JP2023102634A - 制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】適切な輝度分布を生成することが可能な制御装置を提供する。【解決手段】入力情報に基づいて複数の投射画像をそれぞれ同時に投射する複数の画像投射装置(1)と、複数の投射画像を撮像して撮像画像を出力する撮像装置(3)とを制御する制御装置(4)であって、複数の投射画像の輝度分布における勾配情報または最大輝度情報を取得する取得手段(401)と、撮像画像と、勾配情報または最大輝度情報とに基づいて、投射画像の目標輝度分布を生成する生成手段(401)とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラムに関する。
従来、複数のプロジェクタ(画像投射装置)を用いて、スクリーン等の被投射面に複数の投射画像を仮想的に一つの画面として投射するマルチプロジェクションシステム(画像投射システム)が知られている。また、画像投射システムにおいて、投射画像をカメラで撮像し、投射画像全体の輝度むらや色むらを自動で補正する方法(マルチむら補正)が知られている。
特許文献1には、投射画像が重畳する領域(重畳領域)と重畳領域以外の投射画像の領域(非重畳領域)との境界部の輝度に基づいて、より輝度の低いプロジェクタの重畳領域と非重畳領域において自動でむら補正を行う画像処理装置が開示されている。特許文献2には、プロジェクタの輝度特性に基づいて、結合投影領域の水平または垂直1ラインにおける2点間の輝度分布が凹関数により規定される輝度分布となるように自動でマルチむら補正を行うマルチプロジェクションシステムが開示されている。
特許文献1に開示された画像処理装置では、輝度の低いプロジェクタの重畳領域と非重畳領域の一部のみ補正するため、投射画像全体として最適な輝度分布を生成できない場合がある。特許文献2に開示されたマルチプロジェクションシステムでは、輝度分布が凹関数により規定されるため、プロジェクタの輝度分布によっては輝度が低下する場合がある。
そこで本発明は、適切な輝度分布を生成することが可能な制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、入力情報に基づいて複数の投射画像をそれぞれ同時に投射する複数の画像投射装置と、前記複数の投射画像を撮像して撮像画像を出力する撮像装置とを制御する制御装置であって、前記複数の投射画像の輝度分布における勾配情報または最大輝度情報を取得する取得手段と、前記撮像画像と、前記勾配情報または前記最大輝度情報とに基づいて、前記投射画像の目標輝度分布を生成する生成手段とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、適切な輝度分布を生成することが可能な制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における画像投射システム100について説明する。図1は、画像投射システム100の構成図である。画像投射システム100は、プロジェクタ(画像投射装置)1a、1b、1c、カメラ(撮像装置)3、およびPC(パーソナルコンピュータ)4を有する。PC4は、入力情報に基づいて複数の投射画像をそれぞれ同時に投射する複数のプロジェクタ1a、1b、1c、および複数の投射画像を撮像して撮像画像を出力するカメラ3を制御する制御装置である。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、制御装置としての機能の少なくとも一部をプロジェクタ1a、1b、1cの少なくとも一つに設けてもよい。
プロジェクタ1a、1b、1cは、投射画像2a、2b、2cをスクリーン(被投射面)2に投射する。投射画像2a~2cはそれぞれ、水平方向において隣接し、重畳して投射を行う重畳領域を有する。そして、投射画像2a~2cをカメラ3により撮像し、PC4がカメラ3から取得される撮像画像(撮像画像データ)を用いて、プロジェクタ1a~1cを制御する。PC4が行う制御は具体的には、カメラ3から取得された撮像画像を用いて、投射画像2a~2cの輝度分布を目標輝度分布に略一致するようプロジェクタ1a~1cをむら補正する処理である。なお本実施形態では、3つのプロジェクタ1a~1cを有する画像投射システム100を例として述べるが、これに限定されるものではなく、2つのプロジェクタまたは4つ以上のプロジェクタを有していてもよい。またプロジェクタ1a~1cは、投射画像が水平方向(重力方向に対して水平方向)に並んでスクリーン2上に表示されるように配置されているが、投射画像の配置はこれに限定されるものではなく、例えば垂直方向に並べるなど、任意に配置することができる。
次に、図2乃至図4を参照して、ユーザの入力に応じて目標輝度分布を変化させる理由を説明する。図2は、投射画像2a~2cをカメラ3により撮像した撮像画像のうち、投射画像の垂直中心の輝度分布を示す一例である。図2において、横軸は水平方向(プロジェクタ1a~1cの配列方向)の位置、縦軸は投射画像の輝度、実線はマルチむら補正前の輝度分布50をそれぞれ示す。
