JP2023107106A - 梱包体 - Google Patents

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一成 大岡
Kazunari Ooka
哲玄 宇部
Tetsuhiro Ube
亮宏 鳥井
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Abstract

【課題】印刷装置を梱包する梱包体において、印刷装置を保護する機能を損なうことなく梱包体の大きさの増加を抑制可能な梱包体を提供することを目的とする。【解決手段】上側緩衝材20は、第1延設部22、第2延設部23、第3延設部24及び側壁部30を有している。上側緩衝材20は、印刷装置10の上部四隅を含む位置に嵌め合わされることで、印刷装置10の上面11Aに第1延設部22、第2延設部23、第3延設部24それぞれが位置する。また、印刷装置10の前部、後部、及び側部に、上側緩衝材20の第1側壁部31、第2側壁部32それぞれが位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置を梱包する梱包体の技術に関する。
特許文献1には、印刷装置を梱包する梱包体が記載されている。梱包体は、発泡スチロール等で形成された緩衝材と、梱包箱とを備えている。梱包体では、印刷装置に緩衝材を嵌め合わせた状態で印刷装置を梱包箱に収容することで、印刷装置を保護することができる。
特開2012-091798号公報
特許文献1に記載の装置では、緩衝材は、印刷装置の全体を覆うことを想定した大きさであるため、緩衝材の大きさの分だけ梱包体全体の大きさが大きくなる。このため、例えば、作業者等が梱包体を運ぶ際に取り回しが悪くなる場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、印刷装置を梱包する梱包体において、印刷装置を保護する機能を損なうことなく梱包体の大きさの増加を抑制可能な梱包体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本明細書で開示された梱包体は、印刷装置を梱包する梱包体である。印刷装置は、上面を形成する前後の辺である一対の第1上部辺と、上面を形成し一対の第1上部辺と交差する辺である一対の第2上部辺とを有している。梱包体は、印刷装置の下方側から当該印刷装置に嵌め合わされる下側緩衝材と、印刷装置における第1上部辺と第2上部辺とで形成される上部四隅を含む位置それぞれに嵌め合わされる4つの上側緩衝材と、下側緩衝材と、上側緩衝材とが嵌め合わされた印刷装置を収容可能な収容箱と、を備えている。4つの上側緩衝材は、印刷装置の上部四隅に嵌め合わされた状態において、上方に向く上面を有する上部壁部と、上部壁部から下方に延びる側壁部と、を有し、上部壁部は、上面の向く方向に交差する基準方向に延びる第1延設部と、第1延設部における基準方向での一方端から、基準方向に交差する方向に延びる第2延設部と、第1延設部における基準方向での他方端から第2延設部の延びる方向と同じ方向に延びる第3延設部と、を有し、側壁部は、第1延設部から下方に延びる第1側壁部と、第2延設部において、第3延設部と向かい合う側の端と反対側の端から下方に延びる第2側壁部と、を有し、4つの上側緩衝材のうちの2つが、第1延設部が延びる基準方向を第1上部辺に沿った向きとし、第2延設部の延びる方向を、第2上部辺に沿った向きとした状態で、印刷装置における第1上部辺の一方の上部四隅を含む位置に嵌め合わされ、4つの上側緩衝材のうちの2つ以外の上側緩衝材以外が、第2延設部の延びる方向を第1上部辺に沿った向きとし、第1延設部が延びる基準方向を第2上部辺に沿った向きとした状態で、印刷装置における第1上部辺の他方の上部四隅を含む位置に嵌め合わされる。
上記構成の梱包体では、印刷装置の上部四隅を含む位置に4つの上側緩衝材を嵌め合わせる際に、4つの上側緩衝材のうちの2つが、第1延設部が延びる基準方向を第1上部辺に沿った向きとし、第2延設部の延びる方向を、第2上部辺に沿った向きとした状態で、
第1上部辺の一方の上部四隅を含む位置に嵌め合わされる。また、4つの上側緩衝材のうちの2つ以外の上側緩衝材が、第2延設部の延びる方向を第1上部辺に沿った向きとし、第1延設部が延びる基準方向を第2上部辺に沿った向きとした状態で、第1上部辺の他方の上部四隅を含む位置に嵌め合わされる。上記構成により、印刷装置の上方に第1延設部、第2延設部、第3延設部それぞれが位置することで、各延設部により印刷装置の上方側を保護することができる。また、印刷装置の前部、後部、及び側部には、第1側壁部、第2側壁部それぞれが位置することで、印刷装置の前後と側部とを各側壁部により保護することができる。これにより、印刷装置の全体を覆う大きさの緩衝材を用いる場合と比べて、印刷装置を保護する機能を損なうことなく、上側緩衝材の分だけ梱包体全体の大きさの増加を抑制できる。
印刷装置は、当該印刷装置の上面に、表示領域を第2上部辺の延びる方向に向けて配置された表示部を備えており、基準方向において、第2延設部における第3延設部に向く側の端から第3延設部における第2延設部に向く側の端までの寸法は、表示部の第2上部辺に沿った方向の寸法よりも大きい。上記構成では、印刷装置の上部四隅を含む位置に上側緩衝材を嵌め合わせた場合に、印刷装置の上面における第2延設部と第3延設部との間に、パネル部が位置する。このような構成において、印刷装置の上面に位置するパネル部を保護することができる。
