JP2023092700A - 電子機器及び電子機器の組み立て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より効率よく太陽光発電を行うことが可能な電子機器及び電子機器の組み立て方法を提供する。【解決手段】電子時計(1)は、少なくとも上端が開口した筒状の筐体(12)と、筐体(12)内に位置し、上端側に露出している文字板(13)と、筐体(12)の内周面に沿った環状の形状を有する光透過性の見切り板(15)と、見切り板(15)の下方に位置する環状のソーラパネル(16)と、ソーラパネル(16)の外縁を固定する環状のパッキン(19)と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、電子機器及び電子機器の組み立て方法に関する。
幅広い環境で利用される携帯型の電子機器では、表示画面を適切に確保しつつ防水性防塵性などが得られるように透明の風防ガラスが当該表示画面を覆うように位置している。一方で、携帯電子機器では、しばしばこの風防ガラスを通して入射した光が太陽光発電に用いられている。
従来、太陽光パネル(ソーラパネル)が文字板の表示面(表示部)に重ねて位置しているものがある。この場合、指針を用いて表示を行う電子機器では、指針の影により面積に比して発電効率が低いという課題がある。一方で、特許文献1には、表示部と風防ガラスとの間の空間の側面に沿ってソーラパネルが位置している電子時計が開示されている。
特開2003-270366号公報
しかしながら、側面からの光の入射だと、電子機器の向きによって側面の一部に影が生じやすく、結局発電効率が低下する場合があるという課題がある。
この発明の目的は、より効率よく太陽光発電を行うことが可能な電子機器及び電子機器の組み立て方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
少なくとも上端が開口した筒状の筐体と、
前記筐体内に位置し、前記上端側に露出している表示部と、
前記筐体の内周面に沿った環状の形状を有する光透過性の見切り部材と、
前記見切り部材の下方に位置する環状の太陽電池と、
前記太陽電池の外縁を固定する環状の弾性部材と、
を備えることを特徴とする電子機器である。
本発明に従うと、電子機器においてより効率よく太陽光発電を行うことが可能となるという効果がある。
本実施形態の電子機器である電子時計の正面図(a)及び底面図(b)である。 電子時計の中心を通る断面図である。 ソーラパネルについて説明する図である。 見切り板の一例を示す平面図である。 電子時計の組み立て製造の流れを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子機器である電子時計1の正面図(a)及び底面図(b)である。底面図(b)では、裏蓋18(図2参照)を外した状態で示している。
電子時計1は、筐体12と、文字板13と、指針14と、見切り板15(見切り部材)と、回路基板20などを備える。また、見切り板15の下方には、ソーラパネル16(太陽電池)が透過して見えている。また、指針14の上方は、光透過性、ここでは透明な風防ガラス17(光透過部材、図2参照)で覆われている。指針14は、文字板13と風防ガラス17との間(文字板13上)に文字板13に略平行な平面内で回転可能に位置している。筐体12の外側には、適宜ベゼルなどの装飾部材21が取り付けられていてもよい。
筐体12は、上端と下端が開口した筒状形状を有し、当該筒状の空間内(筐体12の内側)には、上記の文字板13、指針14、見切り板15の他、指針14を回転動作させる歯車列である輪列機構やステッピングモータなどを含む駆動部、回路基板20やバッテリ22(二次電池)などを収容している。筐体12の下端は裏蓋18(図2参照)により封止され、上端は上記の風防ガラス17により封止されて、水やほこりなどが侵入しないようになっている。筐体12は、例えば、ステンレス鋼などであるが、特には限られない。
文字板13は、筐体12の上端側に露出しており、当該文字板13の上面(露出される面)には、時刻を特定するための標識131(時字)が1時間単位(30度ごと)に位置している。また、分や秒単位の時刻(時間)などを示すための目盛などが更に位置していてもよい。
文字板13の中心は、指針14のうち少なくとも一部(時針、分針及び秒針など)の回転軸となっている。その他の指針14は、文字板13上の一部を占める小窓132内でのみ回転動作する小針であってもよい。
文字板13と指針14とが本実施形態の表示部を構成する。
