JP2023124934A - 超音波診断装置及び超音波診断システム - Google Patents

超音波診断装置及び超音波診断システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023124934A
JP2023124934A JP2022028808A JP2022028808A JP2023124934A JP 2023124934 A JP2023124934 A JP 2023124934A JP 2022028808 A JP2022028808 A JP 2022028808A JP 2022028808 A JP2022028808 A JP 2022028808A JP 2023124934 A JP2023124934 A JP 2023124934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
charging
ultrasonic diagnostic
current
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022028808A
Other languages
English (en)
Inventor
剛彦 杉ノ内
Takehiko Suginouchi
和也 長田
Kazuya Osada
祐希 村松
Yuki Muramatsu
貴彦 白石
Takahiko Shiraishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2022028808A priority Critical patent/JP2023124934A/ja
Publication of JP2023124934A publication Critical patent/JP2023124934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2023124934000001
【課題】電源電流変換部の定格電力を小さくすることである。
【解決手段】超音波診断装置10は、DC-DCコンバーター20に電流を出力するバッテリB1が接続可能である。超音波診断装置10は、入力された電源電流を変換し、変換した電流をDC-DCコンバーター20及びバッテリB1に出力する電源電流変換部としてのAC-DCコンバーター12と、DC-DCコンバーター20から入力された電流によりAC-DCコンバーター12を冷却する放熱ファン13と、超音波診断装置10のシャットダウン中に、AC-DCコンバーター12から出力される電流の電流値を監視し、監視した電流値に基づいて、放熱ファン13のオン又はオフを制御する電流監視部15と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、超音波診断装置及び超音波診断システムに関する。
従来、バッテリにより超音波診断装置に電力を供給するシステムが知られている。例えば、超音波診断装置を載置するカートを備え、カートが外部バッテリを有し、カートが使用されていない時に外部バッテリを直接商用電源に接続して充電するバッテリ充電システムが知られている(特許文献1参照)。
米国特許第8398408号明細書
上記従来のバッテリ充電システムでは、外部バッテリ用の電源コードと、超音波診断装置用の電源コードと、を有するため、構成が煩雑となるため、電源入力部を少なくする要請がある。例えば、超音波診断装置が、商用電源から入力されたAC(Alternating Current:交流)を変換してDC(Direct Current:直流)を供給する電源電流変換部としてのAC-DCコンバーターを備え、AC-DCコンバーターから超音波診断装置の各部へ電力供給しかつ外部バッテリに充電する構成が考えられる。
しかし、超音波診断装置のAC-DCコンバーターが外部バッテリに充電することを考慮すると、AC-DCコンバーターの定格電力(ワット数)が大きくなり、外部バッテリを使用しないユーザーにとっては冗長な定格電力となる。また、AC-DCコンバーターは、定格電力が大きいとサイズも大きくなる。
本発明の課題は、電源電圧変換部の定格電力を小さくすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
電源部を備え、当該電源部に電流を出力する第1バッテリが接続可能な超音波診断装置であって、
入力された電源電流を変換し、当該変換した電流を前記電源部及び前記第1バッテリに出力する電源電流変換部と、
前記電源部から入力された電流により前記電源電流変換部を冷却する冷却部と、
前記超音波診断装置のシャットダウン中に、前記電源電流変換部から出力される電流の電流値を監視し、当該監視された電流値に基づいて、前記冷却部のオン又はオフを制御する第1監視部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の超音波診断装置において、
前記第1監視部は、前記シャットダウン中に、前記監視された電流値が閾値以上である場合に、前記冷却部をオンし、当該閾値未満である場合に、前記冷却部をオフする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の超音波診断装置において、
前記超音波診断装置の電源オン中に、前記第1バッテリの充電をオフする第2監視部を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の超音波診断装置において、
前記第2監視部は、前記超音波診断装置のシャットダウン中に、前記電源部へ入力する電流の電圧を監視し、当該監視された電圧が前記電源電流の入力に対応する電圧である場合に、前記第1バッテリの充電をオンする第2監視部を備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
前記変換された電流により充電可能な第2バッテリを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の超音波診断装置において、
前記第1バッテリの出力電圧は、前記第2バッテリの出力電圧よりも大きい。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の超音波診断装置において、
前記第1バッテリの出力端から、前記第2バッテリの出力端及び前記電源部へ整流する整流部を備える。
請求項8に記載の発明の超音波診断システムは、
請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置と、
