JP2023104753A - 電力変換装置 - Google Patents

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Takuro Hashimoto
邦幸 平井
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Omron Corp
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Abstract

【課題】小型低コスト精緻な同期整流を実現できる高効率の電力変換装置を提供する。【解決手段】入力端子対と、出力端子対と、第1コンデンサと、第1スイッチング部と、第2スイッチング部と、リアクトルと、トランスと、第2コンデンサと、制御部と、を備える電力変換装置において、制御部は、リアクトル電流の連続・不連続を判定する連続判定部と、連続・不連続に応じて、第1スイッチング部からリアクトル及びトランスを介して、第2スイッチング部に供給される交流電流を、第1スイッチング部の制御と同期した第2スイッチング部の制御により整流するための、該第2スイッチング部のスイッチングを制御する第2スイッチング制御信号の同期整流用制御タイミングを算出する同期整流用タイミング演算部と、同期整流用制御タイミングに基づいて、第1スイッチング制御信号及び第2スイッチング制御信号を生成して出力する制御信号出力部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来、電力変換装置である双方向のDC/DCコンバータにおいて、特許文献1から4に記載されているように、スイッチング素子とボディダイオードの通流を活用して回路動作を実現していた。しかし、トランスの小型化を目的とした高周波での駆動にスイッチング素子にGaNを用いると、ボディダイオードの特性により導通損失が大きくなる。高効率化を図るために、外付けのショットキーバリアダイオードをスイッチング素子に並列に設けることもできるが、コストが増加するとともに、回路面積も大きくなるという問題があった。
このように、外付けのショットキーバリアダイオードを設けることなく、高効率化を図るために、同期整流を行うことが考えられる。しかし、同期整流の実現のために、瞬時電流計測を高速かつ高精度で行う必要があり、また、連続モードと不連続モードの判定に高性能なCPUが必要となり、同様にコストが増加するという課題があった。
特開2017-204998号公報 特開2017-204999号公報 特開2017-205000号公報 特開2017-205001号公報
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、小型、低コストで、精緻な同期整流を実現できる高効率の電力変換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、
入力端子対と、
出力端子対と、
前記入力端子対に並列に接続された第1コンデンサと、
第1スイッチング部と、
第2スイッチング部と、
リアクトルと、
トランスと、
前記出力端子対に並列に接続された第2コンデンサと、
前記第1スイッチング部及び前記第2スイッチング部のスイッチングを制御する制御部と、
を備え、前記入力端子対に入力された直流電力を、交流電力を介して直流電力に変換し前記出力端子対から出力する電力変換装置において、
前記制御部は、
前記リアクトルに流れるリアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する連続判定部と、
前記リアクトル電流が連続であるか不連続であるかに応じて、前記第1スイッチング部
から前記リアクトル及び前記トランスを介して、前記第2スイッチング部に供給される交流電流を、前記第1スイッチング部の制御と同期した前記第2スイッチング部の制御により整流するための、該第2スイッチング部のスイッチングを制御する第2スイッチング制御信号の同期整流用制御タイミングを算出する同期整流用タイミング演算部と、
前記同期整流用制御タイミングに基づいて、前記第1スイッチング部のスイッチングを制御する第1スイッチング制御信号及び前記第2スイッチング制御信号を生成して出力する制御信号出力部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、リアクトル電流の連続判定を行い、連続・不連続に応じて第2スイッチング制御信号の同期整流用制御タイミングを算出する。同期整流用制御タイミングは、時間で表現されてもよいし、デューティ値で表現されてもよく、同期整流用制御タイミングに相当する指標であれば表現形式は限定されない。この同期整流用制御タイミングは、リアクトル電流が連続である場合には回生期間に対応し、不連続である場合には不連続期間に対応する。このような第2スイッチング制御信号の同期整流用タイミングを算出することにより、精緻な同期整流を実現することができる。また、外付けのショットキーバリアダイオードを用いる必要がなく、汎用レベルCPU等により電力変換装置を構成することでき、小型、低コスト、高効率の電力変換装置を提供することができる。
双方向の電力変換装置であれば、入出力の方向により、本発明における入力端子対及び出力端子対と、第1スイッチング部と第2スイッチング部は相互に入れ替わる。
また、本発明の電力変換装置は、例えば、双方向DC/DCコンバータが含まれるが、これらに限定されない。
本発明において、
前記制御部は、
前記同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき前記第2スイッチング制御信号のオン期間と所定の閾値との関係を判定する最小オンデューティ判定部を有し、
前記同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき前記第2スイッチング制御信号のオン期間が所定の閾値より小さいと判定された場合に、前記制御信号出力部は、前記前記同期整流用制御タイミングに基づく前記第2スイッチング制御信号を生成しないようにしてもよい。
これによれば、算出された同期整流用制御タイミングが長くなると、同期整流用タイミングに基づいて生成されるべき第2スイッチング制御信号のオン期間が短くなり、同期整流ための第1スイッチング制御信号のパルスが非常に小さくなってしまう。このようにパルスが非常に短くなると、制御対象である第2スイッチング部を構成するスイッチング素子のゲートに電荷がたまらず、半ON状態となり、異常な抵抗値をもつ可能性もあり、スイッチング素子に対して好ましくない。このため、同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき第2スイッチング制御信号のオン期間が所定の閾値より小さいと判定された場合に、制御信号出力部は、同期整流用タイミングに基づく第2スイッチング制御信号を生成しないようにすることによって、スイッチング素子の発熱等を抑制し、電力変換装置の異常な動作を防止することができる。
また、本発明において、
前記入力端子対に入力される入力電圧を計測する入力電圧計測部と、
前記出力端子対から出力される出力電圧を計測する出力電圧計測部と、
を備え、
前記第1スイッチング部は、
第1接続点を介して直列接続された第1スイッチング素子及び第3スイッチング素子を
有し、前記入力端子対に接続された第1スイッチングレグと、
