JP2023100110A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装体の接合部の角部で皺の発生を抑え、外装体の破損の発生を抑制する。【解決手段】平面視で四角形である電極体を外装体に収容した電池であって、外装体はその外周端部の少なくとも3辺に接合部11aを有し、電極体の角部と外装体の内面との間にスペーサ15が配置されており、スペーサ15は前記外装体の前記接合部に向けて延びる突起17を有する。【選択図】図6

Description

本開示は、電極体及び電極体を封止する外装体を有する電池に関する。
特許文献1には、矩形状の電極体をラミネートフィルム(外装体)で密閉した電池であって、矩形状の電極体の角部とラミネートフィルムとの間にスペーサを配置する構成が開示されている。これによりラミネートフィルムの特に角部に皺が集中して発生することを抑制し、ラミネートフィルムにおける金属箔層の破損を防止して、電池性能の劣化を防止することができる旨が記載されている。
特開2004-39271号公報
ところが、特許文献1に記載のようなスペーサを配置したときであっても角部に皺が発生する現象が確認され、ラミネートフィルムに破損が発生することがあった。
上記背景技術に鑑み、本開示では外装体の接合部の角部で皺の発生を抑え、外装体の破損の発生を抑制することを目的とする。
発明者は、鋭意検討の結果、従来のスペーサでは図17に断面図の一部を表したように、ラミネートフィルム(外装体)の角部において、ラミネートフィルム同士の接合部とスペーサとの間に、図17にSで示したように未接合部によるラミネートフィルム間の空間Sが存在し、これが皺発生の原因であることを見いだし、本発明を完成させた。
本願は、平面視で四角形である電極体を外装体に収容した電池であって、外装体はその外周端部の少なくとも3辺に接合部を有し、電極体の角部と外装体の内面との間にスペーサが配置されており、スペーサは外装体の接合部に向けて延びる突起を有する、電池を開示する。
突起は先端に向かうにつれて細くなるように構成されてもよい。
突起は接合部に向けて電極体の厚さ方向に傾斜する面を有するように構成してもよい。
突起は凹面を有するように構成してもよい。
本開示の電池によれば、変形が集中する外装体の接合部の角部に形成される空間内にスペーサの突起を配置することで、皺の発生を抑制し、外装体の破損を抑制することが可能となる。
図1は全固体電池10の外観斜視図である。 図2は全固体電池10の平面図である。 図3は全固体電池10の正面図である。 図4は全固体電池10の分解斜視図である。 図5は図2の一部を拡大して表した図である。 図6はVI-VI断面図である。 図7はスペーサ15の外観斜視図である。 図8はスペーサ15の平面図である。 図9はスペーサ15の底面図である。 図10はスペーサ15の正面図である。 図11はスペーサ15の背面図である。 図12はスペーサ15の側面図である。 図13はスペーサ15の断面図である。 図14は他の形態の全固体電池を説明する図である。 図15は比較例の結果を示す図である。 図16は実施例の結果を示す図である。 図17は従来の例を説明する図である。
1.電池
図1~図4には1つの形態にかかる全固体電池10を説明する図を示した。ここでは1つの典型的な例として全固体電池を説明するが、本開示は必ずしも全固体電池である必要はなく、電極体及びこれを封止する外装体を有する電池に対して適用可能である。図1は外観斜視図、図2は平面図(図1の矢印IIの方向から見た図)、図3は正面図(図1の矢印IIIの方向から見た図)、図4は分解斜視図である。
また、図5には図2にVで示した部位を拡大した図を示した。この図は全固体電池10の1つの角部10aに注目した図である。図5では外装体11の内側に配置されたスペーサ15が見えるように透視して表している。図6は図5にVI-VIで示した線に沿った断面図である。
図1~図6よりわかるように、本形態の全固体電池10は外装体11(第一外装体12、第二外装体13)、電極体14、及び、スペーサ15を有している。そして、直方体であり平面視で概ね四角形である電極体14の4つの角のそれぞれにスペーサ15が配置され、スペーサ15が取り付けられた電極体14が外装体11に内包される。このとき、電極体14からは正極端子14a、負極端子14bが延び、その先端が外装体11から突出するように配置されている。
