JP2023124582A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023124582000001
【課題】配線基板の品質向上。
【解決手段】実施形態の配線基板の製造方法は、第1面1aと第2面1bとの間を貫く貫通孔を有する絶縁基板1cを用意することと、第1面1a及び第2面1bそれぞれの上、及び貫通孔の内部に金属膜13を形成することと、第1面1a及び第2面1bの上の金属膜13上に金属膜13の表面13aの凹部4を埋める樹脂層5を形成することと、樹脂層5を研磨する第1研磨を行って金属膜13を部分的に露出させることと、凹部4に残る樹脂層5の残存部51を、金属膜13を薄くすることによって金属膜13の露出面から突出させることと、樹脂層5の残存部51を除去することと、を含んでいる。
【選択図】図2I

Description

本発明は、配線基板の製造方法に関する。
特許文献1には、積層板からなるコアに導通スルーホールを備える多層印刷配線板の製造方法が開示されている。銅箔が張り付けられた積層板に貫通孔が形成され、銅箔上、及び貫通孔内に電解銅めっきなどによって第1のめっき層が形成される。貫通孔の穴埋め後、第1のめっき層上に第2のめっき層が形成され、銅箔並びに第1及び第2のめっき層からなる内層導体回路及び導体ランドが形成される。その上に塗布される絶縁樹脂上に外層導体回路が形成される。
特開平11-274730号公報
特許文献1に開示の多層印刷配線板の製造方法では、積層板の表面内で第1のめっき層の厚さにばらつきがあると、第1のめっき層の表面の起伏が、内層導体回路、その上に塗布される絶縁樹脂、及びその上に形成される外層導体回路それぞれの表面にも現れることがある。めっき膜の厚さは、例えば電解めっき時の電界集中などの種々の要因でばらつき得る。各層の導体回路及び/又は絶縁樹脂の表面に起伏があると、これら各要素の間の界面剥離などが生じ易く、配線板の信頼性が低下することがある。外層導体回路上に接続される電子部品の接続信頼性が低下することもある。
本発明の配線基板の製造方法は、第1面と前記第1面の反対面である第2面との間を貫く貫通孔を有する絶縁基板を用意することと、前記第1面及び前記第2面それぞれの上、及び前記貫通孔の内部に金属膜を形成することと、前記第1面及び前記第2面の上の前記金属膜上に前記金属膜の表面の凹部を埋める樹脂層を形成することと、前記樹脂層を研磨する第1研磨を行って前記金属膜を部分的に露出させることと、前記凹部に残る前記樹脂層の残存部を、前記金属膜を薄くすることによって前記金属膜の露出面から突出させることと、前記樹脂層の前記残存部を除去することと、を含んでいる。
本発明の実施形態によれば、めっき膜の厚さのばらつきによるめっき膜の表面の起伏を小さくすることができる。そのため、そのめっき膜を含む配線基板の信頼性の低下や、実装部品と配線基板との接続信頼性の低下を防止できることがある。
本発明の一実施形態の配線基板の製造方法によって製造される配線基板の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す平面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す平面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の変形例を示す拡大断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の変形例を示す拡大断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造方法の変形例を示す拡大断面図。
一実施形態の配線基板の製造方法が図面を参照しながら説明される。図1は、一実施形態の配線基板の製造方法によって製造される配線基板の一例である配線基板100を示す断面図である。本実施形態の理解を容易にするために、先ず配線基板100の構造が説明される。なお、配線基板100は本実施形態の配線基板の製造方法(以下、単に「本実施形態の方法」とも称される)によって製造される配線基板の一例に過ぎない。本実施形態の方法によって製造される配線基板の積層構造、並びに、導体層及び絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板100の積層構造、並びに配線基板100に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数に限定されない。また、以下の説明で参照される各図面では、開示される実施形態が理解され易いように特徴部が拡大して描かれていることがあり、大きさや長さについて、各構成要素が、それぞれの間の正確な比率で描かれていない場合がある。
