JP2023125371A - 駐車管理システム、駐車管理方法、およびプログラム - Google Patents

駐車管理システム、駐車管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より適切な移動体の駐車管理を実現すること。【解決手段】実施形態の駐車管理システムは、携帯端末とサーバを含む駐車管理システムであって、携帯端末は、サーバと通信を行う端末側通信部と移動体を駐車する駐車エリアに付随して設けられたコード情報を読み取る情報読取部と、駐車エリアに移動体を駐車させる場合に情報読取部により読み取られたコード情報に含まれる情報を、端末側通信部によりサーバに送信させる端末側通信制御部とを備え、サーバは、携帯端末と通信するサーバ側通信部と、サーバ側通信部により携帯端末から受信した情報に基づいて移動体の駐車を管理する管理部とを備え、駐車エリアは、駐車エリアの状態を示す表示部と、駐車エリア内に移動体が存在するか否かを検出する検出部とを備え、管理部は、駐車エリアの状態が異常であると判定された場合に表示部に表示させる情報の表示態様を異常でないと判定された場合と異ならせる。【選択図】図5

Description

本発明は、駐車管理システム、駐車管理方法、およびプログラムに関する。
従来、所定空間への車両の入出を管理する入出管理システムにおいて、所定空間へ入出する通信装置と、通信装置との通信による認証結果によって入出を管理する入出管理装置と、入出の履歴に基づいて通信装置と入出管理装置との間の通信の接続を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-67731号公報
しかしながら、従来の技術は、駐車場のゲート等の設備が必要となるため、上記設備がない駐車エリアに対して、適切な駐車管理を行うことができない場合があった。
本発明の態様は、このような事情を考慮してなされたものであり、より適切な移動体の駐車管理を実現することができる駐車管理システム、駐車管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る駐車管理システム、駐車管理方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る駐車管理システムは、移動体の利用者の携帯端末と、前記携帯端末と通信を行うサーバと、を含む駐車管理システムであって、前記携帯端末は、前記サーバと通信を行う端末側通信部と、前記移動体を駐車する駐車エリアに付随して設けられたコード情報を読み取る情報読取部と、前記駐車エリアに前記移動体を駐車させる場合に、前記情報読取部により読み取られたコード情報に含まれる前記駐車エリアの識別情報、前記移動体の識別情報、および前記移動体の駐車に関する情報を含む情報を、前記端末側通信部により前記サーバに送信させる端末側通信制御部と、を備え、前記サーバは、前記携帯端末と通信するサーバ側通信部と、前記サーバ側通信部により前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車を管理する管理部と、を備え、前記駐車エリアは、駐車エリアの状態を示す表示部と、駐車エリア内に移動体が存在するか否かを検出する検出部と、を備え、前記管理部は、前記駐車エリアの状態が異常であると判定された場合に前記表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、駐車管理システムである。
(2):上記(1)の態様において、前記駐車エリアの利用状況が異常である判定される利用状況は、前記駐車エリアの無断使用と、前記駐車エリアの利用の終了処理忘れと、が含まれるものである。
(3):上記(2)の態様において、前記無断使用は、前記駐車エリアの利用申請がない前記駐車エリアにおいて、前記移動体の駐車が前記検出部により検出される状況である。
(4):上記(2)または(3)の態様において、前記終了処理忘れは、前記駐車エリアを利用した後に、終了処理を行わずに前記駐車エリアからの前記移動体の移動が前記検出部により検出される状況である。
(5):上記(1)~(4)のうち何れか一つの態様において、前記管理部は、前記駐車エリアの利用状況が前記終了処理忘れであると判定した場合に、前記駐車エリアを利用した利用者の携帯端末に通知するものである。
(6):この発明の別の態様に係る駐車管理方法は、移動体の利用者の携帯端末と通信を行うサーバが、前記携帯端末と通信し、前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車エリアの駐車を管理し、前記駐車エリアの利用状況が異常であると判定された場合に、前記駐車エリアに対応付けて設けられた前記駐車エリアの状態を示す表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、駐車管理方法である。
(7):この発明の別の態様に係るプログラムは、移動体の利用者の携帯端末と通信を行うサーバに、前記携帯端末と通信させ、前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車エリアの駐車を管理させ、前記駐車エリアの利用状況が異常であると判定された場合に、前記駐車エリアに対応付けて設けられた前記駐車エリアの状態を示す表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、プログラムである。
上記(1)~(7)の態様によれば、より適切な移動体の駐車管理を実現することができる。
第1の実施形態に係る駐車管理システム1の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る第1携帯端末200の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る第2携帯端末300の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る駐車設備400の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る駐車管理サーバ500の構成の一例を示す図である。 利用者情報DB571の内容について説明するための図である。 監視者情報DB572の内容について説明するための図である。 駐車エリア情報573の内容について説明するための図である。 駐車利用DB575の内容について説明するための図である。 状況通知テーブル576の内容を説明するための図である。 第1の実施形態における駐車管理について説明するための図である。 利用者Uのグループメンバ登録の一連の処理を示すシーケンス図である。 グループメンバによる駐車管理の処理の一例を示すシーケンス図である。 駐車管理の第2の実施形態を説明するための図である。 駐車監視者P1に駐車エリアの利用状況を提供する提供処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態における駐車管理サーバ500により実行される一連の処理を示すフローチャートである。 第1携帯端末200に通知される画像IM10の一例を示す図である。 終了処理忘れ状態の駐車エリアの利用を許可する場合について説明するための図である。 他の利用者にインセンティブを付与することについて説明するための図である。 第4の実施形態において駐車エリアをシェアする第1の場面を示す図である。 駐車エリアをシェアする第1の場面における駐車管理システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態において駐車エリアをシェアする第2の場面を説明するための図である。 駐車エリアをシェアする第2の場面における駐車管理システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照し、本発明の駐車管理システム、駐車管理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。実施形態の駐車管理システムにおいて利用される移動体は、例えば、二輪、三輪、または四輪等の車両、マイクロモビ等を含み、例えば人(乗員)が搭乗し、車線が存在する路面を移動可能なあらゆる移動体を含んでよい。二輪には、例えば、オートバイクや電動キックボードが含まれる。以下の説明においては、移動体が二輪の車両であるものとする。
(第1の実施形態)
[システム構成]
図1は、第1の実施形態に係る駐車管理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示す駐車管理システム1は、例えば、車両100を利用する利用者Uが所持する第1携帯端末200と、車両100の駐車を監視する駐車監視者Pが所持する第2携帯端末300と、駐車設備400と、駐車管理サーバ500とを備える。第1携帯端末200と、第2携帯端末300と、駐車設備400と、駐車管理サーバ500とは、例えば、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。ネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局等を含む。駐車管理システム1には、第1携帯端末200、第2携帯端末300、駐車設備400、および駐車管理サーバ500のそれぞれが、一以上含まれてよい。また、駐車管理システム1は、第2携帯端末300が含まれない構成であってもよい。駐車管理サーバ500は、「サーバ」の一例である。
車両100は、例えば、ガソリン、軽油、水素等の燃料によって稼働する内燃機関の稼働に応じて出力される動力によって走行する鞍乗り型の二輪車である。また、車両100は、バッテリにより供給される電力によって駆動される電動機(電動モータ)によって走行する電動二輪車であってもよい。バッテリは、例えば、リチウムイオン二次電池(Lithium-Ion Battery:LIB)やニッケル水素電池、全固体電池等である。また、車両100は、上述した内燃機関または電動機を駆動源とするハイブリッド車両であってもよい。内燃機関や電動機は、車両100に搭載された動力源の一例である。以下では、車両100が、ガソリンを燃料とした内燃機関の稼働によって出力される動力を用いて走行する鞍乗り型の二輪車であるものとして説明する。
第1携帯端末200は、利用者Uが所持する端末装置(通信端末)である。第2携帯端末300は、駐車設備400の利用状況を監視する駐車監視者Pが所持する端末装置(通信端末)である。駐車監視者Pは、例えば、駐車設備400の保守やメンテナンスを行ったり、違法駐車の取り締まり等を行う。第1携帯端末200および第2携帯端末300は、例えば、スマートフォンやタブレット端末である。第1携帯端末200および第2携帯端末300は、駐車管理サーバ500と通信を行う。また、第1携帯端末200および第2携帯端末300は、車両100を駐車させる駐車エリア402に付随して設けられたコード情報CDを読み取ったり、読み取った情報を駐車管理サーバ500に送信したり、駐車管理サーバ500から取得した情報を出力したりする。ここで、コード情報CDは、例えば、QRコード(登録商標)やバーコードである。コード情報CDには、例えば、駐車エリア402を識別する識別情報としての駐車エリアID等の情報がエンコードされている。第1携帯端末200や第2携帯端末300は、コード情報CDにエンコードされた情報を読み取り、読み取った情報をデコードして、駐車エリアID等を取得する。
