JP2023129087A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供する。【解決手段】複数のレンズ群を有し、複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群(B1)と、負の屈折力の第2レンズ群(B2)と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群(B3~B5)とからなるズームレンズであって、ズーミングのために、第1レンズ群は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化し、第1レンズ群を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率N10m、第1レンズ群の焦点距離f1、第2レンズ群の焦点距離f2は、所定の条件式を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズ及び撮像装置に関する。
従来、焦点距離が可変の遠赤外線ズームレンズが知られている。また、遠赤外線センサの高画素化やセンサピッチ縮小に伴い、遠赤外線ズームレンズはより高い光学性能が求められている。特許文献1には、物体側から像側へ順に、正の屈折率の第1レンズ群と、負の屈折率の第2レンズ群とを有するズームレンズが開示されている。
特開2011-186070号公報
特許文献1のズームレンズにおいて、さらなる高ズーム比かつ望遠端でのさらなる長焦点距離のズームレンズを得るのは、望遠端での軸上色収差および倍率色収差、広角端での倍率色収差、並びにズーム全域にわたる像面湾曲変動(高い光学性能)の点で困難である。
本発明は、例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのズームレンズは、複数のレンズ群を有し、前記複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズであって、ズーミングのために、前記第1レンズ群は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化し、前記第1レンズ群を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率N10m、前記第1レンズ群の焦点距離f1、前記第2レンズ群の焦点距離f2は、所定の条件式を満足する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。
実施例1におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例1におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例2におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例2におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例3におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例3におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例4におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例4におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例5におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例5におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例6におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例6におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 各実施例におけるズームレンズを備えた撮像装置の概略図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、各実施例のズームレンズの概略について説明する。各実施例のズームレンズは、望遠端での焦点距離を長焦点距離かつ、高ズーム比化しつつも、ズーム全域の軸上色収差、倍率色収差、および像面湾曲の変動を抑制することが可能である。各実施例のズームレンズは、複数のレンズ群を有し、複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群B1と、負の屈折力の第2レンズ群B2と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなる。これにより、高ズーム比化した際に前玉径を小さくすることができる。ズーミングのために、第1レンズ群B1は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化する。これにより、高ズーム比化した際の光学全長を抑制することができる。
また、各実施例のズームレンズは、以下の条件式(1)、(2)を満足する。
2.15<N10m<4.10 ・・・(1)
-15.00<f1/f2<-6.20 ・・・(2)
ここで、N10mは第1レンズ群B1を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率、f1は第1レンズ群B1の焦点距離、f2は第2レンズ群B2の焦点距離である。
また、第1レンズ群B1または第2レンズ群B2を構成するレンズのうち少なくとも一つは、以下の条件式(3)を満足する。
0.0<-N10-0.025×ν10+11<12.0 ・・・(3)
ここで、N10は波長10μmにおける屈折率、ν10は波長10μmにおけるアッベ数である。
条件式(1)は、第1レンズ群B1を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小となる屈折率を適切に設定するための条件式である。このように設定することで、遠赤外線で主に用いられる波長8~12μmにおいて、レンズの屈折率を適切に設定することができる。条件式(1)の下限値または上限値を超えると、遠赤外線で主に用いられる波長8~12μmでの屈折率を得ることができなくなり、その結果、ズーム全域で適切な熱情報を得ることが困難となる。