第2接続点を介して直列接続された第2スイッチング素子及び第4スイッチング素子を有し、前記第1スイッチングレグに並列接続された第2スイッチングレグと、
を有し、
前記第2スイッチング部は、
第3接続点を介して直列接続された第5スイッチング素子及び第7スイッチング素子を有し、前記出力端子対に接続された第3スイッチングレグと、
第4接続点を介して直列接続された第6スイッチング素子及び第8スイッチング素子を有し、前記第3スイッチングレグに並列接続された第4スイッチングレグと、
を有し、
前記第1接続点と前記第2接続点との間に、前記リアクトル及び前記トランスの一方の巻線とが直列に接続され、
前記第3接続点と前記第4接続点との間に、前記トランスの他方の巻線が直列に接続され、
前記同期整流用制御タイミングを算出する算出式は、少なくとも、前記第1スイッチングレグを制御する第1スイッチングレグ制御信号と前記第2スイッチングレグを制御する第2スイッチングレグ制御信号との位相差である位相シフト量と、前記第1スイッチングレグ制御信号の周期と、前記入力電圧と、前記出力電圧と、デッドタイムとを変数として含む関数として定義されるようにしてもよい。
このように、同期整流用制御タイミングを算出する算出式を、少なくとも、位相シフト量と、制御信号の周期と、入力電圧と、出力電圧と、デッドタイムとを変数として含む関数として定義すれば、汎用レベルCPU等により同期整流用制御信号タイミングを算出することができるので、精緻な同期制御が可能な小型、低コスト、高効率の電力変換装置を提供することができる。ここで、デッドタイムは、同一のスイッチングレグに直列に接続されたスイッチング素子が同時にオンされないように、それらのスイッチング素子のオン期間の間に設定される両者がオフされる時間である。
また、本発明において、
前記リアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する判定式は、少なくとも、前記位相シフト量と、前記入力電圧と、前記出力電圧と、前記周期と、前記デッドタイムと変数として含む関数によって定義されるようにしてもよい。
このように、リアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する判定式を、少なくとも、位相シフト量と、入力電圧と、出力電圧と、制御信号の周期と、デッドタイムとを変数として含む関数として定義すれば、汎用レベルCPU等によりリアクトル電流の連続・不連続を判定することができるので、精緻な同期制御が可能な小型、低コスト、高効率の電力変換装置を提供することができる。
本発明によれば、小型、低コストで、精緻な同期整流を実現できる高効率の電力変換装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係るおける電力変換装置の概略構成図である。 本発明の実施例1に係る電力変換装置の制御ユニットのブロック図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードの制御信号のタイミングチャートである。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの降圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの他の降圧モードの制御信号のタイミングチャートである。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードの制御信号のタイミングチャートである。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの昇圧モードでの電流経路を示す図である。 本発明の実施例1に係るDC/DCコンバータの他の昇圧モードの制御信号のタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る電力変換装置の制御ユニットのブロック図である。
〔適用例〕
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。
本発明は、図1に示す、絶縁型双方方向DC/DCコンバータ10を含む電力変換装置1に適用される。
電力変換装置1は、DC/DCコンバータ10と制御ユニット20と2対の入出力端子対13(13p、13m)及び入出力端子対14(14p、14m)とを備える。入出力端子13m、13p間、及び、入出力端子14m、14p間には、それぞれ入力された電圧を平滑化するためのコンデンサC1及びC2が接続されている。ここで、コンデンサC1が、本発明の第1コンデンサに対応する。また、コンデンサC2が、本発明の第2コンデンサに対応する。ただし、入出力の方向により、コンデンサC1及びコンデンサC2と、本発明の第1コンデンサ及び第2コンデンサとの対応関係は相互に入れ替わる。
DC/DCコンバータ10は、トランスTR、2つのリアクトルLr1及びLr2及び2つのフルブリッジ回路11及び12を主要構成要素とした絶縁型双方向DC/DCコンバータである。リアクトルLr1とリアクトルLr2は第1フルブリッジ回路11と第2フルブリッジ回路12による制御で交流電力を生成し、コンデンサC1とコンデンサC2は前記交流電力を直流電力へと平滑する。トランスTRとしては、絶縁トランスを用いることができるが、非絶縁トランスでもよい。
DC/DCコンバータ10の第2フルブリッジ回路12は、直列接続された第5スイッチング素子SW5及び第7スイッチング素子SW7を有する第3レグL3と、直列接続された第6スイッチング素子SW6及び第8スイッチング素子SW8を有する第4レグL4と、を備える。図示してあるように、各レグの第nスイッチング素子SWn(n=5~8)の端子間には、第nダイオードDn(n=5~8)が並列に接続されている。また、第3レグL3、第4レグL4は、いずれも、第2入出力端子対14と接続されている。そして、第3レグL3の、第5スイッチング素子SW5及び第7スイッチング素子SW7間の接続点p3は、第2リアクトルLr2を介してトランスTRの第2巻線Wn2の一端に接続され、第4レグL4の、第6スイッチング素子SW6及び第8スイッチング素子SW8間の接続点p4は、トランスTRの第2巻線Wn2の他端に接続されている。
図2は、本実施例に係るDC/DCコンバータ10の制御ユニット20の機能ブロック図である。制御ユニット20は、位相シフト量生成部21と、電圧計測部22と、連続判定部23と、同期整流用デューティ値演算部24と、制御信号出力部25とを含む。
図3は、DC/DCコンバータ10を、降圧コンバータとして動作させる場合に用いられる信号のタイミングチャートを示す。
制御ユニット20による制御信号G1~G8の生成について以下に説明する。位相シフト量生成部21が位相シフト量φを生成する。位相シフト量φは、図3に示す制御信号G1とG2との位相差である。次に、電圧計測部22によって計測された入力電圧Vin及び出力電圧Vout、周期T、位相シフト量生成部21において生成した位相シフト量φ、デッドタイムdを変数とする所定の関数として与えられる(定義される)判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)に基づいて、連続判定部23が、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続な連続モードであるか不連続な不連続モードであるかを判定する。