上側緩衝材は、第3延設部における基準方向で第2延設部に向く方向と反対側の端から、第3延設部の上面よりも一段下がった状態で外側に延びる第1段部を有する。上記構成では、梱包箱に対して印刷装置の上方側から荷重が加わる場合でも、第1段部により第3延設部を変形し易くすることができ、荷重を印刷装置に加えにくくすることができる。
上側緩衝材は、第2延設部から、当該第2延設部の上面よりも一段下がった状態で、外側に延びる第2段部を有する。上記構成では、梱包箱に対して、印刷装置の上方側から荷重が加わる場合でも、第2段部により第2延設部を変形し易くすることで、荷重を印刷装置に加えにくくすることができる。
第2側壁部は、基準方向に窪んだ凹部を有する。上記構成では、梱包箱に対して、印刷装置の上方側から荷重が加わる場合でも、凹部により第2延設部を上下方向に変形し易くすることで、荷重を印刷装置に加えにくくすることができる。
第1延設部における、第2延設部が延びる方向側の内面は、第1側壁部における、第2延設部が延びる方向側の内面よりも第2延設部が延びる方向で内側に位置している。上記構成では、印刷装置の上部四隅に上側緩衝材が嵌め合わされた場合に、第1延設部の内面は第2延設部が延びる方向側で内側に位置しているため、第1延設部の内面と、印刷装置の上面に位置する部材との間に隙間が形成され易くなる。これにより、梱包箱に対して荷重が加わる場合でも、印刷装置の上面に位置する部材に荷重を加えにくくすることができる。
4つの上側緩衝材を印刷装置の上部四隅を含む位置に嵌め合わせた場合に、印刷装置の上面のうち、4つの上側緩衝材で囲まれる中央部に配置された収容体を備え、収容体は、印刷装置の上部四隅に嵌め合わされた4つの上側緩衝材のうち、少なくとも一つの第3延設部の先端に係合する係合部を有する。上記構成では、印刷装置の上面において、4つの上側緩衝材により囲まれる中央部に、収容体が配置されることで、収容体を上側緩衝材の上面に配置する場合と比べて、梱包箱を小さくすることができる。
印刷装置は、下面を形成する前後の辺である一対の第1下部辺と、下面を形成し一対の第3下部辺と交差する辺である一対の第2下部辺とを有し、下側緩衝材は、印刷装置にお
ける第1下部辺と第2下部辺とにより形成される下部四隅を含む位置それぞれに嵌め合わされる4つの部材により構成されており、下側緩衝材は、印刷装置における下部四隅を含む位置に嵌め合わされた場合に、第1底壁辺と第2底壁辺とにより角部を形成する載置面を有する底壁部と、底壁部の第1底壁辺から載置面の向く方向に延びる第1下部側壁部と、底壁部の第2底壁辺から載置面の向く方向に延びる第2下部側壁部と、を有し、4つの下側緩衝材のうちの2つが、前記第1下部側壁部の内面を前記第1下部辺に向け、第2下部側壁部の内面を前記第2下部辺に向けた状態で、印刷装置における第1下部辺の一方の下部四隅を含む位置に嵌め合わされ、4つの上側緩衝材のうちの2つ以外の下側緩衝材が、第2下部側壁部の内面を第1下部辺に向け、第1下部側壁部の内面を第2上部辺に向けた状態で、印刷装置における第1下部辺の他方の下部四隅を含む位置に嵌め合わされる。上記構成では、梱包箱内において、4つの下側緩衝材により印刷装置の下部を受けることで、下側緩衝材が印刷装置の下部の全域を受ける場合と比べて、下側緩衝材の大きさを小さくすることができる。これにより、印刷装置を保護する機能を損なうことなく、下側緩衝材の分だけ緩衝材が大きくなることをいっそう抑制することができる。
印刷装置の側部には、羽板を有し、印刷装置内の空気を換気する換気部を備え、下側緩衝材は、第1下部側壁部の内面、及び第2下部側壁部の内面の少なくともいずれかに、羽板を避けるように内側に凹む逃げ部を有する。上記構成では、印刷装置が、側部に換気部の羽板を有する構成において、下側緩衝材を、羽板に干渉させることなく、印刷装置に嵌め合わすことができる。
上側緩衝材の上面のうち、第1延設部側又は前記第2延設部側には、マークを有する。上記構成では、上側緩衝材においてマークを目印に、上側緩衝材の向きを判断することができるため、作業者は、上側緩衝材を印刷装置に対してどの向きで嵌め合わせればよいかを判断し易くなり、作業性を向上させることができる。
本発明によれば、印刷装置を保護する機能を損なうことなく梱包体の大きさの増加を抑制することができる。
梱包体の分解斜視図である。 緩衝材が嵌め合わされた印刷装置の斜視図である。 緩衝材が嵌め合わされた印刷装置の上面図である。 上側緩衝材の斜視図である。 上側緩衝材の斜視図である。 上側緩衝材の斜視図である。 下側緩衝材の斜視図である。 下側緩衝材の斜視図である。 緩衝材が嵌め合わされた印刷装置の斜視図である。
(第1実施形態)
本実施形態係に係る梱包体を、図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、印刷装置を使用するユーザの位置を基準にした方向を用いて説明する。即ち、ユーザが印刷装置の後述する操作パネルの表示領域が向く側に対峙した状態で、印刷装置の向かい合う側を前とし、印刷装置において操作パネルの表示領域が向く側と反対側を「後」とし、左側を「左」、右側を「右」とする。なお、方向を表す場合、印刷装置10において、左右の方向を「幅方向」と記載し、上下の方向を「上下方向」と記載し、前後の方向を「奥行方向」と記載する。
図1、図2、図3に示すように、梱包体100は、梱包対象である印刷装置10を収容して保護するものであり、上側緩衝材20と、下側緩衝材40と、オプションカート50と、梱包箱90とを備えている。なお、図2,3では、梱包箱90を省略して示している。