見切り板15は、筐体12の内周面に沿ってその上端付近に位置する環状の形状を有する部材であって、文字板13上で当該文字板13のユーザによる視認範囲を規定する。ここでいう上端に沿ってとは、後述のように上端に接していることを意味せず、また、見切り板15の上面は、筐体12の上端位置より下方に位置していてもよい。本実施形態の電子時計1の見切り板15は、光透過性の部材であり、例えば樹脂である。見切り板15は、透明である必要はなく、有色の光透過部材であってもよい。
ソーラパネル16は、ソーラセル160(図3参照)が複数並んで環状の形状を有し、見切り板15の下方に位置して、見切り板15を透過して入射する光を受けて発電を行う太陽電池である。ここでいう環状とは、完全に周状につながっているものに加えて、若干の途切れた隙間を有するものであってもよい。なお、太陽電池は、板状のパネルに比して薄く剛性の低いフィルム状のものであってもよい。
回路基板20は、筐体12の内部の裏面側に位置し、ソーラパネル16から伸びる配線板161により電力が供給されて動作する。回路基板20の動作には、電子時計に係る動作、すなわち、現在時刻を計数する計時部としての動作、及びこの現在時刻に応じて指針14を回転させる駆動部を動作させて、指針14により現在時刻を表示させる表示制御部としての動作が含まれる。
図2は、電子時計1の中心を通る図1(b)の断面線AAにおける底面に垂直な断面図である。この図では、指針14の表示を省略している。
筐体12の内側では、文字板13の下方に指針14の駆動部及び回路基板20が位置し、筐体12の下側の開放面が裏蓋18により封止されている。また、上端では、風防ガラス17(光透過部材)が筐体12の内周にはめ込まれている。
筐体12の内側面は、上部が階段状に幅が広がっており、この広がった部分の上端が筐体12の開口となっている。ソーラパネル16は、環状に伸びるこの階段状部分の段差面121上に沿って位置している。ソーラパネル16の上側に位置する見切り板15は、環状のパッキン19(弾性部材)を介して筐体12の広がった部分にはめ込まれている。すなわち、見切り板15は、筐体12に直接接していない。
パッキン19の下端は段差面121に達しており、ソーラパネル16の外縁がパッキン19により段差面121に固定されている。これにより、ソーラパネル16の固定に接着剤や両面テープなどの接着部材を利用する必要がなくなり、これらの接着部材が見切り板15越しに視認可能になることによる見栄えの低下も生じない。また、接着部材自体の厚さがないので、ソーラパネル16が意図した位置からずれる、特に、段差面121から浮き上がって見切り板15と接するというような問題が生じにくい。
また、パッキン19は、ソーラパネル16と見切り板15の間にも一部挟まっていることで、ソーラパネル16と見切り板15とを離隔させている。このために、パッキン19はL字型形状をしていてもよい。パッキン19のソーラパネル16と見切り板15との間に挟まっている部分の長さ(筐体12の開放面の半径方向についての幅)は、見切り板15の長さに比して十分に短くてよい。ソーラパネル16と見切り板15とが接触していると、これらの間での光の屈折干渉により上方から見た場合にモアレが生じるので、ソーラパネル16と見切り板15とが離隔した状態で固定されることで、モアレの発生が抑制される。また、ソーラパネル16に対して見切り板15が接触した状態で当該見切り板15を嵌め込もうとすると、接触面に傷がつき、見栄えや発電効率の低下につながり得るので、両者を離隔させることでこのような傷を抑制することもできる。
パッキン19は、従来周知のゴムなどの弾性を有する樹脂部材などであり、防水性を有していてもよい。筐体12の上記広がった部分の内側面には、更にパッキン19と接する部分に環状の窪み122を有する。見切り板15のはめ込みによるパッキン19の圧縮分の一部がこの窪み122の内部へ膨張することで、パッキン19が筐体12の内側面に沿って上方に膨張するのを抑制する。これにより、電子時計1を上面側から見た場合の見栄えの低下が低減される。
ソーラパネル16には、配線板161(配線部)の一端がつながり、他端が筐体12の内側面に沿って曲線状に下方へ伸びて、その先端が回路基板20に接続されている。配線板161は柔軟性を有し、曲線形状は容易に調整が可能である。配線板161上には2本の信号線が伸びており、当該信号線の間には、発電に応じて生じた電圧差がかかり、発電電力が回路基板20の電力供給回路へ伝えられる。
配線板161は、ソーラパネル16と一体であってもよいし、ソーラパネル16とは別の部材であって当該ソーラパネル16に接続固定されていてもよい。