図1に示されるように、配線基板100は、コア基板1と、コア基板1の両面それぞれに積層されているビルドアップ層2と、各ビルドアップ層2の上に形成されているソルダーレジスト3とを含んでいる。コア基板1は、第1面1a及びその反対面である第2面1bを有する絶縁層10と、第1面1a及び第2面1bそれぞれの上に形成されている導体層11とを含んでいる。絶縁層10は、例えばガラス繊維やアラミド不織布などで形成される補強材10aを含んでいる。絶縁層10には、その両面の導体層11同士を接続するスルーホール導体16が形成されている。スルーホール導体16の内部は、エポキシ樹脂などを含む充填体17によって充填されている。導体層11は、多層構造を有しており、絶縁層10側から順に積層されている金属箔12、下層金属膜131及び上層金属膜132を含む金属膜13(第1金属膜)、及び金属膜15(第2金属膜)を含んでいる。これら各金属膜がさらに多層構造を有していてもよい。
絶縁層10の第1面1a及び第2面1bそれぞれの上にビルドアップ層2が積層されている。各ビルドアップ層2は、コア基板1側から順に積層されている絶縁層2a、導体層21、絶縁層2b、及び導体層22を含むと共に、各絶縁層を貫くビア導体23を含んでいる。絶縁層2aを貫くビア導体23は導体層11と導体層21とを接続し、絶縁層2bを貫くビア導体23は導体層21と導体層22とを接続している。各ビア導体23は、導体層21又は導体層22と一体的に形成されている。導体層21、22、及びビア導体23は、銅やニッケルなどの適切な導電性を有する材料で形成されている。絶縁層2a、2bは、例えばエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)、フェノール樹脂、フッ素樹脂、及び液晶ポリマー(LCP)のような、適切な絶縁性を有する熱硬化性又は熱可塑性の樹脂を用いて形成されている。
ソルダーレジスト3は、導体層22が有する導体パッドを露出させる開口3aを有している。ソルダーレジスト3は、例えば感光性のエポキシ樹脂やポリイミド樹脂などで形成されている。
図1の配線基板100が製造される場合を例に、図2A~図2Nを参照すると共に、図1を引き続き参照して、本実施形態の配線基板の製造方法が以下に説明される。図2A~図2Cに示されるように、本実施形態の方法は、第1面1aと第1面1aの反対面である第2面1bとの間を貫く貫通孔16aを有する絶縁基板1cを用意することを含んでいる。絶縁基板1cは、製造される配線基板100の絶縁層10(図1参照)を構成する。
なお、本実施形態の方法の説明では、絶縁基板1cの厚さ方向(すなわち配線基板100の厚さ方向)において絶縁基板1c(すなわち配線基板100の絶縁層10)から遠い側は、「外側」、「上側」若しくは「上方」、又は単に「上」とも称される。一方、絶縁基板1cに近い側は、「内側」、「下側」若しくは「下方」、又は単に「下」とも称される。さらに、各導体層及び各導体層に含まれる導体パターン、並びに各絶縁層において、絶縁基板1cと反対側を向く表面は「上面」とも称され、絶縁基板1c側を向く表面は「下面」とも称される。また、絶縁基板1cの厚さ方向は「Z方向」とも称される。
図2Aに示されるように、絶縁基板1cが用意される。配線基板100が製造される図2Aの例では、絶縁基板1cの厚さ方向と直交する2つの主面(第1面1a及び第2面1b)に接合された金属箔12を備える絶縁基板1cが用意されている。例えば両面銅張積層板が、両面に金属箔12を備える絶縁基板1cとして用意されてもよい。しかし、金属箔12は、銅に限らず、例えばニッケルなどの適切な導電性を有する任意の金属から成り得る。また、本実施形態の方法で用意される絶縁基板1cは、金属箔12を備えていなくてもよい。また、別個に用意された金属箔12と絶縁基板1cとが、熱圧着や、接着剤を用いた接着によって接合されてもよい。
本実施形態の方法で用意される絶縁基板1cは任意の厚さを有し得る。例えば、絶縁基板1cとして、0.8mm以上、2.5mm以下の厚さを有する絶縁基板が用意されてもよい。適切な絶縁性を有する樹脂などの任意の材料で形成されている絶縁基板1cが用意され得る。絶縁基板1cの材料としては、エポキシ樹脂、BT樹脂、又はフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂が例示されるが、絶縁基板1cの材料はこれらに限定されない。図2Aの例では、絶縁基板1cは、補強材(芯材)10aを含んでいる、補強材10aは、例えばガラス繊維、アラミド繊維、アラミド不織布などが例示されるが、補強材10aの材料はこれらに限定されない。絶縁基板1cは、さらに、二酸化ケイ素やアルミナなどの粒体からなるフィラー(図示せず)を含んでいてもよい。
