JP2023131889A - 再充填インク容器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用済みインク容器にインクを再充填した再充填インク容器において、内部に収容されたインクの品質を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】再充填インク容器の製造方法は、液体の供給および排出が可能な液体流通部と液体収容部とを有する使用済みのインク容器の液体流通部からインク容器に洗浄液を注入して、液体収容部に洗浄液を充填する第1工程と、液体収容部に充填された洗浄液を、液体収容部に残留している残留物とともに、液体流通部から排出する第2工程と、第2工程の後に、液体流通部からインク容器に再充填用インクを注入して、液体収容部に再充填用インクを充填する第3工程と、を備える。【選択図】図6
Description
本開示は、再充填インク容器の製造方法に関する。
特許文献1には、使用済みインクカートリッジに残留している顔料インクのpHよりも高いpHを有する再充填用顔料インクを、使用済みインクカートリッジに充填した、再充填インクカートリッジ、および、その製造方法が開示されている。
使用済みインク容器に残留しているインクの量およびそのpHは、使用済みインク容器の個体によって異なるため、再充填後のインクの品質がインク容器の個体によって異なり、安定しないおそれがある。また、使用済みインク容器の内部には、インクに含まれる着色剤が凝集した凝集物等の残留物が残留している可能性があるため、使用済みインク容器にインクを再充填した再充填インク容器を使用した場合に、液体消費装置内で残留物によるフィルターの目詰まりなどの問題を引き起こすおそれがある。したがって、再充填インク容器において、内部に収容されたインクの品質を向上させることのできる技術が求められている。
本開示の一形態によれば、再充填インク容器の製造方法が提供される。この再充填インク容器の製造方法は、液体の供給および排出が可能な液体流通部と液体収容部とを有する使用済みのインク容器の前記液体流通部から前記インク容器に洗浄液を注入して、前記液体収容部に前記洗浄液を充填する第1工程と、前記液体収容部に充填された前記洗浄液を、前記液体収容部に残留している残留物とともに、前記液体流通部から排出する第2工程と、前記第2工程の後に、前記液体流通部から前記インク容器に再充填用インクを注入して、前記液体収容部に前記再充填用インクを充填する第3工程と、を備える。
A.第1実施形態:
図1は、インク容器100の外観斜視図であり、図2は、インク容器100の分解斜視図である。本実施形態では、インク容器100は、液体消費装置に装着されるカートリッジである。インク容器100は、ケース10と、液体収容体20とを備える。ケース10は、第1ケース11と第2ケース12から構成されており、第1ケース11と第2ケース12を合体させることで形成される。ケース10には、その一端に開口13が設けられている。液体収容体20は、ケース10に収容されている。液体消費装置は、例えば、媒体に対してインクを吐出することによって、媒体に画像等の記録を行うインクジェット式のプリンターである。
図1は、インク容器100の外観斜視図であり、図2は、インク容器100の分解斜視図である。本実施形態では、インク容器100は、液体消費装置に装着されるカートリッジである。インク容器100は、ケース10と、液体収容体20とを備える。ケース10は、第1ケース11と第2ケース12から構成されており、第1ケース11と第2ケース12を合体させることで形成される。ケース10には、その一端に開口13が設けられている。液体収容体20は、ケース10に収容されている。液体消費装置は、例えば、媒体に対してインクを吐出することによって、媒体に画像等の記録を行うインクジェット式のプリンターである。
液体収容体20は、液体収容部30と、液体流通部40とを備える。
液体収容部30は、その内部に液体を収容する。本実施形態では、液体収容部30は、その上面31および下面32にマチを有するガゼットタイプの袋体である。液体収容部30は、可撓性を有するフィルムにより形成されている。液体収容部30を形成するフィルムは、例えば、ポリエチレンテレフタラートやポリエチレンである。液体収容部30は、可撓性を有するフィルムによって構成されているため、内部に収容された液体の体積によってその形状が変化する。液体収容部30には、顔料インクまたは染料インクが収容される。液体収容部30には、紫外線を照射すると硬化する性質を有するUVインクが収容されてもよい。なお、液体収容部30の形状および材質は、上記に限られるものではなく、例えば、ピロータイプの袋体であってもよいし、可撓性を有さない素材から形成されていてもよい。
液体流通部40は、その内部に液体が流通可能な筒状部材である。液体流通部40は、液体収容部30に接続されており、液体収容部30の内部への液体の供給、および、液体収容部30の内部からの液体の排出が可能なように形成されている。液体流通部40には、その内部の液体の流路を開閉するための弁機構が設けられている。液体収容体20は、ケース10に収容された状態で開口13から液体流通部40を通して液体収容部30への液体の供給および液体収容部30からの液体の排出が可能なように、ケース10に収容されている。