以下に各構成及びこれらの関係について説明する。
1.1.外装体
本形態で外装体11は、平面視で四角形のシート状の部材からなり、本形態では第一外装体12と第二外装体13とを備えている。この第一外装体12と第二外装体13との間に電極体14、及び、スペーサ15が内包され、第一外装体12の外周端部と第二外装体13の外周端部とが接合されて接合部11aとなる。従ってこの外装体11は袋状であり、その内側に電極体14及びスペーサ15を内包するとともに封止する。
第一外装体12は平面視で四角形であり、平面視で四角形の凹部12aを有しており(凹部12aの開口は図4の視点で紙面下側となり死角で見えない。)、この凹部12aの内側に電極体14、スペーサ15が収められる。凹部12aの外周の縁には、該縁から張り出すように張出部12bが設けられ、この張出部12bと第二外装体13の表面の外周端部とが接合され、接合部11aを構成する。
第二外装体13は平面視で四角形のシート状である。上記したように第二外装体13の面のうち第一外装体12の張出部12bに向く面で、その外周端部が第一外装体12の張出部12bに重ね合わされて接合され、接合部11aが形成される。
本形態で第一外装体12、第二外装体13は、ラミネートフィルムにより構成されている。ここで、ラミネートフィルムとは、金属層とシーラント材層を有するフィルムである。ラミネートフィルムの金属層に用いられる金属としては、例えばアルミニウム、ステンレス鋼が挙げられ、シーラント材層に用いられる材料としては、例えば熱可塑性樹脂であるポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、又はポリ塩化ビニル等を挙げることができる。
第一外装体12と第二外装体13との接合、すなわちラミネートフィルムの接合の方法は特に限定されることはなく、公知の方法を用いることができる。具体的には、ラミネートフィルムのシーラント材層同士を溶着する方法(例えば熱板溶着法、超音波溶着法、振動溶着法、又はレーザー溶着法等)や接着剤による接着を挙げることができる。
1.2.電極体
電極体14は、正極集電層、正極合材層、セパレータ層、負極合材層、負極集電層、正極端子14a、及び、負極端子14bを有している。本形態では、正極集電層、正極合材層、セパレータ層、負極合材層、負極集電層、負極合材層、セパレータ層、正極合材層、及び、正極集電層がこの順に積層された単位要素が複数積層されてなり(「積層体14c」と表記することがある。)、積層体14cの正極集電層に正極端子14aが電気的に接続され、積層体14cの負極集電層に負極端子14bが電気的に接続されている。
積層体14cも直方体状であり平面視で四角形である。
1.2a.正極集電層
正極集電層は、正極合材層に積層されて正極合材層から集電を行う。正極集電層は平面視で四角形の箔状であり、本形態では金属箔である正極集電箔、及び、正極集電箔に積層されたカーボン層からなる。カーボン層が正極合材層に積層されることで正極集電層が正極合材層に積層されている。
正極集電箔を構成する材料としては、例えばステンレス鋼、アルミニウム、ニッケル、鉄、及び、チタンを挙げることができ、カーボン層はカーボンが含まれた材料により構成されている。
1.2b.正極合材層
正極合材層は、一方の表面に上記正極集電層、他方の表面にセパレータ層が積層される。正極合材層は平面視で四角形のシート状である。
正極合材層は正極活物質を含有する層であり、必要に応じて、さらに固体電解質材、導電材及び結着材の少なくとも一つを含有していてもよい。
正極活物質は公知の活物質を用いればよい。例えば、コバルト系(LiCoO等)、ニッケル系(LiNiO等)、マンガン系(LiMn、LiMn等)、リン酸鉄系(LiFePO、LiFeP等)、NCA系(ニッケル、コバルト、アルミニウムの化合物)、NMC系(ニッケル、マンガン、コバルトの化合物)等が挙げられる。より具体的にはLiNi1/3Co1/3Mn1/3などがある。
正極活物質は表面がニオブ酸リチウム層、チタン酸リチウム層、リン酸リチウム層等の酸化物層で被覆されていてもよい。
