JP2023102046A - ワイヤハーネス - Google Patents

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真博 萩
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    • HELECTRICITY
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Abstract

【課題】省スペース化を図り且つ絶縁被覆の材質に依存しない方法によって電線を方向転換させる。【解決手段】ワイヤハーネスWは、第1電線10と、第2電線20と、導電部材30と、を備えている。導電部材30は、第1電線10及び第2電線20の各端部間に設けられ、第2電線20を第1電線10につなぎ、第2電線20を第1電線10に対して方向転換させた状態で保持する。【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
特許文献1~3には、電線の配索経路を方向転換させた状態で保持する技術が開示されている。
具体的には、特許文献1には、電線のうち露出した芯線を、屈曲形状を有する経路規制部材に沿って屈曲させ、経路規制部材とともに第2被覆部材で覆う技術が開示されている。
特許文献2が開示するワイヤハーネスは、複数の電線が束状に集束された電線束と、電線束の長手方向における一部を覆う外装部材と、を備えている。外装部材は、可撓性を有する筒状の本体部を有しており、本体部を屈曲させた部位の外周側に変形規制部がモールド成形されている。
特許文献3には、絶縁被覆の材料として光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂を用いる場合に、電線を曲げ加工した後、光硬化や熱硬化などによって絶縁被覆を硬化させることで電線の配索経路を維持することが開示されている。
特開2019-160482号公報 特開2015-47015号公報 特開2020-53130号公報
省スペース化を図るという観点においては、特許文献1が開示する経路規制部材や、特許文献2が開示する変形規制部を設けない構成であることが好ましい。また、絶縁被覆の材質の自由度向上を図るという観点においては、絶縁被覆の材質に依存しない方法で電線を方向転換させる構成であることが好ましい。
そこで、本開示は、省スペース化を図り且つ絶縁被覆の材質に依存しない方法によって電線を方向転換させることが可能な技術を提供する。
本開示のワイヤハーネスは、第1電線と、第2電線と、前記第1電線及び前記第2電線の各端部間に設けられ、前記第2電線を前記第1電線につなぎ、前記第2電線を前記第1電線に対して方向転換させた状態で保持する導電部材と、を備える。
本開示によれば、省スペース化を図り且つ絶縁被覆の材質に依存しない方法によって電線を方向転換させることができる。
図1は、実施形態1のワイヤハーネスの断面図である。 図2は、第1電線及び第2電線の平面図である。 図3は、第1電線及び第2電線に導電部材が接続された状態を示す説明図である。 図4は、絶縁部材が導電部材の外周を覆った状態を示す説明図である。 図5は、シールド部材が第1電線、第2電線及び導電部材を覆った状態を示す説明図である。 図6は、実施形態2の導電部材が第1電線及び第2電線に接続された状態を示す説明図である。 図7は、実施形態3の導電部材が第1電線及び第2電線に接続された状態を示す説明図である。 図8は、実施形態4の導電部材が第1電線及び第2電線に接続された状態を示す説明図である。 図9は、実施形態5の導電部材が第1電線及び第2電線に接続された状態を示す説明図である。 図10は、実施形態5の第1丸端子と第2丸端子の平面図である。 図11は、実施形態6の導電部材が第1電線及び第2電線に接続された状態を示す説明図である。 図12は、実施形態6の第1丸端子、第2丸端子、及び中継端子の平面図である。 図13は、実施形態7において第1シールド部材が第1電線の外周を覆い、第2シールド部材が第2電線の外周を覆った状態を示す説明図である。 図14は、実施形態7において第1電線及び第2電線に導電部材が接続された状態を示す説明図である。 図15は、実施形態7において絶縁部材が導電部材の外周を覆った状態を示す説明図である。 図16は、実施形態7において継ぎ足しシールド部材が絶縁部材の外周を覆った状態を示す説明図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のシールド部材は、
(1)第1電線と、第2電線と、前記第1電線及び前記第2電線の各端部間に設けられ、前記第2電線を前記第1電線につなぎ、前記第2電線を前記第1電線に対して方向転換させた状態で保持する導電部材と、を備える。
この構成によれば、第2電線を第1電線につなぐ導電部材によって、第2電線を第1電線に対して方向転換させることができる。つまり、この構成によれば、電線の変形を規制する部材を設ける必要がなく、電線の被覆の材質も制限されないため、省スペース化を図り且つ絶縁被覆の材質に依存しない方法によって電線を方向転換させることができる。
