JP2023122821A - コネクタ - Google Patents

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章弘 西谷
Akihiro Nishitani
健司 牧野
Kenji Makino
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】回路基板に対して良好に取り付けることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ10は、回路基板50に固定されるハウジング12と、ハウジング12に固定され、回路基板50に接続される端子金具22と、ハウジング12に取り付けられ、回路基板50の第2スルーホールH2に挿通されて弾性変形するプレスフィット部40Dを有するハウジング固定部材40と、を備え、ハウジング12は、プレスフィット部40Dが第2スルーホールH2の内面を弾性的に押圧することによって回路基板50に固定される。【選択図】図7

Description

本開示は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、回路基板のスルーホール内に圧入され、スルーホール内周に形成された導電部と弾性接触させることによって電気的接続をするプレスフィット端子について開示されている。
特開2016-18726号公報
プレスフィット端子は、コネクタを回路基板に対して固定する機能も有している。このため、コネクタの大型化を抑えつつ、コネクタの多極化を進めると、端子を小型化することになり、これに伴いプレスフィット端子も小型化することになる。こうした場合、プレスフィット端子とスルーホールとの接触圧が弱まってしまい、回路基板に対してコネクタの固定ができなくなってしまう懸念がある。
本開示のアダプタコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、基板に対して良好に固定することができるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、
回路基板に固定されるハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記回路基板に接続される端子金具と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記回路基板のスルーホールに挿通されて弾性変形するプレスフィット部を有するハウジング固定部材と、
を備え、
前記ハウジングは、前記プレスフィット部が前記スルーホールの内面を弾性的に押圧することによって前記回路基板に固定される。
本開示のコネクタは、回路基板に対して良好に取り付けることができる。
図1は、実施形態1のコネクタの斜視図である。 図2は、実施形態1のハウジングの斜視図である。 図3は、実施形態1のハウジング固定部材の斜視図である。 図4は、実施形態1のアライメントプレートの斜視図である。 図5は、実施形態1のコネクタの背面図である。 図6は、実施形態1のコネクタの側面図である。 図7は、実施形態1のコネクタの下側と、回路基板とを示す背面図である。 図8は、実施形態2のコネクタの側面図である。 図9は、実施形態2のハウジングの底面図である。 図10は、実施形態2のハウジング固定部材の斜視図である。 図11は、実施形態2のハウジングにハウジング固定部材を取りつけた状態を示す斜視図である。 図12は、実施形態3のコネクタの斜視図である。 図13は、実施形態3のハウジングの底面図である。 図14は、実施形態3のアライメントプレートの斜視図である。 図15は、実施形態3のハウジング固定部材の斜視図である。付けた状態を示す斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)回路基板に固定されるハウジングと、ハウジングに固定され、回路基板に接続される端子金具と、ハウジングに取り付けられ、回路基板のスルーホールに挿通されて弾性変形するプレスフィット部を有するハウジング固定部材と、を備えている。ハウジングは、プレスフィット部がスルーホールの内面を弾性的に押圧することによって回路基板に固定される。
この構成によれば、ハウジングを回路基板に固定する機能を、端子金具にではなく、プレスフィット部に受け持たせるので、端子金具を小型化しても、ハウジングを回路基板に対して良好に固定することができる。
