JP2023093035A - 雄コネクタ、及びコネクタ対 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低減するとともに、シール性を向上させる。【解決手段】嵌合方向に沿って雌コネクタ12と嵌合する雄コネクタ11であって、初期位置と初期位置より前記嵌合方向について後方の嵌合位置との間を移動可能なムービングプレート15と、を備え、雄ハウジングは雄端子19,20を収容する雄キャビティ22,23を有し、雄キャビティ22,23は雄ゴム栓28,32が内嵌される筒状の雄シール部29,33を有し、雄シール部29,33の内面は雄ゴム栓28,32と密着しており、雄ハウジング13は、雄シール部29,33の内面が嵌合方向について前方に延長された仮想的な仮想雄シール面42の内側の領域に、嵌合方向の前方に突出するとともに、ムービングプレート15と係合することによりムービングプレート15を初期位置に保持するムービングプレートロック部35を有する雄コネクタ11。【選択図】図1

Description

本開示は、雄コネクタ、及びコネクタ対に関する。
特許文献1(特開2019-212404号公報)に記載のコネクタは、フード部を有するハウジングと、フード部内に突出するタブを有する端子金具と、フード部内に挿入され、タブを位置決めした状態で仮係止位置と仮係止位置より奥側の嵌合位置との間を移動可能なムービングプレートとを備えている。ムービングプレートは、フード部内に嵌合される相手コネクタの相手ハウジングに押圧されて仮係止位置位置から嵌合位置へと移動させられる。
ムービングプレートは、ハウジングに向けて延びる仮係止部を有する。ハウジングは、仮係止部の干渉突起部と係合する第1の干渉部と、第2の干渉部と、を有する。
ハウジングは、嵌合方向について型開きする金型を用いて合成樹脂材を射出成型することにより形成される。このため、ハウジングは、第1の干渉部と第2の干渉部を成形するための型抜き孔(凹所)を有する。型抜き孔はハウジングの後面に開口している。このため、ハウジングの後面は1つの一括ゴム栓によって一括してシールされている。一括ゴム栓はリアホルダによってハウジングに抜け止め保持されている。
特開2019-212404号公報
一括ゴム栓はハウジングの後面を広く覆うように形成されているため、大型化しやすい。このためコネクタの製造コストが増加するという問題がある。また、ハウジングの後面を1つの一括ゴム栓によって一括してシールする場合、端子金具が収容されるキャビティ内にゴム栓を内嵌させることによりキャビティを個別にシールする場合に比べて、シール性が低下するという問題がある。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、製造コストが低減するとともに、シール性が向上した雄コネクタ、及びコネクタ対を提供することを目的とする。
本開示は、嵌合方向に沿って雌コネクタと嵌合する雄コネクタであって、前記雄コネクタは、雄フード部を有する雄ハウジングと、前記雄ハウジングに取り付けられるとともに前記雄フード部内に突出するタブを有する雄端子と、前記雄端子に取り付けられる雄電線と、前記雄電線に外嵌される雄ゴム栓と、前記雄フード部内に配設されるとともに、前記タブを位置決めした状態で初期位置と前記初期位置より前記嵌合方向について後方の嵌合位置との間を移動可能なムービングプレートと、を備え、前記雄ハウジングは前記雄端子を収容する雄キャビティを有し、前記雄キャビティは前記雄ゴム栓が内嵌される筒状の雄シール部を有し、前記雄シール部の内面は前記雄ゴム栓と密着しており、前記雄ハウジングは、前記雄シール部の内面が前記嵌合方向について前方に延長された仮想的な仮想雄シール面の内側の領域に、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、前記ムービングプレートと係合することにより前記ムービングプレートを前記初期位置に保持するムービングプレートロック部を有する。
本開示によれば、製造コストを低減させるとともに、シール性を向上させることができる。
図1は、実施形態1に係るコネクタ対を示す断面図である。 図2は、雄コネクタを示す分解斜視図である。 図3は、雄コネクタを示す正面図である。 図4は、雄コネクタを示す斜視図である。 図5は、雌コネクタを示す分解斜視図である。 図6は、雌コネクタを示す斜視図である。 図7は、雌コネクタを示す正面図である。 図8は、雄コネクタと雌コネクタとが浅く嵌合した状態を示す一部拡大断面図である。 図9は、図8におけるIX-IX線断面図である。 図10は、リトラクタブルロック部が弾性変形した状態を示す一部拡大断面図である 図11は、図10におけるXI-XI線断面図である。 図12は、リトラクタブルロック部とリトラクタブルロック受け部とが係合した状態を示す一部拡大断面図である。 図13は、図12におけるXIII-XIII線断面図である。 図14は、雌ハウジング本体部及び雌リテーナと、ムービングプレートとが接触した状態を示す一部拡大断面図である。 図15は、図14におけるXV-XV線断面図である。 図16は、雄コネクタと雌コネクタとの嵌合が完了した状態を示す一部拡大断面図である。 図17は、図16におけるXVII-XVII線断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(1)本開示は、嵌合方向に沿って雌コネクタと嵌合する雄コネクタであって、前記雄コネクタは、雄フード部を有する雄ハウジングと、前記雄ハウジングに取り付けられるとともに前記雄フード部内に突出するタブを有する雄端子と、前記雄端子に取り付けられる雄電線と、前記雄電線に外嵌される雄ゴム栓と、前記雄フード部内に配設されるとともに、前記タブを位置決めした状態で初期位置と前記初期位置より前記嵌合方向について後方の嵌合位置との間を移動可能なムービングプレートと、を備え、前記雄ハウジングは前記雄端子を収容する雄キャビティを有し、前記雄キャビティは前記雄ゴム栓が内嵌される筒状の雄シール部を有し、前記雄シール部の内面は前記雄ゴム栓と密着しており、前記雄ハウジングは、前記雄シール部の内面が前記嵌合方向について前方に延長された仮想的な仮想雄シール面の内側の領域に、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、前記ムービングプレートと係合することにより前記ムービングプレートを前記初期位置に保持するムービングプレートロック部を有する。
ムービングプレートロック部を、嵌合方向について前方、及び後方から型抜きする金型を用いて形成する際、雄キャビティを型抜き孔とすることができる。これにより、雄ハウジングに型抜き孔を別途形成しなくてもよいので、1つの一括ゴム栓によって雄ハウジングの後面を一括してシールする必要がなくなる。この結果、雄キャビティを雄ゴム栓によって個別にシールできるので、一括ゴム栓を用いる場合に比べて製造コストを低減することができる。また、雄電線に外嵌された雄ゴム栓が雄キャビティの雄シール部に設けられた雄シール面に密着することにより、1つのゴム栓によって雄ハウジングの後面を一括してシールする場合に比べて、雄ハウジングの防水性を向上させることができる。
(2)前記ムービングプレートロック部は、前記タブの延びる方向と交差する方向であって、且つ、前記タブの板面に平行な方向について、弾性変形可能に形成されていることが好ましい。
