の手法を使用することができる。
また、正常度比較部720には、正常度ヒストグラムが表示されている。図11に示すように、正常度ヒストグラムの横軸は履歴表示部710に示されている正常度であり、縦軸は台数となっている。なお、正常度ヒストグラムは、現在の正常度を基に生成される。
そして、正常度ヒストグラムは、対応する正常度の範囲に属する冷蔵庫100aの台数を示している。
また、図11に示す正常度比較部720では、端末装置Tを所有している人物によって所有される冷蔵庫100aが属する正常度ヒストグラムが斜線で示されている。このようにすることで、ユーザは、自身と他の人との正常度を比較することができる。つまり、複数の冷蔵庫100aそれぞれの正常性が比較可能に出力される。なお、前記したように正常度には設置状態(利用状態)が加味されている。例えば、冷蔵庫本体100Baの側面と壁との距離は、省エネ(省エネルギ)度にもかかわってくる。そのため、正常度は、省エネ度を反映しているともいえる。そのため、正常度比較部720において正常度の代わりに省エネ度が表示されてもよい。
また、第3実施形態では、利用状態を評価する評価値の例として冷蔵庫本体100Baの側面と壁との距離(設置状態)に基づく評価値の例を示しているが、利用状態の別の例として、設定温度や、庫内空間102(図5参照)の詰め込み具合等の評価値が計算されてもよい。このような場合、図10の処理において、ユーザは設定温度や、庫内空間102の詰め込み具合がわかるような画像を撮影し、診断装置200aへ送信する。設定温度は、画像の他に直接冷蔵庫100aから診断装置200aに送信されてもよい。そして、ステップS203において、診断装置200aは、設定温度や、庫内空間102の詰め込み具合に応じて予め設定している評価値を決定する(評価する)。
また、運転状態表示部731には履歴表示部710に基づく運転状態の正常度が表示される。利用状態表示部732には正常度比較部720に示されているユーザの利用状態が表示される。図11に示す例において、利用状態表示部732には、利用状態の一形態である冷蔵庫本体100Baの設置状態が示されている。
なお、第3実施形態における端末装置Tを使用する人物はユーザとしているが、メンテナンス等を行うサービスマンが使用してもよい。
第3実施形態によれば、図11の履歴表示部710によって、ユーザの使用状況(利用状態)が全体のどの位置にあるのかがわかり、ユーザが、自身が所有する冷蔵庫100aの状態(省エネ度等)を再考するための一助となり得る。
このように、第3実施形態によれば、正常度に設置状態(利用状態)の影響を反映させることができる。
[第4実施形態]
次に、図12~図13を参照して本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態では診断対象がヒートポンプ給湯機(ヒートポンプ式蓄熱装置)500である場合について説明する。
図12は、第4実施形態における冷熱機器システムZcの構成を示す図である。
冷熱機器システムZcは、ヒートポンプ給湯機500の正常性診断を行う。
冷熱機器システムZcは、ヒートポンプ給湯機500と、診断装置200aとを備える。
(ヒートポンプ給湯機500)
ヒートポンプ給湯機500は、ヒートポンプユニット510と、貯湯ユニット520と、制御装置131と、通信装置132と備える。
ヒートポンプユニット510は、沸き上げ運転時に冷水を加熱して温水に沸き上げるヒートポンプサイクルHを搭載している。貯湯ユニット520は、沸き上げ運転時に稼動する水側サイクル(加熱流路)W及び給湯時に稼動する給湯用流路群Fを搭載している。制御装置131及び通信装置132については後記する。
ヒートポンプサイクルHは、圧縮機(駆動源)511、水/冷媒熱交換器(放熱装置、温調装置)512、膨張弁(膨張装置)513、蒸発器(吸熱装置)514のそれぞれを環状に接続されている流路である。そして、蒸発器514には送風ファン515が備えられている。ヒートポンプサイクルHの各構成については後記する。
(水側サイクルW)
水側サイクルWは、貯湯容器(温調空間、蓄熱空間)521、沸き上げ用循環ポンプ522、水/冷媒熱交換器512が環状に接続された構成である。また、給湯用流路群Fは、水道管524、貯湯容器521、給水口(給水装置)523を直列に接続した流路と、水道管524と給水口523の入口とを直結した配管525で構成される。
(ヒートポンプサイクルH)
ヒートポンプサイクルHには、伝熱媒体としてCO2冷媒であるR744が封入されているが、冷媒はR744に限らず、R32やR410A等、目的に応じて様々なものが選択可能である。
さらに、ヒートポンプ給湯機500には外気温度を測定する外気温センサ531が備えられている。