条件式(2)は、第1レンズ群B1と第2レンズ群B2との比を適切に設定するための条件式である。条件式(2)の上限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が増大しすぎてしまい、望遠端での光学全長や前玉径を抑制することが困難となる。一方、条件式(2)の下限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が小さくなりすぎてしまい、望遠端における球面収差、軸上色収差、倍率色収差を抑制することが困難となる。
条件式(3)は、第1レンズ群B1および第2レンズ群B2に必要なレンズの範囲を適切に設定するための条件式である。条件式(3)の下限値または上限値を超えると、高倍化した際にズーム全域の軸上色収差および倍率色収差を抑制することが困難となる。
好ましくは、条件式(1)~(3)の数値範囲は、以下の条件式(1a)~(3a)のようにそれぞれ設定される。
2.36<N10m<4.10 ・・・(1a)
-13.20<f1/f2<-6.29 ・・・(2a)
1.0<-N10-0.025×ν10+11<8.0 ・・・(3a)
より好ましくは、条件式(1)~(3)の数値範囲は、以下の条件式(1b)~(3b)のようにそれぞれ設定される。
2.57<N10m<3.25 ・・・(1b)
-11.41<f1/f2<-6.38 ・・・(2b)
2.0<-N10-0.025×ν10+11<6.0 ・・・(3b)
各実施例のズームレンズは、以上のような構成を満足することにより実現されるが、光学全長を抑制しつつ更に光学性能を良好に維持するには、以下の条件式(4)~(12)の少なくとも一つを満足することが好ましい。
5.0<β2t/β2w<23.0 ・・・(4)
0.60<Tdt/ft<3.00 ・・・(5)
2.15<N10n<4.20 ・・・(6)
0.80<Σt/fw<3.00 ・・・(7)
0.06<f1/fp2<0.30 ・・・(8)
-0.90<f1p/f1n<-0.10 ・・・(9)
-12.00<(R1+R2)/(R1-R2)<-0.50 ・・・(10)
5.00<f1/fw<27.00 ・・・(11)
1.00<M2/fw<16.00 ・・・(12)
ここで、β2tは望遠端での第2レンズ群B2の横倍率、β2wは広角端での第2レンズ群B2の横倍率である。TDtは第1レンズ群B1のうち最も物体側のレンズの物体側の面(第1レンズ面)から像面までの光軸上での長さ、ftは望遠端でのズームレンズの焦点距離である。N10nは、第1レンズ群B1を構成する少なくとも一つの負レンズの波長10μmにおける屈折率である。Σtはズームレンズを構成する全てのレンズの光軸上での厚みの総和(中心肉厚)、fwは広角端でのズームレンズの焦点距離である。fp2は、後群のうち最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群(第1レンズ群B1の像側にあり、かつ最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群)の焦点距離である。f1pは第1レンズ群B1を構成する少なくとも一つの正レンズの焦点距離、f1nは第1レンズ群B1を構成する少なくとも一つの負レンズの焦点距離である。R1は第1レンズ群B1において最も物体側に配置された正レンズの物体側レンズ面の曲率半径、R2は第1レンズ群B1において最も物体側に配置された正レンズの像側レンズ面の曲率半径である。(R1+R2)/(R1-R2)は、第1レンズ群B1のシェープファクターSF1に相当する。M2は、広角端から望遠端への第2レンズ群B2の像面(像面が移動する場合もある)に対する相対的移動量(第2レンズ群B2が物体側から像側へ移動する場合を正とする)である。
条件式(4)は、第2レンズ群B2の望遠端での横倍率と広角端での横倍率との比を適切に設定するための条件式である。条件式(4)の上限値を超えると、望遠端における光学全長および前玉径を抑制することが困難となる。一方、条件式(4)の下限値を越えると、ズーム比を増大させることが困難となる。
条件式(5)は、第1レンズ面から像面までの光軸上での長さと望遠端での焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(5)の上限値を超えると、望遠端での光学全長を抑制することが困難となる。一方、条件式(5)の下限値を越えると、望遠端での球面収差、軸上色収差、および倍率色収差を抑制することが困難となる。
条件式(6)は、第1レンズ群B1の負レンズの波長10μmにおける屈折率を適切に設定するための条件式である。条件式(6)の上限値を超えると、負レンズの屈折率が高くなりすぎてしまい、望遠端での軸上色収差および倍率色収差を抑制することが困難となる。一方、条件式(6)の下限値を越えると、負レンズの屈折率が低くなりすぎてしまい、遠赤外線領域で適切な熱情報を得ることが困難となる。
条件式(7)は、第1レンズ面から像面までの全てのレンズの厚みの総和と広角端での焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(7)の上限値を超えると、ズームレンズの全系の透過率が減少しすぎてしまい、その結果、TNOが増大しすぎてしまい、より詳細な温度差を検知することが困難となる。一方、条件式(7)の下限値を越えると、各レンズのコバ厚および中心肉厚を確保することが困難となり、レンズの加工をすることが困難となる。
条件式(8)は、第1レンズ群B1の焦点距離と、第1レンズ群B1の像側にあり、かつ最も物体側に配置された正レンズ群の焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(8)が上限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が増大しすぎてしまい、望遠端での光学全長の増大もしくは前玉径が増大しすぎてしまう。一方、条件式(8)の下限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が減少しすぎてしまい、その結果、望遠端での軸上色収差および倍率色収差を抑制することが困難となる。
条件式(9)は、第1レンズ群B1の正レンズの焦点距離と負レンズの焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(9)の上限値を超えると、第1レンズ群B1の正レンズの焦点距離が増大しすぎてしまい、その結果、望遠端の光学全長もしくは前玉径を抑制することが困難となる。一方、条件式(9)の下限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が減少しすぎてしまい、その結果、望遠端での軸上色収差および倍率色収差を抑制することが困難となる。
