JP2023124294A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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【課題】プラテンに記録媒体を載置するときに容易にグリットローラの位置を把握することができるプリンタを提供すること。【解決手段】プリンタ10は、プラテン15に載置された記録媒体5にインクを吐出するノズルを有し、主走査方向Yに移動可能なインクヘッド24と、副走査方向Xにおいてプラテン15より上流側に配置され、記録媒体5の移動をガイドするガイド部材71と、ガイド部材71の裏面71Bに連結された連結部材61と、プラテン15に設けられ、プラテン15に載置された記録媒体5を副走査方向Xに移動させるグリットローラ36と、を備え、ガイド部材71には、ガイド部材71を貫通し、かつ、グリットローラ36の主走査方向Yの位置を示す貫通穴75が形成され、連結部材61は、ガイド部材71の裏面71B側から貫通穴75を塞ぐように設けられている。【選択図】図8

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、記録媒体が載置されるプラテンと、プラテンに載置された記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、記録媒体を移動させるグリットローラと、を備えたインクジェットプリンタが知られている。印刷を行う前には、作業者はプラテンの所定の位置に予め記録媒体を載置する必要がある。記録媒体が適切な位置に載置されていない場合には、グリットローラによって記録媒体を適切に移動させることができない虞がある。このため、作業者は、記録媒体をプラテンに慎重に載置する必要がある。
例えば、特許文献1には、プラテンよりも副走査方向の上流側に配置された上流側ガイド部材に、グリットローラの位置を示す凹部が形成されたプリンタが開示されている。これにより、作業者はグリットローラの位置を直接視認できない場合であっても、凹部の位置を確認することによって容易にグリットローラの位置を認識することができ、グリットローラ上に記録媒体を確実に載置することができる。
特許第6568329号公報
ところで、特許文献1に記載のような上流側ガイド部材は、その表面に薄い保護シートが取り付けられた状態で加工されることがある。そして、プリンタの組み立ての際に、上流側ガイド部材から保護シートを取り外すということが行われている。ここで、上流側ガイド部材の表面に凹部を形成すると、保護シートの一部が凹部の形状に切り抜かれてしまうという問題が生じた。このため、上流側ガイド部材から保護シートを取り外す際には、凹部に切り抜かれた保護シートが残ってしまい、作業者はピンセット等でこれを取り除く必要があった。凹部の深さを調整することによって、凹部に保護シートが残らないようにすることが考えられるが、高度な技術を必要とするため生産コストが増大してしまうという虞がある。このため、コストの増加を抑えつつ容易にグリットローラの位置を把握することができる方法が望まれていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プラテンに記録媒体を載置するときに容易にグリットローラの位置を把握することができるプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体が載置されるプラテンと、プラテンに載置された記録媒体にインクを吐出するノズルを有し、主走査方向に移動可能なインクヘッドと、主走査方向と直交する副走査方向においてプラテンより上流側に配置され、表面の少なくとも一部が副走査方向の下流側から上流側に向けて斜め下方に傾き、記録媒体の移動をガイドするガイド部材と、ガイド部材の裏面に連結された連結部材と、プラテンに設けられ、プラテンに載置された記録媒体を副走査方向に移動させるグリットローラと、を備えている。ガイド部材には、ガイド部材を貫通し、かつ、グリットローラの主走査方向の位置を示す貫通穴が形成されている。連結部材は、ガイド部材の裏面側から貫通穴を塞ぐように設けられている。
本発明に係るインクジェットプリンタによると、副走査方向においてプラテンより上流側に配置されたガイド部材には、貫通穴が形成されている。ここで、貫通穴は、グリットローラの主走査方向の位置を示すため、グリットローラの位置を直接視認できない場合であっても、作業者は貫通穴の位置を確認することによって容易にグリットローラの位置を認識することができる。これにより、作業者は、グリットローラ上に記録媒体を確実に載置することができる。また、貫通穴は連結部材によってガイド部材の裏面側から塞がれているため、記録媒体がガイド部材の表面を副走査方向の上流側から下流側に移動する場合や副走査方向の下流側から上流側に移動する場合において、記録媒体の前端や後端が貫通穴に引っかかることがなく、記録媒体のスムーズな移動を妨げることがない。なお、ガイド部材を加工する際に、ガイド部材の表面に薄い保護シートが取り付けられている場合であっても、貫通穴を形成することで保護シートの一部は貫通穴の形状に打ち抜かれるため、保護シートが貫通穴に残ることはない。即ち、ガイド部材から容易に保護シートを取り外すことができる。
本発明によれば、プラテンに記録媒体を載置するときに容易にグリットローラの位置を把握することができるプリンタを提供することができる。
