JP2023104439A - 配送ロボット - Google Patents

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JP2023104439A JP2022005424A JP2022005424A JP2023104439A JP 2023104439 A JP2023104439 A JP 2023104439A JP 2022005424 A JP2022005424 A JP 2022005424A JP 2022005424 A JP2022005424 A JP 2022005424A JP 2023104439 A JP2023104439 A JP 2023104439A
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圭 佐藤
Kei Sato
秀喜 安藤
Hideki Ando
正輝 七原
Masateru Nanahara
秀生 本多
Hideo Honda
雄志 竹内
Takeshi Takeuchi
洋司 山内
Yoji Yamauchi
将士 赤堀
Masashi Akahori
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Abstract

【課題】走行レール及びガイドレールが存在しない環境(例えば、屋外環境)であっても、配送物を水平状態のまま配送することができる配送ロボットを提供する。【解決手段】目的地まで配送物を配送する配送ロボット1であって、目的地まで自立走行する車両本体10と、を備え、前記車両本体は、配送物が載置される載置部20Aと、前記載置部を揺動可能に支持する揺動機構30と、前記揺動機構を保持する保持部と、を備え、前記揺動機構は、揺動プレートと、下向きに凸に湾曲した円弧形状のガイドレールと、前記ガイドレールにスライド移動可能に係合したスライド部と、を含み、前記ガイドレール及び前記スライド部のうち一方は、前記揺動プレートに設けられ、他方は前記保持部に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、配送ロボットに関する。
チェーンによって走行レールに沿って走行し、走行レールの傾斜区間においても被搬送物を傾斜させずに搬送する搬送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-230875号公報
しかしながら、特許文献1においては、搬送装置は、揺動軸を中心に揺動する揺動手段の揺動端に設けられたガイドローラが走行レールの傾斜区間に対応して設けられたガイドレールに係合した状態で走行レールに沿って走行することにより、被搬送物を傾斜させずに搬送するように構成されている。そのため、走行レール及びガイドレールが存在しない環境(例えば、屋外環境)においては、被搬送物(配送物)を水平状態のまま搬送(配送)することができないという課題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、走行レール及びガイドレールが存在しない環境(例えば、屋外環境)であっても、配送物を水平状態のまま配送することができる配送ロボットを提供するものである。
本発明にかかる配送ロボットは、
目的地まで配送物を配送する配送ロボットであって、
目的地まで自立走行する車両本体を備え、
前記車両本体は、
配送物が載置される載置部と、
前記載置部を揺動可能に支持する揺動機構と、
前記揺動機構を保持する保持部と、を備え、
前記揺動機構は、揺動プレートと、下向きに凸に湾曲した円弧形状のガイドレールと、前記ガイドレールにスライド移動可能に係合したスライド部と、を含み、
前記ガイドレール及び前記スライド部のうち一方は、前記揺動プレートに設けられ、他方は前記保持部に設けられており、
前記載置部は、前記揺動プレートに設けられており、
前記車両本体が水平面に対して傾斜した場合、前記スライド部が相対的に前記ガイドレールに沿って移動することにより、前記載置部の水平状態が保たれる。
このような構成により、走行レール及びガイドレールが存在しない環境(例えば、屋外環境)であっても、配送物を水平状態のまま配送することができる。
これは、車両本体が水平面に対して傾斜した場合、スライド部が相対的にガイドレールに沿って移動することにより、載置部及びこれに載置された配送物の水平状態が保たれることによるものである。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記載置部を鉛直方向に延びる回転軸を中心に回転させる回転機構と、
前記回転機構を制御する回転機構制御部と、をさらに備えていてもよい。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記回転軸は、上面視で、前記載置部の中心から所定量シフトした位置に配置されていてもよい。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記回転機構制御部は、前記車両本体が目的地に到着した場合、前記回転機構を制御して、前記載置部を前記回転軸を中心に回転させてもよい。