(2)前記(1)の構成において、前記導電部材は、前記第1電線に接続される第1接続部と、前記第2電線に接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とをつなぐつなぎ部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、第1接続部と第2接続部との位置関係に応じた方向へ第2電線を方向転換させることができる。
(3)前記(2)の構成において、前記つなぎ部は、屈曲部を有することが好ましい。
この構成によれば、屈曲部の角度によって方向転換する先を決めることができるため、方向転換先を自由に設定しやすい。
(4)前記(2)又は(3)の構成において、前記第1電線は、第1芯線を有し、前記第2電線は、第2芯線を有し、前記第1接続部、前記第2接続部及び前記つなぎ部は、筒状をなしており、前記第1接続部は、一端側の開口から挿入された前記第1芯線に圧着されており、前記第2接続部は、一端側の開口から挿入された前記第2芯線に圧着されており、前記第1接続部の他端は、全周に亘って前記つなぎ部に連なっており、前記第2接続部の他端は、全周に亘って前記つなぎ部に連なっていることが好ましい。
この構成によれば、導電部材を圧着によって第1芯線及び第2芯線に接続させることができる。しかも、この構成によれば、第1接続部及び第2接続部の周方向の一部のみがつなぎ部に連結される構成と比較して、第1接続部及び第2接続部がつなぎ部に強く保持されるため、第2電線を所望の方向に方向転換させた状態を保持しやすい。
(5)前記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記第1電線は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆と、を有し、前記第2電線は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2絶縁被覆と、を有し、さらに、前記ワイヤハーネスは、前記導電部材を覆う絶縁部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、導電部材をワイヤハーネスの外部から絶縁することができる。
(6)前記(5)の構成において、前記絶縁部材は、接着剤付き収縮チューブを有し、前記接着剤付き収縮チューブの両端部は、それぞれ前記第1絶縁被覆及び前記第2絶縁被覆に接着されることが好ましい。
この構成によれば、導電部材を防水することができる。
(7)前記(5)又は(6)の構成において、前記第1電線における前記第1絶縁被覆を覆う第1シールド部材と、前記第2電線における前記第2絶縁被覆を覆う第2シールド部材と、前記絶縁部材を覆う継ぎ足しシールド部材と、を備え、前記継ぎ足しシールド部材の両端部は、それぞれ前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材に接続されることが好ましい。
この構成によれば、導電部材がワイヤハーネスの外部から電磁的な影響を受けることを抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
図1には、実施形態1のワイヤハーネスWが開示されている。ワイヤハーネスWは、図1及び図3 に示すように、第1電線10と、第2電線20と、導電部材30と、を備えている。
第1電線10は、被覆電線として構成されている。第1電線10は、第1芯線11と、第1絶縁被覆12と、を有している。第1芯線11は、導電性を有している。第1芯線11は、端部を除き第1絶縁被覆12に覆われている。第1芯線11は、第1絶縁被覆12の一端から外側に露出した第1露出部13を有している。第1露出部13は、第1芯線11の一端に設けられている。第1絶縁被覆12は、筒状をなしている。
第2電線20は、被覆電線として構成されている。第2電線20は、第2芯線21と、第2絶縁被覆22と、を有している。第2芯線21は、導電性を有している。第2芯線21は、端部を除き第2絶縁被覆22に覆われている。第2芯線21は、第2絶縁被覆22の一端から外側に露出した第2露出部23を有している。第2露出部23は、第2芯線21の一端に設けられている。第2絶縁被覆22は、筒状をなしている。
導電部材30は、第1電線10と第2電線20との間を中継する部材である。導電部材30は、互いに間隔をあけて配置される第1芯線11と第2芯線21との間を中継する。導電部材30は、端子部品として構成されている。導電部材30は、筒状(より具体的には円筒状)をなしている。導電部材30は、第1接続部31と、第2接続部32と、つなぎ部33と、を有している。
第1接続部31は、導電部材30の一端に設けられ、第1電線10に接続されている。第1接続部31は、直線状に延びる筒状をなしており、第1接続部31の一端側の開口から挿入された第1露出部13に圧着されている。
