JP2023095518A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】変動演出に関する演出内容の設定等の変更が容易で、且つ演出を行うタイミングを選択できることにより、遊技者に与える期待感を高めながら、楽しませる弾球遊技機を提供すること。【解決手段】演出カスタマイズ画面が表示されて(S750:yes)、一発告知ON処理(S755)がされると、一発告知タイミングとして変動開始、リーチ成立時、SPリーチ発展時、SP終盤時のいずれかからタイミングを遊技者が設定する。【選択図】 図39

Description

本発明は遊技機、特に演出表示部にて変動演出を行い、遊技者に有利な特定遊技状態への移行に対する期待感を高める遊技機に関するものである。
従来、遊技機であるパチンコ機(弾球遊技機)は、遊技球を遊技盤の遊技領域へ向けて発射し、始動口への遊技球の入球を契機に、「大当り」となるか否かの当否判定が行われ、判定の結果が「大当り」であれば、賞球の獲得に有利な大当り遊技に移行するものが主流である。また、この種のパチンコ機は、当否判定に伴い、特別図柄が変動し、確定表示することで当否判定の結果を報知すると共に、特別図柄の変動中に、大当りの期待感を高める変動演出が行われる。 そして従来のパチンコ機は、多彩な変動演出を行うことにより遊技者の期待感を高めるようにしている。
更に従来のパチンコ機では、遊技者が任意に変動演出等の演出内容の設定を変更できるもの(特許文献1)や、遊技者が任意に演出モードを変更できるもの(特許文献2)が提案されている。これらは、遊技者に自分の嗜好に合う演出を選択させ、変動演出を飽きさせることなく遊技を楽しませるようにしている。
特開2017-148234号公報 特開2006-174956号公報
本発明は、演出内容の設定等の変更が遊技者にとって容易で、好みの演出をどのタイミングで行うかを選択することにより遊技者の期待感を高めつつ遊技を楽しませる遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
請求項1の発明は、始動条件の成立後、開始条件の成立に基づいて識別情報の変動表示を行い、該変動表示にて特定表示結果が表示されると遊技者にとって有利な特定遊技状態へ移行可能な遊技機であって、 前記変動表示に対応して変動演出を行う構成で、 遊技者が操作可能な操作手段と、該操作手段の操作に基づいて前記変動演出の演出内容を設定変更できる演出変更手段とを備え、 前記演出変更手段は、前記特定表示結果が表示される可能性があることを示唆する特定予告演出の出現率を変更することが可能であるとともに、前記特定予告演出が実行される場合、一変動演出におけるどのタイミングで実行されるかを設定可能とする、 ことを特徴とする。
遊技機は、弾球遊技機、及び遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われる回胴式遊技機(スロット遊技機)を含む。 始動条件は、弾球遊技機の場合、遊技領域に配置された始動口への遊技球の入賞により、当否判定に用いる判定用乱数を取得することを条件とする。一方、回胴式遊技機では、遊技機にメダルを投入し、抽選権を得た状態で始動レバーを操作することを条件とする。
開始条件は、始動条件の成立後に、識別情報の変動表示を開始するための条件である。弾球遊技機では、大当り中でなく、識別情報の変動表示中又は確定表示中でないことを条件とする。一方、回胴式遊技機の場合は、BETされ、リールが回転中でなく、且つ、メダルの払い出し中でないことを条件とする。尚、開始条件は、条件を付加しても、一部の条件を削ってもよい。
遊技者にとって有利な特定遊技状態とは、弾球遊技機では大入賞口を所定の開放態様で複数ラウンドにわたって開放する大当り遊技状態であり、賞球の獲得に有利な遊技状態である。大当り遊技以外にも、始動条件を成立させるための始動口への入賞が容易になる状態や、大当り確率が向上した状態とすることも考えられる。回胴式遊技機では、ボーナス遊技や第1種BB・第2種BB等と呼ばれるものであり、遊技メダルの獲得に有利な遊技状態である。
操作手段は、遊技機の前面側に設けられた操作手段であればよく、演出ボタン、ジョグダイヤル、十字キーなど、遊技者により操作が可能なものであればよい。
演出変更手段は、遊技者が任意に設定可能である演出内容として、当否判定手段による当否判定結果の予告を行う演出などに関する設定が可能である。予告を行う演出は、例えば、可変表示部にて当り態様で識別情報が確定表示されるよりも前の時点で遊技者に当りが発生することを告知する一発告知演出を行うか否かの選択、当否判定よりも前の先読み演出を行うか否かの選択が考えられる。また設定可能な演出内容として、複数の演出モードからいずれかを選択、演出に用いるキャラクタの選択、演出ボタンを操作しなくても自動で操作したことにして演出を行うオートボタンの選択、演出音量や表示画面の輝度調整、演出に用いられる言語の選択などが考えられる。 演出内容の設定は、遊技機が待機状態のときに遊技者による所定のボタン操作に応じて選択画面が表示され、選択画面から遊技者が設定変更を望む各種の演出内容を選択し設定する構成が考えられる。また、所謂、携帯連動サービスを利用することも考えられる。この場合、携帯電話などの携帯通信端末により遊技機に対応して運営されているウェブサイトにアクセスし、携帯通信端末で各種演出内容を選択し、ウェブサイトから発行されるパスワードを介して遊技機に反映されるようにしてもよい。 尚、待機状態とは、遊技者待ちの状態、及び遊技者による遊技中であるが識別情報が変動していない変動待ちの状態などである。待機状態だけでなく変動表示中でも演出内容を変更できる構成も考えられる。待機状態のときとは異なり、変動演出の邪魔にならないように演出表示画面の隅などで、待機状態のときよりも簡易な表示内容で選択画面を表示することが考えられる。 尚、変動演出がリーチ演出中だったり、先読み演出中や大当り遊技中だったりする時は演出や遊技の邪魔にならないように選択画面が表示されないようにしてもよい。
また、演出変更手段は、特定表示結果が表示される可能性があることを示唆する特定予告演出の出現率を変更することが可能であるとともに、特定予告演出が実行される場合、一変動演出におけるどのタイミングで実行されるかと設定可能である。
以上のように、本発明によると、演出内容の設定及び演出モードの変更が容易で、特定の予告を遊技者の任意のタイミングで実行できるため、遊技者の好みに合わせて、演出力や期待感を高めた遊技機を提供することができる。
本発明を適用した遊技機の正面図である。 前記遊技機の遊技盤の正面図である。 前記遊技機の背面図である。 前記遊技機の電気ブロック図である。 前記遊技機の遊技仕様を示す説明図である。 前記遊技機の主制御装置で実行されるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される始動入球確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特図当否判定処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記遊技機において設定可能な演出内容及び演出モードを示す説明図である。 前記遊技機の演出図柄表示装置で表示される第1の演出内容の設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第2の演出内容の設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第3の演出内容の設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第4の演出内容の設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第1の演出モードの設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第2の演出モードの設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される設定された演出内容の表示態様を示す説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される設定された演出モードの表示態様を示す説明図である。 前記遊技機のサブ制御装置で実行されるメニュー画面処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記メニュー画面処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される言語選択処理のフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される音量・輝度調整処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行されるキャラクタ選択処理の制御内容をしますフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行されるオートボタンON処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される演出カスタマイズ処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行されるBGM選択処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される保留デザイン選択処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される演出モード選択画面処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記サブ制御装置で実行される演出モード設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記演出図柄表示装置で表示されるリセット操作に関する表示態様を示す説明図である。 前記サブ制御装置で実行される演出設定初期化処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記演出図柄表示装置で表示される第5の演出内容の設定画面に関する説明図である。 前記演出図柄表示装置で表示される第3の演出内容の設定画面に関する説明図である図19(d)から続く表示例である。 前記演出図柄表示装置で表示される第3の演出内容の設定画面に関する説明図である図19(d)から続く表示例である。
本発明を適用したパチンコ機について説明する。
図1(a)に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造である。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠11(ガラス枠)及び図略の内枠が開閉可能に設けられている。尚、これら前枠11及び前記内枠は、シリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けられている。
前枠11の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ112が配置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向を向上させる。また前枠11には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ113のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けられている。
前枠11の下半部には上皿12と下皿13とが一体に形成されている。下皿13の右側には発射ハンドル14が設けられ、発射ハンドル14が時計回りに操作されることで発射装置が作動して、上皿12から供給された遊技球が遊技盤2に向けて発射される。また上皿12には賞球が払い出される。 下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
また上皿12にはその中央位置に、遊技者が操作可能な操作手段である演出ボタン15と、その外周を囲むように操作手段であるジョグダイヤル16が設置されている。更に上皿12には、演出ボタン15及びジョグダイヤル16の左側に、十字キー19が配置されている。 図1(b)に示すように、十字キー19は、十字キー中央ボタン191、十字キー上ボタン192、十字キー下ボタン193、十字キー左ボタン194及び十字キー右ボタン195の五つの操作ボタンにより構成されている。
パチンコ機1は所謂CR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)CRが隣接されている。これに応じて、パチンコ機1には上皿12の右側に球貸スイッチ171、精算スイッチ172及び精算表示装置173が配置されている。
遊技盤2について説明する。図2に示すように、遊技盤2には外レール201と内レール202とによって囲まれた略円形の遊技領域20が形成されている。遊技領域20には多数の遊技釘が植設されている。 遊技領域20の中央部にはセンターケース200が装着されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体に図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
遊技領域20のセンターケース200の左横位置には、遊技球が通過可能であり、通過時に普通図柄(以下、単に普図という)の抽選が実行される普図作動ゲート22が設けられている。 センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第1特別図柄(以下、第1特図という)の当否判定が実行される第1特図始動口23が設けてある。更にその直下位置にはチューリップ式普通電動役物(以下、単に普電役物という)からなり、入球に起因して第2特別図柄(以下、第2特図という)の当否判定が実行される第2特図始動口24が設置されている。尚、第2特図始動口24は普電役物の開放時にのみ入球(入賞)可能である。普電役物は、前記普図の抽選で当りとなると所定の時間、所定の開放態様で開放する構成である。
第2特図始動口24の直下位置には、特別電動役物の開閉板にて開閉可能に設けられ、大当り遊技に開放される大入賞口25が設置されている。
センターケース200の左側斜め下方位置で、第1特図始動口23乃至大入賞口25の左側位置には複数(四つ)の一般入賞口27が配置されている。また、大入賞口25の直下の盤面最下部にはアウト口203が設けられている。
遊技盤2の右下端部には、外レール201の外部に、第1特図表示装置28A、第2特図表示装置28B、第1特図保留数表示装置281、第2特図保留数表示装置282、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291が設けられている。
図3はパチンコ機1の裏面を示すもので、パチンコ機1の裏面側には、前記遊技盤2を脱着可能に取付ける内枠30が収納されている。内枠30は、前記前枠11と同様に、一方の側縁(図3の右側)の上下位置が前記外枠10にヒンジ結合され開閉可能に設置されている。内枠30には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク31、タンクレール32、払出ユニット33が設けられ、払出ユニット33の中には払出機構が設けられている。この構成により、遊技盤2の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク31からタンクレール32を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出ユニット33により払出球流下通路を通り前記上皿12に払い出される。また、前記賞球を払い出す払出ユニット33は前記球貸スイッチ171の操作に応じて貸球も払い出す構成である。
パチンコ機1の裏面側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。 主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けられている。