このようにすれば、ユーザは、身を乗り出すことなく、配送物を受け取ることができる。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記載置部は、前記車両本体が目的地に到着するまで、上面視で、当該載置部の外形が前記車両本体の外形内に収まる収納位置に位置しており、
前記回転機構制御部は、前記車両本体が目的地に到着した場合、前記回転機構を制御して、上面視で、前記載置部の外形が前記車両本体の外形からはみ出る非収納位置まで前記回転軸を中心に回転させてもよい。
このようにすれば、配送ロボットが走行中に、載置部が周囲に存在する人等に接触するのを防止することができる。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記揺動プレートの揺動を規制するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、をさらに備え、
前記アクチュエータは、前記揺動プレートに当接して当該揺動プレートの揺動を規制する当接位置と前記揺動プレートから離間して当該揺動プレートの揺動の規制を解除する非当接位置との間を移動するシリンダを含み、
前記シリンダは、前記車両本体が目的地に到着するまで、前記非当接位置に位置しており、
前記アクチュエータ制御部は、前記車両本体が目的地に到着した場合、前記アクチュエータを制御して、前記シリンダを前記当接位置に移動させてもよい。
このようにすれば、配送ロボットが目的地に到着するまでの間、揺動プレート(及び載置部)が車両本体(スライド部)に対して揺動することが可能となる。また、配送ロボットが目的地に到着した場合、載置部(揺動プレート)の揺動が規制される。そのため、ユーザは、載置部に載置された配送物が揺動しない状態で当該配送物を受け取ることができる。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記揺動プレートの揺動を制動するロータリーダンパーをさらに備え、
前記揺動プレートは、円弧形状の面を含み、
前記ロータリーダンパーは、当該ロータリーダンパーの回転軸が前記円弧形状の面に接触した状態で前記保持部に設けられていてもよい。
このようにすれば、揺動プレート(及び載置部)が必要以上に揺動することが防止される。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記車両本体は、
複数の走行輪と、
前記複数の走行輪の回転を個別に制御する走行制御部と、をさらに備え、
前記走行輪のホイールベースと前記走行輪の直径は概ね等しくてもよい。
このようにすれば、走行輪を個別に制御することにより、配送ロボットをステアリングレスで旋回(信地旋回)させることができる。
また、上記配送ロボットにおいては、
前記揺動プレートの重量は、水平方向に関し、左右対称で、
前記揺動プレートの単位長さあたりの重量は、水平方向に関し、中央部が最も重くてもよい。
このようにすれば、車両本体が水平面に対して傾斜した場合、揺動プレートが自重で揺動することにより、載置部及びこれに載置された配送物の水平状態が保たれる。
本発明により、走行レール及びガイドレールが存在しない環境(例えば、屋外環境)であっても、配送物を水平状態のまま配送することができる配送ロボットを提供することができる。
配送ロボット1の斜視図である。 車両本体10の内部構造を表す斜視図である。 配送ロボット1の縦断面図である。 図3中の一点鎖線で囲んだ矩形内の拡大図である。 配送ロボット1のシステム構成図である。 配送ロボット1の上面図(簡略図)である。 揺動機構30の斜視図である。 揺動プレート31を図4中矢印AR1方向から見た図である。 揺動プレート31を図4中矢印AR2方向から見た図である。 配送ロボット1が坂路を走行(自立走行)している様子を表す図である。 配送ロボット1の動作例のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態である配送ロボット1について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
図1は、配送ロボット1の斜視図である。図2は、車両本体10の内部構造を表す斜視図である。図3は、配送ロボット1の縦断面図である。図4は、図3中の一点鎖線で囲んだ矩形内の拡大図である。
配送ロボット1は、屋外環境において自律走行することにより、目的地まで配送物を配送する配送ロボットである。配送物は、例えば、ユーザが注文した商品(例えば、食品や飲み物)である。ユーザは、例えば、当該ユーザが所持するスマートフォン(図示せず)から商品を注文する。目的地は、例えば、商品を注文したユーザの現在位置で、ユーザが所持するスマートフォンから取得される。
