JP2023111733A - 乗客コンベア排気装置、乗客コンベアおよび乗客コンベア排気方法 - Google Patents
乗客コンベア排気装置、乗客コンベアおよび乗客コンベア排気方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】乗客コンベアの上方の空気が滞留することを抑制することができる乗客コンベア排気装置を提供する。【解決手段】実施の形態による乗客コンベア排気装置は、乗客コンベア排気装置は、少なくとも一方のスカートガード構造体に設けられ、踏段の上方位置から踏段の上面に対して傾斜した方向にスカートガード構造体の内部に空気を吸引する吸気構造部と、吸気構造部で吸引された空気を排出する排気駆動部と、を備えている。【選択図】図2
Description
実施の形態は、乗客コンベア排気装置、乗客コンベアおよび乗客コンベア排気方法に関する。
新型コロナウィルスの感染防止対策の一つとして、換気が有効であると言われている。乗客コンベアには、換気を行うための設備は設けられていないため、乗客コンベアに乗車した乗客の顔の周囲における空気の流れは、乗客コンベアの周囲環境に依存する。例えば、乗客コンベアが設置された建物などの換気設備に応じて、空気の流れが形成され得る。しかしながら、その空気の流れは弱く、空気が滞留し得る。
また、乗客コンベアの踏段は、一定速度で一方向に移動している。このため、乗客が間隔をあけて乗車していたとしても、前方に乗車している乗客の呼気を吸い込む可能性が考えられる。
実施の形態は、乗客コンベアの上方の空気が滞留することを抑制することができる乗客コンベア排気装置、乗客コンベアおよび乗客コンベア排気方法を提供することを目的とする。
実施の形態による乗客コンベア排気装置は、乗客コンベアの欄干の下部を覆う一対のスカートガード構造体の間に位置する踏段の上方の空気を排出する装置である。乗客コンベア排気装置は、少なくとも一方のスカートガード構造体に設けられ、踏段の上方位置から踏段の上面に対して傾斜した方向にスカートガード構造体の内部に空気を吸引する吸気構造部と、吸気構造部で吸引された空気を排出する排気駆動部と、を備えている。
実施の形態による乗客コンベアは、循環移動する複数の踏段と、踏段の左右両側に設けられた一対の欄干と、欄干の下部を覆う一対のスカートガード構造体と、上述した乗客コンベア排気装置と、を備えている。
実施の形態による乗客コンベア排気方法は、乗客コンベアの一対の欄干の下部を覆う一対のスカートガード構造体の間に位置する踏段の上方の空気を排出する方法である。乗客コンベア排気方法は、少なくとも一方のスカートガード構造体に設けられた吸気構造部によって、踏段の上方位置から踏段の上面に対して傾斜した方向にスカートガード構造体の内部に空気を吸引する工程と、排気駆動部によって、吸気構造部で吸引された空気を排出する工程と、を備えている。
以下、図面を参照して、本実施の形態による乗客コンベア排気装置、乗客コンベアおよび乗客コンベア排気方法について説明する。
まず、図1および図2を参照して、本実施の形態による乗客コンベア1について説明する。ここでは、乗客コンベア1として、エスカレータを例にとって説明するが、本実施の形態による乗客コンベア1は、動く歩道であってもよい。
図1に示すように、乗客コンベア1は、複数の踏段2と、一対の欄干3と、一対のスカートガード構造体4と、踏段駆動装置5と、制御装置6と、乗客コンベア排気装置20と、を備えている。
踏段2は、無端状の踏段チェーン7によって連結されている。踏段2は、案内レール8によって案内されながら2つの乗降口9の間で循環移動する。乗り口は、上階側の乗降口9であってもよく、下階側の乗降口9であってもよい。降り口は、乗り口とは反対側の乗降口9となる。図1に示す例においては、下階側の乗降口9が乗り口となり、上階側の乗降口9が降り口となっている。踏段2の移動方向Dは、下階側の乗降口9から上階側の乗降口9に向かう方向としているが、上階側の乗降口9から下階側の乗降口9に向かう方向であってもよい。
図1および図2に示すように、欄干3は、踏段2の左右両側に垂直に設けられており、踏段2の移動方向Dに延びている。欄干3の外周部には、踏段2と同期して踏段2と循環移動する手摺ベルト10が設けられている。
スカートガード構造体4は、欄干3の下部を覆っており、踏段2の移動方向Dに延びている。図2に示すように、スカートガード構造体4は、スカートガード11と、内レッジ12と、外デッキ13と、を含んでいる。
スカートガード11は、踏段2の側方に垂直に設けられている。スカートガード11は、踏段2の左右両側に配置されている。言い換えると、一対のスカートガード11の間に踏段2が配置されている。