次に、同期整流用デューティ値演算部24が、同期整流用のデューティ値を算出する。ここでは、同期整流のための制御信号G5及びG8の立ち上がりタイミングt1に対応するデューティ値D1及び制御信号G6及びG7の立ち上がりタイミングt2に対応するデューティ値D2を算出する。例えば、デューティ値D1は、上述した周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及び制御信号G1とG4の同時ON期間Tonを変数とする所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)により算出され、デューティ値D2は同様に、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数とする所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)によって算出される。タイミングt1及びt2は、後述するようにそれぞれモード#11及び#14の期間に対応する。このモード#11及び#14の期間は回生期間であり、同期整流が行われない期間である。ここでは、所定の関数f及びfを用いてタイミングt1及びt2を算出しているが、所定の関数f及びfとして同一の関数を用いてもよく、この場合には、算出されるタイミングt1及びt2も同一となる。
そして、制御信号出力部25から、上述した位相シフト量φ、同期整流用デューティ値D1及びD2を用いて、制御信号G1~G8が生成、出力され、スイッチング素子SW1~SW8の制御に用いられる。制御信号G1~G8により、DC/DCコンバータ10を駆動した場合のリアクトル電流IL1を図3の最下段に示す。このとき、DC/DCコンバータ10は、以下の#11~#16の状態を順に遷移する。#12、#13、#15、#16では、同期整流を実現できている。
このようにDC/DCコンバータ10を含む電力変換装置1において、連続判定を行い、連続モードである場合には回生期間にあたる同期整流用デューティ値D1及びD2を算出することにより、精緻な同期整流を実現することができる。また、外付けのショットキ
ーバリアダイオードを用いる必要がなく、汎用レベルCPU等によりDC/DCコンバータ10を構成することでき、小型、低コスト、高効率の双方向絶縁DC/DCコンバータを提供することができる。
〔実施例1〕
以下では、本発明の実施例に係る電力変換装置1について、図面を用いて、より詳細に説明する。
<電力変換装置の構成>
図1に、本発明の実施形態に係る電力変換装置1の概略構成を示す。
本実施形態に係る電力変換装置1は、双方向の電力変換が可能な装置である。図示してあるように、電力変換装置1は、DC/DCコンバータ10と制御ユニット20と2対の入出力端子対13(13p、13m)及び入出力端子対14(14p、14m)とを備える。なお、入出力端子対13及び14においても、入出力端子13p、14pが、高電位側の入出力端子であり、入出力端子13m、14mが、低電位側の入出力端子である。また、入出力端子13m、13p間には入出力電圧を平滑化するためのコンデンサC1が接続されている。同様に、入出力端子14m、14p間にも入出力電圧を平滑化するためのコンデンサC2が接続されている。コンデンサC1及びC2としては、電解コンデンサを用いることができる。
DC/DCコンバータ10は、トランスTR、2つのリアクトルLr1及びLr2及び2つのフルブリッジ回路11及び12を主要構成要素とした絶縁型双方向DC/DCコンバータである。以下、図1における左側のフルブリッジ回路11、右側のフルブリッジ回路12のことを、それぞれ、第1フルブリッジ回路11、第2フルブリッジ回路12と表記する。同様に、図1における左側及び右側のリアクトルLr1及びLr2のことを、それぞれ、第1リアクトルLr1、第2リアクトルLr2と表記し、トランスTRの図1における左側の巻線Wn1、右側の巻線Wn2のことを、それぞれ、第1巻線Wn1、第2巻線Wn2と表記する。また、図1における左側及び右側の各入出力端子対13(13p、13m)及び入出力端子対14(14p、14m)のことを、それぞれ、第1入出力端子対13、第2入出力端子対14と表記する。第1リアクトルLr1及び第2リアクトルLr2は、トランスTRの第1巻線Wn1及び第2巻線Wn2の漏れインダクタンスを利用してもよい。なお、DC/DCコンバータ10のトランスTRは、巻数比が1:1のものでなくても良い。ただし、以下では、トランスTRの巻数比が1:1であるものとして、電力変換装置1の構成及び動作を説明する。
DC/DCコンバータ10の第1フルブリッジ回路11は、直列接続された第1スイッチング素子SW1及び第3スイッチング素子SW3を有する第1レグL1と、直列接続された第2スイッチング素子SW2及び第4スイッチング素子SW4を有する第2レグL2と、を備える。図示してあるように、各レグの第nスイッチング素子SWn(n=1~4)の端子間には、第nダイオードDn(n=1~4)が並列に接続されている。また、各レグは、第1入出力端子対13と接続されており、第1レグL1の、第1スイッチング素子SW1及び第3スイッチング素子SW3間の接続点p1は、第1リアクトルLr1を介してトランスTRの第1巻線Wn1の一端に接続されている。そして、第2レグL2の、第2スイッチング素子SW2及び第4スイッチング素子SW4間の接続点p2は、トランスTRの第1巻線Wn1の他端に接続されている。ここでは、第1フルブリッジ回路11が、本発明の第1スイッチング部に対応する。また、第1スイッチング素子SW1、第2スイッチング素子SW2、第3スイッチング素子SW3及び第4スイッチング素子SW4が、本発明の第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、第3スイッチング素子及び第4スイッチング素子にそれぞれ対応する。また、第1レグL1及び第2レグL2が、本発明の第1スイッチングレグ及び第2スイッチングレグに対応する。また、接続点p1及
び接続点p2が、本発明の第1接続点及び第2接続点に対応する。さらに、第1リアクトルLr1(及び第2リアクトルLr2)が本発明のリアクトルに対応する。また、トランスTRが本発明のトランスに対応し、第1巻線Wn1が本発明の一方の巻線に対応する。
DC/DCコンバータ10の第2フルブリッジ回路12は、直列接続された第5スイッチング素子SW5及び第7スイッチング素子SW7を有する第3レグL3と、直列接続された第6スイッチング素子SW6及び第8スイッチング素子SW8を有する第4レグL4と、を備える。図示してあるように、各レグの第nスイッチング素子SWn(n=5~8)の端子間には、第nダイオードDn(n=5~8)が並列に接続されている。また、第3レグL3、第4レグL4は、いずれも、第2入出力端子対14と接続されている。そして、第3レグL3の、第5スイッチング素子SW5及び第7スイッチング素子SW7間の接続点p3は、第2リアクトルLr2を介してトランスTRの第2巻線Wn2の一端に接続され、第4レグL4の、第6スイッチング素子SW6及び第8スイッチング素子SW8間の接続点p4は、トランスTRの第2巻線Wn2の他端に接続されている。ここでは、第2フルブリッジ回路12が、本発明の第2スイッチング部に対応する。また、第5スイッチング素子SW5、第6スイッチング素子SW6、第7スイッチング素子SW7及び第8スイッチング素子SW8が、本発明の第5スイッチング素子、第6スイッチング素子、第7スイッチング素子及び第8スイッチング素子にそれぞれ対応する。また、接続点p3及び接続点p4が、本発明の第3接続点及び第4接続点にそれぞれ対応する。また、第3レグL3及び第4レグL4が、本発明の第3スイッチングレグ及び第4スイッチングレグに対応する。また、第2巻線Wn2が本発明のトランスの他方の巻線に対応する。