図1に示すように、配送ロボット1は、目的地まで自立走行する車両本体10を備えている。
図2~図4に示すように、車両本体10は、複数の走行輪11(11a~11d)、複数の走行輪11(11a~11d)を回転させる複数のモータ70(70a~70d)、シャシー12、ベース13、ベース13に固定された第1支柱14A、第2支柱14B、第1支柱14Aにより支持された第1載置部20A、第2支柱14Bにより支持された第2載置部20B、第1載置部20Aを揺動可能に支持する揺動機構30、第1載置部20A(及び揺動機構30)を鉛直方向に延びる回転軸41を中心に回転させる回転機構40、第1載置部20A(揺動プレート31)の揺動を制動するロータリーダンパー50、第1載置部20A(揺動プレート31)の揺動を規制するアクチュエータ60を備えている。なお、図示しないが、シャシー12とベース13との間には、配送ロボット1(車両本体10)が走行中の振動を減衰させるため、減衰機構(例えば、バネ)が設けられている。
図5は、配送ロボット1のシステム構成図である。
図5に示すように、車両本体10は、センサ81(81a~81e)、障害物検知部82、自己位置推定部83、走行制御部84、回転機構制御部85、アクチュエータ制御部86、経路情報記憶部87を備えている。障害物検知部82、自己位置推定部83、走行制御部84、回転機構制御部85、アクチュエータ制御部86は、プロセッサ(図示せず)が、記憶装置(図示せず)からメモリ(図示せず)に読み込まれた所定プログラムを実行することにより実現される。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサは、1つの場合もあるし、複数の場合もある。記憶装置は、例えば、ROM、SSDである。メモリは、例えば、RAMである。なお、障害物検知部82、自己位置推定部83、走行制御部84、回転機構制御部85、アクチュエータ制御部86の一部又は全部は、ハードウェアで実現してもよい。
モータ70(70a~70d)は、走行輪11(11a~11d)を回転させるためのモータで、例えば、エンコーダ付きのモータ(例えば、サーボモータ)である。モータ70(70a~70d)は、シャシー12に取り付けられている。モータ70(70a~70d)は、走行制御部84からの制御により個別に正逆回転される。
走行輪11a(左前輪)と走行輪11c(左後輪)の軸間距離L1(図1参照)、すなわち走行輪のホイールベースと走行輪の直径L2(図1参照)は、概ね等しい。同様に、走行輪11b(右前輪)と走行輪11d(右後輪)の軸間距離、すなわち走行輪のホイールベースと走行輪の直径も、概ね等しい。
走行輪11a~11dは、走行制御部84がモータ70(70a~70d)を制御することにより、個別に正逆回転される。これにより、配送ロボット1(車両本体10)をステアリングレスで旋回(信地旋回)させることができる。例えば、左輪(走行輪11a、11c)を正転、右輪(走行輪11b、11d)を逆転させることにより、配送ロボット1(車両本体10)を時計回りに旋回させることができる。その際、走行輪のホイールベースと走行輪の直径が概ね等しいため、走行輪と路面との間の抵抗(引きずり抵抗)を下げることができる。
センサ81は、配送ロボット1の周辺に存在する障害物を検出する障害物検知センサ、配送ロボット1の現在位置を推定するセンサを含む。障害物検出センサは、例えば、ソナー81a(超音波センサ)、カメラ81b(例えば、ステレオカメラ)、LiDAR81cである。配送ロボット1の現在位置を推定するセンサは、例えば、モータ70(70a~70d)が備えるエンコーダ、IMU81d、RTK-GNSSアンテナ81eである。RTK-GNSSアンテナ81eは、衛星から送信される信号を受信しやすくするため、高所(例えば、第1載置部20A内)に設けるのが望ましい。
第1載置部20Aは、配送物が載置される上面21Aを含む。同様に、第2載置部20Bは、物品が載置される上面21Bを含む。
第1載置部20Aは、揺動機構30により車両本体10に対して揺動可能に支持されている。また、第1載置部20A(及び揺動機構30)は、回転機構40により回転軸41を中心に回転される。
回転機構40は、第1載置部20A(及び揺動機構30)を鉛直方向に延びる回転軸41を中心に回転させる回転機構である。図4に示すように、回転機構40は、第1支柱14Aにより回転軸41を中心に回転可能に支持された回転プレート42、サーボモータ(図示せず)を含む。サーボモータ(図示せず)は、回転機構制御部85からの制御により正逆回転される。回転プレート42は、当該回転プレート42に連結された回転軸41がサーボモータ(図示せず)により正逆回転されることにより、回転軸41を中心に回転する。
図6は、配送ロボット1の上面図(簡略図)である。