図1に示されるように、左側から右側へ順に、投射画像2a、2b、2cが重畳されて配置されている。一般的に、投射画像の輝度分布は中心が最も輝度が高く、端部に向かうほど輝度が低くなるため、それに則した輝度分布となっている。また、投射画像の輝度は投射画像2c、2a、2bの順に高くなっており、重畳領域の輝度は隣接した非重畳領域の輝度よりも高くなっている。なお、重畳領域には電気的なエッジブレンディング処理や光学ブレンダによる減光処理が適用されていることが望ましい。ただし、後述するマルチむら補正の補正量を確保するため、重畳領域の輝度が高くなるよう設定することが望ましい。図2に示されるように、マルチむら補正を行う前の状態では重畳領域の輝度が急峻に変化しているため、大画面映像の画質に影響を及ぼす。
図3は、マルチむら補正後の輝度分布の一例を示す。図3において、点線はマルチむら補正前の輝度分布50、実線はマルチむら補正後の輝度分布51をそれぞれ示す。輝度分布51は、最も輝度の低い投射画像2bに合わせて全体の輝度を下げるように補正されている。これにより、全体の輝度変化が少なく滑らかな輝度分布を実現することができる。なお、隣接する画素間での輝度差が十分低い場合、輝度分布51のように波のような形状になっていても違和感がないことが実験的に分かっている。輝度変化の少なさを重視するユーザに対して輝度分布51は適切である一方、投射画像2a、2cの輝度を下げたためプロジェクタの輝度を重視するユーザに対しては適さない可能性がある。
図4は、マルチむら補正後の輝度分布の他の一例を示す。図4において、点線はマルチむら補正前の輝度分布50、実線は補正後の輝度分布52をそれぞれ示す。輝度分布52は、それぞれのプロジェクタの輝度を最大限使うように補正されている。これにより、全体として輝度の範囲は広いものの滑らかな輝度分布を実現することができる。プロジェクタの輝度を重視するユーザに対して輝度分布52は適切である一方、輝度変化の少なさを重視するユーザに対しては適さない可能性がある。
以上のように、マルチむら補正を全自動で行うと、輝度変化の少なさを重視するユーザおよびプロジェクタの輝度を重視するユーザに対して、両者を満足させるような輝度分布に補正することは難しい。このため、補正の際にユーザの入力に応じて目標輝度分布を変化させることが好ましい。
次に、図5を参照して、画像投射システム100について詳述する。図5は、画像投射システム100のブロック図である。プロジェクタ1a~1cはそれぞれ、光源101、光変調部110、および投射光学系120を有する。光変調部110は、光変調パネル(光変調素子)111、むら補正部112、画像信号入力部113、画像処理部114、操作部115、および制御部116を有する。投射光学系120は、投射レンズ121およびレンズ駆動部122を有する。なお本実施形態において、プロジェクタ1a~1cは同様の構成を有するため、以下では、プロジェクタ1aの説明のみ行い、これによりプロジェクタ1a~1cの説明に換えることとする。
光源101は、発電発光管、LED、またはレーザにより構成され、照明光を発する。画像信号入力部113は、プロジェクタ1aの外部からのDVI信号、HDMI(登録商標)信号、DP(Display Port)(登録商標)信号等の各種画像信号を受信するレシーバIC等を有する。本実施形態において、画像信号入力部113は、入力された画像信号を画像処理部114に出力する。
画像処理部114は、入力された画像信号に対してガンマ補正、コントラスト補正、色変換、エッジブレンド補正、およびキーストーン補正等の各種画像処理を行う。また画像処理部114は、画像処理後の画像信号に対して、各種設定用のメニュー等を表示するOSD(On Screen Display)画像を表示するためのOSD画像信号を付加した画像信号を生成する。OSD画像は、予め用意されたビットマップ画像等の画像データだけでなく、直線、矩形、文字または画素単位の描画指示に基づいて生成された各種画像を含む。また画像処理部114は、スクリーン2に投射する所定のテストパターン(例えば、ラスタパターンやカラーバーと言われる画像)を生成可能である。
むら補正部112は、画像処理部114により生成された画像信号の画素位置およびRGBそれぞれの階調値に、むら補正値を加算することでむら補正を実行する。むら補正部112は、プロジェクタ1aの起動時に記憶部(不図示)からむら補正値を読み出す。むら補正値はRGBごとに画像の座標および階調値に対して離散的に与えられ、むら補正部112の補間処理により該当する画素位置およびRGBそれぞれの階調値に対応した補正値が生成される。むら補正部112は、RGB独立にむら補正値を加算することで輝度むらと色むらを同時に補正することができる。輝度むらとは投射画像2aにおける明るさの差異に起因する白色のむらであり、色むらとは投射画像2aにおける色バランスの差異に起因するむらである。補正された画像信号はパネル駆動信号に変換され、光変調パネル111の各画素に入力される。
