JP2023119195A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体から引き出された給紙カセットを円滑に引き込むことを可能にする。【解決手段】給紙装置1は、給紙カセット20を前記収容位置に引き込む引き込みユニット50を備える。給紙カセット20は、本体部40に収容された収容位置と、用紙積載部が本体部40の外側に露出する開放位置とを移動可能に設けられ、引き込みユニット50側に突出する突起部25と、収容位置に位置決めする位置決め部26とを有する。引き込みユニット50は、給紙カセット20の移動方向に沿って移動可能に設けられ突起部25と当接する突起当接部材52と、突起当接部材52の移動範囲を規制する第1規制部と、突起当接部材52を前記第1規制部側に付勢する付勢部材54とを有する。突起部25は、それぞれ異なる位置に形成され、どちらかが突起当接部材52に係止される第1係止部251と第2係止部252とを有する。【選択図】図7

Description

本発明は、給紙装置、およびその給紙装置を備える画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置には、給紙カセットを本体部に対して着脱可能とし、本体部から引き出した給紙カセットに用紙を収納して本体部に装着することで用紙を補充可能とする給紙装置が設けられている。
この種の給紙装置には、本体部に設けられた引き込み機構との係合によって給紙カセットに付勢手段による引き込み力が作用して、本体部の内部へ給紙カセットが引き込まれるように構成されたものがある。ところが、工場での組立作業時や、給紙カセットを本体部から取り出した際などに、引き込み機構が所定の位置から移動してしまい、給紙カセットを本体部に挿入しても引き込み力が働かなくなることがあった。そのような場合、給紙カセットを取り外して、引き込み機構を給紙カセットと係合可能な所定の位置に戻す手作業が必要となり、手間がかかるといった問題があった。
例えば特許文献1には、給紙カセットに係合可能な係合部材と、係合部材を付勢する付勢手段が本体部側に備えられており、給紙カセットに設けられた移動部によって、給紙カセットが本体部に装着される際に、前記係合部材が付勢手段の付勢力に抗して、給紙カセットの進入位置に戻るように移動させておくことが開示されている。
特開2014-108852号公報
前記従来の構成では、係合部材が給紙カセットに係合可能な位置から移動してしまった場合でも、給紙カセットとの係合位置に係合部材を戻すことができる。しかしながら、そのための移動部を本体部に備えさせる必要があり、係合部材と係合するピンを設けたアームや、係合部材を押圧する押圧部等の別途の構成部材を設けなければならず装置構造が複雑化するといった問題点がある。
また、通常、給紙カセットは樹脂製品とされて熱収縮が起こる可能性があるのに対して、その給紙カセットが装着される本体部のフレームは金属製品であって膨張係数が相違するので、気温変化などによっては設計どおりに係合部材とピンとが係合しないおそれがある。給紙カセットおよび本体部の各部には、部品公差や組立公差等も含まれると考えられ、そのような部品公差等の影響も考慮して給紙カセットの引き込みのための構成を設ける必要がある。また、給紙カセットの位置安定のため、常に給紙カセットをフレームに当接させる力が必要である。
本発明は、前記のような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、装置構造を複雑化することなく、給紙カセットに当接する引き込みユニットの突起当接部材を所定の位置に復帰させることを可能にし、本体部から引き出された給紙カセットを円滑に引き込むことが可能な給紙装置およびその給紙装置を備える画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、用紙積載部を有し、本体部に収容された収容位置と、前記用紙積載部が前記本体部の外側に露出する開放位置とに移動可能な給紙カセットと、前記本体部に設けられ、前記給紙カセットを前記収容位置に引き込む引き込みユニットとを備える給紙装置であって、前記給紙カセットは、前記引き込みユニット側に突出するように設けられた突起部と、前記本体部の本体当接部と当接することで前記給紙カセットを前記収容位置に位置決めする位置決め部とを有し、前記引き込みユニットは、前記給紙カセットの移動方向に沿って移動可能に設けられ、前記突起部と当接して係止する突起当接部材と、前記突起当接部材の移動範囲を規制する規制部であって、前記移動範囲のうち収容方向側端の位置を規制する第1規制部と、前記突起当接部を前記第1規制部側に移動するように付勢する付勢部材とを有し、前記突起部は、前記突起部の異なる位置に形成され、どちらかが前記突起当接部材に係止される第1係止部および第2係止部を有し、前記給紙カセットは、前記第1係止部が前記突起当接部材に係止されることで、前記付勢部材の付勢力によって前記位置決め部が前記本体当接部と当接する前記収容位置まで移動し、前記突起当接部材が前記第1規制部で規制された位置にあり、前記給紙カセットが前記収容位置にある状態では、前記突起当接部材は前記第1係止部および前記第2係止部のいずれとも係止しておらず、前記給紙カセットを前記開放方向に移動させることによって前記第2係止部と係止されることを特徴としている。
