JP4489748B2 - 電源装置および電子機器に対する電力の供給方法 - Google Patents

電源装置および電子機器に対する電力の供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器に電力を供給する電源装置の待機電力を節減する技術に関し、さらには、電源装置および電源装置から電力の供給を受ける電子機器からなる電源システム全体の待機電力を節減する技術に関する。
代表的な電子機器であるノートブック型パーソナル・コンピュータ(以後ノートPCという。)は、充電可能な蓄電池を含むバッテリ・パックを内蔵し、さらに商用電源のAC電圧を所定のDC電圧に変換するACアダプタの接続が可能である。そして、ノートPCは、バッテリ・パックとACアダプタのどちらからも電力の供給を受けることができるようになっている。ACアダプタからノートPCに供給される電力は、ノートPCを駆動するために使用されるのと同時に、ノートPCに内蔵されたバッテリ・パックを充電するためにも使用される。
特許文献1は、システムがパワー・オフまたは軽負荷であるときに、システムからACアダプタに信号を送ってACアダプタの動作を停止し、蓄電池から本体に対する電力の供給を停止する技術について開示する。特許文献1の図2においては、システムに接続されたバッテリ・パックのCPUは、定期的に蓄電池の現在の電圧値を測定しており、その電圧値から蓄電池の残容量を算出している。コントローラは、CPUとの通信によって蓄電池の残容量を取得し、充電が必要であるときにACアダプタに信号を送ってPWM_ICを起動し、ACアダプタから供給される電力によって蓄電池を充電する。充電が終了すれば、コントローラはACアダプタに信号を送りPWM_ICを停止する。このような構成により、システムがパワー・オフまたは軽負荷のときに蓄電池でシステムに電力を供給している間はACアダプタのPWM_ICを停止することができるため、ACアダプタの待機電力を節減することができる。
特許文献2は、待機状態にあるACアダプタの動作を2本の電線を使って完全に停止して待機電力を節減する技術について開示する。特許文献2の図1において、機器のスイッチがオフになって出力電圧が低下すると、フォト・カプラが動作してラッチ回路をリセットし発振回路を停止させる。また、機器のスイッチがオンになると、内部電池から流れた電流を電流検出回路が検出し、フォト・カプラを動作させることによってラッチ回路をセットして発振回路を動作させる。このような構成によって2本の電線であっても機器側のスイッチのオンおよびオフに応じて発振回路の動作を制御することができる。さらに、ACアダプタを機器から外した時にも発振回路を停止することができる。
特許文献3は、蓄電池の充電状態およびACアダプタの接続状態について判断し、それによってACアダプタからの電力供給を制御する技術について開示する。特許文献3の図2においては、ACアダプタが、ポータブル・データ処理システムから受け取る信号、およびACアダプタのポータブル・データ処理システムや商用電源に対する接続状態を検出することによって、ACアダプタ内部の回路の動作を停止したり始動したりしている。
特開2002−62952号公報 特開2000−308257号公報 米国特許6204637号明細書
近年、電気機器の待機時消費電力(以後、待機電力という)による電力の浪費を軽減することが一層重要になってきている。待機電力とは、電気機器がその本来の効用を発揮していないときに消費する電力のことをいい、たとえばテレビ、ビデオデッキ、エアコンなどがリモコンによる操作を待ち受けているときに消費する電力などがそれに該当する。一般家庭で消費する電力の約1割〜1.5割が待機電力であると言われている。ノートPCの広範な普及に伴い、ノートPCの電源システムにおいてもより一層の待機電力の節減が求められている。
ノートPCは小型化および軽量化を追求する側面があるため、ACアダプタは通常ノートPCとは別に用意されている。ノートPCのユーザは、携帯時にもACアダプタの一次側の電源プラグを商用電源のアウトレットに常時接続しておき、携帯使用と固定位置使用の切り換えを行うときは、二次側の電源プラグをノートPC本体のレセプタクルに脱着するだけの操作をすることが多い。しかし、ACアダプタは内部の一次側に発振回路を有しているため、一次側の電源プラグが商用電源に接続されている限り発振回路が動作し続けて待機電力を消費する。この場合のACアダプタの待機電力は一例として、約400mW程度になる。
ACアダプタの一次側が商用電源のアウトレットに接続され、二次側がノートPCのレセプタクルに接続されていない状態を単体状態ということにする。単体状態のACアダプタの発振回路を停止させると、ACアダプタ内部の二次側には電力を得ることができなくなるので、1次側に信号を送って発振回路を始動させるためには、ACアダプタをノートPCに接続して電力を受け取る必要がある。しかし、ノートPCは、搭載している蓄電池が充電されているとは限らず、また、蓄電池を搭載していないことも予想される。この場合、ノートPCからACアダプタに電力を供給することができなくなるため、発振回路を始動することができなくなってしまう。また、ACアダプタの一次側にノートPCから信号を送って発振回路を始動することは、安全上の観点から不可能である。
また、ACアダプタが接続されたノートPCでは、電源がオフになっている状態でもノートPCの起動に必要な電源回路が電力を消費するため蓄電池を充電する必要があり、電源回路と充電に必要な回路が消費する電力も待機電力となる。ACアダプタ、ノートPC、およびバッテリを含めた電源システム全体としての待機電力は、一例として約1.0W程度になる。
ノートPCの電源システム全体としての待機電力を低減させるには、以下の2通りの方法が考えられる。1つは、ACアダプタが電力を供給する必要のない場合に、発振回路を停止することである。もう1つは、ノートPC側で、電源がオフである状態でかつ蓄電池を充電する必要のないときには、充電に必要な回路に対する電力の供給を停止することである。このことを実現させるためには、ノートPCの電源のオン/オフ、ACアダプタの着脱、もしくは蓄電池の充電の必要性に応じてACアダプタの二次側に信号を送って発振回路を制御する必要がある。
特許文献1記載の発明では、システムにACアダプタが接続されていない場合に、ACアダプタはPWM_ICの停止および始動の制御ができない。単体状態にあるACアダプタのPWM_ICを停止させてしまうと、システムの蓄電池から電力を供給することができない場合にはACアダプタを始動させることができなくなってしまうので、単体状態では必ずPWM_ICを動作させておく必要がある。従って、ACアダプタがシステムに接続されていない単体状態のACアダプタの待機電力を軽減することができない。また、システムの電源がオフであっても、蓄電池の充電のためにコントローラが動作する必要があるので、そのコントローラの消費電力が待機電力となる。
