JP2023125956A - 電動工具システム、電動工具及び集塵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粉塵の除去を容易にする。【解決手段】電動工具システムは、電動工具と、集塵装置と、を備える。電動工具は、工具ハウジングと、第1コネクタ3と、を有する。集塵装置は、電動工具に着脱可能に構成され、粉塵を収集する。集塵装置は、集塵ハウジング40と、第2コネクタ5と、を有する。第1コネクタ3及び第2コネクタ5の一方は、平型端子51を有する。第1コネクタ3及び第2コネクタ5の他方は、平型端子51と対向して接触するばね端子31を有する。平型端子51は、工具ハウジング及び集塵ハウジング40のうち平型端子51が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている。【選択図】図2
Description
本開示は、一般に電動工具システム、電動工具及び集塵装置に関し、より詳細には、集塵装置を備える電動工具システム、及び、上記電動工具システムに用いられる電動工具及び集塵装置に関する。
特許文献1に記載の集塵ユニットは、ロータリーハンマに取り付けられ、ロータリーハンマから電力を供給されている。特許文献1の集塵ユニット及びロータリーハンマでは、ロータリーハンマの端子が集塵ユニットの金属ピンを挟み込むことで、集塵ユニットとロータリーハンマとが電気的に接続されている。
ところで、ロータリーハンマ(ハンマードリル)等の電動工具を用いた作業時には粉塵が発生する。作業時に発生した粉塵は、集塵ユニットの金属ピンを挟み込むロータリーハンマの端子の隙間に入り込むことがあり、隙間に入り込んだ粉塵の除去は困難であった。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、粉塵の除去を容易に行うことができる電動工具システム、電動工具及び集塵装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電動工具システムは、電動工具と、集塵装置と、を備える。前記電動工具は、工具ハウジングと、第1コネクタと、を有する。前記工具ハウジングは、出力軸を駆動させる第1モータを収容する。前記第1コネクタは、前記集塵装置に電力を供給する。前記集塵装置は、前記電動工具に着脱可能に構成され、粉塵を収集する。前記集塵装置は、集塵ハウジングと、第2コネクタと、を有する。前記集塵ハウジングは、ファンを駆動させる第2モータを収容する。前記第2コネクタは、前記電動工具の前記第1コネクタと電気的に接続される。前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方は、平型端子を有する。前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの他方は、前記平型端子と対向して接触し前記平型端子に向かう圧力を発生させるばね端子を有する。前記平型端子は、前記工具ハウジング及び前記集塵ハウジングのうち前記平型端子が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている。
本開示の一態様に係る電動工具は、前記電動工具システムに用いられる。前記電動工具は、前記第1コネクタを有する。前記第1コネクタは、前記平型端子及び前記ばね端子の一方を有する。
本開示の一態様に係る集塵装置は、前記電動工具システムに用いられる。前記集塵装置は、前記第2コネクタを有する。前記第2コネクタは、前記平型端子及び前記ばね端子の一方を有する。
本開示の一態様に係る電動工具システムは、電動工具と、アタッチメントと、を備える。前記電動工具は、工具ハウジングと、第1コネクタと、を有する。前記工具ハウジングは、出力軸を駆動させるモータを収容する。前記第1コネクタは、前記アタッチメントに電力を供給する。前記アタッチメントは、前記電動工具に着脱可能に構成されている。前記アタッチメントは、アタッチメントハウジングと、第2コネクタと、を有する。前記第2コネクタは、前記電動工具の前記第1コネクタと電気的に接続される。前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方は、平型端子を有する。前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの他方は、前記平型端子と対向して接触し前記平型端子に向かう圧力を発生させるばね端子を有する。前記平型端子は、前記工具ハウジング及び前記アタッチメントハウジングのうち前記平型端子が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている。
本開示の上記態様に係る電動工具システム、電動工具及び集塵装置によれば、粉塵の除去を容易に行うことができる。
以下、本開示に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、共通する要素についての重複する説明は省略する場合がある。以下の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。本開示において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、図面中の各方向を示す矢印は一例であり、電動工具システム1の使用時の方向を規定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
なお、本開示でいう「直交」は、二者間の角度が厳密に90度である状態だけでなく、二者がある程度の誤差の範囲内で略直交する状態も含む意味である。つまり、直交する二者間の角度は、90度に対してある程度の誤差(一例として10度以下)の範囲内に収まる。
(1)概要
まず、本実施形態に係る電動工具システム1の概要について、図1~図3を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る電動工具システム1の概要について、図1~図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の電動工具システム1は、電動工具2と集塵装置4とを備える。集塵装置4は、アタッチメント4aの一例である。アタッチメント4aは、集塵装置4の代わりに、カメラ装置(撮像部)又は発光装置(発光部)等であってもよい。