図3から図7を用いて、再充填インク容器の製造方法を説明する。図3は、再充填インク容器の製造方法を示す工程図である。図4は、使用済みのインク容器101の説明図である。図5から図7は、図3における各工程を説明する図である。なお、図4から図7には、ケース10は示されていない。
図4は、使用済みのインク容器101に収容されている液体収容体20を示す。本明細書では、「使用済みのインク容器」とは、液体消費装置にインクを供給することによって、液体収容部30に予め収容されていたインクの少なくとも一部が消費されたインク容器101を意味する。使用済みのインク容器101の液体収容部30には、残留物90が残留している。残留物90は、液体消費装置で消費されずに液体収容部30に残留したインクや、液体収容部30に予め収容されていたインクに含まれる着色剤が、インク容器101の振動や温度変化等によって凝集した凝集物である。上述の凝集物の一部は、液体収容部30に収容されていたインクの消費に伴って液体収容部30の内部でインクの液面の位置が変化した際に、液体収容部30の内壁に付着している。ここで、着色剤は、インクが顔料インクの場合は顔料であり、インクが染料インクの場合は染料である。
まず、図3のステップS10において、図5に示すように、シリンジ200を用いて、使用済みのインク容器101の液体流通部40から液体収容部30に洗浄液210を注入し、液体収容部30に洗浄液210を充填する。ステップS10での使用済みのインク容器101の姿勢は、液体流通部40と液体収容部30が水平となる姿勢である。液体収容部30に洗浄液210を注入する際は、シリンジ200の筒先を液体流通部40に挿入し、内部の弁機構を開弁状態とする。ここで、洗浄液210とは、図3のステップS30において液体収容部30に充填される再充填用インク220と同一のインク、または、再充填用インク220から着色剤を除いた液体であることが好ましい。なお、ステップS10での使用済みのインク容器101の姿勢は、液体流通部40と液体収容部30が水平ではない姿勢であってもよい。
次に、図3のステップS20において、図6に示すように、シリンジ200を用いて、ステップS10で液体収容部30に充填した洗浄液210を残留物90とともに液体流通部40から液体収容部30の外部へ排出する。
最後に、図3のステップS30において、図7に示すように、シリンジ200を用いて、液体流通部40から液体収容部30に再充填用インク220を注入し、液体収容部30に再充填用インク220を充填する。液体収容部30への再充填用インク220の充填が完了した後で、シリンジ200の筒先を液体流通部40から引き抜くことで弁機構を閉弁状態とする。再充填用インク220は、インク容器101が使用される前に液体収容部30に予め収容されていたインクと同一のインクである。再充填用インク220に含まれる着色剤は、インク容器101が使用される前に液体収容部30に予め収容されていたインクに含まれる着色剤と同一である。例えば、使用済みのインク容器101の液体収容部30に予め充填されていたインクの色がマゼンタであった場合は、再充填用インク220の色はマゼンタである。
図3のステップS10およびステップS20は、ステップS30において液体収容部30に充填された再充填用インク220の品質が、インク容器101が使用される前に液体収容部30に予め充填されていたインクと同等の品質になるだけの回数繰り返し行われる。ステップS10およびステップS20を繰り返す回数は、実験によって予め定められる。
以上で説明した本実施形態の再充填インク容器の製造方法によれば、使用済みのインク容器101の液体収容部30に洗浄液210を注入して液体収容部30に洗浄液210を充填し、次に、液体収容部30に充填された洗浄液210を残留物90と共に液体収容部30の外部に排出し、最後に、液体収容部30に再充填用インク220を注入して液体収容部30に再充填用インク220を充填する。そのため、使用済みのインク容器101に再充填用インク220を充填する前に、液体収容部30に残留している残留物90を減少させることができる。その結果、使用済みのインク容器101の個体による再充填後のインクの品質の差を小さくすることができる。また、再充填後のインク容器101を使用した場合に、液体消費装置内で残留物90によるフィルターの目詰まりなどの問題を引き起こす可能性を低減できる。したがって、再充填用インク220を再充填したインク容器101に収容されたインクの品質を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、図3のステップS20において、ステップS10で液体収容部30に充填された洗浄液210を残留物90とともにシリンジ200に回収する。シリンジ200に回収された洗浄液210に残留物90が含まれていない場合は、洗浄液210を再利用することができる。また、シリンジ200に回収された洗浄液210に残留物90が含まれている場合は、回収された洗浄液210をフィルタリングして残留物90を除去することにより、フィルタリング後の洗浄液210を再利用することができる。上記において、洗浄液210が再充填用インク220と同一のインクである場合は、残留物90が含まれていない洗浄液210または残留物90を除去した洗浄液210を、再充填用インク220として再利用することができる。
