JP2023103594A - リニアモータ及びこれを備えた電動サスペンション装置、制振システム - Google Patents

リニアモータ及びこれを備えた電動サスペンション装置、制振システム Download PDF

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Abstract

Figure 2023103594000001
【課題】リニアモータでは、3つのコイルはU相、V相、W相のそれぞれが120°の位相差を持つ電流を流して駆動されるが、電機子の移動方向の両端部でコアが途切れるため、3つのコイルのインダクタンスに差が生じ、駆動時に3つのコイルに誘起される電圧に差が生じる。
【解決手段】リニアモータは、ティース2及びティース2に備えられたコイル5を有する電機子と、電機子の外周側に備えられた永久磁石10とを有し、電機子と永久磁石10が相対的に移動する。本発明のリニアモータのティースは、移動方向における幅が異なるように、移動方向に複数並べて配置した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リニアモータ及びこれを備えた電動サスペンション装置、制振システムに関する。
リニアモータを備えた電磁サスペンションとして、例えば特許文献1に記載の技術がある。
電磁サスペンションを構成するリニアアクチュエータは、磁性体からなる複数の円筒状カバーを有している。円筒状カバーは、永久磁石の径方向内周側で電機子と対向する位置の可動子に配置され、永久磁石を保持している。電機子には、3つのコイルが備えられている。また、リニアアクチュエータは、非磁性体からなる複数の環状スペーサを有している。環状スペーサは、円筒状カバーの径方向に延びて設けられている。環状スペーサは、隣り合う永久磁石の各々の一端面(下端面)と他端面(上端面)との間、および、隣り合う円筒状カバーの各々の一端面(下端面)と他端面(上端面)との間に当接して設けられている。
特開2020-159492号公報
特許文献1に記載のリニアアクチュエータ(リニアモータ)においては、3つのコイルで駆動される。通常3つのコイルはU相、V相、W相のそれぞれが120°の位相差を持つ電流を流して駆動される。
しかしながら、リニアモータは一方向に駆動するため,電機子のコアの端部は一方向の両端、つまり、電機子の進行方向の両端部でコアが途切れる。このため、3つのコイルのインダクタンスに差が生じ、駆動時に3つのコイルに誘起される電圧に差が生じる。特許文献1の図3においては、電機子端部にある2つのコイルと、2つのコイルに挟まれた中央部のコイルでは誘起される電圧が異なる。これは、リニアモータが駆動する際のディテント(電流0A時に生じる磁石と永久コアの吸引力による力)が大きくなるためである。
一般に3つの相が不平衡になると2次の脈動が大きくなる。特許文献1に記載の技術においては、この誘起される電圧のアンバランスによって、電流を流した際にも2次の脈動が大きくなるといった課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、電圧のアンバランスによって生じる脈動を抑制したリニアモータ及びこれを備えた電動サスペンション装置、制振システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、ティース及び前記ティースに備えられたコイルを有する電機子と、前記電機子の外周側に備えられた永久磁石とを有し、前記電機子と前記永久磁石が相対的に移動するリニアモータであって、前記ティースは移動方向における幅が異なるように、移動方向に複数並べて配置したことを特徴とする。
本発明によれば、電圧のアンバランスによって生じる脈動を抑制したリニアモータ及びこれを備えた電動サスペンション装置、制振システムを提供することができる。