スイッチング素子SW1~SW8の半導体材料としては、ガリウムナイトライド(GaN)、シリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)等を用いることができるが、これらに限定されない。半導体スイッチング素子としては、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等を用いることができる。スイッチング素子SW1~SW8として用いられるこれらの半導体スイッチング素子に対して、各ダイオードD1~D8は逆並列に接続される。
DC/DCコンバータ10には、第1リアクトルLr1及び第2リアクトルLr2を流れる電流の大きさをそれぞれ測定するための電流センサ15p、15sが取り付けられている。なお、DC/DCコンバータ10には、入出力電圧や入出力電流の大きさを測定するための各種センサ(図示略)も取り付けられている。
制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10内の各スイッチング素子への制御信号のレベルを変更することにより、DC/DCコンバータ10(DC/DCコンバータ10内の各スイッチング素子のON/OFF)を制御するユニットである。以下、第nスイッチング素子SWn(n=1~8)用の制御信号のことを、制御信号Gnと表記する。制御ユニット20は、本発明の制御部に対応する。制御信号G1~G4又はその少なくともいずれかが、本発明の第1スイッチング制御信号に対応する。また、制御信号G5~G8又はその少なくともいずれかが、本発明の第2スイッチング制御信号に対応する。また、制御信号G1及びG3が本発明の第1スイッチングレグ制御信号、制御信号G2及びG4が本発明の第2スイッチングレグ制御信号に対応する。
制御ユニット20は、プロセッサ(本実施形態では、マイクロコントローラ)、ゲートドライバ等から構成されており、制御ユニット20には、上記した各種センサ(電流センサ15p、15s等)の出力が入力されている。
そして、制御ユニット20は、入力されているデータ(電流値、電圧値)に基づき、DC/DCコンバータ10を、以下の4種のコンバータの中のいずれかとして動作させるか
を決定し、決定したコンバータとして動作するようにDC/DCコンバータ10を制御するように構成(プログラミング)されている。
・第1入出力端子対13側が一次側の昇圧コンバータ
・第1入出力端子対13側が一次側の降圧コンバータ
・第2入出力端子対14側が一次側の昇圧コンバータ
・第2入出力端子対14側が一次側の降圧コンバータ
また、制御ユニット20は、DC/DCコンバータ10に対する制御内容の変更(DC/DCコンバータ10を第1入出力端子対13側が一次側の昇圧コンバータとして動作させる制御から、DC/DCコンバータ10を第2入出力端子対14側が一次側の降圧コンバータとして動作させる制御への変更等)を、即座に行うようにも構成(プログラミング)されている。
<同期整流方法>
以下、本実施例に係る電力変換装置1の構成及び動作を具体的に説明する。
図2は、本実施例に係るDC/DCコンバータ10の制御ユニット20の機能ブロック図である。制御ユニット20は、位相シフト量生成部21と、電圧計測部22と、連続判定部23と、同期整流用デューティ値演算部24と、制御信号出力部25とを含む。電圧計測部22は、コンデンサC1の両端、すなわち入出力端子13p、13m間の電圧と、コンデンサC2の両端、すなわち入出力端子14p、14m間の電圧を計測する。このとき、入出力端子対13及び14のうち入力側の電圧が入力電圧Vin、出力側の電圧が出力電圧Voutとなる。DC/DCコンバータ10のこれら各部の具体的な機能については、後述する。ここでは、連続判定部23、同期整流用デューティ値演算部24及び制御信号出力部25が、本発明の連続判定部、同期整流用タイミング演算部、制御信号出力部に対応する。また、電圧計測部22が本発明の入力電圧計測部及び出力電圧計測部に対応する。
<降圧モード1>
図3は、本実施例に係るDC/DCコンバータ10を、降圧コンバータとして動作させる場合に用いられる信号のタイミングチャートを示す。
まず、制御ユニット20は、位相シフト量生成部21が位相シフト量φを生成する。位相シフト量φは、図3に示す制御信号G1とG2との位相差である。次に、電圧計測部22によって計測された入力電圧Vin及び出力電圧Vout、周期T、位相シフト量生成部21において生成した位相シフト量φ、デッドタイムdを変数とする所定の関数として与えられる(定義される)判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)に基づいて、連続判定部23が、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続な連続モードであるか不連続な不連続モードであるかを判定する。例えば、判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)が正値をとる場合には連続モードであり、負値をとる場合には不連続モードであると判定する。ここでは、連続モードと判定された場合について説明する。リアクトル電流IL1は電流センサ15pによって測定したリアクトルLr1を流れる電流値であってもよいし、2次側のリアクトルLr2を1次側のリアクトルに換算し、リアクトルLr1とリアクトルLr2とを合わせた等価なリアクトルを流れる電流値であってもよい。ここでは、判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)が、本発明のリアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する判定式に対応する。
次に、同期整流用デューティ値演算部24が、同期整流用のデューティ値を算出する。ここでは、同期整流のための制御信号G5及びG8の立ち上がりタイミングt1に対応するデューティ値D1及び制御信号G6及びG7の立ち上がりタイミングt2に対応するデューティ値D2を算出する。例えば、デューティ値D1は、上述した周期T、入力電圧V
in、出力電圧Vout、デッドタイムd及び制御信号G1とG4の同時ON期間Tonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)により算出され、デューティ値D2は同様に、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)によって算出される。タイミングt1及びt2は、後述するようにそれぞれモード#11及び#14の期間に対応する。このモード#11及び#14の期間は回生期間であり、同期整流が行われない期間である。ここでは、所定の関数f及びfを用いてタイミングt1及びt2を算出しているが、所定の関数f及びfとして同一の関数を用いてもよく、この場合には、算出されるタイミングt1及びt2も同一となる。ここでは、デューティ値D1及びD2が本発明の同期整流用制御タイミングに対応し、関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)及び関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)が本発明の同期整流用制御タイミングの算出式に対応する。
