JP2023131596A - 家電機器、管理サーバ、および情報処理方法 - Google Patents

家電機器、管理サーバ、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理システムの負荷の軽減を図ることができる家電機器、管理サーバ、および情報処理方法を提供することである。【解決手段】実施形態の家電機器は、管理サーバまたはサービス提供サーバと通信可能な家電機器であって、送信部と、設定部とを備える。前記送信部は、前記家電機器の接続先に関する問い合わせを前記管理サーバに送信する。前記設定部は、前記管理サーバから特定のサービス提供サーバを示す情報を受信する場合、前記家電機器の接続先を前記特定のサービス提供サーバに設定する。【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、家電機器、管理サーバ、および情報処理方法に関する。
ネットワークに接続され、遠隔操作やその他のサービスを利用可能な家電機器が知られている。ところで今後、ネットワークに接続される家電機器の数の増加や、家電機器に関連するサービスの拡充が進むに従い、情報処理システムの負荷が増加する可能性がある。
特開2015-133048号公報
本発明が解決しようとする課題は、情報処理システムの負荷の軽減を図ることができる家電機器、管理サーバ、および情報処理方法を提供することである。
実施形態の家電機器は、管理サーバまたはサービス提供サーバと通信可能な家電機器であって、送信部と、設定部とを備える。前記送信部は、前記家電機器の接続先に関する問い合わせを前記管理サーバに送信する。前記設定部は、前記管理サーバから特定のサービス提供サーバを示す情報を受信する場合、前記家電機器の接続先を前記特定のサービス提供サーバに設定する。
第1実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図。 第1実施形態の家電機器の機能構成を示すブロック図。 第1実施形態の管理サーバの機能構成を示すブロック図。 第1実施形態のユーザ管理DBのデータ構成およびデータ例を示す概略図。 第1実施形態の接続先管理DBのデータ構成およびデータ例を示す概略図。 第1実施形態のサーバ状態管理DBのデータ構成およびデータ例を示す概略図。 第1実施形態の接続状態管理DBのデータ構成およびデータ例を示す概略図。 第1実施形態の家電機器がサービス提供サーバに通信接続する際の通信接続動作を示すシーケンス図。 第1実施形態の家電機器が実行する通信接続処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態のサービス提供サーバに異常が発生した際の通信接続動作を示すシーケンス図。 第2実施形態の接続先管理DBのデータ構成およびデータ例を示す概略図。
以下、実施形態の家電機器、管理サーバ、および情報処理方法を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。本出願で「取得」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。
(第1実施形態)
<1.情報処理システムの全体構成>
まず、本発明の第1実施形態について説明する。以下、情報処理システム1の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態の情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、例えば、家電機器100と、管理サーバ200と、複数のサービス提供サーバ400と、監視サーバ500とを備える。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
家電機器100は、主として家庭で使用される電気機器である。家電機器100は、ユーザUの住居内に配置される。家電機器100は、空気調和機100A、冷蔵庫100B、加熱調理器100C、洗濯機100D、電気掃除機、炊飯器、またはアイロンなどであるが、これらに限定されない。家電機器100は、ユーザUの住居内に設置される無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。家電機器100は、ネットワークNWを介して、管理サーバ200またはサービス提供サーバ400と通信可能である。
サービス提供サーバ400は、家電機器100に係るサービスを提供する。サービス提供サーバ400は、例えば、ユーザUの持つ端末装置にインストールされたアプリケーションから家電機器100を遠隔操作(例えば、運転のON状態またはOFF状態を切り替える操作や、設定温度等の機器状態の変更等)する遠隔操作サービスや、家電機器100に関連する参考情報(例えば、家電機器100のお薦めの活用術)を示す参考情報サービスや、最新の家電機器100を紹介する広告情報を提供する広告情報サービス等を提供する。また、家電機器100が冷蔵庫100Bである場合、サービス提供サーバ400は、ユーザUの自宅(例えば、冷蔵庫100B)に存在する食材の在庫管理を行う食材管理サービスや、レシピの提案または検索に関するレシピサービスを提供する。また、家電機器100が加熱調理器100Cである場合、サービス提供サーバ400は、レシピに対応する制御量(例えば、加熱時間を示す情報)を送信するサービスを提供する。また、サービス提供サーバ400は、冷蔵庫100Bの扉開閉の有無や、冷蔵庫100Bの周囲温度や、空気調和機100Aの運転状態等に基づいて見守り対象者を見守る見守りサービスを提供してもよい。サービス提供サーバ400は、ネットワークNWを介して、家電機器100、管理サーバ200または監視サーバ500と通信可能である。