本発明の実施例1に係るリニアモータの一例を示す模式図である。 本発明の実施例1に係るリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。 一般的な5極6スロット構造のリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。 一般的な5極6スロット構造と、実施例1の構造による鎖交磁束の変化を模式的示した図である。 本発明の実施例2に係るリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。 本発明の実施例3に係るリニアモータを搭載した電動サスペンション装置の構成図である。 本発明の実施例4に係るリニアモータの一例を示す模式図である。 本発明の実施例4に係るリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。 従来の制振システムの構成を示す模式図である。 本発明の実施例5に係る制振システムの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しつつ説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
本実施例では、電動サンペンション装置に適用するリニアモータの例を説明する。図1は、本発明の実施例1に係るリニアモータの一例を示す模式図である。
リニアモータは、筒状に形成された外筒の内部を電機子が往復移動する。電機子が移動する移動方向をZ方向若しくは軸方向、Z方向と直交する方向をY方向、Z方向及びY方向と直交する方向をX方向とする。図1のO-O線は、リニアモータ1の中心線を示している。
図1の模式図は、リニアモータ1をYZ平面で切り取った図である。図1のリニアモータは永久磁石5個に対し、コイル乃至ティースが6個配置される5極6スロット構成のリニアモータの例である。永久磁石とコイル、及びティースの組み合わせは一例であって、この組み合わせに限定されるものではない。例えば、7極6スロット、10極12スロット、8極9スロットなどどのような組み合わせでも同様の効果が得られれば適用可能である。
コイル5とティース2(コア)で構成される電機子は、磁性体で構成される外筒20の内側に設けられた永久磁石10の2次側の部材と相対的に直線移動し、リニアモータ1を構成する。電機子と2次側部材はロッド(図示しない)等を介してタイヤ側(図示しない)、車体側(図示しない)に接続され、車体側の振動を抑制する電動サスペンション装置を構成する。ここで、リニアモータ1のコイル5は通常、U相、V相、W相の3相のインバータ(図示しない)に接続され、3相の電流を制御することで、リニアモータ1が軸方向(Z方向)の推力を発生させ振動を抑制するものである。この際、通常の3相モータ(回転機)をインバータで制御する際は、U相、V相、W相のコイルが円周上に均等にバランスして構成されるため、3相のアンバランスが生じ難い。
一方で、リニアモータは3相の3種類のコイル位相に対し、直線状のティース(コア)にコイルを配置するため、移動方向(軸方向)中央部のティースに配置されるコイルと、移動方向(軸方向)端部のティースに配置されるコイルの位置によってインダクタンスやコイルに鎖交する磁束がアンバランスとなる。
図2は、本発明の実施例1に係るリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。
5極6スロットの組み合わせによるリニアモータのコイル5は、図2に示すようにU相、V相、W相のコイルの位相が、Z方向左からU+、U-、W-、W+、V+、V-となる。U相、V相、W相はそれぞれ位相差が120°であり、±はそれぞれ位相差が180°となることを示す。この時、コイル5とティース2で構成される電機子の両端に配置されるU相と、V相のコイル5のインダクタンス及びコイル5に鎖交する鎖交磁束が、電機子の中央部に配置されるW相のコイルの鎖交磁束と異なる。そこで、実施例1では、電機子の中央部のティース2cと、電機子の両端に位置するティース2a,2bの幅を変えることによって、この差を小さくするようにしている。
図2では、移動方向(軸方向・Z方向)の一端側に配置した2つのティース2a(第1ティース)における移動方向の幅、及び移動方向の他端側に配置した2つのティース2b(第2ティース)における移動方向の幅を、移動方向の中央部に配置した3つのティース2c(第3ティース)おける移動方向の幅よりも広くしている。
換言すると、ティース2cの移動方向(軸方向・Z方向)をティース2a,2bの移動方向(軸方向・Z方向)の幅よりも狭くしている。なお、移動方向(軸方向・Z方向)の両端部に位置するティース2aとティース2bは同じ幅としている(2a=2b>2c)。