印刷装置10は、上側緩衝材20と、下側緩衝材40とが嵌め合わされた状態で、梱包箱90に収容される。本実施形態では、上側緩衝材20は、4つあり、印刷装置10における上部四隅C1,C2,C3,C4を含む位置それぞれに嵌め合わさされる。下側緩衝材40は、4つあり、印刷装置10における下部四隅C11,C12,C13,C14を含む位置それぞれに嵌め合わされる。各緩衝材20,40は、梱包箱90の内部において、梱包箱90と印刷装置10との間の空間を充填し、運搬作業時における衝撃から印刷装置10を保護することが可能である。上側緩衝材20と、下側緩衝材40とは、ポリスチレンを微細な泡で発泡させて硬化させた発泡スチロールにより形成されている。
梱包箱90は、各緩衝材20,40が嵌め合わされた印刷装置10を、開口91から内部に収容することで、各緩衝材20,40の外側から、印刷装置10を覆う。梱包箱90は、フラップ92を有しており、フラップ92を開口91に向けて閉じることで、開口91を遮蔽することができる。本実施形態では、梱包箱90は、例えば、段ボール原紙により形成されている。
オプションカート50は、電源コードや、カートリッジ等の印刷装置10の備品が収容される部材である。本実施形態では、オプションカートは、梱包箱90と同様、段ボール原紙により形成されている。なお、オプションカート50の詳細は後述する。本実施形態では、オプションカート50が、収容部材の一例である。
なお、梱包体100には、印刷装置10を梱包する梱包袋、保護シートを備えていてもよい。包装袋は、シートを袋状に加工して形成されており、印刷装置10を乾燥剤と共に包む際に用いられる。保護シートは、印刷装置10を梱包する際に、各緩衝材20,40と、包装袋との間に介在するよう配置される。
次に、梱包体100の梱包対象である印刷装置10の構成を説明する。図1~図3に示されるように、印刷装置10は、筐体11を備えている。筐体11は、略直方体形状であり、内部に記録部であるプリンタを収容している。プリンタは、シートやディスクなどの被記録媒体に画像を印刷する印刷動作を実行する。記録部の記録方式としては、インクジェット方式や、電子写真方式などを採用することができる。
以下では、筐体11における6つの面のうち、印刷装置10の上方を向く面を上面11Aと記載し、印刷装置10の前方を向く面を前面11Bと記載し、印刷装置10の後方を向く面を後面11Cと記載し、印刷装置10の幅方向に向く面それぞれを側面11Dと記載する。また、筐体11の上方の4辺のうち、印刷装置10の幅方向に延びる一対の辺を第1上部辺12Aと記載し、印刷装置10の奥行方向に延びる一対の辺を第2上部辺12Bと記載する。筐体11の下方の4辺のうち、印刷装置10の幅方向延びる一対の辺を第1下部辺12Cと記載し、印刷装置10の奥行方向に延びる一対の辺を第2下部辺12Dと記載する。
一対の第1上部辺12Aそれぞれを区別する場合、前面11B側を第1上部辺12A-1と記載し、後面11C側を第1上部辺12A-2とも記載する。一対の第2上部辺12Bそれぞれを区別する場合、右側を第2上部辺12B-1と記載し、左側を第2上部辺12B-2とも記載する。一対の第1下部辺12Cそれぞれを区別する場合、前面11B側
を第1下部辺12C-1と記載し、後面11C側を第1下部辺12C-2とも記載する。一対の第2下部辺12Dそれぞれを区別する場合、右側を第2下部辺12D-1と記載し、左側を第2下部辺12D-2とも記載する。
印刷装置10の上面11Aには、表示パネル13と、排紙トレイ14と、用紙ストッパ16とが配置されている。排紙トレイ14は、筐体11から排紙された用紙が載置される領域であり、筐体11の上面11Aのうち中央部に位置している。表示パネル13と用紙ストッパ16とは、筐体の上面11Aのうち、排紙トレイ14よりも外側に配置されている。言い換えると、表示パネル13と用紙ストッパ16とは、筐体11の上面11Aのうち、外周側に配置されている。
表示パネル13は、テキストやアイコン等を表示する表示領域13Aや、不図示の操作キーを有している。本実施形態では、表示パネル13は、筐体11の上面11Aの第1上部辺12A-1側であって、幅方向で第2上部辺12B-2側に配置されている。表示パネル13は、表示領域13Aを、第2上部辺12Bの延びる方向のうち、印刷装置10の前面11B側に向けた状態で配置されている。表示パネル13は、筐体11の上面11Aにおいて、表示領域13Aが、所定の傾斜角となるように配置されている。具体的には、表示領域13Aは、第2上部辺12Bの延びる方向において、印刷装置10の前面11B側から後面11C側に延びるに従い、上方に延びるように傾斜している。
用紙ストッパ16は、排紙トレイ14から排紙された用紙の先端に当接することで、用紙を排紙トレイ14内に留める部材である。本実施形態では、用紙ストッパ16は、筐体11の上面11Aの第1上部辺12A-1側であって、幅方向で略中央に配置されている。用紙ストッパ16の一端は、回転軸により、奥行方向に回動可能に保持されることで、奥行方向での他端を、筐体11に収容された状態から、奥行方向で排紙トレイ14の反対側に向けて跳ね上げた状態に変位させることができる。用紙ストッパ16の他端が跳ね上げられることで、排紙トレイ14から排紙された用紙を排紙トレイ14内に留めることが可能である。
筐体11の側面11Dには、排気部15が形成されている。排気部15は、筐体11内の空気が換気される開口と、複数のルーバ15Aとを有している。ルーバ15Aは、筐体11の側面11Dから、幅方向において外側に出る板状の部材である。複数のルーバ15Aは、開口に対して、上下方向に並んで配列している。