第2接続部32は、導電部材30の他端に設けられ、第2電線20に接続されている。第2接続部32は、直線状に延びる筒状をなしており、第2接続部32の一端側の開口から挿入された第2露出部23に圧着されている。
つなぎ部33は、導電部材30の延び方向の中央部分に設けられ、第1接続部31と第2接続部32とをつないでいる。つなぎ部33は、屈曲部34を有している。屈曲部34は、湾曲した形態をなしている。屈曲部34は、筒状をなしている。屈曲部34の一端には、第1接続部31の他端が全周に亘って連なっており、屈曲部34の他端には、第2接続部32の他端が全周に亘って連なっている。屈曲部34の内径は、第1接続部31の内径よりも小さく、第2接続部32の内径よりも小さい。屈曲部34の外径は、第1接続部31の外径よりも小さく、第2接続部32の外径よりも小さい。
導電部材30は、他端に接続された第2電線20を、一端に接続された第1電線10に対して方向転換させている。
ワイヤハーネスWは、図4に示すように、絶縁部材36を備えている。絶縁部材36は、筒状をなしており、導電部材30の外周を覆っている。絶縁部材36は、本実施形態では、内周面に接着剤が設けられた接着剤付き収縮チューブであり、第1電線10の一端側の外周面と、第2電線20の一端側の外周面とに接着されている。絶縁部材36は、第1電線10と第2電線20とに対して全周に亘って接着されている。この構成によれば、導電部材30を防水することができる。
第1電線10と、第2電線20と、導電部材30と、絶縁部材36とは、それぞれ複数設けられている。各導電部材30の一端には、上述したように第1電線10が接続されている。各導電部材30の他端 には、上述したように第2電線20が接続されている。各導電部材30は、上述したように絶縁部材36に覆われている。この構成によれば、導電部材30をワイヤハーネスWの外部から絶縁することができる。
ワイヤハーネスWは、図1に示すように、第1コネクタ41と、第2コネクタ42と、を備えている。第1コネクタ41は、絶縁性を有している。第1コネクタ41は、合成樹脂製である。上述した第1電線10の他端には、第1コネクタ41が接続されている。第2コネクタ42は、絶縁性を有している。第2コネクタ42は、合成樹脂製である。上述した第2電線20の他端には、第2コネクタ42が接続されている。
ワイヤハーネスWは、図1に示すように、シールド部材43と、第1連結部材44と、第2連結部材45と、を備えている。シールド部材43は、導電性を有しており、筒状をなしている。シールド部材43は、編組線である。シールド部材43は、複数の第1電線10と、複数の第2電線20と、複数の導電部材30と、複数の絶縁部材36と、を覆っている。シールド部材43の一端側は、第1連結部材44によって第1コネクタ41の外周面に連結されている。シールド部材43の他端側は、第2連結部材45によって第2コネクタ42の外周面に連結されている。
ワイヤハーネスWは、図1に示すように、外装部材46と、第1保護部材47と、第2保護部材48と、を備えている。外装部材46は、絶縁性を有しており、筒状をなしている。外装部材46は、可撓性を有しており、例えばコルゲートチューブとして構成されている。外装部材46は、シールド部材43の外周を覆っている。外装部材46の一端側は、第1保護部材47を介して第1コネクタ41に固定されている。外装部材46の他端側は、第2保護部材48を介して第2コネクタ42に固定されている。第1保護部材47及び第2保護部材48は、絶縁性を有しており、筒状をなしている。第1保護部材47は、第1連結部材44を覆った状態で第1コネクタ41の外周面に固定されている。第2保護部材48は、第2連結部材45を覆った状態で第2コネクタ42の外周面に固定されている。
(ワイヤハーネスWの製造方法)
所望の長さに切断された電線は、それぞれ一端部の絶縁被覆が除去され、芯線の一端部が露出した状態となる。これにより、図2に示すように、上述した第1電線10と、第2電線20とが形成される。
図3に示すように、導電部材30の第1接続部31の内側には、第1接続部31の一端側の開口から第1芯線11の第1露出部13が挿入される。第1接続部31は、第1露出部13に圧着される。導電部材30の第2接続部32の内側には、第2接続部32の一端側の開口から第2芯線21の第2露出部23が挿入される。第2接続部32は、第2露出部23に圧着される。
導電部材30が第1電線10及び第2電線20に接続された後、絶縁部材36は、図4に示すように、導電部材30の外周を覆う位置に配置され、内周面が第1電線10及び第2電線20の外周面に接着される。なお、絶縁部材36は、導電部材30が第1電線10及び第2電線20に接続される前の段階で、第1電線10又は第2電線20に挿通されていることが好ましい。
その後、図1及び図5に示すように、筒状のシールド部材43が、第1電線10、第2電線20、及び絶縁部材36の外周を覆うように、第1電線10の他端側又は第2電線20の他端側から挿通される。なお、図5では、説明の便宜上、第1電線10、第2電線20、及び絶縁部材36が1本ずつのみ示されているが、実際には図1に示すように、複数本まとめて覆われる。更に、図1に示すように、シールド部材43の外周を覆うように、筒状の外装部材46が挿通される。
