JP2023110231A - シート検知装置、画像処理装置、信号調整方法 - Google Patents

シート検知装置、画像処理装置、信号調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動パルス信号の調整時間が長期化することを抑制可能なシート検知装置、画像処理装置、及び信号調整方法を提供すること。【解決手段】シート検知装置200は、検知位置へ向けて射出される光を発光する発光部35Aと、前記検知位置に存在するシートで反射した前記光を受光可能に設けられ、受光量に応じた電気信号を出力する受光部35Bと、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が基準範囲に含まれるように、発光部35Aの駆動に用いられる駆動パルス信号X11の設定値を特定範囲内で調整する調整処理部、及び前記設定値の可変範囲のうち当該設定値の変化に応じて電気信号X12の検出値が変化する変化範囲に基づいて前記特定範囲を決定する決定処理部を含む制御部7と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、シート検知装置、画像処理装置、及び信号調整方法に関する。
複合機などの画像処理装置は、原稿などのシートの検知に用いられる反射型の光センサーを備える。前記光センサーは、発光部、及び受光部を有する。
前記光センサーは、前記発光部の発光特性、及び前記受光部の受光特性が個体ごとにばらつくことがある。また、前記発光部の発光特性、及び前記受光部の受光特性は、環境温度の変化などにより変動することがある。これに対し、シートが検知される場合に前記受光部から出力される電気信号の検出値が所定範囲内に含まれるように、前記発光部の駆動に用いられる駆動パルス信号の周波数又はデューティー比を調整可能な画像処理装置が関連技術として知られている(特許文献1参照)。
特開平1-253722号公報
しかしながら、上述の関連技術に係る画像処理装置では、前記駆動パルス信号の周波数又はデューティー比の調整範囲が限定されていない。そのため、駆動パルス信号の調整時間が長期化することがある。
本発明の目的は、駆動パルス信号の調整時間が長期化することを抑制可能なシート検知装置、画像処理装置、及び信号調整方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート検知装置は、発光部と、受光部と、調整処理部と、決定処理部とを備える。前記発光部は、検知位置へ向けて射出される光を発光する。前記受光部は、前記検知位置に存在するシートで反射した前記光を受光可能に設けられ、受光量に応じた電気信号を出力する。前記調整処理部は、前記受光部から出力される前記電気信号の検出値が予め定められた基準範囲に含まれるように、前記発光部の駆動に用いられる駆動パルス信号の設定値を予め決定された特定範囲内で調整する。前記決定処理部は、前記設定値の可変範囲のうち当該設定値の変化に応じて前記電気信号の検出値が変化する変化範囲に基づいて前記特定範囲を決定する。
本発明の他の局面に係る画像処理装置は、前記シート検知装置と、画像読取部とを備える。前記画像読取部は、前記シート検知装置によって検知されるシートの画像を読み取る。
本発明の他の局面に係る信号調整方法は、検知位置へ向けて射出される光を発光する発光部と、前記検知位置に存在するシートで反射した前記光を受光可能に設けられ、受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、を備えるシート検知装置で実行され、調整ステップと、決定ステップとを含む。前記調整ステップでは、前記受光部から出力される前記電気信号の検出値が予め定められた基準範囲に含まれるように、前記発光部の駆動に用いられる駆動パルス信号の設定値が予め決定された特定範囲内で調整される。前記決定ステップでは、前記設定値の可変範囲のうち当該設定値の変化に応じて前記電気信号の検出値が変化する変化範囲に基づいて前記特定範囲が決定される。
本発明によれば、駆動パルス信号の調整時間が長期化することを抑制可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係るシート検知装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される変化範囲判定処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される信号調整処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で取得される対応関係データに基づくグラフを示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置100の構成]
まず、図1、及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置100の構成を示す断面図である。
画像形成装置100は、原稿の画像を読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいてシートに画像を形成するプリント機能とともに、ファクス機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。画像形成装置100は、本発明の画像処理装置の一例である。なお、本発明は、スキャナー、プリンター、ファクス装置、及びコピー機などの画像処理装置に適用されてもよい。