そして、制御信号出力部25から、上述した位相シフト量φ、同期整流用デューティ値D1及びD2を用いて、制御信号G1~G8が生成、出力され、スイッチング素子SW1~SW8の制御に用いられる。上述の位相シフト量生成部21による位相シフト量の生成、連続判定部23による連続判定及び同期整流用デューティ値演算部24による同期整流用デューティ値の演算は、制御信号の周期ごとに行う。
制御信号G1~G8により、DC/DCコンバータ10を駆動した場合のリアクトル電流IL1を図3の最下段に示す。このとき、DC/DCコンバータ10は、以下の#11~#16の状態を順に遷移する。リアクトル電流IL1は電流センサ15pによって測定したリアクトルLr1を流れる電流値であってもよいし、2次側のリアクトルLr2を1次側のリアクトルに換算し、リアクトルLr1とリアクトルLr2とを合わせた等価なリアクトルを流れる電流値であってもよい。
・#11の状態では、スイッチング素子SW1、SW4のみがONになっており、他のスイッチン素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図4に示すようになる。
・#12の状態では、スイッチング素子SW1、SW4、SW5、SW8がONになっており、他のスイッチング素子はOFFとなっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図5に示すようになる。
・#13の状態では、スイッチング素子SW3、SW4、SW5、SW8がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図6に示すようになる。
・#14の状態では、スイッチング素子SW2、SW3のみがONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図7に示すようになる。
・#15の状態では、スイッチング素子SW2、SW3、SW6、SW7がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図8に示すようになる。
・#16の状態では、スイッチング素子SW1、SW2、SW6、SW7がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図9に示すようになる。
このように、#12、#13、#15、#16では、同期整流を実現できている。#11及び#14では同期整流を実現できていないが、これらの状態の期間は短いので、これらの期間の損失は大きくない。
このようにDC/DCコンバータ10を含む電力変換装置1において、連続判定を行い、連続モードである場合には回生期間にあたる同期整流用デューティ値D1及びD2を算出することにより、精緻な同期整流を実現することができる。また、外付けのショットキ
ーバリアダイオードを用いる必要がなく、汎用レベルCPU等によりDC/DCコンバータ10を構成することでき、小型、低コスト、高効率の双方向絶縁DC/DCコンバータを提供することができる。
<降圧モード2>
図10は、降圧モードで、入出力条件によりリアクトル電流IL1が不連続となる場合の例である。
降圧モード1について説明したように、制御ユニット20の位相シフト量生成部21が、位相シフト量φを生成する。そして、電圧計測部22によって計測された入力電圧Vin等を変数とする判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)に基づいて、連続判定部23が、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続モードであるか不連続モードであるかを判定する。ここでは、不連続モードと判定された場合について説明する。
次に、同期整流用デューティ値演算部24が同期整流用のデューティ値を算出する。ここでは、同期整流のための制御信号G5及びG8の立ち下がりタイミングt3に対応するデューティ値D3及び制御信号G6及びG7の立ち下がりタイミングt4に対応するデューティ値D4を算出する。例えば、デューティ値D3は、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)により算出され、デューティ値D4は同様に、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)によって算出される。タイミングt3及びt4は、後述するようにそれぞれモード#23及び#26の期間に対応する。このモード#23及び#26の期間は不連続期間であり、同期整流が行われない期間である。ここでは、所定の関数f及びfを用いてタイミングt3及びt4を算出しているが、所定の関数f及びfとして同一の関数を用いてもよく、この場合には、算出されるタイミングt3及びt4も同一となる。ここでは、デューティ値D3及びD4が本発明の同期整流用制御タイミングに対応し、関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)及び関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)が本発明の同期整流用制御タイミングの算出式に対応する。
そして、制御信号出力部25から、上述した位相シフト量φ、同期整流用デューティ値D3及びD4を用いて、制御信号G1~G8が生成、出力され、スイッチング素子SW1~SW8の制御に用いられる。上述の位相シフト量生成部21による位相シフト量の生成、連続判定部23による連続判定及び同期整流用デューティ値演算部24による同期整流用デューティ値の演算は、制御信号の周期ごとに行う。
このようにして、生成された制御信号G1~G8は、制御信号出力部25から出力される。制御信号G1~G8により、DC/DCコンバータ10を駆動した場合のリアクトル電流IL1を図10の最下段に示す。このとき、DC/DCコンバータ10は、#21~#26の状態を順に遷移する。各状態でのDC/DCコンバータ10の電流経路の説明は省略するが、#23と#26の不連続となる状態を除き、同期整流が実現できている。
このようにDC/DCコンバータ10を含む電力変換装置1において、連続判定を行い、連続モードである場合には不連続期間にあたる同期整流用デューティ値D3及びD4を算出することにより、精緻な同期整流を実現することができる。また、外付けのショットキーバリアダイオードを用いる必要がなく、汎用レベルCPU等によりDC/DCコンバータ10を構成することでき、小型、低コスト、高効率の双方向絶縁DC/DCコンバータを提供することができる。
<昇圧モード1>
図11は、本実施例に係るDC/DCコンバータ10を、昇圧コンバータとして動作させる場合に用いられる信号のタイミングチャートを示す。