光変調パネル111は、液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等により構成され、むら補正部112から入力されたパネル駆動信号に応じて光源101からの照明光を変調して画像光を生成する。投射レンズ121は、光変調パネル111からの画像光をスクリーン2等の被投射面に拡大投射する。これにより、入力された画像信号に応じた画像が被投射面に対して投射表示される。レンズ駆動部122は、投射レンズ121のズーム、シフトおよびフォーカスを駆動させ、投射画像の位置やサイズを変更し、またピントを調整する。
操作部115は、ユーザが操作入力するためのボタン、リモコンからの赤外線を受信するための赤外線受光部、および有線/無線により制御コマンドを受信する通信部等を備え、入力された操作を制御部116に通知する。入力される操作の種類には、例えば、電源のオン/オフ、決定、キャンセル、各種設定や、情報確認を行うためのメニューの呼び出しおよび上下左右の方向指示等がある。制御部116は、CPUやメモリ等を含むマイクロコンピュータにより構成され、操作部115より入力された操作信号に応じて画像処理部114に指示を与え、レンズ駆動部122を制御する。
カメラ3は、撮像光学系とCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)等のセンサ(撮像素子)を有し、投射画像を撮像し、また撮像画像を送信する。
PC4は、制御部401と記憶部402とを有し、プロジェクタ1a~1cおよびカメラ3に有線/無線により接続されている。制御部401は、カメラ3に対して撮像を指示し、各プロジェクタに対してテストパターンの投射を指示する。また制御部401は、前述のように、カメラ3の撮像画像を用いてマルチむら補正の処理を行う。制御部401は、マルチむら補正の処理において、取得手段、生成手段、および補正手段としての機能を有する。取得手段は、複数の投射画像の輝度分布における勾配情報または最大輝度情報を取得する。生成手段は、撮像画像と、勾配情報または最大輝度情報とに基づいて、投射画像の目標輝度分布を生成する。補正手段は、目標輝度分布に基づいて複数の投射画像の輝度分布を補正する。記憶部402は、カメラ3から送信される撮像画像、および制御部401のマルチむら補正の処理にて用いられる勾配情報または最大輝度情報、および勾配情報または最大輝度情報に関する閾値等のパラメータを記憶する記憶手段である。なお本実施形態において、記憶部402はPC4に設けられているが、これに限定されるものではなく、PC4とは異なる装置(外部装置)に設けてもよい。この場合、制御部(取得手段)401は、外部装置に設けられた記憶部から所定の情報を取得することができる。
本実施形態において、プロジェクタ1a~1c、カメラ3、およびPC4はそれぞれ、互いに別々の装置として構成されている。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、カメラ3がプロジェクタ1a~1cに内蔵されていてもよい。PC4が、プロジェクタ1a~1cに対して1対で配置されているが、これを各々のプロジェクタ1a~1cに対応して配置させることもできる。すなわち、前述の各構成要素の配置や構成の態様、個数等は、本実施形態として例示した構成に限定されるものではない。
次に、図6を参照して、PC4によって実行されるマルチむら補正処理について説明する。図6は、マルチむら補正処理(制御方法)を示すフローチャートである。本実施形態におけるマルチむら補正処理は、プロジェクタ1a~1cにより投射された複数の画像(投射画像)の輝度分布が目標輝度分布に略一致するように補正する処理である。PC4は、例えば、ユーザが操作部115のユーザ操作によって呼び出されるメニューにおいてマルチむら補正が選択されることに応じて、本処理の実行を開始する。またPC4は、外部からの補正メニューの実行の命令を受け、または、一定時間ごとに補正を実行する命令が自動的に発行されたときに、この補正メニューにおける処理を開始してもよい。この処理が開始されると、PC4はステップS100に進む。
まずステップS100において、PC4は、プロジェクタ1a~1cに同時に検出用画像(投射画像)を投射させる。ここで、検出用画像とは全面輝度最大の白色画像(全白画像)であることが好ましい。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、中間階調の白色画像やその他の色(赤色、緑色、青色など)の画像を投射してもよい。検出用画像は、画像処理部114で生成されたり、画像信号として画像信号入力部113に入力されたりすることで投射される。そしてPC4は、カメラ3にこれらの検出用画像を撮像させる。
続いてステップS101において、PC4は、プロジェクタ1aに単独で検出用画像を投射させるとともに、それ以外のプロジェクタ1b、1cを制御して全面輝度最小の黒色画像(全黒画像)を投射させる。ここで、ステップS100と同様に、検出用画像は全白画像であることが好ましい。そしてPC4は、カメラ3を制御して、これら全白画像および全黒画像を撮像させる。この際、プロジェクタ1b、1cに全黒画像を投射させることに代えて、プロジェクタ1b、1cの光源101を消灯させたり、不図示のシャッタにより光変調パネル111への照明光の入射を遮断させたりしてもよい。これらの処理をプロジェクタの台数分繰り返し、PC4は、プロジェクタ1a~1cが単独で検出用画像をスクリーン2に投射した3枚の撮像画像を取得する。