図1、及び図2に示されるように、画像形成装置100は、ADF(Auto Document Feeder)1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、操作表示部5、記憶部6、及び制御部7を備える。
ADF1は、前記スキャン機能による読取対象の原稿を搬送する。
画像読取部2は、前記スキャン機能を実現する。
画像形成部3は、前記プリント機能を実現する。具体的に、画像形成部3は、電子写真方式で画像を形成する。画像形成部3は、感光体ドラム、帯電装置、光走査装置(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、及び定着装置を備える。
給紙部4は、画像形成部3にシートを給紙する。給紙部4は、給紙カセット、及び複数の搬送ローラーを備える。
操作表示部5は、画像形成装置100のユーザーインターフェイスである。操作表示部5は、制御部7からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部7に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
記憶部6は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部6は、フラッシュメモリー及びEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリー、SSD(Solid State Drive)、又はHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置である。
制御部7は、画像形成装置100を統括的に制御する。図2に示されるように、制御部7は、CPU11、ROM12、及びRAM13を備える。CPU11は、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM12は、CPU11に各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め格納される不揮発性の記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶装置である。CPU11は、ROM12に予め格納された各種の制御プログラムを実行する。これにより、CPU11は、画像形成装置100を統括的に制御する。
[ADF1及び画像読取部2の構成]
次に、図1~図3を参照しつつ、ADF1、及び画像読取部2の構成について説明する。なお、図3における矢印線は、制御部7から出力される駆動パルス信号X11、及び制御部7に入力される電気信号X12を示すものである。
図1に示されるように、画像読取部2は、原稿台21、読取ユニット22、ミラー23、ミラー24、光学レンズ25、及びCCD26を備える。
原稿台21は、画像読取部2の各構成要素を収容する箱状の筐体の上部に設けられる。図1に示されるように、原稿台21は、第1コンタクトガラス21A、及び第2コンタクトガラス21Bを備える。第1コンタクトガラス21Aは、平板状に形成されたガラスであって、その上面に原稿が載置される。第2コンタクトガラス21Bは、読取ユニット22からADF1により搬送される原稿へ向けて射出される光を透過する。
ADF1は、第1コンタクトガラス21Aに対して開閉可能に取り付けられている。これにより、ADF1は、第1コンタクトガラス21Aに載置される原稿に対する原稿カバーとして機能する。
読取ユニット22は、第1コンタクトガラス21A、及び第2コンタクトガラス21Bの下側に設けられる。読取ユニット22は、ステッピングモーター等の駆動部を有する不図示の移動機構によって、副走査方向(図1における紙面左右方向)へ移動可能に構成されている。図1に示されるように、読取ユニット22は、光源22A、及びミラー22Bを備える。
光源22Aは、前記副走査方向に直交する主走査方向(図1における紙面奥行き方向)に沿って配列された複数のLEDである。光源22Aは、第1コンタクトガラス21A、又は第2コンタクトガラス21Bへ向けて前記主走査方向の1ライン分の光を射出する。光源22Aから射出された光は、第1コンタクトガラス21A、又は第2コンタクトガラス21Bを透過して、第1コンタクトガラス21Aに載置された原稿、又はADF1によって搬送される原稿に照射される。ミラー22Bは、光源22Aから射出されて原稿で反射された光をミラー23へ反射する。
画像読取部2では、第1コンタクトガラス21Aに載置された原稿から画像データが読み取られる場合、読取ユニット22が前記副走査方向に沿って移動される。これにより、光源22Aから原稿に照射される光が前記副走査方向に沿って走査される。また、画像読取部2では、ADF1によって搬送される原稿から画像データが読み取られる場合、読取ユニット22が第2コンタクトガラス21Bの下方の位置に配置される。これにより、光源22Aから射出される光が第2コンタクトガラス21Bを透過して、ADF1によって搬送される原稿に照射される。