前記給紙装置における、より具体的な構成として、前記引き込みユニットは、前記突起当接部材の移動範囲を規制する規制部であって、前記移動範囲のうち開放方向側端の位置を規制し、前記開放側端の位置で前記突起当接部材を保持する第2規制部を更に有し、前記突起当接部材は、前記給紙カセットの前記収容位置から前記開放位置への移動に伴って前記第1係止部もしくは前記第2係止部に係止された状態で前記第2規制部へと移動し、前記第2規制部において、前記第1係止部もしくは前記第2係止部との係止状態が解除されることが好ましい。
また、前記構成を有する給紙装置において、前記引き込みユニットは、前記突起当接部材が前記第2規制部の位置にある状態で、前記収容位置へ移動する前記給紙カセットの前記突起部と当接し、前記突起当接部材を、前記移動方向に移動可能で前記第1係止部と係止される位置に移動させる押圧部を有することが好ましい。
また、前記構成を有する給紙装置において、前記第1係止部と前記第2係止部とは、それぞれ前記突起部の前記開放側位置に前記移動方向と交差する方向に沿って形成され、前記突起部は前記引き込みユニットの方向に突設されており、前記第2係止部は、前記第1係止部よりも前記引き込みユニット側に設けられることが好ましい。
また、前記構成を有する給紙装置において、前記第1係止部が前記突起当接部材に係止される部分の前記移動方向と交差する方向の長さは、前記第2係止部が前記突起当接部材に係止される部分の前記移動方向と交差する方向の長さよりも長いことが好ましい。
また、前記構成を有する給紙装置において、前記突起当接部材は、弾性変形可能な弾性変形部に接続され前記弾性変形部の弾性変形によって前記移動方向と交差する方向に移動可能に設けられ、前記突起部側の端部に前記第2係止部に係止される先端当接部が設けられた係合部を有し、前記先端当接部は、前記弾性変形部によって前記第2係止部側に付勢された状態で前記第2係止部に係止されることが好ましい。
また、前記構成を有する給紙装置において、前記突起部は、前記第1係止部と前記第2係止部との間に、前記突起当接部材と前記移動方向と交差する方向に接触する第3係止部を有することが好ましい。
また、前記の目的を達成するため、前記構成を有する給紙装置を備えた画像形成装置とすることも本発明の技術的思想の範疇とされる。
本発明によれば、装置構造を複雑化することなく、給紙カセットを収容位置に引き込むための引き込みユニットの突起当接部材を所定の引き込み位置に戻すことが可能となり、本体部から引き出された給紙カセットを円滑に引き込むことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置を示す斜視図である。 前記給紙装置を示す平面図である。 前記給紙装置から給紙カセットを取り出した内部構造を示す斜視図である。 前記給紙装置に設けられる引き込みユニットを示す斜視図である。 前記引き込みユニットが備える突起当接部材を拡大して示す斜視図である。 前記給紙カセットの突起部と前記引き込みユニットとを示す説明図である。 前記引き込みユニットにより前記給紙カセットが引き込まれる際の前記突起当接部材および前記突起部の様子を示す説明図である。 図8に続く前記突起当接部材および前記突起部の様子を示す説明図である。 図9に続く前記突起当接部材および前記突起部の様子を示す説明図である。 前記突起当接部材が動作位置にない状態から、動作位置に戻す際の様子を示す説明図である。 図11に続く前記突起当接部材および前記突起部の様子を示す説明図である。 図12に続く前記突起当接部材および前記突起部の様子を拡大して示す説明図である。
本発明の実施形態に係る給紙装置、およびその給紙装置を備える画像形成装置について、以下、図面を参照しつつ説明する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10を示す斜視図である。例示の形態に係る画像形成装置10は、画像形成部12と画像読取部14との間に排紙部16が設けられる胴内排紙型の画像形成装置であって、画像読取部14の前面側に操作ユニット18を有する。画像形成装置10は、画像読取部14で読み取った画像データ等に基づいて、所定の用紙(記録媒体)に対して多色または単色の画像を形成し、画像形成された用紙を排紙部16に排出する。例示の画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)とされている。
図1では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり操作ユニット18が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)Xを規定し、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(幅方向)Yおよび上下方向(高さ方向)Zは、そのユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として以下説明するが、これにより使用形態を限定するものではない。
