JP2023122422A - 真空度判定装置、真空度判定方法、真空度判定プログラムおよび質量分析装置 - Google Patents

真空度判定装置、真空度判定方法、真空度判定プログラムおよび質量分析装置 Download PDF

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Abstract

【課題】イオンゲージの測定値を効率的に取得することを課題とする。【解決手段】真空度判定装置1は、安定性判定部401と真空度取得部402とを備える。安定性判定部401は、質量分析装置1の真空処理室VR3の真空度を測定するイオンゲージ30の安定性を判定する。真空度取得部402は、安定性判定部401によりイオンゲージ30が安定状態になったと判定された後、イオンゲージ30から得られた測定値D1に基づき、真空処理室VR3の真空度を取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、質量分析装置の真空度を判定する真空度判定装置、方法およびプログラム、並びに、真空度判定装置を備えた質量分析装置に関する。
質量分析装置の真空処理室の内部は真空状態に保たれる。真空処理室において、試料が分離・検出される。真空処理室の真空度を測定するために、イオンゲージなどの真空計が用いられる。下記特許文献1においては、イオンゲージを用いて分析室内の真空度を測定する技術が開示されている。
特開平8-22792号公報
イオンゲージで真空度を測定するために、フィラメントが加熱される。この熱によって、フィラメントやその周辺の部材に吸着していた気体分子が放出される場合がある。このため、イオンゲージで測定した真空度の測定値は、測定対象の空間の本来の真空度より悪い値となることがある。イオンゲージを起動させてから充分に時間が経過した後の測定値を利用すれば、本来の真空度を得ることはできるが、このような処理を一律に実行することは、真空度の判定に余分な時間を要することになる。
本発明の目的は、イオンゲージの測定値を効率的に取得することである。
本発明の一局面に従う真空度判定装置は、質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する安定性判定部と、安定性判定部によりイオンゲージが安定状態になったと判定された後、イオンゲージから得られた測定値に基づき、真空処理室の真空度を取得する真空度取得部とを備える。
本発明は、また、真空度判定方法、真空度判定プログラムおよび質量分析装置にも向けられている。
本発明によれば、イオンゲージの測定値を効率的に取得することができる。
実施の形態に係る質量分析装置の全体図である。 質量分析装置が備えるコントローラのブロック図である。 実施の形態に係るイオンゲージの概略図である。 実施の形態に係る真空度判定方法を示すフローチャートである。 1日ぶりに起動したイオンゲージによる真空度の測定値を示す図である。 1年ぶりに起動したイオンゲージによる真空度の測定値を示す図である。 1日ぶりに起動したイオンゲージによる真空度の測定値の変化率を示す図である。 1年ぶりに起動したイオンゲージによる真空度の測定値の変化率を示す図である。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る真空度判定装置、方法およびプログラム、並びに、真空度判定装置を備える質量分析装置について説明する。
(1)質量分析装置の構成
図1は、本実施の形態に係る質量分析装置1の全体図である。質量分析装置1は、処理室10、ターボ分子ポンプ20、イオンゲージ30およびコントローラ40を備える。処理室10は、イオン化室11および真空処理室VRを備える。真空処理室VRは、第1真空処理室VR1、第2真空処理室VR2および第3真空処理室VR3を備える。第1真空処理室VR1は、イオン化室11の下流に配置され、Q-Array12を備える。第2真空処理室VR2は、第1真空処理室VR1の下流に配置され、マルチポール13を備える。第3真空処理室VR3は、第2真空処理室VR2の下流に配置され、四重極ロッド14および検出器15を備える。
ターボ分子ポンプ20は、真空処理室VRを真空状態とすることができる。ターボ分子ポンプ20により、真空処理室VRは、1E-3~1E-5(Pa)程度の真空度に調整される。ターボ分子ポンプ20に加えてロータリーポンプを併用することで、真空処理室VRの真空引きをしてもよい。真空処理室VRは、第1真空処理室VR1、第2真空処理室VR2、第3真空処理室VR3の順に真空度が高くなるように調整される。本実施の形態においては、イオンゲージ30は、第3真空処理室VR3の真空度を測定する場合を例に説明する。