図2に示すように、内レッジ12は、スカートガード11と対応する欄干3との間に設けられている。内レッジ12は、スカートガード11の上端から対応する欄干3に向かって斜め上方に延びている。より具体的には、図2に示す左側の内レッジ12は、左側のスカートガード11から左側の欄干3に向かって斜め上方に延びている。図2に示す右側の内レッジ12は、右側のスカートガード11から右側の欄干3に向かって斜め上方に延びている。
外デッキ13は、対応する欄干3に対して外側に配置されている。外デッキ13と対応する内レッジ12との間に、欄干3の下部が挿入されている。より具体的には、図2に示す左側の外デッキ13は、左側の欄干3から左側に延びており、左側の外デッキ13と左側の内レッジ12との間に左側の欄干3の下部が挿入されている。図2に示す右側の外デッキ13は、右側の欄干3から右側に延びており、右側の外デッキ13と右側の内レッジ12との間に右側の欄干3の下部が挿入されている。
図1に示すように、踏段駆動装置5は、踏段2を循環移動させる。踏段駆動装置5は、図示しない駆動モータ及び減速機を含んでいてもよい。
踏段2を循環移動させる構成についてより具体的に説明する。踏段チェーン7は、建物の床下に設置されたトラス14の内部に配置されている。トラス14の上階側には、上機械室15が設けられ、上機械室15に、踏段駆動装置5とともに、踏段駆動装置5によって駆動されるスプロケット16が収容されている。トラス14の下階側には、下機械室17が設けられ、下機械室17にスプロケット18が収容されている。スプロケット16とスプロケット18に、踏段チェーン7が掛け渡されている。踏段駆動装置5が駆動されると、上階側のスプロケット16が回転し、踏段チェーン7が循環移動する。このようにして、踏段2は、上階側の乗降口9と下階側の乗降口9との間を循環移動し、乗客を搬送する。
制御装置6は、踏段駆動装置5を制御する。制御装置6の駆動指令を受けて、踏段駆動装置5が駆動され、踏段2が循環移動する。制御装置6の停止指令を受けて、踏段駆動装置5が停止し、踏段2の循環移動が停止する。
次に、図1~図3を参照して、本実施の形態による乗客コンベア排気装置20について説明する。乗客コンベア排気装置20は、乗客コンベア1の欄干3の下部を覆う一対のスカートガード構造体4の間に位置する踏段2の上方の空気を排出するための装置である。
図1および図2に示すように、乗客コンベア排気装置20は、吸気構造部30と、共通ダクト40と、排気駆動部50と、を備えている。
吸気構造部30は、少なくとも一方のスカートガード構造体4に設けられている。本実施の形態においては、図2に示すように、両方のスカートガード構造体4に吸気構造部30がそれぞれ設けられている。
図2に示すように、吸気構造部30は、踏段2の上方位置から踏段2の上面に対して傾斜した方向にスカートガード構造体4の内部に空気を吸引する。踏段2の上面とは、踏段2が一対のスカートガード構造体4の間に位置している踏段2の上面を言う。この場合、踏段2の上面は、水平になっている。図3に示すように、吸気構造部30は、複数の吸気口31と、複数の個別ダクト32と、を含んでいる。
吸気口31は、内レッジ12に設けられている。複数の吸気口31は、踏段2の移動方向Dに離間して並んでいる。吸気口31は、矩形状に形成されていてもよく、円形などの任意の形状で形成されていてもよい。吸気口31には、異物や埃が吸い込まれることを抑制するためのフィルタなどの部材(図示せず)が設けられていてもよい。
個別ダクト32は、対応する吸気口31からスカートガード構造体4の内部に向かって延びている。本実施の形態による個別ダクト32は、傾斜ダクト部33と、本体ダクト部34と、を含んでいる。傾斜ダクト部33は、吸気口31から踏段2の上面に対して傾斜した方向に延びており、吸気口31に接続されている。本体ダクト部34は、傾斜ダクト部33から共通ダクト40に向かって延びている。
個別ダクト32は、対応する吸気口31で吸引された空気を排気駆動部50に案内する。上述した本体ダクト部34に、後述する個別排気駆動部51が設けられており、吸気口31で吸引された空気は、対応する個別排気駆動部51に案内される。
共通ダクト40は、個別ダクト32の各々で案内された空気を合流させるように構成されている。共通ダクト40に、上述した各々の個別ダクト32の下流端が接続されており、各々の個別ダクト32を通過した空気が共通ダクト40に流入する。図1に示すように、共通ダクト40は、下階側の乗降口9から上階側の乗降口9まで、踏段2の移動方向Dに沿って延びている。
排気駆動部50は、吸気構造部30に吸引された空気を排出する。本実施の形態による排気駆動部50は、複数の個別排気駆動部51と、共通排気駆動部52と、を含んでいる。
図2および図3に示すように、個別排気駆動部51は、個別ダクト32の各々に設けられている。個別排気駆動部51は、対応する吸気口31から、踏段の上方の空気を吸引する。個別排気駆動部51は、ファンであってもよい。