(2)一対のハウジング固定部材が、ハウジングの幅方向における両端部に取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、ハウジングを回路基板に対して安定して固定することができる。
(3)ハウジング固定部材は、ハウジングに形成された挿通孔に圧入される圧入部を有し、圧入部のうち、プレスフィット部の挿入方向と平行な方向においてプレスフィット部と反対側の端部には、挿通孔から露出した押圧部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、プレスフィット部をスルーホールに挿通する際に、押圧部を直接的に押圧することが可能となり、プレスフィット部をスルーホールに挿通する作業を良好に行うことができる。
(4)ハウジング固定部材は、複数のプレスフィット部を有していることが好ましい。この構成によれば、ハウジングを回路基板に固定する機能をより高めることができる。
(5)ハウジング固定部材は、互いに異なる向きとなるように連なる複数の平板部を有し、プレスフィット部は、複数の平板部の少なくともいずれかに設けられていることが好ましい。この構成によれば、ハウジングに対してプレスフィット部を配置する位置に自由度を持たせることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施形態1]
本開示のコネクタ10を具体化した実施形態1を、図1~図7を参照して説明する。本実施形態1において、前後の方向については、図5における奥側を前方と定義し、手前側を後方と定義する。前側は、図示しない相手コネクタにコネクタ10が嵌合する側である。上下の方向については、図5にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図5にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
図1に示すように、コネクタ10は、ハウジング12と、一対のハウジング固定部材40と、複数の端子金具22と、アライメントプレート30とを組み付けて構成されている。ハウジング12は、合成樹脂製であり、端子保持部13と、フード部14と、左右対称な一対の側壁部16と、一対の固定部材受け部21と、を有している。端子保持部13は、壁厚方向を前後方向に向けた方形の壁状をなす。フード部14は、端子保持部13の外周縁から前向きに角筒状に突出している。
側壁部16は、壁厚方向を左右方向(端子保持部13と直角な方向)に向け、端子保持部13の後面における左右両端部から後向きに突出している。図2に示すように、側壁部16の各々には、左右対称な一対の係止部18が形成されている。係止部18は、側壁部16の左右方向の内側に形成されている。各係止部18は、側壁部16の左右方向の内側の面を左右方向外向きに凹ませた形態をなしている。
側壁部16の係止部18よりも下方には、ガイド溝20が形成されている。一方の側壁部16において、ガイド溝20は、前後方向に2つ並んで形成されている。一方の側壁部16において、各ガイド溝20は、側壁部16の左右方向の内側の面を左右方向外向きに凹ませた形態であり、上下方向に延びて形成されている。各ガイド溝20の下端は、下向きに開放されている。各ガイド溝20の上端は、係止部18よりも下方の位置で閉塞されている。
一対の固定部材受け部21は、各側壁部16の左右方向の外面に1つずつ設けられている。一対の固定部材受け部21は、左右方向の外向きに突出して設けられている。各固定部材受け部21には、上下方向に貫通して挿通孔21Aが形成されている。挿通孔21Aは、前後方向に長く形成されている。挿通孔21Aは、各固定部材受け部21の後端寄りに配置されている。
ハウジング固定部材40は、導電性の金属板を打ち抜き加工することによって形成されている。図3に示すように、ハウジング固定部材40は、圧入部40A、2つのプレスフィット部40Dを有している。圧入部40Aは、平板状をなしている。圧入部40Aの前後方向の両端部には、前後方向外向きに突出する突起部40Eが設けられている。2つのプレスフィット部40Dは、圧入部40Aの下端縁から下方に突出して設けられている。つまり、ハウジング固定部材40は、複数のプレスフィット部40Dを有している。2つのプレスフィット部40Dは、前後方向に並んで設けられている。2つのプレスフィット部40Dは、圧入部40Aの前後方向の中央に関して前後対称の位置に配置されている。
