JP2023115638A - ガイドワイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバを利用したガイドワイヤの位置および形状の特定を実現しつつガイドワイヤの剛性を高くする。【解決手段】ガイドワイヤは、コアシャフトと、第1筒状体と、光ファイバとを備える。第1筒状体は、コアシャフトより基端側に配置され、第1ルーメンを有する筒状部材である。光ファイバは、第1ルーメンを通り、コアシャフトの外周面に沿って、コアシャフトの先端側に向かって延びている。【選択図】図1
Description
本明細書に開示される技術は、ガイドワイヤに関する。
血管等の生体管腔内に挿入された長尺状医療用機器の位置や形状を特定する技術として、FORS(Fiber Optic Real Shape)と呼ばれる技術が知られている。FORSを利用した長尺状医療用機器は、筒状体と、筒状体の中空部に配置された光ファイバとを備え、光ファイバを介して発信したレーザ光の反射光を解析することによって光ファイバの歪みを測定し、これにより、光ファイバ、ひいては、長尺状医療用機器の位置や形状をリアルタイムで特定して画像化する(例えば、特許文献1参照)。FORSを利用した長尺状医療用機器を用いることにより、X線被ばく量や造影剤投影量を低減することができ、例えばPCI(経皮的冠動脈形成術)治療の低侵襲化を図ることができる。
上述した従来の長尺状医療用機器では、光ファイバを支持する部材として筒状体が用いられている。筒状体は、外径に対する肉厚の比が小さい上に加工難易度が高いために、剛性を高くすることが難しい。そのため、従来の長尺状医療用機器では、筒状体の剛性、ひいては長尺状医療用機器の剛性が低くなり、その結果、例えばカテーテル等の医療用機器(以下、「併用デバイス」という。)のサポート性や先端部の曲げ耐久性が低くなる。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示されるガイドワイヤは、コアシャフトと、第1筒状体と、光ファイバとを備える。第1筒状体は、前記コアシャフトより基端側に配置され、第1ルーメンを有する筒状部材である。光ファイバは、前記第1ルーメンを通り、前記コアシャフトの外周面に沿って、前記コアシャフトの先端側に向かって延びている。
本ガイドワイヤによれば、光ファイバを利用したガイドワイヤの位置および形状の特定(画像化)を実現することができる。また、本ガイドワイヤでは、光ファイバが、中空筒状体ではなく、コアシャフトによって支持されている。コアシャフトは、中空部を有さないため、外径が同じであるとすると、中空筒状体より剛性を高くすることができる。そのため、本ガイドワイヤによれば、コアシャフトの存在によってガイドワイヤの剛性を高くすることができ、その結果、例えばカテーテル等の併用デバイスのサポート性やガイドワイヤの先端部の曲げ耐久性を向上させることができる。このように、本ガイドワイヤによれば、光ファイバを利用したガイドワイヤの位置および形状の特定(画像化)を実現しつつ、コアシャフトの存在によってガイドワイヤの剛性を高くすることができ、併用デバイスのサポート性や先端部の曲げ耐久性を向上させることができる。
(2)上記ガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトは、前記コアシャフトの基端部を構成し、外径が基端側に向かって漸減するテーパーシャフト部を有する構成としてもよい。本ガイドワイヤによれば、コアシャフトがテーパーシャフト部を有さない構成と比較して、光ファイバがコアシャフトの基端部の外周面から第1筒状体の第1ルーメンに至る経路において、光ファイバが90度程度の大きな角度で屈折する箇所を減らすことができる。従って、本ガイドワイヤによれば、光ファイバの破断のリスクを低減することができる。
(3)上記ガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトの外周面には、前記コアシャフトの基端から先端側に延びる溝が形成されており、前記光ファイバの延伸方向に沿った少なくとも一部は、前記溝内に収容されている構成としてもよい。本ガイドワイヤによれば、コアシャフトの外周面上における光ファイバの位置の固定性を高めることができ、これにより、コアシャフトの変形時における光ファイバの追従性を高めることができ、光ファイバを利用したガイドワイヤの位置および形状の特定(画像化)の精度を向上させることができる。
(4)上記ガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトの基端部において、前記溝は、深さが基端側に向かって漸増するテーパー溝部を有する構成としてもよい。本ガイドワイヤによれば、溝がテーパー溝部を有さず、溝の深さが溝の基端まで一定である構成と比較して、光ファイバが90度程度の大きな角度で屈折する箇所を減らすことができ、光ファイバの破断のリスクを低減することができる。