また、球タンク31の右側には、外部接続端子板38が配置され、外部接続端子板38により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。尚、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠側(外枠10、前枠11、内枠30から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いられているが、本実施形態では、一つの外部接続端子板38を介して遊技状態や遊技結果を示す信号がホールコンピュータへ送信される。
図4はパチンコ機1の電気的構成を示すもので、遊技進行等の制御を司る主制御装置40を中心に、サブ制御装置として払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43を具備する構成である。主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43においては、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え、これら制御装置はいずれもCPUにより、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号に起因してROMに搭載しているメインルーチン及びサブルーチンからなるプログラムが開始され、各種の制御が実行される。また、主制御装置40には各種の乱を抽出する乱数カウンタ等も備わっている。 発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40は、裏配線中継端子板530及び外部接続端子板38を介して遊技施設のホールコンピュータ500と電気的に接続される。また主制御装置40には、裏配線中継端子板530や遊技盤中継端子板531を介して、前枠11(ガラス枠)及び内枠30が閉鎖しているか否か検出するガラス枠開放スイッチ501(尚、図においてスイッチをスイッチと記す)、内枠開放スイッチ502の検出信号が入力される。更に主制御装置40には、第1特図始動口23への入球を検出する第1特図始動口スイッチ503、第2特図始動口24への入球を検出する第2特図始動口スイッチ504、普図作動ゲート22への入球を検出する普図作動スイッチ505の検出信号が入力される。更にまた主制御装置40には、複数の一般入賞口27への入球を検出する一般入賞口スイッチ506、大入賞口25への入球を検出するカウントスイッチ507等の検出信号が入力される。
また主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成する。そして主制御装置40は、払出制御装置41や、演出中継端子板532を介してサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43へ向けてのコマンドを出力する。また主制御装置40は、図柄表示装置中継端子板533を介して第1特図表示装置28A、第2特図表示装置28B、第1特図保留数表示装置281、第2特図保留数表示装置282、普図表示装置29及び普図保留数表示装置291等の表示制御を行う。
更に主制御装置40は、遊技盤中継端子板531を介して、大入賞口ソレノイド508、普電役物ソレノイド509が接続されている。そして主制御装置40は、大入賞口ソレノイド508を制御して前記特別電動役物の開閉板を作動させて大入賞口25を開放せしめる。また主制御装置40は普電役物ソレノイド509を制御して前記普電役物を作動させて第2特図始動口24の開閉作動せしめる。 主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。 払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して、ガラス枠開放スイッチ501、内枠開放スイッチ502、球タンクが空状態になったことを検出する球切れスイッチ520等の検出信号が入力される。また、払出制御装置41は、遊技球が払出されたことを検出する払出スイッチ522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯スイッチ523等の検出信号が入力される。更に、払出制御装置41は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を駆動させて遊技球を払出させる。
払出制御装置41は、満杯スイッチ523により下皿13が満タンであることを示す信号が入力された場合、及び球切れスイッチ520により球タンクに遊技球が少ない或いは無いことを示す信号が入力されると払出モータ521を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。尚、球切れスイッチ520、満杯スイッチ523は、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置41は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ521の駆動を再開させる。
また、払出制御装置41は、CRユニット端子板535を介してCRユニットCR及び精算表示装置173と双方向通信可能に接続されている。精算表示装置173には、遊技球の貸出しを要求するための球貸スイッチ171、精算を要求するための精算スイッチ172が接続されている。そして、精算表示装置173を介して球貸スイッチ171による貸出要求の操作信号がCRユニットCRに入力されると、CRユニットCRから払出制御装置41に貸出要求がなされ、払出制御装置41は、払出モータ521を作動させ、貸し球を払出す。払出された貸し球は払出スイッチ522に検出され、検出信号は払出制御装置41に入力される。 一方、精算表示装置173を介して精算スイッチ172による精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力されると、精算要求に応じてCRユニットCRが精算を行い、精算表示装置173においてプリペイドカードの残高表示が行われる。プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
また、払出制御装置41は、外部接続端子板38を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ500に送信するほか、発射制御装置44に対して発射停止信号を送信する。
発射制御装置44は、発射を停止する発射停止スイッチ524、発射ハンドル14に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチスイッチ525等の検出信号が入力される。発射制御装置は、払出制御装置41を経て主制御装置40から送られるコマンド(タッチスイッチ525の信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドル14の回動信号及び発射停止スイッチ524の信号に応じて発射モータ526を制御して遊技球の発射及び停止を行う。
サブ統合制御装置42は、演出ボタン15、ジョグダイヤル16、十字キー19を構成する十字キー中央ボタン191、十字キー上ボタン192、十字キー下ボタン193、十字キー左ボタン194及び十字キー右ボタン195と電気的に接続されており、これらの操作信号が入力される。 そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置43は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置21を構成している。演出図柄制御装置43は、サブ統合制御装置42と双方向通信が可能である。そしてサブ統合制御装置42から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置21のLCDパネルの表示を制御する。 尚、本パチンコ機1では、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、別々の装置に分かれているが、一つの装置にまとめる構成にしてもよい。
次にパチンコ機1の動作について説明する。パチンコ機1は、普図作動ゲート22に遊技球が入球すると、普図表示装置29で普図が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普図の態様に応じて、当選であれば普電役物ソレノイド509を駆動させ、第2特図始動口24への入球が可能となる。尚、パチンコ機1では、普電役物の開放時間は、例えば、通常時は0.1秒(1回)、遊技者にとって有利な時短状態(開放延長状態)では2.2秒(1回)である。また、第2特図始動口24は、普電役物が駆動しなければ遊技球が入球不可能な構成である。
常時入球が可能な第1特図始動口23に遊技球が入球すると、第1特図の当否判定に関する複数種類の乱数(数値データ)が抽出され、第1特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第1特図表示装置28Aにおいて第1特図が変動を開始し、所定時間後に停止する。 第2特図始動口24に遊技球が入球すると、第2特図の当否判定に関する複数種類の乱数(数値データ)が抽出され、第2特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第2特図表示装置28Bにおいて第2特図が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
尚、第1特図と第2特図の当否判定は、第1特図始動口23と第2特図始動口24への入球順に関係なく、第2特図の当否判定を優先して実施する。具体的には、第1特図の保留記憶がある場合、第2特図の変動が停止し且つ第2特図の保留記憶が無い状態となってから、第1特図の保留記憶分の当否判定を実施する。
第1特図及び第2特図の変動表示、確定表示は、遊技領域20の隅に小さく表示されるだけであるので、遊技領域20の中央に設けられた演出図柄表示装置21にて第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄等を用いた疑似演出表示を行う。そして、疑似演出表示にて当否判定の結果を遊技者に報知することが行われている。例えば、疑似演出表示では、三つの疑似演出図柄を変動させ、三つの図柄が同一図柄で停止すると大当りとなるように構成されている。疑似演出表示としては二つの図柄が同じ図柄で停止するリーチ演出が実施され、残りの変動中の図柄が同じ図柄で停止する否かで遊技者の期待感を高めることが行われている。
パチンコ機1は、第1特図及び第2特図の確定表示した態様に応じ、大当り(当選)であれば、賞球の獲得増加が期待でき遊技者に有利な大当り遊技(特別遊技)が実行される。大当り遊技は、所定の開放態様にて大入賞口25の開放し、大入賞口25への遊技球の入球が可能となる。尚、大当り遊技として、例えば、所定の開放態様で大入賞口25を開放するラウンド遊技を5ラウンド行う5R通常大当り遊技と、8ラウンド行う8R確変大当り遊技と、10ラウンド行う10R確変大当り遊技とからいずれか一つの遊技が選択される。
パチンコ機1は確率変動機である。具体的には、パチンコ機1による遊技は、大入賞口25を閉鎖した遊技状態と、大入賞口25を開放する大当り遊技状態とに大別される。更に、大入賞口25を閉鎖した遊技状態は、大きく分類して、通常確率状態(通常遊技状態)と、通常遊技状態に比べて遊技者にとって有利(大当りとなる確率が高く、大当りし易い)な高確率遊技状態(以下、確変遊技状態とも記載する)とが存在する。例えば、5R通常大当り遊技が終了した後には通常遊技状態へ移行し、8R確変大当り遊技又は10R確変大当り遊技が終了した後には高確率遊技状態に移行する。
第1特図及び第2特図は、確率変動図柄及び非確率変動図柄とからなり、確変遊技状態は確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常遊技状態、確変遊技状態のうち、いずれの遊技状態でも確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、確変遊技状態に移行する。同様に通常遊技状態のうち、非確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常遊技状態、確変遊技状態のうち、いずれの遊技状態でも非確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、通常遊技状態に移行する。
通常遊技状態に移行後は、規定回数(例えば、100回)だけ第1特図、第2特図及び普図の変動時間が短縮され、かつ普電役物の開放延長機能が作動する時短状態となる。第1特図、第2特図及び普図の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮されると、一定時間内に変動表示が行なわれる回数が増大される。
具体的には、時短状態では、第1及び第2特図の変動時間の短縮とともに、普図表示装置29に表示される普図の時間短縮も行われるが、この普図の変動表示を短縮させることで、一定時間内で多数回、普図の確定表示を行う。従って、一定時間内での普図が当りとなる回数が増大し、これにより第2特図始動口24の開放回数も増大する。また、第2特図始動口24(普電役物)の開放時間が長くなるように設定されている(開放延長機能)ので、多数の遊技球が入賞し易くなる。このように多数の遊技球が入賞し易くなることにより、第2特図の変動表示回数が更に増大されるとともに、第2特図始動口24の入賞で得る賞球により、遊技者の持ち球が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
尚、確変遊技状態では、時短状態と同様に第1特図、第2特図及び普図の変動時間が短縮され、普電役物の開放延長機能が作動する。各種図柄の短縮と普電役物開放延長機能に関わる設定は時短状態と同一であるが、確変遊技状態は時短状態に加えて特図の大当り確率が高くなる(大当りし易い状態)ため、更に遊技者に有利な遊技状態となる。
パチンコ機1は、第1特図始動口23への入球に起因して抽出又は第2特図始動口24への入球に起因して抽出された乱数(数値データ)を、この乱数に基づいて行われる当否判定よりも前に、大当りとなる可能性があるか否かを確認する先読み判定を行う。そして、パチンコ機1は、先読み判定の結果に応じて、演出図柄表示装置21に表示される保留記憶図柄等に、大当りやリーチの可能性があることを示唆する先読み演出を行う。
また、パチンコ機1は、第1特図又は第2特図の図柄変動に伴う疑似演出表示において、例えば、先読み演出を行うか否か、大当りに関する一発告知や予告演出を行うか否かといった複数種類の演出内容の設定、及び変動演出での特別な映像や、音声や、LEDの発光色など演出モードの設定を、遊技者の嗜好に合わせて変更することができるように構成されている。
図5はパチンコ機1の遊技仕様を示す。パチンコ機1は、大当り遊技が発生する当選確率が、第1特図と第2特図とにかかわらず、例えば、低確率遊技状態(通常遊技状態)が「300分の1」に、高確率遊技状態(確変遊技状態)が「30分の1」に設定されている。 第1特図と第2特図とにかかわらず、大当り遊技終了後に確変遊技状態に移行する確変突入率は、「65%」に設定されている。確変遊技状態は次回の大当りが生起するまで継続される。 時短状態が継続される時短回数は、第1特図及び第2特図の当否判定に伴う図柄変動が「100回」に設定される。 次に、賞球について説明する。第1特図始動口23の賞球は、1個の入球につき「3個」に設定されている。第2特図始動口24の賞球は、1個の入球につき「1個」に設定されている。その他の入賞口(例えば、一般入賞口27)の賞球数は1個の入球につき「10個」に設定されている。大入賞口25の賞球は、1個の入球につき「15個」に設定されている。 大当り遊技における大入賞口25の規定入賞数は「10個」に設定されている。 普図の当選確率は、通常遊技状態では「5分の1」に設定され、時短状態では「5分の4」に設定される。 普通電動役物の開放時間は、通常遊技状態では「0.1秒×1回」に設定され、時短状態では「2.2秒×1回」に設定される。
