JP2023131977A - アンテナ装置、通信装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信媒体を用いた無線通信の利便性をより向上させたアンテナ装置を提供すること。【解決手段】アンテナ装置11は、無線通信により信号を送受信する第1アンテナ12と、第1アンテナ12で発生する磁界により起電する第2アンテナ14と、第2アンテナ14の起電により発生した電力で駆動される報知部16と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置、通信装置及び通信システムに関する。
近年、ICカード、ICタグ等(以下、「通信媒体」ともいう)に記録された情報を、リーダライタとの間の無線通信で読み取り、電子決済、身分証明/認証、機器の制御等を行う技術が普及しつつある。これに関連する技術として、例えば、ICカードにLEDを搭載し、ICカードをリーダライタへかざしたときに、LEDを点灯させるようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。また、リーダライタにLEDを搭載し、ICカードをリーダライタにかざしたときに、決済の進行に合せて所定のLEDを点灯させるようにした技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2017-217863号公報 特開2009-193168号公報
特許文献1に記載の技術では、ICカードとリーダライタとの間で通信が開始しても、リーダライタ側からは何も報知されないため、利用者は、リーダライタが正常に動作していることを把握できない。一方、特許文献2に記載の技術では、ICカードをリーダライタにかざして通信が開始するとリーダライタ側のLEDが点灯するため、利用者は、リーダライタが正常に動作していることを把握できる。しかし、特許文献2に記載の技術では、ICカードをリーダライタにかざさないと、リーダライタのLEDが点灯しないため、利用者がICカードをリーダライタにかざす前に、リーダライタやリーダライタに接続された機器の動作状況を把握できないという不便さがある。
本発明の目的は、通信媒体を用いた無線通信の利便性をより向上させたアンテナ装置、通信装置及び通信システムを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、無線通信により信号を送受信する第1アンテナ(12)と、前記第1アンテナで発生する磁界により起電する第2アンテナ(14)と、前記第2アンテナの起電により発生した電力で駆動される報知部(16)と、を有するアンテナ装置(11)に関する。
第2の発明は、第1の発明に係るアンテナ装置おいて、前記第1アンテナと前記第2アンテナが同じ基板上に実装される。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るアンテナ装置において、前記第2アンテナが平面視において前記第1アンテナの外周を囲むように配置される。
第4の発明は、第1から第3までのいずれの発明に係るアンテナ装置において、前記第1アンテナの平面形状が前記第2アンテナの平面形状と略相似形である。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明に係るアンテナ装置において、前記報知部が前記第2アンテナの起電により発生した電力で発光する発光素子である。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明に係るアンテナ装置において、前記第1アンテナ、前記第2アンテナ及び前記報知部を収納する筐体(40)を有する。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明に係るアンテナ装置と、前記アンテナ装置に無線通信のための通信信号を出力する制御装置(17)と、を有する通信装置(10)に関する。
第8の発明は、第7の発明に係る通信装置において、前記制御装置が前記報知部による報知内容に応じて、前記アンテナ装置に出力する前記通信信号を変更する。
第9の発明は、第7又は第8に係る通信装置と、前記通信装置との間で無線通信により信号の送受信を行う通信媒体(20)と、を有する通信システム(2)に関する。
本発明によれば、通信媒体を用いた無線通信の利便性をより向上させたアンテナ装置、通信装置及び通信システムを提供することができる。