画像形成装置10の基本構成について説明する。画像形成装置10は、一般的な電子写真方式によって用紙上に画像を形成するものであり、画像形成部12は、露光ユニット、現像器、感光体ドラム、帯電器、中間転写ベルト、転写ローラおよび定着ユニット等を備える。これらのコンポーネントは、画像形成装置10の装置本体10aの内部に収容されている。この画像形成部12は、その下方に配置される給紙装置1等から搬送される用紙に対して電子写真方式によって画像を形成する。
画像形成部12は、帯電器および露光ユニット等によって画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成し、現像器によって、感光体ドラム上の静電潜像をトナーにより顕像化する。また、感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルトおよび転写ローラ等によって用紙に転写し、用紙に転写されたトナー像を定着ユニットによって熱定着させる。その後、画像形成済みの用紙を排紙口から排紙部16に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データ(印刷画像データ)は、画像読取部14で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等とすることができる。
また、画像形成部12は、カラーのプリンタ機能を備えており、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)等の複数の色について、感光体ドラム、帯電装置および現像装置等を含む画像形成ステーションが構成される。
画像読取部14は、装置本体10aの上面に設けられ、透明材によって形成される原稿載置台を備える。原稿載置台の下方(装置本体10aの内部)には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等が設けられる。
画像読取部14は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像読取部14の上面には、奥側に配置されるヒンジ等を介して、原稿押さえカバー30が開閉自在に取り付けられる。この原稿押さえカバー30には、原稿載置トレイ32に載置された原稿を画像読取部14の画像読取位置に対して1枚ずつ自動的に給紙する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)34が設けられる。
操作ユニット18は、画像読取部14の前面側に設けられる。操作ユニット18は、操作装置または操作パネルなどとも呼ばれ、ユーザによる入力操作を受け付ける。この操作ユニット18の上面には、タッチパネル付きのディスプレイや操作ボタン等が設けられる。
図1に示すように、画像形成部12の下方には、画像形成部12に対して用紙を供給する給紙装置1が設けられる。給紙装置1は、本体部40と、本体部40に対して前後方向Xに引き出しおよび挿入可能(出入可能)に設けられ、内部に用紙が収納される複数の給紙カセット20とを備える。複数の給紙カセット20は、上下方向Zに積層するように配設されている。
(給紙装置)
図2は、本発明の実施形態に係る給紙装置1を示す斜視図である。図3は、図2に示す給紙装置1を上方から見た平面図であり、図4は、図2に示す給紙装置1から給紙カセット20をすべて取り出した状態を示す斜視図である。なお、給紙装置1の内部構造を理解しやすくするために、図2ないし図4では、給紙装置1の左右に設けられる側壁部を省略して図示している。また、給紙装置1の前後方向Xのうち、正面側(手前側)を前方向X1、背面側(奥側)を後方向X2とし、左右方向Yのうち、左側を左方向Y1とし、右側を右方向Y2として、以下説明する。
例示の形態に係る給紙装置1は、略直方体形状を有しており、本体部40と、3つの給紙カセット20とを備える。給紙カセット20は、それぞれ、給紙装置1の本体部40に対して前後方向Xに抜き差し可能に設けられている。
・給紙カセット
図2は、一番上にある給紙カセット20が本体部40から引き出された後述する開放位置にあり、下の2つの給紙カセット20が後述する本体部40の収容位置にある状態を示している。給紙カセット20は、例示するように、矩形状の底部221と、底部221の四周を取り囲むように上下方向Zに延設された壁部222とに囲まれて用紙積載部22が設けられている。用紙積載部22には、複数枚の用紙を所定の位置に積載するための複数のガイド板(第1ガイド板223および第2ガイド板224)が底部221に沿ってスライド可能に設けられている。図3を参照して、第1ガイド板223は左右方向Yに移動可能とされ、積載された用紙の左側部に当接されるものとなる。第2ガイド板224は前後方向Xに移動可能とされ、積載された用紙の前側部に当接されるものとなる。
給紙カセット20は、このような用紙積載部22が本体部40の外側に露出する開放位置と、本体部40に収容された収容位置とを移動可能に設けられて、用紙を用紙積載部22に収納することが可能とされている。図2に示す給紙装置1において、上下方向Zの最上段に配設された給紙カセット20は開放位置にあり、その下方に配設された2つの給紙カセット20は収容位置にある。