管理サーバ200は、複数あるサービス提供サーバ400のなかから家電機器100に対応するサービス提供サーバ400を特定し、特定したサービス提供サーバ400に接続するための接続先情報を家電機器100に送信する。管理サーバ200は、ネットワークNWを介して、家電機器100、サービス提供サーバ400または監視サーバ500と通信可能である。
監視サーバ500は、複数あるサービス提供サーバ400それぞれの運転状態を監視し、各サービス提供サーバ400の運転状態を示す状態情報を管理サーバ200に送信する。例えば、監視サーバ500は、運転状態を確認する信号を所定周期で各サービス提供サーバ400に送信し、その応答に基づいて各サービス提供サーバ400の運転状態を判定する。監視サーバ500は、所定周期で、全てのサービス提供サーバ400の運転状態を示す状態情報を管理サーバ200に送信してもよいし、サービス提供サーバ400の運転状態が変わったとき(例えば、異常が発生したとき)に、そのサービス提供サーバ400の運転状態を示す状態情報を管理サーバ200に送信してもよい。運転状態には、正常に運転していることを示す「正常」、メンテナンス中であることを示す「メンテナンス中」、故障や通信障害等の異常が発生していることを示す「異常発生」などがある。監視サーバ500は、ネットワークNWを介して、管理サーバ200またはサービス提供サーバ400と通信可能である。
管理サーバ200、サービス提供サーバ400、および監視サーバ500の各々は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。管理サーバ200、サービス提供サーバ400、および監視サーバ500は、「サーバシステム」と称されてもよい。管理サーバ200、サービス提供サーバ400、および監視サーバ500は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。管理サーバ200、サービス提供サーバ400、および監視サーバ500は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータなどでもよい。
<2.家電機器>
次に、図2を参照して、家電機器100について説明する。
図2は、家電機器100の機能構成を示すブロック図である。家電機器100は、例えば、アクチュエータ110、センサ部120、操作部130、制御部140、表示部150、無線通信部160、およびスピーカ170を有する。
アクチュエータ110は、家電機器100の主機能を動作させる駆動部を含む。例えば、家電機器100が加熱調理器である場合、アクチュエータ110は、加熱装置や送風機などを含む。家電機器100が加熱調理器である場合、扉を自動で開閉する装置(例えばソレノイド)を含んでもよい。家電機器100が空気調和機である場合、アクチュエータ110は、熱交換器や送風機などを含む。家電機器100が冷蔵庫である場合、アクチュエータ110は、冷媒を圧縮する圧縮機や、冷蔵庫内で冷気を循環させる送風機などを含む。家電機器100が洗濯機である場合、アクチュエータ110は、洗濯槽を回転させるモータなどを含む。
センサ部120は、例えば、温度、湿度、電圧、電流、振動、または回転速度などを計測する1以上のセンサを含む。
操作部130は、家電機器100に設けられた操作ボタンまたはタッチパネルなどを含む。操作部130は、家電機器100に関するユーザUの操作を受け付ける。操作部130は、例えば、家電機器100の設定内容を指定するまたは変更するユーザUの操作を受け付ける。家電機器100の設定内容は、各種制御に関する制御量や、目標値、閾値、タイマ設定、動作モードなどのうち1つ以上を含む。家電機器100の設定内容を示す情報(設定情報という)は、例えば、家電機器100内の所定の記憶装置またはサービス提供サーバ400内の所定の記憶装置に記憶される。
制御部140は、家電機器100に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、制御部140の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
制御部140は、家電機器100の全体を統括的に制御する。例えば、制御部140は、家電機器100に設けられたセンサ部120の検出結果と設定情報とに基づき、アクチュエータ110を制御することで家電機器100を動作させる。また、制御部140は、管理サーバ200またはサービス提供サーバ400からの要求に応じた各種制御や管理サーバ200またはサービス提供サーバ400に対する応答や動作状態の通知などを実行する。
制御部140は、送信部141と、受信部142と、設定部143とを有する。
送信部141は、管理サーバ200、またはサービス提供サーバ400へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、家電機器100の電源投入時、またはネットワークNWに対する家電機器100の最初の接続時に、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。このとき、送信部141は、当該問い合わせに家電機器100に関する情報を含めて送信する。家電機器100に関する情報は、家電機器100の種類、家電機器100の型式、家電機器100の個体、または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報である。また、家電機器100に関する情報は、利用予定のサービスを示す情報である。また、家電機器100に関する情報は、家電機器100が位置する地域を示す情報である。また、送信部141は、家電機器100と特定のサービス提供サーバ400との間の通信に異常が生じた場合、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。また、送信部141は、設定部143により家電機器100の接続先が特定のサービス提供サーバ400に設定された後、所定の周期で家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。また、送信部141は、第1サービスの利用が終了した後、第1サービスとは異なる第2サービスの利用が開始される場合、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。