B.第2実施形態:
図8および図9は、第2実施形態における使用済みのインク容器101の姿勢を説明する図である。第2実施形態では、図3のステップS20において、使用済みのインク容器101の液体収容部30に充填された洗浄液210を残留物90とともに液体流通部40から排出する前、または、排出している間に、液体流通部40と液体収容部30の鉛直方向における位置関係がステップS10での位置関係から変化するように、インク容器101の姿勢を変化させる。図8は、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在するように使用済みのインク容器101の姿勢を変化させた状態で、液体収容部30に充填された洗浄液210を液体流通部40から排出している様子を示している。図9は、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在するように使用済みのインク容器101の姿勢を変化させた状態で、液体収容部30に充填された洗浄液210を液体流通部40から排出している様子を示している。
図8および図9は、第2実施形態における使用済みのインク容器101の姿勢を説明する図である。第2実施形態では、図3のステップS20において、使用済みのインク容器101の液体収容部30に充填された洗浄液210を残留物90とともに液体流通部40から排出する前、または、排出している間に、液体流通部40と液体収容部30の鉛直方向における位置関係がステップS10での位置関係から変化するように、インク容器101の姿勢を変化させる。図8は、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在するように使用済みのインク容器101の姿勢を変化させた状態で、液体収容部30に充填された洗浄液210を液体流通部40から排出している様子を示している。図9は、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在するように使用済みのインク容器101の姿勢を変化させた状態で、液体収容部30に充填された洗浄液210を液体流通部40から排出している様子を示している。
ステップS10での使用済みのインク容器101の姿勢が、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在する姿勢である場合は、ステップS20での使用済みのインク容器101の姿勢は、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在する姿勢としてもよい。逆に、ステップS10での使用済みのインク容器101の姿勢が、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在する姿勢である場合は、ステップS20での使用済みのインク容器101の姿勢は、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在する姿勢としてもよい。
残留物90には、洗浄液210に対する比重によって、液体収容部30に洗浄液210を注入した場合に洗浄液210に浮かぶ残留物と沈む残留物が存在する。液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在する場合は、液体収容部30に収容された洗浄液210を残留物90とともに液体流通部40から排出する場合に、洗浄液210に対して比重の大きい残留物91を排出しやすい。また、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在する場合は、液体収容部30に収容された洗浄液210を残留物90とともに液体流通部40から排出する場合に、洗浄液210に対して比重の小さい残留物92を排出しやすい。
以上で説明した第2実施形態によれば、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在する姿勢で、液体収容部30から洗浄液210を残留物90とともに排出すると、洗浄液210に対して比重の大きい残留物91を排出しやすくできる。また、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在する姿勢で、液体収容部30から洗浄液210を残留物90とともに排出すると、洗浄液210に対して比重の小さい残留物92を排出しやすくできる。したがって、使用済みのインク容器101の液体収容部30からの残留物90の排出効率を向上させることができる。