各プレスフィット部40Dには、一対の弾性接触片40Bと、両弾性接触片40Bの間に配された撓み空間40Cとが形成されている。一対の弾性接触片40Bは、互いに前後方向に離間するように突出した形態である。一対の弾性接触片40Bは、回路基板50のスルーホールである第2スルーホールH2(図6、7参照)に挿通されることによって撓み空間40C内へ進出することにより、前後寸法を狭めるような形態で弾性変形し得るようになっている。
ハウジング固定部材40は、プレスフィット部40Dを下向きに突出する向きにしつつ、側壁部16の左右方向の外側の面に沿う向きにされ、ハウジング12の各固定部材受け部21に形成された挿通孔21Aに下方から圧入部40Aを圧入する(図1参照)。こうして、一対のハウジング固定部材40は、ハウジング12の左右方向(幅方向)における両端部に取り付けられる。各固定部材受け部21の挿通孔21Aに圧入部40Aを圧入したハウジング固定部材40の各プレスフィット部40Dは、側壁部16の下端よりも下方に突出した状態になる(図5参照)。
図6に示すように、挿通孔21Aに圧入された圧入部40Aの上端部は、挿通孔21Aから露出している。このため、プレスフィット部40Dを回路基板50の第2スルーホールH2に挿通する際、挿通孔21Aから露出した圧入部40Aの上端部を回路基板50に向かう方向に押圧することによって、押圧力を効率よくプレスフィット部40Dに伝達することができる。つまり、圧入部40Aのうち、挿通孔21Aから露出した部分は、プレスフィット部40Dを第2スルーホールH2に向けて押圧する押圧部40Kとして形成されている。押圧部40Kは、プレスフィット部40Dの回路基板50の第2スルーホールH2への挿通方向と平行な方向においてプレスフィット部40Dとは反対側の圧入部40Aの端部である(図7参照)。
端子金具22は、細長い金属素材をL字形に屈曲した形状をなす。図1に示すように、端子金具22は、前後方向に延びる貫通部23と、貫通部23の後端から下方へ直角に延出した基板接続部24とを有する。基板接続部24の上端部(基端部)は貫通部23の後端に連なっている。基板接続部24の下端部(先端部)は、回路基板50の第1スルーホールH1(図7参照)に挿通される。
端子金具22は、貫通部23を端子保持部13に前後方向に貫通させた状態で端子保持部13に固定されている。複数の端子金具22をハウジング12に取り付けて固定した状態では、貫通部23同士が互いに平行をなして並列するとともに、基板接続部24同士が互いに平行をなして並列する。貫通部23の前端部は、端子保持部13の前面からフード部14内に突出している(図示せず)。貫通部23の後端部と基板接続部24の全体は、端子保持部13の後方に露出している。基板接続部24の下端部は、側壁部16の下端縁よりも下方へ突出している(図6参照)。
アライメントプレート30は、合成樹脂製である。図4に示すように、アライメントプレート30は、プレート本体31と、左右対称な一対の側板部34と、を備えている。プレート本体31は、板厚方向を上下方向(基板接続部24の長さ方向と平行な方向)に向けた平板状をなす。プレート本体31は、長辺を左右方向に向けた長方形状をなしている。プレート本体31には、複数の基板接続部24を個別に貫通させる複数の位置決め孔32が形成されている。基板接続部24を位置決め孔32に貫通させることによって、基板接続部24とプレート本体31との位置が決まる。
左右一対の側板部34は、プレート本体31の左右両側縁から上向きに直角に立ち上がった形態である。側板部34は、プレート本体31に連なる下端部を支点として左右方向へ弾性変形し得るようになっている。各側板部34の上端部には、左右方向外向きに突出する係止突起36が形成されている。
各側板部34における前端部と後端部との各々には、左右方向外向きに突出するガイドリブ37が設けられている。ガイドリブ37の下端は、プレート本体31の下面と面一である。ガイドリブ37の上端は、係止突起36よりも下方の位置まで延びている。ガイドリブ37は、基板接続部24の長さ方向と平行な方向に長く延びている。ガイドリブ37は、ガイド溝20に嵌合可能となっている(図5参照)。