図2B及び図2Cに示されるように、絶縁基板1cを貫く貫通孔16aが形成される。図2Cは、図2Bに示される絶縁基板1cの第1面1a側の金属箔12の上面を示す平面図である。図2CのIIB-IIB線での絶縁基板1cの断面図が図2Bに相当する。図2B及び図2Cの例では、絶縁基板1cと共に、その両面の金属箔12も貫く複数の貫通孔16aが形成される。貫通孔16aは、例えば、ドリル加工や、炭酸ガスレーザーなどのレーザー光が照射されるレーザー加工のような任意の方法で形成され得る。
貫通孔16aは、後工程で形成されるスルーホール導体16(図2E参照)の形成位置に形成される。貫通孔16aは、例えば、製造される配線基板に求められる電気的特性などに応じた任意の内径を有するように形成される。例えば、貫通孔16aは、100μm以上、250μm以下の内径を有し得る。すなわち、本実施形態の方法において、絶縁基板1cを用意することは、100μm以上、250μm以下の内径を有する貫通孔16aを絶縁基板1cに形成することを含んでいてもよい。なお、便宜上「内径」という用語が用いられているが、本実施形態の方法において形成される貫通孔16aの平面形状は円形や楕円形に限定されず、貫通孔16aは任意の平面形状を有し得る。また、本実施形態の方法の説明において、「平面形状」は、平面視において看取される各対象物の形状であり、「平面視」は、配線基板100(図1参照)や絶縁基板1cの厚さ方向に沿う視線で各対象物を見ることを意味している。
図2Cに明示されるように、図2B及び図2Cの例では、複数の貫通孔16aは、平面視において絶縁基板1cに一様に形成されていない。絶縁基板1cは、貫通孔16aの配置密度の高い領域と低い領域とを有する。具体的には、二点鎖線で囲まれた領域A(高密度領域)には、領域A以外の領域(非高密度領域)よりも高い密度で貫通孔16aが形成されている。例えば、領域Aには、6~25個/mm2の密度で貫通孔16aが形成される。また領域A以外の非高密度領域には、例えば、0~5個/mm2の密度で貫通孔16aが形成される。非高密度領域の中でも特に疎らに貫通孔16aが形成される領域(低密度領域)には、0~3個/mm2の密度で貫通孔16aが形成されてもよい。
貫通孔16aの形成後、好ましくは、貫通孔16a内の樹脂残渣(スミア)が、例えばアルカリ性過マンガン酸塩を含む溶液を用いるデスミア処理によって除去される。
図2D及び図2Eに示されるように、本実施形態の方法は、さらに、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bそれぞれの上、及び各貫通孔16aの内部に金属膜13(第1金属膜)を形成することを含んでいる。図2D及び図2Eの例では、下層金属膜131と上層金属膜132とを形成することによって、これら2つの金属膜で構成される2層構造の金属膜13が形成される。金属膜13を構成する下層金属膜131及び上層金属膜132は、いずれも、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bそれぞれの上から各貫通孔16aの内部まで連続するように形成される。下層金属膜131及び上層金属膜132の形成に用いられる金属としては、銅やニッケルなどが例示される。しかしこれらの金属膜は、銅及びニッケル以外の適切な導電性を有する任意の金属で形成されてもよい。
図2Dに示されるように、まず下層金属膜131が、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bそれぞれの上の金属箔12の露出面の全面、並びに各貫通孔16aの内壁面の全面に形成される。下層金属膜131は、例えば無電解めっきやスパッタリングによって形成される。下層金属膜131は、エポキシ樹脂などの絶縁体上、及び金属箔12のような導体上の何れにも金属膜の形成が可能な任意の方法で形成され得る。
つぎに、図2Eに示されるように、下層金属膜131上に上層金属膜132が形成される。上層金属膜132は、例えば、下層金属膜131を給電層として用いる電解めっきによって、下層金属膜131の露出面の全面に形成される。すなわち上層金属膜132として、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bそれぞれの上から各貫通孔16aの内面まで連続的に電解めっき膜が形成される。その結果、下層金属膜131及び上層金属膜132を含む金属膜13が形成される。このように、本実施形態の方法において金属膜13を形成することは、電解めっきによって、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bそれぞれの上から各貫通孔16aの内部まで連続するめっき膜を形成することを含み得る。