さらに、残留物90が、洗浄液210に対して比重の大きい残留物91と洗浄液210に対して比重の小さい残留物92の両方を含む場合は、ステップS20で液体収容部30から洗浄液210を排出している間に、使用済みのインク容器101に、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に下方に存在する姿勢と、液体流通部40が液体収容部30に対して鉛直方向に上方に存在する姿勢の両方の姿勢を取らせることにより、洗浄液210に対して比重の大きい残留物91と洗浄液210に対して比重の小さい残留物92の両方を排出しやすくできる。
C.第3実施形態:
図10は、第3実施形態における使用済みのインク容器101の姿勢を説明する図である。第3実施形態では、図3のステップS10において、使用済みのインク容器101の液体流通部40から液体収容部30に洗浄液210を充填した後で、インク容器101を振動させる。図10では、液体収容部30に対する液体流通部40の鉛直方向の位置が変化するように使用済みのインク容器101を振動させている。なお、使用済みのインク容器101を振動させる方向はこれに限定されない。使用済みのインク容器101は、例えば、水平面内で振動させてもよい。こうすることで、液体収容部30の内壁に付着している残留物90を剥離させやすくできる。したがって、液体収容部30からより多くの残留物90を取り除くことができる。また、使用済みのインク容器101の液体収容部30からの残留物90の排出効率を向上させることができる。
図10は、第3実施形態における使用済みのインク容器101の姿勢を説明する図である。第3実施形態では、図3のステップS10において、使用済みのインク容器101の液体流通部40から液体収容部30に洗浄液210を充填した後で、インク容器101を振動させる。図10では、液体収容部30に対する液体流通部40の鉛直方向の位置が変化するように使用済みのインク容器101を振動させている。なお、使用済みのインク容器101を振動させる方向はこれに限定されない。使用済みのインク容器101は、例えば、水平面内で振動させてもよい。こうすることで、液体収容部30の内壁に付着している残留物90を剥離させやすくできる。したがって、液体収容部30からより多くの残留物90を取り除くことができる。また、使用済みのインク容器101の液体収容部30からの残留物90の排出効率を向上させることができる。
D.他の実施形態:
(D-1)上記実施形態では、インク容器100はケース10を有する。これに対して、インク容器100はケース10を有さなくてもよい。インク容器100がケース10を有さない場合、インク容器100は、可撓性を有する素材から形成されていてもよいし、可撓性を有さない素材から形成されていてもよい。また、インク容器100の形状は、液体消費装置に装着可能な形状であればよく、例えば、袋体であってもよいし、直方体であってもよい。
(D-1)上記実施形態では、インク容器100はケース10を有する。これに対して、インク容器100はケース10を有さなくてもよい。インク容器100がケース10を有さない場合、インク容器100は、可撓性を有する素材から形成されていてもよいし、可撓性を有さない素材から形成されていてもよい。また、インク容器100の形状は、液体消費装置に装着可能な形状であればよく、例えば、袋体であってもよいし、直方体であってもよい。
(D-2)上記実施形態では、インク容器100は、液体消費装置に装着されるカートリッジである。これに対して、インク容器100は、液体消費装置に装着されるカートリッジではなく、インクを収容するインクタンクを備える液体消費装置の、インクタンクに補給するインクを収容するインクボトルでもよい。
(D-3)上記実施形態では、洗浄液210または再充填用インク220を、使用済みのインク容器101の液体収容部30に供給する場合および液体収容部30から排出する場合は、シリンジ200を用いている。これに対して、シリンジ200ではなくローラーポンプなどの各種ポンプを用いて、洗浄液210または再充填用インク220を、使用済みのインク容器101の液体収容部30に供給および液体収容部30から排出してもよい。
E.他の形態:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、再充填インク容器の製造方法が提供される。この再充填インク容器の製造方法は、液体の供給および排出が可能な液体流通部と液体収容部とを有する使用済みのインク容器の前記液体流通部から前記インク容器に洗浄液を注入して、前記液体収容部に前記洗浄液を充填する第1工程と、前記液体収容部に充填された前記洗浄液を、前記液体収容部に残留している残留物とともに、前記液体流通部から排出する第2工程と、前記第2工程の後に、前記液体流通部から前記インク容器に再充填用インクを注入して、前記液体収容部に前記再充填用インクを充填する第3工程と、を備える。