ここで、図7を参照して、検出用画像の撮像画像について説明する。図7は、検出用画像の撮像画像の説明図であり、図6のステップS100においてプロジェクタ1a~1cのそれぞれにより投射領域31a~31cに投射された全白画像(検出用画像)を撮像することにより得られた撮像画像31を示す。なお、ステップS101においてプロジェクタ1a~1cのそれぞれにより単独で投射された全白画像を撮像することで得られた撮像画像では、投射領域31a~31cの単一の投射画像がそれぞれ認識可能な画像となっている(不図示)。
続いて、ステップS102において、PC4は、ステップS100、S101にて取得された撮像画像を用いて、投射領域の位置検出を行う。それぞれの投射領域の検出は、ラプラス作用素やハリス作用素等により投射された全白画像の頂点を検出し、それらの頂点を結んだ直線により囲まれる領域として検出する。またPC4は、撮像画像のうち所定画素値以上の画素値を有する連続した領域のうち、最も大きい領域を投射領域として検出することもできる。
続いてステップS103において、PC4は、プロジェクタ1a~1cに同時に補正用画像(複数の投射画像)を投射させる。ここで補正用画像とは、例えば全白画像や中間階調の白色画像や全黒画像などの無彩色画像であることが望ましい。有彩色のむら補正も行いたい場合、対応する階調の赤色画像、緑色画像、青色画像を使用しても良い。補正用画像は、画像処理部114で生成されたり、画像信号として画像信号入力部113に入力されたりすることで投射される。そしてPC4は、カメラ3にこれらの補正用画像を撮像させる。
続いてステップS104において、PC4は、プロジェクタ1a~1cのマルチむら補正処理を行うための目標輝度分布を生成する。ここで、図8を参照して、補正用画像の輝度分布について説明する。図8は、補正用画像の輝度分布を示す図であり、補正用画像を撮像した撮像画像31のうち、投射領域31a~31cの垂直中心の輝度分布を示す。本実施形態では、補正用画像として無彩色の中間階調を投射し、その階調をむら補正した例を示す。図8において、図2と同様に、横軸は水平方向の位置、縦軸は撮像画像の輝度(画素値)、実線は投射領域31a~31cの垂直中心の輝度分布310をそれぞれ示す。左側から右側へ順に、投射領域31a、31b、31cの輝度分布が示されている。ここで、投射領域31a、31b、31cの非重畳領域での最大輝度となる点を点310a、310b、310cで表している。PC4は、輝度分布310を入力として目標輝度分布を生成する。
目標輝度分布の第1の生成方法において、PC4は、最大輝度値を結ぶ直線の勾配の絶対値を閾値(第1のパラメータ)として目標輝度分布を生成する。すなわち第1の生成方法において、勾配情報は、複数の投射画像のうち隣接する二つの投射画像の最大輝度となる点を結ぶ直線の勾配に関する情報である。
図9(a)~(c)は、目標輝度分布の第1の生成方法を示す説明図である。図9(a)~(c)では、簡単のため、図8と同様の部分は同一の符号を与え、その説明を省略する。図9(a)において、直線310abは点310aと点310bとを結ぶ直線であり、直線310bcは点310bと点310cとを結ぶ直線である。すなわち直線は310ab、310bcはそれぞれ、隣接する投射領域の最大輝度値を結ぶ直線である。直線310ab、310bcの勾配を算出するため、横軸の位置をX座標、縦軸の輝度をY座標とし、仮に点310a~310cの座標を以下のように設定する。
点310a:(x310a,y310a)=(0.2500,0.9000)
点310b:(x310b,y310b)=(0.6500,0.8000)
点310c:(x310c,y310c)=(1.0500,1.0000)
したがって、直線310ab、310bcはそれぞれ、以下のように算出される。
点310b:(x310b,y310b)=(0.6500,0.8000)
点310c:(x310c,y310c)=(1.0500,1.0000)
したがって、直線310ab、310bcはそれぞれ、以下のように算出される。
直線310ab:y=-0.2500x+0.9625
直線310bc:y=0.5000x+0.4750
ここで、勾配の絶対値の閾値(第1のパラメータ)が0.2500であるとする。直線310abの勾配の絶対値は0.2500であるため、閾値を超えていない。一方、直線310bcの勾配の絶対値は0.5000であるため、閾値を超えている。このように閾値を超えた勾配に関しては、PC4は、閾値を超えないように勾配の値を閾値の値に更新(補正)する。図9(b)において、直線311bcは、直線310bcの勾配を更新したものである。直線311bcは、直線310bcが結ぶ二つの点310b、310cのうち、より輝度の低い点310bを通り、勾配が0.2500となる直線である。なお、勾配を閾値に更新する際には、元の勾配の符号は変化させないようにする。したがって、直線311bcは、以下のように算出される。