次に、印刷装置10に嵌め合わされる各緩衝材20,40の構成を説明する。
上側緩衝材20は、印刷装置10における上部四隅C1~C4を含む位置それぞれに嵌め合わされる緩衝材である。本実施形態では、4つの上側緩衝材20は同じ形状である。
図4,図5,図6に示されるように、上側緩衝材20は、上部壁部21と、上部壁部21から延びる側壁部30とを有している。上部壁部21は、印刷装置10の上部四隅C1~C4に嵌め合わされた場合に、上方を向く上面21Aを有している。上部壁部21は、第1延設部22と、第2延設部23と、第3延設部24とを有している。
以下では、上側緩衝材20の形状を、第1延設部22の向きを示す第1方向D11を基準として説明する。第1方向D11は、上側緩衝材20の上面21Aを上方に向けた状態で、第1延設部22が延びる方向である。第1方向D11に対して直交する方向のうち、第2延設部23の延びる方向を第2方向D12と記載し、側壁部30の延びる方向を第3方向D13と記載する。本実施形態では、第1方向D11は、基準方向の一例である。
第1延設部22は、第1方向D11に延びる長尺状の部位である。第2延設部23は、
第1延設部22における第1方向D11での一方端から、第2方向D12に延びる部位である。第3延設部24は、第1延設部22における第1方向D11での他方端から第2延設部23と同じ方向に延びる部位である。本実施形態では、上部壁部21において、第1方向D11で、後述する第2側壁部32が位置する端から他方端(後述する第1段部25を除く端)までを第1延設部22としている。これに代えて、上部壁部21において、第1方向D11で、第2延設部23の第3延設部24に向く内面から第3延設部24の第2延設部23に向く内面までの長さで延びる部位を第1延設部22としてもよい。
第1延設部22の上面、第2延設部23の上面、及び第3延設部24の上面は、連続しており、これら上面により、上部壁部21の上面21Aは、略U字状を形成している。本実施形態では、上側緩衝材20は、印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置に嵌め合わされた場合に、第1~第3延設部22~24の内面で囲まれる空間に表示パネル13が位置することで、この表示パネル13との干渉を避けることができる。具体的には、図3に示されるように、上部壁部21の第1方向D1での内幅寸法、具体的には、第1方向D11において、第2延設部23の第3延設部24に向く側の端から第3延設部24の第2延設部23に向く側の端までの内幅寸法はL1となっている。この内幅寸法L1は、表示パネル13の第2上部辺12Bに沿った方向の長さLp1よりも大きい。また、上部壁部21の第2方向D2での内幅寸法、具体的には、第1延設部22における第2延設部23が延びる側の端から、第2延設部23の先端までの内幅寸法はL2となっている。この内幅寸法L2は、表示パネル13の第1上部辺12Aに沿った方向の長さLp2よりも大きい。
上部壁部21の上面21Aのうち、第2延設部23側には、上側緩衝材20の向きを認識可能な第1マーク27が形成されている。第1マーク27は、後述する下側緩衝材40に形成された第2マークに対応している。
側壁部30は、第1側壁部31と、第2側壁部32とを有している。第1側壁部31は、第1延設部22から上面21Aの向く方向と反対方向である第3方向D13に延びる部位である。第2側壁部32は、第2延設部23において、第1方向D11で、第3延設部24と向かい合う側の端と反対側の端側から第3方向D13に延びる部位である。なお、第3延設部24には、第3方向D13に延びる壁部が形成されていない。これにより、側壁部30は、上部壁部21から第3方向D13で略L字状に延びている。
図6に示されるように、上側緩衝材20は、第2延設部23及び第3延設部24における第3方向D13での各下面23A,24Aと、第1側壁部31及び第2側壁部32の第2方向D12での各内面31A,32Aと、により、上側嵌合凹部20Bが形成されている。上側嵌合凹部20Bは、印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置が挿入される凹部である。具体的には、第1側壁部31における第2方向D12での内面31Aと、第2側壁部32における第1方向D11で第3延設部24に向く内面32Aとは、上側緩衝材20が印刷装置10の上部四隅C1~C4に嵌め合わされた場合に、印刷装置10の上面11Aを除く各面11B,11C,11D,11Eのいずれかに当接する面となる。また、第2延設部23の下面23A及び第3延設部24の下面24Aは、上側緩衝材20が印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む箇所に嵌め合わされた場合に、筐体11の上面11Aに当接する面となる。
第1延設部22における、第2方向D12側の内面22Aは、側壁部30における、第2方向D12側の内面31Aよりも第2方向D12で内側に位置している。これにより、上側緩衝材20が印刷装置10の上部四隅C1~C4に嵌め合わされた場合に、印刷装置10の各面11B~11Dよりも外側に広がる空間を形成することができる。図4に示されるように、上部壁部21における第3方向D13での寸法L5の最小値は、印刷装置1
0の上面11Aに位置する部材のうち、上面11Aからの上下方向での寸法が最も高い部材よりも高い寸法となっている。具体的には、上部壁部21の第3方向D13での寸法L5は、印刷装置10の上面11Aから上下方向において、表示パネル13の上端までの寸法よりも大きい。