これにより、中央部のコイル5(W-,W+,V+)のインダクタンス及びコイル5に鎖交する鎖交磁束が小さくなり、各相におけるコイル間のインダクタンス及びコイル5に鎖交する鎖交磁束の差が小さくなり、磁束のアンバランスによる脈動を抑制できる。この結果、各コイルの磁束の変化及びインダクタンスの差を小さくすることにより、駆動時の脈動が小さく、制御性が高い、リニアモータを提供することができる。
図3は、一般的な5極6スロット構造のリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。図3は、中心線Oから下半分を示している。図3に示した一般的な5極6スロット構造では、ティース2の幅(Z方向の各位置のティース幅)が均等となっている。
図4は、一般的な5極6スロット構造と、実施例1の構造による鎖交磁束の変化を模式的示した図である。鎖交する磁束は実際にはきれいな正弦波ではない(高調波が重畳している)が、実施例1の効果を示すため、基本波成分を模式的に示している。リニアモータの推力は電気角(位置)の磁束の変化量で大きさが決まる。つまり、この磁束の微分値の大小で推力が決まる。したがって、各相において磁束の変化によるアンバランスがある場合、その合計の値によって力が発生する。つまり、その磁束の合計値が脈動している場合、推力にも脈動が生じる。図4(a)はティースのZ方向の幅を均等にした場合の各相の鎖交磁束とその合計を模式的に示しており、図4(b)はティースのZ方向の幅を位置によって変えた場合の各相の鎖交磁束とその合計を模式的に示している。
一般的な構造である図4(a)では、W相に比較し、V相及びU相の鎖交磁束が低下しており、その結果、磁束の合計値が脈動している。
これに対し、実施例1の構造である図4(b)では、3つの相(U相、V相、W相)の鎖交磁束が均等になるようにティースのZ方向の幅を変えるようにしているので、その合計値の脈動成分が減少し、推力の脈動を抑制、さらには、各コイルのインダクタンスのアンバランスが解消し、制御性が向上している。
一般的な磁気回路において、ある磁気回路の隣に、異極の起磁力を有する同一の磁気回路が存在する場合、パーミアンスは2倍程度になる。従って、あるコイルの両側にティースがある場合と、コイルの片側にのみティースがある場合では、最大パーミアンスの差が2倍程度になる。そこで、移動方向(軸方向・Z方向)の中央部に位置するティース2cの幅は、移動方向(軸方向・Z方向)の端部側に位置するティース2a,2bの幅の2倍以内とすることが好ましい。
実施例1によれば、駆動時の脈動が小さく、制御性が高い、リニアモータを提供することができる。
本発明の第2の実施例について説明する。実施例1と共通する構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図5は、本発明の実施例2に係るリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。図5は、中心線Oから下半分を示している。ティース2は、移動方向(軸方向・Z方向)に複数並んで配置されている。
図5において、移動方向(軸方向・Z方向)と直交する径方向内側のティース2cの幅をWi1とし、径方向外側のティース2cの幅(ティース2cの先端部幅)をWo1とし、径方向内側と径方向外側の間に位置する径方向中間部のティース2cの幅をWm1とする。同様に、移動方向(軸方向・Z方向)と直交する径方向内側のティース2bの幅をWi2とし、径方向外側のティース2bの幅(ティース2bの先端部幅)をWo2とし、径方向内側と径方向外側の間に位置する径方向中間部のティース2bの幅をWm2とする。ティース2aは、ティース2bと同様である。
円筒状の電機子を有する磁気回路は、移動方向(軸方向・Z方向)と直交する径方向外側に行く程断面積が増加する。例えば、ティース2cの径方向内側の磁路断面は、Wi1×πDiで表される。一方で、Wi1の位置よりも径方向外側(径方向中間部)の磁路断面はWm1×πDmで表される。ここで、πDm>πDiであるので、径方向内側と径方向外側の磁路断面積を同一にするには、Wi1×πDi=Wm1×πDmの関係から、Wi1>Wm1が成り立つ。Wi1=Wm1とした場合、磁路の径方向内側で磁路断面積が狭くなるため、大きな電流を流した場合、磁気飽和により脈動が大きくなる問題があった。そこで、実施例2では、ティース2cにおいて移動方向と直交する径方向内側の幅Wi1を、移動方向と直交する径方向外側(径方向中間部)の幅Wm1よりも大きくする(Wi1>Wm1)ことで、磁路断面積の変化を小さくすることができ、磁気飽和による脈動を抑制できる。ティース2a,2bにおいてもティース2cと同様の関係にある。
