JP2023099920A - ロータリ乾燥炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥対象物を乾燥させる簡便なロータリ乾燥炉を提供する。【解決手段】連設可能な炉分体11を少なくとも1つ有する炉体1と、該炉体を回転可能に収納する架体2と、前記炉体の下流側に設けられ、炉内に上流側に向って熱風を流通させる熱風発生機5と、前記炉体の上流側に設けられ、前記炉体の上流端から乾燥対象物を投入する乾燥対象物投入装置3と、前記炉体を回転させる駆動部4,28,31を有し、前記炉分体は、矩形平板状の炉壁要素を前記炉分体の断面が偶数多角形となる様に周方向に連結して構成され、前記炉分体の内部は仕切板要素によって軸心方向に沿って2分され、該仕切板要素は平板と、該平板の表裏に、所定ピッチで設けられた送り板とを有し、該送り板は、前記炉分体の回転で前記乾燥対象物を下流側に移動させる様、前記炉分体の軸心に対して傾斜して設けられた。【選択図】図1

Description

本発明は、食品残渣、食品加工工場から廃棄される食品廃棄物を乾燥させるロータリ乾燥炉に関するものである。
従来、食品残渣、食品加工工場から廃棄される食品廃棄物は、処分場に搬送され、乾燥され、肥料等への再利用、焼却等の処理が成されていた。
一方、食品廃棄物は、水分を多く含み輸送コストが蒿む。或は、生ものが多く腐敗し易く、悪臭を発する等、保管することも難しい等の問題があった。
特許第5391492号公報 特開2012-117681号公報
本発明は、乾燥対象物を乾燥させる簡便なロータリ乾燥炉を提供するものである。
本発明は、連設可能な炉分体を少なくとも1つ有する炉体と、該炉体を回転可能に収納する架体と、前記炉体の下流側に設けられ、炉内に上流側に向って熱風を流通させる熱風発生機と、前記炉体の上流側に設けられ、前記炉体の上流端から乾燥対象物を投入する乾燥対象物投入装置と、前記炉体を回転させる駆動部を有し、前記炉分体は、矩形平板状の炉壁要素を前記炉分体の断面が偶数多角形となる様に周方向に連結して構成され、前記炉分体の内部は仕切板要素によって軸心方向に沿って2分され、該仕切板要素は平板と、該平板の表裏に、所定ピッチで設けられた送り板とを有し、該送り板は、前記炉分体の回転で前記乾燥対象物を下流側に移動させる様、前記炉分体の軸心に対して傾斜して設けられたロータリ乾燥炉に係るものである。
又本発明は、熱交換器を更に具備し、前記熱風発生機は前記熱交換器を介して吸引した外気を加熱し、送風し、炉体の上流端から排出される排気ガスは排気ダクトにより前記熱交換器に導かれ、該熱交換器で前記外気と熱交換した後放出される様構成されたロータリ乾燥炉に係るものである。
更に又本発明は、前記熱風発生機は、排出シュートを介して前記炉体に設けられ、該排出シュートは排出口にダンパを有し、前記乾燥対象物投入装置は、乾燥対象物を貯溜するホッパと、該ホッパから乾燥対象物を切出し、前記炉体の上流端に吐出するスクリューコンベアとを有し、前記ダンパは前記炉体の回転が停止又は前記スクリューコンベアが停止の状態で閉となる様構成されたロータリ乾燥炉に係るものである。
本発明によれば、連設可能な炉分体を少なくとも1つ有する炉体と、該炉体を回転可能に収納する架体と、前記炉体の下流側に設けられ、炉内に上流側に向って熱風を流通させる熱風発生機と、前記炉体の上流側に設けられ、前記炉体の上流端から乾燥対象物を投入する乾燥対象物投入装置と、前記炉体を回転させる駆動部を有し、前記炉分体は、矩形平板状の炉壁要素を前記炉分体の断面が偶数多角形となる様に周方向に連結して構成され、前記炉分体の内部は仕切板要素によって軸心方向に沿って2分され、該仕切板要素は平板と、該平板の表裏に、所定ピッチで設けられた送り板とを有し、該送り板は、前記炉分体の回転で前記乾燥対象物を下流側に移動させる様、前記炉分体の軸心に対して傾斜して設けられたので、簡単な構造の炉体とすることができ、製作が容易で製作コストの低減が図れ、又炉分体を所望数連設可能であるので、要求される処理能力に容易に対応することができる等の優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係るロータリ乾燥炉の概略図である。 