(5)上記ガイドワイヤにおいて、前記コアシャフトは、太径部と、前記太径部より先端側に位置し、前記太径部より外径が小さい細径部と、を有し、前記ガイドワイヤは、さらに、少なくとも前記コアシャフトの前記細径部と前記光ファイバの先端部とを覆い、前記細径部を覆う部分の内径が、前記コアシャフトの前記太径部の外径と前記光ファイバの外径との和より小さい第2筒状体を備える構成としてもよい。本ガイドワイヤによれば、コアシャフトの太径部の外周面に沿って先端側に延びる光ファイバが、コアシャフトの細径部に対向する位置において、第2筒状体の内周面によってコアシャフトに近付くように押さえられる。従って、本ガイドワイヤによれば、第2筒状体の存在によってコアシャフトの変形時における光ファイバの追従性を高めることができ、光ファイバを利用したガイドワイヤの位置および形状の特定(画像化)の精度を向上させることができる。
(6)上記ガイドワイヤにおいて、前記第2筒状体の延伸方向に沿った少なくとも一部の位置において、前記第2筒状体の内径は、前記コアシャフトの外径と前記光ファイバの外径との和に一致する構成としてもよい。本ガイドワイヤによれば、第2筒状体の存在によって光ファイバがコアシャフトに接する状態を維持することができ、コアシャフトの変形時における光ファイバの追従性を効果的に高めることができ、光ファイバを利用したガイドワイヤの位置および形状の特定(画像化)の精度を効果的に向上させることができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ガイドワイヤ、ガイドワイヤを備える医療用システム、それらの製造方法等の形態で実現することができる。
A.第1実施形態:
A-1.ガイドワイヤ100の構成:
図1から図5は、第1実施形態におけるガイドワイヤ100の構成を概略的に示す説明図である。図1には、ガイドワイヤ100の縦断面(YZ断面)の構成が示されており、図2には、図1のII-IIの位置におけるガイドワイヤ100の横断面(XY断面)の構成が示されており、図3には、図1のIII-IIIの位置におけるガイドワイヤ100の横断面の構成が示されており、図4には、図1のIV-IVの位置におけるガイドワイヤ100の横断面の構成が示されており、図5には、図1のV-Vの位置におけるガイドワイヤ100の横断面の構成が示されている。なお、図1では、ガイドワイヤ100の一部分の図示が省略されている。図1において、Z軸正方向側が、体内に挿入される先端側(遠位側)であり、Z軸負方向側が、医師等の手技者によって操作される基端側(近位側)である。図1では、ガイドワイヤ100が全体としてZ軸方向に略平行な直線状となった状態を示しているが、ガイドワイヤ100の少なくとも一部の構成は、湾曲させることができる程度の可撓性を有している。本明細書では、ガイドワイヤ100およびその各構成部材について、先端側の端を「先端」といい、先端およびその近傍を「先端部」といい、基端側の端を「基端」といい、基端およびその近傍を「基端部」という。
A-1.ガイドワイヤ100の構成:
図1から図5は、第1実施形態におけるガイドワイヤ100の構成を概略的に示す説明図である。図1には、ガイドワイヤ100の縦断面(YZ断面)の構成が示されており、図2には、図1のII-IIの位置におけるガイドワイヤ100の横断面(XY断面)の構成が示されており、図3には、図1のIII-IIIの位置におけるガイドワイヤ100の横断面の構成が示されており、図4には、図1のIV-IVの位置におけるガイドワイヤ100の横断面の構成が示されており、図5には、図1のV-Vの位置におけるガイドワイヤ100の横断面の構成が示されている。なお、図1では、ガイドワイヤ100の一部分の図示が省略されている。図1において、Z軸正方向側が、体内に挿入される先端側(遠位側)であり、Z軸負方向側が、医師等の手技者によって操作される基端側(近位側)である。図1では、ガイドワイヤ100が全体としてZ軸方向に略平行な直線状となった状態を示しているが、ガイドワイヤ100の少なくとも一部の構成は、湾曲させることができる程度の可撓性を有している。本明細書では、ガイドワイヤ100およびその各構成部材について、先端側の端を「先端」といい、先端およびその近傍を「先端部」といい、基端側の端を「基端」といい、基端およびその近傍を「基端部」という。
ガイドワイヤ100は、生体管腔内に挿入される長尺状医療用機器である。ガイドワイヤ100の全長は、例えば1500mm~3200mm程度である。本実施形態のガイドワイヤ100は、光ファイバ70を利用することにより、X線照射を行うことなくガイドワイヤ100の位置や形状をリアルタイムで特定して画像化するFORS機能を有している。ガイドワイヤ100は、単独で、あるいは他の画像化手法(例えば、CTやMRI)と併用されて、ガイドワイヤ100自身やガイドワイヤ100が挿入された生体管腔の位置や形状を特定するために用いられる。また、ガイドワイヤ100は、カテーテル等の併用デバイスを案内するために用いられてもよい。