収容位置では、給紙カセット20の用紙積載部22は本体40に設けられた用紙給紙部41と対応する位置にある。これにより、用紙積載部22に積載された複数の用紙は、最上位の位置にある用紙から順に用紙供給部41へ受け渡されて画像形成装置10の画像形成部12へと供給される。ここで、給紙カセット20は、後述する位置決め部によって収容位置に正確に位置決めされる。
給紙カセット20の前方向X1には、把手部23が設けられており、ユーザは把手部23を保持して給紙カセット20を本体部40に挿入したり本体部40から引き出したりすることができる。給紙カセット20の左右両側には、前後方向Xに沿って延びる一対のレール部24が設けられている。
・本体部
図2および図4に示すように、給紙装置1の本体部40は、正面側に開口フレーム42が設けられ、背面側に対向壁部43が設けられて、上面と前面とが開口された略直方体形状を有する。開口フレーム42と対向壁部43とは、本体部40の左右に設けられ、前後方向Xに延伸された一対のガイドフレーム44によって接続されている。ここで、一対のガイドフレーム44は、給紙カセット20の一対のレール部24と対応する位置に設けられており、給紙カセット20(の一対のレール部24)を、ガイドフレーム44によって前後方向Xに移動可能に支持する。言い換えると、ガイドフレーム44は、本体部40に挿入された給紙カセット20を収容位置へと案内するように構成されている。なお、ガイドフレーム44の外側には、図示しない側面カバーが設けられている。また、対向壁部43には、後述する給紙カセット20に設けられた位置決め部26が当接される本体当接部431が設けられている。
前記のとおり、給紙装置1には3つの給紙カセット20が上下方向Zに配設されており、各給紙カセット20に対応して、一対のガイドフレーム44が上下方向Zに3組配設されている。給紙カセット20に設けられた一対のレール部24は、本体部40の一対のガイドフレーム44に支持されつつ前後方向Xに移動可能とされる。3組のガイドフレーム44およびレール部24の構成は、それぞれ共通のものとされている。
図4に示すように、一対のガイドフレーム44のうち、右方向Y2に設けられたガイドフレーム44には、それぞれ、引き込みユニット50が備えられている。引き込みユニット50は、ガイドフレーム44の上面に設けられて、本体部40に挿入される給紙カセット20を後方向X2に引き込むように作用する。これにより、給紙カセット20は、本体部40の収容位置へと引き込まれる。
図3に示すように、給紙カセット20の背面側(X2側)の壁部222には、位置決め部26が複数個所に配設されている。例示の形態では、位置決め部26は、壁部222から、本体部40の対向壁部43の方向へ突設された突状部として設けられ、左右方向Yの左側端部寄りと右側端部寄りにそれぞれ配置されている。引き込みユニット50によって、ガイドフレーム44に沿って引き込まれた給紙カセット20は、位置決め部26が対向壁部43の本体当接部431に当接することで、収容位置に位置決めされる。つまり、給紙カセット20は、給紙カセット20を収容位置に位置決めする位置決め部26を有し、位置決め部26によって用紙積載部22と給紙部41との位置関係が適切な位置となる収容位置に位置決めされる。
・引き込みユニット
図5は、引き込みユニット50を示す斜視図であり、図6は、引き込みユニット50が備える突起当接部52を拡大して示す斜視図である。図7は、給紙カセット20の突起部25と引き込みユニット50とを上方から見て示す説明図である。図7に示される給紙カセット20に設けられた突起部25は、引き込みユニット50によって給紙カセット20を収容位置へ引き込むための部位であって、給紙カセット20の右方向Y2の側面における前後方向Xの略中間位置に、引き込みユニット50の方向(引き込みユニット50側)に突出するように設けられている。
図5に示すように、引き込みユニット50は、ホルダ部51と、突起当接部材52とを有する。突起当接部材52は、ホルダ部51から突出するように設けられて、給紙カセット20の突起部25と当接する。また、突起当接部材52は、引き込みユニット50において、給紙カセット20の移動方向である前後方向Xに沿って移動可能に設けられている。図7では、引き込みユニット50の突起当接部材52が最も前方向X1に位置する状態を示している。
図7に示すように、ホルダ部51内には、引き込みユニット50の構成部材として、突起当接部材52以外に、ダンパー53と付勢部材54が収容されている。ダンパー53は、オイルまたはエア等の流体が満たされたケースと、図示しないケース内を往復移動するピストンとを有し、ピストンはロッド531を介して突起当接部材52に接続されている。ダンパー53とロッド531は、前後方向Xに延伸されている。つまりピストンの移動方向は前後方向Xとなり、ピストンに接続されたロッド531もピストンの動きと連動して前後方向Xに移動する。ロッド531において、ケース側の端部を基端部、基端部と反対側の端部を先端部とすると、突起当接部材52は先端部に設けられ、ピストンは基端部に接合されている。