固体電解質は無機固体電解質が好ましい。有機ポリマー電解質と比較してイオン伝導度が高く、耐熱性に優れるためである。無機固体電解質として例えば、硫化物固体電解質や酸化物固体電解質等が挙げられる。
Liイオン伝導性を有する硫化物固体電解質材としては、例えば、LiS-P、LiS-P-LiI、LiS-P-LiO、LiS-P-LiO-LiI、LiS-SiS、LiS-SiS-LiI、LiS-SiS-LiBr、LiS-SiS-LiCl、LiS-SiS-B-LiI、LiS-SiS-P-LiI、LiS-B、LiS-P-ZmSn(ただし、m、nは正の数。Zは、Ge、Zn、Gaのいずれか。)、LiS-GeS、LiS-SiS-LiPO、LiS-SiS-LiMO(ただし、x、yは正の数。Mは、P、Si、Ge、B、Al、Ga、Inのいずれか。)等を挙げることができる。なお、上記「LiS-P」の記載は、LiSおよびPを含む原料組成物を用いてなる硫化物固体電解質材を意味し、他の記載についても同様である。
一方、Liイオン伝導性を有する酸化物固体電解質材としては、例えば、NASICON型構造を有する化合物等を挙げることができる。NASICON型構造を有する化合物の一例としては、一般式Li1+xAlGe2-x(PO(0≦x≦2)で表される化合物(LAGP)、一般式Li1+xAlTi2-x(PO(0≦x≦2)で表される化合物(LATP)等を挙げることができる。また、酸化物固体電解質材の他の例としては、LiLaTiO(例えば、Li0.34La0.51TiO)、LiPON(例えば、Li2.9PO3.30.46)、LiLaZrO(例えば、LiLaZr12)等を挙げることができる。
結着材は、化学的、電気的に安定なものであれば特に限定されるものではないが、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系結着材、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム系結着材、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のオレフィン系結着材、カルボキシメチルセルロース(CMC)等のセルロース系結着材等を挙げることができる。
導電材としてはアセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック、カーボンファイバ等の炭素材料やニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料を用いることができる。
正極合材層における各成分の含有量は従来と同様とすればよい。また、正極合材層の厚みは、例えば0.1μm以上1mm以下であることが好ましく、1μm以上150μm以下であることがより好ましい。
1.2c.セパレータ層
セパレータ層(固体電解質層)は、平面視で四角形のシート状であり、正極合材層と負極合材層との間に配置され、固体電解質材を含んでなる層である。固体電解質材としては、正極合材層で説明した固体電解質材と同様に考えることができる。
1.2d.負極合材層
負極合材層は、少なくとも負極活物質を含有する層である。負極合材層には必要に応じて結着材、導電材、及び、固体電解質材を含んでもよい。結着材、導電材、及び、固体電解質材については正極合材層と同様に考えることができる。
負極活物質は特に限定されることはないが、リチウムイオン電池を構成する場合は、負極活物質としてグラファイトやハードカーボン等の炭素材料や、チタン酸リチウム等の各種酸化物、SiやSi合金、又は、金属リチウムやリチウム合金等を挙げることができる。
負極合材層は、平面視で四角形のシート状であり、一方の表面に上記セパレータ層、他方の表面に負極集電層が積層される。
負極合材層における各成分の含有量は従来と同様とすればよい。また、負極合材層の厚みは、例えば0.1μm以上1mm以下であることが好ましく、1μm以上150μm以下であることがより好ましい。
1.2e.負極集電層
負極集電層は、負極合材層に積層されて負極合材層から集電を行う。負極集電層は平面視で四角形の箔状であり、例えばステンレス鋼、銅、ニッケルおよびカーボン等により構成することができる。
1.2f.正極端子、負極端子
正極端子14a、負極端子14bは、導電性を有する部材であり、それぞれ各極を電気的に外部に接続するための端子となる。