貫通孔16a内には、下層金属膜131及び上層金属膜132(すなわち金属膜13)からなるスルーホール導体16が形成される。なお、図2Eの例と異なり、貫通孔16a内が金属膜13で埋められて中空部を有さない柱状のスルーホール導体16が形成されてもよい。また、金属膜13の表面13aは、必要に応じて、薬液による酸化処理(所謂黒化処理)によって粗化されてもよい。
金属膜13の形成では、種々の要因によって金属膜13が一様の厚さで形成されずに、被めっき表面(例えば金属箔12の表面及び貫通孔16aの内壁面)の面内で金属膜13の厚さにばらつきが生じることがある。例えば、金属膜13がめっき液への絶縁基板1cの浸漬による無電解めっきや電解めっきで形成される場合は、めっき液の不均一な流動によってめっき膜の成長速度にばらつきが生じ、その結果金属膜13の厚さがばらつくことがある。また、金属膜13、例えばその上層金属膜132が、前述したように電解めっきで形成されると、被めっき表面内での電界のばらつきによって、上層金属膜132の厚さにばらつきが生じることがある。
ここで、上層金属膜132は、前述したように、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bの上から貫通孔16aの内部まで連続的に形成される。そのため、例えば、貫通孔16aの配置密度の違いによって、電解めっきによる上層金属膜132の形成において電界のばらつきが生じ得る。すなわち、貫通孔16aの配置密度の低い領域では、配置密度の高い領域と比べて貫通孔16aの数が少ない分だけ被めっき表面の面積が小さい。故に電界が集中し易いため、相対的に厚いめっき膜が形成され易い。一方、貫通孔16aの配置密度の高い領域には、相対的に薄いめっき膜が形成され易い。上層金属膜132などで構成される金属膜13においてその厚さにばらつきが生じると、金属膜13における金属箔12と反対側の表面13aに厚さの違いに応じた起伏が生じ得る。
図2Eの例においても、図2E及び図2Fに示されるように、貫通孔16aの配置密度が他の領域よりも高い領域Aには、周囲の領域よりも金属箔12側に窪んだ凹部4が形成されている。なお図2Fは、図2Eに示される絶縁基板1cの第1面1a側の上層金属膜132の上面を示す平面図である。図2FのIIE-IIE線での絶縁基板1cの断面図が図2Eに相当する。図2E及び図2Fの例の凹部4は、平面視で複数の貫通孔16aと重なるように、複数の貫通孔16aを跨いで形成されている。
金属膜13の表面13aの起伏は、前述したように、金属膜13を含む配線基板100(図1参照)のような配線基板内の界面剥離による信頼性の低下や、その配線基板に接続される部品の実装信頼性の低下をもたらすことがある。しかし、本実施形態の方法によれば、以下に説明されるように、後工程において金属膜13の表面13aが平坦化される。そのため、配線基板100自身の信頼性や、その実装信頼性の低下が防止され得る。
図2G及び図2Hに示されるように、本実施形態の方法は、絶縁基板1cの第1面1a及び第2面1bの上の金属膜13上に、金属膜13の表面13aの凹部4を埋める樹脂層5を形成することを含んでいる。樹脂層5は、例えば、図2Gに示されるようにシート状に成形されたエポキシ樹脂などの適切な樹脂からなる樹脂シート5aを金属膜13の表面13aの全面に積層することによって形成される。このように、本実施形態の方法において樹脂層5を形成することは、金属膜13の表面13aの全面に樹脂シート5aを積層することを含み得る。樹脂シート5aを加熱及び加圧することによって、樹脂シート5aが金属膜13に熱圧着され、その結果、樹脂層5が形成される。加熱及び加圧して樹脂シートを積層する方法としてはラミネート法やプレス法がある。これら方法で片面ずつ、あるいは両面同時に樹脂シートが積層されてもよい。より好ましくはボイドなどの発生を抑制し、密着性を高める真空ラミネートや真空プレスなどの方法が望ましい。なお樹脂層5は、樹脂シート5aの積層以外の任意の方法でも形成され得る。例えば、樹脂層5は、エポキシ樹脂などの適切な樹脂の印刷や塗布によって形成されてもよい。
樹脂層5は、任意の樹脂、例えば、エポキシ樹脂やBT樹脂などの熱硬化性樹脂、又はフッ素樹脂やLCPなどの熱可塑性樹脂で形成される。樹脂層5は、絶縁基板1cを構成する樹脂と同じ樹脂で形成されてもよい。しかし、後工程で行われる加工の容易性の面で、絶縁基板1cに含まれる補強材10aのような補強材を含まない樹脂層5が好ましいことがある。より一般的には半硬化性の樹脂をシート状に加工して絶縁性、及び硬化樹脂や金属などへの接着性を高めた熱圧着シート(ボンディングシート)の使用が望ましく、これらはフレキ基板やリジッド基板の接続用途として様々な物性の品種が市販されており容易に入手可能である。信頼性上の観点からは好ましくは使用している絶縁基板1cと同じ、もしくは近い熱膨張係数を持つもの、より好ましくは絶縁基板1cのZ方向の熱膨張係数と同じ、もしくは近い熱膨張係数を持つものが望ましい。