付勢部材54は、例えばコイルばねであり、後方向X2の端部がホルダ部51内で固定され、前方向X1の端部がロッド531の先端部に設けられた突起当接部材52に接続されている。そのため、突起当接部材52は、付勢部材54によって給紙カセット20の移動方向の収容側である、前後方向Xの後方向X2に付勢される。さらに詳しく説明すると、付勢部材54は、突起当接部材52を、前後方向Xの後方向X2に、後述するガイド部511に沿って移動するように付勢する。
図5に戻って、ホルダ部51は、上面および下面にそれぞれガイド部511が設けられている。ガイド部511は、例示の形態ではスリット状に開口して設けられている。ガイド部511は、詳しくは後述するが、突起当接部材52に設けられた第1ガイド軸521と第2ガイド軸522の移動方向を案内するものであって、突起当接部材52の移動範囲、つまり突起当接部材52の前後方向Xの移動範囲を規制するものである。ガイド部511は、図5および図7に示すように、ホルダ部51の左側寄りで、ホルダ部51の略中間位置から前方向X1に向かって延伸されるとともに、ホルダ部51の手前側端部の近傍において右方向Y2に向かって折れ曲がるように形成されている。ここでガイド部511の前後方向Xにおける後方側端部511aは、突起当接部材52の移動範囲を規制する規制部であって、突起当接部材52の移動範囲のうち収容方向側端の位置を規制する第1規制部であり、前後方向Xにおける前方側端部511bは、突起当接部部材52の移動範囲を規制する規制部であって、突起当接部材52の移動範囲のうち、開放側端の位置を規制する第2規制部となる。なお、図7に示されるように、ガイド部511のスリット形状は、上面視で前後方向Xに長い略L字状に設けられている。
図6に示すように、突起当接部材52は、ガイド部511のスリット内を移動する第1ガイド軸521および第2ガイド軸522を備えている。第1ガイド軸521は、突起当接部材52の前方向X1に、第2ガイド軸522は突起当接部材52の後方向X2に、それぞれ突設されている。突起当接部材52の下面側にも同様に設けられている。これらの第1ガイド軸521および第2ガイド軸522は、ガイド部511のスリット内の後方側端部511aと前方側端部511bの間を移動する。突起当接部材52は、さらに、第2ガイド軸522を中心として回動可能に備えられている。
また、突起当接部材52は、給紙カセット20を本体部40内に挿入する際に給紙カセット20の突起部25と当接する押圧部523と、付勢部材53の付勢力によって突起部25と当接して、付勢部材53の付勢力によって給紙カセット20を収容位置へ移動させるための係合部525とを備えている。押圧部523と係合部525は、突起部25を挟みこむための空間を設けるために、押圧部523および係合部525よりも右方向Y2に凹ませて設けられた凹部524を形成するように配置されている。
さらに、突起当接部材52は、給紙カセット20の突起部25の第2係止部252(後述)に係止しうる先端当接部526を有する。先端当接部526は、係合部525の左方向Y1側の端部である先端角部に設けられている。また、先端当接部526は、先端角部より前方向X1の位置にある第1ガイド軸521に向かって延伸されたアーム状の弾性変形部527に接続され、先端当接部526もしくは弾性変形部527に右方向Y2の力が作用した際に、弾性変形部526が第1ガイド軸521を支点に変形し、先端当接部526および係合部525が右方向Y2の方向に移動するように構成されている。
このような形状を有する突起当接部材52に対して、給紙カセット20に設けられた突起部25は、図7に示すように、第1係止部251、第2係止部252、第3係止部253、および第4係止部254を有する突状に形成されている。
第1係止部251は、給紙カセット20の移動方向の開放側である、前後方向Xの手前側(X1側)に向けて設けられた係止面を有するように形成されている。第2係止部252は、第1係止部251よりも引き込みユニット50側である図中右側(Y2側)に設けられ、かつ第1係止部251よりも後方向X2に設けられている。第2係止部252も、給紙カセット20の移動方向の開放側である、前後方向Xの手前側(X1側)に向けて設けられた係止面を有するように形成されている。第1係止部251と第2係止部252は、突起当接部材52をどちらかの位置で係止するものとなる。
ここで、第1係止部251と第2係止部252は、ぞれぞれ突起部25の開放側位置に、給紙カセット20の移動方向と交差する方向に沿って形成されており、第1係止部251が突起当接部材52と係止される部分の前後方向Xすなわち給紙カセット20の移動方向と交差する方向(左右方向Y)の長さは、第2係止部252が突起当接部材52と係止される部分の移動方向(前後方向X)と交差する方向(左右方向Y)の長さよりも長く設けられている。
また、第3係止部253は、第1係止部251と第2係止部252との間に、突起当接部材52に対して、給紙カセット20の移動方向である前後方向Xと交差する方向で接触および当接するように設けられている。図7に示すように、第3係止部253は、引き込みユニット50側である、右方向Y2に向けて設けられた係止面を有する。