図1は、一実施形態に係るプリンタの正面図である。 図2は、一実施形態に係るプリンタの一部を示す正面図である。 図3は、一実施形態に係るプリンタの側面図である。 図4は、一実施形態に係るプリンタの背面図である。 図5は、一実施形態に係るプリンタの一部を示す断面図である。 図6は、一実施形態に係るプラテンの周辺の構造を示す平面図である。 図7は、一実施形態に係るプラテンの周辺の構造の一部を拡大した平面図である。 図8は、一実施形態に係る上流側ガイド部材の周辺の構造の一部を拡大した斜視図である。 図9は、図7中のA-A線に沿う断面図である。 図10は、図7中のB-B線に沿う断面図である。 図11は、他の一実施形態に係るガイド部材の周辺の構造を示す断面図である。 図12は、他の一実施形態に係るガイド部材の周辺の構造を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るプリンタについて説明する。本実施形態に係るプリンタは、記録媒体5に対して印刷および切断(カッティング)が可能なカッティングヘッド付きインクジェットプリンタ10(以下、プリンタ10とする。)である。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
以下の説明では、左、右、上、下とは、プリンタ10の正面にいる作業者から見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、作業者がプリンタ10の正面を向いているときにプリンタ10の後部から作業者に向かう方向を前方、作業者からプリンタ10の後部に向かう方向を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。後述するインクヘッドユニット20およびカッティングヘッドユニット25は、左方および右方に移動可能に設けられている。プリンタ10の後側を上流側と称し、プリンタ10の前側を下流側としたとき、記録媒体5は、上流側から下流側および下流側から上流側に向けて搬送される。本実施形態では、インクヘッドユニット20およびカッティングヘッドユニット25の移動方向を主走査方向Yといい、記録媒体5の搬送方向を副走査方向Xという。ここでは、主走査方向Yは左右方向に対応し、副走査方向Xは前後方向に対応する。主走査方向Yと副走査方向Xとは平面視で直交している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは特に限定される訳ではなく、プリンタ10の形態等に応じて適宜に設定可能である。
記録媒体5(図2参照)は、例えば、長尺に形成され、ロール状に巻かれて用いられる。なお、記録媒体5は、ロール状に巻かれたものが所定の長さに切断されたシート状のものであってもよい。記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体5には、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステルなどの樹脂材料から形成されたシート、台紙と台紙上に積層されかつ粘着剤が塗布された剥離紙とからなるシール材、アルミや鉄等から形成された金属板、ガラス板、木材板等が含まれる。本明細書において「切断」、「カッティング」とは、記録媒体5の厚み方向の全体を切断する場合(例えば、シール材の台紙および剥離紙の両方を切断する場合)と、記録媒体5の厚み方向の一部を切断する場合(例えば、シール材の台紙は切断せず、剥離紙のみを切断する場合)とが含まれる。
図1に示すように、プリンタ10は、ベース部材40と、記録媒体5(図2参照)が載置されるプラテン15と、プラテン15を加熱するヒーター19(図5参照)と、ベース部材40に取り付けられた本体ケース50と、右脚部16Rと、左脚部16Lと、インクヘッドユニット20(図2も参照)と、カッティングヘッドユニット25(図2も参照)と、を備えている。右脚部16Rおよび左脚部16Lは、ベース部材40の下部に取り付けられている。右脚部16Rおよび左脚部16Lは、ベース部材40を支持する。ベース部材40は、主走査方向Yに延びる。
図1に示すように、ベース部材40は、主走査方向Yに延びる。図5に示すように、ベース部材40は、支持台41と、支持台41上に配置された支持ケース42とを備えている。支持台41は、一側面(ここでは上面)が開口した略直方体形状に形成されている。支持台41の後部には、排気口41Tが貫通形成されている。排気口41Tは、後方(即ち副走査方向Xの上流側)に向けて開口する。支持台41の下部には、右脚部16R(図1参照)および左脚部16L(図1参照)が取り付けられている。支持ケース42は、一側面(ここでは上面)が開口した略直方体形状に形成されている。支持ケース42は、プラテン15を支持する。支持ケース42の下部には、プラテン15と支持ケース42とによって区画された後述する内部空間42Sと連通する排出孔42Tが貫通形成されている。排出孔42Tは、排気口41Tと連通する。
