JP2023120761A - 汚水処理装置および汚水処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】処理能力が安定する汚水処理装置および汚水処理システムを提供する。【解決手段】汚水処理装置1は、汚水処理床を収容する収容部30を備え、底部31および側壁32を有し、少なくとも前記底部31に排水孔34が形成されたコンテナと、前記コンテナの前記側壁32との間に空間が形成される状態で前記コンテナを内側に収容して支持するピット部材2と、を備える。【選択図】図3
Description
本開示は、汚水処理装置および汚水処理システムに関する。
上下水道等のインフラストラクチャーが整っていない地域に設置されるトイレにおいて、ミミズ入りコンポストを用いて汚水処理を行う汚水処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、ミミズを含む処理床および排水床を備えるタンク内にトイレの汚水を溜め、ミミズを含む処理床および排水床を経て汚水を浄化して地中に還すトイレシステムが開示されている。
上記トイレシステムの設置場所の周辺には、例えば、モグラやムカデ等、ミミズの捕食生物が存在する。特許文献1を含む従来のトイレシステムでは、ミミズ入りコンポスト内のミミズが捕食生物に捕食され、汚水処理機能が低下あるいは機能しなくなる場合がある。あるいは、処理床に常にミミズを補充する必要があり、ミミズ入りコンポストの管理に手間が掛かる。これに対し、また、特許文献1のトイレシステムは、タンク内のメンテナンス作業に手間が掛かる。特許文献1のトイレシステムでは、ミミズを含む処理床が地面よりも高い位置に配置されているため、太陽光照射や夜間の冷気に起因した地上の急激な温度変化の影響を受けることによって、処理床の処理能力が安定しない。この他、例えば、難民キャンプや、災害時の避難所等、施工期間が短いトイレシステムが望まれている。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、処理能力が安定する汚水処理装置および汚水処理システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る汚水処理装置は、汚水処理床を収容する収容部を備え、底部および側壁を有し、少なくとも前記底部に排水孔が形成されたコンテナと、前記コンテナの前記側壁との間に空間が形成される状態で前記コンテナを内側に収容して支持するピット部材と、を備える。
(第一実施形態)
以下、図面を参照し、汚水処理装置1および汚水処理システム100の一実施形態を説明する。図1に示すように、汚水処理システム100は、便器101、汚水処理装置1、排水管102、処理床5、および排水床6を含んで構成されている。便器101と汚水処理装置1とが排水管102で接続されている。便器101から排泄物が排水管102を経て汚水処理装置1のコンテナ3内に搬送される。コンテナ3内には、処理床5が収容される。処理床5は、例えば、わらや土等の有機物内にミミズを入れて構成されている。処理床5によってコンテナ3内で排泄物が生分解処理され、分解物が地中に還元される。処理床5は汚水処理床の一例である。
以下、図面を参照し、汚水処理装置1および汚水処理システム100の一実施形態を説明する。図1に示すように、汚水処理システム100は、便器101、汚水処理装置1、排水管102、処理床5、および排水床6を含んで構成されている。便器101と汚水処理装置1とが排水管102で接続されている。便器101から排泄物が排水管102を経て汚水処理装置1のコンテナ3内に搬送される。コンテナ3内には、処理床5が収容される。処理床5は、例えば、わらや土等の有機物内にミミズを入れて構成されている。処理床5によってコンテナ3内で排泄物が生分解処理され、分解物が地中に還元される。処理床5は汚水処理床の一例である。
便器101は、地上に建てられたトイレ室103内に設けられている。便器101は、公知の便器である。便器101は、例えば、米国特許出願公開WO2015013699A3に記載の簡易便器のように、便鉢の排出口にカウンターバランス構造を備え、無負荷状態では排出口が蓋で塞がれ、排泄物の自重により排出口の蓋が開く構成であってもよい。