降圧モードについて説明したように、制御ユニット20の位相シフト量生成部21が、位相シフト量φを生成する。ただし、DC/DCコンバータ10を昇圧モードで動作させる場合には、図11に示すように制御信号G1とG2との位相差である位相シフト量は0である。そして、電圧計測部22によって計測された入力電圧Vin等を変数とする判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)に基づいて、連続判定部23が、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続モードであるか不連続モードであるかを判定する。ここでは、連続モードと判定された場合について説明する。
次に、同期整流用デューティ値演算部24が同期整流用のデューティ値を算出する。ここでは、同期整流のための制御信号G8の立ち上がりタイミングt5に対応するデューティ値D5及び制御信号G7の立ち上がりタイミングt6に対応するデューティ値D6を算出する。例えば、デューティ値D5は、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)により算出され、デューティ値D6は同様に、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)によって算出される。タイミングt5及びt6は、後述するようにそれぞれモード#31及び#34の期間に対応する。このモード#31及び#34の期間は回生期間であり、同期整流が行われない期間である。ここでは、所定の関数f及びfを用いてタイミングt5及びt6を算出しているが、所定の関数f及びfとして同一の関数を用いてもよく、この場合には、算出されるタイミングt5及びt6も同一となる。ここでは、デューティ値D5及びD6が本発明の同期整流用制御タイミングに対応し、関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)及び関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)が本発明の同期整流用制御タイミングの算出式に対応する。
そして、制御信号出力部25から、上述した位相シフト量、同期整流用デューティ値D5及びD6を用いて、制御信号G1~G8が生成、出力され、スイッチング素子SW1~SW8の制御に用いられる。上述の位相シフト量生成部21による位相シフト量の生成、連続判定部23による連続判定及び同期整流用デューティ値演算部24による同期整流用デューティ値の演算は、制御信号の周期ごとに行う。
このようにして、生成された制御信号G1~G8は、制御信号出力部25から出力される。制御信号G1~G8により、DC/DCコンバータ10を駆動した場合のリアクトル電流IL1を図11の最下段に示す。このとき、DC/DCコンバータ10は、以下の#31~#36の状態を順に遷移する。
・#31の状態では、スイッチング素子SW1、SW4、SW7がONになっており、他のスイッチン素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図12に示すようになる。
・#32の状態では、スイッチング素子SW1、SW4、SW7、SW8がONになっており、他のスイッチング素子はOFFとなっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図13に示すようになる。
・#33の状態では、スイッチング素子SW1、SW4、SW5、SW8がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図14に示すようになる。
・#34の状態では、スイッチング素子SW2、SW3、SW8がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図15に示すようになる。
・#35の状態では、スイッチング素子SW2、SW3、SW7、SW8がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図16に示すようになる。
・#36の状態では、スイッチング素子SW2、SW3、SW6、SW7がONになっており、他のスイッチング素子はOFFになっている。このとき、DC/DCコンバータ10における電流の経路は、図17に示すようになる。
このように、#32、#33、#35、#36では、同期整流を実現できている。#31及び#34では同期整流を実現できていないが、これらの状態の期間は短いので、これらの期間の損失は大きくない。
このようにDC/DCコンバータ10を含む電力変換装置1において、連続判定を行い、連続モードである場合には回生期間にあたる同期整流用デューティ値D5及びD6を算出することにより、精緻な同期整流を実現することができる。また、外付けのショットキーバリアダイオードを用いる必要がなく、汎用レベルCPU等によりDC/DCコンバータ10を構成することでき、小型、低コスト、高効率の双方向絶縁DC/DCコンバータを提供することができる。
<昇圧モード2>
図18は、本実施形態に係るDC/DCコンバータ10を、昇圧コンバータとして動作させる場合に用いられる信号のタイミングチャートを示す。図18は、昇圧モードで、入出力条件によりリアクトル電流IL1が不連続となる場合の例である。信号の表記については、昇圧モード1で説明したところに従う。
昇圧モード1について説明したように、制御ユニット20の位相シフト量生成部21が、位相シフト量0を生成する。そして、電圧計測部22によって計測された入力電圧Vin等を変数とする判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)に基づいて、連続判定部23が、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続モードであるか不連続モードであるかを判定する。ここでは、不連続モードと判定された場合について説明する。
次に、同期整流用デューティ値演算部24が同期整流用のデューティ値を算出する。ここでは、同期整流のための制御信号G5の立ち下がりタイミングt7に対応するデューティ値D7及び制御信号G6の立ち下がりタイミングt8に対応するデューティ値D8を算出する。例えば、デューティ値D7は、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)により算出され、デューティ値D8は同様に、周期T、入力電圧Vin、出力電圧Vout、デッドタイムd及びTonを変数として定義される所定の関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)によって算出される。タイミングt7及びt8は、後述するようにそれぞれモード#43及び#46の期間に対応する。このモード#43及び#46の期間は不連続期間であり、同期整流が行われない期間である。ここでは、所定の関数f及びfを用いてタイミングt7及びt8を算出しているが、所定の関数f及びfとして同一の関数を用いてもよく、この場合には、算出されるタイミングt7及びt8も同一となる。ここでは、デューティ値D7及びD82が本発明の同期整流用制御タイミングに対応し、関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)及び関数f(T,Ton,Vin,Vout,d)が本発明の同期整流用制御タイミングの算出式に対応する。