配線板161からソーラパネル16が分岐する位置は、環状のソーラパネル16の内縁位置よりも外側に位置している。これにより、配線板161の曲線形状の最低曲率を定めても、当該配線板161がソーラパネル16の内縁位置よりも内側に大きくはみ出ないように(はみ出さない又ははみ出したとしてもその幅が微小になるように)なっている。
図3は、ソーラパネル16を電子時計1から取り外して展開した状態での平面図である。
図3(a)に示すように、ソーラパネル16では、複数、ここでは6個のソーラセル160が円周方向に順番に並んでいる。ソーラパネル16は、環状部分の内縁(内周側)に切り欠き部分16a(切り欠き部)を有し、当該切り欠き部分16aから配線板161が分離している。配線板161の先端には孔部16bを有し、この孔部16bを貫通するビス(ねじ部材全般を含み、ねじ、ボルトなどであってもよい)が回路基板20に固定されることで、配線板161も固定される。配線板161に伸びる配線と回路基板20の端子とが接するように固定されることで、ソーラパネル16の発電電力が回路基板20に供給される。
なお、上方から見ると、見切り板15を透過して切り欠き部分16a、配線板161の接続位置及び切り欠き部分16aの下方の段差面121が視認可能となるので、当該段差面121の視認可能部分をソーラパネル16の色に類似した色となるように加工してもよいし、反対に、図3(b)に示すように、ソーラパネル16の当該切り欠き部分16aを含む部分及び他の一部が段差面121と類似の色となるように金属を蒸着させるなどにより被覆膜162を設けることで、全体として模様としてもよい。模様としては、例えば、ある角度ごとに均等に被覆膜162を有する縞状であってもよい。金属が蒸着された部分は、発電効率が低下する(被覆膜162の厚さや種別に依存するが、例えば、被覆膜162がない場合の50%程度)が、全体に比して蒸着面積が十分に小さければ、全体としての発電効率の低下には問題を生じない。例えば、上記複数のソーラセル160の境界には隙間があり、発電がなされないので、この境界を含むように被覆膜162が位置していてもよい。これにより、発電効率の低下が更に抑えられる。
あるいは、図4に示した見切り板15の一例の平面図のように、ソーラパネル16が被覆膜162を有するのではなく、見切り板15の下面(底面側)のうち、ソーラパネル16の不可視化したい部分に該当する部分が被覆膜151により被膜されていてもよい。この場合は、見切り板15の向きもソーラパネル16に対して適切に合わせられる必要がある。
図5は、電子時計1の組み立て製造の流れを示す図である。本実施形態の電子機器の組み立て方法である電子時計1の組み立て製造では、筐体12に対し、ソーラパネル16を回路基板20への配線板161の固定位置と合わせて段差面121上に載置する(P1)。次に、パッキン19を筐体12の内側面に沿ってはめ込むことで、ソーラパネル16の外縁を押さえてソーラパネル16を仮固定する(P2)。
それから、見切り板15をパッキン19の内面にはめ込んで固定する(P3)。さらに、風防ガラス17を筐体12にはめ込んで固定する(P4)。これらP1~P4の処理により電子時計1の外装部品が得られる。
ソーラパネル16と風防ガラス17とが適切な位置に固定された後、文字板13、指針14及び回路基板20などの内部構成を外装部品(筐体12)に挿入して配置、接続する(P5)。配線板161の先端の電極が回路基板20にビスなどで固定される(P6)。そして、必要に応じた他の部分の固定やバッテリの取り付けなどがなされた後、裏蓋18がねじ部材で筐体12に対して固定されて、筐体12の内部が封止される(P7)。
なお、P1~P4の外装部品の組み立てと、P5~P7の内部の組み立てとは、分離されて別の製造工程や製造拠点で実行されてもよい。また、外装部品の組み立てよりも前に内部の部品が挿入されてもよい。
このように、ソーラパネル16がパッキン19によって仮固定されながら位置決めして段差面121に載置されるので、ソーラパネル16を安定して適切な位置に固定しやすくなる。また、もしずれが生じて設定しなおす場合でも、接着部材で固定されていないのでやり直しが容易である。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、少なくとも上端が開口した筒状の筐体12と、筐体12内に位置し、上端側に露出している表示部としての文字板13及び指針14と、筐体12の内周面に沿った環状の形状を有する光透過性の見切り板15と、見切り板15の下方に位置する環状のソーラパネル16と、ソーラパネル16の外縁を固定する環状のパッキン19と、を備える。