ガイドワイヤ100は、コアシャフト10と、基端側筒状体60と、外側筒状体20と、内側筒状体40と、光ファイバ70とを備える。
コアシャフト10は、ガイドワイヤ100の中心軸に沿って延びる長尺棒状の部材である。コアシャフト10の各位置における横断面の形状は、任意の形状を取り得るが、例えば略円形である。
図1から図4に示すように、コアシャフト10は、細径部11と、第1テーパー部12と、太径部13と、第2テーパー部14とを有している。細径部11は、コアシャフト10の先端部を構成し、略一定の外径を有する部分である。第1テーパー部12は、細径部11の基端側に隣接し、先端側から基端側に向けて外径が漸増するテーパー状(円錐台状)の部分である。第1テーパー部12の外径は、細径部11との境界位置において細径部11の外径と略一致しており、太径部13との境界位置において太径部13の外径と略一致している。太径部13は、第1テーパー部12の基端側に隣接し、細径部11の外径よりも大きい略一定の外径を有する部分である。第2テーパー部14は、太径部13の基端側に隣接すると共にコアシャフト10の基端部を構成し、先端側から基端側に向けて外径が漸減するテーパー状(円錐台状)の部分である。第2テーパー部14の外径は、太径部13との境界位置において太径部13の外径と略一致している。第2テーパー部14は、テーパーシャフト部の一例である。
図1および図5に示すように、基端側筒状体60は、コアシャフト10より基端側に配置され、光ファイバ用ルーメン62を有する筒状部材である。基端側筒状体60は、均一の横断面を有する管体により構成されている。基端側筒状体60の横断面の形状は、任意の形状を取り得るが、例えば略円環状である。光ファイバ用ルーメン62は、例えば、ガイドワイヤ100の中心軸と同軸となる位置に形成されている。基端側筒状体60は、第1筒状体の一例であり、光ファイバ用ルーメン62は、第1ルーメンの一例である。
光ファイバ70は、上述したFORSを実現するために光信号を伝送する線状部材である。図1から図5に示すように、光ファイバ70は、基端側筒状体60の光ファイバ用ルーメン62を通り、コアシャフト10の外周面に沿ってコアシャフト10の先端側に向かって延伸している。より詳細には、光ファイバ70は、コアシャフト10の略全長にわたって(第2テーパー部14、太径部13、第1テーパー部12および細径部11にわたって)、コアシャフト10の外周面に沿って屈曲しつつ、基端側から先端側に向けて延伸している。コアシャフト10の周方向に沿った光ファイバ70の位置は、コアシャフト10の延伸方向に沿った各位置において互いに同一である。すなわち、コアシャフト10を所定の方向(図1の例ではY軸方向)から見たときに、光ファイバ70は略一直線上に延伸している。
光ファイバ70は、例えば接着剤により、コアシャフト10の例えば先端部(細径部11)および基端部(第2テーパー部14)に接合されている。また、光ファイバ70における基端側筒状体60より基端側の部分は、光ファイバ70を介したレーザ光の送受信や、反射光に基づく光ファイバ70の歪みの測定、歪みに基づく画像化等の制御を行う制御装置(不図示)に接続されている。
図1から図4に示すように、外側筒状体20は、コアシャフト10および光ファイバ70を覆うように、コアシャフト10および光ファイバ70の外周に配置された筒状の部材である。外側筒状体20は、先端外側筒状体21と、基端外側筒状体22とを有している。外側筒状体20は、第3筒状体の一例である。
先端外側筒状体21は、外側筒状体20の先端部を構成し、コアシャフト10の細径部11と、第1テーパー部12と、太径部13における先端側の一部とを覆っている。先端外側筒状体21は、線材を螺旋状に巻回することにより形成されたコイル体により構成されている。先端外側筒状体21は、単コイルであってもよいし、撚線コイルであってもよい。また、先端外側筒状体21は、疎巻きコイルであってもよいし、密巻きコイルであってもよい。
基端外側筒状体22は、先端外側筒状体21の基端側に隣接すると共に外側筒状体20の基端部を構成し、コアシャフト10の太径部13における基端側の一部と、第2テーパー部14とを覆っている。基端外側筒状体22は、均一の横断面を有する管体により構成されている。基端外側筒状体22は、その先端部において、先端外側筒状体21の基端部と、例えば溶接により接合されている。また、基端外側筒状体22は、その基端部において、基端側筒状体60の先端部と、例えば溶接により接合されている。
