JP2023124097A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023124097000001
【課題】搬送する媒体を読み取る構成において、媒体の厚さが変更された場合、媒体の搬送不良が生じる虞がある。
【解決手段】スキャナー1は、読取部40と、第1駆動ローラー23と、第1従動ローラー24と、第2駆動ローラー27と、第2従動ローラー28と、駆動部50と、伝達部70とを備える。読取部40は、原稿Gを読み取る。第1駆動ローラー23は、原稿Gを読取部40に向けて搬送する。第1従動ローラー24は、第1駆動ローラー23と共に原稿Gを挟み、従動回転が可能である。第2駆動ローラー27は、原稿Gを読取部40から搬送方向の下流へ搬送する。第2従動ローラー28は、第2駆動ローラー27と共に原稿Gを挟み、従動回転が可能である。駆動部50は、第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27を回転駆動する。伝達部70は、第1従動ローラー24及び第2従動ローラー28の一方から他方へ回転力を伝達する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
特許文献1の画像読取装置は、2つの駆動ローラーと、2つの従動ローラーと、1つの駆動部とを備える。2つの駆動ローラーは、駆動部及び連結ギアにより同一駆動条件で駆動される。2つの従動ローラーは、2つの駆動ローラーの回転により回転される。
特開2019-97057号公報
特許文献1のように搬送する媒体を読み取る構成において、媒体の厚さが変更された場合、媒体に作用する搬送力が変わることで媒体の搬送不良が生じる虞がある。
上記課題を解決する為の、本発明に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読取部と、回転駆動されることで前記媒体を前記読取部に向けて搬送する第1駆動ローラーと、前記第1駆動ローラーと共に前記媒体を挟み、従動回転が可能な第1従動ローラーと、回転駆動されることで前記媒体を前記読取部から搬送方向の下流へ搬送する第2駆動ローラーと、前記第2駆動ローラーと共に前記媒体を挟み、従動回転が可能な第2従動ローラーと、前記第1駆動ローラー及び前記第2駆動ローラーを回転駆動する駆動部と、前記第1従動ローラー及び前記第2従動ローラーの一方から他方へ回転力を伝達する伝達部と、を備えることを特徴とする。
実施形態1に係るスキャナーにおいて装置本体が通常読取姿勢にある状態を前方から見た斜視図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて装置本体が通常読取姿勢にある状態を幅方向の一方から見た断面図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて装置本体が冊子読取姿勢にある状態を幅方向の一方から見た断面図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて第1ユニットに対して第2ユニットが開放された状態を示す斜視図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて装置本体が通常読取姿勢にある状態を後方から見た斜視図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて装置本体が通常読取姿勢にある状態の内部を幅方向の他方から見た側面図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて第1搬送ローラー対が原稿を搬送すると共に第2搬送ローラー対が原稿を搬送しない状態を示す概略図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて第1搬送ローラー対及び第2搬送ローラー対が原稿を搬送する状態を示す概略図。 実施形態1に係るスキャナーにおいて第2搬送ローラー対が原稿を搬送すると共に第1搬送ローラー対が原稿を搬送しない状態を示す概略図。 実施形態1の第1変形例に係るスキャナーにおいて第1読取部に対する第2読取部の高さが変更される状態を示す斜視図。 実施形態1の第2変形例に係るスキャナーにおいて原稿の幅方向の端部位置が矯正部材によって矯正される状態を示す概略図。 実施形態1の第3変形例に係るスキャナーにおいて原稿のスキューが低減される状態を示す概略図。 実施形態2に係るスキャナーにおいてレシートが載置部に載置された状態を示す部分斜視図。 実施形態2に係るスキャナーにおいて第3従動ローラーが揺動される状態を示す概略図。 実施形態2の第1変形例に係るスキャナーにおいてレシートが載置部に載置された状態を示す部分斜視図。 実施形態2の第2変形例に係るスキャナーにおける原稿の搬送経路及び搬送経路の周辺部を示す概略図。 実施形態3のスキャナーにおいてペーパーサポート部のレシートが静電吸着される状態を示す概略図。 実施形態4のスキャナーにおいて分離ローラーが軸方向に複数設けられた状態を示す概略図。
以下、本発明について概略的に説明する。
第1の態様に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読取部と、回転駆動されることで前記媒体を前記読取部に向けて搬送する第1駆動ローラーと、前記第1駆動ローラーと共に前記媒体を挟み、従動回転が可能な第1従動ローラーと、回転駆動されることで前記媒体を前記読取部から搬送方向の下流へ搬送する第2駆動ローラーと、前記第2駆動ローラーと共に前記媒体を挟み、従動回転が可能な第2従動ローラーと、前記第1駆動ローラー及び前記第2駆動ローラーを回転駆動する駆動部と、前記第1従動ローラー及び前記第2従動ローラーの一方から他方へ回転力を伝達する伝達部と、を備えることを特徴とする。
前記駆動部の駆動により前記第1駆動ローラーが回転されることで、前記第1従動ローラーが従動回転される。そして、前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに挟まれた前記媒体は、前記読取部に向けて搬送される。このとき、前記第1従動ローラーでは、前記媒体が介在することで前記第1駆動ローラーの駆動力が直接、伝達されなくなるため、前記媒体の搬送力が低下する可能性がある。特に、前記媒体が厚さの薄いものから厚いものに変えられた場合、前記第1従動ローラーによる前記媒体の搬送力の低下が顕著となる可能性がある。
本態様によれば、前記駆動部の駆動により前記第2駆動ローラーが回転されることで、前記第2従動ローラーが従動回転される。前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーによる前記媒体の搬送の開始時点では、前記第2駆動ローラー及び前記第2従動ローラーが前記媒体を挟んでいないため、前記第2駆動ローラーの駆動力は、前記第2従動ローラーに直接、伝達される。
ここで、前記伝達部は、前記第2従動ローラーから前記第1従動ローラーへ回転力を伝達する。これにより、前記第1従動ローラーにおける前記媒体の搬送力が大きくなるので、前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーによる前記媒体の搬送不良を抑制できる。
さらに、前記媒体が、前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーから離れると共に、前記第2駆動ローラー及び前記第2従動ローラーにより搬送される場合、前記第1駆動ローラーの駆動力は、前記第1従動ローラーに直接、伝達される。そして、前記伝達部は、前記第1従動ローラーから前記第2従動ローラーへ回転力を伝達する。これにより、前記第2従動ローラーにおける前記媒体の搬送力が大きくなるので、前記第2駆動ローラー及び前記第2従動ローラーによる前記媒体の搬送不良を抑制できる。
第2の態様に係る画像読取装置は、第1の態様において、前記伝達部の一部は、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に見て、前記読取部の一部とオーバーラップすることを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送方向及び前記幅方向の両方と交差する交差方向において、前記読取部と前記伝達部が離れて配置されないので、前記画像読取装置を前記交差方向に小型化できる。
第3の態様に係る画像読取装置は、第1の態様又は第2の態様において、前記駆動部の一部は、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に見て、前記読取部の他の一部とオーバーラップすることを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送方向及び前記幅方向の両方と交差する交差方向において、前記読取部と前記駆動部がずれて配置されないので、前記画像読取装置を前記交差方向に小型化できる。
第4の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つにおいて、前記伝達部は、回転力を伝達する伝達ベルトを有することを特徴とする。
本態様によれば、1つの前記伝達ベルトを用いて前記回転力を伝達できるので、前記伝達部として1つの大きなギアや、複数のギアを用いる構成に比べて、使用する部品点数を減らすと共に前記画像読取装置の大型化を抑制できる。
第5の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第4の態様のいずれか一つにおいて、前記駆動部は、前記第1駆動ローラー及び前記第2駆動ローラーの一方から他方へ駆動力を伝達する駆動ベルトを有することを特徴とする。
本態様によれば、1つの前記駆動ベルトを用いて前記駆動力を伝達できるので、前記駆動部として1つの大きなギアや、複数のギアを用いる構成に比べて、使用する部品点数を減らすと共に前記画像読取装置の大型化を抑制できる。