第4係止部254は、給紙カセット20の移動方向の収容側である、前後方向Xの背面側(X2側)に向けて設けられた係止面を有している。これにより、突起部25は、第1係止部251から、第3係止部253、および第2係止部252へと、手前側から順に連続するように配設されている。第2係止部252には第4係止部254が連続して配設されている。
・引き込みユニットの動作
図8~図10は、引き込みユニット50により給紙カセット20が引き込まれる際の突起当接部材52と突起部25の様子を順に示す説明図である。なお、図8~図10では、突起当接部材52を見やすくするため、ホルダ部51の内部を実線で示し、ホルダ部51およびガイド部511を二点鎖線により示している。また、付勢部材54は図示を省略している。
図7に示したように、突起当接部材52は、引き込みユニット50の最も前方向X1に位置するとき、第1ガイド軸521はガイド部511の手前側端部(略L字状の端部)に位置し、第2ガイド軸522を中心に矢符A1方向に回動した状態にある。係合部525および先端当接部526はホルダ部51内に没入しているのに対して、押圧部523はホルダ部51から左方向Y1に突出している(退避状態)。
給紙カセット20がガイドフレーム44に沿って後方向X2に挿入されてくることによって、突起部25の背面側(X2側)の側面である第4係止部254が、ホルダ部51から突出する押圧部523に当接する。図8に示すように、突起部25の第4係止部254が押圧部523に当接することで、押圧部523は後方向X2に押圧される。突起当接部材52は、第2ガイド軸522を中心に矢符A2方向に回動する。このとき、ホルダ部51内に没入していた先端当接部526は、ホルダ部51から突出する(退避状態の解除)。
次いで、図9に示すように、突起当接部材52が退避状態から解除されると、第1ガイド軸521および第2ガイド軸522がガイド部511内で前後方向Xに並ぶ状態となる。係合部525はホルダ部51からさらに突出し、突起部25の第1係止部251と、突起当接部材52の係合部525とが当接した状態となる。また、付勢部材54による後方向X2の付勢力(伸張していた付勢部材54の復元力)が作用し、突起当接部材52がガイド部511に沿って後方向X2へと移動、すなわち給紙カセット20の挿入方向に移動する。突起部25は、突起当接部材52の係合部525によって挿入方向(X2方向)に押され、給紙カセット20が本体部40内に引き込まれる(引き込み状態)。ここで、突起当接部材52は、付勢部材54の付勢力によってガイド部511に案内されて挿入方向(X2)方向に移動するが、ダンパー51内のピストンが内部に封止された液体の抵抗を受けてゆっくりと移動する。
次いで、図10に示すように、給紙カセット20が収容側にさらに引き込まれることで、突起当接部材52の第2ガイド軸522がガイド部511の後方向X2の端部である後方側端部511aよりも少し開放側に離れた位置に到達する。この位置において、図3に示したように、本体部40の対向壁部43の本体当接部431に、給紙カセット20の位置決め部26が当接することとなり、給紙カセット20が収容位置に付勢部材54の付勢力が後方向X2に向かって作用した状態で、安定して位置決めされる(位置決め状態)。
以上のように、給紙カセット20を本体部40に挿入する際には、突起部25が突起当接部材52の押圧部523に当接する位置まで押し込むことで、その後は、給紙カセット20が引き込みユニット50の作用によって本体部40内に自動的に引き込まれ、正確に位置決めされるものとなる。これにより、給紙カセット20を挿入する際の負担が軽減される。
給紙カセット20が収容位置あるとき、付勢部材54の付勢力が作用して突起当接部材52は突起部25を後方向X2に押圧している。突起部25の第1係止部251は、突起部25の手前側の側面を含み、第1係止部251が突起当接部材52と係止しうる部分の長さは十分に確保されている。そのため、突起当接部材52の係合部525が第1係止部251から外れることが防がれ、給紙カセット20は収容位置に安定的に保持されて、用紙積載部22に収納された用紙を画像形成部12へと供給可能な状態とされる。
このように構成される給紙カセット20において、例えば工場での組立作業や、給紙カセット20を引き出す際の接触等の何らかの要因で、引き込みユニット50の第1ガイド軸521がガイド部511の前方向X1の端部から外れてしまうことが想定される。そのような場合、引き込みユニット50の突起当接部材52は図7に示す退避状態の位置ではなく、図11に示すように、後方側端部511aによって規制される位置まで付勢部材54の付勢力によって移動して停止した状態となる。
図11~図13は、引き込みユニット50の突起当接部材52が、後方側端部511a(第1規制部)によって規制された位置から、前方側端部511b(第2規制部)によって規制された位置(退避状態)に戻すまでの動作を順に示す説明図である。図11に示すように、突起当接部材52の第2ガイド軸522は、ホルダ部51のガイド部511における最も後方向X2、すなわち後方側端部511aと接した位置にあり、このとき、ホルダ部51からは、突起当接部材52の弾性変形部527、先端当接部526および押圧部523が突起部25側に突出している。