図2に示すように、プラテン15は、主走査方向Yに延びる。記録媒体5への印刷は、プラテン15上で行われる。図5に示すように、プラテン15は、ベース部材40に設けられている。より詳細には、プラテン15は、ベース部材40の支持ケース42に設けられている。プラテン15は、支持ケース42の開口42Hを塞ぐように支持ケース42上に配置されている。プラテン15と支持ケース42とによって内部空間42Sが区画される。プラテン15は、平板状に形成されている。即ち、プラテン15は、表面15Aが平坦状に形成されている。プラテン15には、上下方向に貫通する複数の吸引孔15Hが貫通形成されている。吸引孔15Hは、内部空間42Sと連通する。
ヒーター19は、プラテン15を加熱することによって記録媒体5を加熱する。図5に示すように、ヒーター19は、プラテン15の裏面15Bに配置されている。ヒーター19は、例えば、ニクロム線や鉄クロム線等の電熱線である。ヒーター19は、後述するグリットローラ36より前方に配置されている。
図5に示すように、プリンタ10は、ベース部材40の支持ケース42に設けられたファン45を備えている。ファン45は、支持ケース42の下壁42Bの裏面に設けられている。ファン45は、プラテン15の下方に設けられている。ファン45は、内部空間42Sの空気を排出孔42Tから排出するように構成されている。即ち、ファン45が駆動することによって、図5の矢印F1に示すように、吸引孔15Hを介して内部空間42Sに空気が吸引される。そして、図5の矢印F2に示すように、内部空間42Sの空気は排出孔42Tを介してファン45に吸引され、吸引された空気は排気口41Tからベース部材40の外部(ここでは後述するガイド部材71)に向けて排出されるように構成されている。これにより、プラテン15の表面15Aに載置された記録媒体5が浮き上がることが抑制される。
図2に示すように、プリンタ10は、主走査方向Yおよび上下方向に延びる中央壁17を備えている。中央壁17は、ベース部材40に支持されている。中央壁17は、プラテン15の上方に配置されている。中央壁17とプラテン15との間には、記録媒体5が通過可能な間隙58が形成されている。中央壁17は、本体ケース50に収容されている。
図2に示すように、プリンタ10は、ガイドレール18を備えている。ガイドレール18は、主走査方向Yに延びる。ガイドレール18は、中央壁17に設けられている。ガイドレール18は、プラテン15の上方に配置されている。
図2に示すように、インクヘッドユニット20は、ベース部材40に設けられている。インクヘッドユニット20は、本体ケース50の内方に配置されている。インクヘッドユニット20は、プラテン15より上方に配置されている。図5に示すように、インクヘッドユニット20は、キャリッジ22と、インクヘッド24とを備えている。キャリッジ22は、ガイドレール18に係合している。キャリッジ22は、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。インクヘッド24は、プラテン15に載置された記録媒体5にインクを吐出するノズル(図示せず)を有する。インクヘッド24は、記録媒体5に所定の画像を印刷する。インクヘッド24は、キャリッジ22に搭載されている。インクヘッド24は、キャリッジ22の移動に伴って、主走査方向Yに移動可能に構成されている。
図2に示すように、カッティングヘッドユニット25は、ベース部材40に設けられている。カッティングヘッドユニット25は、本体ケース50の内方に配置されている。カッティングヘッドユニット25は、プラテン15より上方に配置されている。カッティングヘッドユニット25は、インクヘッドユニット20の左方に配置されている。カッティングヘッドユニット25は、キャリッジ27と、カッター(図示せず)を有するカッティングヘッド29とを備えている。キャリッジ27は、ガイドレール18に係合している。キャリッジ27は、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。カッターは、プラテン15に載置された記録媒体5を切断する。カッティングヘッド29は、キャリッジ27に搭載されている。カッティングヘッド29は、キャリッジ27の移動に伴って、主走査方向Yに移動可能に構成されている。本実施形態では、インクヘッドユニット20のキャリッジ22とカッティングヘッドユニット25のキャリッジ27とは一体となって移動可能に構成されている。また、キャリッジ27は、インクヘッドユニット20のキャリッジ22から独立して単独で移動可能に構成されている。
図2に示すように、プリンタ10は、キャリッジ移動機構30を備えている。キャリッジ移動機構30は、プラテン15に載置された記録媒体5に対してインクヘッドユニット20のキャリッジ22およびカッティングヘッドユニット25のキャリッジ27を相対的に主走査方向Yに移動させる機構である。キャリッジ移動機構30は、キャリッジ22およびキャリッジ27を主走査方向Yに移動させる。なお、キャリッジ移動機構30の構成は特に限定されない。キャリッジ移動機構30は、第1プーリ31と、第2プーリ32と、無端状のベルト33と、キャリッジモータ34とを備えている。第1プーリ31は、ガイドレール18の左端側に設けられている。第2プーリ32は、ガイドレール18の右端側に設けられている。ベルト33は、第1プーリ31と第2プーリ32とに巻き掛けられている。ベルト33は、キャリッジ27の背面上部に固定されている。第2プーリ32には、キャリッジモータ34が接続されている。ただし、キャリッジモータ34は、第1プーリ31に接続されていてもよい。ここでは、キャリッジモータ34が駆動して、第2プーリ32が回転することで、第1プーリ31と第2プーリ32との間においてベルト33が走行する。これにより、キャリッジ22およびキャリッジ27は主走査方向Yに移動する。