電動工具2は、工具ハウジング21と、第1モータ28と、出力軸29と、を有する。工具ハウジング21は、出力軸29の少なくとも一部と第1モータ28とを収容する。第1モータ28は出力軸29を駆動させる。出力軸29には、ドリルビット6には先端工具としてのドリルビット6が取り付けられている。電動工具2は、例えばハンマードリルである。
電動工具2は、ドリルビット6を駆動して加工対象物を加工することができる。加工対象物は、例えばコンクリート又は木材などである。より詳細には、電動工具2は、ドリルビット6による回転切削によって加工対象物に孔を形成したり、ドリルビット6によって加工対象物に打撃を加えて加工対象物を破砕したりする。なお、ここでは、回転切削とは、ドリルビット6を回転させながら加工対象物を切削することを意味する。
また、本実施形態の電動工具2は、集塵装置4に電力を供給するための第1コネクタ3を有する。
集塵装置4は、第2モータ46と、ファン47と、第2モータ46及びファン47を収容する集塵ハウジング40と、を有する。第2モータ46は、ファン47を駆動させる。ファン47が第2モータ46に駆動されることにより、集塵装置4は、ドリルビット6が加工対象物に対して回転切削又は打撃を行うことで加工対象物から発生した粉塵を収集する。
集塵装置4は、電動工具2に着脱可能に構成されている。より具体的には、集塵装置4は、第2コネクタ5を有しており、集塵装置4の第2コネクタ5が電動工具2の第1コネクタ3と電気的に接続されるように、電動工具2に取り付けられている。集塵装置4は、電動工具2の電池パック7から供給される電力で駆動する。
なお、本開示でいう「電気的に接続」とは、電気的に導通した状態の接続を意味し、直接的な接続だけでなく、例えば電線や回路パターン等の導体を介した間接的な接続も含む。
図2に示すように、第1コネクタ3及び第2コネクタ5の一方である第2コネクタ5は、一対の平型端子51を有する。以下の説明において、一対の平型端子51の各々のことを、単に「平型端子51」と呼ぶことがある。
また、第1コネクタ3及び第2コネクタ5の他方である第1コネクタ3は、一対のばね端子31を有する。一対のばね端子31の各々は、平型端子51と対向して接触し、平型端子51に向かう圧力を発生させる。以下の説明において、一対のばね端子31の各々のことを、単に「ばね端子31」と呼ぶことがある。
図3に示すように、平型端子51は、工具ハウジング21及び集塵ハウジング40のうち平型端子51が設けられているハウジング(集塵ハウジング40)の表面に沿うように設けられている。
第2コネクタ5が平型端子51を有しているため、端子の表面に付着した粉塵等の除去を容易に行うことができる。また、平型端子51が集塵ハウジング40の表面に沿って設けられているため、例えば集塵ハウジングから突出している凸型の端子を用いる場合と比べて、端子が変形等する可能性を低減することができる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る電動工具システム1の詳細な構成について、図1~図6を参照して説明する。
以下、本実施形態に係る電動工具システム1の詳細な構成について、図1~図6を参照して説明する。
以下の説明では、第1コネクタ3と第2コネクタ5とが並んでいる方向を「前後方向」と規定する。第1コネクタ3から第2コネクタ5に向かう向きを「前方」とし、第2コネクタ5から第1コネクタ3に向かう向きを「後方」とする。また、後述する胴体部22と装着部24とが並んでいる方向を「上下方向」と規定する。胴体部22から装着部24に向かう向きを「下方」とし、装着部24から胴体部22に向かう向きを「上方」とする。また、前後方向及び上下方向の両方と直交する方向を「左右方向」とする。
(2.1)電動工具システムの構成
図1に示すように、電動工具システム1は、電動工具2と集塵装置4とを備えている。上述したように、電動工具2と集塵装置4とは電気的に接続されている。
図1に示すように、電動工具システム1は、電動工具2と集塵装置4とを備えている。上述したように、電動工具2と集塵装置4とは電気的に接続されている。
(2.2)電動工具の構成
次に、電動工具2の詳細について説明する。
次に、電動工具2の詳細について説明する。
電動工具2は、工具ハウジング21と、第1モータ28と、伝達機構27と、出力軸29と、チャック部26と、トリガ25と、第1コネクタ3と、ドリルビット6と、電池パック7と、を有する。
工具ハウジング21は、胴体部22と、グリップ部23と、装着部24と、を有する。
胴体部22は、前後方向に延びた筒状である。胴体部22の内部には、出力軸29の少なくとも一部と、伝達機構27と、第1モータ28とが前方からこの順で収容されている。
出力軸29は、軸心Ax1の延伸方向が前後方向に沿うように、胴体部22の内部の前部に配置されている。出力軸29は、ドリルビット6等の先端工具を保持する。出力軸29の先端部にはチャック部26が設けられている。チャック部26は、出力軸29がドリルビット6を保持する状態をロックし、及びそのロックを解除する部分である。
第1モータ28は、出力軸29に保持されたドリルビット6などの先端工具を駆動させるための駆動源である。第1モータ28は、電池パック7から供給される電力によって駆動される。
伝達機構27は、第1モータ28の回転出力を出力軸29に伝達する機構である。伝達機構27は、前後方向において、第1モータ28と出力軸29の間に配置されている。伝達機構27は、回転機構と、打撃機構とを有している。回転機構は、第1モータ28の回転出力に応じて出力軸29を回転させることで、ドリルビット6を回転駆動させる。打撃機構は、第1モータ28の回転出力を往復運動に変換し、その往復運動によって出力軸29を後方から打撃することで、ドリルビット6を打撃駆動させる。打撃駆動とは、ドリルビット6などの先端工具を、加工対象物に打撃を与えるように駆動させることである。