特許文献2記載の発明では、内部電池から電力の供給ができない場合には、発振回路を始動させることができない。またラッチ回路は、発振回路が停止している状態であっても電力を消費するので、その消費電力がACアダプタの待機電力となる。特許文献3記載の発明も、特許文献1記載の発明と同様の課題が残っていると考えられる。
そこで本発明の目的は、単体状態で発振回路を停止させることができる電源装置を提供することにある。さらに本発明の目的は二次側から発振回路を始動および停止することができる電源装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、電子機器と電源装置で構成される電源システムにおいて、電源装置が単体状態でも電子機器に接続された状態でも発振回路を停止させることができる電源システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、電子機器と電源装置で構成される電源システムにおいて、待機状態にある電子機器の待機電力を低減した電源システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、待機電力を低減しながら外部電源装置から電子機器に電力を供給する方法を提供することにある。
本発明の一つの態様では、交流電圧を直流電圧に変換して電子機器に電力を供給する電源装置を提供する。この電源装置は、電子機器に接続するための電源プラグと、交流電圧を整流して平滑化する整流平滑回路と、整流平滑回路の出力電圧を周期的に断続させるメイン・スイッチと、メイン・スイッチの動作を制御する発振回路と、発振回路を始動および停止させる制御スイッチと、制御スイッチの動作を制御する制御回路とを有する。制御回路には、電源装置に搭載される蓄電部から電力が供給される。メイン・スイッチの動作はオン期間またはオフ期間を制御することでよい。蓄電部としては、キャパシタまたは蓄電池などを使用することができる。
このような構成を備えることにより、制御回路に電力が供給されない状態が発生しても蓄電部の電力を利用して制御スイッチを動作させることができるので、単体状態での待機電力を低減することができる。制御スイッチには、フォト・カプラや、ソリッド・ステート・リレー、または電磁リレーなどを使用することができる。これらの回路は、電源装置の一次側と二次側を電気的に絶縁することができるので、制御回路を二次側に設けて電子機器から制御スイッチを制御する信号を受け取ることを可能にする。制御スイッチにフォト・カプラを使用する場合には、蓄電部からフォト・ダイオードに電流を流して発振回路の動作を制御することができる。このとき、フォト・ダイオードに流れる電流値が低下したときに発振回路が始動または停止するように構成することができる。
フォト・ダイオードに流れる電流値が低下したときに発振回路が始動するように構成すると、蓄電部が放電したときに発振回路が始動して二次側に電力が供給されるように構成することができ、二次側に接続した蓄電部の充電をより確実に行うことができるようになる。フォト・ダイオードに流れる電流値が低下したときに発振回路が停止するように構成すると、電源装置が電子機器に電力を供給する必要がないために発振回路を停止させている間蓄電部はフォト・ダイオードに対して放電しなくなるので、電源装置の待機電力を一層低減することができる。
制御回路は、制御ラインを通じて電子機器から受け取ったディスエーブル信号により制御スイッチの動作モードを決定する状態検出制御回路を備えてもよい。その結果、電源装置は電子機器の状態に応じて、発振回路を始動させたり停止させたりすることができる。ディスエーブル信号を制御ラインと接地ラインとの間の抵抗値で生成するようにすると、電子機器側のディスエーブル信号を生成する回路を簡単に構成することができ、電子機器のパワー・オフ時の待機電力を一層低減することができる。
ディスエーブル信号は、電子機器がパワー・オン状態ではなく、かつ搭載されているバッテリが充電を要する状態でもないことを示すようにすることができる。ディスエーブル信号はまた、電源プラグが電子機器に接続されていない状態を示すようにすることができる。この結果、ディスエーブル信号は電源装置が電子機器に電力を供給する必要がない状態を示すことになり、電源装置はディスエーブル信号に応答して発振回路を停止し待機電力を低減することができる。電源装置に充電制御回路を設けることにより、蓄電部の電圧を所定値の範囲に維持することができ、電源装置単独で制御回路の電力を常に確保することができるようになる。充電制御回路は、蓄電部を充電する必要があるときに発振回路が停止している場合には、制御スイッチを操作して発振回路を始動させる機能を含むようにしてもよい。この電源装置は、電源プラグを設けずに電子機器に内蔵される構成であってもよい。
本発明の別の態様は、バッテリを搭載しレセプタクルを備える電子機器と、レセプタクルに脱着可能な電源プラグを備え交流電圧を直流電圧に変換して電子機器に電力を供給する電源装置とで構成される電源システムを提供する。電子機器は、パワー・オフ状態でバッテリの電力を消費するデバイスと、イネーブル信号またはディスエーブル信号を電源コネクタに出力する論理回路とを備える。電源装置はイネーブル信号に応答して発信回路を動作させディスエーブル信号に応答して発振回路を停止させる制御回路と、制御回路に電力を供給する蓄電部とを備える。
これによって、発振回路が動作する必要のない状態を電子機器から電源装置に的確に伝達できるので、発振回路の停止による電源装置の待機電力の低減につながる。論理回路は、電子機器がパワー・オン状態でなくかつ電子機器が搭載するバッテリが充電を要する状態でもないときにディスエーブル信号を生成して発振回路を停止するように構成することができる。この結果、電子機器と電源装置の待機電力を同時に低減することができる。論理回路は、バッテリの電圧が所定値まで低下したときにイネーブル信号を生成して発振回路を始動させるように構成することができる。電源装置は、制御回路に電力を供給する蓄電部を備えているので、電子機器側から制御回路を駆動する電力を供給する必要がないため、バッテリが放電した電子機器やバッテリィを搭載していない電子機器からでも発振回路を始動させることができる。論理回路は制御ラインと電圧ラインとの間の抵抗値によってイネーブル信号およびディスエーブル信号を生成するようにすれば、消費電力の少ない構成にすることが可能になり、電子機器の待機電力を低減することができる。