前記第1バッテリと、を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の超音波診断システムにおいて、
前記超音波診断装置は、前記変換された電流により充電可能な第2バッテリを備え、
前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの少なくとも一方の充電中に、当該充電の状態を通知する通知部を備える。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の超音波診断システムにおいて、
前記第1バッテリ及び前記超音波診断装置が取り付け可能なカートを備える。
本発明によれば、電源電圧変換部の定格電力を小さくできる。
本発明の実施の形態のカート接続状態の超音波診断システムの外観構成を示す斜視図である。 カート接続解除状態の超音波診断システムの外観構成を示す斜視図である。 AC入力があり超音波診断装置の電源オン状態の超音波診断システムの回路構成を示すブロック図である。 充電電流監視処理を示すフローチャートである。 充電・電力供給制御処理を示すフローチャートである。 充電処理を示すフローチャートである。 AC入力がありバッテリの充電中状態の超音波診断システムの回路構成を示すブロック図である。 AC入力がありバッテリの充電後の超音波診断システムの回路構成を示すブロック図である。
添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
まず、図1~図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1は、本実施の形態のカート接続状態の超音波診断システム1の外観構成を示す斜視図である。図2は、カート接続解除状態の超音波診断システム1の外観構成を示す斜視図である。図3は、AC入力があり超音波診断装置10の電源オン状態の超音波診断システム1の回路構成を示すブロック図である。
本実施の形態の超音波診断システム1は、病院などの医療施設に設置され、医師、技師などのユーザーにより使用される医療システムである。図1に示すように、超音波診断システム1は、超音波診断装置10と、超音波診断装置10が載置されるカート30と、を備える。超音波診断システム1について、超音波診断装置10がカート30に載置されて接続されている状態を、カート接続状態とする。
超音波診断装置10は、超音波を患者などの被検体に送受信することにより、超音波画像データを生成する医療機器である。超音波診断装置10は、電源コード11及び電源ボタン17を含む筐体10aと、超音波探触子24と、を備える。電源コード11及び電源ボタン17は、筐体10aの表面に配置されている。
電源コード11は、一端が超音波診断装置10の内部の電源電流変換部としての後述するAC-DCコンバーター12に電気的に接続され、他端のプラグが商用電源のコンセントに電気的に差し込まれて接続され、商用電源から入力されたACを超音波診断装置10に出力する電源コードである。電源ボタン17は、ユーザーからの超音波診断装置10の電源オン/オフの操作入力を受け付ける電源ボタンである。超音波診断装置10の電源オン状態は、超音波診断装置10の駆動起動である。超音波診断装置10の電源オフ状態は、超音波診断装置10のシャットダウン状態である。
超音波探触子24は、ケーブルを介して筐体10aに接続され、超音波診断装置10から入力された電気信号としての駆動信号に応じて超音波を出射(送信)し、被検体で反射された超音波を受信し受信信号を筐体10aに出力する超音波探触子である。超音波探触子24は、リニア型の2本の超音波探触子であるものとするが、本数や、走査方式は、これらに限定されるものではない。
カート30は、車輪W1を有し、超音波診断装置10が載置可能な台車である。超音波診断システム1は、カート接続状態で、車輪W1により場所の移動が可能である。カート30は、超音波診断装置10に接続される操作部40、表示部50と、第1バッテリとしてのバッテリB1と、を備える。
操作部40は、押しボタンスイッチ、キーボード、マウス、トラックボール若しくはタッチパッド、又はこれらの組み合わせなどの操作デバイスであり、超音波診断装置10のユーザーの操作入力を受け付け、その操作情報を超音波診断装置10に出力する。あるいは、操作部40は、上述の構成に加えて又は代えて表示部50の表示画面に設けられたタッチセンサー(タッチパネル)を備え、表示部50の表示画面に対するタッチ動作を検出して動作種別を位置に係る操作情報を超音波診断装置10に出力してもよい。
表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescent
)ディスプレイ、無機ELディスプレイ、プラズマディスプレイといった種々の表示方式のうち、何れかを用いた表示パネルとその駆動部を備える。表示部50は、超音波診断装置10から入力された表示情報や、超音波診断装置10で生成された超音波画像データの画像信号に従って表示画面(各表示画素)を表示し、表示画面上に超音波診断に係るメニュー、ステータスや、受信された超音波に基づく計測データの表示を行う。
バッテリB1は、超音波診断装置10の外部のカート30に設けられ、超音波診断装置10にDCの電源電力を供給する2次電池(例えば、リチウムイオン電池)の外部バッテリである。バッテリB1は、定格容量(電池容量)が大容量であるため、サイズが大きく、例えば、カート30の下側の空間に設けられている。
図2に示すように、超音波診断システム1において、超音波診断装置10や、バッテリB1を、カート30から取り外しが可能である。バッテリB1は、超音波診断システム1の使用時に、カート30に取り付けても取り外してもよいオプションであり、充電制御及び放電制御(過放電抑止)は自立しているものとする。超音波診断装置10がカート30から取り外され接続が解除された状態を、超音波診断システム1のカート接続解除状態とする。
超音波診断装置10は、第2バッテリとしての内蔵のバッテリB2を有する。バッテリB2は、超音波診断装置10の内部に設けられ、超音波診断装置10の各部にDCの電源電力を供給する2次電池(例えば、リチウムイオン電池)の内部バッテリである。バッテリB2は、超音波診断装置10内部に収めるため、バッテリB1に比べてサイズが小さく、定格容量もバッテリB1に比べて小さい。バッテリB2は、超音波診断装置10から取り外しが可能であるものとする。