図3に示すように、外側筒状体20の基端外側筒状体22における内径ID20は、コアシャフト10の太径部13の外径OD10と光ファイバ70の外径OD70との和に略一致している。そのため、外側筒状体20の基端外側筒状体22の内周面とコアシャフト10の太径部13の外周面との間に形成される空間26が最小化されている。
図1に示すように、外側筒状体20(先端外側筒状体21)の先端は、先端接合部50によって、コアシャフト10の先端と接合されている。なお、外側筒状体20とコアシャフト10とが、さらに他の箇所(例えば、先端外側筒状体21と基端外側筒状体22との接合箇所付近)において互いに接合されていてもよい。また、外側筒状体20とコアシャフト10との接合箇所において、光ファイバ70も一緒に接合されていてもよい。
図1および図2に示すように、内側筒状体40は、コアシャフト10の先端部および光ファイバ70の先端部を覆うように、コアシャフト10および光ファイバ70の外周に配置された筒状の部材である。より詳細には、内側筒状体40は、コアシャフト10の細径部11と、第1テーパー部12と、太径部13における先端側の一部とを覆っている。内側筒状体40の先端は、先端接合部50によって、コアシャフト10の先端および外側筒状体20の先端と接合されている。内側筒状体40は、線材を螺旋状に巻回することにより形成されたコイル体により構成されている。内側筒状体40は、単コイルであってもよいし、撚線コイルであってもよい。また、内側筒状体40は、疎巻きコイルであってもよいし、密巻きコイルであってもよい。内側筒状体40は、第2筒状体の一例である。
内側筒状体40は、細径部41と、テーパー部42と、太径部43とを有している。内側筒状体40の細径部41は、内側筒状体40の先端部を構成し、略一定の内径および外径を有し、コアシャフト10の細径部11を覆う部分である。内側筒状体40のテーパー部42は、細径部41の基端側に隣接し、先端側から基端側に向けて内径および外径が漸増するテーパー状(中空円錐台状)であり、コアシャフト10の第1テーパー部12を覆う部分である。内側筒状体40の太径部43は、テーパー部42の基端側に隣接し、細径部41の内径および外径よりも大きい略一定の内径および外径を有し、コアシャフト10の太径部13を覆う部分である。
図1および図2に示すように、内側筒状体40の延伸方向に沿った各位置において、内側筒状体40の内径ID40は、コアシャフト10の外径OD10と光ファイバ70の外径OD70との和に略一致している。そのため、内側筒状体40の内周面は光ファイバ70に接しており、その結果、内側筒状体40によって光ファイバ70がコアシャフト10の外周面から離隔することが規制されている。なお、上記内径および外径の関係が成立している結果、内側筒状体40の細径部41およびテーパー部42における内径ID40は、コアシャフト10の太径部13の外径OD10と光ファイバ70の外径OD70との和より小さいという関係が成り立っている。
また、図1および図2に示すように、内側筒状体40の外径OD40は、外側筒状体20(先端外側筒状体21)の内径ID20以下である。より詳細には、内側筒状体40の太径部43の位置では、内側筒状体40の外径OD40は、外側筒状体20の内径ID20に略一致し、内側筒状体40のテーパー部42および細径部41の位置では、内側筒状体40の外径OD40は、外側筒状体20の内径ID20より小さい。そのため、内側筒状体40のテーパー部42および細径部41の位置では、外側筒状体20の内周面と内側筒状体40の外周面との間に空間24が存在している。
コアシャフト10、基端側筒状体60、外側筒状体20および内側筒状体40は、例えば金属により形成されており、より具体的には、例えばステンレス鋼(SUS302、SUS304、SUS316等)、Ni-Ti合金、ピアノ線等により形成されている。これらの部材の少なくとも一部が、放射線不透過材料(例えば、白金やタングステン等)により形成されていてもよい。また、先端接合部50は、例えば、金属ハンダ(Au-Sn合金、Sn-Ag合金、Sn-Pb合金、Pb-Ag合金等)、ロウ材(アルミニウム合金ロウ、銀ロウ、金ロウ等)、接着剤(エポキシ系接着剤等)等により形成されている。
なお、ガイドワイヤ100の少なくとも一部が、親水性の樹脂コーティング層により覆われていてもよい。