条件式(10)は、第1レンズ群B1の正レンズのシェープファクターを適切に設定するための条件式である。条件式(10)の上限値または下限値を超えると、第1レンズ群B1の正レンズのコバ厚保を確保する必要があるため、レンズの中心肉厚が増大しすぎてしまう。その結果、ズームレンズの全系の透過率が減少しすぎてしまい、遠赤外線領域におけるTNOが増大しすぎるため、より細かい温度差を検知することが困難となる。
条件式(11)は、第1レンズ群B1の焦点距離と広角端での焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(11)の上限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が増大しすぎてしまい、ズームレンズの全系の光学全長および前玉径を抑制することが困難となる。一方、条件式(11)の下限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が減少しすぎてしまい、望遠端での軸上色収差および倍率色収差を抑制することが困難となる。
条件式(12)は、第2レンズ群B2の移動量と広角端の焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(12)の上限値を超えると、第1レンズ群B1の焦点距離が増大しすぎてしまい、ズームレンズの全系の光学全長および前玉径を抑制することが困難となる。一方、条件式(12)の下限値を超えると、第2レンズ群B2の移動量が減少しすぎてしまい、第2レンズ群B2のパワーを強くする必要があるため、ズームレンズの全系の像面湾曲およびコマ収差を抑制することが困難となる。
より好ましくは、条件式(4)~(12)の数値範囲は、以下の条件式(4a)~(12a)のようにそれぞれ設定される。
6.21<β2t/β2w<20.0(4a)
0.68<Tdt/ft<2.50(5a)
2.36<N10n<3.73(6a)
0.96<Σt/fw<2.62(7a)
0.07<f1/fp2<0.26(8a)
-0.79<f1p/f1n<-0.15(9a)
-10.46<SF1<-1.09(10a)
9.31<f1/fw<21.43(11a)
3.12<M2/fw<11.79(12a)
更に好ましくは、条件式(4)~(12)の数値範囲は、以下の条件式(4b)~(12b)のようにそれぞれ設定される。
7.43<β2t/β2w<17.02(4b)
0.77<Tdt/ft<2.00(5b)
2.57<N10n<3.25(6b)
1.12<Σt/fw<2.24(7b)
0.09<f1/fp2<0.22(8b)
-0.69<f1p/f1n<-0.19(9a)
-8.92<SF1<-1.68(10b)
13.62<f1/fw<15.85(11b)
5.25<M2/fw<7.59(12b)
各実施例のズームレンズは、広角端に対して望遠端において第3レンズ群B3が移動してズーミングを行ってもよい。また各実施例のズームレンズは、諸収差のうち歪曲収差および倍率色収差の補正を電気的な画像処理によって補正してもよい。また各実施例のズームレンズにおいて、絞りを各レンズ群とは別の軌跡で移動してもよい。
次に、図1乃至図12を参照して、各実施例のズームレンズの構成について具体的に説明する。図1は、実施例1におけるズームレンズの広角端での断面図である。図2は、実施例1におけるズームレンズの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。図3は、実施例2におけるズームレンズの広角端での断面図である。図4は、実施例2におけるズームレンズの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。図5は、実施例3におけるズームレンズの広角端での断面図である。図6は、実施例3におけるズームレンズの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。図7は、実施例4におけるズームレンズの広角端での断面図である。図8は、実施例4におけるズームレンズの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。図9は、実施例5におけるズームレンズの広角端での断面図である。図10は、実施例5におけるズームレンズの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。図11は、実施例6におけるズームレンズの広角端での断面図である。図12は、実施例6におけるズームレンズの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。
各実施例のズームレンズは、撮像装置に用いられる撮影レンズ系であり、各断面図において、左方が物体側で、右方が像側である。実施例1~6のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群B1、負の屈折力の第2レンズ群B2、および後群からなる。実施例1、4~6において、後群に含まれる少なくとも1つのレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群B3と正の屈折力の第4レンズ群B4とからなる。実施例2において、後群に含まれる少なくとも1つのレンズ群は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第3レンズ群B3、正の屈折力の第4レンズ群B4、および正の屈折力の第5レンズ群B5からなる。実施例3において、後群に含まれる少なくとも1つのレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群B3、負の屈折力の第4レンズ群B4、および正の屈折力を有する第5レンズ群B5からなる。各実施例において、SPは絞り(開口絞り)、IPは像面である。
実施例1、4~6において、広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印で示されるように、第1レンズ群B1は像面IPに対して固定され、第2レンズ群B2を像側に移動するとともに、第4レンズ群B4を移動することによって変倍を行う。また、第4レンズ群B4を像側に凸の軌跡で移動することによって、変倍に伴う像面変動を補正する。