実施例2では、ティース2cにおいて移動方向と直交する径方向内側の幅Wi1と、移動方向と直交する径方向外側(径方向中間部)の幅Wm1との関係をWi1>Wm1とし、かつ、移動方向(軸方向・Z方向)の端部側に配置したティース2b(2a)の幅Wi2と、移動方向(軸方向・Z方向)の中央部に配置してティース2cの幅Wi1の関係をWi2>Wi1とすることにより、磁気回路の内側外側(径方向内側・外側)での磁路幅の差と、磁気回路の軸方向の中心と外側(移動方向の中央部・端部)のパーミアンスの差を小さくすることが可能となる。
これにより、推力の脈動や電流を流した際のインダクタンスの変化を小さくすることが可能となり、脈動の小さなリニアモータを実現できるため、推力の脈動が小さく制御性のため電動サスペンションが構築できる。
ここで、Wi1>Wm1であって、磁気回路の径が大きなリニアモータを構築した場合、磁路断面をWi1×πDi=Wm1×πDmの関係が成り立つように構築すると、πDm>πDiの場合、Wi1>Wm1となり、Wm1が狭くなる。この場合、ティースの先端の開口部が大きくなり、電流0Aにおけるディテントが大きくなる問題がある。
そこで、実施例2では、ティース2c,2b(2a)の先端の開口部が狭くなるように、ティース2cの先端部幅をWo1>Wm1、ティース2b(2a)の先端部幅をWo2>Wm2とすることで、開口部を狭く(小さく)することができ、開口部が大きいことによる脈動、つまりディテント小さくすることが可能となり、脈動の小さなリニアモータを提供できる。
図6は、本発明の実施例3に係るリニアモータを搭載した電動サスペンション装置の構成図である。電動サスペンション装置100には、例えば実施例1若しくは実施例2のリニアモータを搭載する。
電動サスペンション装置100は、ティース2とコイル5で構成された電機子の内側にインナーロッド90が接続され、インナーロッド90の端部にロッドエンド30、インナーチューブ60が配置される。たとえば、このロッドエンドにタイヤ側のサスペンションのリンクが結合される。また、電機子にギャップをもって対向する永久磁石10と、その外周側に磁性体で構成される外筒20が設けられる。その外筒にばね止め50が接続され、圧縮されたばね40が配置される。タイヤ側に接続された電機子と車体側に接続された2次側部材(永久磁石10や外筒20など)は相対的に直線運動をし、インナーチューブ摺動部材80で支持される。また、外筒20には、ロッド支持部材70が結合され、ロッド支持部材70に、例えば、ベアリングやすべり軸受などが設けられ、可動部が相対的に直線運動できるように構成されている。そして、実施例3では、この電動サスペンション装置100に実施例1若しくは実施例2のリニアモータを搭載している。
実施例3によれば、駆動時の脈動が小さく、制御性が高い電動サスペンション装置を提供することができる。
本発明の実施例4について説明する。実施例1及び実施例2と同様の構成については同じ記号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7は、本発明の実施例4に係るリニアモータの一例を示す模式図である。図8は、本発明の実施例4に係るリニアモータ1をYZ平面で切り取った側面の模式図である。
実施例4のリニアモータは、実施例1及び2と同様、実施例3の電動サスペンション装置に適用可能である。実施例4では、電機子のZ方向の中心部から、それぞれのコイルから見て、外周側に向かっていくと近くにあるティースの磁性体の量が減少していく。従って、パーミアンスの変化を小さくするためには、ティース2d,2e,2fの幅を、2d<2e<2fのような大小関係にすることで実現できる。
一方で、電動サスペンション装置は、任意の位置での推力を大きくしたいケースがある。その場合には、故意に脈動を大きくするような構造にし、その脈動を活用して大きな推力を得られる箇所を設ける。例えば、図8に示すように、電機子(複数のティース)の右側のように、磁気回路の外側に行く程ティース幅を小さくし、脈動を大きくする構造を得ることができる。