直線310bc:y=0.5000x+0.4750
ここで、勾配の絶対値の閾値(第1のパラメータ)が0.2500であるとする。直線310abの勾配の絶対値は0.2500であるため、閾値を超えていない。一方、直線310bcの勾配の絶対値は0.5000であるため、閾値を超えている。このように閾値を超えた勾配に関しては、PC4は、閾値を超えないように勾配の値を閾値の値に更新(補正)する。図9(b)において、直線311bcは、直線310bcの勾配を更新したものである。直線311bcは、直線310bcが結ぶ二つの点310b、310cのうち、より輝度の低い点310bを通り、勾配が0.2500となる直線である。なお、勾配を閾値に更新する際には、元の勾配の符号は変化させないようにする。したがって、直線311bcは、以下のように算出される。
直線311bc:y=0.2500x+0.6375
勾配の絶対値の閾値によって勾配が更新された点310cは、直線311bcを通るように点311cに更新(補正)される。
勾配の絶対値の閾値によって勾配が更新された点310cは、直線311bcを通るように点311cに更新(補正)される。
点311c:(x311c,y311c)=(1.0500,0.9000)
したがって、勾配の更新によって投射領域31cは輝度が低くなり、目標輝度分布は全体の輝度変化が少なく滑らかな輝度分布になる。図9(c)において、輝度分布311は、勾配の絶対値の閾値を更新することで生成された目標輝度分布である。輝度分布311は、点310a、310b、311cを通るような曲線である。
したがって、勾配の更新によって投射領域31cは輝度が低くなり、目標輝度分布は全体の輝度変化が少なく滑らかな輝度分布になる。図9(c)において、輝度分布311は、勾配の絶対値の閾値を更新することで生成された目標輝度分布である。輝度分布311は、点310a、310b、311cを通るような曲線である。
目標輝度分布の生成の一例として、三次スプライン曲線で近似したものが輝度分布311である。三次スプライン曲線の算出に与える点を点310a、310b、311cの三点のみとすると、元の輝度分布から大きく変化する。このため、例えば輝度分布の両端の位置(不図示)や、それぞれの重複領域にて最も輝度が低下する位置(不図示)などを追加することで、元の輝度分布の形状に則した目標輝度分布を生成することができる。なお、目標輝度分布の曲線の生成方法は、前述の方法に限定されるものではない。ただし、点310a、310b、311cを通ること、輝度分布の範囲で連続であること(条件1)、最大階調を補正する場合には元の輝度分布を超えないこと(条件2)、最小階調を補正する場合には元の輝度分布を下回らないこと(条件3)が条件となる。
最大階調の補正時に元の輝度分布を超える場合、目標輝度分布の曲線を算出する際に与える点を変化させたり増やしたりするなどして、元の輝度分布を下回るまで繰り返し生成する。最小階調の補正時も同様に、元の輝度分布を上回るまで繰り返し生成する。また、それぞれの直線の勾配において閾値を超えるものがない場合には、最大輝度値を更新せずに目標輝度分布を生成する。この場合、それぞれのプロジェクタの輝度を最大限使うように補正されることになる。
次に、図10(a)~(c)を参照して、目標輝度分布の第2の生成方法について説明する。第2の生成方法では、制御部(生成手段)401は、各投射領域の最大輝度値を通るような目標輝度分布を初期値として、その目標輝度分布の勾配の絶対値を閾値(第1のパラメータ)に目標輝度分布を生成する。すなわち勾配情報は、目標輝度分布における各位置での接線の勾配に関する情報である。
図10(a)~(c)は、目標輝度分布の第2の生成方法を示す説明図である。図10(a)~(c)では、簡単のため、図8と同様の部分は同一の符号を与え、その説明を省略する。図10(a)において、輝度分布312は、点310a、310b、310cを通るように生成された目標輝度分布の初期値である。この生成方法は目標輝度分布の第1の生成方法と同様であるため、説明を省略する(具体的には、直線の勾配の閾値を超えるものがない場合の生成方法である)。この目標輝度分布の各位置での接線の勾配を算出したところ、図10(b)のようであったとする。図10(b)において、横軸は水平方向の位置、縦軸は勾配、実線は輝度分布312の勾配曲線320をそれぞれ示す。勾配曲線320では、点310a、310b、310cの位置の勾配は0となり、その他の位置では輝度分布312の接線の勾配に応じた値となっている。