上側緩衝材20は、第3延設部24おいて、第1方向D11で第2延設部23に向く方向と反対側の端には第1段部25を有している。第1段部25は、第3延設部24の上面よりも一段下がった状態で外側に延びる部位である。本実施形態では、第1段部25は、第1方向D11において、第3延設部24よりも外側に延びるに従い、第3延設部24の上面に対して階段状に2段下がった状態で外側に延びている。また、第1段部25は、第1方向D11において、第3延設部24から延びるに従い、幅が狭くなっている。これにより、上側緩衝材20が、印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置嵌め合わされた場合に、上側緩衝材20に対して荷重が加えられても、この第1段部25により上側緩衝材20を変形させ易くし、印刷装置10に荷重を加わりにくくすることができる。
上側緩衝材20は、第2延設部23から外側に延びる第2段部26を有している。第2段部26は、第2延設部23の上面よりも一段下がった状態で、第2延設部23から延びる部位である。具体的には、第2段部26は、第2延設部23に対して、第1方向D11で第3延設部24に向く方向、及び第2方向D12それぞれに延びている。これにより、上側緩衝材20が、印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置に嵌め合わされた場合に、上側緩衝材20に対して荷重が加えられても、この第2段部26により上側緩衝材20を変形させ易くし、印刷装置10に荷重を加わりにくくすることができる。
上側緩衝材20において、第2側壁部32には、第1方向D11に窪んだ凹部33を有している。これにより、上側緩衝材20が、印刷装置10の上部四隅C1~C4に嵌め合わされた場合に、上側緩衝材20に対して荷重が加えられても、この凹部33により上側緩衝材20を変形させ易くし、印刷装置10に荷重が加わりにくくすることができる。
本実施形態では、図3に示されるように、上側緩衝材20における第1方向D11での長さ寸法L3と、第2方向D12での長さ寸法L4と、印刷装置10の第1上部辺12Aの長さ寸法と、第2上部辺12Bの長さ寸法との関係は下記(式1),(式2)の関係を有している。
L3 + L4<L5 … (式1)
L3 + L4<L6 … (式2)
なお、L5は第1上部辺12Aの長さ寸法であり、L6は第2上部辺12Bの長さ寸法であり、第2上部辺12Bは第1上部辺12Aよりも長い。
下側緩衝材40は、印刷装置10の下方側から当該印刷装置10に嵌め合わされる緩衝材である。本実施形態では、印刷装置10に嵌め合わされる4つの下側緩衝材40は同じ形状である。
図7,図8に示されるように、下側緩衝材40は、底壁部41と、第1下部側壁部42と、第2下部側壁部43とを有している。底壁部41は、第1底壁辺41Aと第2底壁辺42Bとが交わる角部を有する載置面41Cを有している。載置面41Cは、印刷装置10の下面の四隅に合わせた形状及び大きさとなっている。本実施形態では、底壁部41は、載置面41C側に、挿入凹部41D及び挿入溝41Eが形成されている。挿入凹部41Dは、載置面41Cに印刷装置10の下面の四隅が載置された場合に、ゴム足を挿入可能な凹部である。挿入溝41Eは、載置面41Cに印刷装置10の下面の四隅が載置された場合に、補強バーの一部が挿入可能な溝である。
第1下部側壁部42は、底壁部41において、第1底壁辺41Aから載置面41Cの向く方向に延びる壁部である。第2下部側壁部43は、底壁部41において、第2底壁辺41Bから載置面41Cの向く方向に延びる壁部である。上記構成の下側緩衝材40は、載置面41Cと、第1,第2下部側壁部42,43の内面とにより、印刷装置10の下部四隅C11~C14が挿入される下側嵌合凹部40Aが形成される。
第1下部側壁部42の内面には、第1下部側壁部42の厚み方向において、凹んだ逃げ部44を有している。第1下部側壁部42において、逃げ部44の厚み寸法は、他の位置よりも薄い薄肉状となっており、下側緩衝材40を印刷装置10の下部四隅C11~C14を含む位置に嵌め合わせた場合に、逃げ部44により、ルーバ15Aの先端と下側緩衝材40とが干渉しないようになっている。なお、本実施形態では、第1下部側壁部42に逃げ部44を有しているが、第2下部側壁部43に逃げ部44を有していてもよい。これ以外にも、第1下部側壁部42と第2下部側壁部43の両方に逃げ部44を有していてもよい。
下側緩衝材40の上部には、第2マーク45が形成されている。第2マーク45は、上側緩衝材20に形成された第1マーク27に対応するマークである。本実施形態では、第2マーク45は、第1下部側壁部42と第2下部側壁部43とが連なる角部の上面のうち、載置面41Cの向く方向と同じ方向に向く面に形成されている。
次に、印刷装置10を梱包する際の手順を説明する。
まず、梱包箱90内部に、4つの下側緩衝材40を、載置面41Cを上方に向けて配置する。このとき、下側緩衝材40それぞれの角部を梱包箱90の内側角部に突き当てた状態で、4つの下側緩衝材40を配置する。そして、印刷装置10を、下面が下方を向くように、梱包箱90の内部に配置する。このとき、4つの下側緩衝材40のうちの2つは、第1下部側壁部42の内面を第1下部辺12C-1,12C-2それぞれに向け、第2下部側壁部43の内面を第2下部辺12D-1,12D-2それぞれに向けた状態で、下部四隅C12、及び下部四隅C13を含む位置に嵌め合わされる。また、下側緩衝材40の2つ以外の下側緩衝材40は、第2下部側壁部43の内面を第1下部辺12C-1,12C-2それぞれに向け、第1下部側壁部42の内面を第2下部辺12D-1,12D-2それぞれに向けた状態で、下部四隅C11、及び下部四隅C14を含む位置に嵌め合わされる。