図2に示すように、プリンタ10は、媒体移動機構35を備えている。媒体移動機構35は、プラテン15に載置された記録媒体5をインクヘッドユニット20およびカッティングヘッドユニット25に対して副走査方向Xに相対的に移動させるものである。媒体移動機構35は、プラテン15に載置された記録媒体5を副走査方向Xに移動させる。媒体移動機構35は、複数のグリットローラ36と、複数のピンチローラ37と、保持シャフト38と、を備えている。
図2に示すように、グリットローラ36は、プラテン15に設けられている。グリットローラ36は、グリットローラ36の上部が外部に露出するようにプラテン15に埋設されている。グリットローラ36は、主走査方向Yに並列している。グリットローラ36は、ピンチローラ37の下方に配置されている。グリットローラ36は、ピンチローラ37との間に記録媒体5を挟み込む。グリットローラ36とピンチローラ37との間に記録媒体5が挟まれた状態で、グリットローラ36に接続されたフィードモータ(図示せず)が駆動してグリットローラ36が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。
図2に示すように、ピンチローラ37は、プラテン15より上方に配置されている。ピンチローラ37は、ガイドレール18より下方に配置されている。ピンチローラ37は、グリットローラ36と対向する位置に配置されている。ピンチローラ37は、プラテン15に載置された記録媒体5を上から押さえる。ピンチローラ37は、保持シャフト38に摺動自在に保持されている。ピンチローラ37は、主走査方向Yの位置を変更可能に設けられている。
図2に示すように、保持シャフト38は、主走査方向Yに延びる。保持シャフト38は、ピンチローラ37を保持する。保持シャフト38が軸周りに回転することによって、ピンチローラ37をグリットローラ36に接近させたり、グリットローラ36から離反させたりすることができる。保持シャフト38は、プラテン15より上方に配置されている。保持シャフト38は、ベース部材40に回転可能に支持されている。
図1に示すように、プリンタ10は、ローディングレバー46を備えている。ローディングレバー46は、作業者によって手動で操作される。ローディングレバー46は、ピンチローラ37(図2参照)をグリットローラ36(図2参照)に対して接近および離反させるように保持シャフト38(図2参照)を回転させる。ローディングレバー46は、ベース部材40に設けられている。ローディングレバー46は、プリンタ10の前側に位置する第1ローディングレバー47と、プリンタ10の後側に位置する第2ローディングレバー48(図3参照)とを備えている。第1ローディングレバー47および第2ローディングレバー48は、保持シャフト38と接続されたリンク機構(図示せず)によって連結されている。
図2に示すように、第1ローディングレバー47は、プラテン15より前方に設けられている。第1ローディングレバー47は、プラテン15の右方に設けられている。例えば、第1ローディングレバー47を第1基準位置から第1固定位置まで押し下げることによって保持シャフト38が回転して、ピンチローラ37がグリットローラ36に接近する。また、第1ローディングレバー47を第1固定位置から第1基準位置まで押し上げることによって保持シャフト38が回転して、ピンチローラ37がグリットローラ36から離反する。
図4に示すように、第2ローディングレバー48は、プラテン15より後方に設けられている。第2ローディングレバー48は、プラテン15の右方に設けられている。例えば、第2ローディングレバー48を第2基準位置から第2固定位置まで押し下げることによって保持シャフト38が回転して、ピンチローラ37がグリットローラ36に接近する。また、第2ローディングレバー48を第2固定位置から第2基準位置まで押し上げることによって保持シャフト38が回転して、ピンチローラ37がグリットローラ36から離反する。
図4に示すように、プリンタ10は、ロール状に巻かれた記録媒体5(図2参照)を回転可能に保持する第1ホルダー95および第2ホルダー96を備えている。第1ホルダー95は、第2ホルダー96の左方に配置されている。第1ホルダー95および第2ホルダー96は、プラテン15より後方に配置されている。第1ホルダー95および第2ホルダー96は、本体ケース50より下方に配置されている。第1ホルダー95および第2ホルダー96は、主走査方向Yに延びる一対のスライドバー97にスライド自在に設けられている。第1ホルダー95および第2ホルダー96は、スライドバー97に沿って主走査方向Yの位置を変更することができる。スライドバー97は、左脚部16Lおよび右脚部16Rに支持されている。なお、図2では、第1ホルダー95および第2ホルダー96の図示を省略している。
