JP2023102246A - プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが複数のアカウントと関連付けられたスケジュール管理サービスにおいて、利用者が利便性良くスケジュールを調整するプログラム、情報処理装置及び情報処理方法を提供する。【解決手段】プロセッサと、記憶部とを備えるサーバであるコンピュータを有する情報処理システムにおいて、第1ユーザ及び第2ユーザの予定情報を管理するサーバに実行させるためのプログラムは、サーバにおける予定提示処理において、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付処理S101と、受付処理において、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定データの提示S104と、を実行させる。【選択図】図15

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年1月21日付けで提出された新規性の喪失の例外証明書提出書に記載の行為で公開
本開示は、プログラム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
近年、スマートフォンなどの情報処理端末を利用して、複数の利用者同士のスケジュール日時を相互に調整するためのシステムが知られている。
特許文献1には、利用者に対して最適なスケジュールを提案できる情報処理装置及びスケジュール管理プログラムが開示されている。
特許文献2には、自分の予定や作業を自分や関係者が常に把握でき、時間的に不可能な予定をたててしまったり、正確な日時が決まっていない作業やイベントを忘れてしまうといった問題を解決できるスケジュール管理システム開示されている。
特開2013-109525号公報 特開2006-313429号公報
スケジュール調整の利便性に改善の余地があった。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、スケジュール管理サービスにおいて、利用者は利便性良くスケジュールを調整するための技術である。
プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第2ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、を実行させるプログラム。
本開示によれば、第1ユーザは、第2ユーザに関連付けられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている予定の空き状況を一度に確認することができる。ユーザが複数のアカウントと関連付けられたスケジュール管理サービスにおいて、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。
情報処理システム1の全体の構成を示す図である。 サーバ10の機能構成を示すブロック図である。 第1ユーザが利用する第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。 第2ユーザが利用する第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。 ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。 チームテーブル1013のデータ構造を示す図である。 アカウントテーブル1014のデータ構造を示す図である。 所属テーブル1015のデータ構造を示す図である。 公開テーブル1016のデータ構造を示す図である。 予定テーブル1017のデータ構造を示す図である。 予定メンバーテーブル1018のデータ構造を示す図である。 候補管理テーブル1019のデータ構造を示す図である。 候補テーブル1020のデータ構造を示す図である。 候補メンバーテーブル1021のデータ構造を示す図である。 サーバ10における予定提示処理の動作を示すフローチャートである。 サーバ10における予定調整処理の動作を示すフローチャートである。 第1ユーザ端末20における予定提示処理の表示画面例である 第2ユーザ端末30におけるカレンダー画面の表示画面例である 第1ユーザ端末20における候補提示処理の表示画面例である 第3ユーザ端末40における候補提案処理の表示画面例である 第1ユーザ端末20における候補確定処理の表示画面例である コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
<情報処理システム1の概要>
図1は、情報処理システム1の全体の構成を示す図である。本開示における情報処理システム1は、複数のユーザー同士のスケジュール日時を相互に調整するサービスを提供する情報処理システムである。
<情報処理システム1の基本構成>
本開示における情報処理システム1を図1に示す。情報処理システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、複数の第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40を備えて構成されている。図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。図3は、第1ユーザが利用する第1ユーザ端末20の機能構成を示すブロック図である。図4は、第2ユーザが利用する第2ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。情報処理システム1は、他のユーザ端末20A、20B、20Cなどを備えて構成されていても良い。
サーバ10は、複数のユーザー同士のスケジュール日時を相互に調整するサービスを提供する情報処理装置である。
第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCでもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末であってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ10、第1ユーザ端末20、第2ユーザ端末30、第3ユーザ端末40のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
以下、各装置の構成およびその動作を説明する。
<サーバ10の機能構成>
サーバ10のハードウェア構成が実現する機能構成を図2に示す。サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
<サーバ10の記憶部の構成>
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、チームテーブル1013、アカウントテーブル1014、所属テーブル1015、公開テーブル1016、予定テーブル1017、予定メンバーテーブル1018、候補管理テーブル1019、候補テーブル1020、候補メンバーテーブル1021を備える。
図5は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
図6は、チームテーブル1013のデータ構造を示す図である。
図7は、アカウントテーブル1014のデータ構造を示す図である。
図8は、所属テーブル1015のデータ構造を示す図である。
図9は、公開テーブル1016のデータ構造を示す図である。
図10は、予定テーブル1017のデータ構造を示す図である。
図11は、予定メンバーテーブル1018のデータ構造を示す図である。
図12は、候補管理テーブル1019のデータ構造を示す図である。
図13は、候補テーブル1020のデータ構造を示す図である。
図14は、候補メンバーテーブル1021のデータ構造を示す図である。
ユーザテーブル1012は、サービスを利用する会員ユーザ(以下、ユーザ)の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶される。これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名のカラムを有するテーブルである。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
チームテーブル1013は、ユーザが所属する企業、組織、団体、サークル、家族などのグループメンバーからなるチームの情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、自身と関連付けられた複数のアカウントごとに、複数のチームに選択的に所属することができる。
チームテーブル1013は、チームIDを主キーとし、チームID、チーム名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
チームIDは、チームを識別するためのチーム識別情報を記憶する項目である。チーム識別情報は、チームごとにユニークな値が設定されている項目である。
チーム名は、チームの名称を記憶する項目である。チームの名称は任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、チームについて管理者として各種設定を行う権限を有する管理者のユーザIDを記憶する項目である。管理者は、チームへ新たなユーザを招待することができる。
アカウントテーブル1014は、サービスを利用するユーザと関連付けられ、独立してスケジュール設定可能なアカウントの情報を記憶し管理するテーブルである。本開示において、ユーザは1または複数のアカウントと関連付けられる。アカウントIDがユーザ識別情報と関連付けられることにより、ユーザがアカウントを保有することが表現される。
アカウントテーブル1014は、アカウントIDを主キーとし、アカウントID、ユーザIDのカラムを有するテーブルである。
ユーザは、保有するそれぞれのアカウントにおける予定情報を、同じチームに所属する他のユーザと共有することができる。ユーザは保有する複数のアカウントを用いて、同じチームに所属する様々なメンバーと予定を調整することができる。
アカウントIDは、ユーザと関連付けられたアカウントを識別するためのアカウント識別情報を記憶する項目である。アカウント識別情報は、アカウントごとにユニークな値が設定されている項目である。
アカウント識別情報は、任意の文字列で構わないが、メールアドレスを設定することが好適である。複数のチームに所属するユーザは、チームごとの連絡手段を異なるメールアドレスを使い分けて行っていることが多い。アカウントIDをメールアドレスとすることにより、ユーザは複数のアカウントを所属チームに応じて自然に使い分けることができる。
例えば、ユーザは、第1の仕事用のメールアドレス、第2の仕事用のメールアドレス、趣味用のメールアドレスをアカウントIDとし、自身のユーザIDと関連付けることができる。
ユーザIDは、アカウントIDと関連付けられたユーザのユーザ識別情報である。アカウントIDがユーザ識別情報と関連付けられることにより、ユーザがアカウントを保有することが表現される。
所属テーブル1015は、ユーザIDとチームIDとを関連付けるためのテーブルである。ユーザIDがチームIDと関連付けられることにより、ユーザがチームに所属することが表現される。1のユーザは、複数のチームに所属することができる。
