JP2023118410A - 上下接合部の剛結構造、橋脚、上下接合部の剛結構造構築方法 - Google Patents

上下接合部の剛結構造、橋脚、上下接合部の剛結構造構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】過密鉄筋とならず、短期間で施工ができ、品質や構造上の弱点とならず、橋梁の上部構造と下部構造とを剛結することができる上下接合部の剛結構造、それに用いる橋脚、及び上下接合部の剛結構造構築方法を提供する。【解決手段】橋梁B1の上部構造3と下部構造2とを剛結する上下接合部の剛結構造1において、上部構造3は、プレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁30と、プレキャスト鉄筋コンクリート製又は現場打ちの定着ブロック31と、を備え、下部構造2は、主桁30の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった頂部21と、側面から橋軸方向Xに突設されて前記主桁を載置する主桁受け台22と、を備え、定着ブロック31と頂部21とを、橋軸方向Xに沿った橋軸方向緊張材7でプレストレスを掛けて緊結するとともに、定着ブロック31と主桁30とを、橋軸直角方向Yに沿った横締め緊張材8でプレストレスを掛けて緊結する。【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁の上部構造と下部構造とを剛結する上下接合部の剛結構造、その橋脚、及び上下接合部の剛結構造構築方法に関する。
従来の2点支承の連結桁構造に対しては、出願人は、特許文献1に記載のプレキャスト横桁とプレキャスト縦桁とを備えた橋梁を提案した。
特許文献1に記載の橋梁は、下部構造物4上に橋軸直角方向視で1点の支承装置5を介して橋軸直角方向に延長するようにプレキャスト横桁1を設け、プレキャスト横桁1は、橋軸直角方向に連続すると共に橋軸方向に張り出す縦桁支承フランジ6を備え、間隔をおいて対抗する前記プレキャスト横桁1の縦桁支承フランジ6の上に渡って、プレキャスト縦桁2が並列に複数架設され、各プレキャスト縦桁2の端部に亘って打設されたコンクリート8により、プレキャスト横桁1と各プレキャスト縦桁2の端部とが一体化されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0012]~[0016]、図面の図1等参照)。
このように、特許文献1に記載の橋梁は、プレキャスト横桁1を設けることで橋桁と橋脚との間の高価な支承の数を削減して、コストを削減するとともに、工期を短縮することができるものであった。しかし、橋梁の上部構造と下部構造を剛結してラーメン構造化することで、さらなる支承数の低減を達成するとともに、橋梁全体での耐震性能の向上、及び維持管理性の向上を図ることが求められている。
しかし、連結桁のラーメン構造化においては、橋梁の上部構造と下部構造を剛結する上下接合部に対して次のような問題があった。(1)剛結部となる上下接合部は、過密配筋となるため、橋脚の鉛直方向鉄筋と主桁の橋軸方向鉄筋の接合構造が複雑となるという問題。(2)上下接合部が過密配筋で施工方法も煩雑となり、施工に時間を要するという問題。(3)従来の上下接合部の構造では、主桁と橋脚の水平打継面と主桁同士の鉛直打継面とが、ともに鉄筋継手となり、品質や構造上の弱点となるおそれが高いという問題があった。
また、プレストレスをかけてPCaPC桁と橋脚を接合する技術としては、例えば、特許文献2に、PCa橋脚(プレキャストコンクリート柱3)の頭部に、梁載置用顎8を備えたプレキャスト鉄筋コンクリート製の橋脚頂部部材(橋台梁4)が緊結され、梁載置用顎8間にはプレキャストコンクリート桁5、6が支承10を介して架設され、前記橋台梁4の梁載置用顎8に載置されたプレキャストコンクリート桁5、6の端部が、梁載置用顎8を貫通した下部緊張材11と上部緊張材12とにより橋脚頂部部材(橋台梁4)に緊結された橋脚が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0012]~[0014]、図面の図1~図5等参照)。
さらに、特許文献3には、多径間に設置された複数の橋脚1上に架設された橋桁(桁橋4)を連結する構造であって、橋脚1上に凸型柱頭3が一体的に設けられ、凸型柱頭3の両側に設置された橋桁(桁橋4)を、凸型柱頭3を貫通したPC鋼材8で連結し、PC鋼材8を緊張定着することによってプレストレスを付与して凸型柱頭3と桁橋4とを一体的に剛結した橋梁が開示されている(特許文献3の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0012]~[0014]、図面の図1~図5等参照)。