さらに、ヒートポンプ給湯機500は、制御装置131及び通信装置132を備えている。制御装置131は、通信装置132を介して圧縮機511の回転速度や、外気温センサ531が測定した温度の情報(温度情報)等を診断装置200aへ送信する。
(水道水(冷水)供給時)
給水口523から水道水(冷水)を供給する場合、減圧弁526が閉弁し、配管525に備えられているバルブ527が開弁する。これにより、水は水道管524から配管525を介して給水口523へ直接供給される。
(温水供給時)
次に、温水を供給する際のヒートポンプ給湯機500の動作について図12を用いて簡単に説明する。
冷媒は圧縮機511で圧縮されて高温、高圧状態になった後、水/冷媒熱交換器512にて、貯湯容器521から沸き上げ用循環ポンプ522によって送られてきた冷水を加熱し、その代わりに自身の熱を放熱して熱交換作用を行う。
そして、冷媒は膨張弁513を通過することで低温、低圧状態になった後、蒸発器514で送風ファン515によって送られた外部の外気から熱を受け取った後、再び圧縮機511へと流入する。なお、水/冷媒熱交換器512では、水と冷媒は互いに対向する方向に流通し、冷媒によって加熱されて温度が高くなった温水は貯湯容器521に戻される。
給湯時には、貯湯容器521の上部から給水口523へと温水が流れ、同時に水道管524から配管525を介して給水口523へと水道水が供給される。温水と水道水は給水口523の入口部にて混合した後、給水口523から流出するようになっている。なお、給湯時では、バルブ527の開度が調整される。貯湯容器521から温水が流れ出ると同時に、減圧弁526を介して水道管524から水道水が補充される。
次に、蒸発器514の動作について説明する。ヒートポンプサイクルHを駆動した際、送風ファン515が回転することで、蒸発器514から送風ファン515へ向かう外気の流れが発生する。同時に、図12に示しているように、蒸発器514へ流入した冷媒は分配部(不図示)で複数の流路に分岐した後、それぞれの流路を通過して外気から吸熱した後、蒸発器514から排出される。
冷媒は蒸発器514の端部から流入し、蒸発器514を略水平方向に通過して反対側の端部へと到達した後、隣の段へと折り返して戻ってくるように流通しながら外気から熱を得る。
(制御装置131)
制御装置131は、圧縮機511の回転速度や、外気温センサ531によって測定された外気温度の情報を取得し、通信装置132を介して取得した各情報を診断装置200aへ送信する。
(診断装置200a及び端末装置T)
診断装置200aは、ヒートポンプ給湯機500から制御装置131、通信装置132,241を介して取得する情報に基づいて投入エネルギ量を推定し、推定した投入エネルギ量を基に正常性診断を行う。診断装置200aの構成は、図5に示す診断装置200aと同様であるため、図11での説明を省略する。なお、診断装置200aは、ヒートポンプ給湯機500における圧縮機511の回転速度を時間積分することによって、ヒートポンプ給湯機500の投入エネルギ量を推定する。加えて、診断装置200aは外気温センサ531からヒートポンプ給湯機500の外気温度を取得する。なお、診断装置200aは、いわゆるクラウド環境を構築し、企業等に設置されるサーバとしてもよい。
また、端末装置Tは図5等に示すものと同様であるので、図11での説明を省略する。
<投入エネルギ量の時間変化>
図13は、冷熱機器システムZcにおける投入エネルギ量の時間変化を示す図である。図13において、図6と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
なお、ヒートポンプ給湯器500は夏に投入エネルギ量が小さくなり、冬に投入エネルギ量が大きくなるため、図6と夏・冬が入れ替わっている。つまり、夏(時点349a)で想定性能342が低くなり、冬(時点349b)で想定性能342が高くなっている。
図13に示す投入エネルギ量の時間変化において、投入エネルギ量がヒートポンプ給湯機500の投入エネルギ量となっていること、庫内温度センサ122(図5参照)による温度の時間変化が示されていないこと以外は、図6に示す投入エネルギ量の時間変化と同様である。ちなみに、想定性能342は、図12に示す外気温センサ531によって測定される外気温度に基づいて推定される。
また、診断装置200aによるヒートポンプ給湯機500の正常性診断の処理手順も図6に示す投入エネルギ量の時間変化と同様である。
このように、第4実施形態における冷熱機器システムZcにおいても投入エネルギ量と、外気温度によって推定される想定性能342との対比によって正常性を判定する。