本発明のさらに別の態様は、バッテリを搭載しパワー・オフ状態で待機電力を消費する電子機器に対して交流電圧を直流電圧に変換するスイッチング回路を含む外部電源装置から電力を供給する方法を提供する。この方法では、外部電源装置を商用電源のアウトレットに接続して、その状態で外部電源装置と電子機器との接続が切り離された場合、外部電源装置の2次側に設けた蓄電部が充電され、その充電された蓄電部の電力を利用してスイッチング回路を始動または停止させる。
また、パワー・オフにされた電子機器が消費する待機電力をバッテリから供給し、バッテリの電圧の低下に応答して電子機器から外部電源装置に充電要求をし、充電要求に応答して停止していたスイッチング回路を始動させる場合には、電子機器の待機電力を供給するために外部電源装置を動作させる必要がなくなり、かつ電子機器が充電要求をしていないときには、外部電源装置のスイッチング回路を完全に停止することができる。
本発明により、単体状態で発振回路を停止させることができる電源装置を提供することができた。さらに本発明により二次側から発振回路を始動および停止することができる電源装置を提供することができた。さらに本発明により、電子機器と電源装置で構成される電源システムにおいて、電源装置が単体状態でも電子機器に接続された状態でも発振回路を停止させることができる電源システムを提供することができた。さらに本発明により、電子機器と電源装置で構成される電源システムにおいて、待機状態にある電子機器の待機電力を低減した電源システムを提供することができた。さらに本発明により、待機電力を低減しながら外部電源装置から電子機器に電力を供給する方法を提供することができた。
以下、本発明において好適とされる実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるACアダプタ10の構成について示す概略ブロック図である。ACアダプタ10は、商用電源のアウトレットに差し込む1次側電源プラグ17と、1次側電源プラグ17に接続された1次側回路13と、1次側回路に1次回路が接続された絶縁トランス11と、絶縁トランス11の2次回路に接続された2次側回路15とを含む。1次側回路13は、交流電圧を全波整流する整流ブリッジ・ダイオード19と、全波整流された電圧を平滑化するキャパシタ21とキャパシタ21で平滑化された電圧を断続させるスイッチング・トランジスタ23を含む。
1次側回路13はまた、スイッチング・トランジスタ23のオン/オフ動作を制御するパルス幅変調IC(PWM−IC)25を含む。PWM−IC25は、スイッチング・トランジスタ23のオン/オフ周期を一定にしてオン期間とオフ期間のデューティー比を可変制御することにより絶縁トランス11に印加される電圧を制御する。本発明においては、PWM−IC25に代えて、スイッチング・トランジスタ23のオン期間を一定にしてオフ期間を可変制御するパルス周波数変調IC(PFM−IC)を採用することもできる。
PWM−IC25は、出力端子(OUT)と、電源端子(VCC)と、始動停止端子(ON/#OFF)とフィード・バック端子(FB)を備えている。出力端子(OUT)は、FETで構成されたスイッチング・トランジスタ23のゲートに所定のオン/オフ周期で信号を送る。電源端子(VCC)は、PWM−IC25が動作するための電源の供給を受ける。始動停止端子(ON/#OFF)は、接地されることによりPWM−IC25が発振動作を停止し、開放されることにより発振動作を開始するように構成されている。ただし本発明においては、この例に限らず、接地されることによりPWM−IC25が発振動作を開始し、開放されることにより発振動作を停止する始動停止端子(#ON/OFF)を有するPWM−IC25を採用することもできる。フィード・バック端子(FB)は、2次側回路15に生成された電圧を所定の値にするためにオン期間とオフ期間のデューティー比を制御する信号を受け取る。PWM−IC25とスイッチング・トランジスタ23を合わせて、以後PWM回路26ということにする。
始動停止端子(ON/#OFF)には、フォト・トランジスタ51が接続される。フォト・トランジスタ51は、2次側回路15のフォト・ダイオード53と一体に形成されてフォト・カプラを構成する。フィード・バック端子(FB)には、フォト・トランジスタ27が接続される。フォト・トランジスタ27は、2次側回路15のフォト・ダイオード31と一体に形成されてフォト・カプラを構成する。これら2つのフォト・カプラは、絶縁トランス11の1次回路と2次回路との間を絶縁する機能を有する。フォト・カプラに代えて同様の絶縁機能を備えるソリッド・ステート・リレーや電磁リレーを採用することもできる。
一方、2次側回路15は、電圧出力端子35と制御端子63と接地端子37とを備えている。これらの端子には、ノートPCのレセプタクルに接続するための2次側電源プラグが接続されたケーブルが接続される。2次側回路15は、電圧出力端子35および接地端子37からノートPCに出力される出力電圧を所定値の範囲に調整するために、ツェナー・ダイオード29およびフォト・ダイオード31を備えている。ツェナー・ダイオード29は、その両端にかかる逆電圧が一定以上の電圧値になると電流を流す通す性質を持っている。そのため、出力電圧の値が一定以上の値になってツェナー・ダイオード29に電流が流れると、フォト・ダイオード31にも電流が流れる。
そしてフォト・ダイオード31からの発光量としての出力は、フォト・トランジスタ27を介してPWM−IC25のフィード・バック端子に供給される。フォト・トランジスタ27に過電圧に対応したフィード・バックがされた場合、PWM−IC25はスイッチング・トランジスタ23のオン期間がを短くする信号を出力端子(OUT)から出力して出力電圧を一定に制御する。なお、抵抗33は、フォト・ダイオード31に流す電流を調整するために設けられる。
2次側回路15は、さらに、充電回路59と充電回路59に接続されたスイッチ65を含む。スイッチ65には、スイッチ55、状態検出制御回路61、充電制御回路58、およびキャパシタ57が接続される。スイッチ55には、フォト・ダイオード53が接続される。状態検出制御回路61は、制御端子63と接地端子37との間の抵抗値に応じてスイッチ55の動作を制御する。制御端子63と接地端子37との間の抵抗値は、PWM−ICを始動または停止させるイネーブル信号またはディスエーブル信号に相当する。充電制御回路58は、キャパシタ57の電圧値を検知してスイッチ65の動作を制御しキャパシタ57の電圧を所定値の範囲に維持する。