正極端子14aはその一端が正極集電層に電気的に接続され、他端は第一外装体12と第二外装体13との接合部11aを貫通して外部に露出している。
負極端子14bはその一端が負極集電層に電気的に接続され、他端は第一外装体12と第二外装体13との接合部11aを貫通して外部に露出している。
1.3.スペーサ
スペーサ15は、全固体電池10の角部10aにおいて、電極体14の積層体14cと第一外装体12の凹部12aの内面との間に配置される部材である。図7~図13にスペーサ15を説明する図を示した。図7は外観斜視図、図8は平面図(図7に矢印VIIIで示した方向から見た図)、図9は底面図(図7に矢印IXで示した方向から見た図)、図10は正面図(図8に矢印Xで示した方向から見た図)、図11は背面図(図8に矢印XIで示した方向から見た図)、図12は側面図(図8に矢印XIIで示した方向から見た図)、図13は図8にXIIIーXIIIで示した線に沿った断面図である。
スペーサ15は、図5、図8からわかるように平面視で略三角形であり、外装体11の凹部12aの内面角部に沿うように構成されている。そのため、スペーサ15のうち平面視で外装体11の凹部12aの内面角部に沿う側面15aと側面15bとの成す角は略90°である。従って本形態でスペーサ15は三角柱状の部材である。
スペーサ15には、図6、図9、図11、図13に表れているように、電極体14の積層体14cの角部を挿入する溝16が設けられている。溝16は電極体14の積層体14c角部が収まる態様及び形状とされている。従って溝16は側面15c(側面15aと側面15bとの間の側面)及び底面15dに開口を有する溝である。また、溝16は特に限定されることはないが、例えば本形態のように平面視(底面視)で直角三角形とすることができる。
スペーサ15では、特に外装体11の表面に触れる各縁は縁部除去形状、すなわち、直線状縁部除去形状(いわゆるC面取り形状)や曲線状縁部除去形状(いわゆるR面取り形状)の縁部であることが好ましい。これにより、スペーサ15の縁が外装体11(ラミネートフィルム)を突き破ってしまうリスクを減らすことができる。
特に図8、図13に表れているように、側面15aと側面15bとがなす縁部は曲面状とされていることが好ましい。当該部分では外装体11の凹部12aの角部に対向するため、応力集中が起こりやすいことから、曲面形状とすることで当該応力集中を緩和することができ、外装体11の破れの発生を抑制することが可能である。
スペーサ15は、側面15aと側面15bとがなす縁部で底面15d側に突起17を有している。これにより、突起17は、スペーサ15が全固体電池10に配置された姿勢で、外装体11の凹部12aの角部に位置付けられる。
突起17は、図6に表れているように、図17を用いて説明した接合部とスペーサとの間に生じる外装体の非接合部による空間Sの大きさを減じるように構成されている。このように空間Sを減じることができる形状であれば突起17の具体的形状は特に限定されることはないが、より効果的な形状として、図6、図13によく表れているように、厚み方向(電極体14における各層の積層方向)において接合部11aに向けて傾斜する傾斜面17aを有していることが好ましい。これにより、突起17は接合部11aに向けて細くなる(薄くなる)ように傾斜する形状となり、角部において接合部11aとスペーサ15との間の空間を効率的に減じることができる。
傾斜面17aの形態は特に限定されることはないが、平面であってもよく、図6、図13に表れているように凹面であってもよい。傾斜面17aを凹面とすることでこれに沿って配置される外装体11への急激な変化を抑制して応力集中を緩和することができる。
突起17の幅(図8にBで示した方向の大きさ)についても突起17の先端に向けて細くなるように構成されていることが好ましい。これにより角部の形状に沿ったものとなり、より効率的に角部において接合部11aとスペーサ15との間の空間を効率的に減じることができる。
また、突起17とスペーサ15の他の部位とは曲面により連結されていることが好ましい。これによりスペーサ15に密着した外装体11への応力集中を緩和して破れの発生を抑制することができる。
