JP2023112990A - 半導体装置 - Google Patents

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Junpei Kusukawa
健 徳山
Takeshi Tokuyama
隆宏 荒木
Takahiro Araki
ティ チェン
Ti Chen
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Abstract

【課題】放熱性、耐振性、接続信頼性、絶縁信頼性を向上させた電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置は、半導体素子と2つのヒートスプレッダと外部端子とを有した半導体装置と、第1の絶縁層を有する回路基板と、冷却器と、を備え、前記回路基板は、前記半導体装置が設置される凹部と、前記凹部の底面を形成する第1の導体層と、前記第1の導体層とは異なる層に配設されるとともに前記凹部において少なくとも一部が露出している第2の導体層と、を有し、一方の前記ヒートスプレッダは、前記凹部の底面に接し、第1の金属接合材を介して前記第1の導体層と接合され、前記外部端子は、第2の金属接合材を介して前記第2の導体層と接合され、他方の前記ヒートスプレッダは、前記第1の絶縁層とは異なる第2の絶縁層を介して前記冷却器が圧接されている。【選択図】図2A

Description

本発明は、半導体装置に関する。
パワー半導体素子を用いた電力変換装置は、民生用、自動車用、鉄道用、産業用、インフラ用などの分野に幅広く利用されている。例えば自動車用のパワー半導体素子は、モータで駆動する電気自動車(EV)や、モータ駆動とエンジン駆動を組み合わせたハイブリッドカー(HEV)などで適用されている。これらEVやHEVでは、バッテリーの直流電圧を、パワー半導体素子のスイッチングにより、擬似的な交流電圧を作りだし、高効率にモータを駆動させている。このパワー半導体素子を備えた電力変換装置では、高電圧となる回路部品をプリント基板に信頼性を損なわないように実装することが求められている。
特許文献1では、プリント基板の厚さ方向に凹部を形成し、その凹部に高電圧となる回路部品を配置し、かつ凹部に絶縁材料が充填し、高電圧部品の絶縁性の確保と絶縁材料の塗布における部品点数及び製造工数の増大を抑制している電気装置の構成が開示されている。
特開2020-77744号公報
電子部品を備えたパワーモジュールの発熱量が増大した場合に、冷却器に放熱する必要があるが、従来の構成において、基板に備えるパワーモジュールの設置状況によっては放熱性が下がり、装置全体の信頼性が低下する可能性がある。これを鑑みて、本発明は放熱性、耐振性、接続信頼性、絶縁信頼性を向上させた電力変換装置を提供することが目的である。
本発明の電力変換装置は、半導体素子と、前記半導体素子の両面に対してそれぞれ一方の面側で接合される2つのヒートスプレッダと、外部端子と、を有し、2つの前記ヒートスプレッダの他方の面と前記外部端子の一部が露出されるように、絶縁樹脂で封止された半導体装置と、前記半導体装置が実装され、第1の絶縁層を有する回路基板と、前記半導体装置を冷却するための冷却器と、を備え、前記回路基板は、前記半導体装置が設置される凹部と、前記凹部の底面を形成する第1の導体層と、前記第1の導体層とは異なる層に配設されるとともに前記凹部において少なくとも一部が露出している第2の導体層と、を有し、2つの前記ヒートスプレッダのうち一方の前記ヒートスプレッダは、前記他方の面で前記凹部の底面に接し、第1の金属接合材を介して前記第1の導体層と接合され、前記外部端子は、第2の金属接合材を介して前記第2の導体層と接合され、2つの前記ヒートスプレッダのうち他方の前記ヒートスプレッダは、前記他方の面で前記第1の絶縁層とは異なる第2の絶縁層を介して前記冷却器が圧接されている。
本発明によれば、放熱性能、耐振性、接続信頼性、絶縁信頼性を向上させた電力変換装置を提供できる。
従来の電力変換装置の断面図である。 本発明の電力変換装置の一実施の形態の断面構造を示す図である。 半導体装置の断面構造を示す図である。 本発明の電力変換装置の一実施の形態の断面構造を示す図である。 本発明の電力変換装置の一実施の形態の断面構造を示す図である。 第一導体層を形成する工程を示す回路基板の断面図である。 本発明の電力変換装置の一実施の形態に係る、第一導体層を形成する工程を示す回路基板の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