次に、梱包箱90に収容された印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置に、4つの上側緩衝材20を嵌め合わせる。まず、4つの上側緩衝材20のうちの2つを、印刷装置10における第1上部辺12Aの一方の上部四隅C2,C3を含む位置に嵌め合わす。このとき、上側緩衝材20は、第1延設部22が延びる第1方向D11を第1上部辺12A-1,12A2に沿った向きとし、第2延設部23が延びる第2方向D12を、第2上部辺12B-1,12B-2に沿った向きとした状態で、上部四隅C2,C3を含む位置に嵌め合わされる。
次に、4つの上側緩衝材20のうち既に嵌め合わされた2つ以外の上側緩衝材20を、印刷装置10における第1上部辺12A-1,12A-2の他方の上部四隅C1,C4を含む位置に嵌め合わせる。このとき、上部壁部21の向きを、第2方向D12が第1上部辺12A-1,12A-2に沿った向きとし、第1方向D11が第2上部辺12B-1,12B-2に沿った向きとした状態で、上部四隅C1、及び上部四隅C4を含む位置に嵌め合わされる。すなわち、同じ形状の4つの上側緩衝材20を、印刷装置10の上部四隅C1~C4に90度ずつ向きを変えながら嵌めていく。
本実施形態では、上側緩衝材20の上面21Aにおいて第2延設部23側には、第1マ
ーク27が形成されている。そのため、作業者は、印刷装置10の前方を手前側に配置している場合は、上側緩衝材20を、第1マーク27が反時計周りとなるように各上側緩衝材20の向きを揃えることで、4つの上側緩衝材20を印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置に嵌め合わせることができる(図3)。これにより、梱包箱90に収容された印刷装置10における筐体11の上面11Aには、4つの上側緩衝材20が、第2延設部23及び第3延設部24の先端を、上面11Aにおける中央部に向けた状態で位置する。
そして、筐体11の上面11Aのうち、4つの第3延設部24により囲まれる中央部に、オプションカート50を配置する。オプションカート50は、長手方向の両端に係合部51A,51Bを有している。係合部51A,51Bは、オプションカート50の端を切り欠くことで、第3延設部24の先端を挿入可能な形状となっている。オプションカート50を、係合部51A,51Bの内部に、第3延設部24の先端を挿入した状態で、印刷装置10の中央部に配置することで、オプションカート50は、第3延設部24の先端により位置決めされる。これにより、印刷装置10の上面11Aにおいて、4つの上側緩衝材20により囲まれる中央部に、オプションカート50が配置されることで、オプションカート50を上側緩衝材20よりも上方に配置する場合と比べて、梱包箱90を高さ方向で小さくすることができる。
また、印刷装置10の上面11Aに配置される表示パネル13が、上側緩衝材20の第2延設部23と第3延設部24との間に位置することで、表示パネル13を保護することができる。
梱包箱90のフラップを開口91に向けて開位置から閉位置に変位させることで、梱包箱90の開口91を遮蔽する。その後、フラップを粘着テープ等により固定することで、印刷装置10の梱包を完了する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏することができる。
梱包体100は、印刷装置10の上面11Aに第1延設部22、第2延設部23、第3延設部24それぞれが位置することで、各延設部22~24により印刷装置10の上面11A側を保護することができる。また、印刷装置10の前面11B、後面11C、及び側面11Dには、第1側壁部31、第2側壁部32それぞれが位置することで、印刷装置10の各面11B~11Dを各側壁部31,32により保護することができる。これにより、印刷装置10の全体を覆う大きさの緩衝材を用いる場合と比べて、印刷装置10を保護する機能を損なうことなく、上側緩衝材20の分だけ梱包体全体の大きさの増加を抑制できる。
上側緩衝材20において、第1延設方向D1で第2延設部23における第3延設部24に向く側の端から第3延設部24における第2延設部23に向く側の端までの内幅寸法L1は、表示パネル13の第2上部辺12Bに沿った方向の長さL2よりも大きい。これにより、上側緩衝材20を、印刷装置10の上部四隅C1~C4を含む位置に嵌め合わせた場合に、印刷装置10の上面11Aにおける第2延設部23と第3延設部24との間に表示パネル13が位置する。その結果、上側緩衝材20を、表示パネル13を避けた状態で、印刷装置10の上部四隅C1~C4に嵌め合わせることができ、印刷装置10の上面に位置する表示パネル13を保護することができる。
上側緩衝材20は、第3延設部24における第1方向D11で第2延設部23に向く方向と反対側の端から、第3延設部24の上面よりも一段下がった状態で外側に延びる第1段部25を有する。これにより、梱包箱90に対して印刷装置10の上方側から荷重が加わる場合でも、第1段部25により上側緩衝材20の第3延設部24側を変形し易くする
ことができ、荷重を印刷装置10に加えにくくすることができる。