アライメントプレート30は、位置決め孔32に基板接続部24を貫通させた状態でハウジング12の側壁部16に取り付けられる(図1参照)。具体的には、各係止突起36を、各係止部18に係止させ、各ガイドリブ37を各ガイド溝20に嵌合させる(図5参照)。
こうして形成されたコネクタ10を取り付ける回路基板50には、図7に示すように、複数の第1スルーホールH1、及び複数の第2スルーホールH2が板厚方向に貫通して形成されている。第1スルーホールH1には、基板接続部24が挿通される。例えば、第1スルーホールH1に挿通されて回路基板50の下面から下方に突出した基板接続部24は、半田を用いて回路基板50に形成されたパターンに電気的に接続される。つまり、端子金具22は、半田を介して回路基板50に接続される。
第2スルーホールH2には、プレスフィット部40Dが挿通される。第2スルーホールH2に挿通されたプレスフィット部40Dは、第2スルーホールH2の内面を一対の弾性接触片40Bが弾性的に押圧する。これによって、プレスフィット部40Dの一対の弾性接触片40Bと、第2スルーホールH2の内面と、の間に摩擦力が生じる。この摩擦力によってハウジング12は、回路基板50に対して固定される。つまり、ハウジング12は、プレスフィット部40Dの一対の弾性接触片40Bが第2スルーホールH2の内面を弾性的に押圧することによって回路基板50に対して固定される。
次に、実施形態1の作用を説明する。
本開示のコネクタ10は、ハウジング12と、端子金具22と、ハウジング固定部材40と、を備えている。ハウジング12は、回路基板50に固定される。端子金具22は、ハウジング12に固定され、回路基板50に接続される。ハウジング固定部材40は、ハウジング12に取り付けられ、回路基板50の第2スルーホールH2に挿通されて弾性変形するプレスフィット部40Dを有する。ハウジング12は、プレスフィット部40Dが第2スルーホールH2の内面を弾性的に押圧することによって回路基板50に固定される。この構成によれば、ハウジング12を回路基板50に固定する機能を、端子金具22にではなく、プレスフィット部40Dに受け持たせるので、端子金具22を小型化しても、ハウジング12を回路基板50に対して良好に固定することができる。また、端子金具22には、回路基板50に固定するための機能を持たせる必要がないので、端子金具22における回路基板50との接続部位の構成に自由度をもたせることができる。
一対のハウジング固定部材40が、ハウジング12の幅方向における両端部に取り付けられている。この構成によれば、ハウジング12を回路基板50に対して安定して固定することができる。
ハウジング固定部材40は、ハウジング12に形成された挿通孔21Aに圧入される圧入部40Aを有している。圧入部40Aのうち、プレスフィット部40Dの挿入方向と平行な方向においてプレスフィット部40Dと反対側の端部には、挿通孔21Aから露出した押圧部40Kが形成されている。この構成によれば、プレスフィット部40Dを第2スルーホールH2に挿通する際に、押圧部40Kを直接的に押圧することが可能となり、プレスフィット部40Dを第2スルーホールH2に挿通する作業を良好に行うことができる。
ハウジング固定部材40は、複数のプレスフィット部40Dを有している。この構成によれば、ハウジング12を回路基板50に固定する機能をより高めることができる。
[実施形態2]
本開示を具体化した実施形態2を、図8~図11を参照して説明する。本実施形態2のコネクタ110は、ハウジング固定部材140が互いに異なる向きとなるように連なる複数の平板部140F,140G,140Hを有している点、端子金具122の形態、固定部材受け部121の形態等が、実施形態1とは異なっている。その他の構成については実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実施形態2において、前後の方向については、図8における右側を前方と定義し、左側を後方と定義する。上下の方向については、図8にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図8における奥側を左方、手前側を右方と定義する。