所属テーブル1015は、ユーザID、チームIDのカラムを有するテーブルである。
管理者は、所定の操作を実行することによりユーザをチームに招待することができる。ユーザがチームへの招待を承認すると、ユーザIDとチームIDとが関連付けられて所属テーブルに記憶され、ユーザがチームに所属する。
なお、ユーザIDに代えて、アカウントIDをチームIDと関連付ける構成としても構わない。
ユーザIDは、ユーザ識別情報である。
チームIDは、ユーザと関連付けられたチームのチーム識別情報である。ユーザIDがチームIDと関連付けられることにより、ユーザがチームに所属することが表現される。
公開テーブル1016は、アカウントIDとチームIDごとに、アカウントに関する予定情報をチームに所属する他のメンバーへ公開する際の公開設定情報を記憶するテーブルである。ユーザは自身が所属するチームのそれぞれに対して、保有する複数のアカウントごとに異なる公開設定情報を記憶することができる。
公開テーブル1016は、アカウントID、チームID、公開フラグのカラムを有するテーブルである。
アカウントIDは、アカウント識別情報である。
チームIDは、アカウントIDと関連付けられたチームのチーム識別情報である。
公開フラグは、アカウントに関する予定を、チームに所属する他のメンバーへ公開する際の公開設定情報の値を記憶する項目である。公開設定情報は、「詳細共有」、「時間枠のみ共有」、「共有しない」などからユーザが選択することができる。ユーザは、不図示の設定画面から、アカウントID、チームIDごとに公開フラグを選択し、設定することができる。
予定テーブル1017は、予定情報を記憶し管理するテーブルである。予定テーブルには、ユーザが保有するアカウントごとの予定情報が記憶される。
予定テーブル1017は、予定IDを主キーとし、予定ID、予定開始日時、予定終了日時、予定内容データのカラムを有するテーブルである。
予定IDは、予定を識別するための予定識別情報を記憶する項目である。予定識別情報は、予定ごとにユニークな値が設定されている項目である。
予定開始日時は、予定の開始日時を記憶する項目である。
予定終了日時は、予定の終了日時を記憶する項目である。
予定データは、予定内容に関する情報を記憶する項目である。予定内容は、予定のタイトル、説明文、主催者のユーザIDを含む主催者情報、ラベルなどの情報を含む。予定データは、カレンダー画面における予定オブジェクトを描画する際に利用される情報である。具体的には、予定オブジェクトには、タイトル、説明文、主催者などが描画され、ユーザは予定オブジェクトに描画された予定データの内容を確認することにより、予定の概要を把握することができる。
予定メンバーテーブル1018は、予定への参加または招待されているユーザの情報を記憶し管理するテーブルである。予定IDがアカウントIDと関連付けられることにより、アカウントを有するユーザが予定へ参加または招待されていることが表現される。ユーザは保有するアカウントごとに、予定IDと関連づけられる。
予定メンバーテーブル1018は、予定IDを主キーとし、予定ID、アカウントID、参加フラグのカラムを有するテーブルである。
予定IDは、予定識別情報である。
アカウントIDは、アカウント識別情報である。予定IDがアカウントIDと関連付けられることにより、ユーザはアカウントごとに予定への参加または招待されていることが表現される。
参加フラグは、アカウントごとに予定への参加有無に関する情報を記憶する項目である。参加有無に関する情報は、「参加」、「不参加」、「保留」、「その他」などからユーザが選択することができる。ユーザは、他のユーザから招待された予定に対して、「参加」、「不参加」、「保留」、「その他」などを選択することにより招待された予定に対する参加に関する意志を回答することができる。参加フラグ選択内容に応じて、カレンダー画面における予定オブジェクトの描画において、予定オブジェクトの色、枠線、塗りつぶしなどの表示態様が変化する。つまり、予定オブジェクトが、選択された参加フラグの値に応じて識別可能な表示態様で表示される。
具体的には、カレンダー画面において参加が選択された予定に対応する予定オブジェクトは塗りつぶしで表示され、選択されていない予定の予定オブジェクトは枠線のみで表示され、ユーザは予定への参加状況を視覚的に確認することができる。
候補管理テーブル1019は、予定候補の情報を記憶し管理するためのテーブルである。予定候補は、ユーザ間で調整される予定に関する複数の候補情報を含む。ユーザは複数のユーザを指定して予定候補に招待することができる。なお、ユーザが有する複数のアカウントを指定して、アカウントごとに予定候補に招待する構成としても構わない。
候補管理テーブル1019は、候補管理IDを主キーとし、候補管理ID、ステータスのカラムを有するテーブルである。
候補管理IDは、予定候補を識別するための候補管理識別情報を記憶する項目である。候補管理識別情報は、予定候補ごとにユニークな値が設定されている項目である。
ステータスは、候補管理識別情報で特定される予定候補のステータス情報を記憶する項目である。ステータスは、「承認待」、「確定待」、「確定済」などの値がある。ステータスが「承認待」の予定候補は、招待されたユーザによる候補承認処理の完了を待っている状態である。ステータスが「確定待」の予定候補は、主催したユーザによる候補確定処理の完了を待っている状態である。ステータスが「確定済」の予定候補は、予定として確定し、予定調整処理が完了している状態である。
候補テーブル1020は、予定候補に含まれる候補情報を記憶し管理するテーブルである。
候補テーブル1020は、候補IDを主キーとし、候補ID、候補管理ID、候補開始日時、候補終了日時、候補内容データのカラムを有するテーブルである。
候補IDは、候補情報を識別するための候補識別情報を記憶する項目である。候補識別情報は、候補情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
候補管理IDは、候補管理識別情報である。候補IDが候補管理IDと関連付けられることにより、複数の候補情報が1の予定候補に含まれることが表現される。
候補開始日時は、候補情報の開始日時を記憶する項目である。
候補終了日時は、候補情報の終了日時を記憶する項目である。
候補内容データは、候補内容に関する情報を記憶する項目である。候補内容は、予定候補のタイトル、説明文、主催者情報、ラベルなどの情報を含む。
候補メンバーテーブル1021は、予定候補への参加が招待されているユーザの情報を記憶し管理するテーブルである。候補IDがユーザIDと関連付けられることにより、ユーザが予定への参加が招待されていることが表現される。1のユーザは、複数の予定への参加に招待されることができる。
候補メンバーテーブル1021は、候補ID、ユーザID、承認フラグのカラムを有するテーブルである。なお、ユーザIDに代えて、アカウントIDを用いても良い。つまり、アカウントごとに予定候補への参加の招待ができる構成としても良い。
候補IDは、候補識別情報である。
ユーザIDは、ユーザ識別情報である。候補IDがユーザIDと関連付けられることにより、ユーザごとに予定候補に含まれる候補情報に参加が招待されていることが表現される。
承認フラグは、ユーザごとに予定候補に含まれる候補情報の承認有無に関する情報を記憶する項目である。承認有無に関する情報は、「承認」、「不承認」などからユーザが選択することができる。ユーザは、招待された候補情報ごとに参加有無に関する意志を承認し、回答することができる。
<サーバ10の制御部の構成>
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ登録制御部1041は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル1012に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル1012に記憶される、ユーザID、ユーザ名の情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームにユーザID、ユーザ名を入力しサーバ10へ送信する。サーバ10のユーザ登録制御部1041は、受信したユーザID、ユーザ名をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはサーバ10のユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
<第1ユーザ端末20の機能構成>
第1ユーザ端末20のハードウェア構成が実現する機能構成を図3に示す。第1ユーザ端末20は、記憶部201、制御部204を備える。第1ユーザ端末20は、入力装置206、出力装置208に接続されている。入力装置206は、カメラ2061、マイク2062、キーボード2063、マウス2064などを含む。出力装置208は、ディスプレイ2081、スピーカ2082などを含む。
<第1ユーザ端末20の記憶部の構成>
第1ユーザ端末20の記憶部201は、第1ユーザ端末20を利用するユーザを識別するための第1ユーザID2011、アプリケーションプログラム2012を記憶する。
ユーザIDはユーザのアカウントIDである。ユーザは、第1ユーザ端末20から第1ユーザID2011を、サーバ10へ送信する。サーバ10は、第1ユーザID2011に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第1ユーザIDには、第1ユーザ端末20を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ10から一時的に付与されるセッションIDなどの情報を含む。
アプリケーションプログラム2012は、記憶部201に予め記憶されていても良いし、通信IFを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。アプリケーションプログラム2012は、第1ユーザ端末20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
<第1ユーザ端末20の制御部の構成>
第1ユーザ端末20の制御部204は、入力制御部2041および出力制御部2042を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2012を実行することにより、入力制御部2041、出力制御部2042の機能ユニットが実現される。
第1ユーザ端末20の入力制御部2041は、ユーザによる入力装置206のキーボード2063、マウス2064への操作内容、マイク2062への音声入力、カメラ2061などの入力装置から出力される情報を取得し各種処理を実行する。第1ユーザ端末20の入力制御部2041は、入力装置から取得した情報を第1ユーザID2011とともにサーバ10へ送信する処理を実行する。
第1ユーザ端末20の出力制御部2042は、入力装置に対するユーザによる操作およびサーバ10から情報を受信し、ディスプレイ2081の表示内容、スピーカ2082の音声出力内容の制御処理を実行する。
<第2ユーザ端末30の機能構成>
第2ユーザ端末30のハードウェア構成が実現する機能構成を図4に示す。第2ユーザ端末30の記憶部、制御部の構成は、それぞれ第1ユーザ端末20の記憶部、制御部の構成と同様であるため説明を省略する。
<第3ユーザ端末40の機能構成>