上側緩衝材20は、第2延設部23から、当該第2延設部23の上面よりも一段下がった状態で、外側に延びる第2段部26を有する。これにより、梱包箱90に対して、印刷装置10の上方側から荷重が加わる場合でも、上側緩衝材20を、第2段部26により第2延設部23側に変形し易くすることで、荷重を印刷装置に加えにくくすることができる。
第2側壁部32は、第1方向D11に窪んだ凹部33を有する。これにより、梱包箱90に対して、印刷装置10の上方側から荷重が加わる場合でも、凹部33により第2側壁部32を第3方向D13に変形し易くすることで、荷重を印刷装置10に加えにくくすることができる。
オプションカート50は、印刷装置10の上部四隅C1~C4に嵌め合わされた4つの上側緩衝材20のうち、少なくとも一つの第3延設部24の先端に係合する係合部51A,51Bを有する。これにより、印刷装置10の上面11Aにおいて、4つの上側緩衝材20により囲まれる中央部に、オプションカート50が配置されることで、オプションカート50を上側緩衝材20の上方に配置する場合と比べて、梱包箱90を高さ方向で小さくすることができる。
第1延設部22における、第2方向D12側の内面22Aは、側壁部30における、第2方向D12側の内面31Aよりも第2方向D12において内側に下がっている。これにより、印刷装置10の上部四隅C1~C4に上側緩衝材20が嵌め合わされた場合に、第1延設部22の内面22Aと、印刷装置10の上面11Aに位置する部材との間に隙間が形成され易くなり、梱包箱90に対して荷重が加わる場合でも、印刷装置10の上面11Aに位置する部材に荷重を加えにくくすることができる。
梱包箱90内において、4つの下側緩衝材40により印刷装置10の下部四隅C11~C14を受けることで、下側緩衝材40が印刷装置10の下部の全域を受ける場合と比べて、下側緩衝材40の大きさを小さくすることができる。これにより、印刷装置10を保護する機能を損なうことなく、下側緩衝材40の分だけ緩衝材が大きくなることをいっそう抑制することができる。
下側緩衝材40は、第1下部側壁部42の内面に、ルーバ15Aを避けるように内側に凹む逃げ部44を有する。上記構成では、下側緩衝材40を、ルーバ15Aに干渉することなく、印刷装置10の下部四隅C11~C14を含む位置に嵌め合わすことができる。
上側緩衝材20は、上面21Aにおいて、第2延設部23側に第1マーク27を有する。上記構成では、作業者は、上側緩衝材20の上面21Aにある第1マーク27を目印に、上側緩衝材20を、印刷装置の上部四隅C1~C4に嵌め合わせることができ、上側緩衝材20を印刷装置10に嵌め合わせる際に作業性を向上させることができる。
(第1実施形態の変形例)
図9は、梱包体100の変形例である。図9で示す、印刷装置10は、第1実施形態で示す印刷装置10と比べて、第1上部辺12Aと、第2上部辺12Bとの大きさが異なる。具体的には、第1上部辺12Aは、第2上部辺12Bと同じ寸法である。このような構成の印刷装置10においても、上側緩衝材20は、上記(式1),(式2)を満たす限りにおいて、印刷装置10の四隅を含む位置に嵌め合わせることができる。また、上記(式1),(式2)の関係を満たすことで、同じ大きさの上側緩衝材20を、各辺12A~12Dの寸法が異なる印刷装置10に嵌め合わせることも可能である。
(その他の実施形態)
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上述した実施形態では、上側緩衝材20は、第1段部25、第2段部26を有していた。これに代えて、上側緩衝材20は、第1段部25及び第2段部26を有していなくともよい。
上述した実施形態では、上側緩衝材20における第1延設部22の内面22Aは、第1側壁部31の内面31Aよりも第2方向D12で内側に下がっていた。これに代えて、第1延設部22の内面22Aと第1側壁部31の内面31Aとは第2方向D12で連続する面であってもよい。
上述した実施形態では、下側緩衝材40は、4つの部材であつた。これに代えて、下側緩衝材40は、印刷装置10の下面を覆うことが可能な一つの部材であってもよい。この場合において、下側緩衝材40は、印刷装置10の下面の全域を覆うことができる載置面を有する形状であってもよい。
上述した実施形態では、梱包体100は、印刷装置10の上面11Aに配置されるオプションカート50を有していた。これに代えて、梱包体100は、収容体として、印刷装置10の上面11Aに配置される上面視において枠状の緩衝材を備えていてもよい。この場合において、4つの上側緩衝材20における第3延設部24の先端で囲まれる中央部に枠状の緩衝材を配置し、この枠状の緩衝材の内部に印刷装置10の備品等を収容すればよい。また、枠状の緩衝材と、オプションカート50とを上下方向に重ねて、印刷装置10の上面11Aにおける中央部に配置するものであってもよい。
上述した実施形態では、印刷装置10は上面11Aに表示パネル13を備えていた。これに代えて、印刷装置10は、表示パネル13を備えていなくともよい。
10…印刷装置、11…筐体、11A…上面、11B…前面、11C…後面、11D…側面、13…表示パネル、20…上側緩衝材、21…上部壁部、22…第1延設部、23…第2延設部、24…第3延設部、30…側壁部、31…第1側壁部、32…第2側壁部、40…下側緩衝材、50…オプションカート、90…梱包箱、100…梱包体

Claims (10)

  1. 印刷装置を梱包する梱包体であって、前記印刷装置は、上面を形成する前後の辺である一対の第1上部辺と、前記上面を形成し前記一対の第1上部辺と交差する辺である一対の第2上部辺とを有し、