また、診断装置200aは、所定期間(例えば、1日)毎にヒートポンプ給湯機500の正常性診断を行い、その診断結果を端末装置Tへ送信する。この際、図8に示す診断結果表示画面400と同様の画面を端末装置Tの画面に表示し、投入エネルギ量の時間変化(履歴)や、緊急度、投入エネルギ量の予測値等が表示されてもよい。また、図8に示す診断結果表示画面400と同様に異常原因に関する情報が表示されてもよい。
なお、第4実施形態では、ヒートポンプ給湯機500の正常性診断が記載されているが、ガス式給湯機の正常性診断が行われてもよい。ガス式給湯機の正常性診断では、投入ガス量が投入エネルギ量として使用される。また、ヒートポンプ式とガス式のハイブリッド型給湯機に第4実施形態に記載されている技術が適用されてもよい。このようなハイブリッド型給湯機では、圧縮機511の回転速度の時間積分値と、投入ガス量とが加算されたものが投入エネルギ量として使用される。なお、圧縮機511の回転速度の時間積分値と、投入ガス量とが加算される際、例えば、圧縮機511の回転速度の時間積分値と、投入ガス量とをジュール等に変換するとよい。
なお、冷熱機器システムZcでは、貯湯容器521の温水が使用されていない間に正常線診断が行われる。例えば、深夜等に行われるとよい。あるいは、正常性診断中に貯湯容器521の温水が使用された場合、診断装置200aは正常性診断を中止するとよい。診断装置200aは、正常性診断が行われていない間に投入エネルギ量や、温度情報を収集し、記憶装置220に記憶しておくとよい。
第4実施形態では、ヒートポンプ給湯機500に冷熱機器システムZcを適用している。第4実施形態によれば、ヒートポンプ給湯機500の正常性診断を投入エネルギ量によって簡易に行うことができる。なお、日々の沸き上げに使った投入エネルギ量が算出できるため、ヒートポンプ給湯機500の利用頻度等と対応させて、利用が少ないのに沸き上げ熱量が多ければ、熱漏洩等が生じていると診断することができる。
[第5実施形態]
次に、図14~図16を参照して本発明の第5実施形態について説明する。
<冷熱機器システムZdの構成>
図14は、第5実施形態における冷熱機器システムZdの構成を示す図である。
冷熱機器システムZdでは、洗濯乾燥機600の異常診断が行われる。
冷熱機器システムZdは、洗濯乾燥機600と、診断装置200aとを備える。
(洗濯乾燥機600)
第5実施形態に例示する洗濯乾燥機600は電気式洗濯乾燥機である。また、洗濯乾燥機600は、洗濯乾燥機本体(乾燥装置)600Bと、制御装置131と、通信装置132とを備える。
洗濯乾燥機本体600Bは、洗濯槽(衣類保持部)601、モータ603、荷重センサ(センサ)604を備える。さらに、洗濯乾燥機本体600Bは、ヒータ(駆動源)605、ブロア(送風装置)606、外気温センサ607を備える。また、ヒータ605の内部にはニクロム線等で構成され、通電されると熱を発生する電熱器(温調装置)605aが備えられている。
ユーザは、扉602を開けて洗濯槽601に洗濯する衣類を投入し、扉602を閉める。これによって、洗濯槽601に衣類が保持される。この際、荷重センサ604によって、洗濯槽601に投入された衣類の質量(検知された内部の因子の検知値)が測定される。その後、モータ603が洗濯槽601を回転させることによって、洗濯工程、脱水工程、乾燥工程が行われる。衣類から出た水は排水口621を介して排水される。
洗濯工程、脱水工程が終わると乾燥工程が行われる。乾燥工程が開始される際には、当然ながら洗濯槽601には濡れた衣類が投入されている。
ブロア606は、第1ダクト608を介して洗濯乾燥機本体600Bの外部から空気を取り入れ、第2ダクト609を介して、取り入れた空気を洗濯槽601の内部を送風する。第2ダクト609にはヒータ605が備えられており、乾燥工程において、ブロア606によって送風された空気は、ヒータ605によって温められた後、洗濯槽601の内部へ送風される。具体的には、ヒータ605に備えられている電熱器605aが熱を発生し、その熱がブロア606によって送付された空気を温めた後、洗濯槽601の内部へ送風される。
また、外気温センサ607は、洗濯乾燥機本体600Bの外気温度を測定する。
(制御装置131)
さらに、制御装置131は、通信装置132を介してヒータ605への投入電力や、外気温センサ607が測定した温度の情報(温度情報)等を診断装置200aへ送信する。
(診断装置200a及び端末装置T)