コントローラ40は、処理室10、ターボ分子ポンプ20およびイオンゲージ30を含め、質量分析装置1の制御を行う。コントローラ40は、図に示すように、安定性判定部401および真空度取得部402を備える。安定性判定部401は、イオンゲージ30の安定性を判定する。真空度取得部402は、安定性判定部401によりイオンゲージ30が安定状態になったと判定された後、イオンゲージ30から得られた測定値に基づき、第3真空処理室VR3の真空度を取得する。安定性判定部401および真空度取得部402により、本発明の真空度判定装置400が構成される。
液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ等の外部の装置からイオン化室11に導入された試料は、例えば電子イオン化法によりイオン化される。イオン化された試料は、第1真空処理室VR1に導入される。第1真空処理室VR1においてQ-Array12にガイドされた試料は、第2真空処理室VR2に導入される。第2真空処理室VR2においてマルチポール13にガイドされた試料は、第3真空処理室VR3に導入される。第3真空処理室VR3に導入されたイオンは、四重極ロッド14に印加されている直流電圧と高周波電圧により形成される電場の作用を受ける。この電場の作用により、特定の質量電荷比を有するイオンのみが検出器15に到達する。検出器15は、到達したイオンの量に応じたイオン強度信号を検出する。コントローラ40が備えるデータ処理部は、検出器15が検出したイオン強度信号をデジタル化し、検出データとして処理する。
(2)コントローラの構成
図2は、コントローラ40の構成を示すブロック図である。CPU41は、質量分析装置1の全体制御を行う。RAM42は、CPU41がプログラムを実行するときにワークエリアとして使用される。記憶装置43は、半導体メモリなどの記憶媒体である。記憶装置43には、真空度判定プログラムP1、測定値D1、および、基準値D2が記憶される。操作部44は、ユーザによる入力操作を受け付ける。モニタ45は、質量分析装置1の動作状態等、各種の情報を表示する。通信インタフェース46は、他のコンピュータとの間で有線または無線による通信を行うインタフェースである。デバイスインタフェース47は、CD、DVD、半導体メモリなどの記憶媒体48にアクセスするインタフェースである。
真空度判定プログラムP1は、イオンゲージ30の安定性を判定する処理、質量分析装置1の第3真空処理室VR3の真空度を取得する処理などを実行する。コントローラ40が備える安定性判定部401および真空度取得部402は、CPU41がRAM42を実行しつつ、真空度判定プログラムP1を実行することにより実現される機能部である。
真空度判定プログラムP1は、記憶装置43に保存される場合を例として説明する。他の実施の形態として、真空度判定プログラムP1は、記憶媒体48に保存されて提供されてもよい。CPU41は、デバイスインタフェース47を介して記憶媒体48にアクセスし、記憶媒体48に保存された真空度判定プログラムP1を、記憶装置43に保存するようにしてもよい。あるいは、CPU41は、デバイスインタフェース47を介して記憶媒体48にアクセスし、記憶媒体48に保存された真空度判定プログラムP1を実行するようにしてもよい。あるいは、CPU41は、通信インタフェース46を介してネットワーク上のサーバから真空度判定プログラムP1をダウンロードし、ダウンロードした真空度判定プログラムP1を、記憶装置43に保存するようにしてもよい。
(3)イオンゲージの構成
図3は、イオンゲージ30を示す概略図である。イオンゲージ30は、フィラメント31、グリッド32およびコレクタ33を備える。コレクタ33はシリンダ状に形成される。コレクタ33の内側に、グリッド32が配置される。グリッド32は、渦状に巻かれ全体としてシリンダ状に形成される。グリッド32の内側に、フィラメント31が配置される。