第3ユーザ端末40の記憶部、制御部の構成は、それぞれ第1ユーザ端末20の記憶部、制御部の構成と同様であるため説明を省略する。
<情報処理システム1の動作>
以下、情報処理システム1の各処理について説明する。
図15は、サーバ10における予定提示処理の動作を示すフローチャートである。
図16は、サーバ10における予定調整処理の動作を示すフローチャートである。
図17は、第1ユーザ端末20における予定提示処理の表示画面例である
図18は、第2ユーザ端末30におけるカレンダー画面の表示画面例である
図19は、第1ユーザ端末20における候補提示処理の表示画面例である
図20は、第3ユーザ端末40における候補提案処理の表示画面例である
図21は、第1ユーザ端末20における候補確定処理の表示画面例である
<予定提示処理>
予定提示処理は、第2ユーザが保有する複数のアカウントの予定情報を統合し、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する処理である。以下、予定提示処理の詳細を図15のフローチャートおよび図17、図18の表示画面例を用いて説明する。
<予定提示処理の概要>
予定提示処理は、第1ユーザから第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付け、リクエストに応じて第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得し、取得された予定群を統合し、統合された予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する一連の処理である。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20において、ブラウザアプリケーションなどを立ち上げ本開示にかかるスケジュール管理サービスを提供するウェブサイトへアクセスする。スケジュール管理サービスを提供するウェブサイトは、サーバ10などにより提供される。第1ユーザが、ウェブサイトへアクセスすると、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081にカレンダー741、第1ユーザと同じチームに所属する他のメンバーの一覧723を含むカレンダー画面70が表示される。第2ユーザも、第2ユーザ端末30において同様にスケジュール管理サービスを提供するウェブサイトへアクセスし、本開示にかかるサービスの提供を受けることができる。第3ユーザも、第3ユーザ端末40において同様にスケジュール管理サービスを提供するウェブサイトへアクセスし、本開示にかかるサービスの提供を受けることができる。
図17に、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081におけるカレンダー画面70の表示画面例を示す。カレンダー画面70には、サービスを利用する第1ユーザのユーザ名701、第1ユーザが所属するチーム名の一覧703、ユーザが保有するアカウントの一覧721、第1ユーザが所属するチームごとの他のメンバーの一覧723、カレンダー741などのオブジェクトが描画される。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作することにより、カレンダー画面70に描画された各種オブジェクトに対して操作を行うことができる。
<予定提示処理の詳細>
ステップS101において、第1ユーザは、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストをサーバ10に対して送信する。
具体的に、第1ユーザは、入力装置206を操作し、予定情報の表示対象として、メンバーの一覧723に表示されている他のメンバーから第2ユーザ(USER-B)のチェックボックスを選択する。第1ユーザ端末20の制御部204は、第1ユーザによる第2ユーザの選択に応じて、第1ユーザID2011、第2ユーザのユーザID(第2ユーザID)を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
<予定取得処理>
ステップS102において、サーバ10の制御部104は、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する
具体的に、サーバ10の制御部104は、第1ユーザ端末20からリクエストを受信すると、リクエストに含まれる第2ユーザIDに基づき、アカウントテーブル1014のユーザIDを検索することにより、第2ユーザに関連付けられた1または複数のアカウントID(第2アカウントID)を取得する。
サーバ10の制御部104は、第2アカウントIDに基づき、予定メンバーテーブル1018のアカウントIDを検索することにより、第2アカウントIDに関連付けられた1または複数の予定ID(第2予定ID)を取得する。
サーバ10の制御部104は、第2予定IDに基づき、予定メンバーテーブル1018の予定IDを検索することにより、第2予定IDに関連付けられた1または複数の予定開始日時、予定終了日時、予定データを含む予定情報を取得する。
全ての第2アカウントIDに対して、上記処理を実行することにより、第2アカウントIDごとに予定情報を取得することができる。すべての第2アカウントIDの予定情報をまとめたものを予定群とよぶ。
サーバ10の制御部104は、リクエストに含まれる第1ユーザIDに基づき、所属テーブル1015のユーザIDを検索することにより、第1ユーザに関連付けられたチームID(第1チームID)を取得する。
サーバ10の制御部104は、第2アカウントID、第1チームIDに基づき、公開テーブル1016のアカウントID、チームIDを検索し、第2アカウントIDごとの公開フラグを取得する。
ステップS103において、サーバ10の制御部104は、取得した予定群を統合し、統合予定データを生成する。
具体的に、アカウントIDに関連付けられた公開フラグが「詳細共有」の場合には、予定開始日時、予定終了日時、予定データを含む予定情報を統合予定データに含める。アカウントIDに関連付けられた公開フラグが「時間枠のみ共有」の場合には、予定開始日時、予定終了日時を含み、予定データに主催者情報、予定のタイトル、説明文、ラベルなどの予定の内容に関する情報のうちの少なくとも1つを含まない予定情報を統合予定データに含める。アカウントIDに関連付けられた公開フラグが「共有しない」の場合には、予定情報を統合予定データに含めない。
例えば、サーバ10の制御部104は、第2アカウントIDが、アカウントA、アカウントBの2つのアカウントを含む場合を想定する。アカウントAの公開フラグが「詳細共有」であり、アカウントBの公開フラグが「詳細共有」である場合は、統合予定データにアカウントAの予定情報、アカウントBの予定情報を含める。アカウントAの公開フラグが「詳細共有」であり、アカウントBの公開フラグが「時間枠のみ共有」である場合は、統合予定データにアカウントAの予定情報、アカウントBの予定開始日時、予定終了日時を含み、予定データを含まない予定情報を含める。アカウントAの公開フラグが「詳細共有」であり、アカウントBの公開フラグが「共有しない」である場合は、統合予定データにアカウントAの予定情報を含め、アカウントBの予定情報を含めない。
なお、ステップS102において、アカウントIDに関連付けられた公開フラグが「時間枠のみ共有」の場合には、サーバ10の制御部104は、予定開始日時、予定終了日時を含み、予定データを含まない予定情報を取得する構成としても良い。具体的には、サーバ10の制御部104は、予定テーブル1017から予定開始日時、予定終了日時のみを取得し、予定データの項目は取得しない。
同様に、ステップS102において、アカウントIDに関連付けられた公開フラグが「共有しない」の場合には、サーバ10の制御部104は、予定情報を取得しない構成としても良い。
この場合、ステップS103の統合予定データの生成においては、ステップS102において取得したアカウントIDごとの予定情報をそのまま統合予定データに含めるよう構成すれば良い。本開示における、予定群を統合し、統合予定データを生成する処理は、このような処理も含む。
ステップS104において、サーバ10の制御部104は、予定群を統合することにより生成された統合予定データを第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する。
具体的に、サーバ10の制御部104は、生成した統合予定データを第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081は、第2ユーザの予定情報として統合予定データを第1ユーザに対して表示し提示する。
このとき、第1ユーザ端末のディスプレイ2081には、第1ユーザの予定情報を含めて表示しても良い。第1ユーザの予定情報と、第2ユーザの予定情報とは、予定情報を示す予定オブジェクトの色などの表示態様を異なるものとすることにより、識別可能な表示態様で第1ユーザに対して提示する。
第1ユーザ端末のディスプレイ2081に表示される、第2ユーザの予定情報は、第2ユーザの2つのアカウントごとの予定情報を識別可能な表示態様で第1ユーザに対して提示しても良い。これにより、第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
第1ユーザ端末のディスプレイ2081に表示される、第2ユーザの予定情報は、第2ユーザの2つのアカウントごとの予定情報を識別不可能な表示態様で第1ユーザに対して提示しても良い。これにより、第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別して把握することができない。第2ユーザは、自身のアカウントごとの予定情報を第1ユーザに対して知られることを防ぐことができる。
第2ユーザは、所定のアカウントごとの表示設定を行うことにより、第1ユーザへ提示される第2ユーザの予定情報を、第2ユーザの2つのアカウントごとの予定情報を識別可能な表示態様および第2ユーザの2つのアカウントごとの予定情報を識別不可能な表示態様のいずれかの表示態様で選択的に第1ユーザへ提示するよう構成しても良い。
予定提示処理の実行内容を、図17および図18の表示画面例に基づき説明する。
図18に、第2ユーザ端末30のディスプレイ3081におけるカレンダー画面70の表示画面例を示す。カレンダー画面70に描画されるオブジェクトのうち、図17のカレンダー画面70の表示画面例と同様のものは説明を省略する。
第2ユーザは、2つのアカウント「userb@ainc...」、「userb@binc...」を保有しており、ユーザが保有するアカウントの一覧723に描画される。カレンダー741には、アカウント「userb@ainc...」の予定情報に基づく予定オブジェクト7411と、アカウント「userb@ binc...」の予定情報に基づく予定オブジェクト7412が、異なる色のオブジェクトとして識別可能な表示態様で第2ユーザに対して提示される。
チームごとの他のメンバーの一覧723において、チーム「A-INC」において、「userb@ainc...」については選択状態にあり予定情報をチームメンバーに公開することが設定されており、一方、「userb@binc...」については選択状態になく予定情報をチームメンバーに公開しないことが設定されている。チーム「B-INC」においては、両方のアカウントについて選択状態にあり、両方のアカウントの予定情報をチームメンバーに公開することが設定されている。