しかし、特許文献2に記載の橋梁は、硬質ゴムなどからなる支承10を橋桁と橋脚の橋脚頂部部材(橋台梁4)との間に介装するものであり、特許文献3に記載の橋梁は、橋脚1上に支承7を介して橋桁(桁橋4)を載置するものであった。このため、特許文献2及び3に記載の橋梁は、いずれも支承の数が減るものでもなく、それらの支承を定期的に点検したり交換したりする必要があり、維持管理性の向上につながるものではなかった。また、支承を介して剛結するものであり、橋梁全体での耐震性能の向上に資するものでもなかった。
さらに、特許文献3に記載の橋梁は、橋脚1の上部が凸型柱頭3となっており、鉛直方向に延びる主筋の定着処理が煩雑となり、上下接合部のさらなる過密配筋が予想され、実現するのが困難であるという問題もあった。
特許第5367297号公報 特開2001-172913号公報 特許第5539554号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、過密鉄筋とならず、短期間で施工ができ、品質や構造上の弱点とならず、橋梁の上部構造と下部構造とを剛結することができる上下接合部の剛結構造、それに用いる橋脚、及び上下接合部の剛結構造構築方法を提供することにある。
請求項1に係る上下接合部の剛結構造は、橋梁の上部構造と下部構造とを剛結する上下接合部の剛結構造であって、前記上部構造は、プレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁と、プレキャスト鉄筋コンクリート製又は現場打ちの定着ブロックと、を備え、前記下部構造は、前記主桁の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった頂部と、側面から橋軸方向に突設されて前記主桁を載置する主桁受け台と、を備え、前記定着ブロックと前記頂部とが、橋軸方向に沿った橋軸方向緊張材でプレストレスを掛けて緊結されるとともに、前記定着ブロックと前記主桁とが、橋軸直角方向に沿った横締め緊張材でプレストレスを掛けて緊結され、上下接合部が緊張材で2方向にプレストレスを掛けて一体化されて剛結されていることを特徴とする。
請求項2に係る上下接合部の剛結構造は、請求項1に係る上下接合部の剛結構造において、前記定着ブロックと前記頂部との接合面には、いずれか一方に凸部が形成され、他方にこの凸部と嵌合する凹部が形成されて橋軸方向せん断キーが形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る上下接合部の剛結構造は、請求項1又は2に係る上下接合部の剛結構造において、前記定着ブロックと前記主桁との接合面及び/又は前記定着ブロック同士の接合面には、一方に凸部が形成され、他方にこの凸部と嵌合する凹部が形成されて橋軸直角方向せん断キーが形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る上下接合部の剛結構造は、請求項1ないし3のいずれかに係る上下接合部の剛結構造において、前記定着ブロックと前記頂部とは、橋軸方向に沿った前記橋軸方向緊張材が上下複数段に亘って設けられ、上段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスが付与され、下段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスが付与されていないことを特徴とする。
請求項5に係る上下接合部の剛結構造は、請求項1ないし4のいずれかに係る上下接合部の剛結構造において、前記桁受け台の上面には、上方に突出する接合鋼材が設けられ、前記桁受け台と前記定着ブロックとが、前記接合鋼材を介して一体化されていることを特徴とする。
請求項6に係る橋脚は、請求項1ないし5のいずれかに係る上下接合部の剛結構造を構成する橋脚であって、水平断面の断面積が減少せずに前記主桁の上面の高さまでそのまま立ち上がった頂部と、側面から突設され前記主桁を載置する主桁受け台と、を備えることを特徴とする。
請求項7に係る上下接合部の剛結構造構築方法は、橋梁のプレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁を有する上部構造と、橋脚を有する下部構造とを剛結する上下接合部の剛結構造を構築する上下接合部の剛結構造構築方法であって、前記主桁の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった頂部と、側面から橋軸方向に突設されて前記主桁を載置する主桁受け台と、を備える前記橋脚を複数構築する橋脚構築工程と、複数の前記主桁受け台同士に前記主桁を架け渡して架設する主桁架設工程と、プレキャスト鉄筋コンクリート製の定着ブロックを前記主桁受け台上に載置又は前記主桁受け台上の型枠内に現場打ちでコンクリートを打設して定着ブロックを構築する定着ブロック設置工程と、前記定着ブロックと前記頂部とを、橋軸方向に沿った橋軸方向緊張材でプレストレスを掛けて緊結するとともに、前記定着ブロックと前記主桁とを、橋軸直角方向に沿った横締め緊張材でプレストレスを掛けて緊結する緊結工程と、を備えることを特徴とする。