実施形態に係る入室管理システム1の構成を示すブロック図である。 入室管理システム1の全体構成図である。 アンテナ装置11の構成を示す平面図である。 高周波信号により発生する磁界の時間変化を示す図である。 高周波信号により発生する磁界の時間変化を示す図である。 高周波信号により発生する磁界の時間変化を示す図である。 高周波信号により発生する磁界の時間変化を示す図である。 LEDアンテナ14を組み込んだ筐体50の概略断面図である。 R/Wアンテナ12とLEDアンテナ14とを組み込んだ筐体50の概略断面図である。
以下、本発明に係るアンテナ装置、通信装置及び通信システムを、入室管理システムに適用した場合の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさを考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実施予定の装置から適宜に変更又は誇張している。
図1は、実施形態に係る入室管理システム1の構成を示すブロック図である。図2は、入室管理システム1の全体構成図である。図3は、アンテナ装置11の構成を示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態の入室管理システム1は、リーダライタ10、ICカード20及び認証装置30を有する。入室管理システム1は、図2に示すように、室内へ入ろうとする利用者Pの入室の可否を管理するシステムである。
リーダライタ10は、利用者Pの保持するICカード20との間で無線通信(本例では電磁誘導)により情報の送受信を行う通信装置である。図1に示すように、リーダライタ10は、アンテナ装置11と、制御装置17とを有する。図2に示すように、アンテナ装置11は、ドアDの入口付近に設けられたリーダライタスタンド(筐体)40に収納されている。また、制御装置17は、壁Wの内側に設置されている。アンテナ装置11と制御装置17との間は、アンテナケーブルC1で接続されている。なお、アンテナ装置11と制御装置17の配置は、図2の例に限らず、適宜に変更可能である。例えば、リーダライタ10を壁面に設けてもよいし、制御装置17をリーダライタスタンド40に設置してもよい。
図1に示すように、アンテナ装置11は、R/Wアンテナ(第1アンテナ)12、整合回路13、LEDアンテナ(第2アンテナ)14、整流回路15、LED(報知部)16等を有する。図3に示すように、上記各部は、アンテナ基板18上に実装されている。アンテナ基板18は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の絶縁性を有する樹脂材料により構成される。なお、アンテナ装置11を構成する各部は、図3の例に限らず、どのような形態で実装してもよい。
R/Wアンテナ12は、後述するNFC規格の高周波信号(通信信号)によりICカード20との間で無線通信を行うアンテナである。また、R/Wアンテナ12は、高周波信号の印加により磁界を発生し、この磁界による電磁誘導によりLEDアンテナ14(後述)に電力を供給する。図3に示すように、R/Wアンテナ12は、平面視で略矩形状となるようにコイル状配線が形成されている。
本実施形態において、R/Wアンテナ12とICカード20との間の通信は、例えば、NFC規格(ISO/IEC18092(NFC IP-1)、ISO/IEC21418(NFC IP-2)に基づいて、その規格帯の13.56MHzの高周波信号により行われる。R/Wアンテナ12とICカード20との間の通信は、数mmから数十mm程度の距離で可能となる。利用者がリーダライタ10の上にICカード20をかざすと、R/Wアンテナ12とICカード20との間の距離は、数十mm程度となるため、R/Wアンテナ12とICカード20との間で無線通信による信号の送受信が可能となる。
整合回路13は、R/Wアンテナ12のアンテナ特性や設置環境に応じて共振周波数を調整するためのフィルタ回路である。整合回路13は、例えば、インダクタンスやコンダクタンス(不図示)により構成される。なお、整合回路13は、アンテナケーブル接続端子(不図示)を介してアンテナケーブルC1(図1/図2参照)の一端側と接続されている。アンテナケーブルC1の他端側は、制御装置17と接続されている。