(従来の構成)
(図1)
電力変換装置に備える電子部品10は、回路基板20の回路導体22と接続するための外部端子15を有している。回路基板20は、回路導体22を含む回路パターンを保護するために、絶縁膜であるソルダーレジスト23が表面全体に設けられている。
電子部品10は例えばパワー半導体素子(以下、半導体素子)を備えたパワーモジュール(半導体装置)などの精密機器であった場合に、回路基板20においては絶縁性の樹脂で保護する必要がある。そのため、回路基板20に凹部24を形成し、その凹部24の内部に電子部品10を配置し、凹部24と電子部品10との間に絶縁性の樹脂充填材33を充填させる。また、凹部24の底面(回路基板20の絶縁層21)を間にして反対側に水路42を有する冷却器41を配置する。このようにすることで、電子部品10の安定性と放熱性とを両立させた電力変換装置が実現し、信頼性が向上する。
しかしながら、例えば、パワーモジュールは凹部24への配置の際に、接合に用いるはんだペーストが一定ではない場合、回路基板20に対してずれて設置されたり、傾いて設置されたりすることで、電気的接続や安定性に対して信頼性が維持できなくなる可能性がある。
(本発明の一実施形態に係る電力変換装置)
(図2A,図2B)
電力変換装置の基本構造について説明する。電力変換装置100は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子11を含んで構成されたパワーモジュール(半導体装置10)、プリント回路基板20、冷却器41、バスバ、キャパシタ等(図示なし)で構成されている。なお図2Aでは、電力変換装置100が2つの半導体装置10を有し、これらが回路基板20上に搭載されている例を示しているが、半導体装置10の個数は2つに限定されず、任意の個数とすることができる。電力変換装置100において、半導体素子11での大電流のスイッチングで半導体装置10は発熱し、また、回路基板20、バスバ、キャパシタ等も、各材料の電気的な抵抗成分による損失で、それぞれに流れる電流の二乗の積に比例して発熱する。冷却器41は、これらの発熱部品を冷却している。
このような構造を搭載した電力変換装置100は、HEVやEVに搭載される。エンジンの駆動力にモータの駆動力を補助して走行するHEVに対し、EVでは純粋に電気の力であるモータの駆動力のみで走行するため、電力変換装置100にはより大きな電力が扱えることが求められている。電流を大きくする場合には、電流の二乗に比例して損失が増加し発熱量が増大するため、発熱を低減するためには、電力変換装置100に使用される導体量を増やし、導体抵抗を下げる必要がある。結果として、電力変換装置100の体積と重量が大きくなり、大型化の原因になる。また、EVでは航続距離の拡大が課題になっている理由で、搭載するバッテリーの容量を大きくする必要があり、これに伴い、電力変換装置100の小型軽量化が求められている。
半導体装置10について説明する。半導体素子11の両面にヒートスプレッダ12,13をはんだ(図示なし)を介して接合し、半導体素子11(の制御端子)と外部端子15との間を、ワイヤ14を用いて電気的に接合する。ヒートスプレッダ12,13は半導体素子11と接合されている面とは反対側の面が露出されている状態で、かつ外部端子15はその一部が露出されている状態で、半導体装置10を絶縁樹脂16によるトランスファーモールドで封止する。
半導体装置10は、半導体素子11の両面にヒートスプレッダ12,13が接合されることで電気的に接続され、また、半導体素子11を回路基板20と電気的に接続するための外部端子15を備えている。また、ヒートスプレッダ12は、半導体素子11と接合されていない他方の面で回路基板20に設けられた凹部24の底面と接続され、ヒートスプレッダ13は半導体素子11と接合されていない他方の面で冷却器41と接続されている。なお、半導体素子11は例えばIGBTであり、コレクタ電極側に接続されるヒートスプレッダ12が凹部24の底面に接合される。
半導体装置10が配置される回路基板20は、凹部24の底面に設けられている第1の導体層25に、第1の金属接合材31が配置されている。第1の金属接合材31は、例えばはんだシートである。また、第1の導体層25から紙面上方側に一段高い基板配線層であり、かつ凹部24に設けられた段差において一部が露出している第2の導体層26には、第2の金属接合材32が塗布配置されている。第2の金属接合材は、例えばはんだペーストである。これにより、半導体装置10の外部端子15を屈曲させることなく、短い距離で回路基板20の第2の導体層26に接合できるため、主回路インダクタンスを低減できる。