図17に、第1ユーザ端末20における予定提示処理の表示画面例を示す。チームごとの他のメンバーの一覧723において、第2ユーザ(USER-B)が選択状態にある。このとき、第1ユーザは複数のアカウントを保有する場合には、自身のアカウントごとの予定情報を予定オブジェクトとして識別可能な表示態様で選択的に確認することができるが、他のユーザのアカウントごとの予定情報を識別可能な表示態様で確認することはできない。
カレンダー741には、第1ユーザの保有するアカウント「usera@ainc...」の予定情報に基づく予定オブジェクト7413、第2ユーザのアカウント「userb@ainc...」の予定情報に基づく予定オブジェクト7411が、異なる色のオブジェクトとして識別可能な表示態様で第1ユーザに対して提示される。このとき、図18の第2ユーザ端末におけるカレンダー画面70において描画されていた、第2ユーザのアカウント「userb@binc...」の予定情報に基づく予定オブジェクト7412は描画されない。
予定提示処理において、サーバ10の制御部104は、第2ユーザが「A-INC」に対して公開することが設定されているアカウント「userb@ainc...」の予定情報を統合予定データに含め、公開することが設定されていないアカウント「userb@binc...」の予定情報を統合予定データに含めない処理を行ったため、カレンダー741には、アカウント「userb@binc...」の予定情報に基づく予定オブジェクトは描画されず、第1ユーザは第2ユーザのアカウント「userb@binc...」の予定情報を確認することはできない。
<予定調整処理>
予定調整処理は、第1ユーザおよび第2ユーザの空き時間に基づき予定候補を生成し、ユーザ同士、具体的には第1ユーザおよび第3ユーザの予定を調整する処理である。以下、予定調整処理の詳細を図16のフローチャートおよび図19から図21の表示画面例を用いて説明する。
<予定調整処理の概要>
予定調整処理は、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの予定情報に基づき、空き時間を複数の候補情報として第1ユーザに対して提示し、第1ユーザから提示された複数の候補情報のうち1または複数の候補情報を選択候補情報として選択を受け付け、選択候補情報を第3ユーザに対して提案し、第3ユーザから選択候補情報のうち1または複数の候補情報を承認候補情報として選択を受け付け、第1ユーザから承認候補情報のうち少なくとも1の候補情報の選択を受け付け、予定候補を確定する一連の処理である。なお、第3ユーザから選択候補情報のうち少なくとも1の候補情報の選択を受け付け、予定候補を確定しても良い。
<予定調整処理の詳細>
ステップS301において、予定候補の主催者である第1ユーザは、予定提示処理に引き続き、予定調整処理を開始するためのリクエストをサーバ10に対して送信する。
具体的に、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081には、カレンダーが表示されている。カレンダーには、図17に示す、第1ユーザの予定情報に基づく予定オブジェクト7413と、第2ユーザの予定情報として統合予定データに基づく予定オブジェクト7411とが識別可能な表示態様で表示されている。
第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示されている予定候補作成ボタン781を押下する。第1ユーザ端末20の制御部204は、第1ユーザID、第2ユーザIDを含むリクエストをサーバ10に対して送信する。
本開示において、予定調整処理において、第1ユーザは、メンバーの一覧723から第2ユーザ(USER-B)を選択しているが、予定調整処理に際して、メンバーの一覧723から他のユーザを選択することにより、当該他のメンバーを含めて予定候補へ招待し、予定調整処理を実行することが可能である。このとき、カレンダー741には当該他のメンバーの予定情報として、当該他のメンバーのアカウントに関連付けられた予定情報により生成された統合予定データに基づく予定オブジェクトが第1ユーザ、第2ユーザの予定情報に基づく予定オブジェクトとは識別可能な表示態様で表示される。
<候補提示処理>
ステップS302において、サーバ10の制御部104は、リクエストを受信すると、第1ユーザの予定情報、統合予定データに基づき、空き時間を複数の候補情報として第1ユーザに対して提示する候補提示処理を実行する。
具体的に、サーバ10の制御部104は、直近1週間などの所定期間において、第1ユーザの予定情報、統合予定データにより埋まっていない期間を特定し、それぞれの期間を1または複数の候補データとして特定する。具体的には、サーバ10の制御部104は、直近1週間の期間のうち、第1ユーザの予定情報に含まれる予定情報の予定開始日時から予定終了日時、統合予定データに含まれる予定情報の予定開始日時から予定終了日時を除外した期間を候補データとして特定する。
このとき、サーバ10の制御部104は、候補情報を30分、1時間などの所定の期間単位に分割しても良い。通常、予定は30分または1時間単位で調整されることが一般的だからである。
サーバ10の制御部104は、20時から6時など稼働時間外の時間を除外して候補情報として特定しても良い。稼働時間外に予定が設定されることは少ないからである。
サーバ10の制御部104は、予定情報に対して重要な予定である旨の情報が関連付けられて記憶されている場合などには、当該重要な予定の前後を除外して候補情報として特定しても良い。
サーバ10の制御部104は、予定情報に対して重要ではない予定、またはバッファ時間などの他の予定を入れても構わない予定である旨の情報が関連付けられて記憶されている場合などには、当該予定情報については除外せずに候補情報として特定しても良い。
候補データは、ユーザ間で調整される予定に関する候補情報を記憶するデータである。候補情報は、候補となる予定の予定開始日時、予定終了日時、予定内容データ、予定へ招待されているユーザのユーザIDまたはアカウントIDなどの情報を含む。
本開示においては、予定へ招待されているユーザのユーザIDは、予定調整処理の調整相手としてステップS301において第1ユーザが選択したユーザのユーザIDが含まれる。予定へ招待されているユーザのユーザIDは、第1ユーザIDを含む。
具体的に、予定へ招待されているユーザのユーザIDとして、第2ユーザのユーザIDが含まれる。なお、ステップS301において、他のチームメンバーが選択されている場合には、予定へ招待されているユーザのユーザIDとして、当該チームメンバーのユーザIDが含まれることになる。
サーバ10の制御部104は、1または複数の候補データを含む予定候補の情報を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081は、カレンダーに候補データに対応する候補オブジェクト7414を描画する。候補オブジェクト7414は輪郭が破線で描画され、輪郭が実線で描画される予定オブジェクト7411、7413とは異なる表示態様で、識別可能に第1ユーザに対して提示される。
図19に、候補提示処理における、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示されるカレンダー画面70の表示画面例を示す。
<候補設定処理>
ステップS303において、第1ユーザから、提示された複数の候補情報のうち、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定処理を実行する。
具体的に、第1ユーザは、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に描画された、候補情報に対応する候補オブジェクト7414を入力装置206により選択する。
例えば、第1ユーザは、入力装置206により、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に描画された候補オブジェクト7414を選択する。第1ユーザは、複数の候補オブジェクト7414を選択しても良い。また、描画された候補オブジェクト7414を除外対象として選択しても良い。除外対象として選択された候補オブジェクト7414は、除外のラベルが付与され除外された候補オブジェクト7415として表示される。
また、第1ユーザは、入力装置206を操作することにより、候補オブジェクト7417などを新たに追加し設定することができる。第1ユーザは、候補オブジェクト7417を、予定オブジェクト7411、7413と重ねて設定することが可能である。つまり、第1ユーザは、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの予定情報に重なる日時に、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定可能である。
これにより、第1ユーザは候補オブジェクトに対応する複数の候補情報を選択候補情報として設定し、第1ユーザ端末20は選択候補情報を受け付けることができる。
第1ユーザは、候補オブジェクト7414の設定が完了したら、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に描画されている候補提案ボタン783を押下する。これにより、選択候補情報が確定される。第1ユーザ端末20の制御部204は、受け付けた選択候補情報を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
なお、候補設定処理を実行するにあたりステップS302の候補提示処理は必ずしも必須ではない。ステップS302の候補提示処理をスキップし、第1ユーザは、入力装置206を操作することにより、候補オブジェクト7414を新たに追加し選択候補情報として設定することができる。つまり、ステップS302における複数の候補情報の提示なしに、第1ユーザは、選択候補情報を設定しても良い。
サーバ10の制御部104は、受信したリクエストから選択候補情報を受け付ける。サーバ10の制御部104は、受信した選択候補情報に含まれる候補データを、候補管理テーブル1019、候補テーブル1020、候補メンバーテーブル1021に記憶する。
サーバ10の制御部104は、選択候補情報を受け付けると、任意のユニークな候補管理ID、ステータスに「承認待」の値を有する新たなレコードを候補管理テーブル1019に記憶する。これにより、サーバ10は、新たに選択候補情報を受け付けたことを記憶する。
サーバ10の制御部104は、選択候補情報に含まれる1または複数の候補データの予定開始日時、予定終了日時、予定内容データを、それぞれ、当該選択候補情報の候補管理テーブル1019の候補管理IDと関連付けて、候補テーブル1020の新たなレコードの候補開始日時、候補終了日時、候補内容データの項目に記憶する。サーバ10の制御部104は、選択候補情報に含まれる1または複数の候補データの予定へ招待されているユーザのユーザIDを、当該候補データの候補テーブルの候補IDと関連付けて、ユーザIDの項目に記憶する。
これにより、選択候補情報に含まれる1または複数の候補データが、候補管理テーブル1019、候補テーブル1020、候補メンバーテーブル1021に関連付けて記憶される。