実施例2において、広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印に示されるように、第1レンズ群B1は像面IPに対して固定され、第2レンズ群B2を像側に移動するとともに、第3レンズ群B3および第5レンズ群B5を移動することによって変倍を行う。また、第5レンズ群B5を像側に凸の軌跡で移動することによって、変倍に伴う像面変動を補正する。
実施例3において、広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印に示されるように、第1レンズ群B1は像面IPに対して固定され、第2レンズ群B2を像側に移動するとともに、第4レンズ群B4および第5レンズ群B5を移動することによって変倍を行う。また、第5レンズ群B5を像側に凸の軌跡で移動することによって、変倍に伴う像面変動を補正する。
実施例1~6において、第1レンズ群B1は、物体側から像側へ順に、メニスカス正レンズと負レンズとから構成されることで、高ズーム比化に伴って発生する球面収差と色収差を抑制することができる。また実施例1~6において、第2レンズ群B2は、物体側から像側へ順に、正レンズと負レンズとからなる。これにより、ズーミングに際しての軸上色収差および倍率色収差を低減し、特に望遠端における球面収差等を良好に抑制することができる。
実施例1、3~6において、第3レンズ群B3は正レンズからなる。これにより、第2レンズ群B2と第3レンズ群B3との主点間隔を小さくし、第3レンズ群B3以降のレンズ長を短縮することができる。実施例2において、第3レンズ群B3は、負レンズからなる。これにより、ズーミングに伴う倍率色収差およびコマ収差を良好に抑制することができる。実施例1、2、4~6において、第4レンズ群B4は正レンズからなる。これにより、ズーミングに伴うコマ収差を良好に抑制することができる。実施例3において、第4レンズ群B4は負レンズからなる。これにより、ズーミングに伴うコマ収差を良好に抑制することができる。実施例3において、第5レンズ群B5は正レンズからなる。これにより、ズーミングに伴うコマ収差を良好に抑制することができる。
実施例1~6において、最も像側に配置されたレンズ群および射出瞳位置が像面IPに近づきすぎないように制御し、撮像素子に対応可能な範囲のテレセントリック性を確保することができる。なお各断面図において、像面IPが固定されている場合の動きを示すが、広角端および望遠端における像面IPに対する相対的移動量で、像面IPが移動してもよい。
実施例1、4~6において、第4レンズ群B4に関する実線の曲線4aと、点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォ-カスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。実施例2、3において、第5レンズ群B5に関する実線の曲線5aと、点線の曲線5bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォ-カスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。
収差図において、10、12はそれぞれ波長10μm線および波長12μm線、ΔM、ΔSはそれぞれメリジオナル像面、サジタル像面を示す。FnoはFナンバ-、ωは半画角(度)である。球面収差において、波長10μm線(実線)および波長12μm線(点線)を示す。非点収差において、波長10μm線におけるΔM、ΔSをそれぞれ示す。歪曲収差において、波長10μm線を示す。倍率色収差において、波長10μm線に対する波長12μm線の収差を示す。
以下、実施例1~6にそれぞれ対応する数値実施例1~6を示す。各数値実施例において、ズームレンズの各面には物体側からの面番号i(iは自然数)を付している。rは各面の曲率半径(mm)、dは面番号iの面と面番号(i+1)の面との間の光軸上のレンズ厚又は距離(空気間隔)(mm)、ndは各面を有する光学部材の材料のd線に対する屈折率である。νdは各面を有する光学部材の材料のd線に対するアッベ数である。ある材料のアッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.6nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)における屈折率をNd、NF、NCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。
また、波長10μmにおける屈折率をN10、波長10μmにおけるアッベ数をν10として、波長8μmにおける屈折率をN8、波長12μmにおける屈折率をN12とするとき、
ν10=(N10-1)/(N8-N12)
で表される。
焦点距離(mm)、Fナンバーおよび半画角(°)はズームレンズが無限遠物体に合焦した状態での値である。光学全長は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面(最も像側のレンズ面)までの光軸上の距離にバックフォーカスBFを加えた長さである。バックフォーカスBFは、ズームレンズの最終面から像面までの距離である。また、各数値実施例において、最も像側の2面は光学ブロックGに相当する平面である。
面番号に付された「*」は、その面が非球面形状を有する面であることを意味する。非球面形状は、xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸に直交する方向における光軸からの高さ、光の進行方向を正とし、rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を非球面係数とするとき、以下の式(A)で表される。非球面係数の「e-Z」は10-Zを意味する。
x=(h/r)/[1+{1-(1+K)(h/r)1/2]+A4・h+A6・h+A8・h+A10・h10 ・・・(A)
面番号の横に(回折)と付されている回折面(回折光学素子)の位相φは、mを回折光の回折次数、λ0を基準波長、Cj(j=1,2,3…)を各次数の位相係数とするとき、以下の式(B)で表される。
φ(h)=(2π×m/λ0)(C2h2+C4h4+C6h6+C8h8+…) ・・・(B)
また、基準波長λ0における回折光学素子DOEの焦点距離fdoeは、以下の式(C)で表される。
fdoe=-1/(2×C2) ・・・(C)
また、任意の波長λにおける回折光学素子DOEの焦点距離fdoe(λ)は以下の式(D)で表される。
fdoe=-1/(2×C2)(λ0/λ) ・・・(D)