なお、カート接続解除状態の超音波診断システム1において、超音波探触子24を含む超音波診断装置10に、操作部40及び表示部50とは別の操作部及び表示部を接続して、超音波診断装置10をカート30から独立して使用することが可能である。特に、超音波診断装置10にバッテリB2を取り付けた状態では、電源コード11を商用電源のコンセントに挿すことなく、バッテリB2から供給されるDCの電力により超音波診断装置10を動作できる。
ついで、図3を参照して、超音波診断システム1の内部の回路構成を説明する。なお、図3、後述する図7、図8において、信号線を破線で示し、電力線を実線で示す。
超音波診断システム1において、超音波診断装置10は、電源コード11、電源ボタン17、バッテリB2、超音波探触子24に加えて、電源電流変換部としてのAC-DCコンバーター12と、冷却部としての放熱ファン13と、電流センサー14と、第1監視部としての電流監視部15と、第2監視部としての電圧監視部16と、電源ボタン17と、充電回路部18と、整流部としてのダイオード19と、電源部としてのDC-DCコンバーター20と、充電・電力供給制御部21と、通知部としてのLED(Light Emitting Diode)22と、電子回路部23と、スイッチSW1,SW3,SW4,SW5と、を備える。超音波診断装置10において、超音波探触子24を除く各部は、筐体10a内に搭載されている。DC-DCコンバーター20は、スタンバイ電源部201を有する。
AC-DCコンバーター12は、電源コード11から入力された商用電源のACのAC電圧(例えば、100[V])をDC電圧(例えば、24[V])にしてDCに変換し、変換したDCを、電流センサー14を介して、充電回路部18、DC-DCコンバーター20、充電回路部31に供給する変換部である。
放熱ファン13は、AC-DCコンバーター12の近傍の位置に配置され、AC-DCコンバーター12を送風により放熱して冷却するファンである。
電流センサー14は、AC-DCコンバーター12から出力されるDCをDC-DCコンバーター20、スイッチSW3に出力するとともに、当該DCの電流値を検知する電流計であり、検知したDCの電流値を電流監視部15に出力する。
電流監視部15は、電流センサー14及び電源ボタン17に接続され、電流センサー14から入力されたDCの電流値を監視し、電源ボタン17から入力された電源オン信号/電源オフ信号と、監視するDCの電流値とに基づいて、スイッチSW5のオン(閉)/オフ(開)を行う回路部である。電流監視部15の動作は、詳細に後述する。
電圧監視部16は、DC-DCコンバーター20とスイッチSW4との間の電圧(DC-DCコンバーター20の入力電圧)を監視し、電源ボタン17から入力された電源オン信号/電源オフ信号と、監視する電圧値とに基づいて、スイッチSW4のオン/オフを行う回路部である。より具体的には、電圧監視部16は、電源ボタン17から電源オフ信号が入力され(超音波診断装置10がシャットダウンされ)、かつDC-DCコンバーター20への入力電圧が、バッテリB1の出力電圧(20[V])よりも大きい場合(AC-DCコンバーター12にAC入力がある場合)に、スイッチSW4をオンして充電回路部31へDCの電力を供給し(バッテリB1の充電を可能とし)、それ以外の場合に、スイッチSW4をオフして充電回路部31へDCの電力供給を停止する(バッテリB1の充電を行わない)。また、電圧監視部16は、電流センサー14を介して、AC-DCコンバーター12からDC(24[V])が入力されるか否かを判別し、判別結果に応じて、AC-DCコンバーター12にAC入力があるか否かを示すAC入力有無信号を生成して充電・電力供給制御部21に出力する。なお、電圧監視部16がAC入力有無信号を生成する構成に代えて、電流センサー14及びスイッチSW3の間にAC入力検知部を配置する構成としてもよい。AC入力検知部は、AC-DCコンバーター12からDC(24[V])が入力されるか否かを検知し、検知結果に応じて、AC-DCコンバーター12にAC入力があるか否かを示すAC入力有無信号を生成して充電・電力供給制御部21に出力する。
電源ボタン17は、ユーザーからの電源オン/電源オフの操作入力を受け付け、その操作入力に応じた電源オン信号/電源オフ信号を電流監視部15、電圧監視部16及び充電・電力供給制御部21に出力する。
充電回路部18は、スタンバイ電源部201から入力されるDCの電力により駆動し、スイッチSW3を介してAC-DCコンバーター12から入力されるDCをバッテリB2の充電電流のDC(例えば、2[A])に変換してバッテリB2に供給して充電する回路部である。
また、充電回路部18は、バッテリB2の充電率をバッテリB2から取得し、取得したバッテリB2の充電率に基づいて、バッテリB2の充電が必要であるか(満充電でないか)否かを判別し、充電が必要である場合に、バッテリB2の充電を行い、充電が必要でない場合に、バッテリB2が満充電であり充電を終了する。
バッテリB2は、充電回路部18からの充電電流のDCにより充電され、またスイッチSW1を介してDC-DCコンバーター20にDC(例えば、14.4[V])を出力(電力供給、放電)する。バッテリB2の定格容量は、例えば、5.8[Ah]である。バッテリB2の充電時間は、例えば、5[h]である。また、バッテリB2は、自身の充電量に基づく充電率(例えば、定格容量を100%とする100分率の充電率)を算出するマイコン(Micro Computer)を有し、バッテリB2の充電率を充電回路部18及び充電・電力供給制御部21に出力する機能を有する。
また、超音波診断装置10は、取り外しが可能なバッテリB2の超音波診断装置10への取り付けの有無を検知し、検知結果に応じて、バッテリB2が超音波診断装置10に接続されているか否かを示すバッテリB2接続状態信号(例えば、ローアクティブの信号)を生成して充電・電力供給制御部21に出力するバッテリB2接続検知部(図示略)を有するものとする。
ダイオード19は、バッテリB1の出力端と、スイッチSW1を介するバッテリB2の出力端及びDC-DCコンバーター20との間に配置され、バッテリB1からDC-DCコンバーター20の方向にしかDCを流さない整流作用を有する整流素子とMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とで構成されている(図示略)。MOSFETはダイオード19の入力側の電圧が出力側の電圧よりも大きい場合にオンされる。例えば、バッテリB1からDC(例えば、20[V])が供給される場合に、AC-DCコンバーター12から24[V]のDCが供給されると、ダイオード19は、バッテリB1からのDCをDC-DCコンバーター20に供給することを阻止する。また、バッテリB2からDC(14.4[V])が供給され、かつバッテリB1からDC(20[V])が供給されると、ダイオード19は、バッテリB2からのDCをDC-DCコンバーター20に供給することを阻止し、バッテリB1からのDCをDC-DCコンバーター20に供給する。また、バッテリB1が放電しすぎて出力するDCの電圧が降下すると、ダイオード19は、DC-DCコンバーター20へのDCの供給元を自動的にバッテリB2に切り替える。このように、AC-DCコンバーター12のDCの出力電圧>バッテリB1のDCの出力電圧>バッテリB2のDCの出力電圧の関係になるように設定されている。