第1ユーザは、入力装置206を操作することにより、不図示の予定候補への招待ユーザを指定する画面から、招待ユーザとして第3ユーザを指定する。なお、第1ユーザと、第3ユーザとは同じチームに所属している必要はない。また、第3ユーザは、本開示にかかるスケジュール管理サービスの会員である必要はない。
サーバ10の制御部104は、第3ユーザに対して、第1ユーザから予定候補への招待を受けていることを示すメッセージなどをメールなどの連絡手段により送信し通知する。
サーバ10の制御部104は、候補データに含まれる、予定へ招待されているユーザのユーザIDに基づき、当該ユーザへ候補開始日時、候補終了日時、候補内容データなどを含むメッセージなどをメールなどの連絡手段により送信し通知する。本開示において、サーバ10の制御部104は、第3ユーザに対して、選択候補情報に基づき、予定に招待されていることを示すメッセージなどをメールなどの連絡手段により送信し通知する。
メッセージには、選択候補情報を確認するためのカレンダーを表示させるウェブページへのURL(Uniform Resource Locator)が含まれても良い。URLには、今回、候補管理テーブル1019に新たに記憶されたレコードの候補管理IDを特定するための文字列が埋め込まれている。候補管理IDを特定するための文字列は、候補管理IDまたは不図示のテーブルなどにより候補管理IDと関連付けられた任意の文字列が考えられる。
<候補提案処理>
ステップS304において、サーバ10の制御部104は、選択を受け付けた選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案処理を実行する。
具体的に、第3ユーザは、第1ユーザの候補設定処理により送信されたメッセージなどをメールなどの連絡手段で受信する。第3ユーザは、第3ユーザが保有する第3ユーザ端末40において受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第3ユーザ端末40のブラウザアプリケーションにより当該URLを開くことができる。これにより、第3ユーザ端末40は、候補提案処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の制御部104は、リクエストを受信すると、URLに含まれる文字列から候補管理IDを特定する。サーバ10の制御部104は、候補管理IDに基づき、候補テーブル1020の候補管理IDを検索し、候補ID、候補管理ID、候補開始日時、候補終了日時、候補内容データのレコードを取得する。サーバ10の制御部104は、取得した候補IDごとに、候補メンバーテーブル1021の候補IDを検索し、ユーザIDを取得する。
サーバ10の制御部104は、取得した、候補開始日時、候補終了日時、候補内容データ、ユーザIDに基づき、候補データを特定する。サーバ10の制御部104は、特定した候補データに基づき、ステップS303において第1ユーザにより選択された選択候補情報を再構成する。このとき、選択候補情報に含まれるそれぞれの候補データには、候補テーブル1020における候補情報を特定するための候補IDが含まれる。
サーバ10の制御部104は、1または複数の候補データを含む選択候補情報を第3ユーザ端末40へ送信する。第3ユーザ端末40のディスプレイは、カレンダーに候補データに対応する候補オブジェクト7416を描画し、第3ユーザに対して選択候補情報を提案する。候補オブジェクト7416は輪郭が破線で描画され、輪郭が実線で描画される予定オブジェクト7411、7412とは異なる表示態様で、識別可能に第3ユーザに対して提案される。なお、第3ユーザ端末40のディスプレイは、第3ユーザ自身の予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報を、それぞれ、予定オブジェクト7411、7112として識別可能な態様で第3ユーザに表示する。つまり、候補提案処理は、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および候補設定処理において設定を受け付けた選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案する。
図20に、候補提案処理における、第3ユーザ端末40のディスプレイに表示されるカレンダー画面70の表示画面例を示す。
<候補承認処理>
ステップS305において、第3ユーザから、候補提案処理において提案された選択候補情報のうち、1または複数の候補情報を承認候補情報として選択を受け付ける候補承認処理を実行する。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイに描画された、選択候補情報に含まれる候補情報に対応する候補オブジェクト7416を入力装置により選択する。例えば、第3ユーザは、入力装置により、ディスプレイに描画された候補オブジェクト7416を選択する。第3ユーザは、複数の候補オブジェクト7416を選択しても良い。これにより、第3ユーザは候補オブジェクト7416に対応する複数の候補情報を承認候補情報として選択し、第3ユーザ端末40は承認候補情報を受け付けることができる。
第3ユーザは、候補オブジェクト7416の選択が完了したら、第3ユーザ端末40の入力装置を操作し、第3ユーザ端末40のディスプレイに描画されている承認ボタン785を押下する。これにより、承認候補情報が確定される。第3ユーザ端末40の制御部304は、第3ユーザID、受け付けた承認候補情報を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の制御部104は、受信したリクエストから承認候補情報を受け付ける。サーバ10の制御部104は、受信した承認候補情報に含まれる候補データに基づき、候補メンバーテーブルの承認フラグに「承認」の値を記憶する。
具体的には、サーバ10の制御部104は、承認候補情報の候補データに含まれる候補ID、第3ユーザIDにより候補メンバーテーブル1021の候補ID、ユーザIDを検索し、検索により特定されたレコードの承認フラグの項目に「承認」の値を記憶する。これにより、第3ユーザは、第1ユーザから提案された選択候補情報のうち、承認した候補情報を、承認候補情報として承認することができる。
サーバ10の制御部104は、候補管理テーブル1019の対象レコードのステータスの項目に「確定待」の値を記憶する。
複数のユーザが招待されている場合には、サーバ10の制御部104は、全てのユーザによる候補承認処理が完了した後に、候補管理テーブル1019の対象レコードのステータスの項目に「確定待」の値を記憶しても良い。
複数のユーザが招待されている場合には、サーバ10の制御部104は、全てのユーザによる候補承認処理が完了した後に、候補管理テーブル1019の対象レコードのステータスの項目に「確定待」の値を記憶しても良い。
サーバ10の制御部104は、第1ユーザに対して、第3ユーザが予定候補の招待に対して承認したことを示すメッセージなどをメールなどの連絡手段により送信し通知する。
メッセージには、承認候補情報を確認するためのカレンダーを表示させるウェブページへのURLが含まれても良い。URLには、今回、第3ユーザが承認した予定候補に関する候補管理テーブル1019における候補管理IDを特定するための文字列が埋め込まれている。
複数のユーザが招待されている場合には、サーバ10の制御部104は、全てのユーザによる候補承認処理が完了した後に、予定候補の主催者(第1ユーザ)に対して、招待されている全てのユーザが承認したことを示すメッセージなどをメールなどの連絡手段により送信し通知しても良い。
<候補確定処理>
ステップS306において、第1ユーザから、候補承認処理において選択を受け付けた承認候補情報のうち、少なくとも1の候補情報の選択を受け付ける候補確定処理を実行する。
具体的に、第1ユーザは、第3ユーザの候補承認処理により送信されたメッセージなどをメールなどの連絡手段で受信する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20において受信したメッセージに記載されたURLを選択することにより、第1ユーザ端末20のブラウザアプリケーションにより当該URLを開くことができる。これにより、第1ユーザ端末20は、候補確定処理を実行させるためのリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の制御部104は、リクエストを受信すると、URLに含まれる文字列から候補管理IDを特定する。サーバ10の制御部104は、候補管理IDに基づき、候補テーブル1020の候補管理IDを検索し、候補ID、候補管理ID、候補開始日時、候補終了日時、候補内容データのレコードを取得する。サーバ10の制御部104は、取得した候補IDごとに、候補メンバーテーブル1021の候補IDを検索し、ユーザIDを取得する。
サーバ10の制御部104は、取得した、候補開始日時、候補終了日時、候補内容データ、ユーザIDに基づき、候補データを特定する。サーバ10の制御部104は、特定した候補データに基づき、ステップS305において第3ユーザにより承認された承認候補情報を再構成する。このとき、承認候補情報に含まれるそれぞれの候補データには、候補テーブル1020における候補情報を特定するための候補ID、招待されたユーザごとの承認フラグの値が含まれる。
このとき、承認候補情報は、候補メンバーテーブル1021において承認フラグが「不承認」のレコードを除外して再構成しても良い。複数のユーザが招待されている場合には、全てのユーザにより「承認」されていないレコードを除外して再構成しても良い。
サーバ10の制御部104は、1または複数の候補データを含む承認候補情報を第1ユーザ端末20へ送信する。第1ユーザ端末20のディスプレイ2081は、承認候補情報に含まれる候補データに基づく承認オブジェクト765を、第1ユーザに対して提示する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示された承認オブジェクト765のうち、1または複数の承認オブジェクト765を選択する。第1ユーザは、第1ユーザ端末20の入力装置206を操作し、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示されている確定ボタン787を押下する。これにより、予定候補が確定する。第1ユーザ端末20の制御部204は、選択され確定された複数の候補情報を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
図21に、候補確定処理における、第1ユーザ端末20のディスプレイ2081に表示される表示画面例を示す。表示画面には、サービスを利用する第1ユーザのユーザ名701、第1ユーザが所属するチーム名の一覧703、現在調整中の予定候補の候補期間761、打合時間762、候補内容データ763、承認オブジェクト765が描画される。承認オブジェクト765は、候補データの候補開始日時、候補終了日時、打合時間に基づき、候補開始日時から候補終了日時までの期間を打合時間により分割した複数の承認オブジェクト765として描画しても良い。
<候補記憶処理>
ステップS307において、サーバ10の制御部104は、受信したリクエストから候補情報を受け付ける。サーバ10の制御部104は、候補情報に含まれる候補データに基づき、新たな予定として予定テーブル1017、予定メンバーテーブル1018に記憶する。