キャパシタ57が蓄えた電力は、状態検出制御回路61および充電制御回路58に供給されるため、キャパシタ57の電圧が徐々に低下する。充電制御回路58は、キャパシタ57の電圧が所定値まで低下したことを検知すると、スイッチ65をオンにしてキャパシタ57を充電し、キャパシタ57の電圧が所定値まで上昇したことを検知すると、スイッチ65をオフにしてキャパシタ57の充電を停止する。充電制御回路58は、キャパシタ57を充電する必要があると判断したときにPWM回路26が停止している場合には、状態検出制御回路61に信号を送ってスイッチ55をオフにさせるようにしてもよい。キャパシタ57としては、たとえば容量10〜20F程度の電気二重層キャパシタなどを使用する。
つづいて、上記の構成を備えるACアダプタ10の動作を説明する。最初にACアダプタ10の2次側電源プラグがノートPCのレセプタクルに接続され、ACアダプタ10から電力を供給している状態における動作を説明する。電力供給状態では、状態検出制御回路61が制御端子63を通じてイネーブル信号を受け取り、スイッチ55をオフにするためキャパシタ57からフォト・ダイオード53には電流が流れない。よって、フォト・トランジスタ51はオフになりPWM回路26は動作する。そして、電圧出力端子35と接地端子37の間にツェナー・ダイオード29とフォト・カプラで制御された所定値の範囲の電圧が発生する。キャパシタ57は、充電制御回路58によりスイッチ65が制御され、充電回路59による充電と状態検出制御回路61および充電制御回路58に対する放電を繰り返しながら所定の範囲に電圧が維持されている。
ここで状態検出制御回路61が、制御端子63を通じてディスエーブル信号を受け取ったときの動作を説明する。状態検出制御回路61は、ディスエーブル信号に応答してスイッチ55をオンにする。するとキャパシタ57からフォト・ダイオード53に電流が流れてフォト・トランジスタ51がオンになり、始動停止端子(ON/#OFF)が接地されてPWM回路26は停止する。ディスエーブル信号が継続している限り、スイッチ55はオンになっているため、2次側回路15の電圧出力端子35と接地端子37との間には電圧が発生しない。
PWM回路26が停止している間もキャパシタ57の電力は、フォト・ダイオード53、状態検出制御回路61、および充電制御回路58で消費されるため、キャパシタ57の電圧は徐々に低下する。キャパシタ57の電圧が所定の電圧値まで低下したときに、充電制御回路58はスイッチ65をオンにするが、2次側回路には電圧が発生していないので、充電回路59はキャパシタ57を充電することはない。さらにキャパシタ57の電圧が低下すると、フォト・ダイオード53に流れる電流が低下し、ついにフォト・トランジスタ51がオフになる。
フォト・トランジスタ51がオフになると、PWM回路25が再度始動して、2次側回路に電圧が発生し、充電回路59はキャパシタ57を充電する。充電制御回路58は、キャパシタ57の電圧が所定値に到達するとスイッチ65をオフにして充電を停止する。状態検出制御回路61がディスエーブル信号を受け取っている間はこの動作が繰り返される。このようにACアダプタ10は、PWM回路26が動作していない状態において、ノートPCから電力の供給を受けないでもキャパシタ57に蓄えた電力によってPWM回路26を再始動することができる。したがって、ACアダプタ10は、単独状態にあってもキャパシタ57の充電期間を除いた期間で完全にPWM回路26を停止して待機電力の低減を図ることができる。
図2は、ディスエーブル信号が継続してスイッチ55がオンを維持しているときの、キャパシタ57の電圧Vc1の時間に対する変化を示すグラフである。キャパシタの容量を10F、充電制御回路58がキャパシタ57の電圧を監視してスイッチ65をオフにして充電を停止する電圧値(Vc1max)を5V、フォト・トランジスタ51がオフになってPWM回路26が始動するときの電圧値(Vc1min)を3V、フォト・ダイオードの平均駆動電流を0.1mAに設定すると、放電時間は約55時間となり、充電時間は約10〜20秒となる。単独状態におかれたACアダプタ10は、図2に示したような充電と放電の動作を繰り返すことになる。
このときのACアダプタ10の待機電力は、キャパシタ57の充電に消費する電力と待機状態でも常時動作している整流ブリッジ・ダイオード19である。しかし、ACアダプタ10の待機電力を支配するのはPWM回路26である。図2に示すように、PWM回路26が停止する期間(放電期間)が動作する期間(充電期間)より圧倒的に長くすることで待機電力を大幅に低下させることができる。単独状態でPWM回路26を完全に停止できない従来のACアダプタに比べると、待機電力を1/100程度まで低下させることが可能であることが確認できている。
つぎに、ACアダプタ10をノートPCに接続したときの全体の電源システムにおける待機電力の低減について説明する。ノートPCが搭載するバッテリ・パックは内部にマイクロ・コンピュータを備えてノートPCとの通信によって情報を交換しつつ充電および放電を制御するスマート・バッテリと呼ばれるものが一般的なものになってきている。スマート・バッテリは、米国インテル社および米国デュラセル社によって提唱されたスマート・バッテリ・システム(SBS:Smart Battery System)と呼ばれる規格に準拠したバッテリ装置である。同規格に準拠したバッテリ・パックは、インテリジェント電池とも呼ばれる。インテリジェント電池は、充放電が行われる蓄電池の本体である蓄電池に、CPU、電流測定回路、電圧測定回路および各種センサなどを基板に実装した電気回路部が組み合わされており、データ回線を介してノートPC本体のエンベデッド・コントローラと通信を行っている。
図3は、本実施形態による電源システムの構成について示す概略ブロック図である。この電源システムは、ノートPC本体100とそこに内蔵されたバッテリ・パック200、および図1に示したACアダプタ10とで構成される。バッテリ・パック200はノートPC本体100に装着され、かつSBS規格に準拠している。バッテリ・パック200には、蓄電池201の他に、MPU203、サーミスタ205、および詳細には図示しないその他の多くの電子回路を含んで構成される。これらの電子回路は、MPU203による制御の下で、バッテリ・パック200からノートPC本体100へ供給される電源系統の制御および電圧の調整、蓄電池201から出力される電圧および電流の計測などを行う。
バッテリ・パック200とノートPC本体100との間は、+端子207、C端子209、D端子211、T端子213、および−端子215の5つの端子で接続されている。バッテリ・パック200の内部で蓄電池201から出力された電流は、+端子207および−端子215を通じて、ノートPC本体100に出力される。C端子209およびD端子211はバッテリ・パック200のMPU203に接続され、T端子213は蓄電池201の近傍に配置されたサーミスタ205に接続される。
