JP2023103443A - 上りリンクフルパワー伝送方法及び機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末機器に用いられる上りリンクフルパワー伝送方法及び機器を提供する。
【解決手段】方法は、パワー制御因子によって決定するパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って、上りリンク伝送を行うことを含む。パワー制御因子は、端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力と、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータ(TPMI)と、ネットワーク機器から発信されるTPMIと、端末機器から報告される作動モードと、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号(SRS)リソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数と、のうちの少なくとも一つを含む。
【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年08月07日に国家知的財産局に提出された、出願番号が201910727566.7、出願名称が「上りリンクフルパワー伝送方法及び機器」の中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
本開示は、無線通信技術分野に関し、特に上りリンクフルパワー伝送方法及び機器に関する。
NR(New Radio、ニューラジオ)Rel-15では、物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)がコードブックと非コードブックに基づく伝送をサポートしており、これは、PUSCHのパワー制御の実現に対してより高い要求を出している。コードブックに基づく伝送は、ユーザ機器(User Equipment、UE)がネットワーク側の指示に従ってプリコーディングコードブックを選択することを指し、非コードブックに基づく伝送は、ユーザ機器UEがチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)に基づいてプリコーディングコードブックを動的に決定できることを指す。
コードブックに基づくPUSCH伝送に対し、ネットワーク側により配置される、コードブックに基づいて伝送するためのサウンディングリファレンス信号(Sounding Reference Signal、SRS)のアンテナポート数が1よりも大きい場合、PUSCHパワーは、まず、非0のPUSCHアンテナポートとユーザ機器UEの単一SRSリソースによりサポートされる最大SRSアンテナポートとの比に従ってスケーリングし、そして、非0のPUSCHアンテナポート間で均等に分割する。
非コードブックに基づくPUSCH伝送に対し、又は、コードブックに基づくPUSCH伝送且つコードブックに基づいて伝送するためのSRSアンテナポート数が1に等しい場合、PUSCHパワーは、非0のPUSCHアンテナポート間で均等に分割する。
上述した、コードブックに基づいて伝送されるPUSCHパワースケーリング行為は、上りリンクがフルパワー送信を行うことができなくなることを引き起こす可能性があり、例えば、ネットワーク側は、ユーザ機器UEが一部の伝送プリコーディングマトリクスインジケータ(Transmission Precoding Matrix Indicator、TPMI)(例えば、
)を採用して伝送するように配置する時、ユーザ機器UEがフルパワー送信を行うことができなくなり、上りリンクカバレッジに影響を与え、さらに上りリンクカバレッジが制限されることを引き起こす。
本開示の実施例は、ユーザ機器UEの上りリンクフルパワー送信を確保できないという関連技術における問題を解決するための上りリンクフルパワー伝送方法及び機器を提供する。
上記技術課題を解決するために、本開示の実施例は、以下のように実現される。
第一の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器に用いられる上りリンクフルパワー伝送方法を提供する。前記方法、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことを含み、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
第二の方面によれば、本開示の実施例はさらに、ネットワーク機器に用いられる上りリンクフルパワー伝送方法を提供する。前記方法は、端末機器により送信された上りリンクデータを受信することを含み、前記上りリンクデータは、前記端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
第三の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。前記端末機器は、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うための伝送モジュールを含み、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
第四の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。前記ネットワーク機器は、端末機器により送信された上りリンクデータを受信するための受信モジュールを含み、前記上りリンクデータは、前記端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
第五の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。前記端末機器は、コンピュータプログラム命令が記憶されているメモリと、前記コンピュータプログラム命令が前記プロセッサによって実行される時、上述した第一の方面に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実現させるプロセッサとを含む。
第六の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。前記ネットワーク機器は、コンピュータプログラム命令が記憶されているメモリと、前記コンピュータプログラム命令が前記プロセッサによって実行される時、上述した第二の方面に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実現させるプロセッサとを含む。
第七の方面によれば、本開示の実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、命令を含み、前記命令がコンピュータ上で運行される時、前記コンピュータに上述した第一の方面又は第二の方面に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実行させる。
本開示の実施例では、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことができ、且つ複数種類のパワー制御因子(端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む)を総合的に考慮して上りリンク伝送パワーに対してスケーリングを行うことによって、上りリンク伝送パワーを向上させ、上りリンクカバレッジを強め、端末機器の上りリンクフルパワー伝送を実現させることができる。
本開示の実施例又は関連技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下は、実施例又は関連技術の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本開示に記載されるいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの添付図面に基づき他の添付図面も得られる。
本開示の一実施例における上りリンクフルパワー伝送方法の例示的なフローチャートである。 本開示の別の実施例における上りリンクフルパワー伝送方法の例示的なフローチャートである。 本開示の一実施例の端末機器の構造概略図である。 本開示の一実施例のネットワーク機器の構造概略図である。 本開示の別の実施例のネットワーク機器の構造概略図である。 本開示の別の実施例の端末機器の構造概略図である。 本開示の別の実施例における上りリンクフルパワー伝送方法の例示的なフローチャートである。
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
本開示の技術案、様々な通信システム、例えば、グローバルモバイル通信システム(Global System of Mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access Wireless、WCDMA)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、長期的進化(Long Term Evolution、LTE)、ニューラジオ(New Radio、NR)などに適用できる。
ユーザ機器(User Equipment、UE)は、移動端末(Mobile Terminal)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、移動台、遠方局、遠隔端末、移動機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザ装置と呼ばれてもよい。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイアレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他のプロセッシングデバイス、車載機器、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワークにおける端末機器又は未来進化型公衆地上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)ネットワークにおける端末機器であってもよい。
ネットワーク機器は、移動機器と通信するための機器であってもよく、ネットワーク機器は、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、GSM)又はCDMにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NodeB、NB)であってもよく、LTEにおけるeNB又は進化型基地局(Evolved Node B、eNodeB)又はアクセスポイント、又は車載機器、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワークにおけるネットワーク側機器又は未来進化型PLMNネットワークにおけるネットワーク機器であってもよい。
図1は、本開示の一実施例における上りリンクフルパワー伝送方法のフローチャートである。図1の方法は、端末機器及びネットワーク機器に用いられる。この方法は、以下のステップを含んでもよい。
S101、端末機器は、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行い、パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定される。
S102、ネットワーク機器は、端末機器により送信された上りリンクデータを受信し、この上りリンクデータは、端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものである。