図2に示すように、プリンタ10は、下流側ガイド部材80を備えている。図5に示すように、下流側ガイド部材80は、プラテン15より前方(即ち副走査方向Xの下流側)に配置されている。下流側ガイド部材80は、ベース部材40に支持されている。下流側ガイド部材80は、プラテン15から離間している。下流側ガイド部材80の表面80Aは後方から前方(即ち副走査方向Xの上流側から下流側)に向けて斜め下方に傾いている。下流側ガイド部材80は、例えば横断面円弧状に形成されている。下流側ガイド部材80は、プラテン15から離れるほど下方に向かうように湾曲している。下流側ガイド部材80は、記録媒体5の移動をガイドする。下流側ガイド部材80は、記録媒体5が上流側から下流側に移動するときには、プラテン15からの記録媒体5の移動をガイドする。下流側ガイド部材80は、記録媒体5が下流側から上流側に移動するときには、プラテン15への記録媒体5の移動をガイドする。
図5に示すように、プリンタ10は、上流側ガイド部材60を備えている。上流側ガイド部材60は、プラテン15より後方(即ち副走査方向Xの上流側)に配置されている。上流側ガイド部材60は、連結部材61とガイド部材71とを含む。
図5に示すように、連結部材61は、プラテン15より後方(即ち副走査方向Xの上流側)に配置されている。連結部材61は、プラテン15に接続されている。後述するように、連結部材61は、ガイド部材71の裏面71Bに連結されている。図9に示すように、連結部材61は、前方から後方(即ち副走査方向Xの下流側から上流側)に向けて斜め下方に傾き、記録媒体5が搬送される表面61Aを備えるガイド部61Gと、ガイド部61Gの上流側に設けられガイド部材71に接続される接続部61Cと、を有している。連結部材61のガイド部61Gは、例えば横断面円弧状に形成されている。連結部材61は、記録媒体5の移動をガイドする。即ち、連結部材61は、ガイド部材71からの記録媒体5の移動をガイドする。連結部材61には、プラテン15(図5参照)からヒーター19(図5参照)の熱が伝達される。即ち、ヒーター19は、プラテン15および連結部材61を介して、連結部材61の表面61Aを搬送される記録媒体5を加熱することができる。連結部材61の接続部61Cは、ガイド部61Gの表面61Aに対して反対側の裏面61B側から断面L字状に突出する保持部61Hと、保持部61Hの突出端(上流側の端部)から斜め下方に延設された連結部61Jと、を有している。連結部61Jによって、ガイド部材71は連結部材61に支持されている。
図5に示すように、ガイド部材71は、連結部材61より後方(即ち副走査方向Xの上流側)に配置されている。ガイド部材71は、連結部材61およびベース部材40に接続されている。ガイド部材71は、少なくとも一部が前方から後方(即ち副走査方向Xの下流側から上流側)に向けて斜め下方に傾き、記録媒体5が搬送される表面71Aを備えている。図9に示すように、ガイド部材71は、表面71Aが前方から後方に向けて斜め下方に傾く第1部分71Xと、第1部分71Xの上端から前斜め下方に傾く第2部分71Yと、第1部分71Xの下端から前斜め下方に傾く第3部分71Zとを有する。ガイド部材71は、記録媒体5の移動をガイドする。即ち、ガイド部材71は、第1ホルダー95(図4参照)および第2ホルダー96(図4参照)から巻き解かれた記録媒体5の移動をガイドする。
図6に示すように、ガイド部材71の第1部分71Xには、複数の貫通穴75が形成されている。貫通穴75は、ガイド部材71と連結部材61との連結部分である、ガイド部材71の第1部分71Xにおける下流側に配置されており、第1部分71Xの高い位置(例えば第1部分71Xの高さ方向の中心より上方)に設けられている。貫通穴75は、グリットローラ36毎に設けられている。例えば、グリットローラ36が、8個の場合には、各グリットローラ36に対して貫通穴75が設けられている。貫通穴75は、グリットローラ36の主走査方向Yの位置を示す。即ち、貫通穴75の副走査方向Xの下流側にはグリットローラ36が位置する。ここで、貫通穴75がグリットローラ36の主走査方向Yの位置を示すとは、記録媒体5を載置可能な位置を示すことに相当する。図8に示すように、貫通穴75は、ガイド部材71の表面71Aから裏面71Bを貫通している。即ち、貫通穴75は、ガイド部材71の厚み方向に貫通する。貫通穴75は、ガイド部材71第1部分71Xに形成されている。図7に示すように、貫通穴75は、第1貫通穴76と第2貫通穴77とを含む。
図7に示すように、第1貫通穴76は、グリットローラ36の主走査方向Yの一端側(ここでは右端36R側)の第1位置を示す。即ち、第1貫通穴76の副走査方向Xの下流側にはグリットローラ36が位置する。ここでは、第1位置は、記録媒体5の端部を載置可能な位置のうち最も右側の位置を示す。第1位置は、例えば、グリットローラ36の右端36Rから左方に所定の距離(例えば5mm~20mm程度)だけ離れた位置である。なお、第1位置は、グリットローラ36の右端36Rであってもよい。第1貫通穴76は、例えば、グリットローラ36の一端(ここでは右端36R)より他端側(ここでは左端36L側)に位置する。第1貫通穴76は、例えば、主走査方向Yに関して右端36Rとグリットローラ36の主走査方向Yの中心36Cとの間に位置する。