図6に示すように、回転軸41は、上面視で、第1載置部20Aの中心から車両本体10の側面側に所定量シフトした位置に配置されている。これにより、第1載置部20Aを、上面視で当該第1載置部20Aが車両本体10の外形内に収まる収納位置(図6中、一点鎖線で描いた第1載置部20A参照)、又は、上面視で当該第1載置部20Aが車両本体10の外形からはみ出す配送物受け渡し位置(図6中、実線で描いた第1載置部20A参照)に回転させることができる。
図7は、揺動機構30の斜視図である。図8は揺動プレート31を図4中矢印AR1方向から見た図、図9は揺動プレート31を図4中矢印AR2方向から見た図である。
図4、図7~図9に示すように、揺動機構30は、揺動プレート31、揺動プレート31に固定され、下向きに凸に湾曲した円弧形状のガイドレール32、ガイドレール32にスライド移動可能に係合したスライド部33を含む。
揺動プレート31は、一定の重量(数kg程度)の金属製プレートで、互いに対向する一対の主面31a、31b、上面31c、及び、下向きに凸に湾曲した円弧形状の下面31dを含む。揺動プレート31は、水平方向に関し、左右対称の形状である(図8、図9参照)。そして、揺動プレート31の重量も、水平方向に関し、左右対称である。また、揺動プレート31の単位長さあたりの重量は、水平方向に関し、中央部が最も重い。
揺動プレート31の上面31cの中央部には、切欠部31c1(図8参照)が設けられていている。この切欠部31c1には、載置部支持アーム34(図7参照)が挿入された状態で取り付けられている。第1載置部20Aは、揺動プレート31(上面31c)及び載置部支持アーム34(上面)に載置された状態で取り付けられている(図4参照)。
ガイドレール32は、下向きに凸に湾曲した円弧形状のガイドレール(例えば、LMガイド)で、揺動プレート31の一方の主面31aに固定されている(図4、図7、図8参照)。
スライド部33は、ガイドレール32にスライド移動可能に係合している。スライド部33は、回転プレート42の先端部に固定された鉛直プレート43に固定されている(図4参照)。回転プレート42及び鉛直プレート43が本発明の保持部の一例である。
ロータリーダンパー50は、揺動プレート31(及び第1載置部20A)の揺動を制動するため、回転プレート42に固定されている。具体的には、ロータリーダンパー50は、回転プレート42の先端部に固定された鉛直プレート43及びこの鉛直プレート43の下端部に固定されたL字型ステー44を介して回転プレート42に固定されている(図4参照)。ロータリーダンパー50の回転軸51は、揺動プレート31の厚み方向に延びており、この回転軸51に取り付けられた回転体52を介して揺動プレート31の下面31dに貼り付けられたゴム板35に接触している。そのため、揺動プレート31(及び第1載置部20A)が車両本体10(スライド部33)に対して揺動すると、ロータリーダンパー50の回転軸51に取り付けられた回転体52と揺動プレート31の下面31dに貼り付けられたゴム板35との間の摩擦力により、ロータリーダンパー50の回転軸51が回転する。これにより、揺動プレート31(及び第1載置部20A)が必要以上に揺動することが防止される。
その際、揺動プレート31の重量は水平方向に関し左右対称であり、かつ、揺動プレート31の単位長さあたりの重量は水平方向に関し中央部が最も重いため、図10に示すように、車両本体10が水平面に対して傾斜した場合、第1載置部20A(及び揺動プレート31)が車両本体10(スライド部33)に対して自重で揺動する(スライド部33が相対的にガイドレール32に沿って移動する)。これにより、第1載置部20A(及び揺動プレート31)の水平状態が保たれる。これにより、第1載置部20Aに載置された配送物を水平状態のまま配送することができる。図10は、配送ロボット1が坂路を走行(自立走行)している様子を表す図である。
鉛直プレート43の上端部には、揺動プレート31の揺動を規制するアクチュエータ60が固定されている(図4、図7参照)。
アクチュエータ60は、揺動プレート31(一方の主面31a)に当接して当該揺動プレート31の揺動を規制する当接位置と揺動プレート31(一方の主面31a)から離間して当該揺動プレート31の揺動の規制を解除する非当接位置との間を移動するシリンダ61を含む。シリンダ61は、アクチュエータ制御部86がアクチュエータ60を制御することにより当接位置と非当接位置との間を移動する。
障害物検知部82は、障害物検出センサ(ソナー81a、カメラ81b、LiDAR81c)から送信される信号に基づき所定の処理を実行することにより、配送ロボット1の周辺に存在する障害物(例えば、人や車両)を検出する。