該ロータリ乾燥炉の炉体及び該炉体を支持する炉体支持フレームの側面図である。 前記炉体の断面図である。 炉分体の側面図である。 炉分体を構成する炉壁要素の概略斜視図である。 (A)は炉壁要素間の連結部の説明図であり、(B)は炉壁要素間の他の連結部の説明図である。 仕切板要素の平面図である。 仕切板要素の側面図である。 (A)は仕切板要素が連設されて構成された仕切板の平面図であり、(B)は同前裏面図である。 炉体、乾燥室と乾燥対象物との関連を示す説明図である。 (A)(B)(C)(D)(E)(F)は、それぞれ炉体が回転した場合の乾燥対象物の挙動を示す説明図である。 本発明の他の実施例に係るロータリ乾燥炉の概略図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1は、本実施例に係るロータリ乾燥炉の概略構成図を示している。
図1中、1は中空筒状の炉体、2は該炉体1を回転可能に収納する架体、3は前記炉体1内に乾燥対象物を投入する乾燥対象物投入装置、4は前記炉体1を回転させるモータ、5は前記炉体1の下流端に設けられ、前記炉体1内に熱風を送風する熱風発生機、6は排気ガスから廃熱を回収する熱交換器、7は前記炉体1の下流端と前記熱風発生機5との間に設けられた排出シュート、8は炉体1内の温度管理、前記炉体1の回転速度の制御等を実行する制御装置を示している。
前記炉体1が前記モータ4によって定速で回転されている状態で、前記乾燥対象物投入装置3により前記炉体1の上流端に乾燥対象物としての食品廃棄物が投入される。前記炉体1の回転によって、食品廃棄物は下流側に移動する。
前記熱風発生機5はヒータ等の熱発生源と送風機を有し、前記熱交換器6を介して外気を吸引し、該熱交換器6で外気を昇温させ、熱発生源により加熱し、熱風を発生し、熱風を前記炉体1内部の下流端から上流端に向って流通させる様に送風する。尚、熱風の温度としては、前記食品廃棄物が乾燥した時に発火しない温度、例えば、100゜C程度とされる。
熱風は炉体1の内部を上流に向って流動し、上流端から排気ガスとして排出され、ダクト等により前記熱交換器6に導かれる。該熱交換器6で排気ガスと外気とが熱交換され、所定の温度に低下した排ガスがロータリ乾燥炉外に放出される。
食品廃棄物は前記炉体1内を下流側に移動する過程で、熱風により加熱され、乾燥され前記排出シュート7より炉外に排出される。
次に、図2~図4を参照して前記炉体1について説明する。
該炉体1は、同一構造の複数の炉分体11から成り、該炉分体11を同一軸心上に連設することで前記炉体1が構成される。
尚、炉体1、炉分体11を構成する材料としては、炉内温度が100゜C程度と低いので、一般的な鉄系の材料を使用することができる。
連設する炉分体11の数は、要求される食品廃棄物の量に応じて選択される。図1に示す実施例では、4の炉分体11が連設されている。
該炉分体11は、炉壁12と該炉壁12の両端に前記炉分体11と同心に設けられた端板13,14を有する。
前記炉壁12の断面は偶数の多角形であり、本実施例では8角形の場合を示している。尚、偶数多角形は、正多角形であってもよく、或は正多角形でなくともよい。但し、多角形はその中心を通過する直交2軸に関して対称であることが必要である。
多角形の各辺は同一構造の矩形平板状の炉壁要素15で構成されている。該炉壁要素15は図5に見られる様に、その基本構造は金属製の平板を折曲げ、或は平板同士を溶接したものとなっている。尚、前記炉壁要素15は、強度を補充する為、適宜補強材を設けてもよい。
前記炉壁要素15を多角形の各辺に配設し、該炉壁要素15同士を円周方向に連結することで、前記炉壁12が構成されるが、前記炉壁要素15同士の連結は、気密が保たれる構造とする。例えば、図6(A)に示される様に、前記炉壁要素15の側縁片15bと平板15aとの角度αを(180゜-頂角/2)とし、前記炉壁要素15間が密着する様にする。更に、前記炉壁要素15間にシール部材を挾設してもよい。