DC-DCコンバーター20は、電流センサー14を介してAC-DCコンバーター12から入力されたDC(24[V])、スイッチSW1を介してバッテリB2から入力されたDC(14.4[V])、又はダイオード19を介してバッテリB1から入力されたDC(20[V])の電圧を、超音波診断装置10内で使用する電圧(例えば、12[V]、±5[V]、3.3[V]、±80[V](超音波送信用))に変換し、変換したDCを、電子回路部23に出力して電力供給する電源部である。また、DC-DCコンバーター20は、充電・電力供給制御部21を介して電源ボタン17から電源オン信号が入力されると、AC-DCコンバーター12、バッテリB2又はバッテリB1から入力されたDCの電圧を変換して電子回路部23に電力供給を行い(DC-DC変換の動作を行い)、電源ボタン17から電源オフ信号が入力されると、AC-DCコンバーター12、バッテリB2又はバッテリB1から入力されたDCの電圧を変換せず電子回路部23に電力供給を行わない(DC-DC変換の動作を行わない)。
スタンバイ電源部201は、電源ボタン17からの電源オン信号、電源オフ信号の入力に関わらず、電流センサー14を介してAC-DCコンバーター12から入力されたDC(24[V])、スイッチSW1を介してバッテリB2から入力されたDC(14.4[V])、又はダイオード19を介してバッテリB1から入力されたDC(20[V])の電圧を、使用する電圧(例えば、5[V])に変換し、変換したDCを、充電・電力供給制御部21、スイッチSW5を介する放熱ファン13、電流監視部15及び充電回路部18に出力して電力供給する電源部である。このように、スタンバイ電源部201は、超音波診断装置10のシャットダウン時(スタンバイ状態)でも、DCの出力を行う。
充電・電力供給制御部21は、電源ボタン17に接続され、電源ボタン17からの電源オン信号/電源オフ信号と、電圧監視部16からのAC入力有無信号と、バッテリB2接続検知部(図示略)からのバッテリB2接続有無信号と、バッテリB2からのバッテリB2の充電率と、に基づいて、スイッチSW1,SW3のオン/オフと、LED22の点灯と、を制御する回路部である。また、充電・電力供給制御部21は、電源ボタン17で取得された電源オン信号/電源オフ信号をラッチして、DC-DCコンバーター20に出力する。充電・電力供給制御部21の動作は、詳細に後述する。
LED22は、充電・電力供給制御部21の制御に従い、2色(緑色、橙色)に発光が可能な光源である。LED22は、例えば、バッテリB2が満充電状態である場合に、緑色に点灯され、バッテリB2が充電中状態である場合に、橙色に点灯され、バッテリB2の充電量が空の状態である場合に、橙色に点滅される。なお、LED22の色、各状態に対応する点灯、点滅のパターンは一例であって、これらに限定されるものではない。
電子回路部23は、操作部40、表示部50、超音波探触子24に接続され、超音波の送受信部、制御部などを有する電子回路部であり、DC-DCコンバーター20から入力されるDCにより駆動する。送受信部は、制御部の指示に従い、超音波送信用の駆動信号を生成して超音波探触子24に出力し、超音波探触子24から入力された超音波の受信信号を音線データに変換して制御部に出力する。制御部は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、記憶部を有する。制御部は、CPUが記憶部に記憶されたプログラムをRAMに展開し、展開されたプログラムとの協働で、処理を実行する。制御部は、例えば、操作部40を介してユーザーからの操作入力を適宜受け付け、超音波の駆動信号生成を送受信部に指示し、送受信部から入力された音線データから超音波画像データを生成し、超音波画像データなどの表示情報を表示部50に表示する。
スイッチSW1は、バッテリB2と、DC-DCコンバーター20と、の間に配置され、オン/オフの制御が可能なスイッチング素子である。なお、スイッチSW1と並行にダイオードD1が接続されており、バッテリB2にDC出力があると、スイッチSW1がオフされていても、バッテリB2からのDCがDC-DCコンバーター20に入力される。スイッチSW3は、電流センサー14と、充電回路部18と、の間に配置され、オン/オフの制御が可能なスイッチング素子である。
スイッチSW4は、電流センサー14、スイッチSW1,SW3、ダイオード19及びDC-DCコンバーター20と、充電回路部31と、の間に配置されたオン/オフの制御が可能なスイッチング素子である。スイッチSW5は、放熱ファン13と、スタンバイ電源部201と、の間に配置され、オン/オフの制御が可能なスイッチング素子である。
超音波診断システム1において、カート30は、バッテリB1、操作部40、表示部50に加えて、充電回路部31と、通知部としてのLED32と、を備える。
バッテリB1は、充電回路部31からの充電電流のDCにより充電され、またダイオード19を介してDC-DCコンバーター20にDC(20[V])を出力(電力供給、放電)する。バッテリB1の定格容量は、例えば、23.7[Ah]である。バッテリB1の充電時間は、例えば、4[h]である。また、バッテリB1は、自身の充電量に基づく充電率を算出するマイコンを有し、バッテリB1の充電率を充電回路部31に出力する機能を有する。
また、カート30は、取り外しが可能なバッテリB1のカート30への取り付けの有無を検知し、検知結果に応じて、バッテリB1がカート30に接続されているか否かを示すバッテリB1接続状態信号(例えば、ローアクティブの信号)を生成して充電回路部31に出力するバッテリB1接続検知部(図示略)を有するものとする。
充電回路部31は、電流センサー14、スイッチSW4を介してAC-DCコンバーター12から入力されるDCの電力により駆動し、AC-DCコンバーター12から入力されるDCをバッテリB1の充電電流のDC(例えば、6[A])に変換してバッテリB1に供給して充電する回路部である。また、充電回路部31は、バッテリB1接続検知部(図示略)からのバッテリB1接続状態信号と、バッテリB1からのバッテリB1の充電量と、に基づいて、バッテリB1の充電と、LED32の点灯と、の制御を行う。充電回路部31の動作は、詳細に後述する。