図2G及び図2Hに示される例では、樹脂シート5aの材料の一部、すなわち、樹脂層5を構成する樹脂の一部で貫通孔16aの内部(スルーホール導体16の内部)が充填されている。貫通孔16aを充填する樹脂によって充填体17が形成されている。このように、本実施形態の方法において樹脂層5を形成することは、樹脂層5を構成する樹脂の一部で貫通孔16aの内部を充填することを含み得る。このように樹脂層5の樹脂の一部で貫通孔16aが充填される場合、絶縁基板1cの熱膨張率との整合などの面で、二酸化ケイ素やアルミナなどの無機フィラー(図示せず)を含む樹脂層5が好ましいことがある。貫通孔16aを充填することによって、例えば、後工程において、スルーホール導体16の真上にビア導体23(図2N参照)を形成することも可能になる。
図2Iに示されるように、本実施形態の方法は、さらに、樹脂層5を研磨する第1研磨を行うことによって、樹脂層5に覆われている金属膜13を部分的に露出させることを含んでいる。例えば、金属膜13の厚い部分の表面13a、すなわち表面13aのうちの金属箔12からの高さが高い部分が露出するように樹脂層5が研磨される。図2Iの例では、凹部4以外の部分の表面13aが露出するように第1研磨が行われている。凹部4には樹脂層5の一部(残存部51)が残っている。
第1研磨は樹脂層5の厚さ方向の一部の除去が可能な任意の方法で行われ得る。例えば、第1研磨として、ベルトサンダによるサンディングやバフ研磨などの機械的研磨が行われてもよく、溶解性のプラズマガスを用いる化学的研磨が行われてもよく、これらを組み合わせた化学機械研磨(CMP)が行われてもよい。また、比較的粗く多くの量を研磨する1次研磨として機械的研磨が行なわれ、その後に微細な凹凸を消滅させる2次研磨(仕上げ研磨)として、化学的研磨やCMPが行われてもよい。
金属膜13の一部を露出させることによって、金属膜13の厚い部分を薄くすることが容易になる。好ましくは、図2Iに示されるように金属膜13の表面13aのうちの凹部4以外の部分が露出するまで第1研磨が行なわれる。凹部4以外の部分の露出後も第1研磨が継続されてもよいが、凹部4に残る樹脂層5の残存部51とその周囲の金属膜13とは、両者の物性の相違のため均等に研磨されないので、好ましくは、表面13aのうちの凹部4以外の部分が露出したところで、第1研磨が終えられる。
図2Jに示されるように、本実施形態の方法は、さらに、残存部51を金属膜13の表面13aのうち露出している部分(露出面)から突出させることを含んでいる。具体的には、金属膜13のうちの厚い部分、すなわち、金属膜13のうちの残存部51に覆われずに露出している表面13aの一部を含む部分が薄くされる。残存部51をその周囲の金属膜13の表面13aよりも突出させることによって、後工程で残存部51を容易に除去することができる。また、金属膜13の厚い部分を薄くすることによって、金属膜13を含む導体層(例えば図1の導体層11)への微細な配線パターンの形成が容易になる。図2Jの例では、領域A以外の領域に形成されているスルーホール導体16を充填する充填体17も金属膜13の表面13aから突出している。
金属膜13は、銅などの金属に作用する任意の加工や処理によって薄くされる。好ましくは、エポキシ樹脂などを含む残存部51に顕著に作用しない方法が用いられる。そのような方法を用いることによって、残存部51のマスキングを省略することができる。例えば、塩化第二鉄溶液、塩化第二銅溶液、過酸化水素-硫酸系溶液、又はアルカリ性溶液に金属膜13の露出部を晒すウェットエッチングによって金属膜13の厚い部分が薄くされる。残存部51は、その下の金属膜13の薄い部分を覆うエッチングレジストとして用いられ、金属膜13の薄い部分をエッチングから保護する。このように本実施形態の方法において金属膜13を薄くすることは、金属膜13のうちの残存部51に覆われていない部分に対してエッチングを行うことを含み得る。金属膜13の厚い部分を薄くすることによって、金属膜13の表面13aの凹部4(図2I参照)が消滅する。金属膜13の厚さが略均一にされてもよい。金属膜13は、好ましくは、その表面13a上の残存部51全体が、表面13aの全面から突出するまで薄くされる。