また、第1の導体層25の外形は、第1の金属接合材31を介して接合される半導体装置100のヒートスプレッダ12の外形よりも大きくすることで、第1の導体層25でより効率的に半導体素子11からの熱を広げられ、放熱性能が向上できる。
なお、第1の金属接合材31と第2の金属接合材32は、同じはんだ材料により塗布配置されているが、電気的接続および半導体装置100の安定性に問題がなければ、それぞれ別の材料を用いてもよい。
半導体装置10は、外部端子15が第2の導体層26に接続されるように凹部24に搭載される。リフロー装置(図示なし)により、第1の金属接合材31と第2の金属接合材32それぞれを溶融、固化することで、第1の導体層25がヒートスプレッダ12と接合し、第2の導体層26が外部端子15と接合する。これにより、凹部24に半導体装置10が固定される。リフロー装置で固定された半導体装置10と凹部24との隙間を、樹脂充填材33で充填させ、所定の温度で硬化させる。このようにすることで、高電圧が印加された場合においても高い絶縁信頼性が得られる。
冷却器41は、半導体装置10を上下両方向から圧接するが、その圧接面には、無機フィラーとエポキシ樹脂の混合物でできた、熱伝導率の高い高熱伝導絶縁シートである絶縁層43が貼付けられる。さらに、この絶縁層43上には、電気絶縁性放熱材44が塗布される。なお、絶縁層43には、高熱伝導樹脂シートではなく、窒化アルミニウムや窒化ケイ素などのセラミック板を用いてもよい。
冷却器41は、回路基板20の凹部24に設置された半導体装置10に対して、凹部24の開口側から絶縁層43と電気絶縁性放熱材44とを介して圧接される。一方で、冷却器41は、凹部24の底面の外部側の面からも圧接され、両面冷却の冷却器41により、半導体装置10の放熱を向上させている。
このような構成にすることで、半導体素子11で発生した熱は、半導体素子11に接合されるヒートスプレッダ12,13を介し、絶縁樹脂16や回路基板20の絶縁層21よりも熱抵抗の低い金属接合材31,32を介して、回路基板20の凹部24の底面を形成する第1導体層25に伝達される。第1導体層25に達した熱は、回路基板20の凹部24が形成されている面の外部側の面から、回路基板20の絶縁層21とは異なる絶縁層43を介して圧接されている冷却器41に放熱されるため、半導体装置10の放熱性能が向上する。また、図3で後述するが半導体装置10の設置時に傾いた場合、金属接合材31が設けられていることで、傾きを吸収し、放熱性能を低下させずに装置10の信頼性を維持させている。また、不必要な大型化を防ぎ、装置の小型化にも貢献している。
また、ヒートスプレッダ12は、第1の導体層25と第1の金属接合材31を介して接合されているため、半導体装置10の外部端子15と回路基板20の第2の導体層26のみで金属接合されている場合よりも、半導体装置10と回路基板20との接合面積を拡大でき、耐振性、接続信頼性を向上させている。
(図3)
電力変換装置100において、半導体装置10が回路基板20に対して傾いて実装されてしまった場合であっても、半導体装置10の傾きを第1の金属接合材31が吸収するため、半導体装置10の信頼性を維持することができる。
(図4)
電力変換装置100において、半導体装置10を備える回路基板20は凹部24を設けることで、基板全体の反りが発生し不良を起こす可能性が生じる。そのため、回路基板20が有する第1の導体層25を厚銅にし、それに伴い、回路基板20の反対側の導体層も厚銅回路導体27にした。このようにすることで、回路基板20と半導体装置10全体の反りを低減し、装置の信頼性を損なわず放熱性も向上させることができる。なお、本構成では、第1の導体層25と厚銅回路導体27とはともに1mmの厚さとした。
(基板の製造方法)
(図5)
まず、図5(a)のように、回路基板20には導体層22が4層設けられている多層プリント基板を準備する。なお、電力変換装置で取り扱う電流は数100A(アンペア)であるため、回路基板20の導体層22には銅箔500μmと、一般的で電子機器で使用されている銅箔より厚い材質とした。また、回路基板20の絶縁層21にはガラス繊維強化エポキシ樹脂基材を使用している。回路基板20の各導体層22は、電力変換装置の回路となるように、予め銅箔をエッチングで形成してある。