又、図6(B)に示される様に、前記角度αを90゜とし、前記炉壁要素15間に生じる隙間に連結部材16を設け、前記炉壁要素15を前記連結部材16を介して連結してもよい。尚、連結部材16は炉壁要素15同士を連結できればよく、構造、形状は限定されない。又、前記連結部材16を用いる場合、該連結部材16の形状を変更するだけで、同一構造の炉壁要素15により、断面が6角形、8角形、10角形等の断面の炉分体11に構成することができる。
前記端板13,14は共にリング形状で、外側形状は円であり、内側形状は、炉分体11内部の空間の断面と同形状、或は略同形状となっている。
前記端板13は前記端板14より大径となっている。前記端板13,14にはそれぞれ前記炉壁要素15の端面が固着される。前記端板13,14は、前記炉壁12の形状を維持すると共に、前記炉分体11の強度部材となっている。又、大径の前記端板13は後述する様に回転板として機能する。
又、前記端板13,14は前記炉分体11同士を連結する場合の、結合部材として機能し、端板同士がボルト等の固着具により固着され、前記炉分体11同士が一体化される。又、前記端板13は、後述する様に、前記炉体1を回転自在に支持する為の回転リングとして機能する。
更に、前記炉分体11の内部を2分する(図3の状態では上下に2分する)様に、仕切板要素17が設けられる。
図7、図8を参照して前記仕切板要素17を説明する。
該仕切板要素17は、偶数多角形の対角線に沿って設けられてもよく、或は偶数多角形の対辺間に掛渡る様に設けられてもよい。本実施例では、前記仕切板要素17が対辺間に設けられている。
前記仕切板要素17は、前記炉分体11を連設して前記炉体1を構成した場合、前記仕切板要素17も同様に連設され、仕切板18(図9(A)、図9(B)参照)を構成する。該仕切板18は前記炉体1内部を軸心方向に沿って2分し、2分された各空間は乾燥室19,19を形成する。図3で示される状態では、前記仕切板18は炉内を上下に2分する。
前記仕切板要素17は、平板21と送り板22を含み、該送り板22は前記平板21の表裏2面に、それぞれ前記炉分体11の軸心方向に所定ピッチで設けられている。
前記送り板22は、断面L字形状であり、前記平板21にボルト締め、溶接付け等により固着される。前記送り板22を前記平板21に固着した状態では、帯状の平板が前記平板21に垂直に立設された状態となる。尚、前記送り板22は断面I字形状で、前記平板21に溶接付けしてもよい。前記送り板22の、形状、取付け方法は限定されるものではない。
前記送り板22間のピッチは、乾燥対象物の想定される粒径より大きく、例えば略2倍以上に設定される。前記送り板22の高さも、乾燥対象物の想定される粒径より大きく、例えば略2倍以上に設定される。
又、前記送り板22は、前記炉分体11の軸心Oに対して所定角度β傾斜して設けられる。該送り板22の傾斜方向は、前記送り板22が前記炉分体11と一体に回転する時、前記送り板22が水平から垂直方向に立上がる過程で、前記送り板22が下流側に向って下り傾斜となる様にする。図7を参照すれば、前記仕切板要素17が水平の状態とし、該仕切板要素17は図中、右側から左側に向って右螺子の方向に回転する。
前記角度βとしては、65゜~80゜程度とする。本実施例ではβ=73゜としている。
上記した様に、前記炉体1は、同一構造の複数の炉分体11を同一軸心上に連設することで構成され、前記炉体1は前記架体2に回転可能に収納されている。
図2に示される様に、該架体2は炉体支持フレーム24を含んでいる。
該炉体支持フレーム24の上流端と下流端にそれぞれ横ビーム25が設けられ、各横ビーム25に左右一対のローラ26,26が回転自在に設けられている。
該ローラ26は溝付ローラとなっており、該ローラ26の溝に前記端板13が嵌り、溝によって該端板13の軸心方向の動きが規制される様になっている。前記炉体1は、前記ローラ26を介して前記炉体支持フレーム24に回転可能に支持され、更に前記炉体1の軸心方向も動きも前記ローラ26によって規制される様になっている。