A-2.本実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態のガイドワイヤ100は、コアシャフト10と、基端側筒状体60と、光ファイバ70とを備える。基端側筒状体60は、コアシャフト10より基端側に配置され、光ファイバ用ルーメン62を有する筒状体である。光ファイバ70は、光ファイバ用ルーメン62を通り、コアシャフト10の外周面に沿って、コアシャフト10の先端側に向かって延びている。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100の位置および形状の特定(画像化)を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態のガイドワイヤ100は、コアシャフト10と、基端側筒状体60と、光ファイバ70とを備える。基端側筒状体60は、コアシャフト10より基端側に配置され、光ファイバ用ルーメン62を有する筒状体である。光ファイバ70は、光ファイバ用ルーメン62を通り、コアシャフト10の外周面に沿って、コアシャフト10の先端側に向かって延びている。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100の位置および形状の特定(画像化)を実現することができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、光ファイバ70が、中空筒状体ではなく、コアシャフト10によって支持されている。コアシャフト10は、中空部を有さないため、外径が同じであるとすると、中空筒状体より剛性を高くすることができる。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、コアシャフト10の存在によってガイドワイヤ100の剛性を高くすることができ、その結果、例えばカテーテル等の併用デバイスのサポート性やガイドワイヤ100の先端部の曲げ耐久性を向上させることができる。
このように、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100の位置および形状の特定(画像化)を実現しつつ、コアシャフト10の存在によってガイドワイヤ100の剛性を高くすることができ、併用デバイスのサポート性や先端部の曲げ耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、コアシャフト10が第2テーパー部14を有する。第2テーパー部14は、コアシャフト10の基端部を構成し、外径が基端側に向かって漸減するテーパー状の部分である。そのため、コアシャフト10が第2テーパー部14を有さず、太径部13がコアシャフト10の基端まで至っている構成と比較して、光ファイバ70がコアシャフト10の基端部の外周面から基端側筒状体60の光ファイバ用ルーメン62に至る経路において、光ファイバ70が90度程度の大きな角度で屈折する箇所を減らすことができる。従って、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、光ファイバ70の破断のリスクを低減することができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、コアシャフト10は、太径部13と、太径部13より先端側に位置し、太径部13より外径が小さい細径部11とを有する。また、ガイドワイヤ100は、さらに内側筒状体40を備える。内側筒状体40は、少なくともコアシャフト10の細径部11と光ファイバ70の先端部とを覆っている。内側筒状体40におけるコアシャフト10の細径部11を覆う部分(内側筒状体40の細径部41)の内径は、コアシャフト10の太径部13の外径と光ファイバ70の外径との和より小さい。そのため、コアシャフト10の太径部13の外周面に沿って先端側に延びる光ファイバ70が、コアシャフト10の細径部11に対向する位置において、内側筒状体40の内周面によってコアシャフト10に近付くように押さえられる。従って、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、内側筒状体40の存在によってコアシャフト10の変形時における光ファイバ70の追従性を高めることができ、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100の位置および形状の特定(画像化)の精度を向上させることができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、内側筒状体40の延伸方向に沿った少なくとも一部の位置において、内側筒状体40の内径ID40は、コアシャフト10の外径OD10と光ファイバ70の外径OD70との和に一致する。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、内側筒状体40の存在によって光ファイバ70がコアシャフト10に接する状態を維持することができ、コアシャフト10の変形時における光ファイバ70の追従性を効果的に高めることができ、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100の位置および形状の特定(画像化)の精度を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、内側筒状体40はコイル体により構成されている。