ここで、勾配の絶対値の閾値(第1のパラメータ)は点線330a、330bであるとする。点線330aはプラス側の勾配の閾値であり、点線330bは点線330aを正負反転させたマイナス側の勾配の閾値である。勾配曲線320のうち、点線330aを上回る勾配および点線330bを下回る勾配がある場合には、閾値を超えないように目標輝度分布を再生成する。具体的には、相対的に輝度の高い点310a、310cの位置の輝度を、隣接する点310bの輝度値に近づけると勾配が小さくなる。よって、点310a、310cの輝度値を所定量下げた状態で目標輝度分布を再生成する。なお、この目標輝度分布の再生成方法に関しては、目標輝度分布の第1の生成方法と同様であるため、その説明を省略する。また、目標輝度分布の曲線の生成方法は、前述の方法に限定されるものではない。ただし、最終的に生成する目標輝度分布の勾配の絶対値は全て閾値を下回ることが条件となる(すなわち、勾配曲線320が点線330aと点線330bとの間に全て含まれる状態となる)。また、条件1~3も満たすことが必要となる。目標輝度分布の更新によって投射領域31a、31cは輝度が低くなり、目標輝度分布は全体の輝度変化が少なく滑らかな輝度分布となる。
図10(c)において、輝度分布313は、初期の目標輝度分布を更新することで生成された目標輝度分布である。ここで、目標輝度分布を再生成する際に点310a、310cの輝度値を点313a、313cの輝度値に変更したとする。目標輝度分布313は、点313a、310b、313cを通るような曲線である。なお、初期の目標輝度分布の勾配の絶対値において閾値を超えるものがない場合、それ以降の再生成の処理は行わない。この場合、それぞれのプロジェクタの輝度を最大限使うように補正されることになる。
このように本実施形態において、制御部(取得手段)401は、勾配情報に関する閾値(第1のパラメータ)を取得する。そして制御部(生成手段)401は、勾配情報が閾値を超える場合、目標輝度分布を補正する。なお、目標輝度分布の第1生成方法および第2の生成方法において、閾値(第1のパラメータ)は、得られた最大の勾配を100%、勾配0を0%として、百分率にて表されるものであってもよい。また、この閾値は、予め規定値としてPC4の記憶部402に設定されていてもよいが、PC4のGUI上からユーザが設定する値であることが望ましい。
図11(a)、(b)は、閾値を設定する際のPC4のGUIの説明図である。GUIは、ウィンドウ40、撮像画像表示部41、プロジェクタ情報表示部42、閾値設定部43a、および補正開始ボタン44により構成される。ウィンドウ40は、マルチむら補正を実行するアプリケーションを起動する際に、PC4の画面上に表示されるものである。撮像画像表示部41には、投射領域31a~31cを撮像した画像が表示される。具体的には、図7の撮像画像31が表示される。プロジェクタ情報表示部42には、プロジェクタ名やIPアドレスなど、プロジェクタ固有の情報が表示される。上記以外にも、プロジェクタのシリアル番号や製品名などが表示されていても良い。
閾値設定部43aは、ユーザが閾値(パラメータ)を設定可能な設定手段である。閾値設定部43aには、目標輝度分布の勾配の閾値を設定するスライダーなどが表示される。閾値が大きいほどプロジェクタの輝度が高いまま補正され(輝度優先)、閾値が小さいほど全体の輝度変化が少なく滑らかに補正される(滑らかさ優先)。閾値が百分率として表される場合、輝度優先が100%、滑らかさ優先が0%に対応する。スライダーを左右に動かすことで閾値を範囲内で変更することができる。補正開始ボタン44は、マルチむら補正の処理を開始させるものである。ボタンを押下すると、ステップS100からの一連の処理が開始される。
なお本実施形態において、閾値の設定方法は図11(a)の例に限定されるものではなく、例えば図11(b)の閾値設定部43bのように、ラジオボタンにより二値で設定するものであっても良い。その場合、アプリケーション内部に記憶してある対応した閾値が設定される。すなわち、閾値設定部43bは、第1の補正モード(輝度優先モード)または第2の補正モード(滑らかさ優先モード)を設定可能な第2の設定手段である。PC4は、第1の補正モードと第2の補正モードとで閾値(パラメータ)を異ならせる。第1の補正モードは、第2の補正モードよりも、投射画像の輝度の損失が少ないようにむら補正を行うモード(閾値は100%または100%に近い)である。第2の補正モードは、第1の補正モードよりも、投射画像の輝度分布における輝度差が少ないようにむら補正を行うモードである(閾値は0%または0%に近い)。
なお本実施形態において、PC4には特定の閾値が予め設定されていてもよい。この場合、閾値設定部43aまたは閾値設定部43bは不要である。特定の閾値が100%である場合、閾値が設定されていないことと等しい。
次に、図12(a)、(b)を参照して、目標輝度分布の第三の生成方法について説明する。第三の生成方法では、制御部(生成手段)401は、最大輝度値を閾値(第2のパラメータ)として目標輝度分布を生成する。図12(a)、(b)は、目標輝度分布の第三の生成方法を示す説明図である。図12(a)、(b)では、簡単のため、図8と同様の部分は同一の符号を与え、その説明を省略する。
図12(a)において、最大輝度値の閾値(第2のパラメータ)は点線331であるとする。輝度分布310のうち、点線331を上回る輝度がある場合には、閾値を超えないように目標輝度分布を生成する。具体的には、閾値を超えている最大輝度値の点310a、310cの位置の輝度を、輝度の閾値まで下げた目標輝度分布にする。なお、目標輝度分布の生成方法に関しては、目標輝度分布の第1の生成方法と同様であるため、説明を省略する。また、目標輝度分布の曲線の生成方法は、前述の方法に限定されるものではない。ただし、最終的に生成する目標輝度分布の輝度は全て閾値を下回ることが条件となる。また、条件1~3も満たすことが必要となる。目標輝度分布の更新によって投射領域31a、31cは輝度が低くなり、目標輝度分布は全体の輝度変化が少なく滑らかな輝度分布となる。