又、上流側の前記端板13には該端板13と同径、又は略同径のリングギア27(図1参照)が、前記炉体1と同心に固着されている。前記炉体支持フレーム24には前記リングギア27と対向する位置にギア28が設けられている。該ギア28はシャフト29に固着され、該シャフト29はギア列31を介して前記モータ4に連結されている。
前記炉体1は、前記モータ4により前記ギア列31、前記シャフト29、前記ギア28を介して回転される。前記モータ4、前記ギア列31、前記ギア28等は、前記炉体1を回転させる駆動部を構成する。
尚、前記リングギア27と前記ギア28とは直接噛合させてもよく、或はチェーンを介して連結してもよい。或は、前記リングギア27、前記ギア28を摩擦車とし、摩擦駆動で前記炉体1を回転させてもよい。
前記炉体1は、複数の炉分体11から構成され、更に該炉分体11の主たる構成は複数の炉壁要素15、1つの仕切板要素17であり、前記炉体1は簡単な構成を有する。
以下、前記ロータリ乾燥炉の作用について説明する。
前記乾燥対象物投入装置3に乾燥対象物としての食品廃棄物を投入する。
食品廃棄物の種類、状態から、前記炉体1内に投入される単位時間当りの量(体積又は重量)、熱風温度、熱風の風量、前記炉体1の回転速度等の稼働条件を前記制御装置8に設定する。
該制御装置8は設定された稼働条件に基づき、前記熱風発生機5から送風される熱風の温度、流量を制御し、前記乾燥対象物投入装置3からの投入量を制御し、前記モータ4による炉体1の回転速度を制御する。
前記熱風発生機5からの熱風は、前記仕切板18によって2分された炉内にそれぞれ送風され、炉内を通って上流端より排気ガスとして排出され、ダクト(図示せず)を経て前記熱交換器6へ至る。
該熱交換器6で、前記熱風発生機5が吸引する外気と前記排気ガスとが熱交換され、外気は昇温され、排気ガスは所定温度迄冷却され、大気に放出される。
前記乾燥対象物投入装置3から投入された食品廃棄物は、前記炉体1の回転、特に前記仕切板18の回転により各乾燥室19,19に均等に配分される。
又、食品廃棄物が前記乾燥室19,19に均等に配分されることで、食品廃棄物と熱風との接触面積が増大し、乾燥効率が向上する。
前記乾燥室19に於ける食品廃棄物の挙動について図10、図11を参照して説明する。
前記炉体1が図10中、例えば時計方向に回転するとし、図10中の下側の食品廃棄物33について説明する。尚、説明を容易にする為、炉体の断面を円形とし、上側の食品廃棄物については図示を省略している。
図11(A)の状態から、前記炉体1が図中時計方向に90゜回転すると、回転途中では食品廃棄物33は炉内面に沿って移動するが、前記仕切板18によって移動が遮られ、前記仕切板18が垂直になった状態では、食品廃棄物33は乾燥室19の下側に溜る(図11(B))。
更に回転し、前記仕切板18が水平になる迄、食品廃棄物33の状態は略変らず、前記仕切板18の左端に留まった状態が維持される(図11(C))。
更に回転し、前記仕切板18が傾斜すると、前記食品廃棄物33に作用する重力により、前記食品廃棄物33は前記仕切板18に沿って下方に移動する(図11(D))。
前記仕切板18に沿って前記食品廃棄物33が移動する過程で、該食品廃棄物33には前記送り板22により、下流側への推力を受ける(図7参照)。
下流側への推力は、前記仕切板18が垂直を超える迄、前記食品廃棄物33に作用し、全体として前記乾燥室19内の食品廃棄物33は、下流側に向って移動する。
前記仕切板18が垂直になった状態では前記食品廃棄物33は直立した前記乾燥室19下部に溜り(図11(E))、更に前記炉体1が回転すると前記食品廃棄物33は前記仕切板18から離反し、水平状態の前記乾燥室19の下部に溜る(図11(F)、図11(A))。
而して、各乾燥室19に存在する食品廃棄物33は、前記炉体1の1回転毎に、下流側に向って移動される。
又、食品廃棄物33は前記送り板22による移動と、前記仕切板18の反転により撹拌される。又、前記仕切板18が、食品廃棄物33の内壁に沿った移動を妨げることから、前記炉体1の回転により、前記食品廃棄物33は前記乾燥室19内で確実に上下反転される。