このように、ソーラパネル16を光透過性の見切り板15の下側に位置させることで、表示画面の表示に影響を受けずに安定した発電を行うことができる。また、文字板13がソーラパネルのために光を透過させる部材に限定されなくなり、デザインの制約が減るので、より多様なデザインの電子機器を得ることができる。また、環状のソーラパネル16は、周方向についてずれがあっても筐体12内に挿入され得るが、位置ずれがあると最終的に他の部品などとの相対位置が合わなくなって接続ができなかったり他の部品が入らなかったりし得る。そこで、先にパッキン19で固定しながら組み立てが可能になることで、このような位置ずれを抑制することができる。また、接着部材を利用しないので、もしずれが生じていても、組み立て直しが容易になる。また、特によく使われる熱硬化性接着剤の加熱に伴う内部部品への影響を考慮する必要がなくなり、部品の選択、熱設計や温度制御の手間などが簡略化される。
また、見切り板15は、当該パッキン19を介して筐体12にはめ込まれており、筐体12は、内周面の幅が広がる環状の段差面121を有し、ソーラパネル16は、パッキン19により外縁が段差面121上に固定されている。
このように、パッキン19と段差面121との間にソーラパネル16を挟んで固定するので、固定が容易である。また、ソーラパネル16を固定するパッキン19で見切り板15も固定されるので、場所を取らずに安定してソーラパネル16と見切り板15とを適正な向きで固定することができる。
また、ソーラパネル16は、見切り板15と離隔している。パッキン19を間に若干はさむなどによりソーラパネル16と光透過性の見切り板15とを離隔させることで、接触により生じるモアレなどの発生を防ぎ、見栄えの低下を抑えることができる。
また、電子時計1は、一端がソーラパネル16に接続されて当該ソーラパネル16の発電電力を伝える配線板161を備える。ソーラパネル16のうち少なくとも配線板161との接続位置には、被覆膜を有する。光透過性の見切り板15により、その下方のソーラパネル16が視認可能となるので、接続部材や接続痕、接続に係る切り欠き部分16aなどが目立たないように適宜被膜を設けることで、デザイン性を向上させることができる。
また、ソーラパネル16は、内周側に切り欠き部分16aを有し、配線板161は、ソーラパネル16と一体であり、切り欠き部分16aから伸びている。
配線板161を外周に近い位置でソーラパネル16から分岐することで、急角度で折り曲げずにある曲率半径以上の範囲で屈曲させても配線板161が筐体12の内側に突出しないので、内部の駆動部や回路基板などのスペースを圧迫しない。そして、折り曲げを伴わないことで、当該折り曲げ部分での信号線の劣化などによる断線を抑制することができる。
また、ソーラパネル16は、当該ソーラパネル16の一部の上面に位置して上方から下方の視認性を低下させる被覆膜162を有していてもよい。見切り板15が光透過性であることからその下に位置するソーラパネル16も視認可能であるので、発電効率の低下が問題にならない範囲で被覆膜162を用いることで、デザイン性を向上させることができる。また、ソーラパネル16に接続される配線板161の固定箇所なども視認可能であると見栄えが良くないので、このような部分を適宜視認しづらくすることで、見栄えの低下を抑えることができる。
また、ソーラパネル16は、複数のソーラセル160を含み、被覆膜162は、ソーラパネル16を上方から見た平面視で複数のソーラセル160の境界と重なって位置していてもよい。
ソーラセル160の境界部分では発電がなされないので、この部分と被覆膜162とが重なることで、発電効率の低下をより抑えつつ、デザイン性を向上させることができる。
また、見切り板15は、上方からのソーラパネル16の一部の視認性を低下させる被覆膜151を下面に有していてもよい。すなわち、ソーラセル160の代わりに見切り板15に被覆膜151があっても、同様にデザイン性を向上させることができる。また、この場合には、ソーラセル160に被覆膜162を設けることのできない切り欠き部分16aの部分にも被覆膜151によりまとめて視認性を低下させることができ、見栄えの低下を適切に抑えることができる。
また、電子時計1は、文字板13及び当該文字板13上で回転可能に位置する指針14と、回路基板20とを備え、回路基板20は、現在時刻を計数する計時部、及び現在時刻を指針14により表示させる表示制御部、として動作する制御部を有する。