グリップ部23は、胴体部22の周面の一部から、下方向(胴体部22の径方向)に沿って突出する。グリップ部23は、作業者によって把持される部分である。グリップ部23には、トリガ25(操作部)が設けられている。
トリガ25は、グリップ部23から前方向に突出している。トリガ25は、第1モータ28の回転を制御するための操作を受け付ける操作部である。トリガ25を引く操作により、第1モータ28のオンオフを切替え可能である。また、トリガ25を引く操作の引込み量で、第1モータ28の回転速度を調整可能である。上記引込み量が大きい程、第1モータ28の回転速度が速くなる。
装着部24は、グリップ部23の下端部に設けられている。言い換えれば、胴体部22と装着部24とが、グリップ部23にて連結されている。装着部24は、電池パック7が取外し可能に装着されるように構成されている。電池パック7は、電動工具2の構成要素ではない。ただし、電動工具2は、電池パック7を備えていてもよい。
図5及び図6に示すように、装着部24は、一対のガイド溝241と、一対の第1凹部243と、一対の第2凹部244(図6参照)と、を有している。なお、一対のガイド溝241と、一対の第2凹部244と、第1コネクタ3とは、左右方向において並んで配置されている。また、前後方向からの平面視において、一対のガイド溝241の間に一対の第1凹部243及び一対の第2凹部244が配置され、一対の第1凹部243の間に第1コネクタ3の基部32が配置されている。
一対のガイド溝241は、装着部24の側面部において前後方向に沿って形成されており、左右方向において互いに近づくように窪んでいる。一対のガイド溝241は、集塵装置4の第2コネクタ5(図5参照)の第1コネクタ3に対する差し込みをガイドする部分である。一対のガイド溝241には、集塵装置4の後述する一対のガイド突起421(図5参照)が前方向から差し込まれる。
一対のガイド溝241の各々には、開口部242が形成されている。開口部242は、矩形状に形成されており、左右方向に沿って装着部24を貫通している。開口部242は、ばね端子31を、装着部24の外部に露出させるために形成されている。
図5に示すように、一対の第1凹部243は、装着部24の前面部に形成されている。一対の第1凹部243は、集塵装置4(第2コネクタ5)から遠ざかるように窪んでいる。言い換えると、一対の第1凹部243は、後方に窪んでいる。
図6に示すように、一対の第2凹部244は、一対の第1凹部243と繋がるように形成されている。一対の第2凹部244は、左右方向において互いに遠ざかる方向に窪んでいる。一対の第2凹部244は、第2コネクタ5の後述する一対の爪部541が引っかかる凹部である。一対の第2凹部244に一対の爪部541が引っかかることにより、第2コネクタ5を、第1コネクタ3から抜けにくくすることができる。
装着部24は、第1コネクタ3を収容している。第1コネクタ3の詳細については、後の「(2.4)第1コネクタの構成」の欄にて説明する。
(2.3)集塵装置の構成
次に、集塵装置4の詳細について説明する。
次に、集塵装置4の詳細について説明する。
図1に示すように、集塵装置4は、集塵ハウジング40と、吸引部43と、スライド部44と、集塵容器45と、第2モータ46と、ファン47と、第2コネクタ5と、を有する。
吸引部43は、加工対象物から発生した粉塵を吸引する部分である。より具体的には、吸引部43は、ドリルビット6の周囲を囲う吸引口431から粉塵を吸引する。
スライド部44は、吸引部43の下部後端から後方に突出している。スライド部44の形状は、前後方向に沿って延びる筒状である。スライド部44の後端は、集塵ハウジング40における後述する本体部41の上部の前面に設けられた開口内に収容されており、本体部41の前面から前方へ突出するように本体部41に設けられている。スライド部44は、本体部41に対して前後方向に移動可能に支持されている。スライド部44は、後方へ移動すると本体部41から前方への突出量が小さくなり、前方へ移動すると本体部41から前方への突出量が大きくなるように構成されている。スライド部44の前後方向の移動は、本体部41の内壁に設けられたガイド機構によってガイドされている。
スライド部44は、前後方向に沿って伸縮可能な蛇腹状のホースの少なくとも一部を収納している。蛇腹状のホースは、吸引部43が吸引した粉塵の通路である。
集塵ハウジング40は、集塵装置4の外郭を構成する。集塵ハウジング40は、本体部41と一対の突出部42とを有する。
本体部41の形状は、下面と、上部の前面とに開口部を有する箱状である。本体部41は、集塵容器45と、第2モータ46と、ファン47と、を収容している。また、本体部41の後端の下部には、第2コネクタ5が設けられている。第2コネクタ5の詳細については、後の「(2.5)第2コネクタの構成」の欄にて説明する。
集塵容器45は、吸引部43が吸引した空気と粉塵とを分離して、粉塵を回収する(すなわち貯める)容器である。集塵容器45は、連結部を介して、蛇腹状のホースの後端と繋がっている。集塵容器45は、本体部41の内部において、モータ収容空間の後方に配置されている。集塵容器45が本体部41に収容された状態では、集塵容器45の下部は、本体部41の外部に露出するとともに本体部41の外郭の一部を構成している。集塵容器45は、本体部41の下面の開口部から本体部41の内部に出し入れ可能(着脱可能)である。
第2モータ46は、集塵装置4の駆動源である。第2モータ46は、本体部41のモータ収容空間に収容されている。モータ収容空間は、集塵容器45の前方に形成された空間である。第2モータ46の回転軸は左右方向に沿っている。第2モータ46の回転軸の先端(右端)にはファン47が固定されている。第2モータ46は、第2コネクタ5の平型端子51と電気的に接続されており、電動工具2の電池パック7から供給される電力によって駆動される。