第6の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第5の態様のいずれか一つにおいて、前記第1従動ローラーは、前記第1駆動ローラーとの接触により第1摩擦力が生じる第1摩擦部を有し、前記伝達部は、前記第2駆動ローラーと前記第2従動ローラーが前記媒体を挟む場合、前記第1摩擦力を前記第2従動ローラーに伝達することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1摩擦部と前記第1駆動ローラーとの接触により生じる前記第1摩擦力が、前記伝達部によって前記第2従動ローラーに伝達されることで、前記第1摩擦部が無い構成に比べて、前記第2従動ローラーの前記媒体の搬送力を上げることができる。
第7の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第6の態様のいずれか一つにおいて、前記第2従動ローラーは、前記第2駆動ローラーとの接触により第2摩擦力が生じる第2摩擦部を有し、前記伝達部は、前記第1駆動ローラーと前記第1従動ローラーが前記媒体を挟む場合、前記第2摩擦力を前記第1従動ローラーに伝達することを特徴とする。
本態様によれば、前記第2摩擦部と前記第2駆動ローラーとの接触により生じる前記第2摩擦力が、前記伝達部によって前記第1従動ローラーに伝達されることで、前記第2摩擦部が無い構成に比べて、前記第1従動ローラーの前記媒体の搬送力を上げることができる。
第8の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第7の態様のいずれか一つにおいて、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に見て、前記伝達部は、前記媒体の搬送経路に対する一方に位置し、前記駆動部は、前記搬送経路に対する他方に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記伝達部と前記駆動部が前記幅方向に並ばないので、前記画像読取装置が前記幅方向に大型化することを抑制できる。
第9の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第8の態様のいずれか一つにおいて、前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに対する前記搬送方向の上流に位置し、前記媒体が載置される載置部と、前記載置部において前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に移動可能に設けられ、前記媒体の前記幅方向の端部と接触可能なエッジガイドと、前記載置部に回転可能に設けられる第3駆動ローラーと、前記エッジガイドに回転可能に設けられ、前記第3駆動ローラーの回転に伴って前記媒体を搬送する第3従動ローラーと、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体の前記幅方向のサイズに合わせて前記エッジガイドを移動させることで、前記媒体の前記幅方向の位置ずれが抑制される。また、前記第3駆動ローラーと前記第3従動ローラーとの間に前記媒体を位置させることが可能となるので、前記媒体が前記媒体の厚さ方向に浮くことが抑制される。さらに、前記第3駆動ローラー及び前記第3従動ローラーが回転することで、これらが回転されない構成に比べて、前記第3駆動ローラー及び前記第3従動ローラーから前記媒体に作用する負荷が抑制される。これらの作用により、前記搬送方向に搬送される前記媒体の姿勢及び搬送状態を安定させることができる。
第10の態様に係る画像読取装置は、第9の態様において、前記第3駆動ローラーは、磁力を発生するマグネットローラーであり、前記第3従動ローラーは、前記マグネットローラーの回転に伴って前記磁力を受けることで回転されることを特徴とする。
本態様によれば、前記第3従動ローラーの自重により前記媒体が前記載置部に向けて押し付けられる。そして、前記第3従動ローラーは、前記マグネットローラーの回転に伴って前記磁力を受けることで回転される。これにより、前記マグネットローラーの回転と前記第3従動ローラーの回転とを同期させられると共に、搬送される前記媒体に対して前記第3従動ローラーがスリップすることを抑制できる。
第11の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第10の態様のいずれか一つにおいて、前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに対する前記搬送方向の上流に位置し、前記媒体が載置される載置部と、前記載置部に設けられ、前記媒体を前記載置部に向けて引き付ける静電気力を発生する静電気発生部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記静電気発生部が前記静電気力を発生させることで、前記媒体が前記載置部に引き付けられる。これにより、前記媒体の姿勢が安定するので、前記媒体を前記第1駆動ローラーと前記第1従動ローラーとの間へ進入させやすくすることができる。
第12の態様に係る画像読取装置は、第1の態様から第11の態様のいずれか一つにおいて、前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに対する前記搬送方向の上流に回転可能に設けられ、前記媒体を前記搬送方向の下流へ給送する給送ローラーと、前記給送ローラーによって給送される前記媒体を1枚ずつに分離する分離ローラーと、を備え、前記分離ローラーは、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に間隔をあけて設けられ、少なくとも2つが前記媒体と接触する複数の接触部を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記接触部が前記幅方向に間隔をあけて複数設けられているので、前記媒体が前記幅方向にずれて配置されることがあっても、複数の前記接触部のうち少なくとも2つを前記媒体と接触させることが可能となる。これにより、前記媒体が前記接触部を中心として回転されにくくなるので、前記媒体が前記搬送方向と交差する方向にスキューすることを抑制できる。
〔実施形態1〕
以下、本発明について具体的に説明する。
図1に示されるように、画像読取装置の一例であるスキャナー1について説明する。図1において、スキャナー1は、後述する通常読取姿勢にある。
スキャナー1は、後述する読取部40(図2)に対して原稿G(図2)を移動させつつ読み取りを行う、所謂シートフィードタイプのスキャナーである。原稿Gは、媒体の一例である。原稿Gは、シートのみならず、レシート、カード、冊子などが含まれる。
スキャナー1は、装置本体2と、スタンド6とを備える。装置本体2は、第1ユニット3、第2ユニット4及び第3ユニット5を有する。
尚、各図において示すX-Y-Z座標系において、X軸方向は、装置幅方向、原稿Gの幅方向及び水平方向の一例である。Y軸方向は、装置奥行き方向である。Z軸方向は、鉛直方向及び装置高さ方向の一例である。Z軸方向は、後述するA軸方向と交差する。
本実施形態では、+Y方向を装置背面から前面に向かう方向とし、-Y方向を装置前面から背面に向かう方向とする。つまり、スキャナー1の中心に対して、+Y方向が前面側であり、-Y方向が背面側である。また、装置前面から見て左方向を+X方向、右方向を-X方向とする。さらに、Z軸方向の上方を+Z方向とし、下方を-Z方向とする。
図2及び図3に示されるように、スキャナー1は、通常読取姿勢(図2)に対して傾倒された冊子読取姿勢(図3)に姿勢を切り替え可能である。具体的には、装置本体2が、後述する切替モーター48(図5)の動作によって、スタンド6に対して傾倒される。スタンド6が載置される面を設置面Dとする。設置面Dは、X-Y面に沿った水平面の一例である。
スキャナー1は、原稿Gの表面GAとその反対の裏面GBのうち少なくとも一面を読み取り可能である。スキャナー1における原稿Gが搬送される経路を搬送経路Rとする。
以下では、後述する読取部40と対向する位置において搬送経路Rが延びる方向をA軸方向とする。A軸方向のうち、原稿Gが搬送される方向を+A方向とする。つまり、+A方向は、搬送方向の一例である。また、A軸方向のうち、後述する通常読取姿勢において、原稿Gが排出される方向を-A方向とする。-A方向は、排出方向の一例である。
A軸方向は、X軸方向と直交する。+A方向は、+Y方向且つ-Z方向の位置に向かう方向である。A軸方向及びX軸方向の両方と直交する方向をB軸方向とする。
B軸方向は、後述する原稿支持部46における原稿Gの積載方向の一例である。また、B軸方向は、後述する読取部40と読取経路R2とが対向する対向方向の一例である。さらに、B軸方向は、+A方向とX軸方向とに交差する交差方向の一例である。B軸方向のうち+Z方向の成分を有する方向を+B方向、-Z方向の成分を有する方向を-B方向とする。
スタンド6は、装置本体2を回転可能に支持する。
装置本体2は、一例として、搬送経路Rに沿って原稿Gを搬送する搬送部20と、搬送経路Rと対向し原稿Gの画像を読み取る読取部40と、搬送部20を駆動する駆動部50(図6)と、回転力を伝達する伝達部70(図6)とを備える。
装置本体2は、搬送部20及び読取部40に加えて、反転部34と、排出ローラー対37と、原稿支持部46と、押付部材75とを備える。押付部材75は、排出された原稿Gを原稿支持部46に押し付ける。
第1ユニット3は、上部開閉部10、分離ローラー15、第1従動ローラー24、第2従動ローラー28、第2読取部42、制御部18、切替モーター48及び搬送モーター52(図5)、カバー部材59を含んで構成される。