このように、携帯性と継続動作が高い基準で要求される電子時計1において、ソーラパネル16の位置を見切り板15の下方として文字板13の下から外すことで、より安定して電力供給を継続的に供給可能としつつ、そのデザイン性を向上させることができる。
また、本実施形態の電子時計1の組み立て方法では、少なくとも上端が開口した筒状の形状を有する筐体12の内部に表示部(文字板13及び指針14)を上端側に露出されるように収容し、筐体12の内周面の幅が広がる環状の段差面121上に環状のソーラパネル16を載置し、ソーラパネル16の上面側外縁を環状のパッキン19で押さえることで段差面121に固定し、筐体12の内周面の上端に沿ってパッキン19を介して環状の光透過性の見切り板15を固定する。
このように、ソーラパネル16をパッキン19で固定した状態で見切り板15をはめ込むので、ソーラパネル16の位置、特に回転方向についての位置を、回路基板20との接続位置などに合わせた状態で見切り板15などの固定を行うことができる。したがって、位置ずれによる固定しなおしなどの発生を低減して、製造の手間を軽減することができる。また、万一ずれが生じた場合でも接着部材とは異なり、パッキン19であれば取り外しと再調整が可能なので、製造不良の発生を低減させてコストなどの低下を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ソーラパネル16に屈曲可能な配線板161が接続され、又は一体形成されるものとして説明したが、これに限られない。ソーラパネル16の電極端子と回路基板20の電極端子とを直線で結ぶような配線部材、例えばコイルばねなどであってもよい。この場合には、回路基板20の電極端子は、回路基板20の上面側に位置する。
また、筐体の内周面の形及び環状の各構成は、円形である必要はない。例えば、これらは楕円形、方形、方形の角を丸めた形状などであってもよい。
また、上記実施の形態では、パッキン19を一部ソーラパネル16と見切り板15との間に挟むことでこれらを離隔させたが、これに限られない。他のものが間に挿入されてもよいし、挟むものがなくても離隔可能に筐体12の内面の形状が定められていてもよい。あるいは、ソーラパネル16と見切り板15とが完全に離隔されなくてもよい。
また、配線板161がソーラパネル16と一体ではない場合には、切り欠き部分16aはなくてもよい。
また、段差面121は、内側面の部分的な突出部の上面であってもよい。また、この場合、突出部及び段差面121は、完全に環状ではなく、部分的に途切れている部分があってもよい。この場合でも、光透過性の見切り板15を介して必要以上に内部が視認可能とならないように加工がなされてもよい。
また、上記実施の形態では、指針式のアナログ電子時計であるものとして説明したが、これに限るものではない。液晶表示画面などのデジタル表示部を備えた電子機器であってもよい。また、電子機器は現在時刻の表示を主機能とする電子時計でなくてもよい。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、処理動作の内容及び手順などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
少なくとも上端が開口した筒状の筐体と、
前記筐体内に位置し、前記上端側に露出している表示部と、
前記筐体の内周面に沿った環状の形状を有する光透過性の見切り部材と、
前記見切り部材の下方に位置する環状の太陽電池と、
前記太陽電池の外縁を固定する環状の弾性部材と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記見切り部材は、前記弾性部材を介して前記筐体にはめ込まれており、
前記筐体は、内周面の幅が広がる環状の段差面を有し、
前記太陽電池は、前記弾性部材により前記外縁が前記段差面上に固定されている
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
<請求項3>
前記太陽電池は、前記見切り部材と離隔していることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
<請求項4>
一端が前記太陽電池に接続されて当該太陽電池の発電電力を伝える配線部を備え、
前記太陽電池のうち少なくとも前記配線部との接続位置には、被覆膜を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項5>
前記太陽電池は、内周側に切り欠き部を有し、
前記配線部は、前記太陽電池と一体であり、前記切り欠き部から伸びている
ことを特徴とする請求項4記載の電子機器。
<請求項6>