フィラメント31には、低電圧のバイアス電圧が掛けられる。また、フィラメント31は、高電流によって加熱される。グリッド32は、フィラメント31より高電圧のバイアス電圧が掛けられる。フィラメント31とグリッド32の電位差により、フィラメント31から蒸発した熱電子が、グリッド32に向かって加速される。フィラメント31から放出された熱電子が気体分子と衝突することにより、気体分子をイオン化させる。このイオンは、コレクタ33で集められてコレクタ電流Iiとして流れる。コレクタ電流Iiは、電流計34において計測される。イオンゲージ30は、計測された電流値を圧力に変換することで真空度としての測定値を得る。本実施の形態においては、イオンゲージ30を用いて第3真空処理室VR3の真空度を測定することで、質量分析装置1に真空漏れがないかを確認することができる。あるいは、測定した真空度を分析時の性能を担保するための指標として用いることができる。
(4)真空度判定方法
次に、本実施の形態に係る真空度判定方法について説明する。図4は、真空度判定方法を示すフローチャートである。図4で示す処理は、CPU41が真空度判定プログラムP1を実行することにより実行される。真空度判定方法は、例えば、真空処理室VRの真空引きが開始された後、所定のタイミングで、コントローラ40の制御により自動で開始される。あるいは、操作部44を用いたユーザの指示に応じて、真空度判定方法が開始される。
まず、ステップS1において、安定性判定部401がイオンゲージ30を起動させる。これにより、フィラメント31およびグリッド32にバイアス電圧が印加されるとともに、フィラメント31に高電流が供給される。
次に、ステップS2において、安定性判定部401が、真空度の測定値をモニタし、変化率を計算する。具体的には、安定性判定部401は、イオンゲージ30が起動してから、所定の時間間隔で継続してイオンゲージ30から真空度の測定値D1を入力する。測定値D1は、図2に示すように、記憶装置43に蓄積される。そして、安定性判定部401は、継続して入力する真空度の測定値D1の時間に対する変化率を計算する。つまり、記憶装置43に記憶された測定値D1の時間に対する変化率を計算する。
次に、ステップS3において、安定性判定部401は、ステップS2において計算した変化率と、基準値D2とを比較し、変化率が基準値D2より大きいか否かを判定する。基準値D2は、イオンゲージ30の安定性を判定する基準値であり、図2に示すように、記憶装置43に記憶されている。
測定値の変化率を基準値D2と比較する意味について説明する。上述したように、真空度を測定するためにイオンゲージ30を起動させると、フィラメント31が加熱される。この熱によってフィラメント31やその周辺に吸着していた気体分子が放出される。この放出された気体分子がイオン化されるとコレクタ33に集められる。したがって、イオンゲージ30は、実際に測定したい第3真空処理室VR3の真空度よりも悪い真空度を測定することなる。イオンゲージ30を起動させてから時間が経過すると、フィラメント31等から放出される気体分子は少なくなり、期待していた真空度を測定できるようになる。しかし、このタイムラグは、イオンゲージ30の状態、つまり、フィラメント31やその周辺に吸着している気体分子の量によって変わってくる。
そこで、安定性判定部401は、測定値の時間に対する変化率を基準値D2と比較し、イオンゲージ30が安定状態となったか否かを判定する。フィラメント31等に吸着していた気体分子が放出されている間は、実際の第3真空処理室VR3の真空度よりも高い圧力が測定値として得られる。やがて、その測定値は小さくなっていき、第3真空処理室VR3の正しい真空度に近づいていく。この間に測定値の変化率はマイナスの値から次第に大きくなって、0に近づいていく。つまり、マイナス値を取る変化率は、その絶対値が次第に小さくなっていく。そこで、基準値D2を設定し、変化率が基準値D2より大きくなった時点でイオンゲージ30が安定状態になったと判断するのである。なお、ステップS3において、基準値D1として変化率の絶対値を用い、変化率の絶対値が基準値D1より小さいか否かを判定するようにしてもよい。つまり、測定値D1の時間変化が所定の基準値により決まる条件に満たしたとき、イオンゲージ30が安定状態となったと判定すればよい。
図5は、質量分析装置の真空引きを充分に行った状態で、一日ぶりに起動したイオンゲージにより得られた真空度の測定結果を示す図である。図6は、同様に質量分析装置の真空引きを充分に行った状態で、一年ぶりに起動したイオンゲージにより得られた真空度の測定結果を示す図である。図5,6において、横軸は、イオンゲージの起動からの経過時間(秒)を示し、縦軸は、イオンゲージにより測定された真空度(1E-3(Pa))を示す。図5に示すように、一日ぶりに起動したイオンゲージの測定結果は、イオンゲージの起動直後に真空度の大きな変化は見られない。これに対して、図6に示すように、一年ぶりに起動したイオンゲージの測定結果は、起動直後の真空度の測定値が大きく、その後時間の経過とともに測定値が大きく変化していることが分かる。一年間起動していなかったイオンゲージは、フィラメントおよびその周辺部材が大気に長時間さらされており、気体分子が多く吸着していたと想定される。一年ぶりに起動したイオンゲージは、一日ぶりに起動したイオンゲージと比べて安定状態となるまでに長い時間を要していることが分かる。