第2ユニット4は、第1ユニット3に対して+Y方向に位置する。第2ユニット4は、本体フレーム4A、給送ローラー14、第1駆動ローラー23、第2駆動ローラー27、第1読取部41、切替フラップ35、上ローラー31、第1排出ローラー38、原稿支持部46、カバー部材61(図1)を含んで構成される。
原稿支持部46は、通常読取姿勢において第2ユニット4の+Y方向の側部を構成する。原稿支持部46は、後述する排出ローラー対37によって排出された原稿Gが支持される部位である。原稿支持部46の一部であり且つ原稿Gが支持される支持面46Aは、一例として、X-A面に沿った平面である。
第3ユニット5は、第2ユニット4に対して+Y方向に位置する。第3ユニット5は、カバー部材7、フレーム8、操作部16(図1)、下ローラー32、第2排出ローラー39及び押付部材75を含んで構成される。第1排出ローラー38と第2排出ローラー39とをまとめて排出ローラー対37とする。上ローラー31及び下ローラー32は、排出ローラー対37に対する上流に位置する。
図4に示されるように、第2ユニット4及び第3ユニット5は、X方向に延びる不図示のフレーム回転軸を中心に、第1ユニット3に対して一体となって回転可能である。第2ユニット4及び第3ユニット5を第1ユニット3に対して回転させることで、後述する搬送経路Rが露呈される。
第3ユニット5は、第1ユニット3及び第2ユニット4に対し、フレーム回転軸を中心に回転させることが可能である。第3ユニット5を第1ユニット3及び第2ユニット4に対して回転させることで、後述する反転路R3(図2)を露呈させることが可能である。
図2に示されるように、装置本体2は、スタンド6に対して本体回転軸6Aを中心に回転可能である。本実施形態において、装置本体2は、回転されることで2つの姿勢にて保持可能である。図2に示された装置本体2の姿勢を通常読取姿勢と称する。図3に示された装置本体2の姿勢を冊子読取姿勢と称する。装置本体2の姿勢の切り替えは、切替モーター48(図5)によって行われる。尚、本明細書において単に通常読取姿勢或いは冊子読取姿勢と言う場合、装置本体2の姿勢を意味するものとする。また場合により、通常読取姿勢或いは冊子読取姿勢を、スキャナー1の姿勢として称する場合もある。
搬送経路Rは、一例として、原稿給送路R1、読取経路R2、反転路R3及び非反転搬送路R4(図3)を有する。反転路R3と非反転搬送路R4とは切り替わるため、反転路R3と非反転搬送路R4とが同時に経路を構成することはない。スキャナー1では、通常読取姿勢において反転路R3が形成される。冊子読取姿勢において非反転搬送路R4が形成される。
原稿給送路R1は、給送ローラー14と分離ローラー15とのニップ位置から、第1搬送ローラー対22のニップまでの経路である。
読取経路R2は、後述する読取部40と対向する経路である。読取経路R2は、第1搬送ローラー対22のニップから読取部40と対向する位置を経由して第2搬送ローラー対26のニップまで延びる直線状の経路である。読取経路R2は、A軸方向に沿って延びている。
反転路R3は、装置本体2が通常読取姿勢にある場合、読取経路R2に対し下流に位置する経路である。読み取り後の原稿Gは、反転路R3において+Z方向に反転され、第1排出口44から斜め上方に排出される。反転路R3には、上ローラー31、下ローラー32及び排出部43が位置する。反転路R3を構成する部位を反転部34とする。反転部34は、読取部40によって読み取られた原稿Gの表裏となる表面GA及び裏面GBの一方が他方に反転される部位である。
非反転搬送路R4は、装置本体2が冊子読取姿勢にある場合、読取経路R2に対し下流に位置する経路である。読み取り後の原稿Gは、非反転搬送路R4において反転されずに、第2排出口45(図3)から斜め下方に排出される。尚、第2搬送ローラー対26は、非反転搬送路R4から原稿Gを排出するローラー対として機能する。
切替フラップ35は、第2搬送ローラー対26に対して+A方向の下流に位置する。切替フラップ35は、不図示のソレノイドによって回転されることで、反転路R3及び非反転搬送路R4の一方における原稿Gの搬送を可能とし、他方への原稿Gの搬送を規制する。つまり、切替フラップ35は、反転路R3と非反転搬送路R4との切り替えを行う。本実施形態において、切替フラップ35は、装置本体2の姿勢切り替えに連動して回転する様に構成される。
排出ローラー対37は、反転部34において反転された原稿Gを第1排出口44から-A方向に排出する。第2搬送ローラー対26は、後述する駆動部50(図6)によって回転駆動されることで、原稿Gを第2排出口45から排出させる。
図3に示されるように、読取経路R2を延長した線と設置面Dとの成す角度を姿勢角度θ〔°〕とする。冊子読取姿勢の場合の姿勢角度θは、通常読取姿勢の場合の姿勢角度θより小さい。
スキャナー1は、通常読取姿勢において、設置面Dへの装置本体2の投影面積が最も小さくなる。即ち、通常読取姿勢において、装置本体2のフットプリントが最も小さくなる。本明細書におけるスキャナー1のフットプリントとは、スキャナー1をZ軸方向の上方から-Z方向に見た際のスキャナー1のX-Y平面における占有面積に相当する。
図1に示されるように、操作部16は、複数の操作ボタン16Aを含んで構成される。操作部16は、制御部18(図2)との信号の送受信が可能である。複数の操作ボタン16Aには、スキャナー1の電源のON、OFFスイッチなどの機能が割り当てられる。
図2に示されるように、第1ユニット3は、搬送経路Rの蓋として機能する上部開閉部10を有する。第1ユニット3及び第2ユニット4において、搬送経路Rの最も上流端に位置する部分には、給送口19が設けられる。
上部開閉部10は、不図示の軸を中心に回転されることで給送口19を開閉する。尚、本実施形態において、「給送」は搬送の初期段階を意味しており「搬送」に含まれる。
上部開閉部10が開放位置にあることで載置部11が形成される。給送される原稿Gは、載置部11によって傾斜姿勢に支持される。
載置部11は、第1ユニット3において、搬送前の原稿Gの一部が載置される部位である。載置部11には、エッジガイド12とエッジガイド13(図4)とが設けられる。
エッジガイド12、13は、載置部11においてX軸方向に移動可能に設けられる。具体的には、エッジガイド12、13は、X軸方向に間隔をあけて配置される。エッジガイド12、13は、不図示のラック及びピニオンを含む機構により、X軸方向に沿って互いに近づく側又は互いに離れる側へ移動可能に構成される。エッジガイド12、13は、載置部11に積層された複数の原稿GのX軸方向の両端部を揃える。尚、スキャナー1において、原稿Gは、センター給送方式で給送される。
給送ローラー14は、後述する搬送モーター52(図5)から駆動力を得て回転する。そして、給送ローラー14は、原稿Gを第1搬送ローラー対22へ給送する。
第1ユニット3において給送ローラー14と対向する位置には、分離ローラー15が設けられる。分離ローラー15は、不図示のトルクリミッターによって回転トルクが付与されており、原稿Gの重送を抑制する。給送ローラー14及び分離ローラー15は、一例として、X軸方向における中央位置に設けられる。
載置部11において複数枚の原稿Gが載置された場合、分離ローラー15が最上位の原稿Gを他の原稿Gから分離させる。そして、最上位の原稿Gが給送ローラー14によって+A方向の下流に給送される。
給送ローラー14及び分離ローラー15に対する下流には、搬送部20が設けられる。
搬送部20は、一例として、第1搬送ローラー対22と、第2搬送ローラー対26と、上ローラー31と、下ローラー32とを含んで構成される。
第1搬送ローラー対22は、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24とから成る。第1搬送ローラー対22は、搬送経路Rにおいて読取部40に対する+A方向の上流に位置する。
第2搬送ローラー対26は、第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28とから成る。第2搬送ローラー対26は、搬送経路Rにおいて読取部40に対する+A方向の下流に位置する。
第1駆動ローラー23は、搬送経路Rに対する+B方向に位置する。第1駆動ローラー23は、本体フレーム4Aにおいて、X軸方向に沿った軸を中心に回転可能に設けられる。第1駆動ローラー23は、第1従動ローラー24に対してB軸方向に進退可能に設けられる。第1駆動ローラー23は、後述する搬送モーター52(図5)から動力を得て回転する。つまり、第1駆動ローラー23は、回転駆動されることで原稿Gを読取部40に向けて搬送する。
第1従動ローラー24は、搬送経路Rに対する-B方向に位置する。第1従動ローラー24は、第1ユニット3において、X軸方向に沿った軸を中心に回転可能に設けられる。第1従動ローラー24は、第1駆動ローラー23と共に原稿Gを挟み、従動回転が可能なローラーである。
第2駆動ローラー27は、搬送経路Rに対する+B方向に位置する。第2駆動ローラー27は、本体フレーム4Aにおいて、X軸方向に沿った軸を中心に回転可能に設けられる。第2駆動ローラー27は、第2従動ローラー28に対してB軸方向に進退可能に設けられる。第2駆動ローラー27は、搬送モーター52から動力を得て回転する。つまり、第2駆動ローラー27は、回転駆動されることで原稿Gを読取部40から+A方向の下流へ搬送する。
第2従動ローラー28は、搬送経路Rに対する-B方向に位置する。第2従動ローラー28は、第1ユニット3において、X軸方向に沿った軸を中心に回転可能に設けられる。第2従動ローラー28は、第2駆動ローラー27と共に原稿Gを挟み、従動回転が可能なローラーである。
第2ユニット4が第1ユニット3に対して閉じられた場合、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24が接触することでニップを形成する。また、第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28が接触することでニップを形成する。
