JP2023114329A - 複合シートの製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば特許文献2には、原料不織布に起毛加工を施して起毛不織布を製造する際に、起毛加工によって発生する原料不織布由来の繊維屑による装置の汚れを防止する目的で、起毛加工が施された原料不織布に除電処理を施した後、該原料不織布を、周面に凹凸を有する凹凸ロールの該周面に接触させつつ搬送させ、該原料不織布から脱落する繊維屑を吸引除去することが記載されている。
特許文献3には、用紙に付着している紙粉を除去する紙粉除去装置として、走行する用紙の表面に周面が接触するとともに、該用紙の走行速度に対して該周面の周速が速度差を有するように回転する紙粉除去ロールと、該紙粉除去ロールの周面に付着した紙粉を取り除く清掃手段とを備え、用紙の周面に付着している紙粉を該紙粉除去ロールで擦り取るとともに、該紙粉除去ロールの周面に付着した紙粉を、該清掃手段としての不織布によって拭い取るようにしたものが記載されている。
特許文献4には、毛布の表面に付着した毛玉の除去方法として、対象となる毛布を、吸引ボックス内に配置されたかき取りロールの周面に接触させつつ搬送させる方法が記載されている。
本発明の複合シートの製造方法の一実施形態は、前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わせて積層シートを得、該積層シートに前記接合部を形成して両シートを一体化するとともに、該接合部を切断して前記貫通孔を形成して複合シートを製造する複合シート製造工程と、
前記複合シート製造工程で製造された複合シートにおける、前記貫通孔の近傍に連接するシートの切れ端を切除する後処理工程とを有する。
本発明の複合シートの製造方法の一実施形態では、前記後処理工程は、第1の後処理工程と第2の後処理工程とを含み、
前記第1の後処理工程は、前記複合シートの被処理面を、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転する第1搬送ロールの該周面に接触させつつ、該複合シートを搬送することで、該複合シートから前記切れ端を切除し、
前記第2の後処理工程は、前記複合シートにおける前記第1搬送ロールとの接触面を、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転する第2搬送ロールの該周面に接触させつつ、該複合シートを搬送することで、該複合シートに残存する前記切れ端を切除する。
本発明の複合シートの製造方法の一実施形態は、前記第2の後処理工程では、前記第2搬送ロールを、前記複合シートの搬送速度以上の周速度で回転させる。
本発明の複合シートの製造装置の一実施形態は、前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わせてなる積層シートに前記接合部を形成する接合装置、及び該接合部を切断して前記貫通孔を形成する切断装置を含む、複合シート製造部と、
前記複合シート製造部で製造された複合シートにおける、前記貫通孔の近傍に連接するシートの切れ端を切除する後処理部とを備える。
本発明の複合シートの製造装置の一実施形態では、前記後処理部は、第1搬送ロールと、該第1搬送ロールよりも前記複合シートの搬送方向の下流側に配置された第2搬送ロールとを含み、両搬送ロールは、それぞれ、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転するようになされており、
前記後処理部では、前記複合シートの被処理面を、前記の各搬送ロールの前記周面に接触させつつ、該複合シートを搬送するようになされている。
本発明の複合シートの製造装置の一実施形態では、前記第2搬送ロールは、前記複合シートの搬送速度以上の周速度で回転する。
本発明の他の特徴、効果及び実施形態は、以下に説明される。
なお本発明では、接合部4の形態は融着部に制限されず、例えば、接着剤による両シート2,3の接合部であり得る。すなわち接合部4は、両シート2,3の間に接着剤を塗布することにより形成されたものでもよい。