受信部142は、管理サーバ200、またはサービス提供サーバ400から各種情報を取得する。例えば、受信部142は、管理サーバ200から特定のサービス提供サーバ400を示す接続先情報を受信する。
設定部143は、管理サーバ200から特定のサービス提供サーバ400を示す接続先情報を受信する場合、家電機器100の接続先を特定のサービス提供サーバ400に設定する。これにより、家電機器100は、その後、設定部142により設定されたサービス提供サーバ400と通信を行い、そのサービス提供サーバ400が提供するサービスを利用可能になる。
表示部150は、液晶あるいは有機EL(Electro Luminescence)のような表示パネル、発光ダイオード、または発光ダイオード表示器などを含む。表示部150は、画像を表示したり、数字や文字を表示したり、点灯、点滅または消灯したりする。
無線通信部160は、無線ルータWRと接続可能な通信装置(通信モジュール)を含む。無線通信部160は、無線ルータWRを介さず、端末装置300と直接通信可能とする通信装置(例えばBluetooth(登録商標)による通信を行う通信装置)を含んでいてもよい。
スピーカ170は、報知音や合成音声などの音信号を出力する。
<3.管理サーバ>
次に、図3を参照して、管理サーバ200について説明する。図3は、管理サーバ200の機能構成を示すブロック図である。管理サーバ200は、例えば、受信部210、特定部220、送信部230、および記憶部240を有する。
受信部210、特定部220、および送信部230は、管理サーバ200に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。また、これら機能部のうち1つ以上は、管理サーバ200に代えて、家電機器100、サービス提供サーバ400、または監視サーバ500に設けられてもよい。
受信部210は、家電機器100、サービス提供サーバ400、または監視サーバ500から各種情報を取得する。例えば、受信部210は、家電機器100の接続先に関する問い合わせを家電機器100から受信する。また、受信部210は、監視サーバ500からサービス提供サーバ400の運転状態を示す状態情報を受信し、受信した状態情報を記憶部240に書き込む。
特定部220は、家電機器100の接続先に関する問い合わせを家電機器100から受信した場合、受信した問い合わせに含まれる家電機器100に関する情報に基づき、複数のサービス提供サーバ400のなかから家電機器100に対応するサービス提供サーバ400を特定する。ただし、特定部220は、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400である第1サービス提供サーバ400に異常が生じたと判定される場合、家電機器100に対応するサービス提供サーバ400として、第1サービス提供サーバ400とは異なる第2サービス提供サーバ400を特定する。
送信部230は、家電機器100、サービス提供サーバ400、または監視サーバ500へ各種情報を送信する。例えば、送信部230は、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400を示す接続先情報を家電機器100に送信する。
記憶部240は、ユーザUが所有する家電機器100を示すユーザ管理DB(データベース)241と、各家電機器100の接続先となるサービス提供サーバ400を管理する接続先管理DB(データベース)242と、各サービス提供サーバ400の運転状態を示すサーバ状態管理DB(データベース)243と、各家電機器100が接続しているサービス提供サーバ400を示す接続状態管理DB(データベース)244とを有する。
図4は、ユーザ管理DB241のデータ構成およびデータ例を示す概略図である。
図示するように、ユーザ管理DB241は、ユーザIDと、通信モジュール個体識別番号との各項目を有する。ユーザIDは、各ユーザUを識別する識別情報である。通信モジュール個体識別番号は、家電機器100が有する通信モジュールの個体を示す識別情報である。例えば、通信モジュール個体識別番号は、通信モジュールのMACアドレス(Media Access Control address)やUUID(Universally Unique Identifier)等である。
図示する例では、ユーザID「U001」のユーザUが所有する家電機器100の通信モジュール個体識別番号は、「M011」、「M012」、および「M013」である。また、ユーザID「U002」のユーザUが所有する家電機器100の通信モジュール個体識別番号は、「M021」、および「M022」である。
図5は、接続先管理DB242のデータ構成およびデータ例を示す概略図である。
図示するように、接続先管理DB242は、ユーザIDと、利用サービスと、接続元地域と、サービス提供サーバ識別情報との各項目を有する。利用サービスは、家電機器100が利用予定のサービスを示す情報である。接続元地域は、家電機器100が位置する地域を示す情報である。サービス提供サーバ識別情報は、各サービス提供サーバ400を識別する識別情報である。