LED32は、充電回路部31の制御に従い、2色(緑色、橙色)に発光が可能な光源である。LED32は、例えば、バッテリB1が満充電状態である場合に、緑色に点灯され、バッテリB1が充電中状態である場合に、橙色に点灯され、バッテリB1の充電量が空の状態である場合に、橙色に点滅される。なお、LED32の色、各状態に対応する点灯、点滅のパターンは一例であって、これらに限定されるものではない。
ついで、図4~図6を参照して、電流監視部15、充電・電力供給制御部21、充電回路部31の動作を説明する。図4は、充電電流監視処理を示すフローチャートである。図5は、充電・電力供給制御処理を示すフローチャートである。図6は、充電処理を示すフローチャートである。
図4を参照して、電流監視部15が実行する充電電流監視処理を説明する。電流監視部15は、充電電流監視処理を周期的に繰り返し実行するものとする。
まず、電流監視部15は、電源ボタン17から入力される電源オン信号/電源オフ信号に基づいて、超音波診断装置10が電源オン状態か電源オフ状態(シャットダウン)かを確認する(ステップS11)。そして、電流監視部15は、ステップS11の確認結果が電源オン状態か否かを判別する(ステップS12)。
電源オン状態である場合(ステップS12;YES)、電流監視部15は、電流センサー14で検知されたDCの電流値を取得する(ステップS13)。そして、電流監視部15は、ステップS13で取得した電流値が、予め設定された電流値の閾値T1以上であるか否かを判別する(ステップS14)。
取得した電流値が閾値T1未満である場合(ステップS14;NO)、電流監視部15は、スイッチSW5をオフして放熱ファン13用のDCの導通をオフし、放熱ファン13をオフし(ステップS15)、充電電流監視処理を終了する。
取得した電流値が閾値T1以上である場合(ステップS14;NO)、電流監視部15は、スイッチSW5をオンして放熱ファン13用のDCの導通をオンし、放熱ファン13をオンし(ステップS16)、充電電流監視処理を終了する。
一般に、AC-DCコンバーターは、放熱ファンをオンして冷却すると、定格電力が上がる。また、従来、超音波診断装置の電源オン(システム駆動)時に、放熱ファンをオンしてAC-DCコンバーターを冷却して駆動していたが、電源オフ時(シャットダウン)に、放熱ファンをオフしていた。このため、シャットダウン時に外部バッテリを充電するためには、放熱ファンがオフでも外部バッテリを充電可能な定格電力の大きいAC-DCコンバーターを用いる必要があり、AC-DCコンバーター(超音波診断装置)のサイズも大きくなる。
これに対し、本実施の形態では、超音波診断装置10のシャットダウン時に、放熱ファン13を動作させるため、放熱ファン13のオンでバッテリB1を充電可能な定格電力の小さいAC-DCコンバーターを用いることができる。さらに、バッテリB1は、充電量が高くなるにつれて、入力される充電電流も低くなっていく。また、AC-DCコンバーター12から出力されるDCは、バッテリB1の充電電流に対応する。このため、電流監視部15は、AC-DCコンバーター12から出力されるDCが、放熱ファン13のオンが必要でない(放熱ファン13をオフしてもよい)定格電力のAC-DCコンバーター12の状態のDCになった場合に、ステップS15で放熱ファン13をオフしている。このため、閾値T1は、放熱ファン13をオフしてもよいAC-DCコンバーター12のDCの電流値を示す閾値とする。
図5を参照して、充電・電力供給制御部21が実行する充電・電力供給制御処理を説明する。充電・電力供給制御部21は、充電・電力供給制御処理を周期的に繰り返し実行するものとする。
まず、充電・電力供給制御部21は、AC入力有無信号を電圧監視部16から取得し、AC入力有無信号に基づいて、AC-DCコンバーター12に商用電源からのAC入力があるか否かを確認する(ステップS21)。そして、充電・電力供給制御部21は、ステップS21での確認結果に基づき、AC入力があるか否かを判別する(ステップS22)。
AC入力がない場合(ステップS22;NO)、充電・電力供給制御部21は、電源ボタン17から入力される電源オン信号/電源オフ信号に基づいて、超音波診断装置10が電源オン状態か電源オフ状態(シャットダウン)かを判別する(ステップS23)。電源オン状態である場合(ステップS23;YES)、充電・電力供給制御部21は、バッテリB2接続検知部(図示略)から入力されるバッテリB2接続有無信号に基づいて、バッテリB2があるか(接続されているか)否かを判別する(ステップS24)。
バッテリB2がない場合(ステップS24;NO)、又は電源オフ状態である場合(ステップS23;NO)、充電・電力供給制御部21は、スイッチSW1をオフしてバッテリB2からのDCの電力供給をオフし(ステップS25)、充電・電力供給制御処理を終了する。バッテリB2がある場合(ステップS24;YES)、充電・電力供給制御部21は、スイッチSW1をオンしてバッテリB2からのDCの電力供給をオンする(ステップS26)。
AC入力がある場合(ステップS22;YES)、充電・電力供給制御部21は、電源ボタン17から入力される電源オン信号/電源オフ信号に基づいて、超音波診断装置10が電源オン状態か電源オフ状態(シャットダウン)かを判別する(ステップS27)。
電源オン状態である場合(ステップS27;YES)、充電・電力供給制御部21は、スイッチSW3をオンして充電回路部18からバッテリB2へのDCの充電をオンする(ステップS28)。ステップS28において、電源オン状態であるため、電圧監視部16により、スイッチSW4がオフされ、充電回路部31からバッテリB1へのDCの充電がオフされる。
電源オフ状態である場合(ステップS27;NO)、充電・電力供給制御部21は、スイッチSW3をオンして充電回路部18からバッテリB2へのDCの充電をオンする(ステップS29)。ステップS29において、電源オフ状態であり、電圧監視部16により、AC-DCコンバーター12からDC-DCコンバーター20へのDC入力に応じた電圧(>バッテリB1の出力電圧)が検知されてスイッチSW4がオンされ、充電回路部31からバッテリB1へのDCの充電がオンされる。
そして、充電・電力供給制御部21は、バッテリB2から入力されるバッテリB2の充電率が、予め設定された閾値T2(例えば、80%)以上であるか否かを判別する(ステップS30)。バッテリB2の充電率が閾値T2以上である場合(ステップS30;YES)、充電・電力供給制御部21は、LED22を緑色に点灯して、バッテリB2が満充電状態であることをユーザーに通知し(ステップS31)、充電・電力供給制御処理を終了する。