図1の例において、駐車設備400には、駐車エリア402と、コード設置部404と、物体検出部430と、表示部440と、駐車設備端末450とが示されている。駐車設備400は、駐車設備端末450の制御により、駐車エリア402内の車両100を検出したり、駐車エリア402の利用状況に応じた情報を表示部440から表示させたりする。駐車設備端末450は、駐車管理サーバ500からネットワークNWを介して受信した制御情報に基づいて制御される。また、駐車設備端末450は、駐車設備400により取得した情報を、ネットワークNWを介して駐車管理サーバ500に送信してもよい。コード情報CDは、例えば、ポール等の円柱体の上部に平板等が設けられたコード設置部404(例えば、看板等)にシール貼付や印刷、刻印等によって取り付けられてもよく、画像として表示部440に表示されてもよい。なお、駐車設備400は、物体検出部430や表示部440を備えていない構成であってもよく、スピーカ等の音声出力部を更に備えた構成であってもよい。
駐車管理サーバ500は、例えば、第1携帯端末200や第2携帯端末300、駐車設備400と通信を行い、車両100の状態を管理する。状態とは、車両100の駐車に関する状態である。また、駐車管理サーバ500は、車両100や第1携帯端末200、第2携帯端末300の位置情報、駐車設備400の利用状況を管理してもよい。また、駐車管理サーバ500は、駐車エリア402の登録や駐車エリア402に関する情報(例えば、空き状況等)の提供、駐車エリア402への駐車の開始や終了、利用料金の決済等を管理してもよい。また、駐車管理サーバ500は、駐車設備400の表示部440に、駐車エリア402の利用状況に関する情報を出力させてもよい。また、駐車管理サーバ500は、駐車設備400(または駐車エリア402)の利用状態が所定の状態(例えば、利用状態が異常と判定される状態)である場合に、駐車監視者Pの第2携帯端末300にその駐車エリアに関する情報を通知して現場の状況確認を行わせる指示を行ってもよい。
次に、車両100、第1携帯端末200、第2携帯端末300、駐車設備400、および駐車管理サーバ500の機能について具体的に説明する。
[第1携帯端末200]
図2は、第1の実施形態に係る第1携帯端末200の構成の一例を示す図である。図2に示す第1携帯端末200は、例えば、端末側通信部210と、端末側通信制御部220と、情報読取部230と、入力部240と、出力部250と、端末位置取得部260と、アプリ実行部270と、出力制御部280と、端末側記憶部290とを備える。端末側通信部210は、例えば、第1通信部212と、第2通信部214とを備える。情報読取部230は、例えば、撮像部232と、コード認識部234とを備える。端末側通信制御部220と、コード認識部234と、端末位置取得部260と、アプリ実行部270と、出力制御部280とは、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め第1携帯端末200が備えるHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体が、第1携帯端末200が備えるドライブ装置に装着されることで第1携帯端末200が備えるHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。アプリ実行部270は、「処理部」の一例である。
端末側記憶部290は、上記の各種記憶装置、或いはSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現されてもよい。端末側記憶部290には、例えば、駐車アプリ292、車両情報294、プログラム、その他各種情報が格納される。車両情報294は、第1携帯端末200の利用者Uが利用する車両100に関する情報である。車両100に関する情報には、車両100を識別する識別情報が含まれる。車両100を識別する識別情報は、車両IDでもよく、ナンバープレートに示される車両情報でもよい。車両100を識別する識別情報は、例えば、駐車アプリ292の初期利用時に登録される。以下では、車両100を識別する識別情報として、車両IDを用いるものとする。また、車両情報294には、車両100の駐車位置や駐車時間(例えば、駐車開始日時)等の情報が含まれてよい。また、端末側記憶部290には、利用者を識別する識別情報(例えば、利用者ID)や、第1携帯端末200の識別情報(例えば、端末IDや電話番号)等が格納されてもよい。
第1通信部212は、端末側通信制御部220の制御により、ネットワークNWを介して、駐車管理サーバ500、その他の外部装置と通信を行う。第2通信部214は、第2通信部214は、端末側通信制御部220の制御により、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信方式(Near field communication (NFC))を用いて他の利用者が使用する第1携帯端末200と通信を行う。他の利用者とは、例えば、一緒にツーリング等をしている他車両を利用する同行者である。第2通信部214は、「端末側近距離通信部」の一例である。
端末側通信制御部220は、第1通信部212または第2通信部214による送受信を制御する。例えば、端末側通信制御部220は、第1通信部212によりネットワークNWを介して受信された駐車管理サーバ500からの情報を取得する。また、端末側通信制御部220は、第1通信部212により駐車管理サーバ500に情報を送信させる。駐車管理サーバ500に送信される情報には、例えば、駐車エリア402に付随して設けられたコード情報CDをデコードして得られた駐車エリアID、車両ID、利用者ID、第1携帯端末200の位置情報等が含まれる。なお、駐車エリアIDは、送信される情報に含まれなくてもよい。また、送信される情報には、端末IDや、利用者Uによって入力された目的地情報、駐車に関する情報(駐車を開始する、または終了することを示す情報)が含まれてもよい。また、端末側通信制御部220は、第2通信部214により所定距離以内に存在する他の第1携帯端末200を探索したり、近距離通信可能な他の第1携帯端末200に対してグループメンバとして登録するか否かに関する情報を、第1通信部212により駐車管理サーバ500に送信する。
情報読取部230の撮像部232は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。撮像部232は、第1携帯端末200の周囲の空間を撮像し、コード情報CDを含む画像を取得する。コード認識部234は、撮像部232により撮像された画像に含まれるコード情報CDを抽出し、抽出したコード情報CDをデコードして駐車エリアID等の情報を取得する。
入力部240は、例えば、各種キーやボタン等の操作による利用者U1の入力を受け付ける。入力部240は、例えば、マイクを備える。マイクは、例えば、出力制御部280の制御により、利用者Uの音声の入力を受け付ける。入力部240は、タッチパネルとして出力部250と一体に構成されていてもよい。
出力部250は、例えば、ディスプレイやスピーカを備える。ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。ディスプレイは、出力制御部280の制御により、第1の実施形態における駐車管理(駐車利用等)に関する各種情報を表示する。また、スピーカは、例えば、出力制御部280の制御により、所定の音声を出力する。
端末位置取得部260は、内蔵されたGPS(Global Positioning System)装置(不図示)により第1携帯端末200の位置情報(以下、端末位置情報と称する)を取得する。端末位置情報には、例えば、緯度経度が含まれる。
アプリ実行部270は、端末側記憶部290に記憶された駐車アプリ292が実行されることで実現される。駐車アプリ292は、例えば、ネットワークNWを介して外部装置からダウンロードしたものが第1携帯端末200にインストールされている。
駐車アプリ292は、情報読取部230により駐車エリア402に付随して設けられたコード情報CDを読み取らせたり、コード情報CDを読み取ることで得られた駐車エリアIDや、車両ID、利用者ID、端末位置取得部260により取得された端末位置情報等が駐車管理サーバ500に送信されるように制御するアプリケーションプログラムである。また、駐車アプリ292は、認証時に認証画面等を出力部250に表示させたり、入力部240により入力された情報を、第1通信部212を介して駐車管理サーバ500に送信させてもよい。また、駐車アプリ292は、目的地情報や、車両100の駐車を開始すること、または終了することを示す情報等を駐車管理サーバ500に送信させてもよい。また、駐車アプリ292は、駐車管理サーバ500に利用者登録や駐車エリア登録、駐車開始判定、駐車終了判定等を行ってもよい。また、駐車アプリ292は、駐車管理サーバ500から提供された駐車エリア(駐車可能エリア)に関する情報や、駐車サービスの利用に関する情報、決済情報、エラー情報、駐車アプリ292によって処理された内容等を、出力部250から出力させたり、端末側記憶部290に記憶させてもよい。
出力制御部280は、駐車アプリ292(アプリ実行部270)の制御により、ディスプレイに表示させる画像の内容や表示態様、スピーカに出力させる音声の内容や出力態様を制御する。出力制御部280は、例えば、駐車管理サーバ500から取得した画像や音声を出力部250から出力させてもよく、駐車管理サーバ500から取得した情報に基づいて画像や音声を生成して、出力部250から出力させてもよい。また、出力制御部280は、第2通信部214における近距離通信を行って得られた情報等を出力部250から出力させたり、端末側記憶部290に記憶させてよい。
[第2携帯端末300]
図3は、第1の実施形態に係る第2携帯端末300の構成の一例を示す図である。図3に示す第2携帯端末300は、例えば、端末側通信部310と、端末側通信制御部320と、情報読取部330と、入力部340と、出力部350と、端末位置取得部360と、アプリ実行部370と、出力制御部380と、端末側記憶部390とを備える。情報読取部330は、例えば、撮像部332と、コード認識部334とを備える。端末側通信制御部320と、コード認識部334と、端末位置取得部360と、アプリ実行部370と、出力制御部380とは、それぞれ、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め第2携帯端末300が備えるHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体が、第2携帯端末300が備えるドライブ装置に装着されることで第2携帯端末300が備えるHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。アプリ実行部370は、「処理部」の一例である。
端末側記憶部390は、上記の各種記憶装置、或いはSSD、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現されてもよい。端末側記憶部390には、例えば、駐車監視アプリ392、プログラム、その他各種情報が格納される。また、端末側記憶部390には、駐車監視者Pを識別する識別情報(例えば、監視者ID)や、第2携帯端末300の識別情報(例えば、端末IDや電話番号)等が格納されてもよい。
端末側通信部310は、ネットワークNWを介して、駐車管理サーバ500、その他の外部装置と通信を行う。
端末側通信制御部320は、端末側通信部310による送受信を制御する。例えば、端末側通信制御部320は、ネットワークNWを介して受信された駐車管理サーバ500からの情報を取得する。また、端末側通信制御部320は、端末側通信部310により駐車管理サーバ500に情報を送信させる。駐車管理サーバ500に送信される情報には、例えば、駐車エリア402に付随して設けられたコード情報CDをデコードして得られた駐車エリアID、車両ID、監視者ID、第2携帯端末300の位置情報等が含まれる。