各第1電線10の他端は、第1コネクタ41に接続され、各第2電線20の他端は、第2コネクタ42に接続される。シールド部材43の一端側は、第1連結部材44によって第1コネクタ41の外周面に連結され、他端側は、第2連結部材45によって第2コネクタ42の外周面に連結される。外装部材46の一端側は、第1保護部材47を介して第1コネクタ41に固定され、外装部材46の他端側は、第2保護部材48を介して第2コネクタ42に固定される。このようにしてワイヤハーネスWが製造される。
(ワイヤハーネスWの効果)
ワイヤハーネスWによれば、導電部材30によって、第1接続部31と第2接続部32との位置関係に応じた方向へ第2電線20を方向転換させることができる。つまり、ワイヤハーネスWによれば、電線の変形を規制する部材を設ける必要がなく、電線の被覆の材質も制限されないため、省スペース化を図り且つ絶縁被覆の材質に依存しない方法によって電線を方向転換させることができる。
更に、つなぎ部33は、屈曲部34を有している。したがって、ワイヤハーネスWによれば、屈曲部34の角度によって方向転換する先を決めることができるため、方向転換先を自由に設定しやすい。
更に、ワイヤハーネスWによれば、導電部材30を圧着によって第1芯線11及び第2芯線21に接続させることができる。しかも、ワイヤハーネスWは、第1接続部31及び第2接続部32の全周がつなぎ部33(より具体的には屈曲部34)に連なっているため、第1接続部31及び第2接続部32の周方向の一部のみがつなぎ部33に連結される構成と比較して、第1接続部31及び第2接続部32がつなぎ部33に強く保持されるため、第2電線20を所望の方向に方向転換させた状態を保持しやすい。
<実施形態2>
導電部材の形態は、実施形態1の構成に限らない。実施形態2では、導電部材のつなぎ部がS字型である例について説明する。実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
実施形態2の導電部材230は、図6に示すように、第1電線10と第2電線20との間を中継する部材である。導電部材230は、互いに間隔をあけて配置される第1芯線11と第2芯線21との間を中継する。導電部材230は、端子部品として構成されている。導電部材230は、筒状(より具体的には円筒状)をなしている。導電部材230は、第1接続部31と、第2接続部32と、つなぎ部233と、を有している。
つなぎ部233は、第1接続部31と第2接続部32とをつないでいる。つなぎ部233は、筒状をなしている。つなぎ部233は、屈曲部234を有している。屈曲部234は、S字状に湾曲している。この構成によれば、第2電線20を、第1電線10の延長線上から径方向外側にずれた位置に配置させることができる。
<実施形態3>
実施形態1及び実施形態2では導電部材が湾曲していたが、導電部材は、湾曲していなくてもよい。実施形態3では、導電部材の屈曲部が湾曲していない例について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
実施形態3の導電部材330は、図7に示すように、第1電線10と第2電線20との間を中継する部材である。導電部材330は、互いに間隔をあけて配置される第1芯線11と第2芯線21との間を中継する。導電部材330は、端子部品として構成されている。導電部材330は、筒状(より具体的には円筒状)をなしている。導電部材330は、第1接続部31と、第2接続部32と、つなぎ部333と、を有している。
つなぎ部333は、第1接続部31と第2接続部32とをつないでいる。つなぎ部333は、筒状をなしている。つなぎ部333は、第1直線部361と、第2直線部362と、第3直線部363と、第1屈曲部364と、第2屈曲部365と、を有している。第1直線部361は、第1接続部31の中心軸に沿って延びている。第1直線部361の一端は、第1接続部31の他端に全周に亘って連なっている。第2直線部362は、第2接続部32の中心軸に沿って延びている。第2直線部362の一端は、第2接続部32の他端に全周に亘って連なっている。第3直線部363の一端は、第1屈曲部364を介して第1直線部361の他端に連なっており、第3直線部363の他端は、第2屈曲部365を介して第2直線部362の他端に連なっている。つまり、つなぎ部333は、第1屈曲部364及び第2屈曲部365によって第2電線20を方向転換させている。第1屈曲部364及び第2屈曲部365は、直角をなしている。第2電線20は、第1電線10の一端から折り返すように方向転換している。上記構成によれば、つなぎ部333を湾曲させる必要が無い。
<実施形態4>
実施形態1~3では、導電部材のつなぎ部が筒状であったが、筒状でなくてもよい。実施形態4では、導電部材のつなぎ部が筒状でない例について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