図1に示すように、共通排気駆動部52は、共通ダクト40に設けられている。本実施の形態による共通排気駆動部52は、共通ダクト40に流入した空気を、乗客コンベア1が設置された建物の排気設備100(後述)に排出する。共通ダクト40は、排気設備100に接続されている。共通排気駆動部52は、ファンであってもよい。
排気駆動部50を構成する個別排気駆動部51および共通排気駆動部52は、上述した制御装置6で制御される。個別排気駆動部51および共通排気駆動部52は、踏段2の移動に連動して駆動されて、踏段2の停止時に停止してもよい。より具体的には、個別排気駆動部51および共通排気駆動部52は、踏段駆動装置5が駆動されている間、駆動されてもよく、踏段駆動装置5が停止している間、停止してもよい。
図1に示すように、本実施の形態による乗客コンベア排気装置20は、ウィルスフィルタ60を備えていてもよい。ウィルスフィルタ60は、吸気構造部30から吸引した空気中のウィルスを除去するように構成されている。本実施の形態においては、ウィルスフィルタ60は、共通ダクト40に設けられており、共通排気駆動部52の上流側に配置されている。しかしながら、ウィルスフィルタ60は、個別ダクト32に設けられていてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態による乗客コンベア排気方法について説明する。
まず、踏段駆動装置5を駆動する。このことにより、踏段2が循環移動する。
踏段駆動装置5の駆動に連動して、各々の個別排気駆動部51および共通排気駆動部52が駆動される。このことにより、吸気口31からの空気の吸引が開始する。
この間、吸気構造部30によって、踏段2の上方位置から踏段2の上面に対して傾斜した方向にスカートガード構造体4の内部に空気が吸引される。吸引された空気は排気駆動部50によって排出される。
より具体的には空気は、内レッジ12に設けられた吸気口31を介して個別ダクト32に吸引される。吸気口31から傾斜した方向に傾斜ダクト部33が延びているため、吸気口31には、踏段2の上方位置から斜め下方に空気が吸引される。
傾斜ダクト部33に吸引された空気は、本体ダクト部34によって個別排気駆動部51に案内される。個別排気駆動部51を通過した空気は、個別ダクト32から排出されて共通ダクト40に流入する。
共通ダクト40に、各々の個別ダクト32から排出された空気が流入して合流する。共通ダクト40に流入した空気は、ウィルスフィルタ60および共通排気駆動部52に案内される。この間、ウィルスフィルタ60によって、空気中に含まれるウィルスが除去される。ウィルスフィルタ60および共通排気駆動部52を通過した空気は、建物の排気設備100に排出される。
このようにして、踏段2が循環移動している間、踏段2の上方の空気が吸引され続ける。このことにより、乗客コンベア1に乗車している乗客の顔の周囲において、空気の流れが形成され、空気が滞留することが抑制される。
このように本実施の形態によれば、吸気構造部30が、踏段2の上方位置から踏段2の上面に対して傾斜した向にスカートガード構造体4の内部に空気を吸引し、吸引された空気を排気駆動部50が排出する。このことにより、乗客コンベア1に乗車中の乗客の顔の周囲における空気を吸引することができる。このため、乗客コンベア1の上方の空間において換気を行うことができ、乗客コンベア1の上方の空気が滞留することを抑制できる。この場合、乗客コンベア1に乗車している乗客が、前方に乗車している乗客の呼気を吸い込むことを抑制でき、ウィルス感染防止を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、吸気口31から延びる個別ダクト32が、吸気口31から、踏段2の上面に対して傾斜した方向に延びる傾斜ダクト部33を含んでいる。このことにより、吸気口31は、踏段2の上方位置から傾斜した方向に空気を吸引することができる。このため、乗客コンベア1に乗車中の乗客の顔の周囲における空気を吸引することができる。
また、本実施の形態によれば、吸気構造部30が、踏段2の移動方向Dに離間した複数の吸気口31を含んでいる。このことにより、踏段2の移動方向Dにおいて互いに異なる複数の箇所で、空気を吸引することができ、乗客コンベア1の上方の空気が滞留することをより一層抑制できる。
また、本実施の形態によれば、個別ダクト32の各々に個別排気駆動部51が設けられている。このことにより、各々の吸気口31からの空気の吸引量を均等化させることができる。このため、乗客コンベア1の上方の空気が滞留することをより一層抑制できる。
また、本実施の形態によれば、個別ダクト32の各々で案内された空気を合流させる共通ダクト40に、共通排気駆動部52が設けられている。このことにより、個別ダクト32の各々から空気を排出することができ、吸気口31からの空気の吸引量を増大させることができる。