請求項8に係る上下接合部の剛結構造構築方法は、請求項7に係る上下接合部の剛結構造構築方法において、前記緊結工程では、前記定着ブロックと前記頂部との接合面に、いずれか一方に凸部を形成し、他方にこの凸部と嵌合する凹部を形成して橋軸方向せん断キーを形成して緊結することを特徴とする。
請求項9に係る上下接合部の剛結構造構築方法は、請求項7又は8に係る上下接合部の剛結構造構築方法において、前記緊結工程では、前記定着ブロックと前記主桁との接合面に、いずれか一方に凸部を形成し、他方にこの凸部と嵌合する凹部を形成し、橋軸直角方向せん断キーを形成して緊結することを特徴とする。
請求項10に係る上下接合部の剛結構造構築方法は、請求項7ないし9のいずれかに係る上下接合部の剛結構造構築方法において、前記緊結工程では、前記定着ブロックと前記頂部とを、橋軸方向に沿った上下複数段の橋軸方向緊張材で緊結し、上段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスを付与し、下段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスを付与しないことを特徴とする。
請求項11に係る上下接合部の剛結構造構築方法は、請求項7ないし10のいずれかに係る上下接合部の剛結構造構築方法において、前記桁受け台の上面に、上方に突出する接合鋼材を設け、前記定着ブロック設置工程では、前記桁受け台と前記定着ブロックを前記接合鋼材で連結して一体化することを特徴とする。
請求項1~11に係る発明によれば、従来の連結桁の構造では、過密鉄筋となっていた上下接合部が過密鉄筋とならない。また、現場外で製造したプレキャスト部材を緊結するだけで接合できるので、現場での施工が短時間で完了することができる。さらに、過密鉄筋とならず、従来の鉄筋継手で接合するのと相違して天候に左右されない工場内でコンクリートを適切に締固めして充填することができるので、上下接合部が橋梁の品質や構造上の弱点とならず、極めて高品質なものとすることができる。
特に、請求項2及び請求項8に係る発明によれば、橋軸方向せん断キーを設けるので、上下接合部及び橋梁全体の橋軸方向のせん断力対抗力が向上する。
特に、請求項3及び請求項9に係る発明によれば、橋軸直角方向せん断キーを設けるので、上下接合部及び橋梁全体の橋軸直角方向のせん断力対抗力が向上する。
特に、請求項4及び請求項10に係る発明によれば、下段の橋軸方向緊張材にはプレストレスを付与しないので、常時の負曲げ応力を作用させるような無駄なプレストレスをかけずに上下接合部と下部構造の頂部を緊結して剛結することができる。
特に、請求項5及び請求項11に係る発明によれば、桁受け台と定着ブロックを接合鋼材で連結して一体化するので、上下接合部をさらに耐久性の高いものとすることができる。
本発明の第1実施形態に係る上下接合部の剛結構造を、主桁を鉛直に切断して示す部分拡大斜視図ある。 同上の剛結構造を橋軸直角方向Yに沿って見た側面図である。 図2のA-A線切断鉛直断面図である。 図2のB-B線切断水平断面図である。 本実施形態に係る剛結構造の橋脚のみを示す斜視図である。 図3のA-A線切断鉛直断面図に相当する第2実施形態に係る剛結構造を示す鉛直断面図である。 図3のA-A線切断鉛直断面図に相当する第3実施形態に係る剛結構造を示す鉛直断面図である。 本実施形態に係る剛結構造構築方法の主桁架設工程を示す工程説明図である。 同上の剛結構造構築方法の定着ブロック設置工程を示す工程説明図である。
以下、本発明に係る上下接合部の剛結構造及び上下接合部の剛結構造構築方法の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<上下接合部の剛結構造>
[第1実施形態]
図1~図5を用いて、本発明の第1実施形態に係る橋梁の上部構造と下部構造とを剛結する上下接合部の剛結構造1(以下、単に剛結構造1ともいう)について説明する。本実施形態では、上部構造3の主桁30としてT桁のPCaPC桁を例示し、下部構造2として橋脚20を例示して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る上下接合部の剛結構造1を、主桁30を鉛直に切断して示す部分拡大斜視図であり、図2は、本実施形態に係る上下接合部の剛結構造1を橋軸直角方向Yに沿って見た側面図である。また、図3は、図2のA-A線切断鉛直断面図であり、図4は、図2のB-B線切断水平断面図である。なお、図中のX方向は、橋軸方向Xであり、Y方向は、橋軸直角方向Yであり、Z方向は、上下方向を示している。