以下、パチンコ機1の作動の詳細を、主制御装置40等で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。 図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(処理S100~処理S110,処理S115)と残余処理(処理S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始される。本処理は先ず、処理S100において最初に正常割り込みか否か判定する。この判定処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否か判定することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行してよいのか否か判定するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。 ここで正常割り込みでないとの否定判定であれば(処理S100:no)、処理S115において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否か判定するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
前記処理S100において正常割り込みとの肯定判定であれば(処理S100:yes)、処理S101の初期値乱数更新処理が実行される。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に「1」を加算するが、この処理を実行する前の乱数が「最大値」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」~「最大値」までの整数を繰り返し昇順に作成する。
続く処理S102の大当り決定用乱数更新処理では、前記初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に「1」を加算するインクリメント処理であり、「最大値」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」~「最大値」までの整数を繰り返し昇順に作成する。尚、大当り決定用乱数の最初の値は、前記初期値乱数更新処理で設定(作成)された値となる。この値が「150」であったとすると、大当り決定用乱数は「150」「151」「152」・・・「最大値」「0」「1」・・・と更新されていく。
尚、大当り決定用乱数の更新が一巡すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする。大当り決定用乱数は、その初期値から「1」を加算していく。そして、再び大当り決定用乱数の更新が一巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行う。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前記の例では大当り決定用乱数が「149」になると一巡であるから、「149」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「149」「87」「88」・・・「最大値」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。
続く処理S103の大当り図柄決定用乱数更新処理は、「0」~「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。 続く処理S104の当り決定用乱数更新処理は、「0」~「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。この当り決定用乱数は普図の抽選に使用し、初期値乱数、大当り決定用乱数、リーチ判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の抽選に用いられる。
処理S105のリーチ判定用乱数更新処理は、「0」~「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。 処理S106の変動パターン決定用乱数更新処理は、「0」~「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続くS107の入賞確認処理では、第1特図始動口23、第2特図始動口24の入球(入賞)確認、普図作動ゲート22の遊技球の通過の確認、一般入賞口27の入球(入賞)確認、及び主制御装置40に接続された各スイッチ類の入力処理等が実行される。
次の処理S108における当否判定処理では、普図及び特図のそれぞれに対応した当否判定や、当否判定に付随する図柄変動や特別遊技処理などの処理を行う。 続く処理S109の各出力処理では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド508等に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記入賞確認処理(処理S107)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を実行する。また、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を実行する。更に、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理等を実行する。
続く処理S110の不正監視処理は、一般入賞口27に対する不正が行われていないか監視する処理である。所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否か判定して、多かった場合には不正と判定され、その旨を報知する処理である。
本処理に続く前記残余処理は、処理S111の初期値乱数更新処理から構成されるが、前記処理S101と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前記処理S100~処理S111までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特図の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が一巡したときの、初期値乱数の値(0~299の300通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか300分の1である。また、前記当り決定用乱数更新処理(処理S104)も残余処理内において実行するよう構成してもよい。
次に、本発明に関わりの深い入賞確認処理(処理S107)、当否判定処理(処理S108)及び各出力処理(処理S109)の一部のサブルーチンについて説明する。 図7に示す「始動入球確認処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される大当り決定用乱数など種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第1特図始動口23、第2特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球に起因して記憶可能な保留記憶数及び第2特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は各4個である。
「特図始動入球確認処理」は、先ず、処理S200において第1特図始動口スイッチ503により第1特図始動口23への入球を検出したか否かを判定する。否定判定であれば(処理S200:no)、処理S205へ移行する。 肯定判定であれば(処理S200:yes)、処理S201において主制御装置40に記憶されている第1特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(処理S201:yes)、処理S205へ移行する。
前記処理S201において否定判定であれば(処理S201:no)、処理S202において、第1特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出する。抽出された各種の乱数を主制御装置40の所定の記憶領域に記憶する。更に所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶として主制御装置40の保留記憶領域に記憶する。尚、第1特図の保留記憶数が「0」であっても、第1特図始動口23に遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。
続いて処理S203の第1特図の先読み判定処理を実行する。本先読み判定処理は、大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、前記所定の記憶領域に記憶された大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数などが特定の数値であるか確認する。例えば、特定の数値として、大当りと判定される数値、スーパーリーチやリーチと判定される数値等であるか否か、更に大当りの場合は確変大当りであるか否か、ラウンド数の多い大当りであるか否かなどが確認される。また本処理では第1特図の先読み判定の判定結果を示す先読みコマンドがサブ統合制御装置42へ送信される。その後、処理S204において保留記憶数を示す保留記憶カウンタを加算し、加算した第1特図の保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。 尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。無論、判定内容にかかわらず、サブ統合制御装置42に毎回先読みコマンドを送信する構成でもよい。先読みコマンドに応じて、サブ統合制御装置42では、演出図柄表示装置21の保留記憶図柄等に、大当りやリーチの可能性があることを示唆する先読み演出を行う。
続く処理S205において、第2特図始動口スイッチ504により第2特図始動口24への入球を検出したか否か判定する。否定判定であれば(処理S205:no)、主制御装置40のメインルーチンへリターンし、本処理を終了する。 肯定判定であれば(処理S205:yes)、処理S206において主制御装置40に記憶されている第2特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(処理S206:yes)、リターンする。
前記処理S206において否定判定であれば(処理S206:no)、処理S207において、第2特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出する。抽出された各種の乱数を主制御装置40の所定の記憶領域に記憶する。更に所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶として主制御装置40の保留記憶領域に記憶する。尚、第2特図の保留記憶が「0」であっても、第2特図始動口24に遊技球が入球したとき抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に記憶される。
続いて処理S208において第2特図の先読み判定処理を実行する。本先読み判定処理は、大当りとなるか否かの当否判定が行われる前に、前記所定の記憶領域に記憶された大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数などが特定の数値であるか確認する。例えば、特定の数値として、大当りと判定される数値、スーパーリーチやリーチと判定される数値等であるか否か、更に大当りの場合は確変大当りであるか否か、ラウンド数の多い大当りであるか否かなどが確認される。また本処理では第2特図の先読み判定の判定結果を示す先読みコマンドがサブ統合制御装置42へ送信される。その後、処理S209において保留記憶数を示す保留記憶カウンタを加算し、加算した第1特図の保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42に送信する。 尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。
本「始動入球確認処理」では、保留記憶の数が満杯でなければ、抽出された乱数を予め設定された所定の記憶領域に記憶し、その後、所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶領域に記憶する構成である。これに限らず、保留記憶の数が満杯でなければ、抽出された乱数を、所定の記憶領域と保留記憶領域とにそれぞれ記憶するようにしてもよい。更に、第1特図始動口23又は第2特図始動口24への入球に起因して乱数が抽出されると、抽出された乱数を所定の記憶領域に記憶する。そして保留記憶の数が満杯であるか否か確認し、満杯でなければ、所定の記憶領域に記憶された乱数を保留記憶領域に記憶するようにしてもよい。この場合、保留記憶の数が満杯であれば、所定の記憶領域に記憶した乱数を消去する。 本「特図始動入球確認処理」では、先読み判定処理は、所定の記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するが、これに限らず、保留記憶領域に記憶された乱数を先読み判定するようにしてもよい。
図8乃至図11は「特図当否判定処理」のフローチャートを示す。この処理において第1特図の当否判定と第2特図の当否判定は個別に実行され、且つ第2特図の保留記憶があるときは第2特図の当否判定が優先して実行される。尚、第1特図と第2特図の当否判定はほぼ同じ処理であり、以下の説明では、必要があれば両者を区別するが、それ以外は第1特図及び第2特図を区別せずに単に「特図」とする。
図8に示すように「特図当否判定処理」は、先ず、処理S300において特別電動役物の未作動を確認して大当り遊技中でないか否か判定する。否定判定であれば(処理S300:no)、「特別遊技処理」に移行する(図9参照)。 肯定判定であれば(処理S300:yes)、処理S301において第1特図又は第2特図が変動停止中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S301:yes)、処理S302において第1特図又は第2特図の確定図柄が未表示中であるか否か判定する。
前記処理S302において肯定判定であれば(処理S302:yes)、処理S303において第2特図の保留記憶があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S303:yes)、処理S304において第2特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により第2特図の保留記憶のうちで最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
前記処理S303において否定判定であれば(処理S303:no)、処理S305において第1特図の保留記憶があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S305:yes)、処理S306において第1特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により第1特図の保留記憶のうちで最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。 尚、待機状態とは、遊技者待ちの状態、及び遊技球が発射されている遊技中であるが特図が変動していない変動待ちの状態である。待機コマンドに応じて、サブ統合制御装置42は、演出図柄表示装置21にデモ表示画面又は図柄待機画面を表示する。
前記処理S304又は前記処理S306に続いて、図9に示す処理S310において、確変フラグを確認して現在の遊技状態が特図の確変遊技状態であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S310:yes)、処理S311において確変時の当否判定用テーブルと当否判定の対象となる保留記憶の大当り用乱数とを対比して判定を行う。 前記処理S310において否定判定であれば(処理S310:no)、処理S312において通常確率の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して判定を行う。
続いて処理S313において、前記処理S311又は前記処理S312の当否判定が大当りか否かの判定を行う(特許請求の範囲に記載の当否判定手段に相当する)。 肯定判定であれば(処理S313:yes)、処理S314において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。 続いて処理S315において前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。