ミラー23は、読取ユニット22のミラー22Bで反射された光をミラー24へ反射する。ミラー24は、ミラー23で反射された光を光学レンズ25へ反射する。光学レンズ25は、ミラー24で反射された光を集光してCCD26へ入射させる。
CCD26は、前記主走査方向に沿って配列された複数の光電変換素子を有するイメージセンサーである。CCD26は、受光した光の光量に応じた電気信号を出力する。画像読取部2では、光源22Aから射出されて原稿で反射された光がミラー22B、ミラー23、ミラー24、及び光学レンズ25を経由してCCD26に入射される。これにより、CCD26から原稿の画像に対応するアナログの電気信号が出力される。CCD26から出力されるアナログの電気信号は、不図示のAFE(アナログフロントエンド)回路によってデジタルの電気信号(画像データ)に変換されて、制御部7に入力される。
図1に示されるように、ADF1は、原稿載置部31、複数の搬送ローラー32、原稿ガイド33、及び排紙部34を備える。また、図2、及び図3に示されるように、ADF1は、光センサー35を備える。
原稿載置部31には、画像読取部2により画像が読み取られる原稿が載置される。原稿載置部31に載置された原稿は、ADF1の筐体内部に形成された搬送路へ搬送される。
複数の搬送ローラー32は、前記搬送路に搬送された原稿を画像読取部2による画像データの読取位置を経由して排紙部34へ搬送する。
原稿ガイド33は、搬送ローラー32によって搬送される原稿を前記読取位置へ案内する。
排紙部34には、前記読取位置を通過した原稿が排出される。
光センサー35は、原稿載置部31に載置された原稿を検知する。光センサー35は、所謂反射型の光センサーである。図3に示されるように、光センサー35は、発光部35A、受光部35B、及び駆動制御部35Cを備える。
発光部35Aは、予め定められた検知位置へ向けて射出される光を発光する発光ダイオードなどの発光素子である。具体的に、前記検知位置は、原稿載置部31の原稿載置面における予め定められた位置である。発光部35Aは、前記原稿載置面の下側に設けられる。
受光部35Bは、発光部35Aから射出されて前記検知位置に存在する原稿で反射した光を受光可能に設けられ、受光量に応じた電気信号X12(図3参照)を出力するフォトトランジスタなどの受光素子である。受光部35Bは、前記原稿載置面の下側に設けられる。受光部35Bから出力される電気信号X12は、制御部7に入力される。
駆動制御部35Cは、制御部7から入力される駆動パルス信号X11(図3参照)に基づいて、発光部35Aの駆動を制御する。例えば、駆動制御部35Cは、電源、及びトランジスタを含む。前記電源は、発光部35Aに給電する。前記トランジスタは、前記電源と発光部35Aとの間の給電経路に設けられ、駆動パルス信号X11に基づいて当該給電経路の導通及び遮断を切り替える。
制御部7は、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値に基づいて、前記検出位置における原稿の有無を判定する。例えば、制御部7は、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が予め定められた検知範囲内である場合に、前記検出位置に原稿が存在すると判定する。また、制御部7は、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が前記検知範囲外である場合に、前記検出位置に原稿が存在しないと判定する。例えば、電気信号X12の検出値は、電圧値である。
制御部7、及び光センサー35は、原稿載置部31に載置された原稿(本発明のシートの一例)を検知するシート検知装置200(図3参照)を構成する。
なお、ADF1は、互いに前記原稿載置面上の前記検出位置が異なる複数の光センサー35を備えていてもよい。この場合、制御部7は、複数の光センサー35を用いて、原稿載置部31に載置された原稿のサイズを検出してもよい。
ところで、光センサー35は、発光部35Aの発光特性、及び受光部35Bの受光特性が個体ごとにばらつくことがある。また、発光部35Aの発光特性、及び受光部35Bの受光特性は、環境温度の変化、及び経年劣化などにより変動することがある。これに対し、シートが検知される場合に受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が所定範囲内に含まれるように、駆動パルス信号X11の周波数又はデューティー比を調整可能な画像処理装置が関連技術として知られている。
しかしながら、上述の関連技術に係る画像処理装置では、駆動パルス信号X11の周波数又はデューティー比の調整範囲が限定されていない。そのため、駆動パルス信号X11の調整時間が長期化することがある。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、駆動パルス信号X11の調整時間が長期化することを抑制可能である。
[制御部7の構成]
次に、図2を参照しつつ、制御部7の構成について説明する。
図2に示されるように、制御部7は、変化処理部41、判定処理部42、決定処理部43、及び調整処理部44を含む。