ムービングプレートロック部が弾性変形した場合でも、ムービングプレートロック部がタブと干渉することを回避できる。これにより、雄コネクタを大型化させることなく、ムービングプレートロック部が弾性変形する領域を設けることができる。
(3)前記ムービングプレートロック部は、前記嵌合方向の前方に延びる2つの弾性撓み部と、前記2つの弾性撓み部の先端部同士を連結する補強部と、を有することが好ましい。
補強部により弾性撓み部を強化できるので、ムービングプレートロック部の強度を向上させることができる。これにより、ムービングプレートロック部が意図しない変形をしてしまうことが抑制される結果、ムービングプレートが初期位置から意図しない移動をすることを抑制できる。
(4)本開示は、上記(1)から(3)のいずれか一つに記載の雄コネクタと、前記雄コネクタと嵌合する雌コネクタと、を備えるコネクタ対であって、前記雌コネクタは、前記雄フード部に外嵌する雌フード部を有する雌ハウジングと、前記雌ハウジングに取り付けられるとともに前記雄端子と電気的に接続する雌端子と、前記雌端子に取り付けられる雌電線と、前記雌電線に外嵌される雌ゴム栓と、を備え、前記雌ハウジングは前記雌端子を収容する雌キャビティを有し、前記雌キャビティは前記雌ゴム栓が内嵌される筒状の雌シール部を有し、前記雌シール部の内面は前記雌ゴム栓と密着しており、前記雌ハウジングは、前記雌シール部の内面が前記嵌合方向について前方に延長された仮想的な仮想雌シール面の内側の領域に、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、前記ムービングプレートと接触して前記ムービングプレートロック部を弾性変形させることにより、前記ムービングプレートと前記ムービングプレートロック部との係合を解除するムービングプレートロック解除部を有する。
ムービングプレートロック解除部を、嵌合方向について前方、及び後方から型抜きする金型を用いて形成する際、雌キャビティを型抜き孔とすることができる。これにより、雌ハウジングに型抜き孔を別途形成しなくてもよいので、1つの一括ゴム栓によって雌ハウジングの後面を一括してシールする必要がなくなる。この結果、雌キャビティを雌ゴム栓によって個別にシールできるので、一括ゴム栓を用いる場合に比べて製造コストを低減することができる。また、雌電線に外嵌された雌ゴム栓が雌キャビティの雌シール部に設けられた雌シール面に密着することにより、一括ゴム栓を用いる場合に比べて防水性を向上させることができる。
(5)前記ムービングプレートは、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、弾性変形可能なリトラクタブルロック部を有し、前記雌コネクタは、前記雌ハウジングに取り付けられるとともに前記雌端子と異なる他の雌端子と、前記他の雌端子に取り付けられる他の雌電線と、前記他の雌電線に外嵌される他の雌ゴム栓と、を備え、前記雌ハウジングは、前記リトラクタブルロック部と係止可能なリトラクタブルロック受け部を有し、前記雌ハウジングは、前記他の雌端子を収容する他の雌キャビティを有し、前記他の雌キャビティは前記他の雌ゴム栓が内嵌される筒状の他の雌シール部を有し、前記他の雌シール部の内面は前記他の雌ゴム栓と密着しており、前記雌ハウジングは、前記他の雌シール部の内面を前記嵌合方向について延長した仮想的な他の仮想雌シール面の内側の領域に、前記リトラクタブルロック受け部を有する。
リトラクタブルロック受け部を、嵌合方向について前方、及び後方から型抜きする金型を用いて形成する際、他の雌キャビティを型抜き孔とすることができる。これにより、雌ハウジングに型抜き孔を別途形成しなくてもよいので、1つの一括ゴム栓によって雌ハウジングの後面を一括してシールする必要がなくなる。この結果、他の雌キャビティを他の雌ゴム栓によって個別にシールできるので、一括ゴム栓を用いる場合に比べて製造コストを低減することができる。また、他の雌電線に外嵌された他の雌ゴム栓が他の雌キャビティの他の雌シール部に設けられた他の雌シール面に密着することにより、一括ゴム栓を用いる場合に比べて防水性を向上させることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
本開示の実施形態1について、図1から図17を参照しつつ説明する。本実施形態1に係るコネクタ対10は、図1に示されるように、嵌合方向に沿って互いに嵌合可能な雄コネクタ11と雌コネクタ12とを備える。以下、雄コネクタ11と雌コネクタ12との嵌合方向を前後方向とし、雄コネクタ11と雌コネクタ12とが嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。上下方向、及び左右方向については、適宜に、図中に、矢線Uで示される方向を上方とし、矢線Lで示される方向を左方として示した。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
<雄コネクタ11>
図2に示されるように、雄コネクタ11は、雄ハウジング13と、雄リテーナ14と、ムービングプレート15と、を備える。
<雄ハウジング13>
雄ハウジング13は、合成樹脂材が射出成型されることにより所定の形状に形成される。図2に示されるように、雄ハウジング13は、略直方体形状の雄ハウジング本体部16と、雄ハウジング本体部16から前方に突出する略角筒状の雄フード部17と、を有する。雄フード部17の左右両側縁部には、外方に突出する柱状をなすカムピン18が設けられている。
図3に示されるように、雄ハウジング本体部16には、複数(本実施形態では2個)の第1雄端子19(雄端子の一例)と、複数(本実施形態では6個)の第2雄端子20と、複数(本実施形態では26個)の第3雄端子21と、が収容される。前後方向の長さ寸法、左右方向の幅寸法、及び上下方向の高さ寸法について、第1雄端子19が最大であり、第2雄端子20が次に大きく、第3雄端子21が最小である。
図3に示されるように、雄ハウジング本体部16には、複数(本実施形態では2個)の第1雄キャビティ22(雄キャビティの一例)と、複数(本実施形態では6個)の第2雄キャビティ23と、複数(本実施形態では26個)の第3雄キャビティ24と、を有する。第1雄キャビティ22、第2雄キャビティ23、及び第3雄キャビティ24は雄ハウジング本体部16を前後方向に貫通している。
図3に示されるように、第1雄キャビティ22は、雄ハウジング本体部16の右上部と、左下部とに、それぞれ配されている。
図3に示されるように、左右方向に並ぶ3つの第2雄キャビティ23が雄ハウジング本体部16の左上部に配されるとともに、左右方向に並ぶ3つの第2雄キャビティ23が雄ハウジング本体部16の右下部に配されている。
図3に示されるように、第3雄キャビティ24は、左右方向に並ぶとともに、上下方向に3段に並んで配されている。上段には9個の第3雄キャビティ24が配され、中段には8個の第3雄キャビティ24が配され、下段には9個の第3雄キャビティ24が配されている。
第1雄キャビティ22、第2雄キャビティ23、及び第3雄キャビティ24の内壁には前方に突出する弾性変形可能な雄ランス25が形成されている(図1参照)。
第1雄キャビティ22内には第1雄端子19が収容されている。第1雄端子19は、第1雄電線26(雄電線の一例)の前端部に接続されている。第1雄端子19の前端部には前方に突出する平板状をなす第1タブ27(タブの一例)が設けられている。雄ランス25が第1雄端子19を弾性的に係止することにより、第1雄端子19が第1雄キャビティ22内に抜け止め状態で保持されるようになっている。第1雄端子19が第1雄キャビティ22内に保持された状態で、第1タブ27は雄フード部17内に突出している。前記第1タブ27の板面は上下方向を向いている(図4参照)。
