JP2023109337A - コイル及びこれを備えた電磁誘導加熱装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記第1コイルパターンに備えられた前記導体パターンは、所定の撚りピッチで径方向内側から径方向外側若しくは径方向外側から内側に遷移すると共に、外側若しくは内側に遷移後、前記スルーホール若しくは前記ビアを介して前記第2コイルパターンに備えられた前記導体パターンに接続され、前記中間コイルターンの導体パターンの撚りピッチは、前記内周側コイルターン及び前記外周側コイルターンの導体パターンの撚りピッチよりも大きくしたことを特徴とする。
上記式中のρは電気抵抗率、ωはコイルに流れる電流の角周波数を、μは導体パターンの絶対透磁率を示している。各周波数ωはコイルに流れる電流の周波数をfとした場合、2πfで表される。
State11において、導体パターン111は、1層目の最内周側に位置するレーン1を始点として、所定の遷移角θごとに外周側に向かって順次レーンを遷移する。ここでは所定の遷移角θを撚りピッチと定義する。導体パターン111がレーン2に達するとState12に移行し(B-B’線)、レーン3に到達するとState13に移行し(C-C’線)、D-D’線においてState14に移行する。
N1=Nstd/NLayer・・・・式2
実施例1のコイル1において、第1コイルターン110の遷移角θはNstd=5、Np=1、NLayer=2より式1、式2を用いてθ=60度と求めることができる。
導体パターン111は、1層目の最外周側に位置するレーン3に位置しており、スルーホールTH11を介して1層目から2層目に位置するレーン4に接続される。すなわち、コイルパターン11に備えられた導体パターン111は、所定の撚りピッチで径方向内側から外側に遷移し、外側に遷移後、スルーホール若しくはビアを介してコイルパターン12に備えられた導体パターン111に接続される。
State15において導体パターン111は、2層目のレーン4を始点として、State11~13と同様に所定の遷移角θごとに内周側に向かって順次レーンを遷移する。導体パターン111がレーン6に到達すると、State18に移行する。
導体パターン111は、2層目の最内周側に位置するレーン6に位置しており、スルーホールTH12により1層目の最内周側に位置するレーン1に接続される。そして、1層目に配置された第2コイルターン120の導体パターン111(図1参照)に接続される。
State31において、導体パターン111は、1層目の最内周側であるレーン1を始点として、所定の遷移角θごとに外周側に向かって遷移する。導体パターン111は、B-B’線とC-C’線の間でレーン2に遷移してState33に移行し、E-E’線とF-F’線の間でレーン3に遷移してState36に移行する。さらにレーン3に遷移した状態でState37、38へと移行する。State31~32、State33~35、State36~38では、導体パターン111のレーン遷移が発生していないが、その他の導体パターンでレーン遷移が発生している。
導体パターン111は、1層目の最外周側であるレーン3に位置しており、スルーホールTH31により、2層目の最外周側に位置するレーン4と接続される。
図5において、導体パターン111は、2層目の最外周側であるレーン4に位置しており、レーン4を始点として、所定の遷移角θごとに内周側に向かって順次レーンを遷移する。導体パターン111がレーン6に到達すると、State48に移行する。
導体パターン111は、2層目の最内周側のレーン6に位置しており、スルーホールTH41を介して1層目の最内周側に位置する第5コイルターン150のレーン1と接続される。
第1コイルターン110、第2コイルターン120、第5コイルターン150、第6コイルターン160を構成する導体パターンの遷移は実施例1のコイル1と同様であるため説明は省略し、図11を用いて第3コイルターン130を構成する導体パターンの遷移に関して導体パターン131に着目して説明する。ここでは、第3コイルターン130を構成する導体パターン131~133の位置を、基板10の1層目の最内周側から外周側に向かって、レーン1、レーン2と定義し、基板10の2層目の最外周側から内周側に向かってレーン3、レーン4と定義する。
State31において、導体パターン131は、1層目の最内周側であるレーン1を始点として、所定の遷移角θごとに外周側に向かって遷移する。導体パターン131がレーン2に到達するとState32に移行し(B-B’線)、その後、State33に移行する(C-C’線)。そして、2層目のレーン3が空になると、State34に移行する((D-D’線)。なお、実施例2のコイル3において、第3コイルターン130の遷移角θはNstd=3、Np=1、NLayer=2より、式1、式2を用いてθ=90度と求めることができる。
導体パターン131は、1層目の最外周側であるレーン2に位置しており、スルーホールTH31により、2層目の最外周側に位置するレーン3と接続される。
導体パターン131は、2層目の最外周側であるレーン3に位置を始点として、State35(E-E’線)~State37(G-G’線)のように、所定の遷移角θごとに内周側に向かって遷移する。導体パターン131がレーン4に到達し、1層目のレーン1が空になるとState38(H-H’線)に移行する。