自己位置推定部83は、配送ロボット1の現在位置を推定するセンサ(モータ70a~70dが備えるエンコーダ、IMU81d、RTK-GNSSアンテナ81e)から送信される信号に基づき所定の処理を実行することにより、配送ロボット1の現在位置を推定する。例えば、自己位置推定部83は、衛星から送信される信号をRTK-GNSSアンテナ81eにより受信できる場合、当該RTK-GNSSアンテナ81eにより受信された信号に基づき所定の処理を実行することにより、配送ロボット1の現在位置を推定する。一方、自己位置推定部83は、衛星から送信される信号をRTK-GNSSアンテナ81eにより受信しにくい場合、モータ70が備えるエンコーダ、IMU81dから送信される信号(方位、車輪速)に基づき所定の処理を実行することにより、配送ロボット1の現在位置を推定する。
走行制御部84は、複数の走行輪11(11a~11d)の回転を個別に制御する。具体的には、走行制御部84は、自己位置推定部83が推定した配送ロボット1の現在位置、及び、経路情報記憶部87に記憶された配送ロボット1が走行すべき目的地までの経路の経路情報に基づいて、配送ロボット1が目的地まで走行するようにモータ70(70a~70d)を制御する。その際、走行制御部84は、障害物検知部82が検出した障害物にぶつからないようにモータ70(70a~70d)を制御する。
回転機構制御部85は、回転機構40を制御する。例えば、回転機構制御部85は、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着するまでの間、上面視で第1載置部20Aが車両本体10の外形内に収まる収納位置(図6中、一点鎖線で描いた第1載置部20A参照)に位置するように回転機構40(サーボモータ)を制御する。これにより、配送ロボット1(車両本体10)が走行中に、第1載置部20Aが周囲に存在する人等に接触するのを防止することができる。一方、回転機構制御部85は、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着した場合、上面視で第1載置部20Aが車両本体10の外形からはみ出す配送物受け渡し位置(図6中、実線で描いた第1載置部20A参照)に位置するように回転機構40(サーボモータ)を制御する。例えば、回転機構制御部85は、第1載置部20Aが収納位置から180度回転するように回転機構40(サーボモータ)を制御する。これにより、ユーザUは、身を乗り出すことなく、配送物を受け取ることができる。
アクチュエータ制御部86は、アクチュエータ60を制御する。例えば、アクチュエータ制御部86は、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着するまでの間、シリンダ61が揺動プレート31(一方の主面31a)から離間する非当接位置に位置するようにアクチュエータ60を制御する。これにより、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着するまでの間、揺動プレート31(及び第1載置部20A)が車両本体10(スライド部33)に対して自重で揺動することが可能となる。一方、アクチュエータ制御部86は、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着した場合、シリンダ61が揺動プレート31(一方の主面31a)に当接する当接位置に位置するようにアクチュエータ60を制御する。これにより、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着した場合、第1載置部20A(揺動プレート31)の揺動が規制される。そのため、ユーザUは、第1載置部20Aに載置された配送物が揺動しない状態で当該配送物を受け取ることができる。
経路情報記憶部87には、配送ロボット1(車両本体10)が走行すべき目的地までの経路の経路情報が記憶されている。経路情報は、例えば、カーナビゲーションシステムと同様、経路探索用の地図データに基づいて、配送ロボット1の現在地から目的地までの経路を探索することにより生成される。なお、経路情報は、外部から通信部を介して取得してもよい。
次に、上記構成の配送ロボット1の動作例について説明する。
図11は、配送ロボット1の動作例のフローチャートである。
以下、配送ロボット1が第1載置部20Aに載置された配送物を目的地(商品を注文したユーザUの現在位置)まで配送する動作例について説明する。なお、前提として、経路情報記憶部87には、配送ロボット1(車両本体10)が走行すべき目的地までの経路の経路情報が記憶されているものとする。
配送物が第1載置部20Aに載置され走行開始が指示されると、配送ロボット1は、目的地まで自律走行を開始する(ステップS10)。これは、走行制御部84が、自己位置推定部83が推定した配送ロボット1の現在位置、及び、経路情報記憶部87に記憶された配送ロボット1が走行すべき目的地までの経路の経路情報に基づいて、配送ロボット1が目的地まで走行するようにモータ70(70a~70d)を制御することにより実現される。その際、走行制御部84は、障害物検知部82が検出した障害物にぶつからないようにモータ70(70a~70d)を制御する。