ノートPC本体100の電源管理機能は、エンベデッド・コントローラ101を中心として充電器103、DC−DCコンバータ105、パワー・コントローラ107などで構成される。エンベデッド・コントローラ101は、電源以外にもノートPC本体100を構成する多くのハードウェア要素を制御する集積回路である。エンベデッド・コントローラ101は、C端子209およびD端子211を介してMPU203と通信し、蓄電池201の現在の電流値および電圧値についての情報を得る。また、T端子213を介してサーミスタ205に接続されることにより、蓄電池201の周辺温度を測定できると同時に、ノートPC本体100に対して正当なバッテリ・パック200が接続されたか否かを確認することができる。
ACアダプタ10は図3には示していないが、電圧出力端子35、制御端子63、および接地端子37に接続された2次側電源プラグでノートPC本体100のレセプタクルに接続される。したがって、ACアダプタ10の1次側電源プラグ17が商用電源のアウトレットに接続され、2次側電源プラグがノートPC本体100のレセプタクルに接続されない単独状態がACアダプタ10に発生する。ACアダプタ10およびバッテリ・パック200から供給される電力は、DC−DCコンバータ105を経由してノートPC本体100内の各部へ供給される。さらにエンベデッド・コントローラ101は、LPCバス109に接続されており、そこからノートPC100を構成する各種ハードウェア要素と相互に接続され、通信することが可能である。
パワー・コントローラ107は、エンベデッド・コントローラ101に接続され、エンベデッド・コントローラ101の指示によってDC−DCコンバータ105を制御する。パワー・コントローラ107は、DC−DCコンバータ105を制御してノートPC本体100の使用状態に応じて電力供給の範囲を切り替える。パワー・コントローラ107は、ノートPC本体100がパワー・オフの状態でもパワー・オン操作に応じてシステムの電源を立ち上げる必要があるため常にACアダプタ10またはバッテリ・パック200から電力が供給されている。したがって、この電力がACアダプタまたはバッテリ・パック200から電力を供給する必要がある待機電力となる。バッテリ・パック200を充電する必要があるときには、充電器103とエンベデッド・コントローラ101を動作させる必要があり、これらが消費する電力も待機電力の一部となる。
ノートPC本体100には、ACアダプタ10の接地端子37および制御端子63に接続されるように抵抗153とスイッチ157の直列回路と、抵抗155が並列に接続されている。スイッチ157は、NOR回路151の出力によって制御される。NOR回路151、スイッチ157、および抵抗153、155は、ノートPC本体100からACアダプタ10にイネーブル信号またはディスエーブル信号を送る論理回路158を構成する。NOR回路151の入力側には、3つの信号線159、161、163が接続される。
信号線159は、バッテリ・パック200の蓄電池201が充電を要する状態であるか否かを表す(充電を要する=1、充電を要さない=0)論理信号を伝達する。蓄電池201の電圧を測定しているMPU203が、蓄電池の電圧を検出することによって蓄電池201が充電を要する状態であるか否かを判断し、T端子213を通じてその状態に対応する信号をノートPC本体100に発信する。ノートPC本体100内部で、T端子213からの信号は信号線159に分岐し、NOR回路151に入力される。
本実施の形態では蓄電池201が充電を要する状態を示すイネーブル信号をMPU203から論理回路158を経由してACアダプタ10に送ってACアダプタ10を始動するようにしているので、充電を行なっていない間はパワー・コントローラ107およびNOR回路151を除くデバイス、たとえばエンベデッド・コントローラ101などへの電力の供給を停止して待機電力を低減することができる。MPU203は常時動作しているので、蓄電池201が充電を要する状態であるか否か判断する動作を加えても、MPU203を初めとするバッテリ・パック200の内部回路で消費される電力にはほとんど変化はない。また、MPU203が信号線159に対して充電を要する状態を表す論理信号を発するときには、エンベデッド・コントローラ101の動作は停止しているので、エンベデッド・コントローラ101およびサーミスタ205の存在がT端子213を介した論理信号の送信にとって特に問題となることはない。
なお、PWM回路26が停止しているときに、蓄電池201の両端の電圧が低下し、蓄電池201が充電を要する状態であるとMPU203が判断し、スイッチ157および状態検出制御回路61を通じてPWM回路26が始動してACアダプタ10が電力の供給を開始したら、電力の供給が開始されたことを認識したパワー・コントローラ107はエンベデッド・コントローラ101に電源を供給し、従来と同様にエンベデッド・コントローラ101が充電器103を制御して蓄電池201を充電する。スイッチ157および状態検出制御回路61の動作は、あとで詳しく説明する。
信号線161は、ノートPC本体100がパワー・オンで動作している状態であるか否かを表す(パワー・オン=1、パワー・オフ=0)論理信号を伝達する。信号線163は、ノートPC本体100がWOL(Wake On LAN、コンピュータがパワー・オフ状態であっても有線LANまたは無線LANを介した他のコンピュータからの信号によってパワー・オンにすることが可能な技術、登録商標)が有効である状態であるか否かを表す(有効=1、無効=0)論理信号を伝達する。信号線161および信号線163は、エンベデッド・コントローラ101に接続され、各々の状態に対応した論理信号がエンベデッド・コントローラ101からNOR回路151に入力される。信号線161または163に論理信号値1を送信する必要があるときには、エンベデッド・コントローラ101は動作しているので、エンベデッド・コントローラ101から論理信号値1の送信は問題なく可能である。
3つの信号線159、161、163が表すのは、それぞれ「蓄電池201が充電を要する」状態、「ノートPC本体100がパワー・オンで動作している」状態、および「ノートPC本体100がWOL有効である」状態である。これらの3つの論理信号のうちの1つ以上の値が1である場合には、ノートPC本体100はACアダプタ10からの電源の供給を受ける必要がある。そこで、3つの信号線159、161、163からの論理信号をNOR回路151に入力し、NOR回路151からの出力が1である場合(信号線159、161、163からの値がすべて0である)にスイッチ157はオンとなり、それ以外はスイッチ157をオフとなる。また、ノートPC本体100にバッテリ・パック200が接続されていない、あるいはノートPC本体100にバッテリ・パック200が接続されていても蓄電池201が充電されていない場合には、エンベデッド・コントローラ101もNOR回路151も動作しないので、NOR回路151からスイッチ157に対して論理信号は出力されない。この場合スイッチ157はオフとなる。