情報読取部330の撮像部332は、例えば、CCDやCMOS等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。撮像部332は、第2携帯端末300の周囲の空間を撮像し、コード情報CDを含む画像を取得する。コード認識部334は、撮像部332により撮像された画像に含まれるコード情報CDを抽出し、抽出したコード情報CDをデコードして駐車エリアIDを取得する。
入力部340は、例えば、各種キーやボタン等の操作による駐車監視者Pの入力を受け付ける。入力部340は、例えば、マイクを備える。マイクは、例えば、出力制御部380の制御により、駐車監視者Pの音声の入力を受け付ける。入力部340は、タッチパネルとして出力部350と一体に構成されていてもよい。出力部350は、例えば、ディスプレイやスピーカを備え、出力制御部380の制御により、第1の実施形態の駐車管理(駐車監視等)に関する各種情報を出力する。
端末位置取得部360は、内蔵されたGPS装置(不図示)により第2携帯端末300の端末位置情報を取得する。
アプリ実行部370は、端末側記憶部390に記憶された駐車監視アプリ392が実行されることで実現される。駐車監視アプリ392は、駐車管理サーバ500から監視対象の駐車エリア402に関する情報を取得したり、駐車管理サーバ500により提供された駐車エリア402や車両100に関する情報等を、ディスプレイに出力させたりスピーカから出力させるように、出力制御部380を制御するアプリケーションプログラムである。駐車監視アプリ392は、例えば、ネットワークNWを介して外部装置からダウンロードしたものが第2携帯端末300にインストールされている。駐車監視アプリ392は、認証時に認証画面等をディスプレイに表示させたり、入力部340により入力された情報を、端末側通信部310を介して駐車管理サーバ500に送信させたりする。また、駐車監視アプリ392は、端末位置取得部360により取得された第2携帯端末300の端末位置情報や、駐車監視アプリ392により処理された各種情報等を、ネットワークNWを介して駐車管理サーバ500に送信させてもよい。
出力制御部380は、駐車監視アプリ392(アプリ実行部370)の制御により、ディスプレイに表示させる画像の内容や表示態様、スピーカに出力させる音声の内容や出力態様を制御する。出力制御部380は、例えば、駐車管理サーバ500から取得した画像や音声を出力部から出力させてもよく、駐車管理サーバ500から取得した情報に基づいて画像や音声を生成して、出力部350から出力させてもよい。
[駐車設備400]
図4は、第1の実施形態に係る駐車設備400の構成の一例を示す図である。図4に示す駐車設備400は、例えば、物体検出部430と、表示部440と、駐車設備端末450とを備える。駐車設備端末450は、例えば、設備側通信部452と、設備側通信制御部454と、表示制御部456と、設備側記憶部458とを備える。物体検出部430と、設備側通信制御部454と、表示制御部456とは、それぞれ、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め駐車設備400が備えるHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体が、駐車設備400が備えるドライブ装置に装着されることで駐車設備400が備えるHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。また、通信設備400には、音声を出力するスピーカ等が設けられていてもよい。物体検出部430は、「検出部」の一例である。
設備側記憶部458は、上記の各種記憶装置、或いはSSD、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現されてもよい。設備側記憶部458は、例えば、プログラム、その他の各種情報等が格納される。
設備側端末の設備側通信部452は、設備側通信制御部454の制御により、ネットワークNWを介して、駐車管理サーバ500、その他の外部装置と通信する。
設備側通信制御部454は、設備側通信部452により駐車管理サーバ500、その他の外部装置との通信を制御する。設備側通信制御部454は、例えば、設備側通信部452により受信された駐車管理サーバ500からの情報を受け付ける。また、設備側通信制御部454は、設備側通信部452により物体検出部430により検出された情報等を駐車管理サーバ500に送信させる。
物体検出部430は、カメラセンサや物体検知センサ等により、駐車エリア402内の車両100の存在を検出する。例えば、物体検出部430は、駐車エリア402を含む領域(空間)を撮像するカメラ等によって撮像されたカメラ画像を用いて駐車エリア402内に存在する車両100を検出する。例えば、物体検出部430は、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能や、予め与えられたモデルによる機能とを備えていてもよく、これらの機能を並行して物体(例えば、車両100)を検出してもよい。例えば、車両100を検出する機能は、ディープラーニング等による車両100の検出や、予め決められた条件(パターンマッチング可能な情報)に基づく車両100の検出が実行され、両方の機能を実行した場合には双方に対してスコア付けして総合的に評価してもよい。
表示部440は、表示制御部456の制御により所定の画像を表示する。画像には、駐車状況を示す画像や、コード情報CDが含まれてよい。例えば、駐車設備400にコード設置部404が存在しない場合、表示制御部456は、駐車管理サーバ500から提供される駐車エリア402に対応付けられたコード情報CDの画像を表示部440に表示させる。また、表示制御部456は、駐車管理サーバ500から提供される乱数(例えば、所定桁の英数字)等の画像を表示部440に表示させてもよい。乱数は、利用者Uが駐車エリア402を利用する際に、コード情報CDと共に入力する情報である。乱数を入力させることで、その駐車エリア402に利用者Uが存在することを確定させてから利用を開始させることができる。
また、表示部440は、例えば、駐車管理サーバ500から受信した情報に基づいて、所定の色を点灯または点滅させる表示装置(例えば、LED(Light Emitting Diode)表示装置)であってもよい。
[駐車管理サーバ500]
図5は、第1の実施形態に係る駐車管理サーバ500の構成の一例を示す図である。図5に示す駐車管理サーバ500は、例えば、サーバ側通信部510と、サーバ側通信制御部515と、取得部520と、登録部530と、管理部540と、提供部550と、決済処理部560と、サーバ側記憶部570とを備える。サーバ側通信制御部515と、取得部520と、登録部530と、管理部540と、提供部550と、決済処理部560とは、それぞれ、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め駐車管理サーバ500が備えるHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体が、駐車管理サーバ500が備えるドライブ装置に装着されることで駐車管理サーバ500が備えるHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。駐車管理サーバ500は、クラウドコンピューティングシステムに組み込まれたサーバ装置や記憶装置に実現されてもよい。この場合、クラウドコンピューティングシステムにおける複数のサーバ装置や記憶装置によって、駐車管理サーバ500の機能が実現されてもよい。
サーバ側記憶部570は、上記の各種記憶装置、或いはSSD、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現されてもよい。サーバ側記憶部570は、例えば、利用者情報DB(Database)571、監視者情報DB572、駐車エリア情報573、地図情報574、駐車利用DB575、状況通知テーブル576、プログラム、その他の各種情報等が格納される。
利用者情報DB571は、駐車管理システム1が提供するサービスを利用する利用者を識別する情報が格納される。利用者情報DB571は、例えば、サービス利用時における利用者認証時に用いられる。
図6は、利用者情報DB571の内容について説明するための図である。利用者情報DB571は、例えば、駐車管理システム1によるサービス利用時等に利用者を認証する認証情報に、住所、氏名、年齢、性別、連絡先、決済情報、携帯端末情報、およびグループメンバ情報が対応付けられたものである。認証情報には、例えば、利用者を識別する識別情報である利用者IDやパスワード等が含まれる。また、認証情報には、指紋情報や虹彩情報等の生体認証情報が含まれてもよい。連絡先は、例えば、その利用者が利用する第1携帯端末200と駐車管理サーバ500とが通信するためのアドレス情報である。また、連絡先には、利用者の電話番号やメールアドレス、端末識別情報等が含まれていてもよい。駐車管理サーバ500は、連絡先の情報に基づいてネットワークNWを介して第1携帯端末200と通信し、各種情報の送受信を行う。決済情報は、例えば、利用者がサービス(例えば、駐車エリア利用サービス)を利用したときの利用料金(例えば、駐車料金)を決済する場合の決済方法(例えば、クレジット決済、電子マネー決済)に関する情報である。また、決済情報には、決済日付、決済が完了したか否か、決済金額等が含まれてもよい。携帯端末情報は、利用者Uが所持する第1携帯端末200の識別情報である。第1携帯端末200の識別情報は、端末ID等でもよく、連絡先に含まれる情報(例えば、電話番号)等でもよい。グループメンバ情報は、複数の利用者が同時に移動していたり、同時に駐車を利用することを管理するための情報である。
監視者情報DB572は、駐車管理システム1が提供する駐車エリアを監視する駐車監視者Pを識別する情報が格納される。監視者情報DB572は、例えば、駐車監視者Pの認証時に用いられる。図7は、監視者情報DB572の内容について説明するための図である。監視者情報DB572は、例えば、駐車管理サーバ500にアクセスする駐車監視者P1を認証する認証情報に、連絡先、端末情報、および担当監視エリア情報が対応付けられたものである。認証情報には、例えば、駐車監視者Pを識別する識別情報である監視者IDやパスワード等が含まれる。また、認証情報には、指紋情報や虹彩情報等の生体認証情報が含まれてもよい。また、監視者IDは、車両の駐車に関する業務やサービス行う機関や組織、企業、団体等を識別する識別情報であってもよい。連絡先は、例えば、監視者IDに対応付けられた駐車監視者が利用する第2携帯端末300と駐車管理サーバ500とが通信するためのアドレス情報である。また、連絡先には、利用者の電話番号やメールアドレス、端末識別情報等が含まれていてもよい。駐車管理サーバ500は、連絡先の情報に基づいてネットワークNWを介して第2携帯端末300と通信し、各種情報の送受信を行う。端末情報は、監視者IDに対応付けられた監視者Pが所持する第2携帯端末300の識別情報である。第2携帯端末300の識別情報は、端末ID等でもよく、連絡先に含まれる情報(例えば、電話番号)等でもよい。担当監視エリア情報は、駐車監視者Pが担当する駐車監視エリアに関する情報である。担当監視エリア情報は、住所の情報でもよく、住所の一部の区間や領域の情報でもよい。