サーバ10の制御部104は、選択された候補データごとに新たなレコードを生成し、候補データに含まれる候補開始日時、候補終了日時、候補内容データを、それぞれ、予定テーブル1017の新たなレコードの予定開始日時、予定終了日時、予定内容データの項目に記憶する。サーバ10の制御部104は、候補データに含まれる予定へ招待されているユーザのユーザIDに基づき、アカウントテーブル1014のユーザIDを検索し、予定へ招待されているユーザごとに関連付けられたアカウントIDを取得する。サーバ10の制御部104は、予定テーブル1017において新たに生成されたレコードの予定ID、取得したアカウントIDを、それぞれ、予定メンバーテーブル1018の新たなレコードの予定ID、アカウントIDの項目に記憶する。なお、予定へ招待されているユーザが複数のアカウントに関連づけられている場合は、当該ユーザの希望に応じて、所定のアカウントのみを記憶する構成としても良い。これにより、ユーザの希望に応じて所定のアカウントIDのみを、予定IDと関連付けることができる。
サーバ10の制御部104は、候補管理テーブル1019の対象レコードのステータスの項目に「確定済」の値を記憶する。
<候補通知処理>
ステップS308において、サーバ10の制御部104は、第3ユーザに対して、予定候補が確定したことを示すメッセージなどをメールなどの連絡手段により送信し通知する。第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイに表示されたカレンダーの予定オブジェクトを選択することにより、予定オブジェクトに対応する予定に対して参加、不参加の回答を行うことができる。このとき、第3ユーザは保有する1または複数のアカウントのうち、所定のアカウントを選択して、参加、不参加の回答を行うことができる。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置を操作し、第3ユーザ端末40のディスプレイに表示された予定オブジェクトに配置された「参加」ボタンを押下すると、第3ユーザ端末40の制御部は、予定オブジェクトに関連付けられた予定ID、参加・不参加の回答値、参加・不参加の回答を行うアカウントのアカウントIDを含むリクエストをサーバ10へ送信する。サーバ10の制御部104は、受信したリクエストに含まれるアカウントID、予定IDに基づき、予定メンバーテーブル1018のアカウントID、予定IDを検索し、検索により特定されたレコードの参加フラグの項目に、参加・不参加の回答値を記憶する。これにより、予定に対する第3ユーザの参加・不参加に関する意志が記憶され、第1ユーザは予定に対して第3ユーザが参加するのか、不参加であるのか確認することができる。
<変形例>
ステップS305における候補提案処理に、ステップS306における候補確定処理に代えて、第3ユーザから、候補提案処理において提案された選択候補情報のうちのうち、少なくとも1の候補情報の選択を受け付ける候補確定処理を実行しても良い。
具体的に、第3ユーザは、第3ユーザ端末40のディスプレイに描画された、選択候補情報に含まれる候補情報に対応する候補オブジェクト7416を入力装置により選択する。例えば、第3ユーザは、入力装置により、ディスプレイに描画された候補オブジェクト7416を選択する。第3ユーザは、複数の候補オブジェクト7416を選択しても良い。
第3ユーザは、第3ユーザ端末40の入力装置を操作し、第3ユーザ端末40のディスプレイに表示されている確定ボタン787を押下する。これにより、予定候補が確定する。第3ユーザ端末40の制御部は、選択され確定された複数の候補情報を含むリクエストをサーバ10へ送信する。
サーバ10の制御部104は、候補記憶処理を実行する。候補記憶処理は、ステップS307と同様であるため説明を省略する。
サーバ10の制御部104は、候補記憶処理の後に第1ユーザに対して候補通知処理を実行する。候補通知処理は、通知先が第3ユーザではなく、第1ユーザになるのみでステップS308と同様であるため説明を省略する。
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図22は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
プロセッサ901とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ901は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
主記憶装置902とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
補助記憶装置903とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
通信IF991とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ90に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ90を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ90は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
<コンピュータ90の基本機能構成>
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図22)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
なお、コンピュータ90が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ90に分散して設けても実現することができる。コンピュータ90は、単一のコンピュータ90だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
制御部は、プロセッサ901が補助記憶装置903に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
記憶部は、主記憶装置902、補助記憶装置903により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ901は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902または補助記憶装置903に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体(リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど)を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
通信部は、通信IF991により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ90と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ90から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ90へ送信することができる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第2ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップ(S101)と、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップ(S102、S103、S104)と、を実行させるプログラム。
これにより、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
(付記2)
予定提示ステップは、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を統合し、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示するステップである、付記1記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、自身のアカウントごとの予定情報を第1ユーザに対して知られることを防ぐことができる。
(付記3)
プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第2ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップ(S101)と、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する取得ステップ(S102)と、予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップ(S104)と、を実行させるプログラム。
これにより、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
(付記4)
プログラムは、プロセッサに、取得ステップにおいて取得した予定群を統合する統合ステップ(S103)と、を実行させ、予定提示ステップは、統合ステップにおいて統合した予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示するステップである、付記3記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、自身のアカウントごとの予定情報を第1ユーザに対して知られることを防ぐことができる。
(付記5)
取得ステップにおいて取得する予定群に含まれる複数の予定情報は、複数の予定情報のそれぞれに対応する複数の公開フラグと関連付けられており、複数の公開フラグは、第2ユーザが所属するチームごとに異なる値を設定可能である、付記4記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、自身に関連付けられた複数のアカウントのそれぞれに対して、所属するチームごとに異なる公開フラグを設定することができる。
(付記6)
取得ステップにおいて取得する予定群に含まれる複数の予定情報は、複数の予定情報のそれぞれに対応する複数の公開フラグと関連付けられており、複数の公開フラグは、ユーザごとに異なる値を設定可能である、付記4または5記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、自身に関連付けられた複数のアカウントのそれぞれに対してユーザごとに異なる公開フラグを設定することができる。
(付記7)
取得ステップにおいて取得する予定群は、第2ユーザに関連付けられた第1アカウントに対して記憶されている第1予定情報と、第2ユーザに関連付けられた第2アカウントに対して記憶されている第2予定情報とを含み、第1予定情報は、第1公開フラグと関連付けられており、第2予定情報は、第2公開フラグと関連づけられており、統合ステップは、第1予定情報、第2予定情報、第1公開フラグおよび第2公開フラグに基づき、予定群を統合するステップである、付記4から6のいずれか記載のプログラム。