第2ユニット4が第1ユニット3に対して開かれた場合、第1駆動ローラー23が第1従動ローラー24から離間する。また、第2駆動ローラー27が第2従動ローラー28から離間する。
図7に示されるように、第1駆動ローラー23は、一例として、円柱状の軸部23Aと、円筒状の外周部23Bとを有する。軸部23Aは、X軸方向に延びる。軸部23AのX軸方向の両端部は、装置本体2(図2)に回転可能に支持される。
外周部23Bは、第1従動ローラー24との接触により摩擦力が生じる部位である。外周部23Bは、一例として、ゴムから成る。尚、外周部23Bは、ゴムに限らず、樹脂又は表面粗さが比較的大きい金属などで構成されてもよい。
尚、以後の説明において、原稿Gの搬送力の大きさとは、原稿Gを搬送するローラーと原稿Gとの接触部分に生じる摩擦力に対して作用する反力の大きさに相当する。
第1従動ローラー24は、一例として、円柱状の軸部24Aと、円筒状の第1摩擦部24Bとを有する。軸部24Aは、X軸方向に延びる。軸部24AのX軸方向の両端部は、装置本体2に回転可能に支持される。
第1摩擦部24Bは、第1駆動ローラー23との接触により第1摩擦力F1(図9)が生じる部位である。第1摩擦部24Bは、一例として、ゴムから成る。尚、第1摩擦部24Bは、ゴムに限らず、樹脂又は表面粗さが比較的大きい金属などで構成されてもよい。
第1摩擦部24Bと外周部23Bのそれぞれの外径及び材質は、同じもの、異なるもののいずれでもよい。
第2駆動ローラー27は、一例として、円柱状の軸部27Aと、円筒状の外周部27Bとを有する。軸部27Aは、X軸方向に延びる。軸部27AのX軸方向の両端部は、装置本体2に回転可能に支持される。
外周部27Bは、第2従動ローラー28との接触により摩擦力が生じる部位である。外周部27Bは、一例として、ゴムから成る。尚、外周部27Bは、ゴムに限らず、樹脂又は表面粗さが比較的大きい金属などで構成されてもよい。
第2従動ローラー28は、一例として、円柱状の軸部28Aと、円筒状の第2摩擦部28Bとを有する。軸部28Aは、X軸方向に延びる。軸部28AのX軸方向の両端部は、装置本体2に回転可能に支持される。
第2摩擦部28Bは、第2駆動ローラー27との接触により第2摩擦力F2が生じる部位である。第2摩擦部28Bは、一例として、ゴムから成る。尚、第2摩擦部28Bは、ゴムに限らず、樹脂又は表面粗さが比較的大きい金属などで構成されてもよい。
第2摩擦部28Bと外周部27Bのそれぞれの外径及び材質は、同じもの、異なるもののいずれでもよい。
図2に示されるように、読取部40は、第1搬送ローラー対22の+A方向の下流に設けられる。読取部40は、B軸方向に対向する第1読取部41及び第2読取部42を有する。本実施形態において、第1読取部41及び第2読取部42は、一例として、密着型イメージセンサーモジュール(CISM)で構成される。読取部40は、第1搬送ローラー対22によって搬送される原稿Gを読み取る。
第1読取部41は、第2ユニット4に設けられる。第1読取部41は、原稿Gの表面GAを読み取る。尚、第1読取部41は、B軸方向に移動可能に設けられている。
第2読取部42は、第1ユニット3に設けられる。第2読取部42は、原稿Gの裏面GBを読み取る。
第1読取部41と第2読取部42は、一例として、配置及び向きが異なるが、構造は同様である。読取部40の+A方向の下流には、第2搬送ローラー対26が設けられる。
図5に示されるように、切替モーター48は、スタンド6に対する装置本体2の姿勢を切り替え可能に設けられる。切替モーター48は、装置本体2が通常読取姿勢及び冊子読取姿勢の一方から他方への切り替えられる場合、装置本体2に駆動力を付与する。切替モーター48は、ウォームギア49を有する。ウォームギア49は、スタンド6の不図示の歯部と噛み合うギアに駆動力を伝達可能に設けられる。これにより、切替モーター48がウォームギア49を駆動した場合、スタンド6に対する装置本体2の姿勢が切り替わる。
制御部18は、一例として、第1ユニット3に設けられる。制御部18は、原稿Gの給送、搬送、排出及び読取の制御を含め、スキャナー1の各種の制御を行う。制御部18は、操作部16(図1)からの信号が入力可能に構成される。制御部18は、切替モーター48及び後述する搬送モーター52の動作を制御する。本実施形態では、各モーターは、一例としてDCモーターである。
制御部18には、不図示の載置検出部、重送検出部、原稿検出部及び姿勢検出センサーなどからの信号も入力される。
制御部18は、不図示の検出部から得られた情報に基づいて、切替モーター48の回転方向と回転量とを把握する。つまり、装置本体2の姿勢が、通常読取姿勢、冊子読取姿勢のいずれであるかが、制御部18によって把握される。
図5及び図6に示されるように、駆動部50は、一例として、搬送モーター52、駆動プーリー54、従動プーリー56、ベルト57、中間ギア58、第1プーリー62、第2プーリー63、駆動ベルト64、伝達ギア65、ギア66及び第1ピン68を有する。駆動部50は、第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27を回転駆動する。
図5に示されるように、搬送モーター52は、第1搬送ローラー対22、第2搬送ローラー対26及び下ローラー32(図2)を回転駆動する。搬送モーター52は、装置本体2において-X方向の端部に設けられる。搬送モーター52は、駆動プーリー54を回転させる。
ベルト57は、駆動プーリー54及び従動プーリー56に巻き掛けられている。これにより、搬送モーター52の駆動力は、駆動プーリー54からベルト57を介して従動プーリー56に伝達される。従動プーリー56に伝達された駆動力は、中間ギア58(図6)に伝達される。
図6に示されるように、中間ギア58は、第2ユニット4のZ軸方向の下部において、+X方向の端部に回転可能に設けられる。中間ギア58の歯部は、第1プーリー62に設けられた不図示の歯部と噛み合う。これにより、中間ギア58から第1プーリー62へ駆動力を伝達可能である。
第1プーリー62は、軸部27A(図7)の+X方向の端部に取り付けられる。第2プーリー63は、軸部23A(図7)の+X方向の端部に取り付けられる。
駆動ベルト64は、第1プーリー62及び第2プーリー63に巻き掛けられる。駆動ベルト64は、第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27の一方から他方へ駆動力を伝達する。具体的には、駆動ベルト64が、第2駆動ローラー27から第1駆動ローラー23へ駆動力を伝達する。
第2プーリー63には、不図示の歯部が設けられる。この歯部は、伝達ギア65の不図示の歯部と噛み合う。伝達ギア65の不図示の歯部は、ギア66の歯部と噛み合う。
ギア66は、給送ローラー14の軸部における+X方向の端部に取り付けられる。これにより、搬送モーター52から中間ギア58へ伝達された駆動力は、第1プーリー62、駆動ベルト64、第2プーリー63、伝達ギア65及びギア66を介して、給送ローラー14へ伝達可能となっている。
第1ピン68は、駆動ベルト64の外周面の一部と接触することで、駆動ベルト64に張力を付与している。
駆動部50の一部は、原稿Gの搬送方向と交差するX軸方向に見て、読取部40の他の一部とオーバーラップする。具体的には、駆動ベルト64は、X軸方向に見て、B軸方向に長さL1の範囲内で第1読取部41とオーバーラップしている。
尚、本実施形態では、駆動部50において伝達される力を駆動力と称し、伝達部70において伝達される力を回転力と称して、これらを区別する。
伝達部70は、一例として、第3プーリー72、第4プーリー73、伝達ベルト74及び第2ピン76を有する。
第3プーリー72は、軸部28A(図7)の+X方向の端部に取り付けられる。第4プーリー73は、軸部24A(図7)の+X方向の端部に取り付けられる。伝達ベルト74は、第3プーリー72及び第4プーリー73に巻き掛けられる。
伝達部70は、第1従動ローラー24及び第2従動ローラー28の一方から他方へ回転力を伝達する。伝達部70の一部は、X軸方向に見て、読取部40の一部とオーバーラップする。具体的には、伝達ベルト74は、X軸方向に見て、B軸方向に長さL2の範囲内で第2読取部42とオーバーラップしている。
X軸方向に見て、伝達部70は、原稿Gの搬送経路Rに対する一方に位置する。駆動部50は、搬送経路Rに対する他方に位置する。具体的には、伝達部70は、搬送経路Rに対する-B方向に位置する。駆動部50は、搬送経路Rに対する+B方向に位置する。
図9に示されるように、伝達部70は、原稿Gの搬送の途中において、第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28が原稿Gを挟む場合で、且つ第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24が原稿Gを挟まない場合、第1摩擦力F1に対する反力を搬送力として、第2従動ローラー28に伝達可能である。
図7に示されるように、伝達部70は、原稿Gの搬送の途中において、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24が原稿Gを挟む場合で、且つ第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28が原稿Gを挟まない場合、第2摩擦力F2に対する反力を搬送力として、第1従動ローラー24に伝達可能である。
次に、実施形態1のスキャナー1の作用について説明する。
図6に示されるように、搬送モーター52(図5)が駆動された場合、中間ギア58から第1プーリー62伝達された駆動力は、駆動ベルト64を介して第2プーリー63に伝達される。これにより、第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27が回転される。さらに、駆動力は、第2プーリー63から伝達ギア65及びギア66を介して給送ローラー14へ伝達される。これにより、給送ローラー14が回転されることで、原稿Gの給送が開始される。