駐車エリア情報573は、登録部530により登録された駐車エリアに関する情報が格納される。第1の実施形態において提供される駐車サービスで利用可能な駐車エリアとは、例えば、コインパーキングのように日常的に駐車場として利用されている時間貸駐車場や月極駐車場だけでなく、普段は個人の宅地内の庭や田畑、空き地等として利用している車両100が駐車可能なエリアや、土地所有者の個人の駐車エリア、企業や自治体等が管理する車両100が駐車可能なエリア等が含まれる。また、駐車エリアとは、例えば、路上(例えば、路肩)に設けられ、平日は貨物車用パーキングとして利用されたり、駐車時間が制限される駐車エリアが含まれてもよい。
図8は、駐車エリア情報573の内容について説明するための図である。駐車エリア情報573は、例えば、駐車エリアIDに、駐車エリア位置情報、エリア規模情報、駐車可能期間、および駐車料金が対応付けられている。車両エリアIDは、登録部530によって駐車エリアごとに割り当てられる駐車エリアの識別情報である。駐車エリア位置情報は、例えば、車両100が駐車可能なエリアの位置情報である。駐車エリア位置情報は、例えば、住所の情報でもよく、住所の一部の区間や領域の情報でもよい。また、駐車エリア位置情報には、隣接する他の駐車エリアに関する情報が含まれてよい。エリア規模情報は、例えば、駐車エリアIDごとのエリアの規模に関する情報である。図8の例では、駐車エリア402において、駐車可能な車両台数が格納されているが、駐車エリア402の面積に関する情報等が格納されていてもよい。
駐車可能期間は、駐車エリアの利用可能な期間に関する情報である。期間には、開始日時や終了日時だけでなく、曜日や時間帯、平日または休日の種別等が含まれてもよい。駐車料金は、駐車エリアの利用料金に関する情報である。駐車料金は、例えば、所定期間(例えば、分、時間、日)ごとに設定される。また、駐車料金には、最初の30分は料金を徴収しない(無料である)ことを示す情報が含まれてもよい。駐車エリアを駐車エリア情報573に登録することで、仮に普段は駐車エリアとして利用されていないエリアであっても、第1の実施形態の駐車サービスにおける駐車可能エリアとして有用活用することができる。
地図情報574は、例えば、位置情報に対応付けられた道路情報、駐車エリア情報(例えば、駐車エリア、駐車可能時間、駐車料金)、POI(Point Of Interest)情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報等が格納される。位置情報には、緯度経度が含まれる。地図情報574は、サーバ側通信部510が外部装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。なお、地図情報574に含まれる駐車エリア情報は、例えば、コインパーキングのように、常時、駐車エリアとして利用されている駐車エリアの情報である。
駐車利用DB575は、例えば、利用者が駐車管理システム1によって提供される駐車サービスの利用履歴を格納するものである。図9は、駐車利用DB575の内容について説明するための図である。駐車利用DB575は、例えば、利用者IDに、車両ID、駐車エリアID、駐車時間、利用状態、および利用料金が対応付けられている。駐車時間には、例えば、駐車開始日時と、駐車終了日時とが含まれる。なお、駐車エリアの利用が終了していない場合には、駐車終了日時に情報は格納されない。また、駐車時間は、駐車開始日時からの経過時間や、駐車終了日時と駐車開始日時との差の時間が格納されてもよい。利用状態は、例えば、駐車エリアに対する車両100の駐車状態である。また、利用状態には、状況通知テーブル576を用いて判定された利用状況の情報が格納されてもよい。利用料金は、駐車エリアまたは駐車サービスの利用料金である。利用料金は、決済が完了していない利用料金の合計値が格納されてよい。駐車利用DB575に格納される各種情報は、例えば管理部540により管理される。
図10は、状況通知テーブル576の内容を説明するための図である。状況通知テーブル576には、例えば、駐車エリアの利用状況に、状態情報と、判定条件と、通知態様とが対応付けられている。利用状況には、例えば、「使用中」、「空き」、「無断使用」、「終了処理忘れ」、「シェア駐車」等が含まれるがこれに限定されない。「使用中」とは、例えば、予め決められた利用申請等を得た後に、駐車エリア内に車両100が駐車されている状況である。「空き」とは、例えば、駐車エリアが空いている(車両100が駐車されていない)状況である。「無断使用」とは、例えば、予め決められた利用申請がない駐車エリアに車両100が駐車されている状況、または利用可能時間を超えて駐車エリアに車両100が駐車されている状況である。「終了処理忘れ」とは、例えば、駐車エリアの利用を終了するための終了処理(例えば、駐車管理サーバ500への終了申請や決済処理)を実行せずに、車両100が駐車エリアから移動している状況である。シェア駐車とは、1つの駐車エリアに駐車エリアに先に駐車している利用者Uが、他の車両の駐車を許容している状況である。
状態情報は、例えば、駐車エリアの利用状況が正常か異常かの何れかの情報が格納される。図10の例では、利用状況が「使用中」、「空き」、「シェア駐車」の場合に正常状態であり、利用状況が「無断使用」、「終了処理忘れ」の場合に異常状態であることを示している。判定条件には、例えば、「駐車有無」、「利用申請有無」、「シェア申請有無」等が含まれる。なお、判定条件には、「シェア申請有無」が含まれていなくてもよい。駐車管理サーバ500は、判定条件に基づいて、駐車エリアの利用状況を決定する。通知態様は、例えば、駐車設備400の表示部440に表示させる駐車エリアの利用状況に関する情報が格納される。なお、通知態様には、表示内容に代えて(または加えて)、音声の出力態様が含まれてもよい。
図5に戻り、サーバ側通信部510は、サーバ側通信制御部515の制御により、ネットワークNWを介して、第1携帯端末200、第2携帯端末300、駐車設備400、その他の外部装置と通信する。
サーバ側通信制御部515は、サーバ側通信部510により第1携帯端末200、第2携帯端末300、駐車設備400、その他の外部装置との通信を制御する。サーバ側通信制御部515は、例えば、サーバ側通信部510により受信された第1携帯端末200や第2携帯端末300、駐車設備400からの情報を受け付ける。また、サーバ側通信制御部515は、サーバ側通信部510により第1携帯端末200や第2通信端末、駐車設備400に所定の情報を送信させる。
取得部520は、第1携帯端末200、第2携帯端末300、駐車設備400等からの情報を取得する。例えば、取得部520は、第1携帯端末200から利用者登録情報、駐車エリアの登録情報、駐車エリアID、車両ID、利用者ID、および端末位置情報等を取得する。また、取得部520は、第1携帯端末200の端末IDや、駐車アプリ292により利用者Uによって入力された目的地情報、駐車に関する情報(例えば、駐車を開始すること、または終了することを示す情報)を取得してもよい。また、取得部520は、第2携帯端末300から駐車監視者Pによる駐車エリア402の監視結果に関する情報を取得する。また、取得部520は、駐車設備400から物体検出部430による物体検出結果を取得する。
登録部530は、駐車管理システム1を利用する利用者Uや駐車監視者P1に関する情報を登録する。例えば、登録部530は、利用者Uの端末(例えば、第1携帯端末200の駐車アプリ292)から利用者登録要求を受け付けた場合に、利用者情報DB571に含まれる各種情報を入力させるための画像を生成して、登録要求を受け付けた端末に表示させ、端末から入力される利用者に関する情報を取得する。そして、登録部530は、取得した利用者に関する情報を利用者情報DB571に登録する。
また、登録部530は、利用者情報DB571に基づいて駐車管理システム1によるサービスを利用する利用者の認証を行ってもよい。例えば、登録部530は、例えば、第1携帯端末200から第1の実施形態に係るサービスの利用要求を受け付けたタイミングで利用者の認証を行う。例えば、登録部530は、利用要求を受け付けた場合に、利用者IDやパスワード等の認証情報を入力する認証画像を生成し、生成した画像を要求のあった第1携帯端末200の出力部250に表示させると共に、表示された画像を用いて入力された入力認証情報に基づいて利用者情報DB571の認証情報を参照し、入力認証情報に合致する認証情報が格納されているか否かによって、サービスの利用を許可するか否かを判定する。例えば、登録部530は、入力認証情報に合致する認証情報が利用者情報DB571に含まれる場合にはサービスの利用を許可し、合致する情報が含まれていない場合にはサービスの利用を拒否するか、新規登録を行わせるための処理を行う。
また、登録部530は、駐車監視者Pの登録要求に基づいて、駐車監視者Pを監視者情報DB572に登録させたり、監視者情報DB572を用いて駐車監視者Pの認証等を行ってもよい。また、登録部530は、駐車設備400の登録要求に基づいて駐車エリアを登録してもよい。
管理部540は、サーバ側通信部510により受信された第1携帯端末200からの情報に基づいて、車両100の駐車エリアへの駐車(例えば、駐車位置、駐車時間)を管理する。また、管理部540は、例えば、利用者Uによる車両100の駐車サービスの利用状況等を管理してもよい。また、管理部540は、駐車エリアの登録や駐車エリアに関する情報(利用状況)の提供、駐車エリアの利用料金の決済処理等を管理してもよい。また、管理部540は、駐車利用DB575に情報を格納したり、更新したり、削除してもよい。また、管理部540は、第1携帯端末200や駐車設備400から得られる情報に基づいて、状況通知テーブル576を参照し、駐車エリア402の利用状況を決定し、決定した利用状況に関する情報を駐車設備400から出力させてもよい。
また、管理部540は、複数の利用者により構成されるグループを登録して管理することが可能である。この場合、管理部540は、第1携帯端末200からのグループメンバの登録申請を受け付けて、利用者情報DB571のグループメンバ情報を登録して各メンバを管理したり、グループメンバが構成されている場合の駐車管理等を行う。例えば、管理部540は、第1携帯端末200が近距離通信を行っている場合に、近距離通信により通信中のそれぞれの第1携帯端末の利用者同士でグループを構成してもよい。また、管理部540は、第1携帯端末200に表示されるコード情報を、他の第1携帯端末200に読み取らせたことを取得した場合に、それぞれの第1携帯端末200の利用者でグループを構成してもよい。また、管理部540は、同一の駐車エリアに付随して設けられたコード情報を、所定時間内に複数の第1携帯端末200で読み込んだことを取得した場合に、それぞれの第1携帯端末200の利用者でグループを構成してもよい。
また、管理部540は、グループメンバが登録されている利用者から駐車エリアの検索指示があった場合に、グループに所属する利用者が所属するグループの人数に基づく駐車エリアの確保が可能となるように管理する。グループ人数に基づく駐車エリアとは、例えば、グループ人数以下の数の駐車エリアである。これにより、グループ人数以上の駐車エリアの確保を抑制することができる。また、管理部540は、第1携帯端末200から駐車エリアの検索要求があった場合に、グループの人数に応じた数の駐車エリアが隣接している駐車エリアを検索結果として第1携帯端末200に出力してもよい。また、管理部540は、グループの人数に応じた数の駐車エリアの利用申請があった場合に、グループの人数に応じた数の隣接する駐車エリアをグループの駐車エリアとして管理してもよい。
また、管理部540は、駐車エリアに対応付けられたコード情報CDの画像を駐車設備400の表示部440に表示させてもよい。この場合、管理部540は、コード情報CDを所定時間ごとに更新したり、1回のみ使用可能なワンタイムコード情報等を表示させてもよい。また、管理部540は、コード情報CDと共に乱数の画像を表示させ、第1携帯端末200からコード情報CDに加えて乱数の入力情報を受け付けた場合に、駐車が可能になるように管理してもよい。これにより、利用者Uが駐車エリアから駐車利用申請を行っていることを正しく管理することができる。また、過去に入力したコード情報CDが悪用されて駐車サービスが利用できなくなったり、駐車エリアが不正利用されることを抑制することができる。