バッテリB2の充電率が閾値T2未満である場合(ステップS30;NO)、充電・電力供給制御部21は、ステップS30で入力されたバッテリB2の充電率が、予め設定された閾値T3(T3<T2であって、例えば、T3=5%)以下であるか否かを判別する(ステップS32)。バッテリB2の充電率が閾値T3より大きい場合(ステップS32;NO)、充電・電力供給制御部21は、ステップS23又はS27の判別結果に応じて、超音波診断装置10が電源オン状態か電源オフ状態(シャットダウン)かを判別する(ステップS33)。
電源オフ状態である場合(ステップS33;NO)、充電・電力供給制御処理が終了する。電源オン状態である場合(ステップS33;YES)、充電・電力供給制御部21は、LED22を橙色に点灯して、バッテリB2が充電中状態であることをユーザーに通知し(ステップS34)、充電・電力供給制御処理を終了する。
バッテリB2の充電率が閾値T3以下である場合(ステップS32;YES)、充電・電力供給制御部21は、LED22を橙色に点滅して、バッテリB2の充電量が空の状態であることをユーザーに通知する(ステップS35)。そして、充電・電力供給制御部21は、ステップS23又はS27の判別結果に応じて、超音波診断装置10が電源オン状態か電源オフ状態(シャットダウン)かを判別する(ステップS36)。
電源オフ状態である場合(ステップS36;NO)、充電・電力供給制御処理が終了する。電源オン状態である場合(ステップS36;YES)、充電・電力供給制御部21は、電子回路部23を介して、バッテリB2の充電量が空の状態である旨のメッセージを表示部50に表示してユーザーに通知する(ステップS37)。そして、充電・電力供給制御部21は、電子回路部23を介して、超音波診断装置10をシャットダウンし(ステップS38)、充電・電力供給制御処理を終了する。
図6を参照して、充電回路部31が実行する充電処理を説明する。充電回路部31は、DCの電力が入力されている場合に、充電処理を周期的に繰り返し実行するものとする。
まず、充電回路部31は、バッテリB1接続検知部(図示略)から入力されるバッテリB1接続有無信号に基づいて、バッテリB1があるか(接続されているか)否かを判別する(ステップS41)。バッテリB1がない場合(ステップS41;NO)、充電回路部31は、充電回路部31からバッテリB1へのDCの充電をオフし(ステップS42)、充電処理を終了する。
バッテリB1がある場合(ステップS41;YES)、充電回路部31は、バッテリB1から入力されるバッテリB1の充電率が、予め設定された閾値T4(例えば、80%)以上であるか否かを判別する(ステップS43)。バッテリB1の充電率が閾値T4以上である場合(ステップS43;YES)、充電回路部31は、充電回路部31からバッテリB1へのDCの充電をオフする(ステップS44)。そして、充電回路部31は、LED22を緑色に点灯して、バッテリB1が満充電状態であることをユーザーに通知し(ステップS45)、充電処理を終了する。
バッテリB1の充電率が閾値T4未満である場合(ステップS43;NO)、充電回路部31は、充電回路部31からバッテリB1へのDCの充電をオンする(ステップS46)。そして、充電回路部31は、ステップS44で算出されたバッテリB1の充電率が、予め設定された閾値T5(T5<T4であって、例えば、T4=5%)以下であるか否かを判別する(ステップS47)。
バッテリB1の充電率が閾値T5より大きい場合(ステップS47;NO)、充電回路部31は、LED32を橙色に点灯して、バッテリB2が充電中状態であることをユーザーに通知し(ステップS48)、充電処理を終了する。バッテリB1の充電率が閾値T5以下である場合(ステップS47;YES)、充電回路部31は、LED32を橙色に点滅して、バッテリB1の充電量が空の状態であることをユーザーに通知し(ステップS49)、充電処理を終了する。
つぎに、図3、図7、図8を参照して、超音波診断システム1の複数の状態を説明する。図7は、AC入力がありバッテリB1の充電状態の超音波診断システム1の回路構成を示すブロック図である。図8は、AC入力がありバッテリB1の充電後の超音波診断システム1の回路構成を示すブロック図である。
ここでは、超音波診断装置10がカート30に載置されて接続された超音波診断システム1において、バッテリB2が超音波診断装置10に取り付けられ、バッテリB1がカート30に取り付けられている装置構成の状態を説明する。
まず、図3に示すように、上記装置構成の状態の超音波診断システム1において、商用電源からAC入力があり、かつ電源ボタン17により電源オンされている装置使用時の状態を説明する。充電・電力供給制御部21の充電・電力供給制御処理のステップS22;YESにより、AC-DCコンバーター12からのDCの電力供給がオンされ、ステップS28により、スイッチSW3がオンされてバッテリB2が充電され、スイッチSW4がオフされてバッテリB1が充電されない。このとき、電流監視部15の充電電流監視処理のステップS16により、スイッチSW5がオンされて放熱ファン13がオンされ、AC-DCコンバーター12が冷却される。また、充電回路部31の充電処理は実行されない。
ついで、図7に示すように、上記装置構成の状態の超音波診断システム1において、商用電源からAC入力があり、かつ電源ボタン17により電源オフ(シャットダウン)されている装置使用時の状態を説明する。ここでは、バッテリB1が満充電状態でないものとする。充電・電力供給制御部21の充電・電力供給制御処理のステップS22;YESにより、AC-DCコンバーター12からのDCの電力供給がオンされ、ステップS29により、スイッチSW4がオンされてバッテリB2が充電され、スイッチSW4がオンされてバッテリB1も充電される。このとき、電流監視部15の充電電流監視処理のステップS16により、スイッチSW5がオンされて放熱ファン13がオンされ、AC-DCコンバーター12が冷却される。また、充電回路部31の充電処理が実行され、ステップS46によりバッテリB1への充電がオンされ、バッテリB1の充電率が閾値T5以下の場合にはLED32が橙色(バッテリB1が充電中状態)に点灯される。