本図に示す例では、ユーザID「U001」、利用サービス「食材の管理」、および接続元地域「アジア」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S001」である。また、ユーザID「U001」、利用サービス「食材の管理」、および接続元地域「ヨーロッパ」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S002」である。ユーザID「U001」、利用サービス「遠隔操作」、および接続元地域「アジア」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S003」である。また、ユーザID「U002」、利用サービス「食材の管理」、および接続元地域「アジア」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S004」である。このように、ユーザIDと利用サービスとが同じであっても、接続元地域が異なる場合には、サービス提供サーバ400が異なる場合がある。同様に、ユーザIDと接続元地域とが同じであっても、利用サービスが異なる場合には、サービス提供サーバ400が異なる場合がある。同様に、利用サービスと接続元地域とが同じであっても、ユーザIDが異なる場合には、サービス提供サーバ400が異なる場合がある。
図6は、サーバ状態管理DB243のデータ構成およびデータ例を示す概略図である。
サーバ状態管理DB243は、監視サーバ500から受信した状態情報を記憶する。図示するように、サーバ状態管理DB243は、サービス提供サーバ識別情報と、運転状態との各項目を有する。運転状態は、対応するサービス提供サーバ400の運転状態を示す。
図示する例では、識別情報「S001」のサービス提供サーバ400の運転状態は「正常」であり、識別情報「S002」のサービス提供サーバ400の運転状態は「メンテナンス中」であり、識別情報「S003」のサービス提供サーバ400の運転状態は「異常発生」であり、識別情報「S004」のサービス提供サーバ400の運転状態は「正常」である。
図7は、接続状態管理DB244のデータ構成およびデータ例を示す概略図である。
接続状態管理DB244は、各家電機器100が接続しているサービス提供サーバ400を記憶する。図示するように、接続状態管理DB244は、通信モジュール個体識別番号と、接続先サービス提供サーバ識別情報との各項目を有する。接続先サービス提供サーバ識別情報は、特定部220が特定したサービス提供サーバ400の識別情報である。
図示する例では、通信モジュール個体識別番号「M011」の家電機器100は、識別情報「S001」のサービス提供サーバ400に接続し、通信モジュール個体識別番号「M022」の家電機器100は、識別情報「S002」のサービス提供サーバ400に接続し、通信モジュール個体識別番号「M033」の家電機器100は、識別情報「S003」のサービス提供サーバ400に接続している。
<4.制御の流れ>
次に、図8から図10参照して、家電機器100の通信接続処理について説明する。図8は、家電機器100がサービス提供サーバ400に通信接続する際の通信接続動作を示すシーケンス図である。
まず、家電機器100の送信部141が、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する(ステップS101)。管理サーバ200の受信部210は、家電機器100から送信された問い合わせを受信し、受信した問い合わせに含まれる家電機器100に関する情報を取得する。当該家電機器100に関する情報には、通信モジュール個体識別番号と、利用サービスと、接続元地域とが含まれる。管理サーバ200の特定部220は、取得した家電機器100に関する情報に基づき、複数のサービス提供サーバ400のなかから家電機器100に対応するサービス提供サーバ400を特定する(ステップS102)。具体的には、まず、管理サーバ200の特定部220は、ユーザ管理DB241を参照して、取得した通信モジュール個体識別番号に対応するユーザIDを特定する。そして、管理サーバ200の特定部220は、接続先管理DB242を参照して、特定したユーザID、取得した利用サービス、および接続元地域に対応するサービス提供サーバ400を特定する。ただし、管理サーバ200の特定部220は、サーバ状態管理DB243を参照して、特定したサービス提供サーバ400の運転状態が「正常」でない場合には、特定したサービス提供サーバ400とは異なるサービス提供サーバ400のうち、運転状態が「正常」であって利用サービスを提供するサービス提供サーバ400を特定する。管理サーバ200の特定部220は、特定したサービス提供サーバ400の識別情報を、取得した通信モジュール個体識別番号に対応付けて、接続状態管理DB244に書き込む。そして、管理サーバ200の送信部230が、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400を示す接続先情報を家電機器100に送信する(ステップS103)。接続先情報には、サービス提供サーバ400に接続するための情報(例えば、アドレス等)が含まれる。
家電機器100の受信部142は、管理サーバ200から送信された接続先情報を受信する。家電機器100の設定部143は、家電機器100の接続先を、受信した接続先情報が示す特定のサービス提供サーバ400に設定する(ステップS104)。その後、家電機器100の送信部141が、設定されたサービス提供サーバ400に対し、利用予定のサービスの要求を送信する(ステップS105)。サービス提供サーバ400は、家電機器100からサービスの要求を受信し、受信したサービスの要求に対する応答を家電機器100に送信して、サービスを家電機器100に提供する(ステップS106)。これにより、家電機器100は、サービス提供サーバ400に接続して、サービス提供サーバ400が提供するサービスの利用を開始することができる。
図9は、家電機器100が実行する通信接続処理の手順を示すフローチャートである。
家電機器100は、家電機器100の電源投入時、またはネットワークNWに対する家電機器100の最初の接続時に、本図に示す処理を実行する。本図に示す処理は、図8に示す通信接続動作の際に、家電機器100が実行する処理である。