実施例4によれば、任意の位置で推力を大きくすることができるリニアモータ、電動サスペンション装置を提供することができる。
本発明の実施例5について説明する。図9aは、従来の制振システムの構成を示す模式図である。図9bは、本発明の実施例5に係る制振システムの構成を示す模式図である。
通常、3相のリニアモータ1は、インバータ200などの駆動回路に接続され、インバータ200には直流または交流の電力が供給される。この供給された電力をスイッチング素子により、3相の電流値iu、iv、iwになるように制御される。この電流値iu、iv、iwは、リニアモータ1のインダクタンスLの値を考慮して決定される。
従来の制振システムは図9aに示すように、インダクタンスLの値はリニアモータ1のパラメータとして、一定値で与えられる。しかしながら、リニアモータ1は実施例1及び2で説明したように、Z方向の位置によってインダクタンスLが変化する。
そこで、図9bに示すように、例えばホール素子、ホールIC等の位置センサを設置したり、モータ電流、電圧等のパラメータから演算するセンサレス方式によりリニアモータの電機子と2次側の相対的な位置Zを検出し、その位置情報に基づいて、インダクタンスLの値を補正する。実施例5では、インダクタンスのLの値を補正することにより、位置によるインダクタンスLの差を補償し、各相の電流値iu、iv、iwを制御することにより位置による磁気回路の違いや飽和によるインダクタンスの変化を補償することが可能となり、脈動を低下させることができる。
さらに、この補償に電流値の情報によるインダクタンスLの飽和を考慮することによりさらに、脈動を低減できる。つまり、インダクタンスLの値を、電機子と2次側の相対的な位置Zと流している電流値iu、iv、iwをもって補正することにより、脈動低減の効果が高まる。このリニアモータを電動サスペンションに適用することにより、脈動の小さな制御性の高いシステムを提供できる。
1…リニアモータ、2,2a,2b,2c、2d,2e,2f…ティース、5…コイル、10…永久磁石、20…外筒、30…ロッドエンド、40…ばね、50…ばね止め、60…インナーチューブ、70…ロッド支持部材、80…インナーチューブ摺動部材、90…インナーロッド、100…電動サスペンション装置

Claims (8)

  1. ティース及び前記ティースに備えられたコイルを有する電機子と、前記電機子の外周側に備えられた永久磁石とを有し、前記電機子と前記永久磁石が相対的に移動するリニアモータであって、
    前記ティースは移動方向における幅が異なるように、移動方向に複数並べて配置したことを特徴とするリニアモータ。
  2. 請求項1において、
    前記ティースは少なくとも3つ以上配置し、
    前記複数のティースのうち、移動方向の中央部に位置するティースの幅は、移動方向の端部側に位置するティースの幅と異なることを特徴するリニアモータ。
  3. 請求項2において、
    移動方向の端部側に位置するティースの幅は、移動方向の中央部に位置するティースの幅よりも広くしたことを特徴とするリニアモータ。
  4. 請求項3において、
    移動方向の中央部に位置するティースの幅は、移動方向の端部側に位置するティースの幅の2倍以内としたことを特徴とするリニアモータ。
  5. 請求項3において、
    前記複数のティースは、移動方向と直交する径方向内側の幅を、移動方向と直交する径方向外側の幅よりも大きくしたことを特徴とするリニアモータ。
  6. 請求項3において、
    前記複数のティースは、移動方向と直交する径方向外側にティース先端部を備え、
    前記ティース先端部よりも径方向内側に位置する中間部の幅は、前記ティース先端部の幅よりも小さくしたことを特徴とするリニアモータ。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項のリニアモータを備えた電動サスペンション装置。
  8. リニアモータの位置を検出し、前記リニアモータの位置情報から前記リニアモータのインダクタンス値を推定し、推定したインダクタンス値を補正して制御を行う制振システムにおいて、
    請求項1乃至6の何れか1項のリニアモータを備えた制振システム。
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