そして、図8に示すように、図7のバッテリB1の充電状態の超音波診断システム1において、充電されていたバッテリB1が満充電状態になった状態を説明する。充電・電力供給制御部21の動作は、図7の状態と同様である。このとき、バッテリB1が満充電状態であるので、AC-DCコンバーター12から充電回路部31(バッテリB1)に入力されるDCの電流値が低くなり、電流監視部15の充電電流監視処理のステップS15により、スイッチSW5がオフされて放熱ファン13がオフされる。また、充電回路部31の充電処理のステップS44によりバッテリB1への充電がオフされ、ステップS45によりLED32が緑色(バッテリB1が満充電状態)に点灯される。
以上、本実施の形態によれば、超音波診断装置10は、DC-DCコンバーター20を備え、DC-DCコンバーター20に電流を出力するバッテリB1が接続可能な超音波診断装置である。超音波診断装置10は、入力された電源電流としてのACをDCに変換し、変換したDCをDC-DCコンバーター20及びバッテリB1に出力するAC-DCコンバーター12と、DC-DCコンバーター20から入力されたDCによりAC-DCコンバーター12を冷却する放熱ファン13と、AC-DCコンバーター12から出力されるDCの電流値を監視し、超音波診断装置10のシャットダウン中に、監視された電流値に基づいて、放熱ファン13のオン又はオフを制御する電流監視部15と、を備える。超音波診断システム1は、超音波診断装置10と、バッテリB1と、を備える。
このため、超音波診断装置10のシャットダウン中に、放熱ファン13を動作させることにより、放熱ファン13のオンでバッテリB1を充電可能なAC-DCコンバーター12を用いるので、AC-DCコンバーター12の定格電力を小さくできる。さらに、AC-DCコンバーター12の定格電力が小さいので、AC-DCコンバーター12のサイズを小さくすることができ、超音波診断装置10のサイズも小さくすることができる。また、超音波診断装置10の仕様を変更せずに、オプションのバッテリB1の定格容量のバリエーションを取りそろえることができ、様々な定格容量のバッテリB1を用いることができる。また、バッテリB1側も、超音波診断装置10のAC-DCコンバーター12の能力(定格電力)だけ分かっていればよく、複雑な充電シーケンスを組まなくてもよく、バッテリB1の構成を簡単にできる。
また、電流監視部15は、超音波診断装置10のシャットダウン中に、監視された電流値が閾値T1以上である場合に、放熱ファン13をオンし、閾値T1未満である場合に、放熱ファン13をオフする。このため、放熱ファン13を適切にオン/オフでき、放熱ファン13のオフにより消費電力を低減できる。
また、超音波診断装置10は、電源オン中に、バッテリB1の充電をオフする電圧監視部16を備える。このため、超音波診断装置10の電源オン中に、バッテリB1の充電を行わないので、電源オン中の電子回路部23への電力供給及びバッテリB1の充電の両方を行うためのAC-DCコンバーター12の定格電力が必要でないので、AC-DCコンバーター12の定格電力を小さくすることができ、AC-DCコンバーター12及び超音波診断装置10のサイズを小さくすることができる。
また、電圧監視部16は、超音波診断装置10のシャットダウン中に、DC-DCコンバーター20へ入力するDCの電圧を監視し、監視された電圧がAC-DCコンバーター12へのAC入力に対応する電圧である場合に、バッテリB1への充電をオンする。このため、超音波診断装置10のシャットダウン時でもAC入力がある場合に、バッテリB1を充電できる。
また、超音波診断装置10は、DC-DCコンバーター20に電流を出力し、AC-DCコンバーター12により変換されたDCにより充電可能なバッテリB2を備える。バッテリB1の出力電圧は、バッテリB2の出力電圧よりも大きい。このため、外部バッテリとしてのバッテリB1のサイズを大きくすることができ、内部バッテリとしてのバッテリB2のサイズを小さくすることができ、超音波診断装置10のサイズも小さくすることができる。
また、超音波診断装置10は、バッテリB1の出力端から、バッテリB2の出力端及びDC-DCコンバーター20へ整流するダイオード19を備える。このため、バッテリB2よりもバッテリB1の電力供給を優先でき、内部のバッテリB2の充電量を温存でき、バッテリB1(カート30)の接続が解除された状態となっても超音波診断装置10を使用できる。
また、超音波診断システム1は、バッテリB1及び超音波診断装置が取り付けられたカート30を備える。このため、バッテリB1及び超音波診断装置10を容易に移動できる。
また、超音波診断装置10は、バッテリB2の充電中に、当該充電の状態を通知するLED22を備える。カート30は、バッテリB1の充電中に、当該充電の状態を通知するLED32を備える。このため、ユーザーがバッテリB1,B2の少なくとも一方の充電の状態を認識できる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適な超音波診断装置及び超音波診断システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、バッテリB2の充電に関する状態をLED22によりユーザーに通知し、バッテリB1の充電に関する状態をLED32によりユーザーに通知する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、充電・電力供給制御部21は、電源オン中に、バッテリB2の充電に関する状態と、バッテリB1の充電量などの状態と、を表示部50に表示してユーザーに通知する構成としてもよい。
また、以上の実施の形態における超音波診断システム1を構成する各部の細部構成及び細部動作に関して本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 超音波診断システム
10 超音波診断装置
11 電源コード
17 電源ボタン
12 AC-DCコンバーター
13 放熱ファン
14 電流センサー
15 電流監視部
16 電圧監視部
18 充電回路部
19 ダイオード
20 DC-DCコンバーター
201 スタンバイ電源部
21 充電・電力供給制御部
22 LED
23 電子回路部
24 超音波探触子
B2 バッテリ
SW1,SW3,SW4,SW5 スイッチ
D1 ダイオード
30 カート
31 充電回路部
32 LED
B1 バッテリ
40 操作部
50 表示部

Claims (10)

  1. 電源部を備え、当該電源部に電流を出力する第1バッテリが接続可能な超音波診断装置であって、
    入力された電源電流を変換し、当該変換した電流を前記電源部及び前記第1バッテリに出力する電源電流変換部と、
    前記電源部から入力された電流により前記電源電流変換部を冷却する冷却部と、