両シート2,3は、単層構造でもよく、1種又は2種以上の素材を積層した積層構造でもよい。また、両シート2,3は、互いに同種でもよく、異種でもよい。ここでいう「同種」とは、対比するシートどうしで、素材(構成繊維の種類、繊維径及び長さ)、製造工程、シートの厚み及び坪量がすべて同じである場合を意味する。これらのうちの1つでも異なる場合、その対比するシートどうしは互いに「異種」である。
製造装置10は、複合シート製造部11と、複合シート製造部11で製造された複合シート1に後処理を施す後処理部20とを備える。
本実施形態では、複合シート製造部11は、図3に示すように、前記の接合装置及び切断装置の双方を兼ねる接合・切断装置15を備える。接合・切断装置15は、第1シート2と第2シート3とを重ね合わせてなる積層シートに超音波振動を印加して接合部4を形成するとともに、形成した接合部4を物理的に切断して貫通孔5を形成する装置であり、接合及び開孔を実質的に同時に行うことができる。
隣り合う歯車130,130の間には隙間Gが設けられている。これにより、被加工物(第1シート2)に無理な伸長力が加わる、両賦形ロール13,14の噛み合い部で被加工物が破断する等の不都合が一層効果的に防止され得る。
第1賦形ロール13の周面を構成する複数の歯車130それぞれの周面には、凸部131と凹部132と周方向に交互に配置されている。
凹部132の底部には吸引孔133が形成されている。吸引孔133は、ブロワ、真空ポンプなどの吸引源(図示せず)に通じており、該吸引源を作動させることで吸引孔133に吸引力が生じ、該吸引力によって被加工物を第1賦形ロール13の周面に固定することができる。賦形装置12では、両賦形ロール13,14の噛み合い部から両シート2,3の合流部までの間において、被加工物が第1賦形ロール13の周面側に固定されるように、吸引孔133による吸引が制御される。
複合シート製造部11では、被加工物が超音波ホーン16の振動印加面160と第1賦形ロール13の周面との間を搬送方向MDに搬送されるところ、振動印加面160に搬送直交方向CDに延びる溝17が形成されていると、溝17を挟んで搬送方向MDの前後に存在する角部171を介して被加工物にせん断力が作用し、これにより被加工物の接合部4が切断されて貫通孔5が形成される。
溝17の深さD(図5(a)参照)は、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.5mm以上、そして、好ましくは5mm以下、より好ましくは2mm以下である。
溝17の幅(搬送方向MDの長さ)W(図5(b)参照)は、好ましくは0.2mm以上、より好ましくは0.5mm以上、そして、好ましくは2mm以下、より好ましくは1mm以下である。
後処理部20の複数の搬送ロール21,22は、それぞれ、駆動源(図示せず)と接続されており、駆動回転する。
本実施形態では、第2搬送ロール22の周面も、第1搬送ロール21の周面と同様に構成されており、溝200が該ロール22の周方向に複数間欠配置されている。
第2搬送ロール22による後処理も、第1搬送ロール21による後処理と同様に実施される。第2搬送ロール22による後処理では、第1搬送ロール21による後処理の後に複合シート1に残存する切れ端8を切除する。
シートの切れ端の長さL1と溝200の幅L2との比率は、長さL1≦幅L2を前提として、長さL1/幅L2として、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、そして、好ましくは1以下、より好ましくは0.8以下である。
溝200の幅L2は、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上、そして、好ましくは6mm以下、より好ましくは4mm以下である。