診断装置200aは、洗濯乾燥機600から制御装置131、通信装置132,241を介して取得する情報に基づいて投入エネルギ量を推定し、推定した投入エネルギ量を基に正常性判定を行う。診断装置200aの構成は、図5に示す診断装置200aと同様であるが、診断装置200aは、洗濯乾燥機本体600Bにおけるヒータ605への投入電力の時間積分を算出することによって、洗濯乾燥機本体600Bの投入エネルギ量を推定する。具体的には、ヒータ605への(投入電圧×投入電流)の時間積分によって、洗濯乾燥機600の投入エネルギ量が推定される。また、診断装置200aは、洗濯乾燥機本体600Bの荷重センサ604から洗濯槽601に投入された衣類の質量を取得し、取得した衣類の質量から想定性能811(図15参照)を算出する。そして、診断装置200aは、想定性能811と投入エネルギ量との差分に基づいて洗濯乾燥機本体600Bの異常を診断する。洗濯乾燥機本体600Bの想定性能811については後記する。また、診断装置200aは、外気温センサ607が測定した外気温度を取得する。さらに、診断装置200aは、荷重センサ604から衣類の質量も取得する。なお、診断装置200aは、いわゆるクラウド環境を構築し、企業等に設置されるサーバとしてもよい。
また、端末装置Tは図5等に示すものと同様であるので、図11での説明を省略する。
<投入エネルギ量と衣類質量との関係>
図15は、洗濯乾燥機本体600Bの投入エネルギ量と、洗濯乾燥機本体600Bの洗濯槽601に投入された衣類の質量(衣類質量)との関係を示す図である。
また、洗濯乾燥機本体600Bの想定性能811は、洗濯槽601に投入された衣類を乾燥させるためにヒータ605に投入される投入エネルギ量の最低値である。従って、衣類の質量が大きいほど、投入エネルギ量が大きくなる。このように、衣類の質量はヒータ605への投入エネルギ量を算出する際に用いられるものである。
また、プロット812は、ヒータ605に投入される投入エネルギ量である。
診断装置200aは、想定性能811と、実測される投入エネルギ量との差分を基に洗濯乾燥機本体600Bの異常を判定する。想定性能811と投入エネルギ量との差分は以下のように定義される。まず、直線813のように投入エネルギ量を示すプロット812からx軸(衣類質量の軸)へ垂線がおろされる。そして、当該垂線が想定性能811と交わる点と投入エネルギ量を示すプロット812との長さで想定性能811と、プロット812で示される投入エネルギ量との差分が定義される。以降、想定性能811と、実測される投入エネルギ量との差分を乖離度と称する。なお、図15には、多数のプロット812が示されているが、プロット812のそれぞれは、洗濯乾燥を行うたびに推定される投入エネルギ量を示している。正常性診断を行う際、診断装置200aは、今回行っている洗濯乾燥に対応する投入エネルギ量に対する乖離度を算出すればよい。
なお、想定性能811に図14に示す外気温センサ607によって測定された外気温度を加味することも可能である。つまり、夏等、外気温度が高い場合、想定性能811は小さくなり、冬等、外気温度が低い場合、想定性能811は大きくなる。想定性能811が大きくなるとは、図15に示す想定性能811の傾きが大きくなることであり、想定性能811が小さくなるとは、図15に示す想定性能811の傾きが小さくなることである。
<乖離度の時間変化>
図16は、乖離度の時間変化を示す図である。
図16において、横軸は乾燥回数を示し、縦軸は乖離度を示す。乖離度は、図15に示す乖離度(図15の直線813の長さ)である。
図16に示すように、乖離度(プロット821)が閾値822に達すると診断装置200aは異常と診断する。すなわち、乖離度の大きさ823が所定の大きさ(閾値822の大きさ)に達すると診断装置200aは異常と診断する。さらに、図6と同様、乖離度の傾き824の大きさによって診断装置200aは緊急度を診断する。なお、符号831に示す乖離度は、現在の乖離度を示している。このように第5実施形態では、内部の因子である衣類の質量を基に洗濯乾燥機本体600Bの正常性診断が行われる。
第5実施形態では、洗濯乾燥機600として電気式洗濯乾燥機の例が示されているが、ヒートポンプ式洗濯乾燥機が適用されてもよい。ヒートポンプ式洗濯乾燥機は第4実施形態と同様の手法で正常性診断されればよい。また、ガス式洗濯乾燥機が適用されてもよい。ガス式洗濯乾燥機が適用された場合、投入ガス量が投入エネルギ量として使用される。
また、図8に示す診断結果表示画面400と同様の画面を端末装置Tの表示画面に表示し、投入エネルギ量の時間変化(履歴)や、緊急度、投入エネルギ量の予測等が表示されてもよい。また、図8に示す診断結果表示画面400と同様に異常原因に関する情報が表示されてもよい。
なお、第5実施形態では、荷重センサ604によって、洗濯槽601に投入された衣類の質量が測定されているが、荷重センサ604を省略し、洗濯槽601を駆動するモータ603の負荷電流値に応じて、洗濯槽601の内部に投入された衣類の量が測定されてもよい。また、第5実施形態における投入エネルギ量としてヒータ605への投入エネルギ量に加えてブロア606への投入エネルギ量が正常性診断の際の投入エネルギ量として使用されてもよい。ブロア606への投入エネルギ量はブロア606に投入される電力の時間積分で示される。