LEDアンテナ14は、R/Wアンテナ12で発生した磁界の電磁誘導により起電する受電用アンテナである。「起電」とは、電磁誘導により起電力が生じることをいう。R/Wアンテナ12において、磁束の方向が変化する磁界(交番磁界)が発生すると、LEDアンテナ14には、電磁誘導の起電力により誘導電流が流れ、交流電力として出力される。図3に示すように、LEDアンテナ14は、平面視においてR/Wアンテナ12の外周を囲むようにして配置されており、平面視で略矩形状となるようにコイル状配線が形成されている。R/Wアンテナ12の平面形状は、LEDアンテナ14の平面形状と略相似形となるように形成されている。
整流回路15は、LEDアンテナ14から出力された交流電力を整流し、直流電力としてLED16(後述)へ出力する回路である。
なお、本実施形態のアンテナ装置11は、同じアンテナ基板18上に実装されているため、図3に示すように、配線を跨ぐ部分は、ジャンパ抵抗体19(抵抗値ゼロの抵抗体)で配線されている。
LED16は、LEDアンテナ14の起電により発生した電力により駆動される電子部品(発光素子)である。LED16は、LEDアンテナ14から整流回路15を経て出力される直流電力により、例えば、白色光、赤色光、青色光等を発生する。本実施形態では、図3に示すように、アンテナ基板18に4つのLED16が配置されているが、LED16の個数、配置等は、適宜に選択可能である。また、本実施形態では、図2に示すように、LED16がリーダライタスタンド40の上部に設置されているが、LED16は、利用者Pにより視認可能な場所であれば、どこに設置してもよい。例えば、図2において、ドアDの近傍の壁面に設置してもよい。
制御装置17は、アンテナ装置11における無線通信を制御する回路基板である。制御装置17と認証装置30(後述)との間は、制御用ケーブルC2(図1/図2参照)により接続されている。制御装置17は、例えば、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。制御装置17は、無線通信用に変調した高周波信号を、アンテナ装置11から外部に送信させる。また、制御装置17は、ICカード20との無線通信によりアンテナ装置11で受信した高周波信号を復調し、高周波信号に含まれる情報を上位装置となる認証装置30(後述)に出力する。
制御装置17において、アンテナ装置11に送信する高周波信号の出力を制御することにより、LED16の発光状態(報知内容)を変えることができる。図4A~図4Dは、高周波信号により発生する磁界の時間変化を示す図である。図4A~図4Dにおいて、横軸のtは時間を示し、縦軸のsは磁界の出力(強度)を示している。
図4Aに示すように、アンテナ装置11に高周波信号を継続して出力すると、R/Wアンテナ12及びLEDアンテナ14において磁界が継続して発生するため、LED16を点灯状態とすることができる。
図4Bに示すように、アンテナ装置11への高周波信号の出力を停止すると、R/Wアンテナ12及びLEDアンテナ14において磁界が発生しなくなるため、LED16を消灯状態とすることができる。
図4Cに示すように、アンテナ装置11に高周波信号を断続的に出力すると、R/Wアンテナ12及びLEDアンテナ14において磁界が断続的に発生するため、LED16を点滅させることができる。なお、本形態において、磁界が発生しない時間t1と磁界が発生する時間t2の間隔(長さ)を制御することにより、LED16の点滅パターンを変えることができる。図4Cにおいて、t1は高周波信号の出力間隔に相当し、t2は出力期間に相当する。例えば、後述する待機状態の仕様として、LED16を点滅させてもよい。その場合、認証装置30(後述)において入室不可と判定されたり、エラーモードに移行したりしたときに、LED16の点滅間隔を待機状態よりも速く又は遅くすることにより、リーダライタ10が待機状態でないことを、より明確に報知できる。
図4Dに示すように、アンテナ装置11に送信する高周波信号の出力を下げると、R/Wアンテナ12及びLEDアンテナ14において磁界の出力が小さくなるため、LED16の発光強度(明るさ)を意図的に下げることができる。
図1に戻り、ICカード20は、リーダライタ10との間で無線通信により情報の送受信を行う通信媒体である。ICカード20は、ループアンテナ21とICチップ22とを有する。ループアンテナ21は、NFC規格帯の高周波信号により信号を送受信可能なアンテナである。ICチップ22は、ループアンテナ21を介して、リーダライタスタンド40(図2参照)に設置されたリーダライタ10との間で信号の送受信を行う。ICチップ22は、CPU、メモリ等(不図示)により構成される。ICチップ22のメモリには、ICカード20の利用者を識別するためのID情報(認証情報)が記憶されている。