第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27の回転が開始され且つ原稿Gが第1搬送ローラー対22に到達していない場合、第1従動ローラー24及び第2従動ローラー28は、第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27との接触により従動回転される。このとき、原稿Gが無いため、駆動部50及び伝達部70による原稿Gへの搬送力の付与は無い。
図7に示されるように、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24との間に原稿Gが進入を開始した時点では、第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28との間には、原稿Gが進入していない。
ここで、第1駆動ローラー23から原稿Gの表面GAに付与される+A方向の力を搬送力FAとする。また、第1従動ローラー24から原稿Gの裏面GBに付与される+A方向の力を搬送力FBとする。
第1駆動ローラー23と第2駆動ローラー27は、同期して駆動されている。
一方、第2従動ローラー28は、第2駆動ローラー27が回転することで、第2摩擦力F2が作用する。そして、第2従動ローラー28は、第2摩擦力F2に対する反力を回転力として受けることで、第2駆動ローラー27と連れ回りする。
第2従動ローラー28が受ける回転力は、伝達ベルト74を介して、第1従動ローラー24に直接、伝達される。つまり、第1従動ローラー24は、第2駆動ローラー27によって駆動される駆動ローラーとして機能する。これにより、搬送力FBの大きさは、第1従動ローラー24が第1駆動ローラー23に対する従動ローラーとして機能する場合の搬送力に比べて大きくなる。
このように、搬送力FBが大きくなることで、原稿Gに作用する搬送力FA+搬送力FBを大きくすることができる。これにより、原稿Gが、比較的、搬送力を必要とする厚いものに変更されたとしても、原稿Gを安定して搬送することができる。
図8に示されるように、原稿Gが、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24との間、及び第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28との間に進入した状態にあるとする。尚、第2駆動ローラー27から原稿Gの表面GAに付与される+A方向の力を搬送力FCとする。
ここで、原稿Gが介在することで、第1駆動ローラー23から第1従動ローラー24への駆動力の伝達、及び第2駆動ローラー27から第2従動ローラー28への駆動力の伝達が、それぞれ遮断される。このため、原稿Gには、搬送力FA+搬送力FCが作用する。
図9に示されるように、第2駆動ローラー27と第2従動ローラー28との間に原稿Gが存在し、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24との間に原稿Gが進入していないものとする。尚、第2従動ローラー28から原稿Gの裏面GBに付与される+A方向の力を搬送力FDとする。
第1駆動ローラー23と第2駆動ローラー27は、それぞれ駆動されている。つまり、原稿Gの表面GAには、搬送力FCが作用する。
一方、第1従動ローラー24は、第1駆動ローラー23が回転することで、第1摩擦力F1が作用する。そして、第1従動ローラー24は、第1摩擦力F1に対する反力を回転力として受けることで、第1駆動ローラー23と連れ回りする。
第1従動ローラー24が受ける回転力は、伝達ベルト74を介して、第2従動ローラー28に直接、伝達される。つまり、第2従動ローラー28は、第1駆動ローラー23によって駆動される駆動ローラーとして機能する。これにより、搬送力FDの大きさは、第2従動ローラー28が第2駆動ローラー27に対する従動ローラーとして機能する場合の搬送力に比べて大きくなる。
このように、搬送力FDが大きくなることで、原稿Gに作用する搬送力FC+搬送力FDを大きくすることができる。これにより、原稿Gが、比較的、搬送力を必要とする厚いものに変更されたとしても、原稿Gを安定して搬送することができる。
以上、説明した通り、駆動部50の駆動により第1駆動ローラー23が回転されることで、第1従動ローラー24が従動回転される。そして、第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24に挟まれた原稿Gは、読取部40に向けて搬送される。このとき、第1従動ローラー24では、原稿Gが介在することで第1駆動ローラー23の駆動力が直接、伝達されなくなるため、原稿Gの搬送力が低下する可能性がある。特に、原稿Gが厚さの薄いものから厚いものに変えられた場合、第1従動ローラー24による原稿Gの搬送力の低下が顕著となる可能性がある。
スキャナー1によれば、駆動部50の駆動により第2駆動ローラー27が回転されることで、第2従動ローラー28が従動回転される。第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24による原稿Gの搬送の開始時点では、第2駆動ローラー27及び第2従動ローラー28が原稿Gを挟んでいないため、第2駆動ローラー27の駆動力は、第2従動ローラー28に直接、伝達される。
ここで、伝達部70は、第2従動ローラー28から第1従動ローラー24へ回転力を伝達する。これにより、第1従動ローラー24における原稿Gの搬送力が大きくなるので、第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24による原稿Gの搬送不良を抑制できる。
さらに、原稿Gが、第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24から離れると共に、第2駆動ローラー27及び第2従動ローラー28により搬送される場合、第1駆動ローラー23の駆動力は、第1従動ローラー24に直接、伝達される。そして、伝達部70は、第1従動ローラー24から第2従動ローラー28へ回転力を伝達する。これにより、第2従動ローラー28における原稿Gの搬送力が大きくなるので、第2駆動ローラー27及び第2従動ローラー28による原稿Gの搬送不良を抑制できる。
スキャナー1によれば、B軸方向において、読取部40と伝達部70が離れて配置されないので、スキャナー1をB軸方向に小型化できる。
スキャナー1によれば、B軸方向において、読取部40と駆動部50がずれて配置されないので、スキャナー1をB軸方向に小型化できる。
スキャナー1によれば、1つの伝達ベルト74を用いて回転力を伝達できるので、伝達部70として1つの大きなギアや、複数のギアを用いる構成に比べて、使用する部品点数を減らすと共にスキャナー1の大型化を抑制できる。
スキャナー1によれば、1つの駆動ベルト64を用いて駆動力を伝達できるので、駆動部50として1つの大きなギアや、複数のギアを用いる構成に比べて、使用する部品点数を減らすと共にスキャナー1の大型化を抑制できる。
スキャナー1によれば、第1摩擦部24Bと第1駆動ローラー23との接触により生じる第1摩擦力F1が、伝達部70によって第2従動ローラー28に伝達されることで、第1摩擦部24Bが無い構成に比べて、第2従動ローラー28の原稿Gの搬送力を上げることができる。
スキャナー1によれば、第2摩擦部28Bと第2駆動ローラー27との接触により生じる第2摩擦力F2が、伝達部70によって第1従動ローラー24に伝達されることで、第2摩擦部28Bが無い構成に比べて、第1従動ローラー24の原稿Gの搬送力を上げることができる。
スキャナー1によれば、伝達部70と駆動部50がX軸方向に並ばないので、スキャナー1がX軸方向に大型化することを抑制できる。
〔実施形態1の第1変形例〕
以下、実施形態1の第1変形例のスキャナー1を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図10に示されるように、実施形態1の第1変形例のスキャナー1には、測距センサー82、83と、カム機構部84とが追加されている。
測距センサー82、83は、第1駆動ローラー23に対する+A方向の上流に位置する。測距センサー82は、原稿Gの+X方向の端部における表面GAまでのB軸方向の距離を測定可能である。測距センサー83は、原稿Gの-X方向の端部における表面GAまでのB軸方向の距離を測定可能である。測距センサー82、83において得られた距離の情報は、制御部18(図5)に送信される。
カム機構部84は、不図示のカム及びモーターを含んで構成される。カム機構部84は、第1読取部41をB軸方向に移動可能である。
制御部18は、測距センサー82、83において得られた距離の情報に基づいて、表面GAのうちB軸方向の最も高い位置を判断する。そして、制御部18は、表面GAが第1読取部41と接触しないように、カム機構部84を駆動させることで、第1読取部41を+B方向に上昇させる。
これにより、搬送される原稿Gに対して、第1読取部41と原稿Gとの接触による負荷が作用することを抑制できる。
〔実施形態1の第2変形例〕
以下、実施形態1の第2変形例のスキャナー1を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図11に示されるように、実施形態1の第2変形例のスキャナー1には、矯正部材86と、ばね部材87と、ガイドレール88とが追加されている。
搬送経路Rは、底壁85Aと、側壁85Bとを含んで構成される。
ガイドレール88は、X軸方向から見てU字状の断面形状を有する。ガイドレール88は、側壁85Bから搬送経路RのX軸方向の中央に向けて延びる。