図1~図4に示すように、上下接合部の剛結構造1を備えた橋梁B1は、下部構造である現場打ちの鉄筋コンクリート製の複数の橋脚20と、これらの橋脚20同士の間に架設された上部構造3である主桁30と、を備えている。そして、橋脚20と主桁30との接合部が上下接合部4(上下部接合部)であり、この上下接合部4は、設計強度の範囲内の応力では直交する主桁30と橋脚20との接合角度が角度変形しないように剛結(剛接合)された剛結構造1となっている。
(下部構造)
下部構造2は、現場打ちの鉄筋コンクリート製のRC橋脚20からなる。勿論、下部構造2は、図示しない橋台であってもよいことは云うまでない。
図5は、本実施形態に係る橋脚20のみを示す斜視図である。図5,図2に示すように、RC橋脚20は、主桁30の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった頂部21と、両側面から橋軸方向Xに張り出して突設されて主桁30を載置する主桁受け台22と、を備えている。
図5に示すように、頂部21は、橋脚20の本体部分と橋軸方向Xに沿った奥行D1及び橋軸直角方向Yに沿った幅W1が変化せずにそのまま立ち上がっている。このため、橋脚20の鉛直方向に沿って配置される主筋が、折り曲げることなくそのまま頂部21まで延長して配筋することができる。
また、頂部21の橋軸方向Xの端部となる両側面には、側面から橋軸方向Xに突出する台形状の凸部23が形成されている。この凸部23は、後述の定着ブロック31の凹部33と協働して、定着ブロック31と頂部21との接合面(境界面)に形成された橋軸方向せん断キー5として機能する。
そして、頂部21には、後述の橋軸方向緊張材7を挿通するための橋軸方向Xに貫通する図示しない上下2段の貫通孔が形成されている(図2等参照)。
それに加え、主桁受け台22には、主桁受け台22の上面から上方に突出する接合鋼材24が突設されている。この接合鋼材24は、定着ブロック31のコンクリート内に埋設されることにより、定着ブロック31と橋脚20とを接合して一体化する機能を有している。
(上部構造)
上部構造3は、プレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁30と、現場打ちの鉄筋コンクリート製の定着ブロック31と、を備えている。後述のように、定着ブロック31は、プレキャスト鉄筋コンクリート製とすることもできる。
主桁30は、図1,図3に示すように、鉛直断面がT字形状を呈したT桁のPCaPC桁(プレキャスト・プレストレストコンクリート製の桁)である。この主桁30には、定着ブロック31と接する境界面に断面台形状の凸部32が形成されている。
定着ブロック31は、図1~図4に示すように、直方体状の鉄筋コンクリート製のブロック体である。また、図2~図4に示すように、頂部21と接する接合面(境界面)には、前述の凸部23と係合する形状の凹部33が形成され、主桁30と接する接合面には、前述の凸部32と係合する形状の凹部34が形成されている。
図2~図4に示すように、頂部21の凸部23と定着ブロック31の凹部33とは、定着ブロック31と頂部21との接合面に形成された橋軸方向せん断キー5を構成する。凸部23と凹部33は、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、図2~図4に示すように、主桁30の側面に突設された凸部32と、定着ブロック31の側面に形成された凹部34とは、定着ブロック31と主桁30との接合面(境界面)に形成された橋軸直角方向せん断キー6として機能する。この凸部32と凹部34も、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、定着ブロック31には、上下複数段(図示形態では、二段)に亘って後述の橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8を挿通するシース管38が埋設されている(図9参照)。
なお、図1,図3に示すように、主桁30と主桁30との間には、両者を繋いで一体化する間詰めコンクリート35が打設されている。
(橋軸方向緊張材)
前述の定着ブロック31と橋脚20の頂部21とは、図2~図4に示すように、橋軸方向Xに沿った上下複数段(図示形態では、二段)に亘る複数本の橋軸方向緊張材7でプレストレスを掛けて緊結されて両端部の定着具73で止め付けられている。本実施形態に係る橋軸方向緊張材7は、PC鋼材からなる。但し、本発明に係る橋軸方向緊張材は、PC鋼材に限られず、炭素繊維複合材ケーブルなど所定のプレストレスを導入することができる引張力を有した他の素材からなる緊張材とすることができる。