(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d N10 ν10
1 506.258 25.00 4.0032616 862.14
2 664.811 177.54
3 910.497 7.99 2.7770000 161.55
4 691.875 (可変)
5* 156.032 8.79 2.7770000 161.55
6 171.760 10.24
7* -18322.001 6.30 4.0032616 862.14
8 318.986 (可変)
9 127.551 10.11 4.0032616 862.14
10(回折) 204.639 (可変)
11 45.235 6.11 4.0032616 862.14
12* 44.532 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+00 A 4=-3.60346e-08 A 6= 1.76406e-11 A 8=-5.63838e-15

第7面
K = 0.00000e+00 A 4= 3.50982e-08 A 6=-3.04741e-11 A 8= 1.60310e-14
A10=-3.11931e-18 A12= 2.57599e-22

第10面(回折面)

K = 0.00000e+00 A 4= 2.19534e-08 A 6=-3.78790e-12 A 8= 4.91177e-15
A10=-2.82970e-18 A12= 6.05998e-22

第10面(回折面)
C 2=-1.89014e-05 C 4= 1.95328e-09 C 6=-9.07680e-13 C 8= 3.64501e-16

第12面
K = 0.00000e+00 A 4= 4.34924e-07 A 6=-4.29381e-09 A 8= 2.18423e-11
A10=-4.93634e-14 A12= 4.11314e-17

各種データ
ズーム比 10.16

広角 中間 望遠
焦点距離 50.00 123.72 508.03
Fナンバー 1.50 1.50 1.50
半画角 13.60 5.32 1.22
像高 10.88 10.88 10.88
レンズ全長 749.94 749.94 749.94
BF 19.56 34.62 15.09

d 4 10.02 194.29 378.60
d 8 377.58 193.32 9.00
d10 90.70 75.65 95.17
d12 19.56 34.62 15.09

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 845.25
2 5 -130.54
3 9 102.28
4 11 172.77

(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d N10 ν10
1 1047.997 25.00 4.0032616 862.14
2 2699.764 68.56
3 -16646.178 16.64 2.7770000 161.55
4 5518.254 (可変)
5* 179.584 9.21 2.7770000 161.55
6 203.219 29.92
7* -959.944 5.16 4.0032616 862.14
8 332.642 (可変)
9 -271.617 3.66 4.0032616 862.14
10 -499.952 (可変)
11 182.740 10.96 4.0032616 862.14
12(回折) 962.227 (可変)
13 48.323 6.00 4.0032616 862.14
14* 52.412 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+00 A 4= 2.19353e-09 A 6= 4.54816e-12 A 8=-1.75858e-16