矯正部材86は、ブロック状に構成されており、ガイドレール88との接触によってX軸方向に案内される。矯正部材86のX軸方向の端面86Aは、原稿GにおけるX軸方向の側面GCとの接触が可能となるように配置される。
ばね部材87は、一端が側壁85Bに取り付けられ、他端が矯正部材86に取り付けられる。
ここで、原稿GがX軸方向の一方に寄ってきた場合、矯正部材86が、ばね部材87から受ける弾性力を側面GCに作用させる。これにより、原稿Gの+A方向に対するスキューが矯正されると共に、原稿Gが搬送経路RのX軸方向の中央に押し戻されるので、原稿Gの搬送不良を抑制できる。
〔実施形態1の第3変形例〕
以下、実施形態1の第3変形例のスキャナー1を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図12に示されるように、実施形態1の第3変形例のスキャナー1には、シャッター部材92と、ピックアップローラー94とが追加されている。
シャッター部材92は、搬送経路Rにおいて、第1従動ローラー24に対する-A方向の位置に設けられる。シャッター部材92は、不図示のモーター及びカムによって駆動されることで、搬送経路Rにおける+B方向の突出動作と、-B方向の退避動作とが可能に設けられる。シャッター部材92は、一例として、X軸方向に間隔をあけて並ぶ複数の規制部92Aを有する。
ピックアップローラー94は、搬送経路Rにおいて、シャッター部材92に対する-A方向の位置に設けられる。ピックアップローラー94は、一例として、搬送モーター52(図5)によって回転駆動される。
ここで、シャッター部材92の突出状態において、スキューした原稿G2が搬送されているとする。スキューした原稿G2は、複数の規制部92Aと接触することで、+A方向の移動が規制される。この状態において、ピックアップローラー94が回転されることで、原稿G2のスキュー状態が改善される。つまり、原稿Gは、A軸方向に沿った原稿G1となる。
原稿Gが原稿G1の状態となることは、ピックアップローラー94の動作時間で検知してもよく、あるいは、不図示のセンサーを用いて検知してもよい。
原稿Gが原稿G1の状態となったとき、シャッター部材92を退避させることで、原稿G1の搬送が可能となる。このように、原稿Gが第1従動ローラー24に進入する前に、原稿Gのスキューを低減させてもよい。
〔実施形態2〕
以下、実施形態2のスキャナー100を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図13に示されるように、スキャナー100は、レシートRTを読み取る画像読取装置の一例である。スキャナー100は、スキャナー1(図2)において、上部開閉部10及びエッジガイド12、13(図2)に代えて、載置部102と、エッジガイド104、106と、マグネットローラー108と、2つのアーム部材112と、2つの第3従動ローラー114とを備える。これら以外の構成については、基本的にスキャナー1と同様の構成である。
載置部102は、装置本体2(図2)において、第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24(図2)に対する+A方向の上流に位置する。載置部102は、B軸方向に所定の厚さを有する板状の部位である。載置部102のうち+B方向の面を上面102Aとする。載置部102は、媒体の一例としてのレシートRTが載置される。尚、載置部102は、原稿Gも載置が可能である。
レシートRTは、X軸方向の幅が通常の原稿G(図2)の幅よりも短く、さらに、B軸方向の厚さが、通常の原稿Gの厚さよりも薄いものである。
載置部102には、後述するエッジガイド104、106をX軸方向に案内する不図示のスリットが形成される。また、載置部102には、エッジガイド104、106をX軸方向に移動させるための不図示のピニオンが設けられる。
エッジガイド104、106は、載置部102の中央に対してX軸方向に対称に設けられる。エッジガイド104、106は、上面102Aに対して+B方向に位置する。エッジガイド104、106は、給送ローラー14及び分離ローラー15(図2)に対する+A方向の上流に位置する。
エッジガイド104は、載置部102に沿った底壁部104Aと、底壁部104Aから+B方向に直立する縦壁部104Bとを有する。
エッジガイド106は、載置部102に沿った底壁部106Aと、底壁部106Aから+B方向に直立する縦壁部106Bとを有する。
底壁部104A、底壁部106Aには、それぞれ不図示のラック部が設けられる。エッジガイド104、106は、載置部102において、それぞれのラック部が載置部102のピニオンの回転によって駆動されることで、互いに近づく方向、互いに離れる方向に移動可能である。
マグネットローラー108は、載置部102に回転可能に設けられる第3駆動ローラーの一例であり、磁力を発生する。マグネットローラー108は、上面102Aに対して-B方向に位置する。マグネットローラー108は、X軸方向に沿った回転軸を中心に回転可能に設けられる。マグネットローラー108は、一例として、搬送モーター52(図5)からの駆動力を受けて回転される。
アーム部材112は、縦壁部104B、106Bにそれぞれ1つずつ設けられる。アーム部材112の一部は、縦壁部104B、106Bにおいて、X軸方向を中心軸方向として回転可能に連結される。これにより、アーム部材112は、縦壁部104B、106Bにおいて、A-B面内での揺動が可能となっている。尚、アーム部材112には、一例として、不図示の操作部及び2安定ばねが設けられる。これにより、アーム部材112は、ユーザーが操作部を操作した場合、底壁部104A、106Aに近い第1位置、または、底壁部104A、106Aから+B方向に離れた第2位置のそれぞれにおいて、姿勢が安定する。
第3従動ローラー114は、アーム部材112の中心軸側とは反対側の部位において、X軸方向を中心軸方向として回転可能に設けられる。換言すると、第3従動ローラー114は、エッジガイド104、106に回転可能に設けられる。また、第3従動ローラー114は、自重の作用により、レシートRTを底壁部104A、106Aに押し付ける。第3従動ローラー114がレシートRTを押し付ける押付力は、当該押付力が作用している状態において、ユーザーが手でレシートRTのスキューを直すことが可能な程度の大きさを有する押付力である。
スキャナー100において、レシートRTは、マグネットローラー108と第3従動ローラー114との間に位置する。
第3従動ローラー114には、不図示の磁石が設けられている。この磁石は、マグネットローラー108の回転によって受ける磁力に対して反発力が生じる。つまり、第3従動ローラー114は、マグネットローラー108の回転に伴って磁力を受けることで、反発力により回転され、レシートRTを+A方向に搬送する。尚、第3従動ローラー114のX軸方向の長さは、マグネットローラー108のX軸方向の長さよりも短い。
次に、実施形態2のスキャナー100の作用について説明する。尚、載置部102における各部の構成は、X軸方向に対称であるため、+X方向の構成について図示及び説明し、-X方向の構成の図示及び説明を省略する。
図14に示されるように、載置部102にレシートRTが載置された場合、第3従動ローラー114は、レシートRTを底壁部104Aに押し付ける。つまり、レシートRTは、底壁部104Aと第3従動ローラー114とで挟まれる。これにより、レシートRTが+B方向に浮きにくくなる。そして、マグネットローラー108の回転に伴って、第3従動ローラー114が回転されることで、レシートRTが+A方向の下流に向けて搬送される。尚、レシートRTのX軸方向の両端部は、エッジガイド104によってX軸方向の移動が規制されているため、スキューしにくい。
一方、載置部102に厚さが大きい原稿GTが載置された場合、アーム部材112が操作されることで、第3従動ローラー114は、原稿GTに対して+B方向に退避される。そして、原稿GTは、自重により給送ローラー14(図2)に向けて移動する。このように、原稿GTに対しては、第3従動ローラー114による押付力が作用しないため、原稿GTが+A方向に移動する場合の余計な搬送負荷が作用しない。
尚、原稿GTのX軸方向の両端部は、エッジガイド104によってX軸方向の移動が規制されているため、スキューしにくい。
以上、説明した通り、スキャナー100によれば、原稿GのX軸方向のサイズに合わせてエッジガイド104、106を移動させることで、原稿GのX軸方向の位置ずれが抑制される。
また、マグネットローラー108と第3従動ローラー114との間にレシートRTを位置させることが可能となるので、レシートRTが、レシートRTの厚さ方向であるB軸方向に浮くことが抑制される。さらに、マグネットローラー108及び第3従動ローラー114が回転することで、これらが回転されない構成に比べて、マグネットローラー108及び第3従動ローラー114からレシートRTに作用する負荷が抑制される。これらの作用により、+A方向に搬送されるレシートRTの姿勢及び搬送状態を安定させることができる。
スキャナー100によれば、第3従動ローラー114の自重によりレシートRTが載置部102に向けて押し付けられる。そして、第3従動ローラー114は、マグネットローラー108の回転に伴って磁力を受けることで回転される。これにより、マグネットローラー108の回転と第3従動ローラー114の回転とを同期させられると共に、搬送されるレシートRTに対して第3従動ローラー114がスリップすることを抑制できる。
尚、本実施形態では、一例として、レシートRTに対して、第3従動ローラー114の自重だけでなく、第3従動ローラー114とマグネットローラー108との間で作用する引付力や、不図示の2安定ばねによる弾性力も作用している。
〔実施形態2の第1変形例〕