図1に示されるように、第1雄電線26の前端部には、ゴム製の第1雄ゴム栓28(雄ゴム栓の一例)が外嵌されている。これにより、第1雄電線26の外周部と、第1雄ゴム栓28の内周面とが密着する結果、第1雄電線26と第1雄ゴム栓28との間は液密にシールされるようになっている。第1雄ゴム栓28は略円筒形状をなしている。第1雄キャビティ22の後端部には、第1雄ゴム栓28が内嵌される第1雄シール部29(雄シール部の一例)が形成されている。第1雄シール部29は円筒形状をなしている。第1雄シール部29の内径寸法は、第1雄ゴム栓28の外形寸法よりもやや小さく設定されている。これにより、第1雄シール部29内に第1雄ゴム栓28が内嵌された状態で、第1雄ゴム栓28は弾性圧縮された状態になっている。この結果、第1雄ゴム栓28の外周部が第1雄シール部29の内周面に密着するので、第1雄ゴム栓28と第1雄キャビティ22との間が液密にシールされるようになっている。
第2雄キャビティ23内には第2雄端子20が収容されている。第2雄端子20は、第2雄電線30の前端部に接続されている。第2雄端子20の前端部には前方に突出する平板状をなす第2タブ31が設けられている。雄ランス25が第2雄端子20を弾性的に係止することにより、第2雄端子20が第2雄キャビティ23内に抜け止め状態で保持されるようになっている。第2雄端子20が第2雄キャビティ23内に保持された状態で、第2タブ31は雄フード部17内に突出している。前記第2タブ31の板面は上下方向を向いている。
第2雄電線30の前端部には、ゴム製の第2雄ゴム栓32が外嵌されている。これにより、第2雄電線30の外周部と、第2雄ゴム栓32の内周面とが密着する結果、第2雄電線30と第2雄ゴム栓32との間は液密にシールされるようになっている。第2雄ゴム栓32は略円筒形状をなしている。第2雄キャビティ23の後端部には、第2雄ゴム栓32が内嵌される第2雄シール部33が形成されている。第2雄シール部33は円筒形状をなしている。第2雄シール部33の内径寸法は、第2雄ゴム栓32の外形寸法よりもやや小さく設定されている。これにより、第2雄シール部33内に第2雄ゴム栓32が内嵌された状態で、第2雄ゴム栓32は弾性圧縮された状態になっている。この結果、第2雄ゴム栓32の外周部が第2雄シール部33の内周面に密着するので、第2雄ゴム栓32と第2雄キャビティ23との間が液密にシールされるようになっている。
第3雄キャビティ24内には第3雄端子21が収容されている。第3雄端子21は、第3雄電線の前端部に接続されている。第3雄端子21の前端部には、前方に突出する平板状をなす第3タブ34が設けられている。雄ランス25が第3雄端子21を弾性的に係止することにより、第3雄端子21が第3雄キャビティ24内に抜け止め状態で保持されるようになっている。第3雄端子21が第3雄キャビティ24内に保持された状態で、第3タブ34は雄フード部17内に突出している。前記第3タブ34の板面は上下方向を向いている。
第3雄電線の前端部には、ゴム製の第3雄ゴム栓(図示せず)が外嵌されている。これにより、第3雄電線の外周部と、第3雄ゴム栓の内周面とが密着する結果、第3雄電線と第3雄ゴム栓との間は液密にシールされるようになっている。第3雄ゴム栓は略円筒形状をなしている。第3雄キャビティ24の後端部には、第3雄ゴム栓が内嵌される第3雄シール部(図示せず)が形成されている。第3雄シール部は円筒形状をなしている。第3雄シール部の内径寸法は、第3雄ゴム栓の外形寸法よりもやや小さく設定されている。これにより、第3雄シール部内に第3雄ゴム栓が内嵌された状態で、第3雄ゴム栓は弾性圧縮された状態になっている。この結果、第3雄ゴム栓の外周部が第3雄シール部の内周面に密着するので、第3雄ゴム栓と第3雄キャビティ24との間が液密にシールされるようになっている。
雄ハウジング本体部16の前端部は、雄フード部17との間に周方向に間隔を空けて配置されている。雄ハウジング本体部16の前端部のうち、第1雄キャビティ22の前方に位置する部分には、前方に突出するムービングプレートロック部35が形成されている。ムービングプレートロック部35は、雄ハウジング本体部16の前端部のうち、右上部と、左下部に設けられている(図3参照)。
図11に示されるように、ムービングプレートロック部35は、前方に延びる2つの板状をなす弾性撓み部36と、2つの弾性撓み部36の前端部同士を連結する補強部37と、を有する。ムービングプレートロック部35は、上方から見て、全体としてU字形状をなしている。弾性撓み部36の板面は左右方向に向いており、弾性撓み部36は左右方向に弾性変形可能に設けられている。換言すると、弾性撓み部36は、第1タブ27の延びる方向(前後方向)と交差する方向であって、且つ、第1タブ27の板面に平行な方向について弾性変形可能に設けられている。2つの弾性撓み部36の前端部同士が補強部37により一体に連結されている。これにより、2つの弾性撓み部36が互いに接近する方向に弾性変形する際に、弾性撓み部36の強度が補強されるようになっている。
2つの弾性撓み部36の外面には、それぞれ、前抜け止め部38と、前抜け止め部38の後方に設けられた後抜け止め部39とが、突出して形成されている。前抜け止め部38と後抜け止め部39との間には、前後方向について間隔が空けられている。前抜け止め部38と後抜け止め部39との間には、後述するムービングプレート15の係合孔40の孔縁部に形成されたムービングプレートロック受け部41が係止するようになっている。前抜け止め部38と、後抜け止め部39とは、上下方向にもずれて配置されている。前抜け止め部38の前面は緩やかに傾斜しており、前抜け止め部38の後面は切り立って形成されている。また、後抜け止め部39の前面は切り立って形成されており、後抜け止め部39の後面は緩やかに傾斜している。
図1及び図3に示されるように、第1雄シール部29の内面が前方に延長された仮想的な面は、仮想雄シール面42とされる。仮想雄シール面42は、第1雄シール部29の前方に延びる、円筒形状をなす仮想的な面である。この仮想雄シール面42の内側の領域に、ムービングプレートロック部35が形成されている。これにより、雄ハウジング13を、前後方向に型開きする金型によって成形する場合に、第1雄キャビティ22を、ムービングプレートロック部35を形成するための型抜き孔とすることができる。
<雄リテーナ14>
雄ハウジング本体部16の前端部には雄リテーナ14が前方から取り付けられている。雄リテーナ14は、合成樹脂製であって、板状をなす前壁部43と、前壁部43の周縁部から後方に延びる周壁部44と、を有する(図2参照)。雄リテーナ14の周壁部44は、雄ハウジング本体部16の前端部に外嵌している。
前壁部43には、複数の雄リテーナ側挿通孔45が前後方向に貫通されている。各雄リテーナ側挿通孔45には、第1タブ27、第2タブ31、及び第3タブ34が、それぞれ挿通されるようになっている(図4参照)。
図1に示されるように、前壁部43の後面には、後方に突出する複数の雄撓み規制部46が形成されている。雄撓み規制部46は上下方向に扁平であるとともに、左右方向に延びる板状をなしている。雄リテーナ14が雄ハウジング本体部16に対して正規位置に取り付けられたときに、雄撓み規制部46が、雄ランス25の撓み空間内に進入するようになっている。これにより、雄ランス25が撓み変形することが抑制されるので、第1雄端子19、第2雄端子20、及び第3雄端子21が雄ハウジング本体部16に二次的に抜け止めされるようになっている。