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、内側筒状体40の存在によってコアシャフト10の変形時における光ファイバ70の追従性を高めつつ、ガイドワイヤ100の先端部の柔軟性が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100は、さらに、コアシャフト10と内側筒状体40と光ファイバ70とを覆う外側筒状体20を備える。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、外側筒状体20によってコアシャフト10の外周面に沿って配置された光ファイバ70を保護することができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、外側筒状体20の先端部を構成する先端外側筒状体21はコイル体により構成されている。そのため、本実施形態のガイドワイヤ100によれば、ガイドワイヤ100の先端部の柔軟性が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態のガイドワイヤ100では、外側筒状体20の基端部を構成する基端外側筒状体22は金属管体により構成されている。そのため、ガイドワイヤ100の基端部の剛性を高めることができ、ガイドワイヤ100のトルク伝達性やプッシャビリティを向上させることができる。
B.第2実施形態:
図6は、第2実施形態におけるガイドワイヤ100aの構成を概略的に示す説明図である。図6には、ガイドワイヤ100aの縦断面の構成が示されている。以下では、第2実施形態のガイドワイヤ100aの構成の内、上述した第1実施形態のガイドワイヤ100と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図6は、第2実施形態におけるガイドワイヤ100aの構成を概略的に示す説明図である。図6には、ガイドワイヤ100aの縦断面の構成が示されている。以下では、第2実施形態のガイドワイヤ100aの構成の内、上述した第1実施形態のガイドワイヤ100と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
第2実施形態のガイドワイヤ100aは、外側筒状体20aの構成が、第1実施形態のガイドワイヤ100と異なる。具体的には、第2実施形態のガイドワイヤ100aでは、外側筒状体20aの基端外側筒状体22aが、管体ではなく、コイル体より構成されている。すなわち、外側筒状体20aが全長にわたってコイル体により形成されている。
なお、本実施形態では、外側筒状体20aが、先端外側筒状体21および基端外側筒状体22aという2つのコイル体が接合された構成を有するが、外側筒状体20aが単一のコイル体により構成されてもよい。
第2実施形態のガイドワイヤ100aによれば、第1実施形態のガイドワイヤ100と同様に、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100aの位置および形状の特定(画像化)を実現しつつ、コアシャフト10の存在によってガイドワイヤ100aの剛性を高くすることができ、併用デバイスのサポート性や先端部の曲げ耐久性を高くすることができる。
また、第2実施形態のガイドワイヤ100aによれば、外側筒状体20aが全長にわたってコイル体により形成されているため、ガイドワイヤ100aの剛性ギャップを低減して耐キンク性を向上させることができる。
C.第3実施形態:
図7から図9は、第3実施形態におけるガイドワイヤ100bの構成を概略的に示す説明図である。図7には、ガイドワイヤ100bの縦断面の構成が示されており、図8には、図7のVIII-VIIIの位置におけるガイドワイヤ100bの横断面の構成が示されており、図9には、図7のIX-IXの位置におけるガイドワイヤ100bの横断面の構成が示されている。以下では、第3実施形態のガイドワイヤ100bの構成の内、上述した第1実施形態のガイドワイヤ100と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図7から図9は、第3実施形態におけるガイドワイヤ100bの構成を概略的に示す説明図である。図7には、ガイドワイヤ100bの縦断面の構成が示されており、図8には、図7のVIII-VIIIの位置におけるガイドワイヤ100bの横断面の構成が示されており、図9には、図7のIX-IXの位置におけるガイドワイヤ100bの横断面の構成が示されている。以下では、第3実施形態のガイドワイヤ100bの構成の内、上述した第1実施形態のガイドワイヤ100と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