本実施例では、パワー制御因子は、端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器によりこの作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力は、
端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートする第一のユーザ機器UE能力、
端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしない第二のユーザ機器UE能力、
端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする第三のユーザ機器UE能力、という三種類のユーザ機器UE能力を含む。
フルパワー伝送は、端末機器の最大発射パワーに従って伝送されることを指す。
端末機器が第二のユーザ機器UE能力又は第三のユーザ機器UE能力をサポートする時、端末機器は、以下の二種類の作動モードをサポートする。
作動モード1、ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数は、同じであり(即ち、コードブックに基づいて伝送するためのSRSリソースセットの配置がRel-15と同じであり)、作動モード1において、端末機器は、ネットワーク機器により発信されるTPMIによってフルパワー送信を実現させる。
作動モード2、ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数は、異なり(即ち、コードブックに基づいて伝送するためのSRSリソースセットの配置がRel-15と異なり)、作動モード2において、端末機器は、ネットワーク機器により配置されるSRSリソースのアンテナポート数の指示によってフルパワー送信を実現させる。
本開示の実施例では、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことができ、且つ複数種類のパワー制御因子(端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む)を総合的に考慮して上りリンク伝送パワーに対してスケーリングを行うことによって、上りリンク伝送パワーを向上させ、上りリンクカバレッジを強め、端末機器の上りリンクフルパワー伝送を実現させることができる。
上記実施例では、パワー制御因子の違いによって、決定されるパワースケーリング係数の値もそれに応じて異なる。以下では、どのようにパワー制御因子に基づいてパワースケーリング係数を決定するかを詳細に説明する。
実施例一
上りリンクパワー制御によって算出されたスケーリング前の上りリンクパワーがPであり、上りリンク伝送のパワースケーリング係数がαであり、非0(又は非ゼロ)上りリンク伝送アンテナポート数がβであるとする。非0(又は非ゼロ)上りリンク伝送アンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非0であることを指す。
端末機器が第一のユーザ機器UE能力をサポートする(例えば、端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートする)時、パワースケーリング係数が1であり、即ちα=1であると決定することができる。
パワースケーリング係数α=1を決定した後、端末機器は、まずパワースケーリング係数αに従って上りリンクパワーPをスケーリングし、そして、非0の上りリンク伝送アンテナポート間で均等に分割し、各上りリンク伝送アンテナポートの上りリンク伝送パワー(即ち実際の伝送パワー)P’が、P’=P*α/βであることが得られる。
実施例二
上りリンクパワー制御によって算出されたスケーリング前の上りリンクパワーがPであり、上りリンク伝送のパワースケーリング係数がαであり、非0(又は非ゼロ)上りリンク伝送アンテナポート数がβであるとする。非0(又は非ゼロ)上りリンク伝送アンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非0であることを指し、以下は、非0アンテナポート数と略称されてもよい。
端末機器が第二のユーザ機器UE能力をサポートする(例えば、端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしない)場合、ユーザ機器UEによってサポートされる作動モードによって、パワースケーリング係数αの値が異なる。
具体的には、ユーザ機器UEが作動モード1をサポートする(例えば、端末機器が作動モード1を報告しており、ネットワーク機器が端末機器により報告される作動モードに基づいて配置したSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じである)場合、パワースケーリング係数αが非0アンテナポート数と端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定することができる。
ユーザ機器UEが作動モード2をサポートする(例えば、端末機器が作動モード2を報告しており、ネットワーク機器が端末機器により報告される作動モードに基づいて配置したSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なる)場合、パワースケーリング係数αが非0アンテナポート数とネットワーク機器により配置されるSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定することができる。
本実施例の方法に従ってパワースケーリング係数αを決定した後、端末機器は、まずパワースケーリング係数αに従って上りリンクパワーPをスケーリングし、そして、非0の上りリンク伝送アンテナポート間で均等に分割し、各上りリンク伝送アンテナポートの上りリンク伝送パワー(即ち実際の伝送パワー)P’が、P’=P*α/βであることが得られる。
実施例三
上りリンクパワー制御によって算出されたスケーリング前の上りリンクパワーがPであり、上りリンク伝送のパワースケーリング係数がαであり、非0(又は非ゼロ)上りリンク伝送アンテナポート数がβであるとする。非0(又は非ゼロ)上りリンク伝送アンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非0であることを指し、以下は、非0アンテナポート数と略称されてもよい。
端末機器が第三のユーザ機器UE能力をサポートする(例えば、端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする)場合、ユーザ機器UEによってサポートされる作動モードによって、パワースケーリング係数αの値が異なる。
具体的には、ユーザ機器UEが作動モード1をサポートする(例えば、端末機器が作動モード1を報告しており、ネットワーク機器が端末機器により報告される作動モードに基づいて配置したSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じである)場合、パワースケーリング係数αが非0アンテナポート数と端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定することができる。
ユーザ機器UEが作動モード2をサポートする(例えば、端末機器が作動モード2を報告しており、ネットワーク機器が端末機器により報告される作動モードに基づいて配置したSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なる)場合、端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告するか否か、及びネットワーク機器により発信されるTPMIが端末機器により報告されるTPMI内に位置するか否かによって、パワースケーリング係数の値も異なる。具体的には、以下の3つのケースに分けられる。
a、端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告していない場合、パワースケーリング係数αが非0アンテナポート数とネットワーク機器により配置されるSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定することができる。
b、端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告しており、且つネットワーク機器により発信されるTPMIが端末機器により報告されるTPMI内に位置する場合、パワースケーリング係数が1であり、即ちα=1であると決定することができる。
例えば、端末機器により報告されるTPMIが
であり、ネットワーク機器により発信されるTPMIが
であり、明らかに、ネットワーク機器により発信されるTPMIは、端末機器により報告されるTPMI内に位置し、この時、α=1と決定することができる。
c、端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告しており、且つネットワーク機器により発信されるTPMIが端末機器により報告されるTPMI内に位置しない場合、パワースケーリング係数αが非0アンテナポート数と端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定することができる。
例えば、端末機器により報告されるTPMIが
であり、ネットワーク機器により発信されるTPMIが
であり、明らかに、ネットワーク機器により発信されるTPMIが端末機器により報告されるTPMI内に位置せず、この時、α=非0アンテナポート数βと端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定することができる。
本実施例の方法に従ってパワースケーリング係数αを決定した後、端末機器は、まず、パワースケーリング係数αに従って上りリンクパワーPをスケーリングし、そして、非0の上りリンク伝送アンテナポート間で均等に分割し、各上りリンク伝送アンテナポートの上りリンク伝送パワー(即ち実際の伝送パワー)P’が、P’=P*α/βであることが得られる。
上記いずれか一つの実施例では、端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力は、
(1)端末機器が上りリンクフルパワー伝送能力を報告すること、又は、
(2)端末機器が上りリンクフルパワー伝送能力を報告し、且つネットワーク機器により発信される上りリンクフルパワー伝送指示を受信しており、この上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示するために用いられること、という方式によって決定されてもよい。
方式(2)では、ネットワーク機器は、端末機器により報告される上りリンクフルパワー伝送能力を受信した後、端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信する。ネットワーク機器は、以下のいずれか一つの方式を採用して端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信してもよい。
方式一、無線リソース制御RRC、メディアアクセス制御層MAC又は下りリンク制御指示DCIによって上りリンクフルパワー伝送指示を発信する。
方式二、フルパワー伝送のTPMIを発信し、TPMIによって上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示する。
方式三、端末機器のためにプリコーディングコードブックに対応するSRSリソースを配置し、配置されるSRSリソースのアンテナポート数は、プリコーディングコードブックにより指示される非0アンテナポート数と同じである。