まず、送信部141が、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する(ステップS201)。続いて、受信部142が、家電機器100の接続先に関する問い合わせに対する応答である接続先情報を管理サーバ200から受信する(ステップS202)。そして、設定部143が、家電機器100の接続先を、受信した接続先情報が示す特定のサービス提供サーバ400に設定する(ステップS203)。その後、制御部140は、設定されたサービス提供サーバ400に通信接続し(ステップS204)、予定していた第1サービスの利用を開始する。
その後、送信部141は、接続したサービス提供サーバ400との通信に異常が発生したか否かを判定する(ステップS205)。送信部141は、異常が発生した場合(ステップS205:Yes)、ステップS201の処理に戻る。一方、送信部141は、異常が発生していない場合(ステップS205:No)、ステップS203において接続先を設定してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS206)。送信部141は、所定時間が経過した場合(ステップS206:Yes)、ステップS201の処理に戻る。一方、送信部141は、所定時間が経過していない場合(ステップS206:No)、利用中の第1サービスを終了するか否かを判定する(ステップS207)。送信部141は、第1サービスを終了しない場合(ステップS207:No)、ステップS205の処理に戻る。一方、送信部141は、第1サービスを終了する場合(ステップS207:Yes)、第1サービスとは異なる第2サービスの利用が開始されるか否かを判定する(ステップS208)。送信部141は、第2サービスの利用が開始される場合(ステップS208:Yes)、ステップS201の処理に戻る。一方、送信部141は、第2サービスの利用が開始されない場合(ステップS208:No)、処理を終了する。
図10は、サービス提供サーバ400に異常が発生した際の通信接続動作を示すシーケンス図である。
各サービス提供サーバ400の運転状態を監視している監視サーバ500は、サービス提供サーバ400に異常が発生していることを検知すると、そのサービス提供サーバ400の識別情報を含む異常発生通知を管理サーバ200に送信する(ステップS301)。異常発生通知は、サービス提供サーバ400に異常が発生したことを通知する状態情報である。管理サーバ200の受信部210は、監視サーバ500から異常発生通知を受信し、受信した異常発生通知が示す状態情報をサーバ状態管理DB243に書き込む。そして、管理サーバ200の特定部220が、接続状態管理DB244を参照して、受信した異常発生通知に含まれる識別情報のサービス提供サーバ400に接続している家電機器100を特定する(ステップS302)。管理サーバ200の特定部220は、特定した家電機器100の再接続先となるサービス提供サーバ400として、異常が発生したサービス提供サーバ400とは異なる運転状態が「正常」のサービス提供サーバ400を特定する(ステップS303)。そして、管理サーバ200の送信部230が、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400を示す再接続先情報を家電機器100に送信する(ステップS304)。
家電機器100の受信部142は、管理サーバ200から送信された再接続先情報を受信する。家電機器100の設定部143は、家電機器100の接続先を、受信した再接続先情報が示す特定のサービス提供サーバ400に設定する(ステップS305)。これにより、家電機器100は、再設定したサービス提供サーバ400に接続先を切り替えて、サービスの再利用または継続をすることができる。
なお、本実施形態では、ユーザ管理DB241において、通信モジュール個体識別番号とユーザIDとを対応付けて、家電機器100のユーザUを特定しているが、これに限らず、通信モジュール個別識別番号に代えて、家電機器100の個体を示す情報を用いてもよい。家電機器100の個体を示す情報を用いてユーザUを特定する場合、家電機器100の接続先に関する問い合わせには、家電機器100に関する情報として、家電機器100の個体を示す情報が含まれる。
<5.利点>
以上のように、第1実施形態によれば、情報処理システム1は、管理サーバ200またはサービス提供サーバ400と通信可能な家電機器100と、管理サーバ200とを有する。家電機器100は、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する送信部141と、管理サーバ200から特定のサービス提供サーバ400を示す情報を受信する場合、家電機器100の接続先を特定のサービス提供サーバ400に設定する設定部143と、を備える。管理サーバ200は、家電機器100から家電機器100の接続先に関する問い合わせを受信した場合、家電機器100に関する情報に基づき、複数のサービス提供サーバ400のなかから家電機器100に対応するサービス提供サーバ400を特定する特定部220と、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400を示す情報を家電機器100に送信する送信部230と、を備える。このような構成によれば、家電機器100に対するサービス提供にかかる負荷を複数のサービス提供サーバ400に分散することができるため、情報処理システム1の負荷を軽減することができる。よって、家電機器100に対するサービス内容の拡充や、サービスを利用する家電機器100の増加によって増大した負荷を、複数のサービス提供サーバ400に分散することができる。また、特定のサービス提供サーバ400に障害が発生したとしても、その影響が情報処理システム1全体に及ぶことがなく、サービスの提供を継続しながら、トラブルシュートを行うことができる。また、サービスの提供を継続しながら、サービス提供サーバ400のメンテナンスや機能追加も行うことができる。