ここで、図2に示すように、上段の橋軸方向緊張材71には、主桁30と橋脚20とを剛結できる所定のプレストレスが付与され、下段の橋軸方向緊張材72にはプレストレスが付与されていない。常時の負曲げ応力を作用させるような無駄なプレストレスをかけずに上下接合部である主桁30と緊結された定着ブロック31と下部構造2の頂部21を緊結して剛結することができるからである。但し、本発明に係る橋軸方向緊張材には、上下複数段全てにプレストレスをかけても構わない。なお、プレストレスが付与されていないとは、定着ブロック31と頂部21とが隙間なく密着する程度の緊張力はかけるが、それ以上のプレストレスとなる緊張力は付与しないことを指している。
(横締め緊張材)
また、主桁30と定着ブロック31とは、橋軸直角方向Yに沿った横締め緊張材8でプレストレスを掛けて互いにズレないように緊結されて両端部の定着具83で止め付けられている。このため、前述のように、定着ブロック31と頂部21とが、橋軸方向緊張材7でプレストレスを掛けて緊結されていることにより、主桁30と橋脚20との接合角度が角度変形しないように剛結(剛接合)された剛結構造1となっている。
この横締め緊張材8も、図3に示すように、橋軸方向緊張材7と同様に上下複数段(図示形態では、二段)に亘って複数本設けられている。但し、横締め緊張材8は、上段の横締め緊張材81にも、主桁30と定着ブロック31とを一体化するのに必要な所定のプレストレスが付与され、下段の横締め緊張材82にも、同様のプレストレスが付与されている。主桁30と定着ブロック31とが、確実にズレないように一体化するためである。
このように、剛結構造1は、主桁30の両端部、定着ブロック31、及び頂部21を含む上下接合部が、橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8により、2方向にプレストレスを掛けて一体化されて剛結されている。
[第2実施形態]
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る上下接合部の剛結構造1’(以下、単に剛結構造1’ともいう)について説明する。前述の第1実施形態に係る剛結構造1と相違する点は、主に、前述の定着ブロック31と相違して、定着ブロック31’がプレキャスト鉄筋コンクリート製であり、PCaPC製のT桁である主桁30と一体となっている点である。よって、その点について説明し、同一構成は、同一符号を付し、説明を省略する。図7は、図3のA-A線切断鉛直断面図に相当する第3実施形態の剛結構造1”を示す鉛直断面図である。
(上部構造)
第2実施形態に係る上部構造3’は、前述のプレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁30と、プレキャスト鉄筋コンクリート製の定着ブロック31’と、を備えており、これらがPCaPC桁として一体成形されている。但し、主桁30と定着ブロック31’を一体とすると重量オーバーで運搬や揚重機で揚重できない場合は、後述の第3実施形態のように、主桁30と定着ブロック31’を別体のプレキャスト部材として現地で組み立てる構成としても構わない。
定着ブロック31’は、前述の主桁30と一体成形された直方体状の鉄筋コンクリート製のブロック体である。また、図6に示すように、定着ブロック31’も、定着ブロック31と同様に、前述の頂部21と接する接合面(境界面)には、前述の凸部23と係合する形状の凹部33’が形成され、主桁30と接する接合面には、前述の凸部32と係合する形状の凹部34’が形成されている。
図6に示すように、頂部21の凸部23と定着ブロック31’の凹部33’とは、定着ブロック31’と頂部21との接合面に形成された橋軸方向せん断キーを構成する。凸部23と凹部33’は、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、隣接する定着ブロック31’同士を連結するために、定着ブロック31’同士の接合面には、橋軸直角方向せん断キーが設けられている。この橋軸直角方向せん断キーは、図6に示すように、定着ブロック31’の側面に設けられた凸部36’と、この凸部36’と係合する凹部37’と、から構成されている。勿論、これらの凸部36’と凹部37’とも、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、定着ブロック31’及び主桁30には、上下二段に亘って前述の橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8を挿通するシース管38が埋設されている(図9参照)。勿論、これらのシース管38も、図示形態に限られず、前述の橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8の本数に併せて複数設けられていてもよ
[第3実施形態]