端末機器が上りリンクフルパワー伝送能力を報告した後、ネットワーク機器は、図2に示されるステップに従って上りリンク伝送を行ってもよい。図2の方法は、以下のステップを含んでもよい。
S201、端末機器により報告される上りリンクフルパワー伝送能力が第二のユーザ機器UE能力又は第三のユーザ機器UE能力である場合、ネットワーク機器は、端末機器にTPMIを発信する。
ネットワーク機器により発信されるTPMIは、上りリンク伝送パラメータによって決定されるプリコーディングコードブックに従って上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示するために用いられる。上りリンク伝送パラメータは、端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及びネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数を含む。
S202、端末機器の上りリンク伝送ランク数が端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数に等しい場合、端末機器は、ネットワーク機器により発信されるTPMIによって指示されるプリコーディングコードブックに従って、且つパワースケーリング係数に従ってスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行う。
プリコーディングコードブックは、端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及びネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数に基づいて決定される。
S203、SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、端末機器は、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うが、ネットワーク機器により発信されるTPMIによって指示されるプリコーディングコードブックを採用しない。
選択的に、SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、端末機器は、上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って、且つパワースケーリング係数に従ってスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うことができる。
これより分かるように、本実施例では、端末機器が第二のユーザ機器UE能力又は第三のユーザ機器UE能力をサポートし、且つ作動モード2をサポートする時、端末機器の上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、即ちコードブックに基づいて伝送されるSRSリソースセットに含まれるSRSリソースのアンテナポート数がSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数よりも小さい時、TPMIによって指示されるプリコーディングコードブックは、不要である。この時、端末機器は、ネットワーク機器により発信されるTPMIによって指示されるプリコーディングコードブックを採用せず、選択的に、上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って上りリンク伝送を行ってもよい。
以下では、ネットワーク機器がどのように上りリンク伝送パラメータに基づいて端末機器のためにプリコーディングコードブックを配置するかを詳細に説明する。
実施例四
本実施例では、端末機器は、第二のユーザ機器UE能力又は第三のユーザ機器UE能力をサポートし、例えば、端末機器の各無線周波数分岐路は、いずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする。端末機器は、作動モード1をサポートし、例えば、ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数は、同じである。これに基づき、プリコーディングコードブックは、上りリンク伝送アンテナポート数と上りリンク伝送ランク数の違いによっても異なる。具体的には、以下の通りである。
(1)上りリンク伝送アンテナポート数が2であり、且つ上りリンク伝送ランク数が1である場合、プリコーディングコードブックが、
TPMI=2に対応するコードブック、即ち
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
(2)上りリンク伝送アンテナポート数が4である場合、上りリンク伝送ランク数の違いによって、プリコーディングコードブックは、以下のいくつかのケースに分けられる。
a、上りリンク伝送ランク数が1である場合、プリコーディングコードブックが、
TPMI=12に対応するコードブック、即ち
又は
、又は、
TPMI=8に対応するコードブック、即ち
、又は、
TPMI=4に対応するコードブック、即ち
、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
好ましくは、TPMI=12に対応するコードブックであり、即ち
又は
である。
b、上りリンク伝送ランク数が2である場合、プリコーディングコードブックが、
TPMI=6に対応するコードブック、即ち
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
c、上りリンク伝送ランク数が3である場合、プリコーディングコードブックが、
TPMI=1に対応するコードブック、即ち
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
実施例五
本実施例では、端末機器は、第二のユーザ機器UE能力又は第三のユーザ機器UE能力をサポートし、例えば、端末機器の各無線周波数分岐路は、いずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする。端末機器は、作動モード2をサポートし、例えば、ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数は異なる。これに基づき、プリコーディングコードブックは、上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び各SRSリソースのアンテナポート数の違いによっても異なる。具体的には、以下の通りである。
(1)上りリンク伝送アンテナポート数は、2であり、ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットには、2つのSRSリソースが含まれ、一つのSRSリソースは、一つのアンテナポートを含み、別のSRSリソースは、2つのアンテナポートを含む。この場合、ネットワーク機器が一つのSRSリソースのアンテナポートのみを配置している場合、端末機器の上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さく、即ち、SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数がSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数よりも小さいため、TPMIによって指示されるプリコーディングコードブックは、不要である。この時、端末機器は、ネットワーク機器により発信されるTPMIによって指示されるプリコーディングコードブックを採用せず、選択的に、上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って上りリンク伝送を行ってもよい。
(2)上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、SRSリソースセットに含まれるSRSリソース数及び各SRSリソースに含まれるアンテナポート数の違いによって、プリコーディングコードブックも異なる。具体的には、以下の通りである。
a、SRSリソースセットには2つのSRSリソースが含まれ、且つそのうちの一つのSRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別のSRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、
上りリンク伝送ランク数が1である場合、上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さく、即ちSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数がSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数よりも小さいため、TPMIによって指示されるプリコーディングコードブックは、不要である。この時、端末機器は、ネットワーク機器により発信されるTPMIによって指示されるプリコーディングコードブックを採用せず、選択的に、上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って上りリンク伝送を行ってもよい。
上りリンク伝送ランク数が2である場合、プリコーディングコードブックが、TPMI=6に対応するコードブック、即ち
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
上りリンク伝送ランク数が3である場合、プリコーディングコードブックが、TPMI=1に対応するコードブック、即ち
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
b、SRSリソースセットには3つのSRSリソースが含まれ、且つそのうちの一つのSRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別のSRSリソースが2つのアンテナポートを含み、さらに別のSRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、
上りリンク伝送ランク数が1又は2である場合、上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さく、即ちSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数がSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数よりも小さいため、TPMIによって指示されるプリコーディングコードブックは、不要である。この時、端末機器は、ネットワーク機器により発信されるTPMIによって指示されるプリコーディングコードブックを採用せず、選択的に、上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って上りリンク伝送を行ってもよい。
上りリンク伝送ランク数が3である場合、プリコーディングコードブックが、TPMI=1に対応するコードブック、即ち
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定することができる。
以上では、本明細書の特定の実施例について記述した。他の実施例は、添付される特許請求の範囲内にある。いくつかの場合において、請求項に記載の動作又はステップは、実施例の順序と異なる順序によって実行でき、且つ望ましい結果が依然として実現できる。また、添付図面において描かれているプロセスは、示されている特定の順序又は連続する順序のみが望ましい結果を実現するように必ずしも要求しない。なんらかの実施の形態では、マルチタスク処理と並行処理も可能であり、又は有利であり得る。
図3は、本開示の一実施例の端末機器の構造概略図である。図3を参照すると、端末機器300は、
パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うための伝送モジュール310を含んでもよく、パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
パワー制御因子は、端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
一実施例では、伝送モジュール310はさらに、
パワー制御因子が、
端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートすること、又は、
端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つネットワーク機器により発信されるTPMIは、端末機器により報告されるTPMI内に位置すること、
という条件を満たす場合、パワースケーリング係数が1であると決定するために用いられ、
フルパワー伝送は、端末機器の最大発射パワーに従って伝送されることを指す。
一実施例では、伝送モジュール310はさらに、
パワー制御因子が、
端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートせず、且つSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つネットワーク機器により発信されるTPMIが端末機器により報告されるフルパワー伝送のTPMI内に位置しないこと、
という条件を満たす場合、パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定するために用いられ、
非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す。
一実施例では、伝送モジュール310はさらに、
パワー制御因子が、
端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー送信をサポートせず、且つSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なること、又は、
端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー送信をサポートし、SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告していないこと、
という条件を満たす場合、パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数とネットワーク機器により配置されるSRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定するために用いられる。
一実施例では、伝送モジュール310はさらに、
上りリンクフルパワー伝送能力を報告すること、又は、
上りリンクフルパワー伝送能力を報告し、且つネットワーク機器により発信される上りリンクフルパワー伝送指示を受信しており、上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示するために用いられることに用いられる。
一実施例では、伝送モジュール310はさらに、
端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力が、各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートすることであり、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数に等しい場合、ネットワーク機器により発信されるプリコーディングコードブックに従って、上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うために用いられ、
プリコーディングコードブックは、端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及びSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数に基づいて決定される。
一実施例では、伝送モジュール310はさらに、
ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ上りリンク伝送ランク数が上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って、上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うために用いられる。
本開示の実施例による端末機器は、上記方法の実施例における端末機器によって実現された各プロセスを実現させることができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
本開示の実施例では、端末機器は、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことができ、且つ複数種類のパワー制御因子(端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む)を総合的に考慮して上りリンク伝送パワーに対してスケーリングを行うことによって、上りリンク伝送パワーを向上させ、上りリンクカバレッジを強め、端末機器の上りリンクフルパワー伝送を実現させることができる。
図4は、本開示の一実施例のネットワーク機器の構造概略図である。図4を参照すると、ネットワーク機器400は、
端末機器により送信された上りリンクデータを受信するための受信モジュール410を含んでもよく、上りリンクデータは、端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
パワー制御因子は、端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
一実施例では、ネットワーク機器400は、
端末機器により送信された上りリンクデータを受信する前に、端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする場合、端末機器にTPMIを発信するための第一の発信モジュールをさらに含み、発信されるTPMIは、上りリンク伝送パラメータによって決定されるプリコーディングコードブックに従って上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示するために用いられ、
上りリンク伝送パラメータは、端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及びネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数を含み、フルパワー伝送は、端末機器の最大発射パワーに従って伝送されることを指す。
一実施例では、第一の発信モジュール410はさらに、
SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、上りリンク伝送アンテナポート数が2であり、且つ上りリンク伝送ランク数が1である場合、プリコーディングコードブックが、
、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる。
一実施例では、第一の発信モジュール410はさらに、
SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ上りリンク伝送ランク数が1である場合、プリコーディングコードブックが、
又は
、又は、
、又は、
、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる。
一実施例では、第一の発信モジュール410はさらに、
SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ上りリンク伝送ランク数が2である場合、プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる。
一実施例では、第一の発信モジュール410はさらに、
SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ上りリンク伝送ランク数が3である場合、プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる。
一実施例では、第一の発信モジュール410はさらに、
SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、SRSリソースセットには2つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つのSRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別のSRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、
上りリンク伝送ランク数が2であり、プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定し、
上りリンク伝送ランク数が3であり、プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる。
一実施例では、第一の発信モジュール410はさらに、
SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、上りリンク伝送ランク数が3であり、SRSリソースセットには3つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つのSRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別のSRSリソースが2つのアンテナポートを含み、さらに別のSRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる。
一実施例では、ネットワーク機器400は、
端末機器により報告される上りリンクフルパワー伝送能力を受信した時、端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信するための第二の発信モジュールをさらに含み、上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示するために用いられる。
一実施例では、第二の発信モジュールはさらに、
無線リソース制御RRC、メディアアクセス制御層MAC又は下りリンク制御指示DCIによって上りリンクフルパワー伝送指示を発信すること、又は、
フルパワー伝送のTPMIを発信すること、又は、
端末機器のためにプリコーディングコードブックに対応するSRSリソースを配置することであって、配置されるSRSリソースのアンテナポート数は、プリコーディングコードブックにより指示される非ゼロアンテナポート数と同じであることに用いられ、
非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す。
本開示の実施例によるネットワーク機器は、上記方法の実施例におけるネットワーク機器によって実現された各プロセスを実現させることができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