図1に示す入室管理システム1において、リーダライタ10とICカード20は、本実施形態において通信システム2を構成する。
認証装置30は、リーダライタ10を介してICカード20から取得したID情報に基づいて、ドアD(図2参照)の開錠、施錠を制御する。認証装置30は、認証制御部31、記憶部32及びドア施錠管理部33を有する。
認証制御部31は、認証装置30の動作を統括的に制御する。認証制御部31は、CPU、メモリ等(不図示)により構成される。認証制御部31は、記憶部32に記憶されたオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム等を読み出して実行することにより、各ハードウェアと協働して、ID情報の認証に関する動作を制御する。認証制御部31は、リーダライタ10から送信されたID情報の認証(正当性の検証)を行い、入室可と判定した場合には、ドアDを開錠するための開錠信号をドア施錠管理部33に送信する。
記憶部32は、ID情報を認証する際に参照するID情報テーブルのほか、認証制御部31で実行されるオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
ドア施錠管理部33は、ドアDの開錠、施錠を管理する。ドア施錠管理部33は、認証制御部31から開錠信号を受信すると、施錠されているドアDを開錠する。また、ドア施錠管理部33は、開錠したドアDが閉じられたことを検知すると、ドアDを施錠する。
次に、入室管理システム1の具体的な動作について説明する。
図2に示すように、ドアDから入室しようとする利用者Pは、ドアDの前に設置されたリーダライタ10に近づき、ICカード20をリーダライタ10(アンテナ装置11)にかざす動作を行う。利用者PがICカード20をリーダライタ10にかざす前の段階において、リーダライタ10のR/Wアンテナ12からは、検知信号に対応した磁界が出力されている。この磁界は、例えば、図4Cのような断続的に出力されるため、リーダライタ10のLED16は、点滅する。待機状態において、リーダライタ10のLED16を点滅させる仕様であれば、利用者Pは、ICカード20をリーダライタ10にかざす前に、リーダライタ10が正常に動作していることを把握できる。
利用者PがICカード20をリーダライタ10にかざすと、ICカード20とアンテナ装置11との間で無線通信による情報の送受信が行われ、ICカード20のICチップ(メモリ)に記憶されたID情報がリーダライタ10から認証装置30へ送信される。利用者PがICカード20をリーダライタ10にかざすと、リーダライタ10のR/Wアンテナ12からは、検知信号の代わりに、ポーリング信号が出力される。このポーリング信号により、リーダライタ10とICカード20との相互認証が行われた後、リーダライタ10とICカード20との間で無線通信による情報の送受信が開始される。情報の送受信が行われる間、リーダライタ10のR/Wアンテナ12からは、通信用の高周波信号に対応した磁界が出力される。この磁界は、例えば、図4Aのように継続して出力されるため、リーダライタ10のLED16は、点灯したままとなる。
なお、通信時において、磁界の出力が断続的となる場合もあるが、この期間の磁界の出力間隔(t1)は極めて短いため、リーダライタ10のLED16は、見かけ上、点灯したままとなる。認証状態において、リーダライタ10のLED16を点灯させる仕様であれば、利用者Pは、ICカード20をリーダライタ10にかざしている間、リーダライタ10が正常に動作していることを把握することができる。
利用者Pの保持するICカード20から取得されたID情報は、リーダライタ10から認証装置30(図1参照)へ送信される。認証装置30の認証制御部31は、ICカード20から受信したID情報と、記憶部32に記憶されているID情報テーブルとを参照して、受信したID情報の認証を行う。認証制御部31は、受信したID情報がID情報テーブルに登録されている場合には、入室可と判定する。一方、認証制御部31は、受信したID情報がID情報テーブルに登録されていない場合には、入室不可と判定する。