導体パターン131は、2層目の最内周側であるレーン4に位置しており、スルーホールTH32により1層目の最内周側に位置する第4コイルターンのレーン1と接続される。
Claims (12)
- 基板の一方の面に渦巻状に配置された第1コイルパターンと、前記基板の他方の面に渦巻状に配置された第2コイルパターンとを備え、前記第1コイルパターンと前記第2コイルパターンはスルーホール若しくはビアを介して電気的に接続されたコイルにおいて、
前記第1コイルパターン及び前記第2コイルパターンは、巻回された複数のコイルターンをそれぞれ備え、
前記複数のコイルターンは、前記第1コイルパターン及び前記第2コイルパターンの内周側に位置する内周側コイルターンと、前記第1コイルパターン及び前記第2コイルパターンの外周側に位置する外周側コイルターンと、前記内周側コイルターンと前記外周側コイルターンとの間に位置する中間コイルターンを備え、前記内周側コイルターン、前記外周側コイルターン、前記中間コイルターンのそれぞれに前記コイルの径方向に分割された複数の導体パターンを備え、
前記第1コイルパターンに備えられた前記導体パターンは、所定の撚りピッチで径方向内側から径方向外側若しくは径方向外側から内側に遷移すると共に、外側若しくは内側に遷移後、前記スルーホール若しくは前記ビアを介して前記第2コイルパターンに備えられた前記導体パターンに接続され、
前記中間コイルターンの導体パターンの撚りピッチは、前記内周側コイルターン及び前記外周側コイルターンの導体パターンの撚りピッチよりも大きくしたことを特徴とするコイル。 - 請求項1において、
前記内周側コイルターンの導体パターンの撚りピッチと前記外周側コイルターンの導体パターンの撚りピッチは、等しくしたことを特徴とするコイル。 - 請求項2において、
前記中間コイルターンの導体パターンの撚りピッチは、前記内周側コイルターン及び前記外周側コイルターンの導体パターンの撚りピッチの2倍であることを特徴とするコイル。 - 請求項1において、
前記内周側コイルターンの導体パターンの数と前記中間コイルターンの導体パターンの数は異なることを特徴とするコイル。 - 請求項4において、
前記内周側コイルターンの導体パターンの数は、前記中間コイルターンの導体パターンの数よりも多くしたことを特徴とするコイル。 - 請求項4において、
前記中間コイルターンの導体パターンの幅は、前記内周側コイルターン及び前記外周側コイルターンの導体パターンの幅よりも広くしたことを特徴とするコイル。 - 請求項1において、
前記中間コイルターンは、複数ターンに跨り撚りを1回形成することを特徴とするコイル。 - 請求項1において、
前記内周側コイルターン若しくは前記外周側コイルターンと前記中間コイルターンとを接続する接続パターンを備えたことを特徴とするコイル。 - 基板の一方の面に渦巻状に配置された第1コイルパターンと、前記基板の他方の面に渦巻状に配置された第2コイルパターンとを備え、前記第1コイルパターンと前記第2コイルパターンはスルーホール若しくはビアを介して電気的に接続されたコイルにおいて、
前記第1コイルパターン及び前記第2コイルパターンは、巻回された複数のコイルターンをそれぞれ備え、
前記複数のコイルターンは、前記第1コイルパターン及び前記第2コイルパターンの内周側に位置する内周側コイルターンと、前記第1コイルパターン及び前記第2コイルパターンの外周側に位置する外周側コイルターンと、前記内周側コイルターンと前記外周側コイルターンとの間に位置する中間コイルターンを備え、前記内周側コイルターン、前記外周側コイルターンのそれぞれに前記コイルの径方向に分割された複数の導体パターンを備え、
前記第1コイルパターンに備えられた前記内周側コイルターンの導体パターン及び前記外周側コイルターンの導体パターンは、所定の撚りピッチで径方向内側から径方向外側若しくは径方向外側から内側に遷移すると共に、外側若しくは内側に遷移後、前記スルーホール若しくは前記ビアを介して前記第2コイルパターンに備えられた前記導体パターンに接続され、
前記内周側コイルターンの導体パターン及び前記外周側コイルターンの導体パターンは、前記中間コイルターンの1本の導体パターンと接続されたことを特徴とするコイル。 - 請求項9において、
前記中間コイルターンには、前記基板の一方の面及び前記基板の他方の面のそれぞれに1本の導体パターンが配置され、
前記基板の一方の面及び前記基板の他方の面のそれぞれに配置された1本の導体パターンは、前記スルーホール若しくはビアを介して並列接続されたことを特徴とするコイル。 - 鍋を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に位置し、前記鍋を加熱するコイルとを備えた電磁誘導加熱装置において、
請求項1乃至10の何れか1項のコイルを備えたことを特徴とする電磁誘導加熱装置。 - 請求項11において、前記コイルを支持するフェライトコアを備え、
前記フェライトコアは、前記スルーホール若しくは前記ビアが形成されていない領域に配置したことを特徴とする電磁誘導加熱装置。
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