図2Kに示されるように、本実施形態の方法は、さらに、金属膜13の表面13a上の樹脂層の残存部51を除去することを含んでいる。残存部51の除去は、残存部51の除去が可能な任意の方法で行われ得る。例えば、残存部51は、研磨(第2研磨)によって除去され得る。すなわち、本実施形態の方法において残存部51を除去することは、残存部51を研磨する第2研磨を行うことを含み得る。前述したように、先行する工程で金属膜13の厚い部分が薄くされてその表面13a上に残存部51が突出しているので、残存部51だけを研磨することができる。残存部51に適した条件を用いることで、残存部51を容易に除去することができる。図2Kの例では、残存部51の除去と共に、領域A以外の領域に形成されたスルーホール導体16を充填する充填体17における表面13aからの突出部分も除去されている。
第2研磨は、残存部51の研磨が可能な任意の方法で行われる。例えば第2研磨として、第1研磨と同様に、ベルトサンディングやバフ研磨などの機械的研磨が行われてもよく、化学的研磨が行われてもよく、CMPが行われてもよい。また、1次研磨として機械的研磨が行なわれ、その後に2次研磨(仕上げ研磨)として、化学的研磨やCMPが行われてもよい。
第2研磨は、金属膜13の凹部4(図2I参照)に残った残存部51を除去するだけなので、その研磨量は、前述した樹脂層5(図2H参照)を研磨する第1研磨の研磨量よりも少なくてもよい。換言すると、第1研磨の研磨量は第2研磨の研磨量よりも多くてもよい。なお「研磨量」は、研磨による樹脂層5又は残存部51の厚さの減少分の長さである。
第2研磨において、残存部51と共に金属膜13の表面13aが研磨されてもよい。例えば、金属膜13が薄くされる先行工程において凹部4(図2I参照)が完全に消滅するほど金属膜13の厚い部分が薄くされていない場合、残存部51の研磨と共に金属膜13が研磨されてもよい。また、残存部51の除去後、所望の時間、第2研磨が継続され、スルーホール導体16の内部の充填体17と共に、金属膜13の表面13aが研磨されてもよい。金属膜13の表面13aを一層平坦にできることがある。また、充填体17の端面と表面13aとを、より高度に面一にできることがある。このように本実施形態の方法において第2研磨を行うことは、残存部51の研磨に続いて金属膜13の表面13aを研磨することを含んでいてもよい。
樹脂層5の残存部51(図2I参照)を除去することによって、起伏や凹凸の少ない平坦な表面を金属膜13上に得ることができる。そのため、前述したような、金属膜13上に形成される絶縁層と導体層との間での界面剥離などによる配線基板の信頼性の低下や、配線基板への部品の実装信頼性の低下を防止できることがある。なお、先に参照した図2Eの状態で、例えばエッチングによって金属膜13の厚い部分が薄くされると、金属膜13の薄い部分(凹部4の底部)も薄くされてしまう。これを防ぐためには、凹部4をエッチングレジストで覆うことが必要になり、その形成のための工数が増加する。これに対して本実施形態では、貫通孔16aの内部への樹脂充填と共に凹部4を覆うことができる。そしてその凹部4内の樹脂(残存部51)をエッチングレジストとして用いて金属膜13をエッチングすることができる。
絶縁基板1cの厚さが、先に例示された1.3mm以上、2.0mm以下の厚さであると、絶縁基板1cにおいて十分な剛性が得られ、製造される配線基板の反りが抑制されることがある。さらに、その絶縁基板1cに高密度で形成された貫通孔16aによる金属膜13の表面13aの凹部4(図2I参照)を本実施形態の方法によって容易に解消して、表面13aとして凹凸の少ない平面が得られると考えられる。また、貫通孔16aの内径が、先に例示された120μm以上、180μm以下の大きさであると、スルーホール導体16において十分に低い電気抵抗が得られ、製造される配線基板に例えば低いインピーダンスを有する電源やGNDパターンを形成できることがある。さらに、その貫通孔16aの高密度配置による金属膜13の表面13aの凹部4を本実施形態の方法によって容易に解消して、表面13aとして凹凸の少ない平面が得られると考えられる。
図1の配線基板100が製造される場合、本実施形態の方法は、以下に説明される、さらなる工程を含み得る。以下の説明では、絶縁基板1cは「絶縁層10」とも称される。
図2Lに示されるように、金属膜13の表面13a上、及び、スルーホール導体16の内部(すなわち貫通孔16aの内部)を充填する充填体17の端面上に、金属膜15(第2金属膜)が形成される。金属膜15は、例えば、無電解めっき又はスパッタリングによって形成され得る。金属膜15は、無電解めっきやスパッタリングなどと、この無電解めっきなどによって形成された金属膜を給電層として用いる電解めっきとによって、2層構造を有するように形成されてもよい。充填体17の端面を覆う金属膜15を、スルーホール導体16の周囲の金属膜13と接するように形成することによって、後工程において、スルーホール導体16と電気的に接続されるビア導体23(図2N参照)をスルーホール導体16の真上に形成することができる。すなわち金属膜15は、スルーホール導体16を覆う、所謂蓋めっきである。このように、本実施形態の方法は、さらに、貫通孔16aの内部を充填する樹脂(図2Hの樹脂層5を構成する樹脂の一部である充填体17)の端面を覆う金属膜15を形成することを含み得る。金属膜15の形成によって、金属箔12、金属膜13、及び金属膜15からなる導体層11が絶縁層10の第1面1a及び第2面1bそれぞれの上に形成される。