排水管102は、便器101の排水口と汚水処理装置1との間に設けられる公知の排水管である。図示例では、排水管102は地中に埋設されているが、排水管102が地上に配置されていてもよい。
汚水処理装置1は、ピット部材2およびコンテナ3を含んで構成されている。汚水処理装置1は、地中に掘られた穴Hの中に配置される。
ピット部材2は、コンテナ3を内側に収容して支持する。図2に示すように、ピット部材2は、上端22および下端28が開口する筒形状を有する。ピット部材2は、穴Hの中に配置される。ピット部材2は、コンテナ3の支持構造物および穴Hとの隔壁として機能する。図示例では、ピット部材2の側壁21に複数の貫通孔24が形成されている。ピット部材2の上端部には、排水管102が挿入される開口部23が形成されている。ピット部材2は、例えば、複数のプレハブ構造部品からなり、施工現場で各部品を組み立てるプレハブ構造を備えてもよい。ピット部材2は、例えば、一体成型品であってもよい。ピット部材2は、例えば、樹脂製、金属製、コンクリート製であってもよい。
コンテナ3は、ピット部材2の内側に配置されて支持される。コンテナ3は、底部31と、側壁32と、フランジ33と、を備える。側壁32は、底部31の外周部から縦方向に延びる。コンテナ3は、収容部30を有する。底部31と側壁32とで囲まれた空間が収容部30を構成する。図1に示すように、収容部30には、処理床5および排水床6が収容される。図示例では、コンテナ3の底部31は、中央部が最も低い緩やかな傾斜面のボウル形状を有する。コンテナ3の側壁32は、上端321から底部31に向かって直径が小さくなるように傾斜している。底部31の形状は、図示例に限定されない。例えば、底部は、略平坦形状や中央部が上に向かって突出した形状であってもよい。
コンテナ3の側壁32には、排水管102用の切り欠き35が形成されている。図3および図4に示す例では、切り欠き35は、コンテナ3の上端から下方に向かって凹状に窪む溝状に形成されている。
底部31には、複数の排水孔34が形成されている。排水孔34は、底部31の厚さ方向に貫通する孔である。複数の排水孔34の大きさ、ピッチは特に限定されない。排水孔34の開口寸法は、排水床6の礫の寸法よりも小ければよい。排水孔34は、少なくとも底部31の最も高さが低い位置に形成されていれば、コンテナ3内部に液体が過剰に溜まることを防ぎ、排水性を良好に保つ。
底部31における排水孔34の開口率は例えば、5%~20%が望ましい。底部31の開口率が5%より小さいと排水効率が低下し、収容部30内に過剰に液体が滞留し、処理床5の生分解能が低下する。底部31には、処理床5、排水床6、および排泄物の荷重が掛かるが、底部31の開口率が20%を超えると、底部31の十分な耐荷重性能が得られない。
コンテナ3の上端の略全周にフランジ33が形成されている。図2および図3に示すように、フランジ33は、コンテナ3の上端縁部から径方向外側に延出している。フランジ33は係止部の一例である。
コンテナ3は、例えば、複数の部品からなり、施工現場で筒形状に組み立てるプレハブ構造を備えてもよい。
ピット部材2の上端22の直径と、コンテナ3の上部の直径とは略等しい。図2から図4に示すように、フランジ33がピット部材2の上端22に載せられることによって、コンテナ3がピット部材2に係止されて懸架されている。開口部23および切り欠き35は同じ位置に重なるように配置され、開口部23および切り欠き35内に排水管102が挿入される。排水管102の吐出口は収容部30に突出して配置される。
図3に示すように、コンテナ3がピット部材2に支持されると、コンテナ3の側壁32と、ピット部材2の側壁21との間に空間S1が形成される。上述の通り、側壁32は傾斜しているため、上端321から底部31に近付くにしたがって、コンテナ3の側壁32はピット部材2の側壁21から離れる。コンテナ3の底部31は、ピット部材2の下端28よりも上方に配置されている。