以下、実施形態2の第1変形例のスキャナー120を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1、実施形態2のスキャナー100と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図15に示されるように、実施形態2の第1変形例のスキャナー120は、原稿Gを読み取る画像読取装置の一例である。スキャナー120は、載置部102と、マグネットローラー108と、2つのアーム部材112と、2つの第4従動ローラー122とを備える。
載置部102には、+B方向に開口する2つの凹部103が設けられる。
アーム部材112は、本体フレーム4A(図2)に設けられており、載置部102に向けて延びている。
第4従動ローラー122は、マグネットローラー108の回転に伴って受ける磁力に対して、反発力が生じることで回転される。第4従動ローラー122は、段付きローラーであり、アーム部材112に回転可能に支持される。具体的には、第4従動ローラー122は、円板部123と、突起部124とを有する。
円板部123は、X軸方向から見て円形の部位である。突起部124は、円板部123の中心部からX軸方向に突出する円柱状の部位である。X軸方向から見て、円板部123の中心位置と、突起部124の中心位置とは揃えられている。
スキャナー120では、アーム部材112が揺動されることで、円板部123の外周の一部が凹部103に進入する。そして、2つの円板部123は、レシートRTをX軸方向に挟む。これにより、レシートRTは、X軸方向の移動が規制される。さらに、2つの突起部124が、レシートRTを載置部102に押し付ける。これにより、レシートRTは、+B方向の浮きが抑制される。ここで、マグネットローラー108の回転に伴って、第4従動ローラー122が回転されることで、レシートRTが+A方向に搬送される。このように、エッジガイドが無い構成であっても、レシートRTの搬送状態を安定させることができる。
〔実施形態2の第2変形例〕
以下、実施形態2の第2変形例のスキャナー130を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1、実施形態2のスキャナー100と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図16に示されるように、実施形態2の第2変形例のスキャナー130は、原稿Gを読み取る画像読取装置の一例である。スキャナー130は、載置部102と、マグネットローラー108と、アーム部材112と、第3従動ローラー114とを備える。
さらに、スキャナー130は、第1センサー132と、第2センサー134と、第3センサー136と、第4センサー138とを備える。
第1センサー132は、+A方向において、マグネットローラー108と給送ローラー14との間に設けられる。第1センサー132は、光学センサーから成り、搬送経路Rにおける原稿Gの有無を検知可能である。
第2センサー134は、+A方向において、給送ローラー14及び分離ローラー15と、第1搬送ローラー対22との間に設けられる。第2センサー134は、光学センサーから成り、搬送経路Rにおける原稿Gの有無を検知可能である。
第3センサー136は、+A方向において、第2センサー134と第1搬送ローラー対22との間に設けられる。第3センサー136は、超音波式のセンサーから成り、搬送経路Rにおける原稿Gの重送の有無を検知可能である。
第4センサー138は、+A方向において、第1搬送ローラー対22と読取部40との間に設けられる。第4センサー138は、光学センサーから成り、搬送経路Rにおける原稿Gの有無を検知可能である。
スキャナー130では、一例として、第2センサー134において原稿Gの先端を検出した場合、マグネットローラー108の回転を停止させる。また、第4センサー138において原稿Gの後端を検出した場合、マグネットローラー108の回転を再開させる。このように制御することで、原稿Gを連続して給送するときの適切な給送タイミングが分かり易くなる。
〔実施形態3〕
以下、実施形態3のスキャナー140を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図17に示されるように、スキャナー140は、原稿Gを読み取る画像読取装置の一例である。スキャナー140は、装置本体2、給送ローラー14、分離ローラー15、第1駆動ローラー23、第1従動ローラー24、第2駆動ローラー27、第2従動ローラー28、読取部40を備える。さらに、スキャナー140は、原稿サポート部142と、静電気発生部144とを備える。
原稿サポート部142は、レシートRTが載置される載置部の一例である。原稿サポート部142は、装置本体2において、第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24に対する+A方向の上流に位置する。原稿サポート部142は、X軸方向から見て、装置本体2から-Y方向且つ+Z方向の位置に向けて延びる。原稿サポート部142には、複数のペーパーサポート143が、引き出し可能に設けられる。原稿サポート部142では、長尺のレシートRTを支持可能である。原稿サポート部142におけるレシートRTが載置される面を載置面142Aとする。
静電気発生部144は、原稿サポート部142に設けられる。静電気発生部144は、一例として、複数の電極145を有する。複数の電極145は、載置面142Aに間隔をあけて並ぶ。複数の電極145には、不図示の電源から電圧が印加される。複数の電極145への電圧の印加の有無は、制御部18(図5)によって制御される。
静電気発生部144は、電圧が印加されることで、レシートRTを原稿サポート部142に向けて引き付ける静電気力を発生可能である。
次に、実施形態3のスキャナー140の作用について説明する。
スキャナー140によれば、静電気発生部144が静電気力を発生させることで、レシートRTが原稿サポート部142に引き付けられる。これにより、レシートRTの姿勢が安定するので、レシートRTを、給送ローラー14と分離ローラー15との間へ進入させやすくすると共に、第1駆動ローラー23と第1従動ローラー24との間へ進入させやすくすることができる。
〔実施形態4〕
以下、実施形態4のスキャナー150を具体的に説明する。尚、実施形態1のスキャナー1と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
図18に示されるように、スキャナー150は、原稿Gを読み取る画像読取装置の一例である。スキャナー150は、スキャナー1(図2)において、分離ローラー15(図2)に代えて複数の分離ローラー152を備える。複数の分離ローラー152以外の構成は、スキャナー1と同様である。
給送ローラー14は、第1駆動ローラー23及び第1従動ローラー24(図2)に対する+A方向の上流に回転可能に設けられる。給送ローラー14は、レシートRTを+A方向の下流へ給送する。
分離ローラー152は、一例として、X軸方向に延びる円柱状の軸部152Aと、軸部152Aに取り付けられた円筒状の接触部152Bとを有する。分離ローラー152は、第1ユニット3(図2)において、X軸方向に間隔をあけて複数設けられる。換言すると、複数の接触部152Bは、X軸方向に間隔をあけて設けられ、レシートRTと接触可能である。具体的には、1つのレシートRTに対して少なくとも2つの接触部152Bが接触可能となるように、複数の接触部152Bが配置されている。
尚、図18では、一例として、5つの分離ローラー152が示されているが、分離ローラー152の数は、5つ以外の複数であってもよい。また、1つの長尺の軸部152Aに対して、複数の接触部152Bが設けられる構成であってもよい。
分離ローラー152は、給送ローラー14と共にレシートRTを挟む。また、分離ローラー152は、給送ローラー14によって給送されるレシートRTを1枚ずつに分離可能である。具体的には、分離ローラー152は、所定値以上のトルクが入力された場合には回転するが、入力されるトルクが所定値未満である場合には回転しない構成である。これにより、分離ローラー152は、レシートRTを1枚ずつに分離可能である。
次に、実施形態4のスキャナー150の作用について説明する。
スキャナー150によれば、接触部152BがX軸方向に間隔をあけて複数設けられているので、レシートRTがX軸方向にずれて配置されることがあっても、複数の接触部152Bのうち少なくとも2つをレシートRTと接触させることが可能となる。これにより、レシートRTが接触部152Bを中心として回転されにくくなるので、レシートRTが+A方向と交差する方向にスキューすることを抑制できる。
具体的には、レシートRTは、理想状態として、X軸方向の中央部において2つの分離ローラー152と接触することが好ましい。
しかし、X軸方向の幅が狭いレシートRTは、想像線RT1で示されるように、+X方向に偏って搬送される場合や、想像線RT2で示されるように、-X方向に偏って搬送される場合があり得る。
ここで、スキャナー150によれば、少なくとも2つの接触部152Bが、X軸方向において、レシートRTの2箇所と接触する。これにより、1つの接触部152BのみがレシートRTに接触する構成に比べて、レシートRTが接触部152Bを中心として、A-X面内で回転されにくくなる。つまり、レシートRTが+A方向に対して交差する方向にスキューすることを抑制できる。
〔その他の変形例〕
本発明の実施形態1、2、3、4に係るスキャナー1、100、140、150は、変形例も含めて、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更、省略、組合せなどを行うことも勿論可能である。以下、その他の変形例について記載する。
スキャナー1は、搬送経路Rが反転部34を有さないものであってもよい。また、搬送モーター52及び切替モーター48が、1台のモーターで構成されてもよい。この場合、複数の歯車列を切り替えることで、駆動力の伝達経路を切り替えればよい。搬送モーター52及び切替モーター48は、装置本体2におけるX軸方向の中央に対して+X方向に設けられてもよい。