図9に示すように、ハウジング112に設けられた一対の固定部材受け部121の各々は、内側受け部121Bを有している。各内側受け部121Bは、各側壁部16の左右方向の内側の面に1つずつ設けられている。各内側受け部121Bは、左右方向の内向きに突出して設けられている。各内側受け部121Bには、上下方向に貫通して挿通孔121Cが形成されている。前後方向における、挿通孔121Cの寸法は、挿通孔21Aの寸法よりも小さい。前後方向において、挿通孔121Cと挿通孔21Aの前端の位置は、揃っている。各側壁部16の下端部には、上向きに凹んだ凹部16Aが形成されている(図8参照)。凹部16Aは、挿通孔121C及び挿通孔21Aの各々の前端部の間に配置されている。
図10に示すように、ハウジング固定部材140は、複数の平板部140F,140G,140Hを有している。平板部140Fは、実施形態1におけるハウジング固定部材40と同様の形態をなしている。平板部140Fは、平板状をなした圧入部40Aと、圧入部40Aの下端縁から下方に突出して設けられた2つのプレスフィット部40Dと、圧入部40Aの前後方向の両端部に前後方向外向きに突出する突起部40Eと、を有している。
平板部140Hは、圧入部140Aと、1つのプレスフィット部40Dと、突起部140Eとを有している。圧入部140Aは、平板状をなしており、前後方向の寸法が圧入部40Aよりも小さく形成されている。1つのプレスフィット部40Dは、圧入部140Aの下端縁から下方に突出して設けられている。プレスフィット部40Dは、圧入部140Aの前後方向の中央に配置されている。突起部140Eは、圧入部140Aの前後方向の両端部に前後方向外向きに突出して形成されている。
平板部140Hの圧入部140Aは、平板部140Fの圧入部40Aに対して、板厚方向、及びプレスフィット部40Dが突出する方向を同じ向きにされ、板厚方向に並んで配置されている。具体的には、左側の側壁部16に取り付けられるハウジング固定部材140において、平板部140Hの圧入部140Aは、平板部140Fの右側に並んで配置されている(図11参照)。そして、右側の側壁部16に取り付けられるハウジング固定部材140において、平板部140Hの圧入部140Aは、平板部140Fの左側に並んで配置されている(図11参照)。
平板部140Gは、連結部140Jと、1つのプレスフィット部40Dとを有している。連結部140Jは、平板状をなしており、圧入部40A及び圧入部140Aの各々の前端部同士を連結している。連結部140J、圧入部40A、及び圧入部140Aの下端は面一である。連結部140Jの板厚方向は、圧入部40A及び圧入部140Aの板厚方向に対して直交している。つまり、複数の平板部140F,140G,140Hは、互いに異なる向きとなるように連なっている。
1つのプレスフィット部40Dは、連結部140Jの下端縁から下方に突出して設けられている。つまり、プレスフィット部40Dは、複数の平板部140F,140G,140Hの各々に設けられている。連結部140Jに設けられたプレスフィット部40Dの一対の弾性接触片40Bは、互いに左右方向に離間するように突出した形態である。連結部140Jのプレスフィット部40Dの一対の弾性接触片40Bが離間する向きは、平板部140F,140Hに設けられたプレスフィット部40Dの一対の弾性接触片40Bが離間する向きに直交した方向である。こうして形成された各ハウジング固定部材140は、平板部140F,140G,140Hによって、J字状をなした形態とされている。
各ハウジング固定部材140をハウジング112に取り付ける場合、先ず、各プレスフィット部40Dを下向きに突出する向きにしつつ、平板部140Fを側壁部16の左右方向の外側の面に沿わせるとともに、平板部140Hを側壁部16の左右方向の内側の面に沿わせる。さらに、連結部140Jの前後方向の位置を凹部16Aに合わせる。そして、挿通孔21Aに下方から圧入部40Aを圧入しつつ、挿通孔121Cに下方から圧入部140Aを圧入する。このとき、連結部140Jは、凹部16Aに下方から嵌合する(図8参照)。こうして、各ハウジング固定部材140は、ハウジング112に取り付けられる(図11参照)。
図8に示すように、端子金具122の基板接続部24の下端部(先端部)には、端子側プレスフィット部25が設けられている。端子側プレスフィット部25は、一対の弾性接触片25Aと、両弾性接触片25Aの間に配された撓み空間25Bとが形成されている。一対の弾性接触片25Aは、互いに前後方向に離間するように突出した形態である。一対の弾性接触片25Aは、撓み空間25B内へ進出することにより、前後寸法を狭めるような形態であり、弾性変形し得るようになっている。弾性接触片25Aの最大幅寸法(前後方向の最大寸法)は、弾性接触片40Bの最大幅寸法(前後方向の最大寸法)よりも小さい。つまり、プレスフィット部40Dの外形寸法は、端子側プレスフィット部25の外形寸法よりも大きい。