認証制御部31は、受信したID情報について、入室可と判定した場合には、ドアDを開錠するための開錠信号をドア施錠管理部33に送信する。ドア施錠管理部33は、認証制御部31から開錠信号を受信すると、施錠されているドアDの錠を解除する。これにより、利用者Pは、開錠されたドアDを開けて室内に入ることができる。また、ドア施錠管理部33は、認証制御部31から開錠信号を受信しない場合、すなわち入室不可と判定した場合には、ドアDの錠を解除することなく、施錠された状態を維持する。この場合、認証制御部31は、利用者Pに対して、例えば、ブザー等の警告音により報知してもよいし、アンテナ装置11の制御装置17を介して、LED16を特定のパターン(例えば、待機状態よりも速い点滅パターン)で点滅させてもよい。
ドア施錠管理部33は、ドアDが開錠され、利用者Pが入室した後、ドアDが閉じられたことを検知すると、ドアDを施錠する。また、リーダライタ10の制御装置17は、ドア施錠管理部33からドアDが閉じられたことを通知されると、待機状態へ移行し、再びLED16が点滅するように、R/Wアンテナ12に検知信号を出力する。
以上説明したように、本実施形態の入室管理システム1によれば、待機状態のリーダライタ10において、LEDアンテナ14は、R/Wアンテナ12で発生した磁界の電磁誘導により起電する。そして、リーダライタ10に設けられたLED16は、LEDアンテナ14の起電により発生した電力により発光状態(点滅又は点灯)となる。そのため、利用者Pは、ICカード20をリーダライタ10にかざす前に、リーダライタ10が正常に動作しているか否かを把握できる。したがって、本実施形態の入室管理システム1によれば、ICカード20を用いた無線通信の利便性をより向上させることができる。
本実施形態のアンテナ装置11において、LED16は、LEDアンテナ14の起電により発生した電力により発光する。本構成によれば、LED16を発光させるための電力を、外部から電源ケーブルにより供給する必要がないため、リーダライタ10の構成を簡素化できる。また、図2に示すように、アンテナ装置11と制御装置17とを離れた位置に設置する場合、両者の間を接続するケーブルの数を削減できるため、アンテナ装置11と制御装置17のレイアウトの自由度が増すと共に、施工も容易となる。
本実施形態のアンテナ装置11において、R/Wアンテナ12とLEDアンテナ14は、同じアンテナ基板18上に実装される。本構成によれば、R/Wアンテナ12とLEDアンテナ14とを別の基板に実装する場合に比べて、R/Wアンテナ12で発生する磁界の磁束を、より効率良くLEDアンテナ14に通過させることができる。
また、リーダライタ10において、R/Wアンテナ12とLEDアンテナ14を同じアンテナ基板18上に実装することにより、アンテナ装置11を筐体に組み込んだ場合の筐体とICカード20との間の通信距離を見かけ上、延ばすことができる。図5Aは、LEDアンテナ14を組み込んだ筐体50の概略断面図である。図5Bは、R/Wアンテナ12とLEDアンテナ14とを組み込んだ筐体50の概略断面図である。図5A及び図5Bにおいて、筐体50は特に限定されないが、例えば、電化製品の外装材である。
図5Aに示す構成例では、筐体50にLEDアンテナ14が組み込まれ、その背面側にR/Wアンテナ12が設置されている。筐体50には、LEDアンテナ14のほか、整流回路15とLED16が組み込まれている。また、筐体50の背面側には、R/Wアンテナ12のほか、整合回路13と制御装置17が配置されている。図5Aに示す構成例の場合、ICカード20とR/Wアンテナ12との間の通信距離L1に対して、ICカード20と筐体50との間の距離L2は、L1>L2となる。
一方、図5Bに示す構成例では、筐体50にR/Wアンテナ12とLEDアンテナ14とを含むアンテナ装置11が組み込まれている。また、筐体50の背面側には、制御装置17が配置されている。図5Bに示す構成例の場合、ICカード20とR/Wアンテナ12との間の通信距離L1に対して、ICカード20と筐体50との間の距離L2は、L1≒L2となる。なお、図5A及び図5Bにおいて、通信距離L1は同じである。
図5Bに示すように、R/Wアンテナ12とLEDアンテナ14とを同じアンテナ基板18上に実装して筐体50に組み込むことにより、ICカード20とR/Wアンテナ12との間の通信距離を、図5Aに示す構成に比して、見かけ上、延ばすことができる。これによれば、リーダライタ10において、ICカード20との無線通信をより離れた位置で行うことができるため、ICカード20を用いた無線通信の利便性をより一層向上させることができる。