これにより、第2ユーザは、自身に関連付けられた複数のアカウントのそれぞれに対して、公開フラグを設定することができる。
(付記8)
統合ステップは、第1公開フラグが公開であり、第2公開フラグが共有しないである場合に、予定群に第1予定情報を含め、第2予定情報を含めないように統合するステップである、付記7記載のプログラム。
これにより、自身の特定のアカウントのスケジュールを特定のチームに対して公開したり、秘匿することができる。
(付記9)
統合ステップは、第1公開フラグが公開であり、第2公開フラグが時間枠のみ共有である場合に、予定群に第1予定情報を含め、第2予定情報のうち開始日時および終了日時以外の情報を含めないように統合するステップである、付記7または8記載のプログラム。
これにより、自身の特定のアカウントのスケジュール内容を特定のチームに対して秘匿しつつ、スケジュール調整のための時間枠のみを特定のチームに公開することができる。
(付記10)
第1ユーザは、第2ユーザと同じチームに所属している、付記3から7のいずれか記載のプログラム。
これにより、自身の特定のアカウントのスケジュール内容を特定のチームに対して秘匿しつつ、スケジュール調整のための時間枠のみを特定のチームに公開することができる。
(付記11)
予定提示ステップは、第1ユーザの予定情報と、統合された第2ユーザの予定情報とを、それぞれ識別可能な態様で第1ユーザに対して提示するステップである、付記8から10のいずれか記載のプログラム。
これにより、第1ユーザは、自身の予定情報と、第2ユーザの統合された予定情報とを識別可能な態様で確認することができ、第2ユーザと利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記12)
プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップ(S303)と、候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップ(S304)と、を実行させる付記1から11のいずれか記載のプログラム。
これにより、第3ユーザは、提示された選択候補情報を確認し、スケジュール調整を行うことができる。利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記13)
候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、付記12記載のプログラム。
これにより、第3ユーザは自身のスケジュールを確認しつつ、提示された選択候補情報を確認し、スケジュール調整を行うことができる。利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記14)
プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第3ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップ(S303)と、候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップ(S304)と、を実行させ、候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、プログラム。
これにより、第3ユーザは自身のスケジュールを確認しつつ、提示された選択候補情報を確認し、スケジュール調整を行うことができる。利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記15)
プログラムは、プロセッサに、予定提示ステップにおいて提示された、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの予定情報に基づき、空き時間を複数の候補情報として第1ユーザに対して提示する候補提示ステップ(S302)と、第1ユーザから、候補提示ステップにおいて提示された複数の候補情報のうち、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップ(S303)と、候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップ(S304)と、を実行させる、付記12または13記載のプログラム。
これにより、利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記16)
候補設定ステップは、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの予定情報に重なる日時に、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定可能なステップである、付記12から15のいずれか記載のプログラム。
これにより、第1ユーザは、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの予定情報に重なる日時に、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定可能である。
(付記17)
プログラムは、プロセッサに、第3ユーザから、候補提案ステップにおいて提案された選択候補情報のうち、1または複数の候補情報を承認候補情報として選択を受け付ける候補承認ステップ(S305)と、を実行させる、付記12から16のいずれか記載のプログラム。
これにより、利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記18)
プログラムは、プロセッサに、第1ユーザから、候補承認ステップにおいて選択を受け付けた承認候補情報のうち、少なくとも1の候補情報の選択を受け付ける候補確定ステップ(S306)と、候補確定ステップにおいて選択を受け付けた予定情報を、第1ユーザおよび第3ユーザの予定情報として記憶するステップと、を実行させる、付記17記載のプログラム。
これにより、利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記19)
プログラムは、プロセッサに、第3ユーザから、候補提案ステップにおいて提案された選択候補情報のうち、少なくとも1の候補情報の選択を受け付ける候補確定ステップ(S305)と、候補確定ステップにおいて選択を受け付けた予定情報を、第1ユーザおよび第3ユーザの予定情報として記憶するステップと、を実行させる、付記12から16のいずれか記載のプログラム。
これにより、第3ユーザによる候補確定ステップをもってスケジュール調整を行うことができるため、第1ユーザの候補確定の手間を低減することができる。
(付記20)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップ(S101)と、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップ(S102、S103、S104)と、を実行させる情報処理装置。
これにより、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
(付記21)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップ(S101)と、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する取得ステップ(S102)と、予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップ(S104)と、を実行させる情報処理装置。
これにより、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
(付記22)
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップ(S303)と、候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップ(S304)と、を実行させ、候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、情報処理装置。
これにより、第3ユーザは自身のスケジュールを確認しつつ、提示された選択候補情報を確認し、スケジュール調整を行うことができる。利便性良くスケジュールを調整することができる。
(付記23)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップ(S101)と、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップ(S102、S103、S104)と、を実行させる情報処理方法。
これにより、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
(付記24)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、プロセッサに、第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップ(S101)と、受付ステップにおいて、リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する取得ステップ(S102)と、予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップ(S104)と、を実行させる情報処理方法。
これにより、利用者は利便性良くスケジュールを調整することができる。第1ユーザは、第2ユーザの予定情報をアカウントごとに識別することができ、第2ユーザの予定をより詳細に把握することができる。
(付記25)
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、プロセッサに、第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップ(S303)と、候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップ(S304)と、を実行させ、候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および候補設定ステップにおいて設定を受け付けた選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、情報処理方法。
これにより、第3ユーザは自身のスケジュールを確認しつつ、提示された選択候補情報を確認し、スケジュール調整を行うことができる。利便性良くスケジュールを調整することができる。
1 情報処理システム、10 サーバ、101 記憶部、103 制御部、20 第1ユーザ端末、201 記憶部、204 制御部、30 第2ユーザ端末、301 記憶部、304 制御部



Claims (25)

  1. プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第2ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて、前記リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、