    前記超音波診断装置のシャットダウン中に、前記電源電流変換部から出力される電流の電流値を監視し、当該監視された電流値に基づいて、前記冷却部のオン又はオフを制御する第1監視部と、を備える超音波診断装置。
  2. 前記第1監視部は、前記シャットダウン中に、前記監視された電流値が閾値以上である場合に、前記冷却部をオンし、当該閾値未満である場合に、前記冷却部をオフする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記超音波診断装置の電源オン中に、前記第1バッテリの充電をオフする第2監視部を備える請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記第2監視部は、前記超音波診断装置のシャットダウン中に、前記電源部へ入力する電流の電圧を監視し、当該監視された電圧が前記電源電流の入力に対応する電圧である場合に、前記第1バッテリの充電をオンする第2監視部を備える請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記変換された電流により充電可能な第2バッテリを備える請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  6. 前記第1バッテリの出力電圧は、前記第2バッテリの出力電圧よりも大きい請求項5に記載の超音波診断装置。
  7. 前記第1バッテリの出力端から、前記第2バッテリの出力端及び前記電源部へ整流する整流部を備える請求項6に記載の超音波診断装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置と、
    前記第1バッテリと、を備える超音波診断システム。
  9. 前記超音波診断装置は、前記変換された電流により充電可能な第2バッテリを備え、
    前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの少なくとも一方の充電中に、当該充電の状態を通知する通知部を備える請求項8に記載の超音波診断システム。
  10. 前記第1バッテリ及び前記超音波診断装置が取り付け可能なカートを備える請求項8又は9に記載の超音波診断システム。
JP2022028808A 2022-02-28 2022-02-28 超音波診断装置及び超音波診断システム Pending JP2023124934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022028808A JP2023124934A (ja) 2022-02-28 2022-02-28 超音波診断装置及び超音波診断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022028808A JP2023124934A (ja) 2022-02-28 2022-02-28 超音波診断装置及び超音波診断システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023124934A true JP2023124934A (ja) 2023-09-07

Family

ID=87887314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022028808A Pending JP2023124934A (ja) 2022-02-28 2022-02-28 超音波診断装置及び超音波診断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023124934A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7446432B2 (en) Electronic device having path of power supplied to display part switched according to whether external power is supplied
KR100286372B1 (ko) 휴대용 컴퓨터
WO2014030348A1 (ja) 電源装置
US7948209B2 (en) Wireless charger system for battery pack solution and controlling method thereof
KR101445011B1 (ko) 장치 충전 동안의 슬리프 모드와 정상 모드 간의 토글링 시에 감소된 전력 소모를 갖는 전력 컨버터
US20140152099A1 (en) Mobile cart and power system therfor
JP4489748B2 (ja) 電源装置および電子機器に対する電力の供給方法
US20110241603A1 (en) Portable power supply device
US20070103114A1 (en) Enhanced portable battery powered electrical appliance
JP2017163779A (ja) 給電装置、1次側コントローラ、acアダプタ、電子機器、短絡検出方法
JPWO2012067171A1 (ja) 移動型x線装置
JP2011035964A (ja) 充電装置及び充電システム
JP2009089454A (ja) 電源回路
US20140323870A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and method of controlling ultrasonic diagnostic apparatus
US20230198269A1 (en) Power systems and methods of using the same to deliver power
CN103246336B (zh) 电子装置及其驱动控制方法
JP2023124934A (ja) 超音波診断装置及び超音波診断システム
US20210227675A1 (en) X-ray apparatus
US20020166890A1 (en) Universal power supply system
JP2004072230A (ja) クレードル
JPH11143591A (ja) 電源装置
JP4882482B2 (ja) 電力供給装置
JP2015126515A (ja) 電子機器
GB2466679A (en) Mains adaptor with feedback
JP5461458B2 (ja) Ac/dcアダプタおよび電源システム