本発明者の知見によれば、複合シートの搬送時にこれと接触する搬送ロールによる、複合シートからのシートの切れ端の切除の程度は、シートの切れ端が存在する複合シートの被処理面と搬送ロールとの接触機会(接触回数、接触時間)及び接触圧力と密接に関係し、該接触機会が多いほど、また、該接触圧力が大きいほど、シートの切れ端が切除されやすくなる。そこで本発明では、第1搬送ロール21よりも搬送方向MDの下流側に配置された第2搬送ロール22の周速度(回転速度)を複合シートの搬送速度と同等以上とすることで、複合シートと搬送ロール21,22との接触機会及び/又は接触圧力を増加させて、シートの切れ端の切除効率の向上を図っている。つまり製造装置10では、複合シートからのシートの切れ端の切除は主に第1搬送ロール21で行い、第2搬送ロール22の主な役割は、第1搬送ロール21による切れ端の切除効率を高めることにある。尤も、第2搬送ロール22でも、複合シートからのシートの切れ端の切除が行われ、第1搬送ロール21では切除できなかったシートの切れ端を切除する。
このように貫通孔5の形成に伴って発生するシートの切れ端を後処理部20で効率よく切除することで、その後の工程で切れ端が複合シートから剥がれて周囲に飛散して製造装置10を汚染する不都合が防止され、複合シートを安定的に製造することができる。
第2搬送ロール22の周速度V2は、複合シート1の搬送速度V0以上であることを前提として、好ましくは100m/分以上、より好ましくは500m/分以上、そして、好ましくは1100m/分以下、より好ましくは900m/分以下である。
複合シート1の搬送速度V0は、第2搬送ロール22の周速度V2以下であることを前提として、好ましくは50m/分以上、より好ましくは100m/分以上、そして、好ましくは400m/分以下、より好ましくは300m/分以下である。
抱き角度θ2は、抱き角度θ1以上であることを前提として、好ましくは22.5度以上、より好ましくは45度以上、そして、好ましくは270度以下、より好ましくは180度以下である。
抱き角度θ1は、抱き角度θ2以下であることを前提として、好ましくは22.5度以上、より好ましくは45度以上、そして、好ましくは270度以下、より好ましくは180度以下である。
本発明の複合シートの製造方法は、図3に示すように、複合シート1を製造する工程(複合シート製造工程)と、該工程で製造された複合シート1における、貫通孔5の近傍に連接するシートの切れ端を切除する後処理工程とを有する。
前記複合シート製造工程では、第1シート2と第2シート3とを重ね合わせて積層シートを得、該積層シートに接合部4を形成して両シート2,3を一体化するとともに、接合部4を切断して貫通孔5を形成して複合シート1を製造する。
具体的には、前記賦形工程では、図3に示すように、周面に凹凸を有する第1賦形ロール13及び第2賦形ロール14をそれぞれ回転軸周りに回転させ、両賦形ロール13,14の噛み合い部に、扁平な帯状の第1シート2をその長手方向を導入方向として導入することで、第1シート2に凹部6と凸部7とからなる凹凸形状を付与する。
このような接合・切断装置15による複合シート製造工程を経て製造された帯状の複合シート1は、第2シート3側の面における貫通孔5の近傍に、不要部分であるシートの切れ端(図6参照)を有している。
まず、第1の後処理工程では、図3に示すように、複合シート1の被処理面である第2シート3側の面を、第1搬送ロール21の周面に接触させつつ、複合シート1を搬送する。これにより、貫通孔5の形成に伴って貫通孔5の近傍に形成されたシートの切れ端が、第1搬送ロール21の周面の溝200に引っ掛かることで切除される(図8参照)。続いて行われる第2の後処理工程では、複合シート1における第1搬送ロール21との接触面(第2シート3側の面)を第2搬送ロール22の周面に接触させつつ、複合シート1を搬送することで、複合シート1に残存する切れ端を切除する。
本発明の所定の効果を一層確実に奏させるようにする観点から、製造装置10Aを用いた複合シート1の製造方法においても前述したとおり、図10に示すように、前記第1の後処理工程では、第1搬送ロール21を、複合シート1の搬送方向MDとは逆方向に回転させ、前記第2の後処理工程では、第2搬送ロール22を、搬送方向MDと同方向に回転させることが好ましい。
例えば複合シート1の製造方法は、複合シート製造工程の前に、第1シートを凹凸形状に変形させる賦形工程を有していたが、該賦形工程は無くてもよく、本発明は、凹凸形状を有しない複合シートにも適用できる。