そして、制御信号出力部25から、上述した位相シフト量、同期整流用デューティ値D7及びD8を用いて、制御信号G1~G8が生成、出力され、スイッチング素子SW1~SW8の制御に用いられる。上述の位相シフト量生成部21による位相シフト量の生成、連続判定部23による連続判定及び同期整流用デューティ値演算部24による同期整流用
デューティ値の演算は、制御信号の周期ごとに行う。
このようにして、生成された制御信号G1~G8は、制御信号出力部25から出力される。制御信号G1~G8により、DC/DCコンバータ10を駆動した場合のリアクトル電流IL1を図18の最下段に示す。このとき、DC/DCコンバータ10は、#41~#46の状態を順に遷移する。各状態でのDC/DCコンバータ10の電流経路の説明は省略するが、#43と#46の不連続となる状態を除き、同期整流が実現できている。
このようにDC/DCコンバータ10を含む電力変換装置1において、連続判定を行い、不連続モードである場合には不連続期間にあたる同期整流用デューティ値D7及びD8を算出することにより、精緻な同期整流を実現することができる。また、外付けのショットキーバリアダイオードを用いる必要がなく、汎用レベルCPU等によりDC/DCコンバータ10を構成することでき、小型、低コスト、高効率の双方向絶縁DC/DCコンバータを提供することができる。
〔変形例〕
上述の実施例1では、連続判定部23において、判定式f(Vin,Vout,T,φ,d)に基づいて、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続な連続モードであるか不連続な不連続モードであるかを判定しているが、リアクトルL1を流れる電流値IL1が連続な連続モードであるか不連続な不連続モードであるかの判定は、このような方法に限られない。
降圧モードにおいて、関数fの値が正であれば関数fの値は負となり、関数fの値が正であれば関数fの値は負となる性質がある。また、昇圧モードにおいては、関数fの値が正であれば関数fの値は負となり、関数fの値が正であれば関数fの値は負となる性質がある(ただし、入力電圧<出力電圧の条件に限り、入力電圧≧出力電圧の条件では強制的に関数fの値を0とする。)。
このような関数f等の性質を利用し、降圧モードでは関数f(f)及び関数f(f)、昇圧モードでは関数f(f)及び関数f(f)を常に演算し、その結果を同期整流の立ち上がりタイミング(t1(t2)、t5(t6))と立ち下りタイミング(t3(t4)、t7(t8))に反映させるようにしてもよい。例えば、関数fの値が正である場合には連続モードと判断するとともに、計算結果を立ち上がりタイミングt1(及びt2)に反映し、負値となる関数fの値を0として立ち下がりタイミングt3(及びt4)に反映する。関数fの値が正である場合には不連続モードと判断するとともに、計算結果を立ち下がりタイミングt3(及びt4)に反映し、負値となる関数fの値を0として立ち上がりタイミングt1(及びt2)に反映する。
上述のように、降圧モードでは関数f及び関数f、昇圧モードでは関数f及び関数fを常に演算し、その結果を同期整流の立ち上がりタイミングと立ち下りタイミングに反映させることにより、特別の判定式fを設けることなく、立ち上がりタイミング及び立下りタイミングを算出するための関数f等を用いて、連続判定も行うことができる。この場合には、連続判定部23と同期整流用デューティ値演算部24における処理が一部重複することになる。
〔実施例2〕
以下、本発明の実施例2に係る電力変換装置1及びDC/DCコンバータ10について説明する。実施例2に係るDC/DCコンバータ10は、制御ユニット30の構成を除き、実施例1と同様であるため、同様の構成については、同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。
図19に制御ユニット30のブロック図を示す。制御ユニット30は、位相シフト量生
成部21と、電圧計測部22と、連続判定部23と、同期整流用デューティ値演算部24と、最小ONデューティ判定部31と、制御信号出力部25を含む。最小ONデューティ判定部31を含む点が、実施例1に係る制御ユニット20と異なるが、他の構成は共通である。
制御ユニット30では、実施例1に係る制御ユニット20と同様に、位相シフト量生成部21による位相シフト量φの生成、連続判定部23による連続判定及び同期整流用デューティ値演算部による同期整流用デューティ値の算出を行うが、制御ユニット30では、最小ONデューティ判定を行う点が制御ユニット20とは異なる。
制御ユニット30の最小ONデューティ判定部31では、最小ONデューティ判定を行う。昇圧モード1におけるデューティ値D1を例に説明すると、最小ONデューティ判定部31では、最小オンデューティに関する閾値Dminを設定しておき、所定の判定式f11(d0,d,Dmin)を用いて、
D1>f11(d0,d,Dmin)・・・式(1)
を満たす場合には、フラグを出す。ここで、d0は、例えば0.5のような所定のデューティ値であり、dはデッドタイムである。ここでは、最小ONデューティ判定部31が、本発明の最小オンデューティ判定部に対応する。式(1)を満たすか否かの判定は、本発明の同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき第2スイッチング制御信号のオン期間と所定の閾値との関係の判定に対応し、式(1)が満たされる場合は、本発明の同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき第2スイッチング制御信号のオン期間と所定の閾値より小さいと判定される場合に対応する。判定式はオン期間に基づいて表現してもよいし、オフ期間に基づいて表現されてもよく、また、判定式は、時間、デューティのいずれで表現されてもよい。
制御信号出力部25は、最小ONデューティ判定部31によってフラグが出力されているのを検出すると、同期整流のための制御信号を出力しないようにする。具体的には、降圧モードでは、2次側のすべてのスイッチング素子SW5~SW8に対する制御信号D5~D8として同期整流のための制御信号を出力しないようにする。
降圧モードを例にとると、算出されたデューティ値D1が、式(1)の判定式を満たす場合には不連続期間が長くなる。このときには、同期整流のためのオンデューティ値が小さくなり、同期整流ための制御信号のパルスが非常に小さくなってしまう。このように制御信号のパルスが非常に短くなると、制御対象であるスイッチング素子のゲートに電荷がたまらず、半ON状態となり、異常な抵抗値をもつ可能性もあり、スイッチング素子に対して好ましくない。このような状態を避けるために、同期整流用デューティ値演算部24によって算出されたデューティ値に対して式(1)の判定式を用いることにより、同期整流ための制御信号のパルスが非常に小さくなってしまう場合には、制御信号を出力しないようにしている。これによって、スイッチング素子の発熱等を抑制し、DC/DCコンバータ10の異常な動作を防止することができる。
上では降圧モードを例に説明したが、DC/DCコンバータ10を昇圧モードで動作させる場合も同様であり、最小ONデューティ判定部31では、最小オンデューティに関する閾値Dminを設定しておき、所定の判定式f12(d0,d,Dmin)を用いて、D5>f12(d0,d,Dmin)・・・式(2)