第2モータ46が回転駆動することでファン47が回転する。ファン47の回転によって、モータ収容空間の空気が本体部41の排気口から外部に排気される。これにより、モータ収容空間の気圧が下がり、吸引口431の周囲の空気が、吸引部43と、蛇腹状のホースと、連結部と、集塵容器45と、の内部空間を経由してモータ収容空間に吸引される。この結果、ドリルビット6が加工対象物を加工したときに発生した粉塵が、上記の吸引される空気と一緒に集塵容器45まで移送される。そして、集塵容器45のフィルタ部によって空気と粉塵とが分離され、粉塵が集塵容器45の内部に溜められる。
図3に示すように、本体部41の下部の後端には開口部411が形成されている。開口部411は、矩形状に形成されており、前後方向に沿って本体部41を貫通する。開口部411は、第2コネクタ5の少なくとも一部を、本体部41(集塵ハウジング40)の外部に露出させるために形成されている。
図3に示すように、一対の突出部42は、本体部41の下部の後端から後方に突出している。一対の突出部42の形状は、左右方向に沿った厚みを有する平板状である。前後方向からの平面視において、一対の突出部42の間に第2コネクタ5が配置されている。一対の突出部42には一対のガイド突起421が形成されている。
一対のガイド突起421は、前後方向に沿って形成されており、左右方向において互いに近づくように突出している。一対のガイド突起421は、電動工具2の一対のガイド溝241(図5参照)に差し込まれる部分である。以下の説明において、一対のガイド突起421の各々のことを、単に「ガイド突起421」と呼ぶことがある。
図4に示すように、ガイド突起421は、第1凹部422と、一対の第2凹部423と、を有する。なお、以下の説明において、一対の第2凹部423の各々のことを、単に「第2凹部423」と呼ぶことがある。
第1凹部422は、ガイド突起421の左右方向における先端424の一部に形成されている。第1凹部422は、左右方向において、ガイド突起421の先端424から少し窪んでいる。より具体的には、第1凹部422は、平型端子51の後述する第1平板部511の厚み分だけ、先端424から窪んでいる。第1凹部422は、前後方向に沿って形成された窪みである。第1凹部422には、第2コネクタ5の平型端子51が配置される。
一対の第2凹部423は、第1凹部422の後端に形成されている。一対の第2凹部423は、上下方向に沿って対向している。第2凹部423は、左右方向に沿ってガイド突起421の突出向きとは逆向きに窪んでいる。言い換えると、第2凹部423は、第1凹部422より更に窪んでいる。第2凹部423は矩形状の窪みである。一対の第2凹部423には、平型端子51の後述する第2平板部512が挿入される。
(2.4)第1コネクタの構成
次に、第1コネクタ3の詳細について説明する。
次に、第1コネクタ3の詳細について説明する。
図2に示すように、第1コネクタ3は、工具ハウジング21の装着部24の前端に配置されている。図6に示すように、第1コネクタ3は、一対のばね端子31と、基部32と、一対の突出部33と、一対の台座部34と、を有する。なお、以下の説明において、一対の突出部33の各々のことを、単に「突出部33」と呼ぶことがある。また、一対の台座部34の各々のことを、単に「台座部34」と呼ぶことがある。
基部32は、上面と後面とが開放された矩形箱状に形成されている。基部32の前面321は、前後方向において、第2コネクタ5の基部52の後面521と対向し接触する(図2参照)。基部32は、例えば合成樹脂で形成されており、電気絶縁性を有する。
一対の突出部33は、基部32の側面から左右方向に沿って、互いに遠ざかるように突出している。突出部33は、角柱状に形成されている。突出部33は、例えば合成樹脂で形成されており、電気絶縁性を有する。
台座部34は、突出部33の左右方向における先端に形成されている。台座部34は、前後方向に沿って延びる角柱状に形成されている。台座部34は、ばね端子31の台座として機能する。台座部34の突出部33の後端付近には、左右方向において台座部34を貫通する矩形状の孔が形成されている。矩形状の孔には、ばね端子31が通される。台座部34は、例えば合成樹脂で形成されており、電気絶縁性を有する。
ばね端子31は、例えば銅などの金属で形成されている。ばね端子31は、導電性を有している。ばね端子31は、電線L1を介して電池パック7(図1参照)と電気的に接続されている。一対のばね端子31の一方が正極で、一対のばね端子31の他方が負極である。ばね端子31と集塵装置4側の第2コネクタ5の平型端子51とが接触することで、ばね端子31と平型端子51とが電気的に接続される。すなわち、ばね端子31と平型端子51とが電気的に接続することで、電池パック7から供給される電力を、集塵装置4に供給することが可能になる。
ばね端子31は、工具ハウジング21(装着部24)からの露出を比較的減らしやすい。平型端子51と比べると露出面積を抑えやすいので、第1コネクタ3が平型端子51ではなくばね端子31を有することが、電力を供給する側の電動工具2にとって好ましい。第1コネクタ3がばね端子31を有することで、集塵装置4を取り外した状態の電動工具2を使用する際の安全性を向上させることができる。
図6に示すように、ばね端子31は、第1平板部311と、屈曲部312と、第2平板部313と、第3平板部314と、を有する。
第3平板部314は、左右方向に沿って延びる平板である。第3平板部314は前後方向に沿った厚みを有する。第3平板部314は、突出部33の後端に沿うように配置されている。第3平板部314は台座部34の矩形状の孔を貫通しており、第3平板部314の一端は、台座部34の側面と面一である。また第3平板部314の他端には、電線L1が接続されている。
なお、本開示でいう「面一」は、厳密に同一平面にある場合だけでなく、略同一平面にある場合、つまり実質的に面一である場合も含んでいる。例えば、AがBと面一であるという場合、AとBとは完全には同一平面になくてもよい。つまり、AがBと面一であるという場合、AはBと略同一平面にあればよく、AがBより僅かに突出している(出っ張っている)か、AがBより僅かに凹んでいてもよい。
第2平板部313は、第3平板部314の一端と連続しており、台座部34の側面に沿って配置されている。第2平板部313は、第3平板部314の一端から前方に突出しており、左右方向に沿った厚みを有する平板である。