また、複合シート1の製造方法の賦形工程では、対向配置された2個の賦形ロール13,14を用いて第1シート2を凹凸形状に変形させたが、第1賦形ロール13のみを用いて賦形工程を行うこともできる。その場合、第1賦形ロール13の周面に第1シート2を導入するだけで、該周面に配された吸引孔133(図4参照)による吸引力によって、第1シート2が該周面の凹凸の形状に追従するように変形し得る。このような、第1賦形ロール13の周面での吸引による第1シート2の追従・変形は、吸引力や吸引孔133の配置などを適宜調整することで実現可能である。
また、複合シート1の製造方法では、貫通孔5の形成手段として、超音波ホーン16の振動印加面160に設けた搬送直交方向CDに延びる溝17を用いたが、貫通孔5の形成手段はこれに制限されず、例えば、カッター等の切断手段を用いることもできる。
また、複合シート1の製造方法では、被加工物(前記積層シート)に接合部4を形成する接合装置と該被加工物に貫通孔5を形成する切断装置とを兼ね備えた接合・切断装置を用い、接合部4の形成と貫通孔5の形成を実質的に同時に実施したが、これに代えて、該接合装置と該切断装置とが搬送方向MDに所定距離を置いて配置された複合シートの製造装置を用い、該接合装置による接合部4の形成を実施した後、被加工物を該切断装置に搬送して貫通孔5の形成を実施してもよい。
2 第1シート
3 第2シート
4 接合部
5 貫通孔
6 凹部
7 凸部
8 シートの切れ端
10,10A複合シートの製造装置
11 複合シート製造部
12 賦形装置
13 第1賦形ロール
14 第2賦形ロール
15 接合・切断装置
16 超音波ホーン
160 振動印加面
17 溝
20 後処理部
200 溝
21 第1搬送ロール
22 第2搬送ロール
23 第3搬送ロール
24 フード
25 ダクト
Claims (16)
- 第1シートと第2シートとが重ね合わされた状態で複数の接合部を介して接合され、該接合部に貫通孔が形成された、複合シートの製造方法であって、
前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わせて積層シートを得、該積層シートに前記接合部を形成して両シートを一体化するとともに、該接合部を切断して前記貫通孔を形成して複合シートを製造する複合シート製造工程と、
前記複合シート製造工程で製造された複合シートにおける、前記貫通孔の近傍に連接するシートの切れ端を切除する後処理工程とを有し、
前記後処理工程は、第1の後処理工程と第2の後処理工程とを含み、
前記第1の後処理工程は、前記複合シートの被処理面を、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転する第1搬送ロールの該周面に接触させつつ、該複合シートを搬送することで、該複合シートから前記切れ端を切除し、
前記第2の後処理工程は、前記複合シートにおける前記第1搬送ロールとの接触面を、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転する第2搬送ロールの該周面に接触させつつ、該複合シートを搬送することで、該複合シートに残存する前記切れ端を切除し、
前記第2の後処理工程では、前記第2搬送ロールを、前記複合シートの搬送速度以上の周速度で回転させる、複合シートの製造方法。 - 前記第1の後処理工程では、前記第1搬送ロールを、前記複合シートの搬送方向とは逆方向に回転させ、前記第2の後処理工程では、前記第2搬送ロールを、該搬送方向と同方向に回転させる、請求項1に記載の複合シートの製造方法。
- 前記第2搬送ロールの前記複合シートに対する抱き角度は、前記第1搬送ロールの該複合シートに対する抱き角度と同じか又はそれよりも大きい、請求項1又は2に記載の複合シートの製造方法。
- 前記複合シートにおける前記第2搬送ロールとの接触面を、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転する第3搬送ロールの該周面に接触させつつ、該複合シートを搬送し、該複合シートに残存する前記切れ端を切除する第3の後処理工程を有し、
前記第3の後処理工程では、前記第3搬送ロールを、前記複合シートの搬送方向と同方向に、前記第2搬送ロールの周速度以上の周速度で回転させる、請求項1~3の何れか1項に記載の複合シートの製造方法。 - 前記後処理工程で用いる前記の各搬送ロールの周面の前記凹凸は、当該搬送ロールの回転軸に沿って延びる溝が当該搬送ロールの周方向に複数間欠配置されることで形成されており、