実施形態4の導電部材430は、図8に示すように、第1電線10と第2電線20との間を中継する部材である。導電部材430は、互いに間隔をあけて配置される第1芯線11と第2芯線21との間を中継する。導電部材430は、端子部品として構成されている。導電部材430は、第1接続部31と、第2接続部32と、つなぎ部433と、を有している。
つなぎ部433は、板状をなしている。つなぎ部433の板面上には、第1接続部31の外周面と第2接続部32の外周面とが溶着されている。第1接続部31と第2接続部32は、互いの中心軸が交差する位置関係で配置されている。第1接続部31は、第1電線10の第1芯線11に圧着されている。第2接続部32は、第2電線20の第2芯線21に圧着されている。この構成によれば、つなぎ部433の加工が容易である。
<実施形態5>
実施形態5では、導電部材が複数の部品で構成される例について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
実施形態5の導電部材530は、図9及び図10に示すように、第1電線10と第2電線20との間を中継する部材である。導電部材530は、互いに間隔をあけて配置される第1芯線11と第2芯線21との間を中継する。導電部材530は、第1丸端子531と、第2丸端子532と、ボルト533と、ナット534と、を有している。第1丸端子531は、第1電線10の第1芯線11に圧着されている。第2丸端子532は、第2電線20の第2芯線21に圧着されている。第1丸端子531と第2丸端子532は、ボルト533とナット534によって固定されている。この構成によれば、方向転換する方向を任意に設定しやすい。
<実施形態6>
実施形態6では、実施形態5を更に発展させた例について説明する。なお、実施形態5と同一の構成については同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
実施形態6の導電部材630は、図11及び図12に示すように、第1丸端子531と、第2丸端子532と、ボルト533と、ナット534と、中継端子535と、を有している。中継端子535は、板状をなしており、互いに間隔をあけて第1取付部536と、第2取付部537と、を有している。第1取付部536と第2取付部537は、ボルト533が挿通される貫通孔を有している。第1取付部536には、ボルト533とナット534とによって第1丸端子531が固定される。第2取付部537には、ボルト533とナット534とによって第2丸端子532が固定される。この構成によれば、実施形態5と比較して、方向転換可能な範囲を広げることができる。
<実施形態7>
ワイヤハーネスの製造方法は、実施形態1の構成に限らない。実施形態7では、シールド部材の取付方法が異なる例について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
ワイヤハーネスW2は、図16に示すように、第1シールド部材701と、第2シールド部材702と、継ぎ足しシールド部材703と、第1固定部材704と、第2固定部材705と、を備えている。第1シールド部材701及び第2シールド部材702は、筒状をなしている。第1シールド部材701は、複数の第1電線10の外周を覆っている。第2シールド部材702は、複数の第2電線20の外周を覆っている。継ぎ足しシールド部材703は、複数の絶縁部材36の外周を覆っている。継ぎ足しシールド部材703の一端側は、第1固定部材704によって第1シールド部材701に固定されている。継ぎ足しシールド部材703の他端側は、第2固定部材705によって第2シールド部材702に固定されている。第1固定部材704と第2固定部材705は、例えばタイバンドやカシメリングなどである。
次に、ワイヤハーネスW2の製造方法について説明する。所望の長さに切断された電線は、それぞれ一端部の絶縁被覆が除去され、芯線の一端部が露出した状態となる。これにより、上述した第1電線10と、第2電線20とが形成される。第1電線10と第2電線20は、それぞれ複数用意される。筒状の第1シールド部材701は、第1電線10の外周側に挿通される。筒状の第2シールド部材702は、第2電線20の外周側に挿通される。なお、図13では、説明の便宜上、第1電線10及び第2電線20が1本ずつのみ示されているが、実際には、複数本挿通される。その後、図14及び図15に示すように、実施形態1と同様に、導電部材30と絶縁部材36の取付が行われる。
その後、絶縁部材36の外周を覆うようにシールドシートが巻かれることで、図16に示すように、筒状の継ぎ足しシールド部材703が構成される。絶縁部材36は、複数本まとめてシールドシートに巻かれる。継ぎ足しシールド部材703は、第1固定部材704によって第1シールド部材701に固定され、第2固定部材705によって第2シールド部材702に固定される。