前記食品廃棄物33が、前記乾燥室19内を移動中、前記炉体1の回転により撹拌され、反転を繰返すことで、前記食品廃棄物33は熱風により均一に加熱される。従って、前記食品廃棄物33を効率よく乾燥させることができる。
上述した様に、前記仕切板18は、前記炉体1の炉内を2つの乾燥室19,19に区分すると共に投入された食品廃棄物を2つの乾燥室19,19に均等に分配し、食品廃棄物を下方に移動させ、更に食品廃棄物を撹拌する機能を有する。
乾燥された食品廃棄物33は、前記排出シュート7より炉外に排出される。
炉体1を簡単な構造とすることができ、前記食品廃棄物33を簡便に乾燥させることができる。従って、ロータリ乾燥炉の設備コストを低く抑えられ、食品廃棄物の輸送コストの低減、或は、食品廃棄物の保管を容易とすることができる。
尚、上記実施例に於いて、前記炉体1を下流側に向って下り傾斜となる様に、支持してもよい。又、排気ガスの温度が低くなる場合は、前記熱交換器6を省略し、炉体1からそのまま外気に放出してもよい。
図12に於いて他の実施例について説明する。尚、図12中、図1中で記したものと同等のものには同符号を付しその説明を省略する。
他の実施例では、3の炉分体11を連設した場合を示している。尚、該炉分体11を回転可能に支持する構造、該炉分体11を回転駆動する構造は、上記実施例と同様であるので図示を省略している。
図12中、35は排気ダクトを示している。
該排気ダクト35の上流端は前記炉体1の上流端に連結され、下流端は前記熱交換器6に接続されている。
前記排気ダクト35の前記炉体1の上流端と接合する面には、接合リング36が設けられ、該接合リング36が前記炉体1の上流端の端板13に接合する様になっており、該端板13と前記接合リング36間にはシール材が設けられ、該端板13と前記接合リング36との間はシールされていると共に、前記端板13は前記接合リング36に対して回転可能になっている。
前記炉体1の上流側に設けられる乾燥対象物投入装置3は、食品廃棄物を貯溜するホッパ37、スクリューコンベア38を有する。該スクリューコンベア38は、前記炉体1と同心に設けられ、前記排気ダクト35の上流端部、前記接合リング36、前記端板13を貫通し、先端が前記炉体1内部に開口している。前記スクリューコンベア38は前記ホッパ37から食品廃棄物を切出し、搬送し、先端から食品廃棄物を前記炉体1内部に吐出する。図12中、39は前記スクリューコンベア38を駆動する為のモータである。
前記炉体1の内部と前記排気ダクト35の内部とは、前記スクリューコンベア38の周囲に形成されるリング状の空間を介して連通されている。
前記炉体1の下流端には排出シュート7が設けられ、該排出シュート7の前記炉体1の下流端の端板13に接合する面には接合リング41が設けられ、前記端板13と前記接合リング41との間にはシール材が設けられている。該端板13は、前記接合リング41に対して回転可能であると共に該端板13と前記接合リング41との間はシールされている。
前記炉体1の内部と前記排出シュート7の内部とは前記端板13、前記接合リング41の中空部を介して連通されている。
前記仕切板18の下流端は、前記排出シュート7の内部迄突出しており、前記仕切板18で送られて来た食品廃棄物が、前記排出シュート7の内部に確実に落下する様になっている。又、前記排出シュート7の排出口7aにはダンパ42が設けられ、該ダンパ42よって前記排出口7aが開閉される様になっている。
前記ダンパ42は、前記炉体1が回転していない状態、又は前記スクリューコンベア38が駆動していない状態では、前記排出口7aを閉塞し、前記炉体1が回転している状態、又は前記スクリューコンベア38が駆動している時には前記排出口7aを開放する。或は、前記排出シュート7に乾燥した食品廃棄物が所定量溜った時に、前記排出口7aを開放する様にしてもよい。
前記熱風発生機5は、吸気口40を介して外気を前記熱交換器6に吸引し、更に該熱交換器6から昇温された外気をダクト40aを介して取込む。前記熱風発生機5は外気を所定温度迄加熱し、前記排出シュート7を介して熱風を前記炉体1内に送風する。