変動パターンの決定後、処理S316において大当り設定処理を行う。この処理では、前記決定された大当り図柄に基づき、例えば、前記10R確変大当り遊技とするか、前記8R確変大当り遊技とするか、前記5R通常大当り遊技とするかといった大当り遊技の内容、大当り遊技終了後の確変遊技への移行や時短への移行、演出図柄表示装置21で実行される大当り遊技の大当り開始演出の時間の設定、大当り終了演出の時間等の設定がなされる。
前記処理S313において否定判定であれば(処理S313:no)、ハズレであるので、処理S317において特図のハズレ図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。次に処理S318において外れ設定処理を行う。
前記処理S316又は前記処理S318の後、処理S319において当否判定実行後の保留記憶の情報(例えば当否判定実行後の保留記憶の減少を示す情報など)をサブ統合制御装置42に送信する処理を行う。 続く処理S320において第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。尚、構成によっては変動時間の終了を指示するための図柄確定コマンドを送ってもよい。但し、変動パターンなどで予め変動時間は指定されているため必須のものではない。
図8に示した前記処理S301において否定判定であれば(処理S301:no)、図10に示すように、処理S330において図柄の変動時間が経過したか否かを確認する。否定判定であれば(処理S330:no)、「特別遊技処理」へ移行する。 肯定判定であれば(処理S330:yes)、処理S331の確定図柄表示処理において、第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の変動表示を終了させる制御を行う。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
図8に示した前記処理S302において否定判定であれば(処理S302:no)、図11の処理S340に移行して、確定図柄表示時間が経過(終了)したか否か判定する。否定判定であれば(処理S340:no)、「特別遊技処理」へ移行する。 一方、肯定判定であれば(処理S340:yes)、処理S341の確定図柄表示終了の処理により第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
続く処理S342において特図の図柄が大当りになる組み合わせであるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S342:yes)、処理S343において確変遊技状態を示す確変フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S343:no)、処理S345へ移行する。 肯定判定であれば(処理S343:yes)、処理S344において確変フラグを「0」にリセットする。 続いて処理S345において時短状態を示す時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S345:no)、処理S347へ移行する。 肯定判定であれば(処理S345:yes)、処理S346において時短フラグを「0」にリセットする。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での確変状態及び時短状態に関する遊技状態を通常状態にリセットする。
続いて処理S347において条件装置の作動を開始させる。条件装置は特図の当否判定が大当りとなり大当り図柄が確定表示されることにより作動して大当り遊技の開始条件を成立させるもので、且つ、大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置である。更に処理S348において役物連続作動装置の作動を開始させるとともに、処理S349において大当り開始演出処理を行い、「特別遊技処理」へ移行する。また、この処理により、サブ統合制御装置42へ向けて大当り遊技開始コマンドが送信される。
前記処理S342において否定判定であれば(処理S342:no)、処理S350において時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S350:no)、処理S353へ移行する。 肯定判定であれば(処理S350:yes)、処理S351において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S351:no)、処理S353へ移行する。 肯定判定であれば(処理S351:yes)、前記処理S352において時短フラグを「0」にリセットする。 続く処理S353の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
図12に示す「特別遊技処理」は、先ず、処理S400において前記役物連続作動装置が作動中か否か判定する。否定判定であれば(処理S400:no)、主制御装置40のメインルーチンへリターンし、本処理を終了する。肯定判定であれば(処理S400:yes)、処理S401において大入賞口25が開放中か否か判定する。 前記処理S401にて否定判定であれば(処理S401:no)、処理S402において大当り遊技のインターバル中か否か判定する。否定判定であれば(処理S402:no)、処理S403において処理で特図大当り終了演出中か否か判定する。否定判定であれば(処理S403:no)、処理S404において大当り開始演出時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S404:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S404:yes)、処理S405において大入賞口開放処理で第1ラウンドの大入賞口25を開放してリターンする。
前記処理S401にて肯定判定であれば(処理S401:yes)、図13に示すように、大入賞口25に10個の入賞があったか否か(規定入賞数)の判定(処理S410)、又は大入賞口25の開放時間が終了したか否か判定して(処理S411)、いずれか肯定判定であれば(処理S410又は処理S411:yes)、処理S412において大入賞口25を閉鎖する。続いて処理S413の大当りインターバル処理を実行して、リターンする。前記処理S410及び処理S411において肯定判定であれば(処理S410及び処理S411:no)、リターンする。
図12に示した前記処理S402にて肯定判定であれば(処理S402:yes)、図14に示すように、処理S420において大当りインターバル時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S420:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S420:yes)、処理S421において最終ラウンド(例えば、5Rの大当り遊技であれば第5ラウンド、8Rの大当り遊技であれば第8ラウンド、10Rの大当り遊技であれば第10ラウンド)であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S421:yes)、処理S422の大当り終了演出の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。 一方、前記処理S421において否定判定であれば(処理S421:no)、処理S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
図12に示した前記処理S403において肯定判定であれば(処理S403:yes)、図15に示すように、処理S430において大当り終了演出時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S430:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S430:yes)、処理S431において役物連続作動装置の作動停止を実行し、続いて処理S432において条件装置の作動停止を実行する。
続く、処理S433において前記大当り図柄に応じて大当り遊技終了後に確変とする設定があるか否か判定する。否定判定であれば(処理S433:no)、処理S435へ移行する。 肯定判定であれば(処理S433:yes)、処理S434において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確変遊技状態が付与される。
次に処理S435では前記大当り図柄に応じて大当り遊技終了後に時短とする設定があるか否か判定する。否定判定であれば(処理S435:no)、処理S438へ移行する。 肯定判定であれば(処理S435:yes)、処理S436において時短状態の繰り返し回数(100回)を設定し、続いて処理S437において時短フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。その後、処理S438では、特図の大当り終了コマンド送信の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
次にパチンコ機1の疑似演出表示における演出内容の設定変更及び演出モードの設定変更について説明する。 図16はパチンコ機1において、遊技者が設定変更可能な演出内容及び演出モードを示す。パチンコ機1では、遊技者は、演出内容として、言語選択、音量・輝度調整、推しキャラクタ選択、オートボタンON、先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UP、予告B出現率UP、BGM選択、及び保留図柄デザイン選択の設定変更を行うことができる。 言語選択は、遊技説明や所定の演出などで用いられる言語を、複数の言語から選べる。 音量調整は、疑似演出表示時のBGMや効果音といった音量の調整を行う。輝度調整は、疑似演出表示の表示画面の明るさ、他の装飾ランプ類、LED類の明るさの調整を行う。 推しキャラクタ選択は、遊技説明や所定の演出などで表示されるキャラクタを、複数のキャラクタから選べる。選択しないときは遊技説明や所定の演出などで表示されるキャラクタが無作為に変更されるが、選択することにより好みのキャラクタに固定することができる。 オートボタンONは、これを選択することにより、例えば、疑似演出表示で遊技者に演出ボタン15等の操作を促す操作演出が行われた場合に、演出ボタン15を操作しなくても所定時間経過後に操作されたと見做して操作演出が進行する。 先読みOFFは、これを選択することにより先読み演出が行われない。 一発告知ONは、変動中の第1特図又は第2特図の判定結果が大当りであるときに、変動中の図柄が確定表示される前に大当りとなることを告知するものである。そして、一発告知ONはこれを選択することにより一発告知の実行を許可する、又は一発告知の行われる確率を高くする。 予告A出現率UPは、これを選択することにより、例えば、疑似演出表示中に大当りの可能性を示す画像を一時的に所定時間表示するカットイン予告(予告A)の行われる確率を高くする。 予告B出現率UPは、これを選択することにより、例えば、疑似演出表示中に大当りの可能性を示すセリフ画像を一時的に所定時間表示するセリフ予告(予告B)の行われる確率を高くする。 BGM選択は、疑似演出表示時のBGMの選択を行う。 保留図柄デザイン選択は、保留記憶図柄のデザインや表示位置を選択する。保留図柄デザインは、保留記憶図柄のデザインのみでもよいし、保留記憶図柄が表示される領域全体のデザインにおよぶものでもよい。また、予告演出(特に先読み演出の保留変化予告など)時の演出内容(登場するキャラクタ、変化した際の図柄のデザイン)のデザインを含むものでもよく、遊技者は好みのデザインを選択することができる。
パチンコ機1では、遊技者は、演出モードとして、演出モードA、演出モードB、演出モードC、及び演出モードDの設定変更を行うことができる。 演出モードAは、例えば、カットイン予告(予告A)が表示可能な演出モードである。 演出モードBは、例えば、セリフ予告(予告B)が表示可能な演出モードである。 演出モードCは、例えば、一発告知が行われない演出モードである。 演出モードDは、例えば、先読み演出がメインに行われる演出モードである。
パチンコ機1では、疑似演出表示における演出内容の設定は待機状態において設定可能である。一方、演出モードの設定は、待機状態以外の第1特図又は第2特図の変動中(疑似演出表示中)や大当り遊技中において設定可能である(無論、待機状態でも設定可能にしてもよい)。そのため、演出内容の設定は、演出モードの設定よりも早い時点で行われることとなる。しかしながら、先読みOFFの設定と演出モードDの選択、一発告知ONの設定と演出モードCの選択、予告A出現率UPの設定と演出モードBの選択、予告B出現率UPの設定と演出モードAの選択は機能が相反することとなる。そこで、パチンコ機1では、先読みOFFの設定時には演出モードDの選択を不可能にし、一発告知ONの設定時には演出モードCの選択を不可能にし、予告A出現率UPの設定時には演出モードBの選択を不可能にし、予告B出現率UPの設定時には演出モードAの選択を不可能にしている。
図17乃至図20を用いて、遊技者が疑似演出表示における演出内容の設定を行う手順について説明する。先ず、遊技者は、パチンコ機1が待機状態のときに演出ボタン15を押圧操作することにより演出図柄表示装置21に「メニュー画面」を表示させる。尚、待機状態とは、第1特図又は第2特図が変動していない状態、第1特図又は第2特図の保留記憶が無い状態、又は大当り遊技でない状態である。
図17(a)に示すように、パチンコ機1が待機状態において演出図柄表示装置21に表示される待機画面700は、例えば、パチンコ機1の名称と、パチンコ1のキャラクタの熊の達吉800と、メニュー画面への移行操作を示す操作説明文701、及び第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄810が表示される。 遊技者により操作説明文701に応じて演出ボタン15が操作されると、メニュー画面710に切り替えられる。
図17(b)に示すように、メニュー画面710では、遊技者が設定可能な複数種類の演出内容を示す演出内容選択肢711が表示される。演出内容選択肢711は、「言語選択:日本語、中国語、英語」、「音量・輝度調整」、「キャラクタ選択」、「オートボタンON」、「演出カスタマイズ」、「BGM選択」、「保留図柄デザイン選択」といった7種類の選択肢からなる。尚、メニュー画面710は、演出内容選択肢711が何も選ばれていない状態で演出ボタン15を操作することにより解除することができる。
遊技者は、メニュー画面710において、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して選択を確定する。 遊技者により「言語選択:日本語、中国語、英語」が選択されると、図17(c)に示すように、演出図柄表示装置21に言語選択画面720が表示される。言語選択画面720では、遊技者が設定できる複数種類の言語を示す言語選択肢721が表示される。遊技者は、言語選択肢721の「日本語」、「中国語」、「英語」といった3種類の選択肢から何れかの言語を選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るものではない。言語の選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によるカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して選択を確定する。
図18(a)に示すように、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「音量・輝度調整」が選択されると、図18(b)に示すように、演出図柄表示装置21に音量・輝度調整画面730が表示される。音量・輝度調整画面730では、音量調整表示部731と輝度調整表示部732とが表示される。遊技者は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193により音量調整表示部731又は輝度調整表示部732を選ぶ。そして、十字キー19の十字キー左ボタン194又は十字キー右ボタン195により音量又は輝度のUP操作、DOWN操作を行い、十字キー中央ボタン191を操作して音量・輝度を確定する。尚、音量調整表示部731及び輝度調整表示部732において、十字キー左ボタン194又は十字キー右ボタン195の操作に応じてレベル表示が変化して音量又は輝度のレベルを示す。