図2に示されるように、前壁部43の前面には、上下方向の中央付近に、前方に突出する複数(本実施形態では3つ)のガイド部47が設けられている。ガイド部47は、それぞれ、後述するムービングプレート15のムービングプレート貫通孔48内に挿入されて、ムービングプレート15が前後方向に移動する際に、ムービングプレート15をガイドするようになっている。
<ムービングプレート15>
図2に示されるように、ムービングプレート15は、合成樹脂製であって、板状のプレート本体49と、プレート本体49の外周縁部から前方、及び後方に延びる周壁部50と、を有する。ムービングプレート15は、プレート本体49の板面を前後方向に向けた状態で雄フード部17内に挿入されることにより、雄フード部17内に配設されるようになっている。
ムービングプレート15は、雄フード部17内に挿入された状態で、プレート本体49が、雄リテーナ14の前壁部43よりも前方に離れて位置する初期位置(図8及び図9参照)と、初期位置よりも嵌合方向について後方であってプレート本体49が雄リテーナ14の前壁部43に当接する嵌合位置(図16及び図17を参照)との間を、前後方向に移動可能とされている。周壁部50の外周面は、雄フード部17の内周面と摺接することにより、雄フード部17内においてムービングプレート15を前後方向にガイドするようになっている。
図2に示されるように、プレート本体49は、第1雄キャビティ22、第2雄キャビティ23、及び第3雄キャビティ24に対応する位置に位置決め孔51を有する。各位置決め孔51に、第1タブ27、第2タブ31、及び第3タブ34が径方向に位置決めされた状態で挿通される。
プレート本体49は、上下方向の中央位置付近には、前後方向にプレート本体49を貫通する複数(本実施形態では3つ)のムービングプレート貫通孔48を有する。ムービングプレート貫通孔48には、雄リテーナ14のガイド部47が挿通されるようになっている。
図2に示されるように、プレート本体49は、プレート本体49の右上部に形成された位置決め孔51の上方に、前後方向に貫通する係合孔40を有する。係合孔40には、雄ハウジング13の右上部に設けられたムービングプレートロック部35が挿通されるようになっている。また、プレート本体49は、プレート本体49の左下部に形成された位置決め孔51の下方にも、前後方向に貫通する係合孔40を有する。係合孔40には、雄ハウジング13の左下部に設けられたムービングプレートロック部35が挿通されるようになっている。係合孔40と、位置決め孔51とは、上下方向に連通している。係合孔40と連通する位置決め孔51の左右方向の差し渡し寸法は、係合孔40の左右方向の差し渡し寸法より大きい。
図9に示されるように、ムービングプレートロック部35に負荷が加えられていない状態においては、2つの前抜け止め部38の突出端部同士の間隔LA、及び2つの後抜け止め部39の突出端部同士の間隔MAは、係合孔40の左右方向の差し渡し寸法Nよりも大きい。
図13に示されるように、ムービングプレートロック部35に負荷が加えられて、2つの弾性撓み部36が互いに接近するように弾性変形した状態では、2つの前抜け止め部38の突出端部同士の間隔LB、及び2つの後抜け止め部39の突出端部同士の間隔MBは、係合孔40の左右方向の差し渡し寸法Nと、同じか、やや小さくなるように形成されている。
図2に示されるように、プレート本体49の右下部、及び左上部には、それぞれ、前方に突出するリトラクタブルロック部52が形成されている。2つのリトラクタブルロック部52は、上下方向、及び左右方向に係るプレート本体49の中心部を中心とする対角方向の位置に配されている。リトラクタブルロック部52は、上下方向に扁平な板状をなしており、上下方向に弾性変形可能とされる。プレート本体49の右下部に形成されたリトラクタブルロック部52の前端部には上方に突出する係止爪53が形成されている。プレート本体49の左上部に形成されたリトラクタブルロック部52の前端部には下方に突出する係止爪53が形成されている。係止爪53の前面、及び後面は切り立って形成されている(図8参照)。
<雌コネクタ12>
図5に示されるように、雌コネクタ12は、雌ハウジング54と、雌リテーナ55と、を備える。
<雌ハウジング54>
雌ハウジング54は、合成樹脂材が射出成型されることにより所定の形状に形成される。図5に示されるように、雌ハウジング54は、略直方体形状の雌ハウジング本体部56と、雌ハウジング本体部56から前方に突出する略角筒状の雌フード部57と、を有する。雌ハウジング本体部56は、雄ハウジング13の雄フード部17に内嵌するようになっている。また、雌フード部57は、雄ハウジング13の雄フード部17に外嵌するようになっている。
図5に示されるように、雌フード部57の左右両側縁部には、レバー58が取り付けられる軸部59が外方に突出して設けられている。レバー58が軸部59に取り付けられることにより、レバー58は回動可能な状態で雌ハウジング54に取り付けられるようになっている。
図1に示されるように、雌ハウジング本体部56には、複数(本実施形態では2個)の第1雌端子60(雌端子の一例)と、複数(本実施形態では6個)の第2雌端子61(他の雌端子の一例)と、複数(本実施形態では26個)の第3雌端子(図示せず)と、が収容される。前後方向の長さ寸法、左右方向の幅寸法、及び上下方向の高さ寸法について、第1雌端子60が最大であり、第2雌端子61が次に大きく、第3雌端子が最小である。
図5に示されるように、雌ハウジング本体部56には、複数(本実施形態では2個)の第1雌キャビティ62(雌キャビティの一例)と、複数(本実施形態では6個)の第2雌キャビティ63(他の雌キャビティの一例)と、複数(本実施形態では26個)の第3雌キャビティ64と、を有する。第1雌キャビティ62、第2雌キャビティ63、及び第3雌キャビティ64は雌ハウジング本体部56を前後方向に貫通している。
図5に示されるように、第1雌キャビティ62は、雌ハウジング本体部56の左上部と、右下部とに、それぞれ配されている。2つの第1雌キャビティ62は、上下方向、及び左右方向に係る雌ハウジング本体部56の中心部を中心とする対角方向の位置に形成されている。
図5に示されるように、左右方向に並ぶ3つの第2雌キャビティ63が雌ハウジング本体部56の右上部に配されるとともに、左右方向に並ぶ3つの第2雌キャビティ63が雌ハウジング本体部56の左下部に配されている。
図5に示されるように、第3雌キャビティ64は、左右方向に並ぶとともに、上下方向に3段に並んで配されている。上段には9個の第3雌キャビティ64が配され、中段には8個の第3雌キャビティ64が配され、下段には9個の第3雌キャビティ64が配されている。
第1雌キャビティ62、第2雌キャビティ63、及び第3雌キャビティ64の内壁には前方に突出する弾性変形可能な雌ランス65が形成されている(図1参照)。
図1に示されるように、第1雌キャビティ62内には第1雌端子60が収容されている。第1雌端子60は、第1雌電線66(雌電線の一例)の前端部に接続されている。第1雌端子60は筒状をなす第1接続筒部67を有する。第1接続筒部67内には弾性変形可能な弾性接触片(図示せず)が配されている。第1接続筒部67内に挿入された第1タブ27が弾性接触片と弾性的に接触することにより、第1接続筒部67と第1タブ27とが電気的に接続されるようになっている。雌ランス65が第1接続筒部67を弾性的に係止することにより、第1雌端子60が第1雌キャビティ62内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