第3実施形態のガイドワイヤ100bは、コアシャフト10bの構成が、第1実施形態のガイドワイヤ100と異なる。具体的には、第3実施形態のガイドワイヤ100bでは、コアシャフト10bの太径部13bがコアシャフト10bの基端部を構成しており、第1実施形態における第2テーパー部14のような部分が存在しない。
また、第3実施形態のガイドワイヤ100bでは、コアシャフト10bにおける太径部13bの外周面に溝18が形成されている。溝18は、太径部13bの全長にわたって形成されている。コアシャフト10bの周方向に沿った溝18の位置は、コアシャフト10bの延伸方向に沿った各位置において互いに同一である。すなわち、コアシャフト10bを所定の方向(図7の例ではY軸方向)から見たときに、溝18は略一直線上に延伸している。
溝18の深さは、太径部13bの先端から基端部付近まで略一定であり、より具体的には、光ファイバ70の外径OD70に略一致している。ただし、太径部13bの基端部において、溝18は、深さが基端側に向かって漸増するテーパー溝部19を有する(図7および図9)。テーパー溝部19においては、溝18の深さは光ファイバ70の外径OD70より大きい。
コアシャフト10bの太径部13bに形成された溝18には、光ファイバ70が収容されている。上述したように、溝18の深さは、太径部13bの先端から基端部付近まで、光ファイバ70の外径OD70に略一致しているため、光ファイバ70の横断面の略全体が溝18内に収容される。そのため、図8に示すように、ガイドワイヤ100bの横断面において、光ファイバ70は、コアシャフト10bの太径部13bの略円形の横断面の内側に配置される。なお、外側筒状体20の基端外側筒状体22における内径ID20は、コアシャフト10bの太径部13bの外径OD10と略一致している。そのため、基端外側筒状体22の内周面とコアシャフト10bの太径部13bの外周面との間にはほとんど空間が存在しない。
また、図7および図9に示すように、溝18のテーパー溝部19においては、溝18の深さが光ファイバ70の外径OD70より大きいため、光ファイバ70は、溝18の底面に沿ってコアシャフト10bの中心軸に近付くように延伸する。なお、コアシャフト10bの第1テーパー部12および細径部11には溝18が形成されていないため、この位置では図3に示すように、光ファイバ70はコアシャフト10bの略円形の横断面の外側に配置される。
以上説明したように、第3実施形態のガイドワイヤ100bでは、コアシャフト10bの外周面に、コアシャフト10bの基端から先端側に延びる溝18が形成されており、光ファイバ70の延伸方向に沿った少なくとも一部は溝18内に収容されている。そのため、第3実施形態のガイドワイヤ100bによれば、コアシャフト10bの外周面上における光ファイバ70の位置の固定性を高めることができ、これにより、コアシャフト10bの変形時における光ファイバ70の追従性を高めることができ、光ファイバ70を利用したガイドワイヤ100bの位置および形状の特定(画像化)の精度を向上させることができる。また、光ファイバ70が溝18内に収容されているため、ガイドワイヤ100bの基端部において、コアシャフト10bと外側筒状体20との間に形成される空間を小さくすることができ、該空間の存在に起因するガイドワイヤ100bの剛性の低下を抑制することができる。
また、第3実施形態のガイドワイヤ100bでは、コアシャフト10bの基端部において、溝18は、深さが基端側に向かって漸増するテーパー溝部19を有する。そのため、溝18がテーパー溝部19を有さず、溝18の深さが溝18の基端まで一定である構成と比較して、光ファイバ70が90度程度の大きな角度で屈折する箇所を減らすことができ、光ファイバ70の破断のリスクを低減することができる。また、溝18をテーパー形状にするだけでよく、コアシャフト10b自身をテーパー形状とする必要がないため、コアシャフト10bの剛性低下、ひいてはガイドワイヤ100bの剛性低下を抑制することができる。
D.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態におけるガイドワイヤ100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記第1実施形態では、コアシャフト10が、細径部11と第1テーパー部12と太径部13と第2テーパー部14とから構成されているが、コアシャフト10は、これら4つの部分の内の少なくとも1つを有さないとしてもよいし、該4つの部分の他に他の部分を有するとしてもよい。例えば、コアシャフト10が第2テーパー部14を有さなくてもよい。他の実施形態におけるコアシャフト10についても同様である。