なお、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着するまでの間、第1載置部20Aは、上面視で車両本体10の外形内に収まる収納位置(図6中、一点鎖線で描いた第1載置部20A参照)に位置している。これにより、配送ロボット1(車両本体10)が走行中に、第1載置部20Aが周囲に存在する人等に接触するのを防止することができる。
また、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着するまでの間、シリンダ61は、揺動プレート31(一方の主面31a)から離間する非当接位置に位置している。これにより、配送ロボット1(車両本体10)が走行中に、揺動プレート31(及び第1載置部20A)が車両本体10(スライド部33)に対して自重で揺動することが可能となる。これにより、図10に示すように、配送ロボット1(車両本体10)が坂路を走行する場合であっても、第1載置部20A(及び揺動プレート31)の水平状態が保たれる。これにより、第1載置部20Aに載置された配送物を水平状態のまま配送することができる。
次に、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着した場合(ステップS11:Yes)、配送ロボット1(車両本体10)は、停車する(ステップS12)。例えば、配送ロボット1(車両本体10)は、当該配送ロボット1(車両本体10)の側部とユーザUとが対向した状態(図6参照)で停車する。これは、走行制御部84がモータ70(70a~70d)を制御することにより実現される。
次に、第1載置部20A(揺動プレート31)の揺動を規制する(ステップS13)。これは、配送ロボット1(車両本体10)が目的地に到着した場合(ステップS11:Yes)、アクチュエータ制御部86が、シリンダ61が揺動プレート31(一方の主面31a)に当接する当接位置に位置するようにアクチュエータ60を制御することにより実現される。
次に、配送物が載置された第1載置部20Aを回転させる(ステップS14)。これは、回転機構制御部85が、上面視で第1載置部20Aが車両本体10の外形からはみ出す配送物受け渡し位置(図6中、実線で描いた第1載置部20A参照)に位置するように回転機構40(サーボモータ)を制御することにより実現される。これにより、ユーザUは、身を乗り出すことなく、配送物を受け取ることができる。
次に、配送物配達が完了した場合(ステップS15:Yes)、第1載置部20Aを回転させる(ステップS16)。これは、回転機構制御部85が、上面視で第1載置部20Aが車両本体10の外形内に収まる収納位置(図6中、一点鎖線で描いた第1載置部20A参照)に位置するように回転機構40(サーボモータ)を制御することにより実現される。
次に、第1載置部20Aの揺動の規制を解除する(ステップS17)。これは、アクチュエータ制御部86が、シリンダ61が揺動プレート31(一方の主面31a)から離間する非当接位置に位置するようにアクチュエータ60を制御することにより実現される。
次に、配送ロボット1は、出発地まで自律走行を開始する(ステップS18)。これは、走行制御部84が、自己位置推定部83が推定した配送ロボット1の現在位置、及び、経路情報記憶部87に記憶された経路情報に基づいて、配送ロボット1が出発地まで走行するようにモータ70(70a~70d)を制御することにより実現される。その際、走行制御部84は、障害物検知部82が検出した障害物にぶつからないようにモータ70(70a~70d)を制御する。
以上説明したように、本実施形態によれば、走行レール及びガイドレールが存在しない環境(例えば、屋外環境)であっても、配送物を水平状態のまま配送することができる。
これは、配送ロボット1(車両本体10)が水平面に対して傾斜した場合、第1載置部20A(及び揺動プレート31)が車両本体10(スライド部33)に対して自重で揺動する(スライド部33が相対的にガイドレール32に沿って移動する)ことにより、第1載置部20A及びこれに載置された配送物の水平状態が保たれることによるものである。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、回転機構40を用いた例について説明したが、これに限らない。例えば、回転機構40は省略してもよい。
また上記実施形態では、ガイドレール32が揺動プレート31に固定され、ガイドレール32にスライド移動可能に係合したスライド部33が回転プレート42の先端部に固定された鉛直プレート43に固定されている例について説明したが、これに限らない。例えば、逆に、ガイドレール32が回転プレート42の先端部に固定された鉛直プレート43に固定され、ガイドレール32にスライド移動可能に係合したスライド部33が揺動プレート31に固定されていてもよい。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、半導体メモリを含む。半導体メモリは、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記各実施形態で示した数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができるのは無論である。