第7面
K = 0.00000e+00 A 4= 2.49646e-08 A 6=-1.34033e-11 A 8= 1.94246e-15
A10= 7.61293e-19 A12=-2.01384e-22

第12面
K = 0.00000e+00 A 4= 5.38055e-08 A 6= 2.47202e-12 A 8=-6.11964e-15
A10= 4.09859e-18 A12=-1.00196e-21

第12面(回折面)
C 2=-1.64659e-05 C 4=-5.56403e-10 C 6= 1.76166e-12 C 8=-8.94758e-16

第14面
K = 0.00000e+00 A 4= 4.22193e-07 A 6=-1.95791e-09 A 8= 1.31583e-11
A10=-3.65568e-14 A12= 4.11314e-17

各種データ
ズーム比 10.16

広角 中間 望遠
焦点距離 50.00 116.59 508.09
Fナンバー 1.50 1.50 1.50
半画角 11.90 5.21 1.20
像高 10.88 10.88 10.88
レンズ全長 750.03 750.03 750.03
BF 23.33 22.62 20.27

d 4 137.99 281.83 425.69
d 8 297.87 135.34 9.00
d10 9.27 27.95 10.43
d12 106.47 107.18 109.53
d14 23.33 22.62 20.27

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 710.49
2 5 -101.90
3 9 -200.44
4 11 74.15
5 13 98.16

(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d N10 ν10
1 518.168 25.00 4.0032616 862.14
2 696.803 88.41
3 864.482 14.50 2.7770000 161.55
4 691.165 (可変)
5* 210.981 9.07 2.7770000 161.55
6 272.088 14.88
7* -569.820 5.49 4.0032616 862.14
8 431.489 (可変)
9 123.450 10.29 4.0032616 862.14
10(回折) 219.363 (可変)
11 -120.233 7.84 4.0032616 862.14
12 -145.480 (可変)
13 45.198 6.00 4.0032616 862.14
14* 48.679 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.74945e-08 A 6= 2.00353e-11 A 8=-4.79357e-15

第7面
K = 0.00000e+00 A 4= 2.13125e-08 A 6=-3.14078e-11 A 8= 9.63196e-15
A10= 1.90258e-18 A12=-7.49538e-22

第10面
K = 0.00000e+00 A 4= 2.32586e-08 A 6=-1.00485e-12 A 8= 3.30092e-16
A10=-6.97759e-20 A12= 4.18306e-24

第10面(回折面)
C 2=-1.95256e-05 C 4=-5.93768e-11 C 6= 7.83693e-13 C 8=-1.87835e-16

第14面
K = 0.00000e+00 A 4= 3.00002e-07 A 6=-4.68285e-09 A 8= 2.25530e-11
A10=-5.02199e-14 A12= 4.11314e-17

各種データ
ズーム比 10.16

広角 中間 望遠
焦点距離 50.00 111.01 508.07
Fナンバー 1.50 1.50 1.50
半画角 13.60 6.08 1.23
像高 10.88 10.88 10.88
レンズ全長 750.01 750.01 750.01
BF 5.63 27.95 15.06

d 4 128.67 293.25 457.85
d 8 338.18 173.60 9.00
d10 72.22 61.60 83.63
d12 23.84 12.14 3.00
d14 5.63 27.95 15.06

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 790.82
2 5 -105.55
3 9 86.74
4 11 -300.79
5 13 91.78

(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d N10 ν10
1 532.482 31.00 4.0032616 862.14
2 718.877 125.93
3 966.548 20.30 2.7770000 161.55
4 724.847 (可変)
5* 700.000 9.06 2.7770000 161.55
6 -910.469 1.26
7* -378.274 6.28 4.0032616 862.14
8 428.356 (可変)
9 100.681 9.64 4.0032616 862.14
10(回折) 151.513 (可変)
11 42.998 6.00 4.0032616 862.14
12* 43.497 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.85790e-07 A 6= 6.28875e-11 A 8=-2.22008e-14

第7面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.35744e-07 A 6=-6.14098e-11 A 8= 2.52109e-14
A10=-2.75503e-18 A12= 2.53014e-22