次に、図7を用いて、本発明の第3実施形態に係る上下接合部の剛結構造1”(以下、単に剛結構造1”ともいう)について説明する。前述の第2実施形態に係る剛結構造1’と相違する点は、主に、前述の定着ブロック31’と相違して、PCaPC製のT桁である主桁30と別体となっている点である。よって、その点について説明し、同一構成は、同一符号を付し、説明を省略する。図7は、図3のA-A線切断鉛直断面図に相当する第3実施形態の剛結構造1”を示す鉛直断面図である。
(上部構造)
第3実施形態に係る上部構造3”は、前述のプレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁30と、この主桁30と別体となっているプレキャスト鉄筋コンクリート製の定着ブロック31’と、を備えている。
定着ブロック31”は、直方体状の鉄筋コンクリート製のブロック体である。また、図7に示すように、定着ブロック31”も、定着ブロック31と同様に、頂部21と接する接合面(境界面)には、前述の凸部23と係合する形状の凹部33”が形成され、主桁30と接する接合面には、前述の凸部32と係合する形状の凹部34”が形成されている。
図7に示すように、頂部21の凸部23と定着ブロック31”の凹部33”とは、定着ブロック31”と頂部21との接合面に形成された橋軸方向せん断キーを構成する。凸部23と凹部33”は、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、図7に示すように、主桁30の側面に突設された凸部32と、定着ブロック31”の側面に形成された凹部34”とは、定着ブロック31”と主桁30との接合面(境界面)に形成された橋軸直角方向せん断キーとして機能する。この凸部32と凹部34”も、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、第2実施形態に係る定着ブロック31’と同様に、隣接する定着ブロック31”同士を連結するために、定着ブロック31”同士の接合面には、橋軸直角方向せん断キーが設けられている。この橋軸直角方向せん断キーは、図7に示すように、定着ブロック31”の側面に設けられた凸部36”と、この凸部36”と係合する凹部37”と、から構成されている。勿論、これらの凸部36”と凹部37”とも、凹凸が入れ替わっても成立することは云うまでもない。
また、定着ブロック31”及び主桁30には、上下二段に亘って前述の橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8を挿通するシース管38が埋設されている(図9参照)。勿論、これらのシース管38”も、図示形態に限られず、前述の橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8の本数に併せて複数設けられていてもよい。
<上下接合部の剛結構造構築方法>
次に、図5,図8,図9,図2を用いて、本発明の実施形態に係る上下接合部の剛結構造構築方法(以下、単に剛結構造構築方法ともいう)について説明する。前述の第1実施形態に係る剛結構造1を構築する場合で説明する。
(1.橋脚構築工程)
図5に示すように、先ず、本実施形態に係る剛結構造構築方法では、前述の本発明の実施形態に係る橋脚20を構築する橋脚構築工程を行う。
本橋脚構築工程では、従来の橋脚と相違して主桁30の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった前述の頂部21を構築する。また、頂部21の橋軸方向Xの端部となる両側面には、頂部21の側面から橋軸方向Xに突出する台形状の凸部23も構築する。そして、頂部21には、前述の橋軸方向緊張材7を挿通する頂部21を橋軸方向Xに貫通するシース管も設置する。
このとき、頂部21は、橋脚20の本体部分と奥行D1及び幅W1が変化せずにそのまま立ち上がっているため、橋脚20の本体部分の鉛直方向の主筋をそのまま延長して立ち上げればよい。このため、従来の橋梁の上下接合部と相違して、頂部21は、橋脚20の主筋を曲げ加工する必要がなくなり、構造上の弱点とならない。
また、頂部21は、従来の橋梁の上下接合部と相違して、主桁30の主筋を延長して設ける必要がないため、構造が簡略化され過密配筋とならないため、その点でも構造上の弱点とならないだけでなく、配筋が容易で施工時間を短縮することができる。
それに加え、本橋脚構築工程では、従来の橋脚と相違して橋脚20の本体部分の両側面から橋軸方向Xに張り出す主桁受け台22も構築する。そして、主桁受け台22には、その上面から上方に向け定着ブロック31となる部分に突出する接合鋼材24も突設する。
(2.主桁架設工程)
次に、図8に示すように、本実施形態に係る剛結構造構築方法では、前工程で構築した橋脚20の複数の主桁受け台22間に、前述の主桁30を架設する主桁架設工程を行う。図8は、本実施形態に係る剛結構造構築方法の主桁架設工程を示す工程説明図である。
(3.定着ブロック設置工程)