コンテナ3の底部31の下方には穴Hの穴底HBとの間に空間S2が形成されている。汚水処理装置1は、ピット部材2とコンテナ3との間に空間S1,S2が形成された二重構造を有する。空間S1、S2が形成される結果、汚水処理装置1は、ミミズを捕食するモグラやムカデ等の捕食生物がコンテナ3の収容部30内に侵入することを防ぐことができる。空間S1、S2が形成される結果、コンテナ3が土中の水分等の影響を受け難く、コンテナ3の排水性能を良好な状態に保つことができる。汚水処理装置1が二重構造を有する結果、コンテナ3は、穴Hの開口面である穴底HBおよび穴壁HWから離れて配置される。この結果、汚水処理装置1は、コンテナ3をピット部材2で支持しながら、収容部30内への捕食生物の侵入を防止できる。
ピット部材2の下端28から底部31までの高さH1は、例えば、100mm以上である。高さH1が100mm以上であると、排水処理の経過に伴い穴底HBが盛り上がった場合でも穴底HBと底部31との間の空間S2を確保できる。高さH1は、例えば、300mm以上であると、大型のモグラの侵入を防止できる。高さH1は、ピット部材2の下端28から底部31の最も低い箇所までの高さである。
コンテナ3の収容部30内には処理床5および排水床6が設けられている。底部31上に排水床6が設けられ、排水床6上に処理床5が設けられている。排水床6は、収容部30内の処理床5の下方に収容されている。排水床6は、例えば、礫等の粒状物であり、底部31と処理床5との間に液体および気体の透過層を形成する。コンテナ3の処理床5に供給された排泄物は、処理床5で分解される。排泄物が分解され無害化された物質のうち、水分が排水床6を通過してコンテナ3の排水孔34から下方へ流れる。
汚水処理装置1はさらに蓋4を備える。蓋4は、コンテナ3の上方を覆う。蓋4は、コンテナ3の上方を開閉可能に覆う構成であれば特に限定されない。蓋4は、例えば、樹脂製、コンクリート製、石材製、木製等適宜選択可能である。
汚水処理装置1の設置方法およびメンテナンス作業について説明する。トイレ室103の近くの地面に穴Hを掘る。ピット部材2の寸法は、例えば、高さ1200mmである。ピット部材2が全て挿入される大きさの穴Hを掘る。穴H内にピット部材2を挿入する。ピット部材2の側壁21は、穴壁HWに近接する。
コンテナ3をピット部材2の上方から挿入する。コンテナ3は、ピット部材2の上端22にフランジ33が係止されることによってピット部材2に懸架される。開口部23および切り欠き35が同じ位置に重なるように配置する。排水床6および処理床5を収容部30内に順に収容する。
開口部23および切り欠き35内に排水管102を挿入する。排水管102は、収容部30に向かって傾斜して突出している。排水管102がコンテナ3内に配置された結果、便器101から排水管102を経由して汚物がコンテナ3内に供給可能となる。最後に、蓋4でコンテナ3の開口を塞ぐと汚水処理装置1の設置が完了する。
メンテナンス作業時、蓋4を取り外し、排水管102を開口部23および切り欠き35の上方に移動させた後、作業者はフランジ33を持ち、コンテナ3を持ち上げる。コンテナ3はピット部材2上にフランジ33が載せられて支持される簡易な構造であるため、作業者が簡単に着脱できる。メンテナンス作業後は、設置時と同様の方法でコンテナ3をピット部材2内に収める。
上記実施形態に係る汚水処理装置1および汚水処理システム100によれば、ミミズを有する処理床5と、穴Hとの間に空間S1、S2を設けた二重構造を備えるため、捕食生物から処理床5のミミズを守ることができる。二重構造を備える結果、穴Hの土とコンテナ3とが直接接触することを防ぎ、土中の水分等の影響を受け難く、処理床5を良好な環境に保つことができる。汚水処理装置1は穴H内に配置されるため、太陽光照射や夜間の冷気に起因した地上の急激な温度変化の影響を受け難く、処理床5を良好な環境に保つことができ、処理床5の処理能力が安定する。この結果、メンテナンス作業の頻度を抑えることができる。この他、汚水処理装置1は、コンテナ3の着脱作業が簡便であり、メンテナンス作業が行いやすい。この他、汚水処理装置1は、設置作業も容易である。例えば、難民キャンプや、災害時の避難所等、短期間での施工が望まれる場所にトイレが迅速に設置できる。以上の様に、処理能力が安定し、利便性の高い汚水処理装置1および汚水処理システム100を提供できる。