なお、洗濯乾燥機600は、洗濯機能を有さない乾燥機としてもよい。
また、冷熱機器システムZdでは、洗濯乾燥機本体600Bの乾燥機能が使用されていない間に正常線診断が行われるとよい。例えば、深夜等に行われるとよい。あるいは、正常性診断中に洗濯乾燥機本体600Bの乾燥機能が使用された場合、診断装置200aは正常性診断を中止するとよい。この際、投入エネルギ量に関する情報が記憶装置220に蓄積され、1回の乾燥毎の正常性診断結果が表示されるようにしてもよい。
第5実施形態に示すように、洗濯槽601の内部に投入された衣類の質量を正常性診断に用いることにより、洗濯槽601の内部に投入された衣類の質量等といった所定の条件に対する正常性診断を行うことができる。
第5実施形態では、洗濯乾燥機600に冷熱機器システムZdを適用している。そして、第5実施形態によれば、洗濯乾燥機600の正常性診断を投入エネルギ量によって簡易に行うことができる。なお、衣類の乾燥に使った投入エネルギ量(電力)が過剰に大きければ、第1ダクト608及び第2ダクト609における風路の漏れや熱漏洩を診断することができる。
なお、本実施形態には記載されていないが、空気調和機についても圧縮機の回転速度の時間積分を投入エネルギ量とすることで、本実施形態と同様の正常性診断を行うことができる。
本実施形態では、冷蔵庫100、ヒートポンプ給湯機500、洗濯乾燥機600の診断について記載されているが、空気調和機の診断に本実施形態の冷熱機器システムZが適用されてもよい。空気調和機の診断が行われる場合、圧縮機112の回転速度の時間積分が投入エネルギ量として使用される。
なお、第3実施形態では複数の冷蔵庫100a(100a1~100a4)について正常性診断が行われる例が示されているが、これに限らない。複数のヒートポンプ給湯機500や、複数の洗濯乾燥機600や、複数の空気調和機が正常性診断の対象となってもよい。
また、第3実施形態では冷蔵庫100aの利用状態(設置状態)について評価値が算出されることで、利用状態の評価が行われているが、これに限らない。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した各構成、機能、演算装置210、記憶装置220等は、それらの一部又はすべてを、例えば集積回路で設計すること等によりハードウェアで実現してもよい。また、前記した各構成、機能等は、CPU等のプロセッサ(、演算装置210)がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HD(Hard Disk)に格納すること以外に、メモリや、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100a 冷蔵庫
100B 冷蔵庫本体(冷熱機器、冷却装置)
100Ba 冷蔵庫本体(冷熱機器、冷却装置)
100a1 冷蔵庫
100a2 冷蔵庫
100a3 冷蔵庫
100a4 冷蔵庫
101 表示装置(出力装置)
102 庫内空間(温調空間、保冷空間)
103 扉
104 送風ファン
111 吸熱装置(温調装置、冷凍サイクル)
112 圧縮機(駆動源、冷凍サイクル)
113 放熱装置(冷凍サイクル)
114 膨張装置(冷凍サイクル)
121 外気温センサ(センサ)
122 庫内温度センサ(温度センサ)
131 制御装置
132 通信装置(送信装置)
200 診断装置(冷熱機器診断システム)
200a 診断装置(冷熱機器診断システム)
210 演算装置
220 記憶装置
230 制御装置
241 通信装置(受信装置)
301 符号
302 符号
303 診断期間
311 傾き(変化量情報)
312 差分(変化量情報)
313 符号
314 正常ライン
315 最大出力
316 差分(変化量情報)
330 診断結果表示画面
341 最大出力
342 想定性能
343 差分
343a 差分
344 傾き
345 故障ライン
346 丸型プロット(投入エネルギ量)
347 星型プロット
349a 時点
349b 時点
400 診断結果表示画面
410 運転状態表示部
420 緊急度表示部
430 履歴表示部
431 基準ライン
432 危険ライン
433 実線グラフ
434 破線グラフ
435 符号
436a 差分
436b 傾き
440 異常原因表示部
450 異常原因候補表示部
500 ヒートポンプ給湯機(ヒートポンプ式蓄熱装置)
510 ヒートポンプユニット
511 圧縮機(駆動源)
512 水/冷媒熱交換器(放熱装置、温調装置)
513 膨張弁(膨張装置)
514 蒸発器(吸熱装置)
515 送風ファン
520 貯湯ユニット
521 貯湯容器
522 沸き上げ用循環ポンプ
523 給水口(給水装置)
524 水道管
525 配管
526 減圧弁
527 バルブ
531 外気温センサ(センサ)