また、本実施の形態によれば、吸気構造部30が、スカートガード11の上端から欄干3に向かって斜め上方に延びる内レッジ12に設けられている。このことにより、踏段2の上方位置から傾斜した方向に空気を吸引する吸気構造部30を容易に形成することができる。また、吸気構造部30を内レッジ12に設けることにより、意匠性が損なわれることを抑制できるとともに、欄干3の種類により吸気構造部30が制約を受けることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、排気駆動部50が、乗客コンベア1が設置された建物の排気設備100に空気を排出する。このことにより、吸気構造部30によって吸引された空気を容易に排出することができる。
また、本実施の形態によれば、吸気構造部30から吸引した空気中のウィルスが、ウィルスフィルタ60によって除去される。このことにより、排出する空気にウィルスが含まれることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、排気駆動部50は、踏段2の移動に連動して駆動され、踏段2の停止時に停止する。このことにより、踏段2が移動していない間、排気駆動部50を停止することができ、排気駆動部50による電力消費および騒音を低減することができる。
なお、上述した本実施の形態においては、吸気構造部30が、スカートガード構造体4の各々に設けられている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、吸気構造部30は、2つのスカートガード構造体4のうちの一方に設けられて、他方に設けられていなくもよい。この場合においても、乗客コンベア1の上方の空間において換気を行うことができ、乗客コンベア1の上方の空気が滞留することを抑制できる。
また、上述した本実施の形態においては、吸気構造部30が、複数の吸気口31と、複数の個別ダクト32と、を含んでいる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。吸気口31および個別ダクト32の個数は、1つでもよく、任意である。
また、上述した本実施の形態においては、個別ダクト32が傾斜ダクト部33を含み、傾斜ダクト部33が、踏段2の上面に対して傾斜した方向に延びている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、吸気口31に、踏段2に対して傾斜した方向に延びるルーバー(図示せず)が設けられていてもよい。この場合、個別ダクト32が傾斜ダクト部33を含んでいなくても、吸気口31は、踏段2の上方位置から傾斜した方向に空気を吸引することができる。吸気口31にルーバーを取り付けるとともに、個別ダクト32が傾斜ダクト部33を含むようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態においては、排気駆動部50が、個別排気駆動部51と、共通排気駆動部52と、を含んでいる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。排気駆動部50は、乗客コンベア1に乗車中の乗客の顔の周囲における空気を吸引することができれば、個別排気駆動部51および共通排気駆動部52のうちの一方を含み、他方は含んでいなくてもよい。
また、上述した本実施の形態においては、排気駆動部50は、乗客コンベア1が設置された建物の排気設備100に空気を排出する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、図4に示すように、排気駆動部50は、踏段2の下方位置に向けて空気を排出するようにしてもよい。例えば、共通ダクト40は、トラス14の上機械室15内に配置された排気口41を含んでいてもよい。排気口41は、トラス14の下方に向けてもよく、上から見た場合の踏段2に向かう斜め方向若しくは横方向に向けてもよい。このことにより、排気口41から排出された空気を、上機械室15から踏段2の下方位置に流して、踏段2と踏段2との間の隙間を通って踏段2の上方に排出することができる。ウィルスフィルタ60によってウィルスが除去された空気が踏段2の上方に排出されるため、ウィルス感染防止をより一層図ることができる。
また、上述した本実施の形態においては、排気駆動部50が、踏段2の移動に連動して駆動され、踏段2の停止時に停止する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、排気駆動部50は、乗客が乗車している間に駆動され、乗客が乗車していない間、停止するようにしてもよい。例えば、図1に示すように乗客コンベア1の乗降口9の各々に人感センサ70が設けられている場合、人感センサ70による乗客の検出に基づいて、排気駆動部50が制御されてもよい。より具体的には、排気駆動部50は、乗り口に対応する乗降口9の人感センサ70にて乗客を検出した場合に駆動され、降り口に対応する乗降口9の人感センサ70にて乗客を検出した場合に停止する。このことにより、乗客が乗車していない間、排気駆動部50を停止することができ、排気駆動部50による電力消費および騒音を低減することができる。