本開示の実施例では、ネットワーク機器は、端末機器により送信された上りリンクデータを受信することができ、この上りリンクデータは、端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、且つパワースケーリング係数は、パワー制御因子(端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む)によって決定される。そのため、上りリンク伝送パワーを向上させ、上りリンクカバレッジを強め、端末機器の上りリンクフルパワー伝送を実現させる。
図5は、本開示の実施例に適用されるネットワーク機器の構造図である。上記実施例中ネットワーク機器によって実行される上りリンクフルパワー伝送方法の詳細を実現し、同じ効果を達することができる。図5に示すように、ネットワーク機器500は、プロセッサ501と、送受信機502と、メモリ503と、ユーザインターフェース504とバスインターフェースとを含み、
本開示の実施例では、ネットワーク機器500は、メモリ503に記憶され、且つプロセッサ501上で運行できるコンピュータプログラムとをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップを実現させる。
端末機器により送信された上りリンクデータを受信し、前記上りリンクデータは、前記端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
図5では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジとを含んでもよく、具体的には、プロセッサ501によって代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ503によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、本明細書では、それをさらに記述しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機502は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機と受信機とを含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザデバイスについて、ユーザインターフェース504は、必要な機器に外接や内接することができるインターフェースであってもよい。接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限らない。
プロセッサ501は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ503は、プロセッサ501の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
端末機器により送信された上りリンクデータを受信する前に、端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする場合、前記端末機器にTPMIを発信し、発信される前記TPMIは、上りリンク伝送パラメータによって決定されるプリコーディングコードブックに従って上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられ、
前記上りリンク伝送パラメータは、前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び前記ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数を含み、前記フルパワー伝送は、前記端末機器の最大発射パワーに従って伝送することを指す。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が2であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が1である場合、前記プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が1である場合、前記プリコーディングコードブックが、
又は
、又は、
、又は、
、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が2である場合、前記プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が3である場合、前記プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、前記SRSリソースセットには2つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つの前記SRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別の前記SRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、
前記上りリンク伝送ランク数が2である場合、前記プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定し、
前記上りリンク伝送ランク数が3である場合、前記プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、前記上りリンク伝送ランク数が3であり、前記SRSリソースセットには3つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つの前記SRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別の前記SRSリソースが2つのアンテナポートを含み、さらに別の前記SRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、前記プリコーディングコードブックが、
であるか、又は、
全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記端末機器により報告される前記上りリンクフルパワー伝送能力を受信した時、前記端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信し、前記上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられる。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
無線リソース制御RRC、メディアアクセス制御層MAC又は下りリンク制御指示DCIによって前記上りリンクフルパワー伝送指示を発信するか、又は、
フルパワー伝送のTPMIを発信するか、又は、
前記端末機器のために前記プリコーディングコードブックに対応する前記SRSリソースを配置し、配置される前記SRSリソースのアンテナポート数が前記プリコーディングコードブックにより指示される非ゼロアンテナポート数と同じであり、
前記非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す。
本開示の実施例では、ネットワーク機器は、端末機器により送信された上りリンクデータを受信することができ、この上りリンクデータは、端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、且つパワースケーリング係数は、パワー制御因子(端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む)によって決定される。そのため、上りリンク伝送パワーを向上させ、上りリンクカバレッジを強め、端末機器の上りリンクフルパワー伝送を実現させる。
図6は、本開示の別の実施例の端末機器のブロック図である。図6に示す端末機器600は、少なくとも一つのプロセッサ601と、メモリ602と、少なくとも一つのネットワークインターフェース604とユーザインターフェース603とを含む。端末機器600の各コンポーネントは、バスシステム605によって結合される。理解できるように、バスシステム605は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するために用いられる。バスシステム605は、データバスに加えて、電源バスと、制御バスと、状態信号バスとをさらに含む。しかし、明瞭に説明するために、図6では、様々なバスは、いずれもバスシステム605として表記される。
ユーザインターフェース603は、ディスプレイ、キーボード又はクリックデバイス(例えば、マウス、トラックボール(trackball))、タッチパネル又はタッチスクリーンなどを含んでもよい。
理解できるように、本開示の実施例におけるメモリ602は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性と不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュであってもよい。揮発性メモリは、外部高速キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。限定的な説明ではなく、例示的な説明によって、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double DataRate SDRAM、DDRSDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)は、使用される可能性がある。本開示の実施例に記述されたシステムと方法のメモリ602は、これらと他の任意の適切なタイプのメモリとを含むが、これらに限定されないことを意図している。
いくつかの実施の形態では、メモリ602には、実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又はそれらの拡張セットであるオペレーティングシステム6021とアプリケーションプログラム6022という要素が記憶されている。
オペレーティングシステム6021は、様々なシステムプログラム、例えばフレームワークレイヤ、コアライブラリレイヤ、ドライブレイヤなどを含み、様々なベーシックサービスの実現及びハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる。アプリケーションプログラム6022は、様々なアプリケーションプログラム、例えばメディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)などを含み、様々なアプリケーションサービスを実現するために用いられる。本開示の実施例の方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム6022に含まれてもよい。
本開示の実施例では、端末機器600は、メモリ上609に記憶され、且つプロセッサ601上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップを実現させる。
パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行い、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む。