具体的に、制御部7のROM12には、制御部7のCPU11を上述の各部として機能させるための信号調整プログラムが予め格納されている。そして、制御部7のCPU11は、ROM12に格納された前記信号調整プログラムを実行することにより、変化処理部41、判定処理部42、決定処理部43、及び調整処理部44として機能する。
なお、前記信号調整プログラムは、CD、DVD、及びフラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部6などの記憶装置に格納されてもよい。また、変化処理部41、判定処理部42、決定処理部43、及び調整処理部44は、集積回路(ASIC、DSP)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
変化処理部41は、駆動パルス信号X11の設定値を当該設定値の可変範囲内で徐々に変化させる。
具体的に、前記設定値は、駆動パルス信号X11の周波数である。
例えば、変化処理部41は、駆動制御部35Cへの駆動パルス信号X11の入力中に、当該駆動パルス信号X11の周波数を、当該周波数の可変範囲における下限値から上限値へ向けて徐々に上昇させる。例えば、変化処理部41は、予め定められた単位時間が経過するごとに、駆動パルス信号X11の周波数を予め定められた単位量だけ上昇させる。また、変化処理部41は、駆動パルス信号X11の周波数を、当該周波数の可変範囲における上限値まで上昇させる。
例えば、駆動パルス信号X11の周波数の可変範囲の下限値は50kHz(キロヘルツ)である(図6参照)。また、駆動パルス信号X11の周波数の可変範囲の上限値は1200kHz(キロヘルツ)である(図6参照)。また、前記単位量は50kHz(キロヘルツ)である(図6参照)。
なお、変化処理部41は、駆動制御部35Cへの駆動パルス信号X11の入力中に、当該駆動パルス信号X11の周波数を、当該周波数の可変範囲における上限値から下限値へ向けて徐々に低下させてもよい。
判定処理部42は、変化処理部41による前記設定値の変化中に受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値に基づいて、前記設定値の可変範囲のうち当該設定値の変化に応じて電気信号X12の検出値が変化する変化範囲を判定する。
例えば、判定処理部42は、変化処理部41によって駆動パルス信号X11の周波数が変化されるごとに、変化後の周波数に対応する電気信号X12の検出値を取得する。これにより、光センサー35に入力される駆動パルス信号X11の周波数と、光センサー35から出力される電気信号X12の検出値との対応関係を示す対応関係データ(図6参照)が取得される。なお、図6には、前記対応関係データに基づいて作成されたグラフが示されている。
そして、判定処理部42は、取得された前記対応関係データに基づいて、前記変化範囲を判定する。例えば、図6に示される前記対応関係データが取得される場合、判定処理部42は、周波数の変化に応じて検出値が変化する100kHz(キロヘルツ)から1000kHz(キロヘルツ)までの範囲を、前記変化範囲であると判定する。
例えば、判定処理部42は、前記変化範囲を判定した場合に、判定された前記変化範囲を示す変化範囲情報を記憶部6における予め定められた特定記憶領域に格納する。
調整処理部44は、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が予め定められた基準範囲に含まれるように、駆動パルス信号X11の前記設定値を予め決定された特定範囲内で調整する。
例えば、前記基準範囲は、制御部7による原稿の検知の判定に用いられる前記検知範囲に包含される範囲である。
例えば、調整処理部44は、駆動制御部35Cへの駆動パルス信号X11の入力中に、当該駆動パルス信号X11の周波数を、前記特定範囲における下限値から上限値へ向けて徐々に上昇させる。例えば、調整処理部44は、前記単位時間が経過するごとに、駆動パルス信号X11の周波数を前記単位量だけ上昇させる。
また、調整処理部44は、駆動パルス信号X11の周波数が変化するごとに、変化後の周波数に対応する電気信号X12の検出値を取得して、取得された検出値が前記基準範囲に含まれるか否かを判定する。
そして、調整処理部44は、取得された電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれると判定した場合に、駆動パルス信号X11の周波数の調整を終了する。また、調整処理部44は、取得された電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれないと判定した場合には、駆動パルス信号X11の周波数の調整を継続する。
なお、調整処理部44は、取得された電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれないと判定した場合に、当該検出値と前記基準範囲との差に応じた変化量だけ駆動パルス信号X11の周波数を変化させてもよい。
また、調整処理部44は、駆動制御部35Cへの駆動パルス信号X11の入力中に、当該駆動パルス信号X11の周波数を、前記特定範囲における上限値から下限値へ向けて徐々に低下させてもよい。
決定処理部43は、前記変化範囲に基づいて、前記特定範囲を決定する。
具体的に、決定処理部43は、判定処理部42によって判定される前記変化範囲に基づいて、前記特定範囲を決定する。