上記実施形態では、コアシャフト10の周方向に沿った光ファイバ70の位置は、コアシャフト10の延伸方向に沿った各位置において互いに同一であるが、コアシャフト10の周方向に沿った光ファイバ70の位置は、コアシャフト10の延伸方向に沿った各位置において異なっていてもよい。例えば、光ファイバ70がコアシャフト10に対して螺旋状に巻回されるように配置されていてもよい。
上記第3実施形態において、溝18は、コアシャフト10bの太径部13bの全長にわたって形成されているが、溝18が太径部13bの一部のみに形成されていてもよい。また、溝18がテーパー溝部19を有さなくてもよい。また、溝18がコアシャフト10bにおける太径部13b以外の部分にも形成されていてもよい。また、上記第3実施形態では、コアシャフト10bの周方向に沿った溝18の位置は、コアシャフト10bの延伸方向に沿った各位置において互いに同一であるが、コアシャフト10b周方向に沿った溝18の位置は、コアシャフト10bの延伸方向に沿った各位置において異なっていてもよい。また、上記第1および第2実施形態において、第3実施形態と同様に、コアシャフト10に溝18が形成されており、溝18内に光ファイバ70が収容されていてもよい。
上記第3実施形態では、光ファイバ70のうち、太径部13bの溝18に対向する部分において、溝18内に光ファイバ70の横断面の全体が収容されているが、溝18内に横断面の一部のみが収容されてもよい。
上記実施形態では、内側筒状体40の延伸方向に沿った各位置において、内側筒状体40の内径ID40は、コアシャフト10の外径OD10と光ファイバ70の外径OD70との和に略一致しているが、内側筒状体40の延伸方向に沿った一部または全部の位置において、内側筒状体40の内径ID40は該和より大きくてもよい。また、上記実施形態では、内側筒状体40がコイル体により構成されているが、内側筒状体40がコイル体ではなく、均一の横断面を有する管体により構成されていてもよい。
上記実施形態のガイドワイヤ100において、少なくとも1つの部材が省略されてもよい。例えば、上記実施形態のガイドワイヤ100において、内側筒状体40と外側筒状体20との少なくとも一方が省略されてもよい。また、上記実施形態における各部材の材料は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
10:コアシャフト 11:細径部 12:第1テーパー部 13:太径部 14:第2テーパー部 18:溝 19:テーパー溝部 20:外側筒状体 21:先端外側筒状体 22:基端外側筒状体 24:空間 26:空間 40:内側筒状体 41:細径部 42:テーパー部 43:太径部 50:先端接合部 60:基端側筒状体 62:光ファイバ用ルーメン 70:光ファイバ 100:ガイドワイヤ
Claims (6)
- ガイドワイヤであって、
コアシャフトと、
前記コアシャフトより基端側に配置され、第1ルーメンを有する第1筒状体と、
前記第1ルーメンを通り、前記コアシャフトの外周面に沿って、前記コアシャフトの先端側に向かって延びる光ファイバと、
を備える、
ガイドワイヤ。 - 請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記コアシャフトは、前記コアシャフトの基端部を構成し、外径が基端側に向かって漸減するテーパーシャフト部を有する、
ガイドワイヤ。 - 請求項1または請求項2に記載のガイドワイヤであって、
前記コアシャフトの外周面には、前記コアシャフトの基端から先端側に延びる溝が形成されており、
前記光ファイバの延伸方向に沿った少なくとも一部は、前記溝内に収容されている、
ガイドワイヤ。 - 請求項3に記載のガイドワイヤであって、
前記コアシャフトの基端部において、前記溝は、深さが基端側に向かって漸増するテーパー溝部を有する、
ガイドワイヤ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のガイドワイヤであって、
前記コアシャフトは、
太径部と、
前記太径部より先端側に位置し、前記太径部より外径が小さい細径部と、
を有し、
前記ガイドワイヤは、さらに、少なくとも前記コアシャフトの前記細径部と前記光ファイバの先端部とを覆い、前記細径部を覆う部分の内径が、前記コアシャフトの前記太径部の外径と前記光ファイバの外径との和より小さい第2筒状体を備える、
ガイドワイヤ。 - 請求項5に記載のガイドワイヤであって、
前記第2筒状体の延伸方向に沿った少なくとも一部の位置において、前記第2筒状体の内径は、前記コアシャフトの外径と前記光ファイバの外径との和に一致する、
ガイドワイヤ。
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