本実施形態では、送信部141は、家電機器100の接続先に関する問い合わせに家電機器100に関する情報を含めて送信する。このような構成によれば、家電機器100に関する情報に応じて、接続先のサービス提供サーバ400を変更することができる。
本実施形態では、家電機器100に関する情報は、家電機器100の個体、または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報である。このような構成によれば、家電機器100に関する情報から家電機器100のユーザUを特定することができるため、ユーザUに応じて接続先のサービス提供サーバ400を変更することができる。
また、特定部220は、家電機器100の製造情報が登録されたデータベースを参照することで、家電機器100の個体または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報に基づき、当該家電機器100の種類または当該家電機器100の型式を判定することができる。ここで、家電機器100の種類(例えば、空気調和機、冷蔵庫、洗濯機、…)によって提供されるサービスが異なる。また、家電機器100の種類は同じでも家電機器100の型式によって提供されるサービスが異なる場合がある。例えば、空気調和機100Aのある型式は、自動清掃のサービスに対応していないが、空気調和機100Aの別の型式は、自動清掃のサービスに対応している場合がある。また、洗濯機100Dのある型式は、洗濯処理剤(洗剤・柔軟剤など)の自動投入のサービスに対応していないが、洗濯機100Dの別の型式は、洗濯処理剤の自動投入のサービスに対応している場合がある。このため、サービス提供サーバ400は、家電機器100の種類に応じて複数設けたり、家電機器100の型式に応じて複数設けたりすることで、サービス提供サーバ400の設置の最適化を図ることができる場合がある。特定部220は、家電機器100の種類または当該家電機器100の型式を判定することで、当該家電機器100の種類または当該家電機器100の型式に適したサービス提供サーバ400を特定することができる。
本実施形態では、家電機器100に関する情報は、利用予定のサービスを示す情報である。このような構成によれば、利用予定のサービスに応じて接続先のサービス提供サーバ400を変更することができる。
本実施形態では、家電機器100に関する情報は、家電機器100が位置する地域を示す情報である。このような構成によれば、家電機器100が位置する地域に応じて接続先のサービス提供サーバ400を変更することができる。ここで、家電機器100が位置する地域に応じてサービスを規制する法律が異なる場合がある。例えば、ある地域で許容される遠隔操作サービスの態様が、別の地域では許容されない場合がある。このため、サービス提供サーバ400は、家電機器100が位置する地域に応じて複数設けることで、サービス提供サーバ400の設置の最適化を図ることができる場合がある。特定部220は、家電機器100が位置する地域に応じてサービス提供サーバ400を特定することで、その地域の特性(例えば法律や各種規制など)応じたサービスを受けることができる。
本実施形態では、送信部141は、家電機器100の電源投入時、またはネットワークNWに対する家電機器100の最初の接続時に、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。このような構成によれば、家電機器100に予め接続先のサービス提供サーバ400に関する情報(例えば、接続先のアドレス)を設定しておく必要がない。よって、故障等により接続先のサービス提供サーバ400が変更になった場合であっても、その影響を受けることなく家電機器100はサービスを利用することができる。
本実施形態では、送信部141は、家電機器100と特定のサービス提供サーバ400との間の通信に異常が生じた場合、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。このような構成によれば、接続しているサービス提供サーバ400に異常が発生して通信ができなくなった場合であっても、他のサービス提供サーバ400に接続してサービスの再利用や継続をすることができる。よって、情報処理システム1の可用性を高めることができる。
本実施形態では、送信部141は、設定部143により家電機器100の接続先が特定のサービス提供サーバ400に設定された後、所定の周期で家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。このような構成によれば、接続しているサービス提供サーバ400に異常が発生して通信ができなくなった場合であっても、他のサービス提供サーバ400に接続してサービスの再利用や継続をすることができる。よって、情報処理システム1の可用性を高めることができる。
本実施形態では、送信部141は、第1サービスの利用が終了した後、第1サービスとは異なる第2サービスの利用が開始される場合、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する。このような構成によれば、家電機器100は、利用するサービスに応じたサービス提供サーバ400に接続することができる。