上記本開示の実施例で掲示された方法は、プロセッサ601に用いられてもよく、又はプロセッサ601によって実現されてもよい。プロセッサ601は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現の過程において、上記方法の各ステップは、プロセッサ601におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完了されてもよい。上記のプロセッサ601は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本開示の実施例において開示されている各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は、このプロセッサは、任意の一般的なプロセッサなどであってもよい。本発明の実施例を結び付けて開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって実行して完了され、又は復号化プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完了されると具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど、当分野で成熟したコンピュータ可読記憶媒体内に位置してもよい。このコンピュータ可読記憶媒体は、メモリ602に位置し、プロセッサ601は、メモリ602内の情報を読み取り、そのハードウェアを結び付けて上記方法のステップを完了させる。具体的に、このコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、上述した上りリンクフルパワー伝送方法の実施例の各ステップを実現させる。
理解できるように、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、処理ユニットは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。
ソフトウェアの実現に対して、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現してもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサを介して実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部に実現されてもよい。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記パワー制御因子が、
前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートすること、又は、
前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記ネットワーク機器により発信されるTPMIが前記端末機器により報告されるTPMI内に位置すること、
という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が1であると決定し、
前記フルパワー伝送は、前記端末機器の最大発射パワーに従って伝送することを指す。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記パワー制御因子が、
前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートせず、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記ネットワーク機器により発信されるTPMIが前記端末機器により報告されるフルパワー伝送のTPMI内に位置しないこと、
という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と前記端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定し、
前記非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記パワー制御因子が、
前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー送信をサポートせず、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なること、又は、
前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー送信をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告していないこと、
という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と前記ネットワーク機器により配置される前記SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定する。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記上りリンクフルパワー伝送能力を報告し、又は、
前記上りリンクフルパワー伝送能力を報告し、且つ前記ネットワーク機器により発信される上りリンクフルパワー伝送指示を受信しており、前記上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられる。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力が各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数に等しいことである場合、前記ネットワーク機器により発信されるプリコーディングコードブックに従って、前記上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行い、
前記プリコーディングコードブックは、前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数に基づいて決定される。
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、以下のステップをさらに実現してもよい。
前記ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が前記上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、前記上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って、前記上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行う。
端末機器600は、前述の実施例において端末機器によって実現された各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
本開示の実施例では、端末機器は、パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことができ、且つ複数種類のパワー制御因子(端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、端末機器により報告される作動モード、ネットワーク機器により作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む)を総合的に考慮して上りリンク伝送パワーに対してスケーリングを行うことによって、上りリンク伝送パワーを向上させ、上りリンクカバレッジを強め、端末機器の上りリンクフルパワー伝送を実現させることができる。
選択的に、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。この端末機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサで運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記上りリンクフルパワー伝送方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
選択的に、本開示の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供する。このネットワーク機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、前記プロセッサで運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記上りリンクフルパワー伝送方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記上りリンクフルパワー伝送方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。前記コンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
図7は、本開示の一実施例における上りリンクフルパワー伝送方法のフローチャートである。図7の方法は、ネットワーク機器に用いられ、S701を含んでもよい。
S701、端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする場合、端末機器にTPMIを発信し、発信されるTPMIは、上りリンク伝送パラメータによって決定されるプリコーディングコードブックに従って上りリンク伝送を行うよう端末機器に指示するために用いられる。
上りリンク伝送パラメータは、端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及びネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数を含み、フルパワー伝送は、端末機器の最大発射パワーに従って伝送されることを指す。
プリコーディングコードブックが上りリンク伝送アンテナポート数と上りリンク伝送ランク数の違いによっても異なることは、指摘すべきである。プリコーディングコードブックの決定方式は、上記実施例に記載された通りであり、ここではこれ以上説明しない。
なお、本明細書では、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述したが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らない。上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うこともでき、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。

Claims (38)

  1. 端末機器に用いられる上りリンクフルパワー伝送方法であって、
    パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことを含み、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
    前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む、上りリンクフルパワー伝送方法。
  2. 前記パワースケーリング係数は、以下の方式によって決定され、
    前記パワー制御因子が、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートすること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記ネットワーク機器により発信されるTPMIが前記端末機器により報告されるTPMI内に位置すること、
    という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が1であると決定し、
    前記フルパワー伝送は、前記端末機器の最大発射パワーに従って伝送することを指す、請求項1に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  3. 前記パワースケーリング係数は、以下の方式によって決定され、