送風された熱風は、前記炉体1内部を流通し、前記排気ダクト35の上流端に流入し、該排気ダクト35を流通し、前記熱交換器6を通過して排気口35aより炉外に排出される。
該熱交換器6は、排気ガスと外気との間で熱交換し、排気ガスの廃熱を回収してロータリ乾燥炉の熱効率を向上させる。尚、前記熱交換器6としては、特許文献2に示される熱交換器を使用することができる。
尚、上記実施例に於いて、乾燥対象物を食品廃棄物として説明したが、乾燥対象物は水分を含む木くず等であってもよい。
本実施例に於いて、炉体1は主に、同一構造の炉分体11で構成されており、又炉分体11同士は連設可能であることから、炉体1を1つの炉分体11から所要数の炉分体11で構成することができる。従って、要求される食品廃棄物の処理量に対応させた炉体1を容易に製作することができる。更に、前記炉分体11を標準化ユニットとすることで、短納期での製作が可能であると共に製作コストの低減が図れる。
更に、炉分体11を構成するものは、同一構造の炉壁要素15であり、前記炉分体11の製作は、基本的に前記炉壁要素15により多角形を形成する様に連結する作業となり、前記炉分体11の製作は容易となる。更に、前記炉壁要素15を共通部品とすることで、部品単価が低減し、又部品の管理が容易となる。
更に又、前記炉壁要素15、仕切板要素17は平面によって構成されるので、前記炉壁要素15、前記仕切板要素17を製作する場合に曲面の加工が無く、加工が単純であり製作コストを抑えられる。
又、前記炉分体11は、平板状の炉壁要素15を連結した多角形であるので、連結する数によって、前記炉分体11の断面形状を6角形、8角形、10角形等任意に選択することができる。更に、連結する前記炉壁要素15の数に対応して、前記炉分体11は大径化するので、同一部品の炉壁要素15によって要求される種々の規模の炉分体11の製作が可能となる。
如上の様に、本実施例に係るロータリ乾燥炉は、簡単な構成で製作でき、更に、要求される処理量に対応したロータリ乾燥炉を、共通の部品、共通のユニットにより容易に製作することができる。
1 炉体
3 乾燥対象物投入装置
4 モータ
5 熱風発生機
6 熱交換器
7 排出シュート
8 制御装置
11 炉分体
13 端板
15 炉壁要素
17 仕切板要素
18 仕切板
19 乾燥室
21 平板
22 送り板
24 炉体支持フレーム
26 ローラ
27 リングギア
28 ギア
29 シャフト
33 食品廃棄物
35 排気ダクト
37 ホッパ
38 スクリューコンベア
42 ダンパ

Claims (3)

  1. 連設可能な炉分体を少なくとも1つ有する炉体と、該炉体を回転可能に収納する架体と、前記炉体の下流側に設けられ、炉内に上流側に向って熱風を流通させる熱風発生機と、前記炉体の上流側に設けられ、前記炉体の上流端から乾燥対象物を投入する乾燥対象物投入装置と、前記炉体を回転させる駆動部を有し、前記炉分体は、矩形平板状の炉壁要素を前記炉分体の断面が偶数多角形となる様に周方向に連結して構成され、前記炉分体の内部は仕切板要素によって軸心方向に沿って2分され、該仕切板要素は平板と、該平板の表裏に、所定ピッチで設けられた送り板とを有し、該送り板は、前記炉分体の回転で前記乾燥対象物を下流側に移動させる様、前記炉分体の軸心に対して傾斜して設けられたロータリ乾燥炉。
  2. 熱交換器を更に具備し、前記熱風発生機は前記熱交換器を介して吸引した外気を加熱し、送風し、炉体の上流端から排出される排気ガスは排気ダクトにより前記熱交換器に導かれ、該熱交換器で前記外気と熱交換した後放出される様構成された請求項1に記載のロータリ乾燥炉。
  3. 前記熱風発生機は、排出シュートを介して前記炉体に設けられ、該排出シュートは排出口にダンパを有し、前記乾燥対象物投入装置は、乾燥対象物を貯溜するホッパと、該ホッパから乾燥対象物を切出し、前記炉体の上流端に吐出するスクリューコンベアとを有し、前記ダンパは前記炉体の回転が停止又は前記スクリューコンベアが停止の状態で閉となる様構成された請求項1に記載のロータリ乾燥炉。
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