本実施形態のアンテナ装置11において、LEDアンテナ14は、R/Wアンテナ12の外周を囲むように配置される。そのため、R/Wアンテナ12で発生した磁界の磁束を、より多くLEDアンテナ14に通過させることができる。
本実施形態のアンテナ装置11において、R/Wアンテナ12の平面形状は、LEDアンテナ14の平面形状と略相似形となるように形成される。そのため、R/Wアンテナ12で発生する磁界において、LEDアンテナ14での起電に寄与しない磁束をより少なくできる。
本実施形態のアンテナ装置11において、報知部は、LEDで構成される。そのため、リーダライタ10の動作状況を、より長期間に亘り報知させることができる。また、報知部を、低消費電力のLEDで構成することにより、LEDに電力を供給するLEDアンテナ14をより小さくできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
リーダライタとICカードとの間のNFC通信に用いる周波数帯は、13.56MHzに限らず、他の周波数帯域を用いてもよい。
リーダライタとの間で無線通信により情報の送受信を行う通信媒体は、ICカードに限らず、例えば、ICタグ、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等であってもよい。
R/WアンテナとLEDアンテナは、それぞれ別の基板に実装してもよいし、同じ基板の表裏面にそれぞれ実装してもよい。R/Wアンテナの平面形状は、LEDアンテナの平面形状と略相似形でなくてもよいし、LEDアンテナをR/Wアンテナよりも大きくしてもよい。また、R/Wアンテナの内側にLEDアンテナを配置してもよい。
報知部は、LEDに限らず、例えば、有機EL素子、半導体レーザ素子等でもよいし、ブザー音、音声、メロディ等を発する装置でもよい。また、報知部は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置でもよい。
通信システムは、入室管理システムに限らず、例えば、電子決済における各種の認証、ホーム家電における非接触充電や動作制御、車両における利用者の認証等に用いることができる。
1 入室管理システム
2 通信システム
10 リーダライタ
11 アンテナ装置
12 R/Wアンテナ
14 LEDアンテナ
16 LED
17 制御装置
20 ICカード
40 リーダライタスタンド

Claims (9)

  1. 無線通信により信号を送受信する第1アンテナと、
    前記第1アンテナで発生する磁界により起電する第2アンテナと、
    前記第2アンテナの起電により発生した電力で駆動される報知部と、
    を有するアンテナ装置。
  2. 前記第1アンテナと前記第2アンテナは、同じ基板上に実装される請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第2アンテナは、平面視において前記第1アンテナの外周を囲むように配置される請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1アンテナの平面形状は、前記第2アンテナの平面形状と略相似形である請求項1から3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記報知部は、前記第2アンテナの起電により発生した電力で発光する発光素子である請求項1から4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1アンテナ、前記第2アンテナ及び前記報知部を収納する筐体を有する請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置に無線通信のための通信信号を出力する制御装置と、
    を有する通信装置。
  8. 前記制御装置は、前記報知部による報知内容に応じて、前記アンテナ装置に出力する前記通信信号を変更する請求項7に記載の通信装置。
  9. 請求項7又は8に記載の通信装置と、
    前記通信装置との間で無線通信により信号の送受信を行う通信媒体と、
    を有する通信システム。
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