屈曲部312は、第2平板部313と第1平板部311とを繋いでいる。屈曲部312は、前方に凸となるように折れ曲がっている。
第1平板部311は、屈曲部312から斜め後方に突出している平板である。第1平板部311は、後端に近付く程、第2平板部313と遠ざかるように形成されている。第1平板部311は、集塵装置4側の第2コネクタ5の平型端子51と接触する部分である。図2に示すように、第1平板部311は、左右方向において平型端子51と対向し接触する。第1平板部311は、平型端子51と接触している状態において、左右方向に沿った厚みを有する平板である。
第1平板部311と、屈曲部312と、第2平板部313とは、上下方向からの平面視においてU字状(V字状)になるように形成されている。第1平板部311が平型端子51と接触している状態において、ばね端子31は、左右方向において第1平板部311が第2平板部313に近付くように弾性変形する。つまり、第1平板部311が平型端子51と接触している状態において、ばね端子31は、平型端子51に向かう圧力を発生させる。
(2.5)第2コネクタの構成
次に、第2コネクタ5の詳細について説明する。
次に、第2コネクタ5の詳細について説明する。
図3に示すように、第2コネクタ5は、集塵ハウジング40の本体部41の下部後端に配置されている。図6に示すように、第2コネクタ5は、一対の平型端子51と、基部52と、一対の操作部53と、一対の突出部54と、を有する。なお、以下の説明において、一対の操作部53の各々のことを、単に「操作部53」と呼ぶことがある。また、一対の突出部54の各々のことを、単に「突出部54」と呼ぶことがある。
基部52は、左右方向において、一対の操作部53に挟まれるように配置されている。基部52は、例えば合成樹脂で形成されており、電気絶縁性を有する。基部52は、本体部520と、後面521と、一対のばね軸522(図2参照)と、を有する。なお、以下の説明において、一対のばね軸522の各々のことを、単に「ばね軸522」と呼ぶことがある。
後面521は、本体部520の後端に形成されている。後面521の形状は、前後方向からの平面視において、矩形状である。後面521は、前後方向において、第1コネクタ3の基部32の前面321と対向し接触する(図2参照)。
図2に示すように、一対のばね軸522は、本体部520から、互いに遠ざかるように突出している。ばね軸522は、左右方向に沿って延伸する棒状に形成されている。図2に示すように、ばね軸522には、ばね軸522の周囲を囲むようにしてばね531が嵌められている。
操作部53は、例えば合成樹脂で形成されており、電気絶縁性を有する。操作部53は、本体部530と、ばね531と、ばね軸532と、を有する。
図6に示すように、本体部530は、基部52に向かって開口している有底の角筒状に形成されている。なお、本体部530の底部は、集塵ハウジング40の本体部41から外部に露出している(図1参照)。
図2に示すように、ばね軸532は、本体部530の底部から、左右方向に沿って、基部52のばね軸522に向かって突出している。ばね軸532には、ばね軸532の周囲を囲むようにしてばね531が嵌められている。
突出部54は、操作部53における本体部530の後面から後方に突出している。突出部54の先端には、左右方向に沿って突出する爪部541が形成されている。
一対の突出部54における一対の爪部541は、互いに遠ざかる向きに突出している。一対の爪部541は、電動工具2における装着部24の一対の第2凹部244に引っかかるように構成されている。一対の爪部541が一対の第2凹部244に引っかかることにより、第2コネクタ5を、第1コネクタ3から抜けにくくすることができる。
また、作業者によって一対の操作部53が押し込まれることにより、一対のばね531のばね力に逆らって一対の爪部541が互いに近づくように移動する。一対の爪部541が互いに近づくように移動することで、一対の爪部541と一対の第2凹部244との引っかかりが解除される。
平型端子51は、例えば銅などの金属で形成されている。平型端子51は、導電性を有している。平型端子51が、第1コネクタ3のばね端子31と接触することで、第2コネクタ5は第1コネクタ3と電気的に接続される。なお、平型端子51は、第2モータ46(図1参照)と電気的に接続されている。
一対の平型端子51は、平型端子51とばね端子31とが対向する方向(左右方向)において、一対のばね端子31を挟むように配置されている。一対の平型端子51は互いに遠ざかる向きの圧力を、一対のばね端子31から受けるため、平型端子51とばね端子31とが接触した状態を維持しやすくなる。
図6に示すように、平型端子51は、第1平板部511と、第2平板部512と、を有する。
第1平板部511は、前後方向に沿って延びる平板である。第1平板部511は、左右方向において、第1コネクタ3のばね端子31の第1平板部311と対向し接触する。第1平板部511は左右方向に沿った厚みを有する。言い換えると、第1平板部511は、平型端子51とばね端子31とが対向する方向に沿った厚みを有する平板状に形成されている。平型端子51の第1平板部511とばね端子31の第1平板部311とが対向するため、平型端子51とばね端子31との接触面積を大きくすることができる。平型端子51とばね端子31との接触面積を大きくすることで、平型端子51及びばね端子31間の電気抵抗を小さくすることができる。
図3に示すように、第1平板部511は、集塵ハウジング40におけるガイド突起421の先端424(表面)に沿って配置されている。より具体的には、第1平板部511は、集塵ハウジング40におけるガイド突起421の第1凹部422に配置されている。第1平板部511がガイド突起421の第1凹部422に配置されることで、第1平板部511の側面等の露出が低減する。第1平板部511(平型端子51)の露出を低減することで、例えば平型端子51に傷がつく等の不具合を低減することができる。
また、第1平板部511は、ガイド突起421の第1凹部422に配置されることにより、第1平板部511は、集塵ハウジング40におけるガイド突起421の先端424(表面)と面一になっている。第1平板部511(平型端子51)がガイド突起421と面一であるため、第1コネクタ3と第2コネクタ5とを接続する際に、平型端子51が第1コネクタ3と接触して変形等する可能性をより低減することができる。