その後、実施形態1と同様に、各第1電線10の他端部は、第1コネクタ41に接続され、各第2電線20の他端部は、第2コネクタ42に接続される。第1シールド部材701は、第1連結部材44によって第1コネクタ41の外周面に連結され、第2シールド部材702は、第2連結部材45によって第2コネクタ42の外周面に連結される。外装部材46の一端側は、第1保護部材47を介して第1コネクタ41に固定され、外装部材46の他端側は、第2保護部材48を介して第2コネクタ42に固定される。このようにしてワイヤハーネスW2が製造される。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
(1)上記実施形態1~3では、つなぎ部が筒状であったが、筒状でなくてもよい。
(2)上記実施形態1~3では、第1接続部及び第2接続部が全周に亘ってつなぎ部に連なる構成であったが、周方向の一部のみがつなぎ部に連なる構成であってもよい。
(3)上記実施形態1~3では、導電部材が第1接続部及び第2接続部に圧着される構成であったが、圧着以外の方法で接続されてもよい。例えば、溶着によって接続されてもよい。溶着の場合、第1接続部及び第2接続部は、筒状である必要は無い。
(4)上記実施形態3の第1屈曲部及び第2屈曲部は、直角をなしていたが、鋭角又は鈍角をなしていてもよい。
(5)第1電線及び第2電線の数は、上記実施形態1では2本であったが、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
10…第1電線
11…第1芯線
12…第1絶縁被覆
13…第1露出部
20…第2電線
21…第2芯線
22…第2絶縁被覆
23…第2露出部
30…導電部材
31…第1接続部
32…第2接続部
33…つなぎ部
34…屈曲部
36…絶縁部材
41…第1コネクタ
42…第2コネクタ
43…シールド部材
44…第1連結部材
45…第2連結部材
46…外装部材
47…第1保護部材
48…第2保護部材
230…導電部材
233…つなぎ部
234…屈曲部
330…導電部材
333…つなぎ部
361…第1直線部
362…第2直線部
363…第3直線部
364…第1屈曲部
365…第2屈曲部
430…導電部材
433…つなぎ部
530…導電部材
531…第1丸端子
532…第2丸端子
533…ボルト
534…ナット
535…中継端子
536…第1取付部
537…第2取付部
630…導電部材
701…第1シールド部材
702…第2シールド部材
703…継ぎ足しシールド部材
704…第1固定部材
705…第2固定部材
W…ワイヤハーネス
W2…ワイヤハーネス

Claims (7)

  1. 第1電線と、
    第2電線と、
    前記第1電線及び前記第2電線の各端部間に設けられ、前記第2電線を前記第1電線につなぎ、前記第2電線を前記第1電線に対して方向転換させた状態で保持する導電部材と、を備えるワイヤハーネス。
  2. 前記導電部材は、前記第1電線に接続される第1接続部と、前記第2電線に接続される第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とをつなぐつなぎ部と、を有する請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記つなぎ部は、屈曲部を有する請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記第1電線は、第1芯線を有し、
    前記第2電線は、第2芯線を有し、
    前記第1接続部、前記第2接続部及び前記つなぎ部は、筒状をなしており、
    前記第1接続部は、一端側の開口から挿入された前記第1芯線に圧着されており、
    前記第2接続部は、一端側の開口から挿入された前記第2芯線に圧着されており、
    前記第1接続部の他端は、全周に亘って前記つなぎ部に連なっており、
    前記第2接続部の他端は、全周に亘って前記つなぎ部に連なっている請求項2又は請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記第1電線は、第1芯線と、前記第1芯線を覆う第1絶縁被覆と、を有し、
    前記第2電線は、第2芯線と、前記第2芯線を覆う第2絶縁被覆と、を有し、
    さらに、前記導電部材を覆う絶縁部材を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記絶縁部材は、接着剤付き収縮チューブを有し、
    前記接着剤付き収縮チューブの両端部は、それぞれ前記第1絶縁被覆及び前記第2絶縁被覆に接着される請求項5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記第1電線における前記第1絶縁被覆を覆う第1シールド部材と、
    前記第2電線における前記第2絶縁被覆を覆う第2シールド部材と、
    前記絶縁部材を覆う継ぎ足しシールド部材と、を備え、
    前記継ぎ足しシールド部材の両端部は、それぞれ前記第1シールド部材及び前記第2シールド部材に接続される請求項5又は請求項6に記載のワイヤハーネス。
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