例えば、決定処理部43は、判定処理部42によって判定される前記変化範囲を、前記特定範囲として決定する。
なお、決定処理部43は、前記変化範囲の下限側及び上限側のいずれか一方又は両方が予め定められた量だけ伸長又は短縮された範囲を、前記特定範囲として決定してもよい。
例えば、決定処理部43は、前記変化範囲の下限側が予め定められた特定量だけ伸長された範囲を、前記特定範囲として決定してもよい。例えば、前記特定量は、直前の前記変化範囲の判定時からの経過時間が長いほど多くなる量であってもよい。また、前記特定量は、画像形成装置100の設置場所の気温に基づいて定められる量であってもよい。また、前記特定量は、予め変更不能に定められた量であってもよい。
なお、制御部7は、変化処理部41、及び判定処理部42を含んでいなくてもよい。この場合、前記特定記憶領域には、予め前記変化範囲情報が格納されていてもよい。
[変化範囲判定処理]
以下、図4を参照しつつ、画像形成装置100において制御部7により実行される変化範囲判定処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部7により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。例えば、前記変化範囲判定処理は、操作表示部5におけるユーザーの操作によって前記変化範囲判定処理の実行指示が入力された場合に実行される。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部7は、予め定められた第1メッセージを操作表示部5に表示させる。
ここで、前記第1メッセージは、ユーザーに対して、原稿を原稿載置部31に載置して予め定められた第1操作を行うよう促す旨のメッセージである。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部7は、前記第1操作が実行されたか否かを判定する。
ここで、制御部7は、前記第1操作が実行されたと判定すると(S12のYes側)、処理をステップS13に移行させる。また、前記第1操作が実行されていなければ(S12のNo側)、制御部7は、ステップS12で前記第1操作の実行を待ち受ける。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部7は、駆動パルス信号X11の前記設定値を当該設定値の可変範囲における下限値に設定して、駆動パルス信号X11を駆動制御部35Cに入力する。
具体的に、制御部7は、駆動パルス信号X11の周波数を当該周波数の可変範囲における下限値に設定して、駆動パルス信号X11を駆動制御部35Cに入力する。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部7は、現在の前記設定値に対応する受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値を取得する。
具体的に、制御部7は、現在の駆動パルス信号X11の周波数に対応する電気信号X12の検出値を取得する。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部7は、現在の前記設定値が当該設定値の可変範囲における上限値に到達したか否かを判定する。
具体的に、制御部7は、現在の駆動パルス信号X11の周波数が当該周波数の可変範囲における上限値に到達したか否かを判定する。
ここで、制御部7は、現在の前記設定値が当該設定値の可変範囲における上限値に到達したと判定すると(S15のYes側)、処理をステップS17に移行させる。また、現在の前記設定値が当該設定値の可変範囲における上限値に到達していなければ(S15のNo側)、制御部7は、処理をステップS16に移行させる。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部7は、駆動制御部35Cへの駆動パルス信号X11の入力中に前記設定値を上昇させる。ここで、ステップS13、ステップS15、及びステップS16の処理は、制御部7の変化処理部41により実行される。
具体的に、制御部7は、駆動パルス信号X11の周波数を前記単位量だけ上昇させる。なお、ステップS16の処理は、ステップS13の処理、又は直前のステップS16の処理から前記単位時間が経過したタイミングで実行される。
前記変化範囲判定処理では、ステップS15において現在の前記設定値が当該設定値の可変範囲における上限値に到達したと判定されるまで、ステップS16、及びステップS14の処理が繰り返し実行される。これにより、前記対応関係データ(図6参照)が取得される。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部7は、取得された前記対応関係データに基づいて、前記変化範囲を判定する。ここで、ステップS14、及びステップS17の処理は、制御部7の判定処理部42により実行される。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部7は、ステップS17の処理によって判定された前記変化範囲を示す前記変化範囲情報を記憶部6における前記特定記憶領域に格納する。