    を実行させるプログラム。
  2. 前記予定提示ステップは、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を統合し、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示するステップである、
    請求項1記載のプログラム。
  3. プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第2ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて、前記リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する取得ステップと、
    前記予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、
    を実行させるプログラム。
  4. 前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記取得ステップにおいて取得した前記予定群を統合する統合ステップと、
    を実行させ、
    前記予定提示ステップは、前記統合ステップにおいて統合した前記予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示するステップである、
    請求項3記載のプログラム。
  5. 前記取得ステップにおいて取得する前記予定群に含まれる前記複数の予定情報は、前記複数の予定情報のそれぞれに対応する複数の公開フラグと関連付けられており、
    前記複数の公開フラグは、第2ユーザが所属するチームごとに異なる値を設定可能である、
    請求項4記載のプログラム。
  6. 前記取得ステップにおいて取得する前記予定群に含まれる前記複数の予定情報は、前記複数の予定情報のそれぞれに対応する複数の公開フラグと関連付けられており、
    前記複数の公開フラグは、ユーザごとに異なる値を設定可能である、
    請求項4または5記載のプログラム。
  7. 前記取得ステップにおいて取得する前記予定群は、
    第2ユーザに関連付けられた第1アカウントに対して記憶されている第1予定情報と、
    第2ユーザに関連付けられた第2アカウントに対して記憶されている第2予定情報と
    を含み、
    第1予定情報は、第1公開フラグと関連付けられており、
    第2予定情報は、第2公開フラグと関連づけられており、
    前記統合ステップは、第1予定情報、第2予定情報、第1公開フラグおよび第2公開フラグに基づき、前記予定群を統合するステップである、
    請求項4から6のいずれか記載のプログラム。
  8. 前記統合ステップは、第1公開フラグが公開であり、第2公開フラグが共有しないである場合に、前記予定群に第1予定情報を含め、第2予定情報を含めないように統合するステップである、
    請求項7記載のプログラム。
  9. 前記統合ステップは、第1公開フラグが公開であり、第2公開フラグが時間枠のみ共有である場合に、前記予定群に第1予定情報を含め、第2予定情報のうち開始日時および終了日時以外の情報を含めないように統合するステップである、
    請求項7または8記載のプログラム。
  10. 第1ユーザは、第2ユーザと同じチームに所属している、
    請求項3から7のいずれか記載のプログラム。
  11. 前記予定提示ステップは、第1ユーザの予定情報と、統合された第2ユーザの前記予定情報とを、それぞれ識別可能な態様で第1ユーザに対して提示するステップである、
    請求項8から10のいずれか記載のプログラム。
  12. 前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップと、
    前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップと、
    を実行させる請求項1から11のいずれか記載のプログラム。
  13. 前記候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、
    請求項12記載のプログラム。
  14. プロセッサと、記憶部とを備え、第1ユーザおよび第3ユーザの予定情報を管理するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップと、
    前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップと、
    を実行させ、
    前記候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、
    プログラム。
  15. 前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記予定提示ステップにおいて提示された、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの前記予定情報に基づき、空き時間を複数の候補情報として第1ユーザに対して提示する候補提示ステップと、
    第1ユーザから、前記候補提示ステップにおいて提示された前記複数の候補情報のうち、1または複数の前記候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップと、
    前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップと、
    を実行させる、
    請求項12または13記載のプログラム。
  16. 前記候補設定ステップは、第1ユーザの予定情報および統合された第2ユーザの前記予定情報に重なる日時に、1または複数の前記候補情報を選択候補情報として設定可能なステップである、
    請求項12から15のいずれか記載のプログラム。
  17. 前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第3ユーザから、前記候補提案ステップにおいて提案された前記選択候補情報のうち、1または複数の前記候補情報を承認候補情報として選択を受け付ける候補承認ステップと、
    を実行させる、
    請求項12から16のいずれか記載のプログラム。
  18. 前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第1ユーザから、前記候補承認ステップにおいて選択を受け付けた前記承認候補情報のうち、少なくとも1の前記候補情報の選択を受け付ける候補確定ステップと、
    前記候補確定ステップにおいて選択を受け付けた前記予定情報を、第1ユーザおよび第3ユーザの予定情報として記憶するステップと、
    を実行させる、
    請求項17記載のプログラム。
  19. 前記プログラムは、前記プロセッサに、
    第3ユーザから、前記候補提案ステップにおいて提案された前記選択候補情報のうち、少なくとも1の前記候補情報の選択を受け付ける候補確定ステップと、
    前記候補確定ステップにおいて選択を受け付けた前記予定情報を、第1ユーザおよび第3ユーザの予定情報として記憶するステップと、
    を実行させる、
    請求項12から16のいずれか記載のプログラム。
  20. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサに、
    第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて、前記リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、
    を実行させる情報処理装置。
  21. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサに、
    第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて、前記リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する取得ステップと、
    前記予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、
    を実行させる情報処理装置。
  22. プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサに、
    第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップと、
    前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップと、
    を実行させ、
    前記候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、
    情報処理装置。
  23. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記プロセッサに、
    第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて、前記リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を、第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、
    を実行させる情報処理方法。
  24. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記プロセッサに、
    第1ユーザから、第2ユーザの予定情報を表示するためのリクエストを受け付ける予定受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて、前記リクエストに応じて、第2ユーザに関連づけられた複数のアカウントのそれぞれに対して記憶されている複数の予定情報を含む予定群を取得する取得ステップと、
    前記予定群を第2ユーザの予定情報として第1ユーザに対して提示する予定提示ステップと、
    を実行させる情報処理方法。
  25. プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記プロセッサに、
    第1ユーザから、1または複数の候補情報を選択候補情報として設定を受け付ける候補設定ステップと、
    前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、第3ユーザに対して提案する候補提案ステップと、
    を実行させ、
    前記候補提案ステップは、第3ユーザの予定情報、第3ユーザが表示可能な他のユーザの予定情報、および前記候補設定ステップにおいて設定を受け付けた前記選択候補情報を、それぞれ識別可能な態様で、第3ユーザに対して提案するステップである、
    情報処理方法。

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