基板接続部24の端子側プレスフィット部25は、側壁部16の下端縁よりも下方へ突出している。端子側プレスフィット部25は、回路基板のスルーホールに貫通され、スルーホールの内面に対して弾性的に接触する。
次に、実施形態2の作用を説明する。
ハウジング固定部材140は、板厚方向が互いに異なる向きとなるように連なる複数の平板部140F,140G,140Hを有する。プレスフィット部40Dは、複数の平板部140F,140G,140Hの各々に設けられている。この構成によれば、ハウジング112に対してプレスフィット部40Dを配置する位置に自由度を持たせることができる。
[実施形態3]
本開示を具体化した実施形態3を、図12~図15を参照して説明する。本実施形態3のコネクタ210は、ハウジング固定部材240の形態、固定部材受け部221の形態、アライメントプレート230の構成等が、実施形態1、2とは異なっている。その他の構成については実施形態2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実施形態3において、前後の方向については、図13における上側を前方と定義し、下側を後方と定義する。上下の方向については、図13における奥側を上方、手前側を下方と定義する。左右の方向については、図13における右側を左方、左側を右方と定義する。
図13に示すように、ハウジング212に設けられた一対の固定部材受け部221の各々は、内側受け部221Bを有している。各内側受け部221Bは、各側壁部16の左右方向の内側の面に1つずつ設けられている。各内側受け部221Bは、左右方向の内向きに突出して設けられている。各内側受け部221Bには、上下方向に貫通して挿通孔221Cが形成されている。前後方向における、挿通孔221Cの寸法は、挿通孔21Aの寸法と同じである。前後方向において、挿通孔221Cと挿通孔21Aの位置は揃っている。各側壁部16の下端部の後端は、前向きに凹んだ凹部216Aが形成されている。凹部216Aは、挿通孔221C及び挿通孔21Aの各々の後端部の間に配置されている。側壁部16の係止部218は、側壁部16の後端から前端部にかけて形成されている(図12参照)。ガイド溝220は、側壁部16の前端部に前後方向に2つ並んで形成されている。
図14に示すように、アライメントプレート230の側板部234は、プレート本体231の左右両側縁の前端部から上向きに直角に立ち上がった形態である。各側板部234には、係止突起36及びガイドリブ37が設けられている。アライメントプレート230は、位置決め孔32に基板接続部24を貫通させた状態でハウジング212の側壁部16に取り付けられる(図12参照)。このとき、各側板部234は、内側受け部221Bよりも前方に配置される(図12参照)。
図15に示すように、ハウジング固定部材240は、複数の平板部240F,240G,240Hを有している。平板部240F,240Hは、実施形態2における平板部140Fと同様の形態をなしている。平板部240F,240Hは、平板状をなした圧入部40Aと、圧入部40Aの下端縁から下方に突出して設けられた2つのプレスフィット部40Dと、圧入部40Aの前後方向の両端部に前後方向外向きに突出する突起部40Eと、を有している。平板部240F,240Hは、同じ姿勢とされて、板厚方向を左右方向に向けて左右方向に並んで配置されている。
平板部240Gは、連結部240Jを有している。連結部240Jは、平板状をなしており、平板部240F,240Hの各々の圧入部40Aの後端部同士を連結している。連結部240J及び圧入部40Aの下端は、面一である。連結部240Jの板厚方向は、圧入部40Aの板厚方向に対して直交している。平板部240Gには、プレスフィット部40Dが設けられていない。つまり、プレスフィット部40Dは、複数の平板部240F,240G,240Hの少なくともいずれかに設けられている。こうして形成された各ハウジング固定部材140は、平板部240F,240G,240Hによって、U字状をなした形態とされている。