第1雌キャビティ62は、図6に示されるように、前方、及び後方に開口している。第1雌キャビティ62の前側には、第1タブ27に対応する位置に設けられて第1タブ27が挿入される第1タブ挿入部69と、ムービングプレートロック部35に対応する位置に設けられたムービングプレートロック部35が挿入されるムービングプレートロック挿入部70と、が開口している。第1タブ挿入部69とムービングプレートロック挿入部70とは、上下方向に連通している。
図6に示されるように、ムービングプレートロック挿入部70の左右両側縁部には、ムービングプレートロック挿入部70の内方に突出するムービングプレートロック解除部71が設けられている。ムービングプレートロック解除部71の前面は後方に向かうに従って内方に傾いており、ムービングプレートロック解除部71の突出端面は前後方向に平坦に形成されており、ムービングプレートロック解除部71の後面は後方に向かうに従って外方に傾いている。ムービングプレートロック解除部71の後面の傾斜は、ムービングプレートロック解除部71の前面の傾斜よりも緩やかに形成されている。
図9に示されるように、左右方向について、2つのムービングプレートロック解除部71の間の差し渡し寸法Pは、ムービングプレートロック部35に負荷が加えられていない状態における、2つの前抜け止め部38の突出端部同士の間隔LA、及び2つの後抜け止め部39の突出端部同士の間隔MAよりも小さい。
図1に示されるように、第1雌電線66の前端部には、ゴム製の第1雌ゴム栓72(雌ゴム栓の一例)が外嵌されている。これにより、第1雌電線66の外周部と、第1雌ゴム栓72の内周面とが密着する結果、第1雌電線66と第1雌ゴム栓72との間は液密にシールされるようになっている。第1雌ゴム栓72は略円筒形状をなしている。第1雌キャビティ62の後端部には、第1雌ゴム栓72が内嵌される第1雌シール部73(雌シール部の一例)が形成されている。第1雌シール部73は円筒形状をなしている。第1雌シール部73の内径寸法は、第1雌ゴム栓72の外形寸法よりもやや小さく設定されている。これにより、第1雌シール部73内に第1雌ゴム栓72が内嵌された状態で、第1雌ゴム栓72は弾性圧縮された状態になっている。この結果、第1雌ゴム栓72の外周部が第1雌シール部73の内周面に密着するので、第1雌ゴム栓72と第1雌キャビティ62との間が液密にシールされるようになっている。
図1及び図7に示されるように、第1雌シール部73の内周面が前方に延長された仮想的な面は、仮想第1雌シール面74(仮想雌シール面の一例)とされる。仮想第1雌シール面74は、第1雌シール部73の前方に延びる、円筒形状をなす仮想的な面である。この仮想第1雌シール面74の内側の領域に、ムービングプレートロック解除部71が形成されている。これにより、雌ハウジング54を、前後方向に型開きする金型によって成形する場合に、第1雌キャビティ62を、ムービングプレートロック解除部71を形成するための型抜き孔とすることができる。
図1に示されるように、第2雌キャビティ63内には第2雌端子61が収容されている。第2雌端子61は、第2雌電線75(他の雌電線の一例)の前端部に接続されている。第2雌端子61は、筒状をなす第2接続筒部76を有する。第2接続筒部76内には弾性変形可能な弾性接触片(図示せず)が配されている。第2接続筒部76内に挿入された第2タブ31が弾性接触片と弾性的に接触することにより、第2接続筒部76と第2タブ31とが電気的に接続されるようになっている。雌ランス65が第2接続筒部76を弾性的に係止することにより、第2雌端子61が第2雌キャビティ63内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
図1に示されるように、雌ハウジング54本体には、第2雌キャビティ63に対応する位置に、雌ハウジング54本体の前端部のやや後方の位置から、後方に延びる凹部77が形成されている。凹部77は第2雌キャビティ63と上下方向に連通している。凹部77の前端部は、ムービングプレート15のリトラクタブルロック部52の係止爪53が後方から係止するリトラクタブルロック受け部78とされる。リトラクタブルロック受け部78は上下方向に切り立って形成されている。凹部77の左右方向の幅寸法は、リトラクタブルロック部52の左右方向の幅寸法と同じか、又はやや大きく形成されている。
第2雌電線75の前端部には、ゴム製の第2雌ゴム栓79(他の雌ゴム栓の一例)が外嵌されている。これにより、第2雌電線75の外周部と、第2雌ゴム栓79の内周面とが密着する結果、第2雌電線75と第2雌ゴム栓79との間は液密にシールされるようになっている。第2雌ゴム栓79は略円筒形状をなしている。第2雌キャビティ63の後端部には、第2雌ゴム栓79が内嵌される第2雌シール部80(他の雌シール部の一例)が形成されている。第2雌シール部80は円筒形状をなしている。第2雌シール部80の内径寸法は、第2雌ゴム栓79の外形寸法よりもやや小さく設定されている。これにより、第2雄シール部80内に第2雌ゴム栓79が内嵌された状態で、第2雌ゴム栓79は弾性圧縮された状態になっている。この結果、第2雌ゴム栓79の外周部が第2雌シール部80の内周面に密着するので、第2雌ゴム栓79と第2雌キャビティ63との間が液密にシールされるようになっている。
図1及び図7に示されるように、第2雌シール部80の内周面が前方に延長された仮想的な面は、仮想第2雌シール面81(他の仮想雌シール面の一例)とされる。仮想第2雌シール面81は、第2雌シール部80の前方に延びる、円筒形状をなす仮想的な面である。この仮想第2雌シール面81の内側の領域に、リトラクタブルロック受け部78が形成されている。これにより、雌ハウジング54を、前後方向に型開きする金型によって成形する場合に、第2雌キャビティ63を、リトラクタブルロック受け部78を形成するための型抜き孔とすることができる。
第3雌キャビティ64内には第3雌端子が収容されている。第3雌端子は、第3雌電線の前端部に圧着されている。第3雌端子は、筒状をなす第3接続筒部(図示せず)を有する。第3接続筒部内には弾性変形可能な弾性接触片(図示せず)が配されている。第3接続筒部内に挿入された第3タブ34が弾性接触片と弾性的に接触することにより、第3接続筒部と第3タブ34とが電気的に接続されるようになっている。雌ランス65が第3接続筒部を弾性的に係止することにより、第3端子が第3雌キャビティ64内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
第3雌電線の前端部には、ゴム製の第3雌ゴム栓(図示せず)が外嵌されている。これにより、第3雌電線の外周部と、第3雌ゴム栓の内周面とが密着する結果、第3雌電線と第3雌ゴム栓との間は液密にシールされるようになっている。第3雌ゴム栓は略円筒形状をなしている。第3雌キャビティ64の後端部には、第3雌ゴム栓が内嵌される第3雌シール部(図示せず)が形成されている。第3雌シール部は円筒形状をなしている。第3雌シール部の内径寸法は、第3雌ゴム栓の外形寸法よりもやや小さく設定されている。これにより、第3雌シール部内に第3雌ゴム栓が内嵌された状態で、第3雌ゴム栓は弾性圧縮された状態になっている。この結果、第3雌ゴム栓の外周部が第3雌シール部の内周面に密着するので、第3雌ゴム栓と第3雌キャビティ64との間が液密にシールされるようになっている。