なお、図1および図3は本実施の形態を説明するために、本実施の形態に関連する主要な構成部品および接続関係を簡略化して記載したに過ぎないものである。ここまでの説明で言及した以外にも、電源システムを構成するには多くの電気回路および装置が使われるが、それらは当業者には周知であるので、ここでは詳しく言及しない。各々の図で記載した複数のブロックを1個の集積回路としたり、逆に1個のブロックを複数の回路に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
図4は、ACアダプタ10がノートPC本体100の動作状態を検出する方法について示す概念図である。図4(A)は、図3の中から接地端子37およびコントロール端子63の周辺の部分を抜き出した図である。図4(B)は、検出される対象となるノートPC本体100の動作状態について示す表である。ここでは、「(1)蓄電池201が充電を要する」状態、「(2)ノートPC本体100がパワー・オンで動作している」状態、および「(3)ノートPC本体100がWOL有効である」状態、「(4)ノートPC本体100にバッテリ・パック200が接続されていない、あるいは蓄電池201の残量が不足していてバッテリ・パック200から外部への電力供給ができない」状態、「(5)ACアダプタ10がノートPC本体100に接続されていない」状態、および「(6)ACアダプタ10がノートPC本体100に接続されていて、ACアダプタ10からの電力の供給を停止することができる」状態、以上の6通りの動作状態が検出される対象となる。
図4(B)の(1)〜(4)の状態では、既に説明したようにスイッチ157はオフとなり、コントロール端子63と接地端子37の間には第1の抵抗(R1)155のみが接続される。従って、コントロール端子63と接地端子37の間で測定される合成抵抗値RはR1となる。(5)の状態では、コントロール端子63と接地端子37の間は何も接続されていないオープン状態となる。便宜上、ここでは合成抵抗値R=∞(無限大)と表示する。そして、(6)の状態では、スイッチ157はオンとなり、第1の抵抗(R1)155および第2の抵抗(R2)153が並列に接続された状態となるので、合成抵抗値RはR1R2/(R1+R2)となる。以後、第1の抵抗(R1)155、第2の抵抗(R2)153およびスイッチ157とを合わせて、合成抵抗(R)160という。
図5は、状態検出制御回路61の動作についてさらに詳細に示す図である。図5(A)は、図4(A)の中から状態検出制御回路61とその周辺の回路素子だけを抜き出してより詳しく描いたブロック図である。状態検出制御回路61は、キャパシタ57から電力を得て動作する。ただし、状態検出制御回路61の消費電力はフォト・ダイオード53と比べて非常に小さいので、それによるACアダプタ10の待機電力はごく僅かである。状態検出制御回路61は、ウィンドウ・コンパレータ回路によって構成される。キャパシタ(C1)57から動作電圧+Vを受け取った状態検出制御回路61は、第1の基準電圧Vref1および第2の基準電圧Vref2を生成する(Vref1<Vref2)。第1の基準電圧Vref1は、第1のオペアンプ81の−側に入力される。第2の基準電圧Vref2は、第2のオペアンプ83の+側に入力される。入力電圧Vinを、第1のオペアンプ81の+側および第2のオペアンプ83の−側に入力すれば、入力電圧VinがVref1<Vin<Vref2であれば論理出力Voutは1、それ以外ではVoutは0として出力される。
ACアダプタ10内部ではキャパシタ57の電圧から基準電圧+V0が生成され、この電圧+V0にACアダプタ10内部の第3の抵抗85と、合成抵抗160とを直列に接続する。そして、抵抗コントロール端子63と接地端子37との間の電圧、つまり合成抵抗160の両端の電圧を状態検出制御回路61の入力電圧Vinとして入力する。Vinは、+V0が直列に接続された第3の抵抗85と合成抵抗160によって分圧された電圧となるので、Vin=V0(R/(R+R3))となる。図5(B)は、図4(B)と同一の(1)〜(6)の各々の状態について、状態検出制御回路61で検出される各々の状態について示す表である。ここで、簡単のためにR1=R2とすると、(6)の状態では合成抵抗R=R1/2(1)〜(4)の状態ではR=R1、(5)の状態ではR=∞となる。
以後、R1=R2としてVin=V0(R/(R+R3))を図5(B)の(1)〜(6)の各状態に当てはめる。(1)〜(4)の各状態では、Vin=V0(R1/(R1+R3))、(5)の状態ではVin=V0、(6)の状態ではVin=V0(R1/(R1+2*R3))となる。(1)〜(4)のVin=V0(R1/(R1+R3))よりは、(6)のVin=V0(R1/(R1+2*R3))の方が、より小さい電圧となる。そこで、V0(R1/(R1+2*R3))<Vref1<V0(R1/(R1+R3))<Vref2<V0となるように各パラメータを決定しておけば、状態検出制御回路61からの論理出力Voutは(1)〜(4)の各状態ではイネーブル信号に相当する論理値1、(5)および(6)の状態ではディスエーブル信号に相当する論理値0とすることができる。(1)〜(4)の各状態ではノートPC本体100はACアダプタ10から電力の供給を受ける必要があり、(5)および(6)の状態ではノートPC本体100はACアダプタ10から電力の供給を受ける必要はない。そこで、Vout=1の場合にスイッチ55をオフ、0の場合にオンとなるようにすればよい。前述のように、状態検出制御回路61の動作はすべてキャパシタ57からの電力によって行われ、かつ、キャパシタ57の電圧は所定の電圧値に維持されるので、2次側回路15に電圧が発生していない状態であっても、状態検出制御回路61はノートPC本体100の接続および動作状態を検出して、停止されているPWM回路26を起動することができる。さらに、状態検出制御回路61の消費電力はフォト・ダイオード53と比べて非常に小さいので、それによるACアダプタ10の待機電力はごく僅かである。
ところで、PWM回路26が停止している状態で、ノートPC本体100からACアダプタ10にイネーブル信号が送られたときには、状態検出制御回路61、スイッチ55、フォト・ダイオード53、フォト・トランジスタ51を経由してPWM回路26が動作を再開するまでに、約10msecの時間を要する。この間は、ACアダプタ10からノートPC100に電力を供給することができない。ただし、ノートPC本体100が充電されたバッテリィ・パック200を搭載していれば、バッテリィ・パックからシステムに電力を供給することができるので支障はない。