金属膜15の形成後、例えばドライフィルムレジストの積層などによって、金属膜15上にエッチングレジストRが設けられる。エッチングレジストRには、適切な開口を有する露光マスクを用いた露光、及び現像によって、導体層11が有するべき導体パターンを形成する部分以外の部分を露出させる開口Raが形成される。そして、導体層11のうちの開口Ra内に露出する部分が、例えばウェットエッチングやドライエッチングなどによって除去されて、導体層11がパターニングされる。
図2Mに示されるように、スルーホール導体16のスルーホールパッドである導体パッド11aなどの所望の導体パターンを含む導体層11が得られる。絶縁層10の第1面1a及び第2面1bのうちの導体層11に覆われていない部分が露出する。図1の配線基板100のコア基板1が完成する。
図2Nに示されるように、コア基板1の両面それぞれにビルドアップ層2が形成される。ビルドアップ層2は、一般的なビルドアップ工法によって形成され得る。すなわち、例えばフィルム状又はシート状に成形された半硬化状態のエポキシ樹脂、BT樹脂、又はフッ素樹脂などをコア基板1上に積層して熱圧着することによって、絶縁層2aが形成される。絶縁層2aの上に、サブトラクティブ法、セミアディティブ法、又はフルアディティブ法などの任意の方法によって導体層21が形成され、絶縁層2a内にはビア導体23が形成される。さらに絶縁層2a及び導体層21と、それぞれ同様の方法で、絶縁層2b及び導体層22が形成され、絶縁層2b内にもビア導体23が形成される。
そして、ビルドアップ層2の上にソルダーレジスト3が形成される。ソルダーレジスト3は、例えば、感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを、スプレーイングや積層、又は印刷などで供給することによって形成される。適切な開口を有する露光マスク(図示せず)を用いる露光、及び現像、又はレーザー加工などによって、所望の位置に開口3aが形成される。以上の工程を経ることによって、図1の配線基板100が完成する。
図3A~図3Cには、一実施形態の配線基板の製造方法における金属膜13を薄くすること(図2J参照)、及び残存部51の研磨(第2研磨、図2K参照)に関する他の例が示されている。図3A~図3Cは、それぞれ、図2JのIIIA部に相当する部分の各工程後の状態を拡大して示している。
図3Aには、本実施形態の方法の他の例において、図2Jに示される工程のように金属膜13の厚い部分が薄くされた後の状態が示されている。図3Aの例では、金属膜13の表面13aのうちの樹脂層5(図2H参照)の残存部51に覆われていない部分(露出部分)が、残存部51に覆われている部分よりも凹まされている。すなわち、金属膜13のうちの残存部51に覆われていない部分が残存部51に覆われている部分よりも薄くされている。残存部51に覆われていない部分をこのように薄くすることによって、より確実に残存部51の全体を金属膜13の表面13a上に露出させることができる。このように本実施形態の方法において金属膜13の厚い部分を薄くすることは、絶縁基板1c(図2J参照)の両面それぞれの上の金属膜13のうちの残存部51に覆われていない部分を残存部51に覆われている部分よりも薄くすることを含み得る。
図3Bに示されるように、図2Kを参照して説明された工程と同様に第2研磨が行なわれ、残存部51が除去される。金属膜13の表面13aには、残存部51に覆われていた部分P1と残存部51に覆われていなかった部分P2との間に段差が生じている。そのため、残存部51の除去後も第2研磨が継続される。すなわち、残存部51に覆われていた部分P1が研磨される。また、スルーホール導体16の内部を充填する充填体17の端面も、継続される第2研磨によって研磨される。
図3Cに示されるように、継続される第2研磨によって、金属膜13の表面13aにおける段差が解消される。残存部に覆われていた部分P1における表面13aが、残存部に覆われていなかった部分P2における表面13aと略面一にされている。充填体17の端面も、金属膜13の表面13aと略面一にされている。金属膜13の表面13a及び充填体17の端面において、凹凸や起伏の少ない平坦面が得られる。また、金属膜13の部分P1の厚さが、第2研磨前よりも薄くされている。導体層11(図2M参照)への微細な導体パターンの形成に有利なことがある。