上述の実施形態は、例示であり、上記開示の範囲に限定されない。上述の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、特許請求の範囲とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態では、コンテナ3の排水孔34が底部31のみに設けられた例を示したが、図5に示す変形例のように、コンテナ3Aの側壁32にも排水孔341を形成してもよい。側壁32の排水孔341は、少なくとも処理床5の上面の高さよりも低い位置に開口している。
(第二実施形態)
第二実施形態に係る汚水処理装置1Bについて図6及び図7を参照して説明する。以下の説明において既に説明したものと共通の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の汚水処理装置1Bは、係止部の構成が第一実施形態と異なる。コンテナ3Bの上端部の外面には、径方向外側に突出する係止凸部33Bが形成されている。図示例では、係止凸部33Bは、コンテナ3Bの周方向に等間隔で離れて2つ設けられている。ピット部材2Bの上端22には二つの凹部25が形成されている。凹部25はピット部材2Bの周方向に等間隔で2箇所形成されている。凹部25は、係止凸部33Bが係止可能な形状および大きさを有する。図7に示すように、凹部25内に係止凸部33Bが上方から挿入されることによって、コンテナ3Bがピット部材2Bに懸架されて支持されている。
第二実施形態に係る汚水処理装置1Bについて図6及び図7を参照して説明する。以下の説明において既に説明したものと共通の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の汚水処理装置1Bは、係止部の構成が第一実施形態と異なる。コンテナ3Bの上端部の外面には、径方向外側に突出する係止凸部33Bが形成されている。図示例では、係止凸部33Bは、コンテナ3Bの周方向に等間隔で離れて2つ設けられている。ピット部材2Bの上端22には二つの凹部25が形成されている。凹部25はピット部材2Bの周方向に等間隔で2箇所形成されている。凹部25は、係止凸部33Bが係止可能な形状および大きさを有する。図7に示すように、凹部25内に係止凸部33Bが上方から挿入されることによって、コンテナ3Bがピット部材2Bに懸架されて支持されている。
本実施形態では、排水管102に配管ソケット104を備えている。ピット部材2の開口部23Aは、側壁21に貫通し、排水管102が挿入可能な貫通孔である。排水管102は、ピット部材2の開口部23Bに挿入されて支持されている。排水管102の開口端に配管ソケット104が着脱可能に取り付けられる。排水管102はピット部材2Bの内周面から殆ど突出しない。
排水管102がコンテナ3Bの内側に突出しないため、コンテナ3Bをピット部材2Bから取り外すときに配管ソケット104を排水管102から取り外すと、排水管102に妨げられることなく、コンテナ3Bを上方に持ち上げられる。係止凸部33Bは、コンテナ3の外方に突出して形成されているため、コンテナ3Bを持ち上げる際に、把手として機能し、コンテナ3Bを容易に持ち上げられる。
本実施形態に係る汚水処理装置1Bによれば、第一実施形態と同様に、処理能力が安定し、利便性の高い汚水処理装置1Bおよび汚水処理システム100を提供できる。上記各実施形態に係る汚水処理装置および汚水処理システムによれば、設置作業やメンテナンス作業が容易でありながら汚水処理能力を高く保つことができる。
(第三実施形態)
第三実施形態に係る汚水処理装置1Cについて図8及び図9を参照して説明する。本実施形態では、ピット部材2Cの開口部およびコンテナ3Cの切り欠き35Cの形態が第一実施形態と異なる。本実施形態では、第二実施形態と同様に排水管102に配管ソケット104を備えている。図9に示すように、ピット部材2Cの開口部23Cは、側壁21に貫通し、排水管102が挿入可能な貫通孔である。排水管102は、ピット部材2の開口部23Bに挿入されて支持されている。切り欠き35Cは、コンテナ3Cの側壁32に貫通する貫通孔である。コンテナ3Cの着脱時、配管ソケット104を排水管102から取り外す。排水管102はピット部材2Cの内周面から殆ど突出しないため、作業者は、コンテナ3Cのフランジ33を持ちながらコンテナ3Cを上方に持ち上げることができる。