提供部550は、第1の実施形態の駐車エリアに関する情報や、利用料金等に関する情報等を利用者Uに提供する。例えば、提供部550は、端末位置情報や目的地情報等に基づいて駐車エリア情報573や地図情報574等を参照し、位置情報から所定距離以内に存在する駐車エリアを検索し、検索結果として得られた駐車エリアに関する情報を抽出する。そして、提供部550は、抽出した駐車エリアと駐車可能期間、および駐車料金に関する情報を第1携帯端末200に送信する。また、提供部550は、駐車エリアを利用した利用者の第1携帯端末200に、駐車時間や利用料金、決済情報等を送信してもよい。また、提供部550は、例えば、駐車エリア402に異常があると判定した場合に、駐車監視者Pに状況を確認させるための情報を提供してもよい。提供部550は、上述した各情報を、第1携帯端末200や第2携帯端末300のディスプレイに表示させるための画像を生成してもよく、第1携帯端末200や第2携帯端末300で画像を生成させるための情報を生成して提供してもよい。また、提供部550は、上述した各情報の少なくとも一部を音声で出力するための音声データを生成して提供してもよい。
決済処理部560は、所定周期、または所定タイミング(例えば、駐車終了申請があったタイミング)で、駐車利用DB575を参照して利用者ごとの利用料金の合計を算出し、算出された金額の決済処理を行う。例えば、決済処理部560は、駐車利用DB575に基づいて、駐車エリア情報573を参照し、駐車料金を取得する。また、決済処理部560は、駐車時間と駐車料金とに基づいて利用料金を算出する。また、決済処理部560は、利用者情報DB571に登録された決済情報を参照し、決済情報に含まれる決済方法によって、利用料金の決済処理を行う。なお、決済処理部560は、利用料金が算出された時点で、決済を完了させる前に、提供部550により利用者に利用料金等を通知し、指示された決済方法に基づいて決済を行ってもよい。決済処理部560による処理結果は、例えば、利用者情報DB571の決済情報等に登録されてよい。
[駐車管理]
次に、第1の実施形態における駐車管理の具体例について説明する。図11は、第1の実施形態における駐車管理について説明するための図である。図11の例では、道路区画線LL、LRにより区画された道路RD1の左端部側に、3つの駐車設備400-1~400-3が示されている。図11に示す駐車設備400-1~400-3は、それぞれに対応する駐車エリア402-1~402-3と、物体検出部430-1~430-3と、表示部440-1~440-3と、コード情報CD1~CD3とを備えている。コード情報CD1~CD3は、対応する表示部440-1~440-3に表示されてもよい。また、図11の例では、道路RD1を走行する車両100-1、100-2の利用者U1、U2が一緒にツーリングしているものとする。この場合、利用者U1、U2のそれぞれが所持する第1携帯端末200-1、200-2は、第2通信部214により近距離通信が可能な所定距離以内に存在するものとする。また、図11の例において、駐車設備400-1には、車両100-3が既に駐車されているものとする。また、図11の例では、駐車エリア402-1に付随して設置された表示部440-1には、正常に使用中であること示す表示がなされ、駐車エリア402-2、402-3に付随して設置された表示部440-2、440-3には、空き状態であることを示す。
図12は、利用者Uのグループメンバ登録の一連の処理を示すシーケンス図である。図12の例では、利用者U1が所持する第1携帯端末200-1、利用者U2が所持する第1携帯端末200-2、および駐車管理サーバ500における処理を示している。図12の例において、利用者U1、U2は、それぞれの第1携帯端末200-1、200-2の駐車アプリ292を起動させる(ステップS100、S102)。次に、第1携帯端末200-1は、近距離通信方式を用いて第1携帯端末200-1から所定距離以内に存在する第1携帯端末200を探索する(ステップS104)。第1携帯端末200-2は、第1携帯端末200-1からの探索信号を受信し(ステップS106)、グループメンバとなるか否かを問い合わせる画像を出力部250に表示する(ステップS108)。次に、第1携帯端末200-2は、利用者U1とグループメンバになることを許可する指示を受け付け(ステップS110)、グループメンバになることを許可する指示を第1携帯端末200-2に送信する(ステップS112)。なお、ステップS110の処理において、グループメンバになることを拒否する指示を受け付けた場合、または、表示してから所定時間が経過しても指示が得られない場合に、グループメンバになることを拒否したことを示す情報を第1携帯端末200-1に送信する。
第1携帯端末200-1は、第1携帯端末200-2からの許可通知(または拒否通知)を受け付けた場合に、通知内容を出力部250に表示し(ステップS114)、許可通知があった場合であって、且つ利用者U1からグループメンバの登録要求を受け付けた場合に、グループメンバに関する情報を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS116)。グループメンバに関する情報には、例えば、グループメンバの登録要求や、第1携帯端末200-1および第1携帯端末200-2のそれぞれの端末IDが含まれる。
駐車管理サーバ500の管理部540は、第1携帯端末200-1から送信されたグループメンバ登録申請に基づいて、利用者情報DB571のグループメンバ情報に、グループとなるメンバ情報を登録して管理する(ステップS118)。また、管理部540は、登録が完了したことを第1携帯端末200-1、200-2に通知する(ステップS120、S122)。なお、図12の例において、第1携帯端末200-1と200-2のそれぞれの処理は逆であってもよい。また、管理部540は、例えば、第1携帯端末200-1と第1携帯端末200-2とが近距離通信方式で接続されている間、近距離通信が切断されてから所定時間が経過されるまでの間、または、グループメンバ登録されてから所定時間が経過するまでの間等の所定条件を満たす場合にグループメンバとして登録を維持し、上記条件を満たさなくなった場合にグループメンバを解除(グループメンバ情報を削除)する。また、管理部540は、第1携帯端末200-1または第1携帯端末200-2の何れかから、グループ解除を示す情報を受け付けた場合にも、グループメンバを解除してもよい。
図13は、グループメンバによる駐車管理の処理の一例を示すシーケンス図である。なお、以下では、第1携帯端末200-1においてグループメンバ分の駐車エリアの利用申請を行うものとする。したがって、図13の例では、第1携帯端末200-1および駐車管理サーバ500における処理を示している。
図13の例において、第1携帯端末200-1は、利用者U1からの駐車エリア検索指示を受け付けると(ステップS130)、駐車エリアの検索要求を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS132)。この場合、第1携帯端末200-1は、第1携帯端末200-1の位置情報も含めて送信してもよく、目的地が入力されている場合には目的地情報も含めて送信してもよい。駐車管理サーバ500の提供部550は、駐車エリア検索要求を受信して、車両100-1の周辺または目的地付近の駐車エリアを検索する(ステップS134)。この場合、提供部550は、グループメンバも含めて近接する駐車エリアに駐車できるような駐車エリアを検索する。例えば、利用者U1、U2の2名が現在のグループメンバである場合、駐車管理サーバ500は、2台の車両が隣接して駐車できる駐車エリアを検索する。そして、検索結果を第1携帯端末200-1に送信する(ステップS136)。
第1携帯端末200-1は、駐車管理サーバ500から受信した検索結果を出力部250に表示して利用者U1に通知する(ステップS138)。ここでは、図11に示す駐車エリア402-2、402-3が検索結果として提供されたものとする。次に、利用者U1は、車両100-1を駐車エリア402-2に駐車した後に、第1携帯端末200-1のコード認識部234に駐車エリア402-2に付随して設けられたコード情報CD2を読み取らせる。第1携帯端末200-1は、コード情報CD2を読み取り(ステップS140)、読み取ったコード情報CD2をデコードして(ステップS142)、車両100-1を駐車した駐車エリア402-2の駐車エリアIDを取得する(ステップS144)。次に、駐車アプリ292は、車両100-1の駐車エリアへの駐車を開始する(ステップS146)。この場合、駐車アプリ292は、連続する駐車エリア402-3に車両100-2を駐車させたことを示す情報も含めた駐車利用申請を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS148)。駐車させたこと示す情報とは、例えば、駐車エリア402-3のコード情報CD3でもよく、車両100-2の車両情報でもよく、その両方でもよい。
駐車管理サーバ500の管理部540は、第1携帯端末200-1により得られる駐車利用申請に基づいて駐車状況を管理する(ステップS152)。ステップ152の処理において、管理部540は、グループに所属する利用者U1が所属するグループの人数分(2名分)の駐車エリアの確保を許可する。つまり、管理部540は、駐車エリア402-2、402-3の2台分の駐車が開始されたものとして管理する。これにより、一人がまとめて駐車手続きを行うことができるため、一人ひとりが駐車利用申請するよりも効率的に駐車管理を行うことができると共に、利用者の利便性を向上させることができる。
次に、管理部540は、駐車が開始されたことを示す情報、を第1携帯端末200-1に送信する(ステップS154)。ステップS154により送信された情報は、第1携帯端末200-1の出力部250により出力されてよい。また、管理部540は、利用状況に応じて駐車利用DB575の駐車開始日時や利用状態等の情報を更新する。また、管理部540は、状況通知テーブル576を参照し、判定条件に合致(駐車あり、利用申請あり、シェア申請なし)する「使用中」であることを示す画像を駐車設備400-2、400-3の表示部440-2、440-3に表示させる。
次に、第1携帯端末200-1は、駐車を終了する駐車終了指示を受け付けると(ステップS156)、受け付けた駐車エリアの利用終了申請を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS158)。
駐車管理サーバ500の管理部540は、第1携帯端末200-1から送信された利用終了申請に基づいて、車両100-1、100-2の駐車エリアへの駐車が終了したものとして駐車利用DB575の駐車終了日時を登録したり、利用状態を更新する。次に、駐車管理サーバ500の決済処理部560は、駐車エリアの利用に関する請求処理を実行し(ステップS160)、請求内容を第1携帯端末200-1に送信する(ステップS162)。第1携帯端末200-1は、請求内容を表示し、ユーザU11からの決済指示を受け付けて決済を行い(ステップS164)、決済結果を、駐車管理サーバ500に送信する(ステップS166)。駐車管理サーバ500は、決済結果等を利用者情報DB571の決済情報等に登録し、処理を終了する(ステップS166)。また、決済が完了した場合、管理部540は、状況通知テーブル576を参照し、判定条件に合致(駐車なし、利用申請なし、シェア申請なし)する「空き」状態であることを示す画像を表示部440-2、440-3に表示させてもよい。