を満たす場合には、フラグを出す。ここで、φ位相シフト量である。最小オンデューティに関する閾値Dminは、降圧モードと昇圧モードとで別の値を設定するようにしてもよい。フラグに対する制御信号出力部25の処理は降圧モードの場合と同様であるが、昇圧モードでは、2次側のハイサイドのスイッチング素子SW5及びSW6に対する制御信号D5及びD6として同期整流用の制御信号を出力しないようにする。
このように、同期整流用デューティ値演算部24によって算出されたデューティ値に対して式(2)の判定式を用いることにより、同期整流ための制御信号のパルスが非常に小さくなってしまう場合には、制御信号を出力しないようすることによって、スイッチング素子の発熱等を抑制し、DC/DCコンバータ10の異常な動作を防止することができる。
上述の実施例1及び実施例2において、絶縁側双方向DC/DCコンバータ10を例として説明したが、本発明は、絶縁型、非絶縁型にかかわらず、双方向昇降圧チョッパや、双方向多機能チョッパについても適用することができる。
<付記1>
入力端子対(13)と、
出力端子対(14)と、
前記入力端子対(13)に並列に接続された第1コンデンサ(C1)と、
第1スイッチング部(11)と、
第2スイッチング部(12)と、
リアクトル(Lr1)と、
トランス(TR)と、
前記出力端子対(14)に並列に接続された第2コンデンサ(C2)と、
前記第1スイッチング部(11)及び前記第2スイッチング部(12)のスイッチングを制御する制御部(20,30)と、
を備え、前記入力端子対(13)に入力された直流電力を、交流電力を介して直流電力に変換し前記出力端子対(14)から出力する電力変換装置(1)において、
前記制御部(20,30)は、
前記リアクトル(Lr1)に流れるリアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する連続判定部(23)と、
前記リアクトル電流が連続であるか不連続であるかに応じて、前記第1スイッチング部(11)から前記リアクトル(Lr1)及び前記トランス(TR)を介して、前記第2スイッチング部(12)に供給される交流電流を、前記第1スイッチング部(11)の制御と同期した前記第2スイッチング部(12)の制御により整流するための、該第2スイッチング部(12)のスイッチングを制御する第2スイッチング制御信号の同期整流用制御タイミングを算出する同期整流用タイミング演算部(24)と、
前記同期整流用制御タイミングに基づいて、前記第1スイッチング部(11)のスイッチングを制御する第1スイッチング制御信号及び前記第2スイッチング制御信号を生成して出力する制御信号出力部(25)と、
を有することを特徴とする電力変換装置(1)。
1 :電力変換装置
11 :第1フルブリッジ回路
12 :第2フルブリッジ回路
13 :入出力端
14 :入出力端
20 :制御ユニット
23 :連続判定部
24 :同期整流用デューティ値演算部
25 :制御信号出力部
C1,C2 :コンデンサ
Lr1,Lr2 :リアクトル
TR :絶縁トランス
SW1~SW8 :スイッチング素子

Claims (4)

  1. 入力端子対と、
    出力端子対と、
    前記入力端子対に並列に接続された第1コンデンサと、
    第1スイッチング部と、
    第2スイッチング部と、
    リアクトルと、
    トランスと、
    前記出力端子対に並列に接続された第2コンデンサと、
    前記第1スイッチング部及び前記第2スイッチング部のスイッチングを制御する制御部と、
    を備え、前記入力端子対に入力された直流電力を、交流電力を介して直流電力に変換し前記出力端子対から出力する電力変換装置において、
    前記制御部は、
    前記リアクトルに流れるリアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する連続判定部と、
    前記リアクトル電流が連続であるか不連続であるかに応じて、前記第1スイッチング部から前記リアクトル及び前記トランスを介して、前記第2スイッチング部に供給される交流電流を、前記第1スイッチング部の制御と同期した前記第2スイッチング部の制御により整流するための、該第2スイッチング部のスイッチングを制御する第2スイッチング制御信号の同期整流用制御タイミングを算出する同期整流用タイミング演算部と、
    前記同期整流用制御タイミングに基づいて、前記第1スイッチング部のスイッチングを制御する第1スイッチング制御信号及び前記第2スイッチング制御信号を生成して出力する制御信号出力部と、
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、
    前記同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき前記第2スイッチング制御信号のオン期間と所定の閾値との関係を判定する最小オンデューティ判定部を有し、
    前記同期整流用制御タイミングに基づいて生成されるべき前記第2スイッチング制御信号のオン期間が所定の閾値より小さいと判定された場合に、前記制御信号出力部は、前記同期整流用制御タイミングに基づく前記第2スイッチング制御信号を生成しないことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記入力端子対に入力される入力電圧を計測する入力電圧計測部と、
    前記出力端子対から出力される出力電圧を計測する出力電圧計測部と、
    を備え、
    前記第1スイッチング部は、
    第1接続点を介して直列接続された第1スイッチング素子及び第3スイッチング素子を有し、前記入力端子対に接続された第1スイッチングレグと、
    第2接続点を介して直列接続された第2スイッチング素子及び第4スイッチング素子を有し、前記第1スイッチングレグに並列接続された第2スイッチングレグと、
    を有し、
    前記第2スイッチング部は、
    第3接続点を介して直列接続された第5スイッチング素子及び第7スイッチング素子を有し、前記出力端子対に接続された第3スイッチングレグと、
    第4接続点を介して直列接続された第6スイッチング素子及び第8スイッチング素子を有し、前記第3スイッチングレグに並列接続された第4スイッチングレグと、
    を有し、
    前記第1接続点と前記第2接続点との間に、前記リアクトル及び前記トランスの一方の巻線とが直列に接続され、
    前記第3接続点と前記第4接続点との間に、前記トランスの他方の巻線が直列に接続され、
    前記同期整流用制御タイミングを算出する算出式は、少なくとも、前記第1スイッチングレグを制御する第1スイッチングレグ制御信号と前記第2スイッチングレグを制御する第2スイッチングレグ制御信号との位相差である位相シフト量と、前記第1スイッチングレグ制御信号の周期と、前記入力電圧と、前記出力電圧と、デッドタイムとを変数として含む関数として定義されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記リアクトル電流が連続であるか不連続であるかを判定する判定式は、少なくとも、前記位相シフト量と、前記入力電圧と、前記出力電圧と、前記周期と、前記デッドタイムと変数として含む関数によって定義されることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。

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