第三実施形態に係る汚水処理装置1Cについて図8及び図9を参照して説明する。本実施形態では、ピット部材2Cの開口部およびコンテナ3Cの切り欠き35Cの形態が第一実施形態と異なる。本実施形態では、第二実施形態と同様に排水管102に配管ソケット104を備えている。図9に示すように、ピット部材2Cの開口部23Cは、側壁21に貫通し、排水管102が挿入可能な貫通孔である。排水管102は、ピット部材2の開口部23Bに挿入されて支持されている。切り欠き35Cは、コンテナ3Cの側壁32に貫通する貫通孔である。コンテナ3Cの着脱時、配管ソケット104を排水管102から取り外す。排水管102はピット部材2Cの内周面から殆ど突出しないため、作業者は、コンテナ3Cのフランジ33を持ちながらコンテナ3Cを上方に持ち上げることができる。
本実施形態の汚水処理装置1Cによれば、排水管102がピット部材2に取り付けられた状態を保持しながら、コンテナ3Cを着脱できる。排水管102を動かす必要がないため、排水管102が地中に埋設されていても、コンテナ3Cを容易いピット部材2Cに着脱できる。
ピット部材に貫通孔24を有する構成は必須の構成ではない。例えば、図10に示す変形例の汚水処理装置1Dの様に、側壁21に貫通孔が形成されないピット部材2Dであってもよい。側壁21に貫通孔が形成されない結果、ミミズの捕食生物の侵入をより効果的に防止できる。側壁21に貫通孔が形成されない結果、穴Hの穴壁HWとピット部材2Dの内部とを仕切ることができ、土中の水分等の流入を防ぎ、ピット部材2D内部の環境変動を抑え、処理床5の環境を安定させることができる。
上記各実施形態では、汚水処理装置が平面視円形の例を示したが、汚水処理装置の形状は円形に限定されない。例えば、図11に示す変形例の汚水処理装置1Eのように、略四角柱形状のピット部材2Eおよびコンテナ3Eであってもよい。
コンテナの排水口の形態は上記各実施形態に記載の貫通孔の例に限定されない。例えば、底部31がメッシュ体で構成され、排水口として機能してもよい。
上記各実施形態では、コンテナ3の収容部30内に、礫からなる排水床6および処理床5を収容する例を示したが、排水床6の構成は本例に限定されない。排水床6があることによって、処理床5とコンテナ3の底部31は離間して配置可能である。処理床5で処理された液体がコンテナ3の下方に流通可能であればよい。例えば、コンテナ3の底部31に複数の空隙を備える空隙層を形成してもよい。
1、1B,1C,1D,1E…汚水処理装置、2,2B,2C,2D,2E…ピット部材、3、3A、3B、3C、3D…コンテナ、33…フランジ(係止部)、5…処理床(汚水処理床)、34,341…排水孔、100…汚水処理システム、102…排水管
Claims (7)
- 汚水処理床を収容する収容部を備え、底部および側壁を有し、少なくとも前記底部に排水孔が形成されたコンテナと、
前記コンテナの前記側壁との間に空間が形成される状態で前記コンテナを内側に収容して支持するピット部材と、
を備える汚水処理装置。 - 前記コンテナの前記底部は、前記ピット部材の下端よりも上方に配置されている
請求項1に記載の汚水処理装置。 - 前記コンテナの外面に係止部が設けられ、
前記係止部が前記ピット部材に係止されることによって前記コンテナが前記ピット部材に着脱可能に支持されている
請求項1または請求項2に記載の汚水処理装置。 - 前記コンテナおよび前記ピット部材の少なくともいずれか一方がプレハブ構造部品で構成されている
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の汚水処理装置。 - 地中に埋設された請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の汚水処理装置と、
地上に設置された便器と、
前記便器の排水口と前記汚水処理装置の前記コンテナとを接続する排水管と、
前記コンテナの前記収容部内に収容され、ミミズを含む汚水処理床と、を備える
汚水処理システム。 - 前記コンテナの前記汚水処理床が地面よりも低い位置に配置されている
請求項5に記載の汚水処理システム。 - 前記収容部内の前記汚水処理床の下方に収容された排水床を備える
請求項5または請求項6に記載の汚水処理システム。
Priority Applications (2)
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