600 洗濯乾燥機
600B 洗濯乾燥機本体(乾燥装置)
601 洗濯槽(衣類保持部)
602 扉
603 モータ
604 荷重センサ(センサ)
605 ヒータ(駆動源)
605a 電熱器(温調装置)
606 ブロア(送風装置)
607 外気温センサ
608 第1ダクト
609 第2ダクト
621 排水口
700 診断結果表示画面
710 履歴表示部
711 実線
712 危険ライン
713 基準ライン
720 正常度比較部
731 運転状態表示部
732 利用状態表示部
811 想定性能
812 プロット
813 直線
821 プロット
822 閾値
823 乖離度の大きさ
824 乖離度の傾き
831 符号
F 給湯用流路群
H ヒートポンプサイクル
T 端末装置(出力装置)
T1 カメラ
W 水側サイクル(加熱流路)
Z 冷熱機器システム
Za 冷熱機器システム
Zb 冷熱機器システム
Zc 冷熱機器システム
Zd 冷熱機器システム

Claims (18)

  1. 投入エネルギ量に応じて駆動する駆動源と、前記駆動源により温調空間の温度を制御する温調装置と、を備える冷熱機器から取得される稼働情報を基に、前記駆動源に投入される前記投入エネルギ量を算出し、前記投入エネルギ量の時間経過に対する変化量の情報である変化量情報を算出し、前記変化量情報を基に前記冷熱機器の正常性を診断する演算装置を有する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  2. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記変化量情報は、前記投入エネルギ量の時間経過に対する傾き、及び、所定の基準と前記投入エネルギ量との差分のうち、少なくとも一方である
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  3. 請求項2に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記投入エネルギ量の時間経過に対する傾き及び前記差分のうち、少なくとも一方に関する情報を出力装置に出力する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  4. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    所定の範囲で前記投入エネルギ量を正規化し、前記正規化された投入エネルギ量に関する情報を基に、前記冷熱機器の前記正常性を診断する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  5. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記変化量情報に加え、前記温調空間内に設けられている温度センサにより取得した温度の時間経過に対する変化量を基に、前記冷熱機器の前記正常性を診断する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  6. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器の外部の因子又は内部の因子のいずれか一方を検知するセンサの検知値を前記稼働情報に加えて、外部の因子又は内部の因子を基に前記冷熱機器の前記正常性を診断する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  7. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記正常性の診断は、前記温調空間が閉じられた状態において行われる
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  8. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器診断システムは、前記冷熱機器とは異なる場所に設置されており、
    前記冷熱機器診断システムは、前記冷熱機器と通信を行うための通信装置
    を有することを特徴とする冷熱機器診断システム。
  9. 請求項8に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器の前記正常性に関する情報を前記冷熱機器及び前記冷熱機器診断システムとは別の装置である端末装置へ送信する送信装置
    を有することを特徴とする冷熱機器診断システム。