図12(b)において、輝度分布314は、輝度の閾値を更新することで生成された目標輝度分布である。ここで、点310a、310cの輝度値を点314a、314cの輝度値に変更したとする。目標輝度分布314は、点314a、310b、314cを通るような曲線である。なお、全ての輝度値において閾値を超えるものがない場合、最大輝度値を更新せずに目標輝度分布を生成する。この場合、それぞれのプロジェクタの輝度を最大限使うように補正されることになる。
このように本実施形態において、制御装置(取得手段)401は、最大輝度情報に関する閾値(第2のパラメータ)を取得する。そして制御装置(生成手段)401は、最大輝度情報が閾値を超える場合、目標輝度分布を補正する。最大輝度値の閾値(第2のパラメータ)は、特定の閾値としてPC4の記憶部402に予め設定されていてもよいが、PC4のGUI上からユーザが設定可能に構成してもよい。なおGUIに関しては、図11(a)、(b)を参照して説明したものと同様であるため、その説明を省略する。
以上の目標輝度分布の第1~第三の生成方法により、輝度分布310を入力として目標輝度分布311、313、314などが生成される。なお、前述では水平方向の1つの直線上における輝度分布として目標輝度分布を算出している。よって、投射面である平面のむら補正を行うために縦解像度に応じて、繰り返し目標輝度分布を生成する。これにより、平面状の目標輝度分布が生成される。目標輝度分布を垂直方向に算出した場合も同様に、横解像度に応じて繰り返すことで平面状の目標輝度分布を生成する。
続いてステップS105において、PC4は、投射領域31a~31cの輝度分布が目標輝度分布と略一致するようにむら補正値を算出する。なお、処理時間と記憶されるデータ量の削減や回路の簡易化の観点から、むら補正の解像度はパネル解像度よりも小さいことが一般的であるため、投射領域の解像度からむら補正の解像度にはスケーリング処理を行うことが必要である。ここで、複数のプロジェクタの投射領域を一つのプロジェクタの投射領域だと仮定してむら補正値を算出する。例えば、むら補正部112におけるむら補正の解像度が100×50であり、撮像画像31の重畳領域の幅がそれぞれ25%である場合、一つのプロジェクタと仮定した際のむら補正の解像度は250×50となる。よって、投射領域31a~31cをそれぞれ100×50にスケーリング処理した画像を生成し、重畳領域に関しては対応する複数の画素値を平均化するなどして、250×50の合成画像を算出する。
また、目標輝度分布に関しても、合成画像の解像度と一致するようにスケーリング処理を行う。そして、それぞれの輝度値を比較することで補正値を算出する。なお、スケーリング処理は、画像の平面的な歪みに対応するために射影変換処理を適用してもよい。また、ステップS104の目標輝度分布の生成を行う前に撮像画像のスケーリング処理を行うことで、目標輝度分布のスケーリング処理を省略することが望ましい。
続いてステップS106において、PC4は、算出したむら補正値をプロジェクタ1a~1cそれぞれのむら補正値に振り分ける。電気的なエッジブレンド補正を行っている場合、重畳領域の輝度の割合に応じて補正値を割り振る。一方、光学ブレンダによりエッジブレンドを行っている場合、重畳領域の同一の点では同一の補正値を割り振る。その後、それぞれのプロジェクタの投射輝度に応じて補正値を正規化する。
最後にステップS107において、PC4は、ステップS106にて算出されたむら補正値をプロジェクタ1a~1cの記憶部(不図示)に書き込む。その後、記憶したむら補正値を読み出し、むら補正部112に適用させる。
以上説明したように、目標輝度分布に関する閾値(第1のパラメータまたは第2のパラメータ)を変更させることで、マルチプロジェクションにおける投射画像の輝度分布をユーザの入力に応じて望む形状に微調整することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態によれば、適切な輝度分布を生成することが可能な制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラムを提供することができる。また本実施形態によれば、マルチプロジェクションにおける投射画像の輝度分布をユーザの入力に応じて望む形状に微調整することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1a、1b、1c プロジェクタ(画像投射装置)
2a、2b、2c 投射画像
3 カメラ(撮像装置)
4 PC(制御装置)
401 制御部(取得手段、生成手段)
2a、2b、2c 投射画像
3 カメラ(撮像装置)
4 PC(制御装置)
401 制御部(取得手段、生成手段)
Claims (14)