なお、上述の例では、グループメンバ分の利用料金の決済を第1携帯端末200-1で行ったが、これに代えて、それぞれの利用料金(請求情報)を、対応する携帯端末(第1携帯端末200-1、200-2)に送信して、それぞれの利用者U1、U2に決済させてもよい。
なお、第1の実施形態において、管理部540は、第1携帯端末200-1からの駐車利用申請や利用終了申請に加えて(または代えて)、駐車エリア402に設けられた物体検出部430からの検出結果に基づいて、状況通知テーブル576の判定条件(例えば、駐車有無)等から利用状況を管理してもよい。
また、管理部540は、状況通知テーブル576に基づいて、利用状態が異常である駐車エリア402が存在する場合に、その情報を駐車監視者Pの第2携帯端末300に提供してもよい。また、第1の実施形態において、管理部540は、グループを構成していない利用者から駐車利用申請があった場合には、利用者分(1人分)のみの駐車エリアの確保を許可する。
また、管理部540は、第1携帯端末200により既に他の車両が駐車中(使用中)であって、シェア利用を申請されていない駐車エリアに対して、利用申請があった場合に、駐車できないことを示す情報を第1携帯端末200に通知してもよい。
上述した第1の実施形態によれば、例えば、ツーリング等で一旦集まったメンバで所定期間だけ有効なグループとして構成し、そのグループが構成されている場合に、一度に複数台の駐車エリアを確保することができるため、より効率的に駐車場を利用することができる。また、第1実施形態によれば、複数のグループをまとめて管理し、複数利用者がツーリングを行う場合にもそれぞれの車両の駐車エリアを個別に検索する必要がなく、まとめて検索することができるため、駐車サービスにおける利用者の利便性をより向上させることができる。したがって、駐車管理システム1は、より適切な車両の駐車管理を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、駐車管理システムの第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、駐車エリアの利用状況を周辺の利用者Uや駐車監視者Pに通知するものである。なお、第2の実施形態は、上述した第1の実施形態の駐車管理システム1と同様の構成を用いることができるため、以下の説明では駐車管理システム1を用いることとし各構成要素の具体的な説明は省略する。第3、第4の実施形態においても同様とする。
図14は、駐車管理の第2の実施形態を説明するための図である。図14の例では、異常状態である駐車エリアを駐車監視者P1に通知する場面を示している。図14の例において、道路RD1に設置された駐車エリア402-1~402-3と、駐車監視者P1が所持する第2携帯端末300-1が示されている。第2の実施形態において、管理部540は、駐車エリア402-1~402-3の駐車状態を管理し、駐車エリアに異常が生じている場合に、第2携帯端末300に異常が生じている駐車エリアの情報を通知すると共に、駐車エリアの表示部440にも所定の通知を行う。
図15は、駐車監視者P1に駐車エリアの利用状況を提供する提供処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図15の例では、駐車設備400、第2携帯端末300-1、および駐車管理サーバ500における処理を示している。駐車設備400は、例えば、図14に示す駐車設備400-1~400-3のそれぞれである。図15の例において、駐車設備400の物体検出部430は、所定のタイミングまたは周期で駐車エリア402内の車両(物体)を検出し(ステップS200)、検出結果を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS202)。駐車管理サーバ500の管理部540は、駐車設備400から送信された情報と、駐車利用DB575に登録されている現在の利用状況、状況通知テーブル576等に基づいて、駐車状態を判定する(ステップS204)。例えば、管理部540は、状況通知テーブル576の判定条件を参照し、駐車設備400の利用状況がどの状況であるかを判定する。この場合、駐車有無については、物体検出部430による検出結果から取得することができ、利用申請有無、シェア申請有無については、第1携帯端末200から取得することができる。そして、管理部540は、判定結果に基づく通知態様に基づく通知指示を駐車設備400に送信する(ステップS206)。
駐車設備400は、駐車管理サーバ500からの通知指示に基づいて、表示部440に所定の通知態様で表示を行う(ステップS208)。図14の例において、駐車エリア402-1の利用状況は「無断駐車」であり、駐車エリア402-2の利用状況は「終了処理忘れ」であり、駐車エリア402-3の利用状況は「空き」状態である。そのため、図14の例では、それぞれの状況に対応させた通知態様で表示部440に所定の情報が表示されている。図14の例では、表示部440-1が赤色で点灯している状態を示し、表示部440-2が赤色で点滅している状態を示し、表示部440-3が消灯(無点灯)状態を示している。このように、管理部540は、駐車エリアの状態が異常であると判定された場合に表示部440に表示させる情報の表示態様を、異常でない(正常である)と判定された場合と異ならせる。なお、管理部540は、異常であると判定された場合の表示を、異常でないと判定された場合よりも異なる色や点滅等によって強調させてもよい。また、管理部540は、異常の度合が大きくなるほど、より強調した表示態様にしてもよい。より強調した表示態様とは、点滅を速くしたり、照度を大きくする等である。例えば、終了処理忘れよりも無断使用の方が異常の度合が高いため、管理部540は、無断使用を示す表示態様を、終了処理忘れの表示態様よりも強調表示する。なお、表示態様は、予め状況通知テーブル576に格納されてもよく、管理部540が調整してもよい。
次に、管理部540は、ステップS204の処理において、駐車エリアの状態が異常であると判定された場合に、ステップS210以降の処理を行う。駐車エリアの異常と分類される使用形態には、例えば、「無断使用」と、「終了処理忘れ」が含まれる。無断使用は、例えば、通常利用申請がない駐車エリアにおいて、車両100の駐車が物体検出部430により検出されることである。また、「終了処理忘れ」とは、利用申請を行っていたが、終了処理を行わずに駐車エリアから車両が移動したことを物体検出部430により検出されることである。
例えば、駐車管理サーバ500は、監視者情報DB572を参照し、対象の駐車エリアの位置を担当監視エリアに含む駐車監視者Pを抽出する(ステップS210)。次に、提供部550は、異常と判定された駐車エリアに関する情報(例えば、駐車位置、異常内容、車両情報、駐車監視者P1への指示)を含む画像を生成し(ステップS212)、生成した画像を抽出された駐車監視者P1の第2携帯端末300-1に送信する(ステップS214)。なお、駐車エリアに関する情報には、駐車エリアに対応する表示部440の表示態様(色、点滅/点灯)等の情報が含まれてもよい。
第2携帯端末300の駐車監視アプリ392は、駐車管理サーバ500により送信された画像を受信し、ディスプレイに表示させる(ステップS216)。なお、図15の処理では、第2携帯端末300から周辺に存在する異常状態の駐車エリア402-1、402-2を駐車管理サーバ500に問い合わせ、問い合わせ結果に基づいて、異常状態の駐車エリアに関する情報を取得してもよい。
図14の例において、駐車監視者P1は、第2携帯端末300-1に表示される情報から異常が生じている駐車エリア402-1、402-2の位置や状況を正確に把握することができる。また、駐車監視者P1は、駐車エリアが所定範囲内に複数存在する場合に、それぞれの表示部に表示されている通知態様に基づいて、駐車エリアの状態(異常/正常)を容易且つ迅速に把握することができる。そのため、異常状態である場合に、状況に応じた態様(取り締まりやメンテナンス)等を行うことができる。例えば、図14では、車両100-3が駐車エリア402-1に無断駐車していることが把握できるため、駐車監視者P1は、車両100-3を撤去したり、車両100-3の利用者に罰金等のペナルティを課すことができる。また、駐車エリア402-2は、終了処理忘れに対応する情報が通知されているため、他の利用者は、駐車エリア402-2を利用できないことを容易に把握することができる。また、駐車監視者P1は、駐車エリア402-2に赴き、車両が強風等で倒れたことで、物体検出部430-2が誤検出しているか否か等の状況を判断することができる。
なお、管理部540は、異常判定が「終了処理忘れ」である場合には、後述する第3の実施形態で示すように、駐車監視者P1の第2携帯端末300-1に通知する前に、今までその駐車エリアに駐車していた車両の利用者が所持する第1携帯端末200に、駐車終了処理の実行を促す通知を行ってもよい。上記の通知は、駐車終了処理の実行を促すための画像でもよく、音声等でもよい。これにより、駐車終了処理を忘れていた利用者に早期に終了手続き(決済処理)等を行わせて、駐車エリアをより早く利用可能な状態(空き状態)にすることができる。また、上記の処理によって、駐車監視者P1が「終了処理忘れ」の駐車エリアに行かずに済むため、駐車監視者P1の負担を軽減させることができる。なお、「終了処理忘れ」の後に決済処理を行う場合、決済処理部560は、通常の利用時間(車両100を駐車していた時間)に相当する料金に加えて、終了処理忘れと判定された時間に走行する料金が請求される。
また、第2の実施形態において、管理部540は、利用状況が「終了処理忘れ」と判定されて所定時間が経過した場合に、終了処理の完了を待たずに利用状況を「空き」状態にシフトしてもよい。これにより、「終了処理忘れ」によって長期間駐車できなくなることを抑制することができる。また、「終了処理忘れ」と判定されて所定時間分は待つため、例えば、利用者が駐車エリアから一時的に離れて、またその駐車エリアに駐車したい場合に、駐車を継続することができるため、利用者の利便性を向上させることができる。
上述した第2の実施形態によれば、駐車エリアごとの利用状況をより正確に周囲に通知することができる。したがって、駐車監視者P1は、違反の疑いのある車両を容易に見つけることができ、効率的に監視業務を行うことができる。また、利用者Uは、駐車エリアの状況をより詳細に把握することができるため、空いている駐車エリアが見つけやすくなり、駐車エリアの利用に関する利便性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、駐車管理システムの第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、予め決められた利用申請にしたがって正当に駐車エリアを利用していたが、終了処理を行わずに所定時間が経過(つまり、「終了処理忘れ」の状態で所定時間経過)した場合の駐車管理について説明する。図16は、第3の実施形態における駐車管理サーバ500により実行される一連の処理を示すフローチャートである。図16の例では、駐車管理サーバ500により実行される処理のうち、主に終了処理忘れに関する処理を中心として説明する。
図16の例において、駐車管理サーバ500の管理部540は、各駐車設備400から送信される情報や、第1携帯端末200から送信される情報を取得し、取得した情報と状況通知テーブル576の判定条件とを照合することで、駐車エリア402の利用状態を判定する(ステップS300)。次に、管理部540は、利用状態が終了処理忘れであるか否かを判定する(ステップS302)。例えば、ステップS302の処理において、管理部540は、利用申請があり、駐車エリア402より車両100の移動が物体検出部430により検出された場合(駐車エリアに車両100の駐車がなくなった場合)に、終了処理忘れであると判定する。