図5に示されるように、雌ハウジング本体部56の前端部には、上下方向の中央位置付近に、後方に陥没するガイド凹部82が設けられている。ガイド凹部82には、雄リテーナ14のガイド部47が挿通されるようになっている。ガイド凹部82の内形状は、雄リテーナ14のガイド部47の外形状と同じか、又はやや大きく形成されている。
<雌リテーナ55>
雌ハウジング本体部56の前端部には雌リテーナ55が前方から取り付けられている。図5に示されるように、雌リテーナ55は、合成樹脂製であって、板状をなす前壁部83と、前壁部83の周縁部から後方に延びる周壁部84と、を有する。雌リテーナ55の周壁部84は、雌ハウジング本体部56の前端部に外嵌している。
前壁部83には、複数の雌リテーナ側挿通孔85が前後方向に貫通されている。雌リテーナ側挿通孔85には、それぞれ、第1タブ27、第2タブ31、及び第3タブ34が挿通されるようになっている。
前壁部83の後面には、図1に示されるように、後方に突出する複数の雌撓み規制部86が形成されている。雌撓み規制部86は上下方向に扁平であるとともに、左右方向に延びる板状をなしている。雌リテーナ55が雌ハウジング本体部56に対して正規位置に取り付けられたときに、雌撓み規制部86は、雌ランス65の撓み空間内に進入するようになっている。これにより、雌ランス65が撓み変形することが抑制されるので、第1雌端子60、第2雌端子61、及び第3雌端子が雌ハウジング本体部56に二次的に抜け止めされるようになっている。
図5に示されるように、前壁部83は、上下方向の中央位置付近であり、且つ、左右方向の中央位置付近に、前後方向に前壁部83を貫通する雌リテーナ貫通孔95を有する。雌リテーナ貫通孔95は、雌ハウジング本体部56のガイド凹部82に対応する位置に設けられている。雌リテーナ貫通孔95には、雄リテーナ14のガイド部47が挿通されるようになっている。雌リテーナ貫通孔95の内形状は、雄リテーナ14のガイド部47の外形状と同じか、又はやや大きく形成されている。
図5に示されるように、周壁部84のうち上縁部の右端部寄りの位置には、周壁部84の前端縁から後方に切り欠かれた切欠部87が設けられている。また、周壁部84のうち下縁部の左端部よりの位置にも、周壁部84の前端部から後方に切り欠かれた切欠部87が設けられている。切欠部87が設けられた部分において、周壁部84の内側の領域と、周壁部84の外側の領域とが連通するようになっている。切欠部87は、凹部77と対応する位置に形成されている。切欠部87の左右方向の差し渡し寸法は、リトラクタブルロック部52の左右方向の幅寸法と同じか、又はやや大きく形成されている。
図1に示されるように、雌ハウジング54本体には、雌リテーナ55の後方の位置であって、且つ、凹部77の後端部よりも後方の位置に、シールリング88が外嵌されている。雌コネクタ12と雄コネクタ11とが嵌合したときに、シールリング88が雌ハウジング54本体と雄フード部17との間に挟みこまれることにより、雌コネクタ12と雄コネクタ11との間が液密にシールされる。
<レバー58>
レバー58は、合成樹脂製であって、図6に示されるように、一対のカム板部89と、一対のカム板部89を連結する連結部90と、を備えている。一対のカム板部89は、互いに対向して平行に配置され、雌ハウジング54の雌フード部57を左右方向から挟むようにして軸部59に取り付けられる。
カム板部89は、板状をなしており、カムピン18を受け入れるカム溝91を有している。カム板部89には軸部59が貫通されている。カム板部89は、軸部59を軸として回動可能とされている。カム溝91は、カム板部89を貫通する溝状に形成されている。カム溝91には、カム板部89の一縁に、カムピン18の進入を許容する進入口92を有する。カム溝91は、進入口92から奥方に向かうにつれて次第にカム板部89の回動中心である軸部59に近づくように弧状をなしている。
連結部90には、左右方向の中央位置付近に、係止部93が突出して設けられている(図1参照)。係止部93は、雌フード部57の外面に設けられたロック部94(図6参照)に係止されるように配されている。
レバー58は、一対のカム板部89が雌フード部57の側壁部に沿うように配置され、軸部59がカム板部89に嵌め入れられることで、雌ハウジング54を跨ぐようにして取り付けられる。レバー58は、カム板部89へのカムピン18の進入を許容する嵌合開始位置と、雌コネクタ12に対して雄コネクタ11が正規嵌合位置に嵌合された状態となる嵌合完了位置との間で回動可能に軸支される。
<ムービングプレート15の組み付け工程>
雄ハウジング13本体の前端部に雄リテーナ14が装着される。ムービングプレート15は、雄フード部17内に前方から挿入される。ムービングプレート15が、雄ハウジング13のムービングプレートロック部35に前方から接近することにより、ムービングプレート15の係合孔40内に、ムービングプレートロック部35の前端部が挿入される。すると、係合孔40の孔縁部に、ムービングプレートロック部35の前抜け止め部38が摺接することにより、2つの弾性撓み部36が互いに接近する方向に弾性変形する。ムービングプレート15がさらに後方に進入することにより、係合孔40の孔縁部が前抜け止め部38を乗り越える。すると、2つの弾性撓み部36が復帰変形する。これにより、ムービングプレート15が、ムービングプレートロック部35の、前抜け止め部38と後抜け止め部39との間の位置に嵌り込む。この状態で、前抜け止め部38の後面がムービングプレート15の前面と当接することにより、ムービングプレート15が前方に抜け出すことが規制される。また、後抜け止め部39の前面がムービングプレート15の後面と当接することにより、ムービングプレート15が後方抜け出すことが規制される。これにより、ムービングプレート15が雄ハウジング13に対して初期位置に保持される(図9参照)。
ムービングプレート15が初期位置にあるときに、雄リテーナ14のガイド部47はプレート本体49のムービングプレート貫通孔48に挿入される。
第1雄端子19、第2雄端子20、及び第3雄端子21が雄ハウジング本体部16に保持された状態で、雄フード部17内には、第1タブ27、第2タブ31、及び第3タブ34が突出するようになっている。ムービングプレート15が初期位置にあるときに、第1タブ27、第2タブ31、及び第3タブ34は、それぞれ、位置決め孔51に挿入される(図8参照)。これにより、第1タブ27、第2タブ31、及び第3タブ34は、それぞれ、先端部がプレート本体49の位置決め孔51に挿入されて位置決めされた状態で、ムービングプレート15によって保護された状態にある。
<雄コネクタ11と雌コネクタ12の嵌合工程>
図8及び図9に示されるように、雄コネクタ11と雌コネクタ12とが近づけられて、雄フード部17内に、雌リテーナ55が取り付けられた状態の雌ハウジング54本体が、浅く挿入される。レバー58を回動させることにより雄コネクタ11と雌コネクタ12とがさらに接近すると、雄リテーナ14のガイド部47が、雌リテーナ55の雌リテーナ貫通孔95と雌ハウジング本体部56のガイド凹部82内に進入する。これにより、雄コネクタ11と、雌コネクタ12とが前後方向について、ガイド部47によりガイドされるようになっている。
さらに雄コネクタ11と雌コネクタ12とが接近すると、図10及び図11に示されるように、ムービングプレート15のリトラクタブルロック部52が雌ハウジング本体部56の前端縁に当接し、雌ハウジング本体部56の前端縁に乗り上がるように弾性変形する。