このような形態によれば、使用済みのインク容器の液体収容部に洗浄液を充填し、液体収容部に充填された洗浄液を残留物と共に排出した後に、液体収容部に再充填用インクを充填するため、使用済みのインク容器に再充填用インクを充填する前に、液体収容部に残留している残留物を減少させることができる。したがって、インク容器の個体による再充填後のインクの品質の差を小さくすることができる。また、再充填後のインク容器を使用した場合に、液体消費装置内で残留物によるフィルターの目詰まりなどの問題を引き起こす可能性を低減できる。したがって、使用済みのインク容器に再充填用インクを充填したインク容器に収容されたインクの品質を向上させることができる。
(2)上記形態において、前記第2工程では、前記洗浄液を前記液体収容部に残留している残留物とともに前記液体流通部から排出する前、または、排出している間に、前記液体流通部と前記液体収容部との鉛直方向における位置関係が変化するように前記インク容器の姿勢を変化させてもよい。このような形態によれば、洗浄液に対して比重の異なる残留物を液体収容部から排出しやすくできるため、使用済みのインク容器からの残留物の排出効率を向上させることができる。
(3)上記形態において、前記第1工程では、前記液体収容部に前記洗浄液を充填した後で前記インク容器を振動させてもよい。このような形態によれば、液体収容部の内壁に付着している残留物を剥離させやすくできるため、使用済みのインク容器からの残留物の排出効率を向上させることができる。
10…ケース、11…第1ケース、12…第2ケース、13…開口、20…液体収容体、30…液体収容部、31…上面、32…下面、40…液体流通部、90…残留物、91…洗浄液に対して比重の大きい残留物、92…洗浄液に対して比重の小さい残留物、100,101…インク容器、200…シリンジ、210…洗浄液、220…再充填用インク
Claims (3)
- 再充填インク容器の製造方法であって、
液体の供給および排出が可能な液体流通部と液体収容部とを有する使用済みのインク容器の前記液体流通部から前記インク容器に洗浄液を注入して、前記液体収容部に前記洗浄液を充填する第1工程と、
前記液体収容部に充填された前記洗浄液を、前記液体収容部に残留している残留物とともに、前記液体流通部から排出する第2工程と、
前記第2工程の後に、前記液体流通部から前記インク容器に再充填用インクを注入して、前記液体収容部に前記再充填用インクを充填する第3工程と、
を備える、再充填インク容器の製造方法。 - 請求項1に記載の再充填インク容器の製造方法であって、
前記第2工程では、前記洗浄液を前記液体収容部に残留している前記残留物とともに前記液体流通部から排出する前、または、排出している間に、前記液体流通部と前記液体収容部との鉛直方向における位置関係が変化するように前記インク容器の姿勢を変化させる、
再充填インク容器の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の再充填インク容器の製造方法であって、
前記第1工程では、前記液体収容部に前記洗浄液を充填した後で前記インク容器を振動させる、
再充填インク容器の製造方法。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2022036896A JP2023131889A (ja) | 2022-03-10 | 2022-03-10 | 再充填インク容器の製造方法 |
US18/180,909 US20230286279A1 (en) | 2022-03-10 | 2023-03-09 | Method for manufacturing refilled ink container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022036896A JP2023131889A (ja) | 2022-03-10 | 2022-03-10 | 再充填インク容器の製造方法 |
Publications (1)
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JP2023131889A true JP2023131889A (ja) | 2023-09-22 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2023131889A (ja) |
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2022
- 2022-03-10 JP JP2022036896A patent/JP2023131889A/ja active Pending
-
2023
- 2023-03-09 US US18/180,909 patent/US20230286279A1/en active Pending
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Publication number | Publication date |
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US20230286279A1 (en) | 2023-09-14 |
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