図18(c)に示すように、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「キャラクタ選択」が選択されると、図18(d)に示すように、演出図柄表示装置21にキャラクタ選択画面740が表示される。キャラクタ選択画面740では、遊技者が設定できる複数種類のキャラクタを示すキャラクタ選択肢741が表示される。遊技者は、キャラクタ選択肢741の「キャラクタA」、「キャラクタB」、「キャラクタC」といった3種類の選択肢から何れかのキャラクタを選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るものではない。キャラクタの選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して選択を確定する。
図19(a)に示すように、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「オートボタンON」が選択されると、図19(b)に示すように、演出図柄表示装置21にオートボタンON設定画面750が表示される。遊技者は、オートボタンON設定画面750において、十字キー19の十字キー左ボタン194又は十字キー右ボタン195により「YES(設定する)」又は「NO(設定しない)」の選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して設定を確定する。
図19(c)に示すように、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「演出カスタマイズ」が選択されると、図19(d)に示すように、演出図柄表示装置21に演出カスタマイズ画面760が表示される。演出カスタマイズ画面760では、先読みOFFの設定、一発告知ONの設定、予告A出現率UPの設定、及び予告B出現率UPの設定の各種設定が可能な設定部761が表示される。遊技者は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193により先読みOFFの設定、一発告知ONの設定、予告A出現率UPの設定、又は予告B出現率UPの設定を選び、十字キー19の十字キー左ボタン194又は十字キー右ボタン195により各種設定毎に「○(設定する)」又は「×(設定しない)」の選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して設定を確定する。 尚、先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UPの設定は重複して設定できる。また、先読みOFF、一発告知ON、予告B出現率UPの設定も重複して設定できる。
図20(a)に示すように、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「BGM選択」が選択されると、図20(b)に示すように、演出図柄表示装置21にBGM選択画面770が表示される。BGM選択画面770では、遊技者が設定できる複数種類のBGMを示すBGM選択肢771が表示される、遊技者は、BGM選択肢771の「BGMA」、「BGMB」、「BGMC」といった3種類の選択肢から何れかのBGMを選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るものではない。BGMの選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して選択を確定する。
図20(c)に示すように、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「保留図柄デザイン選択」が選択されると、図20(d)に示すように、演出図柄表示装置21に保留図柄デザイン選択画面780が表示される。保留図柄デザイン選択画面780では、遊技者が設定できる複数種類の保留図柄デザインを示す保留図柄デザイン選択肢781が表示される。遊技者は保留図柄デザイン選択肢781の「保留図柄デザインA」、「保留図柄デザインB」、「保留図柄デザインC」といった3種類の選択肢から何れかの保留図柄デザインを選択することができる。尚、選択肢は一つの例であって、これらに限るものではない。保留図柄デザインの選択は、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して選択を確定する。
図21及び図22を用いて、遊技者が疑似演出表示における演出モードの設定を行う手順について説明する。先ず、遊技者は、パチンコ機1が待機状態以外のときに演出ボタン15を操作することにより演出図柄表示装置21に「演出モード選択画面」を表示させる。尚、待機状態以外のときとは、第1特図又は第2特図が変動中の状態、第1特図又は第2特図の保留記憶が有る状態、又は大当り遊技状態である。図形は第1特図又は第2特図が変動中における演出モードの設定に関するものである。
図21(a)に示すように、パチンコ機1が待機状態以外の第1特図又は第2特図が変動中において演出図柄表示装置21に表示される疑似演出表示は、例えば、表示画面の上部右側にキャラクタの熊の達吉800が表示され、中央部に大きく3桁の疑似演出図柄810が表示される。また表示画面の下端部には、丸印により第1特図及び第2特図の保留記憶数を示す保留記憶図柄820が表示される。 疑似演出表示に、遊技者により演出ボタン15が操作されると、演出モード選択画面790に切り替えられる。
図21(b)に示すように、演出モード選択画面790では、遊技者が設定可能な複数種類の演出内容を示す演出モード第1選択肢791が表示される。演出モード選択画面790で表示される演出モード選択肢は、演出内容において先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UP、予告B出現率UPが設定されている場合と、選択されていない場合とで選択可能な選択肢が異なる。演出モード第1選択肢791は、先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UP及び予告B出現率UPが設定されていないときの演出モードの選択肢である。演出モード第1選択肢791は、全ての演出モードから何れかを選択可能であり、選択肢が「演出モードA」、「演出モードB」、「演出モードC」、「演出モードD」といった4種類からなる。
遊技者は、演出モード選択画面790において、十字キー19の十字キー上ボタン192又は十字キー下ボタン193によりカーソルを上下に移動させて選択肢を選び、十字キー中央ボタン191を操作して選択を確定する。 尚、演出モード選択画面790は、演出モード選択画面790が何も選ばれていない状態で演出ボタン15を操作することにより解除することができる。 遊技者により「演出モードB」が選択、設定されると、図21(c)に示すように、演出図柄表示装置21の表示画面が第1特図又は第2特図の変動に伴う疑似演出表示に戻る。そして、表示画面の下端右部に、次回からの第1特図又は第2特図の変動に伴う疑似演出表示の演出モードが変更されることを示す演出モード説明文830が表示される。尚、図例では、演出モードBが選択され、次回から猫モードに変更されることを示すが、当該変動から演出モードを変更してもよい。
図22(a)は演出内容において先読みOFFが設定されている場合の演出モード選択画面790の演出モード第2選択肢792を示す。この場合、先読みOFFの設定と演出モードDの選択とは機能が相反するので、演出モード第2選択肢792は、選択肢が「演出モードA」、「演出モードB」、「演出モードC」の3種類で、「演出モードD」を除外している。
図22(b)は演出内容において一発告知ONが設定されている場合の演出モード選択画面790の演出モード第3選択肢793を示す。この場合、一発告知ONの設定と演出モードCの選択とは機能が相反するので、演出モード第3選択肢793は、選択肢が「演出モードA」、「演出モードB」、「演出モードD」の3種類で、「演出モードC」を除外している。 図22(c)は演出内容において予告A出現率UPが設定されている場合の演出モード選択画面790の演出モード第4選択肢794を示す。この場合、予告A出現率UPの設定と演出モードBの選択とは機能が相反するので、演出モード第4選択肢794は、選択肢が「演出モードA」、「演出モードC」、「演出モードD」の3種類で、「演出モードB」を除外している。 図22(d)は演出内容において予告B出現率UPが設定されている場合の演出モード選択画面790の演出モード第5選択肢795を示す。この場合、予告B出現率UPの設定と演出モードAの選択とは機能が相反するので、演出モード第5選択肢795は、選択肢が「演出モードB」、「演出モードC」、「演出モードD」の3種類で、「演出モードA」を除外している。
尚、演出モードの設定は、図例の第1特図又は第2特図の変動中に限らず大当り遊技中に行うことができる。この場合、演出モード選択画面及び演出モード選択肢は、大当り遊技演出と共に表示される。
パチンコ機1は、先読みOFFの機能が設定されている場合、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、先読みOFFの機能が設定されていることを示すことが望ましい。例えば、図23(a)に示すように、疑似演出表示が行われている演出図柄表示装置21の表示画面の上端部左側の位置に先読みOFF画像841を表示することが望ましい。
また、一発告知ONの機能が設定されている場合、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、一発告知ONの機能が設定されていることを示すことが望ましい。例えば、図23(b)に示すように、演出図柄表示装置21の表示画面の上端部左側の位置に一発告知ON画像842を表示することが望ましい。更に、変動中の第1特図又は第2特図の当否判定の結果が大当りであれば、第1特図又は第2特図が確定表示される前に、例えば、一発告知のみで用いられる特定キャラクタ801を表示して大当りとなることを示すことが望ましい。
パチンコ機1は、予告A出現率UPの機能が設定されている場合、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、大当りの可能性を示すカットイン画像を一時的に所定時間表示する確率を高くする。図23(c)に示すように、カットイン画像は、例えば、第1特図又は第2特図が確定表示される前に、これまでの疑似演出表示で用いられていたキャラクタとは異なる予告キャラクタA802を表示する。更に、大当りの可能性を示す「チャンス」といった文字表示851を表示することが望ましい。
またパチンコ機1は、予告B出現率UPの機能が設定されている場合、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、大当りの可能性を示すセリフ画像を一時的に所定時間表示する確率を高くする。図23(d)に示すように、セリフ画像860は、例えば、第1特図又は第2特図が確定表示される前に、予告キャラクタB803、及び大当りの可能性を示すキャラクタB803のセリフ表示861を表示することが望ましい。
パチンコ機1は、図24(a)に示すように、演出モードAが設定されている場合、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、演出モードAのキャラクタである熊の達吉800を表示する。尚、パチンコ機1では演出モードAが初期設定のモードにされており、後述の「演出設定初期化処理」によるリセット後や、電源復帰後等には演出モードAとなる。 演出モードBが設定されている場合、図24(b)に示すように、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、演出モードBのキャラクタである猫の又吉804を表示する。 演出モードCが設定されている場合、図24(c)に示すように、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、空手家a805と空手家b806との格闘映像を表示する。 演出モードDが設定されている場合、図24(d)に示すように、第1特図又は第2特図の変動中の疑似演出表示において、空手家a805とボクサー807との格闘映像を表示する。
次に、疑似演出表示における演出内容の設定変更及び演出モードの設定変更に関連して、パチンコ機1のサブ統合制御装置42で実行されるプログラム処理について説明する。 図25に示す「メニュー画面処理」は、遊技者が演出内容の設定変更を行う際に、変更したい項目の選択、設定変更を行う処理である。この処理では、先ず、処理S500において演出図柄表示装置21にメニュー画面710(図17(b))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S500:yes)、処理S504へ移行する。 否定判定であれば(処理S500:no)、処理S501においてパチンコ機1が待機状態であるか否か判定する。
前記処理S501において否定判定であれば(処理S501:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する(図26参照)。 肯定判定であれば(処理S501:yes)、処理S502において遊技者による演出ボタン15の操作があるか否か判定する。否定判定であれば(処理S502:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S502:yes)、処理S503においてメニュー画面710を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21にメニュー画面710が表示される。
次に、処理S504において、メニュー画面710の演出内容選択肢711から「言語選択:日本語、中国語、英語」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S504:no)、処理S506へ移行する。 肯定判定であれば(処理S504:yes)、処理S505において後述の「言語選択処理」にて言語の設定を行う。
次に、処理S506において、演出内容選択肢711から「音量・輝度調整」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S506:no)、処理S508へ移行する。 肯定判定であれば(処理S506:yes)、処理S507において後述の「音量・輝度調整処理」にて音量・輝度の調整を行う。
次に、処理S508において、演出内容選択肢711から「キャラクタ選択」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S508:no)、処理S510へ移行する。 肯定判定であれば(処理S508:yes)、処理S509において後述の「キャラクタ選択処理」にてキャラクタの選択を行う。
次に、処理S510において、演出内容選択肢711から「オートボタンON」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S510:no)、処理S512へ移行する。 肯定判定であれば(処理S510:yes)、処理S511において後述の「オートボタンON処理」にてオートボタンONの設定を行う。
次に、処理S512において、演出内容選択肢711から「演出カスタマイズ」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S512:no)、処理S520(図26参照)へ移行する。 肯定判定であれば(処理S512:yes)、処理S513において後述の「演出カスタマイズ処理」にて先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UP、予告B出現率UPの設定を行う。 このように、待機状態である場合はカスタマイズが可能になるが、変動状態でもカスタマイズを可能にしてもよい。このことにより、遊技者は遊技中にもカスタマイズが可能であり、わざわざ待機状態にする必要がなく、遊技しながら自分好みに調整していくことができる。
図26に示すように、処理S520において、演出内容選択肢711から「BGM選択」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S520:no)、処理S522へ移行する。 肯定判定であれば(処理S520:yes)、処理S521において後述の「BGM選択処理」にてBGMの選択を行う。
次に、処理S522において、演出内容選択肢711から「保留図柄デザイン選択」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S522:no)、処理S524へ移行する。 肯定判定であれば(処理S522:yes)、処理S523において後述の「保留デザイン選択処理」にて保留図柄デザインの選択を行う。