  10. 請求項9に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記投入エネルギ量を基に算出される正常度の履歴、前記正常度の予測、及び、前記正常度の時間変化における、前記正常度の傾きの大きさに基づく、前記正常度に関する緊急度のうち、少なくともいずれかを出力装置から出力する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  11. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器とは別の装置である端末装置に備えられている撮影装置によって撮影された前記冷熱機器の利用状態の画像を基に、前記冷熱機器の利用状態に関する評価値を算出し、
    前記投入エネルギ量を基に算出される正常度に前記評価値を加味することで、新たに前記正常度を算出し、
    出力装置に、新たに算出された前記正常度に関する情報を出力することを特徴とする冷熱機器診断システム。
  12. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器に設けられているセンサを用いて前記冷熱機器の異常原因を推定し、前記異常原因と、前記正常性とを併せて出力装置から出力する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  13. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記正常性の診断は、前記冷熱機器が定期的に繰り返す運転の1サイクルごとに更新される
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  14. 請求項13に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記運転の1サイクルは、除霜サイクルである
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  15. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    複数の前記冷熱機器のそれぞれから前記稼働情報を取得し、
    前記演算装置が、複数の前記冷熱機器のそれぞれから取得した稼働情報に基づいた前記投入エネルギ量に基づいて、複数の前記冷熱機器のそれぞれについて前記正常性を診断し、
    出力装置に複数の前記冷熱機器それぞれの前記正常性を比較可能に出力する
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  16. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器は、
    前記駆動源としての圧縮機と、
    前記温調装置としての吸熱装置と、
    膨張装置と、
    放熱装置と
    前記圧縮機、前記放熱装置、前記膨張装置及び前記吸熱装置のそれぞれが環状に接続されている流路に伝熱媒体が封入されている冷凍サイクルと、
    壁面で構成される、前記温調空間としての保冷空間と、
    保冷空間に備えられ、開閉可能な扉と、
    で構成される冷却装置であり、
    前記投入エネルギ量は、前記圧縮機の回転速度の時間積分である
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  17. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器は、
    前記駆動源としての圧縮機と、
    前記温調装置としての放熱装置と、
    膨張装置と、
    吸熱装置と、
    給水装置と、
    前記圧縮機、前記放熱装置、前記膨張装置及び前記吸熱装置のそれぞれが環状に接続されている流路に伝熱媒体が封入されているヒートポンプサイクルと、
    前記温調空間としての蓄熱空間と、
    前記蓄熱空間、前記放熱装置及び前記給水装置を接続する加熱流路で構成されるヒートポンプ式蓄熱装置であり、
    前記投入エネルギ量は、前記圧縮機の回転速度の時間積分である
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
  18. 請求項1に記載の冷熱機器診断システムであって、
    前記冷熱機器は、
    前記温調空間としての衣類を保持する衣類保持部と、
    前記駆動源としてのヒータと、
    前記温調装置としての前記ヒータの電熱器と、
    前記ヒータで温められた前記衣類保持部へ送る送風装置と、
    を備える乾燥装置であり、
    前記投入エネルギ量は、前記ヒータに投入される電力の時間積分である
    ことを特徴とする冷熱機器診断システム。
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