    前記パワー制御因子が、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートせず、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記ネットワーク機器により発信されるTPMIが前記端末機器により報告されるフルパワー伝送のTPMI内に位置しないこと、
    という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と前記端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定し、
    前記非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す、請求項1に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  4. 前記パワースケーリング係数は、以下の方式によって決定され、
    前記パワー制御因子が、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー送信をサポートせず、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー送信をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告していないこと、
    という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と前記ネットワーク機器により配置される前記SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定する、請求項1に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  5. 前記上りリンクフルパワー伝送能力は、
    前記上りリンクフルパワー伝送能力を報告すること、又は、
    前記上りリンクフルパワー伝送能力を報告し、且つ前記ネットワーク機器により発信される上りリンクフルパワー伝送指示を受信しており、前記上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられること、のうちのいずれか一つの方式によって決定される、請求項1に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  6. パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことは、
    前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力が、各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数に等しいことである場合、前記ネットワーク機器により発信されるプリコーディングコードブックに従って、前記上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うことを含み、
    前記プリコーディングコードブックは、前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数に基づいて決定される、請求項1に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  7. パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うことは、
    前記ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、前記上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って、前記上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うことを含む、請求項1に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  8. ネットワーク機器に用いられる上りリンクフルパワー伝送方法であって、
    端末機器により送信された上りリンクデータを受信することを含み、前記上りリンクデータは、前記端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
    前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、前記ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む、上りリンクフルパワー伝送方法。
  9. 端末機器により送信された上りリンクデータを受信することの前に、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする場合、前記端末機器にTPMIを発信することをさらに含み、発信される前記TPMIは、上りリンク伝送パラメータによって決定されるプリコーディングコードブックに従って上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられ、
    前記上りリンク伝送パラメータは、前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び前記ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数を含み、前記フルパワー伝送は、前記端末機器の最大発射パワーに従って伝送することを指す、請求項8に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  10. 前記プリコーディングコードブックは、以下の方式によって決定され、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が2であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が1である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  11. 前記プリコーディングコードブックは、以下の方式によって決定され、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が1である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    又は
    、又は、
    、又は、
    、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  12. 前記プリコーディングコードブックは、以下の方式によって決定され、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が2である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  13. 前記プリコーディングコードブックは、以下の方式によって決定され、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が3である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  14. 前記プリコーディングコードブックは、以下の方式によって決定され、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、前記SRSリソースセットには2つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つの前記SRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別の前記SRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、
    前記上りリンク伝送ランク数が2である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定し、
    前記上りリンク伝送ランク数が3である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  15. 前記プリコーディングコードブックは、以下の方式によって決定され、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、前記上りリンク伝送ランク数が3であり、前記SRSリソースセットには3つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つの前記SRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別の前記SRSリソースが2つのアンテナポートを含み、さらに別の前記SRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定する、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  16. 前記端末機器により報告される前記上りリンクフルパワー伝送能力を受信した時、前記端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信することをさらに含み、前記上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられる、請求項9に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  17. 前記端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信することは、
    無線リソース制御RRC、メディアアクセス制御層MAC又は下りリンク制御指示DCIによって前記上りリンクフルパワー伝送指示を発信すること、又は、
    フルパワー伝送のTPMIを発信すること、又は、
    前記端末機器のために前記プリコーディングコードブックに対応する前記SRSリソースを配置し、配置される前記SRSリソースのアンテナポート数が前記プリコーディングコードブックにより指示される非ゼロアンテナポート数と同じであることを含み、
    前記非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す、請求項16に記載の上りリンクフルパワー伝送方法。
  18. 端末機器であって、
    パワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うための伝送モジュールを含み、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
    前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む、端末機器。
  19. 前記伝送モジュールはさらに、
    前記パワー制御因子が、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートすること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記ネットワーク機器により発信されるTPMIが前記端末機器により報告されるTPMI内に位置すること、
    という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が1であると決定するために用いられ、
    前記フルパワー伝送は、前記端末機器の最大発射パワーに従って伝送することを指す、請求項18に記載の端末機器。