以上で述べたように、本実施の形態によるノートPCの電源システムは、ノートPC本体100がACアダプタ10から電力の供給を受ける必要のないときに、パワー・コントローラ107およびNOR回路151を除くデバイスの動作を停止することができる。ちなみにパワー・コントローラ107は、前述のようにノートPC本体100の電源スイッチおよび電力供給状態に関係なく常に電力が供給されているが、その消費電力は非常に小さい。また、NOR回路151も消費電力は非常に小さい。パワー・オフ状態で、WOLも無効で、かつ蓄電池201を充電していない場合のノートPC本体100の待機電力は、パワー・コントローラ107およびNOR回路151等で消費されるごく少量だけである。加えて、ACアダプタ10がノートPC本体100に接続されている状態であっても、ノートPC本体100は、自らがACアダプタ10から電力の供給を受ける必要のない場合に、ACアダプタ10にディスエーブル信号を送信することによって、PWM回路26の動作を停止することができる。このことにより、ACアダプタ10、ノートPC本体100、およびバッテリ・パック200を含めたシステム全体としての待機電力は、ACアダプタ10単体の待機電力とほとんど変わらない、約4〜5mW程度である。従来のシステムの待機電力が約1.0W程度だったのに比べて、約200分の1前後にまで抑制されている。
図6は、本発明の別の実施形態によるACアダプタ310の構成について示す概念図である。ただし、ACアダプタ310の大部分は、図1で示したACアダプタ10と共通した構成を持つので、ここではその相違点だけを説明し、それ以外の共通した部分については参照番号も同一として説明を省略する。ACアダプタ310の中で、状態検出回路361は、1次側回路313に含まれるPWM回路26が動作するときにスイッチ355をオンにしてフォト・ダイオード353を点灯させ、PWM回路26が停止するときにスイッチ355をオフにしてフォト・ダイオード353を消灯させる。トランジスタ352は、フォト・トランジスタ351がオンのときにオフになり、フォト・トランジスタ351がオフのときにオンになる。言い換えると、図6の構成ではフォト・ダイオード353に通電することでPWM回路26を始動し、フォト・ダイオード353の電流値を低下させることでPWM回路26を停止させることができる。
図6の構成では、論理回路158から状態検出制御回路361にイネーブル信号が供給されて図2に示したような充放電が繰り返されているときに、PWM回路26が停止してキャパシタ57が放電している間はフォト・ダイオード353に電流を供給する必要がなくなる。図1の構成では、キャパシタ57の放電期間中はフォト・ダイオード53が電力を消費しているが、図6の構成によればキャパシタ57の放電期間中は状態検出制御回路361および充電制御回路58による僅かの電力しか消費しないことになり、一層の待機電力の低減を図ることができる。
なお、パルス幅変調ICの中には、始動停止端子(#ON/OFF)と接地側とが短絡されるとPWM回路26が動作し、切断されるとPWM回路26が停止するものもある。その場合は図1に示したようなフォト・ダイオード53とフォト・トランジスタ51の構成により図6に示した構成と同じ原理で放電期間中の待機電力を低減することができる。この発明はノートPCに限らず、ACアダプタとバッテリによって電気を供給される電子機器に幅広く適用可能である。具体的にはPDA、携帯電話、音楽プレーヤー、ゲーム機などへの適用が考えられる。
なお、本発明においては、図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の一つの実施形態によるACアダプタ10の構成について示すブロックである。 スイッチ(SW1)がオンの状態が継続しているときの、キャパシタ(C1)からフォト・ダイオード(PD1)に対して出力される電圧Vc1の、時間に対する変化を示す図である。 本実施形態による電源システムの構成について示すブロック図である。 本実施形態によるACアダプタがノートPC本体の動作状態を検出する方法について示すブロック図である。 本実施形態によるACアダプタの状態検出回路の動作についてさらに詳細に示すブロック図である。 本発明の別の実施形態によるACアダプタの構成について示すブロック図である。
符号の説明
10、310 ACアダプタ
11 トランス
13、313、325 1次側回路
15 2次側回路
19 整流ブリッジ・ダイオード
21 キャパシタ
23 スイッチング・トランジスタ
25 PWM−IC
26 PWM回路
27 フォト・トランジスタ(TR0)
29 ツェナー・ダイオード
31 LED(PD0)
33 抵抗
35 電圧出力端子
37 接地端子
51、351 フォト・トランジスタ(TR1)
53、353 フォト・ダイオード(PD1)
55、355 スイッチ(SW1)
57 キャパシタ(C1)
59 充電制御回路
61、361 状態検出回路
63 コントロール端子
65 スイッチ(SW0)
81 第1のオペアンプ
83 第2のオペアンプ
85 第3の抵抗(R3)
100 ノートPC本体
101 エンベデッド・コントローラ
103 充電器
105 DC−DCコンバータ
107 パワー・コントローラ
109 LPCバス
151 NOR回路
153 第2の抵抗(R2)
155 第1の抵抗(R1)
157 スイッチ
158 論理回路
159、161、163 信号線
160 合成抵抗(R)
200 バッテリ・パック
201 蓄電池
203 MPU
205 サーミスタ
207 +端子
209 C端子
211 D端子
213 T端子
215 −端子
352 トランジスタ(TR2)

Claims (22)

  1. 商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して電子機器に電力を供給する電源装置であって、
    前記電子機器に接続するための電源プラグと、
    前記交流電圧を整流して平滑化する整流平滑回路と、
    前記整流平滑回路の出力電圧を周期的に断続させるメイン・スイッチと、
    前記メイン・スイッチの動作を制御する発振回路と、
    前記発振回路を始動および停止させる制御スイッチと、
    前記商用電源から供給される電力で充電することが可能な蓄電部と、
    前記電源プラグが前記電子機器に接続されていないときに前記蓄電部から電力の供給を受けて前記制御スイッチの動作を制御することが可能な制御回路と
    を有する電源装置。