上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
1…配送ロボット
10…車両本体
11…走行輪
11a~11d…走行輪
12…シャシー
13…ベース
14A…第1支柱
14B…第2支柱
20A…第1載置部
20B…第2載置部
21A…上面
21B…上面
30…揺動機構
31…揺動プレート
31a、31b…主面
31c…上面
31c1…切欠部
31d…下面
32…ガイドレール
33…スライド部
34…載置部支持アーム
35…ゴム板
40…回転機構
41…回転軸
42…回転プレート
43…鉛直プレート
44…L字型ステー
50…ロータリーダンパー
51…回転軸
52…回転体
60…アクチュエータ
61…シリンダ
70…モータ
70a~70d…モータ
81…センサ
81a…ソナー
81b…カメラ
81e…RTK-GNSSアンテナ
82…障害物検知部
83…自己位置推定部
84…走行制御部
85…回転機構制御部
86…アクチュエータ制御部
87…経路情報記憶部
L1…軸間距離
U…ユーザ

Claims (9)

  1. 目的地まで配送物を配送する配送ロボットであって、
    目的地まで自立走行する車両本体を備え、
    前記車両本体は、
    配送物が載置される載置部と、
    前記載置部を揺動可能に支持する揺動機構と、
    前記揺動機構を保持する保持部と、を備え、
    前記揺動機構は、揺動プレートと、下向きに凸に湾曲した円弧形状のガイドレールと、前記ガイドレールにスライド移動可能に係合したスライド部と、を含み、
    前記ガイドレール及び前記スライド部のうち一方は、前記揺動プレートに設けられ、他方は前記保持部に設けられており、
    前記載置部は、前記揺動プレートに設けられており、
    前記車両本体が水平面に対して傾斜した場合、前記スライド部が相対的に前記ガイドレールに沿って移動することにより、前記載置部の水平状態が保たれる配送ロボット。
  2. 前記載置部を鉛直方向に延びる回転軸を中心に回転させる回転機構と、
    前記回転機構を制御する回転機構制御部と、をさらに備える請求項1に記載の配送ロボット。
  3. 前記回転軸は、上面視で、前記載置部の中心から所定量シフトした位置に配置されている請求項2に記載の配送ロボット。
  4. 前記回転機構制御部は、前記車両本体が目的地に到着した場合、前記回転機構を制御して、前記載置部を前記回転軸を中心に回転させる請求項2又は3に記載の配送ロボット。
  5. 前記載置部は、前記車両本体が目的地に到着するまで、上面視で、当該載置部の外形が前記車両本体の外形内に収まる収納位置に位置しており、
    前記回転機構制御部は、前記車両本体が目的地に到着した場合、前記回転機構を制御して、上面視で、前記載置部の外形が前記車両本体の外形からはみ出る非収納位置まで前記回転軸を中心に回転させる請求項4に記載の配送ロボット。
  6. 前記揺動プレートの揺動を規制するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、をさらに備え、
    前記アクチュエータは、前記揺動プレートに当接して当該揺動プレートの揺動を規制する当接位置と前記揺動プレートから離間して当該揺動プレートの揺動の規制を解除する非当接位置との間を移動するシリンダを含み、
    前記シリンダは、前記車両本体が目的地に到着するまで、前記非当接位置に位置しており、
    前記アクチュエータ制御部は、前記車両本体が目的地に到着した場合、前記アクチュエータを制御して、前記シリンダを前記当接位置に移動させる請求項2から5のいずれか1項に記載の配送ロボット。
  7. 前記揺動プレートの揺動を制動するロータリーダンパーをさらに備え、
    前記揺動プレートは、円弧形状の面を含み、
    前記ロータリーダンパーは、当該ロータリーダンパーの回転軸が前記円弧形状の面に接触した状態で前記保持部に設けられている請求項1から6のいずれか1項に記載の配送ロボット。
  8. 前記車両本体は、
    複数の走行輪と、
    前記複数の走行輪の回転を個別に制御する走行制御部と、をさらに備え、
    前記走行輪のホイールベースと前記走行輪の直径は概ね等しい請求項1から7のいずれか1項に記載の配送ロボット。
  9. 前記揺動プレートの重量は、水平方向に関し、左右対称で、
    前記揺動プレートの単位長さあたりの重量は、水平方向に関し、中央部が最も重い請求項1から8のいずれか1項に記載の配送ロボット。
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