終了処理忘れであると判定した場合、管理部540(または提供部550)は、今まで駐車していた車両100の利用者U(先の使用者)の第1携帯端末200に終了処理忘れであることを示す通知を行う(ステップS304)。なお、管理部540は、駐車エリア402の先の利用者に関する情報を駐車利用DB575から取得し、先の利用者の連絡先を利用者情報DB571より取得する。
図17は、第1携帯端末200に通知される画像IM10の一例を示す図である。なお、以下に示す画像に表示される項目やレイアウトについては、これに限定されるものではない。図17に示す画像IM10は、例えば、通知内容表示領域AR10と、スイッチ表示領域AR12とが含まれる。通知内容表示領域AR10には、終了処理忘れであることを示す情報が通知される。図17の例において、通知内容表示領域AR10には、「先ほどご利用されていた駐車エリア(駐車エリアID:***)の駐車終了処理が未だ完了していません。利用を終了する場合には、決済処理を行ってください。」という文字情報が表示されている。
スイッチ表示領域AR12には、例えば、アイコンIC11~IC13が含まれる。アイコンIC11~IC13は、決済処理を実行することを受け付けるGUI(Graphical User Interface)スイッチである。アイコンIC12は、駐車の継続することを受け付けるGUIスイッチである。アイコンIC13は、駐車管理システム1側への問い合わせを受け付けるGUIスイッチである。スイッチIC11が選択された場合、利用料金に対する決済処理を実行する。アイコンIC12が選択された場合、駐車の継続することを示す情報が駐車管理サーバ500に送信される。駐車管理サーバ500の管理部540は、スイッチIC12の選択を受け付けてから所定時間が経過するまで、このままの状態を維持する。これにより、利用者が一時的に車両100で移動して、また駐車スペースに駐車したい場合に駐車スペースを確保することができる。また、アイコンIC13が選択された場合、駐車管理サーバ500の管理者や専用のオペレータ等に問い合わせを行う画像等が表示される。これにより、利用者は、通知内容をより正確に確認することができる。
次に、管理部540は、終了処理忘れであると判定してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS306)。なお、所定時間は、固定時間でもよく、上述のアイコンIC12が選択されたか否かで可変に設定してもよい。例えば、アイコンIC12が選択された場合の所定時間は、選択されていない場合よりも長い時間が設定される。所定時間が経過していないと判定した場合、管理部540は、終了処理が実行されたか否かを判定する(ステップS308)。終了処理が実行されていないと判定された場合、ステップS306の処理に戻る。また、ステップS308の処理において、終了処理が実行された場合、管理部540は、その駐車エリアを駐車可能状態(空き状態)として管理する(ステップS310)。
また、ステップS306の処理において、終了処理が実行されないまま所定時間が経過したと判定した場合、決済処理部560は、超過分を含めた請求処理を行う(ステップS312)。次に、管理部540は、終了処理忘れの駐車エリアを駐車可能状態(空き状態)として管理する(ステップS314)。これにより、本フローチャートの処理は、終了する。また、ステップS302の処理において、終了処理忘れではないと判定された場合に、本フローチャートの処理は、終了する。このように、第3の実施形態における駐車管理サーバ500の処理によれば、駐車忘れ状態が不必要に継続されることを抑制することができる。
なお、第3の実施形態において、駐車エリアの利用状態が終了処理忘れである判定された場合に、他の利用者による駐車エリア利用申請が生じた時には、他の利用者に駐車エリア利用を許可してもよい。
図18は、終了処理忘れ状態の駐車エリアの利用を許可する場合について説明するための図である。図18の例において、駐車設備400-1は、終了処理忘れ状態の駐車エリアであることを示している(例えば、表示部440が赤色点滅)。また、図18の例では、車両100-4の利用者U4が駐車設備400-1に駐車する場面を示している。図18の例において、利用者U1は、駐車設備400-1の駐車エリア402-1内に車両100-4を駐車し、駐車した後に、利用者U4が所持する第1携帯端末200-4でコード情報CD1を読み込み、駐車管理サーバ500に駐車利用を申請する。駐車管理サーバ500は、他の利用者U4に駐車エリア402-1の利用を許可し、先の利用者の終了処理を行う。つまり、駐車管理サーバ500は、終了処理忘れと判定した場合であって、且つ、同じ駐車エリアに利用申請があった場合に、他の利用者にその駐車エリアの利用を許可すると共に、先の利用者の終了処理を行う。
なお、駐車管理サーバ500は、終了処理忘れと判定された場合に、利用申請を行った他の利用者に対して所定のインセンティブを付与してもよい。インセンティブとは、例えば、対価(金銭)等の支払いや、利用料金の割引、次回の利用料金の割引、ポイント付与等の特典である。なお、インセンティブに関する情報は、例えば、利用者情報DB571に格納され、決済時に利用される。
図19は、他の利用者にインセンティブを付与することについて説明するための図である。図19では、インセンティブとして対価を支払う例を示している。なお、図19の例では、他の利用者の利用申請がない場合と、他の利用者の利用申請があった場合とにおける駐車エリアの利用に伴う請求の流れを示している。図19において横軸は時間を示し、時刻T10が最も早く、時刻T12、T14、T20の順に遅くなっているものとする。
まず、他の利用者の利用申請がなかった場合について、管理部540は、例えば、時刻T10で車両の移動が検出された場合に、そこから終了処理忘れ状態であると判定し、時刻T10から所定時間(駐車管理サーバ500が自動的に終了処理するまでの時間)が経過した時刻T20に、前の車両が駐車していた時間と所定時間とを加算した料金を、利用していた利用者に請求する。
一方、時刻T20となる前の時刻(図19に示す時刻T12)に他の利用者の利用申請があった場合、駐車管理サーバ500は、他の利用者が利用を申請した時刻T12までの料金だけでなく、更に所定の追加時間(図19の例では、時刻T12から時刻T14までの時間)分の料金を請求する。そして、時刻T12からT14までの時間分の料金を、時刻T20に達する前に駐車エリアを利用する次の利用者U4に対価として支払う。これにより、終了処理忘れにより駐車できない時間帯を短縮することができ、更に駐車スペースを有効に活用することができる。また、次の利用者にインセンティブを付与することで、終了処理忘れ状態である駐車エリアの利用を促すことができる。
上述した第3の実施形態によれば、終了処理忘れ状態である駐車エリアの利用を促すことで、駐車エリアを有効活用することができる。したがって、駐車管理システム1は、より適切な車両の駐車管理を実現することができる。
(第4の実施形態)
次に、駐車管理システムの第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、一つの駐車エリアを複数の利用者がシェア(共有利用)する場合(いわゆるシェア駐車)の駐車管理について説明する。例えば、第4の実施形態では、管理部540は、駐車エリアに複数の移動体が駐車できる場合に、駐車エリアを他の利用者とシェアすることに関する問い合わせ情報を第1携帯端末に通知する。図20は、第4の実施形態において駐車エリアをシェアする第1の場面を示す図である。図20の例において、道路区画線LL、LRで区画された道路RD1に設けられた駐車エリア402-10は、最大2台の駐車が可能なスペースを示しているものとする。この場合、利用者U11は、車両100-11と、利用者U12の車両100-12との両方を駐車するための手続きを行う。なお、図20の例において、利用者U11と利用者U12は、グループメンバとして登録されていてもよく、登録されていなくてもよい。また、図20の例では、利用者U11のみが駐車管理システム1におけるサービス利用の登録を行っているものとする。
図21は、駐車エリアをシェアする第1の場面における駐車管理システムの処理の一例を示すシーケンス図である。図21の例では、第1携帯端末200-11、および駐車管理サーバ500における処理を示している。図21の例において、第1携帯端末200-11は、駐車エリア402-10に付随して設けられたコード情報CD10を読み取り(ステップS400)、読み取ったコード情報CD10をデコードして(ステップS402)、車両100-11および車両100-12を駐車させる駐車エリア402-10の駐車エリアIDを取得する(ステップS404)。次に、駐車アプリ292は、車両100-11、100-12の駐車エリアへの駐車の開始を受け付ける(ステップS406)。この場合、駐車アプリ292は、駐車される2台分の車両情報や利用者U11の情報と共に、駐車エリアの利用申請を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS408)。車両情報は、例えば、2台のナンバープレートを撮影した画像でもよく、利用者U11により入力された車両情報等でもよい。
次に、駐車管理サーバ500の管理部540は、第1携帯端末200-11から得られた情報に基づいて、駐車エリアの利用を開始するために各種情報を登録して駐車状況を管理する(ステップS410)。また、管理部540は、駐車エリア情報573のエリア規模情報を参照し、利用申請された駐車エリア内に複数台の車両100の駐車が可能であるか否かを判定し、複数車両の駐車が可能である場合に、1つの駐車エリアを共有して利用し複数台(具体的には、2台の車両100-11、100-12)を駐車させるシェア駐車を行うか否かを利用者に選択させるための問い合わせ情報(画像)を第1携帯端末200-11に通知する(ステップS412)。第1携帯端末200-11は、駐車管理サーバ500から取得した問い合わせ情報をディスプレイ等に表示させる(ステップS414)。ステップS414では、例えば、第1携帯端末200-11のディスプレイに「2台同時に駐車エリアのシェア駐車を行いますか?」等のメッセージ画像と、「YES」または「NO」を選択するアイコン画像が表示される。第1携帯端末200-11は、利用者U11からのシェア駐車を利用する指示を受け付けると(ステップS416)、シェア駐車を行うことを示す情報を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS418)。
管理部540は、駐車エリア402-10がシェア駐車されたものとしてシェア登録を行って駐車管理を行う(ステップS420)。次に、管理部540は、車両100-11、100-12の駐車管理が開始されたことを示す情報を、第1携帯端末200-11に送信する(ステップS422)。また、管理部540は、利用開始に伴って駐車利用DB575の情報を更新したり、利用状態が使用中であることを示す通知態様を、駐車設備400-10の表示部440-10に表示させてもよい。なお、この場合の通知態様は、後述する時間差によるシェア駐車ではなく、同時にシャアする車両が確定されるため、正常な使用中状態として表示部440-10を緑色に点灯させる。
次に、車両100-11、100-12の駐車を同時に終了する場合に、第1携帯端末200-11は、駐車終了指示を受け付け(ステップS424)、受け付けた駐車終了指示に基づく終了申請を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS426)。