本実施形態では、特定部220は、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400である第1サービス提供サーバ400に異常が生じたと判定される場合、家電機器100に対応するサービス提供サーバ400として、第1サービス提供サーバ400とは異なる第2サービス提供サーバ400を特定し、送信部230は、特定部220により特定された第2サービス提供サーバ400を示す情報を家電機器100に送信する。このような構成によれば、特定したサービス提供サーバ400に異常が生じた場合には、他のサービス提供サーバ400に家電機器100の接続先を切り替えることができる。よって、家電機器100は、接続先を切り替えて、サービスの再利用や継続をすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、管理サーバ200は、ユーザUに応じて接続先のサービス提供サーバ400を特定しているが、本実施形態では、家電機器100の種類に応じて接続先のサービス提供サーバ400を特定する点が異なる。
図11は、第2実施形態の接続先管理DB242のデータ構成およびデータ例を示す概略図である。図示するように、本実施形態による接続先管理DB242は、家電機器の種類と、利用サービスと、接続元地域と、サービス提供サーバ識別情報との各項目を有する。
本図に示す例では、家電機器の種類「冷蔵庫」、利用サービス「食材の管理」、および接続元地域「アジア」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S001」である。また、家電機器の種類「冷蔵庫」、利用サービス「食材の管理」、および接続元地域「ヨーロッパ」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S002」である。家電機器の種類「冷蔵庫」、利用サービス「遠隔操作」、および接続元地域「アジア」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S003」である。また、家電機器の種類「エアコン(空気調和機)」、利用サービス「遠隔操作」、および接続元地域「アジア」に対応するサービス提供サーバ識別情報は「S004」である。このように、家電機器の種類と利用サービスとが同じであっても、接続元地域が異なる場合には、サービス提供サーバ400が異なる場合がある。同様に、家電機器の種類と接続元地域とが同じであっても、利用サービスが異なる場合には、サービス提供サーバ400が異なる場合がある。同様に、利用サービスと接続元地域とが同じであっても、家電機器の種類が異なる場合には、サービス提供サーバ400が異なる場合がある。
なお上記に代えて、家電機器100が位置する地域が異なっても、家電機器100の種類または家電機器100の型式が同じでれば、同一のサービス提供サーバ400が特定されてもよい。上述したように、サービス提供サーバ400は、家電機器100の種類に応じて複数設けたり、家電機器100の型式に応じて複数設けたりすることで、サービス提供サーバ400の設置の最適化を図ることができる場合がある。特定部220は、家電機器100の種類または当該家電機器100の型式を示す情報に基づき、当該家電機器100の種類または当該家電機器100の型式に適したサービス提供サーバ400を特定することができる。
本実施形態による家電機器100の送信部141は、家電機器100の接続先に関する問い合わせに、家電機器100に関する情報として、家電機器100の種類、利用サービス、および接続元地域を含ませて、管理サーバ200に送信する。
本実施形態による管理サーバ200の特定部220は、家電機器100の接続先に関する問い合わせを受信した場合、接続先管理DB242を参照し、受信した問い合わせに含まれる家電機器100の種類、利用サービス、および接続元地域に対応するサービス提供サーバ400を特定する。
本実施形態による情報処理システム1の他の構成は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
なお、本実施形態では、家電機器100の接続先に関する問い合わせに含まれる家電機器100に関する情報が、家電機器100の種類である場合について説明したが、家電機器100の種類に代えて、家電機器100の型式、家電機器100の個体を示す情報、または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報であってもよい。この場合、特定部220は、家電機器100の型式、家電機器100の個体を示す情報、または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報から家電機器100の種類を特定してもよいし、家電機器100の型式、家電機器100の個体を示す情報、または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報に応じてサービス提供サーバ400を特定してもよい。
第2実施形態によれば、情報処理システム1は、管理サーバ200またはサービス提供サーバ400と通信可能な家電機器100と、管理サーバ200とを有する。家電機器100は、家電機器100の接続先に関する問い合わせを管理サーバ200に送信する送信部141と、管理サーバ200から特定のサービス提供サーバ400を示す情報を受信する場合、家電機器100の接続先を特定のサービス提供サーバ400に設定する設定部143と、を備える。管理サーバ200は、家電機器100から家電機器100の接続先に関する問い合わせを受信した場合、家電機器100に関する情報に基づき、複数のサービス提供サーバ400のなかから家電機器100に対応するサービス提供サーバ400を特定する特定部220と、特定部220により特定されたサービス提供サーバ400を示す情報を家電機器100に送信する送信部230と、を備える。このような構成によれば、家電機器100に対するサービス提供にかかる負荷を複数のサービス提供サーバ400に分散することができるため、情報処理システム1の負荷を軽減することができる。
本実施形態では、家電機器100に関する情報は、家電機器100の種類、家電機器100の型式、家電機器100の個体、または家電機器100に搭載された通信モジュールの個体を示す情報である。このような構成によれば、家電機器100の種類や家電機器100の型式に応じて接続先のサービス提供サーバ400を変更することができる。