  2. 前記蓄電部がキャパシタまたは蓄電池のうちのいずれかである請求項1記載の電源装置。
  3. 前記制御スイッチが、フォト・トランジスタが前記発振回路に接続されフォト・ダイオードが前記蓄電部から電力の供給を受けるフォト・カプラである請求項1記載の電源装置。
  4. 前記発振回路は、前記フォト・ダイオードに流れる電流値が低下したときに始動する請求項3記載の電源装置。
  5. 前記発振回路は、前記フォト・ダイオードに流れる電流値が低下したときに停止する請求項3記載の電源装置。
  6. 前記電源プラグが電圧ラインと接地ラインと制御ラインを含み、前記制御回路が前記制御ラインを通じて前記電子機器から受け取ったディスエーブル信号により前記制御スイッチの動作モードを決定する状態検出制御回路を含む請求項1記載の電源装置。
  7. 前記ディスエーブル信号が前記制御ラインと接地ラインとの間の抵抗値で構成される請求項6記載の電源装置。
  8. 前記ディスエーブル信号が前記電子機器がパワー・オン状態でなくかつ前記電子機器が搭載するバッテリが充電を要する状態でもないことを示す請求項6記載の電源装置。
  9. 前記ディスエーブル信号が前記電源プラグが前記電子機器に接続されていない状態を示す請求項6記載の電源装置。
  10. 前記蓄電部の電圧を所定値の範囲に維持するための充電制御回路を有する請求項1記載の電源装置。
  11. 商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して電子機器に電力を供給する電源装置であって、
    前記交流電圧を整流して平滑化する整流平滑回路と、
    始動停止端子を備え前記整流平滑回路の出力電圧を周期的に断続させるスイッチング回路と、
    前記商用電源から供給される電力で充電することが可能な蓄電部と、
    前記電源装置が前記電子機器に接続されていない単体状態のときに前記蓄電部から電力の供給を受けて前記始動停止端子に信号を送前記スイッチング回路を始動または停止させることが可能な制御回路と
    を有する電源装置。
  12. 前記制御回路は、前記電子機器からディスエーブル信号を受け取って前記スイッチング回路を停止する請求項11記載の電源装置。
  13. 前記制御回路は、前記スイッチング回路が停止して前記蓄電部の電圧が所定値まで低下したときに前記スイッチング回路を始動させて前記蓄電部を充電する請求項11記載の電源装置。
  14. 前記制御回路が前記電源装置の二次側回路に接続され、前記始動停止端子に接続されたフォト・トランジスタと前記制御回路に含まれるフォト・ダイオードで構成されるフォト・カプラを有する請求項11記載の電源装置。
  15. バッテリを搭載しレセプタクルを備える電子機器と、該レセプタクルに脱着可能な電源プラグを備え商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して前記電子機器に電力を供給する電源装置とで構成される電源システムであって、
    前記電子機器が、
    パワー・オフ状態で前記バッテリの電力を消費するデバイスと、
    イネーブル信号またはディスエーブル信号を前記レセプタクルに出力する論理回路とを備え、
    前記電源装置が、
    前記交流電圧を整流して平滑化する整流平滑回路と、
    前記整流平滑回路の出力電圧を周期的に断続させるメイン・スイッチと、
    前記メイン・スイッチのオン期間またはオフ期間を制御する発振回路と、
    前記商用電源から供給される電力で充電することが可能な蓄電部と、
    前記イネーブル信号に応答して前記発信回路を始動させ前記ディスエーブル信号に応答して前記発振回路を停止させる制御回路とを有し、
    前記制御回路は前記電源プラグが前記レセプタクルに接続されていない状態のときに前記蓄電部から電力の供給を受けて前記発振回路の動作を制御することが可能な電源システム。
  16. 前記論理回路は、前記電子機器がパワー・オン状態でなくかつ前記電子機器が搭載するバッテリが充電を要する状態でもないときに前記ディスエーブル信号を生成して前記発振回路を停止させる請求項15記載の電源システム。
  17. 前記論理回路は、前記バッテリの電圧が所定値まで低下したときに前記イネーブル信号を生成して前記発振回路を始動させる請求項15記載の電源システム。
  18. 前記電源プラグと前記レセプタクルとが電圧ラインと接地ラインと制御ラインとで結合され、前記論理回路は前記制御ラインと前記接地ラインとの間の抵抗値で前記イネーブル信号および前記ディスエーブル信号を生成する請求項15記載の電源システム。
  19. バッテリを搭載しパワー・オフ状態で待機電力を消費する電子機器に対して、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するスイッチング回路と該スイッチング回路の動作を制御する制御回路とを含む外部電源装置から電力を供給する方法であって、
    前記外部電源装置を商用電源のアウトレットに接続するステップと、
    前記外部電源装置と前記電子機器との接続を切り離すステップと、
    前記商用電源が供給する電力で前記外部電源装置の二次側に設けた蓄電部を充電するステップと、
    前記外部電源装置が前記電子機器から切り離されている間に前記充電された蓄電部の電力を利用して前記スイッチング回路を前記制御回路が始動または停止させるステップと
    を有する電力供給方法。
  20. 前記蓄電部の電圧を検出するステップと、
    前記検出するステップに応答して前記外部電源装置の二次側に設けた充電回路で前記蓄電部を充電するステップと
    を有する請求項19記載の電力供給方法。
  21. 前記外部電源装置を前記電子機器に接続するステップと、
    パワー・オフにされた前記電子機器が消費する待機電力を前記バッテリから供給するステップと、
    前記バッテリの電圧の低下に応答して前記電子機器から前記外部電源装置に充電要求をするステップと、
    前記充電要求に応答して停止していた前記スイッチング回路を前記制御回路が始動させるステップと
    を有する請求項19記載の電力供給方法。
  22. 前記外部電源装置を前記電子機器に接続するステップと、
    前記外部電源装置から前記電子機器に電力を供給するステップと、
    前記外部電源装置と前記電子機器との接続を切り離すステップと、
    前記接続の切り離しに応答して動作していた前記スイッチング回路を前記制御回路が停止させるステップと
    を有する請求項19記載の電力供給方法。
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