- 入力情報に基づいて複数の投射画像をそれぞれ同時に投射する複数の画像投射装置と、前記複数の投射画像を撮像して撮像画像を出力する撮像装置とを制御する制御装置であって、
前記複数の投射画像の輝度分布における勾配情報または最大輝度情報を取得する取得手段と、
前記撮像画像と、前記勾配情報または前記最大輝度情報とに基づいて、前記投射画像の目標輝度分布を生成する生成手段と、を有することを特徴とする制御装置。 - 前記目標輝度分布に基づいて前記複数の投射画像の前記輝度分布を補正する補正手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記勾配情報または前記最大輝度情報を記憶する記憶手段を更に有し、
前記取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記勾配情報または前記最大輝度情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。 - 前記勾配情報は、前記複数の投射画像のうち隣接する二つの投射画像の最大輝度となる点を結ぶ直線の勾配に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記勾配情報は、前記目標輝度分布における各位置での接線の勾配に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記取得手段は、前記勾配情報に関する閾値を取得し、
前記生成手段は、前記勾配情報が前記閾値を超える場合、前記目標輝度分布を補正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記取得手段は、前記最大輝度情報に関する閾値を取得し、
前記生成手段は、前記最大輝度情報が前記閾値を超える場合、前記目標輝度分布を補正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。 - ユーザが前記閾値を設定可能な設定手段を更に有することを特徴とする請求項6または7に記載の制御装置。
- 第1の補正モードまたは第2の補正モードを設定可能な第2の設定手段を更に有し、
前記生成手段は、前記第1の補正モードと前記第2の補正モードとで前記閾値を異ならせることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記第1の補正モードは、前記第2の補正モードよりも、前記投射画像の輝度の損失が少ないようにむら補正を行うモードであり、
前記第2の補正モードは、前記第1の補正モードよりも、前記投射画像の前記輝度分布における輝度差が少ないようにむら補正を行うモードであることを特徴とする請求項9に記載の制御装置。 - 前記輝度分布は、前記複数の投射装置の配列方向における一つの直線上の輝度値であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置。
- 複数の画像投射装置と、
前記複数の画像投射装置により投射された投射画像を撮像する撮像装置と、
請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする画像投射システム。 - 入力情報に基づいて複数の投射画像をそれぞれ同時に投射する複数の画像投射装置と、前記複数の投射画像を撮像して撮像画像を出力する撮像装置とを制御する制御方法であって、
前記複数の投射画像の輝度分布における勾配情報または最大輝度情報を取得するステップと、
前記撮像画像と、前記勾配情報または前記最大輝度情報とに基づいて、前記投射画像の目標輝度分布を生成するステップと、を有することを特徴とする制御方法。 - 請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003249A JP2023102634A (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003249A JP2023102634A (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2023102634A true JP2023102634A (ja) | 2023-07-25 |
Family
ID=87377274
Family Applications (1)
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JP2022003249A Pending JP2023102634A (ja) | 2022-01-12 | 2022-01-12 | 制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023102634A (ja) |
-
2022
- 2022-01-12 JP JP2022003249A patent/JP2023102634A/ja active Pending
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