第10面
K = 0.00000e+00 A 4= 4.21808e-08 A 6=-1.16777e-12 A 8= 8.00971e-17
A10= 7.88747e-19 A12=-2.24874e-22

第10面(回折面)
C 2=-2.61199e-05 C 4= 2.17911e-09 C 6= 1.34338e-12 C 8=-4.23552e-16

第12面
K = 0.00000e+00 A 4= 5.14195e-07 A 6=-4.49957e-09 A 8= 2.29879e-11
A10=-5.07239e-14 A12= 4.11314e-17

各種データ
ズーム比 11.29

広角 中間 望遠
焦点距離 45.00 114.40 508.10
Fナンバー 1.50 1.50 1.50
半画角 16.70 6.01 1.23
像高 10.88 10.88 10.88
レンズ全長 762.87 762.87 762.87
BF 20.99 32.09 20.45

d 4 157.83 306.03 454.13
d 8 305.29 157.10 9.00
d10 69.30 58.20 69.83
d12 20.99 32.09 20.45

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 806.63
2 5 -97.03
3 9 87.11
4 11 124.52

(数値実施例5)
単位 mm

面データ
面番号 r d N10 ν10
1 326.276 29.99 4.0032616 862.14
2 483.295 111.45
3 577.525 17.41 2.7770000 161.55
4 343.581 (可変)
5* 274.240 8.32 2.7770000 161.55
6 270.338 10.00
7* -164.134 3.22 4.0032616 862.14
8 545.618 (可変)
9 108.953 9.41 4.0032616 862.14
10(回折) 218.207 (可変)
11 49.454 6.00 4.0032616 862.14
12* 57.211 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.24169e-07 A 6= 1.75201e-10 A 8=-3.98457e-14

第7面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.30538e-07 A 6=-1.00736e-10 A 8=-4.37364e-13
A10= 8.09674e-16 A12=-3.24758e-19

第10面
K = 0.00000e+00 A 4= 9.14756e-08 A 6= 8.94936e-12 A 8= 8.92797e-15
A10=-8.33449e-17 A12= 9.12853e-20

第10面(回折面)
C 2=-2.23448e-05 C 4= 5.95150e-09 C 6=-1.65874e-11 C 8= 1.22322e-14

第12面
K = 0.00000e+00 A 4= 6.90623e-07 A 6=-5.66869e-09 A 8= 2.64353e-11
A10=-5.44542e-14 A12= 4.11314e-17


各種データ
ズーム比 12.70

広角 中間 望遠
焦点距離 40.00 100.34 507.88
Fナンバー 1.46 1.42 1.50
半画角 16.30 6.69 1.21
像高 10.88 10.88 10.88
レンズ全長 431.63 431.63 431.63
BF 21.35 33.30 16.29

d 4 10.00 77.65 145.25
d 8 144.25 76.60 9.00
d10 60.22 48.27 65.28
d12 21.35 33.30 16.29

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 411.09
2 5 -42.78
3 9 67.86
4 11 76.86

(数値実施例6)
単位 mm

面データ
面番号 r d N10 ν10
1 502.013 25.00 4.0032616 862.14
2 673.766 145.64
3 872.073 9.65 3.1366000 209.47
4 664.859 (可変)
5* 239.590 8.52 2.7770000 161.55
6 252.481 40.22
7* -482.417 6.22 4.0032616 862.14
8 1284.672 (可変)
9 127.593 10.10 4.0032616 862.14
10(回折) 204.340 (可変)
11 46.898 6.72 4.0032616 862.14
12* 45.855 (可変)
13 ∞ 0.10
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+00 A 4= 7.75508e-09 A 6= 2.62383e-12 A 8=-1.85067e-16

第7面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.43238e-08 A 6=-5.51363e-12 A 8=-1.19106e-16
A10= 9.20560e-19 A12=-1.66128e-22

第10面
K = 0.00000e+00 A 4= 1.94615e-08 A 6= 3.60119e-12 A 8=-4.19169e-15
A10= 2.31346e-18 A12=-4.67768e-22

第12面(回折面)
A 2=-1.69812e-05 A 4= 4.17689e-10 A 6= 7.31087e-14 A 8=-1.49937e-17

第12面
K = 0.00000e+00 A 4= 4.38932e-07 A 6=-4.21261e-09 A 8= 2.15164e-11
A10=-4.89310e-14 A12= 4.11314e-17