次に、処理S524においてメニュー画面710の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S524:yes)、処理S526へ移行する。 否定判定であれば(処理S524:no)、処理S525においてメニュー画面710が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S525:no)、リターンする。
前記処理S524又は処理S525において肯定判定であれば(処理S524又は処理S525:yes)、処理S526においてメニュー画面710の表示を終了し、続く処理S527において待機画面700(図17(a))を表示する。その後、リターンする。 このように、メニュー画面710は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過により待機画面700に戻すようにしたが、更にメニュー画面710の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
図27に示すように、「言語選択処理」は、先ず、処理S550において演出図柄表示装置21に言語選択画面720(図17(c))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S550:yes)、処理S552へ移行する。 否定判定であれば(処理S550:no)、処理S551において言語選択画面720を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に言語選択画面720が表示される。
次に、処理S552において言語選択画面720の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S552:yes)、処理S554へ移行する。 否定判定であれば(処理S552:no)、処理S553において言語選択画面720が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。
前記処理S552又は処理S553において肯定判定であれば(処理S552又は処理S553:yes)、処理S554において言語選択画面720の表示を終了し、続く処理S555においてメニュー画面710(図17(b))を表示する。 このように、言語選択画面720は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更に言語選択画面720の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
前記処理S553において否定判定であれば(処理S553:no)、処理S556において言語選択画面720の言語選択肢721から日本語が選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S556:yes)、処理S557において言語として日本語を設定する処理を行う。設定した後、前記処理S554及び前記処理S555を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S556において否定判定であれば(処理S556:no)、処理S558において言語選択肢721から中国語が選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S558:yes)、処理S559において言語として中国語を設定する処理を行う。設定した後、前記処理S554及び前記処理S555を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S558において否定判定であれば(処理S558:no)、処理S560において言語選択肢721から英語が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S560:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S560:yes)、処理S561において言語として英語を設定する処理を行う。設定した後、前記処理S554及び前記処理S555を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
図28に示すように、「音量・輝度調整処理」は、先ず、処理S600において演出図柄表示装置21に音量・輝度調整画面730(図18(b))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S600:yes)、処理S602へ移行する。 否定判定であれば(処理S600:no)、処理S601において音量・輝度調整画面730を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に音量・輝度調整画面730が表示される。
次に処理S602では、音量・輝度調整画面730において音量調整表示部731が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S602:no)、処理S607へ移行する。 肯定判定であれば(処理S602:yes)、処理S603において十字キー右ボタン195により音量のUP操作が行われたか否か判定する。否定判定であれば(処理S603:no)、処理S605へ移行する。 前記処理S603において肯定判定であれば(処理S603:yes)、処理S604において音量を上げる制御を行う。
次に、処理S605において十字キー左ボタン194により音量のDOWN操作が行われたか否か判定する。否定判定であれば(処理S605:no)、処理S607へ移行する。 肯定判定であれば(処理S605:yes)、処理S606において音量を下げる制御を行う。
続く処理S607において音量・輝度調整画面730から輝度調整表示部732が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S607:no)、処理S612へ移行する。 肯定判定であれば(処理S607:yes)、処理S608において十字キー右ボタン195により輝度のUP操作が行われたか否か判定する。否定判定であれば(処理S608:no)、処理S610へ移行する。 前記処理S608において肯定判定であれば(処理S608:yes)、処理S609において輝度を上げる制御を行う。
次に、処理S610において十字キー左ボタン194により輝度のDOWN操作が行われたか否か判定する。否定判定であれば(処理S610:no)、処理S612へ移行する。 肯定判定であれば(処理S610:yes)、処理S611において輝度を下げる制御を行う。
次に、処理S612において音量・輝度調整画面730の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S612:yes)、処理S614へ移行する。 否定判定であれば(処理S612:no)、処理S613において音量・輝度調整画面730が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S613:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
前記処理S612又は処理S613において肯定判定であれば(処理S612又は処理S613:yes)、処理S614において音量・輝度調整画面730の表示を終了し、続く処理S615においてメニュー画面710を表示する。その後、リターンする。 このように、音量・輝度調整画面730は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更に音量・輝度調整画面730の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
図29に示すように、「キャラクタ選択処理」は、先ず、処理S650において演出図柄表示装置21にキャラクタ選択画面740(図18(d))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S650:yes)、処理S652へ移行する。 否定判定であれば(処理S650:no)、処理S651においてキャラクタ選択画面740を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21にキャラクタ選択画面740が表示される。
次に、処理S652においてキャラクタ選択画面740の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S652:yes)、処理S654へ移行する。 否定判定であれば(処理S652:no)、処理S653においてキャラクタ選択画面740が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。
前記処理S652又は処理S653において肯定判定であれば(処理S652又は処理S653:yes)、処理S654においてキャラクタ選択画面740の表示を終了し、続く処理S655においてメニュー画面710を表示する。その後、リターンする。 このように、キャラクタ選択画面740は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更にキャラクタ選択画面740の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻るようにしてもよい。
前記処理S653において否定判定であれば(処理S653:no)、処理S656においてキャラクタ選択画面740のキャラクタ選択肢741からキャラクタAが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S656:yes)、処理S657においてキャラクタAを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S654及び前記処理S655を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S656において否定判定であれば(処理S656:no)、処理S658においてキャラクタ選択肢741からキャラクタBが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S658:yes)、処理S659においてキャラクタBを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S654及び前記処理S655を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S658において否定判定であれば(処理S658:no)、処理S660においてキャラクタ選択肢741からキャラクタCが選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S660:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S660:yes)、処理S661においてキャラクタCを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S654及び前記処理S655を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
図30に示すように、「オートボタンON処理」は、先ず、処理S700において演出図柄表示装置21にオートボタンON設定画面750(図19(b))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S700:yes)、処理S702へ移行する。 否定判定であれば(処理S700:no)、処理S701においてオートボタンON設定画面750を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21にオートボタンON設定画面750が表示される。
次に処理S702では、オートボタンON設定画面750において「YES(設定する)」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S702:no)、処理S704へ移行する。 肯定判定であれば(処理S702:yes)、処理S703においてオートボタンONの機能を設定する制御を行う。
続く処理S704においてオートボタンON設定画面750から「NO(設定しない)」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S704:no)、処理S706へ移行する。 肯定判定であれば(処理S704:yes)、処理S705においてオートボタンONの機能を設定しない制御を行う。
次に、処理S706においてオートボタンON設定画面750の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S706:yes)、処理S708へ移行する。 否定判定であれば(処理S706:no)、処理S707においてオートボタンON設定画面750が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S707:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
前記処理S706又は処理S707において肯定判定であれば(処理S706又は処理S707:yes)、処理S708においてオートボタンON設定画面750の表示を終了し、続く処理S709においてメニュー画面710を表示する。その後、リターンする。 このように、オートボタンON設定画面750は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更にオートボタンON設定画面750の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
図31に示すように、「演出カスタマイズ処理」は、先ず、処理S750において演出図柄表示装置21に演出カスタマイズ画面760(図19(d))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S750:yes)、処理S752へ移行する。 否定判定であれば(処理S750:no)、処理S751において演出カスタマイズ画面760を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に演出カスタマイズ画面760が表示される。
次に処理S752では、演出カスタマイズ画面760において設定部761の先読みOFFの項目で「○(設定する)」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S752:no)、処理S754へ移行する。 肯定判定であれば(処理S752:yes)、処理S753において先読みOFFを設定する制御を行う。
次に処理S754では、演出カスタマイズ画面760において設定部761の一発告知ONの項目で「○(設定する)」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S754:no)、処理S756へ移行する。 肯定判定であれば(処理S754:yes)、処理S755において一発告知ONを設定する制御を行う。
次に処理S756では、演出カスタマイズ画面760において設定部761の予告A出現率UPの項目で「○(設定する)」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S756:no)、処理S758へ移行する。 肯定判定であれば(処理S756:yes)、処理S757において予告A出現率UPを設定する制御を行う。
次に処理S758では、演出カスタマイズ画面760において設定部761の予告B出現率UPの項目で「○(設定する)」が選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S758:no)、処理S760へ移行する。 肯定判定であれば(処理S758:yes)、処理S759において予告B出現率UPを設定する制御を行う。