図7に示すように、第2貫通穴77は、グリットローラ36の主走査方向Yの他端側(ここでは左端36L側)の第2位置を示す。即ち、第2貫通穴77の副走査方向Xの下流側にはグリットローラ36が位置する。ここでは、第2位置は、記録媒体5の端部を載置可能な位置のうち最も左側の位置を示す。第2位置は、例えば、グリットローラ36の左端36Lから右方または左方に所定の距離(例えば5mm~20mm程度)だけ離れた位置である。なお、第2位置は、グリットローラ36の左端36Lであってもよい。第2貫通穴77は、例えば、グリットローラ36の左端36Lの側方に位置する。ここでは、第2貫通穴77は、主走査方向Yに関して左端36Lより左方に位置するが、第2貫通穴77は、例えば、主走査方向Yに関して左端36Lとグリットローラ36の主走査方向Yの中心36Cとの間に位置してもよい。主走査方向Yに関して、第1貫通穴76と第2貫通穴77との間(即ち第1位置と第2位置との間)は、記録媒体5の端部が配置される位置になる。本実施形態では、最も右側に位置するグリットローラ36の主走査方向Yの位置を示す第1貫通穴76と第2貫通穴77との間に記録媒体5の右端部が配置され、残りのグリットローラ36のいずれか一つの主走査方向Yの位置を示す第1貫通穴76と第2貫通穴77との間に記録媒体5の左端部が配置される。
図7に示すように、第1貫通穴76および第2貫通穴77は、副走査方向Xの上流側から見て三角形状に形成されている。第1貫通穴76の頂点76Aを通る三角形状の第1貫通穴76の垂線は、主走査方向Yと平行である。第2貫通穴77の頂点77Aを通る三角形状の第2貫通穴77の垂線は、主走査方向Yと平行である。第1貫通穴76の頂点76Aは、第2貫通穴77の頂点77Bと対向する。即ち、第1貫通穴76の垂線と第2貫通穴77の垂線とは重なる。例えば、第1貫通穴76の頂点76Aは、グリットローラ36に対して記録媒体5を載置可能な始点を示し得る。また、第2貫通穴77の頂点77Aは、グリットローラ36に対して記録媒体5を載置可能な終点を示し得る。第1貫通穴76および第2貫通穴77は、副走査方向Xの上流側から見たとき(即ちプリンタ10を後方から見たとき)に、第2ローディングレバー48より上方に位置する。第1貫通穴76および第2貫通穴77は、副走査方向Xの上流側から見たときに、グリットローラ36より下方に位置する。
図9に示すように、連結部材61とガイド部材71とは、締結部材78によって相互に連結されている。締結部材78は、例えばビスである。ガイド部材71の第1部分71Xにおける下流側の部分(第2部分71Y側の部分)は、締結部材78によって連結部材61の連結部61Jの表面61Aに連結されている。図10に示すように、連結部材61は、ガイド部材71の裏面71B側から貫通穴75を塞ぐように当接されている。このため、図8に示すように、貫通穴75を介して連結部材61の一部が外部に露出する。ここで、図9に示すように、連結部材61の後端部分には、主走査方向Yに延びる溝61Dが形成されている。溝61Dは、連結部材61の表面61Aから裏面61B側に凹むように設けられている。溝61Dは、接続部61C(より詳細にはガイド部61Gと連結部61Jとの間)に設けられている。溝61Dは、締結部材78より上方かつ前方(即ち副走査方向Xの下流側)に位置する。溝61Dは、後方(即ち副走査方向Xの上流側)に向けて開口している。ガイド部材71の前端71F(即ち副走査方向Xの下流側の端部)は、溝61Dに収容されている。前端71Fは、ガイド部材71の第2部分71Yに含まれる。
プラテン15、連結部材61、ガイド部材71、支持台41および支持ケース42を形成する材料は、特に限定されない。プラテン15は、例えば、アルミニウムから形成されている。連結部材61は、例えば、アルミニウムから形成されている。プラテン15および連結部材61の表面には、例えば、アルマイト処理が施されている。ガイド部材71は、例えば、ステンレス鋼から形成されている。支持ケース42および支持台41は、例えば、鉄から形成されている。連結部材61の色とガイド部材71の色とは異なる。例えば、連結部材61は銀色であり、ガイド部材71は灰色である。図8に示すように、連結部材61の色とガイド部材71の色とが異なることにより、貫通穴75の視認性が高まる。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、副走査方向Xにおいてプラテン15より上流側に配置されたガイド部材71には、貫通穴75が形成されている。ここで、貫通穴75は、グリットローラ36の主走査方向Yの位置を示すため、グリットローラ36の位置を直接視認できない場合であっても、作業者は貫通穴75の位置を確認することによって容易にグリットローラ36の位置を認識することができる。これにより、作業者は、グリットローラ36上に記録媒体5を確実に載置することができる。また、貫通穴75は連結部材61によってガイド部材71の裏面71B側から塞がれているため、記録媒体5がガイド部材71の表面71Aを副走査方向Xの上流側から下流側に移動する場合や副走査方向Xの下流側から上流側に移動する場合において、記録媒体5の前端や後端が貫通穴75に引っかかることがなく、記録媒体5のスムーズな移動を妨げることがない。なお、ガイド部材71を加工する際に、ガイド部材71の表面71Aに薄い保護シートが取り付けられている場合であっても、貫通穴75を形成することで保護シートの一部は貫通穴75の形状に打ち抜かれるため、ガイド部材71から保護シートを外した場合に保護シートが貫通穴75に残ることはない。即ち、ガイド部材71の表面71Aに凹部を形成することでグリットローラ36の目印を設ける場合と比較して、ガイド部材71の取り付け後に凹部に残った保護シートを取り外す作業が不要となるため、ガイド部材71の取り付け作業性を向上させることができる。また、ガイド部材71の表面71Aに凹部を形成する場合と比較して、貫通穴75を形成するほうが、加工が簡単である。特にガイド部材71は薄板から成形されているため、薄板に凹みを設ける加工は困難であり、加工に手間を要する。これに対し、貫通穴75を形成する場合は打ち抜き加工を行えばよいため簡易である。よって、ガイド部材71の表面71Aに凹部を形成することでグリットローラ36の目印を設ける場合と比較して、ガイド部材71の加工に手間がかからないため、ガイド部材71のコストを削減することができる。