装置本体2の姿勢を切り替える駆動源は、モーターに限らず、例えば、ソレノイド及びバネを用いて装置本体2の姿勢を切り替えるものであってもよい。
第1駆動ローラー23と第2駆動ローラー27は、それぞれ異なるモーターによって駆動されてもよい。
スキャナー1は、伝達部70の一部がX軸方向に見て、読取部40の一部とオーバーラップしないものでもよい。駆動部50の一部は、X軸方向に見て、読取部40の他の一部とオーバーラップしなくてもよい。伝達部70は、伝達ベルト74を用いずに、歯車列を用いるものであってもよい。駆動部50は、駆動ベルト64を用いずに、歯車列を用いるものであってもよい。駆動部50からの駆動力を伝達する歯車列は、Z方向下側の第1ユニット3に設けられてもよい。
第1従動ローラー24の外周部を構成する材料と、第1駆動ローラー23の外周部を構成する材料とが同じでもよい。第2従動ローラー28の外周部を構成する材料と、第2駆動ローラー27の外周部を構成する材料とが同じでもよい。
スキャナー1は、X軸方向に見て、駆動部50の一部と伝達部70の一部が、搬送経路Rを跨いで互いにオーバーラップするものであってもよい。
第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27が搬送経路Rに対する-B方向に配置され、第1従動ローラー24及び第2従動ローラー28が搬送経路Rに対する+B方向に配置されてもよい。つまり、図6に示される構成に限らず、第1駆動ローラー23及び第2駆動ローラー27がZ方向下側の第1ユニット3に設けられ、第1従動ローラー24及び第2従動ローラー28がZ方向上側の第2ユニット4に設けられる構成であってもよい。
スキャナー100において、第3駆動ローラーは、マグネットローラー108のように磁力を有するものでなくてもよい。例えば、第3従動ローラー114が、第3駆動ローラーから歯車列を介して回転力を受けるものであってもよい。
原稿G又はレシートRTを連続で供給せず、個別に供給する単一モードの場合、分離ローラー15による分離動作は必要無い。単一モードでは、原稿G等の重送の判定を行わないようにしたり、重送の検知そのものをオフにしてもよい。
1…スキャナー、2…装置本体、3…第1ユニット、4…第2ユニット、
4A…本体フレーム、5…第3ユニット、6…スタンド、6A…本体回転軸、
7…カバー部材、8…フレーム、10…上部開閉部、11…載置部、
12…エッジガイド、13…エッジガイド、14…給送ローラー、15…分離ローラー、
16…操作部、16A…操作ボタン、18…制御部、19…給送口、20…搬送部、
22…第1搬送ローラー対、23…第1駆動ローラー、23A…軸部、23B…外周部、
24…第1従動ローラー、24A…軸部、24B…第1摩擦部、
26…第2搬送ローラー対、27…第2駆動ローラー、27A…軸部、27B…外周部、
28…第2従動ローラー、28A…軸部、28B…第2摩擦部、31…上ローラー、
32…下ローラー、34…反転部、35…切替フラップ、37…排出ローラー対、
38…第1排出ローラー、39…第2排出ローラー、40…読取部、
41…第1読取部、42…第2読取部、43…排出部、44…第1排出口、
45…第2排出口、46…原稿支持部、46A…支持面、48…切替モーター、
49…ウォームギア、50…駆動部、52…搬送モーター、54…駆動プーリー、
56…従動プーリー、57…ベルト、58…中間ギア、59…カバー部材、
61…カバー部材、62…第1プーリー、63…第2プーリー、64…駆動ベルト、
65…伝達ギア、66…ギア、68…第1ピン、70…伝達部、72…第3プーリー、
73…第4プーリー、74…伝達ベルト、75…押付部材、76…第2ピン、
82…測距センサー、83…測距センサー、84…カム機構部、85A…底壁、
85B…側壁、86…矯正部材、86A…端面、87…部材、88…ガイドレール、
92…シャッター部材、92A…規制部、94…ピックアップローラー、
100…スキャナー、102…載置部、102A…上面、103…凹部、
104…エッジガイド、104A…底壁部、104B…縦壁部、
106…エッジガイド、106A…底壁部、106B…縦壁部、
108…マグネットローラー、112…アーム部材、114…第3従動ローラー、
120…スキャナー、122…第4従動ローラー、123…円板部、124…突起部、
130…スキャナー、132…第1センサー、134…第2センサー、
136…第3センサー、138…第4センサー、140…スキャナー、
142…原稿サポート部、142A…載置面、143…ペーパーサポート、
144…静電気発生部、145…電極、150…スキャナー、152…分離ローラー、
152A…軸部、152B…接触部、D…設置面、F1…第1摩擦力、F2…第2摩擦力、
FA…搬送力、FB…搬送力、FC…搬送力、FD…搬送力、G…原稿、G1…原稿、
G2…原稿、GA…表面、GB…裏面、GC…側面、GT…原稿、L1…長さ、
L2…長さ、R…搬送経路、R1…原稿給送路、R2…読取経路、R3…反転路、
R4…非反転搬送路、RT1…想像線、RT2…想像線、θ…姿勢角度

Claims (12)

  1. 媒体を読み取る読取部と、
    回転駆動されることで前記媒体を前記読取部に向けて搬送する第1駆動ローラーと、
    前記第1駆動ローラーと共に前記媒体を挟み、従動回転が可能な第1従動ローラーと、
    回転駆動されることで前記媒体を前記読取部から搬送方向の下流へ搬送する第2駆動ローラーと、
    前記第2駆動ローラーと共に前記媒体を挟み、従動回転が可能な第2従動ローラーと、
    前記第1駆動ローラー及び前記第2駆動ローラーを回転駆動する駆動部と、
    前記第1従動ローラー及び前記第2従動ローラーの一方から他方へ回転力を伝達する伝達部と、
    を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記伝達部の一部は、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に見て、前記読取部の一部とオーバーラップする、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記駆動部の一部は、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に見て、前記読取部の他の一部とオーバーラップする、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記伝達部は、回転力を伝達する伝達ベルトを有する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記駆動部は、前記第1駆動ローラー及び前記第2駆動ローラーの一方から他方へ駆動力を伝達する駆動ベルトを有する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記第1従動ローラーは、前記第1駆動ローラーとの接触により第1摩擦力が生じる第1摩擦部を有し、
    前記伝達部は、前記第2駆動ローラーと前記第2従動ローラーが前記媒体を挟む場合、前記第1摩擦力を前記第2従動ローラーに伝達する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記第2従動ローラーは、前記第2駆動ローラーとの接触により第2摩擦力が生じる第2摩擦部を有し、
    前記伝達部は、前記第1駆動ローラーと前記第1従動ローラーが前記媒体を挟む場合、前記第2摩擦力を前記第1従動ローラーに伝達する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に見て、
    前記伝達部は、前記媒体の搬送経路に対する一方に位置し、
    前記駆動部は、前記搬送経路に対する他方に位置する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに対する前記搬送方向の上流に位置し、前記媒体が載置される載置部と、
    前記載置部において前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に移動可能に設けられ、前記媒体の前記幅方向の端部と接触可能なエッジガイドと、
    前記載置部に回転可能に設けられる第3駆動ローラーと、
    前記エッジガイドに回転可能に設けられ、前記第3駆動ローラーの回転に伴って前記媒体を搬送する第3従動ローラーと、
    を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取装置において、
    前記第3駆動ローラーは、磁力を発生するマグネットローラーであり、
    前記第3従動ローラーは、前記マグネットローラーの回転に伴って前記磁力を受けることで回転される、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに対する前記搬送方向の上流に位置し、前記媒体が載置される載置部と、
    前記載置部に設けられ、前記媒体を前記載置部に向けて引き付ける静電気力を発生する静電気発生部と、
    を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
    前記第1駆動ローラー及び前記第1従動ローラーに対する前記搬送方向の上流に回転可能に設けられ、前記媒体を前記搬送方向の下流へ給送する給送ローラーと、
    前記給送ローラーによって給送される前記媒体を1枚ずつに分離する分離ローラーと、
    を備え、
    前記分離ローラーは、前記媒体の前記搬送方向と交差する幅方向に間隔をあけて設けられ、少なくとも2つが前記媒体と接触する複数の接触部を有する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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