前記溝の前記周方向の長さは、前記切れ端の同方向の長さと同じか又はそれに比べて長い、請求項1~4の何れか1項に記載の複合シートの製造方法。 - 前記後処理工程で切除された前記切れ端を、該後処理工程の実施空間から吸引除去する吸引除去工程を有する、請求項1~5の何れか1項に記載の複合シートの製造方法。
- 前記後処理工程を、非通気性壁材によって画成された単一の空間内で実施するとともに、前記吸引除去工程を該単一の空間内で実施する、請求項6に記載の複合シートの製造方法。
- 前記複合シートは、前記第1シートにおける前記接合部以外の部分の少なくとも一部が前記第2シート側とは反対側に突出した、凸部を有し、
前記複合シート製造工程の前に、前記第1シートを凹凸形状に変形させる賦形工程を有し、該複合シート製造工程では、該賦形工程で凹凸形状に変形させた前記第1シートを用いて前記積層シートを製造する、請求項1~7の何れか1項に記載の複合シートの製造方法。 - 第1シートと第2シートとが重ね合わされた状態で複数の接合部を介して接合され、該接合部に貫通孔が形成された、複合シートの製造装置であって、
前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わせてなる積層シートに前記接合部を形成する接合装置、及び該接合部を切断して前記貫通孔を形成する切断装置を含む、複合シート製造部と、
前記複合シート製造部で製造された複合シートにおける、前記貫通孔の近傍に連接するシートの切れ端を切除する後処理部とを備え、
前記後処理部は、第1搬送ロールと、該第1搬送ロールよりも前記複合シートの搬送方向の下流側に配置された第2搬送ロールとを含み、両搬送ロールは、それぞれ、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転するようになされており、
前記後処理部では、前記複合シートの被処理面を、前記の各搬送ロールの前記周面に接触させつつ、該複合シートを搬送するようになされており、
前記第2搬送ロールは、前記複合シートの搬送速度以上の周速度で回転する、複合シートの製造装置。 - 前記第1搬送ロールは、前記複合シートの搬送方向とは逆方向に回転し、前記第2搬送ロールは、該搬送方向と同方向に回転する、請求項9に記載の複合シートの製造装置。
- 前記第2搬送ロールの前記複合シートに対する抱き角度は、前記第1搬送ロールの該複合シートに対する抱き角度と同じか又はそれよりも大きい、請求項9又は10に記載の複合シートの製造装置。
- 前記後処理部は、前記第2搬送ロールよりも前記複合シートの搬送方向の下流側に、周面に凹凸を有し且つ回転軸周りに回転する第3搬送ロールを含み、
前記第3搬送ロールは、前記複合シートの搬送方向と同方向に、前記第2搬送ロールの周速度以上の周速度で回転する、請求項9~11の何れか1項に記載の複合シートの製造装置。 - 前記後処理部が備える前記の各搬送ロールの周面の前記凹凸は、当該搬送ロールの回転軸に沿って延びる溝が当該搬送ロールの周方向に複数間欠配置されることで形成されており、
前記溝の前記周方向の長さは、前記切れ端の同方向の長さと同じか又はそれに比べて長い、請求項9~12の何れか1項に記載の複合シートの製造装置。 - 前記後処理部で切除された前記切れ端を吸引除去する吸引除去手段を備える、請求項9~13の何れか1項に記載の複合シートの製造装置。
- 前記後処理部は、非通気性壁材によって画成された単一の空間内に配置され、前記吸引除去手段は、該後処理部で切除された前記切れ端を該単一の空間から吸引除去する、請求項14に記載の複合シートの製造装置。
- 前記複合シート製造部は、前記接合装置よりも前記第1シートの搬送方向の上流側に、該第1シートを凹凸形状に変形させる賦形装置を含み、該賦形装置によって凹凸形状に変形させた該第1シートを用いて前記積層シートを製造する、請求項9~15の何れか1項に記載の複合シートの製造装置。
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