実施形態の配線基板の製造方法は、各図面を参照して説明された方法に限定されない。例えば、前述したように、実施形態の配線基板の製造方法によって、任意の層数を有する任意の積層構造の配線基板が製造され得る。図2Bの例の絶縁基板1cのような絶縁基板は、貫通孔16aのような貫通孔に関して密度の異なる領域を含んでいなくてもよく、絶縁基板全体に渡って一様に貫通孔が形成されていてもよい。絶縁基板上に形成される金属膜の厚さのばらつきは、貫通孔の密度以外の種々の要因でも生じ得る。また、スルーホール導体を覆う蓋めっき(図2Lの例の金属膜15のような金属膜)は形成されなくてもよい。実施形態の配線基板の製造方法には、前述された各工程以外に任意の工程が追加されてもよく、前述された工程のうちの一部が省略されてもよい。
100 配線基板
1 コア基板
1a 第1面
1b 第2面
1c 絶縁基板
10 絶縁層
11 導体層
13 金属膜
13a 表面
131 下層金属膜
132 上層金属膜
15 金属膜
16 スルーホール導体
16a 貫通孔
17 充填体
2 ビルドアップ層
4 凹部
5 樹脂層
5a 樹脂シート
51 残存部
P1 残存部に覆われている部分
P2 残存部に覆われていない部分

Claims (12)

  1. 第1面と前記第1面の反対面である第2面との間を貫く貫通孔を有する絶縁基板を用意することと、
    前記第1面及び前記第2面それぞれの上、及び前記貫通孔の内部に金属膜を形成することと、
    前記第1面及び前記第2面の上の前記金属膜上に前記金属膜の表面の凹部を埋める樹脂層を形成することと、
    前記樹脂層を研磨する第1研磨を行って前記金属膜を部分的に露出させることと、
    前記凹部に残る前記樹脂層の残存部を、前記金属膜を薄くすることによって前記金属膜の露出面から突出させることと、
    前記樹脂層の前記残存部を除去することと、
    を含んでいる、配線基板の製造方法。
  2. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記残存部を除去することは、前記残存部を研磨する第2研磨を行うことを含んでいる。
  3. 請求項2記載の配線基板の製造方法であって、前記第1研磨の研磨量は前記第2研磨の研磨量よりも多い。
  4. 請求項2記載の配線基板の製造方法であって、前記第2研磨を行うことは、前記残存部の研磨に続いて前記金属膜の表面を研磨することを含んでいる。
  5. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記樹脂層を形成することは、前記金属膜の前記表面の全面に樹脂シートを積層することを含んでいる。
  6. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記金属膜を薄くすることは、前記金属膜のうちの前記残存部に覆われていない部分に対してエッチングを行うことを含んでいる。
  7. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記金属膜を薄くすることは、前記第1面及び前記第2面それぞれの上の前記金属膜のうちの前記樹脂層の前記残存部に覆われていない部分を前記残存部に覆われている部分よりも薄くすることを含んでいる。
  8. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記金属膜を形成することは、電解めっきによって、前記第1面及び前記第2面それぞれの上から前記貫通孔の内部まで連続するめっき膜を形成することを含んでいる。
  9. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記樹脂層を形成することは、前記樹脂層を構成する樹脂の一部で前記貫通孔の内部を充填することを含んでいる。
  10. 請求項9記載の配線基板の製造方法であって、さらに、前記貫通孔の内部を充填する前記樹脂の一部の端面を覆う金属膜を形成することを含んでいる。
  11. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記絶縁基板を用意することは、100μm以上、250μm以下の内径を有する前記貫通孔を前記絶縁基板に形成することを含んでいる。
  12. 請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記絶縁基板として、0.8mm以上、2.5mm以下の厚さを有する絶縁基板が用意される。
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