なお、前記特定記憶領域に古い前記変化範囲情報が格納されている場合は、当該古い前記変化範囲情報に替えて、新たに取得された前記変化範囲情報が格納されればよい。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部7は、前記設定値を前記変化範囲判定処理の実行前の値に変更する。
具体的に、制御部7は、駆動パルス信号X11の周波数を前記変化範囲判定処理の実行前の値に変更する。
なお、ADF1が複数の光センサー35を備える場合、前記変化範囲判定処理は、光センサー35ごとに実行されればよい。この場合、前記特定記憶領域は、光センサー35ごとに設けられていればよい。
[信号調整処理]
次に、図5を参照しつつ、画像形成装置100において制御部7により実行される信号調整処理の手順の一例とともに、本発明の信号調整方法について説明する。例えば、前記信号調整処理は、操作表示部5におけるユーザーの操作によって前記信号調整処理の実行指示が入力された場合に実行される。なお、前記信号調整処理は、前記変化範囲判定処理のステップS19の処理に替えて実行されてもよい。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部7は、予め定められた第2メッセージを操作表示部5に表示させる。
ここで、前記第2メッセージは、ユーザーに対して、原稿を原稿載置部31に載置して予め定められた第2操作を行うよう促す旨のメッセージである。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部7は、前記第2操作が実行されたか否かを判定する。
ここで、制御部7は、前記第2操作が実行されたと判定すると(S22のYes側)、処理をステップS23に移行させる。また、前記第2操作が実行されていなければ(S22のNo側)、制御部7は、ステップS22で前記第2操作の実行を待ち受ける。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部7は、前記変化範囲を取得する。
具体的に、制御部7は、記憶部6における前記特定記憶領域から前記変化範囲情報を取得する。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部7は、ステップS23で取得された前記変化範囲に基づいて、前記特定範囲を決定する。ここで、ステップS24の処理は、本発明の決定ステップの一例であって、制御部7の決定処理部43により実行される。
具体的に、制御部7は、ステップS23で取得された前記変化範囲を、前記特定範囲として決定する。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部7は、駆動パルス信号X11の前記設定値をステップS24で決定された前記特定範囲における下限値に設定して、駆動パルス信号X11を駆動制御部35Cに入力する。
具体的に、制御部7は、駆動パルス信号X11の周波数を前記特定範囲における下限値に設定して、駆動パルス信号X11を駆動制御部35Cに入力する。
<ステップS26>
ステップS26において、制御部7は、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値を取得する。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部7は、ステップS26で取得された電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれるか否かを判定する。
ここで、制御部7は、ステップS26で取得された電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれると判定すると(S27のYes側)、前記信号調整処理を終了させる。また、ステップS26で取得された電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれないと判定すると(S27のNo側)、制御部7は、処理をステップS28に移行させる。
<ステップS28>
ステップS28において、制御部7は、駆動制御部35Cへの駆動パルス信号X11の入力中に前記設定値を上昇させる。ここで、ステップS25からステップS28までの処理は、本発明の調整ステップの一例であって、制御部7の調整処理部44により実行される。
具体的に、制御部7は、駆動パルス信号X11の周波数を前記単位量だけ上昇させる。なお、ステップS28の処理は、ステップS25の処理、又は直前のステップS28の処理から前記単位時間が経過したタイミングで実行される。
前記信号調整処理では、ステップS27において電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれると判定されるまで、ステップS28、及びステップS26の処理が繰り返し実行される。これにより、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれるように、前記設定値が調整される。なお、ステップS27で電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれると判定される前に、前記設定値がステップS24で決定された前記特定範囲における上限値に到達した場合は、エラーの発生を報知して前記信号調整処理を終了させればよい。