本実施形態のプリンタ10では、貫通穴75は、グリットローラ36の主走査方向Yの一端(ここでは右端36R)側の第1位置を示す第1貫通穴76と、グリットローラ36の主走査方向Yの他端(ここでは左端36L)側の第2位置を示す第2貫通穴77と、を含む。これにより、グリットローラ36の位置がより明確となるため、第1貫通穴76および第2貫通穴77の位置に基づいて、作業者はグリットローラ36上に記録媒体5を確実に載置することができる。
本実施形態のプリンタ10では、第1貫通穴76は、主走査方向Yに関してグリットローラ36の主走査方向Yの一端(ここでは右端36R)とグリットローラ36の主走査方向Yの中心36Cとの間に位置し、第2貫通穴77は、主走査方向Yに関してグリットローラ36の主走査方向Yの他端(ここでは左端36L)の側方に位置する。例えば、グリットローラ36において、記録媒体5の主走査方向Yの端部を載置するのにより好適な部分(例えば記録媒体5に対するグリップ力がより高い等)がある場合には、該部分の両端付近に第1貫通穴76および第2貫通穴77を形成することによって、作業者はグリットローラ36上の好適な位置に記録媒体5の端部を載置することができる。
本実施形態のプリンタ10では、第1貫通穴76および第2貫通穴77は、副走査方向Xの上流側から見て三角形状に形成され、第1貫通穴76の一の頂点76Aは、第2貫通穴77の一の頂点77Aと対向する。これにより、作業者は、第1貫通穴76の一の頂点76Aと第2貫通穴77の一の頂点77Aとの間にグリットローラ36が位置することをより容易に確認することができる。
本実施形態のプリンタ10では、連結部材61は、副走査方向Xの下流側から上流側に向けて斜め下方に傾き、プラテン15より上流側かつガイド部材71より下流側に配置され、プラテン15およびガイド部材71に接続されると共に、記録媒体5の移動をガイドするように構成されている。かかる構成によると、貫通穴75を下方から塞ぐ連結部材61によって、記録媒体5をガイド部材71からプラテン15にガイドすることができる。
本実施形態のプリンタ10では、ガイド部材71の色と連結部材61の色とは異なる。かかる構成によると、ガイド部材71に形成された貫通穴75を介して視認される連結部材61は、ガイド部材71と色が異なるため、その視認性は高い。即ち、作業者は容易に貫通穴75の位置を認識することができる。
本実施形態のプリンタ10では、プラテン15には、上下方向に貫通する複数の吸引孔15Hが形成されている。プリンタ10は、プラテン15の下方に設けられ、吸引孔15Hを介して空気を吸引するファン45を備えている。ガイド部材71には貫通穴75が形成されているが連結部材61によって塞がれているため、吸引孔15Hを介して空気を吸引するファン45から排出された空気が貫通穴75を介してガイド部材71の表面71A側に流れることはない。即ち、ガイド部材71の表面71Aに載置された記録媒体5にファン45から排出された空気が流れないため、記録媒体5に浮き上がりやずれ等が発生することが抑制される。また、貫通穴75に記録媒体5が引っかかる等の不具合の発生を抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10では、主走査方向Yに移動可能であり、プラテン15に載置された記録媒体5を切断するカッターを有するカッティングヘッド29を備えている。カッターによって記録媒体5を切断する場合には、インクヘッド24によって記録媒体5に印刷する場合と比較して、記録媒体5がグリットローラ36によって副走査方向Xの上流側から下流側および副走査方向Xの下流側から上流側に移動される回数が多い。このため、記録媒体5が副走査方向Xの下流側から上流側に移動されるときには、記録媒体5の後端が貫通穴75に引っかかる虞がある。しかしながら、本実施形態では貫通穴75は連結部材61によってガイド部材71の裏面71B側から塞がれているため、記録媒体5のスムーズな移動が実現される。
<第2実施形態>
上述した実施形態では、貫通穴75が形成されるガイド部材71は、連結部材61より後方(即ち副走査方向Xの上流側)に配置されているが、これに限定されない。例えば、図11に示すように、貫通穴75が形成されるガイド部材71は、連結部材61より前方(即ち副走査方向Xの下流側)に配置されていてもよい。ガイド部材71は、プラテン15(図5参照)に接続されている。ガイド部材71の副走査方向Xの上流側には連結部材61が連結されており、連結部材61からの記録媒体5の移動をガイドする。ガイド部材71には、プラテン15からヒーター19の熱が伝達される。連結部材61は、ガイド部材71およびベース部材40(図5参照)に接続されている。連結部材61は、第1ホルダー95(図4参照)および第2ホルダー96(図4参照)から巻き解かれた記録媒体5の移動をガイドする。ここでは、ガイド部材71は、例えば、アルミニウムから形成されている。連結部材61は、例えば、ステンレス鋼から形成されている。