また、雌ハウジング本体部56のムービングプレートロック解除部71が、ムービングプレートロック部35の前抜け止め部38に当接する。
さらに雄コネクタ11と雌コネクタ12とが接近すると、図12に示されるように、ムービングプレート15のリトラクタブルロック部52が復帰変形し、雌ハウジング本体部56の凹部77内に進入する。
また、図13に示されるように、雌ハウジング本体部56のムービングプレートロック解除部71が、ムービングプレートロック部35の前抜け止め部38と当接することにより、2つの弾性撓み部36が互いに接近する方向に弾性変形する。これにより、ムービングプレート15の係合孔40の孔縁部と、前抜け止め部38、及び後抜け止め部39とが、離れる。この結果、ムービングプレートロック部35と、ムービングプレート15との係止状態が解除され、ムービングプレート15が前後方向に移動可能となる。
さらに、雄コネクタ11と雌コネクタ12とが接近すると、図14及び図15に示されるように、雌ハウジング本体部56の前端部と、雌リテーナ55の前壁部83とが、ムービングプレート15の前面と当接し、ムービングプレート15が嵌合位置に向けて後方に移動する。
雌コネクタ12本体部が雄フード部17内に正規に挿入されると、レバー58の係止部93が雌ハウジング本体部56のロック部94と係止する。この状態で、プレート本体49が、雄リテーナ14の前壁部43、及び雄ハウジング本体部16の前端部に当接する(図16及び図17参照)。このようにして、雄コネクタ11と雌コネクタ12とが正規に嵌合される。この状態で、第1雄端子19の第1タブ27が第1雌端子60の第1接続筒部67内に挿入されて第1雄端子19と第2雌端子61とが電気的に接続される。同様に、第2雄端子20の第2タブ31が第2雌端子61の第2接続筒部76内に挿入されて第2雄端子20と第2雌端子61とが電気的に接続され、第3雄端子21の第3タブ34が第3雌端子の第3接続筒部内に挿入されて第3雄端子21と第3雌端子とが電気的に接続される(図1参照)。
<雄コネクタ11と雌コネクタ12との離脱工程>
メンテナンス等の事情により雄コネクタ11と雌コネクタ12とを離脱させる際には、まず、レバー58の係止部93と、雌ハウジング本体部56のロック部94との係止を外し、レバー58を嵌合開始位置に向けて回動させる。すると、雌コネクタ12と雄コネクタ11とが互いに離れる方向に相対的に移動する。
雌コネクタ12が後方に移動すると、図13に示されるように、雌コネクタ12のムービングプレートロック解除部71が、ムービングプレートロック部35の後抜け止め部39と当接して2つの弾性撓み部36が互いに接近する方向に弾性変形する。さらに雌コネクタ12が後方に移動すると、雌コネクタ12のムービングプレートロック解除部71が、ムービングプレートロック部35の前抜け止め部38と当接して2つの弾性撓み部36が互いに接近する方向に弾性変形する。この状態で、ムービングプレート15は前後方向に移動可能になっている。
図12に示されるように、雌ハウジング54本体のリトラクタブルロック受け部78が、リトラクタブルロック部52に前方(雄コネクタ11から見た場合の前方)から当接する。これにより、ムービングプレート15はリトラクタブルロック受け部78に押されることにより前方に移動する。
さらに雄コネクタ11と雌コネクタ12とが互いに離れる方向に移動すると、図11に示されるように、雌ハウジング本体部56のムービングプレートロック解除部71が前抜け止め部38から離れる。これにより、2つの弾性撓み部36が復帰変形する。この結果、前抜け止め部38と後抜け止め部39との間の隙間にムービングプレート15の係合孔40の孔縁部が嵌入する。すると、ムービングプレート15の前面が前抜け止め部38の後面と当接することにより、ムービングプレート15が前方に移動することが規制される。
さらに雄コネクタ11と雌コネクタ12とが互いに離れる方向に移動すると、図10に示されるように、ムービングプレート15のリトラクタブルロック部52がリトラクタブルロック受け部78に乗り上がるように弾性変形する。これにより、ムービングプレート15のリトラクタブルロック部52と、雌ハウジング本体部56のリトラクタブルロック受け部78との係合が解除される。
さらに雄コネクタ11と雌コネクタ12とが互いに離れる方向に移動すると、ムービングプレート15のリトラクタブルロック部52が復帰変形する。このようにして、雌コネクタ12と、雄コネクタ11とが離脱するときに、ムービングプレート15が雄コネクタ11の雄フード部17内の初期位置に保持される。
<本実施形態1の作用効果>
続いて、本実施形態1の作用効果について説明する。本実施形態によれば、ムービングプレートロック部35を、嵌合方向について前方、及び後方から型抜きする金型を用いて形成する際、第1雄キャビティ22を型抜き孔とすることができる。これにより、雄ハウジング13に型抜き孔を別途形成しなくてもよいので、1つの一括ゴム栓によって雄ハウジング13の後面を一括してシールする必要がなくなる。この結果、第1雄キャビティ22を第1雄ゴム栓28によってシールし、第2雄キャビティ23を第2雄ゴム栓32によってシールし、第3雄キャビティ24を第3雄ゴム栓によってシールするというように、各雄キャビティ22,23,24を個別にシールできるので、一括ゴム栓を用いる場合に比べて製造コストを低減することができる。また、各雄キャビティ22,23,24を個別にシールすることにより、1つの一括ゴム栓によって雄ハウジング13の後面を一括してシールする場合に比べて、雄ハウジング13の防水性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ムービングプレートロック解除部71を、嵌合方向について前方、及び後方から型抜きする金型を用いて形成する際、第1雌キャビティ62を型抜き孔とすることができる。これにより、雌ハウジング54に型抜き孔を別途形成しなくてもよいので、1つの一括ゴム栓によって雌ハウジング54の後面を一括してシールする必要がなくなる。この結果、第1雌キャビティ62を第1雌ゴム栓72によってシールし、第2雌キャビティ63を第2雌ゴム栓79によってシールし、第3雌キャビティ64を第3雌ゴム栓によってシールするというように、各雌キャビティ62,63,64を個別にシールできるので、一括ゴム栓を用いる場合に比べて製造コストを低減することができる。また、各雌キャビティ62,63,64を個別にシールすることにより、一括ゴム栓を用いる場合に比べて雌ハウジング54の防水性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、リトラクタブルロック受け部78を、嵌合方向について前方、及び後方から型抜きする金型を用いて形成する際、第2雌キャビティ63を型抜き孔とすることができる。これにより、雌ハウジング54に型抜き孔を別途形成しなくてもよいので、1つの一括ゴム栓によって雌ハウジング54の後面を一括してシールする必要がなくなる。この結果、第1雌キャビティ62を第1雌ゴム栓72によってシールし、第2雌キャビティ63を第2雌ゴム栓79によってシールし、第3雌キャビティ64を第3雌ゴム栓によってシールするというように、各雌キャビティ62,63,64を個別にシールできるので、一括ゴム栓を用いる場合に比べて製造コストを低減することができる。また、各雌キャビティ62,63,64を個別にシールすることにより、一括ゴム栓を用いる場合に比べて雌ハウジング54の防水性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ムービングプレートロック部35は、第1タブ27の延びる方向と交差する方向であって、且つ、第1タブ27の板面に平行な方向について、弾性変形可能に形成されている。これにより、ムービングプレートロック部35が弾性変形した場合でも、ムービングプレートロック部35が第1タブ27と干渉することを回避できる。これにより、雄コネクタ11を大型化させることなく、ムービングプレートロック部35が弾性変形する領域を設けることができる。