  20. 前記伝送モジュールはさらに、
    前記パワー制御因子が、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートせず、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記ネットワーク機器により発信されるTPMIが前記端末機器により報告されるフルパワー伝送のTPMI内に位置しないこと、
    という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と前記端末機器により報告される単一SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定するために用いられ、
    前記非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す、請求項18に記載の端末機器。
  21. 前記伝送モジュールはさらに、
    前記パワー制御因子が、
    前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー送信をサポートせず、且つ前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なること、又は、
    前記端末機器の一部の無線周波数分岐路がフルパワー送信をサポートし、前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ前記端末機器がフルパワー伝送のTPMIを報告していないこと、
    という条件を満たす場合、前記パワースケーリング係数が非ゼロアンテナポート数と前記ネットワーク機器により配置される前記SRSリソースによってサポートされる最大アンテナポート数との比であると決定するために用いられる、請求項18に記載の端末機器。
  22. 前記伝送モジュールはさらに、
    前記上りリンクフルパワー伝送能力を報告すること、又は、
    前記上りリンクフルパワー伝送能力を報告し、且つ前記ネットワーク機器により発信される上りリンクフルパワー伝送指示を受信しており、前記上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられることに用いられる、請求項18に記載の端末機器。
  23. 前記伝送モジュールはさらに、
    前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力が、各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートし、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数に等しいことである場合、前記ネットワーク機器により発信されるプリコーディングコードブックに従って、前記上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うために用いられ、
    前記プリコーディングコードブックは、前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数に基づいて決定される、請求項18に記載の端末機器。
  24. 前記伝送モジュールはさらに、
    前記ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、且つ端末機器の上りリンク伝送ランク数が端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数よりも小さい場合、前記上りリンク伝送ランク数と同じであるSRSリソースのアンテナポート数に対応するSRSリソースの伝送方式に従って、前記上りリンク伝送パワーで上りリンク伝送を行うために用いられる、請求項18に記載の端末機器。
  25. ネットワーク機器であって、
    端末機器により送信された上りリンクデータを受信するための受信モジュールを含み、前記上りリンクデータは、端末機器がパワースケーリング係数でスケーリングされた後の上りリンク伝送パワーに従って上りリンク伝送を行うものであり、前記パワースケーリング係数は、パワー制御因子によって決定され、
    前記パワー制御因子は、前記端末機器の上りリンクフルパワー伝送能力、前記端末機器により報告される、サポートされる伝送プリコーディングマトリクスインジケータTPMI、ネットワーク機器により発信されるTPMI、前記端末機器により報告される作動モード、前記ネットワーク機器により前記作動モードに従って配置されるサウンディングリファレンス信号SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数のうちの少なくとも一つを含む、ネットワーク機器。
  26. 端末機器により送信された上りリンクデータを受信する前に、前記端末機器の各無線周波数分岐路がいずれもフルパワー伝送をサポートしないか、又は一部の無線周波数分岐路がフルパワー伝送をサポートする場合、前記端末機器にTPMIを発信するための第一の発信モジュールをさらに含み、発信される前記TPMIは、上りリンク伝送パラメータによって決定されるプリコーディングコードブックに従って上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられ、
    前記上りリンク伝送パラメータは、前記端末機器の上りリンク伝送アンテナポート数、上りリンク伝送ランク数及び前記ネットワーク機器により配置されるSRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数を含み、前記フルパワー伝送は、前記端末機器の最大発射パワーに従って伝送することを指す、請求項25に記載のネットワーク機器。
  27. 前記第一の発信モジュールはさらに、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が2であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が1である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  28. 前記第一の発信モジュールはさらに、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が1である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    又は
    、又は、
    、又は、
    、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  29. 前記第一の発信モジュールはさらに、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が2である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  30. 前記第一の発信モジュールはさらに、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が同じであり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、且つ前記上りリンク伝送ランク数が3である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  31. 前記第一の発信モジュールはさらに、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、前記SRSリソースセットには2つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つの前記SRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別の前記SRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、
    前記上りリンク伝送ランク数が2である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定し、
    前記上りリンク伝送ランク数が3である場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  32. 前記第一の発信モジュールはさらに、
    前記SRSリソースセットにおける各SRSリソースのアンテナポート数が異なり、前記上りリンク伝送アンテナポート数が4であり、前記上りリンク伝送ランク数が3であり、前記SRSリソースセットには3つのSRSリソースが含まれ、そのうちの一つの前記SRSリソースが一つのアンテナポートを含み、別の前記SRSリソースが2つのアンテナポートを含み、さらに別の前記SRSリソースが4つのアンテナポートを含む場合、前記プリコーディングコードブックが、
    であるか、又は、
    全コヒーレントコードブックと部分コヒーレントと非コヒーレントコードブックであると決定するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  33. 前記端末機器により報告される前記上りリンクフルパワー伝送能力を受信した時、前記端末機器に上りリンクフルパワー伝送指示を発信するための第二の発信モジュールとをさらに含み、前記上りリンクフルパワー伝送指示は、上りリンクフルパワー伝送方式を採用して上りリンク伝送を行うよう前記端末機器に指示するために用いられる、請求項26に記載のネットワーク機器。
  34. 前記第二の発信モジュールはさらに、
    無線リソース制御RRC、メディアアクセス制御層MAC又は下りリンク制御指示DCIによって前記上りリンクフルパワー伝送指示を発信すること、又は、
    フルパワー伝送のTPMIを発信すること、又は、
    前記端末機器のために前記プリコーディングコードブックに対応する前記SRSリソースを配置し、配置される前記SRSリソースのアンテナポート数が前記プリコーディングコードブックにより指示される非ゼロアンテナポート数と同じであることに用いられ、
    前記非ゼロアンテナポートは、アンテナポートに対応するプリコーディングコードブックにおける行値がいずれも非ゼロであることを指す、請求項33に記載のネットワーク機器。
  35. 端末機器であって、
    コンピュータプログラム命令が記憶されているメモリと、
    前記コンピュータプログラム命令が前記プロセッサによって実行される時、請求項1~7のいずれか1項に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実現させるプロセッサとを含む、端末機器。
  36. ネットワーク機器であって、
    コンピュータプログラム命令が記憶されているメモリと、
    前記コンピュータプログラム命令が前記プロセッサによって実行される時、請求項8~17のいずれか1項に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実現させるプロセッサとを含む、ネットワーク機器。
  37. 命令を含み、前記命令がコンピュータ上で運行される時、前記コンピュータに請求項1~7のいずれか1項に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
  38. 命令を含み、前記命令がコンピュータ上で運行される時、前記コンピュータに請求項8~17のいずれか1項に記載の上りリンクフルパワー伝送方法を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
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