これにより、突起17と他の部位との境界が曖昧となる場合があるが、本質的には外装体11の角部において、第一外装体12と第二外装体13との接合部11aに向けて延びるように突出する部位である。特に限定されることはないが、例えば、図13に示した断面(平面視で突起17の頂部を含み、スペーサ15の面積を2等分する線(図8のXIIIーXIII線)に沿った断面)において、変曲点Aよりも先端側となる部位を突起17としてもよい。
突起17についてその大きさは特に限定されることはないが、図13にDで示した突起17の厚さはスペーサ15の厚さEの0.05倍以上であることが好ましい。また、図8にBで示した突起17の幅は厚さDの2倍以上が好ましく、Cで示した突起17の突出量は幅Bの0.5倍以上が好ましい。
このようなスペーサ15は、図5、図6に表されるように配置されている。すなわち、全固体電池10の角部10aにおける外装体11の内側で、第一外装体12の凹部12aの内側と電極体14の積層体14cとの間に配置される。このとき、積層体14cの平面視四角形である角部(頂点部分)がスペーサ15の溝16の内側に収められる。
一方、スペーサ15のうち、外装体11の内面に向かい合う表面(突起17が具備された表面)には外装体11の内面が接触するように配置され、スペーサ15の表面に沿って外装体11が被覆する。このとき、スペーサ15の各縁が縁部除去形状とされていれば外装体11への応力集中が緩和され外装体11の破れの発生を抑制することができる。
また、突起17は、図6によく表されているように、全固体電池10の角部10aにおいて、第一外装体12と第二外装体13との接合部11aに向けて延び、接合部11aとスペーサ15との間の空間を小さくするように配置されている。
これにより、全固体電池10の角部10aにおいて、外装体11における皺の発生を抑制することができる。
スペーサ15を構成する材料は電気的に絶縁性を有しており、ある程度弾性変形し易い材料であることが好ましい。特に限定されることはないが、例えば、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の種々の樹脂を採用できる。
2.製造について
全固体電池10は、スペーサ15以外については公知の方法で作製することができる。
また、スペーサ15は特に限定されることはないが、金型に溶融した材料を流し込み、これを適切な方法で硬化させることで作製することができる。熱可塑性樹脂であれば冷却、紫外線硬化樹脂であれば紫外線の照射により硬化させることができる。
上記したように、積層体14cの各頂部(角部)のそれぞれにスペーサ15が配置され、スペーサ15が取り付けられた電極体14が第一外装体12の凹部12aの内側に収められる。そして、第一外装体12と第二外装体13とが重ねられ、第一外装体12の張出部12bと第二外装体13の表面端部とが接合される。このとき、凹部12aの内側を脱気するため真空引きが行われてもよい。
3.効果等
本開示の全固体電池10によれば、ここに具備されるスペーサ15により、角部10aにおけるスペーサ15と外装体11の接合部11aとの間に形成される空間が減じられ、外装体11における皺の発生を抑制することができる。
外装体(特にラミネートフィルム)はヒートサイクル(温度の上昇と下降との繰り返し)に弱く、角部に皺が発生した場合にはここに応力が集中して亀裂を生じてしまう可能性が高まる。亀裂の発生は外装体の破損を引き起こして電池劣化の原因となり得る。これに対してスペーサ15を具備する全固体電池10によればこのような不具合を抑制することが可能となる。
従来の例において皺は、全固体電池の作製時に発生する場合もあれば、使用中やヒートサイクル試験中に発生する場合もあるが、本開示によればいずれの場面でも皺の発生を抑制することができる。
4.その他の例
上記の他、図14に示したように全固体電池を構成することができる。図14は図6に相当する図である。図14に示した例では、第二外装体13が用いられず、2つの第一外装体12が重ね合わされることで外装体とされている。従って、2つの第一外装体12の凹部12aの開口側同士、及び、張出部12b同士が重ねられており、2つの張出部12bが接合部11aとなる。
この形態では電極体14の角部には、電極体14の厚み方向(紙面上下方向、電極体14の積層体14cにおいて各層の積層方向)の両方にスペーサ15が配置されている。従って図14のように本形態ではスペーサ15が、その底面15d同士が重なるように配置される。