図2に示すように、第1平板部511とばね端子31の第1平板部311とが対向する対向方向(左右方向)は、出力軸29(図1参照)の軸心Ax1(図1参照)が延伸する延伸方向(前後方向)と直交する。例えば電動工具2(ハンマードリル)が出力軸29に沿った方向に振動する場合であっても、平型端子51とばね端子31とが接触した状態を維持しやすくなる。
第2平板部512は、第1平板部511の後端から、左右方向に沿って延びる平板である。一対の平型端子51における一対の第2平板部512は、左右方向において、互いに遠ざかるように突出している。第2平板部512は、前後方向に沿った厚みを有する平板状に形成されている。
第2平板部512は、集塵ハウジング40におけるガイド突起421の一対の第2凹部423に挿入されている。第2平板部512が、一対の第2凹部423に挿入されることにより、平型端子51の先端がガイド突起421に固定される。
(3)変形例
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、第1コネクタ3が一対のばね端子31を有し、第2コネクタ5が一対の平型端子51を有する場合を例示したが、第1コネクタ3が一対の平型端子51を有し、第2コネクタ5が一対のばね端子31を有していてもよい。ただし、平型端子51は、ばね端子31と比べてハウジングからの露出を抑えにくいので、電力供給側となる第1コネクタ3がばね端子31を有する方が好ましい。なお、第1コネクタ3が一対の平型端子51を有し、第2コネクタ5が一対のばね端子31を有する場合、工具ハウジング21が一対のガイド突起421を有し、集塵ハウジング40が一対のガイド溝241を有することが好ましい。
平型端子51の第1平板部511は、左右方向においてガイド突起421の先端424から窪むように配置されていてもよい。つまり、ガイド突起421の第1凹部422は、平型端子51の第1平板部511の厚み分より大きく、先端424から窪んでいてもよい。平型端子51の第1平板部511がガイド突起421の先端424から窪むように配置されることで、第1コネクタ3と第2コネクタ5とを接続する際に、平型端子51が第1コネクタ3と接触して変形等する可能性をより低減することができる。
電動工具2は、例えばドリルドライバやインパクトドライバなどのハンマードリル以外の電動工具であってもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る電動工具システム(1)は、電動工具(2)と、集塵装置(4)と、を備える。電動工具(2)は、工具ハウジング(21)と、第1コネクタ(3)と、を有する。工具ハウジング(21)は、出力軸(29)を駆動させる第1モータ(28)を収容する。第1コネクタ(3)は、集塵装置(4)に電力を供給する。集塵装置(4)は、電動工具(2)に着脱可能に構成され、粉塵を収集する。集塵装置(4)は、集塵ハウジング(40)と、第2コネクタ(5)と、を有する。集塵ハウジング(40)は、ファン(47)を駆動させる第2モータ(46)を収容する。第2コネクタ(5)は、電動工具(2)の第1コネクタ(3)と電気的に接続される。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方は、平型端子(51)を有する。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の他方は、平型端子(51)と対向して接触し平型端子(51)に向かう圧力を発生させるばね端子(31)を有する。平型端子(51)は、工具ハウジング(21)及び集塵ハウジング(40)のうち平型端子(51)が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている。
以上説明したように、第1の態様に係る電動工具システム(1)は、電動工具(2)と、集塵装置(4)と、を備える。電動工具(2)は、工具ハウジング(21)と、第1コネクタ(3)と、を有する。工具ハウジング(21)は、出力軸(29)を駆動させる第1モータ(28)を収容する。第1コネクタ(3)は、集塵装置(4)に電力を供給する。集塵装置(4)は、電動工具(2)に着脱可能に構成され、粉塵を収集する。集塵装置(4)は、集塵ハウジング(40)と、第2コネクタ(5)と、を有する。集塵ハウジング(40)は、ファン(47)を駆動させる第2モータ(46)を収容する。第2コネクタ(5)は、電動工具(2)の第1コネクタ(3)と電気的に接続される。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方は、平型端子(51)を有する。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の他方は、平型端子(51)と対向して接触し平型端子(51)に向かう圧力を発生させるばね端子(31)を有する。平型端子(51)は、工具ハウジング(21)及び集塵ハウジング(40)のうち平型端子(51)が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている。
この態様によれば、第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方が平型端子(51)を有しているため、端子表面に付着した粉塵等の除去を容易に行うことができる。また、平型端子(51)がハウジングの表面に沿って設けられているため、ハウジングから突出している凸型の端子を用いる場合と比べて、端子が変形等する可能性を低減することができる。
第2の態様に係る電動工具システム(1)では、第1の態様において、平型端子(51)は、工具ハウジング(21)及び集塵ハウジング(40)のうち平型端子(51)が設けられているハウジングの表面と面一である。
この態様によれば、平型端子(51)がハウジングの表面と面一であるため、平型端子(51)が変形等する可能性をより低減することができる。