このような状態から、給紙カセット20をガイドフレーム44に沿って後方向X2に挿入していくと、突起部25は突起当接部材52に当接する。図12に示すように、突起当接部材52は、弾性変形部527が突起部25に押されて弾性変形し、係合部525は弾性変形部527とともに挿入方向(前後方向X)と交差する右方向Y2に移動する。このとき、弾性変形部527はホルダ部51内に没入されるので、給紙カセット20をさらに後方向X2側にある収容位置に移動させることができる。
次いで、図13に示すように、給紙カセット20が収容位置に到達すると、変形している弾性変形部527の反作用力が給紙カセット20の方向(左方向Y1)に働き、この反作用力によって、第3係止部253に突起当接部材52が当接して係止される。例えば、弾性変形部527の後方向X2の端部である先端当接部526は、第3係止部253に当接した状態となる。
図13に示すように、突起当接部材52がガイド部511における収容側(後方向X2)の端部、すなわち後方側端部511aに規制された位置にあり、給紙カセット20が収容位置にある状態で、第2係止部252と突起当接部材52の先端当接部526との間には所定の隙間Dが空くように引き込みユニット50は本体部40に設けられている。そのため、部品公差や組立公差等があっても、給紙カセット20を収容位置まで移動させることで第3係止部253に突起当接部材52を当接させて係止することができるようになる。
この状態から、給紙カセット20を前方向X1に隙間Dだけ引き出すと、突起部25の第2係止部252に突起当接部材52の先端当接部526が当接するので、給紙カセット20を前方向X1にさらに引き出すことで、突起当接部材52をガイド部511の前方側端部511bによって規制された位置(退避状態)に移動させることができる。
したがって、給紙カセット20を本体部40に挿入する際に、引き込みユニット50の突起当接部材52が、前方側端部511bによって規制された位置ではなく、後方側端部511aによって規制された位置にあったとしても、給紙カセット20を収容位置に移動させ、突起部25の第2係止部252と先端当接部526とを当接させてから引き出すことで、容易に引き込み動作の開始位置(動作位置)まで戻すことができる。これにより、前述したように給紙カセット20を引き込みユニット50の作用によって本体部40内に引き込ませることが可能となる。
また、図9に示すように、第1係止部251が突起当接部材52と係止する部分の第1当接長さL1は、図13に示される、第2係止部252が突起当接部材52と係止する部分の第2当接長さL2よりも長いものとされている。動作位置に戻された突起当接部材52は、突起部25の第1係止部251に第1当接長さL1で係止されて、その係止状態が外れることなく安定的に給紙カセット20を引き込むことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る給紙装置1および画像形成装置10では、給紙カセット20を給紙装置1の本体部40に挿入する際には、突起部25が動作位置にある突起当接部材52の押圧部523に当接する位置まで押し込むことで、その後は、給紙カセット20が引き込みユニット50の作用によって本体部40内に引き込まれるものとなる。また、仮に、突起当接部材52が動作位置にない場合であっても、給紙カセット20をガイドフレーム44に沿って挿入していくことで突起当接部材52と突起部25とを係止させて動作位置に引き戻すことができる。つまり、給紙カセット20を取り外して手作業で突起当接部材52を動作位置に移動させなくても、引き込みユニット50で給紙カセット20が引き込まれるように容易に復帰させることができる。これにより、給紙カセット20を挿入する際の負担が軽減し、ユーザビリティを向上させることができる。また、このような構成は、少ない部品点数で実施することが可能であり、給紙装置1の装置構造を複雑化するものでもなく、コストも抑えることができる。
なお、本発明に係る給紙装置1および画像形成装置10は前記実施形態に示す構成であるに限られず、他の様々な形態により実施することが可能である。例えば、給紙装置1として、画像形成装置10の下部に内蔵された構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば給紙装置1は画像形成装置10の装置本体10aとは別体で設けられてもよい。また、前記実施形態に係る給紙装置1では、給紙カセット20が上下方向Zに3つ積層された形態のものを示したが、本発明はこれに限られず、給紙カセット20の設置数はどのようであってもよい。また、引き込みユニット50に設けられる付勢部材54としては、コイルばねであるに限らず、どのように構成されてもよい。
したがって、本発明の技術的範囲は、前記実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲に基づくものとされる。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 給紙装置
10 画像形成装置