次に、処理S760において演出カスタマイズ画面760の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S760:yes)、処理S762へ移行する。 否定判定であれば(処理S760:no)、処理S761において演出カスタマイズ画面760が表示されてから所定の表示時間は経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S761:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンリターンして本処理を終了する。
前記処理S760又は処理S761において肯定判定であれば(処理S760又は処理S761:yes)、処理S762において演出カスタマイズ画面760の表示を終了し、続く処理S763においてメニュー画面710を表示する。その後、リターンする。 このように、演出カスタマイズ画面760は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更に演出カスタマイズ画面760の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
図32に示すように、「BGM選択処理」は、先ず、処理S800において演出図柄表示装置21にBGM選択画面770(図20(b))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S800:yes)、処理S802へ移行する。 否定判定であれば(処理S800:no)、処理S801においてBGM選択画面770を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21にBGM選択画面770が表示される。
次に、処理S802においてBGM選択画面770の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S802:yes)、処理S804へ移行する。 否定判定であれば(処理S802:no)、処理S803においてBGM選択画面770が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。
前記処理S802又は処理S803において肯定判定であれば(処理S802又は処理S803:yes)、処理S804においてBGM選択画面770の表示を終了し、続く処理S805においてメニュー画面710を表示する。その後、リターンする。 このように、BGM選択画面770は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更にBGM選択画面770の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
前記処理S803において否定判定であれば(処理S803:no)、処理S806においてBGM選択画面770のBGM選択肢771からBGAが選択されたか否かを判定する。肯定判定であれば(処理S806:yes)、処理S807においてBGMAを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S804及び前記処理S805を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S806において否定判定であれば(処理S806:no)、処理S808においてBGM選択肢771からBGMBが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S808:yes)、処理S809においてBGMBを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S804及び前記処理S805を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S808において否定判定であれば(処理S808:no)、処理S810においてBGM選択肢771からBGMCが選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S810:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S810:yes)、処理S811においてBGMCを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S804及び前記処理S805を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
図33に示すように、「保留デザイン選択処理」は、先ず、処理S850において演出図柄表示装置21に保留図柄デザイン選択画面780(図20(d))が表示中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S850:yes)、処理S852へ移行する。 否定判定であれば(処理S850:no)、処理S851において保留図柄デザイン選択画面780を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に保留図柄デザイン選択画面780が表示される。
次に、処理S852において保留図柄デザイン選択画面780の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S852:yes)、処理S854へ移行する。 否定判定であれば(処理S852:no)、処理S853において保留図柄デザイン選択画面780が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。
前記処理S852又は処理S853において肯定判定であれば(処理S852又は処理S853:yes)、処理S854において保留図柄デザイン選択画面780の表示を終了し、続く処理S855においてメニュー画面710を表示する。その後、リターンする。 このように、保留図柄デザイン選択画面780は、演出ボタン15の操作又は表示時間の経過によりメニュー画面710に戻すようにしたが、更に保留図柄デザイン選択画面780の表示中に遊技球が発射されると待機画面700に戻すようにしてもよい。
前記処理S853において否定判定であれば(処理S853:no)、処理S856において保留図柄デザイン選択画面780の保留図柄デザイン選択肢781から保留図柄デザインAが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S856:yes)、処理S857において保留図柄デザインAを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S854及び前記処理S855を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S856において否定判定であれば(処理S856:no)、処理S858において保留図柄デザイン選択肢781から保留図柄デザインBが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S858:yes)、処理S859において保留図柄デザインBを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S854及び前記処理S855を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
前記処理S858において否定判定であれば(処理S858:no)、処理S860において保留図柄デザイン選択肢781から保留図柄デザインCが選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S860:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S860:yes)、処理S861において保留図柄デザインCを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S854及び前記処理S855を経てメニュー画面710に戻す。その後、リターンする。
図34に示す「演出モード選択画面処理」は、演出内容である先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UP、予告B出現率UPの機能の設定状況に応じ、設定可能な演出モードを示す選択肢を演出モード第1選択肢791乃至演出モード第5選択肢795のいずれかに変更する処理である。 本処理は、先ず、処理S900においてパチンコ機1が待機状態以外であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S900:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
肯定判定であれば(処理S900:yes)、処理S901において、演出モード選択画面790(図21(b))を表示せしめて演出モードの選択を行うために演出ボタン15が操作されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S901:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S901:yes)、処理S902において先読みOFFが設定されているか否か判定する。肯定判定であれば(処理S902:yes)、処理S903において演出モード選択画面790の選択肢として演出モード第2選択肢792(図22(a))を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に演出モード第2選択肢792からなる演出モード選択画面790が表示される。その後、リターンする。
前記処理S902において否定判定であれば(処理S902:no)、処理S904において一発告知ONが設定されているか否か判定する。肯定判定であれば(処理S904:yes)、処理S905において演出モード選択画面790の選択肢として演出モード第3選択肢793(図22(b))を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に演出モード第3選択肢793からなる演出モードを選択画面790が表示させる。その後、リターンする。
前記処理S904において否定判定であれば(処理S904:no)、処理S906において予告A出現率UPが設定されているか否か判定する。肯定判定であれば(処理S906:yes)、処理S907において演出モード選択画面790の選択肢として演出モード第4選択肢794(図22(c))を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に演出モード第4選択肢794からなる演出モード選択画面790が表示される。その後、リターンする。
前記処理S906において否定判定であれば(処理S906:no)、処理S908において予告B出現率UPが設定されているか否か判定する。肯定判定であれば(処理S908:yes)、処理S909において演出モード選択画面790の選択肢として演出モード第5選択肢795(図22(d))を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に演出モード第5選択肢795からなる演出モード選択画面790が表示される。その後、リターンする。
前記処理S908において否定判定であれば(処理S908:no)、先読みOFF、一発告知ON、予告A出現率UP、予告B出現率UPの何れも設定されていないので、処理S910において演出モード選択画面790の選択肢として演出モード第1選択肢791(図21(b))を表示する処理を行う。この処理により、サブ統合制御装置42から演出図柄制御装置43へコマンドが発せられ、演出図柄制御装置43の制御により演出図柄表示装置21に演出モード第1選択肢791からなる演出モード選択画面790が表示される。その後、リターンする。
図35に示す「演出モード設定処理」は、演出モード選択画面790(図21(b))において遊技者により選択された演出モードを設定する処理である。 本処理は、先ず、処理S950において演出図柄表示装置21に演出モード選択画面790が表示中であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S950:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
次に、処理S951において演出モード選択画面790の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S951:yes)、処理S953へ移行する。 否定判定であれば(処理S951:no)、処理S952において演出モード選択画面790が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。
前記処理S951又は処理S952において肯定判定であれば(処理S951又は処理S952:yes)、処理S953において演出モード選択画面790の表示を終了し、続く処理S954において疑似演出表示や大当り遊技演出などに戻る。
前記処理S952において否定判定であれば(処理S952:no)、処理S955において演出モード選択画面790の演出モード第1選択肢791乃至演出モード第5選択肢795から演出モードAが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S955:yes)、処理S956において演出モードAを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S953及び前記処理S954を経て疑似演出表示や大当り遊技演出などに戻す。その後、リターンする。
前記処理S955において否定判定であれば(処理S955:no)、処理S957において演出モード選択画面790の演出モード第1選択肢791乃至演出モード第5選択肢795から演出モードBが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S957:yes)、処理S958において演出モードBを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S953及び前記処理S954を経て疑似演出表示や大当り遊技演出などに戻す。その後、リターンする。
前記処理S957において否定判定であれば(処理S957:no)、処理S959において演出モード選択画面790の演出モード第1選択肢791乃至演出モード第5選択肢795から演出モードCが選択されたか否か判定する。肯定判定であれば(処理S959:yes)、処理S960において演出モードCを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S953及び前記処理S954を経て疑似演出表示や大当り遊技演出などに戻す。その後、リターンする。
前記処理S959において否定判定であれば(処理S959:no)、処理S961において演出モード選択画面790の演出モード第1選択肢791乃至演出モード第5選択肢795から演出モードDが選択されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S961:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S961:yes)、処理S962において演出モードDを設定する処理を行う。設定した後、前記処理S953及び前記処理S954を経て疑似演出表示や大当り遊技演出などに戻す。その後、リターンする。
パチンコ機1は、遊技者により設定された演出内容を、簡単な操作で、各種の設定を一度に初期状態に戻すことが可能な構成が望ましい。例えば、遊技者による演出内容の設定変更がある場合、パチンコ機1の待機状態において、待機画面700(図17(a))と交互に図36に示す演出設定リセット画面900を表示させる。演出設定リセット画面900には、演出ボタン15を操作することにより演出設定を初期化できることを示す操作説明901が表示される。 そして、演出設定リセット画面900の表示中に、演出ボタン15が操作されることにより遊技者により設定された演出内容を、パチンコ機1の出荷時の設定に初期化する。尚、この時にリセットされる対象は、演出設定のみならず、選択されていた演出モードも初期に設定されている演出モードに変更されるのが望ましい。例えば、初期状態では一発告知の予告演出が出現しない設定をされている時に一発告知をメインにした演出モードが選ばれているままだと不都合が生じるためである。しかし、そのような心配のない構成ならば、演出設定だけを初期化する構成でもよいし、演出モードを初期化するリセット画面を表示する構成としてもよい。 演出モードを多数備えた構成の時などは、一度の操作で初期の演出モードに復帰させることができる。前に遊技していた遊技者が選択していた演出モードを初期状態に戻して遊技することができる。 パチンコ機の場合、一つの遊技機を複数の遊技者が入れ替わりながら遊技する傾向があることから、演出の選択肢を増やせば増やす程、遊技者によって選ばれる演出設定、演出モードが異なり、遊技者が入れ替わった際に直ぐに初期状態に戻せる機能を有することは重要となってくる。