図7は、図5で示したイオンゲージ(一日ぶりに起動したイオンゲージ)により得られた真空度の変化率を示す図である。図8は、図6で示したイオンゲージ(一年ぶりに起動したイオンゲージ)により得られた真空度の変化率を示す図である。図7,8において、横軸は、イオンゲージの起動からの経過時間(秒)を示し、縦軸は、イオンゲージにより測定された真空度の変化率(1E-3(Pa/分))を示す。図7で示すように、一日ぶりに起動したイオンゲージの場合は、200秒程度で、真空度変化率が0に近づきイオンゲージが安定状態に入ったことが分かる。これに対して、図8で示す一年ぶりに起動したイオンゲージは、安定状態に入るまでに600秒程度の時間を要していることが分かる。例えば、ステップS3で比較する基準値D2を-0.1E-3(Pa/分)とすれば、一日ぶりに起動したイオンゲージは200秒程度で安定状態と判定することができる。また、一年ぶりに起動したイオンゲージは600秒程度で安定状態と判定することができる。
再び図4のフローチャートを参照する。ステップS3において、変化率が基準値D2より大きくない場合は、ステップS2に戻り、さらに、継続して真空度の測定値D1をモニタし、変化率を計算する。変化率が基準値D2より大きい場合には、ステップS4において、真空度取得部402が、現在の真空度の測定値D1を、有効な真空度の測定値として取得する。コントローラ40は、真空度取得部402により取得された現在の真空度の測定値D1が、分析処理を実行する条件を満たしていない場合には、例えば、真空状態が正常でない旨の警告情報を、ネットワークを介してユーザが使用するコンピュータに通知する。あるいは、コントローラ40は、真空状態が正常でない旨の警告をモニタ45に表示させてもよい。
以上説明したように、本実施の形態の真空度判定装置400は、質量分析装置1の第3真空処理室VR3の真空度を測定するイオンゲージ30の安定性を判定する安定性判定部401と、安定性判定部401によりイオンゲージ30が安定状態になったと判定された後、イオンゲージ30から得られた測定値D1に基づき、第3真空処理室VR3の真空度を取得する真空度取得部402とを備える。イオンゲージ30が安定状態となったことを判定することにより、一律に所定時間の待ち時間を要することなく第3真空処理室VR3の真空度を取得することができる。例えばイオンゲージ30に吸着している気体分子が少ないにも関わらず、必要以上の待ち時間を掛ける必要がなくなる。
(5)変形例
上記実施の形態においては、質量分析装置1のコントローラ40が真空度判定装置400備える場合を例に説明した。他の実施の形態として、本発明の真空度判定装置が、質量分析装置1とネットワークで接続されたコンピュータに設けられる構成であってもよい。
上記実施の形態においては、真空度判定装置400は、第3真空処理室VR3の真空度を取得する場合を例に説明した。他の実施の形態として、イオンゲージ30が第1真空処理室VR1又は第2真空処理室VR2の真空度を測定する構成とし、真空度判定装置400が第1真空処理室VR1又は第2真空処理室VR2の真空度を取得する構成としてもよい。
上記実施の形態においては、真空度判定装置400が真空度を取得する装置の一例として、四重極型の質量分析装置を説明したが、質量分析装置はこれに限られない。本発明の真空度判定装置は、他にも、イオントラップ型、飛行時間型等の質量分析装置に適用可能である。
(6)態様
上述した複数の例示的な実施の形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)
一態様に係る真空度判定装置は、
質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する安定性判定部と、
前記安定性判定部により前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する真空度取得部と、
を備える。
イオンゲージの測定値を効率的に取得することができる。