第3の態様に係る電動工具システム(1)では、第1又は第2の態様において、第2コネクタ(5)が平型端子(51)を有し、第1コネクタ(3)がばね端子(31)を有する。
この態様によれば、電力を供給する側である電動工具(2)の第1コネクタ(3)の端子を、比較的露出を減らしやすいばね端子(31)にすることができる。
第4の態様に係る電動工具システム(1)では、第3の態様において、平型端子(51)は、集塵ハウジング(40)に形成されている凹部(第1凹部422)に配置されている。
この態様によれば、平型端子(51)の露出を低減することで、例えば平型端子(51)に傷がつく等の不具合を低減することができる。
第5の態様に係る電動工具システム(1)では、第1から第4のいずれかの態様において、平型端子(51)とばね端子(31)とが対向する対向方向は、出力軸(29)の軸心(Ax1)が延伸する延伸方向と直交する。
この態様によれば、例えば電動工具(2)が出力軸(29)に沿った方向に振動する場合であっても、平型端子(51)とばね端子(31)とが接触した状態を維持しやすくなる。
第6の態様に係る電動工具システム(1)では、第1から第5のいずれかの態様において、第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方は、一対の平型端子(51)を有する。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の他方は、一対のばね端子(31)を有する。一対の平型端子(51)は、平型端子(51)とばね端子(31)とが対向する方向において、一対のばね端子(31)を挟むように配置されている。
この態様によれば、一対の平型端子(51)は互いに遠ざかる向きの圧力を、一対のばね端子(31)から受けるため、平型端子(51)とばね端子(31)とが接触した状態を維持しやすくなる。
第7の態様に係る電動工具システム(1)では、第1から第6のいずれかの態様において、平型端子(51)は、平型端子(51)とばね端子(31)とが対向する方向に沿った厚みを有する平板状に形成されている。
この態様によれば、平型端子(51)の平面部とばね端子(31)とが対向するため、平型端子(51)とばね端子(31)との接触面積を大きくすることができる。
第1の態様以外の構成については、電動工具システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第8の態様に係る電動工具(2)は、第1から第7のいずれかの態様に係る電動工具システム(1)に用いられる。電動工具(2)は、第1コネクタ(3)を有する。第1コネクタ(3)は、平型端子(51)及びばね端子(31)の一方を有する。
この態様によれば、第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方が平型端子(51)を有しているため、端子表面に付着した粉塵等の除去を容易に行うことができる。また、平型端子(51)がハウジングの表面に沿って設けられているため、ハウジングから突出している凸型の端子を用いる場合と比べて、端子が変形等する可能性を低減することができる。
第9の態様に係る集塵装置(4)は、第1から第7のいずれかの態様に係る電動工具システム(1)に用いられる。集塵装置(4)は、第2コネクタ(5)を有する。第2コネクタ(5)は、平型端子(51)及びばね端子(31)の一方を有する。
この態様によれば、第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方が平型端子(51)を有しているため、端子表面に付着した粉塵等の除去を容易に行うことができる。また、平型端子(51)がハウジングの表面に沿って設けられているため、ハウジングから突出している凸型の端子を用いる場合と比べて、端子が変形等する可能性を低減することができる。
第10の態様に係る電動工具システム(1)は、電動工具(2)と、アタッチメント(4a)と、を備える。電動工具(2)は、工具ハウジング(21)と、第1コネクタ(3)と、を有する。工具ハウジング(21)は、出力軸(29)を駆動させるモータ(第1モータ28)を収容する。第1コネクタ(3)は、アタッチメント(4a)に電力を供給する。アタッチメント(4a)は、電動工具(2)に着脱可能に構成されている。アタッチメント(4a)は、アタッチメントハウジング(集塵ハウジング40)と、第2コネクタ(5)と、を有する。第2コネクタ(5)は、電動工具(2)の第1コネクタ(3)と電気的に接続される。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方は、平型端子(51)を有する。第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の他方は、平型端子(51)と対向して接触し平型端子(51)に向かう圧力を発生させるばね端子(31)を有する。平型端子(51)は、工具ハウジング(21)及びアタッチメントハウジングのうち平型端子(51)が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている。
この態様によれば、第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方が平型端子(51)を有しているため、端子表面に付着した粉塵等の除去を容易に行うことができる。また、平型端子(51)がハウジングの表面に沿って設けられているため、ハウジングから突出している凸型の端子を用いる場合と比べて、端子が変形等する可能性を低減することができる。
第11の態様に係るアタッチメント(4a)は、第10の態様に係る電動工具システム(1)に用いられる。アタッチメント(4a)は、第2コネクタ(5)を有する。第2コネクタ(5)は、平型端子(51)及びばね端子(31)の一方を有する。
この態様によれば、第1コネクタ(3)及び第2コネクタ(5)の一方が平型端子(51)を有しているため、端子表面に付着した粉塵等の除去を容易に行うことができる。また、平型端子(51)がハウジングの表面に沿って設けられているため、ハウジングから突出している凸型の端子を用いる場合と比べて、端子が変形等する可能性を低減することができる。