図37に示すように、演出設定の初期化は、サブ統合制御装置42で実行される「演出設定初期化処理」により制御される。本処理は、先ず、処理S980において演出設定リセット画面900が表示中であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S980:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。 肯定判定であれば(処理S980:yes)、処理S981において演出設定リセット画面900の表示中に演出ボタン15の操作があるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S981:yes)、処理S982において演出設定の初期化を行う。 次に処理S983において演出設定リセット画面900の表示を終了し、続く処理S984において待機画面700を表示する。その後、リターンする。
前記処理S981において否定判定であれば(処理S981:no)、処理S985において演出設定リセット画面900が表示されてから所定の表示時間が経過したか否か判定する。否定判定であれば(処理S985:no)、リターンする。 肯定判定であれば(処理S985:yes)、前記処理S983及び前記処理S984を経て待機画面700に戻す。その後、リターンする。
図39に示す説明図は、演出カスタマイズ画面760(図19(d))において遊技者により選択が可能な設定部761にて一発告知ONの設定が選択された場合の表示例である。 図39(a)の説明図では、一発告知をONにした場合、次に変動演出に対してどのタイミングで出すかを設定できることを示している。「●」が選択、「○」が非選択を示し、この設定では一発告知が出るときは変動開始時に出ることを選んだ例となる。変動開始時ならば、変動演出でリーチが成立するか否かも分からない時点で当選を告知するため、変動演出で無駄に期待感を抱きたくない場合に選択されるものとなる。 これ以外にも、一発告知演出を複数備えている構成の場合は、どの一発告知を出すかも選択できるようにすることが考えられる。
続いて、 図39(b)の説明図では、一発告知の出現タイミングを変動開始に設定した場合、当選の際は、一発告知として変動開始時に右下に空手家が出てくることを示している。この構成の場合、変動演出で無駄に期待感を抱きたくない場合や、持球が大量になり、変動演出に興味が薄れた場合などに選択すると、変動演出では何も示されていない状態で当選が判明するため好適となる。 図39(c)の説明図では、一発告知の出現タイミングをリーチ成立時に設定した場合、変動が開始されると演出図柄がリーチの並びで仮停止するか否か期待しながら変動演出を楽しむことができ、見事リーチの並びで仮停止した際に、当選も告知されるものとなることを示している。 変動してから早めに当選を知りつつ、演出図柄にてリーチになるか否かのところまでは変動演出を楽しみたいという遊技者に好適となる。 また、図示はしないが、SPリーチ発展時を選択すると、ノーマルリーチからSPリーチに発展するか否かに高い興味を抱くことができ、結果として一発告知が実行されなかったとしても当選期待度の高いSPリーチが実施されているので当選への期待を抱き続けることができる。 SP終盤時を選択すると、当否の結果が出る直前まで告知されないため、変動演出の終盤まで当るか否か楽しむことができ、その上で直前に当選を告知されるので、変動の終盤まで高い期待度を持続的に抱くことができるようになる。 このように、同じ予告でも変動演出のどのタイミングで出すかにより遊技者に与える興趣が変わってくるため、遊技者がそのような楽しみをしたいかで出現タイミングを選択させて自分好みの演出で遊技させることが可能となる。 なお、出現タイミングは選択したところだけでしか実行されないようにしても良いし、あくまでも選択したタイミングで実行されやすい(他のタイミングでも実行されることがある)としてもよい。
図40に示す説明図は、演出カスタマイズ画面760(図19(d))において遊技者により選択が可能な設定部761にて一発告知ONの設定が選択された場合の表示例である。 図40(a)の説明図では、図39で説明した空手家カットイン以外の一発告知演出を示している。演出として一種類のみではなく、複数備えておき、どの一発告知演出を出現させるかを選択可能とすることが考えられる。もちろん、いずれか1つを選択する構成でも良いし、複数選択できる構成でも良い。 「達吉カットイン」を選択した場合は、空手家ではなく熊の達吉の顔がアップで表示される。「確定音」を選んだ場合は、専用の音が出力される。「ハンドルバイブ」を選んだ場合は、ハンドルが振動することにより一発告知とみなされる。 これにより、遊技者自身が好みで選んだ演出のため、選択演出を見逃すことなく、変動演出を楽しむことができる。また、どの一発告知演出を選択するかによって、選択できる出現タイミングが異なる構成も考えられる。 例えば「空手家カットイン」や、「達吉カットイン」は全ての出現タイミングから選択できるが、「確定音」を選択した時は変動開始時かリーチ成立時のいずれかしか選択できないなど、各一発告知演出の特性を活かせるタイミングから選択させることが考えられる。
続いて、図40(b)に示す説明図では、待機状態時以外の変動演出中にもカスタマイズすることが可能であることを示している。その際、オートボタンや音量などは選択した時に変更していけば良いが、演出に関しては、次の変動から反映させたり、先読み演出を考慮して設定した時移行に発生した保留から反映させることが考えられる。その場合は「変更準備中」などを表示することが考えられる。
続いて、図40(c)に示す説明図では、カスタマイズが多岐にわたる程、どのような設定を行っているかを把握するのが難しくなることから、設定している内容をアイコンで表示していることを示している。また、ただ表示するだけでなく、十字キーなどでアイコンを選択して、アイコン上でON・OFFを切り替えたりすることも考えられる。アイコンを表示することにより、遊技者が多岐にわたる設定内容を把握しやすくなる。十字キー図柄の各方向にアイコンを表示している構成ならば、例えば十字キーの右方向を操作して「演出カスタマイズ」が選択されると、各アイコンの表示が更新され、十字キー図柄の上方向に「一発告知」、右方向に「キャラクタ選択」、下方向に「予告出現率」、左方向に「演出モード」が表示され、「一発告知」を選択すると、各アイコンの表示が更新され、十字キー図柄の上方向に「空手家カットイン」、右方向に「達吉カットイン」、下方向に「確定音」、左方向に「ハンドルバイブ」が表示され、「空手家カットイン」を選択すると、各アイコンの表示が更新され、十字キー図柄の上方向に「変動開始時」、右方向に「リーチ成立時」、下方向に「SP発展時」、左方向に「SP終盤時」が表示され、「変動開始時」を選択すると、カスタマイズとして一発告知演出を、変動開始時に空手家がカットインするものが選択される。 といったように、限られた表示領域でも階層を持って表示を行えば複雑なカスタマイズ設定も可能となる。
他に考えられる構成のパチンコ機1として、予め定められている始動条件が成立した後、開始条件が成立することにより、当否判定手段[図9:処理S313]にて当否判定を行い、可変表示部[28A,28B]にて識別情報の変動表示を開始すると共に、可変表示部における変動表示に対応して、演出表示部[21]にて複数種類の演出用識別情報の変動演出を実行するようになし、可変表示部に当否判定の特定表示結果が表示されることにより遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に移行させる遊技機であって、変動演出は、複数種類の演出モードによる演出を実行可能な構成で、遊技者が操作可能な操作手段[15,19]と、遊技機が待機状態のときに、遊技者による操作手段の操作に応じて変動演出で行われる演出内容を設定変更する第1演出変更手段[図25:処理S513]と、遊技機が待機状態以外のときに、遊技者による操作手段の操作に応じて演出モードを設定変更する第2演出変更手段[図35:処理S955乃至処理S962]と、第1演出変更手段にて設定された設定内容に応じて、演出モードの設定可能な設定内容を変化させる設定内容変化手段[図35:処理S902乃至処理S910]と、を備えた構成が考えられる。 このようにすれば、第1特図又は第2特図の変動に対応する疑似演出表示の演出内容の設定を、パチンコ機1が待機状態のときに好適に行うことができる。また疑似演出表示の演出モードの設定をパチンコ機1が待機状態以外のときに好適に行うことができる。 しかし、疑似演出表示の演出内容の設定は、パチンコ機1が待機状態のときに設定するので、演出モードの設定よりも早い時点で行われることとなる。そのため、例えば、疑似演出表示の演出内容の設定において一発告知ONの設定であっても、演出モードの設定により一発告知が行われない演出モードCが設定できてしまうと演出に矛盾が生じる。また例えば、疑似演出表示の演出内容の設定において先読みOFFの設定であっても、先読み演出がメインの演出モードDが設定できてしまうと演出に矛盾が生じる。そこで、設定内容変化手段により、第2演出変更手段で選択できる演出モードを、第1演出変更手段で設定された演出内容に基づいた選択範囲内とすることができ、これにより、第1演出変更手段で大枠となる演出の方向性を定め、その方向性の範囲内で、第2演出変更手段で手軽に演出モードを変更することができる。従って、変動演出に関する設定機能が使いやすく、演出設定及び演出モードの変更が容易で、好みの演出により遊技者の期待感を高めつつ遊技を楽しませる遊技機が実現できる。 また、パチンコ機1は、遊技者が入れ替わった時など、簡素な操作で容易に設定内容を初期化することができる。
パチンコ機1は、所定の操作により演出内容の設定を一括で初期設定に戻すことが可能な初期状態移行手段[図37:処理S982]を備えた構成である。
本実施形態のパチンコ機1によれば、同じ演出でも出現タイミングを変更することにより、遊技者に与える遊技感覚を異ならせることができる。 例えば当選期待度を報知する予告演出の出現タイミングを設定できる構成ならば、変動演出にあまり興味がなく、当りかハズレを早く教えて欲しい遊技者は、予告演出の出現タイミングを変動開始時に設定すれば望んだ遊技感覚で遊技を行うことができるし、変動開始時に当りの期待度を報知するのではなく、変動演出の内容によって期待度を推し量りながら楽しみたい遊技者は、予告演出の出現タイミングを変動演出の終盤に設定すれば望んだ遊技感覚で遊技を行うことができる。 このように、同じ演出でもどの出現タイミングに設定するかによって遊技者に与える遊技感覚を大きく変えることができる。また、上記したように各遊技者の好みに合わせることができるだけでなく、同じ遊技者でもその時の気分や他の遊技感覚も味わいたいなど、気分転換を図りたい時などにも容易に出現タイミングを変更することができるため、同じ表示内容でも飽きの来ない遊技機とすることができる。
パチンコ機1は、遊技者により設定変更が可能な演出内容として、図16に示す複数種類の演出内容を説明したが、これらに限るものではない。例えば、これらの他に、演出モードを定期的にランダムに変更する演出モードループ機能を設けることが考えられる。この場合、メニュー画面710の演出内容選択肢711(図17(b))から演出カスタマイズの項目が選択されると、図38に示す演出カスタマイズ選択画面765に移行することが望ましい。演出カスタマイズ選択画面765では、設定部766に、先読みOFFの設定、一発告知ONの設定、予告A出現率UPの設定、予告B出現率UPの設定の項目の他、演出モードループの設定の項目が表示される。
また、演出モードの変更は、待機状態以外で行うことは勿論、この他に、図38に示す演出カスタマイズ選択画面765で変更可能としてもよい。この場合、設定部766に、演出モード選択の項目を設けることが望ましい。この構成ならば、演出に関する設定は待機状態時に全て行うことが可能となる構成で、最初の遊技球の発射や、疑似図柄の最初の変動時から好みの演出で遊技を開始することができるようになる。その上で、演出モードは変動中にも切替え可能とすることにより、遊技中に他の演出モードにしたくなっても、遊技を中断して待機状態にしてから選択するといった工程を踏まずに変更することができる遊技構成とすることができる。 尚、演出設定を初期化した場合、演出モードも初期状態時に選ばれる演出モードに変更される構成が望ましい。 更に、パチンコ機1は、演出内容の設定や演出モードの変更に、遊技者が携帯電話等の携帯通信端末を利用して、遊技機に対応して運営されているウェブサイトにアクセスして各種遊技情報のやり取りが可能な携帯連動サービスを利用することも考えられる。また、出現タイミングの設定として一発告知を例示したが、出現するだけで当選期待度が向上するカットイン予告の出現タイミングの設定や、先読み演出の保留予告演出の保留図柄の変化タイミングの設定など他の予告演出でも出現タイミングを設定してもよい。 当選期待度が向上するカットイン予告ならば、出現しても当選確定ではないため、出現する機会を増やすこともできるし、複数回出現させたりすることもでき、一発告知予告よりも比較的自由に演出することができる。 保留予告演出ならば、入賞時のみだけ変化するように設定したり、変動開始時、変動終盤時、などに設定することが考えられる。このようにすることにより、設定した遊技者だけが保留図柄の変化するタイミングを把握しているため見逃す可能性を低減させるとともに第三者に気づかれにくい演出にすることも可能となる。 一発告知として特定表示や効果音、振動を例示したが、遊技者に風をあてたり、枠の特定箇所が点灯したり、遊技盤の特定箇所が点灯したりするなど、当選確定を遊技者に伝えることが可能ならば告知態様は特に限定しない。
更にまた、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。例えば、発射された遊技球を遊技機内部で回収し、再び発射装置により発射すると共に、ICカードなどの記憶媒体を用いて遊技者の持ち球数をデータとして管理する封入式遊技機に適用してもよい。この場合、演出内容の設定や演出モードの変更に、ICカードなどの記憶媒体を利用することも考えられる。例えば、ICカードに設定内容の情報を記憶される機能を備えさせれば、遊技機が異なっても演出設定内容を引き継いで用いることが可能となる。 更に本発明は、遊技媒体としてもメダルを用いて遊技を行う回胴式遊技機(スロット遊技機)に適用してもよい。更にまた、価値媒体として遊技球を用いてスロット遊技機と同様の遊技を行う回胴式遊技機(パロット遊技機)に適用してもよい。
1:パチンコ機、15:演出ボタン(操作手段)、16:ジョグダイヤル、19:十字キー(操作手段)、2:遊技盤、21:演出図柄表示装置(演出表示部)、28A:第1特図表示装置(可変表示部)、28B:第2特図表示装置(可変表示部)、40:主制御装置(当否判定手段)、42:サブ統合制御装置(第1演出変更手段、第2演出変更手段、設定内容変化手段、初期状態移行手段)

Claims (1)

  1. 始動条件の成立後、開始条件の成立に基づいて識別情報の変動表示を行い、該変動表示にて特定表示結果が表示されると遊技者にとって有利な特定遊技状態へ移行可能な遊技機であって、
    前記変動表示に対応して変動演出を行う構成で、
    遊技者が操作可能な操作手段と、該操作手段の操作に基づいて前記変動演出の演出内容を設定変更できる演出変更手段とを備え、
    前記演出変更手段は、前記特定表示結果が表示される可能性があることを示唆する特定予告演出の出現率を変更することが可能であるとともに、前記特定予告演出が実行される場合、一変動演出におけるどのタイミングで実行されるかを設定可能とする
    ことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023161678A (ja) * 2022-04-26 2023-11-08 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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