次に図5(b)において、回路基板20において半導体装置が配置される箇所をザグリ加工によって、上から3層目の導体層表面(前述の第2の導体層26)が見える位置まで凹部24aを形成した。
図5(c)では、図5(b)で形成した凹部24aに対し、第2の導体層26の一部の露出箇所を残して、さらに上から4層目の導体層表面(第1の導体層25)が見える位置まで、同様にザグリ加工で凹部24bを形成する。これにより、回路基板20に凹部24が形成される。
(図6)
図4で説明した厚銅である第1の導体層25を設ける回路基板20の製造方法について説明する。回路基板20は図5で説明した方法とは異なる方法で製造される。まず、図6(a)のように回路基板20として、導体層22を4層有する多層プリント基板を準備する。なお、取り扱う電流、導体層の材質、絶縁層の材質、回路基板20の導体層の形成については、図5と同様である。
次に図6(b)では、回路基板20の半導体装置10が配置される箇所をザグリ加工で上から3層目の導体層表面(第2の導体層26)が見える位置まで凹部24aを形成した。図6(c)では、第2の導体層26の一部露出箇所を残し、かつ回路基板20が貫通するように開口させた凹部24bを形成した。図6(d)では、図6(c)で貫通させた凹部24bに、回路基板20の導体層22の銅箔とは異なる1mm厚の銅板を、接着剤28を用いて回路基板20の凹部24bの底面側に接合することで、第1の導体層25を形成し回路基板20の凹部24を完成させた。なお、第1の導体層25は、半導体装置10の放熱性と、第2の導体層26と外部端子15とが近い位置で接合されることによるインダクタンス低減と、を両立させる観点から、その一部が第2の導体層26と回路基板20の厚さ方向において重なるように形成されている。
このようにすることで、第1の導体層25の厚さについて回路基板20の製造上の制約に左右されないので、要求に応じてより厚い導体層25を形成することができ、放熱性能を向上させることができる。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)電力変換装置100は、半導体素子11と、半導体素子11の両面に対してそれぞれ一方の面側で接合される2つのヒートスプレッダ12,13と、外部端子15と、を有し、2つのヒートスプレッダ12,13の他方の面と外部端子15の一部が露出されるように、絶縁樹脂16で封止された半導体装置10と、半導体装置10が実装され、第1の絶縁層21を有する回路基板20と、半導体装置10を冷却するための冷却器と、を備えた。回路基板20は、半導体装置10が設置される凹部24と、凹部24の底面を形成する第1の導体層25と、第1の導体層25とは異なる層に配設されるとともに凹部24において少なくとも一部が露出している第2の導体層26と、を有している。2つのヒートスプレッダ12,13のうち一方のヒートスプレッダ12は、他方の面で凹部24の底面に接し、第1の金属接合材31を介して第1の導体層25と接合され、外部端子15は、第2の金属接合材32を介して第2の導体層26と接合され、2つのヒートスプレッダ12,13のうち他方のヒートスプレッダ13は、他方の面で第1の絶縁層21とは異なる第2の絶縁層43を介して冷却器41が圧接されている。このようにしたことで、放熱性能、耐振性、接続信頼性、絶縁信頼性を向上させた電力変換装置100を提供できる。
(2)第1の導体層25は、その一部が第2の導体層26と回路基板20の厚さ方向において重なるように形成されている。このようにしたことで、電力変換装置100の放熱性とインダクタンス低減とを両立できる。
(3)第1の導体層25は、絶縁樹脂16から露出するヒートスプレッダ12の他方の面の外形よりも大きい外形である。このようにしたことで、電力変換装置100の放熱性能を向上させることができる。
(4)凹部24と半導体装置10との間には、絶縁性の樹脂充填材33が充填されている。このようにしたことで、電力変換装置100は、高電圧が印加された場合においても高い絶縁信頼性が得られる。
(5)第1の金属接合材31および第2の金属接合材32は、同一の組成である。このようにしたことで、電力変換装置100の生産性を向上させることができる。
(6)半導体素子11はIGBTであり、IGBTのコレクタ電極側のヒートスプレッダ12が凹部24の底面に接合される。このようにしたことで、IGBTを利用した電力変換装置100の放熱性を向上させることができる。