本実施形態のプリンタ10では、連結部材61は、少なくとも一部が副走査方向Xの下流側から上流側に向けて斜め下方に傾き、ガイド部材71より上流側に配置され、ガイド部材71に接続されると共に、記録媒体5の移動をガイドするように構成されている。かかる構成によると、貫通穴75を下方から塞ぐ連結部材61によって、記録媒体5をガイド部材71にガイドすることができる。
<第3実施形態>
上述した各実施形態では、連結部材61は、記録媒体5の移動をガイドするように構成されていたが、これに限定されない。例えば、図12に示すように、連結部材61の全体は、ガイド部材71の裏面71Bに位置していてもよい。この場合には、連結部材61は、ガイド部材71に形成された貫通穴75をガイド部材71の裏面71B側から塞ぐという機能を有するが、記録媒体5の移動をガイドしない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、第1貫通穴76および第2貫通穴77は三角形状に形成されていたが、これに限定されない。第1貫通穴76および第2貫通穴77は、例えば、矢印や記号(例えば「+」や「<」や「>」等)に形成されていてもよい。また、第1貫通穴76および第2貫通穴77は、円形状、長円形状、矩形状に形成されていてもよい。
5 記録媒体
10 プリンタ(カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ)
15 プラテン
20 インクヘッドユニット
24 インクヘッド
25 カッティングヘッドユニット
36 グリットローラ
37 ピンチローラ
40 ベース部材
60 上流側ガイド部材
61 連結部材
71 ガイド部材
75 貫通穴

Claims (9)

  1. 記録媒体が載置されるプラテンと、
    前記プラテンに載置された前記記録媒体にインクを吐出するノズルを有し、主走査方向に移動可能なインクヘッドと、
    前記主走査方向と直交する副走査方向において前記プラテンより上流側に配置され、表面の少なくとも一部が前記副走査方向の下流側から上流側に向けて斜め下方に傾き、前記記録媒体の移動をガイドするガイド部材と、
    前記ガイド部材の裏面に連結された連結部材と、
    前記プラテンに設けられ、前記プラテンに載置された前記記録媒体を前記副走査方向に移動させるグリットローラと、を備え、
    前記ガイド部材には、前記ガイド部材を貫通し、かつ、前記グリットローラの前記主走査方向の位置を示す貫通穴が形成され、
    前記連結部材は、前記ガイド部材の前記裏面側から前記貫通穴を塞ぐように設けられている、インクジェットプリンタ。
  2. 前記貫通穴は、前記グリットローラの前記主走査方向の一端側の第1位置を示す第1貫通穴と、前記グリットローラの前記主走査方向の他端側の第2位置を示す第2貫通穴と、を含む、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1貫通穴は、前記主走査方向に関して前記グリットローラの前記主走査方向の前記一端と前記グリットローラの前記主走査方向の中心との間に位置し、
    前記第2貫通穴は、前記主走査方向に関して前記グリットローラの前記主走査方向の前記他端の側方に位置する、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第1貫通穴および前記第2貫通穴は、前記副走査方向の上流側から見て三角形状に形成され、
    前記第1貫通穴の一の頂点は、前記第2貫通穴の一の頂点と対向する、請求項2または3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記連結部材は、前記副走査方向の下流側から上流側に向けて斜め下方に傾き、前記プラテンより上流側かつ前記ガイド部材より下流側に配置され、前記プラテンおよび前記ガイド部材に接続されると共に、前記記録媒体の移動をガイドするように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記連結部材は、少なくとも一部が前記副走査方向の下流側から上流側に向けて斜め下方に傾き、前記ガイド部材より上流側に配置され、前記ガイド部材に接続されると共に、前記記録媒体の移動をガイドするように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記ガイド部材の色と前記連結部材の色とは異なる、請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記プラテンには、上下方向に貫通する複数の吸引孔が形成され、
    前記プラテンの下方に設けられ、前記吸引孔を介して空気を吸引するファンを備えている、請求項1から7のいずれか一項にインクジェットプリンタ。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタと、
    前記主走査方向に移動可能であり、前記プラテンに載置された前記記録媒体を切断するカッターを有するカッティングヘッドと、を備えている、カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ。
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