なお、ADF1が複数の光センサー35を備える場合、前記信号調整処理は、光センサー35ごとに実行されればよい。
このように、画像形成装置100では、駆動パルス信号X11の前記設定値の可変範囲のうち、当該設定値の変化に応じて電気信号X12の検出値が変化する前記変化範囲に基づいて、前記特定範囲、つまり当該設定値の調整範囲が決定される。これにより、前記設定値の調整範囲から、当該設定値の変化に応じて電気信号X12の検出値が変化しない範囲を除外することが可能である。従って、前記設定値の調整範囲が限定されない構成と比較して、駆動パルス信号X11の調整時間が長期化することを抑制可能である。
[他の実施形態]
なお、前記設定値は、駆動パルス信号X11のデューティー比であってもよい。
この場合、変化処理部41は、駆動パルス信号X11のデューティー比を当該デューティー比の可変範囲内で徐々に変化させればよい。例えば、変化処理部41は、駆動パルス信号X11のデューティー比を100パーセントから0パーセントまで徐々に変化させればよい。
また、判定処理部42は、変化処理部41による駆動パルス信号X11のデューティー比の変化中に受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値に基づいて、当該デューティー比の可変範囲のうち当該デューティー比の変化に応じて電気信号X12の検出値が変化する前記変化範囲を判定すればよい。
また、決定処理部43は、駆動パルス信号X11のデューティー比の可変範囲のうち当該デューティー比の変化に応じて電気信号X12の検出値が変化する前記変化範囲に基づいて、前記特定範囲を決定すればよい。具体的に、決定処理部43は、判定処理部42によって判定される前記変化範囲に基づいて、前記特定範囲を決定すればよい。
また、調整処理部44は、受光部35Bから出力される電気信号X12の検出値が前記基準範囲に含まれるように、駆動パルス信号X11のデューティー比を前記特定範囲内で調整すればよい。例えば、調整処理部44は、駆動パルス信号X11のデューティー比を前記特定範囲の上限値から下限値へ向けて徐々に変化させることにより、当該デューティー比を調整すればよい。
また、シート検知装置200は、画像形成部3によって画像が形成されるシートの検知に用いられてもよい。例えば、シート検知装置200は、前記給紙カセットに収容されたシート、又は給紙部4によって搬送されるシートの検知に用いられてよい。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 操作表示部
6 記憶部
7 制御部
35 光センサー
35A 発光部
35B 受光部
35C 駆動制御部
41 変化処理部
42 判定処理部
43 決定処理部
44 調整処理部
100 画像形成装置
200 シート検知装置

Claims (5)

  1. 検知位置へ向けて射出される光を発光する発光部と、
    前記検知位置に存在するシートで反射した前記光を受光可能に設けられ、受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、
    前記受光部から出力される前記電気信号の検出値が予め定められた基準範囲に含まれるように、前記発光部の駆動に用いられる駆動パルス信号の設定値を予め決定された特定範囲内で調整する調整処理部と、
    前記設定値の可変範囲のうち当該設定値の変化に応じて前記電気信号の検出値が変化する変化範囲に基づいて前記特定範囲を決定する決定処理部と、
    を備えるシート検知装置。
  2. 前記設定値は、前記駆動パルス信号の周波数である、
    請求項1に記載のシート検知装置。
  3. 前記設定値を前記可変範囲内で徐々に変化させる変化処理部と、
    前記変化処理部による前記設定値の変化中に前記受光部から出力される前記電気信号の検出値に基づいて、前記変化範囲を判定する判定処理部と、
    を備え、
    前記決定処理部は、前記判定処理部によって判定される前記変化範囲に基づいて前記特定範囲を決定する、
    請求項1又は2に記載のシート検知装置。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載のシート検知装置と、
    前記シート検知装置によって検知されるシートの画像を読み取る画像読取部と、
    を備える画像処理装置。
  5. 検知位置へ向けて射出される光を発光する発光部と、前記検知位置に存在するシートで反射した前記光を受光可能に設けられ、受光量に応じた電気信号を出力する受光部と、を備えるシート検知装置で実行される信号調整方法であって、
    前記受光部から出力される前記電気信号の検出値が予め定められた基準範囲に含まれるように、前記発光部の駆動に用いられる駆動パルス信号の設定値を予め決定された特定範囲内で調整する調整ステップと、
    前記設定値の可変範囲のうち当該設定値の変化に応じて前記電気信号の検出値が変化する変化範囲に基づいて前記特定範囲を決定する決定ステップと、
    を含む信号調整方法。
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