1 電動工具システム
2 電動工具
21 工具ハウジング
28 第1モータ(モータ)
29 出力軸
3 第1コネクタ
31 ばね端子
4 集塵装置(アタッチメント)
4a アタッチメント
40 集塵ハウジング(アタッチメントハウジング)
422 第1凹部(凹部)
46 第2モータ
47 ファン
5 第2コネクタ
51 平型端子
Ax1 軸心
2 電動工具
21 工具ハウジング
28 第1モータ(モータ)
29 出力軸
3 第1コネクタ
31 ばね端子
4 集塵装置(アタッチメント)
4a アタッチメント
40 集塵ハウジング(アタッチメントハウジング)
422 第1凹部(凹部)
46 第2モータ
47 ファン
5 第2コネクタ
51 平型端子
Ax1 軸心
Claims (10)
- 電動工具と、
前記電動工具に着脱可能に構成され、粉塵を収集する集塵装置と、
を備え、
前記電動工具は、
出力軸を駆動させる第1モータを収容する工具ハウジングと、
前記集塵装置に電力を供給する第1コネクタと、
を有し、
前記集塵装置は、
ファンを駆動させる第2モータを収容する集塵ハウジングと、
前記電動工具の前記第1コネクタと電気的に接続される第2コネクタと、
を有し、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方は、平型端子を有し、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの他方は、前記平型端子と対向して接触し前記平型端子に向かう圧力を発生させるばね端子を有し、
前記平型端子は、前記工具ハウジング及び前記集塵ハウジングのうち前記平型端子が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている、
電動工具システム。 - 前記平型端子は、前記工具ハウジング及び前記集塵ハウジングのうち前記平型端子が設けられているハウジングの表面と面一である、
請求項1に記載の電動工具システム。 - 前記第2コネクタが前記平型端子を有し、
前記第1コネクタが前記ばね端子を有する、
請求項1又は2に記載の電動工具システム。 - 前記平型端子は、前記集塵ハウジングに形成されている凹部に配置されている、
請求項3に記載の電動工具システム。 - 前記平型端子と前記ばね端子とが対向する対向方向は、前記出力軸の軸心が延伸する延伸方向と直交する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の電動工具システム。 - 前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方は、一対の前記平型端子を有し、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの他方は、一対の前記ばね端子を有し、
前記一対の平型端子は、前記平型端子と前記ばね端子とが対向する方向において、前記一対のばね端子を挟むように配置されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の電動工具システム。 - 前記平型端子は、前記平型端子と前記ばね端子とが対向する方向に沿った厚みを有する平板状に形成されている、
請求項1から6のいずれか1項に記載の電動工具システム。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の電動工具システムに用いられ、
前記第1コネクタを有し、
前記第1コネクタは、
前記平型端子及び前記ばね端子の一方を有する、
電動工具。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の電動工具システムに用いられ、
前記第2コネクタを有し、
前記第2コネクタは、
前記平型端子及び前記ばね端子の一方を有する、
集塵装置。 - 電動工具と、
前記電動工具に着脱可能に構成されているアタッチメントと、
を備え、
前記電動工具は、
出力軸を駆動させるモータを収容する工具ハウジングと、
前記アタッチメントに電力を供給する第1コネクタと、
を有し、
前記アタッチメントは、
アタッチメントハウジングと、
前記電動工具の前記第1コネクタと電気的に接続される第2コネクタと、
を有し、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方は、平型端子を有し、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの他方は、前記平型端子と対向して接触し前記平型端子に向かう圧力を発生させるばね端子を有し、
前記平型端子は、前記工具ハウジング及び前記アタッチメントハウジングのうち前記平型端子が設けられているハウジングの表面に沿うように設けられている、
電動工具システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022030352A JP2023125956A (ja) | 2022-02-28 | 2022-02-28 | 電動工具システム、電動工具及び集塵装置 |
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ID=87887365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022030352A Pending JP2023125956A (ja) | 2022-02-28 | 2022-02-28 | 電動工具システム、電動工具及び集塵装置 |
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-
2022
- 2022-02-28 JP JP2022030352A patent/JP2023125956A/ja active Pending
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