(変形例)
家電機器100の種類が異なる場合、家電機器100の型式が異なる場合、家電機器100が利用予定のサービスが異なる場合、または家電機器100が位置する地域が異なる場合であっても、同じユーザUに関連する家電機器100は、同じ1つのサービス提供サーバ400によりサービスが提供されるように、家電機器100とサービス提供サーバ400の対応関係が設定されていてもよい。すなわち、サービス提供サーバ400は、家電機器100が関連するユーザUに応じて分けて設定されてもよい。同じユーザUに関連する複数の家電機器100に関する複数のサービスが同じサービス提供サーバ400により提供されることで、互いに連携する複数のサービス(洗濯機100Dの運転終了に合わせて空気調和機100Aが除湿運転を開始するなど)を提供しやすくなる。
なお、上述した実施形態では、サービス提供サーバ400の運転状態の判定を、管理サーバ200とは別の監視サーバ500が行っているが、これに限らず、管理サーバ200に含まれる1つの機能部がサービス提供サーバ400の運転状態を判定してもよい。家電機器100、管理サーバ200、サービス提供サーバ400、および監視サーバ500の各々は、コンピュータの一例である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、家電機器は、管理サーバまたはサービス提供サーバと通信可能な家電機器であって、送信部と、設定部とを備える。送信部は、家電機器の接続先に関する問い合わせを管理サーバに送信する。設定部は、管理サーバから特定のサービス提供サーバを示す情報を受信する場合、家電機器の接続先を特定のサービス提供サーバに設定する。このような構成によれば、情報処理システムの負荷の軽減を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…情報処理システム、100…家電機器、141…送信部、143…設定部、200…管理サーバ、220…特定部、230…送信部、400…サービス提供サーバ。

Claims (12)

  1. 管理サーバまたはサービス提供サーバと通信可能な家電機器であって、
    前記家電機器の接続先に関する問い合わせを前記管理サーバに送信する送信部と、
    前記管理サーバから特定のサービス提供サーバを示す情報を受信する場合、前記家電機器の接続先を前記特定のサービス提供サーバに設定する設定部と、
    を備えた家電機器。
  2. 前記送信部は、前記問い合わせに前記家電機器に関する情報を含めて送信する、
    請求項1に記載の家電機器。
  3. 前記家電機器に関する情報は、前記家電機器の種類、前記家電機器の型式、前記家電機器の個体、または前記家電機器に搭載された通信モジュールの個体を示す情報である、
    請求項2に記載の家電機器。
  4. 前記家電機器に関する情報は、利用予定のサービスを示す情報である、
    請求項2に記載の家電機器。
  5. 前記家電機器に関する情報は、前記家電機器が位置する地域を示す情報である、
    請求項2に記載の家電機器。
  6. 前記送信部は、前記家電機器の電源投入時、またはネットワークに対する前記家電機器の最初の接続時に、前記問い合わせを前記管理サーバに送信する、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の家電機器。
  7. 前記送信部は、前記家電機器と前記特定のサービス提供サーバとの間の通信に異常が生じた場合、前記問い合わせを前記管理サーバに送信する、
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の家電機器。
  8. 前記送信部は、前記設定部により前記家電機器の接続先が前記特定のサービス提供サーバに設定された後、所定の周期で前記問い合わせを前記管理サーバに送信する、
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の家電機器。
  9. 前記送信部は、第1サービスの利用が終了した後、前記第1サービスとは異なる第2サービスの利用が開始される場合、前記問い合わせを前記管理サーバに送信する、
    請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載の家電機器。
  10. 家電機器から前記家電機器の接続先に関する問い合わせを受信した場合、前記家電機器に関する情報に基づき、複数のサービス提供サーバのなかから前記家電機器に対応するサービス提供サーバを特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記サービス提供サーバを示す情報を前記家電機器に送信する送信部と、
    を備えた管理サーバ。
  11. 前記特定部は、前記特定部により特定された前記サービス提供サーバである第1サービス提供サーバに異常が生じたと判定される場合、前記家電機器に対応するサービス提供サーバとして、前記第1サービス提供サーバとは異なる第2サービス提供サーバを特定し、
    前記送信部は、前記特定部により特定された前記第2サービス提供サーバを示す情報を前記家電機器に送信する、
    請求項10に記載の管理サーバ。
  12. 1つ以上のコンピュータが、
    家電機器から前記家電機器の接続先に関する問い合わせを受信した場合、前記家電機器に関する情報に基づき、複数のサービス提供サーバのなかから前記家電機器に対応するサービス提供サーバを特定し、
    前記サービス提供サーバを示す情報を前記家電機器に送信する、
    ことを含む、情報処理方法。
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