以上述べた実施の形態によれば、乗客コンベアの上方の空気が滞留することを抑制することができる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:乗客コンベア、2:踏段、3:欄干、4:スカートガード構造体、11:スカートガード、12:内レッジ、20:乗客コンベア排気装置、30:吸気構造部、31:吸気口、32:個別ダクト、33:傾斜ダクト部、40:共通ダクト、50:排気駆動部、51:個別排気駆動部、52:共通排気駆動部、60:ウィルスフィルタ、70:人感センサ、100:排気設備、D:移動方向
Claims (13)
- 乗客コンベアの欄干の下部を覆う一対のスカートガード構造体の間に位置する踏段の上方の空気を排出する乗客コンベア排気装置であって、
少なくとも一方の前記スカートガード構造体に設けられ、前記踏段の上方位置から前記踏段の上面に対して傾斜した方向に前記スカートガード構造体の内部に空気を吸引する吸気構造部と、
前記吸気構造部で吸引された空気を排出する排気駆動部と、を備えた、乗客コンベア排気装置。 - 前記吸気構造部は、吸気口と、前記吸気口から前記スカートガード構造体の内部に向かって延びる個別ダクトと、を含み、
前記個別ダクトは、前記吸気口から、前記踏段の上面に対して傾斜した方向に延びる傾斜ダクト部を含む、請求項1に記載の乗客コンベア排気装置。 - 前記吸気構造部は、前記踏段の移動方向に離間した複数の前記吸気口と、対応する前記吸気口で吸引された空気を前記排気駆動部に案内する複数の前記個別ダクトと、を含む、請求項2に記載の乗客コンベア排気装置。
- 前記排気駆動部は、前記個別ダクトの各々に設けられた複数の個別排気駆動部を含む、請求項3に記載の乗客コンベア排気装置。
- 前記個別ダクトの各々で案内された空気を合流させる共通ダクトを更に備え、
前記排気駆動部は、前記共通ダクトに設けられた共通排気駆動部を含む、請求項3または4に記載の乗客コンベア排気装置。 - 前記スカートガード構造体は、前記踏段の側方に垂直に設けられたスカートガードと、前記スカートガードの上端から対応する前記欄干に向かって斜め上方に延びる内レッジと、を含み、
前記吸気口は、前記内レッジに設けられている、請求項3~5のいずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置。 - 前記排気駆動部は、前記乗客コンベアが設置された建物の排気設備に空気を排出する、請求項1~6のいずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置。
- 前記排気駆動部は、前記踏段の下方位置に向けて空気を排出する、請求項1~7いずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置。
- 前記吸気構造部から吸引した空気中のウィルスを除去するウィルスフィルタを更に備えた、請求項1~8のいずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置。
- 前記排気駆動部は、前記踏段の移動に連動して駆動され、前記踏段の停止時に停止する、請求項1~9のいずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置。
- 前記排気駆動部は、乗客が乗車している間に駆動され、乗客が乗車していない間、停止する、請求項1~10のいずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置。
- 循環移動する複数の踏段と、
前記踏段の左右両側に設けられた一対の欄干と、
前記欄干の下部を覆う一対のスカートガード構造体と、
請求項1~11のいずれか一項に記載の乗客コンベア排気装置と、を備えた、乗客コンベア。 - 乗客コンベアの一対の欄干の下部を覆う一対のスカートガード構造体の間に位置する踏段の上方の空気を排出する乗客コンベア排気方法であって、
少なくとも一方の前記スカートガード構造体に設けられた吸気構造部によって、前記踏段の上方位置から前記踏段の上面に対して傾斜した方向に前記スカートガード構造体の内部に空気を吸引する工程と、
排気駆動部によって、前記吸気構造部で吸引された空気を排出する工程と、を備えた、乗客コンベア排気方法。
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