次に、図9に示すように、本実施形態に係る剛結構造構築方法では、前述の定着ブロック31を構築する定着ブロック設置工程を行う。図9は、本実施形態に係る剛結構造構築方法の定着ブロック設置工程を示す工程説明図である。
具体的には、前工程で架設した主桁30の端部付近の前述の定着ブロック31となる位置に、型枠を組み立て、その内部に所定の配筋を行って、現場打ちでコンクリートを打設する。このとき、前述の接合鋼材24を埋設するように、定着ブロック31の型枠を組み立てるとともに、主桁30の凸部32を埋設するように型枠を組み立て凹部34を構築する。
また、橋軸方向緊張材7を挿通する上下複数段のシース管38(図示せず)及び横締め緊張材8を挿通する上下複数段のシース管38も設置する。
(4.緊結工程)
次に、本実施形態に係る剛結構造構築方法では、定着ブロック31の型枠等を撤去して、打設したコンクリートが所定の強度が発現した後、前述の橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8を定着ブロック31のシース管に挿通して配置する。そして、橋軸方向緊張材7及び横締め緊張材8に剛結に必要な緊張力を掛けて定着具73及び定着具83で止め付け、主桁30と橋脚20間及び主桁30と定着ブロック31間にポストテンション方式で所望のプレストレスを付与する(図2参照)。
但し、前述のように、上段の橋軸方向緊張材71には、主桁30と橋脚20とを剛結できる所定のプレストレスを付与し、下段の橋軸方向緊張材72には、主桁30と橋脚20とが密着する程度の緊張力しか付与しない。常時の負曲げ応力を作用させるような無駄なプレストレスをかけないためである。
本緊結工程が終了すると、本実施形態に係る剛結構造構築方法が完了し、剛結構造1が完成する(図1~図4参照)。
以上説明した本実施形態に係る剛結構造1~1”及び本実施形態に係る剛結構造構築方法によれば、従来過密鉄筋となっていた連結桁の上下接合部が過密鉄筋とならないだけでなく、現場外で製造したプレキャスト部材を緊結するだけで接合できるので、現場での施工が短時間で完了することができる。さらに、過密鉄筋とならず、従来の鉄筋継手で接合するのと相違して天候に左右されない工場内でコンクリートを適切に締固めして充填することができるので、上下接合部である頂部21付近が橋梁B1の品質や構造上の弱点とならず、極めて高品質なものとすることができる。
また、剛結構造1~1”及びその剛結構造構築方法によれば、橋軸方向せん断キー5及び橋軸直角方向せん断キー6を設けるので、頂部21付近の上下接合部及び橋梁B1全体のせん断力対抗力が向上する。
その上、剛結構造1~1”及びその剛結構造構築方法によれば、上段の橋軸方向緊張材71には、主桁30と橋脚20とを剛結できる所定のプレストレスを付与し、下段の橋軸方向緊張材72には、主桁30と橋脚20とが密着する程度の緊張力しか付与しないので、常時の負曲げ応力を作用させるような無駄なプレストレスを掛けないで済む。
以上、本発明の実施形態に係る、剛結構造1~1”及びその剛結構造構築方法について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1,1’,1”:剛結構造(上下接合部の剛結構造)
2:下部構造
20:橋脚(下部構造)
21:頂部
22:主桁受け部
23:凸部(橋軸方向せん断キー)
24:接合鋼材
3:上部構造
30:主桁
31,31’:定着ブロック
32:凸部(橋軸直角方向せん断キー)
33,33’:凹部(橋軸方向せん断キー)
34,34’:凹部(橋軸直角方向せん断キー)
35:間詰めコンクリート
36’,36”:凸部(橋軸直角方向せん断キー)
37’,37”:凹部(橋軸直角方向せん断キー)
38:シース管
4:上下接合部
5:橋軸方向せん断キー
6:橋軸直角方向せん断キー
7:橋軸方向緊張材
71:上段の橋軸方向緊張材(橋軸方向緊張材)
72:下段の橋軸方向緊張材(橋軸方向緊張材)
73:定着具
8:横締め緊張材
81:上段の横締め緊張材(横締め緊張材)
82:下段の横締め緊張材(横締め緊張材)
83:定着具

Claims (11)

  1. 橋梁の上部構造と下部構造とを剛結する上下接合部の剛結構造であって、
    前記上部構造は、プレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁と、プレキャスト鉄筋コンクリート製又は現場打ちの定着ブロックと、を備え、
    前記下部構造は、前記主桁の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった頂部と、側面から橋軸方向に突設されて前記主桁を載置する主桁受け台と、を備え、