第1携帯端末200-11から送信された利用終了申請を受信すると、次に、決済処理部560は、駐車エリアの利用に関する請求処理を実行する(ステップS428)。このとき、管理部540は、車両100-11および100-12の駐車エリア402-11への駐車が終了したものとして駐車利用DB575の駐車終了日時を登録したり、利用状態の更新等を行う。また、決済処理部560は、例えば、シェア駐車における駐車料金を、シェア駐車でない場合の駐車料金よりも安くなるように設定してもよい。次に、決済処理部560は、利用料金等の請求情報を、第1携帯端末200-11に送信する(ステップS430)。
第1携帯端末200-11は、請求情報に基づく決済処理を行い(ステップS432)、処理結果を駐車管理サーバ500に送信する(ステップS434)。また、管理部540は、決済が完了したことを示す情報を更新(登録)する(ステップS436)。
なお、図21の処理では、ステップS408の処理において、車両100-11、100-12に関する情報を駐車管理サーバ500に送信したが、ステップS414の処理において、利用者U11からのシェア駐車を利用する指示を受け付けた場合に、同行者の車両100-11に関する情報を入力してもよい。
上述した処理によれば、駐車エリアのシェア駐車を円滑に行うことができる。また、一方の利用者が駐車管理システム1に登録済みである場合には、他方の利用者が未登録の場合であってもまとめて駐車サービスを利用することができる。
なお、第4の実施形態は、複数台が同時に駐車するのに代えて、それぞれの車両が時間差で駐車される場合にも適用される。上記の内容を第2の場面として以下に説明する。図22は、第4の実施形態において駐車エリアをシェアする第2の場面を説明するための図である。図22の例では、既に車両100-13が、道路RD1の駐車エリア402-10に駐車されているものとする。
図23は、駐車エリアをシェアする第2の場面における駐車管理システムの処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図23の例では、駐車設備400、第1携帯端末200-13、および駐車管理サーバ500における処理を示している。なお、図23におけるステップS500~S522の処理は、図21の第1携帯端末200-11と駐車管理サーバ500とにおけるステップS400~S422の処理と同様の処理を行うため、ここでの具体的な説明は省略する。なお、ステップS514の問い合わせ表示において、第1携帯端末200-13には、最初に「同じ駐車エリアの他の利用者の利用を許可しますか?」等の問い合わせを表示し、他の利用者の利用を許可することを受け付けた場合に、次に「同行者の車両を登録しますか?」とメッセージを表示し、「登録する」を選択した場合に、管理部540は、同行者の車両の登録を実行してもよい。また、「登録しない」を選択した場合には、管理部540は、他の利用者(第三者の利用)を許容する状態となる。
図23のステップS518により問い合わせ結果を取得した駐車管理サーバ500の管理部540は、第三者の利用を許可する場合に、駐車エリアが、シェア駐車の利用が可能であることを示す通知(例えば、青色表示を行うための制御情報)を駐車設備400-10に送信する(ステップS450)。駐車設備400-10は、表示部440-10にシェア駐車が可能であることを示す画像(例えば、青色画像)を表示させる。これにより、第三者(例えば、後から来た利用者U14)が駐車エリア402-10の空いているスペースに駐車が可能であることを把握することができる。また、第三者である利用者U14は、駐車エリア402-10に駐車する場合に、コード情報CD10を読み取って、利用申請等を行うことで、駐車エリア402-10に車両100-14を駐車させることができる。
また、上述の処理において、決済処理部560は、時間差で駐車エリアを利用した利用者U13、U14に利用領域を請求する場合に、重複して複数台の車両が駐車した時間帯の請求料金を所定の割引率で割り引く等の調整を行ってもよい。また、上述の処理において、1台目の利用者U13は、シェア駐車を許可しない場合には、表示部440-10には、使用中であることを示す表示(緑色点灯)が表示され、シェア利用が行われないようになる。
上述した第4の実施形態によれば、一つの駐車エリアを複数車両が利用することができるため駐車スペースを有効活用することができる。また、第4の実施形態によれば、一つの駐車スペースに複数の車両を同時に駐車する場合に、一人の利用申請で利用することができるため、駐車エリアのシェア駐車を円滑に行うことができる。また、第4の実施形態によれば、一つの駐車スペースを時間差で駐車する場合に、シェア駐車を許容していることを示す情報を表示部440に表示させることで、利用者にシェア駐車が可能な駐車エリアを把握させやすくすることができる。また、シェア駐車時における利用料金を調整することで、シェア駐車の利用を促進させることができる。
上述した第1~第4の実施形態のそれぞれは、他の実施形態の一部または全部を組み合わせてもよい。また、上述した各実施形態において、コード情報CD等が汚れや傷等で読み取れない場合、管理部540は、第1携帯端末200の位置情報等から利用申請している、または終了申請している駐車エリアを特定してもよい。
以上説明した実施形態によれば、移動体の利用者の携帯端末と、携帯端末と通信を行うサーバと、を含む駐車管理システムであって、前記携帯端末は、前記サーバと通信を行う端末側通信部と、前記移動体を駐車する駐車エリアに付随して設けられたコード情報を読み取る情報読取部と、前記駐車エリアに前記移動体を駐車させる場合に、前記情報読取部により読み取られたコード情報に含まれる前記駐車エリアの識別情報、前記移動体の識別情報、および前記移動体の駐車に関する情報を含む情報を、前記端末側通信部により前記サーバに送信させる端末側通信制御部と、を備え、前記サーバは、前記携帯端末と通信するサーバ側通信部と、前記サーバ側通信部により前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車を管理する管理部と、を備え、前記駐車エリアは、駐車エリアの状態を示す表示部と、駐車エリア内に移動体が存在するか否かを検出する検出部と、を備え、前記管理部は、前記駐車エリアの状態が異常であると判定された場合に前記表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせることにより、より適切な移動体の駐車管理を実現することができる。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
移動体の利用者の携帯端末と通信を行うサーバのコンピュータによって読み込み可能な命令を格納する記憶媒体と、
前記記憶媒体に接続されたプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、前記コンピュータによって読み込み可能な命令を実行することにより、
前記携帯端末と通信し、
前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車エリアの駐車を管理し、
前記駐車エリアの利用状況が異常であると判定された場合に、前記駐車エリアに対応付けて設けられた前記駐車エリアの状態を示す表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、
駐車管理システム。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…駐車管理システム、100…車両、200…第1携帯端末、210、310…端末側通信部、220、320…端末側通信制御部、230、330…情報読取部、240、340…入力部、250、350…出力部、260、360…端末位置取得部、270、370…アプリ実行部、280、380…出力制御部、290、390…端末側記憶部、300…第2携帯端末、400…駐車設備、430…物体検出部、440…表示部、500…駐車管理サーバ、510…サーバ側通信部、515…サーバ側通信制御部、520…取得部、530…登録部、540…管理部、550…提供部、560…決済処理部、570…サーバ側記憶部

Claims (7)

  1. 移動体の利用者の携帯端末と、前記携帯端末と通信を行うサーバと、を含む駐車管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記サーバと通信を行う端末側通信部と、
    前記移動体を駐車する駐車エリアに付随して設けられたコード情報を読み取る情報読取部と、
    前記駐車エリアに前記移動体を駐車させる場合に、
    前記情報読取部により読み取られたコード情報に含まれる前記駐車エリアの識別情報、前記移動体の識別情報、および前記移動体の駐車に関する情報を含む情報を、前記端末側通信部により前記サーバに送信させる端末側通信制御部と、を備え、
    前記サーバは、前記携帯端末と通信するサーバ側通信部と、
    前記サーバ側通信部により前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車を管理する管理部と、を備え、
    前記駐車エリアは、駐車エリアの状態を示す表示部と、駐車エリア内に移動体が存在するか否かを検出する検出部と、を備え、
    前記管理部は、前記駐車エリアの状態が異常であると判定された場合に前記表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、
    駐車管理システム。
  2. 前記駐車エリアの利用状況が異常である判定される利用状況は、前記駐車エリアの無断使用と、前記駐車エリアの利用の終了処理忘れと、が含まれる、
    請求項1に記載の駐車管理システム。
  3. 前記無断使用は、前記駐車エリアの利用申請がない前記駐車エリアにおいて、前記移動体の駐車が前記検出部により検出される状況である、
    請求項2に記載の駐車管理システム。
  4. 前記終了処理忘れは、前記駐車エリアを利用した後に、終了処理を行わずに前記駐車エリアからの前記移動体の移動が前記検出部により検出される状況である、
    請求項2または3に記載の駐車管理システム。
  5. 前記管理部は、前記駐車エリアの利用状況が前記終了処理忘れであると判定した場合に、前記駐車エリアを利用した利用者の携帯端末に通知する、
    請求項2から4のうち何れか1項に記載の駐車管理システム。
  6. 移動体の利用者の携帯端末と通信を行うサーバが、
    前記携帯端末と通信し、
    前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車エリアの駐車を管理し、
    前記駐車エリアの利用状況が異常であると判定された場合に、前記駐車エリアに対応付けて設けられた前記駐車エリアの状態を示す表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、
    駐車管理方法。
  7. 移動体の利用者の携帯端末と通信を行うサーバに、
    前記携帯端末と通信させ、
    前記携帯端末から受信した情報に基づいて前記移動体の駐車エリアの駐車を管理させ、
    前記駐車エリアの利用状況が異常であると判定された場合に、前記駐車エリアに対応付けて設けられた前記駐車エリアの状態を示す表示部に表示させる情報の表示態様を、前記異常でないと判定された場合と異ならせる、
    プログラム。
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