このような形態の電池でも上記と同様の効果を奏するものとなる。
また、上記形態では第一外装体12及び第二外装体13の2つの外装体用部材を接合することにより構成したが、これに限らず、1枚の外装体用部材を半分に折り、その間に電極体及びスペーサを挟むように配置して3辺の外周端部を接合する形態であってもよい。
また、上記形態では各角部に配置されたスペーサが個別の独立した部材である例としたが、これに限らず例えば、上記したスペーサが2つ連結部により連結され、連結部は積層体14cの1つの辺に沿って配置されるように構成することもできる。
5.実施例
5.1.電極体の構成
公知の方法により、電極体を形成した。電極体の各層の仕様は次の通りである。
・正極集電層:材質は1000番系アルミニウム、厚さが10μm
・正極合材層:材質はNCM系、厚さが50μm
・セパレータ層:材質は硫化物固体電解質、厚さが30μm
・負極合材層:材質はチタン酸リチウム、厚さが50μm
・負極集電層:材質は1000番系アルミニウム、厚さが10μm
・電極体の寸法:100mm×200mm、合計厚さが5mm
5.2.外装体の形態
外装体はラミネートシートが加工されたものであり、ラミネートシートはポリエチレンテレフタレート(PET)による絶縁樹脂層、アルミニウムによる金属層、ポリプロピレン(PP)によるシール樹脂層の3層からなり、厚さが0.15mmである。
その外形は平面視で120mm×220mm、凹部の外形が平面視で100mm×200mm、凹部の深さが5mm、縁は曲線状縁部除去形状であり、いわゆるRが1mmとされている。
5.3.スペーサの形態
実施例用のスペーサとして突起を有するスペーサを作製した。スペーサの材質はPP(ポリプロピレン)で、側面(上記スペーサ15の側面15a、側面15b)の長さ(図8の視点における側面15a、側面15bの長さ)は5mm、スペーサの厚さ(図13のE)は6mm、突起の厚さ(図8のD)が1.2mm、突起の幅(図8のB)は2.4mm、突起の突出量(図8のC)は1.2mmである。
一方、比較例用のスペーサとして突起を有しないスペーサを作製した。具体的には突起以外は実施例用のスペーサと同じである。
5.4.全固体電池の作製
実施例では、上記実施例用のスペーサを電極体の4つの角部に装着し、スペーサ及び電極体を外装体内に封止した。
比較例では、上記比較例用のスペーサを電極体の4つの角部に装着し、スペーサ及び電極体を外装体内に封止した。
5.5.試験方法
作製した全固体電池に対してヒートサイクル試験を行った。具体的には高温側の指定温度を100℃、低温側の指定温度を-20℃として各30分を1サイクルとし、これを2000サイクル繰り返す。高低温気層入れ替え型の恒温槽に作成した全固体電池を入れ10分程度で指定の温度に層内を到達させ、全固体電池の温度が少なくとも5分以上指定温度になるように試験をする。
5.6.結果
試験の結果、比較例で図15のように作製時に外装体の角部に皺が発生し、ヒートサイクル試験において300サイクルで外装体に亀裂が生じた。これに対して実施例では図16のように皺の発生はなく、ヒートサイクル試験において2000サイクル経過しても亀裂の発生はなかった。
10 全固体電池
11 外装体
14 電極体
15 スペーサ
17 突起

Claims (4)

  1. 平面視で四角形である電極体を外装体に収容した電池であって、
    前記外装体はその外周端部の少なくとも3辺に接合部を有し、
    前記電極体の角部と前記外装体の内面との間にスペーサが配置されており、
    前記スペーサは前記外装体の前記接合部に向けて延びる突起を有する、
    電池。
  2. 前記突起は先端に向かうにつれて細くなるように構成されている、請求項1に記載の電池。
  3. 前記突起は前記接合部に向けて前記電極体の厚さ方向に傾斜する面を有する請求項1又は2に記載の電池。
  4. 前記突起は凹面を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の電池。
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