(7)回路基板20は、導体層22を複数有する回路基板20を準備し、回路基板20を一定の導体層22の表面まで開口させ、一定の導体層22の表面の内周側から回路基板20の反対側まで貫通するようにザグリ加工することで、回路基板20に開口部を形成し、開口部に銅板を接合することで、回路基板20に凹部24を形成する製造方法を採用する。このようにしたことで、回路基板20の製造上の制約に左右されないので、要求に応じてより厚い導体層25を形成することができ、放熱性能を向上させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や他の構成を組み合わせることができる。また本発明は、上記の実施形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。
10:電子部品(半導体装置)
11:パワー半導体素子
12:ヒートスプレッダ(IGBTのコレクタ側)
13:ヒートスプレッダ(IGBTのエミッタ側)
14:ワイヤ
15:外部端子
16:絶縁樹脂
20:回路基板
21:回路基板の絶縁層
22:回路基板の回路導体
23:ソルダーレジスト
24:回路基板の凹部
24a:第1の凹部
24b:第2の凹部
25:第1の導体層
26:第2の導体層
27:厚銅回路導体
28:接着剤
31:第1の金属接合材
32:第2の金属接合材
33:樹脂充填材
41:冷却器
42:冷却器の水路
43:冷却器の絶縁層
44:電気絶縁性放熱材
100:電力変換装置

Claims (7)

  1. 半導体素子と、前記半導体素子の両面に対してそれぞれ一方の面側で接合される2つのヒートスプレッダと、外部端子と、を有し、2つの前記ヒートスプレッダの他方の面と前記外部端子の一部が露出されるように、絶縁樹脂で封止された半導体装置と、
    前記半導体装置が実装され、第1の絶縁層を有する回路基板と、
    前記半導体装置を冷却するための冷却器と、を備え、
    前記回路基板は、前記半導体装置が設置される凹部と、前記凹部の底面を形成する第1の導体層と、前記第1の導体層とは異なる層に配設されるとともに前記凹部において少なくとも一部が露出している第2の導体層と、を有し、
    2つの前記ヒートスプレッダのうち一方の前記ヒートスプレッダは、前記他方の面で前記凹部の底面に接し、第1の金属接合材を介して前記第1の導体層と接合され、
    前記外部端子は、第2の金属接合材を介して前記第2の導体層と接合され、
    2つの前記ヒートスプレッダのうち他方の前記ヒートスプレッダは、前記他方の面で前記第1の絶縁層とは異なる第2の絶縁層を介して前記冷却器が圧接されている
    電力変換装置。
  2. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記第1の導体層は、その一部が前記第2の導体層と前記回路基板の厚さ方向において重なるように形成されている
    電力変換装置。
  3. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記第1の導体層は、前記絶縁樹脂から露出する前記ヒートスプレッダの前記他方の面の外形よりも大きい外形である
    電力変換装置。
  4. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記凹部と前記半導体装置との間には、絶縁性の樹脂充填材が充填されている
    電力変換装置。
  5. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記第1の金属接合材および前記第2の金属接合材は、同一の組成である
    電力変換装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載された電力変換装置であって、
    前記半導体素子はIGBTであり、前記IGBTのコレクタ電極側の前記ヒートスプレッダが前記凹部の底面に接合される
    電力変換装置。
  7. 導体層を複数有する回路基板を準備し、
    前記回路基板を一定の導体層表面まで開口させ、前記一定の導体層表面の内周側から前記回路基板の反対側まで貫通するようにザグリ加工することで、前記回路基板に開口部を形成し、前記開口部に銅板を接合することで、前記回路基板に凹部を形成する
    回路基板の製造方法。
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