前記太陽電池は、当該太陽電池の一部の上面に位置して上方から下方の視認性を低下させる被覆膜を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項7>
前記太陽電池は、複数のソーラセルを含み、
前記被覆膜は、前記太陽電池を上方から見た平面視で前記複数のソーラセルの境界と重なって位置している
ことを特徴とする請求項6記載の電子機器。
<請求項8>
前記見切り部材は、上方からの前記太陽電池の一部の視認性を低下させる被覆膜を下面に有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項9>
現在時刻を計数する計時部と、
前記現在時刻を前記表示部により表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項10>
少なくとも上端が開口した筒状の形状を有する筐体の内部に、環状の弾性部材により、前記筐体の内周面に沿って環状の太陽電池を固定し、
前記太陽電池の上方に環状の形状を有する光透過性の見切り部材を固定し、
前記筐体の内部に表示部を前記上端側に露出するように収容する
ことを特徴とする電子機器の組み立て方法。
1 電子時計
12 筐体
121 段差面
122 窪み
13 文字板
131 標識
132 小窓
14 指針
15 見切り板
16 ソーラパネル
16a 切り欠き部分
16b 孔部
161 配線板
162 被覆膜
17 風防ガラス
18 裏蓋
19 パッキン
20 回路基板
21 装飾部材
22 バッテリ

Claims (10)

  1. 少なくとも上端が開口した筒状の筐体と、
    前記筐体内に位置し、前記上端側に露出している表示部と、
    前記筐体の内周面に沿った環状の形状を有する光透過性の見切り部材と、
    前記見切り部材の下方に位置する環状の太陽電池と、
    前記太陽電池の外縁を固定する環状の弾性部材と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記見切り部材は、前記弾性部材を介して前記筐体にはめ込まれており、
    前記筐体は、内周面の幅が広がる環状の段差面を有し、
    前記太陽電池は、前記弾性部材により前記外縁が前記段差面上に固定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記太陽電池は、前記見切り部材と離隔していることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 一端が前記太陽電池に接続されて当該太陽電池の発電電力を伝える配線部を備え、
    前記太陽電池のうち少なくとも前記配線部との接続位置には、被覆膜を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記太陽電池は、内周側に切り欠き部を有し、
    前記配線部は、前記太陽電池と一体であり、前記切り欠き部から伸びている
    ことを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記太陽電池は、当該太陽電池の一部の上面に位置して上方から下方の視認性を低下させる被覆膜を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記太陽電池は、複数のソーラセルを含み、
    前記被覆膜は、前記太陽電池を上方から見た平面視で前記複数のソーラセルの境界と重なって位置している
    ことを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 前記見切り部材は、上方からの前記太陽電池の一部の視認性を低下させる被覆膜を下面に有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 現在時刻を計数する計時部と、
    前記現在時刻を前記表示部により表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 少なくとも上端が開口した筒状の形状を有する筐体の内部に、環状の弾性部材により、前記筐体の内周面に沿って環状の太陽電池を固定し、
    前記太陽電池の上方に環状の形状を有する光透過性の見切り部材を固定し、
    前記筐体の内部に表示部を前記上端側に露出するように収容する
    ことを特徴とする電子機器の組み立て方法。
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