また、本実施形態によれば、ムービングプレートロック部35は、嵌合方向の前方に延びる2つの弾性撓み部36と、2つの弾性撓み部36の先端部同士を連結する補強部37と、を有する。これにより、補強部37により弾性撓み部36を強化できるので、ムービングプレートロック部35の強度を向上させることができる。これにより、ムービングプレートロック部35が意図しない変形をしてしまうことが抑制される結果、ムービングプレート15が初期位置から意図しない移動をすることを抑制できる。
<他の実施形態>
(1)ムービングプレートロック部35は、第1タブ27の板面と交差する方向について弾性変形可能に形成される構成としてもよい。
(2)補強部37は省略してもよい。また、ムービングプレートロック部35は、1つの弾性撓み片によって形成される構成としてもよい。
(3)レバー58は省略してもよい。
10: コネクタ対
11: 雄コネクタ
12: 雌コネクタ
13: 雄ハウジング
14: 雄リテーナ
15: ムービングプレート
16: 雄ハウジング本体部
17: 雄フード部
18: カムピン
19: 第1雄端子
20: 第2雄端子
21: 第3雄端子
22: 第1雄キャビティ
23: 第2雄キャビティ
24: 第3雄キャビティ
25: 雄ランス
26: 第1雄電線
27: 第1タブ
28: 第1雄ゴム栓
29: 第1雄シール部
30: 第2雄電線
31: 第2タブ
32: 第2雄ゴム栓
33: 第2雄シール部
34: 第3タブ
35: ムービングプレートロック部
36: 弾性撓み部
37: 補強部
38: 前抜け止め部
39: 後抜け止め部
40: 係合孔
41: ムービングプレートロック受け部
42: 仮想雄シール面
43: 前壁部
44: 周壁部
45: 雄リテーナ側挿通孔
46: 雄撓み規制部
47: ガイド部
48: ムービングプレート貫通孔
49: プレート本体
50: 周壁部
51: 位置決め孔
52: リトラクタブルロック部
53: 係止爪
54: 雌ハウジング
55: 雌リテーナ
56: 雌ハウジング本体部
57: 雌フード部
58: レバー
59: 軸部
60: 第1雌端子
61: 第2雌端子
62: 第1雌キャビティ
63: 第2雌キャビティ
64: 第3雌キャビティ
65: 雌ランス
66: 第1雌電線
67: 第1接続筒部
69: 第1タブ挿入部
70: ムービングプレートロック挿入部
71: ムービングプレートロック解除部
72: 第1雌ゴム栓
73: 第1雌シール部
74: 仮想第1雌シール面
75: 第2雌電線
76: 第2接続筒部
77: 凹部
78: リトラクタブルロック受け部
79: 第2雌ゴム栓
80: 第2雌シール部
81: 仮想第2雌シール面
82: ガイド凹部
83: 前壁部
84: 周壁部
85: 雌リテーナ側挿通孔
86: 雌撓み規制部
87: 切欠部
88: シールリング
89: カム板部
90: 連結部
91: カム溝
92: 進入口
93: 係止部
94: ロック部
95: 雌リテーナ貫通孔

Claims (5)

  1. 嵌合方向に沿って雌コネクタと嵌合する雄コネクタであって、
    前記雄コネクタは、雄フード部を有する雄ハウジングと、前記雄ハウジングに取り付けられるとともに前記雄フード部内に突出するタブを有する雄端子と、前記雄端子に取り付けられる雄電線と、前記雄電線に外嵌される雄ゴム栓と、前記雄フード部内に配設されるとともに、前記タブを位置決めした状態で初期位置と前記初期位置より前記嵌合方向について後方の嵌合位置との間を移動可能なムービングプレートと、を備え、
    前記雄ハウジングは前記雄端子を収容する雄キャビティを有し、前記雄キャビティは前記雄ゴム栓が内嵌される筒状の雄シール部を有し、前記雄シール部の内面は前記雄ゴム栓と密着しており、
    前記雄ハウジングは、前記雄シール部の内面が前記嵌合方向について前方に延長された仮想的な仮想雄シール面の内側の領域に、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、前記ムービングプレートと係合することにより前記ムービングプレートを前記初期位置に保持するムービングプレートロック部を有する雄コネクタ。
  2. 前記ムービングプレートロック部は、前記タブの延びる方向と交差する方向であって、且つ、前記タブの板面に平行な方向について、弾性変形可能に形成されている請求項1に記載の雄コネクタ。
  3. 前記ムービングプレートロック部は、前記嵌合方向の前方に延びる2つの弾性撓み部と、前記2つの弾性撓み部の先端部同士を連結する補強部と、を有する請求項1または請求項2に記載の雄コネクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の雄コネクタと、前記雄コネクタと嵌合する雌コネクタと、を備えるコネクタ対であって、
    前記雌コネクタは、前記雄フード部に外嵌する雌フード部を有する雌ハウジングと、前記雌ハウジングに取り付けられるとともに前記雄端子と電気的に接続する雌端子と、前記雌端子に取り付けられる雌電線と、前記雌電線に外嵌される雌ゴム栓と、を備え、
    前記雌ハウジングは前記雌端子を収容する雌キャビティを有し、前記雌キャビティは前記雌ゴム栓が内嵌される筒状の雌シール部を有し、前記雌シール部の内面は前記雌ゴム栓と密着しており、
    前記雌ハウジングは、前記雌シール部の内面が前記嵌合方向について前方に延長された仮想的な仮想雌シール面の内側の領域に、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、前記ムービングプレートと接触して前記ムービングプレートロック部を弾性変形させることにより、前記ムービングプレートと前記ムービングプレートロック部との係合を解除するムービングプレートロック解除部を有するコネクタ対。
  5. 前記ムービングプレートは、前記嵌合方向の前方に突出するとともに、弾性変形可能なリトラクタブルロック部を有し、
    前記雌コネクタは、前記雌ハウジングに取り付けられるとともに前記雌端子と異なる他の雌端子と、前記他の雌端子に取り付けられる他の雌電線と、前記他の雌電線に外嵌される他の雌ゴム栓と、を備え、
    前記雌ハウジングは、前記リトラクタブルロック部と係止可能なリトラクタブルロック受け部を有し、
    前記雌ハウジングは、前記他の雌端子を収容する他の雌キャビティを有し、前記他の雌キャビティは前記他の雌ゴム栓が内嵌される筒状の他の雌シール部を有し、前記他の雌シール部の内面は前記他の雌ゴム栓と密着しており、
    前記雌ハウジングは、前記他の雌シール部の内面を前記嵌合方向について延長した仮想的な他の仮想雌シール面の内側の領域に、前記リトラクタブルロック受け部を有する請求項4に記載のコネクタ対。
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