各種データ
ズーム比 10.16

広角 中間 望遠
焦点距離 50.00 124.09 508.04
Fナンバー 1.49 1.47 1.50
半画角 13.50 5.29 1.23
像高 10.88 10.88 10.88
レンズ全長 749.96 749.96 749.96
BF 0.10 0.10 0.10

d 4 10.00 194.33 378.66
d 8 377.66 193.33 9.00
d10 90.68 75.69 95.12
d12 19.43 34.43 15.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 848.40
2 5 -130.49
3 9 102.61
4 11 179.07

各数値実施例における各条件式の値を、以下の表1にまとめて示す。
次に、図13を参照して、各実施例のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像装置について説明する。図13は、撮像装置100の構成図である。10は、遠赤外線用光学系を有する監視カメラ本体である。11は、実施例1乃至6のいずれかのズームレンズにより構成された撮像光学系である。12は、監視カメラ本体10に内蔵され、撮像光学系11により形成された被写体像を受光する(ズームレンズにより形成された像を撮る)CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子(光電変換素子)である。13は、撮像素子12により光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。14は、撮像素子12により光電変換された被写体像を転送するためのネットワークケーブルである。なお各実施例の撮像装置は、監視カメラに限定されるものではなく、ビデオカメラやデジタルカメラなどの他の撮像装置として用いることもできる。また各実施例の撮像装置は、実施例1~6のいずれかのズームレンズとともに、歪曲収差と倍率色収差のいずれか一方、もしくは両方を電気的に補正する回路を有していてもよい。このように、ズームレンズの歪曲収差等を許容可能に構成にすれば、ズームレンズ全体のレンズ枚数を少なくでき、小型化が容易になる。
各実施例によれば、例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズおよび撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
B1 第1レンズ群
B2 第2レンズ群
B3 第3レンズ群(後群)
B4 第4レンズ群(後群)
B5 第5レンズ群(後群)

Claims (15)

  1. 複数のレンズ群を有し、前記複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズであって、
    ズーミングのために、前記第1レンズ群は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化し、
    前記第1レンズ群を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率をN10m、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    2.15<N10m<4.10
    -15.00<f1/f2<-6.20
    なる条件式を満足し、
    波長10μmにおける屈折率をN10、波長10μmにおけるアッベ数をν10として、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群のうち少なくとも一方は、
    0.0<-N10-0.025×ν10+11<12.0
    なる条件式を満足するレンズを含み、
    波長8μmにおける屈折率をN8、波長12μmにおける屈折率をN12とするとき、ν10は、
    ν10=(N10-1)/(N8-N12)
    なる式で表されることを特徴とするズームレンズ。
  2. 望遠端での前記第2レンズ群の横倍率をβ2t、広角端での前記第2レンズ群の横倍率をβ2wとするとき、
    5.0<β2t/β2w<23.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群のうち最も物体側のレンズの物体側の面から像面までの光軸上での長さをTDt、望遠端での前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    0.60<Tdt/ft<3.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、
    2.15<N10<4.20
    なる条件式を満足する屈折率を有する負レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記ズームレンズを構成する全てのレンズの光軸上での厚みの総和をΣt、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    0.80<Σt/fw<3.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記後群のうち最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群の焦点距離をfp2とするとき、
    0.06<f1/fp2<0.30
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 正レンズの焦点距離をf1p、負レンズの焦点距離をf1nとするとき、前記第1レンズ群は、
    -0.90<f1p/f1n<-0.10
    なる条件式を満足する正レンズおよび負レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第1レンズ群において最も物体側に配置された正レンズにおける物体側のレンズ面の曲率半径をR1、該正レンズにおける像側のレンズ面の曲率半径をR2とするとき、
    -12.00<(R1+R2)/(R1-R2)<-0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
    5.00<f1/fw<27.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 広角端から望遠端への前記第2レンズ群の像面に対する相対的移動量をM2、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfw、但し、前記相対的移動量は、前記第2レンズ群が像面の方へ移動する場合を正とするとき、
    1.00<M2/fw<16.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、正レンズおよび負レンズを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正レンズおよび負レンズを有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  13. 前記後群に含まれる前記少なくとも1つのレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群とからなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  14. 前記後群に含まれる前記少なくとも1つのレンズ群は、物体側から像側へ順に、第3レンズ群と、第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とからなることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズにより形成された像を撮る撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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