(第2項)
第1項に記載の真空度判定装置において、
前記安定性判定部は、前記測定値の時間変化に基づいて前記イオンゲージの安定性を判定してもよい。
測定値の時間変化により、イオンゲージの安定性を判定することができる。
(第3項)
第2項に記載の真空度判定装置において、
前記安定性判定部は、前記時間変化が所定の基準値により決まる条件を満たしたとき、前記イオンゲージが安定状態になったと判定してもよい。
測定値の時間変化が基準値により決まる条件を満たすことにより、イオンゲージが安定状態になることを効率的に判定することができる。
(第4項)
他の一態様に係る真空度判定方法は、
質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する工程と、
前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する工程と、
を含む。
イオンゲージの測定値を効率的に取得することができる。
(第5項)
他の一態様に係る真空度判定プログラムは、
コンピュータに真空度判定方法を実行させる真空度判定プログラムであって、
質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する工程と、
前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する工程と、
を含む。
イオンゲージの測定値を効率的に取得することができる。
(第6項)
他の一態様に係る質量分析装置は、
真空処理室と、
前記真空処理室の真空度を測定するイオンゲージと、
真空度判定装置と、
を備え、
真空度判定装置は、
前記イオンゲージの安定性を判定する安定性判定部と、
前記安定性判定部により前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する真空度取得部と、
を含む。
イオンゲージの測定値を効率的に取得することができる質量分析装置を提供可能である。
1…質量分析装置、10…処理室、20…ターボ分子ポンプ、30…イオンゲージ、31…フィラメント、32…グリッド、33…コレクタ、40…コントローラ、400…真空度判定装置、401…安定性判定部、402…真空度取得部、VR…真空処理室、VR1…第1真空処理室、VR2…第2真空処理室、VR3…第3真空処理室、D1…測定値、D2…基準値、P1…真空度判定プログラム

Claims (6)

  1. 質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する安定性判定部と、
    前記安定性判定部により前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する真空度取得部と、
    を備える真空度判定装置。
  2. 前記安定性判定部は、前記測定値の時間変化に基づいて前記イオンゲージの安定性を判定する、請求項1に記載の真空度判定装置。
  3. 前記安定性判定部は、前記時間変化が所定の基準値により決まる条件を満たしたとき、前記イオンゲージが安定状態になったと判定する、請求項2に記載の真空度判定装置。
  4. 質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する工程と、
    前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する工程と、
    を含む真空度判定方法。
  5. コンピュータに真空度判定方法を実行させる真空度判定プログラムであって、
    質量分析装置の真空処理室の真空度を測定するイオンゲージの安定性を判定する工程と、
    前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する工程と、
    を含む真空度判定プログラム。
  6. 真空処理室と、
    前記真空処理室の真空度を測定するイオンゲージと、
    真空度判定装置と、
    を備え、
    真空度判定装置は、
    前記イオンゲージの安定性を判定する安定性判定部と、
    前記安定性判定部により前記イオンゲージが安定状態になったと判定された後、前記イオンゲージから得られた測定値に基づき、前記真空処理室の真空度を取得する真空度取得部と、
    を含む質量分析装置。
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