平板部240F,240Hは、同様の形態をなしている。このため、各ハウジング固定部材240をハウジング212に取り付ける場合、平板部240F,240Hのいずれか一方を側壁部16の外面沿うように配置し、いずれか他方を側壁部16の内面に沿うように配置する。そして、プレスフィット部40Dを下向きに突出する向きにしつつ、連結部240Jの前後方向の位置を凹部16A又は凹部216Aに合わせる。そして、挿通孔21Aに下方から平板部240F,240Hのいずれか一方の圧入部40Aを圧入しつつ、挿通孔221Cに平板部240F,240Hのいずれか他方の圧入部40Aを圧入する。このとき、連結部240Jは、凹部16A又は凹部216Aのいずれかに下方から嵌合する。図12には、連結部240Jが凹部216Aに嵌合した状態を示す。こうして、各ハウジング固定部材240は、ハウジング212に取り付けられる。
次に、実施形態3の作用を説明する。
ハウジング固定部材240は、板厚方向が互いに異なる向きとなるように連なる複数の平板部240F,240G,240Hを有する。プレスフィット部40Dは、複数の平板部240F,240G,240Hの少なくともいずれかに設けられている。この構成によれば、ハウジング212に対してプレスフィット部40Dを配置する位置に自由度を持たせることができる。
[他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
実施形態1、2、3とは異なり、ハウジング固定部材をL字状に構成してもよい。
1つの圧入部に設けるプレスフィット部の数は3つ以上でもよい。
実施形態2、3とは異なり、ハウジング固定部材に連結部を設けない構成としてもよい。つまり、固定部材受け部、及び内側受け部の各々に別体のハウジング固定部材を取り付けてもよい。つまり、ハウジングに取り付けるハウジング固定部材の数は、3つ以上でもよい。
10,110,210…コネクタ
12,112,212…ハウジング
13…端子保持部
14…フード部
16…側壁部
16A,216A…凹部
18,218…係止部
20,220…ガイド溝
21,121,221…固定部材受け部
21A,121C,221C…挿通孔
22,122…端子金具
23…貫通部
24…基板接続部
25…端子側プレスフィット部
25A…弾性接触片
25B…撓み空間
30,230…アライメントプレート
31,231…プレート本体
32…位置決め孔
34,234…側板部
36…係止突起
37…ガイドリブ
40,140,240…ハウジング固定部材
40A,140A…圧入部
40B…弾性接触片
40C…撓み空間
40D…プレスフィット部
40E,140E…突起部
40K…押圧部
50…回路基板
121B,221B…内側受け部
140F,140G,140H,240F,240G,240H…平板部
140J,240J…連結部
H1…第1スルーホール
H2…第2スルーホール(スルーホール)

Claims (5)

  1. 回路基板に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングに固定され、前記回路基板に接続される端子金具と、
    前記ハウジングに取り付けられ、前記回路基板のスルーホールに挿通されて弾性変形するプレスフィット部を有するハウジング固定部材と、
    を備え、
    前記ハウジングは、前記プレスフィット部が前記スルーホールの内面を弾性的に押圧することによって前記回路基板に固定されるコネクタ。
  2. 一対の前記ハウジング固定部材が、前記ハウジングの幅方向における両端部に取り付けられている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジング固定部材は、前記ハウジングに形成された挿通孔に圧入される圧入部を有し、
    前記圧入部のうち、前記プレスフィット部の挿入方向と平行な方向において前記プレスフィット部と反対側の端部には、前記挿通孔から露出した押圧部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジング固定部材は、複数の前記プレスフィット部を有している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジング固定部材は、互いに異なる向きとなるように連なる複数の平板部を有し、前記プレスフィット部は、複数の前記平板部の少なくともいずれかに設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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