12 画像形成部
14 画像読取部
20 給紙カセット
22 用紙積載部
221 底部
222 壁部
223 第1ガイド板
224 第2ガイド板
23 把手部
24 レール部
25 突起部
251 第1係止部
252 第2係止部
253 第3係止部
254 第4係止部
26 位置決め部
40 本体部
41 用紙供給部
42 開口フレーム
43 対向壁部
44 ガイドフレーム
50 引き込みユニット
51 ホルダ部
511 ガイド部
511a 後方側端部(第1規制部)
511b 前方側端部(第2規制部)
52 突起当接部材
521 第1ガイド軸
522 第2ガイド軸
523 押圧部
524 凹部
525 係合部
526 先端当接部
527 弾性変形部
53 ダンパー
531 ロッド
54 付勢部材

Claims (8)

  1. 用紙積載部を有し、本体部に収容された収容位置と、前記用紙積載部が前記本体部の外側に露出する開放位置とに移動可能な給紙カセットと、
    前記本体部に設けられ、前記給紙カセットを前記収容位置に引き込む引き込みユニットとを備える給紙装置であって、
    前記給紙カセットは、前記引き込みユニット側に突出するように設けられた突起部と、前記本体部の本体当接部と当接することで前記給紙カセットを前記収容位置に位置決めする位置決め部とを有し、
    前記引き込みユニットは、前記給紙カセットの移動方向に沿って移動可能に設けられ、前記突起部と当接して係止する突起当接部材と、前記突起当接部材の移動範囲を規制する規制部であって、前記移動範囲のうち収容方向側端の位置を規制する第1規制部と、前記突起当接部を前記第1規制部側に移動するように付勢する付勢部材とを有し、
    前記突起部は、前記突起部の異なる位置に形成され、どちらかが前記突起当接部材に係止される第1係止部および第2係止部を有し、
    前記給紙カセットは、前記第1係止部が前記突起当接部材に係止されることで、前記付勢部材の付勢力によって前記位置決め部が前記本体当接部と当接する前記収容位置まで移動し、
    前記突起当接部材が前記第1規制部で規制された位置にあり、前記給紙カセットが前記収容位置にある状態では、前記突起当接部材は前記第1係止部および前記第2係止部のいずれとも係止しておらず、前記給紙カセットを前記開放方向に移動させることによって前記第2係止部と係止されることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    前記引き込みユニットは、前記突起当接部材の移動範囲を規制する規制部であって、前記移動範囲のうち開放方向側端の位置を規制し、前記開放側端の位置で前記突起当接部材を保持する第2規制部を更に有し、
    前記突起当接部材は、前記給紙カセットの前記収容位置から前記開放位置への移動に伴って前記第1係止部もしくは前記第2係止部に係止された状態で前記第2規制部へと移動し、前記第2規制部において、前記第1係止部もしくは前記第2係止部との係止状態が解除されることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    前記引き込みユニットは、前記突起当接部材が前記第2規制部の位置にある状態で、前記収容位置へ移動する前記給紙カセットの前記突起部と当接し、前記突起当接部材を、前記移動方向に移動可能で前記第1係止部と係止される位置に移動させる押圧部を有することを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記第1係止部と前記第2係止部とは、それぞれ前記突起部の前記開放側位置に前記移動方向と交差する方向に沿って形成され、
    前記第2係止部は、前記第1係止部よりも前記引き込みユニット側に設けられていることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項4に記載の給紙装置において、
    前記第1係止部が前記突起当接部材に係止される部分の前記移動方向と交差する方向の長さは、前記第2係止部が前記突起当接部材に係止される部分の前記移動方向と交差する方向の長さよりも長いことを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記突起当接部材は、弾性変形可能な弾性変形部に接続され前記弾性変形部の弾性変形によって前記移動方向と交差する方向に移動可能に設けられ、前記突起部側の端部に前記第2係止部に係止される先端当接部が設けられた係合部を有し、
    前記先端当接部は、前記弾性変形部によって前記第2係止部側に付勢された状態で前記第2係止部に係止されることを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記突起部は、前記第1係止部と前記第2係止部との間に、前記突起当接部材と前記移動方向と交差する方向に接触する第3係止部を有することを特徴とする給紙装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置を備える画像形成装置。
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