    前記梱包体は、
    前記印刷装置の下方側から当該印刷装置に嵌め合わされる下側緩衝材と、
    前記印刷装置における前記第1上部辺と前記第2上部辺とで形成される上部四隅を含む位置それぞれに嵌め合わされる4つの上側緩衝材と、
    前記下側緩衝材と、前記上側緩衝材とが嵌め合わされた前記印刷装置を収容可能な収容箱と、を備え、
    前記4つの上側緩衝材は、前記印刷装置の前記上部四隅を含む位置に嵌め合わされた状態において、上方に向く上面を有する上部壁部と、前記上部壁部から下方に延びる側壁部と、を有し、
    前記上部壁部は、
    前記上面の向く方向に交差する基準方向に延びる第1延設部と、
    前記第1延設部における前記基準方向での一方端から、前記基準方向に交差する方向に延びる第2延設部と、
    前記第1延設部における前記基準方向での他方端から前記第2延設部の延びる方向と同じ方向に延びる第3延設部と、
    を有し、
    前記側壁部は、
    前記第1延設部から前記下方に延びる第1側壁部と、
    前記第2延設部において、前記第3延設部と向かい合う側の端と反対側の端から前記下方に延びる第2側壁部と、
    を有し、
    前記4つの上側緩衝材のうちの2つが、前記第1延設部が延びる前記基準方向を前記第1上部辺に沿った向きとし、前記第2延設部の延びる方向を、前記第2上部辺に沿った向きとした状態で、前記印刷装置における前記第1上部辺の一方の前記上部四隅を含む位置に嵌め合わされ、
    前記4つの上側緩衝材のうちの前記2つ以外の前記上側緩衝材が、前記第2延設部の延びる方向を前記第1上部辺に沿った向きとし、前記第1延設部が延びる前記基準方向を前記第2上部辺に沿った向きとした状態で、前記印刷装置における前記第1上部辺の他方の前記上部四隅を含む位置に嵌め合わされる、
    梱包体。
  2. 前記印刷装置は、当該印刷装置の上面に、表示領域を前記第2上部辺の延びる方向に向けて配置された表示部を備えており、
    前記基準方向において、前記第2延設部の前記第3延設部に向く側の端から前記第3延設部の前記第2延設部に向く側の端までの寸法は、前記表示部の前記第2上部辺に沿った方向の寸法よりも大きい、請求項1に記載の梱包体。
  3. 前記上側緩衝材は、前記第3延設部における前記基準方向で前記第2延設部に向く方向と反対側の端から、前記第3延設部の上面よりも一段下がった状態で外側に延びる第1段部を有する請求項1又は2に記載の梱包体。
  4. 前記上側緩衝材は、前記第2延設部から、当該第2延設部の上面よりも一段下がった状態で、外側に延びる第2段部を有する請求項1~3のいずれか一項に記載の梱包体。
  5. 前記第2側壁部は、前記基準方向に窪んだ凹部を有する請求項1~4のいずれか一項に
    記載の梱包体。
  6. 前記第1延設部における、前記第2延設部が延びる方向側の内面は、前記第1側壁部における、前記第2延設部が延びる方向側の内面よりも前記第2延設部が延びる方向で内側に位置している、請求項1~5のいずれか一項に記載の梱包体。
  7. 前記4つの上側緩衝材を前記印刷装置の前記上部四隅を含む位置に嵌め合わせた場合に、前記印刷装置の上面のうち、前記4つの上側緩衝材で囲まれる中央部に配置された収容体を備え、
    前記収容体は、前記印刷装置の前記上部四隅に嵌め合わされた前記4つの上側緩衝材のうち、少なくとも一つの前記第3延設部の先端に係合する係合部を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の梱包体。
  8. 前記印刷装置は、下面を形成する前後の辺である一対の第1下部辺と、前記下面を形成し前記一対の第3下部辺と交差する辺である一対の第2下部辺とを有し、
    前記下側緩衝材は、
    前記印刷装置における前記第1下部辺と前記第2下部辺とにより形成される下部四隅を含む位置それぞれに嵌め合わされる4つの部材により構成されており、
    前記下側緩衝材は、前記印刷装置における前記下部四隅を含む位置に嵌め合わされた場合に、第1底壁辺と第2底壁辺とにより角部を形成する載置面を有する底壁部と、
    前記底壁部の前記第1底壁辺から前記載置面の向く方向に延びる第1下部側壁部と、
    前記底壁部の前記第2底壁辺から前記載置面の向く方向に延びる第2下部側壁部と、を有し、
    前記4つの下側緩衝材のうちの2つが、前記第1下部側壁部の内面を前記第1下部辺に向け、前記第2下部側壁部の内面を前記第2下部辺に向けた状態で、前記印刷装置における前記第1下部辺の一方の前記下部四隅を含む位置に嵌め合わされ、
    前記4つの上側緩衝材のうちの前記2つ以外の前記下側緩衝材が、前記第2下部側壁部の内面を前記第1下部辺に向け、前記第1下部側壁部の内面を前記第2上部辺に向けた状態で、前記印刷装置における前記第1下部辺の他方の前記下部四隅を含む位置に嵌め合わされる請求項1~7のいずれか一項に記載の梱包体。
  9. 前記印刷装置の側部には、羽板を有し、前記印刷装置内の空気を換気する換気部を備え、
    前記下側緩衝材は、前記第1下部側壁部の内面、及び前記第2下部側壁部の内面の少なくともいずれかに、前記羽板を避けるように内側に凹む逃げ部を有する請求項8に記載の梱包体。
  10. 前記上側緩衝材の上面のうち、前記第1延設部側、又は前記第2延設部側には、マークを有する請求項8又は9に記載の梱包体。
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