    前記定着ブロックと前記頂部とが、橋軸方向に沿った橋軸方向緊張材でプレストレスを掛けて緊結されるとともに、前記定着ブロックと前記主桁とが、橋軸直角方向に沿った横締め緊張材でプレストレスを掛けて緊結され、上下接合部が緊張材で2方向にプレストレスを掛けて一体化されて剛結されていること
    を特徴とする上下接合部の剛結構造。
  2. 前記定着ブロックと前記頂部との接合面には、いずれか一方に凸部が形成され、他方にこの凸部と嵌合する凹部が形成されて橋軸方向せん断キーが形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の上下接合部の剛結構造。
  3. 前記定着ブロックと前記主桁との接合面及び/又は前記定着ブロック同士の接合面には、一方に凸部が形成され、他方にこの凸部と嵌合する凹部が形成されて橋軸直角方向せん断キーが形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の上下接合部の剛結構造。
  4. 前記定着ブロックと前記頂部とは、橋軸方向に沿った前記橋軸方向緊張材が上下複数段に亘って設けられ、上段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスが付与され、下段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスが付与されていないこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の上下接合部の剛結構造。
  5. 前記桁受け台の上面には、上方に突出する接合鋼材が設けられ、
    前記桁受け台と前記定着ブロックとが、前記接合鋼材を介して一体化されていること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の上下接合部の剛結構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の上下接合部の剛結構造を構成する橋脚であって、
    水平断面の断面積が減少せずに前記主桁の上面の高さまでそのまま立ち上がった頂部と、側面から突設され前記主桁を載置する主桁受け台と、を備えること
    を特徴とする橋脚。
  7. 橋梁のプレキャスト鉄筋コンクリート製の主桁を有する上部構造と、橋脚を有する下部構造とを剛結する上下接合部の剛結構造を構築する上下接合部の剛結構造構築方法であって、
    前記主桁の上面の高さまで水平断面の断面積が上方でも減少せずにそのまま立ち上がった頂部と、側面から橋軸方向に突設されて前記主桁を載置する主桁受け台と、を備える前記橋脚を複数構築する橋脚構築工程と、
    複数の前記主桁受け台同士に前記主桁を架け渡して架設する主桁架設工程と、
    プレキャスト鉄筋コンクリート製の定着ブロックを前記主桁受け台上に載置又は前記主桁受け台上の型枠内に現場打ちでコンクリートを打設して定着ブロックを構築する定着ブロック設置工程と、
    前記定着ブロックと前記頂部とを、橋軸方向に沿った橋軸方向緊張材でプレストレスを掛けて緊結するとともに、前記定着ブロックと前記主桁とを、橋軸直角方向に沿った横締め緊張材でプレストレスを掛けて緊結する緊結工程と、を備えること
    を特徴とする上下接合部の剛結構造構築方法。
  8. 前記緊結工程では、前記定着ブロックと前記頂部との接合面に、いずれか一方に凸部を形成し、他方にこの凸部と嵌合する凹部を形成して橋軸方向せん断キーを形成して緊結すること
    を特徴とする請求項7に記載の上下接合部の剛結構造構築方法。
  9. 前記緊結工程では、前記定着ブロックと前記主桁との接合面に、いずれか一方に凸部を形成し、他方にこの凸部と嵌合する凹部を形成し、橋軸直角方向せん断キーを形成して緊結すること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の上下接合部の剛結構造構築方法。
  10. 前記緊結工程では、前記定着ブロックと前記頂部とを、橋軸方向に沿った上下複数段の橋軸方向緊張材で緊結し、上段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスを付与し、下段の前記橋軸方向緊張材にはプレストレスを付与しないこと
    を特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の上下接合部の剛結構造構築方法。
  11. 前記桁受け台の上面に、上方に突出する接合鋼材を設け、
    前記定着ブロック設置工程では、前記桁受け台と前記定着ブロックを前記接合鋼材で連結して一体化すること
    を特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載の上下接合部の剛結構造構築方法。
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